JP2002078046A - 特定領域の監視システム - Google Patents

特定領域の監視システム

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JP2002078046A
JP2002078046A JP2001016328A JP2001016328A JP2002078046A JP 2002078046 A JP2002078046 A JP 2002078046A JP 2001016328 A JP2001016328 A JP 2001016328A JP 2001016328 A JP2001016328 A JP 2001016328A JP 2002078046 A JP2002078046 A JP 2002078046A
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JP2001016328A
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Tatsuo Matsunaga
龍雄 松永
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DeNA Co Ltd
Ipex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視端末から得られる監視情報が不正者によ
って得られることを極力防止できる特定領域の監視シス
テムを提供することを提供すること。 【解決手段】 管理装置によって常時、監視情報に関す
る通信の履歴が記録されるため、例え管理装置が不正な
アクセスに対して監視情報を送信したとしても、この通
信履歴の確認によっていち早く不正を発見できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を用いて
監視端末が設置された特定領域を、利用者が所有する電
話やパソコン等の情報端末を用いて、外出先からでも監
視することを可能とする特定領域の監視システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、家を留守にした場合、泥棒の
侵入や火気の始末を気にしなければならず、今日のよう
な治安情勢の悪化に伴い、ますますこのような心配は増
すばかりである。そのため、近年警備会社と契約を行う
ことにより、泥棒の侵入や火災等の発生を未然に防止す
る警備代行業務を行ってもらう個人宅、会社等が増加し
ている。
【0003】現状の警備システムとして、所定のセンサ
ー等を配備した家屋等に泥棒が侵入した場合、センサー
の反応による警備会社への通報で警備会社の警備員がそ
の家屋に急行するシステムがある。
【0004】しかし、このようなマンパワーを利用する
システムであっては、警備員の人件費が極めて高い割合
を占めるため、加入契約料が一般大衆にとって多大なも
のとなり、これ以上の急激な増加は望めないのが現状で
ある。
【0005】このため、通信回線(有線、無線を含む)
を利用して、必要な時、また心配になった時に限らず、
頻繁に断続的にでも特定領域である例えば自宅内の様子
を監視できるようにしたいといった要求がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
監視システムにおける監視端末は、監視対象が不特定な
人間から入手される危険性があり、インターネットを含
む通信回線を用いて安易に監視できない。
【0007】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、監視端末から得られる監視情報が不
正者によって得られることを極力防止できる特定領域の
監視システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特定領域の監視システムは、撮像装置、赤
外線センサー、温度監視センサー、音監視センサー、煙
センサーの少なくとも1つから成る監視手段と、該監視
手段における監視情報を通信回線を介して外部の管理装
置に送信する通信手段と、を有する監視端末と、通信回
線を介して前記監視端末と接続されるとともに、利用者
が所持する情報端末に前記監視端末からの監視情報を送
信可能とされた管理装置と、から構成され、前記監視端
末が設置されている被監視領域を利用者が所持する情報
端末にて監視可能とされた特定領域の監視システムであ
って、前記管理装置は、少なくとも管理装置と利用者の
情報端末との間の前記監視情報に関する通信事実を通信
履歴として記録しておくことを特徴としている。この特
徴によれば、管理装置によって常時、監視情報に関する
通信の履歴が記録されるため、例え管理装置が不正なア
クセスに対して監視情報を送信したとしても、この通信
履歴の確認によっていち早く不正を発見できることにな
る。
【0009】本発明の特定領域の監視システムは、前記
管理装置に記録された通信履歴が、利用者の情報端末に
対して、前記管理装置から適宜送信できるようになって
いることが好ましい。このようにすれば、本来の監視情
報入手資格者が、逐次管理装置から通信履歴を情報端末
で得られるため、不正アクセスの確認を容易に行える。
【0010】本発明の特定領域の監視システムは、前記
利用者の情報端末に送信される通信履歴が、監視情報を
送信した送信日時であることが好ましい。このようにす
れば、監視情報入手資格者のスケジュールと対応させて
不正アクセスの確認を容易に行える。
【0011】本発明の特定領域の監視システムは、前記
記録された通信履歴が、既に監視情報を送信した相手の
情報端末を特定できる電話番号、IPアドレス等の情報
端末識別データであることが好ましい。このようにすれ
ば、不正アクセス者および不正の原因をいち早く確認で
きるばかりか、電話番号やIPアドレスに対して事前に
送信不可の処理が可能となる。
【0012】本発明の特定領域の監視システムは、前記
監視端末は、管理装置を識別可能な識別データが記憶さ
れた記憶手段を具備し、前記アクセス時においてアクセ
ス者の識別データを入手して前記記憶手段に予め登録さ
れている識別データとの比較による認証を実施し、該認
証が完了した場合において前記監視情報を管理装置に送
信することが好ましい。このようにすれば、監視端末が
直接不正アクセスを受けないようにできる。
【0013】前記監視端末は、赤外線センサー、温度セ
ンサー、音センサー、煙センサー等の監視センサーが、
異常状態を検知した際に自ら前記監視情報を前記管理装
置にのみ送信することが好ましい。このようにすれば、
監視端末が直接不正アクセスを受けにくく、またリアル
タイムに近い情報が管理装置に送られ、情報端末からの
監視に供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。
【0015】(実施例1)まず、図1は、本実施例1の
特定領域の監視システムの構成を示すブロック図であ
り、図2は、本実施例1の特定領域の監視システムに用
いた監視端末を示す外観斜視図であり、図3は、前記本
実施例1において用いた監視端末の構成を示すブロック
図であり、図4は、本実施例1において用いた管理コン
ピュータの構成を示すブロック図であり、図5は、本実
施例1の管理コンピュータからの監視画像並びに音声を
出力可能とされた利用者が携帯する携帯電話を示す外観
図である。
【0016】まず、本実施例1の特定領域の監視システ
ムは、図1に示すように、利用者が監視したい場所、例
えば自宅等の被監視領域に設置される監視端末1と、該
監視端末1並びにサービス利用者が所有する情報端末と
に通信回線網5を介してデータ通信可能に接続されたサ
ービス提供者が所有する管理コンピュータ3と、監視サ
ービスの利用者が操作するパソコン14やノートパソコ
ン15や携帯電話11等の情報端末と、から主に構成さ
れている。
【0017】また、本実施例1に用いた監視端末1は、
簡易携帯電話(PHS)端末の通信機能を有しており、
該簡易携帯電話(PHS)システムの基地局2と、所定
周波数である1.9GHzの電波を用いて発呼や着呼並
びにデータの送受が可能とされていて、該基地局2が中
央制御局6を介して公衆の通信回線網5に接続されてい
ることで、各監視端末1は通信回線網5に接続されたサ
ービス提供者が所有する前記管理コンピュータ3との間
