JP2002077544A - 画像読取装置、その制御手順を記憶した記憶媒体、及びその制御手順を含んだコンピュータプログラム信号を符号化して伝送するためのデータ構造 - Google Patents

画像読取装置、その制御手順を記憶した記憶媒体、及びその制御手順を含んだコンピュータプログラム信号を符号化して伝送するためのデータ構造

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JP2002077544A
JP2002077544A JP2000257501A JP2000257501A JP2002077544A JP 2002077544 A JP2002077544 A JP 2002077544A JP 2000257501 A JP2000257501 A JP 2000257501A JP 2000257501 A JP2000257501 A JP 2000257501A JP 2002077544 A JP2002077544 A JP 2002077544A
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light receiving
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JP2000257501A
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Itsuhito Hokoi
逸人 鉾井
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Nikon Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/40Picture signal circuits
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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取領域にネガフィルムのベース部分やポジ
フィルムの画像中の輝点などの非有効絵柄が存在してい
ても高品質の画像信号を得ることのできる画像読取装
置、その画像読取装置の制御手順を記憶した記憶媒体、
及びその画像読取装置の制御手順を含んだコンピュータ
プログラム信号を符号化して伝送するためのデータ構造
を提供する。 【解決手段】 オーバーフロードレイン機構を有した受
光素子を使用し、かつ読取領域の輝度情報に基づいて、
階調表現すべき有効絵柄の最明点を透過又は反射した読
取光による最明点露光量が受光素子の量子化最大露光量
又はその近傍の露光量となるように露光条件を設定す
る。有効絵柄を受光素子のダイナミックレンジの全域又
はほぼ全域で表現することができ、オーバーフロードレ
イン機構により非有効絵柄による過飽和現象の生起は抑
えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムや印刷原
稿等の原稿上の画像を読み取る画像読取装置、その制御
手順を記憶した記憶媒体、及びその制御手順を含んだコ
ンピュータプログラム信号を符号化して伝送するための
データ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルムや印刷原稿等の原稿
上の画像を読み取ってディジタル画像を得るスキャナ
(画像読取装置)には、原稿上を走査する読取光学系の
受光部としてCCD型受光素子が使用される。図12
(a)は、CCD型受光素子の光電変換特性を示す図で
ある。
【0003】CCD型受光素子の出力する輝度信号(以
下、単に「輝度」という。)Rは、露光量Iが増加する
ほど高くなるが、露光量Iが量子化最大露光量Iaを超
過すると輝度Rは一定値Raに飽和し、さらにその量子
化最大露光量Iaよりもやや高い流れ出し露光量Ia’を
超過すると、CCD型受光素子において信号電荷を保持
しておくべき画素やアナログシフトレジスタからその周
囲に電荷が流れ込む「オーバーフロー」が生じる。こ
の、オーバーフローが複数の画素やアナログシフトレジ
スタの何れか1箇所でも生じると、最終的に得られる画
像にはスミアやブルーミングなどの過飽和現象が生じ
る。
【0004】一方、その反対に露光量Iが不足すると、
CCD型受光素子のダイナミックレンジが有効に利用さ
れず、画像信号のSN比が悪くなり、最終的に得られる
画像全体の質が悪くなる。そこで従来の画像読取装置で
は、本スキャン(本走査)に先だち適正な露光条件(以
下「適正露光条件」という。)を設定するために、先ず
は所定の露光条件(画像に依らず輝度が飽和しない程度
の十分に低い露光量が設定される露光条件)の下でプリ
スキャン(予備走査)を行う。因みに、露光条件は、読
取光の光量、CCD型受光素子の蓄積時間の何れか一方
又は双方によって設定できる。
【0005】図12(b)は、原稿を説明する図であ
る。以下、読み取りの対象となる原稿がネガフィルムで
ある場合について説明する。各フィルムでは、撮影に使
用されたカメラの種類等によってフィルム上の画像記憶
領域(以下「画像部分」という。)12aの位置がばら
つくので、画像読取装置内で予め決められている読取領
域12Eは、画像部分12aよりもやや広い範囲に設定
されている。
【0006】図12(c)は、プリスキャンにより取得
された輝度ヒストグラムである。この輝度ヒストグラム
からは、読取領域12Eの輝度範囲は、CCD型受光素
子の量子化輝度範囲(ダイナミックレンジ)0〜Raの
一部の範囲、0〜Rmaxであることが分かる。画像読取
装置では、この輝度ヒストグラムから、読取領域12E
の最明点輝度(本明細書では、「絶対最大輝度」とい
う。)Rmaxを参照し、CCD型受光素子上でこの絶対
最大輝度Rmaxに対応する箇所の露光量(本明細書で
は、「絶対最大露光量」という。)がオーバーフローを
生起させることのないように、プリスキャン時の(Ra
/Rmax)倍の露光量となるような露光条件を、改めて
設定する。このように再設定された露光条件が、従来の
画像読取装置における適正露光条件である。
【0007】図12(d)は、本スキャンにより取得さ
れた輝度ヒストグラムである。この輝度ヒストグラムか
ら、本スキャン後の読取領域12Eの輝度範囲は、CC
D型受光素子のダイナミックレンジ0〜Raの全域に拡
大されていることが分かる。以上の結果、過飽和現象が
生じない範囲において画像信号のSN比が最大限高めら
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したと
おり読取領域12Eは、画像部分12aよりもやや広い
範囲とされているため、階調表現すべき有効絵柄である
画像部分12aだけでなく、階調表現する必要のない非
有効絵柄であるベース部分12bをも含んでいる。因み
に、図12(c)や、図13(a)(後述する)などに
示す輝度ヒストグラムの2つのピークのうち、低輝度側
の緩やかなピークが画像部分12aの輝度情報に相当
し、高輝度側の急峻なピークがベース部分12bの輝度
情報に相当する。すなわち、絶対最大輝度Rmaxはベー
ス部分12bの輝度(ベース輝度)に等しい。
