JP2002073740A - 物件検査用携帯端末装置 - Google Patents

物件検査用携帯端末装置

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JP2002073740A JP2000264862A JP2000264862A JP2002073740A JP 2002073740 A JP2002073740 A JP 2002073740A JP 2000264862 A JP2000264862 A JP 2000264862A JP 2000264862 A JP2000264862 A JP 2000264862A JP 2002073740 A JP2002073740 A JP 2002073740A
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Takao Sotodani
隆夫 外谷
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 物件検査用携帯端末装置3は、建築工事
の対象となる物件1について、その検査を行なう担当者
が所持する。端末装置3には、端末装置自身の地理的な
位置情報を測定する位置測定器(GPS)6が設けられ
ている。端末装置3には、あらかじめホストコンピュー
タ11から、現場検査支援情報13がダウンロードされ
ている。検査担当者が現場に到着し、物件1の検査を開
始するとき、位置測定器6がその現場の位置を測定し
て、自動的に該当する物件の現場検査支援情報13を取
り出して携帯端末装置3に表示する。 【効果】 検査担当者は誤り無く速やかに適切な現場検
査支援情報13をディスプレイ5に表示することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築工事の安全や品
質を管理するための検査を実行しその結果を報告するた
めの、物件検査用携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、建築工事では、施主や工事監理
者に対して、工程の進捗にあわせて安全や品質に関する
検査報告を行なう必要がある。従って、建築工事を受注
した工務店や工事店は、工事の進捗状況を把握して、適
時的確な検査を行ない検査報告書を作成しなければなら
ない。
【0003】こうした検査報告書の作成には、定型の書
式やマニュアルが広く利用される。現場で検査を終えた
担当者は、定型の書式やマニュアルを参照しながら、施
主や監理者に当日の検査の結果を報告書を用いて報告す
る。また、最近では携帯端末装置等を利用して、報告書
作成や報告書作成のための検査の結果を、現場で入力す
ることも多くなってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。建設会社が多数の建築工事を請け負って、それぞれ
の工事の進捗状況を把握して検査報告をしていく場合に
も、携帯端末装置等を利用した同様の方法が採用され
る。しかしながら、検査報告書の作成や検査結果の入力
作業が煩雑で、現場で入力作業が完了しないために、担
当者が事務所等へ持ち帰ってこの作業の続きを行なうこ
とも少なくない。
【0005】このように現場以外で作業を行なうと、検
査報告が不正確になることもある。また、観忘れやチェ
ック漏れがあった場合には、再度現場へ戻って検査をす
る必要が生じる。それを見過ごして検査報告書を作成し
てしまうと、特に、安全や品質に重大な影響を及ぼす部
分の検査漏れ等を検査後に指摘されると、深刻な問題が
生じる。また、たとえ、検査結果の入力作業を簡略化し
ても、検査項目を熟知していない担当者が検査を行った
場合には同様の問題が起こる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉物件の検査をすべき項目と検査方法とを表示
した現場検査支援情報であって、上記物件の地理的な位
置情報を含むものを記憶した記憶装置と、携帯端末装置
自身の地理的な位置情報を測定する位置測定器と、この
位置測定器で測定した位置情報を含む上記現場検査支援
情報を検索する検索手段と、この検索手段により検索さ
れた現場検査支援情報を表示するディスプレイとを備え
たことを特徴とする物件検査用携帯端末装置。
【0007】〈構成2〉構成1に記載の物件検査用携帯
端末装置において、上記現場検査支援情報には、少なく
とも、上記物件の検査項目と検査方法とを上記ディスプ
レイに表示するデータが含まれることを特徴とする物件
検査用携帯端末装置。
【0008】〈構成3〉構成1に記載の物件検査用携帯
端末装置において、上記現場検査支援情報には、少なく
とも、上記物件の検査項目ごとに、その検査の終了の有
無を入力する手段をディスプレイに表示するデータが含
まれることを特徴とする物件検査用携帯端末装置。
【0009】〈構成4〉構成1に記載の物件検査用携帯
端末装置において、上記現場検査支援情報は、ネットワ
ークを通じて接続されたホストコンピュータから所定の
タイミングで受信されて、上記記憶装置に記憶されるこ
とを特徴とする携帯端末装置。
【0010】〈構成5〉構成1に記載の物件検査用携帯
