JP2002063731A - 光学ピックアップ及びディスク装置 - Google Patents

光学ピックアップ及びディスク装置

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JP2002063731A
JP2002063731A JP2000249846A JP2000249846A JP2002063731A JP 2002063731 A JP2002063731 A JP 2002063731A JP 2000249846 A JP2000249846 A JP 2000249846A JP 2000249846 A JP2000249846 A JP 2000249846A JP 2002063731 A JP2002063731 A JP 2002063731A
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optical pickup
optical
light source
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Tomohiko Baba
友彦 馬場
Sadaji Mitsui
貞二 三井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減することにより、コストを低
減し、耐環境性が高く、製造における環境負荷が少ない
光学ピックアップ、及びこの光学ピックアップを備えた
安価なディスク装置を提供する。 【解決手段】 光源LDと、対物レンズと、受光素子P
Dと、ビームスプリッタ2とを有し、光源LDからの出
射光がビームスプリッタ2を介して対物レンズ5により
記録媒体11に収束照射され、記録媒体11からの戻り
光がビームスプリッタ2により出射光と分離されて受光
素子PDにより受光検出されるものであって、一の主面
1Aに出射光を分割する回折格子が形成され、かつ他の
主面1Bにトーリック面が形成された光学素子1が、光
源LDとビームスプリッタ2との間に配置された光学ピ
ックアップ10を構成する。また、この光学ピックアッ
プ10を備えてディスク装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばミニディス
ク(MD)等の光磁気ディスクやその他の光ディスク用
に好適な光学ピックアップ、及びこの光学ピックアップ
を備えたディスク装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクリートタイプの光磁気デ
ィスク(MO)用の光学ピックアップにおいては、プリ
ズムタイプのビームスプリッタを使用しており、さらに
適切な非点収差量を発生させるために、非点収差補正板
を使用している。
【0003】図3に、この従来の光磁気ディスク用の光
学ピックアップの光学系の概略構成図を示す。この光学
ピックアップ50は、レーザダイオードLD、非点収差
補正板41、グレーティング(回折格子)42、プリズ
ムタイプのビームスプリッタ43、ウォラストンプリズ
ム44、マルチレンズ45、フォトダイオードPD、コ
リメーターレンズ46、対物レンズ47を備えて成る。
【0004】レーザダイオードLDからのレーザ光は、
ビームスプリッタ43を透過して、対物レンズ47で収
束されて対象の光磁気ディスク51に照射され、この光
磁気ディスク51で反射された戻り光がビームスプリッ
タ43で反射されてフォトダイオードPDにて受光検出
される。
【0005】非点収差補正板41は、光軸に対して傾け
た斜めガラス板から成り、レーザダイオードLDから出
射された光に対して、適切量の非点収差を発生させるも
のである。グレーティング(回折格子)42は、トラッ
キングサーボのために0次光及び±1次光の3つのビー
ムに分割する位相調整を行うものである。ウォラストン
プリズム44は、偏光成分を有する光磁気信号を検出す
るために設けられているものである。マルチレンズ45
は、フォーカスサーボのために非点収差を発生させるも
のである。コリメーターレンズ46は、対物レンズ47
に入射する光が平行光となるように補正するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した光学ピッ
クアップ50では、ガラス部品として非点収差補正板4
1、グレーティング42、ビームスプリッタ43、マル
チレンズ45、図示しない立ち上げミラーを有する。そ
して、ビームスプリッタ43がプリズムタイプであるた
めに2枚のプリズムを貼り合わせて構成されている。従
