JP2002064831A - 単板式カラーカメラの色分離回路 - Google Patents

単板式カラーカメラの色分離回路

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JP2002064831A
JP2002064831A JP2000246488A JP2000246488A JP2002064831A JP 2002064831 A JP2002064831 A JP 2002064831A JP 2000246488 A JP2000246488 A JP 2000246488A JP 2000246488 A JP2000246488 A JP 2000246488A JP 2002064831 A JP2002064831 A JP 2002064831A
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Haruhiko Murata
治彦 村田
Yukio Mori
幸夫 森
Akihiro Maenaka
章弘 前中
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • H04N23/843Demosaicing, e.g. interpolating colour pixel values
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、より精度の高い相関値を算出す
ることができ、偽色信号の発生を防止できるとともに色
再現性の向上が図れる単板式カラーカメラの色分離回路
を提供することを目的とする。 【解決手段】 単板式カラーカメラの色分離回路におい
て、相関値検出手段の前段に色フィルタ毎の利得を調整
する利得調整手段が設けられており、相関値検出手段
は、利得調整手段を介して入力される上記処理対象画素
を中心とするM×N画素の大きさのブロック内の全ての
画素信号に基づいて、上記処理対象画素を中心とする複
数種類の方向のうち相関の強い方向を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体撮像デバイ
スを利用した単板式カラービデオカメラの色分離回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】CCD等の固体撮像デバイスを利用した
単板式カラーカメラでは、固体撮像デバイスの各画素に
対応して特定の色(例えばR、G、Bの3色のうちのど
れか一つ)の色フィルタが設けられている。そして、特
定の色に対応した固体撮像デバイスの各画素からの信号
を処理して、色分離を行い、R、G、Bの信号映像信号
を作成している。
【0003】従来、カラーカメラにおける色分離とは、
CCD信号から輝度信号と色信号とを分離、生成する処
理を表したが、現在ではCCD信号から全画素位置のR
GB信号を生成する処理を表すことが多くなった。この
ことから、CCD信号からの色分離を、色信号補間や画
素補間と呼ばれることも多くなっている。
【0004】図13は、従来の色分離処理を示してい
る。
【0005】例えば、図13の(b)に示すように、
G、R、G、R…と水平方向にGとRのフィルタが交互
に配置されている場合を考える。このような場合には、
例えば、Rのフィルタが配されている画素からは、Gの
信号は得られないため、この画素に対応するG信号を隣
接する画素からの信号で補間することにより求める。つ
まり、図13の(b)の1番目のG画素からの信号と3
番目のG画素からの信号の平均を計算することにより、
2番目のR画素に対応するG信号を得ることができる。
この方法はよく知られているように、水平方向の相関性
を利用したものである。
【0006】しかしながら、このような単純な補間方法
では、画面において、白と黒の部分が隣接するような境
界部(エッジ部)に、偽色信号が発生することが知られ
ている。まず、この偽色信号の発生について、簡単に説
明する。
【0007】図13の(b)に示すフィルタ配列の固体
撮像デバイスに対して、図13の(a)に示す様な白か
ら黒に急激に変化する画像の光が与えられているとす
る。このとき、各画素からの信号出力値が、図13の
(c)に示すような値であると仮定する。すなわち、白
の部分に対応する各画素からの信号出力値はすべて1.
0であり、黒の部分に対応する各画素からの信号出力値
はすべて0である。
【0008】Rのフィルタが配されている画素に対する
G信号およびGのフィルタが配されている画素に対する
R信号を、上述した補間方法で補間すると、補間処理後
のG信号及びR信号は、図13の(d)、(e)に示す
ようになる。すなわち、白と黒との境界部分において、
偽色信号が発生していることがわかる。Rのフィルタが
配されている画素に対する最適なG信号およびGのフィ
ルタが配されている画素に対する最適なR信号は、図1
3の(f)、(g)に示すようにならなければならな
い。
【0009】このような、偽色信号の発生を回避するた
めの対策としては、光学的なローパスフィルタや電気的
なローパスフィルタを利用して偽色信号を目だちにくく
する方法や、上記の様な境界部分(エッジ部)での色信
号を抑圧する方法が考えられてきた(例えば、後者につ
いては、本出願人の平成4年特許願第8361号があ
る)。
【0010】しかしながら、光学的なローパスフィルタ
を単純に利用する方法では、偽色信号のレベルを下げる
ことはできるが、そのレベル低下とともに固体撮像素子
から得られる信号自体の周波数特性も低下させてしま
い、得られる信号の解像度自体が低下してしまう。電気
的なローパスフィルタを利用する方法では、偽色信号の
レベルを下げることはできるが、かえって偽色信号が発
生する領域が拡大されてしまうので、完全な解決とはな
らない。また、境界部分で色信号の抑圧を行なう方法で
は、本来あるべき色信号までも抑圧されてしまい、境界
部分での色がなくなるおそれがある。
【0011】そこで、本発明者らは、任意の処理対象画
素における複数の色信号成分を生成するための補間手段
として、水平方向の相関が強い場合に適した第1補間処
理手段と、垂直方向の相関が強い場合に適した第2補間
処理手段とを設けるとともに、処理対象画素における水
平方向の相関値を算出する第1相関値算出手段と、処理
対象画素における垂直方向の相関値を算出する第2相関
値算出手段を設け、各相関値算出手段の算出結果に応じ
て、第1補間処理手段によって求められた補間値と第2
補間処理手段によって求められた補間値とを加重加算す
ることによって処理対象画素に対する複数の色成分を求
めるといった色分離方法を既に開発している(特許公報
第2931520号参照)。
【0012】この公報に記載されている第1の実施例で
は、各相関値算出手段は、Gのフィルタが配されている
画素からの信号出力値のみを用いて、相関値を算出して
いる。しかしながら、Gのフィルタが配されている画素
数は、全体の1/2しかないため、Gのフィルタが配さ
れている画素からの信号出力値のみを用いて相関値を算
出しようとすると正確な相関値が算出できない場合があ
る。
【0013】そこで、すべての画素からの信号出力値を
用いて相関値を算出することが考えられる。このように
すると、モノクロ画像または色レベルの低い画像の場合
には、R、G、Bのフィルタが配されている各画素から
の信号出力値を輝度と見做せるため、正確な相関値を算
出することができる。しかしながら、色レベルが高いと
きには、R、G、Bのフィルタが配されている各画素か
らの信号出力値を輝度と見做せないため、正確な相関値
を算出することができなくなる。
【0014】そこで、上記公報に記載されている第3の
実施例では、色レベルが低い場合にはすべての画素から
の信号出力値を用いて算出された相関値が採用され、色
レベルが高い場合にはGのフィルタが配されている画素
からの信号出力値のみを用いて算出された相関値が採用
されるように、色レベルに応じて両相関値を加重加算す
