JP2002066007A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002066007A
JP2002066007A JP2000259035A JP2000259035A JP2002066007A JP 2002066007 A JP2002066007 A JP 2002066007A JP 2000259035 A JP2000259035 A JP 2000259035A JP 2000259035 A JP2000259035 A JP 2000259035A JP 2002066007 A JP2002066007 A JP 2002066007A
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彦則 立松
Hiroyuki Asano
弘幸 浅野
Fumihiro Okado
文宏 岡戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ機等の遊技機において、遊技状態に応
じて表示される表示画像にめりはりを持たせ、興趣の飛
躍的な向上を図ることのできる遊技機を提供することに
ある。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤には作動口及び大入
賞口が設けられ、遊技盤の中央部分には表示部を備えた
特別図柄表示装置が組込まれている。その表示部には複
数の図柄列が変動表示されるとともに、その図柄列の奥
側には背景が表示されるようになっている。前記図柄列
は複数種類の図柄によって構成されており、特別図柄表
示装置は複数の図柄列の変動表示を行うとともに、その
背景部分の色調を所定の契機に基づいて変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種として、複数種類の
図柄(数字図柄)等を、予め定められた配列で変動表示
するための表示装置を備えたパチンコ機が知られてい
る。このようなパチンコ機では、遊技者の操作に応じて
変化する遊技状況が所定の条件を満たすことより、表示
装置において複数の図柄が変動表示される。そして、そ
れらの図柄が所定の停止態様によって停止した場合に
は、遊技者に有利な状態となる特別遊技状態(大当たり
状態)が発生する。このとき、大入賞口が所定時間開放
され、そこに遊技球を入賞させることにより、遊技者に
対し多くの景品球が払い出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、上述したような
遊技機の表示装置には、図柄とともに遊技演出用のキャ
ラクタや背景画像を数多く表示するようになってきてい
る。しかし、これらのキャラクタや背景画像の中には、
図柄の変動表示と直接的には無関係に表示されているも
のが多々ある。このような図柄の変動表示に直接係わり
のないキャラクタや背景画像を表示することは、変動し
ている図柄がいかなる図柄で停止するのかと表示画面を
注視している遊技者にとって煩わしく思われがちであ
る。そのため、図柄の変動表示に直接係わりのないキャ
ラクタや背景画像は、興趣を向上させるどころか、興趣
を低下させてしまうおそれがある。
【0004】さらに、それらのキャラクタや背景画像に
は、図柄と同等に色鮮やかな配色が施されたものもあ
り、図柄の変動表示中では、図柄より逆に目立つように
表示されてしまう場合もある。このようなキャラクタや
背景画像は、図柄自体を見づらくしてしまい、遊技に悪
影響を及ぼすこともある。
【0005】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであって、パチンコ機等の遊技機において、遊技状
態に応じて表示される表示画像にめりはりを持たせ、興
趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊技機を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用等についても説明する。
【0007】手段1.遊技状態に応じた表示画像を少な
くとも2種類以上の色情報から構成される配色態様で表
示可能とする画像表示手段を備える構成とし、前記画像
表示手段は、前記表示画像を構成する少なくとも1つの
構成要素において、その色調を所定の契機に基づいて変
更することを特徴とする遊技機。
【0008】上記手段1によれば、画像表示手段は、所
定の契機に基づいて、表示画像を構成する少なくとも1
つの構成要素の色調を変更する。つまり、前記構成要素
の色調が所定の契機を境に切換わる。このようにすれ
ば、色調を変更した構成要素をその他の構成要素と比較
して、その色調の違いにより目立たせたり、逆に、目立
たなくしたりすることができる。結果として、様々な状
態に応じた表示画像の表示態様並びに各構成要素にめり
はりを持たせることができる。
【0009】手段2.手段1において、前記画像表示手
段は、前記遊技状態に応じてその遊技状態を識別させる
ための識別情報を前記構成要素の1つとして表示し、前
記識別情報の色調を所定の契機に基づいて変更すること
を特徴する遊技機。
【0010】上記手段2によれば、画像表示手段は、所
定の契機に基づいて識別情報の色調を変更する。従っ
て、少なくとも所定の一時期における識別情報を他の構
成要素と比較して目立たせたり、逆に、目立たなくした
りすることができる。又、識別情報の表示態様にめりは
りを持たせることができる。
【0011】手段3.手段1において、前記画像表示手
段は、前記遊技状態に応じてその遊技状態を識別させる
ための識別情報を前記構成要素の1つとして表示可能と
し、少なくとも前記識別情報を除く、少なくとも1つの
構成要素の色調を所定の契機に基づいて変更することを
特徴する遊技機。
【0012】上記手段3によれば、画像表示手段は、所
定の契機に基づいて識別情報を除いた構成要素の1つの
色調を変更する。従って、所定の一時期において、少な
くとも1つの構成要素を他の構成要素と比較して目立た
せたり、逆に、目立たなくしたりすることができる。
又、様々な状態における表示画像の表示態様にめりはり
を持たせることができる。
【0013】手段4.遊技状態に応じた表示画像を表示
可能とする画像表示手段と、所定条件が成立することに
より遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技
状態発生手段とを備えた遊技機において、前記画像表示
手段は、前記遊技状態に応じてその遊技状態を識別させ
るための複数の識別情報を変動表示した後に、前記各識
別情報を確定表示するような表示画像を表示するととも
に、前記表示画像を少なくとも2種類以上の色情報から
構成した配色態様で表示するような構成とし、前記表示
画像の少なくとも一部において、その色調を所定の契機
に基づいて変更することを特徴とする遊技機。
【0014】上記手段4によれば、画像表示手段は、所
定の契機に基づいて表示画像の少なくとも一部の色調を
変更する。つまり、表示画像の少なくとも一部分は、所
定の契機を境に、その色調が切換わる。このようにすれ
ば、変更された部分の色調によっては、その部分を目立
たせたり、目立たなくしたりすることができる。また、
様々な状態における表示画像の表示態様にめりはりを持
たせることができる。
【0015】手段5.遊技状態に応じた表示画像を表示
可能とする画像表示手段と、所定条件が成立することに
より遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技
状態発生手段とを備えた遊技機において、前記画像表示
手段は、前記遊技状態に応じてその遊技状態を識別させ
るための複数の識別情報を変動表示した後に、前記各識
別情報を確定表示するような表示画像を表示するととも
に、前記表示画像を少なくとも2種類以上の色情報から
構成した配色態様で表示するような構成とし、少なくと
も前記識別情報を除く前記表示画像の少なくとも一部に
おいて、その色調を所定の契機に基づいて変更すること
を特徴とする遊技機。
【0016】上記手段5によれば、画像表示手段は、所
定の契機に基づいて識別情報を除いた表示画像の少なく
とも一部の色調を変更する。このようにすれば、変更さ
れた部分の色調によっては、その部分を目立たせたり、
逆に、色調を変化させない識別情報を目立たせたりする
ことができる。すなわち、他の構成部分との比較によ
り、識別情報を遊技者に識別しやすくさせたり、ある時
期においては、識別情報を目立たなくさせたり、又は、
識別情報以外の部分を目立たせたりすることができる。
【0017】手段6.遊技状態に応じた表示画像を表示
可能とする画像表示手段と、所定条件が成立することに
より遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技
状態発生手段とを備えた遊技機において、前記画像表示
手段は、前記遊技状態に応じてその遊技状態を識別させ
るための複数の識別情報を変動表示した後に、前記各識
別情報を確定表示するような表示画像を表示するととも
に、前記表示画像を少なくとも2種類以上の色情報から
構成した配色態様で表示するような構成とし、前記識別
情報の少なくとも1つにおいて、その色調を所定の契機
に基づいて変更することを特徴とする遊技機。
【0018】上記手段6によれば、画像表示手段は、所
定の契機に基づいて少なくとも1つの識別情報の色調を
変更する。つまり、識別情報の少なくとも1つにおい
て、その色調が所定の契機を境に切換わる。このように
すれば、変更された色調によっては、他の構成部分との
比較により、その識別情報を目立たせたり、逆に、目立
たなくさせたりすることができる。
【0019】手段7.手段4乃至手段6のいずれかにお
いて、前記画像表示手段は、少なくとも前記識別情報の
変動表示開始を契機として前記色調の変更を行うことを
特徴とする遊技機。
【0020】上記手段7によれば、識別情報の変動表示
が開始されるとともに、色調の変更が行われる。ここ
で、例えば識別情報を目立たせるように(識別情報以外
を目立たせないように)、表示画像の配色変更を行え
ば、変動表示及び確定表示される識別情報を遊技者に識
別しやすくすることができる。また、識別情報の停止表
示中及び変動表示中における表示画像の表示態様にめり
はりを持たせることができる。
【0021】手段8.手段4乃至手段6のいずれかにお
いて、遊技者が操作する所定の操作手段と、前記操作手
段への遊技者の接触及び遊技者が行う前記操作手段の操
作のうち少なくとも一方を検出する所定の検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて前記画像表示手段に
所定の指令を与える所定の指令手段とを備えるような構
成とし、前記画像表示手段は、前記指令手段からの指令
を契機として前記色調の変更を行うことを特徴とする遊
技機。
【0022】上記手段8によれば、遊技者が操作手段に
触れたり、操作手段を操作したり、又は遊技者が操作手
段に触れた状態で操作することにより、色調の変更が行
