JP4482724B2 - 給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造 - Google Patents

給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の壁付き湯水混合栓の場合、壁における湯水混合栓取付部の裏側に配された給水管および給湯管の各先端にエルボの一端部が接続され、混合栓取付部にあけられた孔を通して混合栓取付部の表側に突出させられた両エルボの他端部にクランクを介して混合栓本体の水流路入口および湯流路入口が接続されるようになっていた。
【0003】
また、従来の台付き湯水混合栓の場合、混合栓本体の水流路入口および湯流路入口から垂下状に設けられた管状の給水管接続脚および給湯管接続脚が、台における湯水混合栓取付部にあけられた孔に上から通され、これらの脚の先端部が混合栓取付部の裏側に配された給水管および給湯管の各先端に接続されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の壁付き湯水混合栓の場合、上記のように給水管および給湯管との接続をクランクを介して行っていたため、接続作業、特にクランクの位置決め作業に手間と熟練を要する上、クランクのある分だけ湯水混合栓が壁から突出して配置されることになるため、設置場所によっては湯水混合栓が邪魔になることがあった。
【0005】
また、従来の台付き湯水混合栓の場合、給水管および給湯管との接続作業を台の裏側の狭くて暗いスペースで行う必要があり、作業がし難かった。
【0006】
本発明の目的は、給水管および給湯管と湯水混合栓との接続作業を容易にすることにある。また、本発明のもう1つの目的は、壁付き湯水混合栓を壁に近接して設置することができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造は、壁または台における湯水混合栓取付部の裏側に配された給水管の先端に水側管継手一端部の水流入口が接続され、前記同様に給水管と並んで配された給湯管の先端に湯側管継手一端部の湯流入口が接続され、水側管継手および湯側管継手の各他端部が混合栓取付部にあけられた孔を通して混合栓取付部の表側に突出せしめられ、水側管継手の他端部の周壁には水流出口が、湯側管継手の他端部の周壁には湯流出口がそれぞれ1つまたは周方向に間隔をおいて複数設けられており、水側管継手の他端部が、これと対応して湯水混合栓本体の一側部に貫通状にあけられた水側管継手一部挿入孔に、湯側管継手の他端部が、これと対応して混合栓本体の他側部に貫通状にあけられた湯側管継手一部挿入孔にそれぞれ挿入されて混合栓本体に固定され、水側管継手一部挿入孔の内周面には混合栓本体の水流路入口が、湯側管継手一部挿入孔の内周面には混合栓本体の湯流路入口がそれぞれ設けられており、混合栓本体の水流路入口と水側管継手の水流出口および混合栓本体の湯流路入口と湯側管継手の湯流出口がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入孔の内周面と水側管継手の他端部周壁外周面のうち、および湯側管継手一部挿入孔の内周面と湯側管継手の他端部周壁外周面のうちそれぞれ少なくとも一方に環状連通溝が形成されているものである。
【0008】
上記のように、水側および湯側管継手の一端部を給水管および給湯管に接続し、同他端部を混合栓本体に設けた孔に挿入して固定するようにすれば、給水管および給湯管と湯水混合栓との接続作業が極めて容易となる。しかも、壁付き湯水混合栓の場合、壁に近接した位置に湯水混合栓を設置することが可能となる。
【0009】
また、本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造としては、壁または台における湯水混合栓取付部の裏側に配された給水管の先端に水側管継手一端部の水流入口が接続され、前記同様に給水管と並んで配された給湯管の先端に湯側管継手一端部の湯流入口が接続され、水側管継手および湯側管継手の各他端部が混合栓取付部にあけられた孔を通して混合栓取付部の表側に突出せしめられ、水側管継手の他端部の周壁には水流出口が、湯側管継手の他端部の周壁には湯流出口がそれぞれ1つまたは周方向に間隔をおいて複数設けられており、湯水混合栓本体の一側面に設けられた水流路入口に、水側管継手一部挿入用筒状部材の周壁に設けられた接続口が、混合栓本体の他側面に設けられた湯流路入口に、湯側管継手一部挿入用筒状部材の周壁に設けられた接続口がそれぞれ接続され、水側管継手の他端部が水側管継手一部挿入用筒状部材内に、湯側管継手の他端部が湯側管継手一部挿入用筒状部材内にそれぞれ挿入されて同部材に固定されており、水側管継手一部挿入用筒状部材の接続口と水側管継手の水流出口および湯側管継手一部挿入用筒状部材の接続口と湯側管継手の湯流出口がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入用筒状部材の周壁内周面と水側管継手の他端部周壁外周面のうち、および湯側管継手一部挿入用筒状部材の周壁内周面と湯側管継手の他端部周壁外周面のうちそれぞれ少なくとも一方に環状連通溝が形成されているものもある。
【0010】
上記のように、水側および湯側管継手の一端部を給水管および給湯管に接続し、同他端部を混合栓本体に接続した筒状部材内に挿入して同部材に固定するようにすれば、給水管および給湯管と湯水混合栓との接続作業が極めて容易となる。しかも、壁付き湯水混合栓の場合、壁に近接した位置に混合栓を設置することが可能となる。
【0011】
本発明による上記第2の接続構造において、水側管継手一部挿入用筒状部材および湯側管継手一部挿入用筒状部材のうち少なくとも一方の周壁にさらに分岐口が設けられている場合がある。
【0012】
