JP2002071535A - 密閉式サンプリング採取容器 - Google Patents

密閉式サンプリング採取容器

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JP2002071535A
JP2002071535A JP2000258541A JP2000258541A JP2002071535A JP 2002071535 A JP2002071535 A JP 2002071535A JP 2000258541 A JP2000258541 A JP 2000258541A JP 2000258541 A JP2000258541 A JP 2000258541A JP 2002071535 A JP2002071535 A JP 2002071535A
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JP
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valve
pipe
container
closed
sampling
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JP2000258541A
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English (en)
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Yukio Izumi
幸夫 和泉
Hiroo Mori
弘雄 森
Susumu Shintani
進 新谷
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IZUMI KOSHO KK
KOYO SANTEKKU KK
Original Assignee
IZUMI KOSHO KK
KOYO SANTEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サンプリング水が規定レベルになると、サンプ
リング水の供給が自動的に停止するとともに、大気中の
雑菌などが侵入しない様にする。 【解決手段】密閉式サンプリング採取容器6の蓋体8
に、導入管3と大気放出管10とを貫着し、該大気放出
管内に、軸方向に間隔をおいて大気排出用弁座13及び
逆止弁用弁座14とを設け、前記量弁座間に浮子式弁体
15を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品加工工場な
どで発生する洗浄殺菌液などをサンプリング回収するた
めの密閉式サンプリング採取容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加工食品工場では、大型殺菌室、食器及
び各種機械設備等に対して殺菌液を用いて洗浄殺菌を行
っているが、その殺菌効果を確認するため、洗浄後の殺
菌液水の一部をサンプリング水として回収し、サンプリ
ング採取容器に収容している。
【0003】この容器として、ビニール袋、管採取容器
及び密閉式サンプリング採取容器が用いられている。し
かし、これらの容器では、洗浄殺菌水に水圧がかかって
いる状態で流れている場合にはサンプリング水の採取は
できるが、該洗浄後の殺菌水が無圧力で流れている、所
謂自然流水の場合は、容器内に発生する圧縮空気のため
サンプリング水を規定量回収することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、密閉式サンプ
リング採取容器を大気開放して回収することが考えられ
る。しかし、この様にすると次のような問題が生じる。 (1)空気中の雑菌が容器内に侵入し、サンプリング水に
混入してしまう。 (2)容器内のサンプリング水が規定レベルに達してもサ
ンプリング水が容器内に流入し続け、自動的に止まらな
い。
【0005】この発明は、上記事情に鑑み、サンプリン
グ水が規定レベルになると、サンプリング水の供給が自
動的に停止するとともに、大気中の雑菌などが侵入しな
い様にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、密閉式サン
プリング採取容器の蓋体に設けられた導入管挿着部及び
放出管挿着部と;該導入管挿着部に装着される導入管
と;該放出管挿着部に装着される大気放出管と;該大気
放出管に設けられ、該容器内のサンプリング水が規定レ
ベルに達するまで開弁状態を維持し、該規定レベルに達
すると閉弁状態になる浮子式弁装置と、とを備えている
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者は、上記問題を解決する
ために研究し種々の実験を行った。その結果、密閉式サ
ンプリング採取容器を大気開放するための大気放出管