において、発呼並びに着呼により通信回線を開き、双方
にデータの送受信を実施できるようになっている。
【0018】まず、本実施例1において用いた監視端末
1は、図2に示すように、天井等に配置可能な箱状の筐
体50の一面に、透明なドーム状のカバー68内部に、
監視手段である監視用CCDカメラ55と、該監視用C
CDカメラ55の監視方向を左右上下に変更可能な方向
変更装置58が内在されているとともに、前記筐体50
の側面には、該監視端末1が前記基地局2と無線通信す
るための所定周波数の電波の送受を行うためのアンテナ
39が回動可能に設けられており、更に他の側面には、
監視領域の音を集音可能な集音マイク53が設けられて
いる。
【0019】また、この監視端末1の筐体50内部の構
成は、図3に示すように、前記アンテナ39を介して前
記基地局2と1.9GHz帯の電波のやり取りを実施す
るための受信部61および送信部62およびアンテナス
イッチ63を備えた無線通信手段である送受信RFモジ
ュール60と、この送受信RFモジュール60により受
信された電波の復調および、前記送受信RFモジュール
60により送信される電波の変調とを実施するπ/4シ
フトQPSK変復調モデム64と、前記管理コンピュー
タの発呼者電話番号データや後述するMPU65が実施
する前記監視用CCDカメラ55や方向変更装置58並
びに集音マイク53等の監視手段並び監視手段の周辺デ
バイスの起動や停止等の制御内容が記述された制御プロ
グラム等が記憶された不揮発性のフラッシュメモリ57
と、前記集音マイク53に接続されて、入力音をデジタ
ルデータに変換するA/DコンバータであるPCMコー
デック52と、内部にレンズにて結像された画像をデジ
タルのデータ列として出力可能な電荷結合素子(CC
D)54を内蔵する監視用CCDカメラ55と、前記P
CMコーデック52並びに電荷結合素子(CCD)54
より出力された音声データ並びに画像データを所定の圧
縮アルゴリズム(MPEG方式)にて圧縮処理するデジ
タルシグナルプロセッサ(DSP)56や、前記監視用
CCDカメラ55の撮影方向の移動を行う方向変更装置
58や、パイロットランプ(LED)69の点灯するド
ライバ59や、これら各部に図3に示すように接続さ
れ、各部の制御等の処理を実施するMPU65とからか
ら構成され、該MPU65内部には、該監視端末1の電
話番号デ−タや識別ID等が記憶された内部ROM66
を有している。尚、図3において白矢印は制御信号を示
し、黒矢印は主にデータ信号を示す。
【0020】また、本実施例の監視端末1には、電力手
段としての電池67が搭載されており、該電池にて動作
可能とされていて、該監視端末1を電力が得られない場
所にも容易に設置できるようになっているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら電力をコンセン
ト等より得られる交流電流を所定の直流電流に変換して
使用するようにしても良い。
【0021】このように、本実施例1の監視端末1は、
通信機能としてPHS端末の無線通信手段を有し、通常
のPHS端末のように通話を実施するのではなく、前記
デジタルシグナルプロセッサ(DSP)56によりMP
EG方式により圧縮された画像並びに音声データを前記
管理コンピュータ3に送信可能とされており、このよう
に、通信手段としてPHSシステムの無線チャンネルを
使用することは、監視端末1を通信回線網5に接続する
ために通信線やケーブル等を接続する必要がなく、その
設置を容易に実施できることから好ましいが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら通信手段として
通信線やケーブル等を使用する通信手段としても良い。
【0022】また、本実施例1では、無線通信手段とし
てPHSシステムの無線チャンネルを使用しており、こ
のようにすることは、PHSシステムは比較的高速のデ
ータ伝送速度を有しており、前記データ圧縮された画像
データや音声データの伝送を迅速に実施できるばかり
か、基地局の通信可能範囲(通話セル)の大きさが比較
的小さいことから、該基地局内の全てのチャネルが使用
されて前記基地局と監視端末1との間の通信が実施でき
なくなる可能性を小さくできることから好ましいが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これら無線通信
手段として、例えば携帯電話システムやデジタルMCA
無線システム等を用いるようにしても良い。
【0023】また、本実施例1では、前記のようにDS
P56を用いて画像データ並びに音声データをMPEG
方式によりデータ圧縮して管理コンピュータ3に送信し
ており、これらデータ圧縮を行うことは、伝送するデー
タ容量を小さくすることで伝送負荷を低減できるととも
に、前記管理コンピュータ3において必要とされる通信
容量を低減でき、回線コストを安価とすることが可能と
なることから好ましいが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0024】また、本実施例1では、前記画像並びに音
をデジタル化し、更にデータ圧縮して送信するようにし
ており、このようにすることは、監視端末1と基地局2
との無線通信が傍受、盗聴されても、送信内容を盗用さ
れ難くできることから好ましいが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0025】また、本実施例1では、監視手段として、
前記監視用CCDカメラ55や集音マイク53を設けて
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら監視手段として、例えば動物等が発する赤外線を感知
可能な赤外線センサーや、設置場所の雰囲気温度を測定
可能な温度監視センサーや(温度による火災監視センサ
ーを含む)、煙監視センサー等を用いるようにしても良
く、これら使用する監視手段は、監視目的に応じて適宜
に選択すれば良い。
【0026】尚、この監視端末1の設置場所としては、
利用者が特に監視したいと望むエリヤの画像や、温度、
音、または煙の確認を実施できるための好適な場所を選
択すれば良く、本実施例1のように障害物の少ない天井
等とし、監視方向を適宜に移動できるようにすること
で、より緻密な監視を実施できるようになることから好
ましい。
【0027】これら各監視端末1からのデータ圧縮され
た画像並びに音データを受信する前記管理コンピュータ
3の構成は、図4に示すように、コンピュ−タ内部にて
比較的高速にてデ−タの送受を行うデ−タバス30に、
利用者からの接続による認証処理や、該利用者に対応し
て登録されている監視端末1への発呼、接続処理や、受
信した画像並びに音データを該利用者の情報端末である
例えば携帯電話11に送信するデータ転送処理を実施可
能な演算能力に優れた中央演算処理装置(CPU)31
や、該CPU31のワークメモリ等に使用されるRAM
32や、ディスプレイ等の表示装置34や、キーボード
やマウス等の入力装置36や、接続サービスの実施履歴
等の登録に使用される現在の時刻情報や任意の年月日の
曜日等のカレンダ−情報を出力可能なリアルタイムクロ
ック(RTC)37、前記監視端末1や利用者の情報端
末である携帯電話11等とのデータ通信を比較的高速に
て実施可能な複数のデジタル通信回線(ISDN)が接
続可能とされた通信回線基板33や、磁気ディスクや光
磁気ディスクから成り、利用者を識別可能な識別符号
(ID)に対応付けて該利用者の暗証番号並びに該利用
者が監視したい場所に設置されている監視端末に付与さ
れている電話番号とが登録された利用者データベース
(DB)、アクセスした利用者の受信記録や情報端末に
対して監視情報を送信した日時や送信した情報端末の電
話番号やIPアドレス等の情報端末識別データを全て記
録として残しておく通信履歴記録部や、前記データ転送
処理内容が記述されたデータ転送プログラムが記憶され
ている記憶装置35と、が接続された比較的処理能力に
優れたコンピュ−タとされている。
【0028】また、本発明において利用者が使用する情
報端末としては、前記管理コンピュータ3にアクセスし
てデータ圧縮された画像データ並びに音データを受信
し、圧縮データを解凍して再生、出力可能なものであれ