ることによって相関値を求めるようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、より精度
の高い相関値を算出することができ、偽色信号の発生を
防止できるとともに色再現性の向上が図れる単板式カラ
ーカメラの色分離回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の単
板式カラーカメラの色分離回路は、各画素に対応して、
分光感度特性の異なる複数種類の色フィルタが配置され
た固体撮像デバイスからの信号に対して色分離処理を行
なう単板式カラーカメラの色分離回路であって、任意の
処理対象画素における複数の色信号成分であってかつ上
記処理対象画素を中心とする複数種類の方向毎に各方向
の相関が強い場合に適した色信号成分を、当該処理対象
画素およびその周囲の画素の色信号成分からそれぞれ生
成する複数種類の補間処理手段、上記処理対象画素およ
びその周囲の画素の色信号成分に基づいて、上記処理対
象画素を中心とする複数種類の方向のうち相関の強い方
向を検出する相関値検出手段、ならびに相関値検出手段
によって検出された相関の強い方向と、各補間処理手段
によって生成された各色信号成分とに基づいて、上記処
理対象画素における複数の色信号成分を求める手段を備
えている単板式カラーカメラの色分離回路において、相
関値検出手段の前段に色フィルタ毎の利得を調整する利
得調整手段が設けられており、相関値検出手段は、利得
調整手段を介して入力される上記処理対象画素を中心と
するM×N画素の大きさのブロック内の全ての画素信号
に基づいて、上記処理対象画素を中心とする複数種類の
方向のうち相関の強い方向を検出することを特徴とす
る。
【0017】利得調整手段としては、たとえば、画面全
体から得た色情報に基づいて利得調整を行なうものが用
いられる。この場合には、各補間手段としては、利得調
整手段によって利得調整処理が行なわれた後の、上記処
理対象画素およびその周囲の画素の色信号成分に基づい
て、上記処理対象画素における複数の色信号成分を算出
するものを用いてもよい。
【0018】利得調整手段として、画面を複数のエリア
に分割し、各エリア毎の色信号の積算結果に基づいて色
フィルタ毎の利得を調整するものを用いてもよい。
【0019】この発明による第2の単板式カラーカメラ
の色分離回路は、各画素に対応して、分光感度特性の異
なる複数種類の色フィルタが配置された固体撮像デバイ
スからの信号に対して色分離処理を行なう単板式カラー
カメラの色分離回路であって、任意の処理対象画素にお
ける複数の色信号成分であってかつ上記処理対象画素に
おける水平方向の相関が強い場合に適した色信号成分
を、上記処理対象画素およびその周囲の画素の色信号成
分から生成する第1の補間処理手段、上記処理対象画素
における複数の色信号成分であってかつ当該処理対象画
素における垂直方向の相関が強い場合に適した色信号成
分を、当該処理対象画素およびその周囲の画素の色信号
成分から生成する第2の補間処理手段、上記処理対象画
素およびその周囲の画素の色信号成分に基づいて、上記
処理対象画素における水平方向及び垂直方向の相関値を
算出する相関値算出手段、ならびに相関値算出手段によ
って算出された水平方向及び垂直方向の相関値に応じ
て、第1の補間処理手段によって生成された各色信号成
分と、第2の補間処理手段によって生成された各色信号
成分とを加重加算することによって、上記処理対象画素
における複数の色信号成分を求める加重加算手段を備え
ている単板式カラーカメラの色分離回路において、相関
値算出手段の前段に色フィルタ毎の利得を調整する利得
調整手段が設けられており、相関値算出手段は、利得調
整手段を介して入力される上記処理対象画素を中心とす
るM×N画素の大きさのブロック内の全ての画素信号に
基づいて、上記処理対象画素における水平方向及び垂直
方向の相関値を算出することを特徴とする。
【0020】利得調整手段としては、たとえば、画面全
体から得た色情報に基づいて利得調整を行なうものが用
いられる。この場合には、第1の補間手段および第2の
補間手段としては、利得調整手段によって利得調整処理
が行なわれた後の、上記処理対象画素およびその周囲の
画素の色信号成分に基づいて、上記処理対象画素におけ
る複数の色信号成分を算出するものを用いてもよい。
【0021】利得調整手段として、画面を複数のエリア
に分割し、各エリア毎の色信号の積算結果に基づいて色
フィルタ毎の利得を調整するものを用いてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12に基づいて、
この発明の実施の形態について説明する。
【0023】〔1〕本発明の考え方についての説明 本発明においても、従来技術の説明で挙げた特許公報
(第2931520号)に記載された発明と同様に、基
本的には、画像の相関性を利用して、CCD上の処理対
象画素の信号と処理対象画素の周辺の画素の信号との相
関方向を検出し、検出した相関方向に適した補間処理方
法で色信号(RGB信号)を生成する。
【0024】ただし、本発明では、色レベルにかかわら
ず、全ての画素からの信号出力値に基づいて相関値を算
出する点が従来例と異なっている。上述したように、全
ての画素からの信号出力値に基づいて相関値を算出する
場合には、色レベルが高いときには正確な相関値を算出
することができなくなるので、色フィルタ毎に利得調整
を施した後の信号を用いて、相関値を算出するようにし
たことが特徴である。
【0025】すなわち、相関値を算出する回路(相関値
算出手段)の前段に色フィルタ毎の利得調整回路を設け
ることが特徴である。利得調整回路としては、画面全体
で一様な利得調整を行なうもの(1画面単位で最適な利
得を算出して利得調整を行なうもの)と、画面を複数の
エリアに分割して各エリア毎に最適な利得を算出して利
得調整を行なうものとを用いることができる。
【0026】画面を複数のエリアに分割して各エリア毎
に最適な利得を算出して利得調整を行なう方が、1画面
単位で最適な利得を算出して利得調整を行なう場合に比
べて、部分的に色つきがある映像に対して、相関値算出
精度が向上するといった利点がある。
【0027】一般にカラーカメラにおいては、CCD信
号に対しては、色分離処理の後で画面全体の色情報に基
づいてホワイトバランス処理が行なわれる。そこで、相
関値の算出精度を高めるための利得調整回路として、1
画面単位で利得調整を行なうものを用いる場合には、色
分離のための補間手段の前段に利得調整回路を設け、利
得調整回路の出力を、補間手段と相関値算出手段とに送
るようにすれば、色分離処理の後においてホワイトバラ
ンス処理を省略することができる。
【0028】これに対して、相関値の算出精度を高める
ための利得調整回路として、画面を複数のエリアに分割
して各エリア毎に最適な利得を算出して利得調整を行な
うものを用いる場合には、補間手段には当該利得調整が
行なわれる前の信号を入力させる必要があるため、色分
離処理の後でホワイトバランス処理を行なう必要があ
る。
【0029】以下、次の4つの種類の実施の形態につい
て説明する。
【0030】(1)第1の実施の形態;相関値の算出精
度を高めるための色フィルタ毎の利得調整回路として、
1画面単位で色フィルタ毎の利得調整を行なうものを用
い、かつCCDとして2ライン同時読み出しCCDを用
いた場合
【0031】(2)第2の実施の形態;相関値の算出精
度を高めるための色フィルタ毎の利得調整回路として、
1画面単位で色フィルタ毎の利得調整を行なうものを用
い、かつCCDとして全画素独立読み出しCCD(プロ
グレッシブスキャンCCD)を用いた場合
【0032】(3)第3の実施の形態;相関値の算出精
度を高めるための色フィルタ毎の利得調整回路として、
画面を複数のエリアに分割して各エリア単位で色フィル
タ毎の利得調整を行なうものを用い、かつCCDとして
2ライン同時読み出しCCDを用いた場合
