JP2002065099A - 鶏卵自動処理装置の管理システム及びこのシステムに用いられる鶏卵自動処理装置及び管理用コンピュータ - Google Patents

鶏卵自動処理装置の管理システム及びこのシステムに用いられる鶏卵自動処理装置及び管理用コンピュータ

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JP2002065099A
JP2002065099A JP2000267291A JP2000267291A JP2002065099A JP 2002065099 A JP2002065099 A JP 2002065099A JP 2000267291 A JP2000267291 A JP 2000267291A JP 2000267291 A JP2000267291 A JP 2000267291A JP 2002065099 A JP2002065099 A JP 2002065099A
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automatic egg
egg processing
processing apparatus
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JP2000267291A
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English (en)
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Masao Tomosue
誠夫 友末
Tadashi Tanenaka
忠司 種中
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Kyowa Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラブルが発生した場合に早急に対処するこ
とが可能な鶏卵自動処理装置の管理システムを提供する
こと。 【解決手段】 鶏卵の自動処理を行う鶏卵自動処理装置
Kと、複数の鶏卵自動処理装置Kを管理するための管理
用コンピュータ36と、鶏卵自動処理装置Kと管理用コ
ンピュータとを接続するための通信回線35とを備え、
鶏卵自動処理装置Kの動作に異常が発生した場合に、そ
の異常発生データを管理用コンピュータ36へ送信する
第1送信手段33aと、管理用コンピュータ36に送信
されてきた異常発生データから異常発生原因を特定する
異常解析手段36cと、特定された異常発生原因に基づ
いて、修理方法を教示するための情報を鶏卵自動処理装
置Kへと送信する第2送信手段36aとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の鶏卵自動処
理装置のメンテナンスを行うための管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】鶏卵自動処理装置の1例として鶏卵を等
級ごとに自動選別を行う鶏卵自動処理装置がある。この
装置は、搬送経路に沿って鶏卵を搬送させながら洗卵・
乾燥・検卵・計量を行い、鶏卵の計量結果に基づいて農
林規格等で定められた等級ごとに選別して所定の包装容
器に包装して出荷する。このような、鶏卵の一連の処理
を自動で行うために、各種のアクチュエータや各種のセ
ンサーを多数設けて、複雑な制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置において、
何らかの原因により装置が正常に作動しなくなったり、
動かなくなったりすることがある。装置の構造が複雑化
してくると、装置にトラブルが発生した場合に、装置を
取り扱うオペレータのみで対処するのは困難であるた
め、サービスマンが現地にかけつけて対処を行ってい
た。しかしながら、各地に点在する鶏卵自動処理装置に
何らかのトラブルが発生するたびにサービスマンを派遣
するのは、トラブルを解決するまでの時間がかかるだけ
でなく、人件費等のコストも多大なものになり改善が望
まれていたものである。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、トラブルが発生した場合に早急に対
処することが可能な鶏卵自動処理装置の管理システムを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る鶏卵自動処理装置の管理システムは、鶏卵
の自動処理を行う鶏卵自動処理装置と、複数の前記鶏卵
自動処理装置を管理するための管理用コンピュータと、
前記鶏卵自動処理装置と前記管理用コンピュータとを接
続するための通信手段とを備え、前記鶏卵自動処理装置
