JP2002218317A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002218317A
JP2002218317A JP2001012029A JP2001012029A JP2002218317A JP 2002218317 A JP2002218317 A JP 2002218317A JP 2001012029 A JP2001012029 A JP 2001012029A JP 2001012029 A JP2001012029 A JP 2001012029A JP 2002218317 A JP2002218317 A JP 2002218317A
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photographing
exposure
photometric
preliminary
shooting
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JP2001012029A
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English (en)
Inventor
Masaomi Tomizawa
将臣 冨澤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画撮影において、適正な見やすい画像を得
ることが可能な撮像装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも動画撮影を行う撮影手段(1
3、14)と、撮影画面内の所定エリアの輝度を測光す
る測光手段(13、14、16)と、測光手段の測光値
に基づいて撮影手段の露出を設定する露出設定手段(1
2、16)と、動画撮影に先立って、動画撮影を行う範
囲であって撮影画面よりも広い撮影範囲における複数の
測光値を得るための撮影を行う予備撮影手段(13、1
4、16)とを備え、露出設定手段は、撮影手段による
動画撮影中には、予備撮影手段によって得られた複数の
測光値に基づいて1の露出条件を決定し、決定した露出
条件に露出を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
特に動画撮影やパノラマ撮影技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラで動画撮影を行う場合、通常
はAE手段によって常時露出条件を算出し、その算出結
果に応じて絞りやシャッタースピードを修正すること
で、常に最適な露出で撮影が行われるようにしている。
しかしながら、絞りやシャッタースピードを変更した瞬
間の画面輝度の変化が容易に認識され、ユーザーに不自
然な印象を与えるという問題がある。また、測光値から
最初の段階で露出を決定し、その露出を固定したままの
状態で撮影を行うことも考えられるが、露出を決定する
際の被写体輝度が極端に明るすぎたり暗すぎたりする
と、その後の撮影において露出条件が大幅にずれてしま
うという問題が生じる。
【0003】一方、電子カメラでパノラマ撮影を行う場
合にも、上述したのと同じような問題が生じ得る。すな
わち、パノラマ撮影では、通常は1コマ目撮影時におけ
る測光値を用いて露出を決定し、2コマ目以降は1コマ
目の露出を固定したままの状態で撮影が行われる。その
ため、1コマ目の被写体輝度が極端に明るすぎたり暗す
ぎたりすると、2コマ目以降の露出条件が大幅にずれて
しまうという問題が生じる。また、各コマ毎に露出を変
更すると、各コマのつなぎ目の明るさが不連続になり、
ユーザーに不自然な印象を与えるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の動
画撮影やパノラマ撮影では、不自然な輝度変化によって
画像が見難くなるといった問題や、露出条件が大幅にず
れることで適正な画像が得られないといった問題があっ
た。
【0005】本発明は上記従来の課題に対してなされた
ものであり、動画撮影或いはパノラマ撮影において、適
正な見やすい画像を得ることが可能な撮像装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、少なくとも動画撮影を行う撮影手段と、撮影画面内
の所定エリアの輝度を測光する測光手段と、上記測光手
段の測光値に基づいて上記撮影手段の露出を設定する露
