JP2002062918A - 生産管理システム、生産管理システムにおけるクライアント、生産管理方法、生産管理システムにおけるデータ入力方法、およびその方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータが読取可能な記録媒体 - Google Patents

生産管理システム、生産管理システムにおけるクライアント、生産管理方法、生産管理システムにおけるデータ入力方法、およびその方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータが読取可能な記録媒体

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JP2002062918A
JP2002062918A JP2000250400A JP2000250400A JP2002062918A JP 2002062918 A JP2002062918 A JP 2002062918A JP 2000250400 A JP2000250400 A JP 2000250400A JP 2000250400 A JP2000250400 A JP 2000250400A JP 2002062918 A JP2002062918 A JP 2002062918A
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Hitoshi Fujiwara
仁 藤原
Hidenori Umeda
秀徳 梅田
Yasuhiro Yamaguchi
康裕 山口
達也 ▲崎▼山
Tatsuya Sakiyama
Yuichi Jibiki
優一 地引
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立・生産ラインで製造される製造物の管理
を効率的かつ迅速に行うことが可能な生産管理システム
を提供すること。 【解決手段】 図1に示す生産管理システムでは、入力
系クライアント201〜208では、ライン上の組立製
品に添付されているバーコード表上で対象の組立製品の
バーコードデータ(機種コードおよび組付連番)を読み
取り、入力系クライアント201〜208の画面に表示
する。そして、読み取った機種コードおよび組付連番の
データと一致する検査表データを工程監視サーバー30
0aのデータベースから検索し画面に表示する。そし
て、作業者は、この画面上で被組立品の検査結果を入力
し、入力系クライアント201〜208は、画面上のデ
ータを工程監視サーバー300aのデータベースに登録
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理システ
ム、生産管理システムにおけるクライアント、生産管理
方法、生産管理システムにおけるデータ入力方法および
その方法を実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータが読取可能な記録媒体に関し、詳細には、生産
・組立ラインで生産・組立が行われる部品、ユニット、
または本体を効率的に管理する生産管理システム、生産
管理システムにおけるクライアント、生産管理方法、生
産管理システムにおけるデータ入力方法およびその方法
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
が読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生産ラインの製品の製造履歴は帳
票類で管理していた。したがって、その製品の不具合を
検討する場合には、帳票類を検索する必要があった。具
体的には、帳票類の元になるのは製品の流動表と、工程
毎の作業者が記入する作業表である。流動表はロット毎
に付いて回る帳票で、どのような工程を辿っていくかな
どが記入されている。それぞれの工程が終了すると、そ
の工程を担当した作業者や利用した材料、良品、不良品
の数などが手作業で記入される。
【0003】また、作業表には、その工程でどのロット
を担当したか、そして流動表と同様にどの材料を使い、
良品の数がどれぐらいあったのかなどが手作業で記入さ
れる。そして、これらの帳票類を元に各種の集計が行わ
れる。作業者は、日報、週報、月報などを作成、それら
の帳票から実績データや品質データが纏められる。すな
わち、作業者が記入したデータを転記して集計する。
【0004】不具合が多い場合には、これらの帳票を手
がかりに原因を追求する。品質データの集計から問題と
なっていそうな工程が浮かび上がると、作業票を確認す
る。例えば、作業票を見た結果、材料に問題が有りそう
な場合は、材料票を確認することになる。グループで検
討する場合は、これらの帳票類がコピーして配られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような、帳票類で製造履歴を管理する方法では、帳票
類の作成や帳票類の検討に時間を要し、効率が悪く迅速
な対応ができないという問題がある。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、組立・生産ラインで製造される製造物の管理を効率
的かつ迅速に行うことが可能な生産管理システム、生産
管理システムにおけるクライアント、生産管理方法、生
産管理システムにおけるデータ入力方法およびその方法
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
が読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、複数工程からなる、部
品、ユニット、または製品の1または複数の生産・組立
ラインで、被組立品を検査して検査結果をサーバーに送
出する複数のクライアントと、前記複数のクライアント
から入力される被組立品の検査結果を格納するサーバー
とで構築される生産管理システムにおいて、前記サーバ
ーは、各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式を
格納する検査表項目マスターテーブルと、前記複数のク
ライアントから入力される識別情報、検査項目、検査結
果、およびデータ入力形式を対応づけて順次格納する検
査表データテーブルと、を備え、前記複数のクライアン
トは夫々、被組立品に付された識別情報を読み取る読取
手段と、自機の検査工程を判定する工程判定手段と、前
記工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスター
ト工程である場合には、検査表項目マスターテーブルか
ら検査項目およびデータ入力形式を読み出して、読み出
した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表を画
面に表示する第1の表示手段と、前記工程判定手段の判
定の結果、自機の検査工程がスタート工程でない場合に
は、前記検査表データテーブルから前記読み取った識別
情報に対応する検査項目およびデータ入力形式を読み出
し、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じた
検査表を画面に表示する第2の表示手段と、自機の検査
工程における検査項目の被組立品の検査結果を、前記画
面に表示されている検査表に入力する検査結果入力手段
と、前記読み取った識別情報に対応させて、検査表に入
力されている検査結果、使用した検査項目およびデータ
入力形式を検査表データテーブルに登録する登録手段
と、を備えたものである。
【0008】上記発明によれば、サーバーでは、検査表
項目マスターテーブルに各検査工程毎の検査項目および
データ入力形式が格納され、検査表データテーブルに
は、クライアントから入力される識別情報、検査項目、
検査結果、およびデータ入力形式を対応づけて順次格納
され、他方、クライアントでは、読取手段は、被組立品
に付された識別情報を読み取り、工程判定手段は、自機
の検査工程を判定し、第1の表示手段は、工程判定手段
の判定の結果、自機の検査工程がスタート工程である場
合には、検査表項目マスターテーブルから検査項目およ
びデータ入力形式を読み出して、読み出した検査項目お
よびデータ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、第
2の表示手段は、工程判定手段の判定の結果、自機の検
査工程がスタート工程でない場合には、検査表データテ
ーブルから読み取った識別情報に対応する検査項目およ
びデータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目およ
びデータ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、検査
結果入力手段は、自機の検査工程における検査項目の被
組立品の検査結果を、画面に表示されている検査表に入
力し、登録手段は、読み取った識別情報に対応させて、
検査表に入力されている検査結果、使用した検査項目お
よびデータ入力形式を検査表データテーブルに登録す
る。
【0009】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
にかかる発明において、前記検査表項目マスターテーブ
ルに格納されている検査項目および/またはデータ入力
形式を変更する変更手段を備えたものである。上記発明
によれば、変更手段は、検査表項目マスターテーブルに
格納されている検査項目および/またはデータ入力形式
を変更する。
【0010】また、請求項3にかかる発明は、請求項1
または請求項2にかかる発明において、前記クライアン
トは、さらに、自機の検査工程を予め登録した記憶手段
を備え、前記工程判定手段は、前記記憶手段に格納され
た検査工程に基づいて自機の検査工程を判定するもので
ある。上記発明によれば、工程判定手段は、記憶手段に
格納された検査工程に基づいて自機の検査工程を判定す
る。
【0011】また、請求項4にかかる発明は、前記サー
バーは、さらに、前記検査表項目マスターテーブルの変
更履歴を格納する変更履歴データテーブルを備えたもの
である。上記発明によれば、サーバーは、検査表項目マ
スターテーブルの変更履歴を格納する変更履歴データテ
ーブルを備える。
【0012】また、請求項5にかかる発明は、請求項4
にかかる発明において、前記クライアントは、さらに、
変更履歴データテーブルに格納されている変更履歴を読
み出して、画面に表示する変更履歴表示手段を備えたも
のである。上記発明によれば、クライアントでは、変更
履歴表示手段は、変更履歴データテーブルに格納されて
いる変更履歴を読み出して、画面に表示する。
【0013】また、請求項6にかかる発明は、請求項1
〜請求項5にかかる発明において、前記サーバーは、さ
らに、各検査工程の検査作業者を予め登録した工程別作
業設定マスターテーブルを備え、前記クライアントは、
自機の検査工程に対応する前記工程別作業設定マスター
テーブルに登録されている検査作業者を画面に表示する
検査作業者表示手段を備えたものである。上記発明によ
れば、サーバーでは、工程別作業設定マスターテーブル
に、各検査工程の検査作業者を予め登録しておき、クラ
イアントでは、検査作業者表示手段は、自機の検査工程
に対応する工程別作業設定マスターテーブルの検査作業
者を画面に表示する。
【0014】また、請求項7にかかる発明は、請求項6
にかかる発明において、前記クライアントは、さらに、
前記工程別作業設定マスターテーブルに格納されるデー
タの登録・変更・削除等を行う変更手段を備えたもので
ある。上記発明によれば、クライアントでは、変更手段
は、工程別作業設定マスターテーブルに格納されるデー
タの登録・変更・削除等を行う。
【0015】また、請求項8にかかる発明は、請求項1
〜請求項7にかかる発明において、前記クライアント
は、さらに、前記入力手段によって入力された検査表の
検査結果が不合格および基準値範囲外等のエラーデータ
であった場合に、エラーデータを合格および基準値範囲
内等の適正データへ変更することによって、被組立品の
生産・組立工程の完了登録を可能とする完了登録手段を
備えたものである。上記発明によれば、クライアントで
は、完了登録手段は、入力手段によって入力された検査
表の検査結果が不合格および基準値範囲外等のエラーデ
ータであった場合に、エラーデータを合格および基準値
範囲内等の適正データへ変更することによって、被組立
品の生産・組立工程の完了登録を可能とする。
【0016】また、請求項9にかかる発明は、請求項1
〜請求項8のいずれか1つにかかる発明において、前記
被組立品に付された識別情報は、前記被組立品のタイプ
を示す機種コードおよび前記被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番であることとする。上記発明によれば、
被組立品に付される識別情報を、被組立品のタイプを示
す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号を示す組
付連番とする。
【0017】また、請求項10にかかる発明は、複数工
程からなる、部品、ユニット、または製品の1または複
数の生産・組立ラインで、被組立品を検査して検査結果
をサーバーに送出する複数のクライアントと、前記複数
のクライアントから入力される被組立品の検査結果を格
納するサーバーとで構築される生産管理システムにおけ
るクライアントにおいて、被組立品に付された識別情報
を読み取る読取手段と、自機の検査工程を判定する工程
判定手段と、前記工程判定手段の判定の結果、自機の検
査工程がスタート工程である場合には、各検査工程毎の
検査項目およびデータ入力形式を格納しているサーバー
の検査表項目マスターテーブルから検査項目およびデー
タ入力形式を読み出して、読み出した検査項目およびデ
ータ入力形式に応じた検査表を画面に表示する第1の表
示手段と、前記工程判定手段の判定の結果、自機の検査
工程がスタート工程でない場合には、入力される識別情
報、検査項目、検査結果、およびデータ入力形式を対応
づけて順次格納しているサーバーの検査表データテーブ
ルから前記読み取った識別情報に対応する検査項目およ
びデータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目およ
びデータ入力形式に応じた検査表を画面に表示する第2
の表示手段と、自機の検査工程における検査項目の被組
立品の検査結果を、前記画面に表示されている検査表に
入力する検査結果入力手段と、前記読み取った識別情報
に対応させて、検査表に入力された検査結果、使用した
検査項目およびデータ入力形式を前記サーバーの検査表
データテーブルに登録する登録手段と、を備えたもので
ある。
【0018】上記発明によれば、読取手段は、被組立品
に付された識別情報を読み取り、工程判定手段は、自機
の検査工程を判定し、第1の表示手段は、工程判定手段
の判定の結果、自機の検査工程がスタート工程である場
合には、各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式
を格納しているサーバーの検査表項目マスターテーブル
から検査項目およびデータ入力形式を読み出して、読み
出した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表を
画面に表示し、第2の表示手段は、工程判定手段の判定
の結果、自機の検査工程がスタート工程でない場合に
は、入力される識別情報、検査項目、検査結果、および
データ入力形式を対応づけて順次格納しているサーバー
の検査表データテーブルから前記読み取った識別情報に
対応する検査項目およびデータ入力形式を読み出し、読
み出した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表
を画面に表示し、検査結果入力手段が、自機の検査工程
における検査項目の被組立品の検査結果を、画面に表示
されている検査表に入力し、登録手段は、読み取った識
別情報に対応させて、検査表に入力された検査結果、使
用した検査項目およびデータ入力形式をサーバーの検査
表データテーブルに登録する。
【0019】また、請求項11にかかる発明は、請求項
10にかかる発明において、前記検査表項目マスターテ
ーブルに格納されている検査項目および/またはデータ
入力形式を変更する変更手段を備えたものである。上記
発明によれば、変更手段は、検査表項目マスターテーブ
ルに格納されている検査項目および/またはデータ入力
形式を変更する。
【0020】また、請求項12にかかる発明は、請求項
10または請求項11にかかる発明において、さらに、
自機の検査工程を予め登録した記憶手段を備え、前記工
程判定手段は、前記記憶手段に格納された検査工程に基
づいて自機の検査工程を判定するものである。上記発明
によれば、工程判定手段は、記憶手段に格納された検査
工程に基づいて自機の検査工程を判定する。
【0021】また、請求項13にかかる発明は、請求項
10〜請求項12のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、変更手段により、前記検査表項目マスター
テーブルに格納されている検査項目および/またはデー
タ入力形式が変更された場合に、変更履歴を前記サーバ
ーの変更履歴データテーブルに登録する変更履歴登録手
段を備えたものである。上記発明によれば、変更履歴登
録手段は、変更手段により、検査表項目マスターテーブ
ルに格納されている検査項目および/またはデータ入力
形式が変更された場合に、変更履歴をサーバーの変更履
歴データテーブルに登録する。
【0022】また、請求項14にかかる発明は、請求項
13にかかる発明において、前記検査表項目マスターテ
ーブルの変更履歴を格納する前記サーバーの変更履歴デ
ータテーブルの変更履歴を読み出して、画面に表示する
変更履歴表示手段を備えたものである。上記発明によれ
ば、変更履歴表示手段は、検査表項目マスターテーブル
の変更履歴を格納するサーバーの変更履歴データテーブ
ルの変更履歴を読み出して、画面に表示する。
【0023】また、請求項15にかかる発明は、請求項
10〜請求項14のいずれか1つにかかる発明におい
て、各検査工程の検査作業者を予め登録したサーバーの
工程別作業設定マスターテーブルから、自機の検査工程
に対応する検査作業者を読み出して画面に表示する検査
作業者表示手段を備えたものである。上記発明によれ
ば、検査作業者表示手段は、各検査工程の検査作業者を
予め登録したサーバーの工程別作業設定マスターテーブ
ルから、自機の検査工程に対応する検査作業者を読み出
して画面に表示する。
【0024】また、請求項16にかかる発明は、請求項
15にかかる発明において、前記サーバーの工程別作業
設定マスターテーブルに格納されるデータの登録・変更
・削除等を行うデータ変更手段を備えたものである。上
記発明によれば、データ変更手段は、サーバーの工程別
作業設定マスターテーブルに格納されるデータの登録・
変更・削除等を行う。
【0025】また、請求項17にかかる発明は、請求項
10〜請求項16のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、前記入力手段によって入力された検査表の
検査結果が不合格および基準値範囲外等のエラーデータ
であった場合に、エラーデータを合格および基準値範囲
内等の適正データへ変更することによって、被組立品の
生産・組立工程の完了登録を可能とする完了登録手段を
備えたものである。上記発明によれば、完了登録手段
は、入力手段によって入力された検査表の検査結果が不
合格および基準値範囲外等のエラーデータであった場合
に、エラーデータを合格および基準値範囲内等の適正デ
ータへ変更することによって、被組立品の生産・組立工
程の完了登録を可能とする。
【0026】また、請求項18にかかる発明は、請求項
10〜請求項17にかかる発明において、前記被組立品
に付された識別情報は、前記被組立品のタイプを示す機
種コードおよび前記被組立品の製造・管理番号を示す組
付連番であることとした。上記発明によれば、被組立品
に付された識別情報を、被組立品のタイプを示す機種コ
ードおよび被組立品の製造・管理番号を示す組付連番と
する。
【0027】また、請求項19にかかる発明は、複数工
程からなる、部品、ユニット、または製品の1または複
数の生産・組立ラインで、被組立品に付された識別情報
を読み取るステップと、自機の検査工程を判定する判定
ステップと、前記判定の結果、自機の検査工程がスター
ト工程である場合には、各検査工程毎の検査項目および
データ入力形式を格納している検査表項目マスターテー
ブルから検査項目およびデータ入力形式を読み出して、
読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査
表を画面に表示するステップと、前記判定の結果、自機
の検査工程がスタート工程でない場合には、入力される
識別情報、検査項目、検査結果、およびデータ入力形式
を対応づけて順次格納している検査表データテーブルか
ら前記読み取った識別情報に対応する検査項目およびデ
ータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目およびデ
ータ入力形式に応じた検査表を画面に表示するステップ
と、自機の検査工程における検査項目の被組立品の検査
結果を、前記画面に表示されている検査表に入力するス
テップと、前記読み取った識別情報に対応させて、検査
表に入力された検査結果、使用した検査項目およびデー
タ入力形式を検査表データテーブルに登録するステップ
と、を含むものである。
【0028】上記発明によれば、複数工程からなる、部
品、ユニット、または製品の1または複数の生産・組立
ラインで、被組立品に付された識別情報を読み取り、自
機の検査工程を判定し、判定の結果、自機の検査工程が
スタート工程である場合には、各検査工程毎の検査項目
およびデータ入力形式を格納している検査表項目マスタ
ーテーブルから検査項目およびデータ入力形式を読み出
して、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じ
た検査表を画面に表示し、判定の結果、自機の検査工程
がスタート工程でない場合には、入力される識別情報、
検査項目、検査結果、およびデータ入力形式を対応づけ
て順次格納している検査表データテーブルから読み取っ
た識別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式を
読み出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式に
応じた検査表を画面に表示し、自機の検査工程における
検査項目の被組立品の検査結果を、画面に表示されてい
る検査表に入力し、読み取った識別情報に対応させて、
検査表に入力された検査結果、使用した検査項目および
データ入力形式を検査表データテーブルに登録する。
【0029】また、請求項20にかかる発明は、請求項
19にかかる発明において、さらに、前記検査表項目マ
スターテーブルに格納されている検査項目および/また
はデータ入力形式を変更する変更ステップを含むもので
ある。上記発明によれば、検査表項目マスターテーブル
に格納されている検査項目および/またはデータ入力形
式を変更する。
【0030】また、請求項21にかかる発明は、請求項
19または請求項20にかかる発明において、前記判定
ステップでは、記憶手段に格納された検査工程に基づい
て自機の検査工程を判定するものである。上記発明によ
れば、記憶手段に格納された検査工程に基づいて自機の
検査工程を判定する。
【0031】また、請求項22にかかる発明は、請求項
19〜請求項21のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、前記変更ステップで前記検査表項目マスタ
ーテーブルの検査項目および/またはデータ入力形式を
データが変更された場合に、変更履歴データテーブルに
その変更履歴を登録するステップを含むものである。上
記発明によれば、検査表項目マスターテーブルの検査項
目および/またはデータ入力形式をデータが変更された
場合に、変更履歴データテーブルにその変更履歴を登録
する。
【0032】また、請求項23にかかる発明において、
請求項22にかかる発明において、さらに、変更履歴デ
ータテーブルに格納されている変更履歴を読み出して、
画面に表示するステップを含むものである。上記発明に
よれば、変更履歴データテーブルに格納されている変更
履歴を読み出して、画面に表示する。
【0033】また、請求項24にかかる発明は、請求項
19〜請求項23のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、各検査工程の検査作業者を予め登録してい
る工程別作業設定マスターテーブルから、自機の検査工
程に対応する検査作業者を読み出して画面に表示するス
テップを含むものである。上記発明によれば、各検査工
程の検査作業者を予め登録している工程別作業設定マス
ターテーブルから、自機の検査工程に対応する検査作業
者を読み出して画面に表示する。
【0034】また、請求項25にかかる発明は、請求項
24にかかる発明において、さらに、前記工程別作業設
定マスターテーブルに格納されるデータの登録・変更・
削除等を行うステップを含むものである。上記発明によ
れば、工程別作業設定マスターテーブルに格納されるデ
ータの登録・変更・削除等を行う。
【0035】また、請求項26にかかる発明は、請求項
19〜請求項25のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、前記入力された検査表の検査結果が不合格
および基準値範囲外等のエラーデータであった場合に、
エラーデータを合格および基準値範囲内等の適正データ
へ変更することによって、被組立品の生産・組立工程の
完了登録を可能とするステップを含むものである。上記
