JP2002074125A - コンテンツ配信の通知方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体 - Google Patents

コンテンツ配信の通知方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体

Info

Publication number
JP2002074125A
JP2002074125A JP2000264580A JP2000264580A JP2002074125A JP 2002074125 A JP2002074125 A JP 2002074125A JP 2000264580 A JP2000264580 A JP 2000264580A JP 2000264580 A JP2000264580 A JP 2000264580A JP 2002074125 A JP2002074125 A JP 2002074125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservation
user
distribution
content
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000264580A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Nishimura
孝則 西村
Keigo Ihara
圭吾 井原
Yukiro Yoshimine
幸郎 吉峯
Junko Fukuda
純子 福田
Takahiko Sueyoshi
隆彦 末吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000264580A priority Critical patent/JP2002074125A/ja
Priority to US09/930,135 priority patent/US7386623B2/en
Priority to KR1020010051464A priority patent/KR100793136B1/ko
Priority to EP01307259A priority patent/EP1191440A3/en
Publication of JP2002074125A publication Critical patent/JP2002074125A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/95Retrieval from the web
    • G06F16/955Retrieval from the web using information identifiers, e.g. uniform resource locators [URL]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L51/00User-to-user messaging in packet-switching networks, transmitted according to store-and-forward or real-time protocols, e.g. e-mail

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテンツのライブ配信を行う際に、コンテン
ツ配信者が面倒な作業を行うことなく、当該コンテンツ
提供を受けて欲しい人に当該コンテンツのライブ配信が
ある旨を通知する。 【解決手段】コンテンツ供給システム100では、配信
者がライブ配信を行うためにストリーミングサーバ10
2の使用することになり、使用するユーザPC106が
サーバ使用予約管理センタ101に対して時間帯等の使
用予約を行う。ユーザPC106がインターネット10
3を介して、当該コンテンツ配信を行うことを伝えたい
人の電子メールアドレスを含む予約希望情報をサーバ使
用予約管理センタ101に送信すると、予約を許可する
場合には、サーバ使用予約管理センタ101から当該電
子メールアドレス宛にコンテンツ配信があること等を通
知する電子メールが送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントに対
してコンテンツのストリーム配信を行う配信サーバを使
用してコンテンツのライブ配信を行う際に、コンテンツ
のライブ配信があることをクライアントに通知するコン
テンツ配信の通知方法、予約管理装置、および予約管理
装置に実行させるプログラムを記憶したプログラム格納
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータネットワークシステ
ムにおいて、例えば個人が作成したコンテンツをインタ
ーネットを介して提供する場合、個人でホームページを
開設することが一般的に行われている。
【0003】このように個人でホームページを開設する
場合、ユーザはパーソナルコンピュータ(以下、PCと
いう)を介してホームページ作成プログラムを入手し、
当該ホームページ作成プログラムに基づいて複数のコン
テンツとハイパーリンクしたホームページを制作し、こ
れをインターネットサービスプロバイダ(以下、ISP
という)のサーバに蓄積しておく。
【0004】そして、ISPは、インターネットを介し
てアクセスしてきたクライアントに対してサーバからホ
ームページを提供し、そのホームページ上のアンカーが
クリックされた場合、リンクされたコンテンツを続いて
提供するようになされている。
【0005】近年では、上述したようにインターネット
を介してクライアントに提供されるコンテンツとして、
静止画以外にも、動画像や音声なども多く制作されてい
る。このような動画像等のコンテンツを提供する場合に
は、ISPのストリーミングサーバの所定の記憶領域に
ユーザが作成した動画像ファイルや音声ファイルを予め
アップロードしておく。そして、クライアントから要求
が合った場合には、ISPのストリーミングサーバは要
求に応じたファイルをクライアントに対してインターネ
ットを介してストリーム配信するようになっている。
【0006】また、動画像などのコンテンツをインター
ネットを介してクライアントにストリーム配信をする手
法としては、動画像ファイルをストリーミングサーバに
予めアップロードしておき、上記のようにクライアント
から要求に応じて配信する「オンデマンド配信」の他
に、「ライブ配信」といった手法による配信も行われて
いる。ライブ配信では、コンテンツ制作者により作成、
例えばディジタルカメラによる撮影により作成された動
画像データをリアルタイムでエンコードし、これをイン
ターネット等を介してストリーミングサーバに送信する
ことになる。そして、ストリーミングサーバは、このよ
うにコンテンツ制作者からリアルタイムで供給される動
画像データを専用の記憶領域に記録しながらストリーミ
ング再生することにより、要求のあったクライアントに
リアルタイムで提供することができるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなライブ配信を行う場合には、コンテンツ制作者がス
トリーミングサーバにリアルタイムで動画像データを送
信する必要があるため、ライブ配信を行う期間中、スト
リーミングサーバとコンテンツ配信者のパーソナルコン
ピュータ(以下、PCという)等との間で動画像データ
を送信するための通信経路を確保する必要がある。この
ため、同じ時間中に当該ストリーミングサーバを使用し
てライブ配信を行うことができるコンテンツ数には制限
があり、使用希望者が多い時間帯では、当該時間帯にラ
イブ配信行うための準備をしていたコンテンツ配信者が
その時間帯にライブ配信を行えないといった問題が生じ
ることもある。このような問題の発生を防止するととも
に、ストリーミングサーバを効率的に使用してライブ配
信を行うために、ストリーミングサーバの使用を予約制
にすることが考えられる。
【0008】このようにストリーミングサーバの使用を
予約制を採用することにより、予約した時間帯に確実に
ライブ配信を行うことができるといったコンテンツ配信
者の希望に見合うサービスを提供することができる。
【0009】また、ライブ配信を行うコンテンツ配信者
としては、上記のように予約した時間帯においてライブ
配信を行う際に、特定の人に当該コンテンツを提供した
いたいといった願望もある。例えば、結婚式および結婚
披露宴等を撮影した映像データ等のコンテンツをライブ
配信する場合には、当該結婚式に欠席する新郎新婦の親
族や友人等に結婚式の映像等をライブで視聴してもらい
たいといったケース等が考えられる。
【0010】上記親族や友人といった特定の人にライブ
配信されるコンテンツを視聴してもらいたい場合には、
コンテンツ配信者が配信時間や配信を受けるための接続
方法、つまりストリーミングサーバへのアクセス方法な
どの情報を予め視聴してもらいたい人に電話等で通知し
ておけば、上述した親族や友人等は配信時間にストリー
ミングサーバにアクセスして当該コンテンツの提供を受
けることができるが、このような通知作業は面倒であ
る。
【0011】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、コンテンツのライブ配信を行う際に、コン
テンツ配信者が面倒な作業を行うことなく、当該コンテ
ンツ提供を受けて欲しい人に当該コンテンツのライブ配
信がある旨を通知することができるコンテンツ配信の通
知方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、クライアント端末装置に対して
ネットワークを介してコンテンツのストリーム配信を行
う配信サーバを使用してコンテンツのライブ配信を行う
ために、配信者端末装置が配信サーバの予約状況を管理
する予約管理装置にネットワークを介して配信サーバの
使用予約を行い、当該予約に基づいて配信サーバを使用
してコンテンツのライブ配信を行う際に、予約に基づい
たコンテンツ配信が行われる旨をクライアント端末装置
のクライアントユーザに通知する際に次のような手順を
踏む。まず、配信サーバの使用を希望する使用希望時間
およびコンテンツ配信を行う旨を通知すべきクライアン
トユーザの連絡先を含む予約要求情報を、配信者端末装
置からネットワークを介して予約管理装置に送信する。
そして、予約要求情報に含まれる使用希望時間での配信
サーバを使用したコンテンツ配信を許可する場合に、コ
ンテンツ配信が行われる旨を通知するための通知情報
を、予約管理装置からネットワークを介してクライアン
トユーザの連絡先宛に送信する。
【0013】このようにストリーミングサーバを使用し
てのコンテンツライブ配信を行う場合に、予約制を採用
することにより、コンテンツの配信者によって予約した
時間帯に確実にコンテンツ配信が行えるようになる。こ
のような予約制において、コンテンツ配信者が予約する
ために、配信者端末装置からネットワークを介して予約
管理装置に予約要求情報を送信する際、この予約要求情
報にコンテンツ配信を行う旨を通知すべき前記クライア
ントユーザの連絡先を含ませておけば、この連絡先宛に
コンテンツ配信がある旨が通知される。したがって、コ
ンテンツ配信者は、コンテンツ配信のための予約手続を
行うことで、コンテンツを視聴してもらいたい人にコン
テンツ配信が行われる旨を通知することができ、ライブ
配信がある旨を特定の人に電話等で伝えたりするといっ
た面倒な作業を行わなくてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.コンテンツ供給システムの構成 A−1.システム全体の概略構成 まず、図1は本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信
の通知方法を利用したパーソナルキャスティング(Pers
onal Casting)サービスを提供するコンテンツ供給シス
テム100の全体構成を示すブロック図である。
【0015】図1に示すように、このコンテンツ供給シ
ステム100は、インターネット103に図示せぬイン
ターネットサービスプロバイダおよび電話網104を介
して接続されるユーザPC(配信者端末装置)106
と、インターネット103に接続されるサーバ使用予約
管理センタ101およびストリーミングサーバ(処理サ
ーバ)102と、インターネット103に電話網(図示
略)や専用回線(図示略)を介して接続される複数(図
示は3つ)のクライアントPC107とを備えている。
ここで、ストリーミングサーバ102は、サーバ接続専
用ネットワーク108に接続されており、後述するライ
ブ配信時にユーザPC106からストリーミングサーバ
102にデータを送信する際には、ユーザPC106
は、電話網104を介してサーバ接続専用ネットワーク
108のアクセスポートにPPP(Point-to- Point Pr
otocol)接続する。これにより、ユーザPC106とス
トリーミングサーバ102との間での通信経路が確立さ
れ、この通信経路を用いてコンテンツデータの送信を行
うことになる。また、ストリーミングサーバ102とサ
ーバ使用予約管理センタ101との間も専用線109が
敷設されており、後述する認証処理等の際には当該専用
線109を介して両者間でデータの授受が行われるよう
になっている。
【0016】このコンテンツ供給システム100では、
予め予約しておいた時間帯(例えば、15:00〜1
6:00)に、ユーザPC106のユーザがディジタル
カメラ等で撮影しているコンテンツデータ(例えば、音
楽ライブを撮影した映像データ等)をストリーミングサ
ーバ102に送信する一方で、ストリーミングサーバ1
02は要求のあったクライアントPC107に対して上
記コンテンツデータをストリーム配信する。このように
することでコンテンツ供給システム100は、ユーザP
C106のユーザがディジタルカメラ等で撮影したコン
テンツデータを、クライアントPC107側においてリ
アルタイムで受信して再生するといった個人放送を実現
させるパーソナルキャスティングサービスを提供するこ
とができるようになっている。
【0017】また、このコンテンツ供給システム100
では、ユーザが所望の時間に確実に個人放送の発信を行
えるようなパーソナルキャスティングサービスを実現す
るために、各ユーザのストリーミングサーバ102へア
クセスおよび使用の予約制を採用している。すなわち、
ユーザは、個人放送を行うことを希望する時間帯、つま
りユーザ(のPC)がストリーミングサーバ102へア
クセスして当該ストリーミングサーバ102によるスト
リーム配信機能の使用を希望する時間帯の予約をインタ
ーネット103を介してサーバ使用予約管理センタ10
1に要求する。そして、サーバ使用予約管理センタ10
1によって予約が許可された場合には、ユーザPC10
6がこの予約に基づいた時間帯にストリーミングサーバ
102にアクセスしてライブ配信を行えるようにしてい
る。
【0018】コンテンツ供給システム100は、上述し
たような予約制を導入したパーソナルキャスティングサ
ービスを提供するシステムであるが、以下、このコンテ
ンツ供給システム100の各構成要素について詳細に説
明する。
【0019】A−2.ユーザPC まず、ユーザPC106について説明する。本実施形態
では、ユーザPC106は、コンテンツ供給システム1
00によるパーソナルキャスティングサービスにおい
て、後述する登録手続処理等を経た後、コンテンツデー
タを作成して発信する放送者側となりうる権利を有する
ユーザが上記コンテンツデータの発信等に使用するPC
をいうものとする。
【0020】図2に示すように、ユーザPC106は、
各種演算処理を行うとともに各部を制御するCPU(中
央処理装置)120、CPU120のワークメモリとし
て使用されるRAM(Random Access Memory)121、
CPU120に読み出されて実行されるプログラム群を
格納したROM(Read only Memory)122、CPU1
20に読み出されて実行されるオペレーティングシステ
ム(例えば、「Windows95/98/2000」(マイクロソフト
社))やアプリケーションプログラム等のプログラム群
を格納したハードディスク123、ユーザに対して画像
を表示する液晶ディスプレイ等の表示部124、CPU
120から供給されたデータに応じた画像を表示部12
4に表示させるための表示用インタフェース125、ユ
ーザが指示を入力するためのキーボード、マウス、後述
する回転式ダイヤルおよび操作ボタン等の操作部12
6、操作部126を介して入力された指示を表すデータ
をCPU120へ供給する操作部用インタフェース12
7、電話網104(図1参照)を介してインターネット
103(図1参照)やサーバ接続専用ネットワーク10
8(図1参照)に接続された装置との間でデータの授受
を行うネットワークインターフェース128、ユーザP
C106内に内蔵されるディジタルビデオカメラ129
を備えている。なお、ハードディスク123はCPU1
20に読み書きされるものであり、動画像データや各種
制御用データの保管にも使用される。
【0021】ここで、図3は、上記のようなディジタル
ビデオカメラ129を内蔵したユーザPC106の外観
構成例を示す。図3(a)に示すように、この例に示す
ユーザPC106は、一般的なノートブック型パーソナ
ルコンピュータと同様に、液晶画面124aを配置する
表示側筐体部106aと、キーボード126aを配置す
るキーボード側筐体部106bとを有しており、両者が
ヒンジ部106cによって相対回転可能に連結されてい
る。また、表示側筐体部106aは、キーボード側筐体
部106bに対して図中矢印Aで示す方向に相対回転す
ることも可能になされている。さらに、表示側筐体部1
06aの一端側には、回転式の操作ダイヤル126bが
設けられている。この操作ダイヤル126bは、回転操
作だけではなく、押圧操作を行うことも可能となってい
る。
【0022】キーボード側筐体部106bの一方の側端
面には、複数(図示は4つ)の操作ボタン126cを配
置したボタン筐体部106eと、上述したディジタルビ
デオカメラ129とが取り付けられている。ここで、ボ
タン筐体部106eは、図示のように固定取り付けされ
ている。一方、ディジタルビデオカメラ129は、キー
ボード側筐体部106bの側端面の一点で回転自在に支
持されており、これにより図中矢印Bで示す方向に回転
自在になされている。
【0023】このような構造の下、ユーザPC106
は、図3(a)に示す一般的なノート型パーソナルコン
ピュータと類似した形態の他に、図3(b)〜図3
(d)に示すような形態で使用することが可能となる。
例えば、図3(b)に示すような形態で使用すれば、ユ
ーザが当該ユーザPC106を把持して、ユーザ自身を
ディジタルビデオカメラ129によって撮影することが
できる。この際、図示のように液晶画面124aがユー
ザ側に向けられているため、ユーザはどのような映像が
撮影されているかを確認しながら、撮影を行うことがで
きる。このような形態で使用する場合、キーボード12
6aは、ユーザの裏側に位置するため、ユーザが正確な
操作をすることは困難である。この点を考慮し、後述す
るアプリケーションプログラムにしたがった処理におけ
るディジタルビデオカメラ129の撮影や撮影映像の加
工等に関する操作(例えば、撮影開始、停止、ズーム、
エフェクトの付加、動画像データの保存、送信等を指示
するための操作)は、上述した操作ダイヤル126bお
よび操作ボタン126cを適宜操作することにより行え
るようになっている。また、図3(c)に示すような形
態で使用すれば、ユーザがユーザPC106を把持して
液晶画面124aを見ながら正面にいる撮影対象を撮影
することができる。
【0024】図2に戻り、ユーザPC106は、図示せ
ぬ電源の投入や操作部126により入力されるユーザの
指示に基づいてCPU120がROM122及びハード
ディスク123に格納されたアプリケーションプログラ
ムを実行することにより、上述したコンテンツ供給シス
テム100のサービスを受けた動画像データ配信処理、
動画像データ作成・加工処理、WWW(World-Wide We
b)ブラウジングなどの多種の処理を行うように構成さ
れている。以下、このアプリケーションプログラムにし
たがった処理をCPU120が実行することにより実現
される様々な機能に着目し、ユーザPC106の機能に
ついて表示画面等を参照しながら説明する。
【0025】まず、ユーザPC106において、上記ア
プリケーションプログラムを実行させると、CPU12
0の制御により表示部124には図4に示すような初期
画面の表示がなされる。同図に示すように、この初期画
面では、ディジタルビデオカメラ129により撮影され
た画像等を表示する大サイズの主画像表示エリア40
と、前回の当該アプリケーションプログラム実行時の最
後に撮影された画像等のプレビューが表示される小サイ
ズの副画像表示エリア41が画面右上側に表示される。
また、副画像表示エリア41の下側には、モード(mod
e)、画像の種類(camera)、設定(setting)および指
示内容(operation)を選択させるためのGUI(Graph
ical User Interface)が表示される。ユーザは、これ
らの項目を適宜選択設定することにより、モード選択、
静止画(STILL)または動画(MOVIE)といった画像の種
類選択、設定変更および指示入力等を行うことができる
ようになっている。
【0026】ここで、当該アプリケーションにおいて
は、ユーザは、撮影モード(GUI上の「撮る」を選択
した場合のモード)、アップロードモード(GUI上の
「見る・送る」を選択した場合のモード)、Web確認
モード(GUI上の「Webを見る」を選択した場合の
モード)、ライブ予約モード(GUI上の「ライブ予約
/確認へ」を選択した場合のモード)およびライブ配信
モード(GUI上の「ライブ配信へ」を選択した場合の
モード)といった5つのモードが選択できるようになっ
ている。なお、当該アプリケーションプログラム起動時
の初期状態においては、撮影モードが選択されている。
【0027】撮影モードは、ユーザPC106が内蔵す
るディジタルビデオカメラ129により撮影を行うモー
ドであり、このモードを選択した場合や初期状態には、
CPU120の制御により図5(a)に示すような画面
が表示される。同図に示すように、撮影モードにおける
表示画面には、上述した初期画面(図4参照)と同様
に、主画像表示エリア40および副画像表示エリア41
が表示されており、主画像表示エリア40には現在撮影
中の画像が表示され、副画像表示エリア41には現在の
撮影前の最後に撮影した画像のプレビューが表示され
る。
【0028】このモードにおいても、副画像表示エリア
41の下側には、上述したGUIが表示される。図5
(b)に示すように、このモードにおけるGUIには、
上述した「mode」、「camera」、「setting」および「o
peration」といった選択項目が表示され、このモードに
おける「operation」の選択項目には、画像のキャプチ
ャを指示するための項目(「キャプチャ」)、インター
ネットに接続/切断することを指示する項目(「ネット
接続/切断」)等があり、操作ダイヤル126bを回転
操作することによりフォーカスF(太線で図示)を所望
の項目上に移動させた後、操作ダイヤル126bを押圧
操作することで所望の項目を選択して決定することがで
きるようになっている。
【0029】また、この撮影モードにおいて、ボタン筐
体部106eに設けられた操作ボタン126c(図3参
照)に、画像撮影の際に必要となるコマンド等(例え
ば、画像に付与するエフェクトの選択等を指示するコマ
ンド)を割り当てておけば、ユーザは、キーボード12
6a(図3参照)を用いずに、操作ダイヤル126bお
よび操作ボタン126cのみの操作で撮影モード上での
操作を行うことができ、図3(b)や図3(c)に示す
ようなキーボード126aが操作しづらい位置にある形
態での撮影操作を容易に行うことが可能となる。なお、
操作ボタン126cは、デフォルトとして上記のような
コマンドを割り当てるようにしてもよいが、この撮影モ
ードや以下に説明する他のモードにおいて、各モード毎
にユーザが任意に操作ボタン126cに割り当てるコマ
ンドを選択できるようにしてもよい。このようにすれ
ば、ユーザが各モードで使用頻度の高いコマンドを操作
ボタン126cに割り当てるように設定することによ
り、各モードにおいて、キーボード126aを操作する
必要性が減少し、操作性が向上する。
【0030】図5(a)に示す画面下方側に表示される
ステータスウィンドウSWは、現在のユーザPC106
の状態(例えば、バッテリ残量やハードディスクドライ
ブの残記憶容量等)、選択しているモードにおける処理
状態(例えば、撮影している画像のデータサイズ、指定
している保存先(ハードディスクやネットワーク等)、
操作ボタン126cのコマンド割り当て等の情報が表示
される。
【0031】次に、アップロードモードは、上述した撮
影モードで撮影した画像データを表示させて参照した
り、画像データを選択してインターネット103(図1
参照)に接続された所定のアップロード先のサーバ(不
図示)に送信するモードである。このモードを選択した
場合には、図6(a)に示すような画面がCPU120
の制御により表示部124に表示される。同図に示すよ
うに、アップロードモードにおける表示画面には、プレ
ビューエリア42と、撮影した画像を並べて(図示の例
では縦に並べている)表示する一覧表示エリア43と、
GUIと、ステータスウィンドウSWと、送信カプセル
アイコンSCとが表示されている。
【0032】図6(b)に示すように、アップロードモ
ードにおけるGUIの「operation」には、インターネ
ットに接続/切断することを指示する項目(「ネットに
接続/切断」)、画像データの送信開始/終了を指示す
る項目(「送信開始/終了」)、一覧表示エリア43へ
のフォーカスFの移動を指示する項目(「フォーカス移
動」)、送信カプセルアイコンSCの中を見る、すなわ
ち送信するように選択している画像データの一覧を見る
ことを指示する項目(「送信カプセル参照」)等があ
り、上記撮影モードと同様に、操作ダイヤル126bを
回転操作することにより所望の項目にフォーカスFを移
動させた後、操作ダイヤル126bを押圧することで所
望の項目を選択することができるようになっている。
【0033】また、アップロードモードにおいては、操
作ボタン126cには、プレビューエリア42への動画
