JP2002067381A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002067381A
JP2002067381A JP2000261656A JP2000261656A JP2002067381A JP 2002067381 A JP2002067381 A JP 2002067381A JP 2000261656 A JP2000261656 A JP 2000261656A JP 2000261656 A JP2000261656 A JP 2000261656A JP 2002067381 A JP2002067381 A JP 2002067381A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴーストや縦スジなどの画像不良を抑制し高
品質な画像形成を可能とする画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複数の発光素子が集積された発光素子ア
レイチップを配列してなる露光手段3を有する画像形成
装置において、露光量を通常条件の70%に切り替えて
ゴーストを低減させる露光量切替手段と、いずれの露光
量においても、露光手段3の全体に渡り光量が均一とな
るように各発光素子の発光量を補正する発光量補正手段
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う複写機,プリンタ,ファクシミリ等
の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真方式を利用した
画像形成装置では、一般に、静電潜像上にトナー保持す
る像担持体として、電荷発生層および電荷輸送層で構成
された感光層を有した金属ドラムあるいは金属ベルト等
で構成される感光体を用いている。
【0003】そして、プリント開始の信号により、像担
持体は一定方向に駆動されるようになっている。
【0004】その後、帯電装置(コロナ帯電器、帯電ロ
ーラ、磁性粒子などを担持した剤担持体)などにバイア
スを印加することにより、像担持体表面を一定の電位ま
で帯電あるいは電荷注入を行う。このときの感光体の表
面電位(帯電電位)をVD電位(又はVd電位)と呼
ぶ。
【0005】さらに、コントローラからの信号に基づい
て、ON/OFF制御されたLED光を像担持体に照射
する(露光)。光が照射された位置は電位が低下するた
め、像担持体表面に静電潜像が形成される。この露光さ
れた部分の電位をVL電位(又はVl電位)と呼ぶ。
【0006】そして、像担持体に対向配列し、トナーが
充填された現像装置に一定の現像バイアス(以下、現像
電位とも称す)を印加して、所定の電荷を付与されたト
ナーを像担持体上の静電潜像に移すことにより、静電潜
像を可視化する(現像)。現像時の像担持体上のトナー
乗り量は、VL電位と現像バイアスの関係で決まる。
【0007】そして、像担持体に隣接して配置され、像
担持体と略同速度で順方向に移動する転写ローラや転写
ベルトなどの転写体上に像担持体上のトナーと逆極性の
バイアスを印加し、その状態で像担持体と転写体との間
に転写材を通過させることにより、像担持体上に担持さ
れたトナー像を転写材上に転写させる。
【0008】上述した画像形成装置において像担持体の
感光層は少なからず照射光による露光メモリの影響を受
ける。たとえば、トナー像を転写し終えた像担持体は再
び上述した画像形成プロセスを繰り返すが、その際に前
のプロセスの露光メモリが影響してゴースト(残像)が
発生する場合がある。すなわち、像担持体の使用状態
(露光履歴)により露光後のVL電位が変動してしま
い、これが像担持体上のトナー乗り量の変化につなが
り、プリント画像濃度が定まらなくなってしまう。
【0009】このため従来では、露光メモリを抑制する
ために、像担持体を帯電する前に適当な光源(前露光光
源)によって像担持体を均一露光する、いわゆる前露光
を行うことが一般的であった。
【0010】ところで、最近では装置を小型化するため
に、前露光光源を設けないタイプの画像形成装置も登場
している。
【0011】このような小型の画像形成装置において
は、上記課題を解決するために、最大潜像コントラスト
電位差の60%〜90%となる露光量領域で露光を行う
とともに、その露光量にあわせて現像電位等の画像形成
条件を変更する方法が提案されている。この条件の露光
領域は前述の露光履歴の影響が少ないため、前露光を行
うことなくゴーストを低減することができる。
【0012】ここで最大潜像コントラスト電位差とは、
任意の表面電位に帯電した像担持体を露光量を変化させ
て露光したときに、露光量0.1μJ/cm2の変化量
に対する露光部電位減衰が50V以下となる電位変化の
収束領域で得られる潜像コントラスト電位差(露光部と
非露光部との電位差)をいう。なお、最大潜像コントラ
スト電位差は、感光体(感光層)の種類や表面電位(帯
電電位)等によって異なる。
【0013】ところで、像担持体に露光を行う露光手段
としては、複数個の発光素子が集積された発光素子アレ
