JP2002070094A - 給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造 - Google Patents

給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造

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JP2002070094A JP2000267421A JP2000267421A JP2002070094A JP 2002070094 A JP2002070094 A JP 2002070094A JP 2000267421 A JP2000267421 A JP 2000267421A JP 2000267421 A JP2000267421 A JP 2000267421A JP 2002070094 A JP2002070094 A JP 2002070094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水管および給湯管と湯水混合栓との接続作
業を容易にする。壁付き湯水混合栓を壁に近接して設置
することができるようにする。 【解決手段】 給水管2先端に水側管継手20下端部の水
流入口21を接続し、給湯管3先端に湯側管継手30下端部
の湯流入口31を接続する。水側および湯側管継手20,30
の前端部を混合栓取付部W1の表側に突出させる。水側管
継手20前端部の周壁に水流出口22を、湯側管継手30前端
部の周壁に湯流出口32を周方向間隔おきに複数設ける。
水側管継手20前端部を、湯水混合栓本体40右側部の水側
管継手一部挿入孔41に、湯側管継手30前端部を、混合栓
本体40左側部の湯側管継手一部挿入孔42に挿入して混合
栓本体40に固定する。挿入孔41内周面に水流路入口43
を、挿入孔42内周面に湯流路入口44を設ける。挿入孔4
1,42内周面に環状連通溝411,421を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水管および給湯
管と湯水混合栓との接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の壁付き湯水混合栓の場合、壁にお
ける湯水混合栓取付部の裏側に配された給水管および給
湯管の各先端にエルボの一端部が接続され、混合栓取付
部にあけられた孔を通して混合栓取付部の表側に突出さ
せられた両エルボの他端部にクランクを介して混合栓本
体の水流路入口および湯流路入口が接続されるようにな
っていた。
【0003】また、従来の台付き湯水混合栓の場合、混
合栓本体の水流路入口および湯流路入口から垂下状に設
けられた管状の給水管接続脚および給湯管接続脚が、台
における湯水混合栓取付部にあけられた孔に上から通さ
れ、これらの脚の先端部が混合栓取付部の裏側に配され
た給水管および給湯管の各先端に接続されるようになっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の壁付き湯水混合
栓の場合、上記のように給水管および給湯管との接続を
クランクを介して行っていたため、接続作業、特にクラ
ンクの位置決め作業に手間と熟練を要する上、クランク
のある分だけ湯水混合栓が壁から突出して配置されるこ
とになるため、設置場所によっては湯水混合栓が邪魔に
なることがあった。
【0005】また、従来の台付き湯水混合栓の場合、給
水管および給湯管との接続作業を台の裏側の狭くて暗い
スペースで行う必要があり、作業がし難かった。
【0006】本発明の目的は、給水管および給湯管と湯
水混合栓との接続作業を容易にすることにある。また、
本発明のもう1つの目的は、壁付き湯水混合栓を壁に近
接して設置することができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造
は、壁または台における湯水混合栓取付部の裏側に配さ
れた給水管の先端に水側管継手一端部の水流入口が接続
され、前記同様に給水管と並んで配された給湯管の先端
に湯側管継手一端部の湯流入口が接続され、水側管継手
および湯側管継手の各他端部が混合栓取付部にあけられ
た孔を通して混合栓取付部の表側に突出せしめられ、水
側管継手の他端部の周壁には水流出口が、湯側管継手の
他端部の周壁には湯流出口がそれぞれ1つまたは周方向
に間隔をおいて複数設けられており、水側管継手の他端
部が、これと対応して湯水混合栓本体の一側部に貫通状
にあけられた水側管継手一部挿入孔に、湯側管継手の他
端部が、これと対応して混合栓本体の他側部に貫通状に
あけられた湯側管継手一部挿入孔にそれぞれ挿入されて
混合栓本体に固定され、水側管継手一部挿入孔の内周面
には混合栓本体の水流路入口が、湯側管継手一部挿入孔
の内周面には混合栓本体の湯流路入口がそれぞれ設けら
れており、混合栓本体の水流路入口と水側管継手の水流
出口および混合栓本体の湯流路入口と湯側管継手の湯流
出口がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入孔
の内周面と水側管継手の他端部周壁外周面のうち、およ
び湯側管継手一部挿入孔の内周面と湯側管継手の他端部
周壁外周面のうちそれぞれ少なくとも一方に環状連通溝
が形成されているものである。
【0008】上記のように、水側および湯側管継手の一
端部を給水管および給湯管に接続し、同他端部を混合栓
本体に設けた孔に挿入して固定するようにすれば、給水
管および給湯管と湯水混合栓との接続作業が極めて容易
となる。しかも、壁付き湯水混合栓の場合、壁に近接し
た位置に湯水混合栓を設置することが可能となる。
【0009】また、本発明による給水管および給湯管と
湯水混合栓との接続構造としては、壁または台における
湯水混合栓取付部の裏側に配された給水管の先端に水側
管継手一端部の水流入口が接続され、前記同様に給水管
と並んで配された給湯管の先端に湯側管継手一端部の湯
流入口が接続され、水側管継手および湯側管継手の各他
端部が混合栓取付部にあけられた孔を通して混合栓取付
部の表側に突出せしめられ、水側管継手の他端部の周壁