【0009】ここで仮に、読み取りの対象が比較的明る
い画像である場合には、図13(a)に示すように画像
部分12aの輝度範囲がベース輝度Rmaxよりも大幅に
低くなる。しかし、上記したオーバーフローはCCD型
受光素子の何れか一箇所でも生じると過飽和現象を生じ
させるため、上記適正露光条件はオーバーフローの原因
となり得る絶対最大輝度(ベース輝度)Rmaxに応じて
決定されるべきものであって、画像部分12aの最明点
輝度に応じて決定されるものではない。
【0010】このため、画像部分12aの輝度範囲がベ
ース輝度Rmaxよりも大幅に低い場合には、たとえ上記
した適正露光条件が設定されても、図13(b)に示す
ように本スキャン後に画像部分12aに割り当てられる
輝度範囲は狭いままである。すなわち、画像信号のSN
比が悪いままであることを許容せざるを得ない。また、
同じ問題は、ネガフィルムに限らず、ポジフィルムであ
っても、読み取りの対象が、星空や光沢のある金属品な
ど輝点(これは一般に階調表現する必要はない)を有す
る画像である場合には生じ得る。この場合、輝点部分の
輝度が、その他の有効絵柄と比較して大幅に高いからで
ある。
【0011】また、同じ問題は、フラットベッドスキャ
ナ(フィルムを載置するのがフィルムよりも大きい透明
原稿台であるような画像読取装置)では、読み取りの対
象となる画像の種類に依らず生じ得る。
【0012】なぜなら、フラッドベッドスキャナでは、
如何なる画像と比較しても大幅に輝度が高くなるフィル
ム非載置領域(読取光が全透過する全透部分)を、フィ
ルム載置領域と共に読み取るからである。なお、プリス
キャンの結果から上記ベース部分や上記輝点や上記全透
過部分などの非有効絵柄を峻別し、かつその非有効絵柄
をマスクで覆うなどして読取領域から除外することも考
えられる。
【0013】しかし、このような構成は複雑である上
に、操作者に煩雑な処理を強いる。また、特にポジフィ
ルムの画像中に存在する輝点は一般に微細であるため、
マスクで覆うこと自体が困難である。そこで本発明は、
読取領域に非有効絵柄(ネガフィルムのベース部分やポ
ジフィルムの画像中の輝点やフラットベッドスキャナの
全透過部分など、他と比較して大幅に高輝度となり、過
飽和現象を生起させたり信号のSN比を低下させたり、
有効絵柄の画像信号に悪影響を及ぼす。)が存在してい
ても、高品質の画像信号を得ることのできる画像読取装
置、その制御手順を記憶した記憶媒体、及びその制御手
順を含んだコンピュータプログラム信号を符号化して伝
送するためのデータ構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像読
取装置は、原稿上の所定読取領域に読取光を照射する照
射手段と、前記読取領域において反射又は透過した前記
読取光が成す光学像を検出する受光素子と、前記照射手
段と前記受光素子とを駆動する駆動手段と、前記受光素
子に所定の露光条件が設定されるよう前記駆動手段の駆
動内容を設定し、その設定下における前記受光素子の出
力から、前記光学像の輝度情報を取得する輝度情報取得
手段と、前記受光素子に、前記原稿に応じた露光条件を
設定するために、前記取得された輝度情報に応じて前記
駆動手段の駆動内容を再設定する再設定手段とを備えた
画像読取装置であって、前記受光素子として、オーバー
フロードレイン機構を有した受光素子を使用し、かつ、
前記再設定手段は、前記輝度情報に基づいて、前記読取
領域のうち階調表現すべき有効絵柄の最明点輝度を参照
すると共に、前記受光素子上でその有効絵柄の最明点輝
度に対応する箇所の露光量である最明点露光量が、その
受光素子の量子化最大露光量又はその近傍の露光量とな
るように前記再設定を行うことを特徴とする。
【0015】このように、露光条件の再設定が、有効絵
柄の最明点輝度に応じて行われれば、その有効絵柄を、
受光素子のダイナミックレンジの全域又はほぼ全域で表
現することができる。しかも、受光素子にはオーバーフ
ロードレイン機構が付与されているので、たとえ読取領
域に非有効絵柄が存在していたとしても、非有効絵柄に
よる過飽和現象の生起は抑えられる。
【0016】したがって、非有効絵柄による影響を受け
ることなく、高品質の画像信号を得ることが可能とな
る。請求項2に記載の画像読取装置は、請求項1に記載
の画像読取装置において、前記再設定手段は、前記輝度
情報に基づいて、前記読取領域のうち階調表現すべき有
効絵柄の最明点輝度と、絶対最大輝度とを参照すると共
に、前記受光素子上でその有効絵柄の最明点輝度に対応
する箇所の露光量である最明点露光量が、その受光素子
の量子化最大露光量又はその近傍の露光量となり、かつ
前記受光素子上で前記絶対最大輝度に対応する箇所の露
光量である絶対最大露光量が、その受光素子のオーバー
フローマージン領域上限の流れだし露光量以下となるよ
うに、前記再設定を行うことを特徴とする。
【0017】このように、露光条件の再設定を、絶対最
大輝度に応じて前記オーバーフロードレイン機構の性能
に適合させれば、その性能に依らず、確実に過飽和現象
が生じない限りにおいて広い輝度範囲で有効絵柄を表現
することができる。請求項3に記載の画像読取装置は、
請求項1に記載の画像読取装置において、前記再設定手
段は、前記原稿がネガフィルムであるときには、前記読
取領域のうち階調表現する必要のないベース部分による
影響を抑えるために、前記受光素子上で前記有効絵柄の
最明点輝度とベース輝度との間の輝度に対応する箇所の
露光量が、その受光素子のオーバーフローマージン領域
に振り分けられるように前記再設定を行うことを特徴と
する。
【0018】したがって、ネガフィルムの画像を読み取
る際に、ネガフィルムのベース部分の影響を受けること
なく、高品質の画像信号を得ることができる。請求項4
に記載の画像読取装置は、請求項1に記載の画像読取装
置において、前記再設定手段は、前記原稿がフィルム又
は反射原稿であるときには、前記輝度情報に基づいて前
記有効絵柄の最明点輝度と、階調表現する必要のない輝
点の輝度とを参照すると共に、その輝点による影響を抑
えるために、前記受光素子上で前記有効絵柄の最明点輝
度と前記輝点輝度との間の輝度に対応する箇所の露光量
が、その受光素子のオーバーフローマージン領域に振り
分けられるように前記再設定を行うことを特徴とする。
【0019】したがって、フィルム又は反射原稿の画像
を読み取る際に、輝点の影響を受けることなく、高品質
の画像信号を得ることができる。請求項5に記載の画像
読取装置は、請求項1に記載の画像読取装置において、
前記原稿は、その原稿よりも広い面を有した原稿台によ
って支持されている、及び又はその原稿内に前記読取光
を透過させるような素通し部を有しており、前記照射手
段が前記読取光を照射する前記読取領域はその原稿台上
の所定領域であり、前記再設定手段は、前記読取領域の
うち前記原稿の載置されていない領域及び/又は前記素
通し部に相当する非載置領域の影響を抑えるために、前
記受光素子上で前記有効絵柄の最明点輝度と前記非載置
領域の輝度との間の輝度に対応する箇所の露光量が、そ
の受光素子のオーバーフローマージン領域に振り分けら
れるように前記再設定を行うことを特徴とする。
【0020】この結果、前記非載置領域の影響を受ける
