JP2002068285A - トレーに盛り付けられた食品の包装体 - Google Patents

トレーに盛り付けられた食品の包装体

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JP2002068285A
JP2002068285A JP2000267961A JP2000267961A JP2002068285A JP 2002068285 A JP2002068285 A JP 2002068285A JP 2000267961 A JP2000267961 A JP 2000267961A JP 2000267961 A JP2000267961 A JP 2000267961A JP 2002068285 A JP2002068285 A JP 2002068285A
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tray
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frozen
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JP2000267961A
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Kazuo Kondo
和夫 近藤
Masaaki Zenigame
昌明 銭瓶
Hiroshi Ishida
博士 石田
Masaaki Jinno
正明 神野
Kazuo Miyauchi
和男 宮内
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NIPPON ECO LAP KK
Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
NIPPON ECO LAP KK
Okura Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレーに盛り付けられた包装体内の冷凍食品
が移動したり、或いは、解凍したりした際に生じる皺
が、冷蔵用のショーケースに陳列しているだけで消える
ような食品の包装体を提供する。 【解決手段】 トレーにその側壁よりも高く盛り付けら
れた冷凍食品が、少なくとも片面がポリアミド系樹脂か
らなる熱収縮性フィルムを用い、しかも、包装体の外面
がポリアミド系樹脂になるように熱収縮包装されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、辛子明太子、たら
こ、いかそーめん、一夜干し魚介類等の水産加工品、或
いは、肉まん、鶏の唐揚げ等の調理惣菜品等を冷凍させ
た商品(以下、これらを冷凍食品と称する。)がトレー
に盛り付けられて熱収縮包装されている食品の包装体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍食品をトレーに盛り付けた包装体
は、冷凍されていない商品をトレーに盛り付け、熱収縮
包装してから冷凍され、或いは、冷凍された商品をトレ
ーに盛り付けてから冷凍状態のまま熱収縮包装されてい
る。そして、商品の見栄えを良くするために、冷凍食品
はトレーの側壁よりも高く盛り付けられている。そし
て、熱収縮包装された冷凍食品は、冷凍状態のままで輸
送され、スーパー等で販売される際に、解凍された状態
で冷蔵用のショーケースに陳列されている。
【0003】しかし、冷凍食品の包装体を取り扱う際
に、包装体内の冷凍食品が移動して包装体の熱収縮性フ
ィルムを外側に押し出されていた部分が押し出されない
よになり、空隙を生じる場合がある。又、冷凍食品が解
凍する際、包装体内の冷凍食品の形が変形したり、柔ら
かくなったりして、包装体の熱収縮性フィルムが外側に
押し出されないようになる場合がある。例えば、冷凍食
品の尖った突出部が包装体の熱収縮性フィルムを外側に
押し出している時、冷凍食品を解凍させると、該尖った
突出部が平坦になり、熱収縮性フィルムを押し出さない
ようになる。このように、包装体の熱収縮性フィルムを
外側に押し出していた包装体内の冷凍食品が、熱収縮性
フィルムを外側に押し出さないようになると、外側に押
し出されていた部分に弛みが生じ、包装体に皺が発生し
ていた。しかも、一度皺が生じてしまった冷凍食品の包
装体は、その皺が消えることがなく、商品価値を大幅に
低下させていた。
【0004】特に、冷凍食品がトレーの側壁よりも高く
盛り上げられていると、商品が沢山入っているように見
えるので、商品としては好適である。しかし、冷凍食品
をトレーの側壁よりも高く盛り付けると、熱収縮包装し
た際に、包装体内の冷凍食品が熱収縮性フィルムを外側
に押し出すことになるので、包装体内の冷凍食品が移動
したり解凍したりすることにより、包装体に皺が発生し
易くなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、トレーの側
壁よりも高く盛り付けられた凍食品の熱収縮包装体を解
凍させて販売するトレーに盛り付けられた食品の包装体
の皺を無くしようとするものである。具体的には、包装
体の取扱によって包装体内の冷凍食品が移動したり、或
いは、冷凍食品が解凍したりした際に生じる包装体の皺
が、冷蔵用のショーケースに陳列しているだけで消える
ような、トレーに盛り付けられた食品の包装体を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、次のような手段を講じた。即ち、トレー
にその側壁よりも高く盛り付けられた冷凍食品が、少な
くとも片面がポリアミド系樹脂からなる熱収縮性フィル
ムを用い、しかも、包装体の外面がポリアミド系樹脂に
なるように熱収縮包装されている。
【0007】
【発明の実施態様】先ず、本発明の包装体に用いられる
トレーとしては、特に限定されるものではなく、一般に
スーパー等で使用されているポリスチレン系樹脂の発泡
トレーや、ポリプロピレン系樹脂からなるシート状のト
レー等を用いることができる。しかも、本発明に用いら
れるトレーは、盛り付ける冷凍食品がトレーの側壁より
も高くならないようにトレーの側壁を高くする必要はな
く、従来、一般に用いられている形状のトレーを使用す
ることができる。
【0008】そして、本発明の食品の包装体は、上記ト
レーに冷凍食品が盛り付けられている。しかも、トレー
の側壁よりも高くなるように盛り付けられている。冷凍
食品がトレーの側壁よりも高く盛り上げられていると、
本発明の効果をより顕著に発揮させることができる。
尚、冷凍食品をトレーに盛り付けるには、冷凍された商
品をトレーに盛り付けることも、冷凍される前の商品を
トレーに盛り付け、熱収縮包装させた後に冷凍させるこ
ともできる。
【0009】トレーに盛り付けられた冷凍食品が、熱収
縮性フィルムによって包被された後、熱収縮されて食品
の包装体となる。熱収縮性フィルムによる包被は、空気
等の排気孔を設けることなく、気密状態に包被されてい
る。気密状態に包被する方法としては、特に限定される
ものではなく、従来、ガスパックシュリンク包装に用い
られている方法によって行うことができる。例えば、ピ
ロー包装機を用い三方シール(前後シールと背貼りシー
ル)によって密封包被させる方法等がある。包被体内の
余分なガスや空気を除くには、スポンジ等で押圧した
り、吸引ノズルを用いて脱気させる方法等がある。
【0010】トレーに盛り付けられた冷凍食品は、熱収
縮性フィルムによって包被され、該熱収縮性フィルムを
収縮させて包装体となる。熱収縮性フィルムの収縮は、
一般には、熱収縮トンネル内を通過させて行われる。
【0011】本発明の大きな特徴の一つ目は、少なくと
も片面がポリアミド系樹脂からなる熱収縮性フィルムが
用いられていることである。少なくとも片面がポリアミ
ド系樹脂からなる熱収縮性フィルムとしては、特に限定
されるものではないが、片方の表面層がポリアミド系樹
脂層で、もう片方の表面層がポリオレフィン系樹脂層か
らなる多層構成の熱収縮性フィルムが用いられる。又、
商品の保存性を向上させるために、更に、ガス遮断層を
設けた多層構成の熱収縮性フィルムが好適である。例え
ば、片方の表面層がポリアミド系樹脂層、もう片方の表
面層がポリエチレン系樹脂からなり、芯層が、エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物層からなる多層構成の熱
収縮性フィルムが挙げられる。又、必要に応じて、各層
間に接着性樹脂層が設けられた多層構成の熱収縮性フィ
ルムも用いられる。
【0012】本発明の大きな特徴の二つ目は、トレーに
盛り付けられた冷凍食品が、上記熱収縮性フィルムのポ
リアミド系樹脂面が包装体の外面になるように包被され
ていることである。包装体の外面がポリアミド系樹脂に
なるように包被させる方法としては、特に記載するまで
もなく、従来の方法によって容易に包被させることがで
きる。特に、包装体の外面がポリアミド系樹脂樹脂層か
らなり、包装体の内面がポリエチレン系樹脂等のポリオ
レフィン系樹脂層からなるような熱収縮性フィルムを用
いると、内面がヒートシール性を有するようになるので
容易に密封包被することができる。
【0013】
【作用】本発明のトレーに盛り付けられた食品の包装体
は、包装体内の冷凍食品の移動や解凍により、冷凍食品
が包装体の熱収縮性フィルムを外側に押し出していた部
分が押し出されないようになることによって生じた皺
が、冷蔵用のショーケースに陳列されているだけで消え
てしまう理由については、明らかではないが、次のよう
なことが考えられる。まず、包装体内の冷凍食品が、冷
蔵用のショーケースに陳列されていると、包装体の表面
温度が徐々に上昇し、包装体内の冷凍食品が低温である