イチップを複数個直線状に配列すると共に、複数のロッ
ドレンズを光軸を平行に配列し固着したロッドレンズア
レイを複数個直線状に配列し、両者を同一基板に一体化
して実装した光プリントヘッドを用いて、像担持体の長
手方向(主走査方向)に露光を行い、像担持体の回転に
より2次元画像を形成する方法が提案されている。
【0014】かかる露光手段を用いた場合、前記複数の
発光素子アレイチップを配列した時に発生する僅かな隙
間の影響及び発光素子アレイチップの両端に流れた発光
熱による影響などで前記発光素子アレイチップ両端部の
露光量が低下し、画像不具合が発生することが報告され
ている。
【0015】この問題を解決するための対策としては、
発光素子アレイチップ両端の所定数の発光素子の発光量
を端部以外の発光素子の発光量と異なる関係に設定する
方法が提案されており、前記発光素子アレイチップ間の
露光量変化による、縦スジ状の画像濃度の低下や、ひど
くなると画像縦白スジになる画像不具合を抑制してい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0017】一般に、露光量と像担持体(感光体)のV
L電位の関係(E−V特性)は図5のような特性を示
す。図5は、500Vに帯電した感光体を露光量を変化
させて露光したときのVL電位の変化を示しており、露
光量を上げるにしたがってVL電位は減衰するが、ある
一定の露光量になると減衰幅が小さくなり電位減衰が安
定する。
【0018】通常の画像形成においては、電位減衰がほ
ぼ安定する露光量を通常の画像形成の露光設定値とし、
二値画像形成を行っている。
【0019】一方、ゴースト防止対策として、上述した
ように露光履歴の影響の少ない領域に露光量を低減し、
さらにその露光量で潜像コントラスト電位差が通常の画
像形成条件と同等になるように、感光体の帯電電位およ
び現像電位を補正して画質補正を行う場合、露光量条件
は、通常画像形成を行う場合よりも露光量の増加による
電位減衰の傾きがかなり急峻な部分で画像形成を行うこ
とになる。
【0020】前記露光量低減条件で、通常条件と同様の
発光量補正値に基づいて、発光素子アレイチップ端部の
所定数の発光素子の発光量と、端部外の発光素子の発光
量とを補正すると、発光量差による感光体上の電位減衰
量の差が通常条件よりも大きくなるため、通常条件では
発生していなかった新たな縦スジ画像となって不具合が
発生する。
【0021】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、ゴー
ストや縦スジなどの画像不良を抑制し高品質な画像形成
を可能とする画像形成装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置にあっては、複数の発光手段
で像担持体を露光し潜像を形成する露光手段と、該露光
手段の露光量を複数のレベルに切り替える露光量切替手
段と、該複数のレベルのいずれの露光量においても、前
記露光手段の全体に渡り光量が均一となるように前記複
数の発光手段の発光量を補正する発光量補正手段と、を
有することを特徴とする。
【0023】前記発光量補正手段は、前記複数のレベル
の露光量のそれぞれに対応する複数の発光量補正データ
を記憶する記憶手段と、前記露光量切替手段によって露
光量が切り替えられたときに、該露光量に対応する前記
発光量補正データに基づき前記複数の発光手段の発光量
を補正する制御手段と、を有するとよい。
【0024】前記複数のレベルの露光量は、潜像コント
ラスト電位差が最大潜像コントラスト電位差と略同一と
なる露光量と、潜像コントラスト電位差が最大潜像コン
トラスト電位差の60〜90%となる露光量と、を含む
とよい。
【0025】また、前記複数のレベルの露光量は、潜像
コントラスト電位差が最大潜像コントラスト電位差と略
同一となる露光量と、該露光量の略70%の露光量と、
を含むとよい。
【0026】前記露光手段は、複数の発光手段を備えた
発光ユニットを複数配列してなるとよい。
【0027】前記発光量補正手段は、前記発光ユニット
の端部の発光手段の発光量をその他の発光手段の発光量
より大きくする補正を行うとよい。
【0028】前記発光量補正手段は、前記露光手段の露
光量が小さいほど前記発光手段の補正量を小さくすると
よい。
【0029】前記発光量補正手段は、前記発光手段の発
光時間を変更することによって発光量を調整するとよ
い。
【0030】前記露光手段は、複数のロッドレンズが光
軸を平行に配列されたロッドレンズアレイユニットを有
し、該ロッドレンズアレイユニットと前記複数の発光ユ
ニットとを一体的に設けてなるとよい。
【0031】前記像担持体を帯電する帯電手段と、前記
潜像を現像する現像手段と、前記露光手段の露光量に基
づき前記帯電手段の帯電電位および前記現像手段の現像
電位を算出するテーブルと、を有し、前記複数のレベル
の露光量のそれぞれに対応して前記テーブルを複数備え
るとよい。
【0032】複写機能とプリンタ機能とFAX機能とを
含む複数の機能モードを有し、該機能モード別に前記複
数のレベルを備えるとよい。
【0033】前記露光手段の各発光手段が画像形成にお