ことなく、高品質の画像信号を得ることができる。した
がって、読取領域内に、原稿の載置されていない領域
や、フィルム原稿の周縁に形成されたパーフォレーショ
ンなど、読み取りに悪影響を及ぼすような領域が存在し
ている場合に、それらをマスク等で覆わなくとも、高品
質の画像信号を得ることができる。
【0021】請求項6に記載の画像読取装置に対応する
制御手順を記憶した記憶媒体は、請求項1に記載の照射
手段、受光素子、及び駆動手段を備えた画像読取装置の
制御手順を記憶した記憶媒体であって、前記制御手順に
は、請求項1に記載の輝度情報取得手段の動作を実行す
るための制御手順と、請求項1〜請求項4の何れか1項
に記載の再設定手段の動作を実行するための制御手順と
が含まれることを特徴とする。
【0022】すなわち、請求項1〜請求項4に記載の画
像読取装置を実現させるための画像読取装置の制御手順
を記憶した記憶媒体を提供することができる。請求項7
に記載の画像読取装置の制御手順を記憶した記憶媒体
は、請求項5に記載の照射手段と、請求項1に記載の受
光素子及び駆動手段とを備えた画像読取装置の制御手順
を記憶した記憶媒体であって、前記制御手順には、請求
項1に記載の輝度情報取得手段の動作を実行するための
制御手順と、請求項5に記載の再設定手段の動作を実行
するための制御手順とが含まれることを特徴とする。
【0023】すなわち、請求項5に記載の画像読取装置
を実現させるための画像読取装置の制御手順を記憶した
記憶媒体を提供することができる。請求項8に記載の画
像読取装置の制御手順を含んだコンピュータプログラム
信号を符号化して伝送するためのデータ構造は、請求項
1に記載の照射手段、受光素子、及び駆動手段を備えた
画像読取装置の制御手順を含んだコンピュータプログラ
ム信号を符号化して伝送するためのデータ構造におい
て、前記制御手順には、請求項1に記載の輝度情報取得
手段の動作を実行するための制御手順と、請求項1〜請
求項4の何れか1項に記載の再設定手段の動作を実行す
るための制御手順とが含まれることを特徴とする。
【0024】このコンピュータプログラム信号を符号化
して伝送するためのデータ構造によれば、請求項6に記
載の画像読取装置の制御手順を記憶した記憶媒体と同じ
効果を得るためのコンピュータプログラム信号を、符号
化して伝送することが可能となる。請求項9に記載の画
像読取装置の制御手順を含んだコンピュータプログラム
信号を符号化して伝送するためのデータ構造は、請求項
5に記載の照射手段と、請求項1に記載の受光素子及び
駆動手段とを備えた画像読取装置の制御手順を含んだコ
ンピュータプログラム信号を符号化して伝送するための
データ構造において、前記制御手順には、請求項1に記
載の輝度情報取得手段の動作を実行するための制御手順
と、請求項5に記載の再設定手段の動作を実行するため
の制御手順とが含まれることを特徴とする。
【0025】このコンピュータプログラム信号を符号化
して伝送するためのデータ構造によれば、請求項7に記
載の画像読取装置の制御手順を記憶した記憶媒体と同じ
効果を得るためのコンピュータプログラム信号を、符号
化して伝送することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について説明する。
【0027】[第1実施形態(請求項1,請求項6,請
求項8に対応)]先ず、図1,図2,図3,図4,図
5,図6に基づいて本発明の第1実施形態について説明
する。 (構成)図1は、本実施形態の画像読取装置1の構成図
である。
【0028】画像読取装置1は、ホストコンピュータ1
2に外付けされると共に、読み取りの対象となる原稿1
1(本実施形態では、ネガフィルムとする。)を、画像
読取装置1の本体側に固定させた状態で装着している。
画像読取装置1内では、ネガフィルム11は、移動可能
な読取光学系ユニット13から出射される読取光1Lに
よってライン状に照明される。
【0029】読取光学系ユニット13には、読取光1L
を出射する照明光学系13aと、ネガフィルム11上の
照射領域1eにおける透過光からその照射領域1eの光
学像を光電検出するラインセンサ13dと、その他の光
学系とが所定の位置関係で備えられる。図2は、読取光
1Lとラインセンサ13dとの関係を説明する図であ
る。
【0030】ラインセンサ13dは、複数の画素をライ
ン状に配置してなる受光部13fを有しており、受光部
の長手方向が前記照射領域1eの長手方向に対応する状
態で前記読取光学系ユニット13内に配置されている。
なお、図2では省略したが、照射領域1eとラインセン
サ13dとの間には、光学系(ミラー、レンズなど)が
配置されており、実際には各素子の配置スペースの関係
で読取光1Lが偏向されて、それに応じてラインセンサ
13dの配置角度は図2に示すものとは異なる場合があ
る。
【0031】ここで、本明細書では、読取光1Lの光軸
に沿う方向を「焦点調節方向」と称し、照射領域1eの
長手方向を「主走査方向」と称し、ネガフィルム11に
水平かつその主走査方向に垂直な方向を「副走査方向」
と称す。読取光1Lの照射領域1eによってネガフィル
ム11の読取領域12E内を走査するべく、読取光1L
を出射する読取光学系ユニット13は、副走査方向に画
像読取装置1内を移動可能となっている(また、焦点調
節をするべく、不図示のフォーカス機構によって焦点調
節方向にも移動可能である)。
【0032】図3は、本実施形態のラインセンサ13d
を説明する図である。なお、図3は、ラインセンサ13
dに配置された複数画素のうち1つを示す拡大断面図で
ある。本実施形態のラインセンサ13dは、オーバーフ
ロードレイン機構付きのCCD型受光素子である。オー
バーフロードレイン機構は、例えば、CCD型受光素子
であるラインセンサ13dの製造工程(一般に半導体プ
ロセスである。)において、読取光1Lが入射する面と
は反対の面(裏面)側に予め形成されたnpn構造層か
らなる縦型オーバーフロードレイン機構であり、各画素
においてオーバーフローした電荷を裏面方向へ吸収する
ものである。因みにこの製造工程は、公知である。
【0033】図4は、ラインセンサ13dの光電変換特
性を説明する図である。このラインセンサ13dの流れ
出し露光量Ia’は、従来の画像読取装置に使用されて
いたCCD型受光素子と比較して大幅に引き上げられて
いる。本実施形態では、このラインセンサ13dとし
て、量子化最大露光量Iaに対し、流れ出し露光量Ia’
の値が「64×Ia」であるものを使用する。
【0034】なお、流れ出し露光量Ia’の値は、量子
化最大露光量Iaと共に予め測定されており、一般に、
その量子化最大露光量Iaによる除算値によって表記さ
れることが多いため、本明細書でも流れ出し露光量I
a’を、その除算値「64」を用いて表記している。ま
た、本明細書では、量子化最大露光量Iaから流れ出し
露光量64×Iaに至る露光量範囲については、オーバ
ーフロードレイン機構の機能が有効となる露光量範囲で
あることから、「オーバーフローマージン領域」と称
す。
【0035】図1に戻り、画像読取装置1には、読取光
学系ユニット13を副走査方向に移動させるスキャン機
構16、スキャン機構16を駆動して読取光学系ユニッ