ば良く、本実施例では図1に示すように、利用者がパソ
コン14や、ノートパソコン15並びに携帯電話11の
いずれからでも前記管理コンピュータ3にアクセスして
前記監視端末1からの画像データ並びに音データを入手
して、監視を実施できるようになっており、本実施例に
用いた携帯電話11は、図5に示すように、監視画像が
表示可能な比較的大きな表示画面16を有し、前記圧縮
データの解凍処理を実施可能なマイコンを搭載している
ものとされており、イアホン端子口17にイアホンを接
続することで、画面を見ながら音も聞くことができるよ
うになっている。
【0029】以下、本実施例1の監視システムにおける
監視処理の流れについて、図6のフロー図に基づき説明
すると、まず利用者は、外出先等において、監視端末1
が設置されている自宅の様子が不安になった場合に、例
えば自分が所持している携帯電話11から前記監視サー
ビス提供者が所有する管理コンピュータ3の電話番号へ
架電し、ガイダンスに従って自分の利用者IDと暗証番
号とを、携帯電話11を操作して入力する。
【0030】管理コンピュータ3側においては、利用者
の前記携帯電話11より送信されてきた利用者IDと暗
証番号とを、前記記憶装置35に記憶されている利用者
DBの登録データと比較し、比較が一致して正規利用者
と判断された場合において、該利用者DBに利用者ID
に対応付けて登録されている監視端末1の電話番号(P
HS端末番号)への発呼を行う。この際、該発呼に際し
て、通信回線網5の交換機により、発呼者である管理コ
ンピュータ3の電話番号データが発呼信号に乗調されて
前記中央制御局6に送信され、中央制御局6により発信
者電話番号データに変換されて、該発信者電話番号デー
タ並びに発呼情報とが発呼された電話番号に該当する監
視端末1へ、該監視端末1を通話エリア内部に内在する
基地局2を介して送信される。
【0031】この発呼に基づき前記監視端末1は、該発
呼の受信とともに送信されてきた発信者電話番号データ
を予め前記フラッシュメモリ57に登録されている管理
コンピュータ3の電話番号と比較し、該比較が一致した
場合において着呼を実施し、監視手段である監視用CC
Dカメラ55並びに集音マイク53とともに、PCMコ
ーデック52とデータ圧縮処理を行う前記DSP56を
起動する。
【0032】該起動により、監視用CCDカメラ55に
より撮影された画像データ、並びに前記集音マイク53
により集音され前記PCMコーデック52によりデジタ
ル化された音データが、前記DSP56により所定のデ
ータ圧縮方式であるMPEG方式により圧縮データとさ
れ、該圧縮データが前記π/4シフトQPSK変復調モ
デム64により変調されて前記基地局2へ送信され、該
送信された圧縮データが中央制御局6と通信回線網5と
を介して送信され、管理コンピュータ3において受信さ
れるようになっている。
【0033】この監視端末1から送信された画像並びに
音を含む圧縮データは、前記記憶装置35に一時記憶
(蓄積)されて、利用者の情報端末である携帯電話11
への通信回線のデータ伝送速度に合わせて、前記一時記
憶(蓄積)された圧縮データが送信される。上記した情
報端末である携帯電話11と管理コンピュータ3との種
々のコミュニケーションは、全て記録装置35の通信履
歴記録部に記録され、残されている。
【0034】これら利用者の情報端末である携帯電話1
1へ送信された圧縮データは、適宜に解凍されて画像デ
ータが表示画面16に表示されるとともに、音データが
D/A変換されて前記イアホン端子口17より出力され
る。同時に少なくとも管理コンピュータ3から利用者に
いままでに送信処理をした履歴が時系列的に利用者の情
報端末に送られ、正規の利用者は自己のスケジュールと
対応させて第三者による不正なアクセスがなかったかを
確認できる。
【0035】この際、利用者は、撮影されている監視方
向を変えるために、携帯電話11に設けられている十字
キー等を操作すると、該操作データが前記管理コンピュ
ータ3に送信され、該送信に基づく方向変更装置58の
制御指示データが作成されて監視端末1に送信されるこ
とで、利用者が見たい方向に適宜に撮影方向を上下左右
に移動させることができるようにしてもよい。
【0036】これら利用者の監視が終了して利用者が管
理コンピュータ3へのアクセスを終了した場合には、遅
滞なく管理コンピュータ3が監視端末1への通信回線を
切断するようになっており、該通信回線の切断により監
視端末1は前記において発呼時に起動した監視用CCD
カメラ55並びに集音マイク53とともに、PCMコー
デック52とデータ圧縮処理を行う前記DSP56とを
停止或いは準停止のスリープ状態に移行させることで、
監視端末1において使用される電力が極力少ないものと
なるようになっており、このようにすることで、前記電
池67の交換頻度を大幅に低減することができるように
なっている。
【0037】なお、利用者は送信履歴のみならず、各種
履歴情報を得られるようにもできるし、監視データの送
信時でなく、この送信履歴のみを利用者の認証を経て、
送信要求するようにしてもよい。
【0038】(実施例2)まず、図7は、本実施例2の
特定領域の監視システムの構成を示すブロック図であ
り、図8は、本実施例2の特定領域の監視システムに用
いた監視端末を示す外観斜視図であり、図9は、前記本
実施例2において用いた監視端末の構成を示すブロック
図であり、図10は、本実施例2において用いた管理コ
ンピュータの構成を示すブロック図である。
【0039】まず、本実施例2の特定領域の監視システ
ムは、図7に示すように、利用者が監視したい場所、例
えば自宅等の被監視領域a〜cに設置される監視端末4
a〜4cと、該監視端末4a〜4c並びにサービス利用
者が所有する情報端末とに通信回線網5を介してデータ
通信可能に接続されたサービス提供者が所有する管理コ
ンピュータ3と、監視サービスの利用者が操作するパソ
コン14やノートパソコン15や携帯電話11等の情報
端末と、から主に構成されている。
【0040】また、本実施例2に用いた監視端末4a〜
4cは、図7に示すように、主に通信回線網5を介して
サービス提供者が所有する前記管理コンピュータ3との
間において、該管理コンピュータ3からの架電により通
信回線を開き、双方にデータの送受信を実施する通信装
置であるル−タ2と、該ル−タ2に接続されて特定領域
の画像や音等の監視情報を収集する監視ユニット1’と
から構成されている。
【0041】この本実施例2において用いた監視ユニッ
ト1’は、図8に示すように、天井等に配置可能な箱状
の筐体50の下面に、透明なドーム状のカバー68が形
成されているとともに、該カバー68の内部には監視手
段である監視用CCDカメラ55と、該監視用CCDカ
メラ55の監視方向を左右上下に変更可能な方向変更装
置58が内在されているとともに、前記筐体50の側面
からは、前記ル−タ2と接続される通信ケ−ブル51が
導出され、更に他の側面には、監視領域の音を集音可能
な集音マイク53が設けられている。
【0042】また、この監視ユニット1’の筐体50内
部の構成は、図9に示すように、前記ル−タ2との間に
おいて所定の通信プロトコルであるIEEE802.3
/10baseTにて双方向のデ−タ通信を行う通信部
71と、後述するMPU65が行う制御においてワ−ク
メモリとして使用されるとともに、後述するデジタルシ
グナルプロセッサ(DSP)56にて圧縮された画像デ
−タ或いは音声デ−タを一時記憶するSRAM70と、
前記集音マイク53に接続されて入力音をデジタルデー
タに変換するA/DコンバータであるPCMコーデック
52と、内部にレンズにて結像された画像をデジタルの
データ列として出力可能な電荷結合素子(CCD)54
を内蔵する監視用CCDカメラ55と、前記PCMコー
デック52並びに電荷結合素子(CCD)54より出力
された音声データ並びに画像データを所定の圧縮アルゴ
リズム(MPEG方式)にて圧縮処理するデジタルシグ
ナルプロセッサ(DSP)56や、前記監視用CCDカ
メラ55の撮影方向の移動を行う方向変更装置58や、
パイロットランプ(LED)69の点灯するドライバ5
9や、これら各部に図9に示すように接続され、各部の
制御等の処理を実施するMPU65とからから構成さ
れ、該MPU65内部には、該MPU65が実施する前
記監視用CCDカメラ55や方向変更装置58並びに集
