JP2002068257A - 不正防止用中栓取付構造 - Google Patents

不正防止用中栓取付構造

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JP2002068257A
JP2002068257A JP2000252039A JP2000252039A JP2002068257A JP 2002068257 A JP2002068257 A JP 2002068257A JP 2000252039 A JP2000252039 A JP 2000252039A JP 2000252039 A JP2000252039 A JP 2000252039A JP 2002068257 A JP2002068257 A JP 2002068257A
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JP
Japan
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inner plug
spout
circular flange
container
fitting
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Application number
JP2000252039A
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English (en)
Inventor
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Yoshida Industry Co Ltd
Original Assignee
Yoshida Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中栓に形成した係止部が注出口部から突出す
るのを防止して手指を引っ掛ける手掛かりを無くすこと
により、中栓が容易に取り外されるのを防止するように
した不正防止用中栓取付構造を提供する。 【解決手段】 嵌合部16の外方端部に閉板15から外
径方向に連続するように円形鍔部21を形成する。容器
10の注出口部11の先端部に、注出口部内周11aを
円形鍔部21の形状に沿って拡径してこの円形鍔部21
を嵌合する凹設部22を形成する。そして、凹設部22
の深さdを円形鍔部21の厚みtより大きくして、中栓
12の嵌着状態で凹設部22内に円形鍔部21の全体を
落とし込み状態で収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の注出口部に
嵌着される中栓を手指などで容易に取り外すことができ
ないようにして、容器内に異物が混入されるのを防止す
る不正防止用中栓取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に化粧水などの水物容器はその注出
口部に液密に中栓を取付けて、更にその外側をキャップ
で覆うようにして二重蓋構造となり、これが商品として
流通される場合に、容器を裸にした状態で若しくは単に
箱に収納した状態で陳列棚などに並べられる。そして、
顧客はこのように陳列棚に並べられた商品を自由に手に
とって選ぶことができ、若しくは箱に入ったものはその
箱から容易に取り出して見ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに商品に不特定多数の人の手が容易に触れられる場
合、いたずら目的による異物の混入が不正に行われる恐
れがある。この場合、上記水物容器では上記キャップを
容易に取り外すことができるとしても、中栓の取り外し
が防止されれば異物の混入を防ぐことができる。
【0004】ところで、従来の中栓構造としては各種存
在するが、なかでも一般的な構造として容器の注出口部
内周に圧入嵌合するようになったものがあり、この場
合、中栓の外方端部に鍔部を形成して、この鍔部が注出
口部の先端部に係止することにより中栓が容器内に陥没
してしまうのを阻止できるようになっている。しかし、
このように中栓に鍔部を形成した場合は、この鍔部が注
出口部の先端に突出した状態となるため、この突出した
鍔部の外周が指先を引っ掛ける手掛かりとなってしま
う。このため、その突出した鍔部に指先を引っ掛けて強
く押し上げることにより中栓が取り外されてしまうこと
になる。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、中栓に形成した係止部が注出口部か
ら突出するのを防止して手指を引っ掛ける手掛かりを無
くすことにより、中栓が容易に取り外されるのを防止す
るようにした不正防止用中栓取付構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の不正防止用中栓取付構造は、容器の注出口
部内周に挿入される嵌合部および該注出口部の先端部に
当接される係止部を有する中栓を形成するとともに、上
記注出口部の先端部に上記中栓の上記係止部の形状に沿
って該係止部を嵌合するための凹設部を形成し、該凹設
部の深さを上記係止部の厚さより深く形成して、上記中
栓の嵌着状態で上記注出口部にその先端部で上記係止部
を囲繞して収納することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1,図2は本発明の不
正防止用中栓取付構造の一実施形態を示し、図1はキャ
ップを取り外した容器の注出口部を一部破断して示す要
部斜視図、図2は図1中のA−A線断面図である。
【0008】本実施形態は基本的には、容器10の注出
口部内周11aに挿入される嵌合部16および注出口部
11の先端部に当接される係止部としての円形鍔部21
を有する中栓12を形成するとともに、注出口部11の
先端部に中栓12の円形鍔部21の形状に沿って当該円
形鍔部21を嵌合するための凹設部22を形成し、凹設
部22の深さdを円形鍔部21の厚さtより深く形成し
て、中栓12の嵌着状態で注出口部11にその先端部で
円形鍔部21を囲繞して収納して構成される。
【0009】図1,図2は容器10の注出口部11に中
栓12を嵌着した状態を示し、該中栓12を覆って該注
出口部11取り付けられるキャップは便宜上図示省略し
てある。該注出口部11は容器10から肩部13を形成
するように縮径した筒状として形成され、その外周には
図外のキャップを螺着するねじ部14が形成されてい
る。容器10はその素材および軟質・硬質を特に限定す
るものではなく、例えば熱可塑性樹脂をブロー成形した
ものやガラスを素材として型吹き法などにより形成した
ものなどが用いられる。
【0010】上記中栓12は全体が合成樹脂により一体
成形されるようになっており、外方端部(図中上端部)
が閉板15により閉塞された筒状の嵌合部16が中栓1
2の主体部分を成し、この嵌合部16が注出口部内周1
1aに圧入されることにより、容器10内が気密構造ま
たは液密構造をもって密封される。このとき、嵌合部1
6の外周に環状の凸部17が形成されるとともに、注出
口部内周11aにはこれに対応した位置に環状の凹部1
8が形成され、これら凸部17と凹部18とがアンダー
カット嵌合されることにより中栓12に抜け方向の抵抗
が付与され、これによって中栓12はより確実に固定さ