ト13を移動させるユニット駆動回路27、照明光学系
13aを駆動してネガフィルム11に読取光1Lを照射
すると共にその読取光1Lの光量を制御する光量制御回
路21、ラインセンサ13dを駆動するラインセンサ駆
動回路25、ラインセンサ13dから出力される輝度信
号を増幅する増幅器23a、増幅器23aのゲインを設
定するゲイン設定回路23b、増幅器23aによって増
幅された輝度信号をA/D変換して輝度データを取得す
るA/D変換回路(A/D)23e、その輝度データに
対して階調変換を施すルックアップテーブル回路23f
(LUT)等が備えられる。
【0036】なお、光量制御回路21は、後述するプリ
スキャン時及び本スキャン時に、読取光1Lの波長を
R,G,Bの各色に対応する3種類の波長に適宜切り替
える制御も行う。また、LUT23fは、R,G,Bの
各色の輝度データそれぞれに適合した階調変換を施すた
めに、各色に対応する3種のルックアップテーブルを有
している。
【0037】さらに、画像読取装置1には、上記の各回
路に指示を与えるCPU20と、CPU20の各処理に
使用される記憶領域としてのメモリ20aと、外部との
インターフェースをとるインターフェース回路(I/
F)22とが備えられる。以上の構成の画像読取装置1
は、インターフェース回路22を介してホストコンピュ
ータ12に接続され、ホストコンピュータ12からの指
示を受けたCPU20が画像読取装置1において画像読
み取り処理(プリスキャン、本スキャンを含む)を実行
することにより1コマ分の画像データを取得し、それを
ホストコンピュータ12へ送出する。ホストコンピュー
タ12は、その画像データに基づき、表示装置12eに
画像を表示する。
【0038】なお、図1と請求項との対応関係を示す
と、照明光学系13aは照射手段に対応し、ラインセン
サ13dはCCD型受光素子に対応し、光量制御回路2
1,ラインセンサ駆動回路25は駆動手段に対応し、C
PU20(及び後述するCPU40,60)は輝度情報
取得手段に対応し、CPU20(及び後述するCPU4
0,60)は再設定手段に対応する。
【0039】(動作)図5は、本実施形態のCPU20
による画像読み取り処理の動作フローチャートである。
CPU20は、ネガフィルム11が装着されたことを認
識すると(ステップS1YES)、プリスキャンを行う
(ステップS2)。
【0040】ステップS2におけるCPU20は、ユニ
ット駆動回路27に指示を与え、読取光学系ユニット1
3を副走査方向に移動させることによって、読取光1L
の照射領域1eにより原稿11上の読取領域12Eを副
走査方向に走査する。このとき、CPU20は、ライン
センサ駆動回路25を介してラインセンサ13dの電荷
蓄積時間を所定値に設定し、光量制御回路21を介して
読取光1Lの光量を所定値に設定することで、プリスキ
ャンに適した所定の露光条件(画像に依らず輝度が飽和
しない程度の十分に低い露光量が設定される露光条件)
を保つ。
【0041】また、このときにCPU20は、ゲイン設
定回路23bを介して増幅器23aのゲインを1に保
つ。また、この走査中には、読取光1Lの波長は、光量
制御回路21によて適宜R,G,Bの各色に対応する3
種類に適宜切り替えられ、ラインセンサ13dからは、
R,G,B各色についての輝度信号が得られる(以上ス
テップS2)。
【0042】そしてA/D変換回路23eを介して得ら
れた前記読取領域12EのR,G,B各色の輝度データ
は、CPU20によって次のように扱われる。ステップ
S3においてCPU20は、取得した各輝度データか
ら、R,G,B各色について輝度ヒストグラムを取得す
る。ここで、ラインセンサ13dによるR色,G色,B
色の量子化輝度範囲(ダイナミックレンジ)はそれぞ
れ、0〜Ra,0〜Ga,0〜Baである。因みにA/D
変換回路23eが12bitに対応している場合、各色の
量子化最大輝度Ra,Ga,Baは何れも4095とな
る。
【0043】図6(a)は、プリスキャンによって得ら
れた輝度ヒストグラムを示す図である。なお、図6
(a)では、R色についての輝度ヒストグラムを代表し
て示し、画像部分12a(図12(b)参照)の輝度範
囲0〜RImaxが、ベース輝度Rmaxと不連続となってい
るとき、すなわち画像部分の輝度がベース輝度Rmaxと
比較して大幅に低いものについて示した。
【0044】ステップS4では、このようなR色につい
ての輝度ヒストグラムから、CPU20は画像部分の最
明点輝度RImaxを認識し、R色についての適正露光条件
として、プリスキャン時のRa/RImax倍の露光量とな
るような露光条件を設定する。なお、輝度ヒストグラム
から最明点輝度RImaxを認識するに当たっては、CPU
20は、輝度ヒストグラムに現れる複数(多くの場合2
つ)のピークを認識し、最も高輝度側のピークがベース
部分に対応するとみなし、それ以外のピークの輝度範囲
の最大値を、最明点輝度RImaxとみなす。
【0045】また、最も高輝度側のピークと、その次に
高輝度なピークとが連続している場合(因みにこの場
合、輝度ヒストグラムは図12(c)のようにな
る。)、読取領域12Eの絶対最大輝度Rmaxが画像部
分の最明点輝度RImaxであるとみなされる。なお、最も
高輝度側のピークと、その次に高輝度なピークとが連続
しているか否かの峻別は、これら2つのピーク間におい
て頻度0となる輝度範囲の広さが、全体の輝度範囲(0
〜Ra)の所定割合(例えば10%)よりも小さいか否
かによって行うことができる。
【0046】さらに、このステップS4では、上記した
ものと同様の適正露光条件の設定が、G色,B色につい
ても行われる。すなわち、CPU20は、G色について
の輝度ヒストグラムから、画像部分の最明点輝度GImax
を認識し、G色についての適正露光条件としてプリスキ
ャン時のGa/GImax倍の露光量となるような露光条件
を設定し、一方、B色についての輝度ヒストグラムか
ら、画像部分の最明点輝度BImaxを認識し、B色につい
ての適正露光条件としてプリスキャン時のBa/BImax
倍の露光量となるような露光条件を設定する。
【0047】なお、適正露光条件の設定は、ラインセン
サ13dの電荷蓄積時間、読取光1Lの光量、の全部又
は一部を、前記各倍率に応じて変更することで行われ
る。また、これらの各変更は、それぞれ、ラインセンサ
駆動回路25、光量制御回路21を介して行われる。
【0048】続くステップS5において、CPU20
は、この適正露光条件の下で本スキャンを行う(ステッ
プS5)。すなわち、ステップS5におけるCPU20
は、ユニット駆動回路27を介して読取光学系ユニット
13を副走査方向に移動させつつ、読取光1Lの照射領
域1eにより原稿11上の読取領域12Eを副走査方向
に走査し、R,G,Bの各色についての輝度データをそ
れぞれ取得する。また、ステップS5では、これらの各
輝度データに対し、それぞれ所定の階調変換特性が施さ
れる。なお、本実施形態では、原稿11がネガフィルム
であるため、この階調変換特性には、ネガフィルム用の
反転処理が含まれる。
【0049】その後、CPU20は1コマ分の画像デー
タを構築し、コンピュータ12へと送出することによっ
て、画像読み取り処理を終了する。図6(b)は、本実