われる。従って、表示されている表示画像の表示態様
は、遊技の行われていない待機中の場合と、遊技を開始
しようと遊技者が操作手段に触れたりする場合等とで異
なるものとなる。従って、待機中と遊技中(遊技を行お
うとして遊技者が操作手段に触れている状態を含む)と
では、表示画像の表示態様(色調)が異なるものとな
る。結果として、遊技待機中と遊技中における表示画像
の表示態様にめりはりを持たせることができる。
【0023】手段9.手段4乃至手段8のいずれかにお
いて、前記画像表示手段は、前記識別情報が変動表示さ
れず、停止表示されている状態で所定時間以上経過する
ことを契機として前記色調の変更を行うことを特徴とす
る遊技機。
【0024】上記手段9によれば、識別情報が所定時間
以上変動表示されず、停止表示されていることにより、
色調の変更が行われる。従って、例えば識別情報以外の
部分の色調を目立つ色調に(識別情報を目立たない色調
に)変更することにより、背景部分等の表示画像全体を
目立たせることができる。なお、識別情報が所定時間以
上停止表示されている状態では、それほど識別情報だけ
を目立たせなくともよく、どちらかといえば、遊技者又
は遊技を行おうとしている者の注意を引くために、表示
画面全体を目立つようにしたほうがよい。結果として、
識別情報の停止表示中と変動表示中という2種類の状態
における表示画像の表示態様にめりはりを持たせ、興趣
の飛躍的な向上を図ることができる。
【0025】手段10.手段4乃至手段9のいずれかに
おいて、前記特別遊技状態の発生を必要条件にその後の
遊技における前記特別遊技状態の発生確率を高める付加
遊技状態を発生させるような構成とし、前記画像表示手
段は、前記付加遊技状態の発生を契機として前記色調の
変更を行うことを特徴とする遊技機。
【0026】上記手段10によれば、付加遊技状態の発
生中に少なくとも一部分色調が変更された表示画像が表
示される。つまり、通常の遊技状態中の色調と異なる色
調で表示される。このようにすれば、表示画像の色調の
違いにより付加遊技状態の発生を遊技者に認識させるこ
とができる。
【0027】手段11.手段4乃至手段6のいずれかに
おいて、主たる制御を行う主制御手段を備えるととも
に、前記主制御手段からの指令に基づいて、前記画像表
示手段は遊技状態に応じた表示画像を表示するような構
成とし、前記画像表示手段は前記主制御手段から所定の
指令が入力されることを前記所定の契機として前記色調
の変更を行うことを特徴とする遊技機。
【0028】手段11によれば、画像表示手段は、主制
御手段からの指令に基づいて、遊技状態に応じた表示画
像を表示する。そして、主制御手段から所定の指令が入
力されると、画像表示手段は色調の変更を行う。そのた
め、画像表示手段が別個に特別な処理を行う必要がな
く、色調変更に関する処理が簡素化される。なお、上記
指令は、画像表示手段における一連の遊技演出表示や識
別情報の変動表示等を画像表示手段に対し命令する性質
を有するものであって、代表例としては、コマンドが挙
げられる。
【0029】手段12.手段11において、遊技者の操
作に応じて変化する遊技状況を検出する遊技状況検出手
段を備え、前記主制御手段は前記遊技状況検出手段によ
る検出結果に基づき、前記識別情報の変動表示に関する
指令を前記画像表示手段に出力するような構成とし、前
記画像表示手段は、該指令が前記所定の指令として入力
されることを前記所定の契機として前記色調の変更を行
うことを特徴とする遊技機。
【0030】上記手段12によれば、主制御手段からの
変動表示に関する指令に基づいて、画像表示手段は識別
情報の変動表示を開始するとともに色調の変更を行う。
ここで、例えば識別情報を目立たせるように(識別情報
以外を目立たせないように)、表示画像の配色変更を行
えば、変動表示及び確定表示される識別情報を遊技者に
識別しやすくすることができる。また、識別情報の停止
表示中及び変動表示中における表示画像の表示態様にめ
りはりを持たせることができる。
【0031】手段13.手段11において、遊技者の操
作に応じて変化する遊技状況を検出する遊技状況検出手
段を備え、前記主制御手段は前記遊技状況検出手段によ
る検出結果に基づき、前記識別情報の変動表示を行わな
い場合には、確定表示した前記識別情報を継続して表示
させ続ける指令を前記画像表示手段に出力するような構
成とし、前記画像表示手段は、該指令が前記所定の指令
として入力されることを前記所定の契機として前記色調
の変更を行うことを特徴とする遊技機。
【0032】上記手段13によれば、主制御手段からの
指令に基づいて、画像表示手段は識別情報を停止表示し
続けるとともに色調の変更を行う。従って、例えば識別
情報以外の部分の色調を目立つ色調に(識別情報を目立
たない色調に)変更することにより、背景部分等の表示
画像全体を目立たせることができる。なお、識別情報が
変動表示が行われない状態では、それほど識別情報だけ
を目立たせなくともよく、どちらかといえば、遊技者又
は遊技を行おうとしている者の注意を引くために、表示
画面全体を目立つようにしたほうがよい。結果として、
識別情報の停止表示中と変動表示中という2種類の状態
における表示画像の表示態様にめりはりを持たせ、興趣
の飛躍的な向上を図ることができる。
【0033】手段14.手段4乃至手段6のいずれかに
おいて、遊技者の操作に応じて変化する遊技状況を検出
する遊技状況検出手段と、主たる制御を行う主制御手段
とを備え、前記主制御手段は前記遊技状況検出手段によ
る検出結果に基づき、遊技状態に応じた所定の指令を前
記画像表示手段に出力するとともに、前記画像表示手段
は前記主制御手段からの指令に基づいて、遊技状態に応
じた表示画像を表示するような構成とし、前記画像表示
手段は前記主制御手段から出力される前記識別情報の変
動表示に関する指令が入力されることを前記所定の契機
として前記色調の変更を行い、かつ、前記識別情報の変
動表示が行われない場合に前記主制御手段から出力され
る確定表示された前記識別情報を継続して表示させ続け
る指令が入力されることを前記所定の契機として前記色
調の変更を行うことを特徴とする遊技機。
【0034】手段14によれば、画像表示手段は、主制
御手段からの指令に基づいて、遊技状態に応じた表示画
像を表示する。画像表示手段は、主制御手段から識別情
報の変動表示に関する指令が入力されることや、確定表
示された識別情報を継続して表示させ続ける指令が入力
されることを契機として色調の変更を行う。そのため、
画像表示手段が別個に特別な処理を行う必要がなく、色
調変更に関する処理が簡素化される。また、識別情報の
停止表示中と変動表示中という2種類の状態における表
示画像の表示態様にめりはりを持たせ、興趣の飛躍的な
向上を図ることができる。なお、上記指令は、画像表示
手段における一連の遊技演出表示や識別情報の変動表示
等を画像表示手段に対し命令する性質を有するものであ
って、代表例としては、コマンドが挙げられる。
【0035】手段15.手段14において、前記画像表
示手段は、前記主制御手段から出力される前記識別情報
の変動表示に関する指令が入力されたときには、前記色
調が第1の色調となるように変更し、かつ、前記識別情
報の変動表示が行われない場合に前記主制御手段から出
力される確定表示された前記識別情報を継続して表示さ
せ続ける指令が入力されたときには、前記色調が第2の
色調となるように変更することを特徴とする遊技機。
【0036】手段15によれば、画像表示手段は、主制
御手段から識別情報の変動表示に関する指令が入力され
ることや、確定表示された識別情報を継続して表示させ
続ける指令が入力されることを契機として色調の変更を
行う。この色調の変更は、識別情報の変動表示に関する
指令が入力されたときには、第1の色調に変更されるよ
うに行われ、確定表示された識別情報を継続して表示さ
せ続ける指令が入力されたときには、第2の色調に変更
されるように行われる。このとき、例えば第1の色調を
目立つ色調とした場合には、色調変更されたものは遊技
者に見やすくなるとともに、遊技者の注意を引くことと
なる。また、例えば第2の色調を目立たない色調とした
場合には、色調変更されたものは遊技者に見づらくな
る。さらに、識別情報の停止表示中と変動表示中という
2種類の状態における表示画像の表示態様にめりはりを
持たせ、興趣の飛躍的な向上を図ることができる。
【0037】手段16.遊技者の操作に応じて変化する
遊技状況を検出する遊技状況検出手段と、前記遊技状況
検出手段による検出結果に基づき、遊技状態に応じた表
示画像を表示可能とする画像表示手段と、前記遊技状況
検出手段による検出結果に基づき、遊技状態に応じた所
定の指令を前記画像表示手段に出力する主制御手段と、
所定条件が成立することにより遊技者に有利な特別遊技
状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技
機において、前記画像表示手段は、前記主制御手段から
出力される指令に基づき、前記遊技状態を識別させるた
めの複数の識別情報を変動表示した後に、前記各識別情
報を確定表示するような表示画像を表示するとともに、
前記表示画像を少なくとも2種類以上の色情報から構成
した配色態様で表示するような構成とし、前記識別情報
の変動表示に関する指令が入力された場合には、前記識
別情報の少なくとも1つにおいて、その色調を第1の色
調に変更するとともに、少なくとも前記識別情報を除く
前記表示画像の少なくとも一部において、その色調を第
2の色調に変更し、かつ、前記識別情報の変動表示が行
われない場合に前記主制御手段から出力される確定表示
された前記識別情報を継続して表示させ続ける指令が入
力された場合には、前記識別情報の少なくとも1つにお
いて、その色調を第2の色調に変更するとともに、少な
くとも前記識別情報を除く前記表示画像の少なくとも一
部において、その色調を第1の色調に変更することを特
徴とする遊技機。
【0038】上記手段16によれば、画像表示手段は、
主制御手段から識別情報の変動表示に関する指令が入力
されることや、確定表示された識別情報を継続して表示
させ続ける指令が入力されることを契機として色調の変
更を行う。この色調の変更は、識別情報の変動表示に関
する指令が入力されたときには、識別情報の少なくとも
1つにおいて、その色調を第1の色調に変更するととも
に、少なくとも識別情報を除く表示画像の少なくとも一
部において、その色調を第2の色調に変更されるように
行われる。又、確定表示された識別情報を継続して表示
させ続ける指令が入力されたときには、識別情報の少な
くとも1つにおいて、その色調を第2の色調に変更する
とともに、少なくとも識別情報を除く表示画像の少なく
とも一部において、その色調を第1の色調に変更される
ように行われる。つまり、識別情報の停止表示中と変動
表示中という2種類の状態において、識別情報及びその
他の部分の色調が互いに切り換えられる。従って、第1
の色調及び第2の色調の違いによっては、色調変更され
た部分を目立たせたり、目立たなくさせたりすることが
できる。結果として、識別情報の停止表示中と変動表示
中という2種類の状態において、表示画像の表示態様に