ける最小画素に対応するとよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0035】(第1の実施の形態)図1は本発明の実施
の形態に係る画像形成装置(カラー画像形成装置)の模
式的断面図である。本実施の形態では、画像形成装置の
一例として、LED露光装置を用いたカラー電子写真複
写機を例にして説明する。
【0036】この画像形成装置は、上部にデジタル画像
リーダー部、下部にデジタルカラー画像プリンター部を
有する。
【0037】リーダー部においては、原稿9を原稿台ガ
ラス10に載せ、露光CCD読み取りセンサーを露光走
査することによって、原稿9からのカラー色分解画像信
号を得る。
【0038】このカラー色分解画像信号は、不図示の回
路を経由して、同じく不図示のビデオ処理ユニットにて
処理を施され、プリンター部に送出される。
【0039】一方、プリンター部においては、図示矢印
方向に回転する像担持体としての感光ドラム1Y,1
M,1C,1K(以下省略して感光ドラム1とする)が
回転自在に支持されており、感光ドラム1の周りには、
帯電手段としての帯電器2Y,2M,2C,2K(以下
省略して帯電器2とする)、現像手段としての現像装置
4Y,4M,4C,4K(以下省略して現像装置4とす
る)、転写ベルト5等の画像形成手段が配置されてい
る。
【0040】感光ドラム1は、帯電器2により均一に帯
電され、感光ドラム1上に、たとえばLED露光器から
なる露光手段3Y,3M,3C,3K(以下、省略して
露光手段3とする)により色分解された光像、またはこ
れに相当する光像が照射され、その外表面に潜像形成が
行われる。
【0041】ついで、感光ドラム1上の静電潜像は現像
装置4にて現像剤(トナー)によって現像され、トナー
像として顕像化される。
【0042】原稿9の読み込み命令(通常、コピーキー
が押された状態)、又は、プリンターとして画像形成装
置が動作する場合、例えば、PCから印刷JOB命令が
送信されると、画像形成装置内に設置された図示しない
内部CPUの命令により、環境センサーCS1の温度/
湿度情報を読み込み、この時の絶対水分量を計算する。
【0043】この水分量の値を基に、CPUは画像形成
装置から、この環境における必要現像Vcont電位
(必要現像コントラスト電位)を算出する。現像Vco
ntの値が環境で変化するのは、現像装置4で用いるト
ナーの物性、たとえば帯電性能が周囲の雰囲気水分量で
変化するためである。
【0044】また、この現像Vcontの算出にあたっ
ては、あらかじめ、図2(a)に示すような水分量と必
要現像Vcont電位の関係を、図2(b)に示すよう
にテーブル化して記憶しておき、前記計算された水分量
の結果に応じて線形補間により算出する。
【0045】次に、潜像電位、現像装置の現像スリーブ
電位の算出方法について、図3を用いて説明する。
【0046】例えば、図1に示す環境センサーCS1に
より、23℃/5%と読み取られた場合、水分量は約
1.0(g/kg)となる。
【0047】この時、図2(b)のテーブルによれば、
必要現像Vcont電位は、必要現像Vcont=28
0Vとして算出される。
【0048】この必要現像Vcontに、地肌カブリ防
止電位であるVback電位を加えると、感光ドラム1
の表層に形成する必要潜像Vcont電位(必要潜像コ
ントラスト電位)が求められる。これを式で表すと下記
の様になる。必要潜像Vcont電位=必要現像Vco
nt電位+Vback=280V+200V=480V
【0049】次に、感光ドラム1の帯電電位、露光部電
位を設定する手順を説明する。
【0050】上述したように、必要現像Vcont電位
が周囲環境の状態によって変化したのと同様に、感光ド
ラム1の露光部電位も、感光ドラム1の露光感度が周囲
環境の相対湿度や水分量によって変化するため、環境に
適した値を求める必要がある。
【0051】図3に、本実施の形態に係る感光体におい
て、帯電電位に対する露光部電位の周囲環境の水分量に
よる変化を実験的に求めた結果を示す。
【0052】図3の結果を、本実施の形態に係る画像形
成装置は、テーブルデータとして記憶している。
【0053】前述の環境センサーCS1の読みとり値か
ら算出した水分量1.0(g/kg)で、前記算出した
必要潜像Vcont電位=480Vを得るためには、図
3の結果より、帯電電位VD=700Vと選択すると、
露光部電位VL=220Vが得られ、必要とする潜像V
cont=480Vを満足させることができることがわ
かる。
【0054】この結果、現像電位は、帯電電位VD=7
00Vから地肌カブリ防止電位Vback=200Vを
差し引いた500Vに設定されることにより、前記算出
された必要現像Vcont電位=280Vが正確に得ら
れることになる。
【0055】ここで、感光ドラム1の帯電電位VD、露
光部電位VL、現像装置の現像電位を求める手順を整理
すると、以下のようになる。
【0056】(STEP1)環境センサーCS1より温
度/湿度情報を読み込む。
【0057】(STEP2)上記の情報から絶対水分量
を算出する。
