JP2002064645A - 特定領域の監視システム - Google Patents

特定領域の監視システム

Info

Publication number
JP2002064645A
JP2002064645A JP2000247870A JP2000247870A JP2002064645A JP 2002064645 A JP2002064645 A JP 2002064645A JP 2000247870 A JP2000247870 A JP 2000247870A JP 2000247870 A JP2000247870 A JP 2000247870A JP 2002064645 A JP2002064645 A JP 2002064645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
call
terminal
information
management device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000247870A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Matsunaga
龍雄 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ipex Co Ltd
Original Assignee
Ipex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ipex Co Ltd filed Critical Ipex Co Ltd
Priority to JP2000247870A priority Critical patent/JP2002064645A/ja
Publication of JP2002064645A publication Critical patent/JP2002064645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特定者以外の第三者が監視端末より監視情報
を入手することを不可能にすること。 【解決手段】 撮像装置を有する監視手段1の監視情報
を通信回線5を介して外部の管理装置3に送信する監視
端末4a〜4cと、通信回線5を介して前記監視端末4
a〜4cと接続されるとともに、利用者が所持する情報
端末11,14,15に前記監視端末4a〜4cからの
監視情報を送信可能とされた管理装置3と、から構成さ
れ、前記管理装置3は、前記監視端末4a〜4cに対し
て発呼し、前記監視端末4a〜4cは、前記発呼信号の
受信に基づき予め登録されている前記管理装置3の電話
番号に架電し、前記管理装置3は、該監視端末4a〜4
cからの発呼信号の受信に基づいて着呼を実施し、前記
監視端末4a〜4cより送られてくる前記監視手段1に
よって得られた監視情報を利用者が所持する情報端末1
1,14,15に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を用いて
監視端末が設置された特定領域を、利用者が所有する電
話やパソコン等の情報端末を用いて、外出先からでも監
視することを可能とする特定領域の監視システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より家を留守にした場合、泥棒の侵
入や火気の始末を気にしなければならず、今日のような
治安情勢の悪化に伴い、ますますこのような心配は増す
ばかりである。そのため、近年警備会社と契約を行うこ
とにより、泥棒の侵入や火災等の発生を未然に防止する
警備代行業務を行ってもらう個人宅、会社等が増加して
いる。また、老人等の介護要求が増え、煩雑な作業も増
加している。
【0003】このような警備システムとしては、所定の
センサー等を配備した家屋等に泥棒が侵入した場合、セ
ンサーの反応による警備会社への通報で警備会社の警備
員がその家屋に急行するシステムがあり、また、老人等
にもしもの際にも警備会社や介護人が急行するシステム
もある。
【0004】しかし、このようなマンパワーを利用する
システムであっては、警備員或いは介護人の人件費が極
めて高い割合を占めるため、加入契約料が一般大衆にと
って多大なものとなり、これ以上の急激な増加は望めな
いのが現状である。
【0005】このため、通信回線を利用して、必要な
時、また心配になった時に限らず、頻繁に断続的にでも
特定領域である例えば自宅内の様子を監視できるように
した特定領域の監視システムが提案されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
監視システムにおいては、前記監視端末に通信回線を介
して特定以外の人間がアクセスして監視領域の画像等の
監視情報を入手することができてしまうと、プライバシ
−が保護されなくなってしまうという問題があり、これ
ら特定者以外の第三者が監視端末より監視情報を入手す
ることが不可能なシステムが切望されていた。
【0007】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、特定者以外の第三者が監視端末より
