JP2002070904A - 無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置 - Google Patents

無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置

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JP2002070904A JP2000257812A JP2000257812A JP2002070904A JP 2002070904 A JP2002070904 A JP 2002070904A JP 2000257812 A JP2000257812 A JP 2000257812A JP 2000257812 A JP2000257812 A JP 2000257812A JP 2002070904 A JP2002070904 A JP 2002070904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、部品加工が容易で、緩衝効果
を容易に変更でき、消音効果を最大限に発揮でき、緩衝
材の磨耗が少ない無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置
を提供する。 【解決手段】 電磁コイル2を埋設したフィールドコア
3と、回転軸1aとともに回転する回転板10と、前記
フィールドコア3と回転板10との間に配置され回転軸
10の軸方向にのみ移動可能なアーマチュア9と、アー
マチュア9を回転板10に圧接する方向に付勢する制動
ばね6と、フィールドコア3に取り付けられアーマチュ
ア9の軸方向の移動を案内するガイドピン5と、アーマ
チュア9がフィールドコア3に吸着される時の衝突音を
低減させる緩衝材とを備えた無励磁作動形電磁ブレーキ
の消音装置において、Oリング20(緩衝材)がフィー
ルドコア3とアーマチュア9との対向端面間でガイドピ
ン5に隙間sを保って保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキの解放
時、すなわちフィールドコアが励磁された時にアーマチ
ュアがフィールドコアに吸着される時の衝突音を緩衝材
によって低減させる無励磁作動形電磁ブレーキの消音装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキの解放時、すなわちフィ
ールドコアが励磁された時にアーマチュアがフィールド
コアに吸着される時の衝突音を緩衝材によって低減させ
る無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置には、(1)フ
ィールドコアとアーマチュアとの対向する端面のいずれ
か一方に断面コ字形の環状溝を設け、この環状溝に前記
いずれか一方の端面より突出する突出部を備えた断面が
円形で環状の弾性体を埋設するもの(特許第26699
44号公報参照)と、(2)アーマチュアを制振鋼板に
よって形成するとともに、フィールドコアの吸着面に少
なくとも3個の収容孔を備え、一つの収容孔を吸着面の
二等分線上に形成し、他の収容孔を前記二等分線の両側
に振り分けて形成し、各収容孔には筒状の防音ゴムをそ
の一部が吸着面より露出する状態で収容したもの(実公
平8−7808号公報参照)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(1),(2)の従来の無励磁作動形電磁ブレーキの消
音装置には、それぞれ以下の問題がある。
【0004】前記(1)のものは、フィールドコアとア
ーマチュアとの対向する端面のいずれか一方に断面コ字
形の環状溝を設けているため構造が複雑になり、また、
断面が円形で環状の弾性体が断面コ字形の環状溝に埋設
されているため環状の弾性体の緩衝効果が制限され、さ
らに、断面コ字形の環状溝の寸法を変更しない限り環状
の弾性体の緩衝効果を変更することができないし、さら
にまた、環状の弾性体が断面コ字形の環状溝の内側面に
接触しているため環状の弾性体の摩耗が進行しやすい、
という問題点がある。
【0005】また、前記(2)のものは、フィールドコ
アの吸着面に少なくとも3個の収容孔を備えているため
構造が複雑になり、また、筒状の防音ゴムが各収容孔に
収容されているため筒状の防音ゴムの緩衝効果が制限さ
れ、さらに、各収容孔の寸法を変更しない限り筒状の防
音ゴムの緩衝効果を変更することができないし、さらに