【0058】(STEP3)上記水分量の値から、必要
現像Vcont電位を算出する。
【0059】(STEP4)必要現像Vcont電位と
地肌カブリ防止電位Vbackから必要潜像Vcont
電位を算出する。 必要潜像Vcont電位=必要現像Vcont電位+V
back
【0060】(STEP5)上記水分量とVD−VLの
関係テーブルから感光ドラム1の帯電電位VDと露光部
電位VLを算出する。
【0061】(STEP6)帯電電位VDと地肌カブリ
防止電位Vbackから現像電位を算出する。 現像電位=帯電電位VD−Vback
【0062】上述した処理によれば、環境センサーの検
知結果とテーブルデータから帯電電位,現像電位等の画
像形成条件を決定することができるので、感光ドラムの
電位検知手段やトナー像濃度検知手段等を設ける必要な
いという利点がある。
【0063】本実施の形態で適用する帯電方式として
は、磁気ブラシによる注入帯電方式を採用している。感
光ドラム1の表面と一定距離(たとえば500〜600
μm)の間隔を開けて、着磁されたマグローラスリーブ
を設ける。このマグローラスリーブに、粉砕又は重合法
により作成した粉体磁性キャリア(抵抗値104〜107
Ωcm(102〜105Ωm))を担持させて、この粉体
磁性キャリアで磁気ブラシを形成し、感光ドラム1の表
面と接触させた状態で、AC成分を重畳したDCバイア
スを印可して注入帯電を行う。
【0064】このような注入帯電方式を用いた場合に
は、感光ドラム1の帯電電位VDの値と、マグローラの
DC成分バイアスVdcがほぼ等しくなるため、Vdc
=VDとして求めることが可能となる。
【0065】また、本実施の形態で使用される感光ドラ
ム1は、図4に示されるようにアルミシリンダ1a上に
感光層(電荷発生層1b,電荷輸送層1cおよび電荷注
入層1d)を塗布して構成されている。感光層は通常絶
縁体であり、特定の波長の光を照射することにより、導
電となるという特徴を有している。それは、光照射によ
り電荷発生層1b内に正孔−電子対を生成しそれらが電
荷の流れの担い手となるからである。
【0066】現像装置4は、イエロー現像剤,マゼンタ
現像剤,シアン現像剤,ブラック現像剤の4色現像剤を
各別に収納する4個の現像装置4Y,4M,4C,4K
を、感光ドラム1の外周面に対向して、ある一定距離、
例えば300〜600μmの距離だけ離れた位置に設け
られており、2成分現像剤を用いて感光ドラム1上の潜
像の現像を行う。
【0067】ここで、本発明の実施にあたっては、前記
に記載した2成分現像剤を用いる現像装置ではなく、磁
性一成分現像、接触一成分現像方式等の現像方式を用い
ても差し支えない。
【0068】一方、給紙カセット13a(13b)内に
収容されたシートPはレジストローラ14により適当な
タイミングで給紙され、転写ベルト5に担持されて図示
矢印方向に搬送される。シートPには、転写ベルト5の
下方に配置されている転写印加部材6Y,6M,6C,
6K(以下、省略して転写印加部材6とする)によって
転写電圧が印加され、感光ドラム1上のトナー像がイエ
ローからブラックまで順次転写される。
【0069】転写ベルト5は誘電体シート等を張設して
構成されており、この転写ベルト5には、吸着用の半導
体帯電ローラ15と導体ローラによってシートPが吸着
される。
【0070】そして、トナー像が転写されたシートP
は、転写ベルト5に担持されて、定着器7に搬送され、
所定の熱量および圧力を加えられて、トナー像が定着さ
れた後に、搬送トレイ8へ搬送される。
【0071】上述した本実施の形態の画像形成装置にお
いて、感光ドラム1Y,1M,1C,1Kのそれぞれ
に、露光手段3Y,3M,3C,3Kから露光すること
により、感光ドラム1の電荷発生層1bで正孔−電子対
が生成される。正孔は電荷輸送層1cを通り、電荷注入
層1dに移動し負電荷と再結合する。これにより感光体
表層(電荷注入層1d)の負電荷量が減少し、感光ドラ
ム1の表面電位の絶対値が低下する。この状態での感光
ドラム1上の表面電位が略VL電位となる。
【0072】しかしながら、露光により減衰する感光ド
ラム1上のVL電位は、露光量によって変化し、かつ帯
電電位VDの大きさによっても変化する。
【0073】ここで、感光体Aの露光量E(μJ/cm
2)と感光体上のVL電位(V)の関係(E−V特性)
を図5に示す。図5に示されるように露光量が増加する
と感光体上の電位は非線形に減衰する様子がわかる。
【0074】さらに、このE−V特性の測定を、ドラム
2周分の全面露光を与えた場合に測定した結果を図6に
示す。図6から、感光体の表層に与える露光量を大きく
していくと、露光量の値が小さい場合は、一度露光を受
けた部分のVL電位(ドラム2周目のVL電位)は1周
目よりも小さくなるが、ある一定の露光量を越えると、
逆にドラム2周目の電位が1周目よりも大きくなってい
ることが分かる。このようなVL電位の変動が発生した
場合は、濃度低下の画像不具合が発生する。
【0075】さらに、感光層の特性(電荷発生層,電荷
輸送層,電荷注入層)が異なる別の感光体Bについても
同様の実験を行った結果を図6に示す。E−V特性は大
