JP2002066922A - 砥石研削面のドレッシング方法及びドレッサー - Google Patents

砥石研削面のドレッシング方法及びドレッサー

Info

Publication number
JP2002066922A
JP2002066922A JP2000265233A JP2000265233A JP2002066922A JP 2002066922 A JP2002066922 A JP 2002066922A JP 2000265233 A JP2000265233 A JP 2000265233A JP 2000265233 A JP2000265233 A JP 2000265233A JP 2002066922 A JP2002066922 A JP 2002066922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dresser
grinding
rotating disk
dressing
grinding wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000265233A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Iwasaki
義之 岩崎
Takeshi Suzuki
武 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikusui Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Kikusui Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kikusui Kagaku Kogyo KK filed Critical Kikusui Kagaku Kogyo KK
Priority to JP2000265233A priority Critical patent/JP2002066922A/ja
Publication of JP2002066922A publication Critical patent/JP2002066922A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転円盤式研削工具における回転円盤の外周
面に設けた砥石研削面をドレッサーの平坦なドレス面を
用いてドレッシングするに当たり、砥石研削面が歪な面
形状にドレスされることを防止する。 【解決手段】 平坦なドレス面と該ドレス面に形成した
孔又は凹部を備えるドレッサーを用い、回転円盤の砥石
研削面をドレッサーのドレス面に線接触させつつ、その
接触線がドレス面の孔又は凹部の端縁部に対して交差す
るようにドレッサーと回転円盤とを相対移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は砥石研削面のドレッ
シング方法及びドレッサーに関し、更に詳しくは、回転
円盤式研削工具における回転円盤の外周面に設けた砥石
研削面をドレッシングするためのドレッシング方法及び
この方法に用いるドレッサーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば磁気ディスク用基盤等に要求され
るような高精度な加工仕上面を得るために、精密平面研
削が要求されている。このような目的には、例えば平面
研削盤のように、回転円盤の外周面に砥石研削面を設け
た回転円盤式研削工具が良く利用されている。
【0003】ところで、これらの回転円盤式研削工具は
回転円盤の外周面に設けた砥石研削面によってワークを
精密平面研削するものであるため、円盤を回転軸に取り
付けた状態において、砥石研削面が回転軸を中心として
正確に真円を構成している必要がある。従って、研削工
具の使用現場においては、回転円盤式研削工具の使用開
始に先立って、回転円盤を回転させつつその砥石研削面
をドレッサーの平坦なドレス面に当てて「真円出し」目
的のドレッシングを行う場合が多い。
【0004】一方、回転円盤の砥石研削面は、レジンボ
ンドやメタルボンド等によって多数の微細な砥粒(例え
ば、合成ダイヤモンド砥粒や電融アルミナ砥粒)を固定
したものである。これらの砥粒は、ワークの研削を繰り
返すことにより次第に剥落するため、適当な時点で「目
立て」目的のドレッシングを行って、砥石研削面に新た
な砥粒を露出させる必要がある。
【0005】従来、以上のようなドレッシングの代表的