の動作に異常が発生した場合の、その異常発生データを
前記管理用コンピュータへ送信する第1送信手段と、前
記管理用コンピュータに送信されてきた前記異常発生デ
ータから異常発生原因を特定する異常解析手段と、前記
特定された異常発生原因に基づいて、修理方法を教示す
るための情報を前記鶏卵自動処理装置側へと送信する第
2送信手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】この構成により作用・効果は次の通りであ
る。本管理システムにおいては、複数の鶏卵自動処理装
置を管理するための管理用コンピュータを備えている。
そして、鶏卵自動処理装置の動作に異常が発生した場合
には、第1送信手段により異常発生データを管理用コン
ピュータに送信する。送信するタイミングについては、
適宜設定することができる。例えば、異常が発生したと
きのみに送信しても良いし、定期的に送信するようにし
ても良い。異常発生データとしては、例えば、各センサ
ーからの信号データ等があげられる。
【0007】管理用コンピュータでは、送信されてきた
異常発生データから異常発生原因を特定する。異常発生
原因が特定できると、修理方法を教示するための情報を
管理用コンピュータの第2送信手段から鶏卵自動処理装
置へと送信する。鶏卵自動処理装置のオペレータは、送
信されてきた情報を認識することにより、自ら修理をす
ることができる。これにより、わざわざサービスマンを
派遣しなくて良いので人件費の削減を図ることができ
る。また、異常発生原因は、管理用コンピュータに備え
られた異常解析手段により解析することができ、原因究
明までの時間を短縮することができる。その結果、トラ
ブルが発生した場合に早急に対処することが可能な鶏卵
自動処理装置の管理システムを提供することができる。
【0008】本発明の好適な実施形態として、前記第2
送信手段により送信される情報には、修理部品の情報も
含まれるものがあげられる。
【0009】管理用コンピュータから鶏卵自動処理装置
に送信されてくる情報に、修理部品の情報が含まれてお
れば、鶏卵自動処理装置のオペレータは直ちに部品の発
注を行うことができるので、トラブル解決までの時間を
短縮化することができる。
【0010】本発明の別の好適な実施形態として、前記
第1送信手段により送信される情報には、前記鶏卵自動
処理装置を監視するカメラにより撮影した画像データが
含まれるものがあげられる。
【0011】画像データにより装置の原因を特定できる
こともあるので、異常発生内容のデータと合わせて画像
データも送信することにより、より短時間で原因を究明
できることが期待される。なお、画像データは静止画像
でもよいし動画像でもよい。
【0012】本発明の課題を解決するための本発明に係
る別の鶏卵自動処理装置の管理システムは、鶏卵の自動
処理を行う鶏卵自動処理装置と、複数の前記鶏卵自動処
理装置を管理するための管理用コンピュータと、前記鶏
卵自動処理装置と前記管理用コンピュータとを接続する
ための通信手段とを備え、前記鶏卵自動処理装置の動作
に異常が発生した場合に、異常発生信号を前記管理用コ
ンピュータへ送信する第1送信手段と、修理方法を教示
するための情報を前記異常発生信号を送信してきた前記
鶏卵自動処理装置側へと送信する第2送信手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0013】この管理システムにおいても、複数の鶏卵
自動処理装置を管理するための管理用コンピュータを備
えている。そして、鶏卵自動処理装置の動作に異常が発
生した場合には、第1送信手段により異常発生信号を管
理用コンピュータに送信する。送信するタイミングにつ
いては、適宜設定することができる。例えば、異常が発
生したときのみに送信しても良いし、定期的に送信する
ようにしても良い。オペレータの操作により送信するよ
うにしても良い。異常発生信号とは、何らかの異常が発
生したことを管理用コンピュータに知らせるための信号
である。もちろん、異常発生の内容を示すデータを併せ
て送信するようにしても良い。
【0014】管理用コンピュータに異常発生信号が送信
されると、管理用コンピュータは、異常発生信号を送信
してきた鶏卵自動処理装置に対して、修理方法を教示す
るための情報を送信する。鶏卵自動処理装置のオペレー
タは、送信されてきた情報を認識することにより、自ら
修理をしたり、修理を行うための適切な手順(例えば、
修理部品の発注)をとることができる。これにより、わ
ざわざサービスマンを派遣しなくて良いので人件費の削
減を図ることができる。また、送信されてきた情報によ
り、異常発生原因を解析することができ、原因究明まで
の時間を短縮することができる。その結果、トラブルが
