JP2002064728A - ディジタル・スチル・カメラおよび露出量表示制御方法 - Google Patents

ディジタル・スチル・カメラおよび露出量表示制御方法

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JP2002064728A
JP2002064728A JP2000251745A JP2000251745A JP2002064728A JP 2002064728 A JP2002064728 A JP 2002064728A JP 2000251745 A JP2000251745 A JP 2000251745A JP 2000251745 A JP2000251745 A JP 2000251745A JP 2002064728 A JP2002064728 A JP 2002064728A
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JP2000251745A
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English (en)
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Akihisa Yamazaki
彰久 山崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Cameras In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタ速度および絞り値が算出された場合
に,その信頼性が低いときにはそのことをユーザが分か
るようにする。 【構成】 撮像モードが設定されると,1/30秒周期で
被写体が撮像され,撮像により得られた画像データを用
いてシャッタ速度および絞り値が算出される。算出され
たシャッタ速度および絞り値は,カメラの背面に設けら
れている表示画面に表示される。シャッタ速度等の算出
に用いられた画像データによって表される被写体像の明
るさの変化が大きいなどには(ステップ34),算出され
たシャッタ速度および絞り値をバーで表示する。ユーザ
は,バー表示を見ることにより,信頼性が低いためにシ
ャッタ速度および絞り値を決定できなかったことを知
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,ディジタル・スチル・カメラ
(ムービ・スチル・カメラ,携帯型情報機器にカメラの
機能をもつものを含む)および露出量表示制御方法に関
する。
【0002】
【発明の背景】ディジタル・スチル・カメラにおいて
は,撮像モードが設定されるとCCDなどの固体電子撮
像装置を用いて被写体が周期的(1/30秒から1/60秒
ごと)に撮像される。被写体が周期的に撮像されること
により,表示装置の表示画面上に被写体像が動画で表示
される。ユーザは,表示画面上に表示されている被写体
像を見ながらカメラ・アングルを決定する。ディジタル
・スチル・カメラにおいては特別の測光素子を用いるこ
となく,固体電子撮像装置から出力される画像データを
用いて測光が行われる。測光により露出量が算出され
る。算出された露出量(シャッタ速度,絞り値などを含
む)は,表示画面上に表示されることがある。
【0003】撮像モード時は周期的に撮像されているか
らこの周期を超えた時間で露光することはできない。こ
のために,暗い被写体などを撮像する場合には露光アン
ダとなり,算出した露出量の信頼性は低い。信頼性の低
い露出量を表示すると,ユーザに誤った情報を与えるこ
とになる。
【0004】
【発明の開示】この発明は,露出量が算出された場合で
あってもその信頼性が低い場合には,ユーザがそのこと
を分かるようにすることを目的とする。
【0005】この発明によるディジタル・スチル・カメ
ラは,撮像モードにおいて周期的に被写体を撮像し,被
写体像を表す画像データを出力する撮像手段,上記撮像
手段から周期的に出力される画像データにもとづいて露
出量に関する情報を算出する第1の露出量算出手段,上
記第1の露出量算出手段によって算出された露出量に関
する情報を表示画面上に表示するように表示装置を制御
する第1の表示制御手段,上記第1の露出算出手段によ
り算出された露出量に関する情報が信頼性のないものか
どうかを判定する判定手段,および上記判定手段によ
り,算出された露出量に関する情報が信頼性のないもの
と判定されたことに応じて上記第1の表示制御手段の制
御のもとに表示画面上に表示される露出量に関する情報
の表示態様を,上記信頼性があるときと変わるように上
記表示装置を制御する第2の表示制御手段を備えている
ことを特徴とする。
【0006】この発明は,上記ディジタル・スチル・カ
メラに適した露出量表示制御方法も提供している。すな
わち,この方法は,撮像モードにおいて周期的に被写体
を撮像し,被写体像を表す画像データを得,上記撮像に
より周期的に出力され画像データにもとづいて露出量に
関する情報を算出し,算出された露出量に関する情報を
表示画面上に表示し,算出された露出量に関する情報が
信頼性のないものかどうかを判定し,算出された露出量
に関する情報が信頼性のないものと判定されたことに応
じて上記表示画面上に表示される露出量に関する情報の
表示態様を,上記信頼性があるときと変えるものであ
る。
【0007】この発明によると,撮像モードにおいて周
期的に被写体が撮像され,被写体像を表す画像データが
得られる。撮像により得られた画像データにもとづいて
露出量に関する情報(露出量そのもの,シャッタ速度,
絞り値を含む)が算出される。算出された露出量に関す
る情報が表示装置の表示画面上に表示される。
【0008】算出された露出量に関する情報が信頼性が