きく異なるものの、1周目と2周目の電位比較に関して
は感光体Aと同様の結果が得られていることがわかる。
【0076】また、感光体上の表面電位VDを変化させ
た場合のE−V特性を図7に示す。
【0077】この図より、いずれのVD電位において
も、露光量が小さい場合には1周目のVL電位より2周
目のVL電位が小さく、露光量が大きくなると2周目の
VL電位のほうが大きくなるという特性を示すことがわ
かる。
【0078】また、1周目のVL電位と2周目のVL電
位の大小関係が入れ替わる露光量の値はVD電位の値に
より変化し、VD電位が大きくなるにしたがって、その
入れ替わりの露光量の値も大きくなっていることがわか
る。
【0079】さらに、図7より、1周目のVL電位と2
周目のVL電位とが略同一となる露光量領域(以下VL
安定領域という)も存在していることがわかる。この領
域においては、露光履歴、すなわち露光メモリによって
VL電位は影響を受けない。図7より、VD電位が大き
くなるにしたがって、この領域も大きくなっていること
がわかる。
【0080】以上の結果から、露光によるVL電位の変
動は露光量と感光体の表面電位VDによって変わり、さ
らに、露光履歴によるVL変動が増加方向と減少方向の
2種類存在することが明らかになった。また、感光体の
種類によらず、露光履歴の影響によるVL変動が生じな
い露光量領域が必ず存在することも明らかになった。
【0081】図8にE−V特性を模式的に示す。
【0082】ここで、感光体の表面電位VDと露光部電
位VLの差、すなわち非露光部と露光部との電位差を潜
像コントラスト電位差といい、表面電位VDに帯電した
感光体を露光量を変化させて露光したときに、露光量
0.1μJ/cm2の変化量に対する露光部電位変化が
50V以下となる電位変化の収束領域で得られる潜像コ
ントラスト電位差を、VDにおける最大潜像コントラス
ト電位差という。
【0083】上述した実験結果より、VL電位が露光履
歴により変化しないVL安定領域の潜像コントラスト電
位差は、最大潜像コントラスト電位差の約60〜90%
程度の範囲に存在していることがわかった。また、VL
安定領域を示す露光量は、最大潜像コントラスト電位差
を得る露光量の約70%の露光量であることもわかっ
た。
【0084】以上の実験結果に基づき、通常条件では最
大潜像コントラスト電位差と略同一の潜像コントラスト
電位差を得る露光量で画像形成を行い、感光体に露光履
歴によるゴースト画像が発生した場合は、潜像コントラ
スト電位差が最大潜像コントラスト電位差の約60〜9
0%になるように、通常モードの約70%に露光量の大
きさを切り替えるとよいことがわかる。
【0085】本実施の形態の画像形成装置では、装置の
操作パネル上に配置された切り替えスイッチを操作し
て、露光量を通常モードとゴースト低減モードの2つの
レベルに切り替えられるように設けた。
【0086】ゴースト低減モードが選択されると、CP
Uとメモリ等からなる露光量切替手段(不図示)によっ
て、露光量が通常モードの約70%に低減される。結
果、潜像コントラスト電位差が最大潜像コントラスト電
位差の約60〜90%となり、露光履歴の影響を受けな
いVL安定領域で画像形成を行うことが可能となる。
【0087】しかしながら、このゴースト低減モードが
操作パネル上で選択された場合、露光量を単純に低減さ
せるのみでは、現像コントラストが小さくなり、画像濃
度が小さくなってしまう。
【0088】その問題を解決するため、図3に示すよう
な各環境における表面電位とVL電位の関係テーブル
を、ゴースト低減モードの露光量に対しても用意し、メ
モリに記憶している。
【0089】ゴースト低減モードが選択されると、その
露光量に応じたテーブルを用いて前述の処理を行い、通
常モードの露光量と同じ画像濃度が得られるように、感
光体の帯電電位VD、現像装置の現像電位等の画像形成
条件を瞬時に決定する。これにより、ゴースト低減モー
ド切り替え時でも、最大画像濃度を変化させず通常モー
ドと同等の画像出力が可能となっている。
【0090】次に、本実施の形態の画像形成装置におけ
る、露光手段と発光量補正手段について詳細に説明す
る。
【0091】本実施の形態における露光手段3として
は、図9に示すように、複数個の発光素子31(発光手
段)を集積した発光素子アレイチップ30(発光ユニッ
ト)を複数個直線状に配列すると共に、複数個のロッド
レンズを光軸を平行にして配列、固着したロッドレンズ
ユニット(不図示)を複数個直線状に配列し、両者を同
じ基板上に実装してなる光プリントヘッドを用いている
(図10)。
【0092】本実施の形態では、波長780nmの発光
素子31を128個備えた発光素子アレイチップ30を
56個直線状に配列した構成をとっている。なお、発光
素子31は、本画像形成装置の最小画素単位に対応して
いる。
【0093】しかしながら、上述した露光手段3の場
合、基板上に実装する発光素子アレイチップ30を複数
個、均等間隔で配列することは大変難しく、図9中に示
すように少なからず隙間が発生する問題が存在する。こ
のバラツキによる発光素子アレイチップ間の間隔が大き
くなると、発光素子アレイチップ間における光量低下の