には水流出口が、湯側管継手の他端部の周壁には湯流出
口がそれぞれ1つまたは周方向に間隔をおいて複数設け
られており、湯水混合栓本体の一側面に設けられた水流
路入口に、水側管継手一部挿入用筒状部材の周壁に設け
られた接続口が、混合栓本体の他側面に設けられた湯流
路入口に、湯側管継手一部挿入用筒状部材の周壁に設け
られた接続口がそれぞれ接続され、水側管継手の他端部
が水側管継手一部挿入用筒状部材内に、湯側管継手の他
端部が湯側管継手一部挿入用筒状部材内にそれぞれ挿入
されて同部材に固定されており、水側管継手一部挿入用
筒状部材の接続口と水側管継手の水流出口および湯側管
継手一部挿入用筒状部材の接続口と湯側管継手の湯流出
口がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入用筒
状部材の周壁内周面と水側管継手の他端部周壁外周面の
うち、および湯側管継手一部挿入用筒状部材の周壁内周
面と湯側管継手の他端部周壁外周面のうちそれぞれ少な
くとも一方に環状連通溝が形成されているものもある。
【0010】上記のように、水側および湯側管継手の一
端部を給水管および給湯管に接続し、同他端部を混合栓
本体に接続した筒状部材内に挿入して同部材に固定する
ようにすれば、給水管および給湯管と湯水混合栓との接
続作業が極めて容易となる。しかも、壁付き湯水混合栓
の場合、壁に近接した位置に混合栓を設置することが可
能となる。
【0011】本発明による上記第2の接続構造におい
て、水側管継手一部挿入用筒状部材および湯側管継手一
部挿入用筒状部材のうち少なくとも一方の周壁にさらに
分岐口が設けられている場合がある。
【0012】このような分岐口を少なくとも一方の筒状
部材の周壁に設けておけば、湯水混合栓自体に分岐口を
設けることなく、水または湯を分岐することができるの
で、便利である。
【0013】本発明による上記第1および第2の接続構
造において、水側管継手および湯側管継手の各他端部
に、逆流防止機構を備えた流量調整弁が設けられている
のが好ましい。
【0014】各管継手の他端部に上記のような流量調整
弁を備えておけば、特に湯水混合栓がシングルレバー式
やサーモスタット式といった1バルブ式のものである場
合に、これらの流量調整弁によって吐水量の微妙な調整
や部品交換時の止水を行うことができ、また逆止弁とし
て機能させることができるので、使い勝手がよい。
【0015】さらに、本発明による給水管および給湯管
と湯水混合栓との接続構造としては、本発明による上記
第1および第2の接続構造のうち水側管継手および湯側
管継手の各他端部に上記流量調整弁が設けられているも
のにおいて、混合栓本体が、混合湯水流出口に通じる水
流路および湯流路を有しているがこれらの開閉弁を備え
ていないものとなされるとともに、水側管継手および湯
側管継手の各流量調整弁が、一端部が各管継手の他端部
から混合栓取付部と反対方向に突出している弁棒と、弁
棒の一端部に取り付けられたハンドルとを備えているも
のとなされ、混合栓本体内の水流路の開閉を行う水側開
閉弁が水側管継手の流量調整弁によって構成され、混合
栓本体内の湯流路の開閉を行う湯側開閉弁が湯側管継手
の流量調整弁によって構成されているものもある。
【0016】上記の構成によれば、湯水混合栓本体の構
造を単純化することができるので、それだけコストを下
げることができる。
【0017】本発明において、水側管継手および湯側管
継手の形状は、特に限定されるものではないが、湯水混
合栓を壁に取り付ける場合には通常略L形のものが用い
られ、湯水混合栓を台に取り付ける場合には通常ストレ
ート形のものが用いられる。
【0018】水側管継手および湯側管継手を混合栓本体
に固定する手段も、特に限定されないが、例えば次のよ
うな手段を採ることができる。即ち、本発明による上記
第1および第2の給水管および給湯管と湯水混合栓との
接続構造において、混合栓本体における水側管継手一部
挿入孔の混合栓取付部側の端部周縁または水側管継手一
部挿入用筒状部材の混合栓取付部側の端部周縁が、水側
管継手の他端部周壁外周面に設けられた段差またはフラ
ンジに受けられるとともに、混合栓本体における水側管
継手一部挿入孔の混合栓取付部と反対側の端部周縁また
は水側管継手一部挿入用筒状部材の混合栓取付部側と反
対側の端部周縁が、水側管継手の他端部周壁外周面に設
けられた環状嵌入溝に内周部が嵌め入れられたC形スト
ッパの外周部に係り止められることによって、水側管継
手の他端部が混合栓本体または水側管継手一部挿入用筒
状部材に固定され、同様に、混合栓本体における湯側管
継手一部挿入孔の混合栓取付部側の端部周縁または湯側
管継手一部挿入用筒状部材の混合栓取付部側の端部周縁
が、湯側管継手の他端部周壁外周面に設けられた段差ま
たはフランジに受けられるとともに、混合栓本体におけ
る湯側管継手一部挿入孔の混合栓取付部と反対側の端部
周縁または湯側管継手一部挿入用筒状部材の混合栓取付
部側と反対側の端部周縁が、湯側管継手の他端部周壁外
周面に設けられた環状嵌入溝に内周部が嵌め入れられた
C形ストッパの外周部に係り止められることによって、
湯側管継手の他端部が混合栓本体または湯側管継手一部
挿入用筒状部材に固定される場合がある。このような固
定手段を用いれば、固定作業が簡単であって、構造も複
雑にならず、コストを抑えることができる。なお、両管
継手の他端部周壁外周面に設けられた段差またはフラン
ジに代えて、湯水混合栓取付部表面の孔周縁部によっ
て、混合栓本体における湯側管継手一部挿入孔の混合栓
取付部と反対側の端部周縁または湯側管継手一部挿入用
筒状部材の混合栓取付部側と反対側の端部周縁を受ける
ようにしてもよい。さらには、前記段差またはフランジ
と、前記孔周縁部の両方によって、受けるようにしても
よい。
【0019】本発明による上記第2の接続構造におい
て、湯水混合栓本体の水流路入口および湯流路入口に水
側管継手一部挿入用筒状部材および水側管継手一部挿入
用筒状部材の接続口を接続する手段は特に限定されない
が、通常は、ユニオンによって接続される。即ち、互い
に接続すべき口のうち一方にユニオン雄ねじを設け、同
他方にユニオンつばとこれに内端部が係合するユニオン
ナットとを設ける。
