JP2002066516A - 生ごみバイオガス化装置 - Google Patents
生ごみバイオガス化装置Info
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- JP2002066516A JP2002066516A JP2000263930A JP2000263930A JP2002066516A JP 2002066516 A JP2002066516 A JP 2002066516A JP 2000263930 A JP2000263930 A JP 2000263930A JP 2000263930 A JP2000263930 A JP 2000263930A JP 2002066516 A JP2002066516 A JP 2002066516A
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- tank
- orp
- garbage
- methanation
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メタン化槽においてORPを適正範囲内に保
つことで細菌の活性を維持する。 【解決手段】 生ごみバイオガス化装置は、生ごみ貯留
槽1と、この生ごみ貯留槽1の後段に順次接続された加
水分解槽2およびメタン化槽3とを備えている。メタン
化槽3には、当該メタン化槽3内のORPを検出するた
めのORP計4が設けられている。生ごみ貯留槽1から
加水分解槽2へ生ごみを供給すると共にその供給量を調
節するための第1輸液ポンプ5と、加水分解槽2からメ
タン化槽3への給液を行うための第2輸液ポンプ6とが
設けられている。制御手段9が、ORP計4の検出した
ORPに基づいて第1輸液ポンプ5および第2輸液ポン
プ6を制御することで、メタン化槽3内のORPを適正
範囲内に保つようになっている。
つことで細菌の活性を維持する。 【解決手段】 生ごみバイオガス化装置は、生ごみ貯留
槽1と、この生ごみ貯留槽1の後段に順次接続された加
水分解槽2およびメタン化槽3とを備えている。メタン
化槽3には、当該メタン化槽3内のORPを検出するた
めのORP計4が設けられている。生ごみ貯留槽1から
加水分解槽2へ生ごみを供給すると共にその供給量を調
節するための第1輸液ポンプ5と、加水分解槽2からメ
タン化槽3への給液を行うための第2輸液ポンプ6とが
設けられている。制御手段9が、ORP計4の検出した
ORPに基づいて第1輸液ポンプ5および第2輸液ポン
プ6を制御することで、メタン化槽3内のORPを適正
範囲内に保つようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ中の有機物
を細菌等の微生物によって分解・ガス化してメタンガス
を得るための生ごみバイオガス化装置に関する。
を細菌等の微生物によって分解・ガス化してメタンガス
を得るための生ごみバイオガス化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生ごみ中の有機物を細菌等の微生
物によって分解・ガス化してメタンガスを得るための生
ごみバイオガス化装置の開発が進められている。そのよ
うな生ごみバイオガス化装置の従来例が、図3に示され
ている。
物によって分解・ガス化してメタンガスを得るための生
ごみバイオガス化装置の開発が進められている。そのよ
うな生ごみバイオガス化装置の従来例が、図3に示され
ている。
【0003】図3に示す生ごみバイオガス化装置は、生
ごみ貯留槽1と、この生ごみ貯留槽1の後段に順次接続
された加水分解槽2およびメタン化槽3とを備えてい
る。このうち加水分解槽2は、生ごみ貯留槽1から供給
された生ごみ中の有機物を加水分解菌によって加水分解
するためのものである。またメタン化槽3は、加水分解
槽2で分解された有機物をメタン菌によってメタン化す
るためのものである。
ごみ貯留槽1と、この生ごみ貯留槽1の後段に順次接続
された加水分解槽2およびメタン化槽3とを備えてい
る。このうち加水分解槽2は、生ごみ貯留槽1から供給
された生ごみ中の有機物を加水分解菌によって加水分解
するためのものである。またメタン化槽3は、加水分解
槽2で分解された有機物をメタン菌によってメタン化す
るためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような生ごみバ