出設定手段と、動画撮影に先立って、動画撮影を行う範
囲であって上記撮影画面よりも広い撮影範囲における複
数の測光値を得るための撮影を行う予備撮影手段とを備
え、上記露出設定手段は、上記撮影手段による動画撮影
中には、上記予備撮影手段によって得られた複数の測光
値に基づいて1の露出条件を決定し、決定した露出条件
に露出を設定することを特徴とする。
【0007】上記発明において、上記露出設定手段は、
上記予備撮影手段による撮影中には、上記測光手段で測
光値が得られる度に当該測光値に基づいて露出を設定す
ることが好ましい。
【0008】上記発明において、上記測光手段で得られ
た測光値を表示する表示手段を備えることが好ましい。
【0009】上記発明において、上記予備撮影手段によ
る撮影中に上記測光手段に測光を行わせるよう指示する
測光指示手段を備えることが好ましい。
【0010】また、本発明に係る撮像装置は、少なくと
もパノラマ撮影を行う撮影手段と、撮影画面内の所定エ
リアの輝度を測光する測光手段と、上記測光手段の測光
値に基づいて上記撮影手段の露出を設定する露出設定手
段と、パノラマ撮影に先立って、パノラマ撮影を行う範
囲であって上記撮影画面よりも広い撮影範囲における複
数の測光値を得るための撮影を行う予備撮影手段とを備
え、上記露出設定手段は、上記撮影手段によるパノラマ
撮影中には、上記予備撮影手段によって得られた複数の
測光値に基づいて1の露出条件を決定し、決定した露出
条件に露出を設定することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0012】(基本概念)まず、本発明における動画撮
影の基本的な概念について、図1〜図3を参照して説明
する。
【0013】図1は、動画撮影をする際の撮影予定範囲
を示した図である。この撮影予定範囲は1画面よりも広
い範囲とする。
【0014】動画撮影に際しては、予め予備撮影(予備
測光)を行う。すなわち、図2(a)〜(e)に示すよ
うに、所望の領域にカメラを向けて各領域の輝度を順次
測光し、例えば各測光で得られた測光値の平均に基づい
て露出条件(絞りやシャッタースピード)を設定する。
このようにして露出条件を決定した後、決定した露出条
件を固定した状態で動画撮影を行う。
【0015】予備撮影に際しては、図2(a)〜(e)
に示したように撮影予定範囲全体にわたって測光を行う
ようにしてもよいが、図3(a)〜(c)に示すように
スポット測光によって適当な部分を測光するようにして
もよい。図3に示した例では、平均的な明るさの部分
(図3(a))、明るく輝いている部分(図3
(b))、影になって暗い部分(図3(c))をスポッ
ト測光するようにしている。
【0016】このように、予め予備撮影によって撮影予
定範囲内の複数の領域で測光を行い、その測光結果に基
づいて適切な露出条件を設定し、その露出条件を固定し
て動画撮影を行うので、従来のように絞りやシャッター
スピードを変更した前後で画面輝度が大幅に変化するよ
うなことがなく、ユーザーに不自然な印象を与えること
を防止することができる。また、撮影予定範囲内の複数
の領域で測光を行うことから、撮影予定範囲内の平均的
な輝度に対応させて露出条件を設定することができるた
め、露出条件が大幅にずれて画像が見難くなるといった
問題も回避することができる。
【0017】次に、本発明におけるパノラマ撮影の基本
的な概念について、図4及び図5を参照して説明する。
【0018】図4は、パノラマ撮影をする際の撮影予定
範囲(撮影予定囲は1画面よりも広い範囲)を示した図
である。
【0019】パノラマ撮影に際しては、動画撮影の場合
と同様に、予め予備撮影(予備測光)を行う。すなわ
ち、図5(a)〜(c)に示すように、所望の領域にカ
メラを向けて各領域の輝度を順次測光し、例えば各測光
で得られた測光値の平均に基づいて露出条件(絞りやシ
ャッタースピード)を設定する。このようにして露出条
件を決定した後、決定した露出条件を固定した状態でパ
ノラマ撮影を行う。
【0020】このように、予め予備撮影によって撮影予
定範囲内の複数の領域で測光を行い、その測光結果に基
づいて適切な露出条件を設定し、その露出条件を固定し
てパノラマ撮影を行うので、従来のように各コマのつな
ぎ目で明るさが大幅に変化するようなことがなく、ユー
ザーに不自然な印象を与えることを防止することができ
る。また、撮影予定範囲内の複数の領域で測光を行うこ