めりはりを持たせ、興趣の飛躍的な向上を図ることがで
きる。
【0039】手段17.手段15又は手段16におい
て、前記画像表示手段は、前記第1の色調を少なくとも
前記第2の色調よりも目立つ色調となるように前記色調
の変更を行うことを特徴とする遊技機。
【0040】手段18.手段17において、少なくとも
前記第1の色調に変更された場合には、その色調変更さ
れた部分が他の部分より目立つようになることを特徴す
る遊技機。
【0041】手段19.手段17又は手段18におい
て、少なくとも前記第2の色調に変更された場合には、
その色調変更された部分が他の部分より目立たなくなる
ことを特徴する遊技機。
【0042】手段20.手段15又は手段16におい
て、前記画像表示手段は、前記第1の色調を少なくとも
前記第2の色調よりも目立たない色調となるように前記
色調の変更を行うことを特徴とする遊技機。
【0043】手段21.手段20において、少なくとも
前記第1の色調に変更された場合には、その色調変更さ
れた部分が他の部分より目立たなくなることを特徴する
遊技機。
【0044】手段22.手段20又は手段21におい
て、少なくとも前記第2の色調に変更された場合には、
その色調変更された部分が他の部分より目立つようにな
ることを特徴する遊技機。
【0045】手段23.手段1乃至手段22のいずれか
において、前記画像表示手段は、前記色調の変更を少な
くとも色調の調子を変化させることにより行うことを特
徴とする遊技機。
【0046】上記手段23によれば、画像表示手段は、
色調の調子すなわち色の濃淡・強弱の調子を変化させる
ことにより色調の変更を行う。色の濃淡・強弱の調子
は、色の明度、彩度、輝度、コントラスト等の度合いを
変更することにより変化する。例えば識別情報以外の部
分の色調を弱くする(例えば、彩度を落とす)ことによ
り、識別情報以外の部分を目立たなくすることができ
る。
【0047】手段24.手段1乃至手段23のいずれか
において、前記画像表示手段は、前記色情報を複数の基
本色情報の組み合わせにより表示可能とするような構成
とし、前記表示画像を表示する際に、少なくとも前記表
示画像の一部分の色情報に少なくとも1つの前記基本色
情報が含まれないようにすることにより、前記色調の変
更を行うことを特徴とする遊技機。
【0048】上記手段24によれば、所定原色、つま
り、混合することによって最も広い範囲の色をつくり出
せるように選んだ基本的な色例えば光の三原色(赤・緑
・青)を複数の基本色として組み合わせることにより、
複数色を表示可能としている。そして、画像表示手段
は、ある時期において、表示画像の一部分にこれらの基
本色の少なくとも1つが含まれないように表示する。従
って、例えば上記光の三原色の赤及び青情報を含めない
ようすると、表示画像は全体的に緑情報を基にしたモノ
トーンな配色態様となって表示される。結果として、少
なくとも1つの基本色を含まないという比較的簡単な処
理で、表示画像の少なくとも一部分の色調を変更するこ
とができる。
【0049】手段25.手段1乃至手段23のいずれか
において、前記画像表示手段は、少なくとも前記表示画
像の一部を構成し、かつ、少なくとも色調を定めた各種
画像情報を予め記憶し、その画像情報に基づいて適宜前
記表示画像を生成し表示するようなものであって、少な
くとも色調の異なる2つ以上の前記画像情報を予め記憶
し、前記所定の契機に基づいて、前記色調の異なる画像
情報を切り換えて前記表示画像を生成することにより、
前記色調の変更を行うことを特徴とする遊技機。
【0050】上記手段25によれば、画像表示手段は、
色調の異なる画像情報を切り換えて表示することにより
色調を変更する。従って、画像情報を切り換えて表示す
るという比較的簡単な処理で、表示画像の少なくとも一
部分の色調を変更することができる。
【0051】手段26.手段1乃至手段23のいずれか
において、前記画像表示手段は、所定数の前記色情報が
設定された色情報群を所定数記憶可能な色情報記憶手段
と、少なくとも前記表示画像の一部を構成し、かつ、少
なくとも色調を定めた各種画像情報を記憶する画像情報
記憶手段とを備え、前記画像情報に基づいて適宜前記表
示画像を生成し表示するとともに、前記画像情報に前記
色情報群を付与することにより、前記表示画像を少なく
とも2種類以上の色情報から構成される配色態様で表示
可能とするようなものであって、前記画像情報に付与す
る色情報群を変更することにより前記色調の変更を行う
ことを特徴とする遊技機。
【0052】手段26によれば、画像表示手段は、画像
情報に付与する色情報群を変更することにより色調の変
更を行う。従って、画像情報に付与する色情報群を切り
換えるという比較的簡単な処理で、表示画像の少なくと
も一部分の色調を変更することができる。
【0053】手段27.手段1乃至手段26のいずれか
において、前記遊技機はパチンコ機であること。中で
も、パチンコ機の基本構成としては、操作手段としての
操作ハンドルを備えておりそのハンドル操作に応じて遊
技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内
の所定の位置に配置された作動口に入賞することを必要
条件として画像表示手段における識別情報(遊技状態に
応じてその遊技状態を識別させるための識別情報)の変
動が開始すること、又、特定の遊技状態(特別遊技状
態)発生中には遊技領域内の所定の位置に配置された入
賞口が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし
て、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみなら
ず、磁気カードへの書き込む等も含む)が付与されるこ
と等が挙げられる。上記パチンコ機には、少なくとも多
数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特
別遊技状態(大当たり状態)と、遊技球を消費する遊技
者に不利な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態
が存在する。また、通常遊技状態時に表示される識別情
報等の変動を通常変動といい、大当たりの発生の有無に
関係なく、大当たりが発生するかのような演出(大当た
りが発生する場合も含む)を行うための変動をリーチと
いう。リーチは、複数個の識別情報の中のリーチに関係
する所定個数の識別情報が、縦、横または斜めに同一種
類で揃うかのように変動する表示態様である。なお、上
記パチンコ機における識別情報とは、大当たりやリーチ
等を遊技者に認識させるためのいわゆる図柄番号または
図柄番号が付けられた図柄の画像をいう。
【0054】手段28.手段1乃至手段26のいずれか
において、遊技機はスロットマシンであること。中で
も、スロットマシンの基本構成としては、「遊技状態に
応じてその遊技状態を識別させるための複数の識別情報
からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定
表示する画像表示手段を備え、始動用操作手段(例えば
操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始さ
れ、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に
起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の
変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別
情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊
技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊
技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等
が代表例として挙げられる。上記遊技機には、少なくと
も多数個の遊技媒体例えばコイン、メダル等を取得でき
る遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当たり状
態)と、遊技媒体を消費する遊技者に不利な状態である
通常遊技状態の2種類の遊技状態が存在する。また、通
常遊技状態時に表示される識別情報等の変動を通常変動
といい、大当たりの発生の有無に関係なく、大当たりが
発生するかのような演出(大当たりが発生する場合も含
む)を行うための変動をリーチという。なお、スロット
マシンにおける識別情報とは、大当たりやリーチ等を遊
技者に認識させるためのいわゆる図柄番号または図柄番
号が付けられた図柄の画像をいう。
【0055】手段29.手段1乃至手段26のいずれか
において、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融
合させた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊
技機の基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技
状態を識別させるための複数の識別情報からなる識別情
報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する画像表
示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の
操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作
手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは
所定時間経過することにより識別情報の変動が停止さ
れ、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であるこ
とを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生
させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として
遊技球を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に
際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発
生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成され
てなる遊技機」となる。上記遊技機には、少なくとも多
数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特
別遊技状態(大当たり状態)と、遊技球を消費する遊技
者に不利な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態
が存在する。また、通常遊技状態時に表示される識別情