発明によれば、入力された検査表の検査結果が不合格お
よび基準値範囲外等のエラーデータであった場合に、エ
ラーデータを合格および基準値範囲内等の適正データへ
変更することによって、被組立品の生産・組立工程の完
了登録を可能とする。
【0036】また、請求項27にかかる発明は、請求項
19〜請求項26のいずれか1つにかかる発明の効果に
加えて、前記被組立品に付された識別情報は、前記被組
立品のタイプを示す機種コードおよび被組立品の製造・
管理番号を示す組付連番であることとした。上記発明に
よれば、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタ
イプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番とする。
【0037】また、請求項28にかかる発明は、複数工
程からなる、部品、ユニット、または製品の1または複
数の生産・組立ラインで、被組立品の検査結果をサーバ
ーに登録する生産管理システムにおけるデータ入力方法
において、前記生産・組立ラインで、被組立品に付され
た識別情報を読み取るステップと、自機の検査工程を判
定する判定ステップと、前記判定の結果、自機の検査工
程がスタート工程である場合には、各検査工程毎の検査
項目およびデータ入力形式を格納している前記サーバー
の検査表項目マスターテーブルから検査項目およびデー
タ入力形式を読み出して、読み出した検査項目およびデ
ータ入力形式に応じた検査表を画面に表示するステップ
と、前記判定の結果、自機の検査工程がスタート工程で
ない場合には、入力される識別情報、検査項目、検査結
果、およびデータ入力形式を対応づけて順次格納してい
る前記サーバーの検査表データテーブルから前記読み取
った識別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式
を読み出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式
に応じた検査表を画面に表示するステップと、自機の検
査工程における検査項目の被組立品の検査結果を、前記
画面に表示されている検査表に入力するステップと、前
記読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力され
た検査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式を
前記サーバーの検査表データテーブルに登録するステッ
プと、を含むものである。
【0038】上記発明によれば、生産・組立ラインで、
被組立品に付された識別情報を読み取り、自機の検査工
程を判定し、判定の結果、自機の検査工程がスタート工
程である場合には、各検査工程毎の検査項目およびデー
タ入力形式を格納しているサーバーの検査表項目マスタ
ーテーブルから検査項目およびデータ入力形式を読み出
して、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じ
た検査表を画面に表示し、判定の結果、自機の検査工程
がスタート工程でない場合には、入力される識別情報、
検査項目、検査結果、およびデータ入力形式を対応づけ
て順次格納しているサーバーの検査表データテーブルか
ら読み取った識別情報に対応する検査項目およびデータ
入力形式を読み出し、読み出した検査項目およびデータ
入力形式に応じた検査表を画面に表示し、自機の検査工
程における検査項目の被組立品の検査結果を、前記画面
に表示されている検査表に入力し、読み取った識別情報
に対応させて、検査表に入力された検査結果、使用した
検査項目およびデータ入力形式をサーバーの検査表デー
タテーブルに登録する。
【0039】また、請求項29にかかる発明は、請求項
28にかかる発明において、さらに、前記検査表項目マ
スターテーブルに格納されている検査項目および/また
はデータ入力形式を変更する変更ステップを含むもので
ある。上記発明によれば、検査表項目マスターテーブル
に格納されている検査項目および/またはデータ入力形
式を変更する。
【0040】また、請求項30にかかる発明は、請求項
28または請求項29にかかる発明において、前記判定
ステップでは、記憶手段に格納された検査工程に基づい
て自機の検査工程を判定するものである。上記発明によ
れば、記憶手段に格納された検査工程に基づいて自機の
検査工程を判定する。
【0041】また、請求項31にかかる発明は、請求項
28〜請求項30のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、前記変更ステップで前記サーバーの検査表
項目マスターテーブルの検査項目および/またはデータ
入力形式をデータが変更された場合に、前記サーバーの
変更履歴データテーブルにその変更履歴を登録するステ
ップを含むものである。上記発明によれば、サーバーの
検査表項目マスターテーブルの検査項目および/または
データ入力形式をデータが変更された場合に、サーバー
の変更履歴データテーブルにその変更履歴を登録する。
【0042】また、請求項32にかかる発明は、請求項
31にかかる発明において、さらに、前記サーバーの変
更履歴データテーブルに格納されている変更履歴を読み
出して、画面に表示するステップを含むものである。上
記発明によれば、サーバーの変更履歴データテーブルに
格納されている変更履歴を読み出して、画面に表示す
る。
【0043】また、請求項33にかかる発明は、請求項
28〜請求項32のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、各検査工程の検査作業者を予め登録してい
る前記サーバーの工程別作業設定マスターテーブルか
ら、自機の検査工程に対応する検査作業者を読み出して
画面に表示するステップを含むものである。上記発明に
よれば、各検査工程の検査作業者を予め登録している前
記サーバーの工程別作業設定マスターテーブルから、自
機の検査工程に対応する検査作業者を読み出して画面に
表示する。
【0044】また、請求項34にかかる発明は、請求項
33にかかる発明において、さらに、前記サーバーの工
程別作業設定マスターテーブルに格納されるデータの登
録・変更・削除等を行うステップを含むものである。上
記発明によれば、サーバーの工程別作業設定マスターテ
ーブルに格納されるデータの登録・変更・削除等を行
う。
【0045】また、請求項35にかかる発明は、請求項
28〜請求項34のいずれか1つにかかる発明におい
て、前記入力された検査表の検査結果が不合格および基
準値範囲外等のエラーデータであった場合に、エラーデ
ータを合格および基準値範囲内等の適正データへ変更す
ることによって、被組立品の生産・組立工程の完了登録
を可能とするステップを含むものである。上記発明によ
れば、入力された検査表の検査結果が不合格および基準
値範囲外等のエラーデータであった場合に、エラーデー
タを合格および基準値範囲内等の適正データへ変更する
ことによって、被組立品の生産・組立工程の完了登録を
可能とする。
【0046】また、請求項36にかかる発明は、請求項
28〜請求項35のいずれか1つにかかる発明におい
て、前記被組立品に付された識別情報は、前記被組立品
のタイプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理
番号を示す組付連番であることとした。上記発明によれ
ば、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタイプ
を示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号を示
す組付連番とする。
【0047】また、請求項37にかかる発明は、請求項
19〜請求項36のいずれか1つに記載の発明の各ステ
ップを、コンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したものである。上記発明によれば、コンピュータ
でプログラムを実行することにより、請求項19〜請求
項36のいずれか1つに記載の発明の各ステップを実現
する。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図121を参照し
て、本発明にかかる生産管理システム、生産管理システ
ムにおけるクライアント、生産管理方法、生産管理シス
テムにおけるデータ入力方法およびその方法を実行させ
るためのプログラムを記録したコンピュータが読取可能
な記録媒体の好適な実施の形態を、[生産管理システム
の全体構成」、[本明細書の用語の説明]、[入力系お
よび出力系のクライアントの構成]、[工程監視サーバ
ーの構成]、[管理系クライアントの構成]、[入力系
クライアントによる工程内データ入力処理]、[出力系
クライアントによる工程監視/アラーム処理]、[管理
系クライアントによるアラームメール送信処理]、[出
力系クライアントによる工程監視品質処理]、[出力系
クライアントによる日報/月報処理]、[出力系クライ
アントによる自由検索処理]の順に詳細に説明する。以
下の説明では、カラー複写機を製造する製造組立ライン
の生産管理システムを例示して説明する。
【0049】[生産管理システムの全体構成]図1は、
本実施の形態に係る生産管理システムの概略構成例を示
す図である。図1において、100はカラー複写機の製
造組立ラインを示しており、かかる生産組立ライン10
0は、組立I工程101、組立II工程102、組立N
工程103、電気検査工程104、画像検査工程10
5、完成検査工程106、修理工程110、製品検査工
程111からなる。
【0050】201〜203は、組立I工程101、組
立II工程102、組立N工程103の各工程のデータ
を入力するためのクライアントを示す。クライアント2
01〜203には、それぞれ、作業者により、組立工程
で組み立てられる各部品・ユニット毎の生産・組立内容
のデータが入力され、入力されたデータは、後述するサ
ーバ300に転送される。
【0051】204〜206は、電気検査工程104、
画像検査工程105、完成検査工程106の各工程のデ
ータを入力するためのクライアントを示す。クライアン
ト204〜206には、それぞれ、組立工程101〜1
03で組み立てられた製品に対して、作業者により、検
査・確認した内容・結果のデータが入力され、入力され
たデータは、後述するサーバ300に転送される。
【0052】207は、修理工程110のデータを入力
するためのクライアントを示す。クライアント207に
は、作業者により、修理工程110のデータが入力さ
れ、入力されたデータは、後述するサーバ300に転送
される。
【0053】208は、組立I工程101から修理工程
110の各工程で入力されたデータのチェックを行う製
品検査工程111のクライアントを示す。上述のクライ
アント201〜208は入力系を構成する。なお、製造
組立ライン100を、製品本体、すなわち、カラー複写
機本体の製造組立ラインとしているが、本発明はこれに
限られるものではなく、部品またはユニットの製造組立
ラインについても適用可能である。
【0054】300aは、生産管理システムの全体を管
理する工程監視サーバー300aを示す。工程監視サー
バー300aは、クライアント201〜208から転送
されてくるデータをデータベースに保管する。また、工
程監視サーバー300aは、後述するクライアント50
1〜503から転送されてくる検索要求に応じて、デー
タベースから該当するデータをクライアント501〜5
03に送出する。300bは、アラームメールの配信を
行うメールサーバーを示す。メールサーバー300bは
生産管理システムに接続されると共に、外部のネットワ
ーク700にも接続されている。メールサーバー300
bは、管理系クライアント600から送出されてくるア
ラームメールを指定される送信先(生産管理システム内
またはネットワーク700に接続された端末)に送信す
る。工程監視サーバー300aおよびメールサーバー3
00bはデータベース系を構成する。
【0055】また、401は製造・製品検査部門、40
2は部品検査部門、403は製造技術部門を示す。50
1〜503は、製造・製品検査部門401、部品検査部
門402、および製造技術部門403に各々設けられた
クライアントを示す。かかるクライアント501〜50
3は、工程監視サーバー300aに対して、設定した検
索条件に基づく検索要求を出力し、これに応じて、工程
監視サーバー300aから転送されてくる検索データを
加工して表示等を行う。クライアント501〜503
は、出力系を構成する。
【0056】420は管理部門を示し、600は管理部
門に設けられた管理系クライアントを示す。管理系クラ
イアント600は、工程監視サーバー300aのデータ
ベースに格納された組立製品の不良データ等が基準値を
超えた場合に、所定の送信先にアラームメールを送信す
る。かかる管理系クライアント600は、管理系を構成
する。
【0057】つぎに、組立工程101〜103の基本作
業を図2のフローチャートを参照して説明する。図2は
組立工程101〜103の基本作業を説明するためのフ
ローチャートである。図2において、組立工程101〜
103の各作業者は、入力系クライアント201〜20
3で、ライン上の組立製品に添付されているバーコード
表上で対象の組立製品のバーコードデータ(機種コード
および組付連番)を読み取る(ステップT1)。読み取
った機種コードおよび組付連番が入力系クライアント1
01〜103の画面に表示される(ステップT2)。そ
して、機種コードおよび組付連番のデータと一致するデ
ータ(ユニットデータ、検査表データ、不良データ等)
を工程監視サーバー300aのデータベースから検索す
る(ステップT3)。組立工程101〜103の各作業
者は、工程監視サーバー300aのデータを検索してい
る間にライン上の組立作業を実行する(ステップT
4)。工程監視サーバー300aのデータベースを検索
した後、検索したデータが入力系クライアント201〜
203の画面に表示される(ステップT5)。作業者
は、この画面上で必要なデータを入力する。また、ユニ
ット取付工程がある場合には、バーコードリーダーでユ
ニットのバーコードデータ(ユニット管理NO)を読み
取り、読み取ったユニット管理NOが画面に表示される
(ステップT6)。この画面で作業者は必要なデータの
入力を行う。作業者の登録指示に応じて、画面上のデー
タを工程監視サーバー300aのデータベースに登録す
る(ステップT7)。
【0058】つぎに、検査工程104〜106の基本作
業を図3のフローチャートを参照して説明する。図3は
検査工程104〜106の基本作業を説明するためのフ
ローチャートである。図3において、検査工程104〜
106の各作業者(検査員)は、入力系クライアント2
04〜206で、ライン上の組立製品に添付されている
バーコード表上で対象の組立製品のバーコードデータ
(機種コードおよび組付連番)をバーコードリーダーに
より読み取る(ステップT11)。読み取った機種コー
ドおよび組付連番が入力系のクライアント204〜20
6の画面に表示される(ステップT12)。そして、機
種コードおよび組付連番のデータと一致するデータ(ユ
ニットデータ、検査表データ、不良データ等)を工程監
視サーバー300aのデータベースから検索する(ステ
ップT13)。検査工程104〜106の各作業者は、
工程監視サーバー300aのデータを検索している間に
ライン上の検査作業を実行する(ステップT14)。工
程監視サーバー300aのデータベースを検索した後、
検索したデータを入力系クライアント204〜206の
画面に表示する(ステップT15)。各作業者は、検査
表項目の検索結果を画面に入力する(ステップT1
6)。検査者の登録指示に応じて、画面上のデータを工
程監視サーバー300aのデータベースに登録する(ス
テップT17)。
【0059】なお、ここでは、バーコード表からバーコ
ードデータ(機種コード及び組付連番)を読み取ること
としたが、組立製品にバーコードを貼り付けておき、当
該組立製品に貼り付けられたバーコードを読み取ること
にしても良い。
【0060】つぎに、製造・製品検査部門401、部品
検査部門402、および製造技術部門403の基本作業
を図4のフローチャートを参照して説明する。図4は、
製造・製品検査部門401、部品検査部門402、およ
び製造技術部門403の基本作業を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0061】図4において、製造・製品検査部門40
1、部品検査部門402、製造技術部門403の各担当
者は、出力系クライアント501〜503で、生産管理
システムの製品の状況を当日、日単位、または月単位等
で把握するために、工程監視サーバー300aのデータ
ベースに格納されているデータを検索するための検索条
件を設定する(ステップT21)。そして、検索要求を
工程監視サーバー300aに送出して(ステップT2
2)、工程監視サーバー300aから検索条件に合致す
るデータを検索する(ステップT23)。そして、検索
したデータは時系列等に加工されて出力系クライアント
501〜503の画面に表示される(ステップT2
4)。
【0062】つぎに、管理部門420の基本作業を図5
のフローチャートを参照して説明する。図5は管理部門
420の基本作業を説明するためのフローチャートであ
る。図5において、管理部門420の管理者は、管理系
クライアント600で、製品の製造等に問題が発生して
いないかを把握するために、工程監視サーバー300a
のデータベースに格納されているデータを検索するため
の検索条件を設定する(ステップT31)。そして、検
索要求を工程監視サーバー300aに送出して(ステッ
プT32)、工程監視サーバー300aから検索条件に
合致するデータを検索する(ステップT33)。そし
て、検索したデータのうち、アラーム基準値に引っ掛か
るデータがある場合には、登録されている送信先に発生
している問題を伝えるべく、アラームメールを送信する
(ステップT34)。
【0063】[本明細書の用語の説明]本明細書で使用
している用語について説明する。 機種 :製品仕様区分(国内輸出各国) 組付連番 :製造側の管理番号 機種番号 :製品シリアル番号 何変 :検査項目以外に何か変だと気づいた、発見した不具合 不再現 :不具合が発生したが、修理工程で確認をしたが同内容が再現し ない不具合 完成製品台数:組立作業が完了し製品が完成した台数 直行機台数 :組立作業が完了して製品完成した台数の中で不具合発生が全く ない台数 不良件数 :組立作業後、検査点(チェック工程)で不具合(不良)が発生 した件数 直行率 :直行機台数/製品完成台数×100=値 台当欠点数 :不良件数/完成品台数=値 PQ値 :何変情報、不再現不良、工程内検査、検査点以外の全ての不具 合件数/検査台数=値 ライン落台数:組立ラインで不具合が発生してラインよりはずした台数 責任区:不具合発生の要因/原因となった部署(部品区、組立区、技術 区、設形区) 例えば、購入部品の原因で製品上の不具合を発生させた場合に は、「部品区」の責任となる。組立作業が原因で製品上に不具 合を発生させた場合には、「組立区」の責任となる。組立作業 に問題なく、部品がスペック上合格で製品上不具合を発生させ た場合には、「技術区」の責任となる。技術区で調査解析の上 、設計の不具合で製品上不具合を発生させた場合には、「設計 区」の責任となる。
【0064】[入力系および出力系のクライアントの構
成」図6は、図1で示した入力系のクライアント201
〜208と出力系のクライアント501〜503の概略
構成を示すブロック図である。入力系の各クライアント
201〜208と出力系の各クライアント501〜50
3の構成は同一の構成となっている。入力系のクライア
ント201〜208および出力系のクライアント501
〜503は、図6に示す如く、データを入力するための
入力部601と、表示部602と、データ通信をおこな
う通信部603と、装置全体の制御を司るCPU604
と、CPU604のワークエリアとして使用されるRA
M605と、記録媒体607のデータのリード/ライト
を行う記録媒体アクセス装置606と、CPU604を
動作させるための各種プログラム等を記憶した記録媒体
607と、印刷部608と、およびスピーカ609から
構成されている。
【0065】入力部601は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウス等
からなり、操作者がCPU604に操作指示を与えた
り、データを入力するためのユーザーインターフェース
である。
【0066】表示部602は、CRTやLCD等により
構成され、CPU604から入力される表示データに応
じた表示が行われる。通信部603は、ネットワークに
接続され、ネットワークを介してサーバ300や他のク
ライアントとデータ通信を行うためのものである。
【0067】上記CPU604は、記録媒体607に格
納されているプログラムに従って、装置全体を制御する
中央制御ユニットであり、このCPU604には、入力
部601、表示部602、通信部603、RAM60
5、記録媒体アクセス装置606、印刷部608、およ
びスピーカ609が接続されており、データ通信、メモ
リへのアクセスによるアプリケーションプログラムの読
み出しや各種データのリード/ライト、データ/コマン
ド入力、表示等を制御する。
【0068】上記RAM605は、指定されたプログラ
ム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワ
ークメモリと、表示部602の表示画面に表示する表示
データを一時的に格納する表示メモリとを備えている。
【0069】上記記録媒体607は、CPU604が実
行可能なOSプログラム607a(例えば、WINDO
WS(登録商標)95やWINDOWS NT(登録商
標))やアプリケーションプログラム等の各種プログラ
ムやデータを格納する。アプリケーションプログラムと
しては、例えば、生産管理システムクライアント用プロ
グラム607b等がある。記録媒体607としては、例
えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、CD−ROM、DVD−ROM、MOやPCカード
等の光学的・磁気的・電気的な記録媒体から成る。上記
各種プログラムは、CPU604が読み取り可能なデー
タ形態で記録媒体607に格納されている。また、上記
各種プログラムは、予め記録媒体に記録されている場合
や通信回線を介してダウンロードされて記録媒体に格納
される場合等がある。また、上記各種プログラムは通信
回線を介して配信可能である。
【0070】印刷部608は、例えば、レーザプリンタ
からなり、CPU604の制御により、表示部602に
表示されるデータ等を紙等に印刷する。スピーカ609
は、CPU604の制御により、アラーム音等を放音す
る。
【0071】入力系のクライアント201〜208で
は、工程監視サーバー300aから工程内入力プログラ
ム707c(図7参照)をダウンロードして、CPU6
04は、当該工程内入力プログラム707cに従って、
後述する工程内データ入力処理(図42〜図45参照)
を実行する。
【0072】出力系のクライアント501〜503は、
工程監視サーバー300aから工程監視/アラームプロ
グラム707d(図7参照)をダウンロードして、CP
U604は、当該工程監視/アラームプログラム707
dに従って、後述する工程監視/アラーム処理(図61
〜図66参照)を実行する。
【0073】また、出力系のクライアント501〜50
3は、工程監視サーバー300aから工程監視品質プロ
グラム707eをダウンロードして、CPU604は、
工程監視品質プログラム707eに従って、工程監視品
質処理を実行する。
【0074】また、出力系のクライアント501〜50
3は、工程監視サーバー300aから日報/月報プログ
ラム707f(図7参照)をダウンロードし、CPU6
04は、当該日報/月報プログラム707fに従って、
日報/月報処理を実行する。
【0075】また、出力系のクライアント501〜50
3は、工程監視サーバー300aから自由検索プログラ
ム707g(図7参照)をダウンロードし、CPU60
4は、当該自由検索プログラム707gに従って、自由
検索処理を実行する。このように、工程監視サーバー3
00aからプログラムをダウンロードして使用すること
により、プログラムを変更した場合に各クライアントへ
のインストールが不要となり、迅速に、生産管理システ
ム内で変更したプログラムを使用することが可能とな
る。
【0076】[工程監視サーバーの構成]図7は、図1
で示した工程監視サーバー300aの概略構成を示すブ
ロック図である。図7に示す如く、工程監視サーバー3
00aは、データを入力するための入力部701と、表
示部702と、データ通信をおこなう通信部703と、
生産管理システムの全体を管理すると共に、装置全体の
制御を司るCPU704と、CPU704のワークエリ
アとして使用されるRAM705と、記録媒体707の
データのリード/ライトを行う記録媒体アクセス装置7
06と、およびCPU704を動作させるための各種プ
ログラム等を記憶した記録媒体707と、各種マスター
テーブルを格納した第1のデータベース708と、各種
データテーブルを格納した第2のデータベース709と
を備えている。
【0077】入力部701は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウス等
からなり、操作者がCPU704に操作指示を与えた
り、データを入力するためのユーザーインターフェース
である。
【0078】表示部702は、CRTやLCD等により
構成され、CPU704から入力される表示データに応
じた表示が行われる。通信部703は、ネットワークに
接続され、ネットワークを介して入力系のクライアント
201〜208や出力系のクライアント501〜503
とデータ通信を行うためのものである。
【0079】上記CPU704は、記録媒体707等に