【0020】なお、本発明による給水管および給湯管と
湯水混合栓との接続構造は、給水管および給湯管の配管
が通常工法、ヘッダ工法およびさや管ヘッダ工法のうち
いずれの工法による場合であっても、適用することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。以下の説明において、正面から見
て手前を前、奥を後といい、左右とは正面から見た左右
をいうものとする。
【0022】図1〜図4には、本発明の第1の実施形態
が示されている。これらの図に示されているように、こ
の実施形態における給水管(2)および給湯管(3)と湯水混
合栓(4)との接続構造では、壁(W)における湯水混合栓取
付部(W1)の裏側に上向きに配された給水管(2)の先端に
略L形水側管継手(20)の下端部の水流入口(21)が接続さ
れ、前記同様に給水管(2)と並んで上向きに配された給
湯管(3)の先端に略L形湯側管継手(30)の下端部の湯流
入口(31)が接続されている。水側管継手(20)および湯側
管継手(30)の各前端部は、壁(W)の混合栓取付部(W1)に
あけられた孔(H)を通して混合栓取付部(W1)の表側に突
出せしめられている。水側管継手(20)の前端部の周壁に
は水流出口(22)が、湯側管継手(30)の前端部の周壁には
湯流出口(32)がそれぞれ周方向に間隔をおいて複数設け
られている。水側管継手(20)の前端部は、これと対応し
て湯水混合栓本体(40)の右側部に貫通状にあけられた水
側管継手一部挿入孔(41)に、湯側管継手(30)の前端部
が、これと対応して混合栓本体(40)の左側部に貫通状に
あけられた湯側管継手一部挿入孔(42)にそれぞれ挿入さ
れて混合栓本体(40)に固定されている。水側管継手一部
挿入孔(41)の内周面には混合栓本体(40)の水流路入口(4
3)が、湯側管継手一部挿入孔(42)の内周面には混合栓本
体(40)の湯流路入口(44)がそれぞれ設けられている。そ
して、混合栓本体(40)の水流路入口(42)と水側管継手(2
0)の水流出口(22)および混合栓本体(40)の湯流路入口(4
4)と湯側管継手(30)の湯流出口(32)がそれぞれ連通する
ように、水側管継手一部挿入孔(41)の内周面および湯側
管継手一部挿入孔(42)の内周面にそれぞれ環状連通溝(4
11)(421)が形成されている。水側管継手(20)および湯側
管継手(30)の各前端部には、逆流防止機構を備えた流量
調整弁(5)が設けられている。
【0023】給水管(2)は、可撓性を有する樹脂管より
なり、給水ヘッダ(図示略)と壁(W)の混合栓取付部(W
1)との間に予め配置されたさや管(図示略)の中に収め
られるようになっている。同様に、給湯管(3)も、可撓
性を有する樹脂管よりなり、給湯ヘッダ(図示略)と混
合栓取付部(W1)との間に予め配置されたさや管(図示
略)の中に収められるようになっている。給水管(2)お
よび給湯管(3)の各先端部は、混合栓取付部(W1)の孔(H)
に裏側から嵌め込まれた取出し口(61)を前面に有する管
継手収容箱(6)内に、同箱の下壁に設けられた管導入孔
(62)を通して導入され、ここで水側管継手(20)の水流入
口(21)および湯側管継手(30)の湯流入口(31)にそれぞれ
接続されている。
【0024】水側管継手(20)および湯側管継手(30)の下
端部に設けられた水流入口(21)および湯流入口(31)は、
給水管(2)および給湯管(3)の各先端部内に差し込み得る
ように下方突出筒状に形成されている。水流入口(21)お
よび湯流入口(31)の周囲には、ユニオン雄ねじ(24)(34)
を有する筒状部(23)(33)が設けられている。一方、給水
管(2)および給湯管(3)の各先端部には、ユニオンつば構
成用リング(7)が嵌め被せられているとともに、内端部
がリング(7)に係合するユニオンナット(8)が回転自在に
嵌め被せられている。そして、ユニオンナット(8)がユ
ニオン雄ねじ(24)(34)にねじ嵌められることによって、
給水管(2)および給湯管(3)の先端部が水側管継手(20)の
水流入口(21)および湯側管継手(30)の湯流入口(31)に接
続されている。
【0025】水側管継手(20)前端部における水流出口(2
2)の後側部分および湯側管継手(30)前端部における湯流
出口(32)の後側部分にはそれぞれ雄ねじ(25)(35)が設け
られており、これらの雄ねじ(25)(35)に、混合栓取付部
(W1)前面の孔(H)周縁部に接するようにして水側管継手
(20)および湯側管継手(30)の前端部に嵌め被せられたリ
ング状孔カバー(9)を押さえるナット(10)がねじ嵌めら
れている。さらに、両管継手(20)(30)の前端部には、ナ
ット(10)を覆い隠すようにリング状ナットカバー(91)が
嵌め被せられている。
【0026】水側管継手(20)の前端部周壁における水流
出口(22)の後側の外周面に段差(26)が設けられ、この段
差(26)によって混合栓本体(40)における水側管継手一部
挿入孔(41)の後端部周縁が受けられている。また、水側
管継手(20)の前端部周壁における水流出口(22)の前側の
外周面に環状嵌入溝(27)が設けられ、この嵌入溝(27)に
C形ストッパ(12)の内周部が嵌め入れられている。そし
て、C形ストッパ(12)の外周部に、混合栓本体(40)にお
ける水側管継手一部挿入孔(41)の前端部周縁が係り止め
られており、それによって水側管継手(20)の前端部が混
合栓本体(40)に固定されている。水側管継手(20)の前端
部周壁外周面における水流出口(22)の前後両隣部分とこ
れらの部分に対向する混合栓本体(40)の水側管継手一部
挿入孔(41)内周面部分との間には、Oリングよりなるガ
スケット(11)が介在されている。水側管継手(20)の前端
部周壁における段差(26)の前隣に、4つのフランジ(28)
が等間隔おきに形成されているとともに、これらのフラ
ンジ(28)と係合する切欠き(図示略)が混合栓本体(40)
における水側管継手一部挿入孔(41)の後端部周縁に形成
されている。これらフランジ(28)と切欠きとによって、
水側管継手(20)の前端部に対する混合栓本体(40)の位置
決めを容易に行うことができる。湯側管継手(30)の前端