監視情報を入手することが不可能な特定領域の監視シス
テムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特定領域の監視システムは、少なくとも撮
像装置を有する監視手段と、該監視手段における監視情
報を通信回線を介して外部の管理装置に送信する通信手
段と、を有する監視端末と、通信回線を介して前記監視
端末と接続されるとともに、利用者が所持する情報端末
に前記監視端末からの監視情報を送信可能とされた管理
装置と、から構成され、前記監視端末が設置されている
被監視領域を利用者が所持する情報端末にて監視可能と
された特定領域の監視システムであって、前記管理装置
は、前記通信回線を介して前記監視端末に対して発呼す
る発呼処理を実施し、前記監視端末は、前記発呼信号の
受信に基づき予め登録されている前記管理装置の電話番
号に架電し、前記管理装置は、該監視端末からの架電に
基づく発呼信号の受信に基づいて着呼を実施し、前記監
視端末より送られてくる前記監視手段によって得られた
監視情報を利用者が所持する情報端末に配信することを
特徴している。この特徴によれば、前記監視端末は前記
管理装置からの発呼信号の受信に基づいて予め登録され
ている前記管理装置の電話番号に逆に架電して通信回線
を開くようになるため、仮に第三者からの架電があって
もこれら第三者との通信回線が開かれることがないこと
から、特定者以外の第三者が監視端末より監視情報を入
手することを不可能とすることができる。
【0009】本発明の特定領域の監視システムは、前記
管理装置が実施する発呼処理においては、前記監視端末
に対し所定回数の発呼信号の送信を行った時点で発呼の
中断が実施されるとともに、前記監視端末は、受信した
発呼信号の回数が所定回数にて中断した場合において、
予め登録されている前記管理装置への架電を実施するこ
とが好ましい。このようにすれば、受信した発呼信号が
所定回数にて中断した場合においてのみ、監視端末が前
記管理装置への架電を実施するようになるため、例えば
間違い電話等によって前記管理装置への架電が実施され
る不都合を可能な限り回避できるとともに、これら所定
回数を秘密とすることでシステムのセキリティを高いも
のとすることができる。
【0010】本発明の特定領域の監視システムは、前記
監視端末は、前記管理装置からの発呼信号の受信時にお
いて、該発呼信号に乗調されてくる発呼者の電話番号情
報の受信を行う発呼者情報受信手段を具備し、該発呼者
情報受信手段にて受信した発呼者の電話番号情報が予め
登録されている前記管理装置の電話番号に一致した場合
において、該管理装置への発呼を実施することが好まし
い。このようにすれば、所定回数の発呼信号の受信のみ
ならず、発呼信号に乗調されてくる発呼者の電話番号情
報により発呼者が管理装置であることを確認できるよう
になることから、システムのセキリティをより高いもの
とすることができる。
【0011】本発明の特定領域の監視システムは、前記
管理装置は、前記監視端末からの発呼信号の受信時にお
いて、該発呼信号に乗調されてくる発呼者の電話番号情
報を受信し、該受信した発呼者の電話番号情報が前記発
呼処理において発呼した前記監視端末の電話番号に一致
した場合において、前記着呼を実施することが好まし
い。このようにすれば、管理装置は、発呼信号の受信に
際して、その発呼者がどの監視端末であるかを確認する
ことができるようになり、システム全体のセイキュリテ
ィをより一層高められるばかりか、管理装置が複数の監
視端末を管理する場合に発呼者がどの監視端末であるか
を判別することが可能となり、これらの判別制御を容易
に実施することができる。
【0012】本発明の特定領域の監視システムは、前記
監視端末は、前記管理装置への発呼を実施する際におい
て前記監視手段の起動を実施し、前記管理装置との通信
終了時において前記監視手段を動作を停止或いは準停止
状態とすることが好ましい。このようにすれば、前記監
視端末は、管理装置とのやり取りのない期間において
は、前記監視手段の動作が停止或いは準動作停止状態
(スリープ状態)とされるようになるため、監視端末の
消費電力を著しく低減することが可能となり、結果的に
電池交換の煩雑さや電気代金の増加による利用者の負担
増を軽減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。 (実施例)まず、図1は、本実施例の特定領域の監視シ
ステムの構成を示すブロック図であり、図2は、本実施
例の特定領域の監視システムに用いた監視端末を示す外
観斜視図であり、図3は、前記本実施例において用いた
監視端末の構成を示すブロック図であり、図4は、本実
施例において用いた管理コンピュータの構成を示すブロ
ック図であり、図5は、本実施例の管理コンピュータか
らの監視画像並びに音声を出力可能とされた利用者が携
帯する携帯電話を示す外観図である。
【0014】まず、本実施例の特定領域の監視システム
は、図1に示すように、利用者が監視したい場所、例え
ば自宅等の被監視領域a〜cに設置される監視端末4a
〜4cと、該監視端末4a〜4c並びにサービス利用者
が所有する情報端末とに通信回線網5を介してデータ通