【0033】(4)第4の実施の形態;相関値の算出精
度を高めるための色フィルタ毎の利得調整回路として、
画面を複数のエリアに分割して各エリア単位で色フィル
タ毎の利得調整を行なうものを用い、かつCCDとして
全画素独立読み出しCCDを用いた場合
【0034】〔2〕第1の実施の形態の説明 相関値の算出精度を高めるための色フィルタ毎の利得調
整回路として、1画面単位で色フィルタ毎の利得調整を
行なうものを用い、かつCCDとして2ライン同時読み
出しCCDを用いた場合の実施の形態について説明す
る。
【0035】図1は、CCDおよび色分離回路の構成を
示している。CCD1には、撮像部2と水平転送部7、
8が設けられている。
【0036】図2は、CCD1の構成とその駆動回路と
を示している。撮像部2は、光電変換を行なうフォトダ
イオード4、4、4…と、垂直転送CCD5、5、5…
によって構成されている。各フォトダイオード4、4、
4は、R、G、Bで示される配列の色フィルタを備えて
いる。垂直転送CCD5はCCD外部の垂直駆動回路6
によって駆動される。
【0037】水平転送部は、第1水平転送CCD7及び
第2水平転送CCD8によるデュアルチャンネル構造に
なっており、2ラインの信号が同時に得られるようにな
っている。水平転送部7、8は、CCD外部の水平駆動
回路9によって駆動される。
【0038】水平転送部7、8からの信号は、それぞ
れ、CDS10、11(相関2重サンプリング回路)お
よびAGC12、13(自動利得制御回路)で処理され
た後、A/D変換回路14、15でデジタル信号に変換
される。
【0039】一方のA/D変換回路14から出力された
信号D0は、選択回路18内の第1の選択回路19に送
られるとともに、第1の1H遅延回路16に送られる。
他方のA/D変換回路15から出力された信号D1は、
選択回路18内の第1および第2の選択回路19、20
に送られるとともに、第2の1H遅延回路17に送られ
る。
【0040】各1H遅延回路16、17は、入力信号の
1H(1水平期間)分を記憶することができるメモリで
あり、各1H遅延回路16、17からは、入力信号が1
H遅延された信号が出力される。なお、この1H遅延回
路への信号書き込みと読み出しは、CCD1の水平転送
と同期して行われる。このため、CCD1の動作を制御
するタイミング発生回路71と同期信号発生回路70と
は同期して動作する。
【0041】タイミング発生回路71からは、CCDを
駆動するためのタイミングパルス、奇数画素/偶数画素
識別信号およびクロック信号が出力されている。また、
同期信号発生回路70からは、HD(水平同期信号)、
VD(垂直同期信号)およびフィールド識別信号が出力
されている。同期信号発生回路70からの出力信号によ
って、他の回路部分の動作が制御される。なお、第2の
実施の形態および第4の実施の形態においては、奇数ラ
イン/偶数ライン識別信号が、タイミング発生回路71
から出力され、同期信号発生回路70から出力されるフ
ィールド識別信号に代わって、選択回路108が制御さ
れる(図8、図12参照)。
【0042】第1の1H遅延回路16の出力D2は、選
択回路18内の第2および第3の選択回路20、21に
送られる。第2の1H遅延回路17の出力D3は、選択
回路18内の第3の選択回路21に送られる。
【0043】選択回路18は、4ライン分のデジタル信
号から、奇数フィールドか偶数フィールドかに応じて3
ライン分のデジタル信号を選択して出力する。選択回路
18内の選択回路19、20、21の制御は、同期信号
発生回路70から出力されるフィールドの種類を表すフ
ィールド識別信号に基づいて行われる。
【0044】つまり、奇数フィールドではD1、D2、
D3の信号が選択され、偶数フィールドでは、D0、D
1、D2の信号が選択される。さらに具体的に説明する
とフィールド識別信号が奇数フィールドを示していると
き(たとえば、Lレベルの信号)、第1の選択回路19
はD1を、第2の選択回路20はD2を、第3の選択回
路21はD3を選択する。逆にフィールド識別信号が偶
数フィールドを示しているとき(たとえばHレベル)、
第1の選択回路19はD0を、第2の選択回路20はD
1を、第3の選択回路21はD2を選択する。このよう
にして、選択回路18から、偶数及び奇数フィールドに
対応した3ライン分の信号L0、L1、L2が出力され
る。
【0045】図3は、選択回路18の動作を示してい
る。
【0046】図3の信号(a)は、奇数フィールドにお
ける水平同期信号(HD)を示している。信号(f)
は、フィールド識別信号であり、ここでは、奇数フィー
ルドであるため、Lレベルとなっている。
【0047】図3の信号(b)〜(e)は奇数フィール
ドでの選択回路18への入力信号D3、D2、D1、D
0を示している。入力画像のフィールドが奇数フィール
ドである場合には、信号D3、D2、D1が、信号L
2、L1、L0として選択回路18から出力されてい
る。
【0048】奇数フィールドにおいては、第4ライン目
がD0として入力された場合には、D3は第1ライン
目、D2は第2ライン目、D1は第3ライン目およびD
0は第4ラインとなり、第1ライン、第2ラインおよび
第3ラインの信号が選択される。その次には、D3は第
3ライン目、D2は第4ライン目、D1は第5ライン目
およびD0は第6ライン目となり、第3ライン、第4ラ
インおよび第5ラインの信号が選択される。
【0049】図3の信号(g)は、偶数フィールドにお
ける水平同期信号(HD)を示している。信号(l)
は、フィールド識別信号であり、ここでは、偶数フィー
ルドであるため、Hレベルとなっている。
【0050】図3の信号(h)〜(k)は偶数フィール
ドでの選択回路18への入力信号D3、D2、D1、D
0を示している。入力画像のフィールドが偶数フィール
ドである場合には、信号D2、D1、D0が、信号L
2、L1、L0として選択回路18から出力されてい
る。
【0051】偶数フィールドにおいては、第4ライン目
がD0として入力された場合には、D3は第1ライン
目、D2は第2ライン目、D1は第3ライン目およびD
0は第4ラインとなり、第2ライン、第3ラインおよび
第4ラインの信号が選択される。その次には、D3は第
3ライン目、D2は第4ライン目、D1は第5ライン目
およびD0は第6ライン目となり、第4ライン、第5ラ
インおよび第6ラインの信号が選択される。
【0052】選択回路18の出力L0、L1、L2は、
それぞれ、乗算器101、102、103に送られる。
各乗算器101、102、103は、RGB積算回路1
04、マイコン105、3つの選択回路106、10
7、108とともに、色フィルタ毎の利得を制御する利
得調整回路を構成している。この例では、利得調整回路
は画面全体から得た色情報に基づいて1画面単位で色フ
ィルタ毎の利得調整を行なうものが用いられているの
で、利得調整回路はホワイトバランス処理回路を兼用し
ている。
【0053】つまり、選択回路18の出力L0、L1、
L2に対しては、利得調整回路によって1画面単位で色
フィルタ毎の利得調整が行なわれる。言い換えれば、1
画面内のR、G、Bそれぞれの積算値が一定値となるよ
うに、選択回路18の出力L0、L1、L2には、乗算
器101、102、103によってゲインがかけられ
る。利得調整回路の詳細については、後述する。なお、
ここでは、1画面単位で色フィルタ毎の利得調整(ホワ
イトバランス処理)を行なうための乗算器としてデジタ
ル乗算器101、102、103が用いられているが、
AGC回路12、13がRGB毎にゲインコントロール
を行なえるものである場合には、AGC回路12、13
を利用してホワイトバランス処理を行なうことも可能で
ある。
【0054】各乗算器101、102、103の出力L
0’、L1’、L2’は、補間処理手段22および相関
値算出手段23に供給される。
【0055】補間処理手段22には、水平補間回路2
4、垂直補間回路25が設けられている。水平補間回路