格納されているプログラムに従って、装置全体を制御す
る中央制御ユニットであり、このCPU704には、入
力部701、表示部702、通信部703、RAM70
5、および記録媒体アクセス装置706、データベース
708が接続されており、データ通信、記録媒体707
へのアクセスによるプログラムの読み出しや各種データ
のリード/ライト、データ/コマンド入力、表示等を制
御する。
【0080】上記RAM705は、指定されたプログラ
ム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワ
ークメモリと、表示部702の表示画面に表示する表示
データを一時的に格納する表示メモリとを備えている。
【0081】上記記録媒体707は、CPU704が実
行可能なOSプログラム707a(例えば、WINDO
WS NT Server V4.0)やアプリケーシ
ョンプログラム等の各種プログラムやデータを格納す
る。アプリケーションプログラムとしては、例えば、生
産管理システムサーバー用プログラム707b、工程内
入力プログラム707c、工程監視/アラームプログラ
ム707d、工程監視品質プログラム707e、日報/
月報プログラム707f、自由検索プログラム707g
等がある。記録媒体としては、例えば、フロッピーディ
スク、ハードディスク、CD−ROM、DVD−RO
M、MOやPCカード等の光学的・磁気的・電気的な記
録媒体から成る。上記各種プログラムは、CPU704
が読み取り可能なデータ形態で記録媒体707に格納さ
れている。また、上記各種プログラムは、予め記録媒体
707に記録されている場合や通信回線を介してダウン
ロードされて記録媒体707に格納される場合等があ
る。また、記録媒体707に格納されているプログラム
は、通信回線を介して配信可能である。
【0082】図8は、図7の第1のデータベース708
のフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、第1のデータベース708には各種マスターテーブ
ルが格納されている。マスターテーブルは、同図に示す
如く、機種コード名マスターテーブル708a、工場名
マスターテーブル708b、製品分野マスターテーブル
708c、生産stepマスターテーブル708d、L
ineNOマスターテーブル708e、Lankマスタ
ーテーブル708f、入力担当者マスターテーブル70
8g、責任区マスターテーブル708h、修理内容マス
ターテーブル708i、Unit検査担当者マスターテ
ーブル708j、修理担当者マスターテーブル708
k、工程内検査担当者マスターテーブル708l、対策
担当者マスターテーブル708m、工程別作業設定マス
ターテーブル708n、アラーム受信者マスターテーブ
ル708o、検査表項目マスターテーブル708p、U
nit名マスターテーブル708q、機種名マスターテ
ーブル708r、アラーム管理マスターテーブル708
s、アラーム値マスターテーブル708t、不良内容マ
スターテーブル708u、およびUnit検査表項目マ
スターテーブル708vからなる。
【0083】図9は図1の第2のデータベース709の
フォーマットの一例を示す図である。同図に示す如く、
第2のデータベース709には、各種データテーブルが
格納されている。データテーブルは、同図に示す如く、
検査表データテーブル709a、検査表改訂履歴データ
テーブル709b、Unit管理NOマスターテーブル
709c、Mainデータテーブル709d、Unit
Mainデータテーブル709e、工程内不良データテ
ーブル709f、工程外不良データテーブル709g、
Unit不良データテーブル709h、Unit検査表
データテーブル709a、およびUnitデータテーブ
ル709jからなる。
【0084】上記各マスターテーブル708a〜708
vのデータフォーマットの一例を図10〜図31に示
す。同図において、”◎”が付いている項目が検索キー
として使用される項目である。
【0085】図10は、機種コード名マスターテーブル
708aのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、機種コード名マスターテーブル708aに
は、”NO”、”機種Code”、”機種略名”、”商
品名”、”電圧表示”、および”機種記号”のデータが
対応づけられて格納されている。この機種コード名マス
ターテーブル708aは機種名毎に用意されている。
【0086】図11は、工場名マスターテーブル708
bのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、工場名マスターテーブル708bには、”N
O”、”工場名”、および”略号”のデータが対応づけ
られて格納されている。
【0087】図12は、製品分野マスターテーブル70
8cのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、製品分野マスターテーブル708cには、”製品
分野”のデータが格納されている。
【0088】図13は、生産stepマスターテーブル
708dのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、生産stepマスターテーブル708dに
は、”NO”と”生産Step”のデータが格納されて
いる。
【0089】図14は、LineNOマスターテーブル
708eのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、LineNOマスターテーブル708eに
は、”LineNO”のデータが格納されている。
【0090】図15は、Lankマスターテーブルのフ
ォーマット708fの一例を示す図である。同図に示す
如く、Lankマスターテーブル708fには、”La
nk”のデータ(検以(検討依頼の略)、情扱(情報扱
い))が格納されている。
【0091】図16は、入力担当者マスターテーブル7
08gのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、入力担当者マスターテーブル708gには、”
社員NO”、”氏名”、および”パスワード(Psw
d)”のデータが対応づけられて格納されている。
【0092】図17は、責任区マスターテーブル708
hのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、責任区マスターテーブル708hには、”N
O”、”責任区1”、”責任区2”、および”責任区
3”のデータが対応づけられて格納されている。
【0093】図18は、修理内容マスターテーブル70
8iのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、修理内容マスターテーブル708iには、”N
O”、”修理内容1”、”修理内容2”、および”修理
内容3”のデータが対応づけられて格納されている。
【0094】図19は、Unit検査担当者マスターテ
ーブル708jのフォーマットの一例を示す図である。
同図に示す如く、Unit検査表担当者マスターテーブ
ル708jには、”NO”、および”担当者名”のデー
タが対応づけられて格納されている。
【0095】図20は、修理担当者マスターテーブル7
08kのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、修理担当者マスターテーブル708kには、修
理担当の”担当者名”のデータが格納されている。
【0096】図21は、工程内検査担当者マスターテー
ブル708lのフォーマットの一例を示す図である。同
図に示す如く、工程内検査担当者マスターテーブル70
8lには、工程内検査担当の”担当者名”のデータが格
納されている。
【0097】図22は、対策担当者マスターテーブル7
08mのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、対策担当者マスターテーブル708mには、”
NO”と”担当者名”のデータが格納されている。
【0098】図23は、工程別作業設定マスターテーブ
ル708nのフォーマットの一例を示す図である。同図
に示す如く、工程別作業設定マスターテーブル708n
には、”NO”、”工程名”、”表示工程”、”検査
員”、および”タブコントロール”のデータが対応づけ
られて格納されている。
【0099】図24は、アラーム受信者マスターテーブ
ル708oのフォーマットの一例を示す図である。同図
に示す如く、アラーム受信者マスターテーブル708o
には、”NO”、”責任区1”、”責任区2”、”責任
区3”、”NOTES_ID”、および”送信種別”の
データが対応づけられて格納されている。
【0100】図25は、検査表項目マスターテーブル7
08pのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、検査表項目マスターテーブル708pには、”
機種Code”、”NO”、”工程名”、”検査項
目”、”規格”、および”入力Type”のデータが対
応づけられて格納されている。この検査表項目マスター
テーブル708pは機種名毎に用意されている。ここ
で、”入力Type”の「1」は”直接入力”、「2」
は”合否”入力を示している。
【0101】図26は、Unit名マスターテーブル7
08qのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、Unit名マスターテーブル708qには、”
Unit_NO”、”Unit記号”、”UnitNa
me”、”Unit区分”、”機種Code”、”Un
it機種Code”、”Unit検査表有無”のデータ
が対応づけられて格納されている。このUnit名マス
ターテーブル708qは機種名毎に用意されている。
【0102】図27は、機種名マスターテーブル708
rのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、”機種名マスターテーブル708rには、”機種
名”、”製品分野”、”生産拠点”、量産開始年月
日”、”ServerName”、”IP_Addre
ss”、”DBName”、”HEAD_NO_FL
G”、および”Mail送信”のデータが対応付けられ
て格納されてる。
【0103】図28は、アラーム管理マスターテーブル
708sのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、アラーム管理マスターテーブル708sに
は、”管理区分”、”組織”、”目標値”、および”ア
ラーム値”のデータが対応づけられて格納されている。
【0104】図29は、アラーム値マスターテーブル7
08tのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、アラーム値マスターテーブル708tには、”
NO”、”管理区分”、”不良区分”、”工程名”、”
不良項目”、”不良内容1”、”不良内容2”、”不良
内容3”、”LineOut”、”何変”、”Lan
k”、”責任区1”、”責任区2”、”責任区3”、”
不再現”、”不良原因”、”修理内容1”、”修理内容
2”、”修理内容3”、”修理担当者”、”再発防止内
容”、”対策担当者”、”アラーム値”、”アラーム結
果”、”アラーム時刻”、および”メール送信日付”の
データが対応づけられて格納されている。
【0105】図30は、不良内容マスターテーブル70
8uのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、不良内容マスターテーブル708uには、”機種
名”、”工程名”、”NO”、”不良項目”、”不良内
容1”、”不良内容2”、および”不良内容3”のデー
タが対応づけられて格納されている。
【0106】図31は、Unit検査表項目マスターテ
ーブル708vのフォーマットの一例を示す図である。
同図に示す如く、Unit検査表項目マスターテーブル
708vには、”Unit記号”、”Unit区
分”、”NO”、”分類”、”検査項目”、”規格”、
および”検査方法”のデータが対応づけられて格納され
ている。このUnit検査表項目マスターテーブル70
8vは機種名毎に用意されている。
【0107】つぎに、上記各データテーブル709a〜
709jのデータフォーマットの一例を図32〜図40
に示す。同図において、”◎”が付いている項目が検索
キーとして使用される項目である。
【0108】図32は、検査表データテーブル709a
のフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、検査表データテーブル709aには、”組付連
番”、”機種コード(機種Code)”、”検査表連
結”、”NO”、”生産ステップ”、”工程名”、”検
査項目”、”規格”、”判定_完了”、”再検印”、お
よび”入力Type(入力タイプ)”のデータ(検査表
データ)が対応づけられて格納される。ここで、”入力
Type”の「1」は”直接入力”、「2」は”合否”
入力を示している。この検査表データテーブル709a
には、入力系クライアント201〜208から送出され
てくるデータ(生データ)が順次追加される。この検査
表データテーブル709aは機種名毎に用意されてい
る。
【0109】図33は、検査表改訂履歴データテーブル
709bのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、検査表改訂履歴データテーブル709bに
は、”機種Code”、”NO”、”項目”、”内
容”、”作成日”、”編集日”、及び”承認”のデータ
が対応づけられて格納される。
【0110】図34は、Unit管理NOデータテーブ
ル709cのフォーマットの一例を示す図である。同図
に示す如く、Unit管理NOデータテーブル709c
には、”組付連番”、”機種Code”、”Unit_
NO”、”Unit記号”、”Unit区分”、”生産
Step”、”UnitName”、および”Unit
管理NO”のデータが対応づけられて格納される。この
Unit管理NOデータテーブル709cは機種名毎に
用意されている。
【0111】図35は、Mainデータテーブル709
dのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、Mainデータテーブル709dには、”工場
名”、”製品分野””機種名”、”生産Step”、”
LineNO”、”機種コード”、”組付連番”、”機
番”、”組付開始日”、”組付開始時刻”、”完成
日”、”完成時刻”、”LineOutFlg”、”工
程入力保留Flg”、”製検入力保留Flg”、”製検
SampleFlg”、”市場発生Flg”、”入力
日”、”不良件数”、”何変件数”、”不再現件
数”、”再検件数”、”情扱件数”、”特記事項”、お
よび”最新更新日時”のデータ(品質データ)が対応づ
けられて格納される。このMainデータテーブル70
9dは機種毎に用意されている。このMainデータテ
ーブル709dでは、入力系クライアント201〜20
8で集計されたデータが、機種コードおよび組付連番を
キーとして上書きされる。
【0112】図36は、工程内不良データテーブル70
9fのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、工程内不良データテーブル709fには、”工場
名”、”製品分野”、”機種名”、”生産Ste
p”、”LineNO”、”機種コード”、”組付連
番”、”不良連番”、”機番”、”不良区分”、”再件
数”、”発生日”、”発生時刻”、”工程名”、”不良
項目”、”不良内容1”、”不良内容2”、”不良内容
3”、”LineOut”、”何変(何か変という意味
である)”、”Lank”、”責任区1”、”責任区
2”、”責任区3”、”不再現”、”不良原因”、”修
理内容1”、”修理内容2”、”修理内容3”、”修理
日”、”修理時間”、”修理担当者”、”再発防止内
容”、”対策日”、”対策時刻”、”対策担当者”、”
最新更新日時”、および”Mail送信フラグ”のデー
タ(品質データ)が対応づけられて格納される。ここ
で、”Mail送信フラグ”の「1」は”送信対象”、
「2」は”送信済み”を示している。この工程内不良デ
ータテーブル709fには、入力系クライアント201
〜208から送出されてくるデータ(生データ)が順次
追加される。この工程内不良データテーブル709fは
機種名毎に用意されている。
【0113】図37は、工程外不良データテーブル70
9gのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、工程外不良データテーブル709gには、”工場
名”、”製品分野”、”機種名”、”生産Ste
p”、”管理NO”、”不良連番”、”再件数”、”発
生日”、”発生時刻”、”UnitName”、”不良
項目”、”不良内容1”、”不良内容2”、”不良内容
3”、”LineOut”、”何変”、”Lan
k”、”責任区1”、”責任区2”、”不再現”、”不
良原因”、”修理内容1”、”修理内容2”、”修理
日”、”修理時間”、”修理担当者”、”再発防止内
容”、”対策日”、”対策時刻”、”対策担当者”、お
よび”最新更新日”のデータが対応づけられて格納され
ている。この工程外不良データテーブル709gは機種
名毎に用意されている。
【0114】図38は、UnitMainデータテーブ
ル709eのフォーマットの一例を示す図である。同図
に示す如く、UnitMainデータテーブル709e
には、”工場名”、”製品分野”、”機種名”、”生産
Step”、”Unit記号”、”Unit区分”、”
Unit記号管理NO”、”UnitName”、”組
付開始日”、”組付開始時刻”、”完成日”、”完成時
刻”、”入力日”、”不良件数”、”何変件数”、”不
再現件数”、”再検件数”、および”最新更新日時”の
データが対応づけられて格納される。このUnitMa
inデータテーブル709eは機種名毎に用意されてい
る。
【0115】図39は、Unit検査表データテーブル
709iのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、Unit検査表データテーブル709iaに
は、”Unit管理NO”、”Unit記号”、”Un
it区分”、”生産Step”、”NO”、”分
類”、”検査項目”、”規格”、”検査方法”、”判
定”、および”再検印”のデータが対応づけられて格納
されている。このUnit検査表データテーブル709
iは機種名毎に用意されている。
【0116】図40は、Unitデータテーブル709
jのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、Unitデータテーブル709jには、”Unit
管理NO”、”Unit記号”、”Unit区分”、”
生産Step”、”UnitName”、”検査
日”、”検査時刻”、”再検印”、および”合格印”の
データが対応づけられて格納されている。このUnit
データテーブル709jには、入力系クライアント20
1〜208から送出されてくるデータ(生データ)が順
次追加される。このUnitデータテーブル709jは
機種名毎に用意されている。
【0117】[管理系のクライアントの構成」図41
は、図1の管理系クライアント600の概略構成を示す
ブロック図である。管理系クライアント600は、図4
1に示す如く、データを入力するための入力部801
と、表示部802と、データ通信をおこなう通信部80
3と、装置全体の制御を司るCPU804と、CPU8
04のワークエリアとして使用されるRAM805と、
記録媒体807のデータのリード/ライトを行う記録媒
体アクセス装置806と、CPU804を動作させるた
めの各種プログラム等を記憶した記録媒体807とから
構成されている。
【0118】入力部801は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウス等
からなり、操作者がCPU804に操作指示を与えた
り、データを入力するためのユーザーインターフェース
である。
【0119】表示部802は、CRTやLCD等により
構成され、CPU804から入力される表示データに応
じた表示が行われる。通信部803は、ネットワークに
接続され、ネットワークを介して工程監視サーバー30
0a、メールサーバー300bや他のクライアントとデ
ータ通信を行うためのものである。
【0120】上記CPU804は、記録媒体807に格
納されているプログラムに従って、装置全体を制御する
中央制御ユニットであり、このCPU804には、入力
部801、表示部802、通信部803、RAM80
5、および記録媒体アクセス装置806が接続されてお
り、データ通信、メモリへのアクセスによるアプリケー
ションプログラムの読み出しや各種データのリード/ラ
イト、データ/コマンド入力、表示等を制御する。
【0121】上記RAM805は、指定されたプログラ
ム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワ
ークメモリと、表示部802の表示画面に表示する表示
データを一時的に格納する表示メモリとを備えている。
【0122】上記記録媒体807は、CPU804が実
行可能なOSプログラム807a(例えば、WINDO
WS95やWINDOWS NT)やアプリケーション
プログラム等の各種プログラムやデータを格納する。ア
プリケーションプログラムとしては、例えば、アラーム
メール送信プログラム807bやマスターメンテナンス
プログラム807c等がある。記録媒体807として
は、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、C
D−ROM、DVD−ROM、MOやPCカード等の光
学的・磁気的・電気的な記録媒体から成る。上記各種プ
ログラムは、CPU804が読み取り可能なデータ形態
で記録媒体807に格納されている。また、上記各種プ
ログラムは、予め記録媒体に記録されている場合や通信
回線を介してダウンロードされて記録媒体に格納される
場合等がある。また、上記各種プログラムは通信回線を
介して配信可能である。
【0123】管理系クライアント600では、CPU8
04は、アラームメール送信プログラム807bに従っ
て、後述するアラームメール送信処理(図86〜図90
参照)を実行する。また、管理系クライアント600で
は、CPU804は、マスターメンテナンスプログラム
807cに従って、工程監視サーバー300aの各マス
ターテーブルのデータの入力・追加・変更・削除等を行
う。具体的には、管理系クライアント600は、機種コ
ード名マスターテーブル708a、工程別作業設定マス
ターテーブル708n、修理担当者マスターテーブル7
08k、不良内容マスターテーブル708u、対策担当
者マスターテーブル708m、検査表項目マスターテー
ブル708p、工程内検査担当者マスターテーブル70
8l、Unit名マスターテーブル708q、Unit
検査担当者マスターテーブル708j、Unit検査表
項目マスターテーブル708v、アラーム受信者マスタ
ーテーブル708o、およびアラーム値マスターテーブ
ル708tのデータの入力・追加・変更・削除等を行
う。
【0124】[入力系クライアントによる工程内データ
入力処理]入力系のクライアント201〜208による
工程内データ入力処理を図42〜図45のフローチャー
トに従って、図46〜図60の工程内データ入力処理に
おける画面表示例を参照しつつ説明する。図42〜図4
5は入力系のクライアント201〜208による工程内
データ入力処理を説明するためのフローチャート、図4
6〜図56は、工程内データ入力処理における画面表示
例を示す図である。
【0125】図48は、工程内入力プログラム707c
を起動した場合に表示される工程内データ入力画面10
00の一例を示している。図48に示す工程内データ入
力画面において、1001は”工場”、1002は”生
産ステップ”、1003は”ラインNO”、1004
は”機種名”、1005は”工程名”、1006は”作
業者”、1007は”機種コード”、1008は”組付
連番”、1009は”機番”、1010は”組付日”、
1011は”組付時刻”、1012は”完成日”、10
13は”完成時刻”の入力欄を示す。これら”工場10
01”、”生産ステップ1002”、”ラインNO10
03”、”機種名1004”、”工程名1005”、”
作業者1006”、”機種コード1007”、”組付連
番1008”、”機番1009”、”組付日101
0”、”組付時刻1011”、”完成日1012”、お
よび”完成時刻1013”の入力欄でメインデータ入力
ブロック1016が構成される。
【0126】1020は不良内容のデータを入力するた
めの不良内容データ入力ブロック、1017は不良内容
データ入力ブロック1020に入力するための項目(デ
ータ)が表示される選択リストブロックを示す。この不
良内容データ入力ブロック1020には、不良関連情報
(”再件数”、”発生日”、”発生時刻”、”工程
名”、”不良項目”、”不良内容1”、”不良内容
2”、”不良内容3”、”修理内容1”、”修理内容
2”、”修理内容3”、”不再現”、”不良原因”、”
責任区1”、”責任区2”、”責任区3”、”修理
日”、”修理時間”、”修理担当者”、”ライン落
ち”、”何変”、”ランク”、”再発防止内容”、”対
策日”、”対策時刻”、および”対策担当者”等)の項
目が表示される。不良内容データ入力ブロック1020
では、不良内容がある場合に、作業者により不良情報の
データが入力され、また、不良内容に対応する修理を行
った場合には修理情報のデータの入力が行われる。不良
内容データ入力ブロック1020に入力されたデータ
は、工程内不良データテーブル709fに登録される。
【0127】1017は不良内容データ入力ブロック1
020に入力するための項目(データ)が表示される選
択リストブロックを示す。選択リストブロック1017