端末装置において、上記物件の検査項目ごとに、その検
査の終了の有無が入力されたとき、その検査結果をホス
トコンピュータに送信する送信手段を備えたことを特徴
とする携帯端末装置。
【0011】〈構成6〉構成1に記載の物件検査用携帯
端末装置において、上記現場検査支援情報には、携帯端
末装置からホストコンピュータに送信された検査結果に
基づいて、終了した検査項目と終了していない検査項目
を区別できるようにホストコンピュータで処理された結
果を表示するデータが含まれることを特徴とする携帯端
末装置。
【0012】〈構成7〉構成1に記載の物件検査用携帯
端末装置において、上記位置測定器で測定した位置情報
と同一の位置情報を含む複数の物件の上記現場検査支援
情報が検索手段により検索されたとき、当該検索手段
は、物件の検査日程と位置情報測定日時とが一致したも
のを選択し、ディスプレイは、この検索手段により選択
された現場検査支援情報を表示することを特徴とする物
件検査用携帯端末装置。
【0013】〈構成8〉構成1に記載の物件検査用携帯
端末装置において、現場検査支援情報は、物件の敷地内
の2以上の箇所において位置測定器により測定した、複
数の位置情報を含むことを特徴とする物件検査用携帯端
末装置。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。図1は本発明の物件検査用携帯端
末装置の具体例を示す説明図である。この発明の物件検
査用携帯端末装置3は、例えば、建築工事の対象となる
図に示すような物件1について、その検査を行なう担当
者が所持する。この端末装置3の本体は、例えばペン4
を用いて操作して、様々なデータを入力して処理をする
ことができる、よく知られたモバイルコンピュータであ
る。端末装置3にはディスプレイ5が設けられている。
また、この端末装置3には、端末装置自身の地理的な位
置情報を測定する位置測定器6が設けられている。
【0015】これはGPS(Global Positioning Syste
m)と呼ばれる装置で、人工衛星の電波によりよく知ら
れた方法で位置情報10を取得するものである。なお物
件1の検査のために、端末装置3には、あらかじめネッ
トワーク8を通じて接続されたホストコンピュータ11
から、現場検査支援情報13がダウンロードされてい
る。なお、この現場検査支援情報13は、ホストコンピ
ュータ11がデータベース12を利用して生成したもの
である。これらの内容は後で詳細に説明する。
【0016】図2は上記の端末装置3の具体的な内部構
成を示すブロック図である。図1に示した端末装置3の
記憶装置7には、ホストコンピュータ11からダウンロ
ードされた現場検査支援情報13が記憶されている。こ
の端末装置3を利用して現場検査を行なう担当者は、い
くつかの物件についてそれぞれ順番に定められた検査を
実行する。従って記憶装置7には検査対象物件が5件あ
れば、5件分の現場検査支援情報13が記憶されてい
る。
【0017】図2に示すように、端末装置3に設けられ
た位置測定器6は、例えば経度や緯度などに相当する位
置情報10を取得する。端末装置3の検索手段15は、
この位置情報10を受け入れて、記憶装置7に記憶され
たいくつかの現場検査支援情報13の中から、同一の位
置情報10を含む現場検査支援情報13を検索する機能
を持つ。従来、検査担当者は、携帯した端末装置を操作
するとき、予め対象物件について、どのような検査を行
うかを示す資料に目を通す。また、検査対象ごとに用意
された検査結果入力用データファイルを、端末装置のハ
ードディスクから探し出してディスプレイに表示する。
このファイルの選択を誤れば、間違った報告書を作成し
てしまう。
【0018】この発明では、検査担当者が現場に到着
し、物件1の検査を開始するとき、位置測定器6がその
現場の位置を測定して、自動的にその該当する物件の現
場検査支援情報13を取り出して携帯端末装置3に表示
する。従って、検査担当者は誤り無く速やかに適切な現
場検査支援情報13をディスプレイ5に表示することが
できる。このディスプレイ5に表示された現場検査支援
情報13には、例えば図2に示すように、物件名と検査
項目とが表示されている。この検査項目は、例えばこの
図に示すように、具体的に検査すべき場所やその検査方
法を詳細に表示したものである。そして、検査結果を入
力するための欄も設けられている。従って、検査担当者
はこの現場検査支援情報13を参照しながら順番に説明
通りに検査を実行して、表示どおりのチェックをしてい
けば、必要な検査が一定の順番に正確に完了する。
【0019】なおこのような検査結果は、検査結果記録
手段17によっていったん携帯端末装置3中の図示しな
い記憶装置に記憶される。なおこのとき、検査結果記録
手段17はカレンダー部18を参照し、その日の日付や
時刻をデータとして取得する。このデータを検査結果と
共に記憶しておく。この検査結果は、送信手段19が、
後で説明する要領でホストコンピュータ11に送信す
る。
【0020】図3は、ホストコンピュータの構成を示す
ブロック図である。ホストコンピュータには、上記のよ
うな端末装置に対し現場検査支援情報を供給するための
機能が備えられている。これらの機能を達成するため
