JP2002069667A - 多元素錫合金めっき被膜とその形成方法 - Google Patents

多元素錫合金めっき被膜とその形成方法

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JP2002069667A
JP2002069667A JP2000257684A JP2000257684A JP2002069667A JP 2002069667 A JP2002069667 A JP 2002069667A JP 2000257684 A JP2000257684 A JP 2000257684A JP 2000257684 A JP2000257684 A JP 2000257684A JP 2002069667 A JP2002069667 A JP 2002069667A
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alloy plating
plating film
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bismuth
indium
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JP2000257684A
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Kazuto Akagi
和人 赤城
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地金属の上に電解もしくは無電解メッキに
より形成される錫合金めっき被膜をベースとして多元素
系の錫合金めっき被膜を形成する多元素錫合金めっき被
膜とその形成方法を提供するにある。 【解決手段】 下地金属の上に形成された、錫を主成分
としてこれに銅、銀、ビスマス、インジウムのいずれか
を含有する2元素系の合金めっき被膜と、この合金めっ
き被膜の上に形成され、合金めっき被膜に含有される先
の銅、銀、ビスマス、インジウムを除く残りの銀、ビス
マス、インジウムのいずれかを有する置換被膜とを有す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下地金属の上に電
解もしくは無電解メッキにより形成される錫合金めっき
被膜をベースとして多元素系の錫合金めっき被膜を形成
する多元素錫合金めっき被膜とその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉛が地下水汚染の一因になるなど
環境への影響から、従来から使用されている鉛(Pb)を
含む錫(Sn)合金に代わり、銀(Ag)、ビスマス(Bi)
などを含む錫合金が開発され、使用されている。
【0003】これらの錫合金めっき被膜の形成において
は、電解めっき法、或いは無電解めっき法が用いられて
いるが、錫と共に析出される金属元素は、めっき被膜中
の金属元素の析出比率の安定化を求めた結果として、主
として他の1種類の金属元素にとどまっていた。
【0004】また、従来から多元素系のメッキ被膜の開
発はなされているが、このメッキ被膜を構成する各元素
の構成比率が安定していないので、多くの課題を残した
状態となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の銀、
ビスマスなどを含む錫合金めっき被膜では、鉛を含む錫
合金めっき被膜より融点が高く、また融点を低く抑える
ために、例えばビスマスの比率を多くすると、めっき被
膜が脆くなってしまうという問題がある。
【0006】また、近年の環境への影響から使用が拡大
しつつある鉛を使用しないハンダを用いた場合は、プリ
ント回路配線板への実装に際して信頼性の低い実装にな
るという問題がある。
【0007】さらに、多元素系のめっき被膜を用いた場
合には、合金比率が一定とならず、品質の安定性に問題
があり、実装後に十分な信頼性を確保することができな
いという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
達成するための多元素錫合金めっき被膜の構成として、
第一に、下地金属の上に形成された、錫を主成分として
これに銅、銀、ビスマス、インジウムのいずれかを含有
する2元素系の合金めっき被膜と、該合金めっき被膜の
上に形成され、該合金めっき被膜に含有される前記の
銅、銀、ビスマス、インジウムを除く残りの銀、ビスマ
ス、インジウムのいずれかを有する置換被膜とを有する
ようにしたものである(図2(C)に対応する実施形態)。
【0009】第二に、以上の課題を達成するための多元
素錫合金めっき被膜の構成として、錫を主成分としてこ
れに銅、銀、ビスマス、インジウムのいずれかを含有す
る2元素系の合金めっき被膜が下地金属の上に形成され
ると共に、該合金めっき被膜に含有される前記の銅、