とから、撮影予定範囲内の平均的な輝度に対応させて露
出条件を設定することができるため、露出条件が大幅に
ずれて画像が見難くなるといった問題も回避することが
できる。
【0021】(装置構成)図6は、本発明の実施形態に
係る電子カメラの主要部の構成例を示したブロック図で
ある。
【0022】本電子カメラの基本的な構成は、通常の電
子カメラと同様であり、撮影レンズ部11及び絞り12
を通過した被写体光が、CCD等の光電変換素子からな
る撮像素子13に入射するようになっている。撮像素子
13には撮像回路14が接続されており、この撮像回路
14ではCDS、AGC、A/D変換等の各種処理が行
われる。撮像回路14にはTG/SG部(タイミングジ
ェネレータ/シンクロナスシグナルジェネレータ部)1
5が接続されており、このTG/SG部15によって撮
像処理に係る各種のタイミングや制御信号が生成され
る。
【0023】メインCPU16は、バス17等を介して
電子カメラの各部を制御するものである。また、このメ
インCPU16では、撮像部で得られた輝度情報に基づ
いて最適な露出条件を算出する機能等、各種演算機能を
備えている。フラッシュメモリ18は、メインCPU1
6で実行される各種処理のプログラムを格納するもので
ある。また、このフラッシュメモリ18には、露出条件
(絞りやシャッタースピード)を設定する際に用いるプ
ログラム線図が記憶されている。
【0024】AE処理部19は、撮像部で得られた輝度
情報に応じて自動露出制御を行うためのものであり、A
F処理部20は自動焦点制御を行うためのものである。
【0025】SDRAM21は、バッファメモリとして
の機能を有するものであり、撮像部によって得られた画
像データを一時的に記憶する他、画像処理等の各種処理
の作業領域としても用いられる。画像処理部22は、γ
変換処理や色変換処理等の各種処理を行うものであり、
JPEG部23は、画像データに対してJPEG圧縮/
伸長処理を行うものである。記録部24は、JPEG圧
縮処理された画像データ等をメモリカード等の記録媒体
に記録するためのものである。
【0026】サブCPU25は、操作部26(レリーズ
ボタン、モード選択ボタン、十字ボタン等の各種指示ス
イッチからなる)に対する入力制御や、タイマ管理等を
行うものである。また、操作部26には、動画撮影やパ
ノラマ撮影前の予備測光を指示するための予備測光ボタ
ンも含まれている。
【0027】LCD表示部27は、撮像部によって得ら
れた画像の他、各種情報を表示するものであり、LCD
駆動部28によって駆動される。予備測光を行う際に
は、このLCD表示部27上には、撮影画像とともに測
光情報が表示される。
【0028】(動作)次に、本実施形態に係る電子カメ
ラの動作についてフローチャートを参照して説明する。
【0029】図7のフローチャートに示すように、パワ
ーオンの後(S1)、操作部26によって所望のモード
を選択することにより(S2)、静止画撮影モード(S
3)、動画撮影モード(S4)、パノラマ撮影モード
(S5)或いは再生モード(S6)が設定される。
【0030】図8は、通常の静止画撮影モードが選択さ
れた場合の動作例を示したフローチャートである。
【0031】静止画撮影モードが選択されると(S1
0)、まず操作部26によって測光範囲を選択する(S
11)。すなわち、画面全体を測光する全体測光、画面
中央領域を測光する中央測光或いは所望のスポット領域
を測光するスポット測光を選択する。デフォルトとして
は、全体測光が設定されているものとする。
【0032】続いて、操作部26のレリーズスイッチを
半押しする(ファーストレリーズ)ことで(S12)、
以下のAE処理及びAF処理が行われる。すなわち、通
常の測光を行い(S13)、その測光結果に基づいて露
出値を算出し(S14)、算出結果に基づいて露出の設
定(絞りやシャッタースピードの設定)を行うことで
(S15)、AE処理が実行される。引き続き、AF処
理が実行される(S16)。その後、レリーズスイッチ
を全押しする(セカンドレリーズ)ことで(S17)、
撮影が実行され(S18)、得られた画像の画像データ
がメモリカード等の記録媒体に記録され(S19)、撮
影が完了する(S20)。
【0033】図9は、動画撮影モードが選択された場合
の動作例を示したフローチャートである。
【0034】動画撮影モードが選択されると(S3
0)、静止画撮影モードの場合と同様に、まず操作部2
6によって測光範囲を選択する(S31)。