に、図に示すように、現場検査支援情報生成部21と検
査処理情報受信部22とが設けられている。また処理を
進めるための基礎情報として、現場検査支援情報テンプ
レート23、物件別工程検査データベース24などが記
憶されている。さらにネットワークを通じて端末装置に
対し必要なデータを送信するために、サーバ用記憶装置
25が設けられている。このサーバ用記憶装置25に
は、現場検査支援情報ウエブページ27が記憶されてい
る。
【0021】現場検査支援情報テンプレート23は、図
2を用いて説明したディスプレイ5に表示されたよう
な、現場検査支援情報を生成するための、基本的なデー
タ構造のテンプレートデータである。物件別工程検査デ
ータベース24は、例えばこの図の下側に示すようなデ
ータ26を格納している。このデータ26は、例えば、
物件名、位置情報、検査項目、検査報告、検査担当者、
検査担当者電話番号、検査日程、検査終了項目などの情
報を含んでいる。現場検査支援情報ウエブページ27
は、物件別工程検査データベース24を参照して、現場
検査支援情報テンプレート23を用いて生成された、ウ
エブデータからなる。
【0022】現場検査支援情報生成部21は、この現場
検査支援情報ウエブページ27の生成処理を行なう部分
である。また検査処理情報受信部22は、端末装置が検
査を行なってその検査結果をホストコンピュータに送信
してきた場合に、その情報を受信すると共に、物件別工
程検査データベース24を更新して、必要なデータベー
スを生成する処理を行なう部分である。次に、上記のよ
うなホストコンピュータによるウエブページの生成処理
動作を説明する。
【0023】図4は、図3に示した現場検査支援情報生
成部21の動作プログラムフローチャートである。まず
ステップS1で検査担当者を指定する。この指定は例え
ばオペレータが行なってもよいし、名簿から自動的にコ
ンピュータが指定するようにしてもよい。次のステップ
S2で、物件別工程検査データベース24を参照する。
そしてステップS3に示すように、物件名や位置情報、
検査項目、検査方法のデータを読み出す。すなわち、こ
の検査担当者の担当している物件名とこれに付随する情
報を読み出す。次にステップS4において、検査項目の
中から検査終了項目を除外して、図2を用いて説明した
ような検査項目リストの編集を行なう。
【0024】そして、ステップS5において、図3に示
した現場検査支援情報テンプレート23を参照し、編集
した検査項目リストを書き加える。このようにしてステ
ップS6において図2で例示したような現場検査支援情
報ウエブページを生成する。生成されたウエブページ
は、図3に示したサーバ用記憶装置25に記憶される
(ステップS7)。そしてステップS8において、現在
対象となっている検査担当者のための現場検査支援情報
ウエブページの生成が全て終了したかどうかを判断す
る。終了していなければ、ステップS2に戻り、別の現
場検査支援情報ウエブページを生成するために、ステッ
プS2からステップS8の処理を繰り返す。
【0025】全ての処理が終了すると、サーバ用記憶装
置25には、この検査担当者分の現場検査支援情報ウエ
ブページが一式準備される。その後ステップS9におい
て、検査担当者に対し、生成した現場検査支援情報群を
送信する。この現場検査支援情報群は、検査担当者の所
持する端末装置に記憶される。なお、例えば1人の検査
担当者が1日に検査するべき物件の数が比較的多い場合
には、1日1回このような処理を実行する。また、数日
分の現場検査支援情報を一挙に生成して、一括して検査
担当者の端末装置にダウンロードしてもよい。
【0026】図5は検査担当者による端末装置の操作内
容を示すフローチャートである。まずステップS11に
おいて、端末装置3をネットワークを通じてホストコン
ピュータに接続する。そしてステップS12において自
分の担当分の現場検査支援情報群をダウンロードする。
すなわちこの例では、担当者が積極的に端末装置を起動
して、現場検査支援情報群をホストコンピュータからダ
ウンロードするようにしている。これ以外に、ホストコ
ンピュータからメールで自動的に現場検査支援情報群が
転送されたり、あるいはホストコンピュータから端末装
置にダウンロードのための指示が入力するようにしても
よい。次のステップS13で、検査担当者が物件のある
現場に到着すると、次のステップS14で該当する現場
検査支援情報をディスプレイに表示させる。この処理は
図6を用いて具体的に説明する。
【0027】図6は、携帯端末装置3を起動して現場検
査支援情報をディスプレイに表示させるための具体的な
動作フローチャートである。まず、ステップS21にお
いて、端末装置3のスタートボタンを押す。なおスター
トボタンは物理的なボタンであってもよいし、ディスプ
レイに表示されるアイコンであってもよい。このスター
トボタンを押すと、図1に示した位置測定器6が起動
し、位置情報10を取得する(ステップS22)。ここ
で図2に示した検索手段15が動作し、記憶装置7に記
憶された複数の現場検査支援情報13の中から位置情報
が一致するものを取り出す。
【0028】この場合に、位置情報が全くヒットしない