発生した場合に早急に対処することが可能な鶏卵自動処
理装置の管理システムを提供することができる。
【0015】本発明の好適な実施形態として、前記修理
方法を教示するための情報は、故障個所の特定、修理の
手順、修理用具、修理部品及び仕様、修理部品の値段、
修理部品の販売及び決済手順を含む故障修理リストによ
り構成されるものがあげられる。
【0016】鶏卵自動処理装置のオペレータは、送信さ
れてきた情報(リスト)を、たとえばモニターに表示さ
せて、故障個所の特定、修理の手順等の情報を知ること
により、修理のために必要な修理部品の発注を直ちに行
うことができる。
【0017】本発明の別の好適な実施形態として、前記
鶏卵自動処理装置の制御を行う制御回路と同一の機能を
するスペアの制御回路を備えており、前記制御回路に故
障が生じた場合に、前記スペアの制御回路に切り換え可
能に構成したものがあげられる。
【0018】この構成によると、制御回路に何らかのト
ラブルが発生した場合には、この制御回路と同一の機能
をするスペアの制御回路に切り換えることができる。こ
れにより、トラブル発生に対する対処を短時間で行うこ
とができる。この切り換えを管理用コンピュータからの
遠隔操作により行うようにすることも可能である。
【0019】本発明の更に別の好適な実施形態として,
前記鶏卵自動処理装置の制御を行うソフトウェアやデー
タシステムへの妨害や盗難を防止するためのセキュリテ
ィ手段を備えたものがあげられる。
【0020】これにより、外部からのハッカーにより、
鶏卵自動処理装置の作動を妨害されたり、データシステ
ムの盗難・改ざん等を防止することができ、セキュリテ
ィを高めることができる。
【0021】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記異常発生データ又は前記異常発生信号は、故障の前
兆を示すデータ又は信号であるものがあげられる。実際
に故障が発生する前には、異臭や異音が発生したり、何
らかの前兆があることが多い。したがって、かかる場合
に異常発生データや異常発生信号として、故障の前兆を
示すデータや信号を送信することにより、故障が実際に
発生する前にメンテナンスを行うことができ、装置を安
全に使用することができる。本発明において、通信の方
法として電子メールを利用したものでも良い。電子メー
ルには、必要に応じてファイルが添付される。
【発明の実施の形態】本発明に係る管理システムに用い
られる鶏卵自動処理装置の1例である鶏卵自動選別装置
Kを図面を用いて説明する。図1は、鶏卵自動選別装置
の平面図である。
【0022】この鶏卵自動選別装置Kは、鶏舎等から供
給される鶏卵を洗浄する洗浄部21と、洗浄された鶏卵
を乾燥する乾燥部22と、鶏卵の方向を揃えるための方
向整列部23と、搬送される鶏卵の中から不良卵(ヒビ
卵、汚卵、血卵、腐敗卵等)を検出するための検卵部2
4を備えている。洗卵部21から方向整列部23までは
鶏卵は12列にて搬送される。検卵部24から下流側で
は、第1給卵コンベア25と第2給卵コンベア26とに
より、夫々6列状態で鶏卵が搬送される。第1給卵コン
ベア25の最下流部には第1計量部27が、第2給卵コ
ンベア26の最下流部には第2計量部28が夫々設けら
れ、6個の鶏卵の重量をまとめて測定する。測定された
重量データは選別制御盤29に送られる。
【0023】第1計量部27を通過した鶏卵は第1単列
コンベア10により1列で搬送され、第2計量部28を
通過した鶏卵は第2単列コンベア11により1列で搬送
される。第1、第2単列コンベア10,11に直交して
8つのアキュームステーション12が設けられている。
また、アキュームステーション12と並んで、2つのパ
ックライン14とトレーライン15が設けられている。
パックライン14は、パック供給装置16からパックを
供給する。トレーコンベア15は、トレー供給装置17
からトレーを供給する。パックとトレーは、鶏卵を収容
するための包装容器であり、これら包装容器に鶏卵が包
装されて市場に出荷されることになる。
【0024】また、各アキュームステーション12につ
いては、個々にどのような選別を行うかをあらかじめ設
定することができる。例えば、農林規格(Sサイズ、M
サイズ、Lサイズ・・・等)に基づいた選別を行う場
合、図1の一番右のアキュームステーション12はSサ
イズの鶏卵を選別するステーションとして、右から二番
目のアキュームステーション12は、Mサイズの鶏卵を
選別するステーションとして設定することができる。
【0025】第1単列コンベア10と第2単列コンベア
11にはそれぞれエンコーダ(不図示)が設けられてお
り、各単列コンベア10,11により鶏卵が所定距離搬
送される毎に所定数のパルス信号を発生する。各計量部
27,28により測定された重量データは選別制御盤2