な方式の一つとして、回転する回転円盤の砥石研削面に
対してダイヤモンド単結晶の尖角部を接触させる点接触
式のドレッシングがある。このドレッシングでは、ダイ
ヤモンド単結晶を砥石研削面に接触させつつ回転円盤の
軸方向に沿って相対移動させることにより、砥石研削面
の全面をドレッシングする。
【0006】又、回転する回転円盤の砥石研削面を板状
ドレッサーの平坦なドレス面に接触させる線接触式のド
レッシングも、代表的な方式の一つである。このドレッ
シングでも、回転円盤をドレッサーのドレス面に沿って
相対移動させる。その際の相対移動は、通常、回転円盤
の回転軸に沿う方向の移動と、これに対する直角方向の
移動とを合成した移動である。
【0007】上記の両ドレッシング方式を比較すれば、
点接触式のドレッシングにおいてはダイヤモンド単結晶
が高価である。又、点接触であるためドレッシング状態
が不安定になり易く、例えば砥石研削面にスパイラル状
の溝が形成されてしまう場合等のように、砥石研削面が
均平にドレッシングされない恐れがある。これらの点か
らは、線接触式のドレッシングが好ましい。
【0008】そして従来の線接触式のドレッシングにお
いては、適宜なドレッシング用硬質材料からなる単なる
板状のドレッサーが用いられ、その平坦なドレス面に回
転円盤の砥石研削面を接触させていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願発
明者が上記従来のドレッサーを用いて通常の線接触式の
ドレッシングを行ったところ、次のような不具合を発見
した。即ち、図1(a)に示すように、図示省略の回転
円盤式研削工具の回転円盤1を回転させ、その外周部に
設けた砥石部2の砥石研削面3を板状のドレッサー4の
平坦なドレス面5に接触させつつ、ドレス面5に沿って
図示X方向(回転円盤1の回転軸と平行な方向)及びY
方向(X方向に対する直角方向)に適宜に相対移動させ
たところ、図1(b)の断面図に示すように、回転円盤
1の砥石研削面3が2点鎖線Aで示すような均平な面形
状にドレスされず、砥石研削面3の中央部3aに比較し
て両側の端縁部3bが切れ上がった歪(いびつ)な面形
状にドレスされていた。かかる歪な形状にドレスされた
砥石研削面では、ワークに対する精密な平面研削を行う
ことが困難である。
【0010】本願発明者の研究により、上記不具合の原
因は、図1(c)及び図1(d)に示すようなものであ
ることが判明した。即ち、ドレッシングの過程において
砥石部2とドレッサー4とは互いにある程度削られる
が、図1(c)のように砥石部2がドレッサー4に対し
て左方向へ相対移動する際には、ドレッサー4に強く接
触する砥石部2の左下端部のみが優先的に削られ、その
際にドレッサー4も削られるために砥石部2の他の下端
部は削られない。図1(d)のように砥石部2がドレッ
サー4に対して右方向へ相対移動する際には、逆に砥石
部2の右下端部のみが優先的に削られる。従ってドレッ
サー4に対し回転円盤1をX方向沿いに相対移動させる
限り、砥石研削面3は歪な面形状にドレスされる。
【0011】仮に、ドレッサー4に対して回転円盤1を
図1(a)のY方向沿いにのみ相対移動させれば、上記
の原因による不具合は回避できると考えられる。しかし
従来の線接触式のドレッシングでは、Y方向沿いのみの
相対移動によっては、ドレッシング前に砥石研削面3に
生じていたX方向沿いの凹凸形状や面の高低差を十分に
解消できず、良好なドレッシングとならない。
【0012】そこで本発明は、線接触式のドレッシング
において、砥石研削面を均平な面形状にドレッシングで
きる砥石研削面のドレッシング方法と、この方法に有効
に利用できるドレッサーとを提供することを、解決すべ
き課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】(第1発明の構成)上記
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、回転円盤式研削工具における回転円盤
の外周面に設けた砥石研削面をドレッシングする方法で
あって、平坦なドレス面と該ドレス面に形成した孔又は
凹部を備えるドレッサーを用い、回転する前記回転円盤
の砥石研削面を前記ドレッサーのドレス面に線接触させ
つつ、その接触線がドレス面の孔又は凹部の端縁部に対
して交差するようにドレッサーと回転円盤とを相対移動
させる、砥石研削面のドレッシング方法である。
【0014】(第2発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
