JP2002075851A - 超解析ニアフィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方法 - Google Patents

超解析ニアフィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方法

Info

Publication number
JP2002075851A
JP2002075851A JP2000358078A JP2000358078A JP2002075851A JP 2002075851 A JP2002075851 A JP 2002075851A JP 2000358078 A JP2000358078 A JP 2000358078A JP 2000358078 A JP2000358078 A JP 2000358078A JP 2002075851 A JP2002075851 A JP 2002075851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field structure
oxide
film
superanalytical
photolithography method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000358078A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiho Kai
子峰 曾
Bunzui Kaku
文瑞 郭
Keien Go
桂燕 呉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raitoku Kagi Kofun Yugenkoshi
Original Assignee
Raitoku Kagi Kofun Yugenkoshi
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Raitoku Kagi Kofun Yugenkoshi filed Critical Raitoku Kagi Kofun Yugenkoshi
Publication of JP2002075851A publication Critical patent/JP2002075851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/094Multilayer resist systems, e.g. planarising layers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/146Laser beam

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超解析ニアフィールド構造を使用して、小さ
い線幅のフォトレジストパターンを形成するフォトリソ
グラフィ方法を提供する。 【解決手段】 基板52およびフォトレジスト膜54を
有する半導体チップ40に対して露光を行うものであっ
て、第1誘電膜56と第2誘電膜60と第1誘電膜およ
び第2誘電膜に挟まれた能動膜58とを備える超解析ニ
アフィールド構造62をフォトレジスト膜54上に形成
するステップと、ビーム64が超解析ニアフィールド構
造62を透過してフォトレジスト膜54を露光するステ
ップとを具備し、ビームが超解析ニアフィールド構造を
透過する時、超解析ニアフィールド構造がビームの光強
度を増強し、かつビームの口径を縮小する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、超解析ニアフィー
ルド構造を使用したフォトリソグラフィ方法に関し、特
に、超解析ニアフィールド構造を使用して小さい線幅の
フォトレジストパターンを形成するフォトリソグラフィ
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトリソグラフィ(photolithograph
y)工程は、半導体製造プロセスで最も重要なステップ
であって、それにより集積回路(integrated circuit
s)のレイアウト(layout)パターンをスムーズに半導
体チップ上に転写することができるものである。ウエハ
メーカは、半導体チップ上に設計済みの集積回路を形成
するために、一般的に言って、先ずフォトマスクを作製
するとともに、フォトマスク上に設計済みのパターンを
形成してから、フォトリソグラフィによりフォトマスク
上のパターンを一定の比率で半導体チップ表面のフォト
レジスト膜上に転写(transfer)しなければならない。
【0003】図1ないし図4に従来技術にかかるフォト
リソグラフィ工程を示すと、このフォトリソグラフィ工
程は、半導体チップ10上に金属導線のサイズならびに
