JP2002068335A - 開閉自在容器 - Google Patents

開閉自在容器

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JP2002068335A
JP2002068335A JP2001200923A JP2001200923A JP2002068335A JP 2002068335 A JP2002068335 A JP 2002068335A JP 2001200923 A JP2001200923 A JP 2001200923A JP 2001200923 A JP2001200923 A JP 2001200923A JP 2002068335 A JP2002068335 A JP 2002068335A
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Yoshikazu Tanaka
中 良 和 田
Katsumi Kameda
田 克 巳 亀
Masayasu Hayashi
正 保 林
Norikazu Shinoki
木 則 和 篠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易かつ確実に容器本体に対して開閉蓋を開
閉することができ、かつ容器本体の取出口周縁面積を大
きくしてウェットティッシュの取出作業を容易にする。 【解決手段】 開閉自在容器10は容器本体11と、こ
の容器本体11に揺動自在に取付けられた開閉蓋23
と、容器本体11の下方開口を密閉する底蓋12とを備
えている。容器本体11と開閉蓋23との間の揺動部分
に、板ゴム50が設けられている。容器本体11は取出
口24を有する上板27と、側板13とを有し、開閉蓋
23は容器本体11の側板13に取付けられている。開
閉蓋23は側板13に取付けられているため、その形状
を大きくすることができる。容器本体11には、開閉蓋
23の係止片32に係合する係合突起33が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容易に開閉するこ
とができる開閉自在容器に関する。
【0002】
【従来の技術】内容物、例えばウェットティッシュを内
部に収納する容器は、ウェットティッシュの取出口を有
するとともに、この取出口は開閉蓋により開閉自在に密
閉される。すなわち、このような容器はウェットティッ
シュを収納するとともに取出口を有する容器本体と、取
出口を密閉する開閉蓋とを備えている。使用に際して
は、容器本体の取出口に対して開閉蓋が開かれ、容器本
体の取出口からウェットティッシュが一枚ずつ取出され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
容器は容器本体と、この容器本体に対して揺動自在に取
付けられた開閉蓋とを備えており、使用に際しては開閉
蓋をいちいち揺動させて開いている。このような場合、
開閉蓋を確実にワンタッチで開くことができれば都合が
良い。また開閉蓋の形状を大きく取ることができれば、
これに合わせて容器本体の取出口周縁を大きくすること
ができ、ウェットティッシュを取出口から容易に取り出
すことができる。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、容易かつ確実に開閉蓋を開くことができ、
かつ開閉蓋の形状を大きく取ることができる開閉自在容
器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、取出口が形成
された上板と、上板から下方へ延びる側板とを有し、下
方が開口した容器本体と、容器本体の側板に揺動自在に
取付けられ、取出口を密閉する開閉蓋と、容器本体の下
方開口を密閉する底蓋とを備え、蓋本体と開閉蓋との間
の揺動部に、開閉蓋を開方向に向って付勢する弾性付勢
手段を設け、開閉蓋の自由端に係止部を設けるととも
に、容器本体に係止部に係合する係合部を設けたことを
特徴とする開閉自在容器である。
【0006】本発明によれば、係止部と係合部の係合を
解除することにより、開閉蓋が弾性付勢部材によって開
く。この場合、開閉蓋は容器本体の側板に設けられてい
るので、上板に設ける場合に比較して開閉蓋の形状を大
きく取ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1乃至図8は本発明による開閉自在容器の一実
施の形態を示す図である。
【0008】図1乃至図8に示すように、開閉自在容器
10は、内部にウェットティッシュ41(図4参照)を
収納する下方開口型の容器本体11と、容器本体11の
下方開口を密閉する底蓋12とを備えている。また容器
本体11は取出口24が形成された上板27と、上板2
7から下方へ延びる側板13とを有し、容器本体11の
側板13には上板27の取出口24を密閉する開閉蓋2
3が揺動自在に取付けられている。
【0009】この場合、図5に示すように、開閉蓋23
には揺動軸77が一体的に形成され、揺動軸77は容器
本体11の側板13側に配置されている。また揺動軸7
7の突起77aが容器本体11の受部29内に挿入され
て、容器本体11に対して開閉蓋23が揺動するように
なっている(図8)。また図8に示すように、容器本体
11の受部29内は閉止されており、容器本体11の受
部29は貫通していない。このため容器本体11内の湿
気が受部29から外方へ漏れることはない。
【0010】また容器本体11の上板27はその略中央
部の第1上板(第1薄板)27aと、第1上板27aの
外側に段部28を介して設けられ、第1上板27aより
高い位置にある第2上板(第2薄板)27bとからなっ
ている。また第1上板27aには、ウェットティッシュ
41を取出すための取出口24が設けられている。
【0011】一方、開閉蓋23の内面には、第1上板2
7aに設けられた係合リブ94内に入り込む枠体37が
設けられている。そして、揺動軸77を中心として開閉
蓋23を回動し、係合リブ94内に枠体37を嵌込むこ
とによって、開閉蓋23が取出口24を密閉するように
なっている。
【0012】さらに図1および図3に示すように、開閉
蓋23の自由端には先端リブ36が突設され、この先端
リブ36に係止片32が設けられている。