ないものかどうかが判定され,信頼性がないと判定され
ると信頼性があるときと比べて表示態様が変わるように
露出量に関する情報が表示される。
【0009】表示装置の表示画面上に表示された露出量
の信頼性がないことをユーザは分かる。必要に応じて再
測光を行い,露出量を再度算出させることができるよう
になる。
【0010】たとえば,撮像モードの開始から一定時間
(約 200ms程度)以上経過していない場合,露出量の変
化が激しい場合(3回程度露出量を算出した場合に,そ
の最大値と最小値との差が 0.3Ev以上ある場合など),
撮像モードにおいて露出可能範囲外の値が露出量として
算出された場合などのときには,算出された露出量は信
頼性がないと判断できよう。
【0011】たとえば,上記第2の表示制御手段は,算
出された露出量が信頼性のないものと判定されたことに
応じて露出量に関する情報の表示を,消去またはバー表
示する。消去またはバー表示により,ユーザは,露出量
は信頼性がないものであることが分かる。
【0012】再測光指令を与える再測光指令手段,上記
判定手段により算出された露出量が信頼性がないものと
判定され,かつ上記再測光指令手段から再測光指令が与
えられたことに応じて,その再測光指令のタイミングに
もとづいて上記撮像手段から出力された画像データにも
とづいて露出量を再度算出する第2の露出量算出手段,
および上記第2の露出量算出手段によって再度算出され
た露出量に関する情報を表示画面に表示するように表示
装置を制御する第3の表示制御手段をさらに備えてもよ
い。
【0013】再度露出量を算出するときには,たとえば
上記撮像手段の駆動方式を変え露光時間を長くすること
により,比較的正確な露出量を得ることができる。
【0014】上記再測光指令手段は,たとえば,二段ス
トローク・タイプのシャッタ・レリーズ・ボタンおよび
AEロック・スイッチの少なくとも一方である。この場
合,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの第一段階の押下
および上記AEロック・スイッチの設定の少なくとも一
方に応じて上記再測光指令が与えられることとなろう。
【0015】ストロボ撮影モードかどうかを判定するス
トロボ撮影モード判定手段,および上記ストロボ撮影モ
ード判定手段によりストロボ撮影モードと判定されたこ
とに応じて,上記表示画面上にストロボ撮影に応じた所
定の露出量に関する情報を表示するように上記表示装置
を制御する第4の表示制御手段をさらに備えてもよい。
【0016】ストロボ撮影する場合には,被写体が暗い
のが一般的である。このため,ストロボ光にもとづいて
露出量が定まる。その所定の露出量に関する情報が表示
されるので,どの程度の露出量なのかを知ることができ
る。
【0017】プログラムAEモードの設定手段をさらに
備えてもよい。この場合,上記第2の表示制御手段は,
上記判定手段により,算出された露出量に関する情報が
信頼性のないものと判定されたときであって,かつ上記
プログラムAEモード設定手段によりプログラムAEモ
ードが設定されたことに応じて,露出量に関する情報の
うちシャッタ速度および絞り値の表示態様を,上記信頼
性があるときと変わるように上記表示装置を制御するも
のとなろう。
【0018】絞り優先モードの設定手段をさらに備えて
もよい。上記第2の表示制御手段は,上記判定手段によ
り,算出された露出量に関する情報が信頼性のないもの
と判定されたときであって,かつ上記絞り優先モード設
定手段により絞り優先モードが設定されとことに応じて
露出量に関する情報のうちシャッタ速度の表示態様を,
上記信頼性があるときと変わるように上記表示装置を制
御するものとなろう。
【0019】絞り優先モードのときは,ユーザによって
絞り値が設定される。絞り値は,固定となるが,撮像モ
ードにおいて算出された露出量の信頼性がないため絞り
値が固定であってもシャッタ速度を正確には算出できな
い。このためにシャッタ速度の表示態様が,撮像モード
において算出された露出量が信頼性がある場合と変わる
(表示の消去,バー表示など)ように上記表示装置が制
御される。ユーザは,シャッタ速度の信頼性がないこと
が分かる。
【0020】シャッタ速度優先モードの設定手段をさら
に備えてもよい。この場合,上記第2の表示制御手段
は,上記判定手段により,算出された露出量が信頼性の
ないものと判定されたときであって,かつ上記シャッタ
速度優先モード設定手段によりシャッタ速度が設定され
たことに応じて露出量に関する情報のうち絞り値の表示
態様を,上記信頼性があるときと変わるように上記表示
装置を制御することとなろう。
【0021】シャッタ速度優先モードのときは,ユーザ
によってシャッタ速度が設定される。シャッタ速度は固
定となるが,撮像モードにおいて算出された露出量の信
頼性がないためにシャッタ速度が固定であっても絞り値
を正確には算出できない。このために絞り値の表示態様
が,撮像モードにおいて算出された露出量が信頼性があ
る場合と変わるように上記表示装置が制御される。ユー
ザは,絞り値の信頼性がないことが分かる。
【0022】マニュアル露出モードの設定手段,露出量
に関する情報を設定する露出量設定手段,上記マニュア
ル露出モード設定手段によりマニュアル露出モードが設
定され,かつ上記露出量設定手段により設定された露出
量に関する情報にもとづく露出制御が可能かどうかを判
定する露出制御判定手段,および上記露出制御判定手段
により露出制御が可能と判定されたことに応じて,上記
露出量設定手段により設定された露出量に関する情報を
上記表示画面に表示し,上記露出制御判定手段により露
出制御が不可能と判定されたことに応じて,上記露出量
設定手段により設定された露出量に関する情報を,表示