ことと相まって、包装体表面に結露水が付着する。包装
体の表面に付着した結露水は、包装体表面のポリアミド
系樹脂に吸収される。
【0014】そして、ポリアミド系樹脂からなる熱収縮
性フィルムが水分を吸収すると収縮を起こすことは当業
者間では良く知られている。そこで、熱収縮性フィルム
表面のポリアミド系樹脂に吸収された水分は、包装体の
熱収縮性フィルムに再度収縮を起こさせ、包装体内の冷
凍食品の移動や解凍によって生じた熱収縮性フィルムの
弛みを無くし、皺を消すものと考えられる。
【0015】
【実施例】以下、実施例、比較例を示し、本発明の内容
をより具体的に説明する。尚、本発明は、実施例に記載
された内容によってのみ限定されるものでないことは当
然である。 〔実施例1〕発泡ポリスチレン樹脂製トレー(100m
m×150mm 側壁高さ20mm)に盛り付けられた
冷凍の辛子明太子(約100g)を、片方の表面層がポ
リアミド系樹脂層、もう片方の表面層がポリエチレン系
樹脂層、そして、芯層がエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物層からなる熱収縮性フィルム(厚さ約15μ
m)を用い、ピロー包装機により包被した後、熱収縮ト
ンネル内(120℃、4秒間)を通過させてトレーに盛
り付けられた冷凍辛子明太子の包装体を得た。尚、包装
体の表面がポリアミド樹脂層になるように包装した。
【0016】得られたトレーに盛り付けられた冷凍辛子
明太子の包装体を零下30℃の低温に20日間保存させ
た後、冷蔵用のショーケースに陳列した。その結果、冷
凍辛子明太子の包装体をショーケースに陳列する際に、
包装体内の冷凍辛子明太子が移動し、包装体の熱収縮性
フィルムを外側に押し出していた部分に皺が生じた。
又、冷蔵用のショーケースに陳列していると、包装体の
熱収縮性フィルムを外側に押し出していた冷凍辛子明太
子の盛り上がり部分が解凍し、熱収縮性フィルムを外側
に押し出さないようになり、その部分にも皺が生じた。
しかし、それらの皺は、約半日経過後には消えていた。
【0017】〔比較例1〕両表面層がエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体層、芯層がポリプロピレン系樹脂層からな
る熱収縮性フィルム(厚み約12μm)を用いる以外
は、実施例1と同様の方法によりトレーに盛り付けられ
た冷凍辛子明太子の包装体を得た。得られた冷凍辛子明
太子の包装体を、実施例1と同様、零下30℃の低温に
20日間保存させた後、冷蔵用のショーケースに陳列し
た。その結果、実施例1と同様、包装体内の冷凍辛子明
太子の移動や解凍により包装体に皺が生じた。しかも、
それらの皺は、2乃至3日経過しても消えることはなか
った。
【0018】
【効果】本発明のトレーに盛り付けられた食品の包装体
は、冷凍食品を山盛りに盛り付けることができ、しか
も、包装体の取り扱いや冷凍食品の解凍により生じた皺
が、冷蔵用ショーケースに陳列しているだけで消えるの
で特別の手間もかからず、商品のディスプレー効果に優
れ、販売非常に有益である。
フロントページの続き (72)発明者 神野 正明 兵庫県神戸市西区樫野台5−3−2−204 (72)発明者 宮内 和男 大阪府寝屋川市木田元宮1−20−12−106 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB01 BA18A BB14A BB25A CA01 CA09 EA29 FA01 FB01 FC01 GD09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレーにその側壁よりも高く盛り付けら
    れた冷凍食品が、少なくとも片面がポリアミド系樹脂か
    らなる熱収縮性フィルムを用い、しかも、包装体の外面
    がポリアミド系樹脂になるように熱収縮包装されている
    ことを特徴とするトレーに盛り付けられた食品の包装
    体。
JP2000267961A 2000-09-05 2000-09-05 トレーに盛り付けられた食品の包装体 Pending JP2002068285A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05309775A (ja) * 1992-05-01 1993-11-22 Okura Ind Co Ltd トレイ容器包装体用ポリアミド系熱収縮性積層フィルム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05309775A (ja) * 1992-05-01 1993-11-22 Okura Ind Co Ltd トレイ容器包装体用ポリアミド系熱収縮性積層フィルム

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