報等の変動を通常変動といい、大当たりの発生の有無に
関係なく、大当たりが発生するかのような演出(大当た
りが発生する場合も含む)を行うための変動をリーチと
いう。なお、上記遊技機における識別情報とは、大当た
りやリーチ等を遊技者に認識させるためのいわゆる図柄
番号または図柄番号が付けられた図柄の画像をいう。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に、遊技機としてパチンコ遊
技機(以下、単に「パチンコ機」という)を具体化した
一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0057】図1に示すように、パチンコ機1は、外枠
2と、その前部に設けられた前面枠3とを備えている。
前面枠3は外枠2の一側部にて開閉可能に装着されてい
る。前面枠3の前面側には、ガラス扉枠4が開閉自在に
設けられているとともに、ガラス扉枠4の下側において
遊技球Bを貯留するための上皿5が、上皿5の下方位置
において同じく遊技球Bを貯留するための下皿6がそれ
ぞれ設けられている。
【0058】前面枠3の前面側の下皿6側方には操作手
段としてのハンドル7が設けられており、ハンドル7は
図示しない遊技球発射装置に連結されている。また、前
面枠3の後側(ガラス扉枠の奥、外枠の内側)には、遊
技盤8(図2参照)が着脱可能に装着されており、前記
遊技球発射装置はこの遊技盤8に向けて遊技球Bを発射
する。遊技球発射装置は、遊技者がハンドル7を回転さ
せ、検出手段としての図示しない回転検出部がその回転
量を検出することにより、その回転量に応じた強さで遊
技球Bを発射する。又、遊技球発射装置は遊技者がハン
ドル7を回転させた状態で保持することにより、遊技球
Bを所定間隔ごとに一個ずつ発射する。なお、遊技球発
射装置は、遊技者がハンドル7に触れていることを検出
する検出手段としての図示しないタッチセンサ、遊技球
Bの発射制御を行う発射制御基板140(図3参照)等
を備えている。
【0059】さらに、前面枠3内部(上皿5の側方)に
は、遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技
者に遊技状態を音声にて報知するためのスピーカ9が埋
設されている。なお、スピーカ9は、図示しない音声発
生装置に組み込まれた音声制御基板130(図3参照)
により制御される。
【0060】さて、図2に示すように、遊技盤8は、そ
の一側部に内レール10a及び外レール10bを備えて
おり、前記遊技球発射装置によって発射された遊技球B
は内レール10a及び外レール10bに沿って遊技盤8
の上部に案内される。
【0061】遊技盤8の下部には、作動口11及び大入
賞口12が設けられている。作動口11は遊技球B用の
通路を備えるとともに、その通路入口には羽根13が開
閉可能に支持されている。大入賞口12の奥にはシーソ
ー14が設けられているとともに、その右側にはVゾー
ン15が、左側には入賞通路16がそれぞれ設けられて
いる(左右逆でもよい)。つまり、大入賞口12に遊技
球Bが入賞した場合、この遊技球Bはシーソー14によ
ってVゾーン15又は入賞通路16のどちらかへ転がる
ように振り分けられ、Vゾーン15又は入賞通路16の
どちらかを通って導出されるような構成となっている。
【0062】大入賞口12の前部には、大入賞口12を
開閉するシャッタ17が設けられている。シャッタ17
は大入賞口12の側部に設けられた大入賞口用ソレノイ
ド18により作動させられる。詳しくは、大入賞口ソレ
ノイド18が励磁状態となることにより、シャッタ17
が略水平に傾き、大入賞口12が開かれる。また、大入
賞口ソレノイド18が非励磁状態となることにより、シ
ャッタ17が略垂直状態となり、大入賞口12は閉鎖さ
れるようになっている。
【0063】さらに、大入賞口12の一側部には、シー
ソー用ソレノイド19が設けられている。通常、シーソ
ー用ソレノイド19は非励磁状態となっており、この状
態におけるシーソー14はVゾーン15の方へ傾いた状
態となっている。つまり、遊技球BがVゾーン15を通
過していくような傾きとなっている。また、シーソー用
ソレノイド19が励磁状態となることにより、シーソー
14は遊技球Bを入賞通路16に通過させるような傾き
となる。なお、本実施の形態では、シャッタ17の開状
態において遊技球Bが1つでもVゾーン15を通過した
場合には、シーソー用ソレノイド19が励磁状態とな
り、シャッタ17が閉じられた場合には、シーソー用ソ
レノイド19が非励磁状態となるように構成されてい
る。
【0064】遊技盤8の中央部分には、画像表示手段と
しての特別図柄表示装置20が組込まれている。特別図
柄表示装置20は、液晶ディスプレイ(LCD)よりな
る表示部20aを備えており、複数の図柄列を表示可能
とする。本実施の形態において、これらの図柄列として
は左図柄列21、中図柄列22及び右図柄列23の3つ
の図柄列(識別情報列)が表示される(図5(a)参
照)。しかし、3つの図柄列に限らず、それ以外の数の
図柄列が表示されることとしてもよい。また、表示部2
0aには、各図柄列21〜23以外にも背景等が適宜表
示されるようになっている。
【0065】さらに、特別図柄表示装置20の表示部2
0aでは、遊技球Bの作動口11への入賞に基づいて、
各図柄列21〜23の図柄変動表示(本実施の形態にお
いては、スクロール変動表示)が行われるような構成と
なっている。また、この変動表示中に新たな遊技球Bが
作動口11に入賞した場合には、その分の変動表示は、
その時点で行われている変動表示の終了後に行われる構
成となっている。つまり、変動表示が待機(保留)され
ることとなる。この保留される変動表示の最大回数は、
パチンコ機の機種毎に決められているが、本実施の形態
では保留最大回数が4回に設定されている。しかし、保
留最大回数は、これに限られるものではない。
【0066】表示部20aの上方には、前述したような
図柄の変動表示の保留回数を示す発光ダイオード(LE
D)からなる保留ランプ24a,24b,24c,24
dが組み込まれている。保留ランプ24a〜24dの数
は、前述した保留最大回数と同じ(この場合4個)とす
る。保留ランプ24a〜24dは、変動表示の保留毎に
点灯し、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯
する。
【0067】特別図柄表示装置20の上部には、普通図
柄表示装置31が併設されている。普通図柄表示装置3
1は、発光ダイオード(LED)よりなる4つの保留ラ
ンプ32と、普通図柄表示部たるLEDよりなる7セグ
表示部33とを有している。また、特別図柄表示装置2
0の左右両側方には、一対の通過ゲート34が配設され
ており、同通過ゲート34を遊技球Bが通過すると普通
図柄表示装置31が作動するような構成となっている。
本実施の形態における普通図柄表示装置31は、「0」
から「9」までの数字を可変表示して7セグ表示部33
にセグメント表示させる。その数字が所定値(本実施の
形態では「7」)で停止した場合に、作動口11の羽根
13を所定秒数開放させるようになっている。普通図柄
表示装置31は、遊技球Bの通過ゲート34の通過回数
を4回まで記憶することができ、保留ランプ32でその
保留数を表示する。従って、4つの保留ランプ32が点
灯している状態で、遊技球Bが通過ゲート34を通過し
てもカウントされないようになっている。また、保留ラ
ンプ32が点灯している限り、遊技球Bが通過ゲート3
4を通過しなくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表
示装置31は作動するようになっている。
【0068】さらに、パチンコ機1の複数箇所には、遊
技効果を高めるための他の図示しない各種演出用ランプ
や電飾部材が取付けられている。これらの演出用ランプ
や電飾部材等(以下単に「ランプ」と称する)は、遊技
の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変え
られる。
【0069】また、遊技盤8には、遊技者の操作に応じ
て変化するパチンコ機1の遊技状態を検出するためのス
ルースイッチ40、作動口用スイッチ41、Vゾーン用
スイッチ42及びカウントスイッチ43等がそれぞれ取
付けられている。スルースイッチ40は、遊技球Bの通
過ゲート34の通過を検出するものであり、作動口用ス
イッチ41は、遊技球Bの作動口11への入賞を検出す
るものであり、Vゾーン用スイッチ42は、遊技球Bの
大入賞口12のうちのVゾーン15への入賞を検出する
ものであり、カウントスイッチ43は、遊技球Bの大入
賞口12への入賞を検出するものである。
【0070】さて、本実施の形態では、遊技状況検出手
段としての各スイッチ40〜43の検出結果に基づき、
各ソレノイド18,19、特別図柄表示装置20(表示
部20a)、各保留ランプ24a〜24d、スピーカ
9、普通図柄表示装置31(保留ランプ32及び7セグ
表示部33)、羽根13等をそれぞれ駆動制御するため
主制御部を構成する特別遊技状態発生手段、指令手段及
び主制御手段としての制御装置(主基板)50が設けら
れている。
【0071】主基板50は、読み出し専用メモリ(RO
M)、主として主制御部を構成する中央処理装置(CP
U)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えてい
る。ROMは所定の制御プログラムや初期データを予め
記憶しており、CPUはROMの制御プログラム等に従
って各種演算処理を実行する。RAMはCPUによる演
算結果を図柄乱数バッファ、図柄乱数エリア、停止図柄
エリア等に一時的に記憶する。なお、主基板50はパチ
ンコ機1の裏側の図示しない基板ボックス内に封印され
た状態で装着されている。
【0072】また、RAMは、後述する特別遊技状態と
しての大当たり状態の発生を決定するための乱数カウン
タをも備えている。この乱数カウンタは、乱数更新処理
により、所定(例えば「0」〜「299」)の範囲で、
例えば2ms毎に、1カウントずつ更新される。本実施
の形態では、乱数カウンタの値が所定値例えば「7」で
あるときに、遊技球Bが作動口11に入賞し、それが作
動口用スイッチ41にて検出される(保留最大回数時は
除く)ことに基づいて、大当たり状態が発生させられる
ようになっている。
【0073】上記主制御部を構成するCPU、ROM及
びRAMは、バスラインを介して互いに接続されてい
る。図3のブロック図に示すように、バスラインは、主
基板50のインターフェイス50aにも接続されてお
り、インターフェイス50aは、コネクタ及びケーブル
等を介して表示制御基板110のインターフェイス61
や他の装置と接続されている。また、インターフェイス
50aは、コネクタ及びケーブル等を介して作動口スイ
ッチ41等の各種センサに接続されている。すなわち、
主基板50は、作動口スイッチ41等からインターフェ
イス50aを介して入賞信号等を入力するとともに、イ
ンターフェイス50aを介して表示制御基板110や他