位置をパターニングするものである。図1において、半
導体チップ10は、基板22と、この基板22表面に設
けたフォトレジスト膜24とを備える。基板22は、シ
リコン基板12と、このシリコン基板12中に設けられ
る複数個のドーピング領域14と、シリコン酸化物によ
り構成されシリコン基板12上に設けられる絶縁膜16
と、タングステン(tungsten=W)により構成されドー
ピング領域14上方の絶縁膜16中に設けられる複数個
のコンタクトプラグ(contact plug)18と、各コンタ
クトプラグ18を電気接続するために絶縁膜16の表面
に設けられるとともに各コンタクトプラグ18を被覆す
る金属膜20とからなっている。
【0004】フォトレジスト膜24は、ポジ型フォトレ
ジスト(positive photo-resist)またはネガ型(negat
ive)フォトレジストから構成することができる。フォ
トレジスト膜24がポジ型フォトレジストから構成され
る時、光化学変換(photochemical transformation)を
行う露光工程において、ビームがフォトマスクパターン
を透過して基板22表面のフォトレジスト膜24へ照射
される。ビームにより照射されなかったフォトレジスト
膜24は、後続の現像(development)および洗浄工程
で残留し、ビームにより照射されたフォトレジスト膜2
4は、後続の現像および洗浄工程で除去され、フォトレ
ジスト膜24上にフォトマスクパターンと同一のハード
マスク(hard mask)が形成される。逆に、フォトレジ
スト膜24がネガ型フォトレジスト剤により構成される
場合は、ビームにより照射されなかったフォトレジスト
膜24が、後続の現像および洗浄工程で除去され、ビー
ムにより照射されたフォトレジスト膜24は、後続の現
像および洗浄工程で残留して、フォトマスクパターンと
は相補的な(complementary)ハードマスクを形成す
る。後述する従来技術は、半導体チップ表面のフォトレ
ジスト膜24としてポジ型フォトレジストを使用した場
合を例にあげて説明している。
【0005】従来、フォトリソグラフィ工程を行う前
に、図2に示すように、設計された集積回路パターンに
基づいてフォトマスク30を作製する。図示したフォト
マスク30は、ガラスまたは石英からなる透明基板32
と、この透明基板32の表面に設けられた複数本の不透
明なフォトマスクパターン(クロムパターン)34とか
らなっている。このフォトマスク30の作製を完了した
後、フォトマスク30により半導体チップ10に対する
露光を行ってから、露光後の半導体チップ10を現像液
中に置いて現像工程を行う。半導体チップ10は、現像
を経た後、数回の洗浄工程を行って、現像液および溶解
されたポジ型フォトレジストを除去する。その結果、半
導体チップ10表面に図3に示すように1組のフォトレ
ジストパターン26を残留させる。半導体チップ10
は、洗浄完了後にエッチング工程、すなわち、フォトレ
ジストパターン26をハードマスクとして垂直に下方へ
フォトレジストパターン26により被覆されていない金
属膜20を絶縁膜16表面に達するまで除去する工程を
行い、その後フォトレジストパターン26を完全に除去
することにより、図4に示すように、各コンタクトプラ
グ18を電気接続する金属導線28を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】集積回路の複雑度なら
びに集積度(integration)の絶え間ない増大に伴っ
て、フォトマスク30上のフォトマスクパターン34も
またますます小さなものとして設計されるようになって
きた。しかしながら、パターン転写を行う時、露光(ex
posure)工程により作製することができるパターンの限
界寸法(critical dimension=CD)は、露光手段(opti
cal exposure tool)の解像度限界(resolution limi
t)に制限されるものとなっていた。そのため、高密度
配列のフォトマスクパターン34により露光工程を行っ
て、半導体チップ10上にフォトレジストパターン26
を形成する時、光近接効果(optical proximity effec
t)が非常に発生しやすいものとなり、半導体チップ1
0表面のフォトレジストパターン26に露光過度(over
expose)あるいは露光不足(underexpose)による解像
度損失(resolution loss)を発生させるものとなって
おり、その結果として設計パターンのサイズ縮小化を招
いて、半導体チップ10上のフォトレジストパターン2
6とフォトマスク30上のフォトマスクパターン34と
が一致しなくなり、最終的には、半導体チップ10上に
形成されるデバイスの電気的性能に悪い影響を与えるも
のとなっていた。
【0007】そこで、本発明の目的は、超解析ニアフィ