像の再生/停止や、静止画像の表示等を指示するコマン
ドが割り当てられている。また、このモードにおけるス
テータスウィンドウSWには、画像データのファイル
名、ファイルサイズ、フォーマット(JPEG(JointP
hotographic Experts Group)やMPEG(Moving Pict
ure Experts Group)など)や、現在指定されている送
信先を示す情報(アップロードするサーバ名やそのUR
L(Uniform Resource Locator))が表示される。
【0034】ここで、一覧表示エリア43へのフォーカ
スFの移動を指示する項目(「フォーカス移動」)を選
択した場合には、フォーカスFが一覧表示エリア43上
に移動する。このようにフォーカスFが一覧表示エリア
43上に移動すると、操作ダイヤル126bの回転操作
に応じてフォーカスFが一覧表示される画像上を順次移
動することになる。ユーザは、ある画像データを送信し
たい場合には、操作ボタン126cを回転操作して当該
画像データ上にフォーカスFを移動させる。そして、操
作ダイヤル126bを押圧操作すると、図6(a)に示
すように、その画像データに対する処理を指示するため
のSUBGUIが表示され、このSUBGUIの項目上
にフォーカスFが移動する。図6(c)に示すように、
SUBGUIには「保存」、「削除」、「プレビュ
ー」、「送信カプセルに入れる」といった指示項目が設
定されている。ここで、操作ダイヤル126bを回転操
作してフォーカスFを所望の処理である「送信カプセル
に入れる」上に移動させて操作ダイヤル126bを押圧
操作すると、当該画像データが送信すべき画像データの
一覧に加えられる。このようにして送信する画像データ
を選択して実際に送信を行う場合には、フォーカスFを
GUIの項目上に戻し、送信開始/終了を選択する。こ
のように送信開始/終了が選択されると、ユーザPC1
06のCPU120によって選択されている画像データ
の送信処理が実行される。
【0035】次に、Web確認モードは、インターネッ
ト等のネットワークに接続してブラウジングを行うモー
ドであり、Web確認モードが選択されると、 図7
(a)に示すような画面がCPU120の制御により表
示部124に表示される。同図に示すように、Web確
認モードでは、Webブラウザを表示するブラウザ表示
画面44と、ブラウザ表示画面44にリソースを表示さ
せるために入力等されたURLを表示するURL表示欄
45と、GUIと、ステータスウィンドウSWとが表示
される。ここで、Web確認モードが選択されると、C
PU120によりハードディスク123に格納されてい
るブラウザソフトウェア(例えば、Internet Explorer
(マイクロソフト社)やNetscape Navigator(ネットス
ケープ社の登録商標))が実行され、ブラウザ表示画面
44には、上記ブラウザソフトウェアによる表示画面が
表示される。
【0036】図7(b)に示すように、Web確認モー
ドにおけるGUIには、ブラウジングの際に指示する項
目を選択するための「browsing」が表示されており、
「browsing」には、所定のWebページにジャンプする
ことを指示する項目(「ジャンプ」)や、ブラウザを操
作する項目(例えば、「次へ」や「戻る」など)が表示
されている。また、このモードにおける「operation」
には、インターネットに接続/切断することを指示する
項目(「ネット接続/切断」)、ブラウザ表示画面44
へのフォーカスFの移動を指示する項目(「フォーカス
移動」)等があり、操作ダイヤル126bを回転操作す
ることにより所望の項目にフォーカスFを移動させた
後、操作ダイヤル126bを押圧操作することで所望の
項目を選択することができるようになっている。
【0037】この「Web確認」では、URLを入力し
てブラウジングを行うといった通常の一般的なブラウジ
ング処理を行うことができる。
【0038】次に、ライブ予約モードは、インターネッ
ト103を介してサーバ使用予約管理センタ101(図
1参照)に接続し、上述したパーソナルキャスティング
サービスを利用して個人放送を行うための時間帯等を予
約するためのモードであり、ライブ予約モードが選択さ
れると、図8(a)に示すような画面がCPU120の
制御により表示部124に表示される。同図に示すよう
に、ライブ予約モードでは、上述したWeb確認モード
と同様に、ブラウザ表示画面44、URL表示欄45、
GUIおよびステータスウィンドウSWに加え、予約一
覧表示エリア46が表示される。
【0039】図8(b)に示すように、ライブ予約モー
ドにおけるGUIの「operation」には、インターネッ
トに接続/切断することを指示する項目(「ネット接続
/切断」)、ブラウザ表示画面44へのフォーカスFの
移動を指示する項目(「フォーカス移動」)等がある。
また、このモードにおけるGUIには、上述したWeb
確認モードと同様に「browsing」が表示され、「browsi
ng」には、ライブ予約を行うためのWebページにジャ
ンプすることを指示する項目(「予約ジャンプ」)、ブ
ラウザを操作する項目(例えば、「次へ」や「戻る」な
ど)等がある。ユーザは操作ダイヤル126bを回転操
作することにより所望の項目にフォーカスFを移動させ
た後、操作ダイヤル126bを押圧操作することで所望
の項目を選択することができるようになっている。な
お、ライブ予約を行うためのWebページとは、サーバ
使用予約管理センタ101内の後述するライブキャステ
ィングサーバがそのハードディスク内に格納しているW
ebページである。
【0040】ここで、ユーザがパーソナルキャスティン
グサービスを利用してライブ配信の予約を行う場合に
は、配信予約を行うためのWebページにジャンプする
ことを指示する項目を選択決定する。これによりCPU
120はライブ予約を行うために上記ライブキャスティ
ングサーバにインターネット103を介してアクセス
し、当該ライブキャスティングサーバに予約要求情報を
送信したり、ライブキャスティングサーバからの予約設
定情報をダウンロードするといった予約に関する情報の
授受を行うことができるようになっている。
【0041】予約一覧表示エリア46には、ユーザが上
記サーバ使用予約管理センタ101に対して予約した内
容が一覧表示されており、各予約毎に予約時間帯等の概
要情報が表示されている。ユーザは、操作ダイヤル12
6bを回転操作することにより、予約一覧表示エリア4
6上にフォーカスFを移動させた後、操作ダイヤル12
6bを押圧操作することにより、予約一覧表示エリア4
6上の所望の予約概要情報が表示された項目を選択する
と、CPU120は、その予約を確認するために上記サ
ーバ使用予約管理センタ101のライブキャスティング
サーバの予約確認を行うためのWebページにジャンプ
するような制御を行うようになっているが、ユーザPC
106とサーバ使用予約管理センタ101との間の予約
に関する処理についての詳細は後述する。
【0042】次に、ライブ配信モードは、電話網104
およびサーバ接続専用ネットワーク108を介してスト
リーミングサーバ102(図1参照)に接続し、ディジ
タルビデオカメラ129により撮影した動画像データ等
のコンテンツデータをストリーミングサーバ102にリ
アルタイムで送信するモードであり、このモードにおい
て送信したコンテンツデータがストリーミングサーバ1
02によって、要求のあったクライアントPC107に
ストリーム配信される。これにより、ユーザは個人放送
の配信をリアルタイムで行うことができるのである。
【0043】このようなライブ配信モードが選択される
と、図9(a)に示すような画面がCPU120の制御
により表示部124に表示される。同図に示すように、
ライブ予約モードでは、撮影画像に付与するエフェクト
を選択するためのエフェクト表示欄48と、ストリーミ
ングサーバ102に送信する画像を表示する、つまりデ
ィジタルビデオカメラ129の撮影画像に所定のエフェ
クト等が付与された画像を表示するプレビュー画面47
と、GUIと、ステータスウィンドウSWとが表示され
る。
【0044】ライブ配信モードにおけるステータスウィ
ンドウSWには、配信中であることを示すオンエアー情
報、配信開始からの経過時間を示す配信経過時間情報、
サービス提供者側の時刻情報、ユーザPC106側の時
刻情報、予約開始時間や予約終了時間を示す予約時間帯
情報、画像サイズ情報、配信データの送信速度(ビット
レート)を示すビットレート情報、配信画像データのタ
イトル名情報、接続しているストリーミングサーバ10
2およびそのチャンネルを示す接続先情報、ストリーミ
ングサーバ102によりストリーム配信されるコンテン
ツデータを受信しているクライアントの数を示す視聴者
数情報等が表示される。
【0045】図9(b)に示すように、ライブ配信モー
ドにおけるGUIの「operation」には、インターネッ
トに接続/切断することを指示する項目(「ネット接続
/切断」)、ライブ配信の開始/終了を指示する項目
(「配信開始/終了」)、エフェクト表示欄48に表示
するエフェクトを設定するエフェクト設定項目(「エフ
ェクト設定」)、エフェクト表示欄48へのフォーカス
Fの移動を指示する項目(「フォーカス移動」)等があ
り、操作ダイヤル126bを回転操作することにより所
望の項目にフォーカスFを移動させた後、操作ダイヤル
126bを押圧操作することで所望の項目を選択するこ
とができるようになっている。
【0046】ここで、ライブ配信の開始/終了を指示す
る項目を選択決定すると、CPU120は、上述したラ
イブ予約モードにおいてライブキャスティングサーバか
ら供給された予約設定情報に従い、電話網104および
サーバ接続専用ネットワーク108を介してストリーミ
ングサーバ102に接続する。そして、ストリーミング
サーバ102との接続が確立されると、CPU120
は、上記予約設定情報に設定された内容(例えば、デー
タ伝送速度等)従い、ディジタルビデオカメラ129に
より撮影された動画像データをリアルタイムでストリー
ミングサーバ102に送信する。なお、ストリーミング
サーバ102との間の通信接続処理や通信接続後の動画
像データ送信処理等についての詳細は後述する。
【0047】図10に示すように、ライブ配信モードに
おけるエフェクト表示欄48には、操作ボタン126c
中のAボタンおよびBボタン(ボタン上面等に「A」、
「B」を表記しておく)毎にエフェクト名が上下方向に
並んで表示されている。ここで、最も上段に表示される
エフェクト名が現在選択されているエフェクト名であ
る。図示の例では、Aボタンには、選択候補として上か
ら順番に「ハート絵柄表示」、「なし」、「拍手音」…
…といったエフェクト名が表示されている。これらは操
作ダイヤル126bの回転操作により相対的に移動する
フォーカスFに囲まれたエフェクト名に対応するエフェ
クト名、つまり現在選択されて最上段に表示されている
エフェクト名に対応するエフェクトを付与することを指
示するためのものであり、ユーザが操作ボタン126c
中のAボタンを押下することにより、フォーカスFに囲
まれて選択されたエフェクト名に対応するエフェクトが
ディジタルビデオカメラ129の撮影画像に付与され
る。例えば、図示の状態で、Aボタンが押下操作された
場合には、ディジタルビデオカメラ129に撮影された
動画像データに「拍手音」に対応するエフェクトである
拍手音を加える処理が実行される。なお、上記のフォー
カスFが相対的に移動するとは、このモードにおいて
は、回転ダイヤル126bの操作によりフォーカスFが
移動するのではなく、エフェクト名の表示列がスクロー
ルするようになっており、結果として表示列に表示され
た「エフェクト名」上を移動することを意味している。
【0048】Bボタンには、最上段には、現在フォーカ
スFに囲まれている、つまり選択されているエフェクト
名「タイトルインポーズ」が表示され、その下方に選択
候補として上から順番に「BGM1」、「白黒画像」、
「タイトルインポーズ」……といったエフェクト名が表
示されている。これらはフォーカスFに囲まれたエフェ
クト名に対応するエフェクトを付与することを指示する
ためのものであり、ユーザが操作ボタン126c中のB
ボタンを押下することにより、フォーカスFに囲まれた
エフェクト名に対応するエフェクトがディジタルビデオ
カメラ129の撮影画像に付与される。例えば、図示の
状態で、Bボタンが押下操作された場合には、ディジタ
ルビデオカメラ129に撮影された動画像データに対
し、「タイトルインポーズ」に対応するエフェクトであ
るタイトル名のスーパーインポーズ処理が実行される。
ここで、Aボタンに対応するエフェクト処理は、一時的
に付与される処理である「拍手音」の付加等であるのに
対し、Bボタンに対応するエフェクト処理は、継続的に
付与される処理である。したがって、ユーザPC106
の操作ボタン126c中のBボタンとしてはトグルボタ
ンを採用し、一旦押下操作された後、次に押下操作され
るまでの間、「白黒画像」にする等のエフェクト付与処
理を継続するようになっている。
【0049】また、Bボタンに対応するエフェクト名を
表示しているさらに画面右側には、予めユーザに設定さ
れたプリセットのエフェクト名が表示されている。ここ
に表示されるエフェクトは、後述するエフェクト設定に
おいてプリセットするエフェクトを変更しない限り、ボ
タン操作とは無関係にこの欄に表示されたエフェクトが
継続して付与されるようになっている。図示の例では、
「日時」が設定されており、この場合、配信する動画像
データ中に常に日時表示がスーパーインポーズされるよ
うになっている。
【0050】上記のようなエフェクト処理は、ライブ配
信を行うこと、つまりディジタルビデオカメラ129に
より撮影した動画像データをリアルタイムで送信するこ
とを考慮したものである。すなわち、ライブ配信を行う
場合には、ユーザPC106では、撮影した画像をリア
ルタイムで送信するため、撮影した画像にエフェクト等
を付与する際の操作は簡単であることが要求され、上述
したようにAボタンまたはBボタンの1回の押下操作で
処理を実行できるようにしているのである。しかしなが
ら、エフェクトを付与する処理をボタン1回の押下操作
で指示することができるものの、AボタンまたはBボタ
ンを押下操作した場合には、エフェクト表示欄48上の
フォーカスFに囲まれたエフェクト名に対応するエフェ
クトの処理が実行される。したがって、エフェクト表示
欄48上に表示されるエフェクト名やその表示順序がユ
ーザの意図に合致しないものであると、所望のエフェク
トを付与するためのフォーカスFの相対的な移動量が多
くなってしまい、操作ダイヤル126bの回転操作等に
時間を要し、ユーザは所望のエフェクトを所望のタイミ
ングで付与することができなくなることもある。
【0051】そこで、ライブ配信モードでは、上述した
GUI(図9(b)参照)において、「エフェクト設
定」を選択することにより、予め用意されている多数の
エフェクトの中から、上記エフェクト表示欄48にどの
エフェクトをどのような順序で表示させるかを設定する
ことができるようになっている。ここで、図11は、上
記GUIの「エフェクト設定」(図9(b)参照)が選
択された場合に表示部124に表示される画面を示す。
同図(a)、(b)、(c)に示すように、Aボタン、
Bボタンおよびプリセットといった3つの設定用画面が
用意されている。図11(a)に示すAボタンに対応す
るエフェクト設定を行う画面には、予め用意されている
一時的に付与する、つまりAボタンに対応する多数のエ
フェクト名を表示するAボタン対応エフェクトリスト欄
50aが画面左側に表示され、その右側には、上述した
エフェクト表示欄48に表示させるべき登録リスト欄5
2が表示されている。登録リスト欄52には、Aボタン
用登録リスト欄52a、Bボタン用登録リスト欄52b
およびプリセット登録欄52cが表示されており、Aボ
タン設定用の画面では、Bボタン用登録リスト欄52b
およびプリセット登録欄52cの表示色がAボタン用登
録リスト欄52aの表示色と異なっており、これにより
現在設定可能な登録欄を容易にユーザが認識することが
できるようにしている。Aボタン対応エフェクトリスト
欄50aには、予め用意されている実行可能な多数のエ
フェクト処理のエフェクト名が上下方向にスクロール表
示されるようになっている。
【0052】このような表示画面において、Aボタン対
応エフェクトリスト欄50aに表示されているエフェク
トの中から、エフェクト表示欄48に表示させるべきエ
フェクトを選択し、Aボタン用登録リスト欄52aに選
択したエフェクトをドラッグする。このようにしてユー
ザは、Aボタンに対応する所望のエフェクトが所望の順
序でエフェクト表示欄48に表示されるように設定して
おくことができる。
【0053】Bボタンに対応するエフェクトを設定する
場合には、図11(b)に示す画面が表示される。この
画面の右側には予め用意されている継続的に付与する、
つまりBボタンに対応する多数のエフェクト名を表示す
るBボタン対応エフェクトリスト50bが表示されてい
る。これらのBボタン対応エフェクトリスト50bに
は、予め用意されている実行可能な多数のエフェクト処
理のエフェクト名が上下方向にスクロール表示されるよ
うになっている。
【0054】このような表示画面において、Bボタン対
応エフェクトリスト欄50bに表示されているエフェク
トの中から、エフェクト表示欄48に表示させるべきエ
フェクトを選択し、Bボタン用登録リスト欄52bにド
ラッグする。このようにしてユーザは、Bボタンに対応
する所望のエフェクトが所望の順序でエフェクト表示欄
48に表示されるように設定しておくことができる。
【0055】プリセットのエフェクトを設定する場合に
は、図11(c)に示す画面が表示される。この画面の
右側には、予め用意されている継続的に付与する多数の
エフェクト名を表示するプリセットエフェクトリスト5
0cが表示されている。これらのプリセットエフェクト
リスト50cには、予め用意されている実行可能な多数
のエフェクト処理のエフェクト名が上下方向にスクロー
ル表示されるようになっている。
【0056】このような表示画面において、プリセット
エフェクトリスト欄50cに表示されているエフェクト
の中から、エフェクト表示欄48に表示させるべきエフ
ェクトを選択し、プリセット用登録欄52cにドラッグ
する。このようにしてユーザは、プリセットのエフェク
トを設定しておくことができる。
【0057】一般的に、ライブ配信を行う場合には、付
与すべきエフェクトの種類やそのエフェクトを付与する
タイミングや順序等は、ユーザの構想としてできあがっ
ているものである。したがって、このようなユーザの構
想に基づいた付与するエフェクトの種類や付与順序を考
慮した設定を予め行っておけば、ライブ配信において、
簡易な操作でユーザの構想をより忠実に再現したエフェ
クト処理を行うことができるのである。
【0058】ユーザPC106は、上記のような撮影モ
ード、アップロードモード、Web確認モード、ライブ
予約モード、ライブ配信モードといった5つの機能を備
えたアプリケーションプログラムをハードディスク12
3に格納し、上記のような処理機能を行うことができる
が、他にもライブ配信予約時に後述する予約設定情報フ
ァイルを自動取り込みする処理を実行するためのプログ
ラムや、ライブ配信時にストリーミングサーバ102へ
の通信接続処理を実行するためのプログラムを格納して
いるが、これらのプログラムの実行による機能について
の詳細は後述する。
【0059】A−3.サーバ使用予約管理装置 上述したようにユーザPC106が放送者としてライブ
配信を行う場合、コンテンツ供給システム100により
提供されるパーソナルキャスティングサービスでは、ラ
イブ配信を行う時間帯にストリーミングサーバ102の
使用する予約を行う必要がある。次に、このようなスト
リーミングサーバ102の使用予約を管理するサービス
提供者側のサーバ使用予約管理センタ101について図
12を参照しながら説明する。
【0060】同図に示すように、サーバ使用予約管理セ
ンタ101は、互いにLAN(Local Area Network)に
接続されるライブキャスティングサーバ150、予約デ
ータベース151、ユーザデータベース152、NTP
(Network Time Protocol)サーバ153、ネットワー
クインターフェース154およびデータベースサーバ1
55を備えている。ここで、サーバ使用予約管理センタ
101の上記各構成要素は、ネットワークインターフェ
ース154を介してインターネット103に接続される
ユーザPC106やクライアントPC107、および専
用線109(図1参照)に接続されるストリーミングサ
ーバ102との間で各種データの授受を行う。
【0061】ライブキャスティングサーバ150は、パ
ーソナルキャスティングサービスにおけるライブ配信の
予約処理、課金処理、サービスメンバーの登録処理等の
当該サービスの全体を管理するための処理を行うサーバ
である。ライブキャスティングサーバ150は、ユーザ
が当該サービスを受ける権利を得るための登録用、ユー
ザからの予約を受け付ける予約受付用、ユーザが予約確
認や変更を行うための予約確認用、およびクライアント
PC107にライブ配信されている番組表等を参照させ
るための番組表参照用等のWebページをハードディス
ク内に格納しており、ユーザPC106やクライアント
PC107からの要求があった場合には、この要求に応
じたWebページをユーザPC106やクライアントP
C107に閲覧させ得るようになされている。以下、ラ
イブキャスティングサーバ150に用意されているWe
bページについて、当該Webページの閲覧を要求した
PC側のブラウザ画面に表示される表示画面を参照しな
がら説明する。
【0062】ここで、図13は、ユーザPC106やク
ライアントPC107等のインターネット103に接続
できるPCを用い、当該PCのユーザがライブキャステ
ィングサーバ150のWebページのトップページ(ホ
ームページ)を識別するためのURLを入力等して閲覧
要求を行った場合に、要求したPC側に表示されるWe
bページ表示画面を示す。なお、ライブキャスティング
サーバ150のWebページのトップページの閲覧要求
をする場合、上記のようにURLを入力する方法以外に
も、他のホームページ上のリンクボタンのクリック操作
により当該ページにジャンプするといった方法もある。
【0063】図13に示すように、このホームページに
は、ログインするためにユーザIDおよびパスワードを
入力する欄に加え、「メンバー登録」、「パーソナルキ
ャスティングTVとは?」、「本日のライブ」、「番組
ガイド」、「マイチャンネル」、「ライブ配信予約」、
「プログラムピックアップ」、「Image Station」とい
ったリンクボタンが表示されており、これらがクリック
されると、各リンクボタンにハイパーリンクされたWe
bページがPC側に送信されて表示されるようになって
いる。
【0064】まず、「メンバー登録」がクリックされる
と、当該パーソナルキャスティングサービスを受けるこ
とができるメンバーを登録するためのWebページがP
C側の表示画面に表示されることになるが、これについ
ての詳細は後述する。
【0065】次に、「パーソナルキャスティングTVと
は?」がクリックされた場合には、図14に示すような
画面がPC側の表示画面に表示されるようになってい
る。同図に示すように、このWebページ画面には、当
該パーソナルキャスティングサービスのメンバー登録を
促す記載や、上記「メンバー登録」のWebページにジ
ャンプさせるリンクボタン「登録ページへ」が表示され
ている。また、この表示画面には、パーソナルキャステ
ィングサービスの概要説明や処理手順等の説明が記述さ
れている。
【0066】次に、「本日のライブ」がクリックされた
場合には、図15に示すような画面がPC側の表示画面
に表示される。同図に示すように、このWebページ画
面には、本日配信されるライブプログラムが表示されて
おり、サービス提供者側の現在時刻(この時間に基づい
て予約が履行される)を上部に表示すると共に、その下
方側に本日配信されるスペシャルプログラムおよびプラ
イベートプログラムの配信時間、タイトル、配信者、概
要等の項目の情報一覧表示されている(図示の例では、
表示する項目名を記述しているが、実際には上記項目の
内容(配信者名や、タイトル名等)が表示される)。こ
こで、スペシャルプログラムとは、企業などが提供する
コンテンツであり、プライベートプログラムはユーザP
C106のように個人ユーザにより提供されるコンテン
ツを意味する。また、配信時間の代わりに「オンディマ
ンド」と記述されているプログラムは、ライブ配信では
なく、予め配信データをライブキャスティングサーバ1
50側で記憶しておき、クライアントPC107等から
要求に応じて配信するオンディマンド配信用のプログラ
ムである。また、プライベートプログラムにおける「定
員」は、当該プログラムのコンテンツの配信を受けるこ
とができるクライアント数の定員を示す情報であり、
「OPEN」「CLOSE」は現時点で、上記定員等の制限を考
慮した上でクライアント下らの要求に応じて配信するこ
とができるか否かを示す情報である(「OPEN」は配信可
能、「CLOSE」は配信不能)。
【0067】ここで、上述したプログラムの一覧中の
「タイトル」はリンクボタンとなっており、これがクリ
ックされると、図16に示すように、クリックされた
「タイトル」のライブプログラムの詳細情報が表示され
る。この画面において当該プログラムの配信時間中に、
正当なパスワード入力を行うと共に、「再生」ボタン1
75をクリックすれば、当該ライブプログラムの配信要
求がインターネット103を介してストリーミングサー
バ102に送信される。これにより、配信要求を行った
クライアントPC107は、ストリーミングサーバ10
2による当該ライブプログラムコンテンツのストリーム
配信を受信し、これをリアルタイムで再生することがで
きるようになっている。なお、ストリーミングサーバ1
02によってストリーミング配信されたコンテンツをリ
アルタイム再生するためには、当該リアルタイム再生処
理を行うための再生ソフトウェア(例えば、「Real pla
yer」(リアルネットワークス社)、「Windows Media P
layer」(マイクロソフト社)等)が必要となる。した
がって、配信要求を行うPCが上記再生ソフトウェアを
格納していない場合には、「再生ソフト」ボタン176
をクリックする。これにより、上記再生ソフトウェアが
PCにダウンロードされ、当該PCにおいてストリーミ
ングサーバ102によってストリーム配信されたコンテ