音マイク53等の監視手段並びに監視手段の周辺デバイ
スの起動や停止等の制御内容が記述された制御プログラ
ム等が記憶された内部ROM66を有している。尚、図
9において白矢印は制御信号を示し、黒矢印は主にデー
タ信号を示す。
【0043】また、本実施例2の監視ユニット1’に
は、電力手段としての電池67が搭載されており、該電
池にて動作可能とされていて、該監視ユニット1’を電
力が得られない場所にも容易に設置できるようになって
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら電力をコンセント等より得られる交流電流を所定の直
流電流に変換して使用するようにしても良い。
【0044】尚本実施例2では、前記のようにDSP5
6を用いて画像データ並びに音声データをMPEG方式
によりデータ圧縮して管理コンピュータ3に送信してお
り、これらデータ圧縮を行うことは、伝送するデータ容
量を小さくすることで伝送負荷を低減できるとともに、
前記管理コンピュータ3において必要とされる通信容量
を低減でき、回線コストを安価とすることが可能となる
ことから好ましいが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0045】また、本実施例2では、監視手段として、
前記監視用CCDカメラ55や集音マイク53を設けて
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら監視手段として、例えば動物等が発する赤外線を感知
可能な赤外線センサーや、設置場所の雰囲気温度を測定
可能な温度監視センサーや(温度による火災監視センサ
ーを含む)、煙監視センサー等を用いるようにしても良
く、これら使用する監視手段は、監視目的に応じて適宜
に選択すれば良い。
【0046】尚、この監視ユニット1’の設置場所とし
ては、利用者が特に監視したいと望むエリヤの画像や、
温度、音、または煙の確認を実施できるための好適な場
所を選択すれば良く、本実施例2のように障害物の少な
い天井等とし、監視方向を適宜に移動できるようにする
ことで、より緻密な監視を実施できるようになることか
ら好ましい。
【0047】次いで、この監視ユニット1’に接続され
るとともに、前記通信回線網5(ISDN回線)に接続
されて、管理コンピュ−タ3との間にてデ−タの送受信
を行う通信手段であるル−タ2の構成は、図12に示す
ように、前記監視ユニット1’と前記IEEE802.
3/10baseTにて双方向のデ−タ通信を行う通信
部80と、ISDN回線を介してデジタルデ−タの送受
を行うタ−ミナルアダプタ部81と、これら通信部80
とタ−ミナルアダプタ部81との双方に接続されて各部
の制御を行うMPU82と、から主に構成されており、
該MPU82の内部には、登録電話番号として前記管理
コンピュータの電話番号や発呼信号を受信した際の発呼
者電話番号と前記登録されている登録電話番号との比較
処理の内容が記述された制御プログラム等を記憶する記
憶手段としての内部ROM83が設けられている。
【0048】また、本実施例2に用いた前記タ−ミナル
アダプタ部81には、通信回線網5の交換機により発呼
信号とともに送信されてくる発呼者の電話番号デ−タを
取り出す発呼者情報受信手段としてのコ−ルID検出部
84が設けられていて、発呼者の電話番号デ−タを前記
MPU82に対して出力するように構成されている。
【0049】次いで、これら監視ユニット1’とル−タ
2とから構成される各監視端末からのデータ圧縮された
画像並びに音データを受信する前記管理コンピュータ3
の構成は、図10に示すように、コンピュ−タ内部にて
比較的高速にてデ−タの送受を行うデ−タバス30に、
利用者からの接続による認証処理や、該利用者に対応し
て登録されている監視端末への発呼処理や、受信した画
像並びに音データを該利用者の情報端末である例えば携
帯電話11に送信するデータ転送処理を実施可能な演算
能力に優れた中央演算処理装置(CPU)31や、前記
CPU31のワークメモリ等に使用されるRAM32
や、ディスプレイ等の表示装置34や、キーボードやマ
ウス等の入力装置36や、接続サービスの実施履歴等の
登録に使用される現在の時刻情報や任意の年月日の曜日
等のカレンダ−情報を出力可能なリアルタイムクロック
(RTC)37、前記監視端末を構成する各ル−タ2と
のデータ通信を比較的高速にて実施可能なデジタル通信
回線(ISDN)が接続可能とされた監視端末用通信回
線基板38と、利用者の情報端末である携帯電話11等
とのデータ通信を比較的高速にて実施可能な複数のデジ
タル通信回線(ISDN)が接続可能とされた利用者用
通信回線基板33と、磁気ディスクや光磁気ディスクか
ら成り、利用者を識別可能な識別符号(ID)に対応付
けて該利用者の暗証番号並びに該利用者が監視したい場
所に設置されている監視端末に付与されている電話番号
とが登録された利用者データベース(DB)、アクセス
した利用者の受信記録や、情報端末に対して監視情報を
送信した日時や送信した情報端末の電話番号やIPアド
レス等の情報端末識別データを全て記録として残してお
く通信履歴記録部や、前記データ転送処理内容が記述さ
れたデータ転送プログラム並びに前記監視端末への発呼
処理が記述された発呼処理プログラム等が記憶されてい
る記憶装置35と、が接続された比較的処理能力に優れ
たコンピュ−タとされている。
【0050】尚、本実施例2に用いた前記利用者用通信
回線基板33には、利用者が所持する情報端末である携
帯電話11等からの架電において該利用者へ利用者ID
と暗証番号との入力を促すガイダンス音声のデジタルデ
−タをアナログの音声に変換して送信可能なA/D変換
部(図示略)が設けられていて、前記記憶装置35に登
録されたデジタルデ−タに基づく所定のガイダンス音声
を発呼者である利用者に送信可能とされている。
【0051】また前記監視端末用通信回線基板38並び
に利用者用通信回線基板33には、通信回線網5の交換
機により発呼信号とともに送信されてくる発呼者の電話
番号デ−タを取り出す発呼者情報受信手段としてのコ−
ルID検出部(図示略)が設けられていて、発呼者の電
話番号デ−タを前記中央演算処理装置(CPU)31に
対して出力するように構成されている。
【0052】また、本発明において利用者が使用する情
報端末としては、前記管理コンピュータ3にアクセスし
てデータ圧縮された画像データ並びに音データを受信
し、圧縮データを解凍して再生、出力可能なものであれ
ば良く、本実施例では図7に示すように、パソコン14
や、ノートパソコン15並びに携帯電話11のいずれか
らでも利用者が前記管理コンピュータ3にアクセスして
前記監視端末1からの画像データ並びに音データを入手
して、監視を実施できるようになっており、本実施例に
用いた携帯電話11は、実施例1の図5に示すように、
監視画像が表示可能な比較的大きな表示画面16を有
し、前記圧縮データの解凍処理を実施可能なマイコンを
搭載しているものとされおり、イアホン端子口17にイ
アホンを接続することで、画面を見ながら音も聞くこと
ができるようになっている。
【0053】以下、本実施例2の監視システムにおける
監視処理の流れについて、図11のフロー図に基づき説
明すると、まず利用者は、外出先等において、監視端末
1が設置されている自宅の様子が不安になった場合に、
例えば自分が所持している携帯電話11から前記監視サ
ービス提供者が所有する管理コンピュータ3の利用者用
の電話番号へ架電し、ガイダンスに従って自分の利用者
IDと暗証番号とを、携帯電話11を操作して入力す
る。
【0054】管理コンピュータ3側においては、利用者
の前記携帯電話11より送信されてきた利用者IDと暗
証番号とを、前記記憶装置35に記憶されている利用者
DBの登録データと比較し、比較が一致して正規利用者
と判断された場合において、該利用者DBに利用者ID
に対応付けて登録されている監視端末、例えば監視端末
4aを構成する前記ル−タ2の電話番号(ISDN回
線)への発呼を行う。
【0055】この際、該発呼に際して、通信回線網5の
交換機により、発呼者である管理コンピュータ3の電話
番号データが発呼信号とともにル−タ2に送信さる。
【0056】この発呼信号の受信に基づき前記ル−タ2
は、該発呼信号とともに送信されてきた発信者電話番号
