JP2002069944A - 透光性防音板及びこれを用いた防音壁 - Google Patents

透光性防音板及びこれを用いた防音壁

Info

Publication number
JP2002069944A
JP2002069944A JP2000268851A JP2000268851A JP2002069944A JP 2002069944 A JP2002069944 A JP 2002069944A JP 2000268851 A JP2000268851 A JP 2000268851A JP 2000268851 A JP2000268851 A JP 2000268851A JP 2002069944 A JP2002069944 A JP 2002069944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
sound
transmitting
plate
absorbing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000268851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3844331B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Ota
義博 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2000268851A priority Critical patent/JP3844331B2/ja
Publication of JP2002069944A publication Critical patent/JP2002069944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3844331B2 publication Critical patent/JP3844331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】透光性、透視性と、吸音性、遮音性を備えた透
光性防音板、およびこれを用いた防音壁を提供する。 【解決手段】透光性吸音材1と透光性遮音板2とをパネ
ル枠材3により一定間隔に保持してパネル化した防音板
とするとともに、その防音板の一部に通気開口を設け
る、例えば、透光性吸音材1をパネル枠材3から5〜1
0mm程度浮かせて、隙間を設けて取り付けたり、パネ
ル枠材自体に孔あけ加工を施し、スリット孔や丸孔状の
通気開口を設けて、外気との流通を良くして、結露を防
止した構造を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路鉄道などの騒
音対策に用いられる透光性、透視性があり、かつ吸音性
を有する透光性防音板及びこれを用いた防音壁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透光性、透視性を有する吸音性の
遮音板として、透光性の膜状吸音材と透光性の遮音材を
間に空間を設けてパネル化した防音板があるが、内部空
間と外部とにある温度差が生じるような場合には、内部
の湿気が内面に結露し曇りが発生することにより、透光
性と透視性が損なわれるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決するためになされたものであり、内面結
露を防止できるようにして、透光性、透視性を確保し、
かつ吸音性、遮音性を備えた透光性防音板及びこれを用
いた防音壁を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の透光性防音板は、透光性の膜状材
料の両面又は片面に多孔板を配した透光性吸音材と、透
光性遮音板と、これらを一定間隔に保持するパネル枠材
とからなることを特徴とし、併せて、この透光性防音板
には内面の結露を防止する手段として、該透光性防音板
の一部に通気開口を設けること、または該透光性防音板
に乾燥剤を封入すること、または該透光性防音板の内面
に光触媒、親水性材料、または撥水性材料を塗布するこ
と、などを特徴とするものである。
【0005】なお、このような透光性防音板において、
その構成部材である前記透光性吸音材をパネル枠材にル
ーズに留め付けた構造とすることが好ましく、また透光
性防音板の内部には内部吸音材を配置することが好まし
く、さらには透視できる開口が全面積の30%以上であ
ることが特に好ましい。また本発明の防音壁は、上記の
透光性防音板を設置したことを特徴とするものである。
【0006】本発明の透光性防音板は、以上のように透
光性吸音材と透光性遮音板とをパネル化するとともに、
この透光性防音板には内面の結露を防止する手段が設け
られているのであるから、湿度や気温の変化があっても
透光性、透視性が確保でき、かつ吸音性、遮音性を備え
る利点があり、日照や視界を妨げることなく防音効果を
発揮することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を本発明の透光性防
音板の外観図である図1、その断面を示す図2、その部
分拡大図である図3を参照して、実施形態とともに詳細
に説明する。本発明の透光性防音板は、先ず、図2に示