部の混合栓本体(40)への固定も、上記と同様にして行わ
れている。
【0027】水側管継手(20)の前端部内における水流出
口(22)の上流側に、環状弁座(28)が設けられている。同
様に、湯側管継手(30)の前端部内における湯流出口(32)
の上流側にも、環状弁座(38)が設けられている。両管継
手(20)(30)の前端部には、中心部に貫通孔を有するナッ
ト(13)がねじ嵌められている。両管継手(20)(30)の流量
調整弁(5)は、弁座(28)(38)に当接させられる円盤状の
弁体(51)と、後端部に弁体(51)が取り付けられかつ前端
がナット(13)の貫通孔を通して露出させられている弁棒
(52)とを備えている。弁棒(52)は、後端に弁体(51)が取
り付けられた第1弁棒部材(521)と、圧縮ばね(53)を介
して第1弁棒部材(521)の前部が挿入される有底孔(522
A)を後部に有し、回動用マイナス溝(522B)を前端に有
し、かつナット(13)の貫通孔後部に設けられた雌ねじに
ねじ込まれる雄ねじを有する第2弁棒部材(522)とで構
成されている。弁体(51)は、圧縮ばね(53)によって弁座
(28)(38)に押し付けられるように付勢されており、それ
によって水または湯の逆流を防止するようになってい
る。弁体(51)には、複数の後方突出状弁体ガイド(54)が
取り付けられている。第2弁棒部材(522)のマイナス溝
(522B)にドライバー等を差し込んで所定の方向に回転さ
せれば、水または湯の流量を調整することができる。
【0028】湯水混合栓(4)は、ハンドシャワーを備え
たシングルレバー式のものである。湯水混合栓本体(40)
の上面中央部には、固定ディスクおよび可動ディスクを
内蔵したカートリッジ(図示略)を収容する筒状のカー
トリッジ収容部(45)が設けられ、その上方にレバー(46)
が配されている。吐水管(47)は、混合栓本体(40)下面に
設けられた吐水管用混合湯水出口に接続され、ハンドシ
ャワーのホース(48)は、混合栓本体(40)後面に設けられ
たハンドシャワー用混合湯水出口に接続されている。混
合栓本体(40)の前面には、吐水管(47)とハンドシャワー
(48)との切替弁のハンドル(49)が設けられている。
【0029】水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前
端部と、湯水混合栓(4)のうちレバー(46)、切替弁のハ
ンドル(49)、吐水管(47)およびハンドシャワーのホース
(48)を除いた部分とが、化粧カバー(14)で覆われてい
る。化粧カバー(14)は、上面カバー(141)と、周面・下
面カバー(142)とで構成されている。周面・下面カバー
(142)における前壁の左右両端部には、流量調整弁操作
用開口部(142A)が設けられているとともに、同開口部(1
42A)が取り外し可能な蓋(143)によって閉鎖されてい
る。
【0030】給水管(2)および給湯管(3)と湯水混合栓と
の接続作業は、例えば次の手順で行われる。即ち、ま
ず、さや管に通された給水管(2)および給湯管(3)の各先
端に、水側管継手(20)の水流入口(21)および湯側管継手
(30)の湯流入口(31)をそれぞれ接続する。そして、水側
管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部に孔カバー
(9)、ナット(10)およびナットカバー(91)を嵌め被せ
て、両管継手(20)(30)を混合栓取付部(W1)に固定する。
次いで、水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部
を、混合栓本体(40)の水側管継手一部挿入孔(41)および
湯側管継手一部挿入孔(42)に挿入し、混合栓本体(40)に
おける両孔(41)(42)の後端部周縁が両管継手(20)(30)の
段差(26)(36)に受けられたところで、両管継手(20)(30)
の嵌入溝(27)(37)にC形ストッパ(12)の内周部を嵌め入
れ、C形ストッパ(12)の外周部によって混合栓本体(40)
における両孔(41)(42)の前端部周縁を係り止め、こうし
て両管継手(20)(30)の前端部を混合栓本体(40)に固定す
る。このように、本発明によれば、従来技術のようなク
ランクの位置決めといった面倒な作業もなく、極めて簡
単に接続作業を行うことができる。また、図1〜3から
明らかなように、湯水混合栓(4)を壁(W)に近接して設置
することができるので、湯水混合栓(4)が邪魔になるよ
うなことがない。
【0031】図5および図6には、本発明の第2の実施
形態が示されている。これらの図に示されているよう
に、この実施形態における給水管(2)および給湯管(3)と
湯水混合栓(4)との接続構造では、壁(W)における湯水混
合栓取付部(W1)の裏側に上向きに配された給水管(2)の
先端に略L形水側管継手(20)の下端部の水流入口(21)が
接続され、前記同様に給水管(2)と並んで上向きに配さ
れた給湯管(3)の先端に略L形湯側管継手(30)の下端部
の湯流入口(31)が接続されている。水側管継手(20)およ
び湯側管継手(30)の各前端部が混合栓取付部(W1)にあけ
られた孔(H)を通して混合栓取付部(W1)の表側に突出せ
しめられている。水側管継手(20)の前端部の周壁には水
流出口(22)が、湯側管継手(30)の前端部の周壁には湯流
出口(32)がそれぞれ周方向に間隔をおいて複数設けられ
ている。湯水混合栓本体(15)の右側面に設けられた水流
路入口(151)に、水側管継手一部挿入用筒状部材(16)の
周壁に設けられた接続口(161)が、混合栓本体(15)の左
側面に設けられた湯流路入口(152)に、湯側管継手一部
挿入用筒状部材(17)の周壁に設けられた接続口(171)が
それぞれ接続されている。そして、水側管継手(20)の前
端部が水側管継手一部挿入用筒状部材(16)内に、湯側管
継手(30)の前端部が湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)
内にそれぞれ挿入されて同部材(16)(17)に固定されてい
る。水側管継手一部挿入用筒状部材(16)の接続口(161)
