JP2002075684A - 放電灯駆動装置 - Google Patents

放電灯駆動装置

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JP2002075684A
JP2002075684A JP2000306839A JP2000306839A JP2002075684A JP 2002075684 A JP2002075684 A JP 2002075684A JP 2000306839 A JP2000306839 A JP 2000306839A JP 2000306839 A JP2000306839 A JP 2000306839A JP 2002075684 A JP2002075684 A JP 2002075684A
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discharge lamp
electric discharge
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switching
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Eiji Abe
英治 阿部
Toshihiro Shibata
利弘 芝田
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 外部電極式の放電灯、トランス、スイッチン
グ素子で構成される放電灯スイッチングユニットを必要
台数用意し、これを1台のインバータ駆動信号ユニット
で制御するようにして、放電灯駆動装置を2つのユニッ
トに分離して複数の外部電極式の放電灯を同時点灯可能
にし、部品共通化により部品点数の削減を図る。 [解決手段] 直流電源と、この直流電源からの出力を
矩形波直流電圧に整形して駆動信号を生成する駆動信号
回路と、前記駆動信号を出力する駆動信号出力端子を備
えてなるインバータ駆動信号ユニットと、パルストラン
スの2次側に放電灯を設け、前記パルストランスの1次
側には、このパルストランスをスイッチングするスイッ
チング回路を設け、前記駆動信号を入力するための駆動
信号入力端子を備えてなる放電灯スイッチングユニット
とより構成されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータやワードプロセッサー等に使用される液晶表示装
置の背面光源として用いる外部電極式の放電灯を矩形波
点灯させる放電灯駆動装置に関し、更に詳しくは複数の
外部電極式の放電灯を同時点灯させる場合の装置の部品
点数の削減及びコストダウンを行うために2つのユニッ
トに分離された放電灯駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部電極式の放電灯を点灯させる
放電灯駆動装置は、放電灯毎にインバータ回路を接続し
て構成されていた。従来例を図14及び図15を参照に
して説明する。図14は外部電極式の放電灯を矩形波点
灯させる従来の放電灯駆動装置のブロック図を示し、図
15はその代表的な具体回路図である。図15におい
て、直流電源33はコンデンサ34を介してパルストラ
ンス35の1次巻線36の一端と接続され、コンデンサ
34とコンデンサ37は直列に接続され、コンデンサ3
7の他方の端子は接地されている。発振回路38は矩形
波直流電圧を電力増幅回路39と接続されている。パル
ストランス35の2次巻線40と並列に放電灯10接続
されている。放電灯10は、図3〜図6に示す外部電極
式の放電灯である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では外部電極式の放電灯を点灯させるためには、放電
灯毎にインバータ回路を設けなければならなかった。つ
まり、複数の放電灯を点灯させるには、ランプ毎に夫々
矩形波スイッチング回路、トランスを設けなければなら
ず、部品点数が増加し、製品の大型化を招くという問題
点があった。そこで、本発明は、外部電極式の放電灯、
トランス、スイッチング素子で構成される放電灯スイッ
チングユニットを必要台数用意し、これを1台のインバ
ータ駆動信号ユニットで制御するようにして、放電灯駆
動装置を2つのユニットに分離して複数の外部電極式の
放電灯を同時点灯可能にし、部品共通化により部品点数
の削減を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、直流電源と、
この直流電源からの出力を矩形波直流電圧に整形して駆
動信号を生成する駆動信号回路と、前記駆動信号を出力
する駆動信号出力端子を備えてなるインバータ駆動信号
ユニットと、パルストランスの2次側に放電灯を設け、
前記パルストランスの1次側には、このパルストランス
をスイッチングするスイッチング回路を設け、前記駆動
信号を入力するための駆動信号入力端子を備えてなる放
電灯スイッチングユニットとより構成されてなることを
特徴とする。本発明のうち請求項2記載の発明は、上記
駆動信号回路にはカウンタを備えた回路を設けて駆動信
号を生成するようにしたことを特徴とする。本発明のう
ち請求項3記載の発明は、上記駆動信号回路にはマイク
ロコンピュータを設けて駆動信号を生成するようにした
ことを特徴とする。本発明のうち請求項4記載の発明
は、放電灯が、該放電灯を構成する複数の電極の内、少
なくとも1の電極がバルブ外面に設けられ、このバルブ
内には希ガスが封入されている外部電極式の放電灯であ
ることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照にして説明する。図1は放電灯駆動装置の実施の形
態の1例を示すブロック図、図2は具体回路図である。
図2において、放電灯駆動装置は2つに分離し、インバ
ータ駆動信号ユニット1と放電灯スイッチングユニット
2とより構成される。インバータ駆動信号ユニット1で
は直流電源3に直列に駆動信号回路4を接続し、直流電