には、不良内容マスターテーブル708u(機種名、工
程名、NO、不良項目、不良内容1、不良内容2、不良
内容3)および修理内容マスターテーブル708i(N
O、修理内容1、修理内容2、修理内容3)のデータが
表示される。
【0128】また、1031は入力したデータを工程監
視サーバー300aに登録するための「登録F1」キ
ー、1032は入力したデータを工程監視サーバー30
0aに自動登録するための「自動登録(自登)F8」キ
ーを示す。1033は完成登録を行うための「完成F
5」キーを示す。
【0129】図57は、図48の画面で、検査表データ
入力ブロック1050およびユニットデータ入力ブロッ
ク1051が選択リスト入力ブロック1017に重ねて
表示されている場合を示している。この検査表データ入
力ブロック1050およびユニットデータ入力ブロック
1051の表示/非表示は、後述するように、工程別作
業設定マスターテーブル708nの”タブコントロー
ル”のデータにより決定される。Unitデータ入力ブ
ロック1051のUnit項目のUnitデータをダブ
ルクリックすると、ユニット検査表とユニット不良内容
を表示することができる。図58は、ユニット検査表と
ユニット不良内容の表示画面1052の一例を示してい
る。
【0130】まず、各入力系クライアント201〜20
8では、夫々起動条件の設定が行われる。図48の工程
内データ入力画面で、ツール(T)を選択すると、図4
9に示す如き、起動条件を設定するためのプルダウンメ
ニュー1015が表示される。この起動条件の設定は、
各入力系クライアント201〜208で夫々行われる。
プルダウンメニュー1015には、”入力条件設
定”、”日付時刻設定”、”工程別仕掛り設定”、”工
程別作業設定”、”検査表履歴”、”パスワード変
更”、および”起動条件設定”が表示されている。
【0131】ここで起動条件を設定するのは、入力系ク
ライアントの起動時に毎回初期値(工場、生産ステッ
プ、ラインNO、機種名、工程名)を設定すると、入力
ミスが多く、また、毎回同じ内容を入力するのは無駄で
あり、初期値を自動入力できる機能を採用して、入力ミ
ス防止と入力効率を向上させるためである。
【0132】このプルダウンメニュー1015で、”入
力条件設定”が選択されると、図50に示す如き、入力
条件を設定するためのダイアログボックス1041が図
49の画面に重ねて表示される。ダイアログボックス1
041で入力条件の設定が行われる。このダイアログボ
ックス1041では、”完成データ登録時、検査表デー
タの入力漏れのチェックをするか否か”、”完成データ
登録時、修理内容データ入力漏れをチェックするか否
か”、”Unit管理NO入力時、Unit検査表デー
タのチェックをするか否か”、”F8登録時、検査表の
空白部分を自動入力するか否か”、”不良内容期間”、
および”修理内容期間”等の設定が行われ、設定された
内容(データ)は、入力条件設定ファイルとして、各入
力系クライアント201〜208毎に記録媒体607に
夫々登録される。なお、”不良内容期間”および”修理
内容期間”は日単位で設定される。
【0133】また、図49のプルダウンメニュー101
5で、”起動条件設定”が選択されると、図51に示す
ような、起動条件を設定するためのダイアログボックス
1042が図49の画面に重ねて表示される。このダイ
アログボックス1042で入力条件の設定が各入力系ク
ライアント201〜208毎に行われる。このダイアロ
グボックス1042では、”工場”、”生産ステッ
プ”、”ラインNO”、”機種名”、および”工程名”
の設定が行われる。設定された内容(起動条件データ)
は、起動条件設定ファイルとして、入力系クライアント
201〜208の記録媒体607に夫々登録される。初
期値は、各入力系クライアント201〜208で異なる
ため、各入力系クライアント201〜208毎に起動条
件データを保存しておき、起動時にその起動条件データ
を夫々読み込んで、上述の”工場1001”、”生産ス
テップ1002”、”ラインNO1003”、”機種名
1004”、”工程名1005”の各表示欄に起動条件
データを設定する。
【0134】なお、図51に示す例では、起動条件デー
タとして、”工場”として「厚木]、”生産ステップ”
として「量産」、”ラインNO”として「A611
2」、”機種名”として「CattleyaII」、”
工程名”として「ALL」が設定されている。
【0135】また、図49のプルダウンメニュー101
5で、”工程別作業設定”が選択されると、図52に示
すようなパスワードの入力画面が図49の画面に重ねて
表示され、当該パスワードの入力画面で、正しいパスワ
ードが入力されると、図53に示すような、工程別の作
業を設定するためのダイアログボックス1044が図4
9の画面に重ねて表示される。ここで、パスワードを要
求しているのは、作業者が勝手に工程別作業設定を行え
ないようにするためで、パスワードを知っている権限の
ある者のみが、工程別作業設定を行えるようになってい
る。
【0136】ダイアログボックス1044では、工程別
作業設定が行われ、設定されたデータが工程監視サーバ
ー300aの工程別作業設定マスターテーブル708n
に登録される。このダイアログボックス1044で
は、”NO”、”工程名”、”表示工程”、”検査
員”、および”タブコントロール”が対応づけて設定さ
れる。
【0137】ここで、”表示工程”とは、工程名に対し
て、表示工程で設定した工程を検査表で表示させる機能
で、工程毎の表示や複数の工程のグループ表示が可能と
なっている。生産変動により工程分割が頻繁に行う必要
があり、従来の工程単位の管理方法では対応ができない
ため、作業設定機能で工程のブロック化を実現してい
る。また、”検査員”とは、「自動登録F8」キー10
32で登録するときに、”表示工程”に対して”検査
員”を検査表に自動表示や登録させるための管理データ
である。
【0138】また、”タブコントロール”とは、工程毎
に如何なる表示(検査表やユニット名等)を行うかを設
定するためのものである。例えば、ある工程名のところ
で、”タブコントロール”の欄に「検査表」と設定して
おくと、当該工程を実行する入力系クライアント201
〜208では、「検査表」のデータが画面に表示され
る。これにより、工程毎に、「検査表」や「ユニット
名」の表示/非表示が可能となる。
【0139】このダイアログボックス1044で設定さ
れたデータは、「保存」キー1045を押下すること
で、工程監視サーバー300aの工程別作業設定マスタ
ーテーブル708nに登録される。
【0140】例えば、図54に示すように、”工程名”
が「機械検査02」であり、機械検査02に対応する工
程別作業設定の”表示工程”が「機械検査02」、”検
査員”が「小野」、”タブコントロール”が検査表であ
る場合には、検査表データ入力ブロック1050には、
機械検査01の検査表(検査員「小野」)が表示され
る。また、図55に示すように、”工程名”が「電気検
査02」であり、電気検査02に対応する工程別作業設
定の”表示工程”が「電気検査02、電気検査0
3」、”検査員”が「土持、小林」、”タブコントロー
ル”が検査表+Unitである場合には、検査表データ
入力ブロック1050には、電気検査02と電気検査0
3の検査表(検査員「土持、小林」が表示されるるとと
もに、Unitデータ入力ブロックが表示される。ま
た、”工程名”が「ALL」の場合には、全ての検査工
程の検査表が表示される。
【0141】なお、”タブコントロール”欄に「STA
RT」と入れておいた場合には、「START」が割り
当てられた工程が、最初の工程と認識され、「検査表」
のデータが全て画面の自動表示される。すなわち、「S
TART」は組立工程の最初の工程に割り当てられるこ
とになる。
【0142】また、図49のプルダウンメニュー101
5で、”検査表履歴”が選択されると、工程監視サーバ
ー300aの検査表項目マスターテーブル708pの改
定履歴を記録した検査表改訂履歴データテーブル709
bから検査表履歴データをダウンロードする。そして、
図56に示すような、検査表履歴を確認するための検査
表履歴ダイアログボックス1045に、読み出した検査
表履歴データを表示する。なお、検査表項目マスターテ
ーブル708pのデータの修正・削除を管理系クライア
ント600で行うこととしたが、入力系クライアント2
01〜208で検査表項目マスターテーブル708pの
データの修正・削除を行うことを可能としても良い。
【0143】つぎに、入力系のクライアント201〜2
08による工程内データ入力処理を図42〜図45のフ
ローチャートを参照して説明する。図42において、ま
ず、入力系(組立工程101〜103、検査工程104
〜106、修理工程110、製品検査工程)の各作業者
が、入力系クライアント201〜208の電源をONと
すると(ステップS1)、記録媒体607に格納されて
いる生産管理システムクライアント用プログラム607
bがRAM605に展開された後、起動して、表示部6
02に図46に示すようなアイコンの選択画面が表示さ
れる(ステップS2)。そして、このアイコンの選択画
面で工程内入力プログラム602aが選択されると(ス
テップS3)、工程監視サーバー300aから工程内入
力プログラム707cをダウンロードして、RAM60
5に格納する(ステップS4)。
【0144】そして、RAM605に格納した工程内入
力プログラム707cを起動させると(ステップS
5)、工程監視サーバー300aから入力担当者マスタ
ーテーブル708g(社員NO、氏名、パスワード)の
マスターデータをダウンロードして、RAM605に格
納する(ステップS6)。ついで、表示部602に、図
47に示すようなパスワード入力画面が表示される(ス
テップS7)。同図に示すパスワード入力画面には、”
社員NO”と”パスワード”を入力する欄が表示されて
いる。そして、作業者により、パスワードおよび社員N
Oが入力される(ステップS8)。
【0145】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
gのマスターデータ(パスワードおよび社員NO)とを
照合し(ステップS9)、入力された社員NO/パスワ
ードが正しいか否かを判断して(ステップS10)、入
力された社員NO/パスワードが正しい場合にはステッ
プS11に移行する一方、入力された社員NO/パスワ
ードが正しくない場合には、ステップS8に戻り、再
度、社員NO/パスワードの入力が行われる。
【0146】ステップS11では、記録媒体607に格
納されている起動条件設定ファイルおよび入力条件設定
ファイルのテキストファイルデータ(起動条件データ、
入力条件データ)を読み出して、RAM605に記憶す
る(ステップS12)。そして、上記図48に示すよう
なデータ入力画面を表示し(ステップS13)、その
際、RAM605に記憶した起動条件ファイルの起動条
件データを、データ入力画面の”工場名1001”、”
生産ステップ1002”、”ラインNO1003”、”
機種名1004”、および”工程名1005”の各欄に
表示する(ステップS14)。
【0147】そして、工程監視サーバー300aから、
不良内容マスターテーブル708u(機種名、工程名、
NO、不良項目、不良内容1、不良内容2、不良内容
3)、修理内容マスターテーブル708i(NO、修理
内容1、修理内容2、修理内容3)、および工程別作業
設定マスターテーブル708n(NO、工程名、表示工
程、検査員、タブコントロール)の対象機種のマスター
データをダウンロードして(ステップS15)、ダウン
ロードした対象機種のマスターデータをRAM605に
記憶する(ステップS16)。この後、組立製品に添付
されているバーコード表からバーコードデータ(機種コ
ードおよび組付連番)をバーコードリーダーにより読み
取って、”機種コード1007”および”組付連番10
08”の表示欄に入力する(ステップS17)。
【0148】つぎに、図43において、RAM605に
記憶した工程別作業設定マスターテーブル708nのマ
スターデータの自機の工程(起動条件ファイルの起動条
件データとして登録されているもの)に対応する”タブ
コントロール”のデータを参照して、”START工
程”か否かを判断する(ステップS21)。この判断の
結果、”START工程”である場合には、工程監視サ
ーバー300aのUNITマスターテーブル708q
(UnitNO、Unit記号、UnitName、U
nit区分、機種Code、Unit検査表有無)およ
び検査表項目マスターテーブル708p(機種Cod
e、NO、工程名、検査項目、規格、入力タイプ)か
ら、読み込んだ機種コードと一致するマスターデータを
ダウンロードしてRAM605に格納した後(ステップ
S22)、ステップS24に移行する。
【0149】他方、ステップS21において、自機の工
程に対応するタブコントロールが”START工程”で
ない場合には、工程監視サーバー300aのMainデ
ータテーブル709d(工場名、製品分野、機種名、生
産Step、LineNO、機種コード、組付連番、H
EAD_NO、機番、組付開始日、組付開始時刻、完成
日、完成時刻、Flg、工程入力保証Flg、製検入力
保証Flg、製検SampleFlg、市場発生Fl
g、入力日、不良件数、何変件数、不再現件数、再検件
数、特記事項、最新更新日時)、Unit管理NOテー
ブル709c(組付連番、機種Code、Unit_N
O、Unit記号、Unit区分、生産Step、Un
itName、およびUnit管理NO)、検査表デー
タテーブル709a(組付連番、機種コード、検査表連
結、NO、生産ステップ、工程名、検査項目、規格、判
定_完了、再検印、入力Type)、および工程内不良
データテーブル709f(工場名、製品分野、機種名、
生産Step、LineNO、機種コード、組付連番、
不良連番、機番、不良区分、再件数、発生日、発生時
刻、工程名、不良項目、不良内容1、不良内容2、不良
内容3、何変、責任区1、責任区2、責任区3、不再
現、不良原因、修理内容1、修理内容2、修理内容3、
修理日、修理時間、修理担当者、再発防止内容、対策
日、対策時刻、対策担当者、最新更新日)から、入力し
た「機種コード」および「組付連番」と一致するデータ
をダウンロードして、RAM605に格納した後(ステ
ップS23)、ステップS24に移行する。
【0150】ステップS24では、自機に設定されてい
る工程に対応する、RAM605に格納した工程別作業
設定マスターテーブル708nの”タブコントロール”
のデータを判断する。”タブコントロール”が「スター
ト工程」である場合には、ステップS25に移行して、
RAM605に記憶した検査表項目マスターテーブル7
08pのマスターデータを画面の検査表データ入力ブロ
ック1050に表示するとともに、RAM605に記憶
したUnit名マスターテーブル708qのマスターデ
ータを、Unitデータ入力ブロック1051に表示す
る(ステップS25)。そして、不良内容データ入力ブ
ロック1020で、不良内容の入力を行い(ステップS
35)、「登録F1」キー1031を押下して、画面上
に入力された全データを工程監視サーバー300aの対
応するデータテーブルに登録した後(ステップS3
6)、ステップS45に移行する。具体的には、Mai
nデータ入力ブロック1016および不良内容データ入
力ブロック1020で入力されたデータは、工程内不良
データテーブル709fに登録される。
【0151】また、ステップS24で、”タブコントロ
ール”が「Unit」である場合には、RAM605に
記憶したMainデータテーブル709dのデータをM
ainデータ入力ブロック1016に、RAM605に
記憶したUnitデータテーブル709jのマスターデ
ータをUnitデータ入力ブロック1051に、RAM
605に記憶した工程内不良データテーブル709fの
データを不良内容データ入力ブロック1020に夫々表
示する(ステップS26)。図59はこの場合の画面表
示例を示しており、Unitデータ入力ブロック105
1が表示されている。
【0152】そして、画面上のUnitデータ入力ブロ
ック1051の機種コード入力欄で、Unitに貼り付
けられた「Unit管理NO」のバーコードデータをバ
ーコードリーダーにより読み取り入力する(ステップS
27)。
【0153】ついで、不良内容データ入力ブロック10
20で、不良内容の入力を行う(ステップS35)。つ
づいて、「登録F1」キー1031を押下して、Mai
nデータ入力ブロック1016、Unitデータ入力ブ
ロック1051、および不良内容データ入力ブロック1
020のデータを工程監視サーバー300aの対応する
データテーブルに登録した後(ステップS37)、ステ
ップS45に移行する。具体的には、Mainデータ入
力ブロック1016およびUnitデータ入力ブロック
1051で入力されたデータはUnitデータテーブル
709jに登録され、また、Mainデータ入力ブロッ
ク1016および不良内容データ入力ブロック1020
で入力されたデータは、工程内不良データテーブル70
9fに登録される。
【0154】また、ステップS24で、”タブコントロ
ール”が「検査表」である場合には、取り込んだMai
nデータテーブル709dのマスターデータを、Mai
nデータ入力ブロック1016に、RAM605に記憶
した検査表データテーブル709aの対象工程の検査表
のデータを検査表データ入力ブロック1050に、RA
M605に記憶した工程内不良データテーブル709f
のデータを不良内容データ入力ブロック1051に夫々
表示する(ステップS28)。図60はこの場合の画面
表示例を示しており、検査表データ入力ブロック105
0が表示されている。そして、不合格項目が有る場合に
は、この検査表データ入力ブロック1050で対象工程
の検査表データを入力する(ステップS29)。検査表
には不合格項目がある場合のみ入力し、合格の場合は入
力を行わない。後述するように、空欄は自動的に「合
(合格)」が入力されるようになっている。
【0155】この後、不良内容データ入力ブロック10
20で不良内容のデータを入力する(ステップS3
5)。つづいて、検査表データ入力ブロック1050の
検査表データに不合格項目があるか否かを判断し(ステ
ップS38)、検査表データに不合格項目がある場合に
は、「登録F1」キー1031を押下して、画面上のデ
ータを工程監視サーバー300aの対応するデータテー
ブルに登録した後(ステップS39)、ステップS45
に移行する。他方、ステップS38で、検査表データに
不合格項目がない場合には、「自動登録F8」キー10
32を押下して、検査表データ入力ブロックの検査表の
未入力項目に「合(合格の略称)」の文字を入力して、
画面上のデータを工程監視サーバー300aの対応する
データテーブルに登録した後(ステップS40)、ステ
ップS45に移行する。具体的には、Mainデータ入
力ブロック1016および検索表データ入力ブロック1
050で入力されたデータは、検査表データテーブル7
09aに登録される。
【0156】また、ステップS24で、”タブコントロ
ール”が「Unit+検査表」である場合には、RAM
605に記憶したMainデータテーブル709dのデ
ータを、Mainデータ入力ブロック1016に、RA
M605に記憶した検査表データテーブル709aの対
象工程のデータを検査表データ入力ブロック1050
に、RAM605に記憶した工程内不良データテーブル
709fのデータを不良内容データ入力ブロック105
1に夫々表示する(ステップS30)。図57はこの場
合の画面表示例を示しており、Unitデータ入力ブロ
ック1051および検査表データ入力ブロック1050
が表示されている。
【0157】この後、Unit入力欄1051の機種コ
ード入力欄で、Unitに貼り付けられた「Unit管
理NO」のバーコードデータをバーコードリーダーによ
り読み取る(ステップS31)。そして、不合格項目が
ある場合には、検査表データ入力ブロック1050の対
象工程の検査表データを入力する(ステップS32)。
この後、不良内容データ入力ブロック1020で不良内
容の入力を行う(ステップS35)。
【0158】つづいて、検査表データ入力ブロック10
50の検査表データに不合格項目があるか否かを判断し
(ステップS38)、検査表データに不合格項目がある
場合には、「登録F1」キー1031を押下して、画面
上のデータをサーバーの対応するデータテーブルに登録
した後(ステップS39)、ステップS45に移行す
る。具体的には、Mainデータ入力ブロック1016
および不良内容データ入力ブロック1020で入力され
たデータは、工程内不良データテーブル709fに登録
され、Mainデータ入力ブロック1016および検査
表データ入力ブロック1050で入力されたデータは、
検査表データテーブル709aに登録され、さらに、M
ainデータ入力ブロック1016およびUnitデー
タ入力ブロック1051で入力されたデータはUnit
データテーブル709jに登録される。検査表データに
不合格項目がある場合は、リーマンまたは修理マンによ
り、組立製品の不合格項目について修理が行われる。修
理後、同不合格項目の再検査が行われ、不合格項目が合
格となった場合には、不合格を合格に変更する。検査表
で不合格項目があると完成登録ができないようになって
いる。
【0159】他方、ステップS38で、検査表データに
不合格項目がない場合には、「自動登録F8」キー10
32を押下して、検査表の未入力項目に「合(合格の略
称)」の文字を入力して、画面上のデータを工程監視サ
ーバー300aの対応するデータテーブルに登録した後
(ステップS40)、ステップS45に移行する。
【0160】また、ステップS24で、”タブコントロ
ール”が「END」である場合には、RAM605に記
憶したMainデータテーブル709dのデータを、M
ainデータ入力ブロック1016に、RAM605に
記憶した検査表データテーブル709aの対象工程の検
査表データを検査表データ入力ブロック1050に、R
AM605に記憶した工程内不良データテーブル709
fのマスターデータを不良内容データ入力ブロック10
20に夫々表示する(ステップS33)。
【0161】そして、検査表データ入力ブロック105
0で対象工程の検査表のデータを入力する(ステップS
34)。この後、不良内容データ入力ブロック1020
で不良内容の入力を行う(ステップS35)。つづい
て、「完成F5」キー1033を押下して(ステップS
41)、入力漏れがないか否かを判断し(ステップS4
2)、入力漏れがある場合には、修理マンまたはリリー
マン(工程にトラブルが発生した場合に対策を行う人)
に入力漏れの対応依頼を行う。他方、入力漏れがない場
合には、画面の”完成日1012”入力欄に完成日のデ
ータを自動入力するとともに、”完成時刻1013”入
力欄に完成時刻のデータを自動入力する(ステップS4
3)。そして、「自動登録F8」キー1032を押下し
て、検査表の未入力項目に「合(合格の略称)」の文字
を自動入力して、画面上の全データを工程監視サーバー
300aの対応するデータテーブルに登録した後(ステ
ップS44)、ステップS45に移行する。
【0162】さて、ステップS45では、不良内容デー
タ入力ブロック1020で入力されている不良内容デー
タについて、何変件数、不再現件数、情扱件数、および
全不良件数等の不良に関する件数を集計して、生産ステ
ップ、機種コード、および組付連番をキーとして、工程
監視サーバー300aのMainデータテーブル709
dの該当場所に登録(上書き)する(ステップS4
6)。
【0163】その後、画面上のデータ入力部分のデータ
を消去して(ステップS47)、ステップS48に移行
し、プログラムの終了指示がない場合には、図42のス
テップS17に戻り、ラインから流れてくる次の組立製
品の機種コードおよび組付連番の入力を行う。
【0164】上記ステップS35の不良内容の入力を図
45のフローチャートを参照して詳細に説明する。図4
5において、まず、不良内容があるか否かを判断し(ス
テップS50)、不良内容がない場合には、ステップS
56に移行する一方、不良内容がある場合には、ステッ
プS51に移行して、ラインの作業者、修理マンまたは
リリーマンが、不良内容データ入力ブロック1020で
不良内容を入力する(ステップS51)。そして、修理
マンまたはリリーマンが検討依頼対象か否かを判断し
(ステップS52)、検討依頼対象でない場合にはステ
ップS56に移行する一方、検討依頼対象である場合に
はステップS53に移行して、不良内容データ入力ブロ
ック1020のランク欄1053に検衣(検討依頼の略
称)データを入力する。そして、検討依頼アラームメー
ルを送るか否かを判断し(ステップS54)、検討依頼
アラームメールを送らない場合にはステップS56に移
行する一方、検討依頼アラームメールを送る場合に
は、”検討依頼アラームメールを送る”に設定して(ス
テップS55)、ステップS56に移行する。ここで、
検討依頼アラームメールを送るに設定すると、工程内不
良データテーブル709fでMai送信フラグが”1
(送信対象)”に設定される。ステップS56では、機
番入力対象工程で機番データを入力した後、リターンす
る。なお、不良内容データ入力ブロック1020に表示
されている不良内容に対応する修理を組立製品に対して
行った場合は、不良内容データ入力ブロック1020で
修理内容を入力する。この入力された修理内容は、工程
内不良データテーブル709fに登録される。なお、工
程内不良データテーブル709fに不良内容が登録され
ている場合には、対応する修理内容が入力されていない
場合には、組立製品の完成登録ができないようになって
いる。
【0165】なお、管理系クライアント600により、
検査表項目マスターテーブル708pの検査項目、規
格、入力Typeの追加、削除、変更は随時可能であ
る。この検査表項目マスターテーブル708pの改訂履
歴は、検査表改訂履歴データテーブル709dに保存さ
れる。この検査表改訂履歴データテーブル709dに格
納されているデータの内容は各クライアントから確認可