って、合計6点のガラス部品を有している。
【0007】また、ビームスプリッタ43の他に、ウォ
ラストンプリズム44も2つの(例えばニオブ酸リチウ
ム結晶製の)プリズムを貼り合わせて形成され、さらに
ウォラストンプリズム44とビームスプリッタ43が接
着されるため、接着剤が多用される。
【0008】このように、従来の光学ピックアップで
は、ガラスレンズの多用等による部品点数の大幅な増加
によるコストアップ、部品点数の増加による環境試験下
での品質維持の問題、接着剤を多用することにより環境
負荷が高くなっているという問題がある。
【0009】そして、特にグレーティング(回折格子)
は、図3の場合のように位相調整のみ、あるいは位相調
整と非点補正の最大2つの機能しか割り当てられていな
いため、コストダウンに対して限界がある。
【0010】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、部品点数を低減することにより、コストを低減
し、耐環境性が高く、製造における環境負荷が少ない光
学ピックアップ、及びこの光学ピックアップを備えた安
価なディスク装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光学ピックアッ
プは、光源と、対物レンズと、受光素子と、ビームスプ
リッタとを有し、光源からの出射光がビームスプリッタ
を介して対物レンズにより記録媒体に収束照射され、記
録媒体からの戻り光がビームスプリッタにより出射光と
分離されて受光素子により受光検出されるものであっ
て、一の主面に出射光を分割する回折格子が形成され、
かつ他の主面にトーリック面が形成された光学素子が、
光源とビームスプリッタとの間に配置されたものであ
る。
【0012】本発明のディスク装置は、光源と、対物レ
ンズと、受光素子と、ビームスプリッタとを有し、光源
からの出射光がビームスプリッタを介して対物レンズに
よりディスク状記録媒体に収束照射され、ディスク状記
録媒体からの戻り光がビームスプリッタにより出射光と
分離されて受光素子により受光検出される構成であっ
て、一の主面に出射光を分割する回折格子が形成され、
他の主面にトーリック面が形成された光学素子が光源と
ビームスプリッタとの間に配置された光学ピックアップ
と、少なくとも対物レンズをディスク状記録媒体の半径
方向に駆動する手段とを有するものである。
【0013】上述の本発明の光学ピックアップの構成に
よれば、一の主面に出射光を分割する回折格子が形成さ
れ、かつ他の主面にトーリック面が形成された光学素子
が、光源とビームスプリッタとの間に配置されたことに
より、回折格子において出射光を例えば3分割してトラ
ッキングサーボに用いることができ、トーリック面でビ
ームスプリッタで生じる非点収差を補正する機能と出射
光の倍率変換を行う機能を有し、1つの光学素子でこれ
らの機能を共に実現することができる。これにより、各
機能を複数の部品に分担させる必要がなく、部品点数を
低減することができる。
【0014】上述の本発明のディスク装置の構成によれ
ば、上述の本発明の光学ピックアップを備えたことによ
り、光学ピックアップの部品点数が少なく、光学ピック
アップの軽量化や小型化が可能であることから、ディス
ク装置の軽量化や小型化を可能にする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、光源と、対物レンズ
と、受光素子と、ビームスプリッタとを有し、光源から
の出射光がビームスプリッタを介して対物レンズにより
記録媒体に収束照射され、記録媒体からの戻り光がビー
ムスプリッタにより出射光と分離されて受光素子により
受光検出される光学ピックアップであって、一の主面に
出射光を分割する回折格子が形成され、かつ他の主面に
トーリック面が形成された光学素子が、光源とビームス
プリッタとの間に配置された光学ピックアップである。
【0016】本発明は、光源と、対物レンズと、受光素
子と、ビームスプリッタとを有し、光源からの出射光が
ビームスプリッタを介して対物レンズによりディスク状
記録媒体に収束照射され、ディスク状記録媒体からの戻
り光がビームスプリッタにより出射光と分離されて受光
素子により受光検出される構成であって、一の主面に出
射光を分割する回折格子が形成され、他の主面にトーリ
ック面が形成された光学素子が光源とビームスプリッタ
との間に配置された光学ピックアップと少なくとも対物
レンズをディスク状記録媒体の半径方向に駆動する手段
とを有するディスク装置である。