源3の出力を図7(b)(c)に示す矩形波直流電圧に
整形して、互いに位相の反転したパルス信号を駆動信号
A、Bとして出力させるように駆動信号出力端子5、6
を設けて構成されている。前記駆動信号回路4には調光
回路、発振回路や同期回路を備えている。放電灯スイッ
チングユニット2は、1次巻線7と2次巻線8を有する
パルストランス9と、放電灯10とコンデンサ11、1
2、スイッチング素子13、14及び駆動信号入力端子
15、16とより構成されている。パルストランス9の
2次巻線8と並列に放電灯10を接続し、パルストラン
ス9の1次巻線7と並列にコンデンサ11、12を接続
し、直列に接続されたスイッチング素子13とスイッチ
ング素子14との間にパルストランス9の1次巻線7の
他方の端子が接続され、駆動信号入力端子15、16を
スイッチング素子13、14に前記駆動信号A、Bを印
加可能に設けている。放電灯10は図3及び図4に示す
ように密閉された放電空間を構成するガラスバルブ17
の内面に蛍光体被膜18を被着形成し、ガラスバルブ1
7の一端に内部電極19を封着し、ガラスバルブ17の
外面には導電線を螺旋状に巻着した外部電極20を設
け、さらに外周面に短絡防止のために透光性樹脂フィル
ム21を巻着して形成されたものや、図5及び図6に示
すように内面に蛍光体被膜18を夫々被着形成した外管
22と内管23とよりなる二重管形蛍光ランプの外管2
2の一端に内部電極19を封着し、外管22の外面に導
電線を螺旋状に巻着してなる外部電極20を設け、さら
に外周面に透光性樹脂フィルム21を巻着して形成され
たものを用いる。放電灯10は、図3〜図6に示される
放電灯に限定せず、複数の電極のうち、少なくとも1の
電極がガラスバルブ外面に設けられていればよい。
【0006】次に動作について説明する。直流電源3が
投入されると、図7(a)に示すように所定調光周波数
の調光制御信号が出力され、発振回路からの出力を調光
制御信号でオンオフし、図7(b)(C)に示す位相の
互いに反転したパルス波形の駆動信号A、Bを生成す
る。駆動信号Aを駆動信号出力端子5より出力し、さら
に駆動信号入力端子15より入力すると、駆動信号Aの
オンオフと同期してスイッチング素子13はオンオフ動
作を繰り返す。また、駆動信号Bを駆動信号出力端子6
より出力し、さらに駆動信号入力端子16より入力する
と、駆動信号Bのオンオフと同期してスイッチング素子
14はオンオフ動作を繰り返す。スイッチング素子1
3、14は常にオンの状態とオフの状態が互いに反対の
状態にあるスイッチとしての作用をなし、矩形波を増幅
する。スイッチング素子13がオンでスイッチング素子
14がオフ状態では等価回路は図8に示す状態となり、
電流は図8中の矢印で示す方向に流れ、スイッチング素
子13がオフでスイッチング素子14がオン状態では等
価回路は図9に示す状態となり、電流は図9中の矢印で
示す方向に流れる。駆動信号A、Bの駆動信号入力端子
15、16への入力により図8と図9に示す状態が交互
に発生し、パルストランス9の1次巻線7には交番電流
が流れ、パルストランス9の2次側には昇圧された電圧
が出力され、放電灯10を点灯させる。インバータ駆動
信号ユニット1には駆動信号出力端子5、6を備え、放
電灯スイッチングユニット2には駆動信号入力端子1
5、16を備えることにより、1個のインバータ駆動信
号ユニットで1以上の放電灯スイッチングユニットを駆
動させる。つまり、1個のインバータ駆動信号ユニット
で複数の放電灯を同時点灯できるという効果がある。
【0007】図10及び図11に示される実施の形態に
ついて説明する。図10はブロック図、図11はインバ
ータ駆動信号ユニット1の回路図である。図10におい
て、インバータ駆動信号ユニット1にはカウンタ24を
設けている。図11に基づいて、インバータ駆動信号ユ
ニット1を説明すると、24はカウンタ、25はパルス
信号発生器、26はA/D変換器、27は可変抵抗器、
28はコンパレータ、29はNOTゲート、30、31
はANDゲートである。カウンタ24は、パルス信号発
生器25の出力パルスを計数する作用をし、例えば、0
〜255の値を繰り返し計数する。パルス信号発生器2
5は、放電灯10の点灯のための高周波パルスを発生す
るように構成されている。A/D変換器は、可変抵抗器
27により分圧された電圧値をディジタル値に変換する
ためのもので、例えば、0〜255の間の値を出力す
る。コンパレータ28は、A/D変換器26と、カウン
タ24の出力値を比較し、カウンタ24の出力値より
も、A/D変換器26の出力値が大きい場合にHを出力
するように構成されており、Hの出力により放電灯10
の調光のための制御信号(ゲートパルス)が生成されて
いる。パルス信号発生器25の出力端子の電圧は、AN
Dゲート30の一方の入力端子に加えられ、コンパレー
タ28の出力端子の電圧はANDゲート30の他方の入
力端子に加えられて駆動信号Aを生成する。また、パル
ス信号発生器25の出力端子の電圧はNOTゲート29
を介してANDゲート31の一方の入力端子に加えら
れ、コンパレータ28の出力端子の電圧はANDゲート
31の他方の入力端子に加えられて駆動信号Bを生成す
る。このようにコンパレータ28の制御信号により、パ
ルス信号発生器25の出力パルスをオンオフし、駆動信
号A、Bを生成するように構成されている。放電灯スイ
ッチングユニット2の構成は、前述の図1及び図2に示
される実施の形態と同様である。
【0008】図12及び図13に示される実施の形態に
ついて説明する。上記図10及び図11に示される実施
の形態では、インバータ駆動信号ユニット1をハードウ
エアで構成したが、インバータ駆動信号ユニット1には
マイクロコンピュータ32を設け、マイクロコンピュー
タ32内のCPU(図示せず)に図13に示したように
ソフトウエアとして組み込むこともできる。図13に示
すソフトウエアは、判断ステップ101において、調光
信号のパルス幅を決定し、且つ駆動信号周期、つまりオ
