JP2002076322A - 固体撮像装置および製造方法 - Google Patents

固体撮像装置および製造方法

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JP2002076322A
JP2002076322A JP2000262378A JP2000262378A JP2002076322A JP 2002076322 A JP2002076322 A JP 2002076322A JP 2000262378 A JP2000262378 A JP 2000262378A JP 2000262378 A JP2000262378 A JP 2000262378A JP 2002076322 A JP2002076322 A JP 2002076322A
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layer
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film
transfer
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JP2000262378A
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English (en)
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Koji Okabe
浩司 岡部
Hiroyuki Mori
裕之 森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像部の周縁でオンチップレンズの形成面の傾
きを低減し、画質を改善する。 【解決手段】基板に形成された受光部5および垂直転送
部7と、垂直転送部7の上方に形成され、受光部5で生
成され垂直転送部7に掃き出された信号電荷の転送時に
転送クロック信号φV1,φV2,φV3,φV4 が印加され
る転送電極10a,10b,11a,11bとを含む撮
像部2を有する。転送電極10a〜11bに接続された
クロック配線層12a,12b,12c,12dが、撮
像部2の周囲に配線されている。このクロック配線層を
含む第1導電層(12a〜12dおよび13)の厚さt
2が、第1導電層と同じ階層で同じ材料からなり第1導
電層より外側の第2導電層(たとえば、電極パッド1
4)の厚さt1より薄い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD(Charge Co
upled Device) など、多数の画素が配列された撮像部内
に垂直転送部を有し、その転送電極を駆動するクロック
信号を供給するクロック配線層を撮像部の周囲に配置し
た固体撮像装置と、その製造方法に関する。特定的に、
本発明は、クロック配線層等の段差が近隣の画素に与え
る影響を低減した固体撮像装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、CCD固体撮像素子は、チップサ
イズの小型化および多画素化が非常に強く望まれてい
る。
【0003】しかし、現状の画素サイズのままチップを
小型化したのでは、画素数が減少し、その結果として解
像度が低下する。また、現状の画素サイズのまま多画素
化したのでは、チップサイズが大きくなり、生産コスト
の増大あるいはチップ歩留りの低下を招く。したがっ
て、チップサイズの小型化または多画素化を実現するに
は、画素サイズを現状より縮小することが必須となる。
これが出来れば、解像度を維持したまま小型のCCD撮
像素子が提供でき、あるいは、逆に素子サイズを維持し
たまま解像度を上げることができる。
【0004】ところが、画素サイズを縮小した場合、単
位画素に入射する光量は減少し、各画素の受光部の感度
特性が低下するという不具合が生じてしまう。光電変換
の効率を向上させることにより感度特性を維持すること
も可能であるが、その場合、ノイズ成分も増幅してしま
うため、CCD撮像素子から出力される映像信号のS/
N比が低下する。つまり、画素サイズを縮小したときの
感度特性の維持を光電変換の効率向上のみで達成するべ
きではなく、S/N比の低下を防ぐために各画素の集光
効率を出来るだけ向上させることが必要となってくる。
【0005】この観点から、受光部上方に設けたカラー
フィルタ上にオンチップレンズ(OCL;On Chip Len
s)を設け受光部への集光効率を高める工夫がされてい
る。図10および図11は、従来のCCD撮像素子にお
いて、撮像部(以下、有効部ともいう)と、その周囲に
近接するクロック配線層または水平転送レジスタ(Hレ
ジスタ)とを示す断面図である。
【0006】基板20内の表面領域に所定の不純物を所
定の条件でイオン注入することにより、チャネルストッ
パ9、受光部5、垂直転送部7、図示を省略した読み出
しゲート部等が形成されている。基板20上には、酸化
シリコンなどの絶縁膜が形成され、垂直転送部7の上方
の絶縁膜上位置に、互いに絶縁された2層のポリシリコ
ンなどからなる垂直転送電極10,11、および図示を