イオガス化装置のメタン化槽3において、メタン菌によ
るメタン発酵を行う場合、次のような問題がある。すな
わち、嫌気性微生物であるメタン菌が活動可能なORP
(酸化還元電位)条件としてORP≦−300mVの適
正範囲が存在する。
イオガス化装置のメタン化槽3において、メタン菌によ
るメタン発酵を行う場合、次のような問題がある。すな
わち、嫌気性微生物であるメタン菌が活動可能なORP
(酸化還元電位)条件としてORP≦−300mVの適
正範囲が存在する。
【0005】そして、メタン化槽3内のORPが当該適
正範囲を超えて上昇すると、メタン菌の活性が低下して
メタン化が進まなくなる。また、ORPの上昇がさらに
進行して、メタン菌の活性が失われてしまうと、その復
活は容易ではない。
正範囲を超えて上昇すると、メタン菌の活性が低下して
メタン化が進まなくなる。また、ORPの上昇がさらに
進行して、メタン菌の活性が失われてしまうと、その復
活は容易ではない。
【0006】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、メタン化槽においてORPを適正範囲内
に保つことで微生物の活性を維持し、常に円滑な装置の
運転を確保できるような生ごみバイオガス化装置を提供
することを目的とする。
たものであり、メタン化槽においてORPを適正範囲内
に保つことで微生物の活性を維持し、常に円滑な装置の
運転を確保できるような生ごみバイオガス化装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発生は、生ごみ中
の有機物を微生物によって加水分解するための加水分解
槽と、この加水分解槽の後段に接続され、前記加水分解
槽で加水分解された有機物を微生物によってメタン化す
るためのメタン化槽と、前記メタン化槽内のORPを検
出するためのORP検出手段と、前記メタン化槽内のO
RPを調整するためのORP調整手段とを備え、前記O
RP調整手段は、前記加水分解槽への生ごみの供給量お
よび前記加水分解槽から前記メタン化槽への給液量の少
なくとも一方を調節するように構成されている、ことを
特徴とする生ごみバイオガス化装置である。この第1の
発明によれば、ORP検出手段によって検出されたOR
Pに応じて、ORP調節手段によって加水分解槽への生
ごみの供給量や加水分解槽からメタン化槽への給液量を
調節することで、メタン化槽内のORPを適正範囲内に
調整することができる。
の有機物を微生物によって加水分解するための加水分解
槽と、この加水分解槽の後段に接続され、前記加水分解
槽で加水分解された有機物を微生物によってメタン化す
るためのメタン化槽と、前記メタン化槽内のORPを検
出するためのORP検出手段と、前記メタン化槽内のO
RPを調整するためのORP調整手段とを備え、前記O
RP調整手段は、前記加水分解槽への生ごみの供給量お
よび前記加水分解槽から前記メタン化槽への給液量の少
なくとも一方を調節するように構成されている、ことを
特徴とする生ごみバイオガス化装置である。この第1の
発明によれば、ORP検出手段によって検出されたOR
Pに応じて、ORP調節手段によって加水分解槽への生
ごみの供給量や加水分解槽からメタン化槽への給液量を
調節することで、メタン化槽内のORPを適正範囲内に
調整することができる。
【0008】第2の発生は、第1の発明において、前記
ORP調整手段は、前記メタン化槽へ適量のアルカリを
注入するように構成されているものである。この第2の
発明によれば、ORP検出手段によって検出されたOR
Pに応じて、ORP調整手段によってメタン化槽へ適量
のアルカリを注入することで、メタン化槽内のORPを
適正範囲内に調整することができる。
ORP調整手段は、前記メタン化槽へ適量のアルカリを
注入するように構成されているものである。この第2の
発明によれば、ORP検出手段によって検出されたOR
Pに応じて、ORP調整手段によってメタン化槽へ適量
のアルカリを注入することで、メタン化槽内のORPを
適正範囲内に調整することができる。
【0009】第3の発生は、生ごみ中の有機物を微生物
によって加水分解するための加水分解槽と、この加水分
解槽の後段に接続され、前記加水分解槽で加水分解され
た有機物を微生物によってメタン化するためのメタン化
槽と、前記メタン化槽内のORPを検出するためのOR
P検出手段と、前記加水分解槽へ生ごみを供給するため
の生ごみ供給手段と、この生ごみ供給手段による生ごみ