ールド構造を使用して、小さい線幅のフォトレジストパ
ターンを形成するフォトリソグラフィ方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、所望
の目的を達成するために、本発明にかかる超解析ニアフ
ィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方法は、基
板および基板上に設けたフォトレジスト膜を有する半導
体チップに対して露光を行うものであって、第1誘電膜
と、第2誘電膜と、第1誘電膜および第2誘電膜に挟ま
れた能動膜とを備える超解析ニアフィールド構造をフォ
トレジスト膜上に形成するステップと、半導体チップに
ビームを照射する際に、ビームが超解析ニアフィールド
構造を透過してフォトレジスト膜を露光するステップと
を具備し、ビームが超解析ニアフィールド構造を透過す
る時、超解析ニアフィールド構造がビームの光強度を増
強し、かつビームの口径を縮小するものである。
【0009】超解析ニアフィールド構造により半導体チ
ップ表面に照射されるビームの口径を縮小することがで
きるので、半導体チップ上に形成される露光手段の解像
度限界を突破するフォトレジストパターンを形成するこ
とが可能となる。本発明は、ビームの口径を縮小し、か
つビームの光強度を増強することができるから、超解析
ニアフィールド構造を利用することで、フォトレジスト
膜上の光点サイズが、露光手段の解像度限界による制限
を受けないようにすることができ、解像度限界を超えた
線幅のフォトレジストパターンを形成して、半導体製造
プロセスにおける次世代の設計サイズに対するニーズを
満足させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を図面に基づいて説明する。 <第1実施形態>図5ないし図8に本発明にかかるフォ
トリソグラフィ方法を示す。このフォトリソグラフィ工
程は、半導体チップ40上に金属導線のサイズならびに
位置をパターニングするためのものである。図5におい
て、半導体チップ40は、基板52と、ネガ型フォトレ
ジストにより構成されるとともに基板52の表面に設け
られるフォトレジスト膜54とを備える。基板52は、
シリコン基板42と、このシリコン基板42中に設けら
れる複数個のドーピング領域44と、シリコン酸化物に
より構成されるとともにシリコン基板42上に設けられ
る絶縁膜46と、タングステン(tungsten=W)により
構成されるとともにドーピング領域44上方の絶縁膜4
6中に設けられる複数個のコンタクトプラグ48(cont
act plug)と、各コンタクトプラグ48を電気接続する
ためにコンタクトプラグ48表面に設けられるとともに
各コンタクトプラグ48を被覆する金属膜50とからな
っている。
【0011】図6に示すように、本発明は、先ずフォト
レジスト膜54上に超解析ニアフィールド構造62を形
成するものである。その超解析ニアフィールド構造62
は、厚さが約20ナノメートルの誘電膜56と、厚さが
約15ナノメートルの能動膜58と、厚さが約170ナ
ノメートルの誘電膜60とからなっている。能動膜58
は、ガリウム(gallium=Ga)、ゲルマニウム(germani
um=Ge)、ヒ素(arsenic=As)、セレン(selenium=S
e)、インジウム(indium=In)、スズ(tin=Sn)、ア
ンチモン(antimony=Sb)、テルル(tellurium=T
e)、銀(silver=Ag)などの材料で構成され、誘電膜
56および誘電膜60は、硫化亜鉛(ZnS)、窒化ケイ
素(SiNx)、窒化ガリウム(GaNx)、窒化アルミニウム
(AlNx)、窒化チタン(TiNx)などの材料で構成され
る。能動膜58は、また酸化ガリウム(GaOx)、酸化ゲ
ルマニウム(GeOx)、酸化ヒ素(AsOx)、酸化セレン
(SeOx)、酸化インジウム(InOx)、酸化スズ(Sn
Ox)、酸化アンチモン(SbOx)、酸化テルル(TeOx)、
酸化銀(AgOx)などの材料で構成することができ、その
場合には、誘電膜56および誘電膜60が、硫化亜鉛
(ZnS)、酸化シリコン(SiOx)、酸化アルミニウム(A
lOx)、酸化チタン(TiOx)などの材料で構成される。
【0012】超解析ニアフィールド構造62を完成した
後に露光工程を行うが、この露光工程では、波長が36
5ナノメートル(nanometer=nm)のビーム64を半導
体チップ40に照射する。この露光工程を行う過程で、
ビーム64が移動方式により超解析ニアフィールド構造
62を透過するとともに、フォトレジストパターンを形
成したい半導体チップ40表面のフォトレジスト膜54
を照射して、フォトレジスト膜54に光化学変換反応を
発生させる。露光工程を完了した後、すぐに超解析ニア
フィールド構造62をフォトレジスト膜54上から除去
してから、半導体チップ40を現像液中にいれて現像を
