JP2002067410A - 固定型プラテン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙及び固定プラテンに帯電した静電気を効
率よく逃がすことができる固定型プラテンを提供する。 【解決手段】 プラテン１を金属性支持部材１ａと弾性
のある緩衝材からなる用紙受部１ｂとから構成し、用紙
受部１ｂをその表面抵抗が１０^２０Ω以下になるよう
に、エーテル系のポリウレタンにカーボン粉を混合した
材料で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置のプ
ラテン、特に固定されたプラテンの改良に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の枝術】プリンタ装置のプラテンは印字品質の保
持、用紙及び印字ハンマの保護のため、弾性のあるＳＢ
Ｒ等が用いられているが、固定型プラテンの場合、回転
型のものと比べて用紙との摩擦により静電気が多く発生
し、その静電気によりプリンタ装置が誤動作し、印字品
質を低下させることがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、用紙
及び固定プラテンに帯電した静電気を効率よく逃がすこ
とができる固定型プラテンを提供しようとするものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、プラテン構成材料に静電
除去剤を混合させたものである。

【０００５】静電除去剤としては安価に得られるカーボ
ン粉等が好ましく、プラテンの表面抵抗が１０^２０Ω以
下程度が好ましい。

【０００６】

【発明の実施の形態】図１は、本発明にかかる固定型プ
ラテン１を搭載したプリンタ装置の送り機構の実施例を
示すもので、２は紙送りトラクタ、３は紙送りローラ、
４は駆動モータ、５はベルト、６は用紙である。

【０００７】しかして、実施例の固定型プラテン１は、
金属性支持部材１ａと弾性のある緩衝材から構成される
用紙受部１ｂとから構成されていて、用紙受部１ｂは表
面抵抗が１０^２０Ω以下になるように、エーテル系のポ
リウレタンにカーボン粉を混合した材料で構成されてい
る。なお、用紙受部１ｂの主材としては，他の公知の緩
衝材、例えばＳＢＲ等であってもよい。

【０００８】以上のように構成されているので、用紙６
に生じる静電気及び用紙６と用紙受部１ｂの摩擦によっ
て発生する静電気は、用紙受部１ｂ及び支持部材１ａを
介してアースに逃がされる。従って、本実施例における
プリンタ装置では、用紙６に発生する静電気による印字
トラブルが発生することがない。

【０００９】

【発明の効果】以上のように、本発明では、固定プラテ
ン１に静電除去剤を混合して導電性を付与したので、こ
れを用いたプリンタ装置では静電気による印字トラブイ
ルの発生を防げる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した固定プラテンを用いた実施例
装置の用紙送り機構の側面図。

【符号の説明】

１ 固定プラテン ２ 紙送りトラクタ ３ 紙送りローラ ４ 駆動モータ ５ ベルト ６ 用紙

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 忠男 埼玉県入間市大字新光182番地 株式会社 ワイ・イー・データ内 Ｆターム(参考） 2C058 AB04 AB17 AF31 DA06 DA11 DB23 EA02

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラテン構成材料に静電除去剤を混合さ
   せたことを特徴とする固定型プラテン。