の供給量を調節するための生ごみ量調節手段と、前記加
水分解槽から前記メタン化槽への給液を行うための給液
手段と、この給液手段による給液量を調節するための給
液量調節手段と、前記ORP検出手段の検出したORP
に基づいて、前記生ごみ量調節手段と前記給液量調節手
段の少なくとも一方を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする生ごみバイオガス化装置である。この第3
の発明によれば、制御手段が、ORP検出手段の検出し
たORPに基づいて生ごみ量調節手段や給液量調節手段
を制御することで、加水分解槽への生ごみ供給量やメタ
ン化槽への給液量の調節によって、メタン化槽内のOR
Pを自動的に適正範囲内に調整することができる。
によって加水分解するための加水分解槽と、この加水分
解槽の後段に接続され、前記加水分解槽で加水分解され
た有機物を微生物によってメタン化するためのメタン化
槽と、前記メタン化槽内のORPを検出するためのOR
P検出手段と、前記加水分解槽へ生ごみを供給するため
の生ごみ供給手段と、この生ごみ供給手段による生ごみ
の供給量を調節するための生ごみ量調節手段と、前記加
水分解槽から前記メタン化槽への給液を行うための給液
手段と、この給液手段による給液量を調節するための給
液量調節手段と、前記ORP検出手段の検出したORP
に基づいて、前記生ごみ量調節手段と前記給液量調節手
段の少なくとも一方を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする生ごみバイオガス化装置である。この第3
の発明によれば、制御手段が、ORP検出手段の検出し
たORPに基づいて生ごみ量調節手段や給液量調節手段
を制御することで、加水分解槽への生ごみ供給量やメタ
ン化槽への給液量の調節によって、メタン化槽内のOR
Pを自動的に適正範囲内に調整することができる。
【0010】第4の発生は、生ごみ中の有機物を微生物
によって加水分解するための加水分解槽と、この加水分
解槽の後段に接続され、前記加水分解槽で加水分解され
た有機物を微生物によってメタン化するためのメタン化
槽と、前記メタン化槽内のORPを検出するためのOR
P検出手段と、前記メタン化槽へアルカリを注入するた
めのアルカリ注入手段と、このアルカリ注入手段による
アルカリの注入量を調節するためのアルカリ量調節手段
と、前記ORP検出手段の検出したORPに基づいて、
前記アルカリ量調節手段を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする生ごみバイオガス化装置である。この
第4の発明によれば、制御手段が、ORP検出手段の検
出したORPに基づいてアルカリ量調節手段を制御する
ことで、メタン化槽へのアルカリ注入量の調節によっ
て、メタン化槽内のORPを自動的に適正範囲内に調整
することができる。
によって加水分解するための加水分解槽と、この加水分
解槽の後段に接続され、前記加水分解槽で加水分解され
た有機物を微生物によってメタン化するためのメタン化
槽と、前記メタン化槽内のORPを検出するためのOR
P検出手段と、前記メタン化槽へアルカリを注入するた
めのアルカリ注入手段と、このアルカリ注入手段による
アルカリの注入量を調節するためのアルカリ量調節手段
と、前記ORP検出手段の検出したORPに基づいて、
前記アルカリ量調節手段を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする生ごみバイオガス化装置である。この
第4の発明によれば、制御手段が、ORP検出手段の検
出したORPに基づいてアルカリ量調節手段を制御する
ことで、メタン化槽へのアルカリ注入量の調節によっ
て、メタン化槽内のORPを自動的に適正範囲内に調整
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1及び図2は本発明によ
る生ごみバイオガス化装置の実施の形態を示す図であ
る。なお、図1及び図2に示す本発明の実施の形態にお
いて、図3に示す従来例と同一の構成部分には同一符号
を付して説明する。
施の形態について説明する。図1及び図2は本発明によ
る生ごみバイオガス化装置の実施の形態を示す図であ
る。なお、図1及び図2に示す本発明の実施の形態にお
いて、図3に示す従来例と同一の構成部分には同一符号
を付して説明する。
【0012】[第1の実施形態]まず、図1により本発