省略した遮光膜が形成されている。遮光膜は、受光部5
の上方で開口している。遮光膜上および受光部5上を覆
って、BPSG(Borophosphosilicate glass) などから
なる第1層間絶縁膜22が形成されている。また、第1
層間絶縁膜22上には、酸化シリコンなどからなり表面
が平坦化された第2層間絶縁膜23が形成されている。
そして、第2層間絶縁膜23上に、オンチップカラーフ
ィルタ(OCCF)24が配置されている。OCCF2
4は、境界領域により区切られた画素領域ごとに、たと
えば赤(R),緑(G),青(B)の何れかに着色され
ている。また、OCCF24上に、たとえばネガ型感光
樹脂などの光透過材料からなるオンチップレンズ(OC
L)25が配置されている。
【0007】このような構成の画素がマトリックス状に
配置された有効部に対し、図10に示すように、たとえ
ば、その周囲の3辺に沿って、垂直転送電極10,11
に4相の垂直転送クロック信号φV1 ,φV2 ,φV3
およびφV4 の何れかを供給するためのクロック配線層
12が4本(図10では2本のみ示す)横並びに配置さ
れている。このクロック配線層12は、基板20の表面
に形成された素子分離絶縁層21上の第1層間絶縁膜2
2上に配置され、第2層間絶縁膜23内に埋め込まれて
いる。クロック配線層12は、たとえば0.8〜1.0
μm程度の厚さt1を有する金属膜、たとえばアルミニ
ウムの膜をパターンニングすることにより形成される。
【0008】一方、図11に示すように、有効部の他の
一辺(電荷の垂直転送方向の辺)に近接して、Hレジス
タが設けられている。具体的に、Hレジスタにおいて、
基板20内に不純物領域からなる水平転送部30が形成
され、水平転送部30上に酸化シリコンなどからなる絶
縁膜が形成されている。水平転送部30上方の絶縁膜上
位置に、ポリシリコンなどからなる水平転送電極31が
第1層間絶縁膜22内に埋め込まれて形成されている。
第1層間絶縁膜22上には、第2層間絶縁膜23に埋め
込まれ、Hレジスタ全域を覆う遮光層32が配置されて
いる。遮光層32は、前記したクロック配線層12と同
じ階層の同じ金属膜を一括してパターンニングして形成
される。このため、遮光層32の厚さは、クロック配線
層と同じt1である。この遮光層32および前記したク
ロック配線層12は、第2層間絶縁膜23中に完全に埋
め込まれている。また、遮光層32およびクロック配線
層12の上方には、OCL25形成時にレンズ間の連結
部と同じ膜厚で残ることとなるレンズ形成膜25aが第
2層間絶縁膜23上に残存する。
【0009】これらHレジスタやクロック配線層12の
配置領域のさらに外側に位置するチップの周縁部分に
は、図12に示すように、素子分離絶縁層21と第1層
間絶縁膜22の積層膜上に、ワイヤなどが表面に接合さ
れる電極パッド14が形成されている。電極パッド14
は、前記したクロック配線層12および遮光層32と同
じ階層の同じ金属膜を一括してパターンニングして形成
される。このため、電極パッド14の厚さはt1であ
る。また、第2層間絶縁膜23およびレンズ形成膜25
aには、電極パッド14上で開口部23aが形成されて
いる。
【0010】このような構成のCCD撮像素子では、そ
の有効部に素子分離絶縁層21が形成されないが、その
周辺領域の殆どに数μm程度の厚さの素子分離絶縁層2
1が形成されている。また、前記したクロック配線層1
2,遮光層32,電極パッド14,さらには図示を省略
した出力回路内の配線層が、同じ金属膜(膜厚:t1)
をパターンニングして一括して形成され、これらは第2
層間絶縁膜23内に埋め込まれている。したがって、有
効部と、それ以外の領域には、いわゆるグローバル段差
が生じる。そのため、第2層間絶縁膜23の表面は、た
とえばリフロー法またはCMPなどの研磨法により平坦
化されている。そして、その平坦化面上に、OCCF2
4およびOCL25が配置されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の固体撮像素子においては、第2層間絶縁膜23の
表面を平坦化しているものの、グローバル段差を完全に
解消することは難しく、多少なりとも第2層間絶縁膜2
3の表面に段差が残るのが普通である。しかも、平坦化
後は、段差量そのものは格段に低減されるが、段差の範
囲(傾斜面の範囲)はむしろ拡大し、僅かに傾斜した第
2層間絶縁膜23の表面領域が有効部の周縁部にできて
しまうことが多い。この有効部における第2層間絶縁膜
23の表面は、OCCF24およびOCL25の形成基
準面となることから、以下に述べる理由により、第2層
間絶縁膜23の表面に僅かでも傾斜があると画質に与え
る影響が大きい。
【0012】OCLを有するCCD撮像素子において、
受光部5に対し垂直な光(以下、垂直光)がOCL25
に入射されると、この光はOCL25で集光され、受光
部5の表面(受光面)の中央部に焦点が合うように、O
CL25のレンズ面の曲率および受光部5までの距離な
どが最適化されている。しかし、OCL25は画素感度
向上の要請から、無効領域となる隙間を出来るだけ少な
くするようにCCD撮像素子表面に出来るだけ大きく形