銀、ビスマス、インジウムを除く銀、ビスマス、インジ
ウムのいずれかが該合金めっき被膜の表皮側に所定の比
率で含有されているようにしたものである(図3(D)に
対応する実施形態)。
【0010】第三に、以上の課題を達成するための多元
素錫合金めっき被膜の形成方法の構成として、錫を主成
分としてこれに銅、銀、ビスマス、インジウムのいずれ
かを含有する2元素の合金めっき被膜が下地金属の上に
形成され、該合金めっき被膜に含有される前記の銅、
銀、ビスマス、インジウムを除く残りの銀、ビスマス、
インジウムのいずれかを置換反応により前記合金めっき
被膜の上に置換被膜として析出させるようにしたもので
ある(図2に対応する実施形態)。
【0011】第四に、以上の課題を達成するための多元
素錫合金めっき被膜の構成として、下地金属の上に形成
された、錫を主成分としてこれに銅、銀、ビスマス、イ
ンジウムのいずれかを含有する2元素系の合金めっき被
膜と、該合金めっき被膜の上に形成され、該合金めっき
被膜に含有される前記の銅、銀、ビスマス、インジウム
を除く銀、ビスマス、インジウムのいずれかを有する置
換被膜と、該置換被膜の上に形成され、前記合金めっき
皮膜と該置換被膜に含有される前記の銀、ビスマス、イ
ンジウムを除く他の銀、ビスマス、インジウムのいずれ
かを有する再置換皮膜とを有するようにしたものである
(図4(D)に対応する実施形態)。
【0012】第五に、以上の課題を達成するための多元
素錫合金めっき被膜の構成として、錫を主成分としてこ
れに銅、銀、ビスマス、インジウムのいずれかを含有す
る2元素系の合金めっき被膜が下地金属の上に形成され
ると共に、該合金めっき被膜に含有される前記の銅、
銀、ビスマス、インジウムを除く銀、ビスマス、インジ
ウムのいずれかが含有された上層部が前記合金めっき皮
膜の上に形成され、前記合金めっき被膜と該上層部に含
有される前記の銀、ビスマス、インジウムを除く他の
銀、ビスマス、インジウムのいずれかが前記上層部に含
まれる元素と共に前記合金メッキ被膜中に所定の比率で
含有されるようにしたものである(図5(E)に対応する
実施形態)。
【0013】第六に、以上の課題を達成するための多元
素錫合金めっき被膜の形成方法の構成として、錫を主成
分としてこれに銅、銀、ビスマス、インジウムのいずれ
かを含有する2元素系の合金めっき被膜が下地金属の上
に形成され、該合金めっき被膜に含有される前記の銅、
銀、ビスマス、インジウムを除く銀、ビスマス、インジ
ウムのいずれかを置換反応により前記合金めっき被膜の
上に置換被膜として析出させ、この後、該置換皮膜の上
に、前記合金めっき被膜と該置換被膜に含有される前記
の銀、ビスマス、インジウムを除く他の銀、ビスマス、
インジウムのいずれかを再び置換反応により析出させて
再置換被膜の形成を行うようにしたものである(図4に
対応する実施形態)。
【0014】本発明は、以上の各構成により、錫を主成
分とする銀、銅、ビスマス、インジウムなどを含有する
2元素系の合金めっき被膜をベースとする多元素系の錫
合金めっき被膜の形成に関し、2元素系の合金めっき被
膜よりも低融点でかつ被膜が脆くなることを防止するこ
とができ、さらに鉛を使用しないはんだを用いたプリン
ト回路配線板への実装において高信頼性を確保すること
ができる。
【0015】また、合金比率が安定することにより融点
が一定になることから、品質の安定性を図ることがで
き、実装後に十分な信頼性を確保することができ、よっ
て高信頼性の多元素錫合金めっき被膜とその形成方法を
提供することができる。
【0016】さらに、本発明における多元素錫合金めっ
き被膜の形成方法においては、請求項4において請求項
3における要件に低温にてアニール処理をするステップ
を加えることにより合金めっき被膜の中に置換被膜中の
元素を拡散させて含有する元素が所定の比率になるよう
にしたこと(図3に対応する実施形態);請求項8におい
て請求項7における要件に低温にてアニール処理をする
ステップを加えることにより合金めっき被膜の中に置換
被膜と再置換皮膜中の元素を拡散させて含有する元素が
所定の比率になるようにしたこと(図5に対応する実施
形態)を付加的要件として含むものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多元素錫合金
めっき被膜とその形成方法の実施形態について図を用い
て説明する。図1は本発明の実施の形態を説明するに当
たって必要とする処理について一括して説明する説明図
である。
【0018】本発明に係る多元素錫合金めっき被膜とそ
の形成方法においては、図1に示すような各種の処理が
共通して使用されるので、先ずこれらの処理について予
めまとめて説明する。
【0019】電解めっき法は、図1(A)に示すように、
めっき槽10の中にめっき液11を満たし、この中に被
めっき物としての下地金属12と、陽極13とを浸積
し、下地金属12には電源14の陰極(−)を、陽極13
には電源14の陽極(+)をそれぞれ接続して、電子の還