原因となる。
【0094】本実施の形態の画像形成装置の最高解像度
は600dpiであり、そのときの画素の間隔は42.
3μmである。
【0095】発光素子アレイチップ30を配列したとき
に、端部間の距離が1画素よりも大きく離れてしまった
場合などは、露光量の低下による部分的な濃度低下によ
る縦スジ画像が発生する。発光素子アレイチップ30間
がさらに離れた状況になると、画像上に現像が行われな
い部分が発生し、白スジ画像が発生する。
【0096】また、発光素子アレイチップ30間の発光
量の変動原因としては、発光素子31の発光による発生
熱が原因と考えられる弊害も存在する。これは発生熱が
発光素子アレイチップ30の両端部分に移動することが
原因となって、発光素子アレイチップ30の端部光量が
低下する現象である。
【0097】上述した2つの発光素子アレイチップ30
間の光量低下が発生すると、発光素子アレイチップ30
端部において、図11のモデル図に示すような光量の変
動が発生する。
【0098】そこで、本実施の形態の画像形成装置は、
装置本体内に、制御手段としてのCPUと記憶手段とし
てのメモリ等からなる発光量補正手段を有している。
【0099】発光量補正手段は、所定個数の発光素子3
1の発光量の関係を画素単位の発光量補正データとして
メモリに記憶しており、その発光量補正データに基づい
て、各発光素子31の発光時間を変調させて発光素子ア
レイチップ30間の光量を制御している。
【0100】このとき、露光手段3の全体に渡って光量
が均一となるように補正することで、上述した発光素子
アレイチップ30を複数個配列した場合の端部光量低現
象を抑制することができる。
【0101】この方法で示されている発光素子アレイチ
ップ30の端部と端部以外の発光素子31の発光量補正
データは、図12中の通常条件のグラフで示されるよう
な関係に設定されている。すなわち、発光素子アレイチ
ップ30の両端部の発光素子の発光量が、端部以外の発
光素子の発光量より大きくなるような関係に設定されて
いる。
【0102】このような発光量補正テーブルに従って発
光量の補正を行うことにより、発光素子アレイチップ3
0間の光量変動を抑制し、スジ画像のない高品質な画像
を得ることができる。
【0103】ところで、前述したゴースト低減モードと
して、通常条件よりも小さな露光量で画像形成を行う場
合を考える。
【0104】ゴースト低減モードでは、図8に示すよう
にE−V特性上露光量の変化に対して電位減衰の大きな
領域で画像形成が行われる。
【0105】したがって、発光素子アレイチップ30の
端部と端部以外の発光素子の発光量を図12の通常条件
と同様の設定で補正し、画像形成すると、発光素子アレ
イチップ30端部の光量補正量が大きくなりすぎ、露光
量低減による濃度低下の対策として用いていた端部の光
量補正が、今度は逆に濃度が濃くなる縦スジ画像不具合
の発生原因となってしまう。
【0106】さらに、ゴースト低減モードのような露光
量低減条件では、発光素子の発光量が少なくなる為、発
生熱による影響も通常条件の場合より多少すくなくなる
ことも影響していると考えられる。
【0107】以上より、E−V特性上の電位減衰量の変
化が大きな領域では、通常条件ほどの露光量差を持たせ
て光量補正を行うと、適正な画像を得ることができない
ことが分かる。
【0108】そこで、本実施の形態の画像形成装置の発
光量補正手段では、通常モードとゴースト低減モードの
それぞれの露光量に対応した別々の発光量補正テーブル
をメモリに記憶させておき、モードに応じて補正量を変
化させている。
【0109】図12に通常条件として示したグラフは通
常モードの発光量補正テーブルに基づく発光素子光量を
模式的に表し、露光量低減レベル1として示したグラフ
は本実施の形態のゴースト低減モード用の発光量補正テ
ーブルに基づく発光素子光量を模式的に表している。
【0110】すなわち、ゴースト低減モードのときに
は、発光素子アレイチップ30端部の発光素子31の補
正量を小さく設定している。
【0111】以上の構成により、本実施の形態の画像形
成装置にあっては、露光量に応じて発光量補正テーブル
を備えたので、ゴーストを低減させるために露光量を小
さくして露光した場合でも、発光素子アレイチップを複
数個配列したときに発生する光量差を確実に補正するこ
とができ、縦スジや白スジのない高品質な画像形成が可
能となる。
【0112】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、通常モードとゴースト低減モードの2段階の露
光レベルに切り替え可能な画像形成装置を示したが、本
実施の形態では、複数の露光量低減モードを有し多段階
に露光量レベルを切り替え可能な構成を示す。
【0113】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については、
その説明は省略する。
【0114】第1の実施の形態では、ゴースト画像が発
生した場合に、露光量切替手段によって露光量を小さく
し、さらに、発光量補正手段によって適切な発光量補正