信可能に接続されたサービス提供者が所有する管理コン
ピュータ3と、監視サービスの利用者が操作するパソコ
ン14やノートパソコン15や携帯電話11等の情報端
末と、から主に構成されている。
【0015】また、本実施例に用いた監視端末4a〜4
cは、図1に示すように、主に通信回線網5を介してサ
ービス提供者が所有する前記管理コンピュータ3との間
において、該管理コンピュータ3からの発呼に基づく架
電(コールバック)により通信回線を開き、双方にデー
タの送受信を実施する通信装置であるル−タ2と、該ル
−タ2に接続されて特定領域の画像や音等の監視情報を
収集する監視ユニット1とから構成されている。
【0016】この本実施例において用いた監視ユニット
1は、図2に示すように、天井等に配置可能な箱状の筐
体50の下面に、透明なドーム状のカバー68が形成さ
れているとともに、該カバー68の内部には監視手段で
ある監視用CCDカメラ55と、該監視用CCDカメラ
55の監視方向を左右上下に変更可能な方向変更装置5
8が内在されているとともに、前記筐体50の側面から
は、前記ル−タ2と接続される通信ケ−ブル51が導出
され、更に他の側面には、監視領域の音を集音可能な集
音マイク53が設けられている。
【0017】また、この監視ユニット1の筐体50内部
の構成は、図3に示すように、前記ル−タ2との間にお
いて所定の通信プロトコルであるIEEE802.3/
10baseTにて双方向のデ−タ通信を行う通信部6
0と、後述するMPU65が行う制御においてワ−クメ
モリとして使用されるとともに、後述するデジタルシグ
ナルプロセッサ(DSP)56にて圧縮された画像デ−
タ或いは音声デ−タを一時記憶するSRAM57と、前
記集音マイク53に接続されて入力音をデジタルデータ
に変換するA/DコンバータであるPCMコーデック5
2と、内部にレンズにて結像された画像をデジタルのデ
ータ列として出力可能な電荷結合素子(CCD)54を
内蔵する監視用CCDカメラ55と、前記PCMコーデ
ック52並びに電荷結合素子(CCD)54より出力さ
れた音声データ並びに画像データを所定の圧縮アルゴリ
ズム(MPEG方式)にて圧縮処理するデジタルシグナ
ルプロセッサ(DSP)56や、前記監視用CCDカメ
ラ55の撮影方向の移動を行う方向変更装置58や、パ
イロットランプ(LED)69の点灯するドライバ59
や、これら各部に図3に示すように接続され、各部の制
御等の処理を実施するMPU65とからから構成され、
該MPU65内部には、該MPU65が実施する前記監
視用CCDカメラ55や方向変更装置58並びに集音マ
イク53等の監視手段並びに監視手段の周辺デバイスの
起動や停止等の制御内容が記述された制御プログラム等
が記憶された内部ROM66を有している。尚、図3に
おいて白矢印は制御信号を示し、黒矢印は主にデータ信
号を示す。
【0018】また、本実施例の監視ユニット1には、電
力手段としての電池67が搭載されており、該電池にて
動作可能とされていて、該監視ユニット1を電力が得ら
れない場所にも容易に設置できるようになっているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これら電力を
コンセント等より得られる交流電流を所定の直流電流に
変換して使用するようにしても良い。
【0019】尚本実施例では、前記のようにDSP56
を用いて画像データ並びに音声データをMPEG方式に
よりデータ圧縮して管理コンピュータ3に送信してお
り、これらデータ圧縮を行うことは、伝送するデータ容
量を小さくすることで伝送負荷を低減できるとともに、
前記管理コンピュータ3において必要とされる通信容量
を低減でき、回線コストを安価とすることが可能となる
ことから好ましいが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0020】また、本実施例では、監視手段として、前
記監視用CCDカメラ55や集音マイク53を設けてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
監視手段として、例えば動物等が発する赤外線を感知可
能な赤外線センサーや、設置場所の雰囲気温度を測定可
能な温度監視センサーや(温度による火災監視センサー
を含む)、煙監視センサー等を用いるようにしても良
く、これら使用する監視手段は、監視目的に応じて適宜
に選択すれば良い。
【0021】尚、この監視ユニット1の設置場所として
は、利用者が特に監視したいと望むエリヤの画像や、温
度、音、または煙の確認を実施できるための好適な場所
を選択すれば良く、本実施例のように障害物の少ない天
井等とし、監視方向を適宜に移動できるようにすること
で、より緻密な監視を実施できるようになることから好
ましい。
【0022】次いで、この監視ユニット1に接続される
とともに、前記通信回線網5(ISDN回線)に接続さ
れて、管理コンピュ−タ3との間にてデ−タの送受信を
行う通信装置であるル−タ2の構成は、図7に示すよう
に、前記監視ユニット1と前記IEEE802.3/1
0baseTにて双方向のデ−タ通信を行う通信部80
と、ISDN回線を介してデジタルデ−タの送受を行う
タ−ミナルアダプタ部81と、これら通信部80とタ−