の入出力装置(他の制御基板を含む)へ制御データ等の
各種動作コマンドを出力し、各ソレノイド等の各種アク
チュエータ及び各制御基板を制御する。
【0074】さて、本実施の形態では、特別図柄表示装
置20の表示部20aにおける各種表示制御は、主たる
制御を行う主基板50ではなく、主として特別図柄表示
装置20の表示制御基板110において行われるように
構成されている。なお、表示制御基板110は、特別図
柄表示装置20に組み込まれた状態となっている。
【0075】さらに、本実施の形態においては、各種
(演出用の)ランプの点灯、点滅制御については、主と
してランプ制御基板120において行われ、スピーカ9
から発せられる音声の制御については、主として音声制
御基板130において行われる。また、前記遊技球発射
装置における遊技球Bの発射制御についても、主基板5
0ではなく、発射制御基板140において行われるよう
な構成となっている。
【0076】ここで、主として本発明における表示制御
を行う表示制御基板110の電気的構成について、図3
のブロック図に従って説明する。同図に示すように、表
示制御基板110は、主基板50から送られてくるコマ
ンドを順次受信するインターフェイス61と、プログラ
ムROM62に記憶された制御プログラム及び各種の情
報に基づいて、各種遊技状態(通常変動やリーチ演出や
大当たり報知等)において表示される表示画像の画面構
成情報を生成するCPU63と、CPU63での処理結
果等を一時的に記憶するワークRAM64と、CPU6
3で生成された画面構成情報を記憶するビデオRAM6
5と、ビデオRAM65に記憶された画面構成情報に基
づいて画像情報記憶手段としての画像データROM66
から画像データを取り出し、そのデータを画面構成情報
に書き込むことにより各種遊技状態における表示画像を
生成するVDP67とを備えている。そして、生成され
た表示画像は表示部(液晶ディスプレイ)20aへ出力
される。
【0077】インターフェイス61は、主基板50から
送信されてくるコマンド(指令)を受信する。また、そ
れらのコマンドは、CPU63によってワークRAM6
4に設けられたコマンドバッファ領域64aに記憶され
る。
【0078】CPU63は、プログラムROM62に記
憶された制御プログラムに従って動作する。具体的に
は、前記コマンドを監視して、該コマンドに応じたタス
クを生成し、ワークRAM64に記憶する。そのタスク
を実行することで、ワークRAM64内に各種遊技状態
(通常変動やリーチ演出や大当たり報知等)において表
示される表示画像の画面構成情報を生成し、この画面構
成情報をビデオRAM65に書き込む。なお、画面構成
情報は、表示部(液晶ディスプレイ)20aの垂直操作
信号(VSYNC)ごとに生成される。
【0079】ワークRAM64には、主基板50からの
コマンドを記憶するための前記コマンドバッファ領域6
4aをはじめ、生成されたタスクが記憶されるタスクバ
ッファ領域64bや、画像構成情報(通常変動時やリー
チ状態時の図柄画像の指示や、その配置位置や表示優先
順位等)を一括してビデオRAM65に書き込むために
各種情報が記憶されるスプライトチェーン領域64cが
設定される。
【0080】ビデオRAM65は、前記画像構成情報を
記憶するとともに、VDP67で生成される表示画像の
データを記憶するメモリである。ビデオRAM65に
は、表示部20aに表示される一画面分の表示画像のデ
ータを記憶する記憶領域である第1フレームメモリ65
aと第2フレームメモリ65bが設けられており、CP
U63が生成した画像構成情報並びにVDP67で生成
される表示画像のデータを交互に記憶することができる
ような構成となっている。
【0081】画像データROM66は、表示部20aに
表示される図柄や背景画像等の画像情報としての各種画
像データを記憶するメモリである。前記画像データに
は、図柄や背景画像等の例えば形状、サイズ、模様、配
色、色調等を定めた図柄や背景画像等を生成するために
必要な各種情報が含まれている。
【0082】VDP67は、表示画像の画像生成処理を
行う画像データプロセッサである。つまり、VDP67
は、ビデオRAM65に記憶された画像構成情報に基づ
いて、画像データROM66に記憶されている画像デー
タを読み出し、前記画像データに含まれる情報を前記画
像構成情報に書き込むことにより、表示部20aに表示
可能な表示画像を生成する。そして、生成した表示画像
を表示部20aに出力する。
【0083】詳しくは、図4に示すように、VDP67
は、CPU63から送られてくる各種コマンドやデータ
を受信するインターフェイス67aと、インターフェイ
ス67aから送られる各種コマンドやデータに基づいて
ビデオRAM65に記憶された画像構成情報を読み出
し、該画像構成情報に基づいて表示画像を生成する画像
生成部67bと、表示画像の色情報としてのカラー情報
を格納する色情報記憶手段としてのパレットRAM67
cとから構成されている。
【0084】インターフェイス67aから各種コマンド
やデータを受け取った画像生成部67bは、ビデオRA
M65の第1フレームメモリ65a又は第2フレームメ
モリ65bに記憶された画像構成情報を読み出す。その
画像構成情報に基づいて画像データROM66から画像
データを読み出し、前記画像データに含まれる各種情報
を該画像構成情報に書き込む。同時に、前記画像データ
に対応するカラー情報をパレットRAM67cから取得
し、前記画像構成情報に書き込む。これにより、カラー
情報に基づく配色を施した表示画像が生成される。
【0085】同時に、画像生成部67bは、前記書き込
みが行われていない第1フレームメモリ65a又は第2
フレームメモリ65bに記憶されている表示画像のデー
タを読み出し、表示部(液晶ディスプレイ)20aに出
力する。この際、表示画像のデータはRGB信号で出力
され、このRGB信号に基づいて、色調(色、彩度、輝
度、コントラストなど)等が制御されて表示部(液晶デ
ィスプレイ)20aに表示される。また、表示画像のデ
ータが出力され、何もデータが記憶されていない第1フ
レームメモリ65a又は第2フレームメモリ65bに
は、新たな画像構成情報が書き込まれる。なお、画像生
成部67bにおいて生成される表示画像は、図柄及び背
景画像用等の複数のレイヤによって構成されており、こ
れらをを重ね合わせ、1画面分の表示画像として生成し
ている。
【0086】パレットRAM67cは、複数種類のカラ
ー情報を設定した複数種類の色情報群としてのカラーパ
レットを保持しており、画像データに含まれるカラー情
報に応じたカラーパレットを画像生成部67bに与える
ものである。ここで、カラーパレットを与えるとは、例
えば、パレットRAM67cに格納されたカラーパレッ
トの格納アドレスを画像生成部67bに与えることを意
味している。なお、カラー情報は、原色例えば赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)の基本色情報を組み合
わせた配合割合等によって、定められているものであ
る。
【0087】ここで、特別図柄表示装置20の表示部2
0aにおいて、遊技状態中等に表示される表示画像の構
成について具体的に説明するとともに、その表示態様を
基に大当たり状態、リーチ状態、はずれ状態についても
説明する。
【0088】図5(a)に示すように、特別図柄表示装
置20の表示部20aには、表示画像を構成する構成要
素の1つとしての背景画像HGが表示されている。背景
画像HGとしては、中国様式の門を中心に描いた中国風
の風景画像が表示されている。また、背景画像HGの前
面には、各図柄列21〜23が表示されている。各図柄
列21〜23は、それぞれ複数種類かつ複数個の構成要
素、識別情報としての図柄70A〜70H(図5(b)
参照)によって構成されている。各図柄70A〜70H
は、それぞれ「一」〜「八」の数字と、各種食物の入っ
た「蒸籠」、「ラーメンおじさん」、「中国的少女」等
の絵との組み合わせによって構成されている。これらの
図柄70A〜70Hは、各図柄列21〜23において、
「一」〜「八」の数字の順に配列されている。また、図
柄70A〜70Hは、特別遊技図柄としての大当たり図
柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになりうる
(これらについては後述する)。なお、各図柄列21〜
23において、図柄70A〜70Hの配列順序をランダ
ムに変更し変動表示させたり、図柄70A〜70Hの数
を適宜増減させたり、1つの図柄列例えば左図柄列21
に同じ図柄例えば図柄70Aを複数個表示したり、図柄
70A〜70Hの変動表示態様例えばスクロール変動表
示や差換変動表示等を適宜変更したりしてもよい。
【0089】さて、本実施の形態では、遊技状態に応じ
て背景画像HGの色調等が適宜切換えられるようになっ
ている。具体的には、図柄の変動表示が行われていない
とき(図柄が停止した状態で所定時間経過後)には、背
景画像HGの色調は、複数色を使用した色鮮やかな配色
が施されたものとなっている(図5(a)参照)。具体
的には、例えば中国様式の門の柱部分は主として赤色
に、屋根部分は主として緑色に、門の背後の岩山は主と
して茶色に、岩山の背後の空は主として青色にというよ
うに表示画像の各部分が色鮮やかに配色されている。さ
らに、図柄の停止している状態が所定時間続くと、停止
表示されていた図柄70A〜70Hが消え、所定の動作
を行うキャラクタが動作表示されるようになっている。
キャラクタとしては、複数羽のすずめキャラクタSCが
用意されており、所定のタイミングで表示部20aに表
示されるようになっている(図6(a)参照)。さら
に、所定時間経過すると、デモ画面(デモ画像)DGの
表示へと切り替わる(図6(b)参照)。なお、デモ画
面というのは、電源投入時及び前記図柄70A〜70H
の非変動状態が所定時間継続することを必要条件に、表
示部20aに表示される遊技内容とは直接的に関係のな
い画面である。
【0090】ここで、背景画像HGの色調の変化につい
て、詳しく説明する。上述したように、デモ画面DGが
表示されていない状態かつ図柄の変動表示が行われてい
ない状態のときには、背景画像HGは複数色を使用した
第1の色調としての色鮮やかで目立つ色調(フルカラー
配色態様)で表示されている。しかし、一旦、遊技球B
が作動口11へ入賞し、表示部20aにおいて、各図柄
列21〜23の各図柄70A〜70Hが上から下方向へ
スクロール変動するように表示されると、変動表示され
る各図柄70A〜70Hの背後には、図7(a)に示し
たような第2の色調としての色褪せたような目立たない
色調(モノトーン配色態様)の背景画像HGが表示され
る。なお、図7(a)には、図5(a)と比較しやすい
ように、同種の図柄が停止した状態で描かれたものを使
用している。ここで、モノトーン配色態様とは、例え
ば、背景画像HGの彩度や輝度を落としたり、コントラ
ストを弱くしたり、原色のうちの1つの基本色例えば緑
色のカラー情報のみを付与したりして表示される全体的
に淡い色合いの配色態様を意味する。そして、図柄の変
動表示が所定時間途切れなければ、モノトーン配色態様