行う。
【0013】図7の半導体チップ40の平面図に示すよ
うに、半導体チップ40は、現像を経た後、数回の洗浄
工程を行って、現像液および溶解したネガ型フォトレジ
ストを除去して、半導体チップ40表面にフォトレジス
トパターン66を残留させる。半導体チップ40は、洗
浄工程を終了後にエッチング工程、すなわち、フォトレ
ジストパターン66をハードマスクとして垂直に下方へ
フォトレジストパターン66で被覆されていない金属膜
50を絶縁膜46の表面に達するまで除去する工程を実
施する。最後に、フォトレジストパターン66を完全に
除去して、図8に示すように、各コンタクトプラグ48
を電気接続する金属導線68を形成する。
【0014】<第2実施形態>図9に本発明にかかる別
の実施形態を示すと、この実施形態は、フォトレジスト
膜54表面に形成した図6の超解析ニアフィールド構造
62を、フォトレジスト膜54の上方に設置したビーム
遮蔽板70に置き換えたものである。ビーム遮蔽板70
は、透明基板72と超解析ニアフィールド構造74とを
備えるものであって、その超解析ニアフィールド構造7
4は、透明基板72表面に設けられた誘電膜76と、こ
の誘電膜76表面に設けられた能動膜78と、この能動
膜78表面に設けられた誘電膜80とからなっている。
そして、ビーム82をビーム遮蔽板70に透過させてフ
ォトレジスト膜54を照射し、露光工程を行う。超解析
ニアフィールド構造74とフォトレジスト膜54との距
離は、入射ビーム82の波長より小さいものとする。こ
の露光工程後、現像、洗浄、エッチング工程を行い、さ
らにフォトレジストパターンを完全に除去し、図10に
示すように、半導体チップ40表面に各コンタクトプラ
グ48を電気接続する金属導線68を形成する。
【0015】図11に、入射ビーム82が超解析ニアフ
ィールド構造74を透過する状況を示すと、入射ビーム
82が外部から誘電膜76へ進入して能動膜78を透過
し、誘電膜80から外部へ射出される時、入射ビーム8
2のこれら3層構造に対する透過率および透過ビーム8
4の光強度分布は、誘電膜76、能動膜78、誘電膜8
0の各層の屈折係数および厚さと、入射ビーム82なら
びに法線86間の入射角88とによって決定される。一
般的に言えば、光線が金属膜あるいは誘電膜で構成され
た多層構造を透過する時にはビーム強度が低下するが、
光線が特殊な多層構造を透過すると光強度がかって増大
される。例えば、構成された多層構造において、光線は
入射角度が臨界角度より大きいため全反射を発生させる
が、もしも適当な多層構造および厚さを有するものであ
れば、共振を発生させ、大きい光強度を出力することが
できるものとなる。理論上、吸収が発生しない理想的な
状況においては、数百倍の強度増大を得ることができ
る。
【0016】図12に示すように、入射ビーム82が金
属膜(能動膜)78の金属膜表面78aに入射される
が、そのとき、入射ビーム82の波動ベクトルは、金属
膜表面78aに平行な平行成分94と、金属膜表面78
aに垂直な垂直成分96とに分かれる。もしも平行成分
94の数値が金属膜表面78aの自由電子の運動量に等
しいならば、自由電子は入射ビーム82のエネルギを吸
収することができるので、金属膜表面78aの自由電子
が、入射ビーム82の電磁場に合わせて周期性の分布と
なる。電子疎密の分布により形成された物質波は縦波と
なるため、金属膜表面78a上では放射電磁波を発生し
ないが、その電場は、金属膜表面78aに垂直な距離に
従って指数が減少する。また、金属膜表面78aに垂直
な成分96は、引き続き金属膜78内を伝搬する。垂直
成分96の数値が多層構造内部で共振する定在波の条件
を満たす時、すなわち金属膜78の厚さが波長の半分
(垂直成分96のエネルギが対応する波長を指す)の整
数倍に等しい時、共振現象を発生するため、金属膜78
の別の表面78bが誘導により電磁場を発生させる。さ
らに、金属膜78の屈折係数が誘電膜76および誘電膜
80の屈折係数より大きいため、光線が金属膜78内で
反射を繰り返して(金属の屈折係数がとても大きく、通
常は全反射となる)、強め合う干渉を形成するので、表
面金属膜表面78b上の光強度を増強するものとなる。
【0017】図13に入射ビーム82が超解析ニアフィ
ールド構造74を透過した後の光強度の分布を示すと、
横軸は入射ビーム82の位置を示し、縦軸は入射ビーム
82の光強度を示している。入射ビーム82の光強度分
布がほぼガウス分布を呈しており、超解析ニアフィール
ド構造74へ入射される光強度分布が曲線90で表さ
れ、曲線92は、超解析ニアフィールド構造74を透過
した後の透過ビーム84の光強度分布を表している。図
から明らかなように、超解析ニアフィールド構造74に
より光強度を大幅に増強することができる。そして、注
目すべきことは、超解析ニアフィールド構造74の透過
ビーム84は、透過ビーム84の中心部分に近いほど光