また、筒状の防音ゴムが各収容孔の内側面に接触してい
るため筒状の防音ゴムの摩耗が進行しやすい、という問
題点がある。
【0006】そこで、本発明は前述したような従来の問
題を解決し、構造が簡単で、部品加工が容易で、緩衝効
果を容易に変更でき、消音効果を最大限に発揮でき、緩
衝材の磨耗が少ない無励磁作動形電磁ブレーキの消音装
置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、電磁コイルを埋設したフ
ィールドコアと、回転軸とともに回転する回転板と、前
記フィールドコアと前記回転板との間に配置され前記回
転軸の軸方向にのみ移動可能なアーマチュアと、前記ア
ーマチュアを前記回転板に圧接する方向に付勢する制動
ばねと、前記フィールドコアに取り付けられ前記アーマ
チュアの軸方向の移動を案内するガイドピンと、前記ア
ーマチュアが前記フィールドコアに吸着される時の衝突
音を低減させる緩衝材とを備えた無励磁作動形電磁ブレ
ーキの消音装置において、前記緩衝材が前記フィールド
コアと前記アーマチュアとの対向端面間で前記ガイドピ
ンに保持されるものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記緩衝材が前記ガイドピンの間に隙
間を保って保持されるものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明においては、電磁コイル
に通電すると、フィールドコアが励磁しアーマチュアが
吸引され、ブレーキが解放される。このとき、フィール
ドコアとアーマチュアとの対向端面間でガイドピンに保
持されている緩衝材はアーマチュアの運動エネルギーを
吸収し、その衝撃力を小さくし、消音化を図ることがで
きる。そして、緩衝材がフィールドコアとアーマチュア
との対向する端面間でアーマチュアを軸方向に案内する
ガイドピンに保持されているから、緩衝材を保持する溝
または孔が不要となり、構造が簡単となり、部品加工が
容易となる。また、緩衝材の大きさを変えても取り付け
が可能であるため、緩衝効果が容易に変更できる。
【0010】請求項2に記載の発明においては、緩衝材
がフィールドコアとアーマチュアとの対向端面間でアー
マチュアを軸方向に案内するガイドピンに隙間を保って
保持されているから、緩衝効果の制限がなく消音効果を
最大限に発揮でき、緩衝材の摩耗が少ない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1はブレーキモータに本発明の無励磁作
動形電磁ブレーキの消音装置を適用した実施の形態を示
すもので、図2のA−A線断面図である。図2は図1の
左側面図である。図3は図1のブレーキ部分の分解斜視
図である。図4は図1の円C内の拡大断面図であって、
(A)はブレーキの制動時の拡大断面図で、(B)はブ
レーキの解放時の拡大断面図である。
【0012】図1に示すように、モータ1の反負荷側
(図1において左側)に電磁コイル2が埋設されたフィ
ールドコア3が配置され、このフィールドコア3はフィ
ールドコア3に形成された図3に示す通しボルト挿通孔
3bを通じて図2に示す3本の通しボルト1bによりモ
ータ1に取り付けられている。また、モータ1の回転軸
1aはフィールドコア3の段付き中心孔3aに軸受1c
を介して支持されている。
【0013】図1、図3に示すように、フィールドコア
3の端面には円周方向等間隔に3本のボルト4がねじ込
まれて取り付けられており、また、円周方向等間隔に3
本のガイドピン5が取り付けられている。さらに、フィ
ールドコア3の端面には制動ばね6を支持するばね支持
孔3cが円周方向等間隔に形成されている。そして、制
動ばね6は後述するアーマチュア9をフィールドコア3
と反対方向に付勢している。また、3本のボルト4の外
周にはそれぞれスペーサ7とばね8が遊嵌されている。
【0014】図1、図3に示すように、フィールドコア
3に埋設された電磁コイル2に対向してアーマチュア9
が配置されている。アーマチュア9には、その中心部に
中心孔9aが形成され、また、ガイドピン5が遊嵌する
3個のガイド孔9bが円周方向等間隔に形成されてい
る。さらに、アーマチュア9には、3本のボルト4とそ
の外周に遊嵌されたスペーサ7とばね8とが遊嵌する3
個の貫通孔9cと3本の通しボルト1bが貫通する3個
の切欠9dが円周方向等間隔に形成されている。そし
て、アーマチュア9はガイドピン5によって案内されて
回転軸1aの軸方向のみ移動が可能になっている。
【0015】図1、図3に示すように、アーマチュア9