ミナルアダプタ部81との双方に接続されて各部の制御
を行うMPU82と、から主に構成されており、該MP
U82の内部には、登録電話番号として前記管理コンピ
ュータの電話番号や該管理コンピュータからの所定回数
の発呼信号を受信した際に該管理コンピュータへの架電
を行うコ−ルバック処理の内容が記述された制御プログ
ラムを記憶する内部ROM83が設けられている。
【0023】また、本実施例に用いた前記タ−ミナルア
ダプタ部81には、通信回線網5の交換機により発呼信
号に乗調されてくる発呼者の電話番号デ−タを復調して
取り出す発呼者情報受信手段としてのコ−ルID検出部
84が設けられていて、発呼者の電話番号デ−タを前記
MPU82に対して出力するように構成されている。
【0024】次いで、これら監視ユニット1とル−タ2
とから構成される各監視端末からのデータ圧縮された画
像並びに音データを受信する前記管理コンピュータ3の
構成は、図4に示すように、コンピュ−タ内部にて比較
的高速にてデ−タの送受を行うデ−タバス30に、利用
者からの接続による認証処理や、該利用者に対応して登
録されている監視端末への発呼、接続処理や、受信した
画像並びに音データを該利用者の情報端末である例えば
携帯電話11に送信するデータ転送処理を実施可能な演
算能力に優れた中央演算処理装置(CPU)31や、前
記CPU31のワークメモリ等に使用されるRAM32
や、ディスプレイ等の表示装置34や、キーボードやマ
ウス等の入力装置36や、接続サービスの実施履歴等の
登録に使用される現在の時刻情報や任意の年月日の曜日
等のカレンダ−情報を出力可能なリアルタイムクロック
(RTC)37、前記監視端末を構成する各ル−タ2と
のデータ通信を比較的高速にて実施可能なデジタル通信
回線(ISDN)が接続可能とされた監視端末用通信回
線基板38と、利用者の情報端末である携帯電話11等
とのデータ通信を比較的高速にて実施可能な複数のデジ
タル通信回線(ISDN)が接続可能とされた利用者用
通信回線基板33と、磁気ディスクや光磁気ディスクか
ら成り、利用者を識別可能な識別符号(ID)に対応付
けて該利用者の暗証番号並びに該利用者が監視したい場
所に設置されている監視端末に付与されている電話番号
とが登録された利用者データベース(DB)や、前記デ
ータ転送処理内容が記述されたデータ転送プログラム並
びに前記監視端末との接続処理が記述された接続処理プ
ログラム等が記憶されている記憶装置35と、が接続さ
れた比較的処理能力に優れたコンピュ−タとされてい
る。
【0025】尚、本実施例に用いた前記利用者用通信回
線基板33には、利用者が所持する情報端末である携帯
電話11等からの架電において該利用者へ利用者IDと
暗証番号との入力を促すガイダンス音声のデジタルデ−
タをアナログの音声に変換して送信可能なA/D変換部
(図示略)が設けられていて、前記記憶装置35に登録
されたデジタルデ−タに基づく所定のガイダンス音声を
発呼者である利用者に送信可能とされている。
【0026】また前記監視端末用通信回線基板38並び
に利用者用通信回線基板33には、通信回線網5の交換
機により発呼信号に乗調されてくる発呼者の電話番号デ
−タを復調して取り出す発呼者情報受信手段としてのコ
−ルID検出部(図示略)が設けられていて、発呼者の
電話番号デ−タを前記中央演算処理装置(CPU)31
に対して出力するように構成されている。
【0027】また、本発明において利用者が使用する情
報端末としては、前記管理コンピュータ3にアクセスし
てデータ圧縮された画像データ並びに音データを受信
し、圧縮データを解凍して再生、出力可能なものであれ
ば良く、本実施例では図1に示すように、パソコン14
や、ノートパソコン15並びに携帯電話11のいずれか
らでも利用者が前記管理コンピュータ3にアクセスして
前記監視端末1からの画像データ並びに音データを入手
して、監視を実施できるようになっており、本実施例に
用いた携帯電話11は、図5に示すように、監視画像が
表示可能な比較的大きな表示画面16を有し、前記圧縮
データの解凍処理を実施可能なマイコンを搭載している
ものとされおり、イアホン端子口17にイアホンを接続
することで、画面を見ながら音も聞くことができるよう
になっている。
【0028】以下、本実施例の監視システムにおける監
視処理の流れについて、図6のフロー図に基づき説明す
ると、まず利用者は、外出先等において、監視端末1が
設置されている自宅の様子が不安になった場合に、例え
ば自分が所持している携帯電話11から前記監視サービ
ス提供者が所有する管理コンピュータ3の利用者用の電
話番号へ架電し、ガイダンスに従って自分の利用者ID
と暗証番号とを、携帯電話11を操作して入力する。
【0029】管理コンピュータ3側においては、利用者
の前記携帯電話11より送信されてきた利用者IDと暗
証番号とを、前記記憶装置35に記憶されている利用者
DBの登録データと比較し、比較が一致して正規利用者
と判断された場合において、該利用者DBに利用者ID
に対応付けて登録されている監視端末、例えば監視端末
4aを構成する前記ル−タ2の電話番号(ISDN回
線)への発呼を行うとともに、所定回数の発呼信号の送
出時点で発呼を中断する。