施形態における画像読み取り処理の結果を説明する図で
ある。なお、図6(b)では、本スキャン時の「露光量
ヒストグラム」を示した。また、次に述べる事項は、R
色、G色、B色何れの輝度データを取得するときについ
ても同様に当てはまるので、R色に関する説明のみを代
表して行う。
【0050】上記本スキャンでは、ラインセンサ13d
上において画像部分の最明点輝度RImaxに対応する箇所
の露光量(最明点露光量)IImaxは、量子化最大露光量
Iaに一致し、したがって、画像部分の輝度範囲は、ラ
インセンサ13dのダイナミックレンジ0〜Raの全域
に割り当てられる。このように広い範囲で表現された画
像データは、良好なSN比を有する。
【0051】しかも、この本スキャン時に、ラインセン
サ13d上で絶対最大輝度Rmaxに対応する箇所の露光
量(絶対最大露光量)Imaxは、Rmax/RImaxの値が6
4よりも大きくない限りは、ラインセンサ13dのオー
バーフローマージン領域(Ia〜64×Ia)内に納まる
ので、過飽和現象が回避される。
【0052】すなわち、本実施形態では、Rmax/RIma
x,Gmax/GImax,Bmax/BImaxのそれぞれの値が6
4よりも大きくない限りは、ベース部分の影響を受ける
ことなく、高品質の画像データを得ることができる。な
お、本実施形態では、読取領域12Eにベース部分が含
まれていない場合であっても、他の部分と比べて大幅に
高輝度な非有効絵柄(例えば、雪の中のカラス)が存在
する場合には、最明点輝度RImaxとして、階調表現する
必要のある有効絵柄(例えば、雪)の最明点輝度が求め
られるので、非有効絵柄の影響を受けることなく高品質
の画像データを得ることができる。
【0053】また、本実施形態では、ラインセンサ13
dとして、流れ出し露光量Ia’の値が高く設定された
ラインセンサを使用するだけで、高品質の画像データが
得られる確率を高くすることができる。また、本実施形
態では、上記画像読み取り処理の終了後に、表示装置1
2eに表示された画像を操作者が目視し、過飽和現象
(スミア、ブルーミング等)が生じていたことが確認さ
れた場合には、操作者の指示に応じて露光条件や読取領
域12Eを変更するなどした上で、本スキャンを再度行
う構成としてもよい。
【0054】[第2実施形態(請求項1,請求項2,請
求項3,請求項6,請求項8に対応)]次に、図1,図
5,図6,図7,図8に基づいて本発明の第2実施形態
について説明する。 (構成)本実施形態の画像読取装置2は、図1に示す第
1実施形態の画像読取装置1において、CPU20に代
えてCPU40を備えたものに等しい。以下、CPU4
0の動作についてのみ説明し、その他の部分については
説明を省略する。
【0055】(動作)図7は、本実施形態のCPU40
による画像読み取り処理の動作フローチャートである。
図7において、図5に示した手順と同一部分については
同一の符号を付して示し、以下ではその説明を省略す
る。
【0056】図7に示す画像読み取り処理は、図5に示
す画像読み取り処理において、ステップS4に代えてス
テップS21〜S29が挿入されたものに等しい。CP
U40は、ステップS3において取得したR色について
の輝度ヒストグラムから、画像部分の最明点輝度RImax
と、読取領域12Eの絶対最大輝度Rmaxとを参照し、
Rmax/RImaxの値が64を超えているか否か判別する
(ステップS21)。
【0057】この手順は、仮にプリスキャン時のRa/
RImax倍の露光量となるような露光条件を設定した場合
に、ラインセンサ13d上で絶対最大輝度Rmaxに対応
する箇所の露光量(絶対最大露光量)Imaxがオーバー
フローマージン領域(Ia〜64×Ia)(図6(b)参
照)内に納まるか否かを判別するものである。CPU4
0は、ステップS21の結果、絶対最大露光量Imaxが
オーバーフローマージン領域内に納まることを認識する
と(ステップS21YES)、ステップS22に進み、R
色についての適正露光条件として、プリスキャン時のR
a/RImax倍の露光量となるような露光条件を設定す
る。
【0058】この露光条件は、図5のステップS4にお
けるものと同じであり、図6(b)に示すように、ライ
ンセンサ13d上において、画像部分の最明点輝度RIm
axに対応する箇所の露光量(最明点露光量)IImaxを、
量子化最大露光量Iaに一致させるものである。一方、
ステップS21の結果、絶対最大露光量Imaxがオーバ
ーフローマージン領域内に納まらないことを認識すると
(ステップS21NO)、CPU40はステップS23に
進み、R色についての適正露光条件として、プリスキャ
ン時のRa×64/Rmax倍の露光量となるような露光条
件を設定する。
【0059】この露光条件によれば、図8に示すよう
に、絶対最大露光量Imaxが、流れ出し露光量Ia’に一
致する。すなわち、本実施形態では、読取領域12Eの
うち階調表現する必要のないベース部分による影響を抑
えるために、ラインセンサ13dのうち、画像部分の最
明点輝度RImaxと読取領域12Eの絶対最大輝度Rmax
との間の輝度に対応する箇所の露光量が、ラインセンサ
13dのオーバーフローマージン領域に振り分けられる
ような適正露光条件が設定される(図6(b),図8参
照)。
【0060】さらに、以上のステップS21,S22,
S23と同様の処理が、G色、B色についても行われ
る。すなわち、CPU40は、G色についての輝度ヒス
トグラムから、画像部分の最明点輝度GImaxと絶対最大
輝度Gmaxとを認識した後、Gmax/GImaxの値が64を
超えているか否か判別し(ステップS24)、超えてい
ないときにはG色についての適正露光条件として、プリ
スキャン時のGa/GImax倍の露光量となるような露光
条件を設定し(ステップS25)、超えているときには
G色についての適正露光条件としてプリスキャン時のG
a×64/Gmax倍の露光量となるような露光条件を決定
する(ステップS26)。また、CPU40は、B色に
ついての輝度ヒストグラムから、画像部分の最明点輝度
BImaxと絶対最大輝度Bmaxとを認識し、Bmax/BImax
の値が64を超えているか否か判別し(ステップS2
7)、超えていないときにはB色についての適正露光条
件としてプリスキャン時のBa/BImax倍の露光量とな
るような露光条件を設定し(ステップS28)、超えて
いるときにはB色についての適正露光条件としてプリス
キャン時のBa×64/Bmax倍の露光量となるような露
光条件を設定する(ステップS29) なお、上記ステップS23が実行された場合には、図8
に示すように、ラインセンサ13d上において画像部分
の最明点輝度RImaxに対応する箇所の露光量(最明点露
光量)IImaxが量子化最大露光量Iaを下回るので、輝
度信号の正規化をするべく、CPU40は、R色につい
ての増幅器23aのゲインを、Ra/((64×Ra/R
max)×RImax)に設定するようゲイン設定回路23b
に指示を出す。
【0061】なお、Ra/((64×Ra/Rmax)×RI
max)の値が、増幅器23aに設定しうるゲインの最大
値を超える場合には、R色についての増幅器23aのゲ
インをその最大値に設定すると共に、不足増幅分につい