元作用により下地金属12に金属を析出することにより
めっきを行うものである。
【0020】本発明の実施形態の場合には、めっき液1
1としては錫(Sn)の他に金属として銅(Cu)、銀(A
g)、ビスマス(Bi)、インジウム(In)などを含む溶
液を用い、陽極13としては非溶解性の陽極板又は錫を
主成分とする銅、銀、ビスマス、インジウムなどの合金
が用いられる。
【0021】また、無電解メッキ法は、本発明の実施形
態の場合には、図1(B)に示すように、めっき槽10の
中に、錫の金属塩(Sn+Cuなど)を含む溶液であるめ
っき液15を満たし、このめっき液15の中に下地金属
12を浸積して、めっき液15の還元作用により下地金
属12に合金とする金属を析出させてめっきを行うもの
である。
【0022】以上のようにして、電解めっき法または無
電解メッキ法により、下地金属12の上に錫を主成分と
して銅、銀、ビスマス、インジウムなどとによる2元素
の合金めっき被膜16を形成させることができる。
【0023】さらに、本発明の実施形態で用いられる置
換反応は、図1(C)に示すように、めっき槽10の中
に、錫に対して置換反応を起こす金属イオン(銀イオ
ン、ビスマスイオン、インジウムイオンなど)を含むめ
っき液17を満たし、錫を主成分とする2元素の合金め
っき被膜16を有する金属を浸積して、この錫の溶解に
よって液中の金属イオンが表面に析出され置換されて置
換被膜18が形成される。
【0024】ところで、図1(A)(B)に示すような2元
素系の合金めっき被膜16を形成するときの粒子形状、
組成比率、めっき方法と、図1(C)における置換被膜1
8の形成における溶液中の金属濃度、温度、処理時間、
撹拌方法、金属種などは異なっている。
【0025】このため、所望の金属および各々の組成比
を得るためには、前述の各条件を制御することにより、
2元素系の合金めっき被膜16に対して所望の比率とな
るように、置換被膜18の厚みを制御して多元素錫合金
めっき被膜を形成する。
【0026】本発明における典型的な実施例は、図6に
示すように、A〜Iまでの列と、a〜dまでの行との結
合で構成される21の合金めっき被膜と、これらをアニ
ール処理して単層の合金めっき被膜とした21の合金め
っき被膜の合計42の合金めっき被膜の構成で示され
る。
【0027】しかし、本発明における被膜形成の実施形
態としては、基本的に図2〜図5に示す4つのグループ
に分類することができるので、これらのグループごとに
被膜形成の処理内容を説明する。
【0028】本発明における第一の実施形態について、
図6に示す実施例として「A列a行」に示す錫と銅の合
金めっき皮膜(Sn+Cu)の上に銀(Ag)の置換被膜を
結合した構成をベースとして、これを第一の実施形態の
代表として図2に示す被膜形成処理の手順に従って説明
する。
【0029】先ず、図2(A)に示すように、被めっき物
である下地金属12を用意し、この表面に図1(A)また
は(B)に示す電解めっき法または無電解メッキ法によ
り、図2(B)に示すように錫(Sn)と銅(Cu)の合金め
っき被膜20(図1(A)または(B)における16に対応)
を形成する。
【0030】この後、この合金めっき被膜16の上層
に、図2(B)に示すように、合金めっき被膜16の被膜
重量に対して所望の比率となるような重量となる被膜厚
さの銀(Ag)を置換反応により置換析出させた置換被膜
21(図1(A)または(B)における18に対応)を形成す
る。
【0031】この置換被膜21は、図1(C)における
めっき溶液17中の金属濃度、めっき液の温度、処理時
間、および撹拌方法などを制御することにより、その厚
さを制御することができる。
【0032】このようにして、下地金属12の上に、錫
(Sn)と銅(Cu)の合金めっき被膜20を形成し、さら
にこの合金めっき被膜20の上層に置換被膜21を形成
して最終的に多元素錫合金めっき被膜22を形成する。
【0033】図2に示す形成方法により作られる多元素
錫合金めっき被膜22は、今までの説明では、図6に示
す「A列a行」の構成をベースとして形成したものであ
るが、これと同様な処理が行える構成は、次の通りであ
る。
【0034】なお、以上の合金めっき被膜として錫(S
n)と銅(Cu)をベースとするものは、置換被膜として
ビスマス(Bi)またはインジウム(In)と結合した図6
に示す「B列a行」と「C列a行」の多元素錫合金めっ
き被膜が存在する。
【0035】さらに、合金めっき被膜として錫(Sn)と
銀(Ag)をベースとするものは、置換被膜としてビスマ
ス(Bi)またはインジウム(In)と結合した図6に示す
「A列b行」と「B列b行」の多元素錫合金めっき被膜
が存在する。
【0036】また、合金めっき被膜として錫(Sn)とビ
スマス(Bi)をベースとするものは、置換被膜としてイ
ンジウム(In)または銀(Ag)と結合した図6に示す
「A列c行」と「B列c行」の多元素錫合金めっき被膜