【0013】他方、容器本体11のうち段部28には、
開閉蓋23の係止片32と係合する係合突起33が設け
られている。この場合、容器本体11は、上板27から
側板13の間に傾斜板31を有しており、係合突起33
が設けられた段部28は傾斜板31に対応する内壁を構
成している。さらにまた傾斜板31には、係合突起33
に対応する領域31aを囲むように薄肉部35が形成さ
れている。そして領域31aを押圧することにより領域
31aが下方へ撓んで開閉蓋23の係止片32と段部2
8の係合突起33との係合が解除されるようになってい
る。
【0014】また図1および図5に示すように、容器本
体11と開閉蓋23との間に、開閉蓋23を開方向に向
って付勢する細長状の板ゴム50が設けられている。す
なわち、容器本体11には、板ゴム50の一端を差込み
収納する収納部75が設けら板ゴム50の他端を固着す
る固着部76が設けられている。この場合、板ゴム50
に開閉蓋23から突出する突起78が挿入されて板ゴム
50の位置決めが行われ、その後板ゴム50が固着部7
6によって固定される。
【0015】また図1に示すように、板ゴム50は容器
本体11と開閉蓋23との間の中心に対して右側へずれ
て配置されている。また図17に示すように、板ゴム5
0は容器本体11と開閉蓋23との間の中心に配置され
ている。
【0016】上述のように開閉蓋23を容器本体11の
側板13に設けることによって開閉蓋23の形状を大き
くとれることができる。この場合、開閉蓋23の形状を
大きくとり、さらに板ゴム50を右側へずらすことによ
り取出口24の周縁面積を大きくとって、ウェットティ
ッシュ41の取出作業を容易に行うことができる。
【0017】蓋本体21に対して開閉蓋23が閉となっ
た場合、図5に示すように板ゴム50は開閉蓋23内に
入り込むように湾曲し、開閉蓋23を開方向に向って付
勢するようになっている。この場合、板ゴム50を開閉
蓋23から離れる方向に湾曲させてもよい。
【0018】次に図6および図7により、容器本体11
と底蓋12との連結関係について述べる。図6および図
7に示すように、容器本体11の側板13下端には連結
リブ13aが設けられるとともに、底蓋12の周縁部に
は一対の係合リブ12a、12bが設けられている。そ
して底蓋12の一対の係合リブ12a、12b内に側板
13の連結リブ13aを挿着することにより、容器本体
11と底板12とが連結される。
【0019】また、図6および図7に示すように、底蓋
12の係合リブ12bの内側には、側板13の連結リブ
13aを一対の係合リブ12a、12b間に導く傾斜リ
ブ12cが設けられている。
【0020】なお、上述した容器本体11、底蓋12お
よび開閉蓋23は、いずれもポリプロピレン(PP)を
用いたインジェクション成形により得られるが、この他
にPE、PS、ABS、エラストマー、PET、PV
C、ポリカーボネートを用いて成形してもよい。
【0021】次に図4により、容器本体11内に収納さ
れるウェットティッシュ41について説明する。図4
(a)に示すように、ウェットティッシュ41は柔軟な
シートからなる密閉袋40内で折畳まれて積層配置さ
れ、この密閉袋40によって密閉される。各ウェットテ
ィッシュ41は折曲部42を形成して略二つ折りされ、
各ウェットティッシュ41の折曲部42は交互に入れ替
わっている。またウェットティッシュ41の二つ折りさ
れた下半分41bは、下方に配置するウェットティッシ
ュ41の上半分41aと更に下方に位置するウェットテ
ィッシュ41の上半分41aとの間に挿入されている。
このためウェットティッシュ41を一枚ずつ摘んで取出
した場合、取出したウェットティッシュ41の下半分4
1bが、下方に位置するウェットティッシュ41の上半
分41aを引張り上げるようになっている。なお、ウェ
ットティッシュ41の折り方は、連続的に取り出すこと
ができるように積層配置されていればよく、特に限定さ
れるものではなく、例えば図4(b)のような折り方で
あってもよい。また密閉袋40の上端に開口40aが設
けられ、この開口40aは密閉袋40上面に取外自在に
貼付けられた蓋片45により密閉されている。
【0022】ウェットティッシュ41の素材としては、
例えば、不織布、紙、ガーゼ等の繊維素材やシート状の
発泡体、または紙ベースの軟質材料が用いられる。また
ウェットティッシュに含浸させる液体としては、殺菌
剤、消毒剤、洗浄剤等を含んだ湿潤剤や化粧水や乳液等
の化粧品が考えられる。
【0023】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず、板ゴム50の一端が蓋
本体21の収納部75内に差込み収納されるが、板ゴム
50の他端は予め開閉蓋23の所定位置に突起78によ
り位置決めされた後固着部76により固着されている。
【0024】次に容器本体11内にその下方開口から、
密閉袋40によって密閉されたウェットティッシュ41
が収納される。その後容器本体11の連結リブ13aが
底蓋12の一対の係合リブ12a、12b間に挿着さ
れ、容器本体11の下方開口が底蓋12により密閉され
る。この場合、容器本体11の連結リブ13aは底蓋1
2の傾斜リブ12cにより一対の係合リブ12a、12
b側へ導かれるので、容器本体11と底蓋12との連結
を容易に行うことができる。
【0025】次に開閉蓋23が容器本体11に対して閉
方向へ移動し、開閉蓋23の係止片32に容器本体11
の係合突起33が係合して、容器本体11の取出口24
が開閉蓋23により密閉される。このとき、開閉蓋23
の枠体37が容器本体11の外リブ51と内リブ52と
の間に入り込んで、枠体37内を密閉状態に維持する。
【0026】また図1に示すように、板ゴム50は容器
本体11から所定間隔をおいて配置された固着部76に
より固着されているので、板ゴム50は開閉蓋23のう
ち揺動軸77から少し内側に入った固着部76を作用点
として開閉蓋23を上方へ持ち上げる。一般にウェット
ティッシュ容器10は夏場の室内等、比較的高温室内で
用いられるため、容器本体11および開閉蓋23は軟化
しやすくなっている。本願発明によれば、板ゴム50が
開閉蓋23のうち揺動軸77から少し内側に入った作用
点を上方に持ち上げるので、揺動軸77近傍を作用点と