このような分岐口を少なくとも一方の筒状部材の周壁に設けておけば、湯水混合栓自体に分岐口を設けることなく、水または湯を分岐することができるので、便利である。
【0013】
本発明による上記第1および第2の接続構造において、水側管継手および湯側管継手の各他端部に、逆流防止機構を備えた流量調整弁が設けられているのが好ましい。
【0014】
各管継手の他端部に上記のような流量調整弁を備えておけば、特に湯水混合栓がシングルレバー式やサーモスタット式といった1バルブ式のものである場合に、これらの流量調整弁によって吐水量の微妙な調整や部品交換時の止水を行うことができ、また逆止弁として機能させることができるので、使い勝手がよい。
【0015】
さらに、本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造としては、本発明による上記第1および第2の接続構造のうち水側管継手および湯側管継手の各他端部に上記流量調整弁が設けられているものにおいて、混合栓本体が、混合湯水流出口に通じる水流路および湯流路を有しているがこれらの開閉弁を備えていないものとなされるとともに、水側管継手および湯側管継手の各流量調整弁が、一端部が各管継手の他端部から混合栓取付部と反対方向に突出している弁棒と、弁棒の一端部に取り付けられたハンドルとを備えているものとなされ、混合栓本体内の水流路の開閉を行う水側開閉弁が水側管継手の流量調整弁によって構成され、混合栓本体内の湯流路の開閉を行う湯側開閉弁が湯側管継手の流量調整弁によって構成されているものもある。
【0016】
上記の構成によれば、湯水混合栓本体の構造を単純化することができるので、それだけコストを下げることができる。
【0017】
本発明において、水側管継手および湯側管継手の形状は、特に限定されるものではないが、湯水混合栓を壁に取り付ける場合には通常略L形のものが用いられ、湯水混合栓を台に取り付ける場合には通常ストレート形のものが用いられる。
【0018】
水側管継手および湯側管継手を混合栓本体に固定する手段も、特に限定されないが、例えば次のような手段を採ることができる。即ち、本発明による上記第1および第2の給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造において、混合栓本体における水側管継手一部挿入孔の混合栓取付部側の端部周縁または水側管継手一部挿入用筒状部材の混合栓取付部側の端部周縁が、水側管継手の他端部周壁外周面に設けられた段差またはフランジに受けられるとともに、混合栓本体における水側管継手一部挿入孔の混合栓取付部と反対側の端部周縁または水側管継手一部挿入用筒状部材の混合栓取付部側と反対側の端部周縁が、水側管継手の他端部周壁外周面に設けられた環状嵌入溝に内周部が嵌め入れられたC形ストッパの外周部に係り止められることによって、水側管継手の他端部が混合栓本体または水側管継手一部挿入用筒状部材に固定され、同様に、混合栓本体における湯側管継手一部挿入孔の混合栓取付部側の端部周縁または湯側管継手一部挿入用筒状部材の混合栓取付部側の端部周縁が、湯側管継手の他端部周壁外周面に設けられた段差またはフランジに受けられるとともに、混合栓本体における湯側管継手一部挿入孔の混合栓取付部と反対側の端部周縁または湯側管継手一部挿入用筒状部材の混合栓取付部側と反対側の端部周縁が、湯側管継手の他端部周壁外周面に設けられた環状嵌入溝に内周部が嵌め入れられたC形ストッパの外周部に係り止められることによって、湯側管継手の他端部が混合栓本体または湯側管継手一部挿入用筒状部材に固定される場合がある。このような固定手段を用いれば、固定作業が簡単であって、構造も複雑にならず、コストを抑えることができる。なお、両管継手の他端部周壁外周面に設けられた段差またはフランジに代えて、湯水混合栓取付部表面の孔周縁部によって、混合栓本体における湯側管継手一部挿入孔の混合栓取付部と反対側の端部周縁または湯側管継手一部挿入用筒状部材の混合栓取付部側と反対側の端部周縁を受けるようにしてもよい。さらには、前記段差またはフランジと、前記孔周縁部の両方によって、受けるようにしてもよい。
【0019】
本発明による上記第2の接続構造において、湯水混合栓本体の水流路入口および湯流路入口に水側管継手一部挿入用筒状部材および水側管継手一部挿入用筒状部材の接続口を接続する手段は特に限定されないが、通常は、ユニオンによって接続される。即ち、互いに接続すべき口のうち一方にユニオン雄ねじを設け、同他方にユニオンつばとこれに内端部が係合するユニオンナットとを設ける。
【0020】
なお、本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造は、給水管および給湯管の配管が通常工法、ヘッダ工法およびさや管ヘッダ工法のうちいずれの工法による場合であっても、適用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の説明において、正面から見て手前を前、奥を後といい、左右とは正面から見た左右をいうものとする。
【0022】
