JP2002072152A - メガネフレームの樹脂製ツル及びその製造方法 - Google Patents
メガネフレームの樹脂製ツル及びその製造方法Info
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Abstract
のツルの中間部をV型等に屈曲又は湾曲した異形部を有
すツルの提供。 【解決手段】 凹溝6を有す下側リム片5を射出成形
し、この凹溝6には金属製の芯金7を嵌めると共に接合
面8に溶剤を塗布して上側リム片を射出成形する。
Description
等の異形部分を有したメガネフレームの樹脂製ツル及び
その製造方法に関するものである。
度並びにバネ性を確保する為に、中心軸には金属製の芯
金が埋着されている。このような樹脂製ツルは金型に射
出成形すると共に、樹脂が硬化しないうちに金型の開口
から芯金を圧入して製作される。又樹脂製の板材や棒材
を所定のツル形状に切削及び研削加工し、これを加熱し
た状態で芯金を圧入することも出来る。
る芯金はストレートを成し、一部に湾曲部や屈曲部、又
は芯金の中間部が太くなっていたのでは上記方法でツル
を製作することが出来ない。従って、ツルの形状はその
加工によって制約され、基本的にはストレートのものに
限定される。顔に掛けるメガネではファッション性が高
く、安定して顔に掛けることが出来る機能性だけでは満
足できない。特に、ツルが占めるウエイトは大きく、従
来においてもツルを利用した多種多様なデザインが施さ
れてきている。
脂製ツルには上記のごとき問題がある。本発明が解決し
ようとする課題はこの問題点であり、途中に屈曲部や湾
曲部、又は太さの違う異形部分が存在した樹脂製ツル及
びその製造方法を提供する。
において屈曲部、湾曲部、又は太さ等の寸法を大きくし
た異形部を有している。すなわちストレートでない為に
芯金を圧入することが出来ず、芯金を樹脂製の両ツル片
にて挟み込んで構成している。そこで、下側のツル片を
金型で射出成形し、この下側ツル片には芯金が嵌合する
為の凹溝が同時に成形される。
トし、上側のツル片を射出成形する。この場合、芯金を
嵌合した下側ツル片に上側ツル片を射出成形しても互い
に密着したツルとならない為に、接合面には溶剤を塗布
したところで射出成形する。そして該溶剤により接合面
が僅かに溶けたところで射出成形された上側ツル片は下
側ツル片と密着・一体化することが出来る。ここで、下
側リム片及び上側リム片とは射出成形する場合の位置を
意味しているものであり、メガネとして取付けられた場
合の位置関係ではない。以下、本発明に係る実施例を図
面に基づいて詳細に説明する。
レームを示している外観図である。フロント部1の両側
には樹脂製ツル2,2が折畳み出来るように取付けら
れ、該フロント部1はリム3,3が連結部材4,4にて
連結され、リム3,3にはレンズを嵌めることが出来
る。そしてリム3,3の内側には鼻当てパットが形成さ
れ、ツル2,2がリム外側に蝶番などの継手を介して折
畳み出来るように連結されている。
ートに延びておらず、その中間部において概略V型を成
している。そして該ツルの中心軸には従来のツルと同じ
く、金属製の芯金が埋着されていて、ツルの強度並びに
弾力性を向上している。勿論、該芯金の形状もツルと同
じく中間部は概略V型を成している。
トレートの芯金を圧入することが出来るが、概略V型を
形成したツルに同じく概略V型をした芯金を圧入するこ
とは出来ず、貼り合せ方法でツル2を製作する。図2は
該ツルの製作方法を示している具体例であるが、(a)は
下側ツル片5を示し、下側ツル片5の中心軸には凹溝6
が形成されている。(b)は芯金7を示していて、この芯
金7は凹溝6と同じ形状をしていて、該凹溝6に嵌るこ
とが出来る。
ものであり、その外形形状並びに凹溝6が同時成形され
る。そこで(c)のように下側ツル片5の凹溝6に(b)に
示す芯金7を嵌合して金型にセットし、そして接合面8
に溶剤を塗布してから上側ツルを射出成形する。(d)は
上側ツルを射出成形したツル2の断面拡大図であり、上
側ツル片が下側ツル片5から剥がれることはない。
である。同図に示すツル2は芯金7の所々に樹脂製のツ
ル片を設けているが、該芯金7はその中間部を概略V型
に屈曲している。そこで製作方法は従来のように芯金7
を圧入することは出来ず、前記図2と同じく貼り合わせ
方法が採用される。
ツル片13,9を有し、これらツル片13,9の下側ツ
ル片を成形したところで凹溝に芯金7を嵌合し、この状
態で金型にセットすると共に接合面に溶剤を塗布して上