のフィールドコア3と反対側の端面に対向して回転板1
0が配置されている。回転板10の中心部には角形の中
心孔10aが形成されている。そして、回転板10の中
心孔10aには、断面形状が角形のセンタハブ11が2
個の板ばね12を介して嵌合している。また、センタハ
ブ11は中心孔11aとキー溝11bが形成されてい
る。そして、センタハブ11は回転軸1aにキー1eと
止め輪1dによって取り付けられている。したがって回
転板10は軸方向に移動可能であるとともに回転軸1a
とともに回転する。なお、センタハブ11には直径方向
対称位置に軸方向に貫通する1対のハブ抜き用ねじ孔1
1cが形成されている。
【0016】図1、図3に示すように、回転板10のア
ーマチュア9と反対側の端面に対向して受圧板13が配
置されている。受圧板13には、その中心部に中心孔1
3aが形成され、また、3本のボルト4の先端部4aが
貫通する3個の貫通孔13bと3本の通しボルト1bが
貫通する3個の切欠13cが円周方向等間隔に形成され
ている。そして、3本のボルト4の先端部4aにナット
14を締結することによりスペーサ7とばね8とで受圧
板13とフィールドコア3との間隔が一定に保持され
る。なお、図2に示す符号2aは電磁コイル2のリード
線である。
【0017】図1〜図4に示す本発明の実施の形態の無
励磁作動形電磁ブレーキの消音装置においては、特に図
4に明瞭に示すように、フィールドコア3とアーマチュ
ア9との対向する端面間でアーマチュア9の軸方向の移
動を案内する各ガイドピン5の外周に隙間sを保って緩
衝材としてのOリング20が保持されている。
【0018】以下、図4(A),(B)に基づいて、図
1〜図4に示す本発明の実施の形態の無励磁作動形電磁
ブレーキの消音装置の動作について説明する。ブレーキ
モータの起動時には、図4(B)に示すように、電磁コ
イル2に通電されることによりフィールドコア3が励磁
され、制動ばね6の付勢力に抗してアーマチュア9がフ
ィールドコア3に吸着され、アーマチュア9と回転板1
0間にギャップGが生じ、アーマチュア9と受圧板13
間で挟持されていた回転板10が解放され、ブレーキが
解放される。このブレーキの解放時、すなわちフィール
ドコア3が励磁された時にアーマチュア9がフィールド
コア3に吸着される時の衝突音はフィールドコア3とア
ーマチュア9との対向端面間でガイドピン5に保持され
ている緩衝材であるOリング20によって低減させる。
すなわちOリング20はその弾性変形によりアーマチュ
ア9の運動エネルギーを吸収し、その衝撃力を小さく
し、消音化を図ることができる。また、Oリング20が
フィールドコア3とアーマチュア9との対向端面間でガ
イドピン5に隙間sを保って保持されているから、緩衝
効果の制限がなく消音効果を最大限に発揮でき、Oリン
グ20の摩耗がすくない。また、ブレーキモータの停止
時には、図4(A)に示すように、電磁コイル2への通
電が断たれるから、フィールドコア3が消磁し、アーマ
チュア9が制動ばね6の付勢力とOリング20の復元力
によって回転板10に当接し、アーマチュア9とフィー
ルドコア3間にギャップGが生じ、アーマチュア9と受
圧板13間で回転板10が挟持されブレーキが制動され
る。なお、このとき、アーマチュア9が吸引される時の
フィールドコア3とアーマチュア9との対向端面間の隙
間が、Oリング20を配置する図1〜図4に示す消音装
置によって大きくとれるため、磁気抵抗が大きくなりフ
ィールドコア3が消磁するときフィールドコア3の持っ
ていたエネルギーが短時間で放出される。
【0019】図1〜図4に示す本発明の実施の形態の無
励磁作動形電磁ブレーキの消音装置によれば、Oリング
20がフィールドコア3とアーマチュア9との対向端面
間でアーマチュア9を軸方向に案内するガイドピン5に
隙間を保って保持されているから、Oリング20を保持
する溝または孔が不要となり、構造が簡単となり、部品
加工が容易となるという効果を有する。また、Oリング
20の大きさを変えても取り付けが可能であるため、緩
衝効果が容易に変更できるという効果を有する。さら
に、緩衝効果の制限がなく消音効果を最大限に発揮で
き、Oリング20の摩耗が少ないため長寿命であるとい
う効果を有する。さらにまた、ブレーキモータ1の停止
時に、アーマチュア9が制動ばね6の付勢力とOリング
20の復元力によって回転板10側に移動する際、上述
したようにフィールドコア3の持っていたエネルギーが
短時間で放出されるため、制動遅れ時間(フィールドコ