強度が大きくなっていることである。また、入射した入
射ビーム82の半値全幅(full width of half magnitu
de = FWHM)98が透過ビーム84の半値全幅99より
大きいため、超解析ニアフィールド構造74は露光の入
射ビーム82の口径を縮小して、フォトレジスト膜上に
更に小さい線幅を形成することができる。
【0018】以上のごとく、本発明を好適な実施形態に
より開示したが、実施形態は、本発明を限定するための
ものではない。同業者であれば容易に理解できるよう
に、本発明は、本発明の技術思想の範囲において、適当
な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、
その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それ
と均等な領域を基準として定めなければならない。
【0019】
【発明の効果】上記構成により、本発明は、下記のよう
な長所を有する。本発明は、露光光源の口径を縮小する
とともに露光光源の光強度を増加させるという超解析ニ
アフィールド構造の特性を利用することにより、露光手
段の解像度限界を突破して、解像度限界を超える線幅の
フォトレジストパターン形成を可能とするものである。
超解析ニアフィールド構造の薄膜層の厚さを適切に調整
することで、露光光源の口径を縮小し、フォトレジスト
膜を照射する光点サイズが、露光手段の解像度限界によ
り制限されることがなくなるから、本発明は、解像度限
界を超えた線幅のフォトレジストパターンを形成するこ
とができ、半導体製造プロセスにおける次世代の設計サ
イズのニーズを満たすことができる。従って、産業上の
利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術にかかる金属導線形成前の半導体チッ
プを示す断面図である。
【図2】従来技術にかかるフォトマスクを示す平面図で
ある。
【図3】従来技術にかかる半導体チップにフォトマスク
パターンを形成した様子を示す平面図である。
【図4】従来技術にかかる金属導線形成後の半導体チッ
プを示す断面図である。
【図5】本発明にかかる金属導線形成前の半導体チップ
を示す断面図である。
【図6】本発明にかかる、ビームを利用して超解析ニア
フィールド構造を有する半導体チップに対して露光を行
う様子を示す説明断面図である。
【図7】図5の半導体チップにフォトマスクパターンを
形成した様子を示す平面図である。
【図8】図5の半導体チップに金属導線を形成した様子
を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態にかかる、超解析ニアフ
ィールド構造を有するビーム遮蔽板にビームを透過して
半導体チップに対して露光を行う様子を示す説明断面図
である
【図10】図9の半導体チップに金属導線を形成した様
子を示す断面図である。
【図11】ビームが超解析ニアフィールド構造を透過す
る様子を示す説明断面図である。
【図12】入射ビームが金属膜表面に入射して形成され
る光強度成分を示す説明断面図である。
【図13】本発明にかかる超解析ニアフィールド構造の
増強作用を示す特性図である。
【符号の説明】
40 半導体チップ 50 金属膜 52 基板 54 フォトレジスト膜 56 誘電膜 58 能動膜 60 誘電膜 62 超解析ニアフィールド構造 64 ビーム 66 フォトレジストパターン 68 金属導線 70 ビーム遮蔽板 74 超解析ニアフィールド構造 76 誘電膜 78 金属(能動)膜 80 誘電膜 82 入射ビーム 84 透過ビーム

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板およびこの基板上に設けたフォトレ
    ジスト膜を有する半導体チップに対して露光を行うもの
    であって、 第1誘電膜と、第2誘電膜と、前記第1誘電膜および前
    記第2誘電膜に挟まれた能動膜とを備えた超解析ニアフ
    ィールド構造を前記フォトレジスト膜上に形成するステ
    ップと、 前記半導体チップにビームを照射する際に、前記ビーム
    が前記超解析ニアフィールド構造を透過して前記フォト
    レジスト膜を露光するステップとを具備し、 前記ビームが前記超解析ニアフィールド構造を透過する
    時、前記超解析ニアフィールド構造が前記ビームの光強
    度を増強し、かつ前記ビームの口径を縮小することを特
    徴とする超解析ニアフィールド構造を使用したフォトリ
    ソグラフィ方法。
  2. 【請求項2】 前記能動膜は、ガリウム(gallium=G
    a)、ゲルマニウム(germanium=Ge)、ヒ素(arsenic
    =As)、セレン(selenium=Se)、インジウム(indium
    =In)、スズ(tin=Sn)、アンチモン(antimony=S