する場合に比べて開閉蓋23の揺動端の変形を防止する
ことができる。
【0027】ウェットティッシュ41の使用時には、傾
斜板31の領域31aを上方から押圧することにより、
容器本体11の上板27を撓ますことなく領域31aの
みを薄肉部35の水平方向部分35aを中心として回動
させながら撓ませることができ、このことにより、係止
片32と係合突起33との係合を解除することができ
る。この場合、板ゴム50の復元力により、開閉蓋23
は揺動軸77を中心として回動し、開閉蓋23が開とな
る。
【0028】次に容器本体11の取出口24からウェッ
トティッシュ41を指で摘んで上方へ引張る。その後、
連続して、ウェットティッシュ41を引張ることによ
り、第1番目のウェットティッシュ41を容器本体11
内から取出すことができる。この場合、第2番目のウェ
ットティッシュ41の上半分41aが、第1番目のウェ
ットティッシュ41の下半分41bによって引張られ
る。そして、第2番目のウェットティッシュ41の上半
分41aが、取出口24の周縁部24aに引掛かった時
点で、第2番目のウェットティッシュ41が停止する。
【0029】以上のように本実施の形態によれば、傾斜
板31の領域31aを押圧することにより、この領域3
1aが薄肉部35の水平方向部分35aを中心として撓
むので、領域31aの内壁を構成する段部28に設けら
れた係合突起33と開閉蓋23の係止片32との係合を
直接的かつ確実に解除することができる。
【0030】また開閉蓋23が容器本体11の側板13
に揺動自在に設けられているので、開閉蓋23の形状を
大きくとることができる。さらに板ゴム50を容器本体
11と開閉蓋23の間において中心から右側へずらすこ
とにより、開閉蓋23の形状を大きくとることと合わせ
て、取出口23の周縁面積を大きくとることができる。
【0031】次に図9および図10により、本発明の他
の実施の形態について説明する。図9および図10に示
す実施の形態は、容器本体11のうち開閉蓋23の自由
端側であって側板13上端近傍に、上板27から落込む
落込段部58を形成するとともに、この落込段部58内
に垂直板55aを設けたものである。垂直板55aには
薄肉部59が形成され、さらに垂直板55aの上端には
水平方向外方へ延びる水平板55bが取付けられてい
る。また開閉蓋23の係止片32に係合する係合突起3
3は、垂直板55aの内面に設けられ、垂直板55aと
水平板55bとによって、開閉蓋23を開とする作動体
55が構成されている。
【0032】図9および図10においてその他の構造
は、図1乃至図8に示す実施の形態と略同一である。図
9および図10において、図1乃至図8に示す実施の形
態と同一部分には同一符号を符して詳細な説明は省略す
る。
【0033】図9および図10において、作動体55の
水平板55bを下方へ押圧することにより垂直板55a
が薄肉部59を介して矢印L方向へ回動する。このこと
により開閉蓋23の係止片32と垂直板55aの係合突
起33との係合が解除される。
【0034】なお、図9および図10に示す作動体55
の代わりに、図11に示すように垂直板56aと、垂直
板56aの上端に取付けられた水平板56bと、垂直板
56の下端に取付けられた連結板56cとからなる作動
体56を設けてもよい。図11に示すように、作動体5
6は連結体56cの連結リブ59を容器本体11の段部
58に差し込むことにより容器本体11に取外し自在に
連結されている。
【0035】次に図12乃至図14により、本発明の更
に他の実施の形態について説明する。図12乃至図14
に示す実施の形態は、開閉蓋23の枠体37と容器本体
11との密封構造が異なるのみであり、他は図1乃至図
8に示す実施の形態と略同一である。
【0036】図12乃至図14において、図1乃至図8
に示す実施の形態と同一部分には同一符号を符して詳細
な説明は省略する。
【0037】すなわち、図12に示すように、開閉蓋2
3の枠体37は容器本体11の外リブ51と内リブ52
との間に入り込み、この枠体37は外リブ51と内リブ
52との間で密封状態で挾持されている。
【0038】図12において、枠体37内は外方と略密
封状態で遮断されるので、容器本体11内の湿気を外方
へ漏洩させることはない。
【0039】また図13に示すように、容器本体11の
外リブ51と内リブ52との間にパッキン53が設けら
れ、開閉蓋23の枠体37の先端をパッキン53に当接
させてもよい。
【0040】さらにまた図14に示すように、開閉蓋2
3の枠体37をエラストマ製とし、開閉蓋23とエラス
トマ製の枠体37を2色成形により成形してもよい。図
14において、エラストマ製の枠体37は、容器本体1
1の上板27に当接する。
【0041】次に図15により本発明の更に他の実施の
形態について説明する。図15に示す実施の形態は、容
器本体11のうち開閉蓋23の自由端側に段部58を形
成するとともに、この段部55に垂直板55aと水平板
55bとからなる作動体55を設けたものである。また
開閉蓋23の係止片32に係合する係合突起33は、作
動体55の垂直板55aの内面に設けられている。
【0042】また容器本体11の外リブ51と内リブ5
2のうち、内リブ52の外リブ51側の面52aは、開
閉蓋23の枠体37が当接する傾斜面となっている。
【0043】図15において、その他の構造は図1乃至
図8に示す実施の形態と略同一である。図15におい
て、図1乃至図8に示す実施の形態と同一部分には同一
符号を符して詳細な説明は省略する。図15に示すよう
に、内リブ52に枠体37に当接する傾斜面52aを設
けたので、外リブ51と内リブ52との間にウェットテ
ィッシュ41の残留物が残っても、枠体37と傾斜面5
2aとの間でウェットティッシュ41の残留物を外方へ
送り出すことができる。このことにより枠体37と傾斜
面52aとの間の密封性を保つことができる。
【0044】次に図16(a)(b)により、本発明の
更に他の実施の形態について説明する。図16(a)
(b)に示す実施の形態は、板ゴム50の一端を収納部
75内に収納する代わりに、板ゴム50の一端を密封容
器11の上板27に水平方向に配置するとともに、ゴム
押え79により板ゴム50の一端を固定したものであ
る。図16(a)(b)において、他の構造は図1乃至