ア3が消磁してからアーマチュア9がフィールドコア3
から離れるまでの時間)の短縮化を図ることができると
いう効果を有する。
【0020】なお、図1〜図4に示す本発明の実施の形
態の無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置は、手動にて
ブレーキを解放することができるようになっている。す
なわち、図2、図3に示すようにフィールドコア3には
直径方向対称位置に軸方向に貫通する1対のブレーキ解
放用ねじ孔3dが形成されており、アーマチュア9およ
び受圧板13には1対のブレーキ解放用ねじ孔3dに対
応する位置にそれぞれブレーキ解放用ねじ貫通孔9e,
13dが形成されている。そして、手動にてブレーキを
解放するには、図示しない1対のブレーキ解放用ねじを
ブレーキ解放用ねじ貫通孔9e,13dを通じてフィー
ルドコア3に形成した1対のブレーキ解放用ねじ孔3d
にねじ込み、図示しない1対のブレーキ解放用ねじの頭
部で制動ばね6の付勢力に抗してアーマチュア9をフィ
ールドコア3側に押し付ける。これによってアーマチュ
ア9と受圧板13間に挟持されていた回転板10が解放
され、ブレーキが解放される。
【0021】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。図5はブレーキモータに本発明の無励磁作動形
電磁ブレーキの消音装置を適用した別の実施の形態を示
すもので、図6のB−B線断面図である。図6は図5の
左側面図である。図7は図5のブレーキ部分の分解斜視
図である。図8は図5の円D内の拡大断面図であって、
(A)はブレーキの制動時の拡大断面図で、(B)はブ
レーキの解放時の拡大断面図である。
【0022】図5〜図8に示す本発明の別の実施の形態
の無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置は、図1〜図4
に示す本発明の実施の形態の無励磁作動形電磁ブレーキ
の消音装置におけるOリング20の替わりに緩衝材とし
て弾性のゴム製のシート材21を用いた点だけが相違す
る。したがって、図5〜図8に示す本発明の別の実施の
形態の無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置について
は、図1〜図4に示すものと同一部分については、同一
符号を付して説明を省略する。
【0023】図6、図7に示すように、緩衝材としての
弾性のゴム製のシート材21は、平面視略扇状をしてお
り、その一端部にガイドピン5が貫通するガイドピン貫
通孔21aが形成されており、その他端部にはボルト4
が貫通するボルト貫通孔21bが形成されており、その
中央部にはブレーキ解放用ねじが貫通するブレーキ解放
用ねじ貫通孔21cが形成されている。
【0024】図8に明瞭に示すように、弾性のゴム製の
シート材21は、フィールドコア3とアーマチュア9と
の対向端面間でガイドピン5に隙間sを保って保持され
る。
【0025】図5〜8に示す本発明の別の実施の形態の
無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置の作用・効果は、
図1〜4に示す本発明の実施の形態の無励磁作動形電磁
ブレーキの消音装置の作用・効果とほぼ同様であるの
で、その説明を省略する。
【0026】なお、図5〜8に示す本発明の別の実施の
形態の無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置も、手動に
てブレーキを解放することができるようになっている。
すなわち、図6、図7に示すようにフィールドコア3に
は直径方向対称位置に軸方向に貫通する1対のブレーキ
解放用ねじ孔3dが形成されており、アーマチュア9お
よび受圧板13には1対のブレーキ解放用ねじ孔3dに
対応する位置にそれぞれブレーキ解放用ねじ貫通孔9
e,13dが形成されている。さらに、弾性のゴム製の
シート材21にもブレーキ解放用ねじ貫通孔21cが形
成されている。そして、手動にてブレーキを解放するに
は、図示しない1対のブレーキ解放用ねじをブレーキ解
放用ねじ貫通孔9e,13d,21cを通じてフィール
ドコア3に形成した1対のブレーキ解放用ねじ孔3dに
ねじ込み、図示しない1対のブレーキ解放用ねじの頭部
で制動ばね6の付勢力に抗してアーマチュア9をフィー
ルドコア3側に押し付ける。これによってアーマチュア
9と受圧板13間に挟持されていた回転板10が解放さ
れ、ブレーキが解放される。
【0027】なお、本発明の各実施の形態の無励磁作動