【0035】次に、動画撮影に先立って予備測光(予備
撮影)を行う。すなわち、操作部26の予備測光ボタン
を押す毎に(S32)、撮像部から取り込まれた画像の
輝度情報(測光値)が記憶され(S33)、各測光値の
平均値がその都度算出されるとともに、平均測光値に応
じた最適な露出値(平均露出値)が決定される(S3
4)。測光値、その平均値及び露出値に関する情報は、
撮影された画像とともにLCD表示部27上に表示され
る(S35)。所望回数の予備測光を行った段階で操作
部26の所定のスイッチを操作することで、予備測光が
終了する。予備測光を予め決められた回数(例えば9
回)行った場合にも、その段階で予備測光は終了する
(S36)。なお、測光指示ボタンを連続して押下させ
ている間、所定時間間隔で測光値を連続取得するように
してもよい。撮影者が前記ボタンを押しながら撮影予定
範囲をスキャン動作させれば測光値が得られるため、何
度もボタンを押すのに比べて簡単である。
【0036】なお、予備測光の際には、通常のスルー画
表示(撮影画像を記録媒体に記録せずにリアルタイムで
LCD表示部27上に表示するもの)と同様に、AE処
理部19により測光値から随時適正な露出条件を求めて
自動露出制御を行い、自動露出制御された画像をLCD
表示部27上に表示することが好ましい。これにより、
予備測光においてもスルー画表示と同様に適切な明るさ
で画像を認識することができる。
【0037】図10は、予備測光の際にLCD表示部2
7上に撮影画像とともに表示される測光情報表示部30
について示したものである。
【0038】測光情報表示部30におけるバー表示の上
側のポインタは、現在の測光情報値(以下、Bv値と称
す)を表し、下向き白三角はBv値がバー表示範囲内に
ある場合を、下向きの黒三角はBv値がバー表示範囲外
にある場合を示している。バー表示の下側のポインタ
は、それまでの各測光によって得られたBv値を表し、
上向きの白三角はBv値がバー表示範囲内にある場合
を、上向きの黒三角はBv値がバー表示範囲外にある場
合を示している。それまでの各測光によって得られたB
v値の平均値は、バー表示の中央に位置するようになっ
ている。また、平均Bv値に対応して設定されるべき露
光条件、すなわち絞り(Fナンバー)及びシャッタース
ピードは、画面上部に数字で表示される。以下、図10
(a)〜(c)を参照して具体例を説明する。
【0039】図10(a)は、第1回目の測光後の状態
を示したものであり、Bv=5であるとする。すなわ
ち、Bv=5をバー表示のセンターとして、第1回目の
測光によって得られたBv値(Bv=5)がバー表示下
側に、現在のBv値(Bv=5)がバー表示上側に表示
されている。また、絞り及びシャッタースピードが、画
面上部に(F2.8、1/125)と表示される。
【0040】図10(b)は、2回目の測光後の状態を
示したものであり、2回目の測光ではBv=7であると
する。バー表示のセンターは、1回目と2回目の測光で
得られたBv値の平均値(Bv=6)となり、1回目の
測光によって得られたBv値(Bv=5)及び2回目の
測光によって得られたBv値(Bv=7)がバー表示下
側に、現在のBv値(Bv=7)がバー表示上側に表示
されている。また、絞り及びシャッタースピードは、画
面上部に(F2.8、1/250)と表示される。
【0041】図10(c)は、3回目の測光後の状態を
示したものであり、3回目の測光ではBv=−3である
とする。バー表示のセンターは、1回目、2回目及び3
回目の測光で得られたBv値の平均値(Bv=(5+7
−3)/3=3)となる。このとき、1回目の測光によ
って得られたBv値(Bv=5)は、バー表示範囲内に
あるため上向き白三角で表示されるが、2回目の測光で
得られたBv値(Bv=7)及び3回目の測光で得られ
たBv値(Bv=−3)は、バー表示範囲外であるため
上向き黒三角で表示される。また、現在のBv値(Bv
=−3)もバー表示範囲外であるため下向き黒三角で表
示される。また、絞り及びシャッタースピードは、画面
上部に(F2.8、1/30)と表示される。
【0042】このように、測光情報を画面上に表示する
ことで、測光値のばらつき等を視覚的に容易に認識する
ことができる。
【0043】以上のようにして予備測光を行った後、操
作部26のレリーズボタンを押すことで動画撮影が開始
される(S37)。
【0044】まず、予備測光によって得られた最適露出
値の有無が判断される(S38)。最適露出値がない場