ンツをリアルタイムで再生して視ることができる。
【0068】次に、「番組ガイド」がクリックされた場
合には、図17に示すような画面がPCの表示画面に表
示される。同図に示すように、このWebページ画面
は、現在日を含む月間カレンダーが表示されており、当
該カレンダーの白抜き表示された日付に配信されるプロ
グラムの一覧が表示されている。ここで、表示されるプ
ログラムの一覧は、上述した「本日のライブ」と同様で
ある(図16参照)。この表示画面においては、上記月
間カレンダー上の所望の日付をクリックすれば、当該日
付のプログラム一覧が表示されるようになっている。な
お、上記「本日のライブ」や「番組ガイド」において表
示される画面は、図16および図17に示すようなもの
に限らず、縦軸に時刻、横軸にチャンネルといったマト
リクス状のプログラム表示欄を設け、当該マトリクス内
にタイトル名、内容、配信者名等を表示するといった新
聞のテレビ欄のような表示形式であってもよく、その表
示形式は任意である。
【0069】次に、「マイチャンネル」は、ライブ配信
の発信者となることができる権利を有するユーザ(後述
するプレミアムメンバー登録されているユーザ)毎に用
意されるWebページであり、「マイチャンネル」がク
リックされると、そのユーザの現時点におけるライブ配
信の予約内容を確認するWebページ等が表示されるよ
うになっている。また、「ライブ配信予約」がクリック
されると、ライブ配信の予約を行うためのWebページ
が表示されるようになっていいるが、これらについての
詳細は後述する。なお、メンバー登録を行っていないユ
ーザについては、ユーザIDやパスワードがないため、
上記のユーザIDおよびパスワードを入力するといった
ログイン処理を行うことができないようになっている。
このようなログイン処理を行っていないユーザのPCに
おいて「マイチャンネル」や「ライブ配信予約」がクリ
ックされた場合には、それぞれ対応するWebページに
ジャンプするのではなく、「パーソナルキャスティング
TVとは?」にジャンプして、当該ユーザにメンバー登
録を促すようになっている。
【0070】次に、「プログラムピックアップ」は、サ
ービス提供者側が推奨するプログラム等を紹介するWe
bページであり、これがクリックされると、サービス提
供者が推奨するプログラムの詳細情報(図16参照)が
表示されるようになっている。
【0071】ライブキャスティングサーバ150は、そ
のハードディスク内に上述したようなWebページを格
納している。
【0072】図12に戻り、予約データベース151
は、ライブ配信における予約状況や予約によって発生す
る課金に関する情報を記憶するものであり、図18に示
すように、1つの予約毎に予約時間帯、使用するチャン
ネル、使用帯域(bps(bitper second))等を含む
予約内容情報と、ユーザを識別するためのユーザID
と、その時点で予約が成立して課金が可能であるか否か
を示す課金フラグ情報と、当該予約履行時の認証に用い
られる予約IDとを対応つけて記憶している。これらの
各情報は、後述するライブキャスティングサーバ150
による予約処理等の際に書き込まれ、後述するデータベ
ースサーバ155による認証処理において記憶された各
情報が参照されることになる。
【0073】ユーザデータベース152は、パーソナル
キャスティングサービスを受ける権利を有する登録ユー
ザに関する情報を記憶するものであり、当該登録ユーザ
毎に、氏名(名称)、ユーザID、パスワード、電子メ
ールアドレス、住所、電話番号(携帯電話やファクシミ
リ番号)、および課金するためのクレジットカード番号
やクレジットカードの有効期限等の情報が記憶されてい
る。これらの各情報は、後述するライブキャスティング
サーバ150によるメンバー登録処理の際に書き込ま
れ、後述するライブキャスティングサーバ150による
予約処理の際に参照されることになる。
【0074】NTPサーバ153は、このサーバ使用予
約管理センタ101やストリーミングサーバ102など
のサービス提供者側の装置における時刻情報を一括して
管理するものであり、ライブキャスティングサーバ15
0やストリーミングサーバ102は、NTPサーバ15
3から時刻情報を取得し、取得した時刻情報に基づいて
ライブ配信の開始時刻や終了時刻を管理している。これ
は、ライブ配信といった正確な時間制御の下で動作しな
くてはならないサービスを提供することを考慮したもの
であり、サービス提供者側の基準となる時刻を1つに統
一することにより、サービス提供者側の装置であるサー
バ使用予約管理センタ101とストリーミングサーバ1
02とが互いにずれた時刻を基準として動作するといっ
たことを抑制している。また、ユーザ側の装置であるユ
ーザPC106の時刻と、サービス提供者側の時刻とが
ずれていることが考えられ、この時刻ずれをユーザPC
106のユーザが認識していないと、サービス提供者側
が規定するライブ配信開始時刻や終了時刻と、ユーザ側
の認識しているライブ配信開始時刻や終了時刻がずれて
しまうことがある。したがって、ライブキャスティング
サーバ150による予約処理においては、この時刻のず
れをユーザPC106に通知しているが、この際の時刻
ずれは、NTPサーバ153からライブキャスティング
サーバ150が取得した時刻情報に基づいて求められ
る。
【0075】データベースサーバ155は、ユーザPC
106もしくは他の不正な者のPCからストリーミング
サーバ102を利用するための接続要求がサーバ接続専
用ネットワーク108のアクセスポートに対して行われ
た場合、サーバ接続専用ネットワーク108の図示せぬ
アクセスサーバからの要求を受けて、アクセスしてきた
PCがこの時間帯において正当な予約を行ったPC(す
なわち、ユーザPC106)であるか否かの認証処理を
行うサーバである。また、上記認証処理において、正当
なPCであると認証された場合には、ストリーミングサ
ーバ102とユーザPC106との通信接続が確立さ
れ、ユーザPC106はストリーミングサーバ102に
対してストリーム配信処理の実行を要求することにな
る。この際、ストリーミングサーバ102は、配信要求
を行ってきたPCが正当な予約を有するPCであるか否
かを認証するために、データベースサーバ155に対し
て認証処理を要求する。データベースサーバ155は、
このようなストリーミングサーバ102から要求があっ
た場合にも、正当な予約を有するPCであるか否かとい
った認証処理を行う。これらの認証処理は、予約データ
ベース151を参照することにより行われることになる
が、上記2つの認証処理の詳細については後述する。
【0076】A−4.ストリーミングサーバ 次に、図1に示すストリーミングサーバ102は、上述
したように正当な予約を有するユーザPC106からサ
ーバ接続専用ネットワーク108等を介して送信される
動画像データ等のコンテンツデータを受信し、このコン
テンツデータをインターネット103を介して配信要求
を行ったクライアントPC107に対してストリーム配
信するサーバである。
【0077】ストリーミングサーバ102は、複数のコ
ンテンツを同時にストリーム配信することが可能となっ
ている。つまり、同じ時間帯に複数の配信者がストリー
ミングサーバ102を使用してコンテンツのライブ配信
を行うことができるように複数のチャンネルを有する構
成となっている。このストリーミングサーバ102で
は、各チャンネル毎に配信できる人数、伝送帯域(64
kbpsや28.8kbps等)、利用料金等が予め設定されて
おり、ストリーミングサーバ102を使用してコンテン
ツ配信を行うユーザは、上記設定を考慮して予約すべき
チャンネルを選択することになる。
【0078】また、ストリーミングサーバ102は、上
述したようにユーザPC106等のライブ配信者から送
信されたコンテンツのストリーム配信処理を行うととも
に、予約の空いている時間帯やプログラムとプログラム
の間の時間等に配信するコマーシャルコンテンツ等を格
納しており、上記のような空いている時間帯には、コマ
ーシャルコンテンツの配信処理を行うようになってい
る。
【0079】また、ストリーミングサーバ102は、サ
ーバ使用予約管理センタ101によりユーザPC106
に対して許可された予約内容に応じて、配信時間帯の管
理、配信するクライアントPC107数の制限等を制御
することになるが、これらの処理については後述する。
【0080】A−5.ライブ配信を行うためのストリー
ミングサーバとユーザPCとの通信経路 図1に示すように、ストリーミングサーバ102は、サ
ーバ接続専用ネットワーク108に接続されており、上
述したようにライブ配信を行う場合には、ユーザPC1
06が電話網104およびサーバ接続専用ネットワーク
108を介してストリーミングサーバ102に接続する
ことになる。サーバ接続専用ネットワーク108は、当
該コンテンツ供給システム100により提供されるパー
ソナルキャスティングサービスにおいてライブ配信を行
うために設けられた専用のネットワークである。
【0081】ここで、ストリーミングサーバ102とユ
ーザPC106との通信接続は、インターネット103
を介して行うことも可能であるが、このコンテンツ供給
システム100では、ユーザPC106からストリーミ
ングサーバ102へのコンテンツデータの伝送路および
伝送帯域を確保するために、ストリーミングサーバ10
2に接続するためのサーバ接続専用ネットワーク108
を設けている。このように専用のネットワークを用いる
のは、次のような理由によるものである。ユーザPC1
06がインターネット103に接続するためには、ユー
ザPC106が契約しているインターネットサービスプ
ロバイダ(以下、ISPという)に電話網104を介し
て接続する必要がある。このようなISPは、このパー
ソナルキャスティングサービスの登録メンバーだけでは
なく、多数のインターネット利用者のPCからの接続を
も受けることになる。したがって、多数のインターネッ
ト利用者が当該ISPに接続してインターネット103
に接続している場合には、ユーザPC106がライブ配
信を行うために必要な伝送帯域が確保できなくなってし
まう。また、ユーザPC106が回線がビジーである等
の理由によってISPに接続できないといったこともあ
り得る。インターネット103を使用するデータ伝送で
は、上記のような接続環境が悪化するといった問題が起
こりうるが、ライブ配信を行うには、所望の時間に確実
にストリーミングサーバ102との間で所望のビットレ
ートの通信路を確保しなくてはならず、上記問題が生じ
ると正常なサービスを提供できなくなってしまう。した
がって、コンテンツ供給システム100では、インター
ネット103を用いずに、サーバ接続専用ネットワーク
108を用意することにより上記のような問題が生じる
ことを防止しているのである。
【0082】ここで、サーバ接続専用ネットワーク10
8には、ストリーミングサーバ102に接続する多数の
回線が用意されている。サーバ接続専用ネットワーク1
08に用意される回線数は、同じ時間帯にストリーミン
グサーバ102に接続が許可される最大のユーザ数より
も多くなっている(例えば、接続許可最大ユーザ数が1
0人の場合、回線数は20本)。これは次のような理由
による。上述したようにサーバ接続専用ネットワーク1
08のアクセスサーバは、接続を要求してきたPCに対
してデータベースサーバ155(図12参照)に認証処
理を要求し、接続要求してきたPCが正当な予約を有す
るものでるか否かを認証している。この認証処理におい
て正当な予約を有しないと判断した場合には、接続要求
してきたPCからの呼を直ちに切断することとしてい
る。したがって、不正者のPCがサーバ接続専用ネット
ワーク108の回線を使用することはできないものの、
上記のような認証処理を行っている間、1つの回線はビ
ジーとなってしまう。このため、接続を許可する最大ユ
ーザ数と用意する回線数を同じであると、不正者がパー
ソナルキャスティングサービスの妨害等を目的として、
サーバ接続専用ネットワーク108のアクセスポートに
対して同時に多数発呼した場合には、正当な予約を有す
るユーザのPCが接続できなくなってしまう。したがっ
て、上記のように最大ユーザ数よりも多い回線数を用意
しておくことにより、不正者の妨害によりサービスが妨
げられることを低減しているのである。
【0083】また、このパーソナルキャスティングサー
ビスでは、予約に基づいた配信開始時間よりも所定時間
前にストリーミングサーバ102への接続を許可し、こ
れにより配信開始時間前に認証等の接続処理を済ませ、
予約配信開始時間になった時点でライブ配信を行えるよ
うにしている。したがって、異なるユーザの予約時間が
連続している場合には次のような問題が起こりうる。す
なわち、先の時間を予約した配信中のユーザの接続と、
後の時間を予約したユーザによる配信開始所定時間前を
経過した後の接続とが重なってしまい、配信可能な最大
ユーザ数のみの回線数では、対処しきれなくなってしま
う。したがって、上記のように最大ユーザ数の2倍の回
線数を用意しておくことにより、上記のような先の時間
帯の予約ユーザと、後の時間帯の予約ユーザとの接続が
重なった場合にも対処できるようにしている。
【0084】また、ストリーミングサーバ102に接続
するためのサーバ接続専用ネットワーク108は、1つ
の電気通信事業者(Carrier)のネットワーク(例え
ば、公衆電話網)に対するアクセスポートに限らず、複
数の電気通信事業者の各々ネットワーク(例えば、IS
DN(Integrated Services Digital Network)や移動
電話網)から接続可能なアクセスポートを用意するよう
にしてもよい。この場合、ユーザPC106側では、接
続する電気通信事業者を選択し、当該電気通信事業者の
ネットワークに対応したアクセスポートに発呼し、サー
バ接続専用ネットワーク108を介してストリーミング
サーバ102との間の通信接続を確立することになる。
【0085】A−6.クライアントPC 上述したようにユーザPC106がストリーミングサー
バ102にリアルタイムで送信したコンテンツデータ
は、ストリーミングサーバ102に対して配信要求を行
ったクライアントPC107に対してインターネット1
03を介してストリーム配信されることになる。クライ
アントPC107は、上述したライブキャスティングサ
ーバ150のWebページ(図16参照)から配信要求
を行うこともできるし、ストリーミングサーバ102の
URLを入力してストリーミングサーバ102に直接配
信要求を行うこともできるようになっている。本実施形
態では、このようにストリーミングサーバ102に配信
要求を行ってストリーミングサーバ102からのストリ
ーミング配信を受けるPCをいうものとし、これらのク
ライアントPC107は、ストリーミング配信されたコ
ンテンツデータをリアルタイム再生するためのアプリケ
ーションプログラム(例えば、「Real player」(リア
ルネットワークス社)、「Windows Media Player」(マ
イクロソフト社)等)を格納しており、配信時には当該
アプリケーションプログラムを実行して配信されたコン
テンツデータをリアルタイムで再生して視ることができ
るようになっている。
【0086】B.コンテンツ供給システムの動作 次に、ライブキャスティングサービスを実現するための
上記構成のコンテンツ供給システム100の様々な処理
動作について説明する。
【0087】B−1.メンバー登録 まず、ユーザPC106のユーザがパーソナルキャステ
ィングサービスを利用してライブ配信を行う場合には、
当該サービスにおいてライブ配信を行う権利をもらうた
めに、サーバ使用予約管理センタ101のライブキャス
ティングサーバ150に対してメンバー登録を行う必要
がある。ここで、図19は、このメンバー登録を行う際
のユーザPC106およびライブキャスティングサーバ
150の処理動作のシーケンスフローチャートを示す。
同図に示すように、メンバー登録を行う場合には、ユー
ザPC106がインターネット103に接続し、ライブ
キャスティングサーバ150(図12参照)に対してW
ebページの閲覧要求を行う(ステップSa1)。ここ
で、ユーザPC106がインターネット103に接続す
る場合には、まず、ユーザPC106に電源を投入した
後、上述したアプリケーションプログラムを起動する。
そして、ユーザがWeb確認モードを選択することによ
り、図7(a)に示す画面を表示部124に表示させ
る。このWeb確認モードにおいて、ユーザはライブキ
ャスティングサーバ150のWebページを識別するた
めのURLを入力等して閲覧要求を行う。
【0088】このようにしてユーザPC106がライブ
キャスティングサーバ150に対してWebページの閲
覧要求を行うと、ライブキャスティングサーバ150か
らインターネット103を介してユーザPC106にW
ebページが送信される(ステップSa2)。送信され
たWebページを受信したユーザPC106は、当該W
ebページをブラウザ表示画面44に表示させる(ステ
ップSa3)。
【0089】このような閲覧要求およびWebページ送
信時には、ユーザPC106およびライブキャスティン
グサーバ150では次のような操作や処理が行われる。
まず、ユーザPC106がライブキャスティングサーバ
150のURLを入力して閲覧要求を行うと、ブラウザ
表示画面44には、図13に示すライブキャスティング
サーバ150が格納しているWebページのトップペー
ジが表示される。ここでは、メンバー登録を行うため、
ユーザは「メンバー登録」をクリックする。これによ
り、ユーザPC106のCPU120は、当該クリック
操作に従い、インターネット103を介してライブキャ
スティングサーバ150に対してメンバー登録を行うた
めのWebページの閲覧要求を行う。そして、ライブキ
ャスティングサーバ150からメンバー登録用Webペ
ージが送信され、これを受信したユーザPC106のC
PU120は、図20に示すようなメンバー登録用の画
面をブラウザ表示画面44に表示させる。
【0090】図20に示すように、メンバー登録用画面
には、メンバー登録を行うための入力すべき項目名と、
当該項目を入力するための入力欄とが表示される。ここ
で、このパーソナルキャスティングサービスでは、上述
したようなクライアントPC107の機能、つまりスト
リーミングサーバ102によりライブ配信されるコンテ
ンツを受信するサービスを受ける一般メンバーと、上記
コンテンツ受信するサービスに加え、ライブ配信を行う
配信側になってサービスを利用できるプレミアムメンバ
ーといった2種類のメンバー登録が用意されており、メ
ンバー登録用の画面には、一般・プレミアム共通用の入
力欄210と、プレミアムメンバー専用の入力欄211
が表示される。
【0091】この表示画面において、クライアントPC
107のユーザのように一般メンバーのみの登録をする
ユーザは、入力欄210の各項目を入力することにな
る。ここで、メンバー登録用入力画面には、入力した内
容を無効にするキャンセルボタン212と、入力内容で
の登録を指示する登録ボタン213とが表示されてお
り、ユーザが登録ボタン213をクリックすると、CP
U120により入力欄210に入力した内容が登録用情
報としてインターネット103を介してライブキャステ
ィングサーバ150に送信される。
【0092】一方、プレミアムメンバー登録を行う場合
には、ユーザはチェックボックスにチェックし、入力欄
210および入力欄211の各項目に対する入力を行う
ことになる。そして、ユーザによる各項目の入力が終了
して、登録ボタン213がクリックされると、ユーザP
C106のCPU120は、上記メンバー登録用入力画
面に入力された内容と同じ内容の登録用情報ファイルを
作成し、これをインターネット103を介してライブキ
ャスティングサーバ150に送信するとともに(ステッ
プSa4)、当該登録用情報ファイルをユーザPC10
6内のハードディスク123に書き込んで記憶してお
く。
【0093】ライブキャスティングサーバ150は、上
記のようにユーザPC106のユーザの入力内容に応じ
て作成された登録用情報ファイルをインターネット10
3を介して受信し、受信した登録用情報ファイルの内容
をチェックして登録を許可するか否かを判別する(ステ
ップSa5)。ここでの処理内容は次の通りである。ま
ず、ある項目についての情報がない、つまりその項目に
ついてユーザが入力していない場合などには、その旨を
ユーザPC106側の通知し、再入力を促す。また、ラ
イブキャスティングサーバ150は、インターネット1
03を介してクレジット会社の与信チェックサーバにア
クセスし、登録用情報ファイル中のクレジットカードが
有効であるか否かのチェックを行い、当該クレジットカ
ードが有効であった場合にのみ登録を許可する。
【0094】登録を許可する場合には、ライブキャステ
ィングサーバ150は、上記登録用情報ファイルにある
各項目の情報をユーザデータベース152に書き込んで
登録処理を行う(ステップSa6)。また、プレミアム
メンバーの登録処理では、当該登録ユーザに対応する
「マイチャンネル」のWebページを作成し、ハードデ
ィスク内に格納する。
【0095】このような登録処理が終了すると、ライブ
キャスティングサーバ150は、登録処理が終了したこ
とをインターネット103を介してユーザPC106に
通知し(ステップSa7)、メンバー登録処理が終了す
る。
【0096】B−2.配信予約 上述しようなメンバー登録処理が終了すると、ユーザP
C106のユーザは、パーソナルキャスティングサービ
スを利用してライブ配信を行う配信側となることがで
き、実際にライブ配信を行うためのライブキャスティン
グサーバ150に対して配信予約を行うことになる。こ
のパーソナルキャスティングサービスでは、ユーザが一
旦ライブキャスティングサーバ150に対して予約登録
を行ってから、予約したライブ配信時間の所定時間前
(例えば、6時間前)までにユーザがリコンファーム
(予約の再確認)をライブキャスティングサーバ150
に対して行うことにより予約が成立するようになってい
る。このように予約したユーザにリコンファームを義務
づけることにより、予約の履行確立を向上させ、空予約
を低減している。さらに、このパーソナルキャスティン
グサービスでは、登録されたユーザが1ヶ月に予約可能
な最大コマ数(例えば、1コマを10分)が設定されて
おり、これにより少数のユーザによって当該サービスが
寡占状態となってしまうことを抑止している。
【0097】B−2−1.予約登録 以下、このような配信予約における予約登録を行う際の
ユーザPC106およびライブキャスティングサーバ1
50の処理動作について、当該処理動作のシーケンスフ
ローチャートを示した図21およびユーザPC106の
表示画面等を参照しながら説明する。
【0098】同図に示すように、配信予約を行う場合、
ユーザはユーザPC106に電源を投入した後、上述し
たアプリケーションプログラムを起動する。そして、ユ
ーザがライブ予約モードを選択することにより、図8
(a)に示す画面を表示部124に表示させる。このラ
イブ予約モードにおいて、ユーザは操作ダイヤル126
b等を操作してGUIの選択項目である「予約ジャン
プ」を選択決定する。これによりユーザPC106のC
PU120は、インターネット103への接続処理を行
い、ライブキャスティングサーバ150に対して配信予
約を行うためのWebページ(図13の「ライブ配信予
約」がクリックされた場合のWebページ)の閲覧要求
を行う(ステップSb1)。このようにユーザPC10
6では、上記アプリケーションプログラムにより実現さ
れる機能により「予約ジャンプ」を選択決定することに
より、配信予約を行うためのWebページの閲覧要求を
行うことができるが、当該Webページの閲覧要求をU
RLを入力することにより行うこともできる。具体的に
は、URLを入力して図13に示すホームページの閲覧
要求を行い、ユーザIDおよびパスワードの入力を行っ
てログインし、「ライブ配信予約」のリンクボタンをク
リックするといった操作で配信予約を行うためのWeb
ページの閲覧要求を行うことができる。
【0099】このようにしてユーザPC106がライブ
キャスティングサーバ150に対して配信予約用のWe
bページの閲覧要求を行うと、ライブキャスティングサ
ーバ150からインターネット103を介してユーザP
C106にWebページが送信される(ステップSb
2)。送信されたWebページを受信したユーザPC1
06は、当該Webページをブラウザ表示画面44に表
示させる(ステップSb3)。
【0100】ここで、図22はブラウザ表示画面44に
表示される配信予約用のWebページを示す。同図に示
すように、この表示画面には、月間カレンダー欄220
と、当該カレンダーに白抜き表示された日付の予約状況
を示す予約状況表示欄221と、ユーザが予約を行うた
めの入力すべき項目および入力欄が表示される予約用入
力欄222と、予約の申請を指示する予約ボタン223
と、予約用入力欄222の入力内容を無効にするキャン
セルボタン224とが表示される。
【0101】この表示画面において、ユーザは月間カレ
ンダー欄220中の予約を希望する日をクリックする。
これにより、ユーザPC106のCPU120は、クリ
ックされた日付を白抜き表示させるとともに、当該日付
の予約状況を表示するためのデータをインターネット1
03を介してライブキャスティングサーバ150に要求
する。この要求を受けたライブキャスティングサーバ1
50は、現時点でのその日付の予約状況を表示するため
のデータを予約データベース151の登録内容を参照す
ることにより作成し、要求された日付の予約状況を表示
するためのデータをインターネット103を介してユー
ザPC106に送信する。ユーザPC106のCPU1
20はこのデータに基づいて予約状況表示欄221の表
示を行う。
【0102】図示のように予約状況表示欄221には、
各チャンネル毎に、配信可能な定員数、使用する伝送帯
域、使用料金、時刻毎の予約状況(「空」または
「済」)が表示されており、ユーザはこの予約状況表示
欄221を参照しながら、チャネルや時間帯等を決定し
て予約用入力欄222の各項目の入力を行う。ここで、
上記配信可能な定員数、伝送帯域、および使用料金は、
各チャンネル毎に予め設定されているものであり、コン
テンツ配信者であるユーザPC106のユーザは、予約
状況表示欄221に表示された各チャンネル毎の予め設
定された情報を参照することにより、希望に沿った使用
料金や定員数等に合致したチャンネルを選択することが
できる。
【0103】ここで、予約用入力欄222において入力
すべき項目は、使用するチャンネルを選択する「チャン