図8に示す実施の形態と略同一である。
【0045】図16(a)(b)において、図1乃至図
8に示す実施の形態と同一部分には同一符号を符して詳
細な説明は省略する。図16(a)(b)において、板
ゴム50の一端は容器本体11の上板27に水平方向に
配置され、板ゴム50上からゴム押え79が、上板27
に設けられて嵌合突起80に嵌合して板ゴム50を固定
する。また、ゴム押え79は内側に突起79を有してお
り、この突起79を板ゴム50内に挿入することによ
り、板ゴム50の上板27に対する位置決めが行われ
る。
【0046】第2の実施の形態 図17乃至図35は本発明による開閉自在容器の第2の
実施の形態を示す図である。図17乃至図35に示す第
2の実施の形態において、図1乃至図16に示す第1の
実施の形態と同一部分には同一符号を符して詳細な説明
は省略する。図17、図18および図35に示すよう
に、開閉自在容器10は、内部にウェットティッシュ4
1(図4参照)を収納する下方開口型の容器本体11
と、容器本体11の下方開口を密閉する底蓋12とを備
えている。また容器本体11は取出口24が形成された
上板27と、上板27から下方へ延びる側板13とを有
し、容器本体11の側板13には上板27の取出口24
を密閉する開閉蓋23が揺動自在に取付けられている。
【0047】この場合、図24に示すように、開閉蓋2
3には揺動軸77が一体的に形成され、揺動軸77は容
器本体11の側板13側に配置されている。また揺動軸
77の突起77aが容器本体11の受部内に挿入され
て、容器本体11に対して開閉蓋23が揺動するように
なっている。
【0048】また容器本体11の上板27はその略中央
部の第1上板(第1薄板)27aと、第1上板27aの
外側に段部28を介して設けられ、第1上板27aより
高い位置にある第2上板(第2薄板)27bとからなっ
ている。また第1上板27aには、ウェットティッシュ
41を取出すための取出口24が設けられている。
【0049】一方、第1上板27aには係合リブ94が
設けられ、開閉蓋23の内面には、第1上板27aに設
けられた係合リブ94内に入り込む枠体37が設けられ
ている。そして、揺動軸77を中心として開閉蓋23を
回動し、係合リブ94内に枠体37を嵌込むことによっ
て、開閉蓋23が取出口24を密閉するようになってい
る。
【0050】さらに図17および図35に示すように、
開閉蓋23の自由端には先端リブ36が突設され、この
先端リブ36に係止片32が設けられている。また図2
1(a)(b)(c)に示すように、容器本体11のう
ち開閉蓋23の自由端側であって側板13上端近傍に、
上板27から落込む落込段部58が形成され、この落込
段部58内に垂直板55aが設けられている。垂直板5
5aの上端には水平方向外方へ延びる水平板55bが取
付けられている。また垂直板55aの内面に開閉蓋23
の係止片32に係合する係合突起33が設けられ、垂直
板55aと水平板55bとによって、開閉蓋23を開と
する作動体55が構成されている。
【0051】また図17および図35に示すように、容
器本体11と開閉蓋23との間に、開閉蓋23を開方向
に向って付勢する細長状の板ゴム50が設けられてい
る。すなわち、容器本体11には、板ゴム50の一端を
差込み収納する収納部75が設けられ、また開閉蓋23
には容器本体11から所定間隔をおいて配置されるとと
もに板ゴム50の他端を固着する固着部76が設けられ
ている。この場合、板ゴム50は後述のように位置決め
穴50aを有し、この位置決め孔50aが開閉蓋23か
ら突出する突起78に嵌合して板ゴム50の位置決めが
行われ、その後板ゴム50の他端が固着部76によって
固定される。また図19に示すように、容器本体11の
上板27の内面には、収納部75を通る撓み防止リブ1
00が設けられている。この撓み防止リブ100は収納
部75内に差し込まれた板ゴム50からの力によって上
板27が撓むことを防止するものである。ここで図19
は容器本体11の上面の内面側を示す図である。
【0052】また図17に示すように、板ゴム50は容
器本体11と開閉蓋23との間の中心に配置されてい
る。
【0053】次に図23により、容器本体11と底蓋1
2との連結関係について述べる。図23に示すように、
容器本体11の側板13下端には連結リブ13aが設け
られるとともに、底蓋12の周縁部には一対の係合リブ
12a、12bが設けられている。そして底蓋12の一
対の係合リブ12a、12b内に側板13の連結リブ1
3aを挿着することにより、容器本体11と底板12と
が連結される。
【0054】また、図23に示すように、底蓋12の係
合リブ12bの内側には、側板13の連結リブ13aを
一対の係合リブ12a、12b間に導く傾斜リブ12c
が設けられている。また側板13の連結リブ13a上部
には、底蓋12の係合リブ12aが当接する外側リブ1
3bが設けられている。底蓋12の係合リブ12aの外
縁は、側板13の外側リブ13b外縁よりHだけ外方へ
突出している。この係合リブ12aは底蓋12の全周に
渡って設けられており、係合リブ12aに指を掛けるに
より底蓋12を容易に側板13から取外すことができ
る。
【0055】なお、上述した容器本体11および開閉蓋
23は、いずれもポリプロピレン(PP)を用いたイン
ジェクション成形により得られるが、この他にPE、P
S、ABS、エラストマー、PET、PVC、ポリカー
ボネートを用いて成形してもよい。また底蓋12は鎖状
低密度ポリエンレチ(LLDPE)が好ましく用いら
れ、さらに板ゴム50としてはシリコンゴムが用いられ
る。又固着部76はPPからなっている。
【0056】次に各部の構造について更に説明する。ま
ず開閉蓋23は射出樹脂と、射出樹脂中に設けられ文字
ABCを表示するラベル93とからなり(図24)、イ
ンサート成形により形成される。インサート成形におい
てラベル93を用いる場合、成形後、樹脂は収縮する
が、ラベル93は収縮しない。このため樹脂とラベル9
3の収縮程度の相違により開閉蓋23が成形後に歪むこ
とも考えられる。このため図17に示すように開閉蓋2
3の内面に補強用リブ18を設けることにより、開閉蓋
23の成形後の歪みを防止することができる。
【0057】次に容器本体11に設けられた作動体55