すように、透光性吸音材1と透光性遮音板2とを、パネ
ル枠材3により一定間隔に保持してパネル化した点を特
徴とするものである。
【0008】次いで、本発明の透光性防音板では、その
防音板の一部に通気開口を設けるなどして、結露を防止
した構造を採用した点にもその特徴がある。かくして、
防音板内部の湿気が内面に結露して透光性と透視性が損
なわれるという現象を解決することができるのである。
このように、防音板の一部に通気開口を設けるのは、内
部空気と外気との流通を促進して、温度の均一化や湿気
の分散を促すためのものであり、以下に説明するようさ
らに具体化することができる。
【0009】1)透光性吸音材1をパネル枠材3から5
〜10mm程度浮かせて、つまり隙間を設けて取り付け
たり、パネル枠材自体に孔あけ加工を施してスリット孔
や丸孔状の通気開口を設けて、外気との流通を良くすれ
ば、結露を効果的に防止できる。なお、透光性吸音材1
をパネル枠材3から浮かせて取り付けるには、図3
(A)に例示するように、透光性吸音材1の周囲を補強
用押さえ板8aで縁取りしてパネル化し、相手方のパネ
ル枠材3に設けられた支持枠材3aに、5〜10mm長
さの取り付け治具9aを介して、ねじ、ボルト、リベッ
トや簡易止め付け金具(ワンタッチ金具)で取り付ける
ようにすればよく、この取り付け方法によれば、現場で
のメンテナンス時の取り替えが容易になる利点が得られ
る。
【0010】2)この通気開口の形成位置としては、防
音板の上面側の場合は、雨水が浸入しやすいので、庇な
どを設ける措置が好ましく、特に、防音版の側面側、好
ましくは下面側に設けるようにするのがよい。この場合
でも、雨水のしぶきが浸入しないよう入り組んだ開口構
造を採用するのがよい。さらに、パネル枠材の下部に
は、侵入した雨水を排出できるよう水抜き孔を適宜に配
置しておくのがよい。また、これら防音板を防音壁とし
た場合、通気開口から騒音が漏れないよう、予めその通
気開口の形成位置関係などを配慮して調整する必要があ
る。
【0011】かくして、本発明では、急激な温度、湿度
の変化などにより、防音板内面の結露による曇りを効果
的に防止できる。さらに、雨水が入りにくく、排水しや
すいので、結露防止効果の他、湿気によるパネル枠材な
どの腐食や劣化を軽減できる利点が得られるのである。
【0012】さらに、本発明では、防音板の内面に光触
媒、親水性材料または撥水性材料を塗布、付着させて、
防音板内面の結露による曇りを防止することができる。
この場合、光触媒としては、アナターゼ型の二酸化チタ
ンが適当であり、また親水性材料としては、シリカ系、
アルミナ複合金属系、シリコン系で親水基を有する塗料
やコーティング剤が好適であり、撥水性材料としては、
アクリルシリコン系、シリコン系で疎水基を有するコー
ティング剤が好適である。なお、このケースでは、先の
通気開口や水抜き孔を設けた構造を併用するようにして
もよい。以上説明した結露防止手段の他には、防音板の
内部にシリカゲル系の乾燥剤を封入したり、この防音板
自体を密閉構造に構成することも適宜に採用することが
できる。
【0013】以下に、本発明の防音板を構成する各部材
について説明する。 (透光性吸音材)透光性吸音材1は、図4に示すように
透光性、透視性の膜状材料5の両側または片側に、多孔
板6を配した吸音材であって、膜状材料5の振動を多孔
板6で調整して適正な振動を得ることによって音のエネ
ルギーを吸収する吸音材である。用いられる膜状材料5
は、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化エチレン等のフッ素
樹脂系フィルムやポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、酢酸ビニル、ポリビニリデ
ンなどの合成樹脂フィルムであって、厚さは6μm〜2
000μmが好ましい。その理由は、厚さが厚いと膜振
動が生じにくくなり吸音率が低下し、薄すぎると破損し
やすくなるためである。
【0014】前記膜状材料5と組み合わされる多孔板6
は、アルミニウム、鉄、ガラス、合成樹脂などの各種材
料からなる網やエキスパンドメタルのような網状のも
の、アルミニウム、鉄等の金属板、珪酸カルシウム板、
セラミック板等の無機質板、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル等の有機質板に貫通する孔明け加工した孔明き
板が適当である。この多孔板6の孔の開口率は、吸音性
の確保と透光性、透視性の確保のため40%以上とする
ことが好ましい。また一つの開口(孔)の大きさは、3
〜50mmが好ましい。透視性の面からは孔径が大きい方
が好ましいが、膜振動の調整機能が低下しやすく吸音率
が低下するので前記範囲が適当である。
【0015】また、膜状材料5と多孔板6との組み合わ
せは、1個の膜状材料5に対して多孔板6をその両側ま
たは片側に配置することができるが、膜状材料5の音波
による振動を調整するためには、膜状材料5が多孔材6
に軽く触れるか触れない程度にするか、部分的に接触さ
せたり接触させなかったりするようなルーズな構造にす
る必要がある。膜状材料5が2層の場合には、多孔板
6、膜状材料5、多孔板6、膜状材料5の組み合わせ
や、多孔板6、膜状材料5、多孔板6、膜状材料5、多
孔板6などの組み合わせとなる。膜状材料5が3層以上