9に送られて、その重量データに基づいて選別先、すな
わち、どのアキュームステーション12に放出すべきか
が決定される。選別先が決定すると、各鶏卵について第
1、第2計量部27,28から放出位置までの距離情報
がエンコーダのパルス数として設定される。設定された
パルス数は、鶏卵が所定距離搬送される毎に1つずつ減
算されていき、設定パルス数が0になった時点で、いず
れかのアキュームステーション12に放出される。
【0026】また、各アキュームステーション12と交
差して、ガイドレール19が設けられており、このガイ
ドレール19に沿って2機の吸着ヘッド18がスライド
移動可能に構成されている。各アキュームステーション
12および吸着ヘッド18の作動を制御するロボット制
御盤13が設けられている。
【0027】各アキュームステーション12には、横1
列最大6個までの鶏卵を収納できるチャージャ20(収
容容器に相当する。)が多数個循環駆動される。アキュ
ームステーション12における取り出し位置に、鶏卵が
収納された所定個数のチャージャ20が蓄積されると、
吸着ヘッド18により、チャージャ20から最終的な包
装容器であるトレー又はパックに鶏卵を移し替える。
【0028】<管理システムの構成>次に、本発明に係
る管理システムの構成を図2により説明する。図2にお
いて、鶏卵自動選別装置Kは、装置本体30と制御装置
31により示されている。装置本体30の外観を撮影す
るために複数台のモニター用カメラ32が設けられてお
り制御装置31により制御されている。制御装置31
は、パソコン33に接続されこのパソコン33はモデム
34と通信回線35 (通信手段に相当する。) を介して
管理用コンピュータ36に接続される。通信回線35
は、有線の電話回線や無線の電話回線等の適宜の回線を
利用することができる。モデム34は、パソコン33に
内蔵されていても良い。また、人工衛星37を介して無
線で接続されるような構成にしても良い。
【0029】図2では、1台の鶏卵自動選別装置Kしか
図示されていないが、実際には多数の鶏卵自動選別装置
Kが通信回線35を介して管理用コンピュータ36に接
続されている。管理用コンピュータ36は、各地に設置
されている鶏卵自動選別装置Kの動作のチェックを行う
ものであり、鶏卵自動選別装置Kから定期的に送信され
てくるデータに基づいて異常発生したかどうかを判断し
て異常原因を解析したり、異常が発生した鶏卵自動選別
装置Kから送信されてくるデータに基づいて異常原因を
解析したりする機能を有している。
【0030】図3は、管理システムの詳細な構成を示す
図である。装置本体30には、各部を作動するためのア
クチュエータAと、各アクチュエータAの動作・位置を
検出するセンサーSが多数設けられている。センサーS
からの信号をモニターすることにより各アクチュエータ
Aの作動が正常に行われているか否かをトラブル検出部
38により検出する。トラブル検出部38により異常発
生したものと検出されると、各センサーSから得られる
データをパソコン33に転送し、パソコン33の送受信
部33a (第1送信手段に相当する。) によりデータを
管理用コンピュータ36に送信するようにしている。
【0031】管理用コンピュータ36は、CPU等で構
成される制御部36bと、データの送受信を行う送受信
部36aと、鶏卵自動選別装置Kから送信されてくる異
常発生データを解析して異常発生原因を特定する異常解
析手段36cとを備えている。データベースDSには、
異常発生ケースに対応した修理方法、修理部品、修理金
額等のデータが記憶されている。異常解析手段36c
は、ROMに格納されている異常解析プログラムにより
構成される。送受信部36aは、鶏卵自動選別装置Kか
ら送信されるデータを受信するとともに、異常解析手段
36による解析結果に基づいて修理方法等のデータを鶏
卵自動選別装置Kに送信する機能も有している。よっ
て、送受信部36aは第2送信手段に相当する。
【0032】<作動フローチャート>次に本管理システ
ムの作動を図4のフローチャートにより説明する。ま
ず、鶏卵自動選別装置Kのトラブル検出部38にて異常
が発生したものと検出されると(ステップ#1)、異常
発生内容のデータをパソコン33の第1送信手段33a
を介して管理用コンピュータ36にデータが送信される
(#2)。ここで送信されるデータは、各センサーSの
信号データを中心に構成されるデータである。また、異
常が発生した時点での装置本体30の画像データ (静止
画像又は動画像)も合わせて送信するのが好ましい。
【0033】異常発生データは、通信回線35を経由し
て管理用コンピュータ36の送受信部36aで受信され
る(#3)。受信されたデータは、異常解析手段36c
により解析される。各センサーSの信号データの値や組