明の第1の実施形態について説明する。 〈構 成〉図1に示すように、本実施形態の生ごみバイ
オガス化装置は、生ごみ貯留槽1と、この生ごみ貯留槽
1の後段に順次接続された加水分解槽2およびメタン化
槽3とを備えている。このうち生ごみ貯留槽1は、投入
された生ごみを一時貯留するためのものである。また、
加水分解槽2は、生ごみ貯留槽1から供給された生ごみ
中の有機物を、主に加水分解菌によって加水分解するた
めのものである。また、メタン化槽3は、加水分解槽2
で分解された有機物を、主にメタン菌(メタン生成菌)
によってメタン化することで、メタンガスを生成するた
めのものである。このメタン化槽3には、当該メタン化
槽3内のORP(酸化還元電位)を検出するためのOR
P計(ORP検出手段)4が設けられている。
明の第1の実施形態について説明する。 〈構 成〉図1に示すように、本実施形態の生ごみバイ
オガス化装置は、生ごみ貯留槽1と、この生ごみ貯留槽
1の後段に順次接続された加水分解槽2およびメタン化
槽3とを備えている。このうち生ごみ貯留槽1は、投入
された生ごみを一時貯留するためのものである。また、
加水分解槽2は、生ごみ貯留槽1から供給された生ごみ
中の有機物を、主に加水分解菌によって加水分解するた
めのものである。また、メタン化槽3は、加水分解槽2
で分解された有機物を、主にメタン菌(メタン生成菌)
によってメタン化することで、メタンガスを生成するた
めのものである。このメタン化槽3には、当該メタン化
槽3内のORP(酸化還元電位)を検出するためのOR
P計(ORP検出手段)4が設けられている。
【0013】また、生ごみ貯留槽1と加水分解槽2との
間には、生ごみ貯留槽1から加水分解槽2へ生ごみを供
給すると共にその供給量を調節するための第1輸液ポン
プ(生ごみ供給手段 兼 生ごみ量調節手段)5が介設さ
れている。さらに、加水分解槽2とメタン化槽3との間
には、加水分解槽2からメタン化槽3への給液を行うと
共にその給液量を調節するための第2輸液ポンプ(給液
手段 兼 給液量調節手段)6が介設されている。
間には、生ごみ貯留槽1から加水分解槽2へ生ごみを供
給すると共にその供給量を調節するための第1輸液ポン
プ(生ごみ供給手段 兼 生ごみ量調節手段)5が介設さ
れている。さらに、加水分解槽2とメタン化槽3との間
には、加水分解槽2からメタン化槽3への給液を行うと
共にその給液量を調節するための第2輸液ポンプ(給液
手段 兼 給液量調節手段)6が介設されている。
【0014】そして、この生ごみバイオガス化装置は、
ORP計4の検出したORPに基づいて第1輸液ポンプ
5および第2輸液ポンプ6を制御する制御手段9を備え
ている。この場合、制御手段9は、状況に応じて第1輸
液ポンプ5および第2輸液ポンプ6の両方を制御しても
よく、いずれか一方のみを制御してもよい。
ORP計4の検出したORPに基づいて第1輸液ポンプ
5および第2輸液ポンプ6を制御する制御手段9を備え
ている。この場合、制御手段9は、状況に応じて第1輸
液ポンプ5および第2輸液ポンプ6の両方を制御しても
よく、いずれか一方のみを制御してもよい。
【0015】〈作用効果〉次に、このような構成よりな
る本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態
によれば、制御手段9が、ORP計4の検出したORP
に基づいて第1輸液ポンプ5および第2輸液ポンプ6を
制御することで、加水分解槽2への生ごみ供給量やメタ
ン化槽3への給液量の調節によって、メタン化槽3内の
ORPを自動的に適正範囲内(ORP≦−300mV)
に調整することができる。従って、本実施形態によれ
ば、メタン化槽3においてORPを適正範囲内に保つこ
とでメタン菌の活性を維持し、常に円滑なバイオガス化
装置の運転を確保することができる。
る本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態
によれば、制御手段9が、ORP計4の検出したORP
に基づいて第1輸液ポンプ5および第2輸液ポンプ6を
制御することで、加水分解槽2への生ごみ供給量やメタ
ン化槽3への給液量の調節によって、メタン化槽3内の
ORPを自動的に適正範囲内(ORP≦−300mV)
に調整することができる。従って、本実施形態によれ
ば、メタン化槽3においてORPを適正範囲内に保つこ
とでメタン菌の活性を維持し、常に円滑なバイオガス化
装置の運転を確保することができる。