【0030】この際、該発呼に際して、通信回線網5の
交換機により、発呼者である管理コンピュータ3の電話
番号データが発呼信号に乗調されてル−タ2に送信さ
る。
【0031】この発呼信号の受信に基づき前記ル−タ2
は、該発呼信号に乗調されてきた発信者電話番号データ
を復調して前記MPU82の内部ROMに予め登録され
ている管理コンピュータ3の電話番号と比較し、双方の
電話番号が一致するとともに受信した発呼信号の回数が
予め登録された所定回数と一致する場合において、前記
監視ユニット1に対して所定の起動コマンドデ−タを送
出し、且つ前記内部ROMに登録されている管理コンピ
ュータ3の電話番号に架電を実施する。
【0032】この所定の起動コマンドデ−タの受信に基
づき、前記監視ユニット1のMPU65は、監視手段で
ある監視用CCDカメラ55並びに集音マイク53とと
もに、PCMコーデック52とデータ圧縮処理を行う前
記DSP56を起動する。
【0033】このように、本実施例においては前記起動
コマンドデータの受信により前記監視用CCDカメラ5
5等の監視手段の起動を実施するようにすることは、監
視ユニット1の消費電力を大幅に低減できるようになる
ことから好ましいが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これら監視手段の電力消費が少ないものである
場合や、監視ユニット1の動作電力として十分な電力が
供給できる場合等においては、該監視ユニット1の監視
手段を常時動作状態おしておくようにしても良い。
【0034】前記監視端末4aのル−タ2の架電に基づ
く発呼信号を受信した管理コンピュ−タ3側の監視端末
用通信回線基板38は、該発呼に基づく発呼信号に乗調
されてきた該ル−タ2の電話番号を前記CPU31に出
力し、該出力に基づきCPU31は、該発呼(着信)が
正規の監視端末4aからのものであるか、つまりは前記
において管理コンピュ−タ3が発呼を実施した所定の監
視端末4aからのコ−ルバックであるかの認証を実施
し、正規の監視端末からのものである場合において着呼
を行う。
【0035】この着呼による通信回線の接続は、前記ル
−タ2により検出され、通信回線の接続が完了した旨の
所定のコマンドデ−タが前記監視ユニット1に送出され
る。
【0036】この接続完了を受けて該監視ユニット1
は、監視用CCDカメラ55により撮影された画像デー
タ、並びに前記集音マイク53により集音され前記PC
Mコーデック52によりデジタル化された音データを、
前記DSP56により所定のデータ圧縮方式であるMP
EG方式により圧縮データとし、該圧縮データが前記通
信部60よりル−タ2に送られ、該ル−タ2から監視用
通信回線基板38を通じて管理コンピュータ3に送られ
るようになっている。
【0037】この監視端末4aから送信された画像並び
に音を含む圧縮データは、前記記憶装置35に一時記憶
(蓄積)されて、利用者の情報端末である例えば携帯電
話11へ、前記一時記憶(蓄積)された圧縮データが適
宜なファイル形式、例えばC-HTML等に変換されて
送信される。
【0038】これら利用者の情報端末である携帯電話1
1へ送信された前記圧縮データを含む変換データは、適
宜に解凍されて画像データが表示画面16に表示される
とともに、音データがD/A変換されて前記イアホン端
子口17より出力される。
【0039】この際、利用者は、撮影されている監視方
向を変えるために、携帯電話11に設けられている十字
キー等を操作すると、該操作データが前記管理コンピュ
ータ3に送信され、該送信に基づく方向変更装置58の
制御指示データが作成されて前記ルータ2を介して監視
ユニット1に送信されることで、利用者が見たい方向に
適宜に撮影方向を上下左右に移動させることが可能とさ
れている。
【0040】これら利用者の監視が終了して利用者が管
理コンピュータ3へのアクセスを終了した場合には、遅
滞なく管理コンピュータ3が前記ル−タ2との通信回線
を切断するようになっており、該通信回線の切断により
監視ユニット1は前記において起動した監視用CCDカ
メラ55並びに集音マイク53とともに、PCMコーデ
ック52とデータ圧縮処理を行う前記DSP56とを停
止或いは準停止のスリープ状態に移行させることで、監
視端末1において使用される電力が極力少ないものとな
るようになっており、このようにすることで、前記電池
67の交換頻度を大幅に低減することができるようにな
っている。
【0041】以上、本発明を図面により説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっ
ても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0042】例えば、前記においては監視端末を構成す
るル−タ2や管理コンピュータ3や利用者の情報端末で
ある携帯電話11が通信回線網5を介して接続されてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
通信回線網5をコンピュータネットワークであるインタ
ーネット網としても良い。
【0043】また、前記実施例では、前記監視ユニット