合(予備測光を行ったが通常の動画撮影を行う場合、予
備測光を行わなかった場合)には、通常のAE制御すな
わち、測光処理(S39)、測光値に基づく露出算出処
理(S40)、露出設定処理(S41)によって動画撮
影が行われる(S43)。最適露出値がある場合には、
その最適露出値が固定され(S42)、その状態で動画
撮影が行われる(S43)。なお、いずれの場合にも、
AF処理は随時行われる。
【0045】動画撮影は、レリーズボタンを押し続けて
いる間行われ、レリーズボタンを離して動画撮影を終了
させると(S44)、動画データが記録媒体に記録され
(S45)、さらに最適露出値がクリアされて(S4
6)、動画撮影が完了する(S47)。
【0046】図11は、パノラマ撮影モードが選択され
た場合の動作例を示したフローチャートである。
【0047】パノラマ撮影モードが選択されると(S6
0)、静止画撮影モード等の場合と同様に、まず操作部
26によって測光範囲を選択する(S61)。
【0048】次に、パノラマ撮影に先立って予備測光
(予備撮影)を行う。予備測光の基本的な動作は、動画
撮影の場合と同様である。すなわち、操作部26の予備
測光ボタンを押す毎に(S62)、得られた輝度情報
(測光値)が記憶され(S63)、各測光値の平均値が
その都度算出されるとともに、平均測光値に応じた最適
な露出値(平均露出値)が決定される(S64)。測光
値、その平均値及び露出値に関する情報は、撮影された
画像とともにLCD表示部27上に表示される(S6
5)。所望回数の予備測光を行った段階で操作部26の
所定のスイッチを操作することで、予備測光が終了する
(S66)。
【0049】なお、動画撮影モードの場合と同様、予備
測光に際に、AE処理部19により随時適正な露出条件
を求めて自動露出制御を行い、自動露出制御された画像
をLCD表示部27上に表示することが好ましい。ま
た、予備測光の際にLCD表示部27上に撮影画像とと
もに表示される測光情報等についても、図10と同様な
表示を行うことが好ましい。
【0050】以上のようにして予備測光を行った後、操
作部26のレリーズボタンを押すことで、パノラマ撮影
が開始される。まず、レリーズボタンを半押しする(フ
ァーストレリーズ)ことで(S67)、AF処理が行わ
れ(S68)、続いて動画撮影モードの場合と同様にし
て、予備測光によって得られた最適露出値の有無が判断
される(S69)。すなわち、最適露出値がない場合に
は、通常のAE処理(測光処理(S70)、露出算出処
理(S71)、露出設定処理(S72))が行われ(1
コマ目のみに対して行い、2コマ目以降は1コマ目の露
出値に固定する)、予備測光によって得られた最適露出
値がある場合には、その最適露出値に固定される(S7
3)。
【0051】続いて、レリーズボタンを全押しする(セ
カンドレリーズ)ことで(S74)、1コマ目の撮影が
行われ(S75)、得られた画像データが記録媒体に記
録され(S76)。同様にして、2コマ目以降の撮影及
び画像データの記録を所定枚数分行い(S77、S7
8、S79、S80)、パノラマ撮影が終了する(S8
1)。さらに最適露出値がクリアされて(S82)、パ
ノラマ撮影動作が完了する(S83)。
【0052】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施するこ
とが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階
の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み
合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例え
ば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除
されても、所定の効果が得られるものであれば発明とし
て抽出され得る。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、撮影予定範囲内の複数
の領域を予め測光し、その測光結果に基づいて得られた
適切な露出条件を固定して動画撮影やパノラマ撮影を行
うので、不自然な輝度変化によって画像が見難くなると
いった問題や、露出条件が大幅にずれることで適正な画