が存在する。
【0037】この他、合金めっき被膜として錫(Sn)と
インジウム(In)をベースとするものは、置換被膜とし
て銀(Ag)またはビスマス(Bi)と結合した図6に示す
「A列d行」と「B列d行」の多元素錫合金めっき被膜
が存在する。
【0038】なお、今までの実施例において、いずれも
置換皮膜21における置換元素として銅(Cu)を用いて
いないが、これは置換反応の際にうまく銅(Cu)が置換
できないからである。
【0039】次に、本発明における第二の実施形態につ
いて、図6に示す実施例としての「A列a行」の構成を
用いてさらに被膜処理をする第二の実施形態の代表とし
て図3に示す被膜形成処理の手順を説明する。
【0040】図3に示す(A)図〜(C)図までの被膜処理
は、下地金属12の上を、錫と銅をベースとする合金め
っき被膜20で覆い、これに置換反応をさせて上層に銀
を析出・置換させた置換被膜21を持つ図2に示す多元
素錫合金めっき被膜22と同一である。
【0041】この後、図3(D)に示すように、図2に示
す下地金属12の上に形成された多元素錫合金めっき被
膜22の構造に対して低温においてアニール処理して、
錫と銅をベースとする合金めっき被膜20中に上層の置
換皮膜21の中の銀を拡散して、図3(D)に実線で示す
ように、下地金属12の上に錫、銅、および銀よりなる
多元素錫合金めっき被膜23が一体となって形成され
る。
【0042】この場合の低温アニールの条件について
は、置換被膜21を構成する金属とかその厚さ、および
2元素系の合金めっき被膜20を形成する際の粒子形状
により温度、時間を制御して均一に拡散するように行う
が、この際の温度は150℃以下の温度で実行するのが
理想的である。
【0043】このように低温アニールをすることによ
り、2元素の合金めっき被膜の中に置換被膜の中の元素
がそれぞれ一体として所定の比率で含まれ、はんだ付け
の際のさらなる低融点化を図ることができ、作業性を向
上させることができる。
【0044】図3に示す皮膜の形成方法により作られる
多元素錫合金めっき被膜23は、今までの説明では、図
6に示す「A列a行」の構成を用いて、これに対してア
ニール処理を施して形成したものであるが、これと同様
にアニール処理を行うことによって、一体となった多元
素錫合金めっき皮膜とすることができる構成は、次の通
りである。
【0045】なお、この他に合金めっき被膜として錫
(Sn)と銅(Cu)をベースとするものは、置換被膜とし
てビスマス(Bi)またはインジウム(In)と結合した図
6に示す「B列a行」または「C列a行」の合金めっき
被膜が存在するが、この場合も図6に示す「A列a行」
と同様に、「B列a行」或いは「C列a行」の構成に対
して図3(D)に示すアニール処理を行うことにより、
下地金属12の上に錫、銅、ビスマス、或いは錫、銅、
インジウムよりなる多元素錫合金めっき被膜が各々一体
となって形成される。
【0046】さらに、合金めっき被膜として錫(Sn)と
銀(Ag)をベースとするものは、置換被膜としてビスマ
ス(Bi)またはインジウム(In)と結合した図6に示す
「A列b行」と「B列b行」の多元素錫合金めっき被膜
が存在するが、この場合も図6に示す「A列a行」と同
様に、「A列b行」或いは「B列b行」の構成に対して
図3(D)に示すアニール処理を行うことにより、下地
金属12の上に錫、銅、ビスマス、或いは錫、銅、イン
ジウムよりなる多元素錫合金めっき被膜が各々一体とな
って形成される。
【0047】また、合金めっき被膜として錫(Sn)とビ
スマス(Bi)を用いたものは、置換被膜としてインジウ
ム(In)または銀(Ag)と結合した図6に示す「A列c
行」と「B列c行」の多元素錫合金めっき被膜が存在す
るが、この場合も図6に示す「A列a行」と同様に、
「A列c行」或いは「B列c行」の構成に対して図3
(D)に示すアニール処理を行うことにより、下地金属
12の上に錫、銅、インジウム、或いは錫、銅、銀より
なる元素が一体となって多元素錫合金めっき被膜が形成
される。
【0048】この他、合金めっき被膜として錫(Sn)と
インジウム(In)を用いるものは、置換被膜として銀
(Ag)またはビスマス(Bi)と結合した図6に示す「A
列d行」と「B列d行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在するが、この場合も図6に示す「A列a行」と同様
に、「A列d行」或いは「B列d行」の構成に対して図
3(D)に示すアニール処理を行うことにより、下地金
属12の上に錫、銅、銀、或いは錫、銅、ビスマスより
なる多元素系の合金めっき被膜が各々一体となって形成
される。
【0049】次に、本発明における第三の実施形態につ
いて、図6に示す実施例として「D列a行」に示す、錫
と銅の合金めっき皮膜(Sn+Cu)の上に銀(Ag)の置
換被膜形成しさらにこの上にビスマス(Bi)を結合し
た、構成をベースとして、これを第三の実施形態の代表
