JP2002065449A

JP2002065449A - 葬儀方法

Info

Publication number: JP2002065449A
Application number: JP2000265754A
Authority: JP
Inventors: Kuniharu Miyatsu; 邦晴宮津
Original assignee: Chunichi Eizo Shuppan Kk
Current assignee: Chunichi Eizo Shuppan Kk
Priority date: 2000-09-01
Filing date: 2000-09-01
Publication date: 2002-03-05

Abstract

(57)【要約】【課題】葬儀の参加者が、葬儀場に設置されたスクリ
ーンの画像を見なくても容易に故人をしのぶことができ
る葬儀方法を提供することである。【解決手段】故人の葬儀を行う葬儀方法において、前
記故人に関連した歌を選び、葬儀中に前記選んだ歌をカ
ラオケプレーヤー２０により演奏する。さらに、スクリ
ーン１３を葬儀場１に設置し、前記選んだ歌の演奏とと
もに、葬儀を演出する画像をスクリーン１３に投写す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願発明は、葬儀方法に関
し、特に、容易に故人をしのぶ演出をすることができる
技術に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】葬儀方法の従来例として、特開平１−１
４６５０５号公報記載のものがある。この葬儀方法で
は、祭壇にスクリーンを設置し、葬儀の進行に伴い、こ
のスクリーンに映像装置により故人の遺影や生前の姿等
に関する画像を順次投写することが行われている。この
ため、葬儀における故人の略歴、業績等の紹介をスクリ
ーンに投写された画像によって行うことができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の葬
儀方法では、単に、故人の遺影や生前の姿等をスクリー
ンに投写するのみであるので、葬儀の参加者は、このス
クリーンに投写された画像を視覚で認識することによ
り、故人をしのぶのみであった。このため、このスクリ
ーンの画像を見る位置にいない葬儀の参加者は、スクリ
ーンに投写された画像により故人をしのぶことができな
かった。

【０００４】したがって、本願発明の目的は、葬儀の参
加者が、スクリーンの画像を見なくても容易に故人をし
のぶことができる葬儀方法を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第１の発明の構成は、請求項１記載のとおり
である。上記第１の発明の構成により、故人に関連した
歌（故人が生前親しんだ歌（歌のメロディーのみの場合
を含む。）、愛唱歌等を含む。）を選び、故人の葬儀
（告別式を含む。）中において、この選んだ歌を演奏す
るので、葬儀の参加者は演奏された歌を聴くのみで容易
に故人を懐かしく思い出すことができる。

【０００６】さらに、第２の発明の構成は請求項２記載
のとおりである。上記第２の発明の構成により、上記第
１の発明の構成による作用とともに、前記故人に関連し
た歌をカラオケプレーヤーに付属している歌集（早見表
を含む。）から選んで、前記選んだ歌のメロディーをカ
ラオケプレーヤーにより容易に自動的に演奏することが
できる。

【０００７】さらに、第３の発明の構成は、請求項３記
載のとおりである。上記第３の発明の構成により、上記
第１または第２の発明の構成による作用とともに、スク
リーンを葬儀場（屋内の場合および屋外の場合の両方を
含む。）に設置し、前記選んだ歌の演奏とともに、葬儀
を演出する画像（たとえば、故人の遺影、故人の生前の
活動を示すもの、葬儀用のナレーションを文字で表した
川の流れや森林等の自然の画像等）を前記スクリーンに
投写するので、葬儀の参加者は、このスクリーンの故人
に関する画像を見ることにより故人を懐かしく思い出
し、また、このスクリーンの葬儀用のナレーション付き
の自然の画像等を見ることにより、葬儀の雰囲気に浸る
ことができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本願発明における実施の形
態を図面に基づいて説明する。図１は、本願発明に係る
葬儀方法を実施する各装置の配置の概略を示す配置図で
ある。図１において、葬儀場１は、建物の中のホールを
葬儀場にしたものである。なお、葬儀場１は屋外でもよ
い。祭壇２が葬儀場１の正面に設置されている。焼香台
３が祭壇２の前方に配置されている。

【０００９】ビデオデッキ１０およびシンセサイザー式
のカラオケプレーヤー２０が葬儀場１の隅に配置されて
いる。ビデオプロジェクター１２が葬儀場１のほぼ中央
部に配置され、スクリーン１３が祭壇２と焼香台３との
間に配置されている。ビデオプロジェクター１２はスク
リーン１３に画像を投写するものである。この画像は静
止画または動画であり、その内容は、葬儀を演出する画
像（たとえば、故人の遺影、故人の生前の活動を示すも
の、故人をしのぶナレーションを文字で表した川の流れ
や森林等の自然の画像等）である。なお、この点に関し
ては、後述する図３にて詳細に説明する。ビデオプロジ
ェクター１２の光放射口１２ａは、前記画像をスクリー
ン１３に投写する光１２ｂの放射口である。また、スク
リーン１３はたとえば電動式のものであり、スクリーン
１３に前記画像を投写しないときは、後述するように、
スクリーン１３は巻き上げられた状態になっている。

【００１０】図２は、図１の各装置等の配線を示す配線
図である。図２において、モニターテレビ１１（たとえ
ば６型のもの）がビデオデッキ１０に接続され、ビデオ
プロジェクター１２がビデオデッキ１０で再生された画
像をスクリーン１３に投写するように接続されている。
このため、ビデオデッキ１０で再生され、ビデオプロジ
ェクター１２によりスクリーン１３に投写される画像の
内容をモニターテレビ１１で監視することができる。