場合と、位置情報が1件ヒットした場合と、位置情報が
2件以上ヒットした場合とが存在し得る。ステップS2
4では、こうしたケースに応じて処理を分岐する。ヒッ
トしない場合にはステップS25に進みエラー表示を行
なう。すなわち必要な現場検査支援情報が存在しないか
ら、ホストコンピュータから必要な情報を取得するよう
に、といったメッセージを表示する。1件ヒットした場
合には、ステップS24からステップS27に進み、該
当する現場検査支援情報をディスプレイ5に表示する。
こうしてただちにその現場検査支援情報を使用して検査
を開始することができる。
【0029】ディスプレイ5に該当する現場検査支援情
報が表示されると、図5のステップS15に進み、担当
者による物件の検査が実施される。この場合には、図2
に示したように、ディスプレイ5に表示された検査項目
を見ながら順番に必要なチェックデータなどを入力す
る。入力が終了すると、図2に示した検査結果記録手段
17が、その物件についての検査結果を端末装置の記憶
装置に記憶させる。図5のステップS16では、全ての
物件について必要な検査が終了しているかどうかの判断
をする。別の物件について検査が必要であれば、担当者
は再び別の物件の場所に行って、ステップS13の状態
に戻って、ステップS13からステップS16の処理を
繰り返す。
【0030】こうして全ての物件についての検査が終了
すると、図5のステップS17において、検査処理情報
をホストコンピュータに送信する。すなわち図2に示し
た検査結果記録手段17が記憶した検査結果を、送信手
段19がホストコンピュータに送信する。図3に示した
ホストコンピュータの検査処理情報受信部22は、この
情報を受信してデータベースを更新する。
【0031】ところで位置情報を取得するための位置測
定器は様々な原理で動作するものが考えられる。人工衛
星を用いたものや、地上の電波を利用したものなど、様
々な方式のものが考えられる。従って、方式の違いによ
り、取得される位置情報の精度がまちまちになる。図7
はこうした様々な位置情報と物件の地理的な位置との関
係を示す説明図である。
【0032】(a)は、物件A、物件B、物件Cが、そ
れぞれ一つずつ別々の位置情報によって特定されるケー
スを示している。物件Aは位置情報aaaで、物件Bは
位置情報bbbで、物件Cは位置情報cccで特定され
る。すなわちこの例の場合には、位置情報で検索をする
と1件ずつ該当する物件が検出され、1件ずつ現場検査
支援情報が記憶装置から取り出せる。次に(b)に示す
ように、例えば、位置情報dddに同一の3種類の物件
A、B、Cが存在するケースがある。このようなケース
では、物件Cに対する現場検査支援情報を記憶装置から
取り出すのに別の方法が必要になる。図6のステップS
24からステップS26に進む処理は、このようなケー
スに適用される。
【0033】この場合には、物件A、B、Cについて、
それぞれ検査が実行されるべき日を調べる。物件Aは検
査日がd1、物件Bは検査日がd2、物件Cは検査日が
d3であるとする。この場合に、実際に検査をしようと
する日がd3であれば、その日を指定すれば、物件Cに
対する現場検査支援情報だけを取り出すことができる。
図6のステップS26では、このように2件以上の物件
がヒットした場合に、検査日程が一致するものを選択し
て取り出し、これをディスプレイに表示する。なお、検
査日も同一の複数の物件が同時に検査対象となることも
ある。このような場合には、物件名を列挙した分譲地現
場一覧といった解説情報を表示して、各物件を別の方法
で区別するようにすればよい。
【0034】なおちょうど上記の場合とは逆に、一つの
物件について複数の位置情報が検出されることがある。
図7(c)にはこの例を示す。すなわち図に示すよう
に、物件Dが非常に広い敷地を持ち、位置情報がrr
r、xxx、yyy、zzz、というように4種類取得
される場合がある。このようなときには、物件Dについ
て位置情報を複数記憶しておけばよい。いずれかの位置
情報がヒットすれば、その物件の現場検査支援情報が検
索されて表示される。また、ヒットしない場合であって
も、例えば、敷地の四隅の位置情報により囲まれた範囲
内の位置情報であれば、同一敷地内であるからヒットし
たとみなして、その物件の現場検査支援情報が検索され
て表示される。
【0035】本発明では、上記のように、建築工事その
他の様々な物件の検査を行なう場合に、その物件の位置
と検査支援情報とを対応させて、自動的にその情報を取
り出すことができるようにした。上記のような処理に利
用する端末装置は、例えば、携帯電話、モバイルコンピ
ュータ、その他の広く利用されている携帯可能なコンピ
ュータならばどのようなものでもよい。また、検査項目
の内容や検査項目の入力方法、あるいは現場検査支援情
報の内容などは、必要に応じて自由に変更して構わな
い。
【0036】上記の各図に示した機能ブロックは、それ
ぞれ別々のプログラムモジュールにより構成してもよい
し、一体化したプログラムモジュールにより構成しても
よい。また、これらの機能ブロックの全部または一部を
論理回路によるハードウエアで構成しても構わない。ま
た、各プログラムモジュールは、既存のアプリケーショ