と、該大気放出管に設けられ、サンプリング水が規定レ
ベルに達するまで開弁状態を維持し、該規定レベルに達
すると閉弁状態となる浮子式弁装置と、を備えれば良い
ことがわかった。この弁装置として、大気放出管に軸方
向に間隔をおいて配設された大気排出弁用弁座及び逆止
弁用弁座と、前記両弁座の間に挿入された浮子式弁体
と、を備えている浮子式弁装置が好適である。
【0008】
【実施例】この発明の第1実施例を、図1〜図3により
説明する。食品加工工場の洗浄殺菌設備には、排水管1
が設けられている。この管1には殺菌処理現場から洗浄
後の殺菌水が自然流水の状態で流入する。この管1は、
コネクタ2を介してL字状の導入管3に接続されてい
る。この導入管3の先端側3aは手動バルブ5が設けら
れているが、この先端側3aは蓋体8よりも高い位置に
ある。該導水管3の後端側は蓋体8の導入管挿入部8a
を挿通して気密に設けられ、その後端3bは規定レベル
Lの下方に位置している。
【0009】密閉式サンプリング採取容器6は、容器主
体7と蓋体8とからなり、前記容器本体7と蓋体8間は
シール部材9によりシールされ密閉されている。
【0010】大気放出管10の後端側は、蓋体8の放出
管挿着部8bを挿通して気密に設けられ、その後端10
bは規定レベルLの下方に位置している。この後端10
bは、前記導入管の後端3bより下方に位置している
が、この後端10bが導入管の後端10bより下方にな
るに従って規定レベルLの位置が低くなり、又、逆に該
後端10bが前記後端3bに近づくにつれ規定レベルL
が高くなる。前記両後端10b、3bの位置関係は必要
に応じて適宜選択される。
【0011】大気放出管10の外側管部10aには、浮
子式弁装置12が設けられている。この弁装置12に
は、軸方向に間隔をおいて設けられた一対の大気開放弁
用弁座13及び逆止弁用弁座14と、該両弁座13、1
4間に挿入された浮子式弁体15と、を備えている。
【0012】この浮子式弁体15は、水に浮く球体であ
り、例えば、ゴムや合成樹脂により該放出管の内径より
小さく、かつ、弁座を開閉できる大きさのボール、によ
り形成される。なお、弁座13、14の間隔は、大気放
出弁と逆止弁との機能が果たせるような位置関係におい
て、適宜選択される。
【0013】大気放出管10の弁装置12の上流側に
は、U字管17、防塵手段である陣笠18が順次配設さ
れている。このU字管17、陣笠18を設けることによ
り、大気中の雑菌などが容器6内に侵入することができ
なくなる。なお、該弁装置12の配設位置は、必要に応
じて適宜選択される。
【0014】この実施例の作動について説明する。導入
管3の手動バルブ5を閉じた後、該導入管3をネクタ2
から外し、密閉式サンプリング採取容器6をオートスク
レーブに入れて加熱し、殺菌する。
【0015】その後、該容器6を該オートスクレーブか
ら取り出し大気中に放置し自然冷却する。該容器6内の
空気が常温に戻ると、該容器内の空気圧が低下するた
め、浮子式弁体15が降下するが、その降下の途中で逆
止弁用弁座14に圧接するので、逆止弁が閉じられる。
そのため、容器6内に大気中の雑菌が侵入するのを防止
できる。
【0016】また、外気温度差により結露が発生して
も、U字管17内に溜まり流下しないので、該結露水が
容器6内に侵入することもない。この状態で導入管3を
コネクタ2に連結して排水管11に接続する。
【0017】手動バルブ5を開けると、洗浄後の殺菌水
Wは、無圧力の自然流水状態で導水管3内に流入し、該
導入管3の後端3bから容器本体7内に落下する。この
とき、該弁体15は、図2(ロ)に示すように、大気圧
と自重とにより逆止弁用弁座14に着座しているので、
逆止弁は閉じられる。そのため、容器6の外側の空気は
容器6内に侵入することはない。しかし、容器内圧力が
次第に高まると、浮子式弁体15が押し上げられ弁座1
4から離れるので、容器内の空気Aは弁座14を通って
機外に放出される。
【0018】容器6内にサンプリング水Wが溜まり始め
ると、導入管3の高さから発生する位置水頭圧を受け、
サンプリング水Wは、図3(イ)に示すように、放出管
10内に入り逆止弁用弁座14の位置まで達する。その
後、該水Wは、図2(イ)に示すように、前記水頭圧と
容器内圧力Pとを受け、該弁体15を押し上げながら大
気放出弁用弁座13に近ずく。
【0019】そして、該水Wの貯留量が規定レベルL、
例えば、該容器の70%、に達すると、容器内圧力Pが
更に高くなり、該放出管10内の水位も高くなるので、
該弁体15は、図3(ロ)に示す様に、大気放出弁用弁
座13に押し付けられる。
【0020】そのため、弁装置12は閉弁となり、これ
以上容器主体7内に該水Wが流入することができなくな
る。即ち、前記規定レベルLに達すると、自動的に該水
Wの供給が停止することになる。その後、手動バルブ5
を閉じ、導入管3をコネクタ2から外し、該容器6を試
験場などの所定場所に運ぶ。