【００１１】また、モニターテレビ２１（たとえば６型
のもの）がカラオケプレーヤー２０に接続され、音響装
置２２がカラオケプレーヤー２０に接続され、スピーカ
２３、２４が音響装置２２に接続されている。ここで、
音響装置２２はカラオケプレーヤー２０で再生された音
声信号の増幅回路を含み、スピーカ２３、２４を駆動す
るものである。なお、音響装置２２およびスピーカ２
３、２４は、カラオケプレーヤー２０に組み込まれたも
のでもよいし、カラオケプレーヤー２０とは別体のもの
でもよい。このため、カラオケプレーヤー２０から音響
装置２２を経由してスピーカ２３、２４にて歌が演奏さ
れるとともに、カラオケプレーヤー２０を操作する者
が、この演奏の前に、この演奏される歌の題等をモニタ
ーテレビ２１で監視することができる。

【００１２】また、スクリーン１３は、保持部１３ａお
よびスクリーン部１３ｂを備えているので、スクリーン
１３を使用するときは、スクリーン部１３ｂに画像を投
写し、スクリーン１３を使用しないときは、スクリーン
部１３ｂを電動式の保持部１３ａにて巻き上げることが
できる。

【００１３】図３は、スクリーン１３に投写する画像の
例の内容の説明図である。図３では、Ａタイプ、Ｂタイ
プ、Ｃタイプ、ＤタイプおよびＥタイプの５つの例が示
されている。この場合、ナレーションとして「惜別のこ
とば」、「出会い」、「別れ」、「季節」、「愛」、
「感動」、「夢」、「思い出」、「歌」、「情」、「故
郷」、「笑い」、「涙」、「時」、「そして、旅立
ち」、「心から感謝をこめてありがとうございまし
た。」を順次画像中に文字として表す。この場合、この
文字の大きさは、葬儀の参加者がこの文字を容易に読み
取ることができる程度の大きである。そして、この文字
は、たとえば画面のほぼ中央部に表示される。また、こ
の画面の文字の背景は、たとえば川の流れ、森林の風景
等の自然を写したものである。

【００１４】また、たとえば、Ａタイプにおいて、「惜
別のことば」の文字の表示時間は、１０秒間であり、そ
の後、３秒２５の間休止して、「出会い」の文字を１０
秒間表す。以下図示したように、順次休止を挟んで文字
を表す。

【００１５】葬儀の手順の例は、以下のようになる。ま
ず、祭壇２に故人の遺影を飾る。つぎに、葬儀の参加者
が葬儀場１に入場する。つぎに、ビデオプロジェクター
１２により、宗派（宗教の会派）を紹介するビデオ画像
をスクリーン１３に投写（映写）する。なお、この宗派
の紹介は、省略可能である。つぎに、僧侶が葬儀場１に
入場する。

【００１６】つぎに、僧侶が読経する。つぎに、葬儀の
参加者が順に焼香台３にて焼香する。つぎに、故人に関
連する歌のうちから選んだ歌をカラオケプレーヤー２０
により演奏する。この選んだ歌は、１曲でもよいし、２
曲以上でもよい。この演奏と同時に、またはこの演奏時
間とは別の時間に、ビデオプロジェクター１２により図
３の画像をスクリーン１３に投写する。なお、カラオケ
プレーヤー２０の演奏時間とビデオプロジェクター１２
による図３の画像をスクリーン１３に投写する時間を一
致させてもよい。つぎに、出棺する。なお、上記実施の
形態において、ビデオデッキ１０およびビデオプロジェ
クター１２が使用されているが、これに限定されず、映
写装置等のスクリーン１３に画像を投写できるものでも
よい。

【００１７】

【発明の効果】本願の第１の発明に係る葬儀方法によ
り、故人に関連する歌を選び、故人の葬儀中において、
この選んだ歌を演奏するので、葬儀の参加者は、スクリ
ーンの画像を見なくても、演奏された歌を聴くのみで容
易に故人をしのび、故人を懐かしく思い出すことができ
る。さらに、葬儀を感動的に演出することができる。ま
た、歌によりにぎやかになる。

【００１８】さらに、第２の発明に係る葬儀方法によ
り、上記第１の発明の効果とともに、前記故人に関連す
る歌の演奏をカラオケプレーヤーにより行うので、前記
歌のメロディを容易に演奏することができる。このた
め、葬儀の参加者が前記歌のメロディに合わせて歌うこ
ともできる。

【００１９】さらに、第３の発明に係る葬儀方法によ
り、上記第１または第２の発明の効果とともに、スクリ
ーンを葬儀場に設置し、前記選んだ歌の演奏とともに、
葬儀を演出する画像を前記スクリーンに投写するので、
葬儀の参加者は、このスクリーンの画像を見ることによ
り故人を懐かしく思い出し葬儀の雰囲気に浸ることがで
きる。このため、葬儀の演出が一層容易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願発明に係る葬儀方法を実施する各装置の配
置の概略を縮小して示す配置図である。

【図２】図１の各装置等の配線等を示す説明図である。

【図３】スクリーンに投写する画像の例の内容の説明図
である。

【符号の説明】

１葬儀場１０ビデオデッキ１２ビデオプロジェクター１３スクリーン２０カラオケプレーヤー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】故人の葬儀を行う葬儀方法において、前記故人に関連した歌を選び、葬儀中に前記選んだ歌を演奏することを特徴とする葬儀
方法。
【請求項２】前記選んだ歌の演奏をカラオケプレーヤ
ーにより行うことを特徴とする請求項１記載の葬儀方
法。
【請求項３】スクリーンを葬儀場に設置し、前記選んだ歌の演奏とともに、葬儀を演出する画像を前
記スクリーンに投写することを特徴とする請求項１また
は２記載の葬儀方法。