能となっている。
【0166】上述したように、工程別作業設定マスター
テーブル708mの”タブコントロール”が「STAR
T(最初の工程)」の場合には、検査表として検査表項
目マスターテーブル708pの検査項目等が表示される
(ステップS22、ステップS25参照)。この表示さ
れた検査表の検査項目等が、検査表データテーブル70
9aに保存され(ステップS36参照)、以降の工程で
は、検査表データテーブル709aの検査項目やデータ
等を検査表に表示し(ステップS23、ステップS28
参照)、当該工程でデータが入力された検査表が検査表
データテーブル709aに登録され(ステップS39、
ステップS40参照)、最終工程まで同じ処理が繰り返
される。従って、被組立体は最初の工程から最終工程ま
で(製品が完成するまで)、検査表項目マスターテーブ
ル708pの同じ検査項目が使用されることになる。す
なわち、検査表項目マスターテーブル708pの検査項
目、規格、入力Typeの追加、削除、変更の結果は、
次の被組立体に反映されることになる。これにより、い
つ検査表項目マスターテーブル708pを改訂しても、
次工程では不具合は発生しない。
【0167】以上説明したように、入力系クライアント
201〜208の工程内データ入力処理では、被組立品
に付された識別情報(機種コードおよび組付連番)を読
み取り、自機の工程を判定し、判定の結果、自機の検査
工程がスタート工程である場合には、各検査工程毎の検
査項目およびデータ入力形式を格納している検査表項目
マスターテーブル708pから検査項目およびデータ入
力形式を読み出して、読み出した検査項目およびデータ
入力形式に応じた検査表を検査表データ入力ブロック1
050に表示し、判定の結果、自機の工程がスタート工
程でない場合には、入力される識別情報、検査項目、検
査結果、およびデータ入力形式を対応づけて順次格納し
ている検査表データテーブル709aから読み取った識
別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式を読み
出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じ
た検査表を画面に表示し、自機の検査工程における検査
項目の被組立品の検査結果を、検査表データ入力ブロッ
ク1050に入力し、読み取った識別情報に対応させ
て、検査表データ入力ブロック1050に入力された検
査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式を検査
表データテーブル709aに登録することとしたので、
各工程における被組立品の検査結果を迅速に入力するこ
とができ、これにより、組立・製造ラインで製造される
製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速に行うこと
が可能となる。
【0168】[出力系クライアントによる工程監視/ア
ラーム処理]出力系のクライアント501〜503によ
る工程監視/アラーム処理を図61〜図66のフローチ
ャートに従って、図67〜図85の工程内データ入力処
理における画面表示例を参照しつつ説明する。図61〜
図66は出力系のクライアント501〜503による工
程監視/アラーム処理を説明するためのフローチャー
ト、図67〜図85は工程内データ入力処理における画
面表示例を示す図である。
【0169】この工程監視/アラーム処理は、製造・製
品検査部門401、部品検査部門402、および製造技
術部門403の各部門で、クライアント501〜503
から各々工程監視サーバー300aに検索要求を出力
し、工程監視サーバー300aから転送されてくる検索
データを時系列に加工して表示等を行う工程である。
【0170】図67は、工程監視/アラームプログラム
707dが起動された場合に表示される表示画面200
0の一例を示す。同図において、2001は選択されて
いる機種のデータ存在期間を表示するためのキーを示
す。このキー2001が押下されると、選択されている
機種のデータ存在期間が表示される。2002は検索対
象とする[製品分野]を選択するための製品分野選択B
OX、2003は検索対象とする[機種]を選択するた
めの機種選択BOX、2004は検索対象とする[機種
コード]を選択するための機種コード選択BOX、20
05は出力対象を選択するための出力種別選択BOXを
示す。この出力種別選択BOX2105に表示されてい
る、”当日生産・品質実績情報”、工程別不良発生状
況”、”不良項目別発生状況”、”責任区別発生状
況”、”ランク別発生状況”、”ライン落ち/解除状
況”、”不良内容発生状況”、”修理内容状況”、およ
び”工程別品質発生状況”の中から出力対象が選択され
る。
【0171】ここで、”当日生産・品質実績情報”は、
本質実績、目標との差、バラツキを把握するための情報
である。”工程別不良発生状況”とは、工程別の不良の
発生状況の推移と傾向を把握するためのものである。”
不良項目別発生状況”とは、項目別の発生状況と推移・
傾向を把握するためのものである。”ランク別発生状
況”は、ランク別の不良発生と推移・傾向を把握するた
めのものである。”ライン落ち/解除状況”は、ライン
落/解除状況と推移・傾向を把握するためのものであ
る。”不良内容発生状況”は不良内容別の不良発生状況
の推移と傾向を把握するものである。この出力種別(出
力対象)は、データ検索前、データ検索後のいずれでも
選択可能である。
【0172】2006は検索対象の「日付」を選択する
ためのカレンダーを示す。2007は、検索対象の「日
付」を選択するための指定日欄を示す。検索対象の「日
付」の指定はカレンダ2006および指定日欄2007
のいずれでも可能になっている。2008はデータの検
索間隔を指定するための[検索間隔]キー、2009は
アラーム条件を設定するための[アラーム条件設定]キ
ー、2010はアラーム状況を確認するためのアラーム
状況確認キー、2011は検索を実行するための[検索
実行]キー、2012は表計算ソフトにデータを展開す
るための[表ソフト展開]キー、2013は画面に表示
されたデータを印刷出力するための「印刷」キー、21
04はアラームの発生/非発生を選択するためのアラー
ム設定欄を示す。2015は表示基準欄を示し、情報の
表示を”不良の発生日”を基準に表示するか、”機械の
完成日”を基準にして表示するかが選択される。この表
示基準欄2015の設定は検索前、検索後のいずれでも
良い。
【0173】上述の[検索間隔]キー2008が選択さ
れた場合には、図68に示す更新方法を設定するための
サブ画面2020が図67の画面に重ねて表示される。
このサブ画面2020では、情報の検索を自動更新する
か否かが選択され、さらに、自動更新を実行する場合は
何分間隔で実行するかが設定される。ここで、自動更新
とは、検索実行キー2011を押さなくてもシステム
が、設定された時間間隔毎に自動で情報を検索し最新情
報を画面に表示する機能をいう。同図に示す例では、更
新方法の設定として、”自動更新を実行する”が設定さ
れており、また、更新自動実行間隔として、1分毎が設
定されている。このように、1分毎の自動更新が設定さ
れれている場合には、出力系クライアント501〜50
3は、工程監視サーバー300aに1分ごとに品質デー
タの読み込み要求を発し、工程監視サーバー300aか
ら1分毎に品質データを取り出して、品質データを更新
する。
【0174】つぎに、アラームの設定方法を説明する。
アラームとしては、個別アラームと共通アラーム(重要
問題)がある。共通アラームは関連部署との連携による
品質改善のスピードUPのために使用され、個別アラー
ムは各自の品質改善、品質確認、是正確認、品質改善効
果確認等の状況確認に活用される。
【0175】図67の画面で、アラーム条件設定キー2
009が選択されると、例えば、図69に示すアラーム
条件設定ガイド画面2021が表示される。同図におい
て、2023は個別アラームの設定を行うための「個別
アラーム設定」キー、2024は共通アラームの設定を
行うための「共通アラーム設定」キーを示す。図69
は、「個別アラーム設定」キー2023が選択され、個
別アラームの設定欄2022が表示されている。担当者
により、個別アラームのアラーム設定欄2022でアラ
ーム条件(アラーム項目、アラーム基準)およびアラー
ム値が入力されて、設定OKボタンが選択されると、個
別アラームの設定が終了し、設定された個別アラームの
設定データは、記録媒体607に格納される。
【0176】また、アラーム設定ガイド画面2021
で、「共通アラーム設定」キー2022が選択される
と、上記図52に示したパスワードの入力画面が表示さ
れ、このパスワードの入力画面で、正しいパスワードが
入力された場合には、例えば、図70に示す共通アラー
ムの設定欄2025が表示される。この共通アラームの
設定欄2025で、担当者により、アラーム条件(アラ
ーム項目、アラーム基準)およびアラーム値が入力され
て、設定OKボタンが選択されると、共通アラームの設
定を終了させ、設定された共通アラームのデータを工程
監視サーバー300aに転送する。工程監視サーバー3
00aでは、受信した共通アラームのデータを、アラー
ム値マスターテーブル708tに登録する。ここで、パ
スワードを要求しているのは、作業者が勝手に工程別作
業設定を行えないようにするためで、パスワードを知っ
ている権限のある者のみが、工程別作業設定を行えるよ
うになっている。
【0177】アラームの設定方法を具体的に説明する。
上述の各アラーム設定欄2022、2025で、[不良
区分]〜[対担当]までの中でアラームを鳴らしたい項
目((アラーム条件(基準))を指定し、アラームを鳴
らす場合のその項目の発生件数を「アラーム値」欄に入
力する。アラーム条件に該当する件数がアラーム値とな
った場合にアラームが鳴ることになる。アラームを鳴ら
す対象が発生件数ではなく、指定した項目が発生する都
度鳴らしたい場合は、「アラーム値」欄に「*」を入力
する。例えば、アラーム値が「3*」の場合には、発生
件数が3件でまずアラームが鳴り、その後、指定したア
ラーム条件が発生する毎(1件毎)にアラームが鳴る。
【0178】つぎに、工程監視/アラーム処理を図61
〜図66のフローチャートを参照して説明する。図61
において、まず、製造・製品検査部門401、部品検査
部門402、および製造技術部門403の各部門の各担
当者が、出力系クライアント501〜503の電源をO
Nとすると(ステップS61)、記録媒体607に格納
されている生産管理システムクライアント用プログラム
607bがRAM605に展開された後、起動して、表
示部602に、上記図46に示すようなアイコンの選択
画面が表示される(ステップS62)。そして、このア
イコンの選択画面で工程監視/アラームプログラム60
2bが選択されると(ステップS63)、工程監視サー
バー300aから工程監視/アラームプログラム706
dをダウンロードし、RAM605に格納する(ステッ
プS64)。
【0179】そして、RAM605に格納した工程監視
/アラームプログラム708cを起動させると(ステッ
プS65)、工程監視サーバー300aから入力担当者
マスターテーブル708g(社員NO、氏名、パスワー
ド)のマスターデータをダウンロードして、RAM60
5に格納する(ステップS66)。ついで、上記図47
に示すような、パスワード入力画面が表示される(ステ
ップS67)。そして、作業者により、パスワードおよ
び社員NOが入力される(ステップS68)。
【0180】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
g(社員NO、氏名、パスワード)のマスターデータ
(パスワードおよび社員NO)とを照合し(ステップ6
9)、入力された社員NO/パスワードが正しいか否か
を判断し(ステップS70)、入力された社員NO/パ
スワードが正しい場合には、ステップS71に移行する
一方、入力された社員NO/パスワードが正しくない場
合には、ステップS68に戻り、再度、社員NO/パス
ワードの入力が行われる。
【0181】そして、ステップS71では、工程監視サ
ーバー300aの製品分野マスターテーブルc(製品分
野)および機種名マスターテーブル708r(機種名、
製品分野、生産拠点、生産開始年月日、ServerN
ame、IP_Address、DBName、HEA
D_NO_FLG、およびMail送信)からマスター
データをダウンロードして、RAM605に格納して
(ステップS71)、例えば、上記図67に示す如き画
面を表示する(ステップS73)。この際、出力画面の
「製品分野選択BOX」2002に製品分野マスターテ
ーブル708cの製品分野のマスターデータを、「機種
選択BOX」2003に機種コード名マスターテーブル
708aの機種名のマスターデータを、「機種コード選
択BOX」2004に機種コード名マスターテーブル7
08aの機種コードのデータを夫々表示する。また、
「出力種別選択BOX」2005に、工程監視/アラー
ムプログラム707cに書き込まれている出力種別のデ
ータを表示する。
【0182】そして、「製品分野選択BOX」2002
の製品分野を選択し(ステップS74)、「機種選択B
OX」2003の機種名を選択する(ステップS7
5)。そして、記録媒体607に保存されている個別ア
ラーム条件設定ファイルを読み出して(ステップS7
6)、個別アラーム条件設定データをRAM605に記
憶する(ステップS77)。そして、「出力種別選択B
OX」2005で出力種別を選択し(ステップS7
8)、カレンダー2006の日付を選択する(ステップ
S79)。
【0183】つづいて、図62のステップS80におい
て、上述の「更新方法の設定」のダイアログボックス2
020(図68参照)で設定されている検索条件が、自
動検索か手動検索かを判断する(ステップS80)。
【0184】この判断の結果、自動検索が設定されてい
る場合には、指定時間間隔が経過したか否かを判断し
(ステップS81)、指定時間が経過した場合にはステ
ップS83に移行する。他方、手動検索が設定されてい
る場合には、検索実行キー2011キーが押下されたか
否かを判断し(ステップS82)、検索実行キー201
1が押下された場合には、ステップS83に移行する。
【0185】ステップS83では、工程監視サーバー3
00aのアラーム値マスターテーブル708t(NO、
不良区分、工程名、不良項目、不良内容1、不良内容
2、不良内容3、何変、Lank、責任区1、責任区
2、責任区3、不再現、不良原因、修理内容1、修理内
容2、修理内容3、修理担当者、再発防止内容、対策担
当者、アラーム値、アラーム結果、アラーム時刻、メー
ル送信日付)のマスターデータをダウンロードして、R
AM605に記憶する(ステップS84)。
【0186】そして、上記ステップS74、S75、S
78、およびS79で指定される指定機種および指定日
の品質データを、工程監視サーバー300aのMain
データテーブル709d(NO、不良区分、工程名、不
良項目、不良内容1、不良内容2、不良内容3、何変、
Lank、責任区1、責任区2、責任区3、不再現、不
良原因、修理内容1、修理内容2、修理内容3、修理担
当者、再発防止内容、対策担当者、アラーム値、アラー
ム結果、アラーム時刻、メール送信日付)および工程内
不良データテーブル709f(機種名、工程名、NO、
不良項目、不良内容1、不良内容2、不良内容3)から
ダウンロードして(ステップS85)、RAM605に
記憶する(ステップS86)。そして、RAM605に
格納した品質データを、「出力種別選択BOX」200
5で選択されている出力対象に応じて集計し、集計結果
をRAM605に記憶する(ステップS87)。
【0187】ここで、上記ステップS87の具体的処理
内容を図64のフローチャートを参照して説明する。図
64において、まず、「出力種別選択BOX」2005
で選択されている出力対象を判断し(ステップS10
2)、「出力種別選択BOX」2005で選択されてい
る出力対象が”当日生産・品質実績情報”である場合に
は、不良件数、完成台数、直行率、台当欠台数、PQ
値、およびライン落ち台数の集計値を計算する(ステッ
プS103)。計算した集計値を時系列毎にRAM60
5に記憶する(ステップS104)。
【0188】他方、「出力種別選択BOX」2005で
選択されている出力対象が、その他の場合には、選択さ
れている出力対象の項目毎に品質データを件数の多い順
に並び替え(ステップS105)、並び替えたデータ
を、時系列毎に集計する(ステップS106)。そし
て、集計した結果を時系列毎にRAM605に記憶する
(ステップS107)。この後、図62のステップS8
8において、RAM605に記憶している品質データお
よび時系列毎の集計結果を画面に表示する(ステップS
88)。
【0189】図71は、品質データおよび時系列毎の集
計結果の画面の表示例を示している。同図に示す例は、
指定される”機種名、機種コード、および指定日”に該
当する、品質データ(検索データ、生データ)は、検索
データ表示欄2031に一覧表示される。検索データ表
示欄2031は、”NO”、”組付連番”、”機
番”、”ヘッドNO”、”再検”、”発生日”、”工程
名”、”不良項目”、”不良内容”、”ライン落
ち”、”ランク”、”責任区”、”不良原因”、修理内
容”、”修理日”、”再発防止内容”、”対策日”、”
対時刻”、および”対担当”等の項目からなり、どの項
目を検索データ表示欄2031に表示させるかは、操作
者が自由に選択可能となっている。また、検索データ表
示欄2031で項目(列)を指定して、「表示/非表示
する列の選択」キー203を操作することで、指定した
項目(列)のデータの表示/非表示が可能となってい
る。
【0190】また、時系列毎の集計結果は、出力対象表
示欄2032に一覧表示される。出力対象表示欄203
2に表示される不良件数の集計(計算)条件は、チェッ
クボックス2034で指定される。このチェックボック
ス2034で「何変を含まない」や「不再現を含まな
い」を選択することで、不良件数としてそれらを除外し
た件数とすることができる。また、出力対象表示欄20
32に表示された項目のうち選択された項目の時系列の
データが、グラフ表示欄2033に折れ線グラフ化して
表示される。なお、グラフ表示欄2033に折れ線グラ
フ化して表示する項目は、1つに限られず、出力対象表
示欄2032に表示された項目のうち複数の項目を選択
して複数の項目の時系列のデータが表示可能となってい
る。また、件数表示欄2030には、”何変件数”、”
不再現件数”、”再険件数”、および”入力保留台数”
が表示される。
【0191】なお、図71は、”機種コード”として
「ALL」、指定日として「5月1日」、”出力種別”
として「当日生産・品質実績情報」が選択された場合を
示している。同図の出力対象表示欄2032では、デー
タ項目(生産(完成)台数、直行機台数、不良件数、直
行率、台当欠点数、PQ値、ライン落台数)に対応させ
て、「TOTAL数」、「割合」、「棒グラフ」、「時
間毎(8時〜20時)の件数」が表示されている。ま
た、グラフ表示欄2033は、出力対象表示欄2032
で”生産完成台数”が選択された場合のグラフ表示例を
示している。
【0192】「出力種別選択BOX」2005の出力種
別として、「当日生産・品質実績情報」が選択された場
合に出力対象表示欄2032で表示されるデータ項目
(産(完成)台数、直行機台数、不良件数、直
行率、台当欠点数、PQ値、ライン落台数)の計
算方法について詳細に説明する。
【0193】生産完成台数 Mainデータテーブル709dの「完成日」(或いは
「完成時刻」)が入力されている件数をカウントして、
トータルの件数を「TOTAL」の項目に表示する。ま
た、「割合」の項目には、(「生産完成台数」の「TO
TAL」件数)÷(「生産完成台数」の「TOTAL」
件数)*100を数字で表示する。また、「棒グラフ」
には、上記「割合」の計算結果をグラフ化して表示す
る。さらに、「時刻毎の件数」には、その指定した指定
日の時刻毎の件数推移を件数で表示する。この時間間隔
は1時間毎または30分毎とすることが可能である(画
面表示は1時間毎となっている)。この「時刻毎の件
数」は、Mainデータテーブル709dの「完成時
刻」を利用してカウントする。
【0194】直行機台数 (上述の「生産完成台数」の「TOTAL」)−(Ma
inデータテーブルの「不良件数」が入っている台数の
カウント値)の件数を、「TOTAL」の項目に表示す
る。また、「割合」の項目には、(「直行機台数」÷
「生産完成台数」)*100の結果を数字で表示する。
また、「棒グラフ」には、この「割合」の計算結果を表
示する。「棒グラフ」の長さの基準は、上記「生産完成
台数」とする。「時刻毎の件数」は、Mainデータテ
ーブル709dの「完成時刻」を利用して、生産完成台
数をカウントして行う。
【0195】不良件数 (工程内不良データテーブル709fの「不良項目」の
カウント値)−(工程内不良データテーブル709fの
「何変」若しくは「不再現」フラグがあるもののカウン
ト値)の演算処理結果を、「不良件数」の「TOTA
L」として数字で表示する。なお、この場合は、図73
に示すように、起動時に予めチェックボックス2034
で「何変を含まない」、「不再現を含まない」のチェッ
クマークが付されているので、かかる計算式となる。こ
のチェックマークを付さなかったケースの計算式は後述
する。また、「割合」の項目には、(上記「不良件数」
の「TOTAL」)÷(上記「生産完成台数」のTOT
AL))*100という演算処理結果を数字で表示す
る。また、「棒グラフ」には、この「割合」の結果を棒
グラフ化して表示する。「時刻毎の発生件数」は、工程
内不良データテーブル709fの「発生時刻」に基づい
て不良件数をカウントして表示する。
【0196】なお、チェックボックス2034で、[何
変を含まない]がチェックされていない場合には、Ma
inデータテーブル709dの「何変件数」を用いて、
「不良件数」+「何変件数」の演算処理結果を「不良件
数」とする。チェックボックス2034で、[不再現を
含まない]がチェックされていない場合には、Main
データテーブル709dの「不再現件数」を用いて、
「不良件数」+「不再現件数」の演算処理結果を「不良
件数」とする。
【0197】また、チェックボックス2034で、[再
検を含まない]がチェックされていない場合には、Ma
inデータテーブル709dの「再検件数」を用いて、
「不良件数」+「再検件数」の演算処理結果を「不良件
数」とする。なお、チェックボックス2034で、複数
の項目を選択することも可能である。かかる場合には、
「不良件数」−(チェックした各件数の加算値)が「不
良件数」となる。図72は、チェックボックス2034
で、「何変を含まない」、「不再現を含まない」、およ
び[再検を含まない]がチェックされていない場合の表
示例を示している。
【0198】直行率 ((上記「直行機台数」のTOTAL)÷(「生産完成
台数」のTOTAL))*100の演算処理をした結果
を「TOTAL」に数字で表示する。「割合」は「TO
TAL」の表示と同じである。「棒グラフ」の表示は、
この「割合」の結果を表示する。表示方法は上記と同様
である。「時間毎の結果は、(上記「直行機台数」の時
間毎の結果)÷(「生産完成台数」の時間毎の結果)*
100の演算処理をした結果を時間毎のセルに数字で表
示する。
【0199】台当欠点数 (上記「不良件数」のTOTAL)÷(上記「生産完成
台数」のTOTAL)の演算結果を「TOTAL」に表
示する。「割合」の項目にも、この「TOTAL」と同
じ数字を表示する。また、「棒グラフ」は表示しない。
「時刻毎の件数」には、(上記「不良件数」の時間毎の
演算結果)÷(上記「生産完成台数」の時間毎の演算結
果)の演算の結果を各セルに数字で表示する。
【0200】PQ値 (工程内不良データテーブルの「不良項目」の件数)÷
(上記「生産完成台数」のTOTAL)の演算結果を
「TOTAL」に数字で表示する。「割合」には、「T
OTAL」と同じ数字を表示する。「棒グラフ」は非表
示とする。「時刻毎の件数」には、([工程内不良デー
タテーブル]の「不良項目」を「発生時刻」(若しくは
「発生日」)を利用して指定時刻/日毎のカウントした
値)÷(上記「生産完成台数」の指定時刻/日毎にカウ
ントした値)の演算結果を用いて指定した時刻/日毎の
各セルに数字で表示する。
【0201】ライン落ち台数 (Mainデータテーブル709dの「LineOut
Flg」([1]がライン落ち中、[2]がライン落ち
から再びラインに投入されたもの)が入力されているデ
ータをカウント)して、「TOTAL」の欄に数字で表
示する。「割合」には、((上記「TOTAL」の件
数)÷(「生産完成台数」の「TOTAL」))*10
0の演算結果を数字で表示する。「棒グラフ」には、こ
の「割合」に基づいてグラフ化する。「時刻毎の件数」
には、Mainデータテーブル709dの「」があった
場合のMainデータテーブル709dの「完成時刻」
(若しくは「完成日」)を指定した時刻/日毎に各セル
に数字で表示する。
【0202】図73は、出力種別選択BOX2005
で、”工程別不良発生状況”が選択された場合の出力画
面の表示例を示している。同図に示す如く、”工程別不
良発生状況”が選択された場合には、出力対象表示欄2
032には、工程名(TOTAL、画像検査01、調整
工程02、電気検査01、完成検査01)毎に、「件
数」、「棒グラフ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、
出力対象表示欄2032に表示される。
【0203】ここで、「工程名」は、工程内不良データ
テーブル709fの「工程名」、「発生日」、および
「発生時刻」を利用して件数をカウントする。各工程の
各件数と、その「TOTAL」の件数を表示する。この
場合の件数は、「工程名」*「発生日」で件数をカウン
トする。「割合」は、(各工程の件数÷TOTAL件