24は、3ライン分のCCD1からの出力信号に基づい
て、水平方向の相関が強い場合に適した補間処理を行な
って、各画素に対して3つの色信号Gh、Rh、Bhを
生成する。垂直補間回路25は、3ライン分のCCD1
からの出力信号に基づいて、垂直方向の相関が強い場合
に適した補間処理を行なって、各画素に対して3つの色
信号Gv Rv Bvを生成する。
【0056】ここで、水平方向の相関が強い場合とは、
細かい横縞の画像のように、水平方向の相関が強く、垂
直方向の相関がほとんどない場合である。また、垂直方
向の相関が強い場合とは、細かい縦縞の画像のように、
垂直方向の相関が強く、水平方向の相関がほとんどない
場合である。各補間回路24、25の詳細については、
後述する。
【0057】相関値算出手段23には、水平方向相関値
算出回路28と垂直方向相関値算出回路29が設けられ
ている。水平方向相関値算出回路28は、水平方向の微
分信号(たとえば、水平方向の二次微分信号の絶対値)
に基づいて水平方向の相関値Shを算出する。垂直方向
相関値算出回路29は、垂直方向の微分信号(たとえ
ば、垂直方向の二次微分信号の絶対値)に基づいて垂直
方向の相関値Svを算出する。各相関値算出回路28、
29の詳細については、後述する。
【0058】水平方向の相関値Shと垂直方向の相関値
Svとは、係数算出手段26に与えられる。係数算出手
段26では、両相関値Sh、Svに基づいて、水平方向
に対する加重係数Khと、垂直方向に対する加重係数K
vとを算出する。加重係数Kh、Kvは、加重加算手段
27に供給される。
【0059】水平補間回路24から出力される色信号G
h、Rh、Bhと、垂直補間回路25から出力されるG
v、Rv、Bvは、加重加算手段27に供給される。加
重加算手段27は、係数Khを色信号Gh、Rh、Bh
に乗算し、係数Kvを色信号Gv、Rv、Bvに乗算
し、同じ色どうし(GhとGv、RhとRv、BhとB
v)の係数乗算結果を加算して、最終的な色信号Go、
Ro、Boとして出力する。
【0060】すなわち、水平方向及び垂直方向の相関値
に基づき、色信号を分離するための補間処理が制御され
ることになる。
【0061】〔2−1〕色フィルタ毎の利得調整回路
(ホワイトバランス処理回路)の説明
【0062】RGB積算回路104は、選択回路18の
出力信号L0およびL1に基づいて1フィールド毎に、
R、G、B信号毎の積算値を算出する。RGB積算回路
104によって算出されたR、G、B信号毎の積算値
は、マイクロコンピュータ(マイコン)105に送られ
る。
【0063】マイコン105は、RGB積算回路104
から送られてきたR、G、B信号毎の積算値に基づい
て、R、G、B信号毎の積算値が一定値となるように、
1フィールド毎に、R、G、Bそれぞれに対するゲイン
を算出して出力する。
【0064】なお、マイコン105は、RGB積算回路
104から最新に送られてきたR、G、B信号と、RG
B積算回路104から過去に送られてきているR、G、
B信号毎の積算値とに基づいて、1フィールド分のR、
G、B信号毎の積算値を算出し、算出したR、G、B信
号毎の積算値が一定値となるように、1フィールド毎
に、R、G、Bそれぞれに対するゲインを算出して出力
するようにしてもよい。
【0065】ところで、CCD1として、2ライン同時
読み出しCCDを用いた第1の実施の形態では、選択回
路18から出力される各信号L0、L1、L2がR、
G、B信号のいずれであるかは、フィールドの種類が奇
数フィールドであるか偶数フィールドであるかと、各信
号L0、L1、L2に対応する画素が水平ライン上で奇
数番目にあるか偶数番目にあるかとによって決まる。
【0066】つまり、図3に示すように、フィールドの
種類が奇数フィールドであり、かつ各信号L0、L1、
L2に対応する画素が水平ライン上で奇数番目にある場
合には、信号L0とL2とはG信号となり、信号L1は
B信号となる。フィールドの種類が奇数フィールドであ
り、各信号L0、L1、L2に対応する画素が水平ライ
ン上で偶数番目にある場合には、信号L0とL2とはR
信号となり、信号L1はG信号となる。
【0067】また、フィールドの種類が偶数フィールド
であり、かつ各信号L0、L1、L2に対応する画素が
水平ライン上で奇数番目にある場合には、信号L0とL
2とはB信号となり、信号L1はG信号となる。フィー
ルドの種類が偶数フィールドであり、各信号L0、L
1、L2に対応する画素が水平ライン上で偶数番目にあ
る場合には、信号L0とL2とはG信号となり、信号L
1はR信号となる。
【0068】そこで、3つの選択回路106、107、
108は、フィールドの種類が奇数フィールドであるか
偶数フィールドであるかを識別するフィールド識別信号
と、各信号L0、L1、L2に対応する画素が水平ライ
ン上で奇数番目にあるか偶数番目にあるかを識別する奇
数画素/偶数画素識別信号とに基づいて、RゲインがR
画素に対応するR信号に、GゲインがG画素に対応する
G信号に、BゲインがB画素に対応するB信号にそれぞ
れ与えられるように、入力されたゲインを選択制御す
る。
【0069】つまり、マイコン105から出力されたG
信号に対するゲイン(Gゲイン)は、選択回路106と
選択回路107とに送られる。マイコン105から出力
されたR信号に対するゲイン(Rゲイン)は、選択回路
106に送られる。マイコン105から出力されたB信
号に対するゲイン(Bゲイン)は、選択回路107に送
られる。
【0070】上記各選択回路106、107には、選択
回路18から出力される信号L0、L1、L2が奇数番
目の画素であるか偶数番目の画素であるかを示す奇数画
素/偶数画素識別信号が、タイミング発生回路71から
入力されている。
【0071】奇数画素/偶数画素識別信号が奇数番目を
示している場合には、選択回路106はGゲインを選択
し、選択回路107はBゲインを選択する。奇数画素/
偶数画素識別信号が偶数番目を示している場合には、選
択回路106はRゲインを選択し、選択回路107はG
ゲインを選択する。両選択回路106、107の出力
は、選択回路108に送られる。選択回路108には、
フィールドの種別を表すフィールド識別信号が同期信号
発生回路70から入力されている。
【0072】選択回路108は、フィールド識別信号が
奇数フィールドである場合には、選択回路106の出力
を、信号L0に対応する乗算器101と信号L2に対応
する乗算器103に送るとともに、選択回路107の出
力を、信号L1に対応する乗算器102に送る。
【0073】したがって、フィールドが奇数フィールド
でありかつ信号L0、L1、L2に対応する画素が奇数
番目の画素である場合には、信号L0および信号L2に
Gゲインが乗算され、信号L1にBゲインが乗算され
る。フィールドが奇数フィールドでありかつ信号L0、
L1、L2に対応する画素が偶数番目の画素である場合
には、信号L0および信号L2にRゲインが乗算され、
信号L1にGゲインが乗算される。
【0074】フィールド識別信号が偶数フィールドであ
る場合には、選択回路108は、選択回路107の出力
を、信号L0に対応する乗算器101と信号L2に対応
する乗算器103に送るとともに、選択回路106の出
力を、信号L1に対応する乗算器102に送る。
【0075】したがって、フィールドが偶数フィールド
でありかつ信号L0、L1、L2に対応する画素が奇数
番目の画素である場合には、信号L0および信号L2に
Bゲインが乗算され、信号L1にGゲインが乗算され
る。フィールドが偶数フィールドでありかつ信号L0、
L1、L2に対応する画素が偶数番目の画素である場合
には、信号L0および信号L2にGゲインが乗算され、
信号L1にRゲインが乗算される。
【0076】これにより、選択回路18から出力される
信号L0、L1、L2に対して色フィルタ毎の利得調整
処理(ホワイトバランス処理)が施される。
【0077】〔2−2〕水平補間回路24および垂直補
間回路25の説明