データを前記MPU82の内部ROMに予め登録されて
いる管理コンピュータ3の電話番号と比較し、双方の電
話番号が一致した場合において、着呼を実施して通信回
線を開くとともに、前記監視ユニット1’に対して所定
の起動コマンドデ−タを送出する。
【0057】この所定の起動コマンドデ−タの受信に基
づき、前記監視ユニット1’のMPU65は、監視手段
である監視用CCDカメラ55並びに集音マイク53と
ともに、PCMコーデック52とデータ圧縮処理を行う
前記DSP56を起動する。
【0058】このように、本実施例2においては前記起
動コマンドデータの受信により前記監視用CCDカメラ
55等の監視手段の起動を実施するようにすることは、
監視ユニット1’の消費電力を大幅に低減できるように
なることから好ましいが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、これら監視手段の電力消費が少ないもので
ある場合や、監視ユニット1’の動作電力として十分な
電力が供給できる場合等においては、該監視ユニット
1’の監視手段を常時動作状態おしておくようにしても
良い。
【0059】前記着呼による通信回線の接続完了を受け
て該監視ユニット1’は、これら起動された監視用CC
Dカメラ55により撮影された画像データ、並びに前記
集音マイク53により集音され前記PCMコーデック5
2によりデジタル化された音データを、前記DSP56
により所定のデータ圧縮方式であるMPEG方式により
圧縮データとし、該圧縮データが前記通信部60よりル
−タ2に送られ、該ル−タ2から監視用通信回線基板3
8を通じて管理コンピュータ3に送られるようになって
いる。
【0060】この監視端末4aから送信された画像並び
に音を含む圧縮データは、前記記憶装置35に一時記憶
(蓄積)されて、利用者の情報端末である例えば携帯電
話11へ、前記一時記憶(蓄積)された圧縮データが適
宜なファイル形式、例えばC-HTML等に変換されて
送信される。上記した情報端末である携帯電話11と管
理コンピュータ3との種々のコミュニケーションは、全
て記録装置35の通信履歴記録部に記録され、残されて
いる。
【0061】これら利用者の情報端末である携帯電話1
1へ送信された前記圧縮データを含む変換データは、適
宜に解凍されて画像データが表示画面16に表示される
とともに、音データがD/A変換されて前記イアホン端
子口17より出力される。同時に、少なくとも管理コン
ピュータ3から利用者にいままでに送信処理をした履歴
が時系列的に利用者の情報端末に送られ、正規の利用者
は自己のスケジュールと対応させて第三者による不正な
アクセスがなかったかを確認できる。
【0062】これら利用者の監視が終了して利用者が管
理コンピュータ3へのアクセスを終了した場合には、遅
滞なく管理コンピュータ3が前記ル−タ2との通信回線
を切断するようになっており、該通信回線の切断により
監視ユニット1’は前記において起動した監視用CCD
カメラ55並びに集音マイク53とともに、PCMコー
デック52とデータ圧縮処理を行う前記DSP56とを
停止或いは準停止のスリープ状態に移行させることで、
監視端末1において使用される電力が極力少ないものと
なるようになっており、このようにすることで、前記電
池67の交換頻度を大幅に低減することができるように
なっている。
【0063】なお、利用者は送信履歴のみならず、各種
履歴情報を得られるようにもできるし、監視データの送
信時でなく、この送信履歴のみを利用者の認証を経て送
信要求するようにしてもよい。
【0064】以上、本発明を図面により説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっ
ても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0065】例えば、前記においては監視端末を構成す
るル−タ2や管理コンピュータ3や利用者の情報端末で
ある携帯電話11が通信回線網5を介して接続されてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
通信回線網5をコンピュータネットワークであるインタ
ーネット網としても良い。
【0066】また、前記実施例2では、前記監視ユニッ
ト1’を天井に設置可能な形状としているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら監視ユニットを
図13に示すように、壁掛け型の監視ユニット1’とし
たり、その他の設置場所に合わせた適宜な形状としても
良いことは言うまでもない。
【0067】また、前記実施例2では、監視端末を監視
ユニット1’とル−タ2とから構成しているが、これら
を1つの筐体内部に収容して監視端末を構成するように
しても良い。
【0068】また、前記実施例2では、ルータ2に1つ
の監視ユニット1’を接続しているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、同一のルータ2に複数の監視
ユニット1’を接続するようにしても良い。
【0069】また、前記実施例2では、ルータ2と監視
ユニット1’を通信ケーブル51にて接続しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これらルータ
2と監視ユニット1’とを無線通信、例えば無線LAN
等により接続したり、或いはルータ2自体が携帯電話網
や簡易型携帯電話(PHS)網に接続可能な無線通信機
能を有するものであっても良い。
【0070】また、前記実施例2では、監視端末用通信
回線基板38と利用者用通信回線基板33とを個別とし
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れらに代えて多数の回線を接続可能な同一の通信回線基
板を使用するようにしても良い。
【0071】(実施例3)まず、図14は、本実施例3
の特定領域の監視システムの構成を示すブロック図であ
り、図15は、本実施例3の特定領域の監視システムに
用いた監視端末を示す外観斜視図であり、図16は、前
記本実施例において用いた監視端末の構成を示すブロッ
ク図であり、図17は、本実施例3において用いた管理
コンピュータの構成を示すブロック図である。
【0072】まず、本実施例3の特定領域の監視システ
ムは、図14に示すように、利用者が監視したい場所、
例えば自宅等の被監視領域a〜cに設置される監視端末
4a〜4cと、該監視端末4a〜4c並びにサービス利
用者が所有する情報端末とに通信回線網5を介してデー
タ通信可能に接続されたサービス提供者が所有する管理
コンピュータ3と、監視サービスの利用者が操作するパ
ソコン14やノートパソコン15や携帯電話11等の情
報端末と、から主に構成されている。
【0073】また、本実施例3に用いた監視端末4a〜
4cは、図14に示すように、主に通信回線網5を介し
てサービス提供者が所有する前記管理コンピュータ3と
の間において、前記監視端末4a〜4c側からの架電に
より通信回線を開く通信装置であるル−タ2と、該ル−
タ2に接続されて特定領域の画像や音等の監視情報を収
集する監視ユニット1’とから構成されている。また、
ルータ2には監視センサー90が設けられ、この監視セ
ンサー90の異常検知によって、自動的に通信回線を開
き、監視情報を管理コンピュータ3に送信できるように
なっている。また、監視センサー90をルータ2に接続
せず、監視ユニット1’に接続し、監視ユニット1’の
通信部からの指示でルータ2を介して通信回線を開いて
もよい。
【0074】この本実施例3において用いた監視ユニッ
ト1’は、図15に示すように、天井等に配置可能な箱
状の筐体50の下面に、透明なドーム状のカバー68が
形成されているとともに、該カバー68の内部には監視
手段である監視用CCDカメラ55と、該監視用CCD
カメラ55の監視方向を左右上下に変更可能な方向変更
装置58が内在されているとともに、前記筐体50の側
面からは、前記ル−タ2と接続される通信ケ−ブル51
が導出され、更に他の側面には、監視領域の音を集音可
能な集音マイク53が設けられている。
【0075】また、この監視ユニット1’の筐体50内
部の構成は、図16に示すように、前記ル−タ2との間
において所定の通信プロトコルであるIEEE802.