の背景画像HGがそのまま表示され続ける。また、図柄
が停止して所定時間その状態のままであれば、フルカラ
ー配色態様の背景画像HGに再度切換わる。
【0091】さて、上述したように変動表示される各図
柄列21〜23の各図柄70A〜70Hは、所定時間経
過後、例えば表示部20a下部の大当たりラインを構成
する表示領域に停止表示される。このとき、停止する停
止図柄は、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の
中から1つが選択され、前記大当たりラインを構成する
表示領域に設定される。なお、停止図柄とは、各図柄列
21〜23が図柄変動を停止したときに確定表示される
図柄である。また、本実施の形態では、図柄変動は、左
図柄列21、右図柄列23、中図柄列22の順に停止さ
せられるが、これはあくまでも1例にすぎず、別の順序
で停止させられるようにしてもよい。
【0092】次に、遊技者に有利な特別遊技状態として
の大当たり状態について説明する。図8(a)は、表示
部20aにおける大当たり時の画面を示す図である。な
お、図8(a)では、便宜上、背景画像HGを省略して
いる。同図に示すように、大当たり図柄は、遊技球を消
費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態からリー
チ遊技状態(リーチ状態)を経た後、遊技者に有利な特
別遊技状態としての大当たり状態を発生させるための図
柄である。詳しくは、全ての図柄列21〜23の変動が
停止させられたとき、表示されている図柄70A〜70
Hの組合せが、予め定められた大当たりの組合せ、すな
わち、同一種類の図柄70A〜70Hが大当たりライン
に沿って並んでいるときの同図柄70A〜70Hの組合
せとなる場合がある(例えば「一」「一」「一」や
「八」「八」「八」等)。この組合せを構成する図柄が
「大当たり図柄」である。大当たりの組合せが成立する
と、特別電動役物が作動し(大入賞口12が開かれ)、
遊技者にとって有利な大当たり状態の到来、すなわち、
より多くの景品球を獲得することが可能となる。本実施
の形態では、一旦大当たり状態が発生すると、大入賞口
12の開放後、(1)遊技球Bが大入賞口12への10
個入賞すること、(2)約29.5秒が経過すること、
のいずれか一方の条件が満たされた時点で大入賞口12
が閉鎖される。この大入賞口12の開閉のサイクルが遊
技球BのVゾーン15への入賞を最大で16回(16ラ
ウンド)繰り返されることとなる。
【0093】また、リーチ状態とは、大当たり直前の状
態をいう(もちろん大当たり状態に至らない場合もあ
る)。リーチ状態には、右図柄列23の図柄変動が、大
当たりライン上において左図柄列21の停止図柄と同一
種類の図柄で停止する状態が含まれる。例えば図8
(b)に示すように、表示部20a下部において、水平
方向に延びた大当たりライン上において、左図柄列21
及び右図柄列23が同一の図柄70H「八」で停止して
いる状態となっており、中図柄列22の図柄70A〜7
0Hが未だ変動中の状態を示している。なお、図8
(b)では、便宜上、背景画像HGを省略している。
【0094】上記のリーチ状態には、中図柄列22の図
柄変動が、最終的に左・右両図柄列21,23の停止図
柄と同一種類の図柄(大当たり図柄)で停止して大当た
り状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄(これを
「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当たり状態
とならないもの(以下、「外れリーチ状態」という)が
含まれる。さらには、中図柄列22の図柄変動が一旦停
止した後、再度全図柄列(或いは一部の図柄列)が変動
し、その後全図柄列21〜23の図柄70A〜70Hが
停止するような場合(再変動リーチとも称される)も含
まれる。
【0095】上記リーチ状態において、リーチパターン
としては、中図柄列22の図柄70A〜70Hが単にス
クロールする「ノーマルリーチ」の外に、種々のリーチ
パターンが設定されている。これらリーチパターンのう
ち、「ノーマルリーチ」以外のリーチパターンは、いわ
ゆる「スーパーリーチ」と称されるものである。「スー
パーリーチ」の動作が開始された場合には、「ノーマル
リーチ」の場合に比べて、大当たり状態が発生する期待
値(大当たり期待値)が高くなるようになっている。ま
た、「スーパーリーチ」においても、各リーチパターン
によって大当たり期待値が異なったものとなっているこ
ととしてもよい。
【0096】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1における各制御部の作用及び効果について説明する。
【0097】上述したように主基板50は、遊技が所定
時間行われていない場合に、特別図柄表示装置20の表
示部20aにデモ画面DGを表示している。または、主
基板50は、デモ画面DGが表示されていない状態かつ
図柄70A〜70Hの変動表示が行われていない状態
(図柄70A〜70Hが非表示状態となっている場合も
含む)のときには、背景画像HGを複数色を使用した色
鮮やかで目立つ色調(フルカラー配色態様)で表示して
いる。主基板50は、図柄の変動表示が開始されるにあ
たり、背景画像HGを色褪せたような目立たない色調
(モノトーン配色態様)に切り換えて表示する。
【0098】ここで、背景画像HGの色調を変更するに
際して、主として主基板50が行う制御内容について、
図9のフローチャートに従って詳細に説明する。図9
は、主基板50によって実行される色調変更ルーチンを
示すフローチャートであって、この処理は所定時間(例
えば「2ms」)毎に実行される。まず、主基板50
は、ステップS001において、現在大当たり状態が発
生しておらず、しかもデモ画面DGが表示されていない
か否かを判定する。そして、肯定判定された場合には、
ステップS002に移行する。ここで、否定判定がなさ
れた場合には、この処理を一旦終了する。
【0099】ステップS001から移行してステップS
002においては、図柄が所定時間の間変動していない
か否かを判定する。そして、否定判定された場合には、
ステップS004に移行する。ここで、肯定判定された
場合には、ステップS003に移行し、背景画像HGを
色鮮やかなフルカラー配色態様で表示することを指示す
るコマンド(以下、コマンドXという)を表示制御基板
110に送信し、この処理を一旦終了する。
【0100】ステップS002から移行してステップS
004においては、背景画像HGを色褪せたようなモノ
トーン配色態様で表示することを指示するコマンド(以
下、コマンドYという)を表示制御基板110に送信
し、この処理を一旦終了する。
【0101】これに対し、背景画像HGの各色調変更コ
マンドX,Yを受信した表示制御基板110のCPU6
3は、特別図柄表示装置20の表示部20aで表示する
表示画像の生成処理を開始する。つまり、コマンドX又
はコマンドYを受信した表示制御基板110のCPU6
3は、各コマンドによって指示された色調(配色態様)
となる背景画像HGを含んだ表示画像の画像構成情報を
生成する。ここで、表示制御基板110において行われ
る処理を図10及び図11に示したフローチャートを参
照しながら詳細に説明する。図10は、表示制御基板1
10のCPU63により実行される「画像構成情報生成
処理ルーチン」を示すフローチャートであり、図11
は、主にVDP67で実行される「表示画像生成処理ル
ーチン」を示すフローチャートである。
【0102】各色調変更コマンドX,Yを受信した表示
制御基板110の処理が画像構成情報生成処理ルーチン
に移行すると、CPU63は、まずステップS101に
おいて、現在電源が投入された直後であるか否かを判定
する。そして、否定判定された場合にはステップS10
3へ移行する。これに対し、肯定判定された場合には、
ステップS102において、割り込み処理などの初期設
定や、ワークRAM64に「0」のデータを書き込む初
期化が行われ、ステップS103へ移行する。
【0103】ステップS101又は102から移行して
ステップS103においては、コマンドXを受信したか
否かを判定する。そして、否定判定された場合には、ス
テップS105に移行する。これに対し、肯定判定され
た場合、つまりコマンドXを受信した場合には、ステッ
プS104に移行して、背景画像HGの「フルカラー配
色態様」を実行する。つまり、画像データROM66に
記憶された画像情報としての背景画像データの配色構成
のとおりに、カラー情報を付与した背景画像HGのデー
タを含んだ画像構成情報を生成し、ステップS107に
移行する。なお、この画像構成情報には、図柄70A〜
70HやすずめキャラクタSCが表示される際には、こ
れらの画像データも含んでいる。
【0104】ステップS103から移行してステップS
105においては、コマンドYを受信したか否かを判定
する。そして、否定判定された場合には、一旦この処理
を終了する。これに対し、肯定判定された場合、つま
り、コマンドYを受信した場合には、ステップS106
に移行して、背景画像HGの「モノトーン配色態様」を
実行し、ステップS107に移行する。つまり、背景画
像HGが、画像データROM66に記憶された背景画像
データの配色構成とは変更された配色態様で表示される
ようにする。具体的には、背景画像データの配色構成デ
ータに含まれる原色のRGB基本色(赤、緑、青)のう
ち、所定基本色例えばG(緑)のみを使用し、背景画像
HGがモノトーン配色態様となるような表示画像の画像
構成情報を生成する。
【0105】ステップS104又はステップS106か
ら移行してステップS107においては、CPU63
は、割り込み処理が発生しているかどうか判別する。そ
して、肯定判定がなされた場合、ステップS108に移
行し、生成した画像構成情報をビデオRAM65に書き
込み、同時にワークRAM64内に記憶されたデータを
VDP67に送信し、一旦この処理を終了する。また、
否定判定がなされた場合には、このステップS107を
繰り返す。つまり、CPU63は、例えば表示部(液晶
ディスプレイ)20aの垂直走査信号(例えば1/60
秒)ごとに行われる割り込みを待ち、割り込みが発生す
ると前記画像構成情報をビデオRAM65に書き込む処
理を行う。
【0106】さて、VDP67は、ワークRAM64内
のデータの受信を待ち、データの受信があると、表示画
像生成処理ルーチンに移行する。
【0107】図11に示すように、VDP67は、この
表示画像生成処理ルーチンのステップS201におい
て、ビデオRAM65の第1フレームメモリ65a又は
第2フレームメモリ65bに書き込まれた画像構成情報
に基づいて、背景画像データを画像データROM66内
から読み出す。そして、ステップS202に移行し、V
DP67は、画像データROM66内から読み出した背
景画像データに基づいて、ビデオRAM65の第1フレ
ームメモリ65a又は第2フレームメモリ65b内に背
景画像HGを描画する。
【0108】続くステップSS203において、VDP