み合わせ等からどのような異常が発生したのかを異常解
析プログラムにより解析する。この解析により、異常発
生原因が特定される(#4)。
【0034】異常発生原因が特定されると、データベー
スDBを検索し、対応した修理方法を教示するための情
報、修理部品と修理金額の情報を鶏卵自動選別装置Kに
送信する(#5)。送信されたデータは、パソコン33
のモニター33bに表示される。モニター33bには、
上記の修理方法等の情報が表示されるから、オペレータ
はこの表示された情報に基づいて鶏卵自動選別装置の修
理やメンテナンスを行うことができる。また、必要に応
じて修理部品の発注を行うこともできる(#6)。修理
部品の発注も通信回線を利用したオンラインで行うこと
ができる。
【0035】<別実施形態1>次に、本発明に係る別の
実施形態を図5のフローチャートにより説明する。シス
テムの構成としては図3に示すものを応用することがで
きる。
【0036】まず、鶏卵自動選別装置Kのトラブル検出
部38にて異常が発生したものと検出されると (ステッ
プ#11)、異常発生信号をパソコン33の第1送信手
段33aを介して管理用コンピュータ36に送信する
(#12)。ここで、異常発生信号とは、異常が発生し
たことを知らせるための信号である。管理用コンピュー
タ36で異常発生信号を受信すると(#13)、修理方
法を教示するための情報を、異常発生信号を送信してき
た鶏卵自動処理装置Kに対して送信する(#14)。こ
の情報は、故障個所の特定、修理の手順、修理用具、修
理部品及び仕様、修理部品の値段、修理部品の販売及び
決済手順を含む故障修理リスト等に関する情報をリスト
にしたものである。なお、リストの構成については、上
記項目についてすべての項目を含んでいる必要はなく、
上記のうちの任意の組み合わせによりリストを構成して
もよい。
【0037】故障個所の特定については,装置のどの部
分に故障が生じたのかを特定するための情報である。修
理の手順は、故障個所についてメンテナンスを行うため
の手順である。修理用具は、修理を行うために必要な用
具(治具)である。修理部品及び仕様は、修理部品の名
称、型番等である。修理部品の販売及び決済手順は、修
理部品の調達方法(郵送、宅配便等)や代金の支払い方
法についての手順である。
【0038】鶏卵自動処理装置Kは、送信されてきたリ
スト情報を受信し(#15)、このリストをモニター3
3bの画面に表示させる(#16)。オペレータは、こ
の画面を見ながら、該当する故障状況、故障個所を検索
する。そして、該当する故障状況を発見できたら、それ
に対応する修理部品に関する情報を直ちに知ることがで
き、修理部品の発注を行う(#17)。修理部品の発注
についての情報を、電子メール等によりオンラインで管
理用コンピュータに対して行うことができる。また、修
理部品の代金支払いの決済も電子メール等によりオンラ
インで行うことができる。
【0039】<別実施形態2>図6は、更に別の実施形
態を説明する図である。まず、制御回路40,41を実
際に使用するものと予備用(スペア)の2つを設けてお
き、制御回路40に故障が生じてトラブルが発生した場
合に、リレー42により、スペアの制御回路41に切り
換えるのである。鶏卵自動処理装置Kから送信されたデ
ータにより制御回路40が故障していると判断された場
合に、管理用コンピュータから制御装置31に対して指
令を与える。この指令信号に基づいて、CPU31a
は、I/Oポート31bを介してリレー駆動用のドライ
バ43に信号を与えてリレー42を駆動させて、アクチ
ュエータAを駆動するための制御回路40をスペアの制
御回路41に切り換えるようにする。
【0040】これにより、直ちにトラブルに対処できる
とともに、部品発注の手間も省くことができる。その結
果、メンテナンスに要するコストも低減することができ
る。もちろん、スペアを設けておくのは制御回路に限定
されず、センサーやアクチュエータにスペアを設けて寿
命により故障した場合にスペアに切り換えるようにして
もよい。
【0041】<故障診断の手順について>故障診断の手
順に関して、図7,8,9で詳細に説明する。装置が実
際に故障してしまう前に、何らかの前兆が見られる場合
がある。そのような前兆として、アラームやランプで報
知したり、異音の発生、異臭の発生、熱上昇(温度の上
昇)などがある。これらの前兆はセンサー(温度センサ
ー、においセンサー等)により検知され、センサーによ
り異常が検出されたことや検出された信号のレベル等の
情報(異常発生データ、異常発生信号)が管理用コンピ
ュータに送信される。管理用コンピュータは、鶏卵自動
処理装置に対して、故障診断を行うためのリストを送信
する。オペレータは、モニター画面上でそのリストを見
ながら故障を特定する。次に、症状の特徴や特性を構成