    b)、テルル(tellurium=Te)、銀(silver=Ag)で構
    成するグループ中の材料より選択されることを特徴とす
    る請求項1記載の超解析ニアフィールド構造を使用した
    フォトリソグラフィ方法。
  3. 【請求項3】 前記第1誘電膜は、硫化亜鉛(ZnS)、
    窒化ケイ素(SiNx)、窒化ガリウム(GaNx)、窒化アル
    ミニウム(AlNx)、窒化チタン(TiNx)で構成するグル
    ープ中の材料より選択されることを特徴とする請求項1
    または2記載の超解析ニアフィールド構造を使用したフ
    ォトリソグラフィ方法。
  4. 【請求項4】 前記第2誘電膜は、硫化亜鉛、窒化ケイ
    素、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、窒化チタンで構
    成するグループ中の材料より選択されることを特徴とす
    る請求項1または2記載の超解析ニアフィールド構造を
    使用したフォトリソグラフィ方法。
  5. 【請求項5】 前記能動膜は、酸化ガリウム(GaOx)、
    酸化ゲルマニウム(GeOx)、酸化ヒ素(AsOx)、酸化セ
    レン(SeOx)、酸化インジウム(InOx)、酸化スズ(Sn
    Ox)、酸化アンチモン(SbOx)、酸化テルル(TeOx)、
    酸化銀(AgOx)で構成するグループ中の材料より選択さ
    れることを特徴とする請求項1記載の超解析ニアフィー
    ルド構造を使用したフォトリソグラフィ方法。
  6. 【請求項6】 前記第1誘電膜は、硫化亜鉛(ZnS)、
    酸化シリコン(SiOx)、酸化アルミニウム(AlOx)、酸
    化チタン(TiOx)で構成するグループ中の材料より選択
    されることを特徴とする請求項1または5記載の超解析
    ニアフィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第2誘電膜は、硫化亜鉛、酸化シリ
    コン、酸化アルミニウム、酸化チタンで構成するグルー
    プ中の材料より選択されることを特徴とする請求項1ま
    たは5記載の超解析ニアフィールド構造を使用したフォ
    トリソグラフィ方法。
  8. 【請求項8】 前記超解析ニアフィールド構造と前記フ
    ォトレジスト膜との距離は、前記ビームの波長よりも小
    さいことを特徴とする請求項1記載の超解析ニアフィー
    ルド構造を使用したフォトリソグラフィ方法。
  9. 【請求項9】 前記ビームの波長は、約365ナノメー
    トル(nanometer=nm)であることを特徴とする請求項
    1記載の超解析ニアフィールド構造を使用したフォトリ
    ソグラフィ方法。
  10. 【請求項10】 前記能動膜の厚さは約15ナノメート
    ル、前記第1誘電膜の厚さは約20ナノメートル、前記
    第1誘電膜の厚さは約170ナノメートルであることを
    特徴とする請求項1記載の超解析ニアフィールド構造を
    使用したフォトリソグラフィ方法。
  11. 【請求項11】 前記超解析ニアフィールド構造を使用
    したフォトリソグラフィ方法は、さらに、前記超解析ニ
    アフィールド構造を除去するステップを備えることを特
    徴とする請求項1記載の超解析ニアフィールド構造を使
    用したフォトリソグラフィ方法。
  12. 【請求項12】 基板およびこの基板上に設けたフォト
    レジスト膜を有する半導体チップに対して露光を行うも
    のであって、 第1誘電膜と、第2誘電膜と、前記第1誘電膜および前
    記第2誘電膜に挟まれた能動膜とを備えた超解析ニアフ
    ィールド構造を有するビーム遮蔽板を前記フォトレジス
    ト膜の上方に設けるステップと、 前記半導体チップにビームを照射する際に、前記ビーム
    が前記超解析ニアフィールド構造を透過して前記フォト
    レジスト膜を露光するステップとを具備し、 前記ビームが前記超解析ニアフィールド構造を透過する
    時、前記超解析ニアフィールド構造が前記ビームの光強
    度を増強し、かつ前記ビームの口径を縮小することを特
    徴とする超解析ニアフィールド構造を使用したフォトリ
    ソグラフィ方法。
  13. 【請求項13】 前記能動膜は、ガリウム、ゲルマニウ
    ム、ヒ素、セレン、インジウム、スズ、アンチモン、テ
    ルル、銀で構成するグループ中の材料より選択されるこ
    とを特徴とする請求項12記載の超解析ニアフィールド
    構造を使用したフォトリソグラフィ方法。
  14. 【請求項14】 前記第1誘電膜は、硫化亜鉛、窒化ケ
    イ素、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、窒化チタンで