3/10baseTにて双方向のデ−タ通信を行う通信
部71と、後述するMPU65が行う制御においてワ−
クメモリとして使用されるとともに、後述するデジタル
シグナルプロセッサ(DSP)56にて圧縮された画像
デ−タ或いは音声デ−タを一時記憶するSRAM70
と、前記集音マイク53に接続されて入力音をデジタル
データに変換するA/DコンバータであるPCMコーデ
ック52と、内部にレンズにて結像された画像をデジタ
ルのデータ列として出力可能な電荷結合素子(CCD)
54を内蔵する監視用CCDカメラ55と、前記PCM
コーデック52並びに電荷結合素子(CCD)54より
出力された音声データ並びに画像データを所定の圧縮ア
ルゴリズム(MPEG方式)にて圧縮処理するデジタル
シグナルプロセッサ(DSP)56や、前記監視用CC
Dカメラ55の撮影方向の移動を行う方向変更装置58
や、パイロットランプ(LED)69の点灯するドライ
バ59や、これら各部に図16に示すように接続され、
各部の制御等の処理を実施するMPU65とからから構
成され、該MPU65内部には、該MPU65が実施す
る前記監視用CCDカメラ55や方向変更装置58並び
に集音マイク53等の監視手段並びに監視手段の周辺デ
バイスの起動や停止等の制御内容が記述された制御プロ
グラム等が記憶された内部ROM66を有している。
尚、図16において白矢印は制御信号を示し、黒矢印は
主にデータ信号を示す。
【0076】また、本実施例3の監視ユニット1’に
は、電力手段としての電池67が搭載されており、該電
池にて動作可能とされていて、該監視ユニット1’を電
力が得られない場所にも容易に設置できるようになって
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら電力をコンセント等より得られる交流電流を所定の直
流電流に変換して使用するようにしても良い。
【0077】尚本実施例3では、前記のようにDSP5
6を用いて画像データ並びに音声データをMPEG方式
によりデータ圧縮して管理コンピュータ3に送信してお
り、これらデータ圧縮を行うことは、伝送するデータ容
量を小さくすることで伝送負荷を低減できるとともに、
前記管理コンピュータ3において必要とされる通信容量
を低減でき、回線コストを安価とすることが可能となる
ことから好ましいが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0078】また、本実施例3では、監視手段として、
前記監視用CCDカメラ55や集音マイク53を設けて
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、赤外
線カメラ、ビデオ等も利用できる。また、前記した監視
センサー90として、例えば動物等が発する赤外線を感
知可能な赤外線センサーや、設置場所の雰囲気温度を測
定可能な温度監視センサーや(温度による火災監視セン
サーを含む)、煙監視センサー等であり、これら使用す
る監視センサー90は、監視目的に応じて適宜に選択す
れば良い。
【0079】尚、この監視ユニット1’や監視センサー
90の設置場所としては、利用者が特に監視したいと望
むエリヤの画像や、温度、音、または煙の確認を実施で
きるための好適な場所を選択すれば良く、本実施例3の
ように障害物の少ない天井等とし、監視方向を適宜に移
動できるようにすることで、より緻密な監視を実施でき
るようになることから好ましい。
【0080】次いで、この監視ユニット1’に接続され
るとともに、前記通信回線網5(ISDN回線)に接続
されて、管理コンピュ−タ3との間にてデ−タの送受信
を行う通信手段であるル−タ2の構成は、図19に示す
ように、前記監視ユニット1’と前記IEEE802.
3/10baseTにて双方向のデ−タ通信を行う通信
部80と、ISDN回線を介してデジタルデ−タの送受
を行うタ−ミナルアダプタ部81と、これら通信部80
とタ−ミナルアダプタ部81との双方に接続されて各部
の制御を行うMPU82と、から主に構成されており、
該MPU82の内部には、登録電話番号としてデータ送
信先である前記管理コンピュータの電話番号や、監視セ
ンサー90および異常検出部91からの信号を受信した
際に該管理コンピュータへの架電処理の内容が記述され
た制御プログラム等を記憶する内部ROM83が設けら
れている。
【0081】また、本実施例3に用いた前記タ−ミナル
アダプタ部81には、監視センサー90が例えば人の侵
入、火災、煙等を検知して送信されてくる信号を取り出
す異常検出部91が設けられていて、ここから発呼指令
を前記MPU82に対して出力するように構成されてい
る。
【0082】次いで、これら監視ユニット1’とル−タ
2とから構成される各監視端末からのデータ圧縮された
画像並びに音データを受信する前記管理コンピュータ3
の構成は、図18に示すように、コンピュ−タ内部にて
比較的高速にてデ−タの送受を行うデ−タバス30に、
利用者からの接続による認証処理や、該利用者に対応し
て登録されている監視端末からの着呼処理や、監視端末
側で異常が発生したことを画像データ等の受信によって
認知した場合に利用者へ送るための告知データ、および
受信した画像並びに音データを該利用者の情報端末であ
る例えば携帯電話11に送信するデータ転送処理を実施
可能な演算能力に優れた中央演算処理装置(CPU)3
1や、前記CPU31のワークメモリ等に使用されるR
AM32や、ディスプレイ等の表示装置34や、キーボ
ードやマウス等の入力装置36や、接続サービスの実施
履歴等の登録に使用される現在の時刻情報や任意の年月
日の曜日等のカレンダ−情報を出力可能なリアルタイム
クロック(RTC)37、前記監視端末を構成する各ル
−タ2とのデータ通信を比較的高速にて実施可能なデジ
タル通信回線(ISDN)が接続可能とされた監視端末
用通信回線基板38と、利用者の情報端末である携帯電
話11等とのデータ通信を比較的高速にて実施可能な複
数のデジタル通信回線(ISDN)が接続可能とされた
利用者用通信回線基板33と、磁気ディスクや光磁気デ
ィスクから成り、利用者を識別可能な識別符号(ID)
に対応付けて該利用者の暗証番号並びに該利用者が監視
したい場所に設置されている監視端末に付与されている
電話番号とが登録された利用者データベース(DB)、
アクセスした利用者の受信記録や、情報端末に対して監
視情報を送信した日時や送信した情報端末の電話番号や
IPアドレス等の情報端末識別データを全て記録として
残しておく通信履歴記録部や、前記データ転送処理内容
が記述されたデータ転送プログラム並びに前記監視端末
からの着呼処理が記述された発呼処理プログラム等が記
憶されている記憶装置35と、が接続された比較的処理
能力に優れたコンピュ−タとされている。
【0083】尚、本実施例3に用いた前記利用者用通信
回線基板33には、利用者が所持する情報端末である携
帯電話11等からの架電において該利用者へ利用者ID
と暗証番号との入力を促すガイダンス音声のデジタルデ
−タをアナログの音声に変換して送信可能なA/D変換
部(図示略)が設けられていて、前記記憶装置35に登
録されたデジタルデ−タに基づく所定のガイダンス音声
を発呼者である利用者に送信可能とされている。
【0084】また前記監視端末用通信回線基板38並び
に利用者用通信回線基板33には、通信回線網5の交換
機により発呼信号とともに送信されてくる発呼者の電話
番号デ−タを取り出す発呼者情報受信手段としてのコ−
ルID検出部(図示略)が設けられていて、発呼者の電
話番号デ−タを前記中央演算処理装置(CPU)31に
対して出力するように構成されている。
【0085】また、本発明において利用者が使用する情
報端末としては、前記管理コンピュータ3にアクセスし
てデータ圧縮された画像データ並びに音データを受信
し、圧縮データを解凍して再生、出力可能なものであれ
ば良く、本実施例3では図14に示すように、パソコン
14や、ノートパソコン15並びに携帯電話11のいず
れからでも利用者が前記管理コンピュータ3にアクセス
して前記監視端末1からの画像データ並びに音データを
入手して、監視を実施できるようになっており、本実施
例に用いた携帯電話11は、実施例1の図5に示すよう