と水側管継手(20)の水流出口(22)および湯側管継手一部
挿入用筒状部材(17)の接続口(171)と湯側管継手(30)の
湯流出口(32)がそれぞれ連通するように、水側管継手一
部挿入用筒状部材(16)の周壁内周面および湯側管継手一
部挿入用筒状部材(17)の周壁内周面にそれぞれ環状連通
溝(162)(172)が形成されている。水側管継手(20)および
湯側管継手(30)の各前端部には、逆流防止機構を備えた
流量調整弁(5)が設けられている。
【0032】水側管継手一部挿入用筒状部材(16)および
湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)の接続口(161)(171)
は、それぞれ混合栓本体(15)に向かって突出した筒状の
ものであって、ユニオン雄ねじ(161A)(171A)を有してい
る。水流路入口(151)は、混合栓本体(15)の右側面に形
成されたねじ孔にねじ込まれかつユニオンつば(153A)を
有する略筒状の水流路入口部材(153)で構成されてい
る。同様に、湯流路入口(152)は、混合栓本体(15)の左
側面に形成されたねじ孔にねじ込まれかつユニオンつば
(図示略)を有する略筒状の湯流路入口部材(153)で構
成されている。水流路入口部材(153)および水流路入口
部材(153)には、内端部がユニオンつば(153A)に係合す
るユニオンナット(154)が回転自在に嵌め被せられてい
る。そして、ユニオンナット(155)がユニオン雄ねじ(16
1A)(171A)にねじ嵌められることによって、両筒状部材
(16)(17)の接続口(161)(171)が混合栓本体(15)の水流路
入口(151)および湯流路入口(152)に接続されている。
【0033】両筒状部材(16)(17)の後端部周縁は、両管
継手(20)(30)の前端部に設けられた段差(26)(36)に受け
られ、また、両筒状部材(16)(17)の前端部周縁は、両管
継手(20)(30)前端部の環状嵌入溝(27)(37)に内周部が嵌
め入れられたC形ストッパ(12)の外周部に係り止められ
ており、こうして両管継手(20)(30)の前端部が両筒状部
材(16)(17)を介して混合栓本体(15)に固定されている。
両管継手(20)の前端部周壁外周面における水流出口(22)
および湯流出口(32)の前後両隣部分とこれらの部分に対
向する両筒状部材(16)(17)の内周面部分との間には、O
リングよりなるガスケット(11)が介在されている。両管
継手(20)(30)の前端部周壁における段差(26)(36)の前隣
に形成された4つのフランジ(28)(38)と係合する切欠き
(163)(173)が、両筒状部材(16)(17)の後端部周縁に形成
されており、両管継手(20)(30)の前端部に対する両筒状
部材(16)(17)の位置決めを容易に行うことができるよう
になっている。
【0034】水側管継手(20)および湯側管継手(30)なら
びに湯水混合栓(15)に関する上記以外の構造は、図1〜
4に示された第1の実施形態と同じであるので、図面中
に同一の符号を付して詳しい説明を省略する。また、水
側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部と、湯水混
合栓(4)のうちレバー(46)、切替弁のハンドル(49)、吐
水管(47)およびハンドシャワーのホース(48)を除いた部
分とを覆う化粧カバー(14)も、第1の実施形態と同じで
あるので、図面中に同一の符号を付して詳しい説明を省
略する。
【0035】上記第2の実施形態において、給水管(2)
および給湯管(3)と湯水混合栓(4)との接続作業は、例え
ば次の手順で行われる。即ち、まず、さや管に通された
給水管(2)および給湯管(3)の各先端に、水側管継手(20)
の水流入口(21)および湯側管継手(30)の湯流入口(31)を
それぞれ接続する。そして、水側管継手(20)および湯側
管継手(30)の前端部に孔カバー(9)、ナット(10)および
ナットカバー(91)を嵌めて、両管継手(20)(30)を混合栓
取付部(W1)に固定する。一方、混合栓本体(15)右側面の
水流路入口(151)に水側管継手一部挿入用筒状部材(16)
の接続口(161)を、混合栓本体(15)左側面の湯流路入口
(152)に湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)の接続口(17
1)を、それぞれユニオン(153A)(154)(161A)(171A)によ
って接続しておく。次いで、水側管継手(20)および湯側
管継手(30)の前端部を、水側管継手一部挿入用筒状部材
(16)内および湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)内に挿
入し、両筒状部材(16)(17)の後端部周縁が両管継手(20)
(30)の段差(26)(36)に受けられたところで、両管継手(2
0)(30)の嵌入溝(27)(37)にC形ストッパ(12)の内周部を
嵌め入れ、C形ストッパ(12)の外周部によって両筒状部
材(16)(17)の前端部周縁を係り止め、こうして両管継手
(20)(30)の前端部を両筒状部材(16)(17)を介して混合栓
本体(15)に固定する。このように、本発明によれば、従
来技術のようなクランクの位置決めといった面倒な作業
もなく、極めて簡単に接続作業を行うことができる。ま
た、図5から明らかなように、湯水混合栓(4)を壁(W)に
近接して設置することができる。
【0036】図7は、図5および図6に示された上記第
2の実施形態の変形例が示されている。図7において、
水側管継手一部挿入用筒状部材(16)の周壁には、さらに
上方突出筒状の分岐口(164)が設けられている。分岐口
(164)には、分岐管接続用の雄ねじ(164A)が設けられて
いる。
【0037】図8〜10には、本発明の第3の実施形態
が示されている。これらの図に示されているように、こ
の実施形態における給水管(2)および給湯管(3)と湯水混
合栓(4a)との接続構造では、台(S)における湯水混合栓
取付部(S1)の裏側に上向きに配された給水管(2)の先端