図1〜図4には、本発明の第1の実施形態が示されている。これらの図に示されているように、この実施形態における給水管(2)および給湯管(3)と湯水混合栓(4)との接続構造では、壁(W)における湯水混合栓取付部(W1)の裏側に上向きに配された給水管(2)の先端に略L形水側管継手(20)の下端部の水流入口(21)が接続され、前記同様に給水管(2)と並んで上向きに配された給湯管(3)の先端に略L形湯側管継手(30)の下端部の湯流入口(31)が接続されている。水側管継手(20)および湯側管継手(30)の各前端部は、壁(W)の混合栓取付部(W1)にあけられた孔(H)を通して混合栓取付部(W1)の表側に突出せしめられている。水側管継手(20)の前端部の周壁には水流出口(22)が、湯側管継手(30)の前端部の周壁には湯流出口(32)がそれぞれ周方向に間隔をおいて複数設けられている。水側管継手(20)の前端部は、これと対応して湯水混合栓本体(40)の右側部に貫通状にあけられた水側管継手一部挿入孔(41)に、湯側管継手(30)の前端部が、これと対応して混合栓本体(40)の左側部に貫通状にあけられた湯側管継手一部挿入孔(42)にそれぞれ挿入されて混合栓本体(40)に固定されている。水側管継手一部挿入孔(41)の内周面には混合栓本体(40)の水流路入口(43)が、湯側管継手一部挿入孔(42)の内周面には混合栓本体(40)の湯流路入口(44)がそれぞれ設けられている。そして、混合栓本体(40)の水流路入口(42)と水側管継手(20)の水流出口(22)および混合栓本体(40)の湯流路入口(44)と湯側管継手(30)の湯流出口(32)がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入孔(41)の内周面および湯側管継手一部挿入孔(42)の内周面にそれぞれ環状連通溝(411)(421)が形成されている。水側管継手(20)および湯側管継手(30)の各前端部には、逆流防止機構を備えた流量調整弁(5)が設けられている。
【0023】
給水管(2)は、可撓性を有する樹脂管よりなり、給水ヘッダ(図示略)と壁(W)の混合栓取付部(W1)との間に予め配置されたさや管(図示略)の中に収められるようになっている。同様に、給湯管(3)も、可撓性を有する樹脂管よりなり、給湯ヘッダ(図示略)と混合栓取付部(W1)との間に予め配置されたさや管(図示略)の中に収められるようになっている。給水管(2)および給湯管(3)の各先端部は、混合栓取付部(W1)の孔(H)に裏側から嵌め込まれた取出し口(61)を前面に有する管継手収容箱(6)内に、同箱の下壁に設けられた管導入孔(62)を通して導入され、ここで水側管継手(20)の水流入口(21)および湯側管継手(30)の湯流入口(31)にそれぞれ接続されている。
【0024】
水側管継手(20)および湯側管継手(30)の下端部に設けられた水流入口(21)および湯流入口(31)は、給水管(2)および給湯管(3)の各先端部内に差し込み得るように下方突出筒状に形成されている。水流入口(21)および湯流入口(31)の周囲には、ユニオン雄ねじ(24)(34)を有する筒状部(23)(33)が設けられている。一方、給水管(2)および給湯管(3)の各先端部には、ユニオンつば構成用リング(7)が嵌め被せられているとともに、内端部がリング(7)に係合するユニオンナット(8)が回転自在に嵌め被せられている。そして、ユニオンナット(8)がユニオン雄ねじ(24)(34)にねじ嵌められることによって、給水管(2)および給湯管(3)の先端部が水側管継手(20)の水流入口(21)および湯側管継手(30)の湯流入口(31)に接続されている。
【0025】
水側管継手(20)前端部における水流出口(22)の後側部分および湯側管継手(30)前端部における湯流出口(32)の後側部分にはそれぞれ雄ねじ(25)(35)が設けられており、これらの雄ねじ(25)(35)に、混合栓取付部(W1)前面の孔(H)周縁部に接するようにして水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部に嵌め被せられたリング状孔カバー(9)を押さえるナット(10)がねじ嵌められている。さらに、両管継手(20)(30)の前端部には、ナット(10)を覆い隠すようにリング状ナットカバー(91)が嵌め被せられている。
【0026】
水側管継手(20)の前端部周壁における水流出口(22)の後側の外周面に段差(26)が設けられ、この段差(26)によって混合栓本体(40)における水側管継手一部挿入孔(41)の後端部周縁が受けられている。また、水側管継手(20)の前端部周壁における水流出口(22)の前側の外周面に環状嵌入溝(27)が設けられ、この嵌入溝(27)にC形ストッパ(12)の内周部が嵌め入れられている。そして、C形ストッパ(12)の外周部に、混合栓本体(40)における水側管継手一部挿入孔(41)の前端部周縁が係り止められており、それによって水側管継手(20)の前端部が混合栓本体(40)に固定されている。水側管継手(20)の前端部周壁外周面における水流出口(22)の前後両隣部分とこれらの部分に対向する混合栓本体(40)の水側管継手一部挿入孔(41)内周面部分との間には、Oリングよりなるガスケット(11)が介在されている。水側管継手(20)の前端部周壁における段差(26)の前隣に、4つのフランジ(28)が等間隔おきに形成されているとともに、これらのフランジ(28)と係合する切欠き(図示略)が混合栓本体(40)における水側管継手一部挿入孔(41)の後端部周縁に形成されている。これらフランジ(28)と切欠きとによって、水側管継手(20)の前端部に対する混合栓本体(40)の位置決めを容易に行うことができる。湯側管継手(30)の前端部の混合栓本体(40)への固定も、上記と同様にして行われている。
【0027】
水側管継手(20)の前端部内における水流出口(22)の上流側に、環状弁座(28)が設けられている。同様に、湯側管継手(30)の前端部内における湯流出口(32)の上流側にも、環状弁座(38)が設けられている。両管継手(20)(30)の前端部には、中心部に貫通孔を有するナット(13)がねじ嵌められている。両管継手(20)(30)の流量調整弁(5)は、弁座(28)(38)に当接させられる円盤状の弁体(51)と、後端部に弁体(51)が取り付けられかつ前端がナット(13)の貫通孔を通して露出させられている弁棒(52)とを備えている。弁棒(52)は、後端に弁体(51)が取り付けられた第1弁棒部材(521)と、圧縮ばね(53)を介して第1弁棒部材(521)の前部が挿入される有底孔(522A)を後部に有し、回動用マイナス溝(522B)を前端に有し、かつナット(13)の貫通孔後部に設けられた雌ねじにねじ込まれる雄ねじを有する第2弁棒部材(522)とで構成されている。弁体(51)は、圧縮ばね(53)によって弁座(28)(38)に押し付けられるように付勢されており、それによって水または湯の逆流を防止するようになっている。弁体(51)には、複数の後方突出状弁体ガイド(54)が取り付けられている。第2弁棒部材(522)のマイナス溝(522B)にドライバー等を差し込んで所定の方向に回転させれば、水または湯の流量を調整することができる。