【0017】本発明の一実施の形態の光学ピックアップ
の光学系の概略構成図を図1に示す。この光学ピックア
ップ10は、光源としてレーザダイオードLD、マルチ
グレーティング素子1、平行平面板型のビームスプリッ
タ2、ウォラストンプリズム3、シリンダーレンズ4、
受光素子としてフォトダイオードPD、対物レンズ5と
を備えて成る。そして、例えば光磁気ディスク11を対
象の記録媒体とするものである。
【0018】ビームスプリッタ2は、1枚の平行平面板
により形成されている。ウォラストンプリズム3は、図
3の従来の光学ピックアップ50のウォラストンプリズ
ム44とほぼ同様の構成であるが、ビームスプリッタ2
とは貼り合わせず別に設けられている。シリンダーレン
ズ4は、平凹状即ちビームスプリッタ2側が円筒凹面、
フォトダイオードPD側が平面となっている。
【0019】この光学ピックアップ10の構成におい
て、レーザダイオードLDから出射されたレーザ光L
は、ビームスプリッタ2を透過して、対物レンズ5で収
束されて光磁気ディスク11に照射され、この光磁気デ
ィスク11で反射された戻り光がビームスプリッタ2で
反射してフォトダイオードPDにて受光検出される。
【0020】尚、実際の光学ピックアップにおいては、
光学ピックアップの薄型化と短小化を目的として、これ
らビームスプリッタ2及び対物レンズ5の間に、図示し
ないミラー(いわゆる立ち上げミラー等)を1つ以上設
けて、光路を曲げるようにしている。
【0021】本実施の形態の光学ピックアップ10で
は、特にレーザダイオードLDとビームスプリッタ2と
の間に配置された、マルチグレーティング素子1に特徴
を有する。このマルチグレーティング素子1は、レーザ
ダイオードLD側の面はグレーティング(回折格子)が
形成されたグレーティング面1Aであり、ビームスプリ
ッタ2側の面はトーリック面(異方性曲率面)1Bとな
っている。
【0022】グレーティング面1Aは、レーザを0次光
及び±1次光に3分割する機能を有し、これにより光磁
気ディスク11に対して、いわゆる3スポット法を用い
たトラッキングサーボを行うことができる。
【0023】トーリック面(異方性曲率面)1Bは、曲
面の曲率が方向によって異なる異方性を有している。即
ち図1中紙面に垂直な方向の曲率と上下方向の曲率が異
なっている。そして、このトーリック面1Bは、ビーム
スプリッタ2において発生する非点収差を適切量残すよ
うに、逆方向に非点収差を発生すると共に、レーザダイ
オードLDのレーザ光の利用率を向上する目的で倍率変
換の役割を担う。
【0024】即ちトーリック面1Bにより、後にビーム
スプリッタ2により発生する非点収差を逆補正する機能
を有する。これにより、ビームスプリッタ2を通過した
光が、適切な非点収差を有するようになる。
【0025】また、トーリック面1Bは、曲面であるた
めにレンズ作用を有しており、レーザ光の発散角が入射
前より緩くなる。これにより、レーザ光がビームスプリ
ッタ2に入射する角度を浅くすることができる。このト
ーリック面1Bのレンズ作用により、従来のマルチレン
ズ45等のカップリングレンズのように倍率変換を行う
ことができ、これによりレーザ光の利用率の向上を図る
ことができる。
【0026】このマルチグレーティング素子1の材料
は、光学特性の観点ではガラスでも樹脂(プラスチッ
ク)でも構わない。
【0027】また、マルチグレーティング素子1は、従
来のグレーティング42と同様に、光軸を中心にして回
転させることが可能に構成される。このグレーティング
面1Aの回転により、レーザ光の位相調整を行うことが
できる。
【0028】さらに、図1の光学ピックアップ10のマ
ルチグレーティング素子1の概略構成図を図2(図2A
〜図2E)に示す。図2A及び図2Eは側面図を示し、
図2Bはトーリック面1B側の平面図を示し、図2C及
び図2Fは断面図を示し、図2Dはグレーティング面1
A側の断面図を示す。
【0029】また、図2の各図において、光磁気ディス
ク11のタンジェンシャル方向(接線方向)T及びラジ
アル方向(半径方向)Rに対応する方向を、それぞれT
及びRで示している。
【0030】マルチグレーティング素子1は、グレーテ
ィング面1A及びトーリック面1Bが形成された透明な
素子が、ホルダ1Cに収納されて構成されている。ホル
ダ1Cには、例えば所定の段差や切り欠きを有し、これ
により、マルチグレーティング素子1を固定したり、光
軸を中心として回転させたりすることが可能になってい
る。尚、ホルダ1Cも素子と同じ透明材を用いることが
可能である。
【0031】図2Dに示すように、グレーティング面1
