JP2002065422A - ステージボックス - Google Patents

ステージボックス

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JP2002065422A
JP2002065422A JP2000255501A JP2000255501A JP2002065422A JP 2002065422 A JP2002065422 A JP 2002065422A JP 2000255501 A JP2000255501 A JP 2000255501A JP 2000255501 A JP2000255501 A JP 2000255501A JP 2002065422 A JP2002065422 A JP 2002065422A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立て工具が不要で、組立て作業が極めて簡
単であり、且つ軽量で十分な強度を有する樹脂製ステー
ジボックスを提供すること。 【解決手段】 周面の側板4枚、天板1枚及び底板1枚
の各部材を嵌め込みにより組立てられる箱状の樹脂製ボ
ックスであって、側板1は一側に1以上の横溝14で区
画された複数の柱状係合突部13を有し、他側に補強用
横リブ17により区画された柱状係合突部と緊密に係合
可能な柱状係合穴16を有し、嵌め込み後は、前記柱状
係合部13と前記柱状係合穴16で四隅の柱11を形成
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパー、百貨
店、専門店、コンビニエンスストアー等の店内で商品を
陳列するのに用いられるステージボックスに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパー等の店内での商品陳列方
法は、それにより商品の売れ行きが左右されることが多
いため、種々の工夫を凝らした方法が採られ、その模様
替えも頻繁に行われている。特に、その日の特売品など
は店の入口、あるいはエレベーターの乗換付近に大面積
を採り、四方から顧客がアクセスできるよう、大きなス
テージ状の陳列台を設置して行われる。
【0003】このような大きなステージ状の陳列台は、
運搬や保管等を考慮して、ボックス状の台、すなわち、
ステージボックスを幾つも用意し、これを縦横に並べて
基礎部を形成させ、その上に必要であれば、陳列台を置
きセットされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ステージボックスは強度を保つ必要から、木製のものが
多い。このようなステージボックスは重くなると共に、
保管スペースを採る。また、分解可能なものであって
も、組立ての際、組立て工具が必要であったり、組立て
が複雑なものであった。このため、組立て専門の作業者
や技術者に設営を依頼する必要があり、経費が嵩む原因
となっていた。また、店内の従業員で行うにしても面倒
な作業であった。
【0005】従って、本発明の目的は、組立て工具が不
要で、組立て作業が極めて簡単であり、且つ軽量で十分
な強度を有する樹脂製ステージボックスを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は鋭意検討を行った結果、周面の側板4枚、天板
1枚及び底板1枚の各部材を嵌め込みにより組立てられ
る構造であって、更に側板の左右端部には、柱状係合突
部と該柱状係合突部と緊密に係合可能な柱状係合穴をそ
れぞれ設け、嵌め込み後は、前記柱状係合突部と前記柱
状係合穴で四隅の柱を形成するようにすれば、例え、側
板や底板の面部が可撓性を示すような薄板で構成して
も、十分な強度なものが得られることなどを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、請求項1記載の発明は、周面の
側板4枚、天板1枚及び底板1枚の各部材を嵌め込みに
より組立てられる箱状の樹脂製ボックスであって、前記
側板は一側に1以上の横溝で区画された複数の柱状係合
突部を有し、他側に補強用横リブにより区画された前記
柱状係合突部と緊密に係合可能な柱状係合穴を有し、嵌
め込み後は、前記柱状係合部と前記柱状係合穴で四隅の
柱を形成してなるステージボックスを提供するものであ
る。かかる構成を採ることにより、組立て工具が不要
で、組立て作業が極めて簡単である。また、嵌合後、ひ
とつの柱状係合突部は、柱状の周面と上下面が柱状係合
穴と緊密に当接しているため十分な強度を有する。ま
た、側板や底板の面部は可撓性を示すような薄板で構成
できるためボックス全体が軽量である。従って、該ステ