【0028】
湯水混合栓(4)は、ハンドシャワーを備えたシングルレバー式のものである。湯水混合栓本体(40)の上面中央部には、固定ディスクおよび可動ディスクを内蔵したカートリッジ(図示略)を収容する筒状のカートリッジ収容部(45)が設けられ、その上方にレバー(46)が配されている。吐水管(47)は、混合栓本体(40)下面に設けられた吐水管用混合湯水出口に接続され、ハンドシャワーのホース(48)は、混合栓本体(40)後面に設けられたハンドシャワー用混合湯水出口に接続されている。混合栓本体(40)の前面には、吐水管(47)とハンドシャワー(48)との切替弁のハンドル(49)が設けられている。
【0029】
水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部と、湯水混合栓(4)のうちレバー(46)、切替弁のハンドル(49)、吐水管(47)およびハンドシャワーのホース(48)を除いた部分とが、化粧カバー(14)で覆われている。化粧カバー(14)は、上面カバー(141)と、周面・下面カバー(142)とで構成されている。周面・下面カバー(142)における前壁の左右両端部には、流量調整弁操作用開口部(142A)が設けられているとともに、同開口部(142A)が取り外し可能な蓋(143)によって閉鎖されている。
【0030】
給水管(2)および給湯管(3)と湯水混合栓との接続作業は、例えば次の手順で行われる。即ち、まず、さや管に通された給水管(2)および給湯管(3)の各先端に、水側管継手(20)の水流入口(21)および湯側管継手(30)の湯流入口(31)をそれぞれ接続する。そして、水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部に孔カバー(9)、ナット(10)およびナットカバー(91)を嵌め被せて、両管継手(20)(30)を混合栓取付部(W1)に固定する。次いで、水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部を、混合栓本体(40)の水側管継手一部挿入孔(41)および湯側管継手一部挿入孔(42)に挿入し、混合栓本体(40)における両孔(41)(42)の後端部周縁が両管継手(20)(30)の段差(26)(36)に受けられたところで、両管継手(20)(30)の嵌入溝(27)(37)にC形ストッパ(12)の内周部を嵌め入れ、C形ストッパ(12)の外周部によって混合栓本体(40)における両孔(41)(42)の前端部周縁を係り止め、こうして両管継手(20)(30)の前端部を混合栓本体(40)に固定する。このように、本発明によれば、従来技術のようなクランクの位置決めといった面倒な作業もなく、極めて簡単に接続作業を行うことができる。また、図1〜3から明らかなように、湯水混合栓(4)を壁(W)に近接して設置することができるので、湯水混合栓(4)が邪魔になるようなことがない。
【0031】
図5および図6には、本発明の第2の実施形態が示されている。これらの図に示されているように、この実施形態における給水管(2)および給湯管(3)と湯水混合栓(4)との接続構造では、壁(W)における湯水混合栓取付部(W1)の裏側に上向きに配された給水管(2)の先端に略L形水側管継手(20)の下端部の水流入口(21)が接続され、前記同様に給水管(2)と並んで上向きに配された給湯管(3)の先端に略L形湯側管継手(30)の下端部の湯流入口(31)が接続されている。水側管継手(20)および湯側管継手(30)の各前端部が混合栓取付部(W1)にあけられた孔(H)を通して混合栓取付部(W1)の表側に突出せしめられている。水側管継手(20)の前端部の周壁には水流出口(22)が、湯側管継手(30)の前端部の周壁には湯流出口(32)がそれぞれ周方向に間隔をおいて複数設けられている。湯水混合栓本体(15)の右側面に設けられた水流路入口(151)に、水側管継手一部挿入用筒状部材(16)の周壁に設けられた接続口(161)が、混合栓本体(15)の左側面に設けられた湯流路入口(152)に、湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)の周壁に設けられた接続口(171)がそれぞれ接続されている。そして、水側管継手(20)の前端部が水側管継手一部挿入用筒状部材(16)内に、湯側管継手(30)の前端部が湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)内にそれぞれ挿入されて同部材(16)(17)に固定されている。水側管継手一部挿入用筒状部材(16)の接続口(161)と水側管継手(20)の水流出口(22)および湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)の接続口(171)と湯側管継手(30)の湯流出口(32)がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入用筒状部材(16)の周壁内周面および湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)の周壁内周面にそれぞれ環状連通溝(162)(172)が形成されている。水側管継手(20)および湯側管継手(30)の各前端部には、逆流防止機構を備えた流量調整弁(5)が設けられている。