について説明する。図21(a)(b)(c)に示すよ
うに作動体55の水平板55bの先端に、上方へ突出す
る指掛け突部88が設けられている。この指掛け突部8
8は、指を引掛けて水平板55bを容易に降下させるこ
とができるようになっている。指掛け突部88は中央部
88aに向って上方へ傾斜しており、指の引掛けを容易
に行なうことができるようになっている。
【0058】また図2(a)(b)(c)に示すよう
に、作動体55は、垂直板55aの下端部55cにおい
て容器本体11に連結されているが、垂直板55の下部
側方において連結部96を介して容器本体11と連結さ
せてもよい(図18)。このように垂直板55の側方を
連結部96により容器本体11と連結させることによ
り、垂直板55aの下端部55cのみが繰り返し変形を
受けることを防止することができる。このため垂直板5
5下端部55cの白化を防ぐことができ、また垂直板5
5aの復元力低下を防止することができる。
【0059】また、水平板55bは垂直板55aのうち
係合突起33近傍に取付けられている。水平板55bの
指掛け突部88を下方へ押すと、垂直板55aと水平板
55bとからなる作動付55は、垂直板55aの下端部
55cを中心として揺動する。このとき水平板55bを
係合突起33近傍に設けることにより、垂直板5aのう
ち係合突起33近傍を大きく変位させて係合突起33と
係止片32との係合を容易に解除することができる。
【0060】また図21(c)に示すように、水平板5
5bの上部に垂直板55aまで達する力伝達リブ97を
設けてもよい。力伝達リブ97は水平板55bからの力
を垂直板55a側に効果的に伝達して垂直板55aを撓
ませるものである。
【0061】また図17に示すように、容器本体11の
上板27には、開閉蓋23の枠体37が内面側に係合す
る係合リブ94が設けられている。この係合リブ94の
上部には、枠体37と係合リブ94との間にウェットテ
ィッシュ41が挟まれても開閉蓋23を容易に開くこと
ができるように面取り94aが施されている。この面取
り94aは、係合リブ94のうち、板ゴム50近傍を除
く全周に渡って設けられている。板ゴム50近傍は板ゴ
ム50による開作動力が強く、特に面取り94aは必要
ではなく、枠体37と係合リブ94との係合を気密に行
なわせるようになっている(図34および図35参
照)。
【0062】次に図20(a)(b)により、容器本体
11の上板27に設けられた取出口24の構造を説明す
る。図20(a)(b)に示すように、上板27の第1
上板27aに取出口24側へ延びる一対の第1フラップ
82,82と、各々が第1フラップ82,82に対向す
る一対の第2フラップ83,83とが設けられている。
【0063】一対の第1フラップ82,82および一対
の第2フラップ83,83は、いずれも基端から先端に
向って波形の断面形状を有している(図20(a))。
このように波形の断面形状を有することにより、一対の
第1フラップ82,82および一対の第2フラップ8
3,83は、各々フラップ82,82,83,83の長
手方向に直交する方向に撓みの方向が定まることにな
り、フラップ82,82,83,83を安定して確実に
撓ませることができる。
【0064】また、図20(a)に示すように、第1フ
ラップ82および第2フラップ83は、各々先端に上方
に向って湾曲するR部82a,83aを有し、さらに第
1フラップ82および第2フラップ83は、R部82
a,83aより基端側に下方へ降下する落し込み部82
b,83bを有している。このように第1フラップ82
および第2フラップ83のR部82a,83aの基端側
に、落し込み部82b,83bを設けることにより、第
1フラップ82および第2フラップ83のR部82a,
83aの先端高さを基端側の高さと略同一に抑えること
ができる。
【0065】なお、一対の第1フラップ82,82およ
び一対の第2フラップ83,83は、いずれも先端に向
って末広状に延び、第1フラップ82,82間および第
2フラップ83,83間の空間を先端に向って拡大させ
ている。
【0066】また第1フラップ82と、この第1フラッ
プ82に対向する第2フラップ83は、各々平行をなす
先端縁84,85を有している。また第1フラップ82
の先端縁84と、第2フラップ83の先端縁85との間
の間隙は取出口24の内側に向って拡大している。この
ため、取出口24内のウェットティッシュ41を第1フ
ラップ82の先端縁84と第2フラップ83の先端縁8
5との間にスムースに導いて、先端縁84,85間で確
実に把持することができるようになっている。また、取
出口24の第1フラップ82および第2フラップ83に
対向する外側縁97は、第1フラップ82の外側縁86
および第2フラップ83の外側縁に対応する形状をなし
ている。
【0067】次に図25乃至図31により板ゴム50の
形状について説明する。板ゴム50としては一つの位置
決め孔50aを有するもの(図25(a)(b))、あ
るいは一つの位置決め孔50を有しかつ位置決め孔50
a部分が段部50bを介して厚肉となっているものを用
いることができる(図26(a)(b))。一つの位置
決め孔50aを有する板ゴム50に対しては、位置決め
孔50aに入る1つのボス76aを有する固着部76が
用いられる(図27)。
【0068】また板ゴム50として、2つの位置決め孔
50aを有するもの(図28(a)(b))、あるいは
この位置決め孔50a部分が段部50bを介して厚肉と
なっているものを用いることができる(図29(a)
(b))。2つの位置決め孔50aを有する板ゴム50
に対しては、位置決め孔50aに入る2つのボス76
a、76aを有する固着部76が用いられる(図3
0)。
【0069】2つの位置決め孔50a、50aを有する
板ゴム50を開閉蓋23に固着した場合、開閉蓋に対す
る板ゴム50の位置決めを精度良く行なうことができ
る。
【0070】次に図31により、板ゴム50を開閉蓋2
3に固着する状態を示す。図31に示すように、開閉蓋
23の突起78に板ゴム50の位置決め孔50aを嵌合
させ、その後ボス76aを有する固着部76を板ゴム5
0上に被せる。このとき、ボス76aを突起78と板ゴ
ム50の位置決め孔50aとの間に挿入させ、突起78
の突部78aとボス76aの突部76bとを係合させる