前記第1発明に係るドレッサーと回転円盤との相対移動
が、少なくとも回転円盤の回転軸と平行な方向への相対
移動を含む、砥石研削面のドレッシング方法である。
【0015】(第3発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
任意のドレッシング用硬質材料からなり、平坦なドレス
面と、該ドレス面に形成した孔又は凹部とを備える、ド
レッサーである。
【0016】(第4発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第3発明に係るドレッシング用硬質材料がアルミ
ナ,ムライト,ジルコニア,窒化珪素又は骨材系ポーラ
スセラミックスからなる、ドレッサーである。
【0017】(第5発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第3発明又は第4発明に係るドレッサーが均一な厚
みを持った板状本体に対して任意形状の複数の孔又は凹
部を形成したものである、ドレッサーである。
【0018】
【発明の作用・効果】(第1発明の作用・効果)第1発
明においては、ドレス面に孔又は凹部を備えるドレッサ
ーを用い、砥石研削面とドレス面との接触線がドレス面
の孔又は凹部の端縁部に対して交差するようにドレッサ
ーと回転円盤とを相対移動させる。従って、次の1),
2)の作用・効果が実現される。
【0019】1)即ち、図2に示すように、回転円盤6
がドレッサー7のドレス面8に沿って矢印Z方向へ相対
移動するとき、矢印Z方向への相対移動は図の右方向へ
の移動を含むので、まず砥石研削面の右側端縁部が削ら
れる。そして回転円盤6のドレス面8との接触線9がド
レッサー7の孔10と交差したとする。図示の状態にお
いては、接触線9の右側の部分は孔10上にあってドレ
ス面8と接触していないので、回転円盤6における砥石
研削面の中央部が優先的に削られる。回転円盤6が更に
矢印Z方向へ相対移動すると、同上の理由により砥石研
削面の左側端縁部が優先的に削られる。このような作用
の繰返し及び組合わせにより、回転円盤6の砥石研削面
が均平な面形状にドレスされるのである。
【0020】2)更に第1発明においては、上記の作用
より予想できることではあるが、回転円盤6のドレッサ
ー7に対する相対移動の方向が前記図1(a)における
X方向沿いの移動を含まない場合(Y方向沿いのみの相
対移動である場合)において、ドレッシング前に砥石研
削面に生じていたX方向沿いの凹凸形状や面の高低差を
十分に解消できることも分かった。
【0021】以上のように、本願第1発明は、ドレッサ
ーと回転円盤との相対移動において、回転円盤の回転軸
に沿う方向の相対移動によって上記1)の効果が、回転
円盤の回転軸と直行する方向の相対移動によって上記
2)の効果が、それぞれ実現される。従って、ドレッサ
ーと回転円盤との相対移動の方向は限定されない。
【0022】(第2発明の作用・効果)第2発明のよう
に、ドレッサーと回転円盤との相対移動が、少なくとも
回転円盤の回転軸と平行な方向への相対移動を含む場
合、ドレッシング前に砥石研削面に生じていたX方向沿
いの凹凸形状や面の高低差を解消する効果が、特に顕著
である。
【0023】(第3発明の作用・効果)第3発明のドレ
ッサーを用いることにより、第1発明及び第2発明の砥
石研削面のドレッシング方法を確実かつ簡易に実行する
ことができる。
【0024】(第4発明の作用・効果)第4発明のよう
に、ドレッシング用硬質材料としてアルミナ,ムライ
ト,ジルコニア,窒化珪素又は骨材系ポーラスセラミッ
クスを用いたドレッサーが、特にドレッシング効果が高
い。
【0025】(第5発明の作用・効果)ドレッサーが、
第5発明のように均一な厚みを持った板状本体に対して
任意形状の複数の孔又は凹部を形成したものである場
合、第1発明又は第2発明における「接触線が孔又は凹
部の端縁部に対して交差するようなドレッサーと回転円
盤とを相対移動」を、極めて簡単に実現できる。
【0026】
【実施例】次に第1発明〜第5発明の実施例について説
明する。以下において単に「本発明」と言うときは、第
1発明〜第5発明を一括して呼んでいる。
【0027】〔回転円盤式研削工具〕本発明に係る回転
円盤式研削工具は、少なくとも回転駆動できる円盤を備
え、該円盤の外周部に砥粒をバインダで結合してなる砥
石層を設けると共に、その外周面を砥石研削面としたも
のである。回転円盤式研削工具の代表例として、平面研