する要素を画面(G1) で検索することにより、故障の
特定を行う。そして、鶏卵自動処理におけるプロセスに
おいて、どの動作系(メカニカル系、電気系等)におけ
る異常であるかを画面上(G2,G3)で検索すること
により故障個所の発見を行う。故障個所が発見される
と、修理手順に関する画面(G4)にて修理手順、修理
部品の確認等を行う。修理により故障が解消した後に、
画面上で決定した決済方法により修理部品等の支払いを
行う。図8は、故障の原因を画面上で検索する場合のツ
リー構成を示すものである。故障の原因としては、人的
要因、定期的交換、管理不具合、使用条件不十分の項目
があり、これらを更に細分化した項目が図8に示されて
いる。図9は、故障の前兆について検索する場合のツリ
ー構成を示すもの(図7のG3を詳細に示したもの)で
ある。同様に、図9の右側に行くほど項目が細分化され
ている。 <その他の実施形態> (1)上記実施形態では、異常が発生したときに異常発
生データ(異常発生信号)を送信するようにしている
が、定期的にデータ(信号)を管理用コンピュータに送
信してデータ内容のチェックをしてもらうような構成に
しても良い。また、データ(信号)の送信は自動的に行
われるようにしても良いし、オペレータの操作に基づい
て送信されるようにしても良い。 (2)鶏卵自動選別装置側からデータを送信するような
構成ではなく、管理用コンピュータ側から各地の鶏卵自
動選別装置のデータを取得しに行くような構成にしても
良い。
【0042】(3)管理対象となる鶏卵自動処理装置に
ついては、本実施形態で説明したような鶏卵自動選別装
置のみが対象となるのではなく、種々の形態の装置を管
理対象とすることができる。 (4)異常発生データとしては、センサーからの信号デ
ータだけが対象となるのではなく、その他にメモリ内の
記憶データ等も対象とすることができる。
【0043】(5)本システムにおいて、外部からの侵
入者(ハッカー)による鶏卵自動処理装置のソフトウェ
ア(検卵や選別包装等の機能を有する)の作動を妨害さ
れたり、記憶装置(ハードディスクやメモリ等)に格納
されたデータシステムの盗難・改ざんを防止するため
に、セキュリティ手段を設けることが好ましい。例え
ば、ファイアーウォールを設けて、ハッカーの侵入を防
止する。具体的には、データの暗号化や、ID、パスワ
ードを利用することにより、防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鶏卵自動選別装置の構成を示す平面図
【図2】本発明に係る管理システムの構成を示す図
【図3】管理システムの詳細な構成を示す図
【図4】管理システムの作動を説明するフローチャート
(その1)
【図5】管理システムの作動を説明するフローチャート
(その2)
【図6】スペアの制御回路を備えた構成を示すブロック
【図7】故障診断の手順を示す図
【図8】故障の原因を画面上で検索する場合のツリー構
成を示す図
【図9】故障の前兆を画面上で検索する場合のツリー構
成を示す図
【符号の説明】
30 装置本体 31 制御装置 32 カメラ 33 パソコン 33a 送受信部(第1送信手段) 35 通信回線 (通信手段) 36 管理用コンピュータ 36a 送受信部 (第2送信手段) 36b 制御部 36c 異常解析手段 K 鶏卵自動選別装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA01 AB02 CA04 DA06 EA12 EA14 EA21 5B049 AA05 BB02 CC03 CC21 DD00 EE07 EE51 EE56 FF03 FF04 GG04 GG07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鶏卵の自動処理を行う鶏卵自動処理装置
    と、 複数の前記鶏卵自動処理装置を管理するための管理用コ
    ンピュータと、 前記鶏卵自動処理装置と前記管理用コンピュータとを接
    続するための通信手段とを備え、 前記鶏卵自動処理装置の動作に異常が発生した場合の、
    その異常発生データを前記管理用コンピュータへ送信す
    る第1送信手段と、 前記管理用コンピュータに送信されてきた前記異常発生
    データから異常発生原因を特定する異常解析手段と、 前記特定された異常発生原因に基づいて、修理方法を教
    示するための情報を前記鶏卵自動処理装置側へと送信す
    る第2送信手段とを備えたことを特徴とする鶏卵自動処
    理装置の管理システム。
  2. 【請求項2】 前記第2送信手段により送信される情報
    には、修理部品の情報も含まれることを特徴とする請求
    項1に記載の鶏卵自動処理装置の管理システム。