1を天井に設置可能な形状としているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、これら監視ユニットを図8
に示すように、壁掛け型の監視ユニット1’としたり、
その他の設置場所に合わせた適宜な形状としても良いこ
とは言うまでもない。
【0044】また、前記実施例では、監視端末を監視ユ
ニット1とル−タ2とから構成しているが、これらを1
つの筐体内部に収容して監視端末を構成するようにして
も良い。
【0045】また、前記実施例では、ルータ2に1つの
監視ユニット1を接続しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、同一のルータ2に複数の監視ユニ
ット1を接続するようにしても良い。
【0046】また、前記実施例では、ルータ2と監視ユ
ニット1を通信ケーブル51にて接続しているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、これらルータ2と
監視ユニット1とを無線通信、例えば無線LAN等によ
り接続したり、或いはルータ2自体が携帯電話網や簡易
型携帯電話(PHS)網に接続可能な無線通信機能を有
するものであっても良い。
【0047】また、前記実施例では、監視端末用通信回
線基板38と利用者用通信回線基板33とを個別として
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
らに代えて多数の回線を接続可能な同一の通信回線基板
を使用するようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。 (a)請求項1に記載の発明によれば、前記監視端末は
前記管理装置からの所定回数の発呼信号の受信に基づい
て予め登録されている前記管理装置の電話番号に逆に架
電して通信回線を開くようになるため、仮に第三者から
の架電があってもこれら第三者との通信回線が開かれる
ことがないことから、特定者以外の第三者が監視端末よ
り監視情報を入手することを不可能とすることができ
る。
【0049】(b)請求項2に記載の発明によれば、受
信した発呼信号が所定回数にて中断した場合においての
み、監視端末が前記管理装置への架電を実施するように
なるため、例えば間違い電話等によって前記管理装置へ
の架電が実施される不都合を可能な限り回避できるとと
もに、これら所定回数を秘密とすることでシステムのセ
キリティを高いものとすることができる。
【0050】(c)請求項3に記載の発明によれば、所
定回数の発呼信号の受信のみならず、発呼信号に乗調さ
れてくる発呼者の電話番号情報により発呼者が管理装置
であることを確認できるようになることから、システム
のセキリティをより高いものとすることができる。
【0051】(d)請求項4に記載の発明によれば、管
理装置は、発呼信号の受信に際して、その発呼者がどの
監視端末であるかを確認することができるようになり、
システム全体のセイキュリティをより一層高められるば
かりか、管理装置が複数の監視端末を管理する場合に発
呼者がどの監視端末であるかを判別することが可能とな
り、これらの判別制御を容易に実施することができる。
【0052】(e)請求項5に記載の発明によれば、前
記監視端末は、管理装置とのやり取りのない期間におい
ては、前記監視手段の動作が停止或いは準動作停止状態
(スリープ状態)とされるようになるため、監視端末の
消費電力を著しく低減することが可能となり、結果的に
電池交換の煩雑さや電気代金の増加による利用者の負担
増を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における特定領域の監視システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例において用いた監視ユニットを
示す外観斜視図である。
【図3】本発明の実施例において用いた監視端末の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例において用いた管理コンピュー
タの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例において用いた利用者が携帯す
る情報端末としての携帯電話を示す外観図である。
【図6】本発明の実施例の特定領域監視システムにおけ
る監視処理の流れを示すフロー図である。
【図7】本発明の実施例において用い通信手段であるル
ータの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明におけるその他の形態の監視ユニットを
示す図である。
【符号の説明】