ージボックスを数十個使用するような大がかりな陳列台
の設営も楽に行える。また、分解後は、6個の平板状部
材となるから、運搬や保管が容易である。
【0008】請求項2記載の発明は、前記側板の上端部
及び下端部には、天板及び底板とそれぞれ嵌合し、且つ
補強を兼ねた突状物を形成してなるステージボックスを
提供するものである。かかる構成を採ることにより、前
記発明と同様の効果を奏する他、一層の強度が高まる。
【0009】請求項3記載の発明は、前記天板の上面に
は、格子状の嵌合溝が形成され、該嵌合溝の巾寸法は、
底板の側壁部の厚みの2倍程度であるステージボックス
を提供するものである。かかる構成を採ることにより、
前記発明と同様の効果を奏する他、ステージボックスの
上に更に他のステージボックスを設置できるため、ボリ
ュー感を与える陳列の演出が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態におけ
るステージボックスを図1〜図5を参照して説明する。
図1は本実施の形態におけるステージボックスの斜視
図、図2は図1の分解図、図3は側板同士の係合状態を
説明する図、図4(A)は図1の端部近傍で切断して見
た一部の断面図、図4(B)は(A)中、記号Xの拡大
図、図4(C)は(A)中、記号Yの拡大図、図5はス
テージボックスの使用状態図である。但し、図4中、柱
状係合突部の記載は省略した。
【0011】ステージボックス10は、周面の側板4
枚、天板1枚及び底板1枚の各部材を嵌め込みにより組
立てられるポリプロピレン樹脂製箱体である。本実施の
形態例では側板4枚は全て同一形状である。側板1は周
面が側壁部12a、側板天板12bを有し、底面が開口
する蓋状であって、左右両側の一側には3個の横溝14
で区画された4個の柱状係合突部13を有する。柱状係
合突部13は断面が扇状であり、内側部となる底面は同
様に開口している。左右両側の他側は柱状係合突部13
と緊密に係合可能な形状であって、3個の補強用横リブ
17により区画される4個の柱状係合穴16を有してい
る。補強用横リブ17は柱状係合突部13と柱状係合穴
16の係合の際、横溝14に入り込むようになってい
る。
【0012】側板の上端部及び下端部には、天板2及び
底板3とそれぞれ嵌合し、且つ補強を兼ねた上面突状部
18a及び下面突状部18bを形成している。天板2と
嵌合する上面突状部18aは、内側面が開口し、高さは
天板の側壁部23の高さより低く、外側と両側には、係
合突起を設けて段差19aを付け、天板2の押し込みの
嵌合により天板2の側壁部の係合鉤部22が係止めされ
るようにしている。底板3と嵌合する下面突状部18b
は、内側面が開口し、高さは底板の側壁部33の高さよ
り低く、外側と両側には、係合突起を設けて段差19b
を付け、底板3の押し込みの嵌合により底板3の側壁部
の係合鉤部32が係止めされるようにしている。
【0013】天板2は、周面が側壁部23、天板部22
bを有し、底面が開口する蓋状であって、天板部22b
の周面のヘリにL溝25と、側壁部23の先端部に係合
鉤部22を形成している。また、天板部22bの上面に
は、格子状の嵌合溝21が形成され、嵌合溝21の巾寸
法は、底板の側壁部33の厚みよりやや大きめ、具体的
には2倍程度、特に1.3〜2.5倍として、同形状の
他のステージボックスの安定した載置を確保している。
【0014】底板2は、周面が側壁部33、底板部32
bを有し、上方が開口すると共に、側壁部33は底板部
32bより下方へ僅かに突出して、天板の格子状の嵌合
溝21に積み重ね可能に突状片32cを形成した蓋状で
ある。また、側壁部33の上方先端部の一部に係合鉤部
32を形成している。
【0015】周面の側板4枚、天板1枚及び底板1枚の
各部材を嵌め込みによりステージボックス10を組立て
るには、先ず、側板4枚を互いに係合せしめて周面を形
成する。すなわち、図3に示すように、一方の側板1の
柱状係合突部13と、他方の側板1の柱状係合穴16
を、双方の側板1が互いに直角となるように対向させ
る。次いで、一方の側板1の柱状係合突部13を他方の
側板1の柱状係合穴16に嵌め込む。この時、他方の側
板1の補強横リブ17は一方の側板1の横溝14に入り
込む。これにより、一方の側板1の柱状係合突部13と
他方の側板1の柱状係合穴16は緊密状態で係合し、補
強横リブ17を途中に介しているため、柱状係合突部1
3と柱状係合穴16でボックスの柱11を形成できると
共に、十分な強度が得られる。次いで、この組付けを他
の2個の側板1についても同様に行う。嵌め込み後は、
前記柱状係合部と前記柱状係合穴で四隅の柱を形成する