ことにより、固着部76によって板ゴム50を開閉蓋2
3に堅固に固定することができる。
【0071】次に底蓋12について図22および図23
により説明する。図22および図23に示すように、底
蓋12は射出樹脂と、射出樹脂中に設けられ文字を表示
するラベル92を有している。また、底蓋12の中央部
は上方へ向って突出して形成されている。このため使用
中において、底蓋12が落ち込むことを未然に防止する
ことができる。また底蓋12には、底蓋12を容易に取
外すための取外片12dが設けられている。
【0072】ところで容器本体11の側板13の上部に
下方に向って外方へ突出する段部98を設けてもよい
(図33)。すなわち側板13中にラベル99を設ける
場合、雌型91と押型90との間に予めラベル99を挿
入しておき、このラベル99を雌型91の段部91aに
保持する。次に雌型91と押型90との間に射出樹脂を
注入することにより容器本体11の側板13が成形さ
れ、雌型91の段部91aによって側板13の段部98
が形成される。
【0073】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず、板ゴム50の一端が蓋
本体21の収納部75内に差込み収納されるが、板ゴム
50の他端は位置決め孔50aが開閉蓋23の所定位置
に設けられた突起78内に嵌合して位置決めされ、その
後固着部76により固着される。
【0074】次に容器本体11内にその下方開口から、
密閉袋40によって密閉されたウェットティッシュ41
が収納される。その後容器本体11の連結リブ13aが
底蓋12の一対の係合リブ12a、12b間に挿着さ
れ、容器本体11の下方開口が底蓋12により密閉され
る。この場合、容器本体11の連結リブ13aは底蓋1
2の傾斜リブ12cにより一対の係合リブ12a、12
b側へ導かれるので、容器本体11と底蓋12との連結
を容易に行うことができる。
【0075】次に開閉蓋23が容器本体11に対して閉
方向へ移動し、開閉蓋23の係止片32に容器本体11
の係合突起33が係合して、容器本体11の取出口24
が開閉蓋23により密閉される。このとき、開閉蓋23
の枠体37が容器本体11の係合リブ94内に入り込ん
で、枠体37内を密閉状態に維持する。
【0076】ウェットティッシュ41の使用時には、作
動体55の水平板55bに設けられた指掛け突部88を
押圧することにより、作動体55が垂直板55aの下端
部55cを中心として撓む。このことにより、係止片3
2と係合突起33との係合を解除することができる。こ
の場合、板ゴム50の復元力により、開閉蓋23は揺動
軸77を中心として回動し、開閉蓋23が開となる。
【0077】次に容器本体11の取出口24からウェッ
トティッシュ41を指で摘んで上方へ引張る。その後、
連続して、ウェットティッシュ41を引張ることによ
り、第1番目のウェットティッシュ41を容器本体11
内から取出すことができる。この場合、第2番目のウェ
ットティッシュ41の上半分41aが、第1番目のウェ
ットティッシュ41の下半分41bによって引張られ
る。そして、第2番目のウェットティッシュ41の上半
分41aが、取出口24の中央部から第1のフラップ8
2の先端縁84と第2のフラップ83の先端縁85との
間に進入し、これら第1フラップ82と第2フラップ8
3との間に挟持されて停止する。
【0078】以上のように本実施の形態によれば、水平
板55aの指掛け突部88を押圧することにより、作動
体55が垂直板55aの下端部55cを中心として撓む
ので、垂直板55aに設けられた係合突起33と開閉蓋
23の係止片32との係合を直接的かつ確実に解除する
ことができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、係止部と
係合部の係合を解除することにより、開閉蓋が弾性付勢
部材によって開く。開閉蓋は容器本体の側板に設けられ
ているので、上板に設ける場合に比較して開閉蓋の形状
を大きくとることができる。このように開閉蓋の形状を
大きくすることにより上板のうち取出口の周縁面積を大
きく取って内容物の取出作業を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による開閉自在容器
の全体斜視図。
【図2】閉時における開閉自在容器の全体斜視図。
【図3】開閉蓋の係合片と容器本体の係合突起を示す拡
大断面図。
【図4】ウェットティッシュを収納した密閉袋を示す側
断面図。
【図5】容器本体と開閉蓋との揺動部を示す拡大断面
図。
【図6】開閉自在容器の側断面図。
【図7】容器本体と底蓋の連結関係を示す図。
【図8】開閉蓋の揺動軸と容器本体の受部を示す斜視
図。
【図9】本発明による開閉自在容器の他の実施の形態を
示す側断面図。
【図10】図9に示す開閉自在容器の拡大図。
【図11】本発明による開閉自在容器の更に他の実施の
形態を示す断面図。
【図12】本発明による開閉自在容器の更に他の実施の
形態を示す断面図。
【図13】本発明による開閉自在容器の更に他の実施の
形態を示す断面図。
【図14】本発明による開閉自在容器の更に他の実施の
形態を示す断面図。
【図15】本発明による開閉自在容器の更に他の実施の
形態を示す断面図。
【図16】本発明による開閉自在容器の更に他の実施の
形態を示す図。
【図17】本発明の第2の実施の形態による開閉自在容
器の全体平面図。
【図18】開閉自在容器の側面図。
【図19】容器本体の上板の内面側を示す図。
【図20】容器本体の取出口を示す図。
【図21】容器本の作動体を示す図。
【図22】底蓋を示す底面図。
【図23】容器本体の側板と底蓋との連結構造を示す
図。
【図24】開閉蓋を示す平面図。
【図25】板ゴムを示す図。
【図26】板ゴムを示す図。
【図27】固定部を示す図。
【図28】板ゴムを示す図。
【図29】板ゴムを示す図。
【図30】固着部を示す図。
【図31】板ゴムを固着部により固定する状態を示す
図。
【図32】雄型と、段部を有する雌型を示す図。
【図33】段部が形成された側板を有する容器本体を示
す図。
【図34】容器本体と開閉蓋の連結関係を示す図。
【図35】開閉自在容器の全体斜視図。
【符号の説明】