として図4に示す被膜形成処理の手順に従って説明す
る。
【0050】図4(A)〜図4(C)までの被膜形成処理
は、下地金属12の上を、錫と銅をベースとする合金め
っき被膜20で覆い、これに置換反応をさせて上層に銀
を析出・置換させた置換被膜21を持つ図2に示す多元
素錫合金めっき被膜22と同一である。
【0051】この後、図4(D)に示すように、銀が析出
されて置換された置換被膜21の上に、銅を除く置換皮
膜21の元素とは異なる元素(ビスマス、インジウム)の
うちの1つであるビスマスを置換反応により再置換して
再置換被膜24を形成し、下地金属12の上に多元素錫
合金めっき被膜25としたものである。
【0052】図4に示す形成方法により作られる多元素
錫合金めっき被膜25は、今までの説明では、図6に示
す「D列a行」の構成をベースとして形成したものであ
るが、これと同様な処理が行える構成は、次の通りであ
る。
【0053】2元素の合金めっき被膜として錫(Sn)と
銅(Cu)を、置換被膜として銀をベースとするものは、
この他に、再置換被膜としてインジウム(In)と結合し
た図6に示す「E列a行」の多元素錫合金めっき被膜が
存在する。
【0054】さらに、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)と銅(Cu)を、置換被膜としてビスマスをベース
とするものは、この他に、再置換被膜として銀、或いは
インジウム(In)と結合した図6に示す「F列a行」或
いは「G列a行」の多元素錫合金めっき被膜が存在す
る。
【0055】また、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)と銅(Cu)を、置換被膜としてインジウムをベー
スとするものは、この他に、再置換被膜として銀、或い
はビスマスと結合した図6に示す「H列a行」或いは
「I列a行」の多元素錫合金めっき被膜が存在する。
【0056】次に、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)と銀(Ag)を、置換被膜としてビスマスをベース
とするものは、再置換被膜としてインジウムと結合した
図6に示す「C列b行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在する。
【0057】また、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)と銀(Ag)を、置換被膜としてインジウムをベー
スとするものは、再置換被膜としてビスマスと結合した
図6に示す「D列b行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在する。
【0058】さらに、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)とビスマス(Bi)を、置換被膜としてインジウム
をベースとするものは、再置換被膜として銀と結合した
図6に示す「C列c行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在する。
【0059】そして、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)とビスマス(Bi)を、置換被膜として銀をベース
とするものは、再置換被膜としてインジウムと結合した
図6に示す「D列c行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在する。
【0060】次に、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)とインジウム(In)を、置換被膜として銀をベー
スとするものは、再置換被膜としてビスマスと結合した
図6に示す「C列d行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在する。
【0061】そして、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)とインジウム(In)を、置換被膜としてビスマス
をベースとするものは、再置換被膜として銀と結合した
図6に示す「D列d行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在する。
【0062】次に、本発明における第四の実施形態につ
いて、図6に示す実施例としての「D列a行」の構成を
ベースとして、これを第四の実施形態の代表として図5
に示す被膜形成処理に従って説明する。
【0063】図5に示す(A)図〜(D)図までの処理は、
下地金属12の上を、錫と銅をベースとする合金めっき
被膜20で覆い、これに置換反応をさせて上層に銀を析
出・置換させた置換被膜21を形成し、さらにその上に
ビスマスで再置換して形成した多元素錫合金めっき被膜
25と同一である。