ては、ルックアップテーブル回路23fにおいて増幅す
ることとすればよい。因みに、ルックアップテーブル回
路23fにおける増幅は、R色に対応するルックアップ
テーブルの内容を、階調範囲を拡大変換するような内容
に変更すればよい。
【0062】また、以上のような輝度信号の増幅につい
ては、G色、B色に関しても同様に行われる。すなわ
ち、ステップS26が実行された場合には、CPU40
は、G色についての増幅器23aのゲインをGa/
((64×Ga/Gmax)×GImax)に設定するようゲイ
ン設定回路23bに指示を出し、ステップS29が実行
された場合には、CPU40は、B色についての増幅器
23aのゲインをBa/((64×Ba/Bmax)×BIma
x)に設定するようゲイン設定回路23bに指示を出
す。この際、Ga/((64×Ra/Gmax)×GImax)
の値が、増幅器23aに設定しうるゲインの最大値を超
える場合には、G色についての増幅器23aのゲインを
その最大値に設定すると共に、不足増幅分については、
ルックアップテーブル回路23fにおいて増幅すること
とすればよい。また、Ba/((64×Ba/Bmax)×
BImax)の値が、増幅器23aに設定しうるゲインの最
大値を超える場合には、B色についての増幅器23aの
ゲインをその最大値に設定すると共に、不足増幅分につ
いては、ルックアップテーブル回路23fにおいて増幅
することとすればよい。
【0063】すなわち、本実施形態は、ステップS2
1,S24,S27における判定により、ステップS2
2,S25,S27における設定が行われた場合にオー
バーフロードレイン機構(図3参照)の機能が有効とな
るか否かを前もって検知し、無効とみなした場合にの
み、ステップS22に代えてステップS23、ステップ
S25に代えてステップS26、ステップS28に代え
てステップS29をそれぞれ実行することで、過飽和現
象を確実に回避し、かつ過飽和現象が生じない限りにお
いて最も広い輝度範囲で画像部分を表現するものであ
る。
【0064】[第3実施形態(請求項1,請求項2,請
求項4,請求項6,請求項8に対応)]次に、図1,図
5,図7,図9,図10に基づいて本発明の第3実施形
態について説明する。 (構成)本実施形態の画像読取装置3は、図1に示す第
1実施形態の画像読取装置1において、CPU20に代
えてCPU60を備えたものに等しい。
【0065】CPU60による画像読み取り処理の動作
フローチャートは、図5又は図7に示すものと同じであ
る。但し、本実施形態では、読み取りの対象である原稿
11がポジフィルムとなるのに伴い、CPU60の動作
は、上記説明したCPU20,CPU40の動作と一部
相違する。その相違点は、最明点輝度RImax,GImax,
BImaxの求め方にある。以下、その相違点についてのみ
説明し、その他の部分については説明を省略する。
【0066】(動作)図9(a),(b)は、ポジフィ
ルム11の画像中に存在する輝点2bを説明する図であ
る。例えば、図9(a)に示すような星空を含む画像で
は、星の部分が輝点2bに相当する。手前に位置する家
などの風景(有効絵柄である。)を豊かに階調表現した
い場合には、輝点2bによる影響を除去する必要があ
る。
【0067】また、図9(b)に示すような光沢のある
金属品(電車)を含む画像では、光沢部分が輝点2bに
相当する。光沢以外の部分(有効絵柄である。)を豊か
に階調表現したい場合には、輝点2bによる影響を除去
する必要がある。すなわちポジフィルム11では、これ
らの輝点2bが、非有効絵柄となる。図10(a)は、
本実施形態におけるプリスキャンによって得られた輝度
ヒストグラムを示す図である。なお、図10(a)で
は、R色についての輝度ヒストグラムを代表して示し
た。
【0068】ポジフィルム11には輝点2bの存在する
画像と、輝点2bの存在しない画像とがあり、また、輝
点2bが存在しいる場合であってもその輝点2bの輝度
は個々の画像によって異なるので、CPU60は、輝度
ヒストグラムのピークの出現の仕方から、輝点2bに対
応するピークを判別する必要がある。すなわち、CPU
60は、輝度ヒストグラムに現れる複数のピークのう
ち、最も高輝度側のピークに相当する頻度を参照し、そ
の頻度が全体の頻度の所定割合(例えば1%)未満であ
り、かつその次に高輝度なピークと不連続であるとき
に、その最も高輝度側のピークが輝点2bに対応するピ
ークであるとみなす。
【0069】なお、連続しているか否かの峻別は、2つ
のピーク間において頻度0となる輝度範囲の広さが全体
の輝度範囲(0〜Ra)の所定割合(例えば10%)よ
りも小さいか否かによって行われる。ここで、次に述べ
る事項は、R色、G色、B色何れの輝度データを取得す
るときについても同様に当てはまるので、R色に関する
説明のみを代表して行う。
【0070】上記判別の結果、輝点2bが存在すること
を認識した場合には、その輝点2bに対応するピーク以
外のピークの輝度範囲の最大値を、CPU60は有効絵
柄の最明点輝度RImaxとみなす。図10(b)は、画像
読み取り処理の結果を説明する図である。なお、図10
(b)では、本スキャン時の「露光量ヒストグラム」を
示した。
【0071】図10(b)に明らかなように、本実施形
態によれば、上記第1実施形態又は第2実施形態と同様
に、輝点2bの影響を受けることなく、高品質の画像デ
ータが得られる。なお、CPU60が、特に図7に示す
動作フローチャートを実行するときには、輝点2bによ
る影響を抑えるために、ラインセンサ13dのうち、有
効絵柄の最明点輝度RImaxと絶対最大輝度Rmaxとの間
の輝度に対応する箇所の露光量が、ラインセンサ13d
のオーバーフローマージン領域に振り分けられるような
適正露光条件が設定される。
【0072】なお、以上説明した本実施形態では、原稿
11がポジフィルムであるため、本スキャン(ステップ
S5)時に施される階調変換特性には、ネガフィルム用
の反転処理は含まれない。 [第4実施形態(請求項1,請求項5,請求項7,請求
項9に対応)]次に、図1,図5,図7,図11に基づ
いて本発明の第4実施形態について説明する。
【0073】本実施形態の画像読取装置は、本発明をフ
ラットベッドスキャナに適用したものである。すなわ
ち、本実施形態の画像読取装置は、上記各実施形態にお
ける画像読取装置(図1参照)において、原稿11を支
持する支持手段として透明原稿台を使用し、各光学系や
駆動機構などを透明原稿台上の読み取りに適合するよう
配置したものに等しい。
【0074】図11(a)は、透明原稿台41上に載置
された原稿11を示す図である。透明原稿台41は、例
えば、印刷原稿などの比較的大きい原稿を読み取ること
ができるよう形成されており、図では、複数の原稿11
が透明原稿台41上の任意の位置に載置されている様子
を示している。この画像読取装置では、原稿11の画像
記憶領域の配置される領域が定まらないため、読み取り
の対象を比較的広い読取領域12Eに設定し、本スキャ
ン後にホストコンピュータ12のソフトウエア上で必要
な画像部分のみを切り出すという方法が採られる。した
がって、本実施形態の読取領域12Eには、フィルム非
載置領域(全透過部分)4cが含まれる。
【0075】また、本実施形態のCPUによる画像読み