ンプログラムに組み込んで動作させてもよいし、独立の
プログラムとして動作させてもよい。また、上記のよう
な本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、
例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録して、インストールして利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物件検査用携帯端末装置の具体例を示
す説明図である。
【図2】上記の端末装置3の具体的な内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】ホストコンピュータの構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図3に示した現場検査支援情報生成部21の動
作プログラムフローチャートである。
【図5】検査担当者による端末装置の操作内容を示すフ
ローチャートである。
【図6】携帯端末装置3を起動して現場検査支援情報を
ディスプレイに表示させるための具体的な動作フローチ
ャートである。
【図7】様々な位置情報と物件の地理的な位置との関係
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 物件 3 端末装置 5 ディスプレイ 6 位置測定器 7 記憶装置 8 ネットワーク 10 位置情報 11 ホストコンピュータ 13 現場検査支援情報

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物件の検査をすべき項目と検査方法とを
    表示した現場検査支援情報であって、前記物件の地理的
    な位置情報を含むものを記憶した記憶装置と、 携帯端末装置自身の地理的な位置情報を測定する位置測
    定器と、 この位置測定器で測定した位置情報を含む前記現場検査
    支援情報を検索する検索手段と、 この検索手段により検索された現場検査支援情報を表示
    するディスプレイとを備えたことを特徴とする物件検査
    用携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の物件検査用携帯端末装
    置において、 前記現場検査支援情報には、少なくとも、前記物件の検
    査項目と検査方法とを前記ディスプレイに表示するデー
    タが含まれることを特徴とする物件検査用携帯端末装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の物件検査用携帯端末装
    置において、 前記現場検査支援情報には、少なくとも、前記物件の検
    査項目ごとに、その検査の終了の有無を入力する手段を
    ディスプレイに表示するデータが含まれることを特徴と
    する物件検査用携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の物件検査用携帯端末装
    置において、 前記現場検査支援情報は、ネットワークを通じて接続さ
    れたホストコンピュータから所定のタイミングで受信さ
    れて、前記記憶装置に記憶されることを特徴とする携帯
    端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の物件検査用携帯端末装
    置において、 前記物件の検査項目ごとに、その検査の終了の有無が入
    力されたとき、その検査結果をホストコンピュータに送
    信する送信手段を備えたことを特徴とする携帯端末装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の物件検査用携帯端末装
    置において、 前記現場検査支援情報には、携帯端末装置からホストコ
    ンピュータに送信された検査結果に基づいて、終了した
    検査項目と終了していない検査項目を区別できるように
    ホストコンピュータで処理された結果を表示するデータ
    が含まれることを特徴とする携帯端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の物件検査用携帯端末装
    置において、 前記位置測定器で測定した位置情報と同一の位置情報を
    含む複数の物件の前記現場検査支援情報が検索手段によ
    り検索されたとき、 当該検索手段は、物件の検査日程と位置情報測定日時と
    が一致したものを選択し、 ディスプレイは、この検索手段により選択された現場検
    査支援情報を表示することを特徴とする物件検査用携帯
    端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の物件検査用携帯端末装
    置において、 現場検査支援情報は、物件の敷地内の2以上の箇所にお
    いて位置測定器により測定した、複数の位置情報を含む
    ことを特徴とする物件検査用携帯端末装置。
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