れることになる。
【0011】上記閉板15の中央部外側には若干隆起す
る円錐台形状の厚肉部15aが形成され、その中心部に
は容器10の内外を連通する小径の取出し穴19が形成
される。そして、図示するようにキャップを取り外した
状態で容器10を天地逆方向に傾けることにより、該取
出し穴19から容器10の内容物、例えば化粧水などの
液状物が取り出されるようになっている。また、上記厚
肉部15aの頂部面には取出し穴19を閉止するシール
20が再生不能に貼り付けられており、このシール20
の貼り付け状態で販売ルートに流通される。
【0012】また、上記嵌合部16の図中上端部となる
外方端部には上記閉板15から外径方向に連続するよう
に係止部としての円形鍔部21が形成されており、嵌合
部16を注出口部11内周に圧入した際に該円形鍔部2
1が注出口部11の上端部に係止される。
【0013】ここで、本実施形態では上記注出口部11
の先端部に、上記注出口部内周11aを上記円形鍔部2
1の形状に沿って拡径して該円形鍔部21を嵌合する凹
設部22を形成する。そして、この凹設部22の深さd
を円形鍔部21の厚みtより大きく(d>t)して、中
栓12の嵌着状態で該凹設部22内に円形鍔部21の全
体を落とし込み状態で収納するようになっている。
【0014】以上の構成により本実施形態の作用を述べ
ると、容器10は注出口部11に中栓12を嵌着して密
封し、更に該中栓12を覆って図外のキャップをねじ部
14に螺着した状態で商品として流通されることにな
る。従って、この販売の流通過程で不特定多数の人が容
器10に自由に接触できるようになるが、本実施形態の
不正防止構造では、注出口部11からキャップを取り外
した場合にも、中栓12を手指で容易に取り外すことが
できなくなっている。
【0015】つまり、中栓12はこれの嵌合部16が注
出口部内周11aに圧入された状態では、円形鍔部21
全体が注出口部11の先端部に形成した凹設部22内に
落とし込み状態で収納されているため、該円形鍔部21
の外周部分が注出口部11の先端から突出されるのが確
実に防止される。このため、中栓12には指先を引っ掛
けるための手掛かりが何ら存在しなくなるため、手指で
は中栓12を注出口部11から取り外すことができな
い。従って、いたずら目的により容器10内に異物が混
入されるのが防止されるため、商品としての安全性を確
保することができる。
【0016】図3,図4は他の実施形態を示し、上記実
施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明
を省略して述べるものとし、図3はキャップを取り外し
た容器の注出口部を一部破断して示す要部斜視図、図4
は図3中B−B線断面図である。
【0017】この実施形態では中栓12と容器10の注
出口部11との間に設けられるアンダーカット嵌合を円
形鍔部21と凹設部22との間に設けてある。即ち、上
記実施形態では嵌合部16の外周と注出口部内周11a
との間に凸部17および凹部18を形成してアンダーカ
ット嵌合したが、本実施形態では円形鍔部21の外周に
環状の凸部17aを形成する一方、凹設部22の内周に
環状の凹部18aを形成し、これら凸部17aと凹部1
8aとを相互にアンダーカット嵌合してある。
【0018】従って、この実施形態にあっても凸部17
aと凹部18aにより円形鍔部21部分でアンダーカッ
ト嵌合させた場合にも中栓12の抜け方向に抵抗を付与
ことができる。勿論、この実施形態にあっても上記実施
形態と同様に凹設部22の深さdを円形鍔部21の肉厚
tより大きくして、該円形鍔部21全体を凹設部22内
に落とし込み状態で収納し、中栓12を手指で取り外す
ことができないようになっている。
【0019】ところで、上記各実施形態では円形鍔部2
1を係止部とした場合を開示したが、この係止部として
は非円形鍔部でも良く、また、嵌合部16の外周から部
分的に突出する突起部としてもよい。勿論、この場合に
あっても係止部を収納する凹設部22は該係止部の形状
に沿って形成されることになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の不正防止用
中栓取付構造にあっては、容器の注出口部先端部に形成
した凹設部の深さを、中栓の嵌合部に形成した係止部の
厚さより深くして、注出口部にその先端部で係止部を囲
繞して収納するようにしたので、中栓の嵌着状態では指
先を引っ掛けるための手掛かりを無くして手指による中
栓の取り外しを確実に防ぐことができる。従って、販売
の流通過程で容器内に異物が混入されるのを防止できる
ため、商品としての安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる不正防止用中栓取付構造の一実
施形態を示すキャップを取り外した容器の注出口部を一
部破断した要部斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す図1中のA−A線断
面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示すキャップを取り外
した容器の注出口部を一部破断した要部斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図3中のB−B線
断面図である。
【符号の説明】
10 容器 11 注出口部 11a 注出口部内周 12 中栓 16 嵌合部 21 円形鍔部 22 凹設部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA24 AA32 AB01 AB09 BA03 BA05 CA01 CB01 CB02 CB04 CC03 EA04 EB01 EB02 EB03 EB04 EC03 FA09 GB08 GB12 GB17 KA14 KA15 LA02 LA06 LA17 LB02 LB07 LC01 LD01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の注出口部内周に挿入される嵌合部
    および該注出口部の先端部に当接される係止部を有する
    中栓を形成するとともに、上記注出口部の先端部に上記
    中栓の上記係止部の形状に沿って該係止部を嵌合するた
    めの凹設部を形成し、該凹設部の深さを上記係止部の厚
    さより深く形成して、上記中栓の嵌着状態で上記注出口
    部にその先端部で上記係止部を囲繞して収納することを
    特徴とする不正防止用中栓取付構造。
JP2000252039A 2000-08-23 2000-08-23 不正防止用中栓取付構造 Pending JP2002068257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019026350A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 キョーラク株式会社 二重容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53108544U (ja) * 1977-02-07 1978-08-31

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