成されているのに対し、受光部5が形成された基板20
においては、垂直転送部7、チャネルストッパ9、読み
出しゲート部などの配置スペースが必要であり、加えて
垂直転送電極の横方向(水平方向)の接続箇所など光が
余り届かない箇所があるため、セル面積に対する有効な
受光部5の面積比はかなり小さいのが普通である。した
がって、OCL25の水平度を決める第2層間絶縁膜2
3の表面に少しでも傾きがあると、集光した光の一部が
簡単に受光面から外れてしまう。また、第2層間絶縁膜
23の表面に段差が少しでも残っていると、OCCF2
4およびOCL25の形成膜、加工時のマスク層となる
レジストなどの膜厚が変化し、このことも受光面の集光
点の位置ずれを大きくする一因となる。
【0013】図11に示す構造例において、外側から3
番面の青色光を担う画素では、入射光が受光面のほぼ中
央に集光されレンズ25の傾きの影響はでていないが、
それより外側の2画素ではレンズ25の傾きの影響で、
光の焦点位置が受光面の中央から大きくずれている。一
方、図10に示す水平方向の断面では、素子分離絶縁層
21の厚さだけ平坦化すべき段差が大きいうえ受光部5
の水平方向のサイズが小さいことから、この影響は深刻
である。つまり、図10においては、外側から3番面の
画素にまでレンズ25の傾きの影響がでており、しか
も、さらに外側の2画素では集光した光の一部が受光面
からほとんど外れかかっている。
【0014】このように、集光点の受光面内での位置ず
れがあると、図13に示すディスプレイの画面50上に
おいて、その周縁部50aで感度不足により画面が暗く
なったり、RGB等の色間の感度のバラツキが大きくな
って色ずれが生じるという不具合がある。したがって、
このようなオンチップレンズの傾きに起因した画質不良
を有効に低減することが、従来より強く求められてい
た。
【0015】本発明の目的は、撮像部の周縁でオンチッ
プレンズの形成面の傾きを低減し、その結果、画質を改
善できる固体撮像装置とその製造方法とを提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る固体撮像装置は、基板に形成された受光部および垂直
転送部と、上記垂直転送部の上方に形成され、上記受光
部で生成され上記垂直転送部に掃き出された信号電荷を
所定の方向に転送するときに転送クロック信号が印加さ
れる転送電極とを含む撮像部を有し、上記転送電極に接
続されたクロック配線層が上記撮像部の周囲に配線され
た固体撮像装置であって、上記撮像部の周辺領域に配置
され上記クロック配線層を含む第1導電層の厚さが、上
記第1導電層と同じ階層で同じ材料からなり上記第1導
電層より外側に配置された第2導電層の厚さより薄い。
【0017】上記撮像部の信号転送方向側に隣接した水
平転送部をさらに有し、上記第1導電層は、上記水平転
送部の上方を覆う遮光層を含む。また、上記第2導電層
は、上記基板の周縁領域に配置された電極パッド層を含
む。さらに、上記転送電極および上記第1導電層上を覆
い、表面が平坦化処理された平坦化膜と、上記平坦化膜
の上記撮像部の上方領域上に配置されたカラーフィルタ
およびオンチップレンズとをさらに有した。
【0018】この第1の観点に係る固体撮像装置では、
撮像部の周囲に配置された、クロック配線層(および水
平転送部の遮光層)などの第1導電層が、それより外側
に配置され、第1導電層と同じ階層で同じ材料からなる
第2導電層より薄く形成されている。したがって、撮像
部と、それ以外の部分との間のグローバル段差が低減さ
れ、平坦化処理後の平坦化膜表面の平坦度が向上してい
る。このため、撮像部の周縁領域に位置する画素におい
て、オンチップレンズで集光された光の受光部面での位
置ずれが従来より低減している。
【0019】本発明の第2の観点に係る固体撮像装置の
製造方法は、基板の撮像領域内に受光部および垂直転送
部を形成し、上記受光部で生成され上記垂直転送部に掃
き出された信号電荷を所定の方向に転送するときに転送
クロック信号が印加される転送電極を上記垂直転送部の
上方に形成し、上記転送電極と接続するクロック配線層
を上記撮像領域の周囲に形成する固体撮像装置の製造方
法であって、上記クロック配線層の形成工程では、上記
撮像領域の周囲に配置され上記クロック配線層を含む第
1導電層の厚さを、上記第1導電層と同じ階層で同じ材
料からなり上記第1導電層より外側に配置された第2導
電層の厚さより薄くする。
【0020】具体的に、たとえば、上記第2導電層とな
る導電膜を全面に成膜し、上記導電膜の上記撮像領域の
周辺部分を選択的にエッチングして薄膜化し、一部薄膜
化した上記導電膜をパターンニングして、上記第2導電
層と、上記第2導電層より薄い上記第1導電層とを形成
する。あるいは、上記第2導電層の下層部を形成し、上
記第1導電層となる導電膜を上記下層部上を含む全面に
成膜し、上記導電膜をパターンニングして、上記第1導
電層と、上記下層部上に上記導電膜からなる上層部が積
層され上記第1導電層より厚い上記第2導電層とを形成
する。
【0021】これら本発明の第2の観点に係る固体撮像
装置の製造方法では、導電膜のパターンニング工程、す
なわち1回のフォトリソグラフィと1回のエッチング