【0078】この実施の形態では、補間処理手段22
は、3×3画素のブロック内の9個の画素からの信号に
基づいて、ブロックの中央の1画素に対応する3色の色
信号を作成する。
【0079】水平補間回路24および垂直補間回路25
は、基本的には、図4の様なブロックからなるデジタル
処理回路で構成される。図4の30、31は、1画素分
が伝送されるに要する時間と等しい遅延時間を備えた遅
延手段であり、32は演算手段である。
【0080】すなわち、乗算器101、102、103
から出力される信号L0’、L1’、L2’は、遅延手
段30、31に入力されることにより、9画素分の信号
が同時に演算手段32に与えられることになる。そし
て、演算手段32によって補間処理が行われる。通常
は、色分離処理の後において、ホワイトバランス処理が
行なわれるが、この実施の形態では、相関値の精度を向
上させるために1画面単位の色フィルタ毎の利得調整
(ホワイトバランス処理)が、補間手段22の前段で行
なわれているため、色分離処理の後においてホワイトバ
ランス処理は行なわれない。
【0081】図5は、CCD1上の画素の配列と選択さ
れる画素との関係を示す図である。
【0082】奇数フィールド時には、D1、D2、D3
のラインの信号が選択されるので、奇数番目に処理され
る3×3画素のブロックは図5の(b)に示すようにな
り、偶数番目に処理されるブロックは図5の(c)に示
すようになる。
【0083】一方、偶数フィールド時には、D0、D
1、D2のライン信号が選択されるので、奇数番目に処
理されるブロックは図5の(d)に示すようになり、偶
数番目に処理される画素は図5の(e)に示すようにな
る。
【0084】図6は、処理対象ブロックが奇数フィール
ドの奇数番目のブロックまたは偶数番目のブロックであ
る場合に、水平補間回路24及び垂直補間回路25によ
って用いられる演算式を示している。
【0085】以下の説明においては、1画面単位の色フ
ィルタ毎の利得調整処理をホワイトバランス処理という
ことにする。また、rikは、画素Rikに対するホワイト
バランス処理後の信号値を、gikは、画素Gikに対する
ホワイトバランス処理後の信号値を、bikは、画素Bik
に対するホワイトバランス処理後の信号値を、それぞれ
表している。
【0086】処理対象ブロックが奇数フィールドの奇数
番目のブロックである場合には、水平補間回路24で
は、次のようにして中央画素(処理対象画素)G22に
対するGh、BhおよびRhが算出される。
【0087】つまり、処理対象画素G22に対するGh
として処理対象画素G22のホワイトバランス処理後の
信号g22が用いられる。処理対象画素G22に対する
Bhは、処理対象画素G22を挟む左右の2つの画素B
21、B23のホワイトバランス処理後の信号b21、
b23の平均を算出することによって求められる(水平
方向の相関を利用する)。処理対象画素G22に対する
Rhについては、少し複雑となる。すなわち、画素R1
2の位置におけるG信号であるg12をg11とg13
の平均値として計算する(すなわち水平方向の相関を利
用する)。そして、計算で求めたg12と実際に得られ
たg22との比とr12とからRhを求めている。
【0088】これは、輝度の変換に対して色信号の局所
的な変換は小さいためg信号とr信号またはb信号との
比は隣接画素間においてほぼ等しいと考えられるからで
ある。つまり、g12:r12=g22:r22と仮定
して、r22(=Rh)を求めている。
【0089】処理対象ブロックが奇数フィールドの奇数
番目のブロックである場合には、垂直補間回路25で
は、次のようにして中央の画素に対するGv、Bvおよ
びRvが算出される。
【0090】つまり、処理対象画素G22に対するGv
としては、処理対象画素G22のホワイトバランス処理
後の信号g22が用いられる。処理対象画素G22に対
するRvは、処理対象画素G22を挟む上下2つの画素
R12、R32のホワイトバランス処理後の信号r1
2、r32の平均を算出することによって求められる
(垂直方向の相関を利用する)。処理対象画素G22に
対するBvについては、上記のRhと同様に求める。す
なわち、画素B21におけるG信号であるg21をg1
1とg31の平均値として計算する(垂直方向の相関を
利用する)。そして、計算で求めたg21とg22との
比と、b21とからBvを計算する。
【0091】処理対象ブロックが奇数フィールドの偶数
番目のブロックである場合には、水平補間回路24で
は、次のようにして中央の画素に対するGh、Bhおよ
びRhが算出される。
【0092】つまり、処理対象画素B22に対するBh
として、処理対象画素B22のホワイトバランス処理後
の信号b22が用いられる。処理対象画素B22に対す
るGhは、g21とg23との平均値を算出することに
よって求められる。処理対象画素B22に対するRhに
ついては、まず、r11とr13の平均を求めることに
より、r12を得、Gh(=g22)とg12との比と
r12とからRhを求める。
【0093】処理対象ブロックが奇数フィールドの偶数
番目のブロックである場合には、垂直補間回路25で
は、次のようにして中央の画素に対するGv、Bvおよ
びRvが算出される。
【0094】つまり、処理対象画素B22に対するBv
についは、b22が用いられる。処理対象画素B22に
対するGvは、g12とg32との平均値を算出するこ
とによって求められる。処理対象画素B22に対するR
vについては、まず、r11とr31の平均を求めるこ
とにより、r21を得、Gh(=g22)とg21との
比とr21とからRvを求める。
【0095】処理対象ブロックが偶数フィールドのブロ
ックである場合にも、図6に示された処理と同様の処理
を行なうことで、Rh、Gh、Bh、Rv、Gv、Bv
の信号を得ることができる。すなわち、処理対象ブロッ
クが偶数フィールドの奇数番目のブロックである場合に
は、その画素配列は、図5の(c)と(d)とから分か
るように、処理対象ブロックが奇数フィールドの偶数番
目のブロックである場合の画素配列においてR、Bを入
れ換えたものであるから、処理対象ブロックが奇数フィ
ールドの偶数番目のブロックである場合に用いられる演
算式においてrとbとを交換すればよい。
【0096】また、処理対象ブロックが偶数フィールド
の偶数番目のブロックである場合には、その画素配列
は、図5の(b)と(e)とから分かるように、処理対
象ブロックが奇数フィールドの奇数番目のブロックであ
る場合の画素配列においてR、Bを入れ換えたものであ
るから、処理対象ブロックが奇数フィールドの奇数番目
のブロックである場合に用いられる演算式においてrと
bとを交換すればよい。
【0097】〔2−3〕水平方向相関値算出回路28お
よび垂直方向相関値算出回路29の説明
【0098】水平方向相関値算出回路28および垂直方
向相関値算出回路29は、基本的には、図4の様なブロ
ックからなるデジタル処理回路で構成される。図4の3
0、31は、1画素分が伝送されるに要する時間と等し
い遅延時間を備えた遅延手段であり、32は演算手段で
ある。
【0099】すなわち、CCD1における異なる画素の
ラインに対応した信号L0’、L1’、L2’は、遅延
手段30、31に入力されることにより、9画素分の信
号が同時に演算手段32に与えられることになる。そし
て、演算手段32における演算により、相関値算出処理
が行われる。
【0100】図7は、水平方向相関値算出回路28およ
び垂直方向相関値算出回路29によって用いられる演算
式を示している。
【0101】つまり、各相関値算出回路28、29は、
3×3画素のブロック(請求項におけるM×N画素の大
きさのブロックに対応している)内の全ての画素D11
33のホワイトバランス処理後の信号d11〜d33を用い
て、相関値Sh、Svを算出する。水平方向相関値算出
回路28の演算式は、処理対象ブロックの画素パターン
に係わらず同じである。同様に、垂直方向相関値算出回
路29の演算式は、処理対象ブロックの画素パターンに