ことができる。更に、上方端の上面突状部18aは面を
同一とする連続した四角状を形成でき、下方端の下面突
状部18bは面を同一とする連続した四角状を形成でき
る。次いで、底板3を開口を上方にして置き、上記周面
体を底板3に嵌め込む。この時、底板3の側壁部33の
係合鉤部32が上記周面体の係合突起を乗り越えて段差
19bに係合するように行う(図4(C))。一方、天
板2を上記周面体に嵌め込む。この時、天板2の側壁部
23の係合鉤部22が上記周面体の係合突起を乗り越え
て段差19aに係合するように行う(図4(B))。こ
れにより、ステージボックス10が出来上がる。
【0016】ステージボックス10は、図5に示すよう
に、通常、複数個を前後方向、左右方向に適宜選択して
並べて使用される。必要であれば、その上に商品50を
載置する商品載置台30を設置して陳列台20を形成す
る。また、必要に応じて、複数のステージボックス10
の上に、更にステージボックス10を載置してもよい。
この場合、下のステージボックス10の天板に形成され
た格子状の嵌合溝21に上方のステージボックス10の
側壁部33を嵌め込めばよい。
【0017】ステージボックス10は、6枚の部材の嵌
め込みで組立てられるから組立て工具が不要で、組立て
作業が極めて簡単である。側板や底板の面部は可撓性を
示すような薄板で構成したとしても、十分な強度を有す
ると共に、軽量である。また、分解後は、6個の平板状
部材となるから、運搬や保管が容易である。また、ステ
ージボックスを数十個使用するような大がかりな陳列台
の設営も楽に行える。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、組立て工
具が不要で、組立て作業が極めて簡単である。また、嵌
合後、ひとつの柱状係合突部は、柱状の周面と上下面が
柱状係合穴と緊密に当接しているため十分な強度を有す
る。また、側板や底板の面部は可撓性を示すような薄板
で構成できるためボックス全体が軽量である。従って、
該ステージボックスを数十個使用するような大がかりな
陳列台の設営も楽に行える。また、分解後は、6個の平
板状部材となるから、運搬や保管が容易である。
【0019】請求項2記載の発明によれば、前記発明と
同様の効果を奏する他、一層の強度が高まる。請求項3
記載の発明によれば、ステージボックスの上に更に他の
ステージボックスを設置できるため、ボリュー感を与え
る陳列の演出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるステージボックスの斜視
図である。
【図2】図1の分解図である。
【図3】側板同士の係合状態を説明する図である。
【図4】(A)は図1の端部近傍で切断して見た一部の
断面図、(B)は(A)中、記号Xの拡大図、(C)は
(A)中、記号Yの拡大図である。
【図5】本実施の形態におけるステージボックスの使用
状態図である。
【符号の説明】
1 側板 2 天板 3 底板 10 ステージボックス 11 柱 12a 側板側壁部 12b 側板天板 13 柱状係合突部 14 横溝 15 切り欠き部 16 柱状係合穴 17 補強用横リブ 18a 上面突状部 18b 下面突状部 19a、19b 段差 21 嵌合溝 22b 天板の天板部 23 天板側壁部 25 L溝 32 係合鉤部 32b 底板の底板部 33 底板側壁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面の側板4枚、天板1枚及び底板1枚
    の各部材を嵌め込みにより組立てられる箱状の樹脂製ボ
    ックスであって、前記側板は一側に1以上の横溝で区画
    された複数の柱状係合突部を有し、他側に補強用横リブ
    により区画された前記柱状係合突部と緊密に係合可能な
    柱状係合穴を有し、嵌め込み後は、前記柱状係合部と前
    記柱状係合穴で四隅の柱を形成してなることを特徴とす
    るステージボックス。
  2. 【請求項2】 前記側板の上端部及び下端部には、天板
    及び底板とそれぞれ嵌合し、且つ補強を兼ねた突状物を
    形成してなることを特徴とする請求項1記載のステージ
    ボックス。
  3. 【請求項3】 前記天板の上面には、格子状の嵌合溝が
    形成され、該嵌合溝の巾寸法は、底板の側壁部の厚みの
    2倍程度であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    ステージボックス。
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