態様を変えて上記表示画面上に表示するように上記表示
装置を制御する第5の表示制御手段をさらに備えてもよ
い。
【0023】マニュアルで露出量に関する情報(露出
量,シャッタ速度,絞り値など)を設定する場合,露出
制御可能な範囲外に設定されることがある。このように
露出制御可能な範囲外に設定される場合には,露出制御
可能な範囲内に設定される場合と異なる表示となる。表
示を見ることにより,露出制御不可能な範囲に設定した
ことが分かる。再度露出量に関する情報を設定すること
ができる。
【0024】マニュアル露出モードの設定手段,露出量
に関する情報を設定する露出量設定手段,上記マニュア
ル露出モード設定手段によりマニュアル露出モードが設
定され,かつ上記露出量設定手段により設定された露出
量に関する情報にもとづく露出量が不適切かどうかを判
定する露出量判定手段,および上記露出量判定手段によ
り露出が不適切と判定されたことにより,上記露出量設
定手段により設定された露出量に関する情報を露出量が
適切な場合と不適切な場合とで表示の態様を変えて上記
表示画面に表示するように上記表示装置を制御する第6
の表示制御手段をさらに備えてもよい。
【0025】マニュアルで露出量を設定した場合,露光
アンダまたは露光オーバとなるような不適切な露出量を
設定してしまうことがある。不適切な露出量を設定した
場合には,適切に設定した場合と異なる表示態様となる
ので,その表示態様を見ることにより,ユーザは不適切
な露出量を設定したことが分かる。適切な露出量を再度
設定できる。
【0026】
【実施例の説明】図1(A)および(B)は,この発明
の実施例を示すもので,ディジタル・スチル・カメラの
外観図である。(A)は,正面からみたもので,(B)
は,背面からみたものである。
【0027】(A)を参照して,ディジタル・スチル・
カメラの上面には,正面からみて左端部に二段ストロー
ク・タイプのシャッタ・レリーズ・ボタン1が設けられ
ている。シャッタ・レリーズ・ボタン1の右側には絞り
値を設定するための絞りダイアル4およびシャッタ速度
を設定するためのシャッタ速度ダイアル5が設けられて
いる。さらに,ディジタル・スチル・カメラの上面に
は,正面からみて右端部にストロボ撮影を設定するスト
ロボ設定スイッチ30が設けられている。
【0028】ディジタル・スチル・カメラの正面には,
ほぼ中央にズーム・レンズ3が設けられている。このズ
ーム・レンズ3の右上部にはストロボ発光装置2が設け
られている。
【0029】(B)を参照して,ディジタル・スチル・
カメラの背面にはほぼ全体にわたって表示画面6が設け
られている。この表示画面6の右側には,ズーム指令お
よびズーム量を指示するためのズーム・スイッチ7が設
けられている。ズーム・スイッチ7の下には撮像モード
または再生モードを指定する撮像/再生モード・スイッ
チ8が設けられている。この撮像/再生モード・スイッ
チ8の下には,露出モード・スイッチ9が設けられてい
る。露出モードには,プログラムAE(Auto Exposure
)モード「P」,絞り優先モード「A」,シャッタ速
度優先モード「S」およびマニュアル露出モード「M」
がある。いずれかのモードを選択的に設定することがで
きる。露出モード・スイッチ9の下には,AEロック・
ボタン10が設けられている。
【0030】露出量Evとシャッタ速度Tv(2Tv=1/
T:Tは時間で表わすシャッタ速度)と絞り値Av(2Av
=Fn 2:Fn はfナンバ)との間には,式1の関係があ
る。
【0031】Ev=Tv+Av・・・式1
【0032】プログラムAEモードにおいては,露出量
が決定すると式1の関係を満たすプログラム線図にもと
づいてシャッタ速度および絞り値が決定される。
【0033】絞り優先モードにおいては,ユーザによっ
て絞りダイアル4を用いて絞り値が設定される。設定さ
れた絞り値と算出された露出量とを用いて,式1にした
がったシャッタ速度が決定される。
【0034】シャッタ速度優先モードにおいては,ユー
ザによってシャッタ速度ダイアル5を用いてシャッタ速
度が設定される。設定されたシャッタ速度と算出された
露出量とを用いて,式1にしたがった絞り値が決定され
る。
【0035】マニュアル露出モードにおいては,ユーザ
によって絞り値ダイアル4を用いて絞り値が設定され,
シャッタ速度ダイアル5を用いてシャッタ速度が設定さ
れる。
【0036】この実施例によるディジタル・スチル・カ
メラにおいては,電源がオンされ撮像/再生モード・ス
イッチ8により撮像モードが設定されると,1/30秒周
期で被写体が撮像され,被写体像を表す画像データが得
られる。撮像によって得られた画像データにより表され
る被写体像が表示画面6上に表示される。被写体が撮像
されている間,得られた画像データを用いて露出量が算
出される。算出された露出量(シャッタ速度,絞り値等
を含む)が表示される。
【0037】撮像モードにおいては,1/30秒周期で被
写体が撮像されるから1/30秒以上の露光時間で被写体
を撮像して画像データを得ることはできない。被写体が
暗い場合には,露光アンダとなってしまい,撮像により
得られた画像データを用いて露出量を算出しても算出さ
れた露出量の信頼性は低いことがある。この実施例によ
るディジタル・スチル・カメラにおいては,撮像モード
において算出された露出量の信頼性を判定する。信頼性
が低いと判定された場合には,シャッタ速度および絞り
値をバー表示する。ユーザは,バー表示を見ることによ
り,撮像モードにおいて算出された露出量の信頼性が悪
かったことが分かる。再度,露出量算出処理を実行でき
る。より詳細は,以下の説明によって明らかとなろう。
【0038】図2は,ディジタル・スチル・カメラの電
気的構成を示すブロック図である。