削盤や円筒研削盤等を挙げることができる。回転円盤と
しては、回転軸が水平方向に設定されているものが、よ
り好ましい。
【0028】上記砥粒の種類は限定されないが、合成ダ
イヤモンド砥粒,cBN(立方晶窒化硼素)砥粒等を例
示できる。上記バインダの種類も限定されないが、レジ
ンボンド,メタルボンド,ビトリファイド等を例示でき
る。これらの砥粒やバインダの種類は、後述するよう
に、ドレッシングの際のドレッサーの構成材料の選択に
影響する。
【0029】回転円盤式研削工具は、より好ましくは、
ワークを載置できるテーブルを備え、このテーブルが前
記回転円盤に対して相対移動できるものである。砥石研
削面のドレッシングに際して、このテーブルをドレッサ
ーの載置台として利用することができる。回転円盤に対
するテーブルの相対移動の方向は任意であるが、回転円
盤の回転軸と平行な方向(X方向)へ相対移動できるも
の、回転円盤の回転軸と直行する方向(Y方向)へ相対
移動できるもの、又はX方向とY方向に同時に相対移動
できるもの、等が例示される。
【0030】〔砥石研削面のドレッシング〕回転円盤の
砥石研削面のドレッシングに当たっては、本発明のドレ
ッサーを用い、回転する回転円盤の砥石研削面をドレッ
サーのドレス面に線接触させつつ、この接触線を含む平
面に沿ってドレッサーと回転円盤とを相対移動させる。
【0031】上記接触線を含む平面内における相対移動
の方向は限定されず、例えば、上記X方向,Y方向,X
方向とY方向とが合成された任意の斜め方向等に相対移
動させることができ、あるいはこれらの方向が任意の順
序に組合わされた相対移動であっても良い。又、相対移
動は直線状、直線が組合わされた折れ線状又はジグザグ
状、更には曲線的な相対移動であっても良い。しかし、
少なくともX方向への移動を含む相対移動が、より好ま
しい。
【0032】このようなドレッサーと回転円盤との相対
移動において、回転円盤の砥石研削面とドレッサーのド
レス面との接触線が、ドレス面の孔又は凹部の端縁部に
対して交差するように相対移動させる必要がある。
【0033】ここに「交差する」とは、相対移動のプロ
セスの少なくとも一時期において、接触線の一部が孔又
は凹部上に位置し、接触線の他の部分がドレス面に接触
している状態を含むことを言う。接触線の左側部分,中
央部分,右側部分のいずれもが、相対移動のプロセスの
少なくとも一時期において、ドレス面に接触する状態
と、孔又は凹部上に位置する状態とを経由することが、
より好ましい。相対移動のプロセスの一時期において、
接触線の全部がドレス面に接触する状態や、接触線の全
部が孔又は凹部上に位置する状態を含んでも構わない。
【0034】〔ドレッサー〕本発明のドレッサーは、ド
レッシング用硬質材料からなり、平坦なドレス面と、該
ドレス面に形成した孔又は凹部とを備える。ドレッシン
グ用硬質材料の種類は限定されないが、例えばアルミ
ナ,ムライト,ジルコニア,窒化珪素又は骨材系ポーラ
スセラミックス等が好ましい。ここに、「骨材系ポーラ
スセラミックス」とは、骨材成分に電融アルミナ,電融
ジルコニア,電融マグネシア,電融ムライト,電融スピ
ネル,炭化珪素,磁器粉砕物等のモース硬度7以上のも
のを用い、酸化物系セラミックス(アルミナ,ムライ
ト,マグネシア,ジルコニア等)と共に焼成したものを
言う。
【0035】そして、回転円盤の砥石層の構成(砥粒及
びバインダの種類)とドレッサーの構成材料の種類と
は、一定の選択的な組合わせとすることが、より好まし
い。
【0036】例えば、レジンボンド(砥粒がダイヤモン
ド、バインダがフェノール樹脂等のレジン)や、あるい
はビトリファイド(砥粒がcBN、バインダが珪酸ナト
リウム)に組合わせて用いるドレッサーの構成材料とし
ては、ムライト質セラミックスに骨材としての電融アル
ミナを加えたものや、ジルコニア質セラミックスに骨材
としての電融ジルコニアを加えたものが、特に好まし
い。
【0037】上記ドレッサーの構成材料とメタルボンド
(砥粒がダイヤモンド、バインダがCu,Sn.Fe,
Ni,Co,Ag,W等)との組合わせも、好ましい。
【0038】因みに、ドレス材としての単結晶ダイヤモ
ンドに関しては、上記レジンボンドとの組合わせは可能
であるが、上記メタルボンドとの組合わせは不可能であ
り、上記ビトリファイドとの組合わせが特に好ましい。
【0039】ドレッサーの形状は限定されず、少なくと
も一の平坦なドレス面と、このドレス面に形成された孔
又は凹部を備えていれば足りる。しかし、全体形状が板