数)*100により算出する。なお、TOTALの「割
合」は(TOTALの件数÷TOTALの件数)*10
0となる。また、「棒グラフ」は、この「割合」を用い
てグラフ化する。「時刻毎の件数」には、「工程名」*
「発生日」*「発生時刻」で各時刻の件数をカウントし
て各セルに数字を表示する。
【0204】また、チェックボックス2034で「何変
を含まない」、「不再現を含まない」を選択すること
で、上述したように、不良件数から除外することができ
る。また、チェックボックス2034で「再検を含まな
い」を選択すると、工程内不良データテーブル709f
の「再検数」を利用して、上記で「工程名」としてカウ
ントした値から「再検数」を除外する。
【0205】また、図73では、出力対象表示欄203
2に表示するデータの種類を選択するためのラジオボタ
ン2035が設けられており、このラジオボタン203
5で選択された項目(「件数」、「台欠」、「PQ
値」)のデータが出力対象表示欄2032に表示され
る。かかる場合の各計算式は、上述「当日生産・品質実
績情報」と同様である。なお、図73に示す例は、ラジ
オボタン2035で「件数」が選択された場合を示して
いる。
【0206】図74は、出力種別選択BOX2005
で、”不良項目別発生状況”が選択された場合の出力画
面の表示例を示している。同図に示す如く、”工程別不
良発生状況”が選択された場合には、出力対象表示欄2
032には、不良項目名(TOTAL、画像不良、表示
不良、作動不良、搬送不良、組付不良、異常音、調整不
良)毎に、「件数」、「棒グラフ」、「割合」、「時刻
毎の件数」が、出力対象表示欄2032に表示される。
【0207】「不良項目名」は、工程内不良データテー
ブル709fの「不良項目」、「発生日」、および「発
生時刻」を利用して件数をカウントする。各項目の件数
と各項目を総計した「TOTAL」の件数を表示する。
計算式は、「不良項目」*「発生日」で件数をカウント
する。「割合」の計算は、(各工程の件数÷TOTAL
件数)*100とする。なお、TOTALの割合数は
(TOTALの件数÷TOTALの件数)*100とな
る。「棒グラフ」はこの「割合」数を用いてグラフ化す
る。「時刻毎の件数」には、「不良項目」*「発生日」
*「発生時刻」で各時刻の件数をカウントして、各セル
に数字を表示する。
【0208】また、ラジオボタン2035で、「件
数」、「台欠(台欠点数)」、「PQ値」を選択する
と、各不良項目名の内容がその選択した情報に合わせて
表示される。各計算式は、上述の「当日生産・品質実績
情報」と同様である。なお、図74に示す例は、ラジオ
ボタン2035で「件数」が選択された場合を示してい
る。
【0209】また、チェックボックス2034で、「何
変を含まない」、「不再現を含まない」のチェックボッ
クスを選択することで、不良件数としてそれらを除外し
た件数とすることができる。その除外する計算式は上記
と同様である。チェックボックス2034で、「再検を
含まない」を選択すると、工程内不良データテーブル7
09fの「再検数」を利用して、「再検数」が入力され
ていない「不良項目」を選択して各演算処理を行う。
【0210】図75は、出力種別選択BOX2005
で、”責任区別発生状況”が選択された場合の出力画面
の表示例を示している。同図に示す如く、”責任区別発
生状況”が選択された場合には、出力対象表示欄203
2には、責任区名(TOTAL、ゴミ、組立、技術、不
明、責任区未入力、部品)毎に、「件数」、「棒グラ
フ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、出力対象表示欄
2032に表示される。
【0211】「責任区名」の「TOTAL」と「各項
目」は、工程内不良データテーブル709fの「責任区
1、2、3」、「発生日」、および「発生時刻」を利用
して件数をカウントする。各項目の各「件数」と、その
TOTALの件数を表示する。計算式は、「責任区1、
2、3」*「発生日」で「件数」をカウントしたものと
なる。「割合」数の計算は、(各工程の件数÷TOTA
L件数)*100で行う。なお、TOTALの「割合」
数は、(TOTALの件数÷TOTALの件数)*10
0とする。「棒グラフ」は、この「割合」数を用いてグ
ラフ化する。「時刻毎の件数」は、「責任区1、2、
3」*「発生日」*「発生時刻」で各時刻の件数をカウ
ントして、各セルに数字を表示する。
【0212】また、ラジオボタン2035で、「件
数」、「台欠(台欠点数)」、「PQ値」を選択する
と、各責任区名のデータの内容がその選択した情報に合
わせて表示される。各計算式は、上述の「当日生産・品
質実績情報」と同様である。なお、図75に示す例は、
ラジオボタン2035で「件数」が選択された場合を示
している。
【0213】また、チェックボックス2034で、「何
変を含まない」、「不再現を含まない」のチェックボッ
クスを選択することで、不良件数としてこれらを除外し
た件数とすることができる。計算式は上記と同様であ
る。また、チェックボックス2034で、「再検を含ま
ない」を選択すると、工程内不良データテーブル709
fの「再検数」を利用して、「再検数」が入力されてい
ない「責任区1、2、3」を選択して各演算処理を行
う。
【0214】図76は、出力種別選択BOX2005
で、”ライン落ち/解除状況”が選択された場合の出力
画面の表示例を示している。同図に示す如く、”ライン
落ち/解除状況”が選択された場合には、出力対象表示
欄2032には、データ項目名(生産完成台数、ライン
落台数、ライン落解除台数)毎に、「件数」、「棒グラ
フ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、出力対象表示欄
2032に表示される。
【0215】「データ項目名」の「生産完成台数」、
「ライン落ち台数」、および「ライン落解除台数」は、
Mainデータテーブル709dの「LineOutF
lg」、「組付開始日」、「組付開始時刻」、「完成
日」、および「完成時刻」を利用してカウントする。
「生産完成台数」の「件数」は、Mainデータテーブ
ル709dの「完成日」の件数とする。「生産完成台
数」の「割合」はMainデータテーブル709dの
「完成日」の件数で割って、”%”で表示する。「生産
完成台数」の「時刻毎の件数」は、Mainデータテー
ブル709dの「完成時刻」を利用してカウントする。
また、「ライン落ち台数」の「件数」は、Mainデー
タテーブル709dの「LineOutFlg」*「組
付開始日」)をカウントする。「ライン落ち台数」の
「割合」(%)には((ライン落ち台数)÷(生産完成
台数))*100の計算結果を数字で表示する。「ライ
ン落ち台数」の「時刻毎の件数」は、Mainデータテ
ーブル709dの「組付開示時刻」を用いてカウントし
て、各時刻毎のセルに数字で表示する。「ライン落ち解
除台数」の「件数」は、Mainデータテーブル709
dの「LineOutFlg」*「完成日」でカウント
する。「ライン落ち解除台数」の「割合」(%)は、
(「ライン落ち解除台数」の件数÷「生産完成台数」の
件数)*100の計算結果を数字で表示する。また、
「ライン落解除台数」の「時刻毎の件数」は、Main
データテーブル709dの「完成時刻」を用いてカウン
トして、各時刻毎にセルに数字で表示する。
【0216】また、チェックボックス2034で、「何
変を含まない」、「不再現を含まない」を選択すること
で、不良件数としてそれらを除外した件数とすることが
できる。かかる計算式は上記と同様である。また、チェ
ックボックス2034で、「再検を含まない」を選択す
ると、工程内不良データテーブル709fの「再検数」
を利用して、「再検数」が入力されていない「責任区
1、2、3」を選択して各演算処理を行う。
【0217】図77は、出力種別選択BOX2005
で、”不良内容別発生状況”が選択された場合の出力画
面の表示例を示している。同図に示す如く、”不良内容
別発生状況”が選択された場合には、出力対象表示欄2
032には、不良内容名(TOTAL、縦白帯、キズ、
塗工ムラ(OPC)、色ポチ、横黒スジ、縦帯、操作部
縦線、縦白黒帯、縦白スジ、縦黒帯)毎に、「件数」、
「棒グラフ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、出力対
象表示欄2032に表示される。
【0218】「不良内容名」は工程内不良データテーブ
ル709fの「不良内容1、2、3」、「発生日」、お
よび「発生時刻」を利用してカウントする。各項目の各
件数と、そのTOTALの件数を表示する。「不良内容
1、2、3」*「発生日」で件数をカウントする。「割
合」数は、(各内容の件数÷TOTAL件数)*100
とする。なお、TOTALの「割合」数は(TOTAL
の件数÷TOTALの件数)*100となる。「棒グラ
フ」は、この「割合」数を用いてグラフ化する。「時刻
毎の件数」は、「不良内容1、2、3」*「発生日」*
「発生時刻」で各時刻の件数をカウントして、各セルに
数字を表示する。
【0219】また、チェックボックス2034で「何変
を含まない」、「不再現を含まない」のチェックボック
スを選択することで、不良件数としてそれらを除外した
件数とすることができる。かかる計算式は上記と同様で
ある。また、チェックボックス2034で、「再検を含
まない」を選択すると、工程内不良データテーブル70
9fの「再検数」を利用して、「再検数」が入力されて
いない「責任区1、2、3」を選択して各演算処理を行
う。
【0220】図78は、出力種別選択BOX2005
で、”修理内容状況”が選択された場合の出力画面の表
示例を示している。同図に示す如く、”修理内容状況”
が選択された場合には、出力対象表示欄2032には、
不良内容名(TOTAL、清掃、交換、修正、グリース
塗布、セット)毎に、「件数」、「棒グラフ」、「割
合」、「時刻毎の件数」が、出力対象表示欄2032に
表示される。
【0221】「修理内容名」は工程内不良データテーブ
ル709fの「修理内容1、2、3」、「修理日」、お
よび「修理時間」を利用してカウントする。各項目の各
「件数」と、そのTOTALの件数を表示する。計算式
は、「修理内容1、2、3」*「修理日」で件数をカウ
ントする。「割合」数の計算は、(各内容の件数÷TO
TALの件数)*100となる。なお、TOTALの割
合数は(TOTALの件数÷TOTALの件数)*10
0とする。「棒グラフ」は、この「割合」数を用いてグ
ラフ化する。「時刻毎の件数」は、「修理内容1、2、
3」*「修理日」*「修理時間」で各時刻の件数をカウ
ントして、各セルに数字で表示する。
【0222】また、チェックボックス2034で、「何
変を含まない」、「不再現を含まない」を選択すること
で、不良件数としてそれらを除外した件数とすることが
できる。かかる場合の計算式は上記と同様である。ま
た、チェックボックス2034で、「再検を含まない」
を選択すると、工程内不良データテーブル709fの
「再検数」を利用して、「再検数」が入力されていない
「責任区1、2、3」を選択して各演算処理を行う。
【0223】図79〜図82は、出力種別選択BOX2
005で、”工程別品質状況”が選択された場合の出力
画面の表示例を示している。図79〜図82に示す如
く、”修理内容状況”が選択された場合には、出力対象
表示欄2032には、工程名(TOTAL、電気検査0
1、調整工程01、機械検査01、画像検査01、完成
検査01)毎に、「件数、台欠、PQ値、または台
数」、「棒グラフ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、
出力対象表示欄2032に表示される。図79は、チェ
ックボックス2034で「何変を含まない」、「不再現
を含まない」、および「再検を含まない」が選択され、
ラジオボタン2035で「件数」が選択された場合の表
示例を示している。図80は、チェックボックス203
4で「再検を含まない」が選択され、ラジオボタン20
35で「台数」が選択された場合の表示例を示してい
る。図81は、チェックボックス2034で「何変を含
まない」、「不再現を含まない」、および「再検を含ま
ない」が選択され、ラジオボタン2035で「台欠」が
選択された場合の表示例を示している。図82はチェッ
クボックス2034で「再検を含まない」が選択され、
ラジオボタン2035で「PQ値」が選択された場合の
表示例を示している。
【0224】さて、図62のステップS89では、RA
M605に記憶している個別アラーム条件設定データと
品質データとを照合する。ここで、ステップS89の具
体的処理内容を図65のフローチャートを参照して説明
する。図65において、品質データの1件目のデータを
取り出し(ステップS111)、個別アラーム条件デー
タのアラーム基準と照合し(ステップS112)、アラ
ーム基準に該当するか否か判断する(ステップS11
3)。この照合の結果、アラーム基準に該当しない場合
にはステップS115に移行する一方、アラーム基準に
該当する場合には、該当した項目と件数をRAM605
に記憶した後(ステップS114)、ステップS115
に移行する。
【0225】ステップS115では、品質データの最後
か否かを判断し、品質データが最後である場合には、リ
ターンする一方、品質データの最後でない場合には、次
の品質データを取り出した後(ステップS116)、ス
テップS112に戻り、品質データが終了するまで同じ
処理を繰り返す。
【0226】さて、図62のステップS90では、RA
M605に記憶している共通アラーム条件設定データと
品質データとを照合する(ステップS90)。ここで、
ステップS90の具体的処理内容を図66のフローチャ
ートを参照して説明する。図66において、まず、品質
データの1件目のデータを取り出し(ステップS12
1)、共通アラーム条件データのアラーム基準(アラー
ム項目)と照合し(ステップS122)、アラーム基準
に該当するか否かを判断する(ステップS123)。こ
の照合の結果、アラーム基準に該当しない場合にはステ
ップS125に移行する一方、アラーム基準に該当する
場合には、該当した項目と件数をRAM605に記憶し
た後(ステップS124)、ステップS125に移行す
る。ステップS125では、品質データの最後か否かを
判断し、品質データが最後である場合には、リターンす
る一方、品質データの最後でない場合には、次の品質デ
ータを取り出した後(ステップS126)、ステップS
122に戻り、品質データが終了するまで同じ処理を繰
り返す。
【0227】つづいて、図63のステップS91では、
アラーム値に引っかかる品質データがあるか否かを、R
AM605に記憶したアラーム基準に該当した項目およ
びその件数を参照して判断し、アラーム値に引っかかる
品質データがない場合には、ステップS96に移行する
一方、アラーム値に引っかかる品質データがある場合に
は、アラーム音の設定欄2014で”アラーム音を鳴ら
す”が設定されているか否かを判断し(ステップS9
2)、アラーム音の設定欄で”アラーム音を鳴らす”が
設定されている場合には、ステップS93に移行してス
ピーカ609からアラーム音を鳴らすとともに、RAM
605に記憶しているアラーム基準に該当した項目と件
数(アラームの結果状況)を画面に表示する(ステップ
S94)。他方、ステップS92でアラーム音の設定欄
で”アラーム音を鳴らす”が設定されていない場合に
は、アラーム音を鳴らさずに、ステップS94に移行し
て、RAM605に記憶しているアラーム基準に該当し
た項目と件数(アラームの結果状況)を画面に表示する
(ステップS94)。
【0228】図83および図85は、アラームの状況結
果の表示画面の一例を示している。図83は個別アラー
ム発生状況の画面の表示例、図85は共通アラーム発生
状況の画面の表示例を示している。図83および図85
において、”結果”の欄には発生件数が表示される。ま
た、アラーム値に引っかかった項目は、赤色で識別表示
される。この画面で項目を選択すると、図84に示すよ
うな、アラームの詳細内容が表示される。
【0229】そして、アラーム状況を確認したら、閉じ
るボタンが押され(ステップS95)、アラームの結果
状況の画面を閉じる。以後は、システムの利用者の任意
の操作状況により替わる。ステップS96では、キー入
力がなされた場合には、キー入力内容を判断し、「表ソ
フト展開」キー2012が選択された場合には、画面上
のデータをそのまま表計算ソフトのシートに展開される
(ステップS98)。また、印刷キー2013が選択さ
れた場合には、画面上のデータをそのまま印刷して出力
される(ステップS99)。また、「表示/非表示する
列の選択」キーが押下された場合には、不良データの列
の表示/非表示を設定するための設定画面が表示され、
この画面で不良データの項目の選択が行われる(ステッ
プS100)。また、「単票形式で表示を選択する」キ
ーが押された場合には、不良データの内容が単票形式で
表示される(ステップS101)。また、その他のキー
が押された場合には、他の処理を実行する(ステップS
97)。
【0230】そして、プログラムの終了指示が有るか否
かを判断して(ステップS102)、プログラムの終了
指示がある場合には、当該プログラムを終了する一方、
プログラムの終了指示がない場合には、図61のステッ
プS78に戻る。
【0231】以上説明したように、出力系のクライアン
ト501〜503による工程監視/アラーム処理では、
機種名、機種コード、日付等を検索条件として工程内不
良データテーブル709fから該当する品質データを検
索し、検索した品質データと、アラーム値マスターテー
ブル708tの共通アラーム基準および記録媒体607
に格納されている個別アラーム基準とを照合し、当該品
質データが共通アラーム基準および個別アラーム基準の
少なくとも一方に該当する場合に、警告を発することと
したので、品質データが、各部署で共通の共通アラーム
基準および出力系のクライアントで個別に設定された個
別アラーム基準の少なくとも一方に該当する場合に、出
力系クライアントで警告を発することができ、品質問題
の早期解決に当たることが可能となり、これにより、組
立・製造ラインで製造される製造物の管理を効率的かつ
迅速に行うことが可能となる。
【0232】[管理系クライアントによるアラームメー
ル送信処理]管理系のクライアント600によるアラー
ムメール送信処理を図86〜図90のフローチャートに
従って、図91〜図96のアラームメール送信処理にお
ける画面表示例を参照しつつ説明する。図91〜図96
は管理系クライアント600におけるアラームメール送
信処理を説明するためのフローチャート、図91〜図9
6は、アラームメール送信処理における画面表示例を示
す図である。このアラームメール送信処理は、管理系ク
ライアント600で行われる。
【0233】かかるアラームメール送信処理では、製造
工程内で発生した不良データで、品質問題検討依頼対象
のデータと、全部署共通のアラーム設定対象のデータが
発生しているかをシステム側でリアルタイムに監視し、
発生している場合、画面にその状況をリアルタイムで表
示するとともに、アラームメール送信対象者にダイレク
トで不良内容をメール送信する。これにより、メールの
受信を受けた担当者は、自己の責任範囲または関連部署
との連携により、品質問題の早期解決に当たることが可
能となる。
【0234】図91は、アラームメール送信プログラム
807bを起動させた場合に、表示部802に表示され
る画面3000の一例を示す。同図において、3001
は選択されている機種のデータ存在期間を表示するため
のキーを示す。このキー3001が押下されると、選択
されている機種のデータ存在期間が表示される。300
2は検索対象とする[製品分野]を選択するための製品
分野選択BOX、3003は検索対象とする[機種]を
選択するための機種コード選択BOX、3004は検索
対象とする[機種コード]を選択するための機種コード
選択BOX、3006は検索対象の「日付」を選択する
ためのカレンダーを示す。
【0235】3008はデータの検索間隔を指定するた
めの[検索間隔]キーを示す。[更新間隔]設定キー3
008が選択された場合には、上記図68と同様の更新
方法を設定するためのサブ画面が表示される。このサブ
画面では、情報の検索を自動更新するか否かが選択さ
れ、自動更新を実行する場合は何分間隔で実行するかが
設定される。ここで、自動更新とは、「検索実行」キー
3012を押さなくてもシステムが、設定された時間間
隔毎に自動で情報を検索し最新情報を画面に表示する機
能をいう。上述の「検索実行」キー3012を押下する
ことで、検索条件に適合する情報の検索を実行し、検索
された情報を画面表示することができる。
【0236】また、3009は起動条件を設定するため
の「起動時設定」キーを示す。「起動時設定」キー30
09が選択されると、図94に示す如く、起動時設定の
サブ画面3021が表示される。このサブ画面3021
で、「対象機種名」、「メールサーバー」、および「メ
ールファイル名」が入力されて、”設定OK”が選択さ
れると、「対象機種名」、「メールサーバー」、および
「メールファイル名」が設定されて、記録媒体807に
格納される。この「対象機種名」、「メールサーバ
ー」、および「メールファイル名」は、最初のシステム
稼働時と変更時のみ設定される。
【0237】また、図91において、3015は共通ア
ラーム設定状況や共通アラーム結果を表示するための
「アラーム設定状況/結果」キー、3016は検討依頼
メール状況を表示するための「検討依頼メール状況」キ
ー、3017はアラームメールの宛先を表示するための
「アラームメール宛先」キーを示す。「アラーム設定状
況/結果」キー3015、「検討依頼メール状況」キー
3016、および「アラームメール宛先」キー3017
のいずれかを選択することで、「アラーム設定状況/結
果」、「検討依頼メール状況」、「アラームメール宛
先」の画面の選択切換が可能となっている。
【0238】図91は、「アラーム設定状況/結果」キ
ー3015が選択されている場合を示しており、アラー
ム設定状況/結果表示領域3018には、アラーム値マ
スターテーブル708tのデータが表示される。また、
「検討依頼メール状況」キー3016が選択されると、
図92に示す如く、検討依頼メール状況表示領域301
9に工程内不良データテーブル709fのデータが表示
される。また、「アラームメール宛先」キー3017が
選択されると、図93に示す如く、アラームメール宛先
表示領域3020にアラーム受信者マスターテーブル7
08oのデータが表示される。検討依頼メールは、上述
した「修理工程の入力画面」で、「検依」を選択入力さ
れた場合に管理系クライアント600から送信される。
図95は、入力系クライアント201〜208で使用さ
れる不良内容の単票表示画面3022の一例を示してい
る。図96は検討依頼メール3023の一例を示す図で
ある。
【0239】つぎに、アラームメールの送信処理を図8
6〜図90のフローチャートを参照して説明する。図8
6において、まず、管理系の責任者が、管理系クライア
ント600の電源をONとすると(ステップS13
1)、プログラムを選択するためのアイコンの選択画面
が表示される(ステップS132)。そして、このアイ
コンの選択画面でアラームメール送信プログラムが選択
されると(ステップS133)、記録媒体807からア
ラームメール送信プログラム807bを読み出して、R
AM805に展開した後、アラームメール送信プログラ
ム807bを起動する(ステップS135)。アラーム
メール送信プログラム807bが起動されると、まず、
上記図47に示すようなパスワード入力画面が表示され
る(ステップS137)。そして、管理者により、社員
NOとパスワードが入力される(ステップS138)。
【0240】入力されたパスワードと予め登録されてい
るパスワードとを照合し(ステップS139)、パスワ
ードが正しいか否かを判断して(ステップS140)、
入力されたパスワードが正しい場合には、ステップS1
41に移行する一方、入力されたパスワードが正しくな
い場合には、ステップS138に戻り、再度、パスワー
ドの入力が行われる。
【0241】そして、ステップS141では、工程監視
サーバー300aに、機種名マスターテーブル708r
(機種名、製品分野、生産拠点、生産開始年月日、Se
rverName、IP_Address、DBNam
e、HEAD_NO_FLG、Mail送信)、アラー
ム値マスターテーブル708t(NO、不良区分、工程
名、不良項目、不良内容1、不良内容2、不良内容3、
何変、Lank、責任区1、責任区2、責任区3、不再
現、不良原因、修理内容1、修理内容2、修理内容3、
修理担当者、再発防止内容、対策担当者、アラーム値、
アラーム結果、アラーム時刻、メール送信日付)、アラ
ーム受信者マスターテーブル708o(責任区1、責任
区2、責任区3、NOTES_ID、送信先)のマスタ
ーデータをダウンロードしてRAM605に格納する
(ステップS141)。
【0242】つづいて、図42に示すような画面を表示
する。その際、取り込んだ機種名マスターテーブル70
8r、アラーム値マスターテーブル708t、およびア
ラーム受信者マスターテーブル708oのマスターデー
タを画面の対応するエリアに表示する(ステップS14
2)。
【0243】ついで、メールサーバー300bへのログ
インを行う(ステップS143)。ここでは、メールの
パスワードの確認が行われ、パスワードが正しい場合
に、メールサーバー300bから肯定応答がなされる。
【0244】つづいて、上述の「更新方法の設定」のダ
イアログボックスで設定されている検索条件が、自動検
索か手動検索かを判断する(ステップS150)。この
判断の結果、自動検索が設定されている場合には、ステ
ップS151に移行して、指定時間間隔が経過したか否
かを判断する。指定時間間隔が経過した場合にはステッ
プS153に移行する。他方、ステップS150で手動
検索が設定されている場合には、ステップS152に移
行して、検索実行キーが押下されたか否かを判断し、検