の場合もこれに準じて組み合わせればよい。透光性吸音
材1をパネル枠材3に取り付ける際は、音源側に多孔板
6がくるようにするのが好ましい。
【0016】また、透光性吸音材1をパネル枠材3へ留
め付ける時には、端部や中間部を長い距離に渡って押さ
えて留め付けても良いが、部分的に固定し、固定部と固
定部の間はルーズにして留め付け部近傍でも音波による
膜状材料の振動が十分行われるようにすることが好まし
い。なお、透光性吸音材1に紫外線等に対する耐候性処
理を施しても良い。また、透光性吸音材1は平面状に取
り付けても良いし、波形、三角形等の凹凸形にして取り
付けても良い。
【0017】(パネル枠材)パネル枠材3は、透光性吸
音材1と透光性遮音板2とを一定間隔に保持してパネル
化するための部材であり、アルミニウム、鉄などの金属
や塩化ビニル等の合成樹脂、セラミック、セメント等の
無機材料を用いることができる。
【0018】(透光性遮音板)透光性遮音板2として
は、ポリカーボネート、塩化ビニル、メタクリル樹脂、
スチロール樹脂、ABS樹脂、フッ化エチレン樹脂、ア
クリル樹脂等の合成樹脂やゴムであって透光性、透視性
を有するものや、透明、半透明のガラス等の透光性、透
視性を有するものを用いることができる。これらは単独
または複層にして用いられる。その大きさは防音板の大
きさにより決まる。厚さは必要とする遮音力(音響透過
損失)から設定されるが、道路防音壁に用いる場合でプ
ラスチック板の場合には3〜10mmが好ましい。この透
光性遮音板2は曲面加工、スリット加工、模様加工、レ
ンズ加工等を施したものでも良い。また、紫外線等に対
する耐候性処理や表面硬さ向上のための処理や網等によ
る補強を施したものを用いても良い。
【0019】(内部吸音材)本発明の防音板内部には内
部吸音材4が装着され得る。この内部吸音材4は、例え
ば連通孔を有する多孔質吸音材であるグラスウール、ロ
ックウール等の無機繊維からなる多孔質材、アルミニウ
ム繊維などの金属繊維からなる金属多孔質材、アルミニ
ウムの発泡体、アルミニウム粒子の焼結体、陶磁器粒子
の焼結体、ウレタン、メラミン樹脂などの発泡体、セラ
ミック発泡体、軽量骨材の焼結体または接着多孔体、セ
メント発泡体、珪酸カルシウム発泡体等が用いられる。
なお、気孔率、流れ抵抗、通気率、嵩比重、大きさ、厚
さ、取り付け時の背後空気層の有無、吸音材の保護材の
有無、内部吸音材自身の吸音特性に制限されるものでは
ない。
【0020】防音板内部への内部吸音材4の配置は、図
5に示すようにパネル枠材3等の側面に沿って入れた
り、縦または横方向にスリット状に入れたり、格子状、
丸孔状等形状はどのような形状に配置してもよいが、透
視できる開口が防音板全体の面積の30%以上とするよ
うに配置することが好ましい。30%を下回ると透光
性、透視性が劣り好ましくない。
【0021】上記のように、本発明の透光性防音板は、
透光性吸音材1とパネル枠材3と透光性遮音板2とから
なる。これらは図2のように適宜にリベット、ビス、接
着剤等を用いてパネルに組み立てられる。透光性吸音材
1と透光性遮音板2との間には空気層7が存在する。ま
た、本発明の透光性防音板の厚さは音源の周波数に合わ
せて設定する。厚さを薄くすると空気層7が小さくなり
高周波領域の吸音率が向上し、厚くすると空気層7が大
きくなり低周波領域の吸音率が向上する。一般的には5
0〜200mm厚さにして用いる。
【0022】また、本発明の透光性防音板の表面、裏
面、内部には、汚れ防止や窒素酸化物浄化のため二酸化
チタン等の光触媒を塗布等によって付着させても良い。
また、本発明の透光性防音板の上端及び下端には積み上
げて設置する時のはめ込み部や、両端部に落下防止用の
ワイヤーロープを通すための孔を設けても良い。
【0023】なお、高速道路のランプウエイで本線部に
遮音壁を設置するような場合には、音源は本線側とラン
プウエイ側の双方にあり、両面吸音性の防音板が必要と
なるが、この場合は、防音板の断面構成を透光性吸音材
1、空気層7、透光性遮音板2、空気層7、透光性吸音
材1とし、内部空音材4やパネル枠材3を組み合わせて
両面吸音性のパネルにすればよい。
【0024】このように構成された本発明の透光性防音
板は、透光性、透視性とともに吸音性、遮音性を備える
利点があり、日照や視界を妨げることなく防音効果を発
揮することができる。
【0025】本発明の防音壁は、例えば図6に示すよう
に所定の間隔に立設したH形支柱(H形鋼)10、10
間に上記の透光性防音板を、透光性吸音材1を音源側に
して上部から落とし込み、固定パネルや金具などで固定
して立設することができる。防音壁の高さを高くする場
合には多数の防音板を積み上げればよい。この防音壁も
日照や視界を妨げることなく防音効果を発揮することが
できる。
【0026】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。厚さ12μm
のフッ素樹脂フィルム2枚と、孔ピッチが5×10mm
(A)及び4×8mm(B)のアルミニウム製のエキスパ
ンドメタルを用いて、音源側からエキスパンドメタル
(A)、フッ素樹脂フィルム、エキスパンドメタル
(B)、フッ素樹脂フィルムの組み合わせで配置し、透
光性吸音材1とした。この透光性吸音材1と5mm厚さの
透明ポリカーボネート板からなる透光性遮音板2を、