10 開閉自在容器 11 容器本体 12 底蓋 13 側板 23 開閉蓋 24 取出口 27 上板 28 段部 31 傾斜板 31a 領域 32 係止片 33 係合突起 35 薄肉部 37 枠体 40 密閉袋 41 ウェットティッシュ 50 板ゴム 50a 位置決め孔 51 外リブ 52 内リブ 55 作動体 55a 垂直板 55b 水平板 56 作動体 56a 垂直板 56b 水平板 56c 連結板 75 収納部 76 固着部 77 揺動軸 78 突起 81 補強用リブ 82 第1フラップ 83 第2フラップ 84、85 先端縁 86、87 外側縁 88 指掛け突部 88a 中央部 92 ラベル 93 ラベル 94 係合リブ 96 連結部 97 力伝達リブ 98 段部 99 ラベル 100 補強用リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 43/16 104 B65D 43/16 104 (72)発明者 亀 田 克 巳 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 林 正 保 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 篠 木 則 和 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E014 LB08 3E061 AA01 AB09 DB11 DB17 DB20 3E062 AA01 AB12 AC02 LA10 3E084 AA05 AA13 AA25 AA26 BA01 CA03 CC03 DB09 DB13 DC03 FA06 FC04 GA06 GB06 GB21 HB02 HC03 HD03 LB02 LB08

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取出口が形成された上板と、上板から下方
    へ延びる側板とを有し、下方が開口した容器本体と、 容器本体の側板に揺動自在に取付けられ、取出口を密閉
    する開閉蓋と、 容器本体の下方開口を密閉する底蓋とを備え、 容器本体と開閉蓋との間の揺動部に、開閉蓋を開方向に
    向って付勢する弾性付勢手段を設け、 開閉蓋の自由端に係止部を設けるとともに、容器本体に
    係止部に係合する係合部を設けたことを特徴とする開閉
    自在容器。
  2. 【請求項2】容器本体は、上板から側板との間に延びる
    傾斜板を有し、 係合部はこの傾斜板に対応する内壁に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  3. 【請求項3】容器本体は開閉蓋の自由端側に、垂直板と
    この垂直板の上端から水平方向外方へ延びる水平板とか
    らなる作動体を有し、係合部は垂直板に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  4. 【請求項4】作動体は容器本体から取外し自在となって
    いることを特徴とする請求項3記載の開閉自在容器。
  5. 【請求項5】開閉蓋の基端に揺動軸が設けられ、この揺
    動軸は容器本体の閉止された受部内に収納されることを
    特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  6. 【請求項6】開閉蓋には、容器本体側へ延びる枠体が設
    けられ、 容器本体には開閉蓋の枠体に係合する内リブと、外リブ
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉
    自在容器。
  7. 【請求項7】内リブと外リブとの間に、枠体下端に当接
    するパッキンを設けたことを特徴とする請求項6記載の
    開閉自在容器。
  8. 【請求項8】開閉蓋には、容器本体側へ延びる枠体が設
    けられ、 容器本体には開閉蓋の枠体に当接する傾斜面を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  9. 【請求項9】開閉蓋には、容器本体側へ延びる枠体が設
    けられ、 枠体は開閉蓋に一体成形されるとともに、弾性体から構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の開閉自在
    容器。
  10. 【請求項10】容器本体の側板下端に連結リブが設けら
    れ、 底蓋の周縁部には、連結リブが挿着する一対の係合リブ
    と、連結リブを一対の係合リブ側へ導く傾斜リブとが設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉自在
    容器。
  11. 【請求項11】弾性付勢手段は板ゴムからなるととも
    に、蓋本体と開閉蓋との間の揺動部の中心からずれて配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の開閉自在
    容器。
  12. 【請求項12】板ゴムは容器本体に水平方向に配置して
    固定されていることを特徴とする請求項11記載の開閉
    自在容器。
  13. 【請求項13】板ゴムは容器本体に水平方向に配置さ
    れ、容器本体に嵌込まれるゴム押えによって上方から固
    定保持されていることを特徴とする請求項12記載の開
    閉自在容器。
  14. 【請求項14】開閉蓋は射出樹脂と、射出樹脂中に設け
    られたラベルとからなり、インサート成形により得られ
    ることを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  15. 【請求項15】開閉蓋の内面に、補強用リブが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  16. 【請求項16】弾性付勢手段は板ゴムからなり、この板
    ゴムの一端は容器本体に固定され、板ゴムの他端は開閉
    蓋に固定され、 板ゴムの他端には、複数の位置決め孔が設けられ、各位
    置決め孔は開閉蓋に設けられた突起に嵌合することを特
    徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  17. 【請求項17】板ゴムの他端に設けられた各位置決め孔