【0039】ディジタル・スチル・カメラの全体の動作
は,制御CPU22(ムービ・カウンタを含む)によって
統括される。
【0040】上述したシャッタ・レリーズ・ボタン1の
押下,絞りダイアル4の設定,シャッタ速度ダイアル5
の設定,ズーム・スイッチの設定7,撮像/再生モード
・スイッチ9の設定,露出モード・スイッチ9の設定,
AEロック・スイッチ10の設定およびストロボ設定スイ
ッチ30の設定をそれぞれ示す信号は,制御CPU22に入
力する。
【0041】制御CPU22によってストロボ制御装置1
6,絞り制御装置17,ズーム制御装置18およびドライバ2
1がそれぞれ制御される。絞り10は,絞り制御装置17に
よって,ズーム・レンズ3は,ズーム制御装置18によっ
て,CCD11は,ドライバ21によってそれぞれ制御され
る。また,レンズ位置検出装置19が設けられており,ズ
ーム・レンズ3のレンズ位置が検出される。ズーム・レ
ンズ3の位置を示す信号は,レンズ位置検出装置19から
出力され,制御CPU22に入力する。
【0042】撮像/再生モード・スイッチ8により撮像
モードが設定されると,絞り20により光量が制限された
被写体像がズーム・レンズ3によってCCD11の受光面
上に結像する。CCD11から被写体像を表す映像信号が
出力され,撮像回路12に入力する。撮像回路12において
白バランス調整,アナログ/ディジタル変換等の所定の
撮像処理が行われる。撮像回路12から出力された画像デ
ータは,画像処理回路15に入力する。画像処理回路15に
おいて,ガンマ補正,データ圧縮,オン・スクリーン処
理等の所定の画像データ処理が行われる。
【0043】画像データは,画像処理回路15から測光回
路13に与えられ,測光値が算出される。測光回路13は,
与えられた画像データにもとづいて,撮像領域を分割し
たときのそれぞれの分割領域内の被写体像の測光値を算
出する分割測光および撮像領域全体の被写体像の測光値
を算出する平均測光の両方の測光が可能なものである。
【0044】また,画像データは,フレーム・メモリ14
に与えられ,順次上書きされる。フレーム・メモリ14に
書き込まれた画像データが読み出され,表示装置6(表
示画面と同じ符号を用いる)に与えられることにより,
表示画面6上に撮像によって得られた被写体像が動画で
表示されることとなる。
【0045】シャッタ・レリーズ・ボタン1が押される
ことにより,フレーム・メモリ14に書き込まれた画像デ
ータがメモリ・カード25に与えられ,記録される。
【0046】この実施例によるディジタル・スチル・カ
メラは画像再生もできる。撮像/再生モード・スイッチ
8により再生モードが設定されると,メモリ・カード25
に記録されている画像データが画像処理回路15に与えら
れる。画像データは画像処理回路15において再生処理が
施され,表示装置6に与えられる。メモリ・カード25に
記録されている画像データによって表される画像が表示
画面6上に表示される。
【0047】図3は,表示画面6の表示例の一例であ
る。
【0048】表示画面6の左上にはプログラムAEモー
ドが設定されたときに「P」の文字が表示される領域A
1がある。プログラムAEモードが設定されることによ
り,測光値にもとづいて露出量が決定し,シャッタ速
度,絞りがプログラム線図にもとづいて決定する。ま
た,表示画面6の右上にはメモリ・カード25の残記録枚
数(0019)を表示する領域A2ならびにCCD11の水平
方向の画素数(2400)および記録モードがノーマル・モ
ード(解像度の高い画像を得るときに設定されるもの
で,解像度の低い画像でよいときにはエコノミー・モー
ドが設定される)であることを示す「N」の文字を表示
する領域A3が含まれている。
【0049】さらに,表示画面6の下には,露出情報表
示領域A6が表示されている。この露出情報表示領域A
6内には,シャッタ速度(シャッタ速度Tの逆数「500
」が表示されている)を表示する領域A4および絞り
値(F2.8 )を表示する領域A5が含まれている。露出
情報表示領域A6には,後述するように露出量表すイン
ジケータも表示される。
【0050】図4は,露出検出可能範囲および露出制御
可能範囲を示している。
【0051】撮像モードにおいては,シャッタ速度1/
30秒,絞りF2.8 の露出量8Evからシャッタ速度1/25
0 秒,絞りF11の露出量15Evまでの間の露出量であれば
正確に検出することができる。撮像モードにおいて,露
出量8Ev未満,露出量15Evより大きい場合には得られた
露出量は不正確なものであることが多い。このために撮
像モードにおいては,測光により得られた露出量が露出
量8Evから露出量15Evまでの間を露出可能範囲と規定し
ている。
【0052】これに対して,再測光の露出検出可能範囲
は,ディジタル・スチル・カメラにおける露出制御可能
範囲と同じ範囲であり,シャッタ速度3秒,絞りF2.8
の露出量 1.5Evからシャッタ速度1/1000秒,絞りF11
の露出量17Evの間である。
【0053】図5および図6は,撮像モードが設定され
たときの処理手順を示すフローチャートである。
【0054】この処理は,撮像モードが設定されると,
1/30秒(1V,Vは垂直操作周期)ごとに行われる。
【0055】最初に撮像モードが設定されると,制御C
PU21内のムービ・カウンタがリセットされる。
【0056】被写体が撮像され,被写体像を表す画像デ
ータが得られる。ムービ・カウンタがインクレメントさ
れ(ステップ31),シャッタ・レリーズ・ボタン1の第
一段階の押下があったかどうか(ステップ32)が確認さ
れる。
【0057】シャッタ・レリーズ・ボタン1の第一段階
の押下があると(ステップ32でYES),所定のS1処
理が行われる(ステップ36)。このS1処理については