側リム片を射出成形する。又図4はツルの一部を示して
いる拡大図であるが、芯金10はその一部を拡大した拡
大部を形成している。
の他の部分はツル片12a,12bに埋着されている。
このような、中間に拡大部11を設けた芯金10は射出
成形したツルの中心軸に圧入することは出来ず、図2の
ように貼り合わせにて製作される。すなわち、夫々のツ
ル片12a,12bの下側ツル片を成形し、この下側ツ
ル片の凹溝に芯金10を嵌めて金型にセットし、接合面
に溶剤を塗布すると共に上側ツル片を射出成形する。
を表示することが出来、又別の装飾を施すことも可能で
ある。以上述べたように、本発明のツルは下側ツル片の
凹溝に芯金を嵌めると共に金型にセットし、接合面には
溶剤を塗布して上側ツル片を射出成形したものであり、
次のような効果を得ることが出来る。
などに屈曲したものであり、又芯金を部分的に露出した
り、芯金に拡大部を有するなどしたツルであり、従来の
ストレートのツルに比較して装飾効果が大きく、デザイ
ンの幅が広がる。そしてこのツルは凹溝を有す下側リム
片を射出成形し、この凹溝に芯金を嵌めると共に金型に
セットし、そして接合面には溶剤を塗布して上側リム片
を射出成形することで製作することが出来、上下リム片
が後で剥がれることはない。
成形される為に、樹脂を違わせることが出来、例えば上
側リム片と下側リム片の色彩を異ならしめることが可能
と成る。
ツル。
Claims (6)
- 【請求項1】 金属製の芯金を埋着したメガネフレーム
の樹脂製ツルにおいて、その中間部を概略V型等に屈曲
したり湾曲した異形部位を設けたことを特徴とするメガ
ネフレームの樹脂製ツル。 - 【請求項2】 金属製の芯金を埋着したメガネフレーム
の樹脂製ツルにおいて、その中間部を概略V型等に屈曲
したり湾曲した異形部位を設け、上記芯金の一部が露出
したことを特徴とするメガネフレームの樹脂製ツル。 - 【請求項3】 金属製の芯金を埋着したメガネフレーム
の樹脂製ツルにおいて、上記芯金の中間に拡大部を形成
したことを特徴とするメガネフレームの樹脂製ツル。 - 【請求項4】 上記芯金を中心として二分し、一方側と
他方側とでは樹脂の色彩を異にした請求項1、請求項
2、又は請求項3記載のメガネフレームの樹脂製ツル。 - 【請求項5】 金属製の芯金を埋着したメガネフレーム
の樹脂製ツルであって、その一部を概略V型等に屈曲し
たり湾曲した異形部を有すツルを製作する方法におい
て、凹溝を有す下側リム片を成形し、この凹溝には金属
製の芯金を嵌めると共に金型にセットし、接合面には溶
剤を塗布して上側リム片を射出成形したことを特徴とす
るメガネフレームの樹脂製ツルの製作方法。 - 【請求項6】 金属製の芯金を埋着したメガネフレーム
の樹脂製ツルであって、その一部を概略V型等に屈曲し
たり湾曲した異形部を有すツルを製作する方法におい
て、凹溝を有す下側リム片を成形し、この凹溝には金属
製の芯金を嵌めると共に金型にセットし、接合面には溶
剤を塗布して上側リム片を上記下リム片とは異なる色彩
の樹脂を用いて射出成形したことを特徴とするメガネフ
レームの樹脂製ツルの製作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000262509A JP3738348B2 (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | メガネフレームの樹脂製ツル及びその製造方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002072152A true JP2002072152A (ja) | 2002-03-12 |
JP3738348B2 JP3738348B2 (ja) | 2006-01-25 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3738348B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7355298B1 (ja) | 2023-03-23 | 2023-10-03 | 株式会社佐々木セルロイド工業所 | 眼鏡の樹脂テンプル及びその製造方法 |
-
2000
- 2000-08-31 JP JP2000262509A patent/JP3738348B2/ja not_active Expired - Fee Related
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