67は、CPU63によって生成された画像構成情報に
基づいて、パレットRAM67cを参照してカラー情報
を付与する。ここで、画像構成情報にモノトーン配色構
成でカラー情報を付与することを示す情報が含まれてい
る場合には、VDP67は、背景画像データの配色構成
情報に含まれたカラー情報のうち特定の基本色情報例え
ばG(緑)に関する情報だけを画像構成情報に与える。
こうすることにより、表示部20aにモノトーン態様の
背景画像HGを表示することができる。
【0109】続くステップS204において、前記画像
構成情報に図柄70A〜70HやすずめキャラクタSC
を表示する情報が含まれている場合には、VDP67
は、画像データROM66内から読み出した図柄又はキ
ャラクタデータに基づいて、背景画像HGが描画された
フレームメモリ65a又は65bに対して、図柄70A
〜70H又はすずめキャラクタSCの描画(カラー情報
の付与を含む)を行う。その結果、第1フレームメモリ
65a又は第2フレームメモリ65b内には、背景画像
HG上に図柄等が描画された表示画像が生成される。
【0110】続くステップS205において、VDP6
7は、例えば表示部(液晶ディスプレイ)20aの垂直
走査信号(例えば1/60秒)ごとに行われる割り込み
を待ち、割り込みが発生すると、ビデオRAM65内の
フレームメモリ65a又は65b内に記憶した表示画像
を表示部(液晶ディスプレイ)20aに出力し、一旦こ
の処理を終了する。
【0111】さて、次に主基板50が作動口用スイッチ
41からの検出信号に基づき、遊技球Bが作動口11へ
入賞した旨を検出した場合の制御処理について説明す
る。
【0112】主基板50が遊技球Bが作動口11へ入賞
した旨を検出した場合、そのことに基づいて、主基板5
0は、対応する保留ランプ24a〜24d(例えば、そ
れまで2つの保留ランプ24a及び24bの2つの保留
ランプが点灯されていた場合には3つ目の保留ランプ2
4c)を点灯させ、保留カウンタの値を「1」ずつイン
クリメントする。但し、保留ランプ24a〜24dが全
て点灯している場合は除かれる。
【0113】また、主基板50は、内部乱数カウンタ、
大当たり図柄カウンタ、外れリーチ図柄カウンタ、外れ
図柄カウンタ等の各カウンタの値を各乱数エリアに格納
する。そして、所定のタイミングにおいて対応する保留
ランプ24a〜24dを消灯させるとともに、保留カウ
ンタの値をデクリメントし、各エリア等に格納されたデ
ータに基づき図柄変動を実行する。なお、前記所定のタ
イミングは、それまで図柄変動や大当たり時制御が行わ
れていた場合には、当該変動等が終了した後所定時間
(数秒)経過後を意味している。また、それまで図柄変
動が行われていなかった場合(ここでは、デモ画面DG
が表示されている場合も含む)には、特別図柄表示装置
20の表示部20aに表示されている背景画像HGの色
調を色褪せたようなモノトーンのものに更新した後を意
味している。
【0114】このとき、主基板50は、当該変動に際
し、指令としてのコマンドを特別図柄表示装置20の表
示制御基板110、ランプ制御基板120、音声制御基
板130等へと出力(送信)する。さて、このコマンド
には、(1)変動開始から所定時間後に図柄70A〜7
0Hを確定表示させる旨の時間情報及び各リーチパター
ンに代表される変動パターンからなるパターン情報、並
びに、(2)いかなる図柄70A〜70Hで確定表示さ
せるかという図柄情報が含まれる。ここで、図柄情報と
しては、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄が含
まれ、これらは、上述した内部乱数カウンタ、大当たり
図柄カウンタ、外れリーチ図柄カウンタ、外れ図柄カウ
ンタ等に基づいて決定されるものである。
【0115】本実施の形態における上記コマンドは、2
バイト構成からなっており、順次連続的に表示制御基板
110等へと送信される。2バイト構成からなるコマン
ドのうち、先頭の1バイト目は、これからいかなる情報
が送信されてくるかというキーワード情報によって構成
されている。また、後半の1バイトは、具体的な指示内
容に該当するパターンコード等の内容情報によって構成
されている。
【0116】例えば、本実施の形態において、まず最初
に送信されるコマンドはパターン情報である。この場
合、1バイト目は、これからパターン情報(時間情報及
び変動パターンを示唆する)が送信される旨のキーワー
ド情報により構成され、2バイト目は、「00」、「0
1」等のパターンコード情報により構成されている。こ
こで、「00」、「01」等のパターンコード情報は、
図柄の変動時間を例えば「10秒」とする、或いは、
「30秒」とするといった内容を示唆する時間情報と、
どのような変動パターン(又は変動パターン群のうちい
ずれか)を実行するといった変動パターンを示唆する情
報とからなる。
【0117】続いて送信されるのは図柄情報である。す
なわち、本実施の形態のように左→右→中の順に3つの
図柄列21〜23の図柄が確定させられる場合において
は、まず、パターン情報に続いて2番目に送信されるコ
マンドたる図柄情報として、1バイト目は、これから左
図柄列21の図柄情報が送信される旨のキーワード情報
により構成され、2バイト目は、確定表示される図柄を
示唆するパターンコード情報により構成されている。ま
た、3番目に送信されるコマンドたる図柄情報として、
1バイト目は、これから右図柄列23の図柄情報が送信
される旨のキーワード情報により構成され、2バイト目
は、確定表示される図柄を示唆するパターンコード情報
により構成されている。併せて、4番目に送信されるコ
マンドたる図柄情報として、1バイト目は、これから中
図柄列22の図柄情報が送信される旨のキーワード情報
により構成され、2バイト目は、確定表示される図柄を
示唆するパターンコード情報により構成されている。こ
のように、確定図柄に関する3つの表示情報がたて続け
に送信される。すなわち、1回の図柄変動に際して、2
バイト構成からなるデータが1バイトずつ送信されるこ
とにより、合計8(1×2+3×2)回のデータ送信が
行われることとなる。
【0118】なお、上記実施の形態では、左、右、中の
各図柄列21〜23に対応した図柄情報が送信されるこ
ととなっているが、例えば8つの図柄を確定表示させる
必要がある場合には、1×2+8×2=18回のデータ
送信が行われるといった具合に、図柄数を適宜変更した
場合であっても適用することができる。
【0119】さて、本実施の形態では、コマンド(一群
のコマンド)が、表示制御基板110に対してのみなら
ず、ランプ制御基板120、音声制御基板130にも同
期して出力されるようになっている(厳密な意味で全く
同時でなくてよい)。勿論、このときに出力されるコマ
ンドは、表示制御基板110に出力されるコマンドに対
応したものである。これに対し、図柄変動に関する一群
のコマンド(1回の図柄変動に際して送られてくるデー
タ群)を受信した表示制御基板110は、特別図柄表示
装置20の表示部20aで表示する表示画像を順次生成
する。
【0120】さらに、表示制御基板110は、当該コマ
ンドに基づき図柄変動を開始するとともに、変動停止に
至るまでの間、前記変動パターンに基づく種々の演出を
行う。当該演出としては、例えばリーチ演出が主として
挙げられる。
【0121】すなわち、上記コマンドのうち、パターン
情報に基づき、表示制御基板110のCPU63は、テ
ーブルを参酌して、上述した各変動パターンの中から所
定のパターンを選択決定するとともに、当該決定したパ
ターンに基づく演出を、変動開始から確定表示までの
間、別途設定された時間データの秒数分だけ実行する。
さらにその後、主基板50側のCPUは、自身が有する
タイマに基づき、前記所定時間に応じたタイミングで、
表示制御基板110に対し、確定コマンドを出力する。
【0122】一方、表示制御基板110のCPU63は
前記一旦停止からさらに所定時間後において(時間情報
に基づく変動を完了した時点で)、前記図柄情報に応じ
た図柄を確定停止表示させる。このとき、結果的に前記
出力された確定コマンドに同期して、図柄が確定表示さ
せられることとなる。同様に、ランプ制御基板120、
音声制御基板130の各CPUも、前記タイミングにお
いて、ランプ演出、音声演出を確定停止させる。
【0123】なお、変動パターンに関し、リーチ演出以
外の演出に関しても、上記と同様の制御を行うこととし
てもよい。リーチ演出以外の演出としては、すべり変
動、再変動、リーチ予告、大当たり予告等の演出が挙げ
られる。ここで、「予告」とあるのは、演出によって、
所定の遊技状態が発生しやすくなることを示唆可能であ
ればよい、或いは、演出によって所定の遊技状態の発生
率に影響が生じるという趣旨であって、所定の遊技状態
が発生しない場合があっても差し支えない。
【0124】以上詳述したように、本実施の形態におけ
る背景画像HGの色調変更処理において説明したとお
り、図柄の変動表示が行われていないときには、背景画
像HGの色調は、複数色を使用した色鮮やかで目立つ色
調(フルカラー配色態様)で表示されている。しかし、
一旦、遊技球Bが作動口11へ入賞し、表示部20aに
おいて、各図柄列21〜23の各図柄70A〜70Hが
上から下方向へスクロール変動するように表示される
と、変動表示される各図柄70A〜70Hの背後には、
色褪せたような目立たない色調(モノトーン配色態様)
の背景画像HGに変更される。また、図柄が停止してか
ら所定時間経過した後には、背景画像HGの色調はフル
カラー配色態様に戻される。
【0125】従って、図柄70A〜70Hの変動時に
は、その背面部がモノトーンな色調に変更されているた
め、色調の変更されていない図柄70A〜70Hに比べ
て目立たなくなっている。つまり、図柄70A〜70H
だけが目立った状態となっている。そのため、背景画像
HGと図柄70A〜70Hの配色が混ざり合って、図柄
70A〜70Hを見づらくしてしまうような不具合をな
くすことができる。また、遊技者は、図柄変動とあまり
関係のない他の表示物に煩わされることなく、変動中の
図柄70A〜70Hだけに集中でき、停止表示される図
柄70A〜70Hを識別しやい。
【0126】さらに、図柄70A〜70Hの変動中と停
止中とで、背景画像HGの色調が異なるため、図柄70
A〜70Hの変動表示中と停止表示中における表示態様
にめりはりを持たせることができる。
【0127】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。
【0128】例えば、特別図柄表示装置20としては、
上述した液晶ディスプレイ以外にも、CRT、ドットマ
トリックス、LED、エレクトロルミネセンス(EL)
等の複数色を表示可能な表示装置であれば、どれを用い
てもよい。
【0129】上記実施の形態においては、背景画像HG
全体をモノトーン配色態様とすることとしているが、背
景画像HGの一部をモノトーン配色態様で表示すること
としてもよい。例えば、門の画像のみモノトーン配色態
様とすることとしてもよい。
【0130】また、背景画像HGは、1つの画像データ