【0021】サンプリング水Wの検査を行う時には、蓋
体8を容器本体7から外す。そうすると、該弁体15は
前記水頭圧及び容器内圧力から開放されるので、自重に
より落下し、図2(ロ)に示すように、逆止弁用弁座1
4に着座する。
【0022】この発明の第2実施例を図4により説明す
る。この実施例と第1実施例との相違点は、防塵手段と
して陣笠を用いる代わりに、防塵キャップ20を用いた
ことである。この防塵キャップ20は、管着溝21、4
個の空気穴22と、該管着溝21空気穴22とを連結す
る連通路23と、スクリュウー止め24と、から構成さ
れている。
【0023】このキャップ20をセットするときには、
該嵌着溝21にU字管17の先端部を嵌合し、スクリュ
ー止め24で固定する。尚、空気穴22の個数は、必ず
しも4個である必要はなく、必要に応じてその個数は適
宜選択できる。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、密閉式サンプリング採取容器内に規定レベルのサン
プリング水が溜まると、弁装置が作動して自動的にサン
プリング水の供給が停止する。
【0025】大気放出管に、大気放出弁と逆止弁とを有
する浮子式弁装置を設けたので、大気放出弁の作用によ
り、密閉式サンプリング採取容器内に規定レベルのサン
プリング水が溜まると、自動的にサンプリング水の供給
が停止し、又、逆止弁の作用により外気が容器内へ入ら
ないので、雑菌の混入を防止することができる。
【0026】大気放出管にU字管及び防塵手段を設けた
ので、大気中の雑菌や結露水などが容器内に入るのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すフローチャートであ
る。
【図2】弁装置の拡大図で、(イ)は図1の要部拡大
図、(ロ)は逆止弁が閉じた状態を示す図、である。
【図3】弁装置の浮子式弁体の変位を示す図で、(イ)
サンプリング水が放出弁用弁座の位置まで達し浮子式弁
体に接した状態を示す図、(ロ)は大気放出弁が閉じた
状態を示す図、である。
【図4】本発明の第2実施例を示す防塵キャップの断面
図である。
【符号の説明】
1 排水管 3 導入管 5 手動バルブ 6 密閉式サンプリング採取容器 10 大気放出管 12 浮子式弁装置 13 大気放出弁用弁座 14 逆止弁用弁座 15 浮子式弁体 L 規定レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 弘雄 東京都新宿区西新宿3丁目15番13号 宏洋 サンテック有限会社内 (72)発明者 新谷 進 神奈川県横浜市中区長者町6丁目88番地1 号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉式サンプリング採取容器の蓋体に設け
    られた導入管挿着部及び放出管挿着部と;該導入管挿着
    部に装着される導入管と;該放出管挿着部に装着される
    大気放出管と;該大気放出管に設けられ、該容器内のサ
    ンプリング水が規定レベルに達するまで開弁状態を維持
    し、該規定レベルに達すると閉弁状態になる浮子式弁装
    置と、 とを備えていることを特徴とする密閉式サンプリング採
    取容器。
  2. 【請求項2】導入管及び大気放出管のそれぞれの後端
    が、規定レベルより下方に位置し、かつ、該導入管の後
    端が、該放出管の後端より上方に位置していることを特
    徴とする請求項1記載の密閉式サンプリング採取容器。
  3. 【請求項3】浮子式弁装置が、大気放出管に軸方向に間
    隔をおいて配設された大気排出弁用弁座及び逆止弁用弁
    座と、前記両弁座の間に挿入された浮子式弁体と、を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の密閉式サンプ
    リング採取容器。
  4. 【請求項4】導入管にバルブが設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の密閉式サンプリング採取容器。
  5. 【請求項5】大気放出管の先端部にU字管が設けられ、
    該U字管の先端に防塵手段が配設されていることを特徴
    とする請求項1記載の密閉式サンプリング採取容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111947982A (zh) * 2020-07-17 2020-11-17 安徽机电职业技术学院 一种河道沿线水体环境监测用自动取样机器人
CN113581656A (zh) * 2021-08-03 2021-11-02 湖南汇虹试剂有限公司 一种高纯超净异丙醇的制备收集装置

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Effective date: 20040406