に、監視画像が表示可能な比較的大きな表示画面16を
有し、前記圧縮データの解凍処理を実施可能なマイコン
を搭載しているものとされおり、イアホン端子口17に
イアホンを接続することで、画面を見ながら音も聞くこ
とができるようになっている。
【0086】以下、本実施例3の監視システムにおける
監視処理の流れについて、図17のフロー図に基づき説
明すると、前述のように、監視端末1側には監視センサ
ー90が設置されており、この監視センサー90が何ら
かの外部要因としての異常を検知すると、この異常信号
が異常検出部91に流れ、MPU82に対して発呼信号
が出力される。このため、管理コンピュータ3に対し
て、監視ユニット1’で撮像や採音により得られたデー
タが圧縮データとして自動的に送信される。この実施例
では、監視センサー90により異常が検出された際に撮
像や採音装置が起動するようになっているが、この撮像
や採音装置は常時起動状態にあり、通信回線を開くのみ
にしてもよい。もちろん通信回線が常時接続状態に有る
場合には、撮像や採音装置から得られた監視情報を例え
ばパケット通信により異常時のみに管理コンピュータ3
に送信することもできる。
【0087】管理コンピュータ3が前記の監視情報およ
び、または異常有りの情報を受けると、監視情報がここ
に一時蓄積される。ここで、管理コンピュータ3は種々
の方法で契約もしくは登録されている利用者に何らかの
異常が発生した旨の告知を行う。この方法としては、メ
ールやコール等が好ましい。またメールやコールは所定
時間毎に利用者に送られ、利用者が監視情報を要求した
場合に、告知を終了することが好ましい。この例を用い
ると、利用者が何らかの原因で電話に出られないような
場合に、データが管理コンピュータ3側に残っているた
め、利用者は前記原因がなくなった時いつでも監視情報
を得られる。
【0088】利用者が何らかの告知データを得ると、利
用者は、例えば自分が所持している携帯電話11から前
記監視サービス提供者が所有する管理コンピュータ3の
利用者用の電話番号へ架電し、ガイダンスに従って自分
の利用者IDと暗証番号とを、携帯電話11を操作して
入力する。
【0089】管理コンピュータ3側においては、利用者
の前記携帯電話11より送信されてきた利用者IDと暗
証番号とを、前記記憶装置35に記憶されている利用者
DBの登録データと比較し、比較が一致して正規利用者
と判断された場合において、この監視端末4aから送信
された画像並びに音を含む圧縮データは、前記記憶装置
35に一時記憶(蓄積)されており、利用者の情報端末
である例えば携帯電話11へ、前記一時記憶(蓄積)さ
れた圧縮データが適宜なファイル形式、例えばC-HT
ML等に変換されて送信される。上記した情報端末であ
る携帯電話11と管理コンピュータ3との種々のコミュ
ニケーションは、全て記録装置35の通信履歴記録部に
記録され、残されている。
【0090】これら利用者の情報端末である携帯電話1
1へ送信された前記圧縮データを含む変換データは、適
宜に解凍されて画像データが表示画面16に表示される
とともに、音データがD/A変換されて前記イアホン端
子口17より出力される。同時に、少なくとも管理コン
ピュータ3から利用者にいままでに送信処理をした履歴
が時系列的に利用者の情報端末に送られ、正規の利用者
は自己のスケジュールと対応させて第三者による不正な
アクセスがなかったかを確認できる。
【0091】これら利用者の監視が終了して利用者が管
理コンピュータ3へのアクセスを終了した場合には、遅
滞なく管理コンピュータ3が前記ル−タ2との通信回線
を切断するようになっており、該通信回線の切断により
監視ユニット1’は前記において起動した監視用CCD
カメラ55並びに集音マイク53とともに、PCMコー
デック52とデータ圧縮処理を行う前記DSP56とを
停止或いは準停止のスリープ状態に移行させる。
【0092】なお、利用者は送信履歴のみならず、各種
履歴情報を得られるようにもできるし、監視データの送
信時でなく、この送信履歴のみを利用者の認証を経て送
信要求するようにしてもよい。
【0093】(実施例4)実施例4として、図20に示
されるように管理コンピュータ3から利用者の情報端末
に直接前記受信した監視情報を送信してもよい。このケ
ースでは、図17に示される利用者からの架電は不要と
なり、管理コンピュータ3のデータ受信、一時蓄積の次
に、直接利用者へのデータ送信という処理となる。
【0094】以上、本発明を図面により説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっ
ても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0095】例えば、前記においては監視端末を構成す
るル−タ2や管理コンピュータ3や利用者の情報端末で
ある携帯電話11が通信回線網5を介して接続されてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
通信回線網5をコンピュータネットワークであるインタ
ーネット網としても良い。
【0096】また、前記実施例3では、前記監視ユニッ
ト1’を天井に設置可能な形状としているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら監視ユニットを
図13に示すように、壁掛け型の監視ユニット1’とし
たり、その他の設置場所に合わせた適宜な形状としても
良いことは言うまでもない。
【0097】また、前記実施例3では、監視端末を監視
ユニット1’とル−タ2とから構成しているが、これら
を1つの筐体内部に収容して監視端末を構成するように
しても良い。
【0098】また、前記実施例3では、ルータ2に1つ
の監視ユニット1’を接続しているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、同一のルータ2に複数の監視
ユニット1’を接続するようにしても良い。
【0099】また、前記実施例3では、ルータ2と監視
ユニット1’を通信ケーブル51にて接続しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これらルータ
2と監視ユニット1’とを無線通信、例えば無線LAN
等により接続したり、或いはルータ2自体が携帯電話網
や簡易型携帯電話(PHS)網に接続可能な無線通信機
能を有するものであっても良い。
【0100】また、前記実施例3では、監視端末用通信
回線基板38と利用者用通信回線基板33とを個別とし
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れらに代えて多数の回線を接続可能な同一の通信回線基
板を使用するようにしても良い。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0102】(a)請求項1に記載の発明によれば、管
理装置によって常時監視情報に関する通信の履歴が記録
されるため、例え管理装置が不正なアクセスに対して監
視情報を送信したとしても、この通信履歴の確認によっ
ていち早く不正を発見できることになる。
【0103】(b)請求項2に記載の発明によれば、本
来の監視情報入手資格者が、逐次管理装置から通信履歴
を情報端末で得られるため、不正アクセスの確認を容易
に行える。
【0104】(c)請求項3に記載の発明によれば、監
視情報入手資格者のスケジュールと対応させて不正アク
セスの確認を容易に行える。
【0105】(d)請求項4に記載の発明によれば、不
正アクセス者および不正の原因をいち早く確認できるば
かりか、電話番号やIPアドレスに対して事前に送信不
可の処理が可能となる。
【0106】(e)請求項5に記載の発明によれば、監
視端末が直接不正アクセスを受けないようにできる。
【0107】(f)請求項6に記載の発明によれば、監
視端末が直接不正アクセスを受けにくく、またリアルタ
イムに近い情報が管理装置に送られ、情報端末からの監
視に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における特定領域の監視シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1において用いた監視端末を示