【0064】この後、図5(E)に示すように、図4に示
す下地金属12の上に形成された多元素錫合金めっき被
膜25の構造に対して低温においてアニール処理して、
錫と銅をベースとする合金めっき被膜20中に置換皮膜
21と再置換被膜25の中の銀とビスマスを拡散して、
図5(E)に実線で示すように、下地金属12の上に錫、
銅、銀、およびビスマスよりなる多元素錫合金めっき被
膜26が一体となって形成される。
【0065】この場合の低温アニールの条件について
は、図3に示す場合と同様に、置換被膜21、再置換被
膜25を構成する金属とかその厚さ、および2元素系の
合金めっき被膜20を形成する際の粒子形状により温
度、時間を制御して均一に拡散するように行うが、この
際の温度は150℃以下の温度で実行するのが理想的で
ある。
【0066】なお、このようにして、低温アニール処理
により多元素錫合金めっき被膜26を形成した場合に
は、図4に示す多元素錫合金めっき被膜25を形成した
場合に比べて、はんだ付けの際に、更なる低融点化を図
ることができ、実装に際しての作業性が向上するメリッ
トが存在する。
【0067】図5に示す皮膜の形成方法により作られる
多元素系のすず合金めっき被膜26は、今までの説明で
は、図6に示す「D列a行」の構成をベースとして、こ
れに対してアニール処理を施して形成したものである
が、これと同様にアニール処理を行うことによって、一
体となった多元素錫合金めっき皮膜とすることができる
構成は、次の通りである。
【0068】2元素の合金めっき被膜として錫(Sn)と
銅(Cu)を、置換被膜として銀をベースとするものは、
この他に、再置換被膜としてインジウム(In)と結合し
た図6に示す「E列a行」の多元素錫合金めっき被膜が
存在するが、この場合も図6に示す「D列a行」と同様
に、「E列a行」の構成に対して図5(E)に示すアニ
ール処理を行うことにより、下地金属12の上に錫、
銅、銀、インジウムよりなる多元素錫合金めっき被膜が
各々一体となって形成される。
【0069】さらに、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)と銅(Cu)を、置換被膜としてビスマスをベース
とするものは、この他に、再置換被膜として銀、或いは
インジウム(In)と結合した図6に示す「F列a行」或
いは「G列a行」の多元素錫合金めっき被膜が存在する
が、この場合も図6に示す「D列a行」と同様に、「F
列a行」或いは「G列a行」の構成に対して図5(E)
に示すアニール処理を行うことにより、下地金属12の
上に錫、銅、ビスマス、銀、或いは錫、銅、ビスマス、
インジウムよりなる多元素錫合金めっき被膜が各々一体
となって形成される。
【0070】また、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)と銅(Cu)を、置換被膜としてインジウムをベー
スとするものは、この他に、再置換被膜として銀、或い
はビスマスと結合した図6に示す「H列a行」或いは
「I列a行」の多元素錫合金めっき被膜が存在するが、
この場合も図6に示す「D列a行」と同様に、「H列a
行」或いは「I列a行」の構成に対して図5(E)に示
すアニール処理を行うことにより、下地金属12の上に
錫、銅、インジウム、銀、或いは錫、銅、インジウム、
ビスマスよりなる多元素錫合金めっき被膜が各々一体と
なって形成される。
【0071】次に、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)と銀(Ag)を、置換被膜としてビスマスをベース
とするものは、再置換被膜としてインジウムと結合した
図6に示す「C列b行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在するが、この場合も図6に示す「D列a行」と同様
に、「C列b行」の構成に対して図5(E)に示すアニ
ール処理を行うことにより、下地金属12の上に錫、
銀、ビスマス、インジウムよりなる多元素錫合金めっき
被膜が各々一体となって形成される。
【0072】また、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)と銀(Ag)を、置換被膜としてインジウムをベー
スとするものは、再置換被膜としてビスマスと結合した
図6に示す「D列b行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在するが、この場合も図6に示す「D列a行」と同様
に、「D列b行」の構成に対して図5(E)に示すアニ
ール処理を行うことにより、下地金属12の上に錫、
銀、インジウム、ビスマスよりなる多元素錫合金めっき
被膜が各々一体となって形成される。
【0073】さらに、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)とビスマス(Bi)を、置換被膜としてインジウム