状であること、とりわけ正確に均一な厚みを持った板状
であることが、ドレッシングを容易かつ正確に行う上
で、より好ましい。板状ドレッサーの表裏両面に孔又は
凹部を備え、この両面をドレス面として利用できるもの
が、一層好ましい。
【0040】ドレス面に形成する孔又は凹部は、単数で
あっても複数であっても良い。しかし、孔又は凹部が複
数である場合、更には孔又は凹部が多数である場合の方
が、ドレッサーと回転円盤との相対移動を如何なる任意
のパターンで行っても、上記接触線が容易かつ何回も繰
返して孔又は凹部の端縁部に対して交差するため、より
好ましい。
【0041】ドレス面に形成する孔又は凹部の内径及び
平面形状は任意である。例えば、内径の短径と長径とに
大差のない円形,楕円形,角形又はランダムな形状であ
っても良く、長い溝状であっても良い。長い溝状の孔又
は凹部は、任意の方向に向いた直線状に形成されても良
く、曲線状に形成されても良い。
【0042】本発明の一実施例である図3に示すドレッ
サー11は、焼結した硬質アルミナからなり、方形で均
一な厚みを持つ板状体である。その表裏面に形成された
ドレス面12には、規則的に又はランダムに配列された
状態で、多数の孔13が表裏面にわたって設けられてい
る。
【0043】本発明の他の一実施例である図4に示すド
レッサー14は、ムライト質セラミックスに骨材として
の電融ジルコニアを加えたものからなり、方形で均一な
厚みを持つ板状体である。その表面に形成されたドレス
面15には、斜め方向に長い溝状の凹部16が多数平行
に設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の砥石研削面のドレッシング方法を説明す
る図である。
【図2】本発明の砥石研削面のドレッシング方法を説明
する要部拡大図である。
【図3】本発明のドレッサーの一実施例を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明のドレッサーの他の一実施例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
6 回転円盤 7,11,14 ドレッサー 8,12,15 ドレス面 9 接触線 10,13 孔 16 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転円盤式研削工具における回転円盤の
    外周面に設けた砥石研削面をドレッシングする方法であ
    って、 平坦なドレス面と該ドレス面に形成した孔又は凹部を備
    えるドレッサーを用い、回転する前記回転円盤の砥石研
    削面を前記ドレッサーのドレス面に線接触させつつ、そ
    の接触線がドレス面の孔又は凹部の端縁部に対して交差
    するようにドレッサーと回転円盤とを相対移動させるこ
    とを特徴とする砥石研削面のドレッシング方法。
  2. 【請求項2】 前記ドレッサーと回転円盤との相対移動
    が、少なくとも回転円盤の回転軸と平行な方向への相対
    移動を含むことを特徴とする請求項1に記載の砥石研削
    面のドレッシング方法。
  3. 【請求項3】 任意のドレッシング用硬質材料からな
    り、平坦なドレス面と、該ドレス面に形成した孔又は凹
    部とを備えることを特徴とするドレッサー。
  4. 【請求項4】 前記ドレッシング用硬質材料がアルミ
    ナ,ムライト,ジルコニア,窒化珪素又は骨材系ポーラ
    スセラミックスからなることを特徴とする請求項3に記
    載のドレッサー。
  5. 【請求項5】 前記ドレッサーが、均一な厚みを持った
    板状本体に対して任意形状の複数の孔又は凹部を形成し
    たものであることを特徴とする請求項3又は請求項4に
    記載のドレッサー。
JP2000265233A 2000-09-01 2000-09-01 砥石研削面のドレッシング方法及びドレッサー Pending JP2002066922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000265233A JP2002066922A (ja) 2000-09-01 2000-09-01 砥石研削面のドレッシング方法及びドレッサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000265233A JP2002066922A (ja) 2000-09-01 2000-09-01 砥石研削面のドレッシング方法及びドレッサー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002066922A true JP2002066922A (ja) 2002-03-05