【0016】〈変形例〉本実施形態において、さらに、
加水分解槽2内のORPを検出するためのORP計を設
け、制御手段9が、加水分解槽2内のORPも考慮して
第1及び第2の輸液ポンプ5,6を制御するように構成
してもよい。
加水分解槽2内のORPを検出するためのORP計を設
け、制御手段9が、加水分解槽2内のORPも考慮して
第1及び第2の輸液ポンプ5,6を制御するように構成
してもよい。
【0017】[第2の実施形態]次に、図2により本発
明の第2の実施形態について説明する。 〈構 成〉本実施形態は、図2に示すように、メタン化
槽3へアルカリを注入するためのアルカリ・タンク(ア
ルカリ注入手段)7と、このアルカリ・タンク7からの
アルカリの注入量を調節するための調節弁(アルカリ量
調節手段)8とを更に備えた点で上記第1の実施形態と
異なっている。また、本実施形態においては、制御手段
9が、ORP計4の検出したORPに基づいて、上記ア
ルカリ量調節手段としての調節弁8を制御するように構
成されている。そして、本実施形態のその他の構成は、
図1に示す上記第1の実施形態と同様である。なお、ア
ルカリ・タンク7からメタン化槽3へ注入されるアルカ
リとしては、苛性ソーダ等を用いることができる。
明の第2の実施形態について説明する。 〈構 成〉本実施形態は、図2に示すように、メタン化
槽3へアルカリを注入するためのアルカリ・タンク(ア
ルカリ注入手段)7と、このアルカリ・タンク7からの
アルカリの注入量を調節するための調節弁(アルカリ量
調節手段)8とを更に備えた点で上記第1の実施形態と
異なっている。また、本実施形態においては、制御手段
9が、ORP計4の検出したORPに基づいて、上記ア
ルカリ量調節手段としての調節弁8を制御するように構
成されている。そして、本実施形態のその他の構成は、
図1に示す上記第1の実施形態と同様である。なお、ア
ルカリ・タンク7からメタン化槽3へ注入されるアルカ
リとしては、苛性ソーダ等を用いることができる。
【0018】〈作用効果〉次に、このような構成よりな
る本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態
によれば、制御手段9が、ORP計4の検出したORP
に基づいて調節弁8を制御することで、メタン化槽3へ
のアルカリ注入量の調節によって、メタン化槽3内のO
RPを自動的に適正範囲内(ORP≦−300mV)に
調整することができる。従って、本実施形態によって
も、メタン化槽3においてORPを適正範囲内に保つこ
とでメタン菌の活性を維持し、常に円滑なバイオガス化
装置の運転を確保することができる。
る本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態
によれば、制御手段9が、ORP計4の検出したORP
に基づいて調節弁8を制御することで、メタン化槽3へ
のアルカリ注入量の調節によって、メタン化槽3内のO
RPを自動的に適正範囲内(ORP≦−300mV)に
調整することができる。従って、本実施形態によって
も、メタン化槽3においてORPを適正範囲内に保つこ
とでメタン菌の活性を維持し、常に円滑なバイオガス化
装置の運転を確保することができる。
【0019】[その他の実施形態]以上、加水分解槽3
内のORPを調整するための手段の異なった2つの実施
形態について説明したが、これらの2つの実施形態を組
み合わせてもよい。すなわち、上記第2の実施形態にお
いて、制御手段9が、調節弁8に加えて第1輸液ポンプ
5および第2輸液ポンプ6も制御できるように構成して
もよい。その場合、制御手段9は、状況に応じて、調節
弁8と第1及び第2の輸液ポンプ5,6のうちの1つ乃
至3つを任意に選択して制御するようにしてもよい。
内のORPを調整するための手段の異なった2つの実施
形態について説明したが、これらの2つの実施形態を組
み合わせてもよい。すなわち、上記第2の実施形態にお
いて、制御手段9が、調節弁8に加えて第1輸液ポンプ
5および第2輸液ポンプ6も制御できるように構成して
もよい。その場合、制御手段9は、状況に応じて、調節
弁8と第1及び第2の輸液ポンプ5,6のうちの1つ乃
至3つを任意に選択して制御するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ORP検
出手段によって検出されたORPに応じて、ORP調節
手段によって加水分解槽への生ごみの供給量や加水分解
槽からメタン化槽への給液量を調節することで、メタン