ネル」、予約する日時を指定する「予約日時」、「公開
レベル」、コンテンツのタイトル名を入力する「タイト
ル」、コンテンツの属するジャンルを入力する「ジャン
ル」、コンテンツ提供者の電子メールアドレスの公開の
有無を選択する「電子メール公開」、コンテンツ供給者
のWebページのURLの公開の有無を選択する「WE
B公開」、パスワードを入力する「パスワード」、「友
達リスト」、コンテンツの概要を所定字数(例えば、2
0字)以内で書き込む「概要」、コンテンツの詳細を所
定字数(例えば、200字)以内で書き込む「詳細」と
いった項目である。
【0104】予約用入力欄222における入力項目「公
開レベル」は、この予約に基づいて配信するコンテンツ
供給の公開レベル、つまりコンテンツの配信先の制約を
コンテンツ供給者であるユーザが指定する項目であり、
ここでは「Public」、「Password」、「Secret」といっ
た3つのレベルを指定することができるようになってい
る。
【0105】「Public」は、完全に公開することを指定
するものであり、「Public」が指定された場合には、上
述した一般メンバー登録をしている者であれば、当該予
約に基づいたコンテンツ配信によるコンテンツの提供を
受けることができる(ただし、定員数以内)。
【0106】「Password」は、当該予約に基づくコンテ
ンツ供給を受けることができる者を制限するものであ
り、正当なパスワード入力を行った者のみがコンテンツ
配信を受けることができる公開レベルである。ユーザが
「Password」を選択した場合には、その際に使用するパ
スワードを入力しておく必要がある。
【0107】次に、「Secret」も、上記「Password」と
同様に正当なパスワード入力を行った者だけにコンテン
ツ配信を許可する公開レベルである。ユーザが「Secre
t」を選択した場合にも、その際に使用するパスワード
を入力しておく必要がある。ここで、「Password」もし
くは「Secret」を選択した場合には、後述する「友達リ
スト」に指定された電子メールアドレス宛に、当該プロ
グラムの配信時間や上記パスワード等の情報が通知され
るようになっている。
【0108】また、「Password」と「Secret」とは、特
定の者だけにコンテンツ供給を許可する点では同じであ
るが、両者の相違点は、「Password」を選択した場合に
は、上述した「本日のライブ」や「番組ガイド」のWe
bページに、この予約に基づくプログラムが掲載される
のに対し、「Secret」は上記Webページには掲載され
ず、コンテンツ供給が行われること自体も公開しないこ
とである。「Secret」が選択された場合には、後述する
「友達リスト」に掲載された電子メールアドレスを有す
る者だけに、そのコンテンツ配信があることが通知され
ることになる。
【0109】ユーザは、配信するコンテンツの内容等を
考慮し、上述した「Public」、「Password」、「Secre
t」といった3つの公開レベルのいずれかを選択するこ
とできるようになっている。例えば、特定の少人数にコ
ンテンツ配信を行いたい場合には、定員数の少ないチャ
ンネル(低料金)を選ぶことが経済的に好ましいが、こ
れを完全公開にすると、上記特定者以外の配信要求を受
けた場合に、上記特定者が定員制限により当該コンテン
ツの配信を受けることができなくなる。したがって、こ
のような場合には、「Password」や「Secret」を選択す
ることにより、確実かつ経済的に特定者に対してコンテ
ンツ配信を行うことができる。
【0110】予約用入力欄222における入力項目「友
達リスト」は、ユーザPC106のユーザが当該予約に
基づいた時間帯やチャンネルでコンテンツ配信を行うこ
とを通知することを希望する人の電子メールアドレスを
入力する欄である。ここで、入力した電子メールアドレ
ス宛にライブキャスティングサーバ150は、当該予約
に基づいたコンテンツ配信の提供を受けるための各種情
報を含んだ電子メールを送信することになるが、これに
ついては後述する。
【0111】以上のような予約用入力欄222の各項目
の入力が終了し、予約ボタン223がクリックされる
と、ユーザPC106のCPU120は、予約用入力欄
222の入力内容と同じ内容の予約希望情報ファイルを
作成し、この予約希望情報ファイルをインターネット1
03を介してライブキャスティングサーバ150に送信
する(ステップSb4)。なお、図22に示す例では、
予約用入力欄222の各欄にユーザがキーボード等を操
作して文字等を入力することにより、入力作業が行われ
るようになされているが、「チャンネル」、「予約日
時」、「ジャンル」などの予め入力できる内容が決めら
れている項目については、プルダウンメニューで選択候
補を表示し、表示された候補の中からユーザが選択指定
することにより入力作業を行えるようにしてもよい。
【0112】ライブキャスティングサーバ150は、上
記のようにユーザPC106のユーザの入力内容に応じ
て作成された予約希望情報ファイルをインターネット1
03を介して受信し、受信した予約希望情報ファイルの
内容でよいか否かを再確認するためのWebページを送
信する(ステップSb5)。これにより、ユーザPC1
06の表示画面には、図23に示すような予約希望情報
の確認を促す表示がなされる。この際、当該予約に基づ
くサービスの利用料金や、後にライブキャスティングサ
ーバ150からユーザPC106に送信する予約設定情
報の送信先の電子メールアドレス(この電子メールアド
レスは、メンバー登録時にユーザに入力された電子メー
ルアドレス)の確認等の表示もなされる。また、上述し
たように、このパーソナルキャスティングサービスで
は、ライブ配信の予約をしたユーザが当該予約に基づく
配信時間の所定時間前(例えば、6時間前)までにリコ
ンファームを行うように義務づけられており、その旨お
よびリコンファームの実行手順をユーザに知らせるため
のメッセージも表示される。
【0113】ここで、ユーザは、上記確認画面に表示さ
れた内容でよければ、了解ボタン240をクリックし、
上記確認画面に表示された内容でよくない場合には、キ
ャンセルボタン241をクリックする。キャンセルボタ
ン241がクリックされると、その旨がライブキャステ
ィングサーバ150に送信され、ライブキャスティング
サーバ150は当該予約希望情報ファイルを破棄すると
ともに、ユーザPC106の表示画面には、図22に示
す予約入力用の画面が表示され、再度の入力を促す。一
方、了解ボタン240がクリックされると、その旨がC
PU120によってインターネット103を介してライ
ブキャスティングサーバ150に送信される(ステップ
Sb6)。
【0114】了解ボタン240がクリックされた場合に
は、ライブキャスティングサーバ150は、予約希望情
報ファイルの内容をチェックして予約を許可するか否か
を判別する(ステップSb7)。ここでは、入力内容に
不足はないか、希望チャンネルの希望予約時間帯が空い
ているか否かの確認等のチェックが行われ、さらに当該
予約を要求してきたユーザが設定コマ数以上の予約を行
っていないか否かをチェックする。具体的には、このラ
イブキャスティングサービスでは、登録されたユーザが
1ヶ月に予約可能な最大コマ数(例えば、1コマを10
分)が設定されていることは上述した通りである。した
がって、ここでの予約を許可するか否かのチェックに
は、このユーザが1ヶ月の間に既に予約しているコマ数
が上記設定コマ数よりも多いか否かを判別し、設定コマ
数よりも多い場合には、予約を許可しない。一方、設定
コマ数よりも少ない場合には、当該チェック結果が問題
なしと判別し、他のチェック結果に問題がない場合には
予約を許可する。このようにユーザの1ヶ月間の予約コ
マ数をチェックするために、ユーザデータベース152
には、プレミアムメンバー登録されている各ユーザ毎
に、現在までの予約状況が少なくとも過去1ヶ月間に遡
って記憶されている。
【0115】予約を許可する場合には、ライブキャステ
ィングサーバ150は、当該予約について予約履行時の
認証にのみ用いられる予約IDを作成するとともに、上
記予約希望情報ファイルの内容に基づいて、予約時間
帯、使用するチャンネル、使用帯域(bps(bit per
second))、友達リストのメールアドレス等を含む予約
内容情報と、予約したユーザを識別するためのユーザI
Dと、作成した予約IDとを予約データベース151
(図18参照)に書き込んで登録する(ステップSb
8)。なお、この予約登録時点では、課金が可能である
か否かを示す課金フラグ情報は、課金「不可」となって
おり、この課金フラグは後にリコンファームが行われて
予約が成立した場合に「可」に書き換えられる。また、
ライブキャスティングサーバ150は、予約を行ったユ
ーザに対応する「マイチャンネル」のWebページに、
当該予約に関する情報を追加して書き込んでおく。ま
た、当該予約における上記公開レベルが「Public」もし
くは「Password」の場合には、ライブキャスティングサ
ーバ150は、上述した「本日のライブ」や「番組ガイ
ド」のWebページに、この予約に基づくプログラムを
掲載するためにWebページの更新処理を行う。つま
り、上記予約に基づいたコンテンツ配信が行われること
を閲覧可能に記憶しておく。この場合には、インターネ
ット103を介してクライアント端末装置107等から
当該Webページを閲覧して、当該予約に基づいたライ
ブ配信が行われる旨を知ることができる。つまり、「Pu
blic」が設定された場合はもちろんのこと、「Passwor
d」が設定されている場合にも、当該予約に基づいたラ
イブ配信が行われることが掲載されたWebページが閲
覧可能になされ、任意の第3者は当該ライブ配信がある
旨を知ることができる。一方、「Secret」が設定されて
いる場合には、ライブキャスティングサーバ150は、
この予約に基づいて行われるライブ配信についての情報
を、上述した「本日のライブ」や「番組ガイド」のWe
bページには一切掲載しない。したがって、「Secret」
が設定されたライブ配信については、後述する電子メー
ル送信を受信して閲覧した者等の特定の人のみがライブ
配信が行われることを知ることができるようになってい
る。
【0116】このような予約登録処理が終了すると、当
該サービスを利用する際の著作権の管理や禁止事項等を
表示してユーザの同意を促すWebページをユーザPC
106に送信し、ユーザPC106の表示画面に表示さ
せる。そして、ユーザPC106から同意する旨の指示
が送信された場合に、ライブキャスティングサーバ15
0は、リコンファームを除く予約手続の完了を知らせる
WebページをユーザPC106に送信する。ここで、
図24は、ユーザPC106の表示画面に表示される予
約手続完了画面を示す。同図に示すように、この予約手
続完了画面には、ユーザにリコンファームを行うことを
促すメッセージが表示されている。ここで、「OK」ボ
タン245がクリックされると、リコンファームを除く
当該予約手続が完了し、この後、ライブキャスティング
サーバ150によって当該予約に関して作成された予約
IDを含む電子メールがユーザPC106に送信される
(ステップSb9)。
【0117】B−2−2.リコンファーム 上述したようにこのパーソナルキャスティングサービス
においては、予約履行時間の6時間前までにユーザがリ
コンファームを行う必要があり、リコンファームが行わ
れなかった場合には、その予約が強制的に取り消される
ようになっている。したがって、予約を確立するため
に、上記ライブキャスティングサーバ150からの電子
メールによって予約IDを取得したユーザは、ユーザP
C106を用いてリコンファームを行うことになる。な
お、上述した予約IDを受け取るまでの予約手続は、ラ
イブ配信に使用するPCと異なるPCを用いることも可
能であるが、リコンファームを行うPCとしては、ライ
ブ配信を行う際に使用するPCを使用することが義務づ
けられており、以下の説明においては、ユーザPC10
6を利用してリコンファームを行うものとし、リコンフ
ァームを行う際のユーザPC106およびライブキャス
ティングサーバ150の処理動作について図25を参照
しながら説明する。
【0118】リコンファームを行う場合には、ユーザは
ユーザPC106に電源を投入した後、上述したアプリ
ケーションプログラムを起動する(電源がオフの場
合)。そして、ユーザがライブ予約モードを選択するこ
とにより、図8(a)に示す画面を表示部124に表示
させる。このライブ予約モードにおいて、ユーザは操作
ダイヤル126b等を操作して予約一覧表示エリア46
に表示されている予約一覧のうち(1つの場合もあ
る)、リコンファームを行う予約を選択決定する。これ
によりユーザPC106のCPU120は、インターネ
ット103への接続処理を行い、ライブキャスティング
サーバ150に対して当該ユーザに対応する「マイチャ
ンネル」のWebページの閲覧要求を行う(ステップS
b10)。このようにユーザPC106では、上記アプ
リケーションプログラムにより実現される機能により、
配信予約を行うためのWebページの閲覧要求を行うこ
とができるが、当該Webページの閲覧要求をURLを
適宜入力することにより行うこともできる。具体的に
は、URLを入力して図13に示すホームページの閲覧
要求を行い、ユーザIDおよびパスワードの入力を行っ
てログインし、「マイチャンネル」のリンクボタンをク
リックするといった操作でWebページの閲覧要求を行
うことができる。
【0119】このようにしてユーザPC106がライブ
キャスティングサーバ150に対して「マイチャンネ
ル」のWebページの閲覧要求を行うと、ライブキャス
ティングサーバ150からインターネット103を介し
てユーザPC106にWebページが送信される(ステ
ップSb11)。送信されたWebページを受信したユ
ーザPC106は、当該Webページをブラウザ表示画
面44に表示させる(ステップSb12)。
【0120】ここで、図26はブラウザ表示画面44に
表示される「マイチャンネル」のWebページを示す。
同図に示すように、この表示画面には、ユーザが現在ラ
イブキャスティングサーバ150に対して行っている予
約の一覧である予約リスト250と、ユーザが過去に配
信したプログラムの視聴者数等を確認するためのWeb
ページにジャンプするためのリンクボタン251と、ユ
ーザデータベース152に登録された当該ユーザの登録
用情報ファイル(図20参照)を変更するためのWeb
ページにジャンプするためのリンクボタン252とが表
示されている。また、予約のキャンセル方法や変更方法
を説明する記述が表示されており、このパーソナルキャ
スティングサービスでは、チャンネルおよび日時といっ
た予約内容を変更する場合には、一旦予約をキャンセル
して再度配信予約の処理を行う手続を行う必要があり、
その旨が記述されている。一方、タイトル名、概要など
のチャンネルおよび日時以外の情報に関しては、予約キ
ャンセルを行わずに変更することができるようになって
いる。
【0121】予約リスト250には、各予約毎に(図示
の場合、予約は1つのみ)、「予約日時」、「チャンネ
ル」、「タイトル」、この予約が「リコンファーム待
ち」の状態であるか、「リコンファーム済み」の状態で
あるかといった状態が表示されるステータス項目、およ
び予約キャンセルを指示する場合にクリックする「取
消」ボタンとが表示されている。
【0122】ここで、ステータスの項目には、当該予約
についてリコンファームが行われていない場合には、図
示のように「リコンファーム待ち」が表示され、リコン
ファームが行われた後に当該ページを表示した場合には
「リコンファーム済み」の表示がなされることになる
が、「リコンファーム待ち」の場合に、これがクリック
されると、CPU120によりリコンファーム用画面の
閲覧要求がインターネット103を介してライブキャス
ティングサーバ150に送信される。ライブキャスティ
ングサーバ150は、この要求に応じてリコンファーム
用のWebページをインターネット103を介してユー
ザPC106に送信し、ユーザPC106には、図27
に示すような画面表示がなされる。
【0123】同図に示すように、リコンファーム用画面
には、当該予約に関して設定されている「ユーザI
D」、「チャンネル」、「予約日時」、「公開レベ
ル」、「タイトル」、「ジャンル」、「電子メール公
開」、「Web公開」、「パスワード」、「友達リス
ト」、「概要」、「詳細」といった項目の内容が表示さ
れる。また、この表示画面には、予約IDを入力する欄
と、ユーザに予約IDを入力してリコンファームを行う
ことを促すメッセージが表示されている。
【0124】ユーザはリコンファームを行う場合には、
上述した予約手続においてライブキャスティングサーバ
150から送信された電子メールに含まれる予約IDを
入力し、リコンファームボタン261をクリックする。
一方、予約リスト250等(図26参照)が表示された
マイチャンネルの画面に戻る場合には、戻るボタン26
2をクリックする。
【0125】ここで、図27に示すリコンファーム用の
表示画面には、リコンファームボタン261をクリック
した場合に、ライブ配信を行う際にストリーミングサー
バ102との間の通信接続を確立するための設定情報が
自動的にPCに設定されるようになっており、リコンフ
ァームを対応PC、つまりライブ配信を行うPCで行う
ことを促すメッセージが表示されている。
【0126】上記リコンファームボタン261がクリッ
クされると、ユーザPC106のCPU120は、ユー
ザによりリコンファームの実行指示があった旨をインタ
ーネット103を介してライブキャスティングサーバ1
50に送信する(ステップSb13)。
【0127】上述したようにユーザPC106から送信
されたリコンファーム実行指示を受け取ったライブキャ
スティングサーバ150は、予約データベース151や
ユーザデータベース152を参照し、この予約に関し
て、図28に示す予約設定情報ファイルを作成する(ス
テップSb14)。ここで、ライブキャスティングサー
バ150は、予約データベース151に登録されている
各予約に関する情報のうち、その予約に基づいた配信開
始時間の6時間前になった時点でその予約に関するデー
タを、予約データベース151から消去し、当該予約を
取り消す。すなわち、ある予約に基づく配信開始時間の
6時間前を経過した時点以降は、予約データベース15
1におけるその予約に関するデータが消去されているこ
とになる。したがって、配信開始時間の6時間前以降に
上述したリコンファームの実行指示がライブキャスティ
ングサーバ150に受信された場合には、予約データベ
ース151を参照しても、当該予約についてのデータが
登録されていないことになる。この場合、ライブキャス
ティングサーバ150は「リコンファームが実行されな
かったため、予約はキャンセルされました。予約を行う
場合には、再度配信予約手続を行ってください。」等の
メッセージを表示するためのWebページをユーザPC
106に送信する。
【0128】一方、配信開始時間の6時間前までにライ
ブキャスティングサーバ150がリコンファーム実行指
示を受信した場合には、ライブキャスティングサーバ1
50によって予約設定情報が作成される。図28に示す
ように、ライブキャスティングサーバ150により作成
される予約設定情報ファイルには、「予約ID」、「ラ
イブ配信予約日時」、「サーバ接続可能時間」、「接続
用電話番号」、「接続先サーバ情報」、「配信要求先ア
ドレス情報」、「伝送帯域」、「タイトル」、「概
要」、「公開レベル」、「友達リストアドレス情報」、
「配信要求パスワード」といった情報が含まれている。
【0129】「予約ID」には、上述した当該予約につ
いて作成した予約IDが記述されており、「ライブ配信
予約日時」には、予約した配信開始時刻と終了時刻が記
述される。「サーバ接続可能時刻」は、ライブ配信を行
うためにストリーミングサーバ102に接続を許可する
時間帯が記述されており、この例では、配信開始時刻の
3分前からストリーミングサーバ102の接続を許可
し、配信終了時刻の3分後までの接続を許可するような
情報が記述されている。
【0130】「接続用電話番号」には、ストリーミング
サーバ102に接続するためのサーバ接続専用ネットワ
ーク108のアクセスポートの電話番号が記述されてお
り、この例では、複数(図示は4つ)の電気通信事業者
毎のアクセスポートの電話番号が記述されている。後述
する実際にストリーミングサーバ102への接続を行う
処理には、ユーザはいずれかの電気通信事業者を選択
し、選択された電気通信事業者用のアクセスポートの電
話番号に発呼する処理が行われる。
【0131】「接続先サーバ情報」には、この予約で選
択したチャンネルに応じた決定される項目であり、当該
チャンネルを使用する際に接続する「サーバの種類」、
「サーバ名」、「接続ポート」、「サーバへのストリー
ムパス」等の情報が記述されている。ユーザPC106
とサーバ接続専用ネットワーク108のアクセスポート
との通信接続が確立されると、この「接続先サーバ情
報」の記述内容に基づいてストリーミングサーバ102
の予約したチャンネルを使用するための接続処理を行う
ことになる。
【0132】「配信要求先アドレス情報」は、クライア
ントPC107がユーザPC106がストリーミングサ
ーバ102に送信するコンテンツのストリーム配信を要
求する場合に、ストリーミングサーバ102に接続する
ために用いられるURL情報が記述されている。クライ
アントPC107はコンテンツの配信要求を行う場合に
は、当該URLを用いてインターネット103を介して
ストリーミングサーバ102に接続するようにすればよ
い。
【0133】「伝送帯域」には、予約したチャンネルに
応じて決定される情報が記述されており、64kbpsや2
8.8kbps等の予約チャンネルに予め設定されている伝
送帯域の情報が記述される。「タイトル」、「概要」、
「公開レベル」には、それぞれ予約時に登録した内容が
記述される(図22および図23参照)。「友達リスト
アドレス情報」には、予約時に登録した電子メールアド
レスが記述される。
【0134】「配信要求パスワード」にも、予約時に登
録したパスワード情報が記述されるが、「公開レベル」
が「Public」の場合、配信要求側はパスワード入力を行
わずに配信要求を行えるので、この場合には「配信要求
パスワード」の情報は予約設定情報ファイルに含まれな
い。
【0135】このようにライブキャスティングサーバ1
50により作成される予約設定情報ファイルには、後述
するストリーミングサーバ102の接続の際の認証に用
いられる予約IDやストリーミングサーバ102との通
信接続を確立するための電話番号やサーバの接続ポート
等の情報が含まれている。予約設定情報ファイルは、ラ
イブキャスティングサーバ150からインターネット1
03を介してユーザPC106に送信されることになる
が、この際に、当該予約設定情報ファイルをユーザPC
106のハードディスク123上に作成された所定の領
域に自動的に書き込んで取り込ませるためのコマンド情
報や、当該自動取り込みが正常に終了した、もしくは失
敗したことを通知するメッセージ表示を指示するコマン
ド情報が含まれている。このように配信側であるライブ
キャスティングサーバ150から送信したファイルを自
動的に受信側のユーザPC106に取り込む技術として
は、「ActiveX」(マイクロソフト社の登録商標)の技
術を用いるようにすればよい。この技術を使用する場合
にはユーザPC106は、ブラウザソフトウェアとし
て、上記「ActiveX」を使用することができる「Interne
t Explorer(マイクロソフト社)」を使用する必要があ
る。
【0136】以上のような各種データやコマンドを含ん
だ予約設定情報ファイルをテキストデータ等で作成した
ライブキャスティングサーバ150は、このファイルを
DES(Data Encryption Standard)等の暗号方式を用
いて暗号化し、当該暗号化ファイルをリコンファーム完
了画面を表示するWebページと共にインターネット1
03を介してユーザPC106に送信する(ステップS
b15)。
【0137】上記のようにライブキャスティングサーバ
150から暗号化された予約設定情報ファイルとWeb
ページが送信されると、ユーザPC106の120は、
これを受信して上述した「ActiveX」の技術を用いて予
約設定情報ファイルを解読し、当該ファイルに含まれる
コマンドにしたがってハードディスク123の所定の領
域に自動的に取り込むとともに(ステップSb16)、
リコンファーム完了画面をブラウザ表示画面44に表示
させる(ステップSb17)。したがって、ユーザPC
106には、上述したような暗号を解読するプログラム
が格納されており、上記予約設定情報ファイルの解読時
には、このプログラムを実行する。また、CPU120
が予約設定情報ファイルを所定の領域に書き込む際に
は、所定の暗号方式(DES等)で暗号化して書き込む
ようなプログラムがユーザPC106には格納されてお
り、このプログラムの実行によって予約設定情報は暗号
化されて保存されることになる。したがって、通常、ユ
ーザは自動的に取り込まれた当該予約設定情報ファイル
の内容を表示させて参照するといったことができないよ
うになされている。これにより、サーバ接続専用ネット
ワーク108のアクセスポート番号が不用意に多数の人
に知られたりすることが抑制され、当該サービスを妨害
する等のためにサーバ接続専用ネットワーク108のア
クセスポートに不正なアクセスが行われてしまうことを
低減できる。
【0138】ここで、図29は上記のようにブラウザ表
示画面44に表示されるリコンファーム完了画面を示
す。同図に示すように、この画面には、サービス提供者
側の現在時刻と、ユーザPC106の時刻とが表示され
るようになっている。ここで、サービス提供者側の時刻
は、ライブキャスティングサーバ150が当該Webペ
ージを送信する際に、NTPサーバ153から取得した
時刻情報である。一方、ユーザPC106の時刻には、
ユーザPC106が有するクロックによる現在時刻が表
示される。そして、ユーザPC106のCPU120
は、これらの時刻の差(分単位)を算出し、時刻ずれが
ある場合には図示のようにずれがある旨のメッセージを
表示させる。なお、このようにユーザPC106のユー
ザにサービス提供者側との時刻ずれを通知して注意を促
すようにしてもよいが、ユーザPC106に上記のよう
にWebページとともに送信されたサービス提供者側の
時刻情報に基づいてユーザPC106の時刻を自動的に
補正する時刻補正プログラムを格納させておき、上記の