    が突起に嵌合し、板ゴムの他端に固着部が嵌込まれるこ
    とを特徴とする請求項16記載の開閉自在容器。
  18. 【請求項18】容器本体は開閉蓋の自由端側に、垂直板
    とこの垂直板の上端から水平方向外方へ延びる水平板と
    からなる作動体を有し、係合部は垂直板に設けられ、 水平板の先端に上方へ突出する指掛け突部を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  19. 【請求項19】指掛け突部は水平方向の側部から中央部
    に向って上方へ傾斜することを特徴とする請求項18記
    載の開閉自在容器。
  20. 【請求項20】容器本体は開閉蓋の自由端側に、垂直板
    とこの垂直板の上端から水平方向外方へ延びる水平板と
    からなる作動体を有し、係合部は垂直板に設けられ、 垂直板の下部側方に、容器本体と連結する連結部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  21. 【請求項21】容器本体は開閉蓋の自由端側に、垂直板
    とこの垂直板の上端から水平方向外方へ延びる水平板と
    からなる作動体を有し、係合部は垂直板に設けられ、 水平板に、垂直板へ達する力伝達リブを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  22. 【請求項22】容器本体は開閉蓋の自由端側に、垂直板
    とこの垂直板の上端から水平方向外方へ延びる水平板と
    からなる作動体を有し、係合部は垂直板に設けられ、 水平板を垂直板の係合部近傍に設けたことを特徴とする
    請求項1記載の開閉自在容器。
  23. 【請求項23】開閉蓋には、容器本体側へ延びる枠体が
    設けられ、 容器本体には開閉蓋の枠体が内面側に係合する係合リブ
    が設けられ、 係合リブの内面側上部には、弾性付勢手段側以外の部分
    に面取りが施されていることを特徴とする請求項1記載
    の開閉自在容器。
  24. 【請求項24】容器本体の上板の内面に、弾性付勢手段
    によって上板が撓むことを防止する撓み防止リブを設け
    たことを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  25. 【請求項25】容器本体の上板に、取出口側へ延びる一
    対の第1フラップと、各々が第1フラップに対向する一
    対の第2フラップとが設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の開閉自在容器。
  26. 【請求項26】各第1フラップと各第2フラップは、基
    端から先端に向って波形の断面形状を有することを特徴
    とする請求項25記載の開閉自在容器。
  27. 【請求項27】各第1フラップと各第2フラップは、先
    端に上方に向って湾曲するR部を有し、 各第1フラップと各第2フラップは、R部より基端側近
    傍において降下する落し込み部を有することを特徴とす
    る請求項25記載の開閉自在容器。
  28. 【請求項28】一対の第1フラップと、一対の第2フラ
    ップは、各々先端に向って末広状に延びていることを特
    徴とする請求項25記載の開閉自在容器。
  29. 【請求項29】第1フラップと、この第1フラップに対
    向する第2フラップは、各々互いに平行をなす先端縁を
    有していることを特徴とする請求項25記載の開閉自在
    容器。
  30. 【請求項30】第1フラップの先端縁と第2フラップの
    先端縁の間の間隙は、内側に向って拡大することを特徴
    とする請求項25記載の開閉自在装置。
  31. 【請求項31】上板の取出口の側縁のうち、各第1フラ
    ップおよび各第2フラップに対向する部分は、各第1フ
    ラップおよび各第2フラップの外側と略同一形状をなし
    ていることを特徴とする請求項25記載の開閉自在容
    器。
  32. 【請求項32】容器本体の側板に、下方に向って外方へ
    突出する段部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    開閉自在容器。
  33. 【請求項33】底蓋は射出樹脂と、射出樹脂中に設けら
    れたラベルとからなり、インサート成形により得られる
    ことを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
  34. 【請求項34】底蓋の中央部は上方へ向って突出して形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の開閉自在
    容器。
  35. 【請求項35】底蓋の外縁は、容器本体の側板下端の外
    縁より外方へ突出していることを特徴とする請求項1記
    載の開閉自在容器。
  36. 【請求項36】取出口が形成された上板と、上板から下
    方へ延びる側板とを有し、下方が開口した容器本体と、 容器本体の取出口に、この取出口を密閉するよう揺動自
    在に取付けられた開閉蓋と、 容器本体の下方開口を密閉する底蓋とを備え、 容器本体と開閉蓋との間の揺動部に、開閉蓋を開方向に
    向かって付勢する弾性付勢手段を設けたことを特徴とす
    る開閉自在容器。
  37. 【請求項37】容器本体は硬質樹脂により形成され、底
    蓋は軟質樹脂により形成されていることを特徴とする請
    求項36記載の開閉自在容器。
  38. 【請求項38】容器本体は、PP、PE、PS、AB
    S、エラストマー、PET、PVC、ポリカーボネット
    のいずれかの硬質樹脂により形成され、底蓋はLLDP
    Eの軟質樹脂により形成されていることを特徴とする請
    求項37記載の開閉自在容器。
  39. 【請求項39】容器本体の側板には、外方へ突出するリ
    ブが設けられていることを特徴とする請求項36記載の
    開閉自在容器。
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