後述する。シャッタ・レリーズ・ボタン1の第二段階の
押下が無ければ(ステップ39でNO)撮像によって得ら
れた画像データが測光回路13に入力し,分割測光値およ
び平均測光値が算出される(ステップ40)。算出された
平均測光値を用いて1V後の露出量(絞りおよびシャッ
タ速度)が演算される(ステップ41)。
【0058】また,静止画を記録する場合の露出量も演
算される(ステップ42)。演算された露出量は,制御C
PU22内のメモリに格納される。撮像によって得られた
画像データによって得られた画像データにより表される
画像が表示画面6上に表示されるように表示装置6が制
御される。また,演算された,静止画を記録する場合の
絞り値およびシャッタ速度が表示画面4の領域A4およ
びA5に表示されるように表示画面6上の表示が更新さ
れる(ステップ43)。絞り値およびシャッタ速度の表示
が更新されるので,ユーザは静止画の記録に用いられる
最新の絞り値およびシャッタ速度を知ることができる。
【0059】シャッタ・レリーズ・ボタン1の第二段階
の押下があると(ステップ39でYES),演算された露
出量となるようにシャッタ速度および絞り値が設定され
る(ステップ44,静止画記録用の露出を設定)。被写体
が撮像され,被写体像を表わす画像データが得られる。
得られた画像データがメモリ・カード25に記録される
(ステップ45)。
【0060】シャッタ・レリーズ・ボタン1の第1段階
の押下が無ければ(ステップ32でNO),ムービ・カウ
ンタのカウント値が一定値N未満(たとえば, 200msを
示すカウント値未満)かどうかが確認される(ステップ
33)。カウント値が一定値N未満であれば(ステップ33
でYES),撮像モードに入って余り時間が経過してい
ないので安定な動作となっていないと考えられる。この
ために,上述のように撮像モードにおいて算出された露
出量の信頼性は低いものと考えられる。表示画面6に表
示されたシャッタ速度と絞り値とは不正確なことがあ
る。露出情報表示領域A6の表示の変更処理が行われる
(ステップ37)。
【0061】また,カウント値が一定値N以上であると
(ステップ33でNO),シャッタ・レリーズ・ボタン1
の第一段階の押下の直前3Vにおいて得られた測光値の
変化が大きいかどうかが判定される(ステップ34)。測
光値の変化が大きいとシャッタ・レリーズ・ボタン1の
第二段階の押下までに再び被写体の明るさが変化する可
能性が高い。上述のように撮像モードにおいて算出され
た露出量の信頼性は低くなる。この場合も表示画面6に
表示されたシャッタ速度と絞り値とは不正確となること
がある。露出情報表示領域A6の表示の変更処理が行わ
れる(ステップ37)。たとえば,シャッタ・レリーズ・
ボタン1の押下の直前3Vにおいて得られた3つの露出
量の最大値と最小値との差が 0.3Ev以上あれば変化が大
きいとされる。
【0062】さらに,シャッタ・レリーズ・ボタン1の
第一段階の押下直前の露出量が撮像モード時の露出検出
可能範囲内にあるかどうかが確認される(ステップ3
5)。露出検出可能範囲内にない場合には,撮像モード
において得られた露出量の信頼性は低い。この場合も露
出情報表示領域A6の表示の変更処理が行われる(ステ
ップ37)。
【0063】図7は,表示変更処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。図8(A)から(I)は,表示画
面6の露出情報表示領域A6の表示例を示している。
【0064】表示変更処理が行われる場合は,撮像モー
ドにおいて得られた測光値にもとづいて算出されたシャ
ッタ速度および絞り値の信頼性が低いと考えられる。こ
のため,ディジタル・スチル・カメラが設定されている
モード等に応じて露出情報表示領域A6の表示態様が変
化させられる。
【0065】図7を参照して,ストロボ設定スイッチ30
によりストロボ発光モードが設定されていると(ステッ
プ51でYES),周囲の明るさは,ストロボ発光が必要
な程暗いと考えられる。このために,図8(A)に示す
ようにストロボ発光モードにおいて適したシャッタ速度
(1/60秒)がシャッタ速度表示領域A4に,絞り値F
2.8 が絞り値表示領域A5にそれぞれ表示される(ステ
ップ52)。
【0066】ストロボ発光モードが設定されていない場
合には(ステップ51でNO),プログラムAEモードが
設定されているかどうかが判断される(ステップ53)。
プログラムAEモードが設定されているときには(ステ
ップ53でYES),図8(B)に示すようにシャッタ速
度表示領域A4および絞り値表示領域A5のいずれもバ
ー表示となる(ステップ54)。撮像モードにおいて測光
値から算出された露出量の信頼性が低いために,上述し
たように式1にもとづいて決定されているプログラム線
図を用いて,露出量からシャッタ速度および絞り値を算
出しても,その算出されたシャッタ速度および絞り値の
信頼性がない。信頼性のないシャッタ速度および絞り値
をユーザに知らせると誤った情報を与えることとなるた
めバー表示される。ユーザは,バー表示を見ることによ
り,シャッタ速度および絞り値を決定できないことが分
かる。
【0067】また,プログラムAEモードが設定されて
いるときには(ステップ53),シャッタ速度表示領域A
4および絞り値表示領域A5にバー表示する代わりに図
8(C)に示すように表示そのものを消去してもよい。
ユーザは,表示領域A4およびA5のシャッタ速度表示
および絞り値表示が消去されていることを見ることによ
り,シャッタ速度および絞り値を決定できないことが分
かる。
【0068】プログラムAEモードが設定されていない
場合には(ステップ53でNO),絞り優先モードが設定
されているかどうかが判断される(ステップ55)。モー
ド設定スイッチ9により絞り優先モードが設定されてい