取り処理の動作フローチャートは、図5又は図7に示す
ものと同じである。但し、本実施形態のCPUの動作
は、読取領域12E内に全透過部分4cが含まれるのに
伴い、上記説明したCPU20,40,60の動作とは
一部相違する。以下、その相違点についてのみ説明す
る。
【0076】図11(b)は、本実施形態におけるプリ
スキャンによって得られた輝度ヒストグラムを示す図で
ある。この輝度ヒストグラムには、上記各実施形態で示
した輝度ヒストグラム(図6(a),図8,図10
(a)参照)とは異なり、階調表現の必要な有効絵柄部
分(ネガフィルムでは画像部分)に対応するピークと、
階調表現の必要ない非有効絵柄部分(ネガフィルムでは
ベース部分、ポジフィルムでは輝点)に対応するピーク
との他、これらのピークよりも高輝度側に、全透過部分
4cに対応するピークが現れている。
【0077】そこで、本実施形態のCPUは、高輝度側
から数えて3つ目のピークである、有効絵柄に対応する
ピークの輝度範囲の最大値を最明点輝度RImaxとみなし
て、画像読み取り処理を行う。なお、CPUが図7に示
す動作フローチャートを実行する際には、最も高輝度側
のピークである、全透過部分4cに対応するピークの輝
度を、絶対最大輝度Rmaxとみなす。
【0078】以上の結果、全透過部分4cの影響を受け
ることなく、高品質の画像データが得られる。したがっ
て、本実施形態によれば、フラットベッドスキャナの全
透過部分4cを、マスク等で覆う必要が無くなる。 [その他]なお、上記各実施形態では、ラインセンサ1
3dに付与されているオーバーフロードレインが縦型の
オーバーフロードレインとなっているが、横型のオーバ
ーフロードレインに代えてもよい。
【0079】また、上記各実施形態では、原稿11を透
過した読取光1Lが形成する像を検出する透過型の画像
読取装置について説明したが、本発明は、原稿11にお
いて反射した読取光1Lが形成する像を検出する反射型
の画像読取装置にも同様に適用することができる。ま
た、上記各実施形態では、ステップS21,24,27
における判定の閾値と、ステップS23,26,29に
おける係数と、輝度信号の正規化のために増幅器23a
に設定すべきゲインの分母にかかる係数とが、何れも
「64」となっているが、これはラインセンサ13dの
流れ出し露光量Ia’の値が「64×Ia」であるときに
設定すべき値である。したがって、一般にこれらの閾値
及び係数については、それぞれ「Ia’/Ia」に設定す
ればよい。
【0080】また、上記各実施形態では、画像読取装置
内のCPUによる制御によって図5や図7に示すような
画像読み取り処理が実行されているが、このような制御
に相当する画像読み取りプログラムが記録された記録媒
体12cを用い、その画像読み取りプログラムをホスト
コンピュータ12に予めインストールすることによっ
て、図5や図7に示すような動作を、ホストコンピュー
タ12内のCPUの制御下で実現してもよい。
【0081】また、上記各実施形態で説明した動作プロ
グラムの一部又は全部は、ホストコンピュータ12か
ら、インターネットを介して所定のホームページにアク
セスし、ドライバソフトまたはファームウエアとしてダ
ウンロードすることもできる。例えば、このようなダウ
ンロードは、ホストコンピュータ12から所定のホーム
ページにアクセスした状態において、画面上の製品表示
の中から画像読取装置の1つであるフィルムスキャナを
選択したり、ホストコンピュータ12のOS環境に合致
するドライバソフトまたはファームウエアを選択するこ
とにより実行することができる。
【0082】また、ホストコンピュータ12とインター
ネットとの接続形態として、次のようなダイヤルアップ
接続が適用できる。すなわち、ホストコンピュータ12
は、モデムまたはターミナルアダプタを介して電話回線
に接続され、この電話回線により、インターネット接続
サービス会社であるプロバイダのモデムまたはターミナ
ルアダプタに接続される。プロバイダのモデムまたはタ
ーミナルアダプタは、サーバに接続され、サーバは、イ
ンターネットに中継経路を設定するためのルータを介し
て24時間接続されている。ホストコンピュータ12か
らは、必要なときに電話をかけて、プロバイダのサーバ
経由でインターネット(ホームページ)に接続する。な
お、ホストコンピュータ12とインターネットとの接続
形態は、このようなダイヤルアップ接続に限定されず、
プロバイダとの間を専用線を用いて常時接続する形態で
あっても良い。
【0083】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
読取領域に非有効絵柄が存在していても、確実に高品質
の画像信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態の
画像読取装置1,2,3の構成図である。
【図2】読取光1Lとラインセンサ13dとの関係を説
明する図である。
【図3】ラインセンサ13dを説明する図である。
【図4】ラインセンサ13dの光電変換特性を説明する
図である。
【図5】CPU20による画像読み取り処理の動作フロ
ーチャートである。
【図6】図6(a)は、プリスキャンによって得られた
輝度ヒストグラムを示す図である。図6(b)は、第1
実施形態(及び第2実施形態)における画像読み取り処
理の結果を説明する図である。
【図7】CPU40による画像読み取り処理の動作フロ
ーチャートである。
【図8】第2実施形態の画像読み取り処理の結果を説明
する図である。
【図9】ポジフィルム11の画像中に存在する輝点2b
を説明する図である。
【図10】図10(a)は、第3実施形態におけるプリ
スキャンによって得られた輝度ヒストグラムを示す図で
ある。図10(b)は、第3実施形態の画像読み取り処
理の結果を説明する図である。
【図11】図11(a)は、透明原稿台41上に載置さ
れた原稿11を示す図である。図11(b)は、第4実
施形態におけるプリスキャンによって得られた輝度ヒス
トグラムを示す図である。
【図12】図12(a)は、CCD型受光素子の光電変
換特性を示す図である。図12(b)は、原稿を説明す
る図である。
【図13】図13(a)は、画像部分12aの輝度範囲
がベース部分12bの輝度(ベース輝度)よりも大幅に
低くなる画像についてプリスキャンを行って取得した輝
度ヒストグラムである。図13(b)は、従来の画像読
取装置においてこのような画像に対し本スキャンを行っ
て取得した輝度ヒストグラムである。
【符号の説明】
1,2,3 画像読取装置 11 原稿(ポジフィルム又はネガフィルム) 13 読取光学系ユニット 13a 照明光学系 13d ラインセンサ 16 スキャン機構 23a 増幅器 21 光量制御回路 25 ラインセンサ駆動回路 27 ユニット駆動回路 23b ゲイン設定回路 23e A/D変換回路 23f ルックアップテーブル回路 20a メモリ 22 インタフェース回路 20,40,60 CPU 12 ホストコンピュータ 12e 表示装置 12c 記録媒体 12f 入力装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/028 H04N 1/04 102 Fターム(参考) 2H108 AA01 CA07 CB01 2H109 AA02 AB01 AB23 5B047 AA30 BB02 BC01 CB05 CB15 DC04 5C051 AA01 BA03 DB01 DB07 DC03 DE00 DE05 EA00 FA04 5C072 AA01 BA19 EA05 FB13 FB15 UA05 UA18 VA03 WA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿上の所定読取領域に読取光を照射す