  3. 【請求項3】 前記第1送信手段により送信される情報
    には、前記鶏卵自動処理装置を監視するカメラにより撮
    影した画像データが含まれることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の鶏卵自動処理装置の管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の管
    理システムに用いられる鶏卵自動処理装置であって、 前記鶏卵自動処理装置の動作に異常が発生した場合に、
    その異常発生データを前記管理用コンピュータへ送信す
    る第1送信手段を備えたことを特徴とする鶏卵自動処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の管
    理システムに用いられる管理用コンピュータであって、 鶏卵の自動処理を行う鶏卵自動処理装置の動作に異常が
    発生した場合に、前記鶏卵自動処理装置の第1送信手段
    から通信手段を介して送信されてくる異常発生データか
    ら異常発生原因を特定する異常解析手段と、 前記特定された異常発生原因に基づいて、修理方法を教
    示するための情報を前記鶏卵自動処理装置側へと送信す
    る第2送信手段とを備えたことを特徴とする管理用コン
    ピュータ。
  6. 【請求項6】 鶏卵の自動処理を行う鶏卵自動処理装置
    と、 複数の前記鶏卵自動処理装置を管理するための管理用コ
    ンピュータと、 前記鶏卵自動処理装置と前記管理用コンピュータとを接
    続するための通信手段とを備え、 前記鶏卵自動処理装置の動作に異常が発生した場合に、
    異常発生信号を前記管理用コンピュータへ送信する第1
    送信手段と、 修理方法を教示するための情報を前記異常発生信号を送
    信してきた前記鶏卵自動処理装置側へと送信する第2送
    信手段とを備えたことを特徴とする鶏卵自動処理装置の
    管理システム。
  7. 【請求項7】 前記修理方法を教示するための情報は、
    故障個所の特定、修理の手順、修理用具、修理部品及び
    仕様、修理部品の値段、修理部品の販売及び決済手順を
    含む故障修理リストにより構成されるものであることを
    特徴とする請求項6に記載の鶏卵自動処理装置の管理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記鶏卵自動処理装置の制御を行う制御
    回路と同一の機能をするスペアの制御回路を備えてお
    り、前記制御回路に故障が生じた場合に、前記スペアの
    制御回路に切り換え可能に構成したことを特徴とする請
    求項1,2,3,6,7のいずれか1項に記載の鶏卵自
    動処理装置の管理システム。
  9. 【請求項9】 前記鶏卵自動処理装置の制御を行うソフ
    トウェアやデータシステムへの妨害や盗難を防止するた
    めのセキュリティ手段を備えたことを特徴とする請求項
    1,2,3,6,7,8のいずれか1項に記載の鶏卵自
    動処理装置の管理システム。
  10. 【請求項10】 前記異常発生データ又は前記異常発生
    信号は、故障の前兆を示すデータ又は信号であることを
    特徴とする請求項1,2,3,6,7,8のいずれか1
    項に記載の鶏卵自動処理装置の管理システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476024B1 (ko) * 2002-09-09 2005-04-07 윤택진 계란선별기의 인터넷기반 원격감시 제어시스템의 처리방법
US8221534B2 (en) 2006-11-01 2012-07-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet ink set, producing method of ink-jet ink set, image forming method, and ink-jet recording apparatus
JP2017049762A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社東芝 システム及び方法
JP2020060518A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 Ckd株式会社 検査装置遠隔対応システム
JP2020170235A (ja) * 2019-04-01 2020-10-15 Assest株式会社 飼育環境判別プログラム

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