Aの回折格子の方向は、光磁気ディスク11のタンジェ
ンシャル方向Tと所定の角度θ(例えば1.4゜)をな
すように配置されている。これにより、グレーティング
面1Aにより3分割された3つのビームが、光磁気ディ
スク11の記録トラックを跨ぐように集光スポットが形
成されて、3ビーム法によるトラッキングサーボが行わ
れる。
【0032】トーリック面1Bの曲率は、前述したよう
に方向によって異なるため、図2Cにおける曲率半径R
1と図2Fにおける曲率半径R2とは異なっている。そ
して、具体的な数値としては、図2Cに示す光磁気ディ
スク11のタンジェンシャル方向(接線方向)Tに動か
した場合の曲率半径R1を例えば5.895mm、図2
Fに示す光磁気ディスク11のラジアル方向(半径方
向)Rに動かした場合の曲率半径R2を例えば5.77
0mmとする。この場合はR1>R2であるが、R1<
R2である構成を採ることも可能である。
【0033】尚、マルチグレーティング素子1の回転に
伴い、トーリック面1Bの最大曲率の方向も動くが、回
転角を例えば2゜以内に制限することにより、フォトダ
イオードPDにおける信号検出には影響しないようにす
ることができる。
【0034】本実施の形態では、トーリック面1Bを有
するマルチグレーティング素子1が、ビームスプリッタ
2より手前に配置されていることにより、レーザ光が光
磁気ディスク11に到達する前に倍率変換を行うことが
できる。このため、光磁気ディスク11からの戻り光を
倍率変換する必要がなく、従来のマルチレンズ45より
簡単な構成のシリンダーレンズ4を配置するだけで済
む。
【0035】また、図3の従来の光学ピックアップ50
では、レーザ光の光軸方向の調整(Zアジャスタ)はマ
ルチレンズ45で図中矢印Zで示すように行っていた。
これに対して、本実施の形態の光学ピックアップ10で
はフォトダイオードPDで同様に調整することができる
ため、従来と比較してレンズ等光学系の構成を簡略化す
ることができる。
【0036】その一方で、コリメータレンズが不要とな
るため、合計の部品点数は従来の光学ピックアップ50
より3点少なくなっており、部品点数を大幅に削減でき
ることがわかる。
【0037】そして、本実施の形態の光学ピックアップ
50を備えてディスク装置、例えばディスクドライブ装
置や、パーソナルコンピュータ等コンピュータ装置に付
属したディスクドライブ装置、デジタルスチルカメラや
デジタルビデオカメラ等の電子機器に付属したディスク
ドライブ装置等を構成することができる。このように本
実施の形態の光学ピックアップ50を備えたディスク装
置は、光学ピックアップ50の部品点数が低減されてい
ることにより、より少ないコストで製造することができ
る利点を有している。
【0038】上述の本実施の形態によれば、1つのマル
チグレーティング素子1でグレーティング(回折格子)
の機能、位相調整機能、非点収差補正機能、並びに倍率
変換機能を併せ持つことができるため、従来の光学ピッ
クアップ50と比較して、大幅に部品点数を削減するこ
とができる。
【0039】このように、部品点数を削減することがで
き、かつ多くの部品をプラスチックにより形成すること
が可能になるため、材料費や加工費を低減して、製造コ
ストを低減することができる。また、これにより、光学
ピックアップ50やディスク装置の小型化や軽量化を図
ることができる。
【0040】また、部品点数を削減でき、しかも部品の
接着箇所が少なくなるため、品質を向上させることがで
き、耐環境性をより向上させることができる。即ち従来
は、例えば非点補正板41及びグレーティング42がホ
ルダーにアッセンブリされていたため接着点数が多くな
っていたが、本実施の形態ではそれらの接着が不要とな
る。さらに、接着剤の使用量を少なくすることができる
ため、製造における環境負荷を低減することができる。
【0041】尚、上述の実施の形態では、マルチグレー
ティング素子1のグレーティング面1Aをレーザダイオ
ードLD側に配置しているが、逆にトーリック面1Bを
レーザダイオードLD側に配置するようにしてもよい。
【0042】上述の実施の形態では、光磁気ディスク用
の光学ピックアップに本発明を適用したが、その他の記
録媒体、例えばコンパクトディスク(CD)やCD−R
等の光ディスクを対象とした光学ピックアップにおいて
も、同様に本発明を適用することができる。そして、同
様に光学ピックアップを備えて、ディスク状記録媒体に
情報の記録または再生を行うディスク装置を構成するこ
とができる。
【0043】具体的には、光ディスクのトラッキングサ
ーボのために、グレーティング(回折格子)を設けてレ
ーザ光を3分割する構成の光学ピックアップであれば、
同様に本発明を適用してマルチグレーティング素子を設
けることにより、光学ピックアップの部品点数を低減す
ることができる。
【0044】即ち、例えば図1の光学ピックアップ10
から偏光検出用のウォラストンプリズム3を除いた構成
の光学ピックアップを、コンパクトディスク(CD)や
CD−R等の光ディスクを対象とした光学ピックアップ
に用いることができ、これにより光学ピックアップの部
品点数を低減することができる。
【0045】本発明は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
【0046】
【発明の効果】上述の本発明によれば、光学ピックアッ
プの部品点数を削減することができ、かつ多くの部品を
プラスチックにより形成することが可能になるため、材
料費や加工費を低減して、製造コストを低減することが
できる。従って、光学ピックアップやディスク装置の小
型化や軽量化を図ることができる。そして、例えば光学
ピックアップ全体をディスク状記録媒体のトラッキング
方向に可動させる場合には、光学ピックアップの軽量化
により送りの負担が軽減される。これにより、例えば送
りモータを小型化して消費電力を低減することができる
ので、電源部を小型化して装置の軽量化・小型化を図る
ことや、同じバッテリーで装置をより長時間使用するこ
とが可能になる。
【0047】また、部品点数を削減することができるた
め、部品の接着箇所を少なくすることができる。これに
より、品質を向上させ、耐環境性を向上させることがで
きると共に、接着剤の使用量を少なくして製造における
環境負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学ピックアップの光学系の概略構成
図である。
【図2】A〜F 図1の光学ピックアップのマルチグレ
ーティング素子の概略構成図である。
【図3】従来の光学ピックアップの光学系の概略構成図
である。
【符号の説明】
1 マルチグレーティング素子、1A グレーティング
面、1B トーリック面、2 ビームスプリッタ、3
ウォラストンプリズム、4 シリンダーレンズ、5 対
物レンズ、10 光学ピックアップ、LD レーザダイ
オード、PD フォトダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、対物レンズと、受光素子と、ビ
    ームスプリッタとを有し、 上記光源からの出射光が上記ビームスプリッタを介して
    上記対物レンズにより記録媒体に収束照射され、該記録
    媒体からの戻り光が上記ビームスプリッタにより上記出
    射光と分離されて上記受光素子により受光検出される光
    学ピックアップであって、 一の主面に上記出射光を分割する回折格子が形成され、
    かつ他の主面にトーリック面が形成された光学素子が、
    上記光源と上記ビームスプリッタとの間に配置されたこ
    とを特徴とする光学ピックアップ。
  2. 【請求項2】 光源と、対物レンズと、受光素子と、ビ
    ームスプリッタとを有し、 上記光源からの出射光が上記ビームスプリッタを介して
    上記対物レンズによりディスク状記録媒体に収束照射さ
    れ、該ディスク状記録媒体からの戻り光が上記ビームス
    プリッタにより上記出射光と分離されて上記受光素子に
    より受光検出される構成であって、 一の主面に上記出射光を分割する回折格子が形成され、
    他の主面にトーリック面が形成された光学素子が、上記
    光源と上記ビームスプリッタとの間に配置された光学ピ
    ックアップと、 少なくとも上記対物レンズを上記ディスク状記録媒体の
    半径方向に駆動する手段とを有することを特徴とするデ
    ィスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005066947A1 (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 光ヘッド装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005066947A1 (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 光ヘッド装置

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