データに切り替え、該発光量補正データに基づき発光素
子アレイチップ30の発光量補正を行うことで良好な画
質補正を行った。
【0115】本実施の形態に係る画像形成装置は複数の
露光量低減モードを有し、露光量切替手段によって多段
階にレベルを切り替えることができるため、ゴースト画
像の低減効果が十分でない場合には、容易にレベル設定
を変更できるような構成になっている。
【0116】その場合、第1の実施の形態で示したゴー
スト低減モードの露光量よりも、さらにE−V特性上の
電位減衰傾きが大きい領域で画像形成が行われる場合が
発生する。
【0117】したがって、本実施の形態の画像形成装置
では、図12のモデル図に示すように、露光量設定値
(低減レベル)のそれぞれに対応して複数の発光量補正
データを備え、その露光量設定値に応じて自動的に発光
量補正テーブルが切り替えられる構成にしている。
【0118】このとき、露光量が小さくなるほど、発光
素子光量の補正量も小さくなるように設定されている。
【0119】以上の構成により、本実施の形態の画像形
成装置にあっては、いずれの露光量レベルにおいても、
設定された露光量に応じて最適な発光素子アレイチップ
の発光量補正が行われ、露光量低減レベルに関係なくス
ジ画像の発生しない画像出力が可能となった。
【0120】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
プリンタ,FAX,複写機などの複数の機能モードを有
する画像形成装置について説明する。
【0121】構成および作用については第1の実施の形
態と略同一なので、同一の構成部分については、その説
明は省略する。
【0122】前述の第1および第2の実施の形態におい
ては、ゴースト低減モード(露光量低減モード)が選択
されると、画像形成装置は常に低減モードで画像形成を
行う。
【0123】しかしながら、画像形成装置で画像比率の
少ない文字原稿等が出力される場合には、ゴースト画像
が比較的目立たないため、特にゴースト低減モードに切
り替える必要のない場合もある。たとえば、プリンタモ
ードのときにPCから文字原稿を出力する場合やFAX
として使用される場合等は画像比率が少ない。
【0124】したがって、ユーザーの画像形成装置の使
用状況に応じて、プリンタ,FAX,複写機などの機能
モード別に、露光レベルを選択できるような構成にして
おくとよい。さらに、各々の機能モード毎に、文字や線
画などの出力に好適な文字出力モード、階調画像の出力
に好適な画像出力モード等、出力する画像の種類に応じ
た複数の画像出力モードを備え、各画像出力モード別に
も露光レベルを選択できるような構成にするとよい。
【0125】本実施の形態の画像形成装置では、各機能
モードまたは各画像出力モードに応じて独立した露光レ
ベルを備えており、本体の操作パネルや、プリンタモー
ドの場合はPCのダイアログ画面などからユーザーが自
由に選択可能な構成となっている。
【0126】本実施の形態では、上述した機能モードま
たは画像出力モード別に露光レベルを切り替えることが
でき、さらに選択された露光量低減レベルに応じて、発
光素子アレイチップの個々の発光量補正データが切り替
えられるので、いずれの機能モード、画像出力モードに
対しても、スジ画像発生のない画像形成を行うことがで
きる。
【0127】また、ユーザーが選択したモードに基づい
て、選択可能な露光レベルが自動的に切り替わるので、
画像形成装置の用途に応じた露光レベルの設定を容易に
行うことができる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、露光量に応じて発光手段の発光量の補正量を調
整するので、いずれの露光量の場合も、縦スジ画像や白
スジ画像のない高品質な画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の模式
的断面図である。
【図2】周囲環境の水分量と必要現像コントラスト電位
の関係を示す図であり、(a)はグラフ、(b)はテー
ブルである。
【図3】水分量が変化した場合のVDとVLの関係を示
す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の感光
ドラムの断面図である。
【図5】感光体Aの露光量と感光体上のVL電位の関係
(E−V特性)を示す図である。
【図6】ドラム1周目と2周目のE−V特性を示す図で
ある。
【図7】表面電位(VD)を変化させた場合の、感光体
AのE−V特性を示す図である。
【図8】E−V特性を模式的に表した図である。
【図9】発光素子アレイチップ端部の発光素子間の距離
のバラツキを示す模式図である。
【図10】光プリントヘッドの概略構成図である。
【図11】発光素子アレイチップの発光量の分布モデル
図である。
【図12】発光量補正データに基づく発光素子光量を示
すモデル図である。