    る照射手段と、 前記読取領域において反射又は透過した前記読取光が成
    す光学像を検出する受光素子と、 前記照射手段と前記受光素子とを駆動する駆動手段と、 前記受光素子に所定の露光条件が設定されるよう前記駆
    動手段の駆動内容を設定し、その設定下における前記受
    光素子の出力から、前記光学像の輝度情報を取得する輝
    度情報取得手段と、 前記受光素子に、前記原稿に応じた露光条件を設定する
    ために、前記取得された輝度情報に応じて前記駆動手段
    の駆動内容を再設定する再設定手段とを備えた画像読取
    装置であって、 前記受光素子として、 オーバーフロードレイン機構を有した受光素子を使用
    し、かつ、 前記再設定手段は、 前記輝度情報に基づいて、前記読取領域のうち階調表現
    すべき有効絵柄の最明点輝度を参照すると共に、前記受
    光素子上でその有効絵柄の最明点輝度に対応する箇所の
    露光量である最明点露光量が、その受光素子の量子化最
    大露光量又はその近傍の露光量となるように前記再設定
    を行うことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、 前記再設定手段は、 前記輝度情報に基づいて、前記読取領域のうち階調表現
    すべき有効絵柄の最明点輝度と、絶対最大輝度とを参照
    すると共に、前記受光素子上でその有効絵柄の最明点輝
    度に対応する箇所の露光量である最明点露光量が、その
    受光素子の量子化最大露光量又はその近傍の露光量とな
    り、かつ前記受光素子上で前記絶対最大輝度に対応する
    箇所の露光量である絶対最大露光量が、その受光素子の
    オーバーフローマージン領域上限の流れだし露光量以下
    となるように、前記再設定を行うことを特徴とする画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、 前記再設定手段は、 前記原稿がネガフィルムであるときには、前記読取領域
    のうち階調表現する必要のないベース部分による影響を
    抑えるために、前記受光素子上で前記有効絵柄の最明点
    輝度とベース輝度との間の輝度に対応する箇所の露光量
    が、その受光素子のオーバーフローマージン領域に振り
    分けられるように前記再設定を行うことを特徴とする画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、 前記再設定手段は、 前記原稿がフィルム又は反射原稿であるときには、前記
    輝度情報に基づいて前記有効絵柄の最明点輝度と、階調
    表現する必要のない輝点の輝度とを参照すると共に、そ
    の輝点による影響を抑えるために、前記受光素子上で前
    記有効絵柄の最明点輝度と前記輝点輝度との間の輝度に
    対応する箇所の露光量が、その受光素子のオーバーフロ
    ーマージン領域に振り分けられるように前記再設定を行
    うことを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像読取装置におい
    て、 前記原稿は、その原稿よりも広い面を有した原稿台によ
    って支持されている、及び/又はその原稿内に前記読取
    光を透過させるような素通し部を有しており、 前記照射手段が前記読取光を照射する前記読取領域は、
    前記原稿台上の所定領域であり、 前記再設定手段は、 前記読取領域のうち前記原稿の載置されていない領域及
    び/又は前記素通し部に相当する非載置領域の影響を抑
    えるために、前記受光素子上で前記有効絵柄の最明点輝
    度と前記非載置領域の輝度との間の輝度に対応する箇所
    の露光量が、その受光素子のオーバーフローマージン領
    域に振り分けられるように前記再設定を行うことを特徴
    とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の照射手段、受光素子、
    及び駆動手段を備えた画像読取装置の制御手順を記憶し
    た記憶媒体であって、 前記制御手順には、 請求項1に記載の輝度情報取得手段の動作を実行するた
    めの制御手順と、 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の再設定手段の
    動作を実行するための制御手順とが含まれることを特徴
    とする画像読取装置の制御手順を記憶した記憶媒体。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の照射手段と、請求項1
    に記載の受光素子及び駆動手段とを備えた画像読取装置
    の制御手順を記憶した記憶媒体であって、 前記制御手順には、 請求項1に記載の輝度情報取得手段の動作を実行するた
    めの制御手順と、 請求項5に記載の再設定手段の動作を実行するための制
    御手順とが含まれることを特徴とする画像読取装置の制
    御手順を記憶した記憶媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の照射手段、受光素子、
    及び駆動手段を備えた画像読取装置の制御手順を含んだ
    コンピュータプログラム信号を符号化して伝送するため
    のデータ構造において、 前記制御手順には、 請求項1に記載の輝度情報取得手段の動作を実行するた
    めの制御手順と、 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の再設定手段の
    動作を実行するための制御手順とが含まれることを特徴
    とする画像読取装置の制御手順を含んだコンピュータプ
    ログラム信号を符号化して伝送するためのデータ構造。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の照射手段と、請求項1
    に記載の受光素子及び駆動手段とを備えた画像読取装置
    の制御手順を含んだコンピュータプログラム信号を符号
    化して伝送するためのデータ構造において、 前記制御手順には、 請求項1に記載の輝度情報取得手段の動作を実行するた
    めの制御手順と、 請求項5に記載の再設定手段の動作を実行するための制
    御手順とが含まれることを特徴とする画像読取装置の制
    御手順を含んだコンピュータプログラム信号を符号化し
    て伝送するためのデータ構造。
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