【0032】
水側管継手一部挿入用筒状部材(16)および湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)の接続口(161)(171)は、それぞれ混合栓本体(15)に向かって突出した筒状のものであって、ユニオン雄ねじ(161A)(171A)を有している。水流路入口(151)は、混合栓本体(15)の右側面に形成されたねじ孔にねじ込まれかつユニオンつば(153A)を有する略筒状の水流路入口部材(153)で構成されている。同様に、湯流路入口(152)は、混合栓本体(15)の左側面に形成されたねじ孔にねじ込まれかつユニオンつば(図示略)を有する略筒状の湯流路入口部材(153)で構成されている。水流路入口部材(153)および水流路入口部材(153)には、内端部がユニオンつば(153A)に係合するユニオンナット(154)が回転自在に嵌め被せられている。そして、ユニオンナット(155)がユニオン雄ねじ(161A)(171A)にねじ嵌められることによって、両筒状部材(16)(17)の接続口(161)(171)が混合栓本体(15)の水流路入口(151)および湯流路入口(152)に接続されている。
【0033】
両筒状部材(16)(17)の後端部周縁は、両管継手(20)(30)の前端部に設けられた段差(26)(36)に受けられ、また、両筒状部材(16)(17)の前端部周縁は、両管継手(20)(30)前端部の環状嵌入溝(27)(37)に内周部が嵌め入れられたC形ストッパ(12)の外周部に係り止められており、こうして両管継手(20)(30)の前端部が両筒状部材(16)(17)を介して混合栓本体(15)に固定されている。両管継手(20)の前端部周壁外周面における水流出口(22)および湯流出口(32)の前後両隣部分とこれらの部分に対向する両筒状部材(16)(17)の内周面部分との間には、Oリングよりなるガスケット(11)が介在されている。両管継手(20)(30)の前端部周壁における段差(26)(36)の前隣に形成された4つのフランジ(28)(38)と係合する切欠き(163)(173)が、両筒状部材(16)(17)の後端部周縁に形成されており、両管継手(20)(30)の前端部に対する両筒状部材(16)(17)の位置決めを容易に行うことができるようになっている。
【0034】
水側管継手(20)および湯側管継手(30)ならびに湯水混合栓(15)に関する上記以外の構造は、図1〜4に示された第1の実施形態と同じであるので、図面中に同一の符号を付して詳しい説明を省略する。また、水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部と、湯水混合栓(4)のうちレバー(46)、切替弁のハンドル(49)、吐水管(47)およびハンドシャワーのホース(48)を除いた部分とを覆う化粧カバー(14)も、第1の実施形態と同じであるので、図面中に同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0035】
上記第2の実施形態において、給水管(2)および給湯管(3)と湯水混合栓(4)との接続作業は、例えば次の手順で行われる。即ち、まず、さや管に通された給水管(2)および給湯管(3)の各先端に、水側管継手(20)の水流入口(21)および湯側管継手(30)の湯流入口(31)をそれぞれ接続する。そして、水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部に孔カバー(9)、ナット(10)およびナットカバー(91)を嵌めて、両管継手(20)(30)を混合栓取付部(W1)に固定する。一方、混合栓本体(15)右側面の水流路入口(151)に水側管継手一部挿入用筒状部材(16)の接続口(161)を、混合栓本体(15)左側面の湯流路入口(152)に湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)の接続口(171)を、それぞれユニオン(153A)(154)(161A)(171A)によって接続しておく。次いで、水側管継手(20)および湯側管継手(30)の前端部を、水側管継手一部挿入用筒状部材(16)内および湯側管継手一部挿入用筒状部材(17)内に挿入し、両筒状部材(16)(17)の後端部周縁が両管継手(20)(30)の段差(26)(36)に受けられたところで、両管継手(20)(30)の嵌入溝(27)(37)にC形ストッパ(12)の内周部を嵌め入れ、C形ストッパ(12)の外周部によって両筒状部材(16)(17)の前端部周縁を係り止め、こうして両管継手(20)(30)の前端部を両筒状部材(16)(17)を介して混合栓本体(15)に固定する。このように、本発明によれば、従来技術のようなクランクの位置決めといった面倒な作業もなく、極めて簡単に接続作業を行うことができる。また、図5から明らかなように、湯水混合栓(4)を壁(W)に近接して設置することができる。
【0036】
図7は、図5および図6に示された上記第2の実施形態の変形例が示されている。図7において、水側管継手一部挿入用筒状部材(16)の周壁には、さらに上方突出筒状の分岐口(164)が設けられている。分岐口(164)には、分岐管接続用の雄ねじ(164A)が設けられている。
【0037】