係わらず同じである。
【0102】なお、水平方向の相関値Shの値が小さい
ほど、水平方向の相関が強くなる。同様に、垂直方向の
相関値Svの値が小さいほど、垂直方向の相関が強くな
る。
【0103】〔2−4〕係数算出手段26の説明
【0104】係数算出手段26は、相関値算出手段23
の出力Sh、Svから水平方向及び垂直方向の係数K
h、Kvを算出する。
【0105】各係数Kh、Kvは次の数式1により求め
られる。なお、KhとKvの間には、Kh+Kv=1の
関係が成立する。
【0106】
【数1】
【0107】従って、水平方向の係数Khは、水平方向
の相関が垂直方向の相関よりも強い場合(ShがSvよ
り小さい場合)に大きくなる。また、垂直方向の係数K
vは、垂直方向の相関が水平方向の相関よりも強い場合
(SvがShより小さい場合)に大きい値となる。
【0108】以上述べたように、CCDにおける1画素
に対応するR、G、Bの信号成分が、その周囲の画素
(全体で9個)からの出力を利用して計算されるが、こ
のとき、水平方向の相関性が強い場合に適した処理方法
と、垂直方向の相関性が強い場合に適した処理方法の2
つの方法を用いて演算がなされ、その画素付近の水平相
関と垂直相関の強弱に合わせて、上記2つの方法による
演算結果が加重加算されることになる。
【0109】〔3〕第2の実施の形態の説明
【0110】相関値の算出精度を高めるための色フィル
タ毎の利得調整回路として、1画面単位で色フィルタ毎
の利得調整を行なうものを用い、かつCCDとして全画
素独立読み出しCCDを用いた場合の実施の形態につい
て説明する。
【0111】図8は、CCDおよび色分離回路の構成を
示している。図8において、図1と対応するものには、
同じ符号を付している。
【0112】このCCD1は、全ライン独立読み出しC
CDであるため、水平転送部7は1つしか設けられてい
ない。また、それに伴って、CDS10、AGC12お
よびA/D変換回路14も1つずつしか設けられていな
い。
【0113】A/D変換回路14から出力された信号L
0は、乗算器101に送られるとともに、第1の1H遅
延回路16に送られる。第1の1H遅延回路16の出力
信号L1(L0に対して1ライン分遅延した信号)は乗
算器102に送られるとともに、第2の1H遅延回路1
7に送られる。第2の1H遅延回路17の出力信号L2
(L0に対して2ライン分遅延した信号)は、乗算器1
03に送られる。つまり、3ライン分の信号が、それぞ
れ乗算器101、102、103に送られる。
【0114】つまり、各フレームにおいて、第3ライン
目がL0として入力された場合には、L1は第2ライン
目、L2は第1ライン目となる。その次には、L0は第
4ライン目、L1は第3ライン目、L2は第2ライン目
となる。この実施の形態では、1フレーム毎に全信号が
読み出されるので、奇数フィールドと偶数フィールドと
の区別はない。
【0115】したがって、信号L2(またはL0)が、
奇数ライン目でかつそのラインの奇数番目の画素に対応
する信号である場合には、3×3の処理対象ブロックの
画素配列は図5の(b)に示すようになる。また、信号
L2(またはL0)が、奇数ライン目でかつそのライン
の偶数番目の画素に対応する信号である場合には、3×
3の処理対象ブロックの画素配列は図5の(c)に示す
ようになる。
【0116】信号L2(またはL0)が、偶数ライン目
でかつそのラインの奇数番目の画素に対応する信号であ
る場合には、3×3の処理対象ブロックの画素配列は図
5の(d)に示すようになる。また、信号L2(または
L0)が、偶数ライン目でかつそのラインの偶数番目の
画素に対応する信号である場合には、3×3の処理対象
ブロックの画素配列は図5の(e)に示すようになる。
【0117】また、1画面単位で色フィルタ毎の利得を
調整する利得調整回路(ホワイトバランス処理回路)内
のRGB積算回路104は、信号L1に基づいて1フレ
ーム毎に、R、G、B信号毎の積算値を算出する。RG
B積算回路104によって算出されたR、G、B信号毎
の積算値は、マイクロコンピュータ(マイコン)105
に送られる。
【0118】マイコン105は、RGB積算回路104
から送られてきた1フレーム分のR、G、B信号毎の積
算値に基づいて、R、G、B信号毎の積算値が一定値と
なるように、1フレーム毎に、R、G、Bそれぞれに対
するゲインを算出して出力する。
【0119】また、選択回路106、107の動作は、
第1の実施の形態の選択回路106、107の動作と同
じである。ただし、選択回路108に、制御信号として
フィールド識別信号が入力される代わりに、信号L2
(またはL0)が、奇数ライン目の信号であるか偶数ラ
イン目の信号であるかを識別する奇数ライン/偶数ライ
ン識別信号が入力されている点が異なっている。
【0120】奇数ライン/偶数ライン識別信号が奇数ラ
インを表している場合には、選択回路108の動作は、
第1の実施の形態においてフィールド識別信号が奇数フ
ィールドを表している場合の動作と同じである。奇数ラ
イン/偶数ライン識別信号が偶数ラインを表している場
合には、選択回路108の動作は、第1の実施の形態に
おいてフィールド識別信号が偶数フィールドを表してい
る場合の動作と同じである。
【0121】この実施の形態においても、水平補間回路
24および垂直補間回路25によって処理されるブロッ
クのタイプは、第1の実施の形態と同様に4タイプ(図
5の(b)〜(e))あり、各タイプのブロックに対す
る処理内容は第1の実施の形態と同じである。また、水
平方向相関値算出回路28および垂直方向相関値算出回
路29による処理内容は、第1の実施の形態の水平方向
相関値算出回路28および垂直方向相関値算出回路29
による処理内容と同じである。
【0122】〔4〕第3の実施の形態の説明
【0123】相関値の算出精度を高めるための色フィル
タ毎の利得調整回路として、画面を複数のエリアに分割
して各エリア単位で色フィルタ毎の利得調整を行なうも
のを用い、かつCCDとして2ライン同時読み出しCC
Dを用いた場合の実施の形態について説明する。
【0124】図9は、CCDおよび色分離回路の構成を
示している。図9において、図1と対応するものには、
同じ符号を付してある。
【0125】第3の実施の形態と第1の実施の形態とを
比較すると、第3の実施の形態では、図10に示すよう
に、画面を複数のエリアに分割し、各エリア単位で色フ
ィルタ毎の利得調整を行なうようにした点が異なってい
る。
【0126】第3の実施の形態では、1画面単位ではな
く、画面を複数のエリアに分割して各エリア単位で色フ
ィルタ毎の利得調整を行なうため、補間手段22に入力
される信号に対して直接利得調整を施すことはできな
い。
【0127】そこで、選択回路18から出力される信号
L0、L1、L2をそれぞれ2つに分岐し、一方をその
まま補間手段22に入力させ、他方を乗算器101、1
02、103を介して相関値算出手段23に入力させて
いる。なお、ホワイトバランス処理は、色分離回路の後
段において行なわれる。
【0128】以下、相関値算出手段23の前段において
行なわれる色フィルタ毎の利得調整について説明する。
【0129】図10に示すように、1フィールド内の有
効映像領域E内に、M×Nの数の積算値算出領域Z11
NMを設定する。
【0130】エリア別RGB積算値算出回路104は、
信号L1、L0に基づいて、1フレーム毎に、各積算値
算出領域Z11〜ZNM別にR、G、B信号毎の積算値を算
出する。エリア別RGB積算値算出回路104によって
算出された各積算値算出領域Z11〜ZNM別のR、G、B
信号毎の積算値は、マイクロコンピュータ(マイコン)
105に送られる。
【0131】マイコン105は、エリア別RGB積算値
算出回路104から送られてきた各積算値算出領域Z11
〜ZNM別のR、G、B信号毎の積算値に基づいて、各積
算値算出領域Z11〜ZNM毎にR、G、B信号毎の積算値