1 監視ユニット 1’ 監視ユニット 2 ルータ(通信手段) 3 管理コンピュータ 4a 監視端末(監視領域a) 4b 監視端末(監視領域b) 4c 監視端末(監視領域c) 5 通信回線網 11 携帯電話 14 パソコン 15 ノートパソコン 16 表示画面 17 イアホン端子口 30 データバス 31 中央演算処理装置(CPU) 32 RAM 33 利用者用通信回線基板 34 表示装置 35 記憶装置 36 入力装置 37 リアルタイムクロック(RTC) 38 監視端末用通信回線基板 50 筐体 51 通信ケーブル 52 PCMコーデック 53 集音マイク 55 監視用CCDカメラ 56 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 57 SRAM 58 方向変更装置 59 ドライバ 60 通信部 65 MPU 66 内部ROM 67 電池 68 カバー 69 パイロットランプ(LED) 80 通信部 81 タ−ミナルアダプタ部 82 MPU 83 内部ROM 84 コ−ルID検出部(発呼者情報受信手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA02 CC02 CE04 CE14 CF06 CF08 CG08 CH02 DA09 EA01 EA03 EA05 EA07 EB05 EG01 FF02 GB01 GD07 HA19 5C087 AA09 AA21 BB12 BB14 BB20 BB32 BB46 CC52 DD04 DD05 DD24 EE10 EE17 FF01 FF04 FF13 FF17 FF19 FF20 FF23 GG02 GG03 GG04 GG21 GG24 GG29 GG30 GG70 GG73 5K101 KK13 LL12 MM07 NN21 NN45 PP03 RR15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも撮像装置を有する監視手段
    と、該監視手段における監視情報を通信回線を介して外
    部の管理装置に送信する通信手段と、を有する監視端末
    と、通信回線を介して前記監視端末と接続されるととも
    に、利用者が所持する情報端末に前記監視端末からの監
    視情報を送信可能とされた管理装置と、から構成され、
    前記監視端末が設置されている被監視領域を利用者が所
    持する情報端末にて監視可能とされた特定領域の監視シ
    ステムであって、前記管理装置は、前記通信回線を介し
    て前記監視端末に対して発呼する発呼処理を実施し、前
    記監視端末は、前記発呼信号の受信に基づき予め登録さ
    れている前記管理装置の電話番号に架電し、前記管理装
    置は、該監視端末からの架電に基づく発呼信号の受信に
    基づいて着呼を実施し、前記監視端末より送られてくる
    前記監視手段によって得られた監視情報を利用者が所持
    する情報端末に配信することを特徴とする特定領域の監
    視システム。
  2. 【請求項2】 前記管理装置が実施する発呼処理におい
    ては、前記監視端末に対し所定回数の発呼信号の送信を
    行った時点で発呼の中断が実施されるとともに、前記監
    視端末は、受信した発呼信号の回数が所定回数にて中断
    した場合において、予め登録されている前記管理装置へ
    の架電を実施する請求項1に記載の特定領域の監視シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記監視端末は、前記管理装置からの発
    呼信号の受信時において、該発呼信号に乗調されてくる
    発呼者の電話番号情報の受信を行う発呼者情報受信手段
    を具備し、該発呼者情報受信手段にて受信した発呼者の
    電話番号情報が予め登録されている前記管理装置の電話
    番号に一致した場合において、該管理装置への発呼を実
    施する請求項1または2に記載の特定領域の監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記管理装置は、前記監視端末からの発
    呼信号の受信時において、該発呼信号に乗調されてくる
    発呼者の電話番号情報を受信し、該受信した発呼者の電
    話番号情報が前記発呼処理において発呼した前記監視端
    末の電話番号に一致した場合において、前記着呼を実施
    する請求項1〜3のいずれかに記載の特定領域の監視シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記監視端末は、前記管理装置への発呼
    を実施する際において前記監視手段の起動を実施し、前
    記管理装置との通信終了時において前記監視手段を動作
    を停止或いは準停止状態とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の特定領域の監視システム。