にストレート形水側管継手(20a)の下端部の水流入口(2
1)が接続され、前記同様に給水管(2)と並んで上向きに
配された給湯管(3)の先端にストレート形湯側管継手(30
a)の下端部の湯流入口(31)が接続されている。水側管継
手(20a)および湯側管継手(30a)の各上端部は、台(S)の
混合栓取付部(S1)にあけられた孔(H)を通して混合栓取
付部(S1)の表側に突出せしめられている。水側管継手(2
0a)の上端部の周壁には水流出口(22)が、湯側管継手(30
a)の上端部の周壁には湯流出口(32)がそれぞれ周方向に
間隔をおいて複数設けられている。そして、水側管継手
(20a)の上端部が、これと対応して湯水混合栓本体(40a)
の右側部に貫通状にあけられた水側管継手一部挿入孔(4
1)に、湯側管継手(30a)の他端部が、これと対応して混
合栓本体(40a)の左側部に貫通状にあけられた湯側管継
手一部挿入孔(42)にそれぞれ挿入されて混合栓本体(40
a)に固定されている。水側管継手一部挿入孔(41)の内周
面には混合栓本体(40a)の水流路入口(43)が、湯側管継
手一部挿入孔(42)の内周面には混合栓本体(40a)の湯流
路入口(図示略)がそれぞれ設けられている。混合栓本
体(40a)の水流路入口(41)と水側管継手(20a)の水流出口
(22)および混合栓本体(40a)の湯流路入口と湯側管継手
(30A)の湯流出口(32)がそれぞれ連通するように、水側
管継手一部挿入孔(41)の内周面および湯側管継手一部挿
入孔(42)の内周面にそれぞれ環状連通溝(411)(421)が形
成されている。水側管継手(20A)および湯側管継手(30A)
の各前端部には、逆流防止機構を備えた流量調整弁(5)
が設けられている。
【0038】給水管(2)は、可撓性を有する樹脂管より
なり、給水ヘッダ(図示略)と台(S)の混合栓取付部(S
1)との間に配管されている。同様に、給湯管(3)も、可
撓性を有する樹脂管よりなり、給湯ヘッダ(図示略)と
混合栓取付部(S1)との間に配管されている。
【0039】水側管継手(20a)下端部の水流入口(21)お
よび湯側管継手(30a)下端部の湯流入口(31)は、給水管
(2)および給湯管(3)の各先端部内に差し込み得るように
下方突出筒状に形成されている。水流入口(21)および湯
流入口(31)の周囲には、ユニオン雄ねじ(24)(34)を有す
る筒状部(23)(33)が設けられている。一方、給水管(2)
および給湯管(3)の各先端部には、ユニオンつば構成用
リング(7)が嵌め被せられているとともに、内端部がリ
ング(7)に係合するユニオンナット(8)が回転自在に嵌め
被せられている。そして、ユニオンナット(8)がユニオ
ン雄ねじ(24)(34)にねじ嵌められることによって、給水
管(2)および給湯管(3)の先端部が水側管継手(20a)の水
流入口(21)および湯側管継手(30a)の湯流入口(31)に接
続されている。
【0040】水側管継手(20a)および湯側管継手(30a)の
長さ中間部周壁外周面には、前後両側に突出した固定用
フランジ(18)が設けられており、これらのフランジ(18)
が台(S)の裏面における混合栓取付部(S1)の孔(H)周縁部
にネジ(図示略)で止められることにより、両管継手(2
0a)(30a)が台(S)に固定されるようになっている。
【0041】水側管継手(20a)の上端部周壁における水
流出口(22)の下側の外周面に段差(26)が設けられ、この
段差(26)と混合栓取付部(S1)上面の孔(H)周縁部とによ
って、混合栓本体(40a)における水側管継手一部挿入孔
(41)の下端部周縁が受けられている。また、水側管継手
(20a)の上端部周壁における水流出口(22)の上側の外周
面に環状嵌入溝(27)が設けられ、この嵌入溝(27)にC形
ストッパ(12)の内周部が嵌め入れられている。そして、
C形ストッパ(12)の外周部に、混合栓本体(40a)におけ
る水側管継手一部挿入孔(41)の上端部周縁が係り止めら
れており、こうして水側管継手(20a)の上端部が混合栓
本体(40a)に固定されている。水側管継手(20a)の前端部
周壁外周面における水流出口(22)の前後両隣部分とこれ
らの部分に対向する混合栓本体(40a)の水側管継手一部
挿入孔(41)内周面部分との間には、Oリングよりなるガ
スケット(11)が介在されている。水側管継手(20a)の上
端部周壁における段差(26)の上隣には、4つのフランジ
(28)が等間隔おきに形成されているとともに、これらの
フランジ(28)と係合する切欠き(図示略)が混合栓本体
(40a)における水側管継手一部挿入孔(41)の下端部周縁
に形成されている。これらのフランジ(28)と切欠きとに
よって、水側管継手(20a)の上端部に対する混合栓本体
(40a)の位置決めが容易にできるようになっている。湯
側管継手(30a)の上端部の混合栓本体(40a)への固定も、
上記と同様にして行われている。
【0042】水側管継手(20a)の上端部内における水流
出口(22)の上流側に、環状弁座(28)が設けられている。
同様に、湯側管継手(30a)の上端部内における湯流出口
(32)の上流側にも、環状弁座(図示略)が設けられてい
る。両管継手(20a)(30a)の上端部には、中心部に貫通孔
を有するナット(13)がねじ嵌められている。両管継手(2
0a)(30a)の流量調整弁(5)は、弁座(28)に当接させられ
る円盤状の弁体(51)と、下端部に弁体(51)が取り付けら
れかつ上端がナット(13)の貫通孔を通して露出させられ
ている弁棒(52)とを備えている。弁棒(52)は、下端に弁
体(51)が取り付けられた第1弁棒部材(521)と、圧縮ば
ね(53)を介して第1弁棒部材(521)の上部が挿入される
有底孔(522A)を下部に有し、回動用マイナス溝(522B)を
上端に有し、かつナット(13)の貫通孔下部に設けられた
雌ねじにねじ込まれる雄ねじを有する第2弁棒部材(52
2)とで構成されている。弁体(51)は、圧縮ばね(53)によ
って弁座(28)に押し付けられるように付勢されており、
これによって水または湯の逆流を防止するようになって
いる。弁体(51)には、複数の下方突出状弁体ガイド(54)