像が得られないといった問題を未然に防止することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係り、動画撮影をする際の
撮影予定範囲を示した図。
【図2】図1に示した撮影予定範囲における測光領域の
一例を示した図。
【図3】図1に示した撮影予定範囲における測光領域の
他の例を示した図。
【図4】本発明の実施形態に係り、パノラマ撮影をする
際の撮影予定範囲を示した図。
【図5】図4に示した撮影予定範囲における測光領域の
一例を示した図。
【図6】本発明の実施形態に係る電子カメラの主要部の
構成例を示したブロック図。
【図7】本発明の実施形態に係る電子カメラの基本動作
を示したフローチャート。
【図8】本発明の実施形態に係り、静止画撮影における
動作例を示したフローチャート。
【図9】本発明の実施形態に係り、動画撮影における動
作例を示したフローチャート。
【図10】本発明の実施形態に係り、LCD画面上に表
示される測光情報等について示した図。
【図11】本発明の実施形態に係り、パノラマ撮影にお
ける動作例を示したフローチャート。
【符号の説明】 11…撮影レンズ部 12…絞り 13…撮像素子 14…撮像回路 15…TG/SG部 16…メインCPU 17…バス 18…フラッシュメモリ 19…AE処理部 20…AF処理部 21…SDRAM 22…画像処理部 23…JPEG部 24…記録部 25…サブCPU 26…操作部 27…LCD表示部 28…LCD駆動部 30…測光情報表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 AB02 CC03 DB00 DB02 DB14 DB23 DB25 DB31 FB22 FB31 FB55 FB73 GA02 GA35 HA04 JA07 2H102 AA02 AA03 AA16 AA22 BB08 CA01 5C022 AA13 AB01 AB12 AB17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも動画撮影を行う撮影手段と、 撮影画面内の所定エリアの輝度を測光する測光手段と、 上記測光手段の測光値に基づいて上記撮影手段の露出を
    設定する露出設定手段と、 動画撮影に先立って、動画撮影を行う範囲であって上記
    撮影画面よりも広い撮影範囲における複数の測光値を得
    るための撮影を行う予備撮影手段とを備え、 上記露出設定手段は、上記撮影手段による動画撮影中に
    は、上記予備撮影手段によって得られた複数の測光値に
    基づいて1の露出条件を決定し、決定した露出条件に露
    出を設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】上記露出設定手段は、上記予備撮影手段に
    よる撮影中には、上記測光手段で測光値が得られる度に
    当該測光値に基づいて露出を設定することを特徴とする
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】上記測光手段で得られた測光値を表示する
    表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の撮像装置。
  4. 【請求項4】上記予備撮影手段による撮影中に上記測光
    手段に測光を行わせるよう指示する測光指示手段を備え
    たことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    撮像装置。
  5. 【請求項5】少なくともパノラマ撮影を行う撮影手段
    と、 撮影画面内の所定エリアの輝度を測光する測光手段と、 上記測光手段の測光値に基づいて上記撮影手段の露出を
    設定する露出設定手段と、 パノラマ撮影に先立って、パノラマ撮影を行う範囲であ
    って上記撮影画面よりも広い撮影範囲における複数の測
    光値を得るための撮影を行う予備撮影手段とを備え、 上記露出設定手段は、上記撮影手段によるパノラマ撮影
    中には、上記予備撮影手段によって得られた複数の測光
    値に基づいて1の露出条件を決定し、決定した露出条件
    に露出を設定することを特徴とする撮像装置。
JP2001012029A 2001-01-19 2001-01-19 撮像装置 Pending JP2002218317A (ja)

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