索実行キーが押下された場合には、ステップS153に
移行する。
【0245】ステップS153では、工程監視サーバー
300aの工程内不良データテーブル709f(工場
名、製品分野、機種名、生産Step、LineNO、
機種コード、組付連番、不良連番、機番、不良区分、再
件数、発生日、発生時刻、工程名、不良項目、不良内容
1、不良内容2、不良内容3、何変、責任区1、責任区
2、責任区3、不再現、不良原因、修理内容1、修理内
容2、修理内容3、修理日、修理時間、修理担当者、再
発防止内容、対策日、対策時刻、対策担当者、最新更新
日、メール送信フラグ)から当日の品質データ(マスタ
ーデータ)をダウンロードして、RAM605に格納す
る(ステップS153)。
【0246】そして、メール送信フラグが”1(検討依
頼メールを送るが設定されている)”に設定されている
品質データがあるか否かを判断し(ステップS15
4)、メール送信フラグが”1”に設定されている品質
データがない場合には、ステップS157に移行する一
方、メール送信フラグが”1”に設定されている品質デ
ータがある場合には、検討依頼メールを対象者(アラー
ム受信者マスターテーブル708oで送信先として指定
されている者)に送信する(ステップS155)。上述
の図96は検討依頼メールの一例を示している。そし
て、工程監視サーバー300aの工程内不良データテー
ブル709fのメール送信フラグを”2”に書き込む
(ステップS156)。
【0247】ステップS157では、アラーム値マスタ
ーテーブルのアラーム基準と、品質データとを照合す
る。ここで、ステップS157の具体的処理内容を図8
9のフローチャートを参照して説明する。図89におい
て、品質データの1件目のデータを取り出し(ステップ
S170)、アラーム基準と照合し(ステップS17
1)、アラーム基準と合致するか否かを判断する(ステ
ップS172)。この照合の結果、アラーム基準と合致
しない場合にはステップS174に移行する一方、アラ
ーム基準と合致した場合には、合致した項目と件数をR
AM605に記憶した後(ステップS173)、ステッ
プS174に移行する。ステップS174では、品質デ
ータの最後か否かを判断し、品質データが最後である場
合には、リターンする一方、品質データの最後でない場
合には、次の品質データを取り出した後(ステップS1
75)、ステップS171に戻り、品質データが終了す
るまで同じ処理を繰り返す。
【0248】つづいて、図88のステップS158で
は、アラーム値に引っかかる品質データがあるか否かを
判断し、アラーム値に引っかかる品質データがない場合
には、図87のステップS150に戻る一方、アラーム
値に引っかかる品質データがある場合には、アラーム対
象不良データを整理して、メール送信の準備を行う(ス
テップS160)。
【0249】上記ステップS150の具体的な処理内容
を図90のフローチャートを参照して説明する。図90
において、まず、RAM605に記憶しているメール送
信対象の品質データの1件目を取り出し(ステップS1
80)、メール送信対象データの不良責任区とアラーム
受信者マスターデータの責任区別の宛先データを照合
し、メールの宛先を決定する(ステップS181)。そ
して、メール送信対象データとメール宛先データをRA
M605に記憶する(ステップS182)。そして、メ
ール送信対象のデータの最後か否かを判断し(ステップ
S183)、メール送信対象のデータの最後である場合
には、リターンする一方、メール送信対象のデータの最
後でない場合には、RAM605に記憶している次のメ
ール送信対象データを取り出した後(ステップS18
4)、ステップS181に戻り、メール送信対象の品質
データが終了するまで同じ処理を繰り返す。
【0250】さて、図88のステップS160では、共
通アラームメールの送信対象者に不良データの共通アラ
ームメールを送信すべく、メールサーバー300bに共
通アラームメールを送信する。この後、メールサーバー
300bから共通アラームメールが送信対象者に送信さ
れる。
【0251】つづいて、プログラムの終了指示があるか
否かを判断し(ステップS162)、プログラムの終了
指示がない場合には、ステップS150に戻る一方、プ
ログラムの終了指示がある場合には、工程監視サーバー
300aのアラーム値テーブル708tのアラーム結
果、時刻、メール送信日付を書き込み(ステップS16
3)、当該プログラムを終了する。
【0252】以上説明したように、管理系のクライアン
ト600によるアラームメール送信処理では、管理系の
クライアント600は、不良内容の所定の項目と、当該
所定の項目の不良の警告発生件数とを対応づけて共通ア
ラーム基準として格納しているアラーム値マスターテー
ブル708tから共通アラーム基準を読み出し、また、
警告を行う場合の送信先のデータが格納されているアラ
ーム受信者マスターテーブル708oから送信先のデー
タを読み出し、機種名、機種コード、日付等を選択し
て、これらを検索条件として、工程内不良データテーブ
ル709fから該当する品質データを検索し、検索した
品質データと共通アラーム基準とを照合し、当該品質デ
ータが共通アラーム基準に該当する場合に、アラーム受
信者マスターテーブルから読み出した送信先に共通アラ
ームメールを送信することとしたので、製造工程内で製
造物(被組立品)の不良が共通アラーム基準に該当する
場合に、所定の送信先に警告情報を送出することがで
き、品質問題の早期解決に当たることが可能となり、こ
れにより、組立・製造ラインで製造される製造物の管理
を効率的かつ迅速に行うことが可能となる。
【0253】また、管理系クライアント600では、工
程内不良データテーブル709fから検索した品質デー
タのうち、メール送信フラグが「1」となっている品質
データがある場合には、アラーム受信者マスターテーブ
ルから読み出した送信先に検討依頼メールを送信するこ
ととしたので、入力系クライアントで製造工程内で製造
物(被組立品)の不良が発生して関連部署等(所定の送
信先)に報告したい場合に、所定の送信先に警告情報を
送出することができ、品質問題の早期解決に当たること
が可能となり、これにより、組立・製造ラインで製造さ
れる製造物の管理を効率的かつ迅速に行うことが可能と
なる。
【0254】[出力系クライアントによる工程監視品質
処理]出力系のクライアント501〜503による工程
監視品質処理を図97および図98のフローチャートに
従って、図99〜図104の工程監視品質処理における
画面表示例を参照しつつ説明する。図97および図98
は出力系クライアントにおける工程監視品質情報処理を
説明するためのフローチャート、図99〜図104は工
程監視品質情報処理における画面表示例を示す図であ
る。
【0255】図99は、工程監視品質プログラムが起動
された場合に、表示部602に表示される初期画面40
00の一例を示す。4001は選択されている機種のデ
ータ存在期間を表示するためのキーを示す。このキー4
001が押下されると、選択されている機種のデータ存
在期間が表示される。4002は検索対象とする[生産
ステップ]を選択するための生産ステップ選択BOX、
4003は検索対象とする[製品分野]を選択するため
の製品分野選択BOX、4004は検索対象とする[機
種]を選択するための機種選択BOX、4005は検索
対象とする[機種コード]を選択するための機種コード
選択BOX、4006は出力対象を選択するための出力
種別選択BOXを示す。この出力種別選択BOX400
6に表示されている、”品質トレンド”、工程別不良発
生状況”、”不良項目別発生状況”、”責任区別発生状
況”、”ランク別発生状況”、”ライン落ち/解除状
況”、”不良内容発生状況”、および”修理内容状況”
の中から出力対象が選択される。
【0256】ここで、”品質トレンド”は、本質実績、
目標との差、バラツキを把握するための情報である。”
工程別不良発生状況”は、工程別の不良の発生状況の推
移と傾向を把握するためのものである。”不良項目別発
生状況”は、項目別の発生状況と推移・傾向を把握する
ためのものである。”ランク別発生状況”は、ランク別
の不良発生と推移・傾向を把握するためのものであ
る。”ライン落ち/解除状況”は、ライン落/解除状況
の推移・傾向を把握するためのものである。”不良内容
発生状況”は内容別の不良発生状況の推移と傾向を把握
するものである。”修理内容状況”は、内容別の修理状
況の推移と傾向を把握するためのものである。この出力
種別は、情報の検索前、検索後のいずれでも選択可能で
ある。
【0257】4007は検索対象とする[検索方法]を
選択するための検索方法選択欄を示す。検索方法選択欄
4007では、”日付で検索”、”組付連番で検索”、
および”機番で検索”のいずれかが選択される。400
8は検索対象の[検索基準]を選択するための検索基準
選択欄を示す。検索基準選択欄4008では、”発生日
基準”または”完成日基準”のいずれかが選択される。
【0258】つぎに、図97および図98のフローチャ
ートに従って工程監視品質情報処理を説明する。図97
において、まず、製造・製品検査部門401、部品検査
部門402、および製造技術部門403の各部門の各担
当者が、出力系クライアント501〜503の電源をO
Nとすると(ステップS190)、記録媒体607に格
納されている生産管理システムクライアント用プログラ
ム607bがRAM605に展開された後、起動して、
表示部602に、上記図46に示すようなアイコンの選
択画面が表示される(ステップS191)。そして、こ
のアイコンの選択画面で工程監視品質プログラム602
cが選択されると(ステップS192)、工程監視サー
バー300aから工程監視品質プログラム707eをダ
ウンロードし、RAM605に格納する(ステップS1
93)。
【0259】そして、RAM605に格納した工程監視
品質プログラム707eを起動させると(ステップS1
94)、工程監視サーバー300aから入力担当者マス
ターテーブル708g(社員NO、氏名、パスワード)
のマスターデータをダウンロードして、RAM605に
格納する(ステップS195)。ついで、上記図47に
示すような、パスワード入力画面が表示される(ステッ
プS196)。そして、作業者により、パスワードおよ
び社員NOが入力される(ステップS197)。
【0260】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
g(社員NO、氏名、パスワード)のマスターデータ
(パスワードおよび社員NO)とを照合し(ステップ1
98)、入力された社員NO/パスワードが正しいか否
かを判断し(ステップS199)、入力された社員NO
/パスワードが正しい場合には、ステップS200に移
行する一方、入力された社員NO/パスワードが正しく
ない場合には、ステップS197に戻り、再度、社員N
O/パスワードの入力が行われる。
【0261】ステップS200では、工程監視サーバー
300aの製品分野マスターテーブル708c(製品分
野)および機種名マスターテーブル708r(機種名、
製品分野、生産拠点、生産開始年月日、ServerN
ame、IP_Address、DBName、HEA
D_NO_FLG、およびMail送信)からマスター
データをダウンロードして、RAM605に格納し(ス
テップS201)、例えば、上記図99に示す如き画面
を表示する(ステップ202)。この際、出力画面の
「製品分野選択BOX」4003に製品分野マスターテ
ーブル708cの製品分野のマスターデータを、「機種
選択BOX」4004に機種コード名マスターテーブル
708aの機種名のマスターデータを、「機種コード選
択BOX」4005に機種コード名マスターテーブル7
08aの機種コードのデータを夫々表示する。また、
「出力種別選択BOX」4006に、工程監視品質プロ
グラム707eに書き込まれている出力種別のデータを
表示する。
【0262】つづいて、図98において、図99の画面
で、「製品分野選択BOX」4003の製品分野を選択
し(ステップS210)、「機種選択BOX」4004
の機種名を選択する(ステップS211)。そして、
「出力種別選択BOX」4006で出力種別を選択する
(ステップS212)。さらに、検索方法設定欄400
7で検索方法を選択し(ステップS213)、検索基準
欄4008で検索基準を選択する(ステップS21
4)。
【0263】そして、検索条件の設定を行う(ステップ
S215)。具体的には、入力条件設定キー4009が
押下されると、検索方法選択欄2207で設定された検
索方法を具体的に指定するためのサブ画面が表示され
る。具体的には、検索方法選択欄4007で”日付で検
索”が選択されている場合には、図100に示すよう
な、サブ画面4020が表示され、管理者が所望の検索
期間を入力する。また、”検索方法選択欄4007で”
組付連番で検索”または”機番で選択”が選択されてい
る場合には、図101に示すサブ画面4021が表示さ
れ、管理者が、所望の検索すべき組付連番または機番の
「START_NO」と「END_NO」を入力する。
【0264】そして、検索実行キー4011が押下され
ると、上記ステップS210〜ステップS215で指定
された指定機種または指定期間の品質データを、工程監
視サーバー300aのMainデータテーブル709d
(NO、不良区分、工程名、不良項目、不良内容1、不
良内容2、不良内容3、Lineout、何変、Lan
k、責任区1、責任区2、責任区3、不再現、不良原
因、修理内容1、修理内容2、修理内容3、修理担当
者、再発防止内容、対策担当者、アラーム値、アラーム
結果、アラーム時刻、メール送信日付)および工程内不
良データテーブル709f(機種名、工程名、NO、不
良項目、不良内容1、不良内容2、不良内容3)からダ
ウンロードして(ステップS217)、RAM605に
記憶する(ステップS218)。そして、RAM605
に格納した品質データ(生データ)を、「出力種別選択
BOX」4006で選択されている出力対象に応じて集
計し、集計結果をRAM605に記憶する(ステップS
219)。
【0265】この後、RAM605に格納している品質
データ(生データ)および集計結果を画面に表示する
(ステップS220)。そして、プログラムの終了指示
があるか否かを判断し(ステップS221)、プログラ
ムの終了指示がある場合には当該フローを終了する一
方、プログラムの終了指示がない場合にはステップS2
10に戻る。図102は、品質データおよび集計結果の
画面の表示例を示している。同図において、指定機種ま
たは指定期間の品質データ(生データ)は、検索データ
表示欄4031に一覧表示される。この検索データ表示
欄4031は、”NO”、”組付連番”、”機番”、”
ヘッドNO”、”再検”、”発生日”、”工程名”、”
不良項目”、”不良内容”、”ライン落ち”、”ラン
ク”、”責任区”、”不良原因”、修理内容”、”修理
日”、”再発防止内容”、”対策日”、”対時刻”、お
よび”対担当”等の項目からなり、どの項目を検索デー
タ表示欄4031に表示させるか操作者が自由に選択可
能となっている。
【0266】また、品質データのうち、出力種別選択B
OX4006で選択される出力種別(出力対象)に応じ
て集計されたデータは、出力対象表示欄4032に一覧
表示される。また、この出力対象表示欄で選択された項
目のデータは、グラフ表示欄4033にグラフ化して表
示される。このグラフ化して表示する項目は操作者が任
意に選択可能となっている。なお、検索データ表示欄4
031、出力対象表示欄4032、およびグラフ表示欄
4033の各画面がスクロール可能になっている。
【0267】図102に示す例では、検索条件として”
4月”が選択され、出力種別選択BOXで”不良項目別
発生状況”が選択された場合の検索データ表示欄403
1および出力対象表示欄4032のデータの表示例を示
している。出力対象表示欄4032では、4月の日毎の
集計データが表示されている。また、グラフ表示欄40
33は、出力対象表示欄4032で”TOTAL”の項
目が選択されている場合のグラフ表示例を示している。
【0268】検索データ表示欄4031で、任意のデー
タが選択され、さらに、”単票形式で表示”キーが押下
されると、当該選択されたデータを含む行のデータが単
票形式で表示される。図103は、図102の検索デー
タ表示欄4031で、1行目のデータのいずれかが選択
され、”単票形式で表示”キーが押下された場合に表示
される”不良内容の単票表示”画面4036の一例を示
している。これにより、被組立品毎の不良内容のデータ
の確認が容易となる。
【0269】また、図104は、検索条件として”3月
〜5月”が選択され、出力種別選択BOXで”不良項目
別発生状況”が選択された場合の表示例を示している。
【0270】[出力系クライアントによる日報/月報処
理]出力系クライアント501〜503による日報/月
報処理を、図105〜図106のフローチャートに従っ
て、図107〜図110の日報/月報処理における画面
表示例を参照して説明する。図109〜図110は出力
系クライアント501〜503による日報/月報処理を
説明するためのフローチャート、図107〜図110は
日報/月報処理における表示画面例を示す図である。
【0271】図107は、日報/月報プログラム707
fが起動された場合に表示部602に表示される初期画
面5000の一例を示す。5001は選択されている機
種のデータ存在期間を表示するためのキーを示す。この
キー5001が押下されると、選択されている機種のデ
ータ存在期間が表示される。5002は検索対象とする
[生産ステップ]を選択するための生産ステップ選択B
OX、5003は検索対象とする[製品分野]を選択す
るための製品分野選択BOX、5004は検索対象とす
る[機種]を選択するための機種選択BOX、5005
は検索対象とする[機種コード]を選択するための機種
コード選択BOX、5006は出力対象を選択するため
の出力種別選択BOXを示す。この出力種別選択BOX
5006に表示されている、”不良項目別”、工程
別”、”責任区別”、”ライン落ち”、”不良内容&修
理内容”の中から出力対象が選択される。この画面項目
の「不良項目別」、「工程別」、「責任区別」、「ライ
ン落ち」、「不良内容&修理内容」は、上述の品質監視
/アラーム処理と共通である。
【0272】ここで、”不良項目別”は、不良内容別に
不良の発生状況の推移・傾向を把握するためのものであ
る。”責任区別”は、責任区別の不良の発生状況の推移
・傾向を把握するためのものである。”ライン落ち”
は、ライン落の推移・傾向を把握するためのものであ
る。”「不良内容&修理内容」”は不良内容とこの不良
内容に対する修理内容の推移と傾向を把握するものであ
る。この出力種別は、情報の検索前、検索後のいずれで
も選択可能である。
【0273】5007は検索日付を選択するためのカレ
ンダー、5008は検索日付を指定するための「検索日
付」キー、5011は検索を実行するための検索実行キ
ーを示す。
【0274】つぎに、図105および図106のフロー
チャートに従って日報/月報処理を説明する。図105
において、まず、製造・製品検査部門401、部品検査
部門402、および製造技術部門403の各部門の各担
当者が、出力系クライアント501〜503の電源をO
Nとすると(ステップS230)、記録媒体607に格
納されている生産管理システムクライアント用プログラ
ム607bがRAM605に展開された後、起動して、
表示部602に上記図46に示すようなアイコンの選択
画面が表示される(ステップS231)。そして、この
アイコンの選択画面で日報/月報プログラム602dが
選択されると(ステップS232)、工程監視サーバー
300aから日報/月報プログラム707fをダウンロ
ードし、RAM605に格納する(ステップS23
3)。
【0275】そして、RAM605に格納した日報/月
報プログラム707fを起動させると(ステップS23
4)、工程監視サーバー300aから入力担当者マスタ
ーテーブル708g(社員NO、氏名、パスワード)の
マスターデータをダウンロードして、RAM605に格
納する(ステップS235)。ついで、上記図47に示
すような、パスワード入力画面が表示される(ステップ
S236)。そして、作業者により、パスワードおよび
社員NOが入力される(ステップS237)。
【0276】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
g(社員NO、氏名、パスワード)のマスターデータ
(パスワードおよび社員NO)とを照合し(ステップ2
38)、入力された社員NO/パスワードが正しいか否
かを判断し(ステップS239)、入力された社員NO
/パスワードが正しい場合には、ステップS240に移
行する一方、入力された社員NO/パスワードが正しく
ない場合には、ステップS237に戻り、再度、社員N
O/パスワードの入力が行われる。
【0277】そして、ステップS240では、工程監視
サーバー300aの製品分野マスターテーブル708c
(製品分野)および機種名マスターテーブル708r
(機種名、製品分野、生産拠点、生産開始年月日、Se
rverName、IP_Address、DBNam
e、HEAD_NO_FLG、およびMail送信)か
らマスターデータをダウンロードして、RAM605に
格納し、例えば、上記図107に示す如き画面を表示す
る(ステップ242)。この際、出力画面の「製品分野
選択BOX」4003に製品分野マスターテーブル70
8cの製品分野のマスターデータを、「機種選択BO
X」4004に機種コード名マスターテーブル708a
の機種名のマスターデータを、「機種コード選択BO
X」4005に機種コード名マスターテーブル708a
の機種コードのデータを夫々表示する。また、「出力種
別選択BOX」4006に、日報/月報プログラム70
7fに書き込まれている出力種別のデータを表示する。
【0278】つづいて、図106のフローチャートにお
いて、図107の画面で、「製品分野選択BOX」50
02の製品分野を選択する(ステップS243)。そし
て、「機種選択BOX」5003の機種名を選択し(ス
テップS244)、「機種コード選択BOX」5004
で機種コードを選択する。さらに、出力種別選択BO
X」5005で出力種別を選択し(ステップS24
5)、カレンダー5007で日付を選択する(ステップ
S246)。
【0279】そして、検索実行キー5011が押下され
ると、上記ステップS243〜ステップS246で指定
された指定機種(生産分野、機種名、機種コード)およ
び指定日を含む月の品質データを、工程監視サーバー3
00aのMainデータテーブル709d(NO、不良
区分、工程名、不良項目、不良内容1、不良内容2、不
良内容3、Lineout、何変、Lank、責任区
1、責任区2、責任区3、不再現、不良原因、修理内容
1、修理内容2、修理内容3、修理担当者、再発防止内
容、対策担当者、アラーム値、アラーム結果、アラーム
時刻、メール送信日付)および工程内不良データテーブ
ル709f(機種名、工程名、NO、不良項目、不良内
容1、不良内容2、不良内容3)からダウンロードして
(ステップS248)、RAM605に記憶する(ステ
ップS249)。そして、RAM605に格納した品質
データ(生データ)を、所定の項目(後述する集計デー
タ表示領域5012の出力項目)および「出力種別選択
BOX」5006で選択されている出力対象に応じて集
計し、集計結果をRAM605に記憶する(ステップS
250)。
【0280】この後、RAM605に格納しているび集
計結果を画面に表示する(ステップS251)。そし
て、プログラムの終了指示があるか否かを判断し(ステ
ップS252)、プログラムの終了指示がある場合には
当該フローを終了する一方、プログラムの終了指示がな
い場合にはステップS243に戻る。
【0281】図108は、集計結果の画面の表示例を示
している。同図に示す例は、「出力種別選択BOX」5
005で”不良項目別”が選択され、カレンダー500
7で5月1日が選択され、現在の日付が5月1日となっ
ている場合の表示例を示している。
【0282】同図において、集計データ表示領域501
2には、「計画台数」、「投入台数」、「完成台数」、
「不良台数」、「PQ値」、「台欠点数」、「直行率」
の各項目の「TOTAL(指定された日を含む月のTO
TAL)」、「(指定日を含む月の)日毎の件数」のデ
ータが表示される。ここで、集計データ表示領域501
2に表示される各項目(投入台数、完成台数、不
良台数、PQ値、台欠点数、直行率)のデータの
算出方法について詳細に説明する。
【0283】投入台数 投入台数は、Mainデータテーブル709dの「組付
開始日(生産を始めた日)」が入力された件数をカウン
トしたものである。「TOTAL」は、指定した日の月
の全件数をカウントしたものであり、「日毎の件数」
は、同様に日毎に件数をカウントして日毎に数字で表示
する。
【0284】生産完成台数 生産完成台数は、Mainデータテーブル709dの
「完成日」(或いは「完成時刻」)が入力されている件
数をカウントしたものである。「TOTAL」は指定し
た日の月の全件数をカウントしたものであり、「日毎の
件数」は同様に日毎に件数をカウントして日毎に数字で
表示する。
【0285】不良件数 不良件数は、工程内不良データテーブル709fの「不
良項目」と「発生日」を利用して件数をカウントしたも
のである。「TOTAL」は、指定した日の月の全件数
をカウントしたものであり、「日毎の件数」は同様に日
毎に件数をカウントして日毎に数字で表示したものであ
る。
【0286】PQ値 PQ値は、工程内不良データテーブル709fの「何
変」、「不再現」、「不良項目」を用いて、「発生日」
を基準として、(「不良項目」件数−(「何変」件数+
「不再現」件数))÷(工程内不良データテーブル70
9fで「修理日」が入力された件数をカウントして修理
した(=検査した)製品台数を計算)の演算結果であ
る。「TOTAL」は、指定した日の月の上述の演算結
果を数字で表示したものであり、「日毎の件数」は日毎