をベースとするものは、再置換被膜として銀と結合した
図6に示す「C列c行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在するが、この場合も図6に示す「D列a行」と同様
に、「C列c行」の構成に対して図5(E)に示すアニ
ール処理を行うことにより、下地金属12の上に錫、ビ
スマス、インジウム、銀よりなる多元素錫合金めっき被
膜が各々一体となって形成される。
【0074】そして、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)とビスマス(Bi)を、置換被膜として銀をベース
とするものは、再置換被膜としてインジウムと結合した
図6に示す「D列c行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在するが、この場合も図6に示す「D列a行」と同様
に、「D列c行」の構成に対して図5(E)に示すアニ
ール処理を行うことにより、下地金属12の上にビスマ
ス、銀、インジウムよりなる多元素錫合金めっき被膜が
各々一体となって形成される。
【0075】次に、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)とインジウム(In)を、置換被膜として銀をベー
スとするものは、再置換被膜としてビスマスと結合した
図6に示す「C列d行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在するが、この場合も図6に示す「D列a行」と同様
に、「C列d行」」の構成に対して図5(E)に示すア
ニール処理を行うことにより、下地金属12の上にイン
ジウム、銀、ビスマスよりなる多元素錫合金めっき被膜
が各々一体となって形成される。
【0076】そして、2元素の合金めっき被膜として錫
(Sn)とインジウム(In)を、置換被膜としてビスマス
をベースとするものは、再置換被膜として銀と結合した
図6に示す「D列d行」の多元素錫合金めっき被膜が存
在するが、この場合も図6に示す「D列a行」と同様
に、「D列d行」」の構成に対して図5(E)に示すア
ニール処理を行うことにより、下地金属12の上にイン
ジウム、ビスマス、銀よりなる多元素錫合金めっき被膜
が各々一体となって形成される。
【0077】なお、本実施例において使用している金属
種は、錫以外は銅、ビスマス、銀、インジウムであり、
これらの金属による合金めっき被膜を示しているが、錫
を主成分として置換反応に適するものであれば、本発明
はこれらの金属に限定されるものではない。
【0078】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る多
元素錫合金めっき被膜とその形成方法によれば、錫を主
成分とする銀、銅、ビスマス、インジウムなどを含有す
る2元素系の合金めっき被膜をベースとする多元素系の
錫合金めっき被膜の形成に関し、2元素系の合金めっき
被膜よりも低融点でかつ被膜が脆くなることを防止する
ことができ、さらに鉛を使用しないはんだを用いたプリ
ント回路配線板への実装において高信頼性を確保するこ
とができる。
【0079】また、本発明に係る多元素錫合金めっき被
膜とその形成方法によれば、合金比率が安定することに
より融点が一定になることから、品質の安定性を図るこ
とができ、実装後に十分な信頼性を確保することがで
き、よって高信頼性の多元素錫合金めっき被膜とその形
成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するに当たって必要
とする処理についてまとめて説明する説明図であり、
(A)図は電解めっき法、(B)図は無電解めっき法、(C)
図は置換反応の処理を示す。
【図2】本発明に係る第一の実施形態を説明する断面図
であり、(A)図は下地金属、(B)図は合金めっき被膜、
(C)図は置換被膜を示す。
【図3】本発明に係る第二の実施形態を説明する断面図
であり、(A)図は下地金属、(B)図は合金めっき被膜、
(C)図は置換被膜、(D)図は置換被膜の拡散処理を示
す。
【図4】本発明に係る第三の実施形態を説明する断面図
であり、(A)図は下地金属、(B)図は合金めっき被膜、
(C)図は置換被膜、(D)図は再置換被膜を示す。
【図5】本発明に係る第四の実施形態を説明する断面図
であり、(A)図は下地金属、(B)図は合金めっき被膜、
(C)図は置換被膜、(D)図は再置換被膜、(D)図は置換
・再置換被膜の拡散処理を示す。
【図6】本発明に係る第一〜第四の実施形態に基づいて
実現される具体的な各種の実施例の構成を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
10;めっき槽、 11、15、17;めっき液、 1
2;下地金属、13;陽極、 14;電源、 16、2
0;合金めっき被膜、18、21;置換被膜、22、2