が一定値となるように、1フィールド毎に、各積算値算
出領域Z11〜ZNM毎のR、G、Bそれぞれに対するゲイ
ン代表値を算出して画素単位RGBゲイン算出回路10
9に出力する。
【0132】画素単位RGBゲイン算出回路109は、
各積算値算出領域Z11〜ZNM毎のR、G、Bそれぞれに
対するゲイン代表値に基づいて、選択回路18から出力
される信号L1に対応する画素に対する画素単位のR、
G、Bゲインを算出して選択回路106、107に出力
する。
【0133】図11を用いて、選択回路18から出力さ
れる信号L1に対応する画素に対する画素単位のR、
G、Bゲインを算出する方法について説明する。
【0134】信号L1に対応する画素に対する画素単位
のRゲインの算出方法、信号L1に対応する画素に対す
る画素単位のGゲインの算出方法、信号L1に対応する
画素に対する画素単位のBゲインの算出方法は、すべて
同じなので、信号L1に対応する画素に対する画素単位
のRゲインの算出方法について説明する。
【0135】図11には、説明の便宜上、4つの積算値
算出領域Z11、Z12、Z21、Z22のみが示されている。
領域Z11に対して算出されたRゲイン代表値を、領域Z
11の中央の画素Aに対するRゲインとし、aで表すこと
にする。同様に、領域Z12に対して算出されたRゲイン
代表値を、領域Z12の中央の画素Bに対するRゲインと
し、bで表すことにする。同様に、領域Z21に対して算
出されたRゲイン代表値を、領域Z21の中央の画素Cに
対するRゲインとし、cで表すことにする。同様に、領
域Z22に対して算出されたRゲイン代表値を領域Z22
中央の画素Dに対するRゲインとし、dで表すことにす
る。
【0136】各領域の中央の画素A、B、C、Dの画素
に対するRゲインは、a、b、c、dとなる。信号L1
に対応する画素が、各領域の中央の画素A、B、C、D
の画素以外の画素である場合のRゲインの求め方につい
て説明する。
【0137】信号L1に対応する画素が、たとえば、領
域Z11内において、領域Z11から右方向にx、下方向に
y離れた位置の画素Pであるとする。画素PのRゲイン
pは、画素Pの周囲の4つの領域Z11、Z12、Z21、Z
22の中央画素に対するRゲイン(a、b、c、d)を線
形補間することによって求められる。つまり、画素Pの
Rゲインは、次の数式2によって求められる。
【0138】
【数2】
【0139】選択回路106、107、108の動作
は、第1の実施の形態で説明した各部106、107、
108の動作と同じである。したがって、信号L0に対
応する画素に対するRゲイン、Gゲイン、Bゲインに基
づいて、信号L0、L1、L2に対して色フィルタ毎の
利得調整が行なわれる。
【0140】水平方向相関値算出回路28および垂直方
向相関値算出回路29による処理内容は、第1の実施の
形態における水平方向相関値算出回路28および垂直方
向相関値算出回路29による処理内容と同じである。
【0141】水平補間回路24および垂直補間回路25
に入力される信号は、第1の実施の形態のように、画面
全体のホワイトバランス処理が施された信号L0’、L
1’、L2’でなく、選択回路18から出力された信号
L0、L1、L2である点が異なっているが、水平補間
回路24および垂直補間回路25の処理方法は第1の実
施の形態における水平補間回路24および垂直補間回路
25の処理方法と同様である。
【0142】〔5〕第4の実施の形態の説明
【0143】相関値の算出精度を高めるための色フィル
タ毎の利得調整回路として、画面を複数のエリアに分割
して各エリア単位で色フィルタ毎の利得調整を行なうも
のを用い、かつCCDとして全画素独立読み出しCCD
を用いた場合の実施の形態について説明する。
【0144】図12は、CCDおよび色分離回路の構成
を示している。図12において、図1に対応するものに
は、同じ符号を付してある。
【0145】このCCD1は、全ライン独立読み出しC
CDであるため、水平転送部7は1つしか設けられてい
ない。また、それに伴って、CDS10、AGC12お
よびA/D変換回路14も1つずつしか設けられていな
い。
【0146】A/D変換回路14からは信号L0が出力
される。第1の1H遅延回路16からは、L0に対して
1ライン分遅延した信号L1が出力される。第2の1H
遅延回路17からは、L0に対して2ライン分遅延した
信号L2が出力される。
【0147】第4の実施の形態では、第3の実施の形態
と同様に、1画面単位ではなく、画面を複数のエリアに
分割して各エリア毎に利得調整を行なうため、補間手段
22に入力される信号に対して利得調整を施すことはで
きない。
【0148】そこで、A/D変換回路14、第1の1H
遅延回路16および第2の1H遅延回路17から出力さ
れる信号L0、L1、L2をそれぞれ2つに分岐し、一
方をそのまま補間手段22に入力させ、他方を乗算器1
01、102、103を介して相関値算出手段23に入
力させている。なお、ホワイトバランス処理は、色分離
回路の後段において行なわれる。
【0149】第4の実施の形態では、1フレームが、図
10に示すように、複数の積算値算出領域エリアZ11
NMに分割されており、エリア別RGB積算値算出回路
104は、積算値算出領域エリアZ11〜ZNM別に、R、
G、B信号毎の積算値を算出する。エリア別RGB積算
値算出回路104によって算出された各積算値算出領域
11〜ZNM別のR、G、B信号毎の積算値は、マイクロ
コンピュータ(マイコン)105に送られる。
【0150】マイコン105は、エリア別RGB積算値
算出回路104から送られてきた各積算値算出領域Z11
〜ZNM別のR、G、B信号毎の積算値に基づいて、各積
算値算出領域Z11〜ZNM毎に、R、G、B信号毎の積算
値が一定値となるように、1フレーム毎に、各積算値算
出領域Z11〜ZNM毎のR、G、Bそれぞれに対するゲイ
ン代表値を算出して画素単位RGBゲイン算出回路10
9に出力する。
【0151】画素単位RGBゲイン算出回路109は、
第3の実施の形態と同様な方法で、各積算値算出領域Z
11〜ZNM毎のR、G、Bそれぞれに対するゲイン代表値
に基づいて、選択回路18から出力される信号L1に対
応する画素に対するR、G、Bゲインを、算出して選択
回路106、107に出力する。
【0152】なお、選択回路106、107、108の
動作は、第2の実施の形態で説明した各部106、10
7、108の動作と同じである。したがって、信号L1
に対応する画素に対するRゲイン、Gゲイン、Bゲイン
に基づいて、信号L0、L1、L2に対して色フィルタ
毎の利得調整が行なわれる。
【0153】水平方向相関値算出回路28および垂直方
向相関値算出回路29による処理内容は、第1の実施の
形態における水平方向相関値算出回路28および垂直方
向相関値算出回路29による処理内容と同じである。
【0154】水平補間回路24および垂直補間回路25
に入力される信号は、第2の実施の形態のように、ホワ
イトバランス処理が施された信号L0’、L1’、L
2’でなく、選択回路18から出力された信号L0、L
1、L2である点が異なっているが、水平補間回路24
および垂直補間回路25の処理方法は第2の実施の形態
における水平補間回路24および垂直補間回路25の処
理方法と同様である。
【0155】
【発明の効果】この発明によれば、より精度の高い相関
値を算出することができ、偽色信号の発生を防止できる
とともに色再現性の向上が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による色分離回路を示すブロ
ック図である。
【図2】CCD1の構成とその駆動回路とを示す模式図
である。
【図3】選択回路18の入力信号と出力信号とを示すタ
イムチャートである。
【図4】水平補間回路24、垂直補間回路25、水平方
向相関値算出回路28および垂直方向相関値算出回路2
9の基本的な構成を示すブロック図である。
【図5】水平補間回路24、垂直補間回路25、水平方
