JP2002076775A - 表面実装用水晶発振器 - Google Patents
表面実装用水晶発振器Info
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Abstract
部内に水晶片とICチップを収容してなる表面実装用水
晶発振器において、前記枠壁の下方となる底壁の一部に
切欠部を設けて、電子部品を配置した構成とする。
(2)底壁及び上下面枠壁からなる表面実装容器の上面
枠壁による凹部内に水晶片を密閉封入し、下面枠壁によ
る凹部内にICチップを収容してなる表面実装用水晶発
振器において、前記下面枠壁に切欠部を設けて電子部品
を配置した構成とする。(3)前記電子部品は前記水晶
発振器の周波数温度特性を補償する感温抵抗素子を含む
温度補償素子とした構成とする。
Description
下、表面実装発振器とする)を産業上の技術分野とし、
特に小型化に適した表面実装発振器に関する。
携帯型の電子機器に周波数及び時間の基準源として広く
採用されている。一般には、積層セラミックからなる表
面実装容器に水晶片とICチップを収容して小型化を達
成している。
従来例を説明する図で、第7図及び第10図は表面実装
発振器の構造断面図、第8図及び第9図は表面実装容器
の分解図である。表面実装発振器は凹部及び段部を有す
る表面実装容器1内にLSIを含むICチップ2と水晶
片3を収容してなる。ICチップ2は凹部底面に超音波
熱圧着等によるフェースダウンボンディングによって、
水晶片3は一端部を導電性接着剤4によって固着され
る。なお、ICチップ2はワイヤボンディングによって
電気的に接続される場合もある。
及び上部枠壁1cを積層してなり、中間枠壁1bの長さ
方向となる両端側の枠幅を上部枠壁1cのそれより大き
くする。これにより、段部を形成する。なお、これらは
焼成によって一体的に成形される。
面側に上面枠壁1d及び下面枠壁1eを積層して、両面
側に凹部を形成する。そして、上面側の凹部内に水晶片
3の一端部を固着して密閉封入する。また、下面側の凹
部内にICチップ2を固着し、樹脂等の保護材5を充填
して表面実装発振器を構成する。なお、図中の符号6は
シーム溶接用の金属リング、同7は金属カバーである。
機器の時間基準源(所謂クロック源)では、ICチップ
2に水晶片3(水晶振動子)を除く発振回路を集積化す
る。また、移動通信機器(例えば携帯電話)の周波数源
では、同発振回路に加えて温度補償機構をICチップ2
に集積化する。
数となる補償電圧を発生し、発振閉ループに挿入した電
圧可変容量素子に印加する。そして、電圧可変容量素子
の容量変化によって、水晶発振器の三次曲線となる周波
数温度特性を相殺し、温度補償する(未図示)。
成の各水晶発振器では発振回路あるいは温度補償機構を
含めてICチップ2に集積化するものの、例えば容量の
大きい電源・アース間のバイパスコンデンサ等を集積化
することは困難であった。このため、これらを表面実装
容器1に収容する場合は、ディスクリート(個別)とし
たチップ状のコンデンサを使用せざるを得なかった。
を使用すると、表面実装容器1の平面外形が小さくなる
ほど収容スペースが失われ、小型化を阻害する。また、
これらのコンデンサを外付けにすると、付加価値の低下
する問題があった。
化して温度補償型とする場合には、周囲温度の検出手段
を例えばPN接合領域の順方向降下電圧の温度特性を利
用する。しかし、この場合には、温度検出信号のレベル
がICチップ2の内部雑音に対して相対的に小さく雑音
特性を劣化させる。また、温度検出信号を増幅するので
消費電流も大きくなる。
用して補償電圧を発生し、これを電圧可変容量素子に印
加する前述同様の所謂間接法を用いる。あるいは、サー
ミスタとコンデンサからなる並列回路を発振閉ループに
挿入して、同並列回路の端子間容量(等価直列容量)の
変化によって温度補償する所謂直接法を用いることが考
えられる。
Cチップ2内に集積化することは困難なのでデ゛イスクリ
ートとしなければならず、前述同様に小型化を阻害する
問題があった。
る表面実装発振器を提供することを目的とする。
からなる表面実装容器の凹部内に水晶片とICチップを
収容してなる表面実装用水晶発振器において、前記枠壁
の下方となる底壁の一部に切欠部を設けて、電子部品を
配置したことを基本的な第1の解決手段とする。
面実装容器の上面枠壁による凹部内に水晶片を密閉封入
し、下面枠壁による凹部内にICチップを収容してなる
表面実装用水晶発振器において、前記下面枠壁に切欠部
を設けて電子部品を配置したことを基本的な第2の解決
手段とする。
る底壁の一部に切欠部を設けて電子部品を配置したので
(第1解決手段)、あるいは底壁の下面側となる下面枠
壁の一部に切欠部を設けて電子部品を配置したので(第
2解決手段)、外形寸法を小さくして高密度な実装が得
られる。以下、本発明の一実施例を温度補償発振器を例
として説明する。
を説明する図で、第1図は温度補償機構を有する表面実
装発振器の構造断面図、第2図は同表面実装容器の分解
図、第3図は同外観図である。なお、前従来例図と同一
部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略す
る。表面実装発振器は前述同様に底壁1a、中間及び上
部枠壁1(bc)からなる表面実装容器1の凹部底面に
ICチップ2を、水晶片3の一端部を段部に固着して、
シーム溶接により金属カバー7を接合してなる。そし
て、この例での表面実装容器1は、底壁1aの長さ方向
の両端側に切欠部8(ab)を設けたエ字状とする。切
欠部8(ab)は段部を形成する中間枠壁1bの下方に
位置して枠幅内に設けられる。
列回路を形成するサーミスタとコンデンサの温度補償素
子9をそれぞれ配置する。各並列回路は高温及び低温補
償回路を形成する。そして、これらは直列接続して発振
閉ループ内に挿入されて温度補償回路(機構)を構成す
る(直接法)。あるいは、感温抵抗網を形成するサーミ
スタ及び抵抗の温度補償素子9を配置して、ICチップ
2内の電圧可変容量素子に補償電圧を印加する温度補償
機構を構成する(間接法)。