図8〜10には、本発明の第3の実施形態が示されている。これらの図に示されているように、この実施形態における給水管(2)および給湯管(3)と湯水混合栓(4a)との接続構造では、台(S)における湯水混合栓取付部(S1)の裏側に上向きに配された給水管(2)の先端にストレート形水側管継手(20a)の下端部の水流入口(21)が接続され、前記同様に給水管(2)と並んで上向きに配された給湯管(3)の先端にストレート形湯側管継手(30a)の下端部の湯流入口(31)が接続されている。水側管継手(20a)および湯側管継手(30a)の各上端部は、台(S)の混合栓取付部(S1)にあけられた孔(H)を通して混合栓取付部(S1)の表側に突出せしめられている。水側管継手(20a)の上端部の周壁には水流出口(22)が、湯側管継手(30a)の上端部の周壁には湯流出口(32)がそれぞれ周方向に間隔をおいて複数設けられている。そして、水側管継手(20a)の上端部が、これと対応して湯水混合栓本体(40a)の右側部に貫通状にあけられた水側管継手一部挿入孔(41)に、湯側管継手(30a)の他端部が、これと対応して混合栓本体(40a)の左側部に貫通状にあけられた湯側管継手一部挿入孔(42)にそれぞれ挿入されて混合栓本体(40a)に固定されている。水側管継手一部挿入孔(41)の内周面には混合栓本体(40a)の水流路入口(43)が、湯側管継手一部挿入孔(42)の内周面には混合栓本体(40a)の湯流路入口(図示略)がそれぞれ設けられている。混合栓本体(40a)の水流路入口(41)と水側管継手(20a)の水流出口(22)および混合栓本体(40a)の湯流路入口と湯側管継手(30A)の湯流出口(32)がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入孔(41)の内周面および湯側管継手一部挿入孔(42)の内周面にそれぞれ環状連通溝(411)(421)が形成されている。水側管継手(20A)および湯側管継手(30A)の各前端部には、逆流防止機構を備えた流量調整弁(5)が設けられている。
【0038】
給水管(2)は、可撓性を有する樹脂管よりなり、給水ヘッダ(図示略)と台(S)の混合栓取付部(S1)との間に配管されている。同様に、給湯管(3)も、可撓性を有する樹脂管よりなり、給湯ヘッダ(図示略)と混合栓取付部(S1)との間に配管されている。
【0039】
水側管継手(20a)下端部の水流入口(21)および湯側管継手(30a)下端部の湯流入口(31)は、給水管(2)および給湯管(3)の各先端部内に差し込み得るように下方突出筒状に形成されている。水流入口(21)および湯流入口(31)の周囲には、ユニオン雄ねじ(24)(34)を有する筒状部(23)(33)が設けられている。一方、給水管(2)および給湯管(3)の各先端部には、ユニオンつば構成用リング(7)が嵌め被せられているとともに、内端部がリング(7)に係合するユニオンナット(8)が回転自在に嵌め被せられている。そして、ユニオンナット(8)がユニオン雄ねじ(24)(34)にねじ嵌められることによって、給水管(2)および給湯管(3)の先端部が水側管継手(20a)の水流入口(21)および湯側管継手(30a)の湯流入口(31)に接続されている。
【0040】
水側管継手(20a)および湯側管継手(30a)の長さ中間部周壁外周面には、前後両側に突出した固定用フランジ(18)が設けられており、これらのフランジ(18)が台(S)の裏面における混合栓取付部(S1)の孔(H)周縁部にネジ(図示略)で止められることにより、両管継手(20a)(30a)が台(S)に固定されるようになっている。
【0041】
水側管継手(20a)の上端部周壁における水流出口(22)の下側の外周面に段差(26)が設けられ、この段差(26)と混合栓取付部(S1)上面の孔(H)周縁部とによって、混合栓本体(40a)における水側管継手一部挿入孔(41)の下端部周縁が受けられている。また、水側管継手(20a)の上端部周壁における水流出口(22)の上側の外周面に環状嵌入溝(27)が設けられ、この嵌入溝(27)にC形ストッパ(12)の内周部が嵌め入れられている。そして、C形ストッパ(12)の外周部に、混合栓本体(40a)における水側管継手一部挿入孔(41)の上端部周縁が係り止められており、こうして水側管継手(20a)の上端部が混合栓本体(40a)に固定されている。水側管継手(20a)の前端部周壁外周面における水流出口(22)の前後両隣部分とこれらの部分に対向する混合栓本体(40a)の水側管継手一部挿入孔(41)内周面部分との間には、Oリングよりなるガスケット(11)が介在されている。水側管継手(20a)の上端部周壁における段差(26)の上隣には、4つのフランジ(28)が等間隔おきに形成されているとともに、これらのフランジ(28)と係合する切欠き(図示略)が混合栓本体(40a)における水側管継手一部挿入孔(41)の下端部周縁に形成されている。これらのフランジ(28)と切欠きとによって、水側管継手(20a)の上端部に対する混合栓本体(40a)の位置決めが容易にできるようになっている。湯側管継手(30a)の上端部の混合栓本体(40a)への固定も、上記と同様にして行われている。
【0042】
水側管継手(20a)の上端部内における水流出口(22)の上流側に、環状弁座(28)が設けられている。同様に、湯側管継手(30a)の上端部内における湯流出口(32)の上流側にも、環状弁座(図示略)が設けられている。両管継手(20a)(30a)の上端部には、中心部に貫通孔を有するナット(13)がねじ嵌められている。両管継手(20a)(30a)の流量調整弁(5)は、弁座(28)に当接させられる円盤状の弁体(51)と、下端部に弁体(51)が取り付けられかつ上端がナット(13)の貫通孔を通して露出させられている弁棒(52)とを備えている。弁棒(52)は、下端に弁体(51)が取り付けられた第1弁棒部材(521)と、圧縮ばね(53)を介して第1弁棒部材(521)の上部が挿入される有底孔(522A)を下部に有し、回動用マイナス溝(522B)を上端に有し、かつナット(13)の貫通孔下部に設けられた雌ねじにねじ込まれる雄ねじを有する第2弁棒部材(522)とで構成されている。弁体(51)は、圧縮ばね(53)によって弁座(28)に押し付けられるように付勢されており、これによって水または湯の逆流を防止するようになっている。弁体(51)には、複数の下方突出状弁体ガイド(54)が取り付けられている。第2弁棒部材(522)のマイナス溝(522B)にドライバー等を差し込んで所定の方向に回転させれば、水または湯の流量を調整することができる。