(および1回の成膜)を追加するだけで、上述した撮像
部の周縁領域での集光点の位置ずれが低減される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる固体撮像装
置および製造方法の実施形態を、インターライン転送方
式のCCD撮像素子を例として、図面を参照しながら説
明する。
【0023】図1は、本実施形態に係わるCCD撮像素
子の主要な構成を示すブロック図である。このCCD撮
像素子1は、撮像部2、水平転送部3、出力部4を有す
る。出力部4は、例えばフローティングゲートにて構成
された電荷−電圧変換部4aを有する。撮像部2は、光
電変換を行なう受光部5、読出ゲート部6および垂直転
送部7からなる画素8を、平面マトリックス状に多数配
置させて構成されている。各画素8間は、図示せぬチャ
ネルストッパで電気的に干渉しないように分離されてい
る。垂直転送部7は、受光部5の列ごとに共通化され所
定の本数、配置されている。撮像部2に、垂直転送部7
を駆動する4相の垂直転送クロック信号φV1,φV2,φ
V3,φV4 が入力される。水平転送部3に、これを駆動
する2相の水平転送クロック信号φH1,φH2 が入力さ
れる。これら水平転送部3および垂直転送部7は、半導
体基板内の表面側に不純物が導入されて形成されたマイ
ノリティ・キャリアの電位井戸と、絶縁膜を介在させた
基板上に互いに絶縁分離して繰り返し形成された複数の
電極(転送電極)とから構成されている。これらの転送
部3,7には、その転送電極に対して上記した転送クロ
ック信号(φV1,φV2,φV3,φV4 又はφH1,φH2
)がそれぞれ周期的に位相をずらして印加される。こ
れら転送部3,7は、転送電極に印加される転送クロッ
ク信号に制御されて前記電位井戸のポテンシャル分布が
順次変化し、この電位井戸内の電荷を転送クロック信号
の位相ずれ方向に転送する、いわゆるシフトレジスタと
して機能する。以下、垂直転送部7を“Vレジスタ”、
水平転送部3を“Hレジスタ”と称する。
【0024】図2は、図1のA部を拡大して示す平面図
である。図2中、符号6aは読出ゲート部6の配置領
域、7aは垂直転送部7の転送チャネル領域を示す。読
出ゲート部の配置領域6aとは、図1においてで前記読
出ゲート6が同一列方向でセルごとに離間して多数形成
される領域をいう。また、転送チャネル領域7aとは、
前記垂直転送部7の信号電荷を転送する転送チャネルが
形成される領域をいう。符号9aはチャネルストッパの
形成領域(チャネルストッパ領域)を示している。この
チャネルストッパ領域9aは、受光部5で発生した信号
電荷の異なるセル側への流入を防止するチャネルストッ
パ9が形成される領域をいう。これら3つの領域6a,
7a,9aは、互いに隣接して列方向に延びている。
【0025】この3つの領域6a,7a,9aに直交し
て、第1の垂直転送電極10a,10bが交互に配置さ
れている。第1の垂直転送電極10a,10bは、3つ
の領域6a,7a,9aの各セル内の部分をほぼ覆う矩
形部分を、行方向のセル間で連結したような平面形状を
有している。また、第2の垂直転送電極11a,11b
が、それぞれ第1の垂直転送電極10a,10bに一部
重なりながら同一方向に配置されている。第2の垂直転
送電極11a,11bは、列方向で隣り合う第1の垂直
転送電極10aと10bとの近接箇所で、両垂直転送電
極10a,10bに対しそれぞれ所定幅でオーバーラッ
プしている。この第2の垂直転送電極11a,11b
は、第1ポリシリコン膜から構成され、前記第1の垂直
転送電極10a,10bは、第1ポリシリコン膜上に絶
縁膜を介在させた状態で積層された第2ポリシリコン膜
から構成される。
【0026】第1の垂直転送電極10aにクロック信号
φV1 が印加され、他の第1の垂直転送電極10bにク
ロック信号φV3 が印加される。また、第2の垂直転送
電極11aにクロック信号φV2 が印加され、他の第2
の垂直転送電極10bにクロック信号φV4 が印加され
る。このように4相のクロック信号が印加される4つの
垂直転送電極10a,10bおよび11a,11bを一
組として、図1の撮像部2全面で転送電極が繰り返し配
置されている。
【0027】図3は、撮像部の周辺領域を含むチップ全
体の配置例を模式的に示す図である。撮像部(有効部)
2の周囲の3辺に沿って、垂直転送電極10a,10
b,11a,11bに4相の垂直転送クロック信号φV
1 ,φV2 ,φV3 およびφV4 の何れかを供給するた
めの4本のクロック配線層12a,12b,12cおよ
び12dが横並びに配置されている。クロック配線層1
2aは垂直転送電極10aに、クロック配線層12bは
垂直転送電極11aに、クロック配線層12cは垂直転
送電極10bに、クロック配線層12dは垂直転送電極
11bに、それぞれ左右のコンタクトを介して接続され
ている。また、Hレジスタ3は、外光を遮蔽してノイズ
を低減するために遮光層13で覆われている。Hレジス
タ3の電荷転送端側に、前記した出力部4(図1)を含
む出力回路4’が配置されている。このVレジスタ3の
遮光層13およびクロック配線層12a〜12dの外側
のチップ周縁部には、各種信号または電源電圧等の入出