Family

ID=18752521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000265233A Pending JP2002066922A (ja) 2000-09-01 2000-09-01 砥石研削面のドレッシング方法及びドレッサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002066922A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201580A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Disco Abrasive Syst Ltd 切削ブレードの整形方法
JP2011016205A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Disco Abrasive Syst Ltd 切削ブレードのドレッシング方法
JP2014104520A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Disco Abrasive Syst Ltd ドレッサーボード

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201580A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Disco Abrasive Syst Ltd 切削ブレードの整形方法
JP2011016205A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Disco Abrasive Syst Ltd 切削ブレードのドレッシング方法
JP2014104520A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Disco Abrasive Syst Ltd ドレッサーボード

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5033630B2 (ja) 焼結体研磨部を持つ工具およびその製造方法
JP4336340B2 (ja) 研磨方法および研磨装置
JP2014108479A (ja) 薄板ガラス加工工具及びその製造方法
JP2012232378A (ja) 精密研磨工具用チップおよびその製法ならびに該チップを用いた研磨工具
JP2002066922A (ja) 砥石研削面のドレッシング方法及びドレッサー
JP4340184B2 (ja) 砥石
JP3072744B2 (ja) 生セラミックス切削方法
JP2006247753A (ja) ダイヤモンドろう付け工具
JP4746788B2 (ja) 平面ホーニング加工用超砥粒ホイール及びそのドレス方法ならびに同ホイールを使用する研削装置
KR100502574B1 (ko) 연마공구 및 그의 제조방법
JP2002192469A (ja) 超砥粒薄刃切断砥石
JP2012213833A (ja) パッドコンディショニング用焼結体およびその製造方法
JP2008119819A (ja) 凹部入り砥石の製造方法
JP2001009733A (ja) ダイヤモンド工具
JP3128164B2 (ja) メカノケミカル作用を生じる電解ドレッシング用砥石
JP2005111617A (ja) 切削具、切削加工装置及び電子部品の製造方法
JP3479848B2 (ja) 超砥粒砥石の調整方法
JPS61257772A (ja) 砥石ツル−イング方法
JPS62264869A (ja) 精密加工用砥石
JPH03281170A (ja) 切断用砥石のドレッシング方法
JP2863339B2 (ja) 内周用面取り研磨工具
JP2001347454A (ja) ドレッサーとその製造方法
KR100459810B1 (ko) 연삭휠 및 이를 가공하기 위한 연삭휠의 가공장치와연삭휠의 가공금형과 연삭휠의 가공방법
JP2002096263A (ja) ツルーイング・ドレッシング方法
JPH075978Y2 (ja) 回転砥石の放電ドレッシング装置