【0043】
湯水混合栓(4a)は、シングルレバー式のものである。湯水混合栓本体(40a)の上面中央部には筒状上方突出部(401)が設けられており、その下半部に、吐水管(403)を有する筒状部材(402)が回転自在に嵌め被せられ、その上半部が、固定ディスクおよび可動ディスクを内蔵したカートリッジ(図示略)を内部に収容するカートリッジ収容部(404)となされている。カートリッジ収容部(404)の上方にはレバー(405)が配されている。
【0044】
上記第3の実施形態において、給水管(2)および給湯管(3)と湯水混合栓(4a)との接続作業は、例えば次の手順で行われる。即ち、まず、水側管継手(20a)および湯側管継手(30a)を、台(S)における混合栓取付部(S1)の孔(H)に挿通した状態で台(S)の裏面にネジで固定する。次に、給水管(2)および給湯管(3)の各先端に、水側管継手(20a)の水流入口(21)および湯側管継手(30a)の湯流入口(31)をそれぞれ接続する。そして、水側管継手(20a)および湯側管継手(30a)の上端部を、混合栓本体(40a)の水側管継手一部挿入孔(41)および湯側管継手一部挿入孔(42)に挿入し、混合栓本体(40a)における両孔(41)(42)の下端部周縁が両管継手(20a)(30a)の段差(26)(36)および混合栓取付部(S1)上面の孔(H)周縁部に受けられたところで、両管継手(20a)(30a)の嵌入溝(27)(37)にC形ストッパ(12)の内周部を嵌め入れ、C形ストッパ(12)の外周部によって混合栓本体(40a)における両孔(41)(42)の上端部周縁を係り止め、こうして両管継手(20a)(30a)の上端部を混合栓本体(40a)に固定する。このように、本発明によれば、従来技術のように台(S)の裏側において面倒な接続作業をしなくてもよく、それだけ接続作業を楽に行うことができる。
【0045】
図11〜14には、本発明の第4の実施形態が示されている。これらの図に示されているように、この実施形態における給水管(2)および給湯管(3)と湯水混合栓(4b)との接続構造は、以下の点を除いて、図8〜10に示された本発明の第3の実施形態と同じ構造を有している。即ち、この実施形態では、混合栓本体(40b)が、それぞれ混合湯水流出口(408)に通じる水流路(406)および湯流路(407)を内部に有しているがこれらの開閉弁を備えていないものとなされるとともに、水側管継手(20a)および湯側管継手(30a)の各流量調整弁(5a)が、上端部が各管継手(20a)(30a)の上端部から上方に突出している弁棒(52a)と、弁棒(52a)の上端部に取り付けられたハンドル(55)とを備えているものとなされている。そして、混合栓本体(40b)内の水流路(406)の開閉を行う水側開閉弁(409)が水側管継手(20a)の流量調整弁(5a)によって構成され、混合栓本体(40b)内の湯流路(407)の開閉を行う湯側開閉弁(410)が湯側管継手(30a)の流量調整弁(5a)によって構成されている。混合栓本体(40b)は、左右に長い中空ブロック状のものであって、その上面中央部に、混合湯水流出口(408)が設けられている。水流路(406)は、混合栓本体(40b)内の右半部によって構成され、湯流路(407)は、混合栓本体(40b)内の左半部によって構成されている。混合湯水流出口(408)には、吐水管(403a)が回転自在に接続されている。ハンドル(55)は、頂壁(551)を有する筒状のものである。各管継手(20a)(30a)の上端部から上方に突出している弁棒(52a)の上端部は、第2弁棒部材(522a)の上端部により構成されている。そして、第2弁棒部材(522a)の上端部が嵌め入れられる下方突出筒状の嵌入部(551A)が、ハンドル(55)の頂壁(551)に設けられている。ハンドル(55)は、嵌入部(551A)に通じるように頂壁(551)の中心部にあけられた貫通孔を通して第2弁棒部材(522a)の上端部にねじ止められたビス(56)によって、第2弁棒部材(522a)に固定されている。この第4の実施形態によれば、上記の通り湯水混合栓本体(40b)の構造を単純化することができるので、それだけコストを下げることができる。
【0046】
なお、上記の実施形態はあくまでも例示にすぎず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜に変更の上、本発明を実施することは勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す接続構造の水平断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う垂直断面図である。
【図4】図1に示す接続構造の分解斜視図である。
【図5】本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造の第2の実施形態を示す水平断面図である。
【図6】図5に示す接続構造の一部分解斜視図である。
【図7】図5に示す接続構造の変形例を示す一部分解斜視図である。
【図8】本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う垂直断面図である。
【図10】図8に示す接続構造の一部分解斜視図である。