ン期間とオフ期間を設定し、所定の値であると実行する
ようにしている。詳しくは、2つの波形データを作成
し、その波形を駆動信号A、Bに割り当てて出力する。
若しくは、1つの波形データを作成し、反転させたもの
を駆動信号に割り当てる。調光信号のデータは、外部入
力からスイッチ等で設定し、設定した数のパルス数をC
PU(図示せず)に入力し、CPU(図示せず)内でオ
ン、オフの時間を設定している。つまり、駆動信号A、
Bに出力するパルス数を制御している。調光時は、必ず
毎回同じ数だけのパルス数を出力しなければ放電灯10
にちらつきを生じるので、パルス数は合わせなければな
らない。又、調光信号のパルス数決定は、外部入力だけ
でなく、内部でも設定できる。例えば、パルス数を入力
するのではなく、1つの信号を入力することで5%、5
0%調光等が可能になる。このように、インバータ駆動
信号ユニット1にマイクロコンピュータ32を設ける
と、ソフトウエアの設計で駆動信号制御が可能になり、
調光制御回路や同期制御回路等の設計が不必要になり、
構成が単純化され、CPU(図示せず)での制御で、明
度を制御するための駆動信号を出力することも設計上可
能になる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、放電灯駆動装置を2つのユニ
ットに分離し、1のインバータ駆動信号ユニットで1以
上の放電灯を点灯することができ、装置の部品点数の削
減、ひいてはコストダウン化が可能になるという効果が
ある。
【0010】マイクコンピュータをインバータ駆動信号
ユニットに設けることで、ソフトウエアの設計のみで駆
動信号制御が可能になり、回路設計の必要性がなくなる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電灯駆動装置の実施の形態の1例を示すブロ
ック図である。
【図2】具体回路図である。
【図3】放電灯駆動装置に用いる放電灯を示す一部切欠
正面図である。
【図4】図2の断面図である。
【図5】放電灯駆動装置に用いる放電灯を示す一部切欠
正面図である。
【図6】図5の断面図である。
【図7】動作波形図である。
【図8】要部の動作を示す説明図である。
【図9】要部の動作を示す説明図である。
【図10】他の実施の形態を示すブロック図である。
【図11】インバータ駆動信号ユニットの回路図であ
る。
【図12】さらに他の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図13】図12に示した調光信号と駆動周期決定機能
を有するソフトウエアの実施の形態の一例を示すフロー
チャートである。
【図14】従来例を示すブロック図である。
【図15】従来例の具体回路図である。
【符号の説明】
1 インバータ駆動信号ユニット 2 放電灯スイッチングユニット 3 直流電源 4 駆動信号回路 5、6 駆動信号出力端子 7 1次巻線 8 2次巻線 9 パルストランス 10 放電灯 15、16 駆動信号入力端子 17 ガラスバルブ 20 外部電極 24 カウンタ 32 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NC01 NC42 NC50 ND49 ND54 3K072 AB01 BA03 GC03 HA02 3K098 CC23 CC40 CC62 DD04 DD20 DD21 EE18 EE37

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、この直流電源からの出力を
    矩形波直流電圧に整形して駆動信号を生成する駆動信号
    回路と、前記駆動信号を出力する駆動信号出力端子を備
    えてなるインバータ駆動信号ユニットと、 パルストランスの2次側に放電灯を設け、前記パルスト
    ランスの1次側には、このパルストランスをスイッチン
    グするスイッチング回路を設け、前記駆動信号を入力す
    るための駆動信号入力端子を備えてなる放電灯スイッチ
    ングユニットとより構成されてなることを特徴とする放
    電灯駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動信号回路にはカウンタを備えた
    回路を設けて駆動信号を生成するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の放電灯駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動信号回路にはマイクロコンピュ
    ータを設けて駆動信号を生成するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の放電灯駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記放電灯が、該放電灯を構成する複数
    の電極の内、少なくとも1の電極がバルブ外面に設けら
    れ、このバルブ内には希ガスが封入されている外部電極
    式の放電灯であることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の放電灯駆動装置。
JP2000306839A 2000-08-30 2000-08-30 放電灯駆動装置 Abandoned JP2002075684A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6788006B2 (en) 2002-05-31 2004-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Discharge lamp ballast with dimming

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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