【符号の説明】 1(1Y,1M,1C,1K) 感光ドラム 2(2Y,2M,2C,2K) 帯電器 3(3Y,3M,3C,3K) 露光手段 4(4Y,4M,4C,4K) 現像装置 5 転写ベルト 6(6Y,6M,6C,6K) 転写印加部材 7 定着器 8 搬送トレイ 9 原稿 10 原稿台ガラス 13a,13b 給紙カセット 14 レジストローラ 15 半導体帯電ローラ 30 発光素子アレイチップ 31 発光素子 32 ロッドレンズアレイユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE12 AF20 AF21 AF25 FA04 FA17 FA45 2H027 DA02 EA01 EA02 EA05 EB03 EC20 2H076 AB42 AB51 AB55 DA06 DA17 DA32

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発光手段で像担持体を露光し潜像を
    形成する露光手段と、 該露光手段の露光量を複数のレベルに切り替える露光量
    切替手段と、 該複数のレベルのいずれの露光量においても、前記露光
    手段の全体に渡り光量が均一となるように前記複数の発
    光手段の発光量を補正する発光量補正手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記発光量補正手段は、 前記複数のレベルの露光量のそれぞれに対応する複数の
    発光量補正データを記憶する記憶手段と、 前記露光量切替手段によって露光量が切り替えられたと
    きに、該露光量に対応する前記発光量補正データに基づ
    き前記複数の発光手段の発光量を補正する制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記複数のレベルの露光量は、 潜像コントラスト電位差が最大潜像コントラスト電位差
    と略同一となる露光量と、 潜像コントラスト電位差が最大潜像コントラスト電位差
    の60〜90%となる露光量と、を含むことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記複数のレベルの露光量は、 潜像コントラスト電位差が最大潜像コントラスト電位差
    と略同一となる露光量と、 該露光量の略70%の露光量と、を含むことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記露光手段は、複数の発光手段を備えた
    発光ユニットを複数配列してなることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記発光量補正手段は、前記発光ユニット
    の端部の発光手段の発光量をその他の発光手段の発光量
    より大きくする補正を行うことを特徴とする請求項5に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記発光量補正手段は、前記露光手段の露
    光量が小さいほど前記発光手段の補正量を小さくするこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】前記発光量補正手段は、前記発光手段の発
    光時間を変更することによって発光量を調整する請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記露光手段は、複数のロッドレンズが光
    軸を平行に配列されたロッドレンズアレイユニットを有
    し、該ロッドレンズアレイユニットと前記複数の発光ユ
    ニットとを一体的に設けてなることを特徴とする請求項
    5に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記像担持体を帯電する帯電手段と、 前記潜像を現像する現像手段と、 前記露光手段の露光量に基づき前記帯電手段の帯電電位
    および前記現像手段の現像電位を算出するテーブルと、
    を有し、 前記複数のレベルの露光量のそれぞれに対応して前記テ
    ーブルを複数備えることを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】複写機能とプリンタ機能とFAX機能と
    を含む複数の機能モードを有し、 該機能モード別に前記複数のレベルを備えたことを特徴
    とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】前記露光手段の各発光手段が画像形成に
    おける最小画素に対応することを特徴とする請求項1〜
    11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012226193A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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JP2005099216A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Canon Inc 画像形成装置
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