3、25,26;多元素錫合金めっき被膜、 24;再
置換皮膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地金属の上に形成された、錫を主成分
    としてこれに銅、銀、ビスマス、インジウムのいずれか
    を含有する2元素系の合金めっき被膜と、 該合金めっき被膜の上に形成され、該合金めっき被膜に
    含有される前記の銅、銀、ビスマス、インジウムを除く
    残りの銀、ビスマス、インジウムのいずれかを有する置
    換被膜とを有することを特徴とする多元素錫合金めっき
    被膜。
  2. 【請求項2】 錫を主成分としてこれに銅、銀、ビスマ
    ス、インジウムのいずれかを含有する2元素系の合金め
    っき被膜が下地金属の上に形成されると共に、該合金め
    っき被膜に含有される前記の銅、銀、ビスマス、インジ
    ウムを除く残りの銀、ビスマス、インジウムのいずれか
    が該合金めっき被膜の表皮側に所定の比率で含有されて
    いることを特徴とする多元素錫合金めっき被膜。
  3. 【請求項3】 錫を主成分としてこれに銅、銀、ビスマ
    ス、インジウムのいずれかを含有する2元素の合金めっ
    き被膜が下地金属の上に形成され、 該合金めっき被膜に含有される前記の銅、銀、ビスマ
    ス、インジウムを除く残りの銀、ビスマス、インジウム
    のいずれかを置換反応により前記合金めっき被膜の上に
    置換被膜として析出させることを特徴とする多元素錫合
    金めっき被膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 低温にてアニール処理をするステップを
    加えることにより前記合金めっき被膜の中に置換被膜中
    の元素を拡散させて含有する元素が所定の比率になるよ
    うにした請求項3に記載の多元素錫合金めっき被膜の形
    成方法。
  5. 【請求項5】 下地金属の上に形成された、錫を主成分
    としてこれに銅、銀、ビスマス、インジウムのいずれか
    を含有する2元素系の合金めっき被膜と、 該合金めっき被膜の上に形成され、該合金めっき被膜に
    含有される前記の銅、銀、ビスマス、インジウムを除く
    残りの銀、ビスマス、インジウムのいずれかを有する置
    換被膜と、 該置換被膜の上に形成され、前記合金めっき皮膜と該置
    換被膜に含有される前記の銀、ビスマス、インジウムを
    除く他の銀、ビスマス、インジウムのいずれかを有する
    再置換皮膜とを有することを特徴とする多元素錫合金め
    っき被膜。
  6. 【請求項6】 錫を主成分としてこれに銅、銀、ビスマ
    ス、インジウムのいずれかを含有する2元素系の合金め
    っき被膜が下地金属の上に形成されると共に、該合金め
    っき被膜に含有される前記の銅、銀、ビスマス、インジ
    ウムを除く銀、ビスマス、インジウムのいずれかが含有
    された上層部が前記合金めっき皮膜の上に形成され、 前記合金めっき被膜と該上層部に含有される前記の銀、
    ビスマス、インジウムを除く他の銀、ビスマス、インジ
    ウムのいずれかが前記上層部に含まれる元素と共に前記
    合金メッキ被膜中に所定の比率で含有されたことを特徴
    とする多元素錫合金めっき被膜。
  7. 【請求項7】 錫を主成分としてこれに銅、銀、ビスマ
    ス、インジウムのいずれかを含有する2元素系の合金め
    っき被膜が下地金属の上に形成され、 該合金めっき被膜に含有される前記の銅、銀、ビスマ
    ス、インジウムを除く銀、ビスマス、インジウムのいず
    れかを置換反応により前記合金めっき被膜の上に置換被
    膜として析出させ、 この後、該置換皮膜の上に、前記合金めっき被膜と該置
    換被膜に含有される前記の銀、ビスマス、インジウムを
    除く他の銀、ビスマス、インジウムのいずれかを再び置
    換反応により析出させて再置換被膜の形成を行うことを
    特徴とする多元素錫合金めっき被膜の形成方法。
  8. 【請求項8】 低温にてアニール処理をするステップを
    加えることにより、前記合金めっき被膜の中に置換被膜
    と再置換皮膜中の元素を拡散させて含有する元素が所定
    の比率になるようにした請求項7に記載の多元素錫合金
    めっき被膜の形成方法。
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JP2004349693A (ja) * 2003-04-30 2004-12-09 Mec Kk 銅表面の対樹脂接着層
KR20190087585A (ko) * 2017-04-14 2019-07-24 와이케이케이 가부시끼가이샤 전기 도금 방법 및 장치

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