ンデンサ及び抵抗の温度補償素子9を底壁1aの切欠部
8に配置するので、表面実装容器1の外形寸法を小さく
維持する。そして、温度検出手段としてディスクリート
のサーミスタを使用するので、ICチップ2の内部雑音
に対する温度検出信号を相対的に大きくし、雑音特性を
良好にする。また、温度検出信号を増幅することもない
ので消費電流をも小さく維持できる。
を説明する図で、第4図は温度補償機構を有する表面実
装発振器の構造断面図、第5図は同表面実装容器の分解
図である。この例での表面実装発振器は、底壁1a及び
上面及び下面枠壁1(de)からなり、上面側の凹部内
に水晶片3の一端部を固着して密閉封入する。また、下
面側の凹部内にICチップ2を固着し、樹脂等の保護材
5を充填する。そして、ここでの下面枠壁1dの両端側
には切欠部8(ab)を設けられ、前述同様に温度補償
素子9が配置される。
としたサーミスタ等の温度補償素子9を下面枠壁1eの
切欠部8に配置するので、表面実装容器1の外形寸法を
小さく維持する。そして、ICチップ2の内部雑音に対
する温度検出信号を相対的に大きくし、雑音特性を良好
にして消費電流をも小さく維持できる。
保護材5を充填する必要があるが、温度補償素子9は保
護材の必要がなく、底壁1aの下面側にてこれらを独立
配置することで温度補償素子9の後付け可能になる等
の、工程の自由度を上げる利点がある。
面実装容器1を対象として少なくともサーミスタを含む
温度補償素子9を表面実装容器1(底壁1a)の切欠部
8に配置したが、ICチップ2に集積化が困難な大容量
のコンデンサ等を配置してもよく、必要に応じた電子部
品を配置できる。
形成する長さ方向における両端側の中間枠壁の下方とし
たが、幅方向の両側であってもよく要は中間枠壁1bの
下方であればよい。また、第2実施例での切欠部8は下
面枠壁の両端側としたが、いずれであってもよい。
壁層1a及び第2実施例での下面枠壁1eは、切欠部8
に配置されるチップ素子の高さ寸法等に応じて複数層と
してもよい。これは、焼成前のセラミックシートの厚み
に制約があること等に起因する。
端に接近する場合は接合面の強度が低下して亀裂等を生
じるおそれがある。この場合には、例えば底壁層1aを
上下層に分割し、上層は平板として下層をエ字状とすれ
ばよい。但し、上層は下層に対して極力薄くし(例えば
1/3以下)て高さ寸法を抑える。
を段部に保持したが、例えば表面実装容器1をエ字状と
した底壁1aと上面枠壁1fから形成して凹部にICチ
ップ2を上面枠壁1fに水晶片3を保持して凹状とした
カバーを樹脂封止等によって接合してもよい(第6
図)。
方となる底壁の一部に切欠部を設けて電子部品を配置し
たので、あるいは底壁の下面側となる下面枠壁の一部に
切欠部を設けて電子部品を配置したので、外形寸法を小
さくして高密度な実装の得られる表面実装発振器を提供
できる。
の構造断面図である。
分解図である。
斜視図である。
の構造断面図である。
の分解図である。
の構造断面図である。
である。
る。
る。
図である。
導電性接着剤、5 充填材、6 金属リング、7 カバ
ー、8 切欠部、9 温度補償素子.
Claims (3)
- 【請求項1】底壁及び枠壁からなる表面実装容器の凹部
内に水晶片とICチップを収容してなる表面実装用水晶
発振器において、前記枠壁の下方となる底壁の一部に切
欠部を設けて、電子部品を配置したことを特徴とする表
面実装用水晶発振器。 - 【請求項2】底壁及び上下面枠壁からなる表面実装容器
の上面枠壁による凹部内に水晶片を密閉封入し、下面枠
壁による凹部内にICチップを収容してなる表面実装用
水晶発振器において、前記下面枠壁に切欠部を設けて電
子部品を配置したことを特徴とする表面実装用水晶発振
器。 - 【請求項3】前記電子部品は前記水晶発振器の周波数温
度特性を補償する感温抵抗素子を含む温度補償素子であ
る請求項1又は2の表面実装用水晶発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000255793A JP2002076775A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 表面実装用水晶発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000255793A JP2002076775A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 表面実装用水晶発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002076775A true JP2002076775A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18744523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000255793A Pending JP2002076775A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 表面実装用水晶発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002076775A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-08-25 JP JP2000255793A patent/JP2002076775A/ja active Pending
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060516 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060713 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070326 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070424 |