向相関値算出回路28および垂直方向相関値算出回路2
9の処理対象ブロックの画素パターンを選択するための
模式図である。
【図6】水平補間回路24および垂直補間回路25によ
る処理内容を説明するための模式図である。
【図7】水平方向相関値算出回路28および垂直方向相
関値算出回路29による処理内容を説明するための模式
図である。
【図8】第2の実施の形態による色分離回路を示すブロ
ック図である。
【図9】第3の実施の形態による色分離回路を示すブロ
ック図である。
【図10】画面内に設定された複数のRGB積算算出領
域を示す模式図である。
【図11】所定の画素に対する画素単位のR、G、Bゲ
インを算出する方法を説明するための模式図である。
【図12】第4の実施の形態による色分離回路を示すブ
ロック図である。
【図13】従来の色分離処理を説明するめための模式図
である。
【符号の説明】
1 CCD 22 補間手段 23 相関値算出手段 24 水平補間回路 25 垂直補間回路 28 水平方向相関値算出回路 29 垂直方向相関値算出回路 26 係数算出手段 27 加重加算手段 101〜103 乗算回路 104 RGB積算回路(エリア別RGB積算値算出回
路) 105 マイコン 106〜108 選択回路 109 画素単位RGBゲイン算出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/73 H04N 1/46 A (72)発明者 前中 章弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4M118 AA05 BA10 CA02 DB01 FA06 FA44 GC08 GC14 5C065 AA01 BB02 BB13 BB30 DD07 DD09 DD17 EE05 EE06 GG01 GG03 GG10 GG12 GG13 GG18 GG21 GG22 GG23 GG24 GG32 5C066 AA01 CA08 DC06 EA14 EF14 EF15 GA01 HA03 KA12 KC05 KE02 KE03 KE17 KG01 KM01 KM05 KP05 5C079 HB01 JA12 JA23 LA01 LA10 LA23 LA28 LB01 MA11 NA03 NA29 PA00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素に対応して、分光感度特性の異な
    る複数種類の色フィルタが配置された固体撮像デバイス
    からの信号に対して色分離処理を行なう単板式カラーカ
    メラの色分離回路であって、 任意の処理対象画素における複数の色信号成分であって
    かつ上記処理対象画素を中心とする複数種類の方向毎に
    各方向の相関が強い場合に適した色信号成分を、当該処
    理対象画素およびその周囲の画素の色信号成分からそれ
    ぞれ生成する複数種類の補間処理手段、上記処理対象画
    素およびその周囲の画素の色信号成分に基づいて、上記
    処理対象画素を中心とする複数種類の方向のうち相関の
    強い方向を検出する相関値検出手段、ならびに相関値検
    出手段によって検出された相関の強い方向と、各補間処
    理手段によって生成された各色信号成分とに基づいて、
    上記処理対象画素における複数の色信号成分を求める手
    段を備えている単板式カラーカメラの色分離回路におい
    て、 相関値検出手段の前段に色フィルタ毎の利得を調整する
    利得調整手段が設けられており、相関値検出手段は、利
    得調整手段を介して入力される上記処理対象画素を中心
    とするM×N画素の大きさのブロック内の全ての画素信
    号に基づいて、上記処理対象画素を中心とする複数種類
    の方向のうち相関の強い方向を検出することを特徴とす
    る単板式カラーカメラの色分離回路。
  2. 【請求項2】 利得調整手段は、画面全体から得た色情
    報に基づいて利得調整を行なうものである請求項1に記
    載の単板式カラーカメラの色分離回路。
  3. 【請求項3】 固体撮像デバイスに配置された色フィル
    タは原色フィルタであり、利得調整手段は、カラーカメ
    ラにおけるホワイトバランス処理手段を兼用するもので
    ある請求項2に記載の単板式カラーカメラの色分離回
    路。
  4. 【請求項4】 各補間手段は、利得調整手段によって利
    得調整処理が行なわれた後の、上記処理対象画素および
    その周囲の画素の色信号成分に基づいて、上記処理対象
    画素における複数の色信号成分を算出するものである請
    求項2に記載の単板式カラーカメラの色分離回路。
  5. 【請求項5】 利得調整手段は、画面を複数のエリアに
    分割し、各エリア毎に利得調整処理を行なうものである
    請求項1に記載の単板式カラーカメラの色分離回路。
  6. 【請求項6】 各画素に対応して、分光感度特性の異な
    る複数種類の色フィルタが配置された固体撮像デバイス
    からの信号に対して色分離処理を行なう単板式カラーカ
    メラの色分離回路であって、 任意の処理対象画素における複数の色信号成分であって
    かつ上記処理対象画素における水平方向の相関が強い場
    合に適した色信号成分を、上記処理対象画素およびその
    周囲の画素の色信号成分から生成する第1の補間処理手
    段、上記処理対象画素における複数の色信号成分であっ
    てかつ当該処理対象画素における垂直方向の相関が強い
    場合に適した色信号成分を、当該処理対象画素およびそ
    の周囲の画素の色信号成分から生成する第2の補間処理
    手段、上記処理対象画素およびその周囲の画素の色信号
    成分に基づいて、上記処理対象画素における水平方向及
    び垂直方向の相関値を算出する相関値算出手段、ならび
    に相関値算出手段によって算出された水平方向及び垂直
    方向の相関値に応じて、第1の補間処理手段によって生
    成された各色信号成分と、第2の補間処理手段によって
    生成された各色信号成分とを加重加算することによっ
    て、上記処理対象画素における複数の色信号成分を求め
    る加重加算手段を備えている単板式カラーカメラの色分
    離回路において、 相関値算出手段の前段に色フィルタ毎の利得を調整する
    利得調整手段が設けられており、相関値算出手段は、利
    得調整手段を介して入力される上記処理対象画素を中心
    とするM×N画素の大きさのブロック内の全ての画素信
    号に基づいて、上記処理対象画素における水平方向及び
    垂直方向の相関値を算出することを特徴とする単板式カ
    ラーカメラの色分離回路。
  7. 【請求項7】 利得調整手段は、画面全体から得た色情
    報に基づいて利得調整を行なうものである請求項6に記
    載の単板式カラーカメラの色分離回路。
  8. 【請求項8】 固体撮像デバイスに配置された色フィル
    タは原色フィルタであり、利得調整手段は、カラーカメ
    ラにおけるホワイトバランス処理手段を兼用するもので
    ある請求項7に記載の単板式カラーカメラの色分離回
    路。
  9. 【請求項9】 第1の補間手段および第2の補間手段
    は、利得調整手段によって利得調整処理が行なわれた後
    の、上記処理対象画素およびその周囲の画素の色信号成
    分に基づいて、上記処理対象画素における複数の色信号
    成分を算出するものである請求項7に記載の単板式カラ
    ーカメラの色分離回路。
  10. 【請求項10】 利得調整手段は、画面を複数のエリア
    に分割し、各エリア毎に利得調整処理を行なうものであ
    る請求項6に記載の単板式カラーカメラの色分離回路。
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