化槽内のORPを適正範囲内に調整することができる。
請求項2記載の発明によれば、ORP検出手段によって
検出されたORPに応じて、ORP調整手段によってメ
タン化槽へ適量のアルカリを注入することで、メタン化
槽内のORPを適正範囲内に調整することができる。
出手段によって検出されたORPに応じて、ORP調節
手段によって加水分解槽への生ごみの供給量や加水分解
槽からメタン化槽への給液量を調節することで、メタン
化槽内のORPを適正範囲内に調整することができる。
請求項2記載の発明によれば、ORP検出手段によって
検出されたORPに応じて、ORP調整手段によってメ
タン化槽へ適量のアルカリを注入することで、メタン化
槽内のORPを適正範囲内に調整することができる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、制御手段
が、ORP検出手段の検出したORPに基づいて生ごみ
量調節手段や給液量調節手段を制御することで、加水分
解槽への生ごみ供給量やメタン化槽への給液量の調節に
よって、メタン化槽内のORPを自動的に適正範囲内に
調整することができる。
が、ORP検出手段の検出したORPに基づいて生ごみ
量調節手段や給液量調節手段を制御することで、加水分
解槽への生ごみ供給量やメタン化槽への給液量の調節に
よって、メタン化槽内のORPを自動的に適正範囲内に
調整することができる。
【0022】請求項4記載の発明によれば、制御手段
が、ORP検出手段の検出したORPに基づいてアルカ
リ量調節手段を制御することで、メタン化槽へのアルカ
リ注入量の調節によって、メタン化槽内のORPを自動
的に適正範囲内に調整することができる。
が、ORP検出手段の検出したORPに基づいてアルカ
リ量調節手段を制御することで、メタン化槽へのアルカ
リ注入量の調節によって、メタン化槽内のORPを自動
的に適正範囲内に調整することができる。
【0023】従って、請求項1乃至4のいずれかに記載
の発明によれば、メタン化槽においてORPを適正範囲
内に保つことで微生物の活性を維持し、常に円滑な装置
の運転を確保することができる。
の発明によれば、メタン化槽においてORPを適正範囲
内に保つことで微生物の活性を維持し、常に円滑な装置
の運転を確保することができる。
【図1】本発明による生ごみバイオガス化装置の第1の
実施形態を示す模式図。
実施形態を示す模式図。
【図2】本発明による生ごみバイオガス化装置の第2の
実施形態を示す模式図。
実施形態を示す模式図。
【図3】従来の生ごみバイオガス化装置を示す模式図。
1 生ごみ貯留槽 2 加水分解槽 3 メタン化槽 4 ORP計(ORP検出手段) 5 第1輸液ポンプ(生ごみ供給手段 兼 生ごみ量調節
手段) 6 第2輸液ポンプ(給液手段 兼 給液量調節手段) 7 アルカリ・タンク(アルカリ注入手段) 8 調節弁(アルカリ量調節手段) 9 制御手段
手段) 6 第2輸液ポンプ(給液手段 兼 給液量調節手段) 7 アルカリ・タンク(アルカリ注入手段) 8 調節弁(アルカリ量調節手段) 9 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松 代 武 士 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 4D004 AA03 BA03 CA18 CB04 CC07 CC12 DA01 DA02 DA20 4D059 AA07 BA13 BA28 BF11 DA01 EA20 EB02 EB13 EB20
Claims (4)
- 【請求項1】生ごみ中の有機物を微生物によって加水分
解するための加水分解槽と、 この加水分解槽の後段に接続され、前記加水分解槽で加
水分解された有機物を微生物によってメタン化するため
のメタン化槽と、 前記メタン化槽内のORPを検出するためのORP検出
手段と、 前記メタン化槽内のORPを調整するためのORP調整
手段とを備え、 前記ORP調整手段は、前記加水分解槽への生ごみの供
給量および前記加水分解槽から前記メタン化槽への給液
量の少なくとも一方を調節するように構成されている、
ことを特徴とする生ごみバイオガス化装置。 - 【請求項2】前記ORP調整手段は、前記メタン化槽へ
適量のアルカリを注入するように構成されている、こと
を特徴とする請求項1記載の生ごみバイオガス化装置。 - 【請求項3】生ごみ中の有機物を微生物によって加水分