1.6mm厚さの亜鉛メッキ鋼板からなるパネル枠材3に
よりパネル化し、図2に示すように配置し、実施例1の
透光性防音板を作成した。
【0027】透光性吸音材1の固定には、図3(B)に
示すように、押さえ板8を当て、約200mmの間隔でも
ってリベットで固定する方法としたが、押さえ板8と透
光性吸音材1、透光性吸音材1とパネル枠材3との間に
は厚さ1.6mmの丸形座金9を入れ、固定位置相互間の
吸音材がルーズになるようにして振動が抑制されないよ
うにするとともに、隙間の大きさ(幅)が1.6mmの
通気開口を透光性防音板の周囲に作成した。更に、透光
性吸音材と透光性遮音材の内面には結露防止のため二酸
化チタンをコーティングした。
【0028】実施例1の透光性防音板は大きさが100
0mm×1960mm、厚さが125mm、透視可能な開口率
は約80%で、残響室法吸音率は、250Hzで0.8
1、500Hzで0.82、1000Hzで0.93、
2000Hzで0.62であった。また音響透過損失
は、250Hzで18dB、500Hzで22dB、1
000Hzで29dB、2000Hzで33dBであっ
た。
【0029】次いで、実施例1の透光性防音板の透光性
吸音材と透光性遮音材を二酸化チタンコーティングして
いないものに取り替え、図3(A)に示すように、透光
性吸音材1の周囲を補強用押さえ板8aで縁取りし、パ
ネル枠材3に設けられた支持枠材3aに10mm長さの
取り付け治具9aを介してビス止めし、透光性防音板の
周囲に結露防止のための厚さが約10mmの通気開口を
設けた。なお、透光性防音板の上面側には雨水浸入防止
のための庇を設け受けた。更に、内部に25mm厚さのメ
ラミン樹脂発泡吸音材を21μのフッ素樹脂フィルムで
包んだものを内部吸音材として、図5に示すように配置
して実施例2の透光性防音板を作成した。この透光性防
音板の透視可能な開口率は約75%で残響室法吸音率は
250Hzで0.82、500Hzで0.85、100
0Hzで0.98、2000Hzで0.67であった。
また音響透過損失は、250Hzで19dB、500
Hzで23dB、1000Hzで29dB、2000H
zで33dBであった。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の透光性
防音板は、内面結露による透光性、透視性の低化が生じ
ないうえ、効果的な吸音性、遮音性も備えた防音板であ
り、この防音板から構成され設置される防音壁は、防音
効果を高めるため壁を高くしても日照や視界(透視性)
を損なうことがなく、かつ音源側での音の反射を抑制で
きるので高い防音効果が確保できるという優れた効果が
ある。よって、本発明は、従来の問題を解決した透光性
防音板およびこれを用いた防音壁として、その工業的価
値はきわめて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透光性防音板の外観図(A)(B)。
【図2】本発明の透光性防音板の断面図。
【図3】本発明の透光性防音板の部分拡大断面図(A)
(B)。
【図4】透光性吸音材の拡大断面図。
【図5】内部吸音材を配置した本発明の透光性防音板の
断面図。
【図6】本発明の防音壁の外観図。
【符号の説明】
1 透光性防音材、2 透光性遮音板、3 パネル枠
材、3a 支持枠材、4内部吸音材、5 膜状材料、6
多孔板、7 空気層、8 押さえ板、8a補強用押さ
え板、9 丸形座金、9a 取り付け治具、10 H形
支柱

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の膜状材料の両面又は片面に多孔
    板を配した透光性吸音材と、透光性遮音板と、これらを
    一定間隔に保持するパネル枠材とからなる透光性防音板
    であって、該透光性防音板の一部に通気開口を設けて、
    結露を防止したことを特徴とする透光性防音板。
  2. 【請求項2】 透光性の膜状材料の両面又は片面に多孔
    板を配した透光性吸音材と、透光性遮音板と、これらを
    一定間隔に保持するパネル枠材とからなる透光性防音板
    であって、該透光性防音板に乾燥剤を封入して、結露を
    防止したことを特徴とする透光性防音板。
  3. 【請求項3】 透光性の膜状材料の両面又は片面に多孔
    板を配した透光性吸音材と、透光性遮音板と、これらを
    一定間隔に保持するパネル枠材とからなる透光性防音板
    であって、該透光性防音板の内面に光触媒、親水性材
    料、または撥水性材料を塗布して、結露を防止したこと
    を特徴とする透光性防音板。
  4. 【請求項4】 透光性吸音材をパネル枠材にルーズに留
    め付けた請求項1または2または3に記載の透光性防音
    板。
  5. 【請求項5】 透光性防音板の内部に内部吸音材を配置
    した請求項1または2または3または4に記載の透光性
    防音板。
  6. 【請求項6】 透視できる開口が全面積の30%以上で
    ある請求項1〜5のいずれかに記載の透光性防音板。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれかに記載の透光性
    防音板を配置してなる透光性防音壁。