    構成するグループ中の材料より選択されることを特徴と
    する請求項12または13記載の超解析ニアフィールド
    構造を使用したフォトリソグラフィ方法。
  15. 【請求項15】 前記第2誘電膜は、硫化亜鉛、窒化ケ
    イ素、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、窒化チタンで
    構成するグループ中の材料より選択されることを特徴と
    する請求項12または13記載の超解析ニアフィールド
    構造を使用したフォトリソグラフィ方法。
  16. 【請求項16】 前記能動膜は、酸化ガリウム、酸化ゲ
    ルマニウム、酸化ヒ素、酸化セレン、酸化インジウム、
    酸化スズ、酸化アンチモン、酸化テルル、酸化銀で構成
    するグループ中の材料より選択されることを特徴とする
    請求項12記載の超解析ニアフィールド構造を使用した
    フォトリソグラフィ方法。
  17. 【請求項17】 前記第1誘電膜は、硫化亜鉛、酸化シ
    リコン、酸化アルミニウム、酸化チタンで構成するグル
    ープ中の材料より選択されることを特徴とする請求項1
    2または16記載の超解析ニアフィールド構造を使用し
    たフォトリソグラフィ方法。
  18. 【請求項18】 前記第2誘電膜は、硫化亜鉛、酸化シ
    リコン、酸化アルミニウム、酸化チタンで構成するグル
    ープ中の材料より選択されることを特徴とする請求項1
    2または16記載の超解析ニアフィールド構造を使用し
    たフォトリソグラフィ方法。
  19. 【請求項19】 前記超解析ニアフィールド構造と前記
    フォトレジスト膜との距離は、前記ビームの波長よりも
    小さいことを特徴とする請求項12記載の超解析ニアフ
    ィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方法。
  20. 【請求項20】 前記ビームの波長は、約365ナノメ
    ートルであることを特徴とする請求項12記載の超解析
    ニアフィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方
    法。
  21. 【請求項21】 前記能動膜の厚さは約15ナノメート
    ル、前記第1誘電膜の厚さは約20ナノメートル、前記
    第1誘電膜の厚さは約170ナノメートルであることを
    特徴とする請求項12記載の超解析ニアフィールド構造
    を使用したフォトリソグラフィ方法。
JP2000358078A 2000-07-24 2000-11-24 超解析ニアフィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方法 Pending JP2002075851A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW89114791 2000-07-24
TW089114791A TW513615B (en) 2000-07-24 2000-07-24 Photolithography using a super-resolution near-field structure

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002075851A true JP2002075851A (ja) 2002-03-15

Family

ID=21660525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000358078A Pending JP2002075851A (ja) 2000-07-24 2000-11-24 超解析ニアフィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6506543B1 (ja)
JP (1) JP2002075851A (ja)
TW (1) TW513615B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6524431B1 (en) * 2000-11-10 2003-02-25 Helix Technology Inc. Apparatus for automatically cleaning mask
TW569211B (en) * 2002-04-11 2004-01-01 Ritek Corp Super resolution CD mother mold, CD original mold and its manufacturing process