JP2000247870A 2000-08-17 2000-08-17 特定領域の監視システム Pending JP2002064645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247870A JP2002064645A (ja) 2000-08-17 2000-08-17 特定領域の監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247870A JP2002064645A (ja) 2000-08-17 2000-08-17 特定領域の監視システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002064645A true JP2002064645A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18737873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000247870A Pending JP2002064645A (ja) 2000-08-17 2000-08-17 特定領域の監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002064645A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102568049A (zh) * 2012-02-21 2012-07-11 深圳市同洲电子股份有限公司 一种学生刷卡数据的发送方法、装置及系统
JP5053368B2 (ja) * 2007-04-17 2012-10-17 パナソニック株式会社 監視機器制御システム
CN104428823A (zh) * 2012-07-09 2015-03-18 东京毅力科创株式会社 无尘室的监视装置以及无尘室的监视方法
CN106408872A (zh) * 2016-10-30 2017-02-15 苏州市克拉思科文化传播有限公司 一种医院护理智能呼叫系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5053368B2 (ja) * 2007-04-17 2012-10-17 パナソニック株式会社 監視機器制御システム
CN102568049A (zh) * 2012-02-21 2012-07-11 深圳市同洲电子股份有限公司 一种学生刷卡数据的发送方法、装置及系统
CN102568049B (zh) * 2012-02-21 2014-09-03 深圳市同洲电子股份有限公司 一种学生刷卡数据的发送方法、装置及系统
CN104428823A (zh) * 2012-07-09 2015-03-18 东京毅力科创株式会社 无尘室的监视装置以及无尘室的监视方法
CN106408872A (zh) * 2016-10-30 2017-02-15 苏州市克拉思科文化传播有限公司 一种医院护理智能呼叫系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3455971B2 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
WO2001055992A1 (fr) Systeme d'informations utilisant un circuit telephonique, et un terminal de surveillance
JP2002064645A (ja) 特定領域の監視システム
JP3498101B2 (ja) 特定領域の監視システム
JP2002208078A (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP3586694B2 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP2002064646A (ja) 特定領域の監視システム
JP2001333464A (ja) 特定領域の監視システム用監視端末
JP2002157173A (ja) 特定領域の監視情報供給方法
JP2002158788A (ja) 特定領域の監視情報供給システム
JP3498095B1 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
CN100414932C (zh) 使用通信线路的信息提供系统
JP3752517B2 (ja) 監視情報供給システム
JP2002016715A (ja) 特定領域の監視システム
JP4193130B2 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP2001358842A (ja) 特定領域の監視システム
JP3561727B2 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP2002158997A (ja) 特定領域の監視システム
JP3723203B2 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP2004312756A (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP3701962B2 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP2002158787A (ja) 特定領域の監視情報供給システム
JP3764468B2 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP3851344B2 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム
JP3811182B1 (ja) 通信回線を用いた情報供給システム