ようにユーザPC106がリコンファーム完了画面のW
ebページを受信した場合に、CPU120が時刻補正
プログラムを実行することにより、ユーザPC106の
時刻をサービス提供者側の時刻に合わせて補正するよう
にしてもよい。これにより、サービス提供者側の時刻
と、ユーザPC106側の時刻が共通したものとなり、
ライブ配信といった時間の正確性が要求されるサービス
を円滑に進めることが可能となる。
【0139】また、リコンファーム完了画面には、ダイ
ヤルアップルータを利用してサーバ接続専用ネットワー
ク108に接続する場合の特例事項が記述されている。
ユーザPC106では、ライブ配信を実行するためにス
トリーミングサーバ102との通信接続処理を実行する
場合、上述した予約設定情報ファイルに記述されている
サーバ接続専用ネットワーク108のアクセスポートへ
のアクセス電話番号に自動的に発呼するように設定され
ている(詳細は後述する)。このように自動的に発呼す
るプログラムをCPU120が実行するようにしておく
ことにより、ユーザは電話番号の入力といった面倒な入
力操作を行うことなく、自動的に通信接続処理を行うこ
とができる。しかしながら、ユーザPC106がダイヤ
ルアップルータを介してネットワークに接続される場合
には、ダイヤルアップルータを介してサーバ接続専用ネ
ットワーク108に接続するための情報を設定しておく
必要がある。したがって、予約設定情報ファイルに記述
された電話番号に基づいて自動的に発呼するといった処
理が行えないので、アクセスポートの電話番号等をユー
ザが手動で設定する必要がある。上記特例事項は、この
ようなダイヤルアップルータを利用する場合に手動設定
を行う必要があること考慮した記述であり、この場合に
ユーザに手動設定してもらうためのアクセスポート番
号、ログインID(この場合、予約ID)、パスワード
が表示される。なお、図示の例では、ダイヤルアップル
ータを利用した接続は、ISDN(Integrated Service
s Digital Network)経由の場合にのみ許可するように
なっているが、これに限定されるものではない。
【0140】ユーザによって、上記リコンファーム画面
の表示が確認されて「OK」ボタン291をクリックさ
れると、「OK」ボタン291がクリックされた旨を示
す情報がCPU120によってインターネット103を
介してライブキャスティングサーバ150に送信され
(ステップSb18)、ユーザ側のリコンファームに関
する処理が終了する。一方、「OK」ボタン291がク
リックされて、その旨を受信したライブキャスティング
サーバ150は、予約データベース151を参照して当
該予約について「友達リスト」に登録されている電子メ
ールアドレス宛に、ライブ配信があることを通知する電
子メールを送信する(ステップSb19)。ここで、図
30は当該電子メールを開封した場合に、そのPCの表
示画面に表示される内容を示す。同図に示すように、こ
の電子メールには、「ライブ配信日時」、「タイト
ル」、「概要」、「配信要求先のURL」(図28の
「配信要求先アドレス情報」参照)、公開レベルが「Pa
ssword」や「Secret」である場合には配信要求のための
「パスワード」(図28の「配信要求パスワード」参
照)等の情報が表示される。これにより、ユーザPC1
06のユーザは、予約時にライブ配信を見せたい友達等
の電子メールアドレスを登録しておけば、その友達に自
動的にライブ配信を受けるための情報を通知することが
できる。したがって、ライブ配信を行うユーザが、ライ
ブ配信を受けるための情報を電話で伝えたり、当該情報
を含んだ電子メールを作成したりするといった煩雑な作
業が必要なくなる。
【0141】なお、上記説明においては、「友達リス
ト」に登録されている電子メールアドレスへの上記電子
メール(図30参照)の送信処理をリコンファーム完了
後に行うようにしているが、ライブキャスティングサー
バ150による上記電子メール送信のタイミングは、ユ
ーザからの予約希望ファイルに基づいた予約データベー
ス151への予約登録処理(図21のステップSb8)
が終了した時点で行うようにしてもよい。このように予
約登録処理終了時点で電子メールを送信すれば、電子メ
ールアドレスを有する者は、より早い時点でライブ配信
があることを知ることができる。また、この場合にはリ
コンファーム完了時点で再度同様の電子メール送信処理
を行うようにしてもよい。
【0142】また、上記のように電子メール送信を行う
と共に、ライブキャスティングサーバ150は、リコン
ファームに関する処理が終了すると、当該予約が成立し
たものとし、この予約についての予約データベース15
1の課金フラグ情報を「可」に書き換え、当該予約につ
いて課金処理を行う。ここで、課金金額は、上述したよ
うにチャンネル毎に予め設定された使用料金に基づいて
算出されることになる。例えば、1コマ(10分)で1
00円の使用料金が設定されているチャンネルを6コマ
使用する予約が成立した場合、当該予約について600
円の課金がなされることになる。ただし、実際の課金処
理は、ライブ配信当日にストリーミングサーバ102が
正常に動作していたことが確認された後に実行される。
【0143】なお、上記説明においては、ライブキャス
ティングサーバ150から送信された予約設定情報ファ
イルを暗号化して自動的に格納するプログラムを格納し
ているユーザPC106を用いた場合について説明した
が、このようなプログラムを格納していないPCでは、
上記のような自動取り込みを行うことができない。この
ような場合には、次のような手法で予約設定情報ファイ
ルをPC側に取り込むようにしている。まず、上記のよ
うなプログラムを格納していないPCの場合には自動取
り込みができず、自動取り込みが失敗したことがそのP
Cの表示画面に表示されるようになっている。失敗した
ことの表示画面には、失敗したことを通知するメッセー
ジに加え、再度マイチャンネル(図26参照)に戻って
リコンファーム待ちをクリックしてリコンファーム用画
面の閲覧要求を再度行うことを指示するメッセージが表
示される。一方、上述したリコンファーム完了画面のW
ebページをユーザPC106に送信した後で、ユーザ
PC106からのリコンファーム確認「OK]が送信さ
れず、かつユーザPC106からのリコンファーム用画
面の要求を受けたライブキャスティングサーバ150
は、ユーザPC106が予約設定情報ファイルの自動取
り込みに失敗したと判定し、予約設定情報ファイルをダ
ウンロードするためのWebページをインターネット1
03を介してユーザPC106に送信する。この結果、
PC側の表示画面には、予約設定情報ファイルのダウロ
ードボタンが表示され、当該ボタンをクリックすること
により、予約設定情報ファイルのダウンロードが行われ
る。
【0144】以上説明したのが、予約の要求からリコン
ファーム完了による予約成立までの配信予約処理動作の
流れであるが、このようにリコンファームが完了した後
にも、ジャンルや概要等の情報については変更すること
が可能であり、またリコンファーム完了後に予約を取り
消すことも可能となっている(この場合、上記課金フラ
グ情報が「可」であるため、課金処理は行われる。)。
以下、このような変更および取り消しを行う場合の処理
動作について、ユーザPC106の表示部124に表示
されるブラウザ表示画面44の表示内容を参照しながら
説明する。
【0145】まず、リコンファーム済みの予約の変更も
しくは取り消しを行う場合には、上述したリコンファー
ムを行う時と同様に「マイチャンネル」に対応したWe
bページの閲覧要求を行うための操作を行う。これによ
りユーザPC106のCPU120は、インターネット
103への接続処理を行い、ライブキャスティングサー
バ150に対して当該ユーザに対応する「マイチャンネ
ル」のWebページの閲覧要求を行う。
【0146】このようにしてユーザPC106がライブ
キャスティングサーバ150に対して「マイチャンネ
ル」のWebページの閲覧要求を行うと、ライブキャス
ティングサーバ150からインターネット103を介し
てユーザPC106にWebページが送信される。送信
されたWebページを受信したユーザPC106は、当
該Webページをブラウザ表示画面44に表示させる。
【0147】ここで、図31はブラウザ表示画面44に
表示されるリコンファーム済みの「マイチャンネル」の
Webページを示す。同図に示すリコンファーム済みの
「マイチャンネル」の表示画面と、リコンファーム待ち
の「マイチャンネル」の表示画面(図26参照)とを比
較すると、リコンファーム済みの画面には、予約リスト
250のステータス項目に「リコンファーム済み」と表
示される点と、「変更」といったリンクボタン310が
表示される点で異なっている。
【0148】変更を行う場合には、当該「変更」のリン
クボタン310をクリックすることになる。「変更」の
リンクボタン310がクリックされると、ユーザPC1
06のCPU120は、「変更」のリンクボタンがクリ
ックされたことをインターネット103を介してライブ
キャスティングサーバ150に送信する。これにより、
ライブキャスティングサーバ150は、変更用のWeb
ページをインターネット103を介してユーザPC10
6に送信し、この結果、ユーザPC106のブラウザ表
示画面44には、図32に示す画面が表示される。
【0149】同図に示すように、変更用画面には、現在
設定されている予約内容が表示されており、これらの表
示内容のうち、「ジャンル」、「電子メール公開」、
「Web公開」、「パスワード」、「概要」、「詳細」
といった項目については変更可能であり、この表示の際
には変更可能な項目の表示色を変更できない項目(予約
日時等)と異ならせている。
【0150】ユーザは、変更を希望する項目について、
現在表示されている設定内容に変更後の内容を上書き
し、更新ボタン321をクリックする。なお、変更しな
い場合には、戻るボタン322をクリックする。
【0151】そして、ユーザの操作により更新ボタン3
21がクリックされると、ユーザPC106のCPU1
20は、当該変更内容の情報ファイルを作成し、これを
インターネット103を介してライブキャスティングサ
ーバ150に送信する。これにより、ライブキャスティ
ングサーバ150は、当該変更内容の情報ファイルに基
づいて予約データベース151の登録内容を更新すると
ともに、変更完了画面のWebページをインターネット
103を介してユーザPC106に送信する。この結
果、ユーザPC106のブラウザ表示画面44には、図
33に示す画面が表示される。
【0152】同図に示すように、変更完了画面には、変
更が受け付けられたことを示すメッセージに加え、上述
したリコンファーム完了画面(図30参照)と同様に、
サービス提供者側時刻およびユーザPC106側の時刻
と、互いの時刻ずれ等が表示され、またダイヤルアップ
ルータを使用する際の特例事項が表示される。ここで、
「OK」ボタン331をクリックすると、変更が終了
し、図31に示す「マイチャンネル」の画面に戻る。
【0153】このように予約が変更されると、ライブキ
ャスティングサーバ150は、予約が変更されたこと
や、変更内容等のメッセージを含む電子メールを、上述
した友達リストに登録された電子メールアドレス宛に送
信する。これによりユーザPC106のユーザがライブ
配信の予約内容が変更されたことを電話で伝えたり、そ
の旨のメッセージを含む電子メールを作成するといった
作業を行わなくても、当該友達リストの電子メールアド
レスを有する人には、自動的にライブ配信の予約変更内
容を知らせることができる。
【0154】次に、予約を取り消す場合について説明す
る。この場合にも、上述したリコンファームや変更する
場合と同様に、「マイチャンネル」に対応したWebペ
ージの閲覧要求を行うための操作を行う。これにより、
上述したようにブラウザ表示画面44には、図31に示
すリコンファーム済みの「マイチャンネル」画面が表示
される。
【0155】予約を取り消す場合には、ユーザは「取
消」のリンクボタン311をクリックすることになる。
「取消」のリンクボタン311がクリックされると、ユ
ーザPC106のCPU120は、「取消」のリンクボ
タンがクリックされたことをインターネット103を介
してライブキャスティングサーバ150に送信する。こ
れにより、ライブキャスティングサーバ150は、取消
用のWebページをインターネット103を介してユー
ザPC106に送信し、この結果、ユーザPC106の
ブラウザ表示画面44には、図34に示す取消用の画面
が表示される。
【0156】同図に示すように、取消用の画面には、現
在設定されている予約内容が表示されるとともに、「予
約取消」ボタン341と、「戻る」ボタン342とが表
示されている。ここで、ユーザは予約を取り消す場合に
は、「予約取消」ボタン341をクリックし、取り消さ
ない場合には「戻る」ボタン342をクリックする。
【0157】そして、ユーザの操作により「予約取消」
ボタン341がクリックされると、ユーザPC106の
CPU120は、この予約を取り消す旨をインターネッ
ト103を介してライブキャスティングサーバ150に
送信する。これにより、ライブキャスティングサーバ1
50は、この予約に関する予約データベース151の登
録内容を消去するとともに、取消完了画面のWebペー
ジをインターネット103を介してユーザPC106に
送信する。この結果、ユーザPC106のブラウザ表示
画面44には、図35に示すように、取り消されたこと
を通知するメッセージが表示される。ここで、「OK」
ボタン343をクリックすると、取り消しが終了し、図
31に示す「マイチャンネル」の画面に戻る。
【0158】このように予約が取り消されると、ライブ
キャスティングサーバ150は、予約が取り消されてラ
イブ配信が中止になった旨のメッセージを含む電子メー
ルを、上述した友達リストに登録された電子メールアド
レス宛に送信する。これによりユーザPC106のユー
ザがライブ配信が中止になったことを電話で伝えたり、
その旨のメッセージを含む電子メールを作成するといっ
た作業を行わなくても、当該友達リストの電子メールア
ドレスを有する人には、自動的にライブ配信が中止にな
ったことを知らせることができる。
【0159】また、上述したようにリコンファームが行
われた後に、ユーザが予約内容を確認したい場合には、
図31に示す画面の「リコンファーム済み」ボタンをク
リックする。「リコンファーム済み」ボタンがクリック
されると、ユーザPC106のCPU120によりその
旨がインターネット103を介してライブキャスティン
グサーバ150に送信される。これにより、ライブキャ
スティングサーバ150は、リコンファーム済みの予約
確認用Webページをインターネット103を介してユ
ーザPC106に送信する。この結果、ユーザPC10
6のブラウザ表示画面44には、図36に示すように、
現在設定されている予約内容と、ダイヤルアップルータ
を使用する場合の特例事項と、「PC接続設定を再登録
する」ボタン361と、「マイチャンネル」画面に戻る
ことを指示する「戻る」ボタン362とが表示される。
【0160】ここで、「PC接続設定を再登録する」ボ
タン361がクリックされると、ユーザPC106のC
PU120によりその旨がインターネット103を介し
てライブキャスティングサーバ150に送信される。こ
れにより、ライブキャスティングサーバ150は、予約
設定情報ファイル(図29参照)を再度103を介して
ユーザPC106に送信する。この結果、ユーザPC1
06においては、予約設定情報ファイルの自動取り込み
処理が行われる。このような予約設定情報ファイルの再
送処理は、例えば、ライブ配信を行うPCをリコンファ
ームを行ったPCから変更する場合などに行うようにす
ればよい。
【0161】B−3.ライブ配信 上述しようなリコンファームを含む配信予約が終了し、
当該予約したライブ配信開始時刻が来ると、ユーザPC
106のユーザは、サーバ接続専用ネットワーク108
を介してストリーミングサーバ102に接続し、コンテ
ンツのライブ配信を行うことになる。そして、クライア
ントPC107は、このコンテンツのストリーム配信を
要求してコンテンツ提供を受けることになる。
【0162】B−3−1.ユーザPCからストリーミン
グサーバへのコンテンツ送信 以下、ライブ配信におけるユーザPC106からストリ
ーミングサーバ102にコンテンツを送信する際のユー
ザPC106、サーバ接続専用ネットワーク108、デ
ータベースサーバ155(図12参照)、およびストリ
ーミングサーバ102の処理動作について、当該処理動
作のシーケンスフローチャートを示した図37を参照し
ながら説明する。
【0163】ライブ配信を行う場合には、予約したライ
ブ配信開始時刻よりも5分前からストリーミングサーバ
102への接続が許可されるため、この時間以降、ユー
ザPC106とストリーミングサーバ102との通信接
続を確立するための処理を開始することになる。ユーザ
は当該ライブ配信開始時刻前に、コンテンツ配信の準備
を行っておく。ここで、コンテンツ配信の準備として
は、ディジタルビデオカメラ129(図3参照)の撮影
位置の決定や、配信するコンテンツの構想に基づいたラ
イブ配信モードにおけるエフェクトの設定処理(図10
および図11参照)等がある。
【0164】本実施形態におけるユーザPC106は、
予約したライブ配信開始時刻の所定時間前(例えば、1
0分前)等に「まもなくライブ配信開始時刻」といった
メッセージを表示してユーザに通知するためのプログラ
ムを格納しており、図37に示すように、上記所定時間
前になると、ユーザPC106のCPU120はこのプ
ログラムを実行することにより、表示部124に「まも
なくライブ配信開始時刻」といったメッセージが表示さ
れるようになっている(ステップSc1)。これによ
り、ユーザがライブ配信開始時刻を忘れてしまうといっ
たことを低減できるようになっている。ここで、ユーザ
PC106が上述したアプリケーションにおけるライブ
配信モードになっていない場合には、CPU120は当
該アプリケーションプログラムを自動的に実行し、また
当該アプリケーションにおけるライブ配信モードを自動
的に選択して、表示部124に「ライブ配信モード」の
画面(図9(a)参照)を表示させる。
【0165】この後、ユーザPC106では、上述した
ストリーミングサーバ102への接続開始が許可される
時刻(開始時刻の5分前)になると、CPU120が接
続処理プログラムを実行することにより、ストリーミン
グサーバ102との通信接続処理を自動的に開始するよ
うになっている。ここで開始される通信接続処理は、完
全に自動化されたものであってもよいし、最終的な接続
開始の指示のみをユーザが入力し、この入力をトリガー
として自動的に行われるものであってもよい。
【0166】ここで、上記通信接続処理プログラムに従
ったCPU120による処理では、所定のレジストリに
暗号化されて記憶されている予約設定情報ファイル(図
29参照)が解読され、このファイルの「予約ID」、
「サーバ接続可能時間」、「接続用電話番号」および
「接続用サーバ情報」の項目に記述されている情報に基
づいて以下のような通信接続処理が行われる。
【0167】まず、「サーバ接続可能時間」に示される
接続可能な開始時刻になった時点で当該通信接続処理を
開始し、予めユーザによって設定されている電気通信事
業者のアクセスポート電話番号を予約設定情報ファイル
の「接続用電話番号」を参照することにより取得し、当
該電話番号に発呼する処理を行う。そして、サーバ接続
専用ネットワーク108のアクセスサーバに対して、予
約IDを送信して通信接続の要求を行う(ステップSc
2)。このように自動的に発呼する処理が行われるの
で、ユーザは電話番号の入力等の操作を行わなくてもよ
い。特に、上述したようにライブ配信の場合には、図3
(b)や図3(c)に示すような形態でユーザPC10
6を使用することがキーボード126aを使用した情報
等の入力操作は非常に煩雑となるので、上記のように自
動的に発呼する処理を行うようにすることでユーザによ
り快適なコンテンツ作成環境を提供することができる。
【0168】サーバ接続専用ネットワーク108のアク
セスサーバは、上記のようにアクセスポートに接続を要
求してきたユーザPC106が正当な予約を有するユー
ザのものであるか否かの認証を行うために、送信された
予約IDをサーバ使用予約管理センタ101のデータベ
ースサーバ155に送信する(ステップSc3)。この
ようにサーバ接続専用ネットワーク108のアクセスサ
ーバから送信された予約IDを受信したデータベースサ
ーバ155は、この予約IDが現在から開始する時間帯
において、予約データベース151に登録されているか
否かを確認することにより認証処理を行う(ステップS
c4)。ここで、送信された予約IDが予約データベー
ス151に登録されている場合には、この予約IDを送
信してきたユーザPC106は正当な予約を有するユー
ザのものであると判断し、送信された予約IDがその時
間帯において、予約データベース151に登録されてい
ない場合には、正当な予約を有するものではないと判断
する。
【0169】ここでの認証処理においては、上記のよう
に予約IDのみが用いられているが、これにより次のよ
うな効果が得られる。例えば、当該サービスのメンバー
が有するユーザIDおよびパスワードを用いて予約の認
証を行う場合には、ユーザIDおよびパスワードが正当
なものであり、アクセスしてきたものがメンバーである
ことが確認されても、そのメンバーがその時間帯の予約
を有するものであるか否かを判別することができない。
したがって、認証処理においては、ユーザがメンバーで
あることの認証を行った後、さらに予約の登録内容を確
認し、そのユーザIDにより特定されるメンバーがその
時間帯に予約をしているか否かをチェックする必要があ
り、認証処理が煩雑である。これに対し、上述したよう
にある予約に対してのみ認証に用いられる予約IDを用
いれば、この予約IDはユーザのみが知りうる情報であ
るからユーザIDに対する認証を行う必要がなく、その
予約IDがアクセスしてきた時間に対応する時間帯の予
約として登録されているか否かを確認するといった簡易
な認証処理で正当な予約者であるか否かを判別すること
ができるのである。
【0170】上記のように予約IDを用いて認証処理を
行ったデータベースサーバ155は、この認証結果をサ
ーバ接続専用ネットワーク108のアクセスサーバに送
信する(ステップSc5)。
【0171】サーバ接続専用ネットワーク108のアク
セスサーバは、上記データベースサーバ155からの認
証結果が正当な予約者のものであるといったものである
場合、ユーザPC106とストリーミングサーバ102
との接続を許可し、これにより両者がPPP接続され、
両者の間の通信接続が確立される(ステップSc6)。
一方、上記認証結果が正当な予約者でないといったもの
である場合には、サーバ接続専用ネットワーク108の
アクセスサーバは、ストリーミングサーバ102との接
続を許可せず、ユーザPC106からの呼を直ちに切断
する。このように不正なものからの呼であると判断した
場合に、その呼を直ちに切断することにより、正当な予
約者のための回線を確保するようにしている。
【0172】上述したようにサーバ接続専用ネットワー
ク108を介してストリーミングサーバ102と接続さ
れると、ユーザPC106のCPU120は、ストリー
ミングサーバ102に対して予約IDを送信してライブ
配信の要求を行う(ステップSc7)。
【0173】ユーザPC106からのライブ配信要求を
受けたストリーミングサーバ102は、ライブ配信要求
をしてきたユーザPC106が正当な予約を有するユー
ザのものであるか否かの認証を行うために、送信された
予約IDをサーバ使用予約管理センタ101のデータベ
ースサーバ155に送信する(ステップSc8)。この
ようにストリーミングサーバ102から送信された予約
IDを受信したデータベースサーバ155は、この予約
IDが現在から開始する時間帯において、予約データベ
ース151に登録されているか否かを確認することによ
り認証処理を行う(ステップSc9)。ここでの認証処
理は、上述したサーバ接続専用ネットワーク108のア
クセスサーバから予約IDが送信された場合と同様であ
る。
【0174】上記のように予約IDを用いて認証処理を
行ったデータベースサーバ155は、この認証結果をス
トリーミングサーバ102に送信する(ステップSc1
0)。
【0175】ストリーミングサーバ102は、上記デー
タベースサーバ155からの認証結果が正当な予約者の
ものであるといったものである場合、ユーザPC106
によるライブ配信を許可し、許可する旨をユーザPC1
06に送信するとともに(ステップSc11)、予約デ
ータベース151から当該予約に関する情報(予約時間
帯、チャンネル等)を取得し、この情報に基づいてライ
ブ配信を制御する。これにより、ユーザPC106のC
PU120は、ライブ配信が許可されたことをユーザに
通知するメッセージ等を表示させ、ユーザに対してコン
テンツ配信の開始を促す。このような通知を受けると、
ユーザは操作ダイヤル126bや操作ボタン126cを
適宜操作してディジタルビデオカメラ129の撮影を開
始し、かつ撮影された映像にリアルタイムでエフェクト
処理を行った動画像データを作成するとともに、ライブ
配信開始を指示して、作成した動画像データをリアルタ
イムでサーバ接続専用ネットワーク108を介してスト
リーミングサーバ102に送信する(ステップSc1
2)。
【0176】このようにユーザPC106から送信され
るコンテンツである動画像データを受信したストリーミ
ングサーバ102は、これを要求のあったクライアント
PC107に対してストリーム配信する。この際、当該
ライブ配信の「公開レベル」(図22等参照)が「Publ
ic」である場合には、ライブ配信を行うチャンネルの定
員数内であれば、無条件に配信要求に応じてストリーム
配信を行う。一方、「公開レベル」が「Password」また
は「Secret」である場合には、配信要求をしてきたクラ
イアントPC107に対して、パスワードの入力を促
し、正当なパスワードの入力がなされたクライアントP
C107に対してのみストリーム配信を行うが、ストリ
ーミングサーバ102とクライアントPC107との間
の配信要求およびストリーム配信の処理動作については
後述する。
【0177】このようにライブ配信が開始されると、ス
トリーミングサーバ102はNTPサーバ153から取
得したサービス提供者側の時刻情報や、当該ライブ配信
を視聴している、つまりこのコンテンツの配信を要求し
ているクライアントPC107の数を示す情報をユーザ