JP2000268851A 2000-09-05 2000-09-05 透光性防音板及びこれを用いた防音壁 Expired - Fee Related JP3844331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000268851A JP3844331B2 (ja) 2000-09-05 2000-09-05 透光性防音板及びこれを用いた防音壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000268851A JP3844331B2 (ja) 2000-09-05 2000-09-05 透光性防音板及びこれを用いた防音壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002069944A true JP2002069944A (ja) 2002-03-08
JP3844331B2 JP3844331B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=18755562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000268851A Expired - Fee Related JP3844331B2 (ja) 2000-09-05 2000-09-05 透光性防音板及びこれを用いた防音壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3844331B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004139787A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Toyota Motor Corp 燃料電池用マフラおよびその製造方法
CN109243791A (zh) * 2018-08-31 2019-01-18 郑州航空工业管理学院 用于半户内式变电站中两台变压器的降噪隔音装置及方法
CN114197344A (zh) * 2021-12-22 2022-03-18 湖北科启环保工程有限公司 一种吸声效果显著的公路铁路隔声屏障及其生产工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004139787A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Toyota Motor Corp 燃料電池用マフラおよびその製造方法
CN109243791A (zh) * 2018-08-31 2019-01-18 郑州航空工业管理学院 用于半户内式变电站中两台变压器的降噪隔音装置及方法
CN114197344A (zh) * 2021-12-22 2022-03-18 湖北科启环保工程有限公司 一种吸声效果显著的公路铁路隔声屏障及其生产工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3844331B2 (ja) 2006-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4975744B2 (ja) 透光型穴開積層吸音板および透光型吸音パネル
RU2324795C2 (ru) Акустический экран кочетова
JP5957622B2 (ja) 吸音パネル及び防音壁設備
JP2007100394A (ja) 吸音パネル
JP2014101747A (ja) 吸音パネル及び防音壁設備
RU2528357C1 (ru) Акустический экран кочетова
JP2006299789A (ja) 透光性防音板および防音壁
JP2002317408A (ja) 透光性防音板および防音壁
JP4585917B2 (ja) 吸音板及びその設置方法
JP3103511B2 (ja) 防音壁
JP3625392B2 (ja) 透光性防音板及びこれを用いた防音壁
JP3844331B2 (ja) 透光性防音板及びこれを用いた防音壁
JP2002146727A (ja) 透光性防音板および防音壁
JP2007255052A (ja) 透光性防音板および防音壁
JP3529303B2 (ja) 防音壁
JPH08144390A (ja) 透光性吸音パネル体構造
JP2005098067A (ja) 吸音板および吸音方法
JP2006342514A (ja) 堀割道路の防音装置
JP5207494B2 (ja) 透光性防音板
CN107034798B (zh) 隔音屏
JP3121094U (ja) エアコン室外機取付用消音フード
WO2013028511A2 (en) Acoustical panels for covering a wall, ceiling, or the like
JP3392070B2 (ja) 防音壁および防音壁頂部消音装置
JP3151924U (ja) 防音ルーバ
JP2004353294A (ja) 透光型膜振動吸音板および透光型吸音パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3844331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees