JP2002064320A - 無線端末 - Google Patents

無線端末

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JP2002064320A
JP2002064320A JP2000249126A JP2000249126A JP2002064320A JP 2002064320 A JP2002064320 A JP 2002064320A JP 2000249126 A JP2000249126 A JP 2000249126A JP 2000249126 A JP2000249126 A JP 2000249126A JP 2002064320 A JP2002064320 A JP 2002064320A
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antenna
slit
metal
window
housing
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JP2000249126A
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Isao Tomomatsu
功 友松
Masayuki Isawa
正幸 石和
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属筐体10の内側にワイヤードカップル型ア
ンテナ14を配置した携帯無線端末で、アンテナ14の機能
が発揮できるようにする。 【解決手段】 金属筐体10の、アンテナ14に対応する位
置に窓18を形成する。窓18の周辺のうち、アンテナ14の
共振ベクトルと非平行で、かつアンテナ14の給電点Pに
近い方の辺Xの一方の端から、当該辺Xを延長する方向
に、金属筐体10の外縁に達するスリット20を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機やモバ
イル機器などの無線端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯無線端末は、電波の送受信を
支障なく行えるように、アンテナが筐体の外に突出した
形となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】携帯無線端末の外観を
スマートにするためには、アンテナを筐体の外に突出さ
せないようにすることが望ましい。携帯無線端末のアン
テナとしては一般に、ホイップアンテナ、ヘリカルアン
テナ又はミアンダアンテナのようなワイヤードカップル
型のアンテナが使用されているが、このタイプのアンテ
ナは、筐体の内側に配置すると、アンテナとしての機能
を発揮できなくなる。これは、筐体が金属又は内面に金
属メッキを施したプラスチックで形成されていて、電波
を通さないからである。
【0004】そこで、ワイヤードカップル型アンテナを
金属筐体又は金属メッキプラスチック筐体の内側に配置
する場合には、筐体に電波を通すための窓を形成するこ
とが考えられる。図8にその一例を示す。図において、
10は金属筐体(又は金属メッキプラスチック筐体)、12
は操作キーや表示板などが設けられた操作盤、14は金属
筐体10の内側に配置されたワイヤードカップル型アンテ
ナ、16はアンテナ14の給電線、18は金属筐体10のアンテ
ナ14に対応する位置に形成された窓である。しかし実験
によれば、ワイヤードカップル型アンテナの場合は、上
記のような窓18を設けただけでは、電波の送受信ができ
ないことが分かった。
【0005】本発明の目的は、ワイヤードカップル型ア
ンテナを金属筐体又は金属メッキプラスチック筐体内に
配置した状態で、電波の送受信が行える無線端末を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、金属筐体又は金属メッキプラスチック筐体の
内側にワイヤードカップル型アンテナを配置した無線端
末において、前記金属筐体又は金属メッキプラスチック
筐体の金属メッキ層の、前記アンテナに対応する位置に
窓を形成し、この窓の周辺のうち、前記アンテナの共振
ベクトルと非平行で、かつ前記アンテナの給電点に近い
方の辺の側に、前記窓と連続するスリットを設けたこと
を特徴とするものである。
【0007】本発明の無線端末は、前記窓の周辺のう
ち、前記アンテナの共振ベクトルと非平行で、かつ前記
アンテナの給電点に近い方の辺の一方の端から、当該辺
を延長する方向に、前記金属筐体又は金属メッキプラス
チック筐体の金属メッキ層の外縁に達するスリットを形
成した構成とすることができる。
【0008】本発明の無線端末は、前記窓の周辺のう
ち、前記アンテナの共振ベクトルと非平行で、かつ前記
アンテナの給電点に近い方の辺の一方の端から、前記ア
ンテナの共振ベクトルと同方向にスリットを形成し、こ
のスリットの長さをλ/5以上(λ:アンテナが送受信
する電波の波長)とした構成にすることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。
【0010】〔実施形態1〕図1は本発明の一実施形態
を示す。先に説明した図6と同様、10は金属筐体(又は
金属メッキプラスチック筐体)、12は操作盤、14はワイ
ヤードカップル型アンテナ(例えばヘリカルアンテ
ナ)、16は給電線、18は金属筐体10のアンテナ14に対応
する位置に形成された窓である。
【0011】この携帯無線端末は、金属筐体10に上記の
ような窓18を形成した上で、さらにこの窓18の周辺のう
ち、アンテナ14の共振ベクトル(軸線方向)と非平行
で、かつアンテナ14の給電点Pに近い方の辺Xの一方の
端から、当該辺Xを延長する方向に、金属筐体10の外縁
に達するスリット20を形成したものである。窓18を形成
した上で、このようなスリット20を形成すると、アンテ
ナ14を金属筐体10の内側に配置した状態で、電波の送受
信を行えるようになる。これは、次のような実験で確か
められた。
【0012】すなわち、図3(A)に示すように、金属
筐体とみなせるA4版サイズの銅板10aの一つの角部付
近に10mm×12mmの窓18を形成し、この窓18の内側(紙面
の裏側)に2GHz のヘリカルアンテナ14を配置する。こ
のアンテナ14にネットワークアナライザ(図示せず)を
接続して、リターンロスの測定を行う。リターンロスが
−10dB以下で、かつ極小となる周波数が、そのアンテナ
の共振周波数である。このような共振周波数が存在すれ
ば、そのアンテナはアンテナとして機能していると判定
できる。
【0013】図3(A)を初期状態とし、同図(B)に
示すように、窓18のアンテナ給電点P側の辺Xの一方の
端から、当該辺Xを延長する方向にスリット20(幅1m
m)を形成し、このスリット20の長さLを徐々に長くし
ていったときの、スリット長さLとリターンロス極小値
との関係を調べた。その結果が図4のグラフである。図
4によれば、スリット20が銅板10aの外縁(筐体の外縁
に相当)に到達しないうちはリターンロスはほぼ0で、
アンテナとして機能しないが、スリット20が銅板10aの
外縁に到達すると、リターンロスが−10dB以下となり、
アンテナとして機能することが分かる。したがって図1
のような構成にすれば、ヘリカルアンテナ14を金属筐体
10の内側に配置した状態で、電波の送受信を行えるよう
になる。
【0014】〔実施形態2〕図2は本発明の他の実施形
態を示す。図2において、図1と同一部分には同一符号
を付してある。この携帯無線端末は、金属筐体10に窓18
を形成した上で、さらにこの窓18の周辺のうち、アンテ
ナ14の共振ベクトル(軸線方向)と非平行で、かつアン
テナ14の給電点Pに近い方の辺Xの一方の端から、アン
テナ14の共振ベクトルと同方向にスリット22を形成し、
このスリット22の長さをλ/5以上(λ:アンテナが送
受信する電波の波長)としたものである。窓18を形成し
た上で、このようなスリット22を形成すると、アンテナ
14を金属筐体10の内側に配置した状態で、アンテナとし
ての機能を発揮できるようになる。これは、次のような
実験で確かめられた。
【0015】すなわち実施形態1と同様、図3(A)に
示すように、金属筐体とみなせる銅板10aの一つの角部
付近に窓18を形成し、この窓18の内側に2GHzのヘリカ
ルアンテナ14を配置し、このアンテナ14にネットワーク
アナライザを接続して、リターンロスの測定を行う。図
3(A)を初期状態とし、同図(C)に示すように、窓
18のアンテナ給電点P側の辺Xの一方の端から、アンテ
ナ14の共振ベクトルと平行な方向にスリット22(幅2m
m)を形成し、このスリット22の長さHを徐々に長くし
ていったときの、スリット長さHとリターンロス極小値
との関係を調べた。その結果が図5のグラフである。図
5によれば、スリット22の長さHがλ/5以上になる
と、リターンロスが−10dB以下となり、アンテナとして
機能することが分かる。
【0016】したがって図2のような構成にすれば、ヘ
リカルアンテナ14を金属筐体10の内側に配置した状態
で、電波の送受信を行えるようになる。また図2の構成
の場合は、スリット22の先端が閉じた状態となるので、
図1の場合より金属筐体10の機械的強度を高くできる利
点がある。
【0017】〔その他の実施形態〕以上の実施形態では
筐体が金属筐体である場合を説明したが、筐体が金属メ
ッキプラスチック筐体である場合は、金属メッキ層に実
施形態1又は2と同様のスリットを形成すればよい。ま
た実施形態1、2のように金属筐体10に窓18及びスリッ
ト20、22を形成した場合は、窓18及びスリット20、22を
プラスチック製の封止部材で塞いでおくことが好まし
い。
【0018】さらに実施形態1のように窓18の辺Xを延
長する方向にスリット20を設けた場合も、その長さが図
6のようにλ/5以上になれば、外縁に達していなくて
も、本発明の効果を奏することができる。他方、実施形
態2のような方向にスリット22を設けたときも、図7の
ようにスリット22が外縁に達していれば、その長さがλ
/5以下であっても、本発明の効果を奏することができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属筐体又は金属メッキプラスチック筐体の内側にワイヤ
ードカップル型アンテナを配置した状態で、アンテナと
しての機能を発揮させることができる。したがってアン
テナが筐体の外に突出しなくなるので、デザインの自由
度が高まり、外観の良好な無線端末を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る携帯無線端末の一実施形態を示
す、(A)は背面図、(B)は(A)のB−B線断面
図。
【図2】 本発明に係る携帯無線端末の他の実施形態を
示す、(A)は背面図、(B)は(A)のB−B線断面
図。
【図3】 (A)は筐体に相当する銅板に窓を形成し、
その内側にアンテナを配置して、アンテナの性能を測定
する状態を示す説明図、(B)、(C)はそれぞれ
(A)に示した窓にスリットを入れる方向を示す説明
図。
【図4】 図3(B)のようにスリットを入れたとき
の、スリット長さとリターンロスとの関係を示すグラ
フ。
【図5】 図3(C)のようにスリットを入れたとき
の、スリット長さとリターンロスとの関係を示すグラ
フ。
【図6】 本発明のさらに他の実施形態を示す説明図。
【図7】 本発明のさらに他の実施形態を示す説明図。
【図8】 携帯無線端末の金属筐体の内側にアンテナを
配置して、金属筐体に窓を形成した状態を示す、(A)
は背面図、(B)は(A)のB−B線断面図。
【符号の説明】
10:金属筐体 12:操作盤 14:ワイヤードカップル型アンテナ 16:給電線 18:窓 20、22:スリット P:給電点 X:窓18のアンテナ給電点Pに近い方の辺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/32 H04B 7/26 V Fターム(参考) 5J045 AA05 AB02 DA03 FA09 LA01 LA04 NA03 5J046 AA01 AA04 AB06 AB12 UA08 5J047 AA01 AA04 AB06 AB12 FD01 5K011 AA06 JA01 KA13 5K067 AA24 BB04 EE02 KK02 KK17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属筐体(10)又は金属メッキプラスチ
    ック筐体の内側にワイヤードカップル型アンテナ(14)
    を配置した無線端末において、前記金属筐体(10)又は
    金属メッキプラスチック筐体の金属メッキ層の、前記ア
    ンテナ(14)に対応する位置に窓(18)を形成し、この
    窓(18)の周辺のうち、前記アンテナ(14)の共振ベク
    トルと非平行で、かつ前記アンテナ(14)の給電点
    (P)に近い方の辺(X)の側に、前記窓(18)と連続
    するスリット(20、22)を設けたことを特徴とする無線
    端末。
  2. 【請求項2】 窓(18)の周辺のうち、前記アンテナ
    (14)の共振ベクトルと非平行で、かつ前記アンテナ
    (14)の給電点(P)に近い方の辺(X)の一方の端か
    ら、当該辺(X)を延長する方向に、前記金属筐体(1
    0)又は金属メッキプラスチック筐体の金属メッキ層の
    外縁に達するスリット(20)を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の無線端末。
  3. 【請求項3】 窓(18)の周辺のうち、前記アンテナ
    (14)の共振ベクトルと非平行で、かつ前記アンテナ
    (14)の給電点(P)に近い方の辺(X)の一方の端か
    ら、前記アンテナ(14)の共振ベクトルと同方向にスリ
    ット(22)を形成し、このスリット(22)の長さをλ/
    5以上(λ:アンテナが送受信する電波の波長)とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線端末。
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