PC106に送信する。これにより、ユーザPC106
の表示部124に表示されるステータスウィンドウSW
(図9(a)参照)には、オンエアー中であることを示
す情報、配信経過時間情報、サービス提供者側の時刻情
報、ユーザPC106側の時刻情報、視聴者数情報、予
約開始終了時刻、配信の残り時間を示す残時間情報、画
像サイズ情報、配信データの伝送速度情報等の表示がな
される。ユーザは、このステータスウィンドウSWの表
示を参照することにより、現在進行中のライブ配信に関
する様々な情報を知ることができる。特に、コンテンツ
の発信者としては、何人の人が当該コンテンツを視聴し
ているのかといったことは気になるものであり、例えば
次回にライブ配信を行う際のチャンネル選択(定員数の
選択)の参考にもなる。したがって、上記のように視聴
者数表示はユーザにとっては有意義なものであるといえ
る。
【0178】このようにユーザPC106からストリー
ミングサーバ102へのコンテンツ送信が行われ、ユー
ザPC106のユーザが、予約終了時刻(サービス提供
者側の時刻)よりも先にライブ配信を終了させる場合に
は、操作ダイヤル126b(図3参照)等を操作して、
ライブ配信モードにおけるGUI(図9(b)参照)の
「配信開始/終了」を選択決定する。これにより、ユー
ザPC106のCPU120は、コンテンツの送信処理
を終了し、ストリーミングサーバ102との接続を切断
する(ステップSc13)。
【0179】一方、予約終了時間前にユーザが自らコン
テンツ送信を終了した場合には、上記のような処理が行
われるが、予約終了時間になった時点でユーザPC10
6からストリーミングサーバ102へのコンテンツ送信
が行われている場合には、ストリーミングサーバ102
は、予約終了時間になった時点でユーザPC106から
送信されるコンテンツのクライアントPC107に対す
るストリーム配信処理を終了する。さらに、上述した
「サーバ接続可能時間」(図29参照)に示されるユー
ザPC106の接続を終了する時刻になった時点でユー
ザPC106との通信接続を強制的に切断する。
【0180】B−3−2.ストリーミングサーバからク
ライアントPCへのコンテンツのストリーム配信 以上説明したのが、ライブ配信時における発信者端末で
あるユーザPC106からストリーミングサーバ102
へのコンテンツ送信処理の詳細であり、ストリーミング
サーバ102は、このようにユーザPC106からのコ
ンテンツ送信を受けて要求のあったクライアントPC1
07に対して当該コンテンツのストリーム配信処理を行
うことになる。このようなコンテンツのストリーム配信
時の処理動作について、配信要求を行うクライアントP
C107の表示画面等を参照しながら説明する。なお、
以下の説明においては、当該コンテンツ配信の「公開レ
ベル」(図22参照)が「Password」または「Secret」
であり、このクライアントPC107のユーザは、コン
テンツ提供を受けるためのパスワードを知っているもの
とする。
【0181】クライアントPC107のクライアントユ
ーザがコンテンツの配信要求を行う場合、クライアント
ユーザはクライアントPC107に電源を投入した後、
ブラウザソフトウェアを起動する。そして、クライアン
トユーザがクライアントPC107において、ライブキ
ャスティングサーバ150のWebページのトップペー
ジを識別するためのURLを入力し、これによりクライ
アントPC107のCPUは、インターネット103を
介してライブキャスティングサーバ150に対して当該
Webページの閲覧要求を行う。これにより、ライブキ
ャスティングサーバ150からインターネット103を
介してWebページのトップページが送信され、この結
果、クライアントPC107の表示画面には、図13に
示す画面が表示される。
【0182】コンテンツ配信を受ける場合には、クライ
アントユーザは、「本日のライブ」(図15参照)もし
くは「番組ガイド」(図17参照)といったリンクボタ
ンをクリックすることになる。「番組ガイド」をクリッ
クした場合には、さらに図17に示す画面に表示される
カレンダー上の現在の日付をクリックする。これによ
り、図15に示すように、その日に配信されるプログラ
ムが表示される。そして、クライアントユーザは、表示
されているプログラムの中から、配信要求を行うプログ
ラムの「タイトル」のリンクボタンをクリックする。
【0183】このように「タイトル」のリンクボタンが
クリックされると、クライアントPC107のCPU
は、当該「タイトル」の詳細情報を表示するWebペー
ジの閲覧要求をインターネット103を介してライブキ
ャスティングサーバ150に送信する。これにより、ラ
イブキャスティングサーバ150は、指定されたライブ
プログラムの詳細情報が表示されたWebページをイン
ターネット103を介してクライアントPC107に送
信する。この結果、クライアントPC107の表示画面
には、図16に示す画面が表示されることになる。
【0184】クライアントユーザは、この詳細情報が表
示されたプログラムの配信を要求する場合には、図16
に示す表示画面において、配信許可を得るためのパスワ
ードを入力するとともに、「再生」ボタン175をクリ
ックすることになるが、リアルタイム再生ソフトウェア
をクライアントPC107が格納していない場合には、
「再生」ボタン175をクリックする前に「再生ソフ
ト」ボタン176をクリックして再生ソフトウェアを予
めダウンロードしておく。
【0185】そして、パスワードが入力されて「再生」
ボタン175がクリックされると、クライアントPC1
07のCPUは、入力されたパスワードおよび配信要求
をインターネット103を介してストリーミングサーバ
102に送信する。ストリーミングサーバ102は、送
信されたパスワードをデータベースサーバ155に送信
し、データベースサーバ155は予約データベース15
1を参照することにより、送信されたパスワードが正当
なものであるか否かといった認証処理を実行し、認証結
果をストリーミングサーバ102に送信する。
【0186】ストリーミングサーバ102は、上記認証
結果が正当なパスワードであると判断するものである場
合には、当該コンテンツ配信に使用されているチャンネ
ルに予め設定されている定員数に基づいて当該クライア
ントPC107への配信を行うか否かを判別する。具体
的には、現在、当該コンテンツの配信を行っているクラ
イアントPC107の数と上記定員数とを比較し、既に
定員数のクライアントPC107に対してコンテンツ配
信を行っている場合には、それ以上の配信は行わない。
すなわち、配信要求があった時点で、定員数のクライア
ントPC107に対してコンテンツ配信を行っている場
合には、その配信要求には応じない。
【0187】一方、配信要求があった時点でのコンテン
ツの配信先のクライアントPC107の数が定員数未満
の場合には配信を行うこととし、この場合要求してきた
クライアントPC107への配信を許可し、ストリーミ
ングサーバ102から当該クライアントPC107への
コンテンツのストリーム配信が行われる。このようにス
トリーム配信が開始されると、クライアントPC107
の表示画面には、図38に示すように、プログラムの詳
細情報表示画面上に上記再生ソフトウェアの再生表示画
面390が表示され、当該再生表示画面390にストリ
ーム配信されたコンテンツがリアルタイムで再生され
る。このようにしてクライアントPC107のユーザ
は、ライブ配信されるコンテンツをリアルタイムで再生
して視聴することができる。
【0188】また、ストリーミングサーバ102は当該
プログラムの配信要求があって、実際に配信を行ってい
るクライアントPC107の数を逐次カウントし、この
カウント結果、つまり視聴者数情報をコンテンツの送信
端末(上記説明ではユーザPC106)に送信する。
【0189】なお、上記説明においては、クライアント
PC107がライブキャスティングサーバ150のWe
bページを介してストリーミングサーバ102に配信要
求を行うようにしているが、上記「友達リスト」(図2
2参照)に設定されている電子メールアドレスを有する
者がクライアントPC107を用いて配信要求を行う場
合には、上述したようにライブキャスティングサーバ1
50から送信された電子メール(図30参照)の「配信
要求先アドレス情報」に表示されたURLを入力する、
もしくは表示されているURLをクリックするといった
操作を行うようにしてもよい。このような操作を行え
ば、クライアントPC107のCPUは、当該URLに
指定された接続先、つまりストリーミングサーバ102
への接続処理を開始することになり、これによりストリ
ーミングサーバ102に対して配信要求を行うことがで
きる。
【0190】C.変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、以下に例示するような種々の変形が可能であ
る。
【0191】(変形例1)上述した実施形態において
は、ストリーミングサーバ102は、ユーザPC106
から送信されたコンテンツを、要求のあったクライアン
トPC107に対してストリーム配信する処理を行って
いたが、当該ストリーム配信処理を行うと共に、ユーザ
PC106から送信されたコンテンツをハードディスク
等のメディアに格納し、これをオンディマンドのプログ
ラムとして配信するといった再放送サービスを行えるよ
うにしてもよい。この場合、当該再放送プログラムを上
述した「本日のプログラム」のWebページ(図15参
照)に掲載し、要求のあったクライアントPC107に
対してこのコンテンツを配信するようにすればよい。
【0192】また、上述した実施形態においては、ユー
ザPC106のディジタルビデオカメラ129がリアル
タイムで撮影した動画像データをコンテンツとしてスト
リーミングサーバ102に送信してコンテンツ配信を行
うようになっていたが、予めユーザがユーザPC106
等を用いて作成しておいたコンテンツをハードディスク
123に格納しておき、このコンテンツを予約した配信
時間にストリーミングサーバ102に送信してコンテン
ツ配信を行うようにしてもよい。また、ユーザPC10
6を用いて上記実施形態のようにリアルタイムでコンテ
ンツ送信を行うために、撮影した動画像データ等のコン
テンツをストリーミングサーバ102に送信する際に、
当該コンテンツをユーザPC106のハードディスク1
23に格納しておいてもよい。そして、再度ライブ配信
の予約を行い、格納したコンテンツを再放送プログラム
として、再度ユーザPC106からストリーミングサー
バ102に送信してコンテンツ配信を行うようにしても
よい。
【0193】(変形例2)また、上述した実施形態にお
いては、ストリーミングサーバ102は、ユーザPC1
06から送信されたコンテンツを、要求のあったクライ
アントPC107に対してストリーム配信する処理を行
っていたが、当該ストリーム配信処理を行うと共に、ユ
ーザPC106から送信されたコンテンツをハードディ
スク等のメディアに格納しておき、要求のあったクライ
アントPC107等に対して、このコンテンツをCD−
ROM(Compact Disc-Read Only Memory)やDVD−
ROM(Digital Versatile Disc-Read Only Memory)
等の公知の種々のパッケージメディアに書き込み、これ
を要求したユーザ宛に配送するといったサービスを行う
ようにしてもよい。このようなサービスによれば、ライ
ブ配信されるコンテンツを視聴してお気に入りのコンテ
ンツについて、クライアントPC107のクライアント
ユーザがパッケージメディアに書き込まれたコンテンツ
の配送を要求するといったことが可能となる。ここで、
上述したようにコンテンツの発信端末であるユーザPC
106とストリーミングサーバ102との通信経路は、
サーバ接続専用ネットワーク108を用いているので十
分な伝送帯域を確保することができる。一方、ストリー
ミングサーバ102とクライアントPC107との間の
通信経路は、インターネット103を利用したものであ
るため、十分なデータ伝送帯域を確保できるとは限ら
ず、伝送帯域の制約を受ける虞が高い。このような伝送
帯域の制約により、クライアントPC107に配信され
るストリームデータの伝送速度を小さくする必要があ
り、この場合、クライアントPC107でのコンテンツ
の再生画質の劣化等が生じてしまうことになる。上記サ
ービスでは、気に入ったコンテンツについては高品質の
映像再生で視聴したいといった要望に応えることができ
る。すなわち、上記サービスを利用すれば、ユーザPC
106からストリーミングサーバ102に送信されたコ
ンテンツをそのままパッケージメディアに書き込み、こ
れに書き込まれたコンテンツデータをクライアントPC
107を用いて再生することができるので、クライアン
トユーザは、ユーザPC106からストリーミングサー
バ102に送信されたコンテンツと同等の品質で当該コ
ンテンツを視聴することができるのである。このような
パッケージメディアに記録されたコンテンツの提供を受
けるクライアントは、当該パッケージメディアに格納さ
れたコンテンツを再生表示できる機能を有するプレイヤ
ー装置(PC以外でもよい)等を使用してテレビ画面等
にコンテンツを再生表示して視聴するようにしてもよ
い。
【0194】(変形例3)また、上述した実施形態にお
いては、ユーザPC106のユーザが予め予約した時間
帯のみでライブ配信を行うことが許可されるようになっ
ていたが、予約に基づいたライブ配信が行われている間
に、ストリーミングサーバ102が予約データベース1
51を参照することにより、現在使用中のチャンネルの
当該予約時間終了後の予約状況を確認し、空いているよ
うであれば予約終了時間の所定時間前(例えば、10分
前)にストリーミングサーバ102からユーザPC10
6に対して「○○時まで予約の延長が可能です」といっ
た趣旨のメッセージ等を送信するようにしてもよい。そ
して、このメッセージ等を受信したユーザPC106の
ステータスウィンドウSW(図9(a)参照)に、この
メッセージが表示されるようにすればよい。この際、ス
テータスウィンドウSW上に延長ボタンを表示するよう
にし、この延長ボタンがクリックされると、ユーザPC
106のCPU120が延長を行う旨をストリーミング
サーバ102に送信する。これを受信したストリーミン
グサーバ102が延長を許可する。このような延長サー
ビスを行えば、配信者であるユーザPC106のユーザ
に対しては延長したいといった要望に応えることができ
る一方、サービス提供者としてもストリーミングサーバ
102のチャンネルを効率よく活用できるといった効果
が得られる。
【0195】(変形例4)また上述した実施形態におい
ては、ライブキャスティングサーバ150のハードディ
スクに配信予約処理を実行するためのプログラムが予め
インストールされている場合や、ユーザPC106のハ
ードディスク123に配信予約の際の各種処理やライブ
配信の際の各種処理を実行するためのプログラムが予め
インストールされている場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、コンテンツ提供プログラムの格納され
た例えばCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memor
y)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc-Read O
nly Memory)等のパッケージメディアでなるプログラム
格納媒体を再生することにより上記各種プログラムをイ
ンストールしても良く、またプログラムが一時的もしく
は永続的に格納される半導体メモリや光磁気ディスク等
のプログラム格納媒体を再生することにより上記各種プ
ログラムをインストールしても良い。
【0196】これらのプログラム格納媒体に上記各種プ
ログラムを格納する手段としてはローカルエリアネット
ワーク、ディジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体
を利用しても良く、ルータやモデム等の各種通信インタ
ーフェースを介在させて格納するようにしても良い。
【0197】(変形例5)さらに、上述した実施形態に
おいては、ユーザPC106とライブキャスティングサ
ーバ150との間で配信予約を行うためのネットワーク
としてインターネット103を用いるようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、有線又は無線
で構築された他の種々のネットワークを用いても良い。
【0198】また、上述した実施形態では、ユーザPC
106とストリーミングサーバ102とを接続するため
にサーバ接続専用ネットワーク108を設けるようにし
ていたが、これに限らず、インターネット103を用い
て両者を接続するようにしてもよい。
【0199】(変形例6)さらに、上述した実施形態に
おいては、ライブ配信の発信者端末として、ディジタル
ビデオカメラ129を内蔵したユーザPC106を用い
るようにしていたが、通常のPCにディジタルビデオカ
メラをIEEE(Institute of Electrical and Electr
onics Engineers)1394インターフェース等を介し
てケーブル接続したものや、ディジタルビデオカメラを
無線接続したPCを用いるようにしてもよい。また、デ
ィジタルカメラをケーブル等により接続した携帯電話機
や、ディジタルカメラを内蔵した携帯電話機をユーザP
C106に代えて用いるようにしてもよい。
【0200】以下、ディジタルカメラを内蔵した携帯電
話機をユーザPC106に代えて使用する場合を例示し
て説明する。
【0201】図39において、200は全体として本発
明を適用した携帯電話機MS3が接続されているネット
ワークシステムを示し、通信サービスの提供エリアの所
望の大きさに分割したセル内にそれぞれ固定無線局であ
る基地局CS1〜CS4が設置されている。
【0202】これらの基地局CS1〜CS4には、移動
無線局である携帯情報端末MS1及びMS2やカメラ付
ディジタル携帯電話機MS3及びMS4が例えばW−C
DMA(Wideband-Code Division Multiple Access)と呼
ばれる符号分割多元接続方式によって無線接続されるよ
うになされており、2[GHz]の周波数帯域を使用して最大
2[Mbps]のデータ転送速度で大容量データを高速にデー
タ通信し得るようになされている。
【0203】このように携帯情報端末MS1及びMS2
やカメラ付ディジタル携帯電話機MS3及びMS4は、
W−CDMA方式によって大容量データを高速にデータ
通信し得るようになされていることにより、音声通話だ
けでなく電子メールの送受信、簡易ホームページの閲
覧、画像の送受信等の多種に及びデータ通信を実行し得
るようになされている。
【0204】また基地局CS1〜CS4は、有線回線を
介して電話網104に接続されており、当該電話網10
4にはインターネット103や、図示しない多くの加入
者有線端末、コンピュータネットワーク及び企業内ネッ
トワーク等が接続されている。
【0205】電話網104には、インターネットサービ
スプロバイダのアクセスサーバASも接続されており、
当該アクセスサーバASには当該インターネットサービ
スプロバイダが保有するコンテンツサーバTSが接続さ
れている。
【0206】このコンテンツサーバTSは、加入者有線
端末や携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジ
タル携帯電話機MS3、MS4からの要求に応じて例え
ば簡易ホームページ等のコンテンツをたとえばコンパク
トHTML(Hyper Text Markup Language)形式のファ
イルとして提供するようになされている。このコンパク
トHTMLとは、HTMLのサブセットであり、限られ
たサイズの表示装置の中で反映可能なタグのみ残し他の
部分を切り捨てたものである。例えばNTTドコモ社の
サービスであるiMode(登録商標)ではiモード用
HTMLを採用しており、これは携帯電話に必要な機能
を絞り込み約30種のタグを使用している、テキストの
文字属性や色は指定できず、画像も2階調のGIFファ
イルが推奨されるなどの限定条件がある。このようなコ
ンパクトHTMLや移動通信用プロトコルのWAP(Wir
eless Application Prtocol)にて使われる記述言語であ
るHDML(handheld Device Markup Language)、W
ML(Wireless Markup Language)等を用いることで、
表示領域や表示能力に制限のある携帯端末などで閲覧す
る簡易ホームページのファイルを作成することができ
る。
【0207】このネットワークシステム200では、イ
ンターネット103には、上記実施形態と同様のサーバ
使用予約管理センタ101やストリーミングサーバ10
2が接続され、TCP/IP(Transmission Control P
rotocol/Internet Protocol)のプロトコルに従って加
入者有線端末や携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ
付ディジタル携帯電話機MS3、MS4からサーバ使用
予約管理センタ101やストリーミングサーバ102に
対してアクセスし得るようになされている。なお、図示
の例では、ストリーミングサーバ102を使用したコン
テンツ配信を行う際には、上記実施形態と同様に、カメ
ラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4からサーバ接
続専用ネットワーク108を介してストリーミングサー
バ102にコンテンツ送信を行うようにしているが、イ
ンターネット103経由でコンテンツ送信を行うように
してもよい。
【0208】因みに携帯情報端末MS1、MS2及びカ
メラ付ディジタル携帯電話機、MS3、MS4は、図示
しない基地局CS1〜CS4までを2[Mbps]の簡易トラ
ンスポートプロトコルで通信し、当該基地局CS1〜C
S4からインターネットITNを介してWWWサーバW
S1〜WSnまでをTCP/IPプロトコルで通信する
ようになされている。
【0209】なお管理制御装置MCUは、電話網104
を介して加入者有線端末や携帯情報端末MS1、MS2
及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4に接
続されており、当該加入者有線端末や携帯情報端末MS
1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、
MS4に対する認証処理や課金処理等を行うようになさ
れている。
【0210】次に、上記ユーザPC106に代えて使用
しうるカメラ付ディジタル携帯電話機MS3の外観構成
例について説明する。図40に示すようにカメラ付ディ
ジタル携帯電話機MS3は、中央のヒンジ部211を境
に表示部212と本体213とに分けられており、当該
ヒンジ部211を介して折り畳み可能に形成されてい
る。
【0211】表示部212には、上端左部に送受信用の
アンテナ214が引出し及び収納可能な状態に取り付け
られており、当該アンテナ214を介して基地局CS3
との間で電波を送受信するようになされている。
【0212】また表示部212には、上端中央部にほぼ
180度の角度範囲で回動自在なカメラ部215が設け
られており、当該カメラ部215のCCDカメラ216
によって所望の撮像対象を撮像し得るようになされてい
る。
【0213】ここで表示部212は、カメラ部215が
ユーザによってほぼ180度回動されて位置決めされた
場合、図41に示すように当該カメラ部215の背面側
中央に設けられたスピーカ217が正面側に位置するこ
とになり、これにより通常の音声通話状態に切り換わる
ようになされている。
【0214】さらに表示部212には、その正面に液晶
ディスプレイ218設けられており、電波の受信状態、
電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話
番号及び発信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホー
ムページ、カメラ部215のCCDカメラ216で撮像
した画像を表示し得るようになされている。
【0215】一方、本体213には、その表面「0」〜
「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及
び電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の操作キ
ー219が設けられており、当該操作キー219を用い
て各種指示を入力し得るようになされている。
【0216】また本体213には、操作キー219の下
部にメモボタン220やマイクロフォン221が設けら
れており、当該メモボタン220によって通話中の間の
音声を録音し得ると共に、マイクロフォン221によっ
て通話時のユーザの音声を集音するようになされてい
る。
【0217】さらに本体213には、操作キー219の
上部に回動自在なジョグダイヤル222が当該本体21
3の表面から僅かに突出した状態で設け等られており、
当該ジョグダイヤル222に対する回動操作に応じて液
晶ディスプレイ218に表示されている電話帳リストや
電子メールのスクロール動作、簡易ホームページの捲り
動作及び画像の送り動作等の種々の動作を実行するよう
になされている。
【0218】例えば本体213は、ユーザによるジョグ
ダイヤル222の回動操作に応じて液晶ディスプレイ2
18に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中か
ら所望の電話番号が選択され、当該ジョグダイヤル22
2が本体213の内部方向に押圧されると、選択された
電話番号を確定して当該電話番号に対して自動的に発呼
処理を行うようになされている。
【0219】なお本体213は、背面側に図示しないバ
ッテリパックが挿着されており、終話及び電源キーがオ
ン状態になると、当該バッテリパックから各回路部に対
して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0220】ところで本体213には、当該本体213
の左側面上部に抜差自在なメモリスティック(ソニー株
式会社の商標)223を挿着するためのメモリスティッ
クスロット224が設けられており、メモボタン220
が押下されるとメモリスティック223に通話中の相手
の音声を記録したり、ユーザの操作に応じて電子メー