形電磁ブレーキの消音装置においては、いずれもアーマ
チュア9と受圧板13とで回転板10を挟持して制動す
る形式のものであるが、本発明は受圧板を備えることな
く回転板の片面にアーマチュアを制動ばねで押し付けて
制動する形式のものにも適用できることはいうまでもな
い。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、緩衝材
がフィールドコアとアーマチュアとの対向する端面間で
アーマチュアを軸方向に案内するガイドピンに保持され
ているから、緩衝材を保持する溝または孔が不要とな
り、構造が簡単となり、部品加工が容易となるという効
果を有する。また、緩衝材の大きさを変えても取り付け
が可能であるため、緩衝効果が容易に変更できるという
効果を有する。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、緩衝材が
フィールドコアとアーマチュアとの対向端面間でアーマ
チュアを軸方向に案内するガイドピンに隙間を保って保
持されているから、緩衝効果の制限がなく消音効果を最
大限に発揮でき、緩衝材の摩耗が少ないため長寿命であ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ブレーキモータに本発明の無励磁作動形電磁
ブレーキの消音装置を適用した実施の形態を示すもの
で、図2のA−A線断面図である。
【図2】 図1の左側面図である。
【図3】 図1のブレーキ部分の分解斜視図である。
【図4】 図1の円C内の拡大断面図であって、(A)
はブレーキの制動時の拡大断面図で、(B)はブレーキ
の解放時の拡大断面図である。
【図5】 ブレーキモータに本発明の無励磁作動形電磁
ブレーキの消音装置を適用した別の実施の形態を示すも
ので、図6のB−B線断面図である。
【図6】 図5の左側面図である。
【図7】 図5のブレーキ部分の分解斜視図である。
【図8】 図5の円D内の拡大断面図であって、(A)
はブレーキの制動時の拡大断面図で、(B)はブレーキ
の解放時の拡大断面図である。
【符号の説明】
1: モータ 1a: 回転軸 1b: 通しボルト 1c: 軸受 1d: 止め輪 1e: キー 2: 電磁コイル 2a: リード線 3: フィールドコア 3a: 中心孔 3b: 通しボルト挿通孔 3c: ばね支持孔 3d: ブレーキ解放用ねじ孔 4: ボルト 4a: 先端部 5: ガイドピン 6: 制動ばね 7: スペーサ 8: ばね 9: アーマチュア 9a: 中心孔 9b: ガイド孔 9c: 貫通孔 9d: 切欠 9e: ブレーキ解放用ねじ貫通孔 10: 回転板 10a:中心孔 11: センタハブ 11a:中心孔 11b:キー溝 11c:ハブ抜き用ねじ孔 12: 板ばね 13: 受圧板 13a:中心孔 13b:貫通孔 13c:切欠 13d:ブレーキ解放用ねじ貫通孔 14: ナット 20: Oリング(緩衝材) 21: 弾性のゴム製のシート材(緩衝材) 21a:ガイドピン貫通孔 21b:ボルト貫通孔 21c:ブレーキ解放用ねじ貫通孔 s: 隙間 G: ギャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルを埋設したフィールドコア
    と、回転軸とともに回転する回転板と、前記フィールド
    コアと前記回転板との間に配置され前記回転軸の軸方向
    にのみ移動可能なアーマチュアと、前記アーマチュアを
    前記回転板に圧接する方向に付勢する制動ばねと、前記
    フィールドコアに取り付けられ前記アーマチュアの軸方
    向の移動を案内するガイドピンと、前記アーマチュアが
    前記フィールドコアに吸着される時の衝突音を低減させ
    る緩衝材とを備えた無励磁作動形電磁ブレーキの消音装
    置において、前記緩衝材が前記フィールドコアと前記ア
    ーマチュアとの対向端面間で前記ガイドピンに保持され
    ることを特徴とする無励磁作動形電磁ブレーキの消音装
    置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝材が前記ガイドピンの間に隙間
    を保って保持されることを特徴とする請求項1に記載の
    無励磁作動形電磁ブレーキの消音装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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