るときは(ステップ55でYES),ユーザが絞りダイア
ル4を用いて絞り値を設定する。このために絞り値は決
定されている。しかしながら,上述したように撮像モー
ドにおいて算出された露出量の信頼性は低い。このため
に,式1を用いてシャッタ速度を決定しても,その決定
されたシャッタ速度の信頼性も低いこととなる。図8
(D)に示すように,シャッタ速度表示領域A4には,
バーが表示される(ステップ56)。ユーザは,シャッタ
速度表示領域A4に表示されているバーを見ることによ
りシャッタ速度を決定できないことを知る。絞り値表示
領域A5には,ユーザによって設定された絞り値が表示
される。
【0069】シャッタ速度優先モードが設定されている
ときには(ステップ57でYES),ユーザがシャッタ速
度ダイアル5を用いてシャッタ速度を設定する。このた
めにシャッタ速度は決定されている。しかしながら,上
述したように撮像モードにおいて算出された露出量の信
頼性は低い。このために,式1を用いて絞り値を決定し
ても,その決定された絞り値の信頼性は低い。図8
(E)に示すように,絞り値表示領域A5には,バーが
表示される(ステップ58)。ユーザは,絞り表示領域A
5に表示されているバーを見ることにより絞り値を決定
できないことを知る。シャッタ速度表示領域A4には,
ユーザによって設定されたシャッタ速度が表示されるこ
ととなる。
【0070】マニュアル露出モードが設定されていると
(ステップ59でYES),ユーザによって設定された露
出量(ユーザによって設定されたシャッタ速度および絞
り値から式1を用いて露出量が決定する)が図4に示し
た露出制御可能範囲外かどうかが判定される(ステップ
60)。露出制御可能範囲外でなければ(ステップ60でN
O),図8(F)に示すように露出情報表示領域A6内
にはシャッタ速度表示領域A4およびA5にの他に露出
インジケータ表示領域A7に露出インジケータが表示さ
れる(ステップ62)。
【0071】露出インジケータには,露出量が高いこと
を示す「+」の記号,露出量が低いことを示す「−」の
記号および露出量の程度を指示するための矢印A8が含
まれている。ユーザによって設定された露出量に応じて
矢印A8の位置が移動する。矢印A8の位置を見ること
により,設定された露出量をほぼ把握することができ
る。
【0072】ユーザによって設定された露出量が露出可
能範囲外であれば(ステップ60でYES),設定された
露出量では露出することができない。このために,図8
(G)に示すように,露出インジケータA7のうち指示
A8の表示が消去される(ステップ61)。ユーザは,指
示A8の表示が消去されたことを見ることにより,自分
で設定した露出量では露出できないことが分かる。必要
に応じて,再度シャッタ速度および絞り値を設定するこ
とができる。
【0073】図9は,S1処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【0074】まず,表示画面4上に表示されている動画
像(ムービ画像)がフリーズされる(ステップ71)。ま
た,測光完了フラグがオフとされる(ステップ72)。
【0075】測光完了フラグがオンかどうかが確認され
る(ステップ73),測光完了フラグがオンでなければ
(ステップ73でNO),CCD11の駆動モード,シャッ
タ速度,絞りなどが変更される(ステップ74)。CCD
11の駆動モード等が変更されると撮像によって得られた
画像データから分割測光値が算出される(ステップ7
7)。すべての分割測光エリアの測光値が得られるまで
ステップ73から77の処理が繰り返される(ステップ7
6)。すべての分割測光値が算出されると(ステップ76
でYES),測光完了フラグがオンされる(ステップ7
7)。また,すべての分割測光値が算出されると,それ
らのすべての分割測光値から重み付け演算等を利用し
て,平均測光値が算出されるのはいうまでもない。
【0076】測光完了フラグがオンとされると(ステッ
プ73でYES),得られた平均測光値から露出量が演算
される(ステップ78)。CCD11の駆動モード等が変更
されているから撮像モードにおいて得られた画像データ
を用いて算出された露出量の信頼性が低い場合であって
も,信頼性の高い露出量を算出できる。得られた露出量
を用いてシャッタ速度および絞りが算出される。算出さ
れたシャッタ速度および絞りが図8(H)に示すように
表示画面4の露出量表示領域A6のシャッタ速度表示領
域A4および絞り値表示領域A5に表示される(ステッ
プ79)。再測光により得られた露出量にもとづいて算出
された絞り値およびシャッタ速度が表示されるから,信
頼性の高い値が表示されることとなる。また,マニュア
ル露出モードが設定されているときには,図8(I)に
示すように露出インジケータA7も表示される。
【0077】つづいて,ズーム制御装置18によりズーム
・レンズ3のズーム量が調整されAF(Auto Focous )
処理が行われる(ステップ80)。その後表示画面4上に
撮影スタンバイ表示がされる(ステップ81)。ユーザ
は,スタンバイ表示を見ることにより,静止画の記録が
可能な状態となったことを知ることができる。再び被写
体像が撮像され,表示画面4上には動画が表示されるこ
ととなる(ステップ82)。
【0078】上述の実施例において,露出インジケータ
には,露出量が高いことを示す「+」の記号,露出量が
低いことを示す「−」の記号および露出量の程度を指示
するための矢印A8が含まれている。ユーザによって設
定された露出量に応じて矢印A8の位置が移動する。矢
印A8の位置を見ることにより,設定された露出量をほ
ぼ把握することができる。この矢印A8の位置は,次の
ように決定できる。
【0079】撮像モードにおける測光により得られた露