力のためにワイヤがボンディングされる電極パッド14
が形成されている。これらのクロック配線層12a〜1
2d、遮光層13、電極パッド14(および出力回路
4’内の配線層)は、詳細は次に述べるが、半導体配線
構造内で同じ階層の同じ材料の膜から形成される。
【0028】図3のA−A’線に沿った断面図を図4
に、B−B’線に沿った断面図を図5に、C−C’線に
沿った断面図を図6にそれぞれ示す。図4〜図6におい
て符号20は、シリコン基板またはシリコン基板に形成
されたp型ウエルなど(以下、基板という)を示す。基
板20内の表面領域に、図4〜図6に示すように、たと
えばn型不純物領域などからなり基板20との間のpn
接合を中心とした領域で光電変換を行って信号電荷を発
生させ、信号電荷を一定時間蓄積する複数の受光部5が
離間して形成されている。
【0029】図4に示すように、各受光部5間に、両側
の受光部とそれぞれ所定距離をおいて、主にn型不純物
領域からなる垂直転送部7が形成されている。なお、図
示を省略したが、受光部5と一方の垂直転送部7との間
に、読み出しゲート部6(図2)の可変ポテンシャル障
壁を形成するp型不純物領域が形成され、受光部5と他
方の垂直転送部7との間に、高濃度p型不純物領域から
なるチャネルストッパ9が基板深部にまで形成されてい
る。このチャネルストッパ9は、図5および図6に示す
ように、受光部5の周囲を囲む格子状に形成されてい
る。
【0030】基板20上には、酸化シリコンなどの絶縁
膜が形成され、垂直転送部7の上方の絶縁膜上位置に、
第1および第2ポリシリコン層からなる垂直転送電極1
0a,11aが互いに絶縁されて積層されている。な
お、図示を省略したが、垂直転送部7上には、酸化シリ
コンなどの絶縁膜を介在させた状態で、たとえばタング
ステン(W)などの高融点金属からなる遮光膜が形成さ
れている。遮光膜は、受光部5の上方で開口し、その開
口部の周縁は、垂直転送電極10a,11aの段差より
若干内側に位置する。これは、遮光膜の垂直転送部7に
対する遮光性を高め、スミアを抑えるためである。
【0031】全面に、たとえばPSG(Phosphosilicate
glass) ,BPSG(Borophosphosilicate glass) また
は酸化シリコンなどからなる第1層間絶縁膜22が形成
されている。第1層間絶縁膜22上に、PSG(Phospho
silicate glass) ,BPSG(Borophosphosilicate gla
ss) ,酸化シリコンまたは窒化シリコンなどからなる第
2層間絶縁膜23が形成されている。第2層間絶縁膜2
3の表面は平坦化されている。
【0032】第2層間絶縁膜23の平坦化面上に、オン
チップカラフィルタ(OCCF)24が配置されてい
る。図示例のOCCF24は、原色系のカラーコーディ
ングがなされ、境界領域で区切られた画素領域が赤
(R),緑(G),青(B)の何れかに着色されてい
る。なお、補色系のカラーコーディングがされたOCC
Fでは、たとえばイエロー(Ye),マゼンダ(M
g),シアン(Cy),緑(G)などの何れかに着色さ
れる。OCCF24上に、たとえばネガ型感光樹脂など
の光透過材料からなるオンチップレンズ(OCL)25
が配置されている。OCL25のレンズ面(凸状曲面)
で受けた光が集光され、OCCF24で特定の波長領域
が選択され、受光部5に入射される。OCL25は無効
領域となる隙間を出来るだけ少なくするようにCCD撮
像素子表面に形成され、遮光膜上方の光も有効利用して
受光部5に入射させるため、画素の感度が向上する。
【0033】一方、図4および図5に示す有効部の周辺
領域2’には、基板表面に酸化シリコンなどからなる素
子分離絶縁層21が形成されている。素子分離絶縁層2
1上に第1層間絶縁膜22が形成され、第1層間絶縁膜
22上に、クロック配線層12a,12cが配置されて
いる。図4および図5では2本のクロック配線層を示す
が、同様に、他の2本のクロック配線層12d,12b
が横並びに配置され、これら4本のクロック配線層12
a〜12dが第1層間絶縁膜22上で第2層間絶縁膜2
3内に埋め込まれている。クロック配線層12a〜12
dは、たとえば0.4〜0.5μm程度の厚さt2の金
属膜、たとえばアルミニウム(Al)の膜からなる。
【0034】また、図6に示すように、有効部2の電荷
の垂直転送端側に配置されたHレジスタでは、第1層間
絶縁膜22上に、厚さt2の金属膜、たとえばAl膜か
らなる遮光膜13が第2層間絶縁膜23内に埋め込まれ
て形成されている。
【0035】なお、各電極パッド14は、上記したクロ
ック配線層12a〜12dおよび遮光膜13より厚い膜
厚t1を有し、素子分離絶縁層21と第1層間絶縁膜2
2の積層膜上に形成されている。本実施形態における電
極パッド14の形態は、前記した図12と同様に単層の
金属膜からなる場合と、図7に示すように、膜厚t3の
下層膜上に膜厚t2の上層膜が積層され、これにより全
体の膜厚t1の電極パッド14が構成されている場合の
2態様がある。何れの場合も、第2層間絶縁膜23およ
びレンズ形成膜25aが電極パッド14の上方で開口部
23aを有し、この開口部23a内の表出面にワイヤ等