として記憶されていることとしたが、背景画像HGを複
数の画像データを重ねて生成したものとし、所定の契機
に基づいて背景画像HGの色調を変更するのに伴って、
少なくともその一部の画像を表示されないようにするこ
ととしてもよい。例えば、図7(b)に示すように、図
柄70A〜70Hの変動が開始されるの伴って、背景画
像HGの色調をモノトーン態様とするとともに、そこに
描かれた門の画像を表示されないようにいしてもよい。
このようにすれば、図柄70A〜70Hの変動をより見
やすくするできる。なお、図7(b)には、図5(a)
と比較しやすいように、同種の図柄が停止した状態で描
かれたものを使用しているまた、上記実施の形態におい
ては、通常遊技状態における背景画像HGの色調変更
は、図柄の変動開始や所定時間図柄の変動表示が行われ
ないことを所定の契機として行われるが、通常遊技状態
中に2種類のモードを用いることとし、そのモードの種
類によって背景画像HGの色調を異ならせることとして
もよい。ここで、2種類のモードとは、大当たり状態を
発生させる確率の異なる2種類のモードのことであり、
例えば、そのモードには、300分の1程度の低確率で
大当たり状態を発生させる通常モードと、その2倍であ
る150分の1程度の高確率で大当たり状態を発生させ
る付加遊技状態としての高確率モード(以降、便宜上
「確変モード」と称する)とがある。なお、一般的に、
確変モードの概念としては、(1)7セグ表示部33に
「7」が表示される確率を通常時に比べて高め、作動口
11の羽根13を開放させる機会を増やすこと、(2)
7セグ表示部33における数字の変動時間を短くするこ
と、(3)羽根13の開放時間を長くすること(及び/
又は入賞個数を多くすること)、(4)特別図柄表示装
置20の表示部20aの図柄70A〜70Hの変動時間
を短くすること、(5)大当たり確率が通常モードに比
べて高くなること等が挙げられる。ここでは、(5)の
み、すなわち、大当たり期待値が単に高められることの
みを実行することとしてもよいが、(5)と、(1)〜
(4)の任意の組合せ(例えば(1)と(2)、(1)
と(3)、(1)と(4)、(2)と(3)、(2)と
(4)、(3)と(4)、(1)と(2)と(3)、
(1)と(2)と(4)、(1)と(3)と(4)、
(2)と(3)と(4))とを組み合わせたものを確変
モードとしてとらえて実行することとしてもよい。
【0131】また、上記実施の形態では、所定の基本色
情報の付与を行わないことで、背景画像HGのモノトー
ン配色態様を実施していたが、モノトーン態様の配色構
成とした背景画像データ(この背景画像の模様は、背景
画像HGの模様と同一のものとする)を画像データRO
M66に予め記憶しておき、その背景画像を所定の契機
に基づいて、通常の背景画像HGと切換えて表示するこ
とにより、モノトーン配色態様に変更することとしても
よい。又は、色調を変更するのに伴って、描かれた模様
が異なる背景画像に切り換えてもよい。
【0132】また、上記実施の形態では、図柄70A〜
70Hの変動開始に伴って、背景画像HGの色調をモノ
トーン態様に変更するようにしているが、前記遊技球発
射装置に備えられた回転検出部やタッチセンサによっ
て、遊技者のハンドル7の回転操作、又はハンドル7へ
の接触を検出し、それらを契機として(例えばハンドル
7への接触又はハンドル7の回転操作のどちらか一方、
若しくは、その両方が検出されることを条件として)背
景画像HGの色調をモノトーン態様に変更するようにし
てもよい。
【0133】また、上記実施の形態では、主基板50か
らフルカラー配色態様で表示することを指示するコマン
ドと、モノトーン配色態様で表示することを指示するコ
マンドが出力されている。このような構成に代えて、背
景画像HGの配色態様を指示するコマンドを別途出力す
ることなく、主基板50から出力される図柄70A〜7
0Hの変動コマンド等の各種コマンドに基づいて、表示
制御基板110が自ら背景画像HGの配色態様の変更処
理を行うようにしてもよい。例えば、主基板50は、図
柄70A〜70Hの確定コマンドを出力した後、遊技球
Bの作動口11へ入賞を検出しない場合(保留カウンタ
の値が「0」の場合を含む)や、パチンコ機1の電源投
入時には、表示制御基板110に対して所定の待機コマ
ンドを出力するような構成とする。これとともに、この
コマンドを受信した表示制御基板110が背景画像HG
の配色態様をフルカラー配色態様で表示する処理を自ら
行うような構成とする。又、上記実施の形態において説
明したように、図柄70A〜70Hの変動表示が開始さ
れる時には、主基板50から表示制御基板110に対し
て図柄70A〜70Hの変動コマンドが出力されるよう
な構成となっている。これとともに、このコマンドを受
信した表示制御基板110が背景画像HGをモノトーン
配色態様で表示する処理を自ら行うような構成とする。
このようにすれば、背景画像HGの配色態様を指示する
コマンドを別途出力する必要がないため、背景画像HG
の配色態様を変更する処理の簡素化を図ることができ
る。ここで、表示制御基板110は、新たに待機コマン
ドを受信するまでは、背景画像HGをモノトーン配色態
様のまま表示し続けるような構成とする。つまり、図柄
70A〜70Hの確定表示後、所定の時間間隔をあけ、
連続して図柄70A〜70Hの変動表示が行われる場合
に、図柄70A〜70Hが停止する毎に背景画像HGの
配色態様が変更されるようなことがない。そのため、図
柄70A〜70Hが停止する毎に背景画像HGの配色態
様が変更されるという煩わしさを遊技者に感じさせない
ようにすることができる。なお、所定の待機コマンド
は、本実施の形態における確定表示した識別情報を継続
して表示させ続ける指令に相当し、図柄70A〜70H
の変動コマンドは、本実施の形態における識別情報の変
動表示に関する指令に相当する。
【0134】また、上記実施の形態では、背景画像HG
の配色態様のみを変更することとしているが、背景画像
HGに代えて図柄70A〜70Hの配色態様を変更する
こととしてもよい。例えば、図柄70A〜70Hが変動
表示されず、停止表示されている状態で所定時間以上経
過した場合に、図柄70A〜70Hをモノトーン配色態
様に変更することとしてもよい。又、背景画像HGの配
色態様の変更に加えて図柄70A〜70Hの配色態様を
変更することとしてもよい。例えば、図柄70A〜70
Hが変動表示されず、停止表示されている状態では、背
景画像HGをフルカラー配色態様で表示するとともに、
図柄70A〜70Hの配色態様をモノトーン配色態様で
表示する。図柄70A〜70Hの変動表示が開始された
場合には、背景画像HGをモノトーン配色態様に切換表
示するとともに、図柄70A〜70Hをフルカラー配色
態様に切換表示することとしてもよい。このようにすれ
ば、図柄70A〜70Hの変動表示中には図柄70A〜
70Hを目立たせ、図柄70A〜70Hの停止表示中に
は表示画像全体を目立たせることができる。従って、図
柄70A〜70Hの停止表示中及び変動表示中における
表示画像の表示態様にめりはりを持たせることができ
る。
【0135】また、上記実施の形態では、所定の基本色
情報を付与しないことで、背景画像HGの配色態様を変
更しているが、パレットRAM67cから背景画像デー
タに与えられるカラーパレットを変更することにより、
背景画像HGの配色態様を変更することとしてもよい。
このようにすれば、背景画像HGに付与するカラーパレ
ットを切り換えるという比較的簡単な処理で背景画像H
Gの配色態様を変更することができる。
【0136】また、本発明は、上記実施の形態とは異な
るタイプのパチンコ機等にも適用できる。例えば、大当
たり図柄が表示された後に所定の領域に遊技球を入賞さ
せることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ
機として実施してもよい。また、パチンコ機以外にも、
アレパチ、雀球、スロットマシン、パチンコ機とスロッ
トマシンとを融合させた遊技機等の各種遊技機として実
施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機1を示す斜視
図である。
【図2】一実施の形態における遊技盤8を示す部分正面
図である。
【図3】主基板50及び特別図柄表示装置20の表示制
御基板110の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】表示制御基板110のVDP67の電気的構成
を示すブロック図である。
【図5】(a)は表示部20aの表示状態の例を示す模
式図であり、(b)は表示部20aに表示される図柄の
種類を説明する図である。
【図6】(a)は表示部20aに表示されるフルカラー
配色態様の背景画像HGを示す図であり、(b)は表示
部20aに表示されるデモ画面DGを示す図である。
【図7】(a)は表示部20aに表示されるモノトーン
配色態様の背景画像HGを示す図であり、(b)は表示
部20aに表示される「門」の画像を省略したモノトー
ン配色態様の背景画像HGを示す図である。
【図8】(a)は表示部20aに表示される大当たり時
の画面を示す図であり、(b)は表示部20aに表示さ
れるリーチ状態を示す図である。
【図9】主基板50のCPUにより実行される「色調変
更ルーチン」を示すフローチャートである。
【図10】表示制御基板110のCPU63により実行
される「画像構成情報生成処理ルーチン」を示すフロー
チャートである。
【図11】VDP67で実行される「表示画像生成処理
ルーチン」を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…遊技機としてのパチンコ機、7…操作手段としての
ハンドル、8…遊技盤、20…画像表示手段としての特
別図柄表示装置、20a…表示部(液晶ディスプレ
イ)、50…特別遊技状態発生手段、指令手段及び主制
御手段としての主基板、65…ビデオRAM、65a…
第1フレームメモリ、65b…第2フレームメモリ、6
6…画像データROM、67…VDP、67b…画像生
成部、67c…色情報記憶手段としてのパレットRA
M、110…表示制御基板、70A〜70H…識別情報
としての図柄、B…遊技球、DG…デモ画面、HG…背
景画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡戸 文宏 愛知県名古屋市千種区今池3丁目9番21号 株式会社三洋物産内 Fターム(参考) 2C088 AA35 EB55

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状態に応じた表示画像を少なくとも
    2種類以上の色情報から構成される配色態様で表示可能
    とする画像表示手段を備える構成とし、 前記画像表示手段は、前記表示画像を構成する少なくと
    も1つの構成要素において、その色調を所定の契機に基
    づいて変更することを特徴とする遊技機。
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