出量の信頼性が高い場合に,ユーザが設定した露出量を
Ev1,撮像モードにおける測光により得られた露出量を
Ev2とする。これらの露出量Ev1とEv2との差が2Ev未
満(|Ev1−Ev2|<2Ev)であれば,設定したユーザ
の露出量Ev1の設定に応じて 0.5Evごとに指示A8の位
置を変化させる。
【0080】また,撮像モードにおける測光により得ら
れた露出量Ev2が,ユーザにより設定された露出量Ev1
よりも3Ev以上あると,ユーザにより設定された露出量
Ev1で露出制御すると露光アンダとなることが多い。ま
た,ユーザにより設定された露出量Ev1が,撮像モード
における測光により得られた露出量Ev2よりも3Ev以上
いると,ユーザにより設定された露出量Ev1で露出制御
すると露光オーバとなることが多い。このため露出量Ev
1とEv2との差が2Ev以上ある場合に,ユーザの設定に
したがって露出制御すると露光アンダとなるおそれがあ
る場合には,指示A8を「−」端に固定表示し,露光オ
ーバとなるおそれがある場合には,指示A8を「+」端
に固定表示してもよい。ユーザは,指示A8の位置をこ
ることにより,露光アンダまたは露光オーバのおそれが
あることが分かる。
【0081】上述した実施例においては,シャッタ・レ
リーズ・ボタンの第一段階押下に応じて,撮像モードに
おいて算出された露出量が信頼性があるかどうかを判定
しているが(図5ステップ32,33,34,35),AEロッ
ク・スイッチ10が押されたことにより,撮像モードにお
いて算出たれ露出量が信頼性があるかどうかを判定し,
露出量の表示制御処理を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は,ディジタル・スチル・
カメラの外観図である。
【図2】ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示
すブロック図である。
【図3】表示画面の一例を示している。
【図4】露出可能範囲を示している。
【図5】ディジタル・スチル・カメラの処理手順を示す
フローチャートである。
【図6】ディジタル・スチル・カメラの処理手順を示す
フローチャートである。
【図7】表示変更処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【図8】(A)から(I)は,露出情報表示領域を示し
ている。
【図9】S1処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 シャッタ・レリーズ・ボタン 2 ストロボ発光装置 3 ズーム・レンズ 4 絞りダイアル 5 シャッタ速度ダイアル 6 表示装置 7 ズーム設定スイッチ 8 撮像/再生設定モード 9 モード設定スイッチ 10 AEロック・スイッチ 11 CCD 12 撮像回路 13 測光回路 15 画像処理回路 16 ストロボ制御回路 17 絞り制御回路 18 ズーム制御回路 19 レンズ位置検出回路 20 ドライバ 21 制御CPU 25 メモリ・カード 30 ストロボ設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/235 H04N 5/235 // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H002 AB01 AB03 AB04 DB14 FB02 FB21 FB23 FB24 FB27 FB28 FB38 FB51 FB52 FB53 FB55 FB56 FB64 FB71 HA04 HA11 HA13 JA07 2H054 AA01 2H102 AA01 AA02 AA03 AA04 AA12 AA13 AA16 AA17 AA22 AA52 AA53 AA54 AA56 AA57 AA66 AB13 AB17 BA01 BA06 BA25 BA27 BB08 BB22 BB25 CA03 5C022 AA13 AB00 AB01 AB12 AB15 AB17 AB66 AC14 AC18 AC32 AC42 AC52 AC69 AC74 AC80

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像モードにおいて周期的に被写体を撮
    像し,被写体像を表す画像データを出力する撮像手段,
    上記撮像手段から周期的に出力される画像データにもと
    づいて露出量に関する情報を算出する第1の露出量算出
    手段,上記第1の露出量算出手段によって算出された露
    出量に関する情報を表示画面上に表示するように表示装
    置を制御する第1の表示制御手段,上記第1の露出算出
    手段により算出された露出量に関する情報が信頼性のな
    いものかどうかを判定する判定手段,および上記判定手
    段により,算出された露出量に関する情報が信頼性のな
    いものと判定されたことに応じて上記第1の表示制御手
    段の制御のもとに表示画面上に表示される露出量に関す
    る情報の表示態様を,上記信頼性があるときと変わるよ
    うに上記表示装置を制御する第2の表示制御手段,を備
    えたディジタル・スチル・カメラ。
  2. 【請求項2】 上記第2の表示制御手段は,算出された
    露出量が信頼性のないものと判定されたことに応じて露
    出量に関する情報の表示を,消去またはバー表示するも
    のである,請求項1に記載のディジタル・スチル・カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 再測光指令を与える再測光指令手段,上
    記判定手段により算出された露出量が信頼性がないもの