が取り付けられている。第2弁棒部材(522)のマイナス
溝(522B)にドライバー等を差し込んで所定の方向に回転
させれば、水または湯の流量を調整することができる。
【0043】湯水混合栓(4a)は、シングルレバー式のも
のである。湯水混合栓本体(40a)の上面中央部には筒状
上方突出部(401)が設けられており、その下半部に、吐
水管(403)を有する筒状部材(402)が回転自在に嵌め被せ
られ、その上半部が、固定ディスクおよび可動ディスク
を内蔵したカートリッジ(図示略)を内部に収容するカ
ートリッジ収容部(404)となされている。カートリッジ
収容部(404)の上方にはレバー(405)が配されている。
【0044】上記第3の実施形態において、給水管(2)
および給湯管(3)と湯水混合栓(4a)との接続作業は、例
えば次の手順で行われる。即ち、まず、水側管継手(20
a)および湯側管継手(30a)を、台(S)における混合栓取付
部(S1)の孔(H)に挿通した状態で台(S)の裏面にネジで固
定する。次に、給水管(2)および給湯管(3)の各先端に、
水側管継手(20a)の水流入口(21)および湯側管継手(30a)
の湯流入口(31)をそれぞれ接続する。そして、水側管継
手(20a)および湯側管継手(30a)の上端部を、混合栓本体
(40a)の水側管継手一部挿入孔(41)および湯側管継手一
部挿入孔(42)に挿入し、混合栓本体(40a)における両孔
(41)(42)の下端部周縁が両管継手(20a)(30a)の段差(26)
(36)および混合栓取付部(S1)上面の孔(H)周縁部に受け
られたところで、両管継手(20a)(30a)の嵌入溝(27)(37)
にC形ストッパ(12)の内周部を嵌め入れ、C形ストッパ
(12)の外周部によって混合栓本体(40a)における両孔(4
1)(42)の上端部周縁を係り止め、こうして両管継手(20
a)(30a)の上端部を混合栓本体(40a)に固定する。このよ
うに、本発明によれば、従来技術のように台(S)の裏側
において面倒な接続作業をしなくてもよく、それだけ接
続作業を楽に行うことができる。
【0045】図11〜14には、本発明の第4の実施形
態が示されている。これらの図に示されているように、
この実施形態における給水管(2)および給湯管(3)と湯水
混合栓(4b)との接続構造は、以下の点を除いて、図8〜
10に示された本発明の第3の実施形態と同じ構造を有
している。即ち、この実施形態では、混合栓本体(40b)
が、それぞれ混合湯水流出口(408)に通じる水流路(406)
および湯流路(407)を内部に有しているがこれらの開閉
弁を備えていないものとなされるとともに、水側管継手
(20a)および湯側管継手(30a)の各流量調整弁(5a)が、上
端部が各管継手(20a)(30a)の上端部から上方に突出して
いる弁棒(52a)と、弁棒(52a)の上端部に取り付けられた
ハンドル(55)とを備えているものとなされている。そし
て、混合栓本体(40b)内の水流路(406)の開閉を行う水側
開閉弁(409)が水側管継手(20a)の流量調整弁(5a)によっ
て構成され、混合栓本体(40b)内の湯流路(407)の開閉を
行う湯側開閉弁(410)が湯側管継手(30a)の流量調整弁(5
a)によって構成されている。混合栓本体(40b)は、左右
に長い中空ブロック状のものであって、その上面中央部
に、混合湯水流出口(408)が設けられている。水流路(40
6)は、混合栓本体(40b)内の右半部によって構成され、
湯流路(407)は、混合栓本体(40b)内の左半部によって構
成されている。混合湯水流出口(408)には、吐水管(403
a)が回転自在に接続されている。ハンドル(55)は、頂壁
(551)を有する筒状のものである。各管継手(20a)(30a)
の上端部から上方に突出している弁棒(52a)の上端部
は、第2弁棒部材(522a)の上端部により構成されてい
る。そして、第2弁棒部材(522a)の上端部が嵌め入れら
れる下方突出筒状の嵌入部(551A)が、ハンドル(55)の頂
壁(551)に設けられている。ハンドル(55)は、嵌入部(55
1A)に通じるように頂壁(551)の中心部にあけられた貫通
孔を通して第2弁棒部材(522a)の上端部にねじ止められ
たビス(56)によって、第2弁棒部材(522a)に固定されて
いる。この第4の実施形態によれば、上記の通り湯水混
合栓本体(40b)の構造を単純化することができるので、
それだけコストを下げることができる。
【0046】なお、上記の実施形態はあくまでも例示に
すぎず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸
脱しない範囲で適宜に変更の上、本発明を実施すること
は勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓
との接続構造の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す接続構造の水平断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う垂直断面図である。
【図4】図1に示す接続構造の分解斜視図である。
【図5】本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓
との接続構造の第2の実施形態を示す水平断面図であ
る。
【図6】図5に示す接続構造の一部分解斜視図である。
【図7】図5に示す接続構造の変形例を示す一部分解斜
視図である。
【図8】本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓
との接続構造の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う垂直断面図である。
【図10】図8に示す接続構造の一部分解斜視図であ
る。
【図11】本発明による給水管および給湯管と湯水混合
栓との接続構造の第4の実施形態を示す斜視図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿う垂直断面図であ
る。
【図13】図11のXIII−XIIIに沿う水平断面図であ