ル、簡易ホームページ、CCDカメラ216で撮像した
画像を記録し得るようになされている。
【0221】ここでメモリスティック223は、本願出
願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシ
ュメモリカードの一種である。このメモリスティック2
23は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状
のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能
な不揮発性メモリであるEEPROM(ElectricallyEr
asable and Programmable Read Only Memory)の一種で
あるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10
ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書
き込み及び読み出しが可能となっている。
【0222】またメモリスティック223は、大容量化
等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、
使用する機器で互換性を確保することができる独自のシ
リアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S]、
最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現していると
共に、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保し
ている。
【0223】従ってカメラ付ディジタル携帯電話機MS
3は、このようなメモリスティック223を挿着可能に
構成されているために、当該メモリスティック223を
介して他の電子機器との間でデータの共有化を図ること
ができるようになされている。
【0224】図42に示すように、カメラ付ディジタル
携帯電話機MS3は、表示部212及び本体213の各
部を統括的に制御するようになされた主制御部250に
対して、電源回路部251、操作入力制御部252、画
像エンコーダ253、カメラインターフェース部25
4、LCD(Liquid Crystal Display)制御部255、
画像デコーダ256、多重分離部257、記録再生部2
62、変復調回路部258及び音声コーデック259が
メインバス260を介して互いに接続されると共に、画
像エンコーダ253、画像デコーダ256、多重分離部
257、変復調回路部258及び音声コーデック259
が同期バス261を介して互いに接続されて構成されて
いる。
【0225】電源回路部251は、ユーザの操作により
終話及び電源キーがオン状態にされると、バッテリパッ
クから各部に対して電力を供給することによりカメラ付
ディジタル携帯電話機MS3を動作可能な状態に起動す
る。
【0226】カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、
CPU、ROM及びRAM等でなる主制御部250の制
御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン22
1で集音した音声信号を音声コーデック259によって
ディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部2
58でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部262で
ディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施し
た後にアンテナ214を介して送信する。
【0227】またカメラ付ディジタル携帯電話機MS3
は、音声通話モード時にアンテナ214で受信した受信
信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル
変換処理を施し、変復調回路部258でスペクトラム逆
拡散処理し、音声コーデック259によってアナログ音
声信号に変換した後、これをスピーカ217を介して出
力する。
【0228】さらにカメラ付ディジタル携帯電話機MS
3は、データ通信モード時に電子メールを送信する場
合、操作キー219及びジョグダイヤル222の操作に
よって入力された電子メールのテキストデータを操作入
力制御部252を介して主制御部250に送出する。
【0229】主制御部250は、テキストデータを変復
調回路部258でスペクトラム拡散処理し、送受信回路
部262でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換
処理を施した後にアンテナ214を介して基地局CS3
(図39参照)へ送信する。
【0230】これに対してカメラ付ディジタル携帯電話
機MS3は、データ通信モード時に電子メールを受信す
る場合、アンテナ214を介して基地局CS3から受信
した受信信号を変復調回路部258でスペクトラム逆拡
散処理して元のテクストデータを復元した後、LCD制
御部255を介して液晶ディスプレイ218に電子メー
ルとして表示する。
【0231】この後カメラ付ディジタル携帯電話機MS
3は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録
再生部262を介してメモリスティック223に記録す
ることも可能である。
【0232】一方カメラ付ディジタル携帯電話機MS3
は、データ通信モード時に画像データを送信する場合、
CCDカメラ216で撮像された画像データをカメライ
ンターフェース部254を介して画像エンコーダ253
に供給する。
【0233】因みにカメラ付ディジタル携帯電話機MS
3は、画像データを送信しない場合には、CCDカメラ
216で撮像した画像データをカメラインターフェース
部254及びLCD制御部255を介して液晶ディスプ
レイ218に直接表示することも可能である。
【0234】画像エンコーダ253は、CCDカメラ2
16から供給された画像データを例えばMPEG(Movi
ng Picture Experts Group )2やMPEG4等の所定
の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化
画像データに変換し、これを多重分離部257に送出す
る。
【0235】このとき同時にカメラ付ディジタル携帯電
話機MS3は、CCDカメラ216で撮像中にマイクロ
フォン221で集音した音声を音声コーデック259を
介してディジタルの音声データとして多重分離部257
に送出する。
【0236】多重分離部257は、画像エンコーダ25
3から供給された符号化画像データと音声コーデック2
59から供給された音声データとを所定の方式で多重化
し、その結果得られる多重化データを変復調回路部25
8でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部262でデ
ィジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した
後にアンテナ214を介して送信する。
【0237】これに対してカメラ付ディジタル携帯電話
機MS3は、データ通信モード時に例えば簡易ホームペ
ージ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信す
る場合、アンテナ214を介して基地局CS3から受信
した受信信号を変復調回路部258でスペクトラム逆拡
散処理し、その結果得られる多重化データを多重分離部
257に送出する。
【0238】多重分離部257は、多重化データを分離
することにより符号化画像データと音声データとに分
け、同期バス261を介して当該符号化画像データを画
像デコーダ256に供給すると共に当該音声データを音
声コーデック259に供給する。
【0239】画像デコーダ256は、符号化画像データ
をMPEG2やMPEG4等の所定の符号化方式に対応
した復号化方式でデコードすることにより再生動画像デ
ータを生成し、これをLCD制御部255を介して液晶
ディスプレイ218に供給し、これにより、例えば、簡
易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれ
る動画データが表示される。
【0240】このとき同時に音声コーデック259は、
音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをス
ピーカ217に供給し、これにより、例えば、簡易ホー
ムページにリンクされた動画像ファイルに含まる音声デ
ータが再生される。
【0241】この場合も電子メールの場合と同様にカメ
ラ付ディジタル携帯電話機MS3は、受信した簡易ホー
ムページ等にリンクされたデータをユーザの操作により
記録再生部262を介してメモリスティック223に記
録することが可能である。
【0242】かかる構成に加えてカメラ付ディジタル携
帯電話機MS3は、主制御部250のROMに上記実施
形態と同様のアプリケーションプログラム等が格納され
ており、このアプリケーションプログラムに基づいて、
予約管理センタ101のライブキャスティングサーバ1
50(図12参照)にアクセスし、ライブキャスティン
グサーバ150との間で上述したメンバー登録、リコン
ファームを含むライブ配信予約処理を行い得るようにな
されており、予約を行った場合には、予約設定情報ファ
イル(図28参照)を受信して自動的に暗号化して保存
するようになっている。また、このカメラ付きディジタ
ル携帯電話機MS3は、上記実施形態においてユーザP
C106が行う予約に基づいたライブ配信処理と同様の
処理を行い得るようになされている。したがって、ライ
ブ配信時には、上記予約処理の際に保存した予約設定情
報ファイルを自動的に読み出してストリーミングサーバ
102との間で通信接続を確立し、CCDカメラ216
で撮影したコンテンツをストリーミングサーバ102に
送信してコンテンツのライブ配信を行い得るようになさ
れている。
【0243】(変形例7)また、上述した実施形態にお
いては、配信予約を行うためにライブキャスティングサ
ーバ150からインターネット103を介して送信され
たWebページを受信したユーザPC106のブラウザ
表示画面44には図22に示すような画面が表示されて
いる(図21のステップSb3)。この配信予約用の表
示画面における予約用入力欄222の「友達リスト」の
項目には、ライブ配信を行う旨を伝えたい友人等の電子
メールアドレスを入力するようになっていたが、電子メ
ールアドレス以外の連絡先を入力できるようにしてもよ
い。例えば、上記配信予約用の画面(図22)に代え
て、図43に示すような配信予約用の画面がユーザPC
のブラウザ表示画面44に表示されるようにしてもよ
い。同図に示すように、この表示画面における予約用入
力欄222aの「友達リスト」の項目の欄には電子メー
ルアドレスに加え、電話番号およびファクシミリ番号等
を入力できるようになっている。
【0244】上記予約用入力欄222aの「友達リス
ト」の項目に電話番号やファクシミリ番号が入力されて
予約ボタン223がクリックされると、ユーザPC10
6のCPU120によって電話番号やファクシミリ番号
が含まれた予約希望情報ファイルが作成され、この予約
希望情報ファイルがインターネット103を介してライ
ブキャスティングサーバ150に送信される。この場
合、ライブキャスティングサーバ150は、上述した電
子メール送信のタイミングと同様のタイミング(例え
ば、図25のステップSb19に示すリコンファーム完
了時等)で、上記予約希望情報ファイルに含まれる電話
番号やファクシミリ番号宛に上記電子メール(図30)
と同様に配信時間帯、接続先の情報、パスワード等を含
んだ情報を送信する。ここで、電話番号の場合には、当
該電話番号に自動発呼し、相手が当該呼を受けた場合に
音声ガイダンス等を行って上記ライブ配信に関する情報
を通知するようにすればよく、ファクシミリ番号の場合
には、上記情報を記述したデータをファクシミリデータ
として送信するようにすればよい。
【0245】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテンツのライブ配信を行う際に、コンテンツ配信者
が面倒な作業を行うことなく、当該コンテンツ提供を受
けて欲しい人に当該コンテンツのライブ配信がある旨を
通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信の
通知方法が適用されるコンテンツ供給システムの概略全
体構成を示すブロック図である。
【図2】 前記コンテンツ供給システムによりパーソナ
ルキャスティングサービスを受けるユーザPCの構成を
示すブロック図である。
【図3】 前記ユーザPCの外観構成例を示す斜視図で
ある。
【図4】 前記ユーザPCによるアプリケーションプロ
グラム起動時の初期画面を示す図である。
【図5】 撮影モード時の前記ユーザPCの表示部の表
示画面を示す図である。
【図6】 アップロードモードにおける前記ユーザPC
の前記表示部の表示画面を示す図である。
【図7】 Web確認モードにおける前記ユーザPCの
前記表示部の表示画面を示す図である。
【図8】 ライブ予約モードにおける前記ユーザPCの
前記表示部の表示画面を示す図である。
【図9】 ライブ配信モードにおける前記ユーザPCの
前記表示部の表示画面を示す図である。
【図10】 前記ライブ配信モードにおけるエフェクト
表示欄を示す図である。
【図11】 前記ライブ配信モードにおけるエフェクト
設定処理時の表示画面を示す図である。
【図12】 前記コンテンツ供給システムのサーバ使用
予約管理装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 前記サーバ使用予約管理装置のライブキャ
スティングサーバのハードディスクに格納されたWeb
ページのトップページを示す図である。
【図14】 前記ライブキャスティングサーバのハード
ディスクに格納されたWebページを示す図である。
【図15】 前記ライブキャスティングサーバのハード
ディスクに格納されたWebページを示す図である。
【図16】 前記ライブキャスティングサーバのハード
ディスクに格納されたWebページを示す図である。
【図17】 前記ライブキャスティングサーバのハード
ディスクに格納されたWebページを示す図である。
【図18】 前記サーバ使用予約管理装置の予約データ
ベースの登録内容を示す図である。
【図19】 メンバー登録時における前記ユーザPCお
よび前記ライブキャスティングサーバの処理動作を示す
シーケンスフローチャートである。
【図20】 前記メンバー登録時の前記ユーザPCの前
記表示部の表示画面を示す図である。
【図21】 配信予約時における前記ユーザPCおよび
前記ライブキャスティングサーバの処理動作を示すシー
ケンスフローチャートである。
【図22】 前記配信予約時の前記ユーザPCの前記表
示部に表示される表示画面を示す図である。
【図23】 前記配信予約時の前記ユーザPCの前記表
示部に表示される表示画面を示す図である。
【図24】 前記配信予約時の前記ユーザPCの前記表
示部に表示される表示画面を示す図である。
【図25】 前記配信予約におけるリコンファーム処理
時の前記ユーザPCおよび前記ライブキャスティングサ
ーバの処理動作を示すシーケンスフローチャートであ
る。
【図26】 前記リコンファーム処理時における前記ユ
ーザPCの前記表示部に表示される表示画面を示す図で
ある。
【図27】 前記リコンファーム処理時における前記ユ
ーザPCの前記表示部に表示される表示画面を示す図で
ある。
【図28】 前記リコンファーム処理時に前記ライブキ
ャスティングサーバにより作成されて前記ユーザPCに
送信される予約設定情報ファイルを示す図である。
【図29】 前記リコンファーム処理時における前記ユ
ーザPCの前記表示部に表示される表示画面を示す図で
ある。
【図30】 前記リコンファーム処理時に指定された電
子メールアドレス宛に送信される電子メールの内容を示
す図である。
【図31】 予約変更を行う場合に前記ユーザPCの前
記表示部に表示される表示画面を示す図である。
【図32】 予約変更を行う場合に前記ユーザPCの前
記表示部に表示される表示画面を示す図である。
【図33】 予約変更を行う場合に前記ユーザPCの前
記表示部に表示される表示画面を示す図である。
【図34】 予約取り消しを行う場合に前記ユーザPC
の前記表示部に表示される表示画面を示す図である。
【図35】 予約取り消しを行う場合に前記ユーザPC
の前記表示部に表示される表示画面を示す図である。
【図36】 予約確認を行う場合に前記ユーザPCの前
記表示部に表示される表示画面を示す図である。
【図37】 ライブ配信時における前記コンテンツ供給
システムの処理動作を示すシーケンスフローチャートで
ある・
【図38】 前記ライブ配信時において、コンテンツ供
給を受けるクライアントPCの表示画面を示す図であ
る。
【図39】 前記実施形態の変形例にかかるネットワー
クシステムの全体構成を示す略線図である。
【図40】 カメラ付きディジタル携帯電話機の外観構
成を示す略線的斜視図である。
【図41】 カメラ部を回動したときの前記カメラ付き
ディジタル携帯電話機の表示部を示す略線的斜視図であ
る。
【図42】 前記カメラ付きディジタル携帯電話機の回
路構成を示すブロック図である。
【図43】 図22に示す前記配信予約時の前記ユーザ
PCの前記表示部に表示される表示画面の変形例を示す
図である。
【符号の説明】
100……コンテンツ供給システム、101……サーバ
使用予約管理装置、102……ストリーミングサーバ、
103……インターネット、104……電話網、106
……ユーザPC、107……クライアントPC、108
……サーバ接続専用ネットワーク、150……ライブキ
ャスティングサーバ、151……予約データベース、1
52……ユーザデータベース、153……NTPサー
バ、154……ネットワークインターフェース、155
……データベースサーバ、200……ネットワークシス
テム、MS3,MS4……カメラ付きディジタル携帯電
話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉峯 幸郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 福田 純子 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 末吉 隆彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC06 CC10 FF01 FF07 GG02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント端末装置に対してネットワ
    ークを介してコンテンツのストリーム配信を行う配信サ
    ーバを使用してコンテンツのライブ配信を行うために、
    配信者端末装置が前記配信サーバの使用予約状況を管理
    する予約管理装置にネットワークを介して前記配信サー
    バの使用予約を行い、当該予約に基づいて前記配信サー
    バを使用してコンテンツのライブ配信を行う際に、前記
    予約に基づいたコンテンツ配信が行われる旨を前記クラ
    イアント端末装置のクライアントユーザに通知する方法
    であって、 前記配信サーバの使用を希望する使用希望時間およびコ
    ンテンツ配信を行う旨を通知すべき前記クライアントユ
    ーザの連絡先を含む予約要求情報を、前記配信者端末装
    置からネットワークを介して前記予約管理装置に送信す
    る予約要求ステップと、 前記予約要求情報に含まれる前記使用希望時間での前記
    配信サーバを使用したコンテンツ配信を許可する場合
    に、前記コンテンツ配信が行われる旨を通知するための
    通知情報を、前記予約管理装置からネットワークを介し
    て前記クライアントユーザの連絡先宛に送信する通知ス
    テップとを具備することを特徴とするコンテンツ配信の
    通知方法。
  2. 【請求項2】 前記通知情報には、前記配信サーバに接
    続するための通信接続先情報が含まれていることを特徴
    とする請求項1に記載のコンテンツ配信の通知方法。
  3. 【請求項3】 前記予約要求ステップでは、クライアン
    トユーザが前記配信サーバにアクセス許可を得るための
    認証情報を含む予約要求情報を送信し、 前記通知情報には、前記認証情報が含まれていることを
    特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信の通知方
    法。
  4. 【請求項4】 前記配信者端末装置からネットワークを
    介して予約を取り消す旨の情報が前記予約管理装置に送
    信された場合、予約が取り消された旨を通知するための
    取消通知情報を、前記予約管理装置からネットワークを
    介して前記クライアントユーザの連絡先に送信する取消
    通知ステップをさらに具備することを特徴とする請求項
    1に記載のコンテンツ配信の通知方法。
  5. 【請求項5】 前記配信者端末装置からネットワークを
    介して予約内容を変更する旨の情報が前記予約管理装置
    に送信された場合、予約内容が変更された旨を通知する
    ための変更通知情報を、前記予約管理装置からネットワ
    ークを介して前記クライアントユーザの連絡先に送信す
    る変更通知ステップをさらに具備することを特徴とする
    請求項1に記載のコンテンツ配信の通知方法。
  6. 【請求項6】 前記予約要求情報に含まれる前記使用希
    望時間での前記配信サーバを使用したコンテンツ配信を
    許可する場合に、許可する旨、およびこの予約を確立す
    るために前記使用希望時間の所定時間前までにネットワ
    ークを介して予約の再確認手続を行う必要がある旨を含
    む予約許可通知情報を、前記予約管理装置からネットワ
    ークを介して前記配信者端末装置に送信する許可通知ス
    テップをさらに具備し、 前記通知ステップでは、前記配信者端末装置によって前
    記予約再確認手続が行われた場合に、前記通知情報を送
    信することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配
    信の通知方法。
  7. 【請求項7】 前記予約要求情報に含まれる前記使用希
    望時間での前記配信サーバを使用したコンテンツ配信を
    許可する場合に、許可する旨、およびこの予約を確立す
    るために前記使用希望時間の所定時間前までにネットワ
    ークを介して予約の再確認手続を行う必要がある旨を含
    む予約許可通知情報を、前記予約管理装置からネットワ
    ークを介して前記配信者端末装置に送信する許可通知ス
    テップをさらに具備し、 前記通知ステップでは、前記許可通知情報を送信する時
    点で前記通知情報を送信し、さらに前記配信者端末装置
    によって前記予約再確認手続が行われた時点で前記通知
    情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のコン
    テンツ配信の通知方法。
  8. 【請求項8】 前記クライアントユーザの連絡先は、電
    子メールアドレスであり、 前記通知ステップでは、前記クライアントユーザの連絡
    先宛に前記通知情報を電子メールで送信することを特徴
    とする請求項1に記載のコンテンツ配信の通知方法。
  9. 【請求項9】 クライアント端末装置に対してネットワ
    ークを介してコンテンツのストリーム配信を行う配信サ
    ーバを使用したコンテンツのライブ配信の予約を管理す
    る予約管理装置であって、 コンテンツのライブ配信を希望する配信者端末装置から
    ネットワークを介して送信される前記配信サーバの使用
    を希望する使用希望時間およびコンテンツ配信を行う旨
    を通知すべき前記クライアントユーザの連絡先を含む予
    約要求情報を受信する受信手段と、 前記予約要求情報に含まれる前記使用希望時間での前記
    配信サーバを使用したコンテンツ配信を許可する場合
    に、前記コンテンツ配信が行われる旨を通知するための
    通知情報を、前記予約管理装置からネットワークを介し
    て前記クライアントユーザの連絡先宛に送信する通知手
    段とを具備することを特徴とする予約管理装置。
  10. 【請求項10】 前記通知手段は、前記配信サーバに接
    続するための通信接続先情報を含む前記通知情報を送信
    することを特徴とする請求項9に記載の予約管理装置。
  11. 【請求項11】 前記受信手段は、クライアントユーザ
    が前記配信サーバにアクセス許可を得るための認証情報
    を含む予約要求情報を受信し、 前記通知手段は、前記認証情報を含む前記通知情報を送
    信することを特徴とする請求項9に記載の予約管理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記受信手段は、前記配信者端末装置
    からネットワークを介して送信される予約を取り消す旨
    の情報を受信した場合に、予約が取り消された旨を通知
    するための取消通知情報を、前記予約管理装置からネッ
    トワークを介して前記クライアントユーザの連絡先に送
    信する取消通知手段をさらに具備することを特徴とする
    請求項9に記載の予約管理装置。
  13. 【請求項13】 前記受信手段は、前記配信者端末装置
    からネットワークを介して送信される予約内容を変更す
    る旨の情報を受信した場合に、予約が変更された旨を通
    知するための変更通知情報を、前記予約管理装置からネ
    ットワークを介して前記クライアントユーザの連絡先に
    送信する変更通知手段をさらに具備することを特徴とす
    る請求項9に記載の予約管理装置。
  14. 【請求項14】 前記予約要求情報に含まれる前記使用
    希望時間での前記配信サーバを使用したコンテンツ配信
    を許可する場合に、許可する旨、およびこの予約を確立
    するために前記使用希望時間の所定時間前までにネット