    と判定され,かつ上記再測光指令手段から再測光指令が
    与えられたことに応じて,その再測光指令のタイミング
    にもとづいて上記撮像手段から出力された画像データに
    もとづいて露出量に関する情報を再度算出する第2の露
    出量算出手段,および上記第2の露出量算出手段によっ
    て再度算出された露出量に関する情報を表示画面に表示
    するように表示装置を制御する第3の表示制御手段,を
    さらに備えた請求項1に記載のディジタル・スチル・カ
    メラ。
  4. 【請求項4】 上記再測光指令手段は,二段ストローク
    ・タイプのシャッタ・レリーズ・ボタンおよびAEロッ
    ク・スイッチの少なくとも一方であり,上記シャッタ・
    レリーズ・ボタンの第一段階の押下および上記AEロッ
    ク・スイッチの設定の少なくとも一方に応じて上記再測
    光指令が与えられるものである,請求項3に記載のディ
    ジタル・スチル・カメラ。
  5. 【請求項5】 ストロボ撮影モードかどうかを判定する
    ストロボ撮影モード判定手段,および上記ストロボ撮影
    モード判定手段によりストロボ撮影モードと判定された
    ことに応じて,上記表示画面上にストロボ撮影に応じた
    所定の露出量に関する情報を表示するように上記表示装
    置を制御する第4の表示制御手段,をさらに備えた請求
    項1に記載のディジタル・スチル・カメラ。
  6. 【請求項6】 プログラムAEモードの設定手段をさら
    に備え,上記第2の表示制御手段は,上記判定手段によ
    り,算出された露出量に関する情報が信頼性のないもの
    と判定されたときであって,かつ上記プログラムAEモ
    ード設定手段によりプログラムAEモードが設定された
    ことに応じて,露出量に関する情報のうちシャッタ速度
    および絞り値の表示態様を,上記信頼性があるときと変
    わるように上記表示装置を制御するものである,請求項
    1に記載のディジタル・スチル・カメラ。
  7. 【請求項7】 絞り優先モードの設定手段をさらに備
    え,上記第2の表示制御手段は,上記判定手段により,
    算出された露出量に関する情報が信頼性のないものと判
    定されたときであって,かつ上記絞り優先モード設定手
    段により絞り優先モードが設定されとことに応じて露出
    量に関する情報のうちシャッタ速度の表示態様を,上記
    信頼性があるときと変わるように上記表示装置を制御す
    るものである,請求項1に記載のディジタル・スチル・
    カメラ。
  8. 【請求項8】 シャッタ速度優先モードの設定手段をさ
    らに備え,上記第2の表示制御手段は,上記判定手段に
    より,算出された露出量が信頼性のないものと判定され
    たときであって,かつ上記シャッタ速度優先モード設定
    手段によりシャッタ速度が設定されたことに応じて露出
    量に関する情報のうち絞り値の表示態様を,上記信頼性
    があるときと変わるように上記表示装置を制御するもの
    である,請求項1に記載のディジタル・スチル・カメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 マニュアル露出モードの設定手段,露出
    量に関する情報を設定する露出量設定手段,上記マニュ
    アル露出モード設定手段によりマニュアル露出モードが
    設定され,かつ上記露出量設定手段により設定された露
    出量に関する情報にもとづく露出制御が可能かどうかを
    判定する露出制御判定手段,および上記露出制御判定手
    段により露出制御が可能と判定されたことに応じて,上
    記露出量設定手段により設定された露出量に関する情報
    を上記表示画面に表示し,上記露出制御判定手段により
    露出制御が不可能と判定されたことに応じて,上記露出
    量設定手段により設定された露出量に関する情報を,表
    示態様を変えて上記表示画面上に表示するように上記表
    示装置を制御する第5の表示制御手段,をさらに備えた
    請求項1に記載のディジタル・スチル・カメラ。
  10. 【請求項10】 マニュアル露出モードの設定手段,露
    出量に関する情報を設定する露出量設定手段,上記マニ
    ュアル露出モード設定手段によりマニュアル露出モード
    が設定され,かつ上記露出量設定手段により設定された
    露出量に関する情報にもとづく露出量が不適切かどうか
    を判定する露出量判定手段,および上記露出量判定手段
    により露出が不適切と判定されたことにより,上記露出
    量設定手段により設定された露出量に関する情報を露出
    量が適切な場合と不適切な場合とで表示の態様を変えて
    上記表示画面に表示するように上記表示装置を制御する
    第6の表示制御手段,をさらに備えた請求項1に記載の
    ディジタル・スチル・カメラ。
  11. 【請求項11】 撮像モードにおいて周期的に被写体を
    撮像し,被写体像を表す画像データを得,上記撮像によ
    り周期的に出力され画像データにもとづいて露出量に関
    する情報を算出し,算出された露出量に関する情報を表
    示画面上に表示し,算出された露出量に関する情報が信
    頼性のないものかどうかを判定し,算出された露出量に
    関する情報が信頼性のないものと判定されたことに応じ
    て上記表示画面上に表示される露出量に関する情報の表
    示態様を,上記信頼性があるときと変える,露出量表示
    制御方法。
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