が接合されることとなる。
【0036】つぎに、このCCD撮像素子の製造方法を
説明する。まず、既知の方法にしたがって、シリコン基
板の所定箇所に素子分離絶縁層21を形成した後、シリ
コン基板内の各種不純物領域の形成を行う。すなわち、
まず、用意したシリコン基板内の表面領域に、必要に応
じてp型不純物領域をイオン注入してpウエル等を形成
した後、p型不純物領域を高濃度にイオン注入して、チ
ャネルストッパ9を形成する。また、チャネルストッパ
9の一方側にn型不純物を所定条件でイオン注入して受
光部5を形成し、チャネルストッパ9の他方側にn型不
純物を所定条件でイオン注入して垂直転送部7を形成
し、垂直転送部7と受光部5との間にn型不純物を所定
条件でイオン注入して読み出しゲート部を形成する。続
いて、各種不純物領域を形成した基板1の表面に、酸化
シリコン膜などを熱酸化またはCVDして絶縁膜を形成
する。絶縁膜上に不純物が添加されて導電率を高めた第
1ポリシリコン層をCVDにより堆積し、第1ポリシリ
コン層をパターンニングして転送電極11a,11bを
形成する。さらに絶縁膜を形成して、その上に不純物が
添加されて導電率を高めた第2ポリシリコン層を堆積
し、第2ポリシリコン層をパターンニングして転送電極
10a,10bを形成する。形成した転送電極10a,
10b上を覆って、たとえば酸化シリコンなどの絶縁膜
を形成する。また、絶縁膜上にWなどの高融点金属膜を
CVDし、高融点金属膜を受光部5の上方で開口するよ
うにパターンニングして遮光膜を形成する。
【0037】遮光膜およびその開口部上にPSG,BP
SGまたは酸化シリコンなどからなる第1層間絶縁膜2
2を成膜する。この成膜後の膜は、膜材の段差被膜性が
大きい場合は、素子分離絶縁層21による段差をある程
度緩和するが、さらに段差を小さくしたい場合は、成膜
後に加熱処理を行ってリフローさせるとよい。
【0038】つぎに、第1層間絶縁膜22上に、たとえ
ばAl膜からなる導電層、すなわちクロック配線層12
a〜12d,遮光層13,電極パッド14(および出力
回路内の他の配線層など)を一括形成する。この形成方
法には、以下の如く2通りある。
【0039】第1の方法では、まず、第1層間絶縁膜2
2上に厚さt1のAl膜をスパッタリングまたは蒸着
し、その一部を残膜厚t2となるまでエッチングする方
法である。具体的には、この選択的エッチングでは、ま
ず、図8に示すようなパターンにて、Al膜上にエッチ
ングマスク層(たとえばレジスト)40を形成する。こ
のマスク層40は、有効部の周辺領域の必要部分に開口
部を有する。すなわち、マスク層40は、クロック配線
層12a〜12dの配置領域に開口部40aを有し、H
レジスタ3の遮光層13の配置領域に開口部40bを有
する。このようなマスク層40を形成した状態で、Al
膜の表出部分をエッチングし、残膜厚がt2となったと
ころでエッチングを停止する。その後、マスク層40を
除去し、このAl膜をさらに、通常のAlパターンニン
グ時のフォトマスクを用いてパターンニングする。
【0040】第2の方法では、まず、第1層間絶縁膜2
2上に厚さt3のAl膜を上記と同様な方法で形成し、
図7に示す電極パッド14の下層膜14aのように、有
効部2の周辺領域を除く必要な箇所にパターンが残るよ
うにパターンニングする。つぎに、再度、厚さt2のA
l膜を同様な方法で形成し、この厚さt2のAl層をさ
らに、通常のAlパターンニング時のフォトマスクを用
いてパターンニングする。これにより、有効部2の周辺
領域では薄く、その他の領域では厚いAlパターンが形
成される。
【0041】このように形成した導電層(Al層)を埋
め込むように、たとえばPSG,BPSG,酸化シリコ
ンまたは窒化シリコンなどの第2層間絶縁膜23を、プ
ラズマCVD法などにより堆積させる。また、堆積した
第2層間絶縁膜23を既知の方法を用いて平坦化する。
その後、第2層間絶縁膜23の平坦化面上に、たとえば
染色法によりOCCF24を形成する。染色法では、カ
ゼインなどの高分子に感光剤を添加して塗布し、露光、
現像、染色および定着を色ごとに繰り返す。その他、い
わゆる分散法、印刷法または電着法などを用いてOCC
F24を形成してもよい。また、ネガ型感光性樹脂など
の光透過性樹脂を厚く形成し、これをラウンディングし
たレジストパターンをマスクとしたエッチングにより加
工してOCL25を形成する。最後に、このOCL25
形成時に残存したレンズ形成膜25aおよび第2層間絶
縁膜23を電極パッド14上で開口し、開口部23aを
形成する。
【0042】本実施形態に係るCCD撮像素子およびそ
の製造方法では、電極パッド14など必要な箇所には導
電層(Al層)を厚くしながら、有効部2の周辺領域の
導電層、たとえばクロック配線層12a〜12dおよび
遮光層13の膜厚を薄くし、その結果、第2層間絶縁膜
23の周縁部での平坦度を向上させている。
【0043】図9(A),(B)に、導電層の膜厚をチ
ップ内全ての箇所でt1とした従来の場合に対し、本実
施形態で、有効部2の周辺領域のみ導電層の膜厚t2
を、t1の3/4または1/2に低減した場合とを比較
して、画素感度および色の均一性を実験により求めた結
果を示す。この実験結果は、有効部の最外周部のRGB