    ワークを介して予約の再確認手続を行う必要がある旨を
    含む予約許可通知情報を、ネットワークを介して前記配
    信者端末装置に送信する許可通知手段をさらに具備し、 前記通知手段は、前記配信者端末装置によって前記予約
    再確認手続が行われた場合に、前記通知情報を送信する
    ことを特徴とする請求項9に記載の予約管理装置。
  15. 【請求項15】 前記予約要求情報に含まれる前記使用
    希望時間での前記配信サーバを使用したコンテンツ配信
    を許可する場合に、許可する旨、およびこの予約を確立
    するために前記使用希望時間の所定時間前までにネット
    ワークを介して予約の再確認手続を行う必要がある旨を
    含む予約許可通知情報を、ネットワークを介して前記配
    信者端末装置に送信する許可通知手段をさらに具備し、 前記通知手段は、前記許可通知情報を送信する時点で前
    記通知情報を送信し、さらに前記配信者端末装置によっ
    て前記予約再確認手続が行われた時点で前記通知情報を
    送信することを特徴とする請求項9に記載の予約管理装
    置。
  16. 【請求項16】 前記クライアントユーザの連絡先は、
    電子メールアドレスであり、 前記通知手段は、前記クライアントユーザの連絡先宛に
    前記通知情報を電子メールで送信することを特徴とする
    請求項9に記載の予約管理装置。
  17. 【請求項17】 クライアント端末装置に対してネット
    ワークを介してコンテンツのストリーム配信を行う配信
    サーバを使用したコンテンツのライブ配信の予約を管理
    する予約管理装置に実行させるプログラムであって、 コンテンツのライブ配信を希望する配信者端末装置から
    ネットワークを介して送信される前記配信サーバの使用
    を希望する使用希望時間およびコンテンツ配信を行う旨
    を通知すべき前記クライアントユーザの連絡先を含む予
    約要求情報を受信する受信処理と、 前記予約要求情報に含まれる前記使用希望時間での前記
    配信サーバを使用したコンテンツ配信を許可する場合
    に、前記コンテンツ配信が行われる旨を通知するための
    通知情報を、前記予約管理装置からネットワークを介し
    て前記クライアントユーザの連絡先宛に送信する通知処
    理とを具備することを特徴とするプログラムを記憶した
    プログラム格納媒体。
JP2000264580A 2000-08-31 2000-08-31 コンテンツ配信の通知方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体 Withdrawn JP2002074125A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000264580A JP2002074125A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 コンテンツ配信の通知方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
US09/930,135 US7386623B2 (en) 2000-08-31 2001-08-16 Content distribution notification method, reservation control apparatus and program storage medium
KR1020010051464A KR100793136B1 (ko) 2000-08-31 2001-08-24 콘텐츠분배의 통지방법, 예약관리장치 및 프로그램 저장매체
EP01307259A EP1191440A3 (en) 2000-08-31 2001-08-28 Content distribution notification method, reservation control apparatus and program storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000264580A JP2002074125A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 コンテンツ配信の通知方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002074125A true JP2002074125A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18751977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000264580A Withdrawn JP2002074125A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 コンテンツ配信の通知方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7386623B2 (ja)
EP (1) EP1191440A3 (ja)
JP (1) JP2002074125A (ja)
KR (1) KR100793136B1 (ja)

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4671011B2 (ja) 2000-08-30 2011-04-13 ソニー株式会社 効果付加装置、効果付加方法、効果付加プログラム及び効果付加プログラム格納媒体
JP2002077868A (ja) 2000-08-31 2002-03-15 Sony Corp コンテンツ配信の予約方法、コンテンツ配信方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
JP2002074123A (ja) 2000-08-31 2002-03-15 Sony Corp サーバの使用予約方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
US20030005138A1 (en) * 2001-06-25 2003-01-02 Giffin Michael Shawn Wireless streaming audio system
JP3707407B2 (ja) * 2001-08-28 2005-10-19 セイコーエプソン株式会社 パスワードを投写するプロジェクタ
US6938072B2 (en) * 2001-09-21 2005-08-30 International Business Machines Corporation Method and apparatus for minimizing inconsistency between data sources in a web content distribution system
US7293071B2 (en) 2002-05-27 2007-11-06 Seiko Epson Corporation Image data transmission system, process and program, image data output device and image display device
WO2004034199A2 (en) * 2002-10-04 2004-04-22 Starent Networks Corporation Managing resources for ip networking
JP4170742B2 (ja) * 2002-11-29 2008-10-22 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ダウンロードシステム、通信端末、サーバ、ダウンロード方法
JP2004287160A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Seiko Epson Corp 画像表示システム、プロジェクタ、画像表示方法、プロジェクタ制御方法、画像表示プログラムおよびプロジェクタ制御プログラム
JP4247044B2 (ja) * 2003-05-23 2009-04-02 株式会社東芝 コンテンツ配信サービス提供装置及びコンテンツ配信サービス端末装置
KR20050042377A (ko) * 2003-11-03 2005-05-09 주식회사 이머텍 저속채널의 스트리밍 서비스를 위한 데이터 분할 전송방법 및 시스템
US20050138560A1 (en) * 2003-12-18 2005-06-23 Kuo-Chun Lee Method and apparatus for broadcasting live personal performances over the internet
JP2005208823A (ja) 2004-01-21 2005-08-04 Seiko Epson Corp プロジェクタのネットワークシステム
KR100708132B1 (ko) * 2005-05-18 2007-04-16 삼성전자주식회사 미녹화된 방송 프로그램 부분의 녹화 방법 및 장치
US7783635B2 (en) 2005-05-25 2010-08-24 Oracle International Corporation Personalization and recommendations of aggregated data not owned by the aggregator
US8365306B2 (en) * 2005-05-25 2013-01-29 Oracle International Corporation Platform and service for management and multi-channel delivery of multi-types of contents
US7917612B2 (en) * 2005-05-25 2011-03-29 Oracle International Corporation Techniques for analyzing commands during streaming media to confirm delivery
EP1886232A1 (en) * 2005-06-02 2008-02-13 Thomson Licensing Content timing method and system
TWI431492B (zh) * 2005-06-14 2014-03-21 Koninkl Philips Electronics Nv 資料處理方法及系統
US8166416B2 (en) * 2005-08-17 2012-04-24 Cyber Group Usa, Inc. Play menu and group auto organizer system and method for a multimedia player
JP5040341B2 (ja) 2006-04-04 2012-10-03 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタシステム
WO2007137371A1 (en) * 2006-05-29 2007-12-06 Inewit Naamloze Vennootschap Sending device to propagate information signals and method applied thereby
US20090198784A1 (en) * 2006-06-23 2009-08-06 Anna-Karin Bergius Method for automatically reminding users of upcoming events
US8560463B2 (en) 2006-06-26 2013-10-15 Oracle International Corporation Techniques for correlation of charges in multiple layers for content and service delivery
US7761538B2 (en) * 2006-08-30 2010-07-20 Microsoft Corporation Dynamically configuring, allocating and deploying computing systems
US20080082980A1 (en) * 2006-09-28 2008-04-03 Edge Inova International, Inc. System and method for using filters and standardized messages to identify and schedule appointments in aggregate resource scheduling applications
US20080313005A1 (en) * 2007-06-15 2008-12-18 Edgelnova International, Inc. System and method for real-time scheduling of human and non-human resources
WO2009018848A1 (en) * 2007-08-09 2009-02-12 Telefonaktienbolaget Lm Ericsson (Publ) Technique for controlling content distributions in point-to-multipoint-enabled network environments
US20090172106A1 (en) * 2007-12-27 2009-07-02 Motorola, Inc. Method and Apparatus to Facilitate Provision and Use of a Media Source Bundle
US20100011051A1 (en) * 2008-07-09 2010-01-14 Verizon Corporate Services Group Inc. Methods and devices for processing one or more test requests between a testing facility and one or more customers
KR101285113B1 (ko) * 2008-10-31 2013-07-17 에스케이플래닛 주식회사 컨텐츠 전달 시스템, 방법, 서비스 서버, 이동통신단말기 및 저장 매체
US20100169933A1 (en) * 2008-12-31 2010-07-01 Motorola, Inc. Accessing an event-based media bundle
US8671009B1 (en) 2009-04-28 2014-03-11 Schedulicity Inc. Systems and methods for on-line scheduling of appointments and other resources
KR101689599B1 (ko) * 2010-01-06 2016-12-26 엘지전자 주식회사 단말기 및 이것의 콘텐츠 공유 방법
US8516063B2 (en) 2010-02-12 2013-08-20 Mary Anne Fletcher Mobile device streaming media application
US8842840B2 (en) 2011-11-03 2014-09-23 Arvind Gidwani Demand based encryption and key generation and distribution systems and methods
JP2013246530A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Hitachi Ltd 予約情報制御装置、予約情報制御システムおよび予約制御方法
US10462539B2 (en) * 2016-05-23 2019-10-29 Verizon Patent And Licensing Inc. Managing transitions between a local area network and a wide area network during media content playback
CN108171160B (zh) * 2017-12-27 2021-03-23 广州虎牙信息科技有限公司 一种任务结果识别方法、装置、存储介质及电子设备

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3239997C1 (de) * 1982-10-28 1984-04-12 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Verfahren und Anordnung zur Durchfuehrung von kontinuierlichen Datentransfers bei der Ausfuehrung von Ein-/Ausgabeoperationen ueber Selektor- oder Blockmultiplexkanaele des Ein-/Ausgabewerkes einer Datenverarbeitungsanlage
US5760917A (en) * 1996-09-16 1998-06-02 Eastman Kodak Company Image distribution method and system
US5832529A (en) 1996-10-11 1998-11-03 Sun Microsystems, Inc. Methods, apparatus, and product for distributed garbage collection
AU5000697A (en) * 1996-10-21 1998-05-15 Orissa, Inc. Transportation network system
JPH10134485A (ja) * 1996-10-30 1998-05-22 Toshiba Corp ストレージ共有型分散マルチメディアサーバシステム
US7143177B1 (en) * 1997-03-31 2006-11-28 West Corporation Providing a presentation on a network having a plurality of synchronized media types
US5978770A (en) * 1997-04-24 1999-11-02 Visible Interactive Corporation Assigning and managing patron reservations for distributed services using wireless personal communication devices
US6041359A (en) * 1997-06-09 2000-03-21 Microsoft Corporation Data delivery system and method for delivering computer data over a broadcast network
JP3466071B2 (ja) * 1997-12-05 2003-11-10 松下電器産業株式会社 放送受信装置
JPH11191882A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Nec Corp テレビ会議予約システムおよびテレビ会議予約プログラムを記録した記録媒体
US7069228B1 (en) * 1998-04-30 2006-06-27 Rose James W Apparatus and method for an internet based computer reservation booking system
JPH11341471A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Hitachi Ltd 映像配信装置および映像配信システム
US6760916B2 (en) * 2000-01-14 2004-07-06 Parkervision, Inc. Method, system and computer program product for producing and distributing enhanced media downstreams
US6564380B1 (en) * 1999-01-26 2003-05-13 Pixelworld Networks, Inc. System and method for sending live video on the internet
US6496568B1 (en) * 1999-04-12 2002-12-17 Avaya Technology Corp. Method and apparatus for providing automated notification to a customer of a real-time notification system
US6792615B1 (en) * 1999-05-19 2004-09-14 New Horizons Telecasting, Inc. Encapsulated, streaming media automation and distribution system
US6704797B1 (en) * 1999-06-10 2004-03-09 International Business Machines Corporation Method and system for distributing image-based content on the internet
US6636888B1 (en) * 1999-06-15 2003-10-21 Microsoft Corporation Scheduling presentation broadcasts in an integrated network environment
US6516350B1 (en) * 1999-06-17 2003-02-04 International Business Machines Corporation Self-regulated resource management of distributed computer resources
JP2001309263A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 映像内オブジェクトの状態に応じた関連アクション提供方法及びその提供装置並びに前記方法のプログラムを記録した記録媒体
US20020029384A1 (en) * 2000-07-20 2002-03-07 Griggs Theodore L. Mechanism for distributing content data
JP2002077868A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Sony Corp コンテンツ配信の予約方法、コンテンツ配信方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
JP2002074123A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Sony Corp サーバの使用予約方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
US20060259607A1 (en) * 2001-09-13 2006-11-16 Network Foundation Technologies, Llc System and method for distributing data over a computer network

Also Published As

Publication number Publication date
US20020026512A1 (en) 2002-02-28
EP1191440A2 (en) 2002-03-27
EP1191440A3 (en) 2005-02-02
US7386623B2 (en) 2008-06-10
KR100793136B1 (ko) 2008-01-10
KR20020018001A (ko) 2002-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4581201B2 (ja) 予約管理方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
JP4974405B2 (ja) サーバ使用方法、サーバ使用予約管理装置およびプログラム格納媒体
US9544245B2 (en) Server reservation method, reservation control apparatus and program storage medium
JP2002074125A (ja) コンテンツ配信の通知方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
JP2002073541A (ja) コンテンツ配信方法およびコンテンツ供給システム
JP2002074123A (ja) サーバの使用予約方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
JP2002077868A (ja) コンテンツ配信の予約方法、コンテンツ配信方法、予約管理装置およびプログラム格納媒体
JP2002344920A (ja) 番組中継装置、番組中継方法、番組中継プログラム及び番組中継プログラム格納媒体
KR20020017995A (ko) 서버의 사용예약방법, 예약관리장치 및 프로그램 격납매체

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040817

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106