る。
【図14】図11に示す接続構造の一部分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
(2):給水管 (3):給湯管 (4)(4a)(4b):湯水混合栓 (W):壁 (S):台 (W1)(S1):湯水混合栓取付部 (H):孔 (20)(20a):水側管継手 (21):水流入口 (22):水流出口 (30)(30a):湯側管継手 (31):湯流入口 (32):湯流出口 (40)(15)(40a)(40b):湯水混合栓本体 (41):水側管継手一部挿入孔 (411):環状連通溝 (42):湯側管継手一部挿入孔 (421):環状連通溝 (43)(151):水流路入口 (44)(152):湯流路入口 (5)(5a):流量調整弁 (52a):弁棒 (55):ハンドル (16):水側管継手一部挿入用筒状部材 (161):接続口 (162):環状連通溝 (164):分岐口 (17):湯側管継手一部挿入用筒状部材 (171):接続口 (172):環状連通溝 (406):水流路 (407):湯流路 (408):混合湯水流出口 (409):水側開閉弁 (410):湯側開閉弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁または台における湯水混合栓取付部の
    裏側に配された給水管の先端に水側管継手一端部の水流
    入口が接続され、前記同様に給水管と並んで配された給
    湯管の先端に湯側管継手一端部の湯流入口が接続され、
    水側管継手および湯側管継手の各他端部が混合栓取付部
    にあけられた孔を通して混合栓取付部の表側に突出せし
    められ、水側管継手の他端部の周壁には水流出口が、湯
    側管継手の他端部の周壁には湯流出口がそれぞれ1つま
    たは周方向に間隔をおいて複数設けられており、水側管
    継手の他端部が、これと対応して湯水混合栓本体の一側
    部に貫通状にあけられた水側管継手一部挿入孔に、湯側
    管継手の他端部が、これと対応して混合栓本体の他側部
    に貫通状にあけられた湯側管継手一部挿入孔にそれぞれ
    挿入されて混合栓本体に固定され、水側管継手一部挿入
    孔の内周面には混合栓本体の水流路入口が、湯側管継手
    一部挿入孔の内周面には混合栓本体の湯流路入口がそれ
    ぞれ設けられており、混合栓本体の水流路入口と水側管
    継手の水流出口および混合栓本体の湯流路入口と湯側管
    継手の湯流出口がそれぞれ連通するように、水側管継手
    一部挿入孔の内周面と水側管継手の他端部周壁外周面の
    うち、および湯側管継手一部挿入孔の内周面と湯側管継
    手の他端部周壁外周面のうちそれぞれ少なくとも一方に
    環状連通溝が形成されている、給水管および給湯管と湯
    水混合栓との接続構造。
  2. 【請求項2】 壁または台における湯水混合栓取付部の
    裏側に配された給水管の先端に水側管継手一端部の水流
    入口が接続され、前記同様に給水管と並んで配された給
    湯管の先端に湯側管継手一端部の湯流入口が接続され、
    水側管継手および湯側管継手の各他端部が混合栓取付部
    にあけられた孔を通して混合栓取付部の表側に突出せし
    められ、水側管継手の他端部の周壁には水流出口が、湯
    側管継手の他端部の周壁には湯流出口がそれぞれ1つま
    たは周方向に間隔をおいて複数設けられており、湯水混
    合栓本体の一側面に設けられた水流路入口に、水側管継
    手一部挿入用筒状部材の周壁に設けられた接続口が、混
    合栓本体の他側面に設けられた湯流路入口に、湯側管継
    手一部挿入用筒状部材の周壁に設けられた接続口がそれ
    ぞれ接続され、水側管継手の他端部が水側管継手一部挿
    入用筒状部材内に、湯側管継手の他端部が湯側管継手一
    部挿入用筒状部材内にそれぞれ挿入されて同部材に固定
    されており、水側管継手一部挿入用筒状部材の接続口と
    水側管継手の水流出口および湯側管継手一部挿入用筒状
    部材の接続口と湯側管継手の湯流出口がそれぞれ連通す
    るように、水側管継手一部挿入用筒状部材の周壁内周面
    と水側管継手の他端部周壁外周面のうち、および湯側管
    継手一部挿入用筒状部材の周壁内周面と湯側管継手の他
    端部周壁外周面のうちそれぞれ少なくとも一方に環状連
    通溝が形成されている、給水管および給湯管と湯水混合
    栓との接続構造。
  3. 【請求項3】 水側管継手一部挿入用筒状部材および湯
    側管継手一部挿入用筒状部材のうち少なくとも一方の周
    壁にさらに分岐口が設けられている、請求項2に記載の
    給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造。
  4. 【請求項4】 水側管継手および湯側管継手の各他端部
    に、逆流防止機構を備えた流量調整弁が設けられてい
    る、請求項1〜3のいずれか1つに記載の給水管および
    給湯管と湯水混合栓との接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の給水管および給湯管と
    湯水混合栓との接続構造において、混合栓本体が、それ
    ぞれ混合湯水流出口に通じる水流路および湯流路を内部
    に有しているがこれらの開閉弁を備えていないものとな
    されるとともに、水側管継手および湯側管継手の各流量
    調整弁が、一端部が各管継手の他端部から混合栓取付部
    と反対方向に突出している弁棒と、弁棒の一端部に取り
    付けられたハンドルとを備えているものとなされ、混合
    栓本体内の水流路の開閉を行う水側開閉弁が水側管継手
    の流量調整弁によって構成され、混合栓本体内の湯流路
    の開閉を行う湯側開閉弁が湯側管継手の流量調整弁によ
    って構成されている、給水管および給湯管と湯水混合栓
    との接続構造。
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