3原色の組の画素について、感度および色ムラの平均値
を求めた結果である。本発明の適用により、図9(A)
に示すように画素感度の均一性が約4割〜8割程度も大
幅に向上し、また、図9(B)に示すように色ムラの均
一性が最大で2割ほど改善される。これは、クロック配
線層12a〜12dおよび遮光層13の薄膜化により、
有効部2の周縁部における第2層間絶縁膜23の平坦度
(水平度)が有効に向上したことを如実に示している。
このように、本発明によって、有効部2の周辺領域での
画質不良を改善することができた。
【0044】なお、最初から導電層の膜厚をチップ内全
ての箇所でt2とすることも可能であるが、それでは必
要な箇所の膜厚が確保できない。たとえば、電極パッド
14は、その上の膜をエッチング除去して開口部23a
を形成する際に開口部端など応力がかかった箇所でエッ
チングが過剰に進み段切れを起こす可能性があり、ま
た、ワイヤボンディング性を考慮するとある程度の膜厚
確保が必要である。また、出力回路40内のAl配線な
ども、その回路面積を大きくすることなく回路特性を維
持するには、ある程度の膜厚確保が必要となる。一方、
クロック配線層12a〜12dおよび遮光層13を有効
部2から離して配置する方法では、無駄な領域が出来て
チップコストが上昇する。また、遮光層13を離すと必
然的にHレジスタ3を有効部2から離す必要があるが、
それではVレジスタからHレジスタに電荷を掃き出すに
際し距離が長くなり、更に電荷転送が必要となり余り好
ましくない。本実施形態では、これらの不利益を被るこ
となく、1回のフォトリソグラフィおよび1回のエッチ
ングの工程(および1回の成膜工程)を従来工程に追加
するだけで、上記画質向上を図ることが可能となった。
これらの工程追加は、CCD撮像素子の製造工程全体に
占める割合としては極めて小さく、大幅なコスト増とな
らない。
【0045】なお、本実施形態では、種々の改変が可能
である。たとえば、クロック配線層の一部、たとえば内
側の1〜3本のみ薄膜化してもよい。この場合、信号遅
延を防止するために薄膜化した配線層の幅を太くしても
よい。ただし、内側の配線層は配線長が短いことから、
膜厚差を設けるだけで信号遅延がバランスされることが
あり、その場合は、配線層の幅変更の必要はない。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像装置によれば、撮
像部の周縁領域に位置する画素において受光部面での集
光点の位置ずれ量が従来より低減されることから、この
周縁領域に対応した再生画面の周縁部で画質低下が生じ
ない。すなわち、画素の感度低下が抑制されるため、こ
の固体撮像装置から出力される撮像信号を再生した画面
上で、その周縁領域が暗くなることがないか、暗くなっ
ても従来より程度が良くなる。また、撮像部の周縁領域
に位置する所定のカラーコーディング方式により受光色
が決められた複数種類の画素間で感度ムラが生じないた
め、上記再生画面上で、その周縁領域に色ムラが生じな
いか、生じても従来より程度が良くなる。
【0047】本発明に係る固体撮像装置の製造方法によ
れば、上記した画質改善を行うために工程の追加が少な
く、このため大幅なコスト増とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るCCD撮像素子の主要な構成を
示すブロック図である。
【図2】実施形態に係るCCD撮像素子の、図1のA部
を拡大して示す平面図である。
【図3】実施形態に係るCCD撮像素子の、撮像部の周
辺領域を含むチップ全体の配置例を模式的に示す図であ
る。
【図4】実施形態に係るCCD撮像素子の、図3のA−
A’線に沿った断面図である。
【図5】実施形態に係るCCD撮像素子の、図3のB−
B’線に沿った断面図である。
【図6】実施形態に係るCCD撮像素子の、図3のC−
C’線に沿った断面図である。
【図7】実施形態に係るCCD撮像素子の、図3のD−
D’線に沿った断面図である。
【図8】実施形態に係るCCD撮像素子の製造におい
て、導電層に膜厚差を付ける第1の方法に用いるマスク
層のパターンを示す平面図である。
【図9】(A)は実施形態における画素感度の均一性の
改善効果を示すグラフである。(B)は実施形態におけ
る色ムラの均一性の改善効果を示すグラフである。
【図10】従来のCCD撮像素子において、有効部と周
辺領域との境界部の構造を示す垂直転送方向と直交する
方向の断面図である。
【図11】従来のCCD撮像素子において、有効部とH
レジスタとの境界部の構造を示す水平転送方向と直交す
る方向の断面図である。
【図12】従来のCCD撮像素子において、電極パッド
部の構造を示す断面図である。
【図13】従来のCCD撮像素子を用いた撮影像につい
て、ディスプレイ画面上での画質不良領域を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…CCD撮像素子(固体撮像装置)、2…撮像部(有
効部)、2’…周辺領域、3…Hレジスタ、4…出力
部、4’…出力回路、4a…電荷−電圧変換部、5…受
光部、6…読出ゲート、6a…読出ゲートの配置領域、