【図11】本発明による給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造の第4の実施形態を示す斜視図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿う垂直断面図である。
【図13】図11のXIII−XIIIに沿う水平断面図である。
【図14】図11に示す接続構造の一部分解斜視図である。
【符号の説明】
(2):給水管
(3):給湯管
(4)(4a)(4b):湯水混合栓
(W):壁
(S):台
(W1)(S1):湯水混合栓取付部
(H):孔
(20)(20a):水側管継手
(21):水流入口
(22):水流出口
(30)(30a):湯側管継手
(31):湯流入口
(32):湯流出口
(40)(15)(40a)(40b):湯水混合栓本体
(41):水側管継手一部挿入孔
(411):環状連通溝
(42):湯側管継手一部挿入孔
(421):環状連通溝
(43)(151):水流路入口
(44)(152):湯流路入口
(5)(5a):流量調整弁
(52a):弁棒
(55):ハンドル
(16):水側管継手一部挿入用筒状部材
(161):接続口
(162):環状連通溝
(164):分岐口
(17):湯側管継手一部挿入用筒状部材
(171):接続口
(172):環状連通溝
(406):水流路
(407):湯流路
(408):混合湯水流出口
(409):水側開閉弁
(410):湯側開閉弁

Claims (5)

  1. 壁または台における湯水混合栓取付部の裏側に配された給水管の先端に水側管継手一端部の水流入口が接続され、前記同様に給水管と並んで配された給湯管の先端に湯側管継手一端部の湯流入口が接続され、水側管継手および湯側管継手の各他端部が混合栓取付部にあけられた孔を通して混合栓取付部の表側に突出せしめられ、水側管継手の他端部の周壁には水流出口が、湯側管継手の他端部の周壁には湯流出口がそれぞれ1つまたは周方向に間隔をおいて複数設けられており、水側管継手の他端部が、これと対応して湯水混合栓本体の一側部に貫通状にあけられた水側管継手一部挿入孔に、湯側管継手の他端部が、これと対応して混合栓本体の他側部に貫通状にあけられた湯側管継手一部挿入孔にそれぞれ挿入されて混合栓本体に固定され、水側管継手一部挿入孔の内周面には混合栓本体の水流路入口が、湯側管継手一部挿入孔の内周面には混合栓本体の湯流路入口がそれぞれ設けられており、混合栓本体の水流路入口と水側管継手の水流出口および混合栓本体の湯流路入口と湯側管継手の湯流出口がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入孔の内周面と水側管継手の他端部周壁外周面のうち、および湯側管継手一部挿入孔の内周面と湯側管継手の他端部周壁外周面のうちそれぞれ少なくとも一方に環状連通溝が形成されている、給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造。
  2. 壁または台における湯水混合栓取付部の裏側に配された給水管の先端に水側管継手一端部の水流入口が接続され、前記同様に給水管と並んで配された給湯管の先端に湯側管継手一端部の湯流入口が接続され、水側管継手および湯側管継手の各他端部が混合栓取付部にあけられた孔を通して混合栓取付部の表側に突出せしめられ、水側管継手の他端部の周壁には水流出口が、湯側管継手の他端部の周壁には湯流出口がそれぞれ1つまたは周方向に間隔をおいて複数設けられており、湯水混合栓本体の一側面に設けられた水流路入口に、水側管継手一部挿入用筒状部材の周壁に設けられた接続口が、混合栓本体の他側面に設けられた湯流路入口に、湯側管継手一部挿入用筒状部材の周壁に設けられた接続口がそれぞれ接続され、水側管継手の他端部が水側管継手一部挿入用筒状部材内に、湯側管継手の他端部が湯側管継手一部挿入用筒状部材内にそれぞれ挿入されて同部材に固定されており、水側管継手一部挿入用筒状部材の接続口と水側管継手の水流出口および湯側管継手一部挿入用筒状部材の接続口と湯側管継手の湯流出口がそれぞれ連通するように、水側管継手一部挿入用筒状部材の周壁内周面と水側管継手の他端部周壁外周面のうち、および湯側管継手一部挿入用筒状部材の周壁内周面と湯側管継手の他端部周壁外周面のうちそれぞれ少なくとも一方に環状連通溝が形成されている、給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造。
  3. 水側管継手一部挿入用筒状部材および湯側管継手一部挿入用筒状部材のうち少なくとも一方の周壁にさらに分岐口が設けられている、請求項2に記載の給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造。
  4. 水側管継手および湯側管継手の各他端部に、逆流防止機構を備えた流量調整弁が設けられている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造。
  5. 請求項4に記載の給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造において、混合栓本体が、それぞれ混合湯水流出口に通じる水流路および湯流路を内部に有しているがこれらの開閉弁を備えていないものとなされるとともに、水側管継手および湯側管継手の各流量調整弁が、一端部が各管継手の他端部から混合栓取付部と反対方向に突出している弁棒と、弁棒の一端部に取り付けられたハンドルとを備えているものとなされ、混合栓本体内の水流路の開閉を行う水側開閉弁が水側管継手の流量調整弁によって構成され、混合栓本体内の湯流路の開閉を行う湯側開閉弁が湯側管継手の流量調整弁によって構成されている、給水管および給湯管と湯水混合栓との接続構造。
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