解するための加水分解槽と、 この加水分解槽の後段に接続され、前記加水分解槽で加
水分解された有機物を微生物によってメタン化するため
のメタン化槽と、 前記メタン化槽内のORPを検出するためのORP検出
手段と、 前記加水分解槽へ生ごみを供給するための生ごみ供給手
段と、 この生ごみ供給手段による生ごみの供給量を調節するた
めの生ごみ量調節手段と、 前記加水分解槽から前記メタン化槽への給液を行うため
の給液手段と、 この給液手段による給液量を調節するための給液量調節
手段と、 前記ORP検出手段の検出したORPに基づいて、前記
生ごみ量調節手段と前記給液量調節手段の少なくとも一
方を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする生ご
みバイオガス化装置。 - 【請求項4】生ごみ中の有機物を微生物によって加水分
解するための加水分解槽と、 この加水分解槽の後段に接続され、前記加水分解槽で加
水分解された有機物を微生物によってメタン化するため
のメタン化槽と、 前記メタン化槽内のORPを検出するためのORP検出
手段と、 前記メタン化槽へアルカリを注入するためのアルカリ注
入手段と、 このアルカリ注入手段によるアルカリの注入量を調節す
るためのアルカリ量調節手段と、 前記ORP検出手段の検出したORPに基づいて、前記
アルカリ量調節手段を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする生ごみバイオガス化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000263930A JP2002066516A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 生ごみバイオガス化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000263930A JP2002066516A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 生ごみバイオガス化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002066516A true JP2002066516A (ja) | 2002-03-05 |
Family
ID=18751415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000263930A Pending JP2002066516A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 生ごみバイオガス化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002066516A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005211712A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | メタン発酵処理方法 |
CN100441523C (zh) * | 2006-11-23 | 2008-12-10 | 上海应用技术学院 | 一种柱式厌氧反应器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6078699A (ja) * | 1983-10-04 | 1985-05-04 | Mitsubishi Electric Corp | 2相2槽方式メタン発酵装置 |
JP2002059126A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-26 | Ebara Corp | 有機性廃棄物の処理方法及び処理装置 |
-
2000
- 2000-08-31 JP JP2000263930A patent/JP2002066516A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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A02 | Decision of refusal |
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