7…Vレジスタ(垂直転送部)、7a…転送チャネル領
域、8…画素、9…チャネルストッパ、9a…チャネル
ストッパの配置領域、10a,10b…第1の垂直転送
電極、11a,11b…第2の垂直転送電極、12a,
12b,12c,12d…クロック配線層(第1導電
層)、13…遮光層(第1導電層)、14…電極パッド
(第2導電層)、14a…下層膜、14b…上層膜、2
0…シリコン基板(基板)、21…素子分離絶縁層、2
2…第1層間絶縁膜、23…第2層間絶縁膜、23a…
開口部、24…OCCF(カラーフィルタ)、25…O
CL(オンチップレンズ)、25a…レンズ形成膜、3
0…水平転送部、31…水平転送電極、40…マスク
層、40a,40b…開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA01 AB01 BA13 CA03 EA20 FA06 FA13 GC07 GD04 GD07 5C024 AX01 CY47 DX01 GX07 JX25 5C065 BB06 BB35 BB42 CC01 DD02 DD17 EE06 EE11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に形成された受光部および垂直転送部
    と、上記垂直転送部の上方に形成され、上記受光部で生
    成され上記垂直転送部に掃き出された信号電荷を所定の
    方向に転送するときに転送クロック信号が印加される転
    送電極とを含む撮像部を有し、 上記転送電極に接続されたクロック配線層が上記撮像部
    の周囲に配線された固体撮像装置であって、 上記撮像部の周辺領域に配置され上記クロック配線層を
    含む第1導電層の厚さが、上記第1導電層と同じ階層で
    同じ材料からなり上記第1導電層より外側に配置された
    第2導電層の厚さより薄い固体撮像装置。
  2. 【請求項2】上記撮像部の信号転送方向側に隣接した水
    平転送部をさらに有し、 上記第1導電層は、上記水平転送部の上方を覆う遮光層
    を含む請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】上記第2導電層は、上記基板の周縁領域に
    配置された電極パッド層を含む請求項1記載の固体撮像
    装置。
  4. 【請求項4】上記転送電極および上記第1導電層上を覆
    い、表面が平坦化処理された平坦化膜と、 上記平坦化膜の上記撮像部の上方領域上に配置されたカ
    ラーフィルタとをさらに有した請求項1記載の固体撮像
    装置。
  5. 【請求項5】基板の撮像領域内に受光部および垂直転送
    部を形成し、上記受光部で生成され上記垂直転送部に掃
    き出された信号電荷を所定の方向に転送するときに転送
    クロック信号が印加される転送電極を上記垂直転送部の
    上方に形成し、上記転送電極と接続するクロック配線層
    を上記撮像領域の周囲に形成する固体撮像装置の製造方
    法であって、 上記クロック配線層の形成工程では、上記撮像領域の周
    囲に配置され上記クロック配線層を含む第1導電層の厚
    さを、上記第1導電層と同じ階層で同じ材料からなり上
    記第1導電層より外側に配置された第2導電層の厚さよ
    り薄くする固体撮像装置の製造方法。
  6. 【請求項6】上記第2導電層となる導電膜を全面に成膜
    し、 上記導電膜の上記撮像領域の周辺部分を選択的にエッチ
    ングして薄膜化し、 一部薄膜化した上記導電膜をパターンニングして、上記
    第2導電層と、上記第2導電層より薄い上記第1導電層
    とを形成する請求項5記載の固体撮像装置の製造方法。
  7. 【請求項7】上記第2導電層の下層部を形成し、 上記第1導電層となる導電膜を上記下層部上を含む全面
    に成膜し、 上記導電膜をパターンニングして、上記第1導電層と、
    上記下層部上に上記導電膜からなる上層部が積層され上
    記第1導電層より厚い上記第2導電層とを形成する請求
    項5記載の固体撮像装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006294654A (ja) * 2005-04-05 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置及びその製造方法
US8084798B2 (en) 2007-05-15 2011-12-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having image sensor
US8456563B2 (en) 2009-07-23 2013-06-04 Sony Corporation Solid-state imaging device with on chip lenses with adjust characteristics to render pixel output sensitivities more uniform

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