JP4221450B2 (ja) * 2002-09-26 2009-02-12 三星電子株式会社 高融点金属酸化物又はシリコン酸化物のマスク層を用いる超解像度近接場構造の高密度記録媒体
WO2004104646A1 (en) * 2003-05-20 2004-12-02 Kansas State University Research Foundation Microlens comprising a group iii-nitride material

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10289479A (ja) * 1997-04-10 1998-10-27 Tdk Corp 光記録媒体
US6254966B1 (en) * 1998-08-04 2001-07-03 Victor Company Of Japan, Ltd. Information recording mediums, supporter used in the mediums, manufacture methods of the supporter, manufacturing apparatus of the supporter and stampers for producing the mediums
TW440050U (en) * 1999-02-26 2001-06-07 Ritek Corp Surface-plasma ultra-resolution pre-recorded type CD structure

Also Published As

Publication number Publication date
US6506543B1 (en) 2003-01-14
TW513615B (en) 2002-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI713114B (zh) 微影光罩、微影光罩之製造方法以及進行微影製程之方法
CN106206264B (zh) 用于增加工艺裕度的鳍图案化方法
US6127096A (en) Method for reducing photolithographic steps in a semiconductor interconnect process
US8410616B2 (en) Method of processing resist, semiconductor device, and method of producing the same
KR100747625B1 (ko) 반도체 제조시 포토리소그래피 방법 및 패턴 생성 방법
US10859902B2 (en) Lithography mask and method
TWI831750B (zh) 形成開口於下方層、第一下方層、介電層、或基板中的方法
KR20050032581A (ko) 갭 결함을 가진 리소그라픽 템플릿을 형성하고 수리하는방법
US5486719A (en) Semiconductor device including insulating film arrangement having low reflectance
JP2002075851A (ja) 超解析ニアフィールド構造を使用したフォトリソグラフィ方法
WO2023065432A1 (zh) 一种半导体器件的制造方法
US9429835B2 (en) Structure and method of photomask with reduction of electron-beam scatterring
WO2023065431A1 (zh) 一种半导体器件的制造方法
US7018747B2 (en) Photomask having line end phase anchors
CN113284792A (zh) 半导体元件的形成方法
KR100846678B1 (ko) 반도체 제조에서 포토리소그래피 시스템 및 방법
KR20070087728A (ko) 폴리머를 이용한 반도체 소자의 게이트 형성 방법
JP4225544B2 (ja) 感光性材料の積層構造および微細パターン形成方法
KR100214277B1 (ko) 셀 어퍼쳐 제조방법과 반도체소자의 미세패턴 형성방법
JP3608978B2 (ja) 半導体装置の製造方法
CN113078049A (zh) 半导体结构及其形成方法
KR20220112135A (ko) 극자외선광 및 전기장을 이용한 레지스트 패턴 형성 방법 및 장치
KR20080060023A (ko) 반도체 소자의 미세 콘택홀 패턴 형성 방법
KR20020052470A (ko) 반도체 소자의 위상 반전 마스크 제조방법
JP2001324795A (ja) ホトマスクおよび半導体集積回路の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070807