す外観斜視図である。
【図3】本発明の実施例1において用いた監視端末の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例1において用いた管理コンピュ
ータの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例1において用いた利用者が携帯
する携帯電話を示す外観図である。
【図6】本発明の実施例1の監視システムにおける監視
処理の流れを示すフロー図である。
【図7】本発明の実施例2における特定領域の監視シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例2において用いた監視ユニット
を示す外観斜視図である。
【図9】本発明の実施例2において用いた監視端末の構
成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例2において用いた管理コンピ
ュータの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施例2の特定領域監視システムに
おける監視処理の流れを示すフロー図である。
【図12】本発明の実施例2において用い通信手段であ
るルータの構成を示すブロック図である。
【図13】本発明におけるその他の形態の監視ユニット
を示す図である。
【図14】本発明の実施例3における特定領域の監視シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施例3において用いた監視ユニッ
トを示す外観斜視図である。
【図16】本発明の実施例3において用いた監視端末の
構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施例3の特定領域監視システムに
おける監視処理の流れを示すフロー図である。
【図18】本発明の実施例3において用いた管理コンピ
ュータの構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の実施例3における特定領域の監視シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の実施例4の特定領域監視システムに
おける監視処理の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
1 監視端末 1’ 監視ユニット 2 ルータ(通信手段) 3 管理コンピュータ 4a 監視端末(監視領域a) 4b 監視端末(監視領域b) 4c 監視端末(監視領域c) 5 通信回線網 6 中央制御室 11 携帯電話(情報端末) 14 パソコン(情報端末) 15 ノートパソコン(情報端末) 16 表示画面 17 イアホン端子口 20 基地局 30 データバス 31 中央演算処理装置(CPU) 32 RAM 33 利用者用通信回線基板 34 表示装置 35 記憶装置 36 入力装置 37 リアルタイムクロック(RTC) 38 監視端末用通信回線基板 39 アンテナ 50 筐体 51 通信ケーブル 52 PCMコーデック 53 集音マイク 54 電荷結合素子(CCD) 55 監視用CCDカメラ 56 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 57 フラッシュメモリ 58 方向変更装置 59 ドライバ 60 送受信RFモジュール 61 受信部 62 送信部 63 アンテナスイッチ 64 π/4シフトQPSK変復調モデム 65 MPU 66 内部ROM 67 電池 68 カバー 69 パイロットランプ(LED) 70 SRAM 71 通信部 80 通信部 81 タ−ミナルアダプタ部 82 MPU 83 内部ROM 84 コ−ルID検出部(発呼者情報受信手段) 90 監視センサー 91 異常検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 301 H04M 11/00 301 H04Q 9/14 H04Q 9/14 J Fターム(参考) 5C087 AA04 AA09 AA21 AA23 AA44 BB12 BB14 BB20 BB44 BB46 BB65 BB74 BB76 CC52 DD04 DD05 DD24 EE05 EE17 FF01 FF04 FF10 FF13 FF17 FF19 FF20 FF23 GG03 GG04 GG11 GG21 GG24 GG30 GG67 GG70 5K048 BA10 BA53 DC01 DC07 EA16 EB01 EB08 EB10 EB13 EB14 HA01 HA02 5K101 KK13 LL01 LL11 PP04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置、赤外線センサー、温度監視セ
    ンサー、音監視センサー、煙センサーの少なくとも1つ
    から成る監視手段と、該監視手段における監視情報を通
    信回線を介して外部の管理装置に送信する通信手段と、
    を有する監視端末と、通信回線を介して前記監視端末と
    接続されるとともに、利用者が所持する情報端末に前記
    監視端末からの監視情報を送信可能とされた管理装置
    と、から構成され、前記監視端末が設置されている被監
    視領域を利用者が所持する情報端末にて監視可能とされ
    た特定領域の監視システムであって、前記管理装置は、
    少なくとも管理装置と利用者の情報端末との間の前記監
    視情報に関する通信事実を通信履歴として記録しておく
    ことを特徴とする特定領域の監視システム。
  2. 【請求項2】 前記管理装置に記録された通信履歴が、
    利用者の情報端末に対して、前記管理装置から適宜送信
    できるようになっている請求項1に記載の特定領域の監
    視システム。
  3. 【請求項3】 前記利用者の情報端末に送信される通信
    履歴が、監視情報を送信した送信日時である請求項2に
    記載の特定領域の監視システム。
  4. 【請求項4】 前記記録された通信履歴が、既に監視情
    報を送信した相手の情報端末を特定できる電話番号、I
    Pアドレス等の情報端末識別データである請求項1ない
    し3のいずれかに記載の特定領域の監視システム。
  5. 【請求項5】 前記監視端末は、管理装置を識別可能な
    識別データが記憶された記憶手段を具備し、前記アクセ
    ス時においてアクセス者の識別データを入手して前記記
    憶手段に予め登録されている識別データとの比較による
    認証を実施し、該認証が完了した場合において前記監視
    情報を管理装置に送信する請求項1ないし4のいずれか
    に記載の特定領域の監視システム。
  6. 【請求項6】 前記監視端末は、赤外線センサー、温度
    センサー、音センサー、煙センサー等の監視センサー
    が、異常状態を検知した際に自ら前記監視情報を前記管
    理装置にのみ送信する請求項1ないし4のいずれかに記
    載の特定領域の監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004166229A (ja) * 2002-07-29 2004-06-10 Jiun-Bei Chang 身付きガイド及びプロテクトシステムのオペレーション方法と独立式身付きガイド及びプロテクトデバイスと分離式身付きガイド及びプロテクトデバイス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004166229A (ja) * 2002-07-29 2004-06-10 Jiun-Bei Chang 身付きガイド及びプロテクトシステムのオペレーション方法と独立式身付きガイド及びプロテクトデバイスと分離式身付きガイド及びプロテクトデバイス

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