に上記演算処理を行った結果であり、日毎に数字で表示
したものである。
【0287】台欠点台数 台欠点台数は、上述の「不良件数」および「の完成台
数」の演算結果を用いて、「不良件数」÷「完成台数」
の演算処理の結果であり、「TOTAL」は、指定した
日の月の全件数をカウントしたものであり、「日毎の件
数」は同様に日毎に件数をカウントしたものであり、日
毎に数字で表示したものである。
【0288】直行率 直行率は、(Mainデータテーブル709dの[完成
日]が入力され、且つ「不良件数」、「何変件数」、
「不再現件数」が入力された件数のカウント値)÷
([D−Main]の[完成日]が入力された件数)に
よって算出し、「TOTAL」は、指定した日の月の全
件数をカウントしたものであり、「日毎の件数」は、該
当する日の件数をカウントしたものである。
【0289】なお、集計データ表示領域5012の「日
付」の表示欄では、指定した日のセルは他のセルと違う
色で識別表示される。例えば、指定日を黄色で表示し、
他の日を白で表示する。また、各項目のデータが色分け
して表示される。例えば、「投入台数」は”黒”、「完
成台数」は”赤”、「不良件数」は”緑”、「PQ値」
は”青”、「大欠点数」は”黒”、「直行率」は”赤”
で表示される。
【0290】グラフ表示領域5013には、グラフ種別
選択領域5014で選択された「台・件」または「値・
率」の折れ線グラフが表示される。グラフ種別選択領域
5014で「台・件」が選択されると、グラフ表示領域
5013には、集計データ表示領域5012の「計画台
数」、「投入台数」、「完成台数」、「不良件数」のデ
ータが折れ線グラフ化して表示される。また、グラフ種
別選択領域5014で「値・率」が選択されると、集計
データ表示領域5012の「PQ値」、「台欠点数」、
「直行率」のデータが折れ線グラフ化して表示される。
【0291】グラフ表示領域5013の各折れ線グラフ
の色は集計データ表示領域5012の各項目の色に対応
している。また、各折れ線グラフの線の種類も互いに異
ならせている。また、折れ線グラフは一画面で表示され
るように日付の間隔が均等間隔となっている。
【0292】不良内容表示領域5015には、「出力種
別選択BOX」5006で選択された出力対象に応じた
項目の不良に関するデータが表示される。以下、出力種
別選択BOX5006で、(1)不良項目別、(2)工
程別、(3)責任区別、(4)不良内容&修理内容”が
選択された場合に、不良内容表示領域5015に表示さ
れるデータについて説明する。
【0293】(1)出力種別選択BOX5006で、”
不良項目別”を選択した場合 不良内容表示領域5015では、「不良グラフ」と「前
日/当日不良」の選択切換が可能となっている。図10
8は、不良内容表示領域5015で「不良グラフ」キー
5016が選択された場合を示している。「不良グラ
フ」キー5016が選択された場合には、不良内容表示
領域5015に、「不良グラフ」として、”指定期間累
積不良項目の表5018”、”指定日の不良項目の表5
019”、および”指定日の不良内容の表5020”が
表示される。また、各表の項目には、工程内不良データ
テーブル709fの「不良項目」が表示される。
【0294】”指定期間累積不良項目の表5018”に
は、指定した日の月の累積件数が数字と棒グラフで表示
される。表示方法は、上述の「工程監視/アラーム処
理」におけるグラフ化と同じ手法を用いる。具体的に
は、工程内不良データテーブル709fの「発生日」を
利用して、その指定日の月の「不良項目」の各項目毎の
件数をカウントして、数字と棒グラフで表示する。
【0295】”指定日の不良項目の表5019”には、
工程内不良データテーブル709fの「発生日(カレン
ダー5007で指定された指定日)」に発生した「不良
項目」の各項目毎の件数をカウントして、数字と棒グラ
フで表示する。
【0296】”指定日の不良内容の表5020”には、
工程内不良データテーブル709fの「不良内容1、
2、3」のデータが表示される。より具体的には、”指
定日の不良内容の表5020”には、”指定期間累積不
良項目の表5018”または”指定日の不良項目の表5
019”の何れかの項目をクリックすると、クリックさ
れた項目に対応した工程内不良データテーブル709f
の「不良内容1、2、3」を各項目毎に件数をカウント
して、カウントした件数と棒グラフを表示する。図10
8に示す例は、”指定期間累積不良項目の表5018”
または”指定日の不良項目の表5019”で”画像不
良”が選択された場合を示している。
【0297】また、同図で、「不良内容表示」キー50
50が押下されると、図109に示す如く、不良データ
が画面展開(全表示)され、不良内容表示領域5015
と検索データ表示欄5021を含む不良内容表示ダイア
ログボックスが表示される。検索データ表示欄5021
には、指定機種および指定日を含む月の各項目(NO、
機種コード、組付連番、機番、組付開始日、完成日、発
生日、発生時刻、工程名、不良項目、不良内容1、不良
内容2、不良内容3)の品質データ(生データ)が表示
される。
【0298】他方、不良内容表示領域5015の「前日
/当日不良」キー5017が選択されると、「前日/当
日不良」のグラフが表示される。図110は、「前日/
当日不良」キー5017が選択された場合の表示例を示
している。同図に示す例は、「出力種別選択BOX」5
005で”不良項目別”が選択され、カレンダー500
7で6月27日が選択され、現在の日付が6月27日と
なっている場合の表示例を示している。同図において、
不良内容表示領域5015には、”当日と前日とを対比
した不良項目名の表5030”と、”当日と前日とを対
比したTOTALの不良内容の表5030”が表示され
る。
【0299】ここで、「当日」とは指定日のことであ
り、「前日」とは指定日の前日のことである。指定日は
上述と同様に工程内不良データテーブル709fの「発
生日」を用いる。前日は指定された「発生日」の前日が
検索対象となる。”当日と前日とを対比した不良項目名
の表5030”には、工程内不良データテーブル709
fの「不良項目」を表示し、前日と当日を対比して各不
良項目の件数を数字と棒グラフの両方で表示する。ま
た、”当日と前日とを対比したTOTALの不良内容の
表5030”には、”当日と前日とを対比した不良項目
名の表5030”で選択された項目に対応する工程内不
良データテーブル709fの「不良内容1、2、3」を
表示し、前日と当日を対比して、不良内容の「TOTA
L」および「各不良内容」の件数を数字と棒グラフの両
方を表示する。なお、”当日と前日とを対比した不良項
目名の表5030”および”当日と前日とを対比したT
OTALの不良内容の表5030”では、前日と当日と
でデータの表示色を異ならせて視認性を確保している。
例えば、「前日」を緑、「当日」を赤で表示する。
【0300】(2)出力種別選択BOX5006で、”
工程別”を選択した場合(表示例不図示) 不良内容表示領域5015では、上述「不良項目別」と
同様に「不良グラフ」と「前日/当日不良」の画面表示
が切替可能となっている。
【0301】不良内容表示領域5015で、「不良グラ
フ」キー5016が選択されると、「不良グラフ」とし
て、”指定期間累積工程別不良の表”、”指定日の工程
別不良の表”、および”不良内容の表”が表示される。
各表の項目には、工程内不良データテーブル709fの
「工程名」が表示される。
【0302】”指定期間累積工程別不良の表”には、指
定した日の月の工程名毎の不良の累積件数が数字と棒グ
ラフで表示される。表示方法は、上述の「工程監視/ア
ラーム処理」におけるグラフ化と同じ手法を用いる。具
体的には、工程内不良データテーブル709fの「発生
日」を利用して、その指定日の月の「不良項目」の各工
程毎の件数をカウントして、数字と棒グラフで表示す
る。
【0303】”指定日の工程別不良の表”には、工程内
不良データテーブル709fの「発生日(カレンダー5
007で指定された指定日)」に発生した「不良項目」
の各工程毎の件数をカウントして、数字と棒グラフで表
示する。
【0304】”不良内容の表”には、工程内不良データ
テーブル709fの「不良内容1、2、3」のデータが
表示される。より具体的には、”不良内容の表”に
は、”指定期間累積工程別不良の表”または”指定日の
工程別不良の表”の何れかの項目をクリックすると、ク
リックされた項目に対応した工程内不良データテーブル
709fの「不良内容1、2、3」を各項目毎に件数を
カウントして、カウントした件数と棒グラフを表示す
る。不良内容表示領域5015で、「不良内容表示」キ
ー5050が押下されると、不良データが画面展開(全
表示)される。
【0305】また、不良内容表示領域5015で、「前
日/当日不良」キー5017が選択されると、「前日/
当日不良」のグラフとして、不良内容表示領域5015
に、”当日と前日とを対比した工程別不良の表”と”当
日と前日とを対比したTOTALの不良内容の表”が表
示される。
【0306】ここで、「当日」とは指定日のことであ
り、「前日」とは指定日の前日のことである。指定日は
上述と同様に工程内不良データテーブル709fの「発
生日」を用いる。前日は指定された「発生日」の前日が
検索対象となる。”当日と前日とを対比した工程別不良
の表”には、工程内不良データテーブル709fの「工
程名」を表示し、前日と当日を対比してTOTALおよ
び各工程毎の不良の件数を数字と棒グラフの両方で表示
する。また、”当日と前日とを対比したTOTALの不
良内容の表”には、”当日と前日とを対比した工程別不
良の表”で選択された項目に対応する工程内不良データ
テーブル709fの「不良内容1、2、3」を表示し、
前日と当日を対比して、不良内容の「TOTAL」およ
び「各不良内容」の件数を数字と棒グラフの両方を表示
する。前日と当日とでデータの表示色を異ならせて視認
性を確保している。例えば、「前日」を緑、「当日」を
赤で表示する。
【0307】(3)出力種別選択BOX5006で、”
責任区別”を選択した場合(表示例不図示) 不良内容表示領域5015では、上述「不良項目別」と
同様に「不良グラフ」と「前日/当日不良」の画面表示
が切替可能となっている。
【0308】不良内容表示領域5015で、「不良グラ
フ」キー5016が選択されると、「不良グラフ」とし
て、”指定期間累積責任区不良の表”、”指定日の責任
区不良の表”、および”不良内容の表”が表示される。
各表の項目には、工程内不良データテーブル709fの
「責任区1、2、3」が表示される。
【0309】”指定期間累積責任区不良の表”には、指
定した日の月の責任区毎の不良の累積件数が数字と棒グ
ラフで表示される。表示方法は、上述の「工程監視/ア
ラーム処理」におけるグラフ化と同じ手法を用いる。具
体的には、工程内不良データテーブル709fの「発生
日」を利用して、その指定日の月の「不良項目」の各責
任区毎の件数をカウントして、数字と棒グラフで表示す
る。
【0310】”指定日の責任区不良の表”には、工程内
不良データテーブル709fの「発生日(カレンダー5
007で指定された指定日)」に発生した「不良項目」
の各責任区毎の件数をカウントして、数字と棒グラフで
表示する。
【0311】”不良内容の表”には、工程内不良データ
テーブル709fの「不良内容1、2、3」のデータが
表示される。より具体的には、”不良内容の表”に
は、”指定期間累積責任区不良の表”または”指定日の
責任区不良の表”の何れかの項目をクリックすると、ク
リックされた項目に対応した工程内不良データテーブル
709fの「不良内容1、2、3」を各項目毎に件数を
カウントして、カウントした件数と棒グラフを表示す
る。不良内容表示領域5015で、「不良内容表示」キ
ー5050が押下されると、不良データが画面展開(全
表示)される。
【0312】また、不良内容表示領域5015で、「前
日/当日不良」キー5017が選択されると、「前日/
当日不良」のグラフとして、不良内容表示領域5015
に、”当日と前日とを対比した責任区不良の表”と”当
日と前日とを対比したTOTALの不良内容の表”が表
示される。
【0313】ここで、「当日」とは指定日のことであ
り、「前日」とは指定日の前日のことである。指定日は
上述と同様に工程内不良データテーブル709fの「発
生日」を用いる。前日は指定された「発生日」の前日が
検索対象となる。”当日と前日とを対比した責任区別不
良の表”には、工程内不良データテーブル709fの
「責任区1、2、3」を表示し、前日と当日を対比して
TOTALおよび責任区毎の不良の件数を数字と棒グラ
フの両方で表示する。また、”当日と前日とを対比した
TOTALの不良内容の表”には、”当日と前日とを対
比した責任区別不良の表”で選択された項目に対応する
工程内不良データテーブル709fの「不良内容1、
2、3」を表示し、前日と当日を対比して、不良内容の
「TOTAL」および「各不良内容」の件数を数字と棒
グラフの両方を表示する。なお、前日と当日とでデータ
の表示色を異ならせて視認性を確保している。例えば、
「前日」を緑、「当日」を赤で表示する。
【0314】(4)出力種別選択BOX5006で、”
不良内容&修理内容”を選択した場合 (表示例不図示)不良内容表示領域5015では、上述
の「不良項目別」と同様に「不良グラフ」と「前日/当
日不良」の画面表示が切替可能となっている。
【0315】不良内容表示領域5015で、「不良グラ
フ」キー5016が選択されると、「不良グラフ」とし
て、”指定期間累積不良内容の表”、”指定日の不良内
容の表”、および”修理内容の表”が表示される。”指
定期間累積不良内容の表”および”指定日の不良内容の
表”の項目には、工程内不良データテーブル709fの
「不良内容1、2、3」が表示され、また、”修理内容
の表”の項目には、工程内不良データテーブル709f
の「修理内容1、2、3」が表示される。
【0316】”指定期間累積不良内容の表”には、指定
した日の月の不良内容毎の不良の累積件数が数字と棒グ
ラフで表示される。表示方法は、上述の「工程監視/ア
ラーム処理」におけるグラフ化と同じ手法を用いる。具
体的には、工程内不良データテーブル709fの「発生
日」を利用して、その指定日の月の「不良内容1、2、
3」の各項目毎に件数をカウントして、数字と棒グラフ
で表示する。
【0317】”指定日の不良内容の表”には、工程内不
良データテーブル709fの「発生日(カレンダー50
07で指定された指定日)」に発生した「不良内容1、
2、3」の各項目毎の件数をカウントして、数字と棒グ
ラフで表示する。
【0318】”修理内容の表”には、工程内不良データ
テーブル709fの「修理内容1、2、3」のデータが
表示される。より具体的には、”修理内容の表”に
は、”指定期間累積不良内容の表”または”指定日の不
良内容の表”の何れかの項目をクリックすると、クリッ
クされた項目に対応した工程内不良データテーブル70
9fの「修理内容1、2、3」を各項目毎に件数をカウ
ントして、カウントした件数と棒グラフを表示する。不
良内容表示領域5015で、「不良内容表示」キー50
50が押下されると、不良データが画面展開(全表示)
される。
【0319】また、不良内容表示領域5015で、「前
日/当日不良」キー5017が選択されると、「前日/
当日不良」のグラフとして、不良内容表示領域5015
に、”当日と前日とを対比したTOTALの不良内容の
表”と”当日と前日とを対比したTOTALの修理内容
の表”が表示される。
【0320】ここで、「当日」とは指定日のことであ
り、「前日」とは指定日の前日のことである。指定日は
上述と同様に工程内不良データテーブル709fの「発
生日」を用いる。前日は指定された「発生日」の前日が
検索対象となる。”当日と前日とを対比したTOTAL
の不良内容の表”には、工程内不良データテーブル70
9fの「不良内容1、2、3」を表示し、前日と当日を
対比してTOTALおよび各項目毎の不良の件数を数字
と棒グラフの両方で表示する。また、”当日と前日とを
対比したTOTALの不良内容の表”には、”当日と前
日とを対比したTOTALの不良内容の表”で選択され
た項目に対応する工程内不良データテーブル709fの
「修理内容1、2、3」を表示し、前日と当日を対比し
て、「修理内容1、2、3」の「TOTAL」および
「各不良内容」の件数を数字と棒グラフの両方を表示す
る。なお、前日と当日とでデータの表示色を異ならせて
視認性を確保している。例えば、「前日」を緑、「当
日」を赤で表示する。
【0321】以上説明したように、出力系のクライアン
トによる日報/月報処理では、出力系のクライアント
は、製品分野、機種名、機種コード、および指定日を含
む月等を検索条件として、工程監視サーバー300aの
Mainデータテーブル709dおよび工程内不良デー
タテーブル709fから該当するデータを検索し、集計
データ表示領域5012の出力項目および「出力種別選
択BOX」5006で選択されている出力対象に応じて
集計して、指定日単位、指定日の属する月の日単位、お
よび月単位でデータを表示することとしたので、日単位
および指定日の属する月単位で被組立品の生産状況や不
良状況を確認でき、これにより、組立・製造ラインで製
造される製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速に
行うことが可能となる。
【0322】[出力系クライアントによる自由検索処
理]出力系のクライアント501〜503による自由検
索処理を図111〜図112のフローチャートに従っ
て、図113〜図121の自由検索処理における画面表
示例を参照しつつ説明する。図111〜図112は出力
系のクライアント501〜503による自由検索処理を
説明するためのフローチャート、図113〜図121は
自由検索処理における画面表示例を示す図である。
【0323】図113は、自由検索プログラムが選択さ
れた場合に表示される品質情報処理の初期画面6000
を示す。6001は選択されている機種のデータ存在期
間を表示するためのキーを示す。このキー6001が押
下されると、選択されている機種のデータ存在期間が表
示される。6002は検索対象とする[生産ステップ]
を選択するための生産ステップ選択BOX、6003は
検索対象とする[製品分野]を選択するための製品分野
選択BOX、6004は検索対象とする[機種]を選択
するための機種選択BOX、6005は検索対象とする
[機種コード]を選択するための機種コード選択BO
X、6006は出力対象を選択するための出力種別選択
BOXを示す。この出力種別選択BOX6006に表示
されている、”工程内生産情報”、”工程内不良情
報”、”現在のライン落ち情報”、および”現在の仕掛
かり情報”の中から出力対象が選択される。この出力種
別は、情報の検索前、検索後のいずれでも選択可能であ
る。6007は検索条件を入力するための検索条件入力
キー、6011は、検索を実行するための検索実行キー
を示す。
【0324】つぎに、図111および図112のフロー
チャートに従って自由検索処理を説明する。図111に
おいて、まず、製造・製品検査部門401、部品検査部
門402、および製造技術部門403の各部門の各担当
者が、出力系クライアント501〜503の電源をON
とすると(ステップS260)、記録媒体607に格納
されている生産管理システムクライアント用プログラム
607bがRAM605に展開された後、起動して、表
示部602に上記図46に示すようなアイコンの選択画
面が表示される(ステップS261)。そして、このア
イコンの選択画面で自由検索プログラム602dが選択
されると(ステップS262)、工程監視サーバー30
0aから自由検索プログラム707gをダウンロード
し、RAM605に格納する(ステップS263)。
【0325】そして、RAM605に格納した自由検索
プログラム707gを起動させると(ステップS26
4)、工程監視サーバー300aから入力担当者マスタ
ーテーブル708g(社員NO、氏名、パスワード)の
マスターデータをダウンロードして、RAM605に格
納する(ステップS265)。ついで、上記図47に示
すような、パスワード入力画面が表示される(ステップ
S266)。そして、作業者により、パスワードおよび
社員NOが入力される(ステップS267)。
【0326】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
g(社員NO、氏名、パスワード)のマスターデータ
(パスワードおよび社員NO)とを照合し(ステップ2
68)、入力された社員NO/パスワードが正しいか否
かを判断し(ステップS269)、入力された社員NO
/パスワードが正しい場合には、ステップS270に移
行する一方、入力された社員NO/パスワードが正しく
ない場合には、ステップS267に戻り、再度、社員N
O/パスワードの入力が行われる。
【0327】そして、ステップS270では、工程監視
サーバー300aの製品分野マスターテーブル708c
(製品分野)および機種名マスターテーブル708r
(機種名、製品分野、生産拠点、生産開始年月日、Se
rverName、IP_Address、DBNam
e、HEAD_NO_FLG、およびMail送信)か
らマスターデータをダウンロードして、RAM605に
格納し、例えば、上記図113に示す如き画面を表示す
る(ステップ272)。この際、出力画面の「製品分野
選択BOX」6003に製品分野マスターテーブル70
8cの製品分野のマスターデータを、「機種選択BO
X」6004に機種コード名マスターテーブル708a
の機種名のマスターデータを、「機種コード選択BO
X」6005に機種コード名マスターテーブル708a
の機種コードのデータを夫々表示する。また、「出力種
別選択BOX」6006に、自由検索プログラム707
gに書き込まれている出力種別のデータを表示する。
【0328】つづいて、図112のフローチャートにお
いて、図113の画面で、「製品分野選択BOX」60
02の製品分野を選択する(ステップS273)。そし
て、「機種選択BOX」6003の機種名を選択し(ス
テップS274)、「機種コード選択BOX」6004
で機種コードを選択する。さらに、出力種別選択BO
X」6005で出力種別を選択する(ステップS27
5)。
【0329】そして、ステップS280において、検索
条件入力キー6007が押下されると、図114に示す
如き検索条件入力ダイアログボックス6020が表示さ
れる。そして、この検索条件入力ダイアログボックス6
020の検索条件サンプルキー6022が押下される
と、図115に示す如き検索条件入力サンプル6024
が表示される。そして、この検索条件入力サンプルをみ
ながら、検索条件設定欄6023に検索条件を入力す
る。図116は、検索条件設定欄6023で検索条件を
入力した場合の表示例を示している。検索条件の指定
は、”組付連番”、”機番”、”組付開始日”、”完成
日”、”不良発生日”、”修理日”、”対策日”、”工
程名”、”不良項目”、”不良内容”、”ライン落
ち”、”何変”、”ランク”、”責任区”、”不再
現”、”修理内容”、”修理担当者”、および”対策担
当者”等の項目について指定可能となっており、複数の
項目で検索条件が指定されると複数の項目の検索条件の
AND条件が検索条件となる。図116に示す例で
は、”完成日”が「5月1日〜5月15日」、”不良項
目”が「画像不良」、さらにその”不良内容”が「縦白
帯」が検索条件として設定されている。これにより、
「5月1日〜5月15日」に完成した機械のうち、縦白
帯の画像不良がある機械のデータが検索されることにな
る。
【0330】そして、検索実行キー6011が押下され
ると、上記ステップS273〜ステップS279で指定
された指定機種(生産分野、機種名、機種コード)およ
び検索条件の品質データを、工程監視サーバー300a
のMainデータテーブル709d(NO、不良区分、
工程名、不良項目、不良内容1、不良内容2、不良内容
3、Lineout、何変、Lank、責任区1、責任
区2、責任区3、不再現、不良原因、修理内容1、修理
内容2、修理内容3、修理担当者、再発防止内容、対策
担当者、アラーム値、アラーム結果、アラーム時刻、メ
ール送信日付)および工程内不良データテーブル709
f(機種名、工程名、NO、不良項目、不良内容1、不
良内容2、不良内容3)からダウンロードして(ステッ
プS281)、RAM605に記憶する(ステップS2
82)。そして、RAM605に格納した品質データ
(生データ)の「出力種別選択BOX」6006で選択
されている出力対象の項目を画面に表示する(ステップ
S284)。そして、プログラムの終了指示があるか否
かを判断し(ステップS285)、プログラムの終了指
示がある場合には当該フローを終了する一方、プログラ
ムの終了指示がない場合にはステップS273に戻る。
【0331】図117は、検索条件として、”完成日”
が「5月1日〜5月15日」、”不良項目”が「画像不
良」、さらにその”不良内容”として「縦白帯」が設定
され、また、「出力種別選択BOX」6006で、”工
程内不良情報”が選択された場合の検索した品質データ
の表示画面例を示している。同図において、6030
は、検索データ表示領域を示しており、検索データ表示
領域6030には、「出力種別選択BOX」6006で
選択された出力対象に応じた項目の品質データが表示さ
れる。同図に示す例では、検索データ表示領域6030
に、”NO”、”組付連番”、”機種コード”、”組付
開始日”、”完成日”、”発生日”、”発生時刻”、”
工程名”、”不良項目”、”不良内容1”、および”不
良内容2”の一台毎の品質データが表示されている。
【0332】図118は、「出力種別選択BOX」60
06で、”工程内生産情報”が選択された場合の検索し
た品質データの表示画面例を示している。同図に示す例
では、検索データ表示領域6030に、”NO”、”機
種コード”、”組付連番”、”組付開始日”、”完成
日”、”完成時刻”、”不良件数”、”何変件数”、”
不再現件数”、”ライン落ち回数”の一台毎の品質デー
タが表示されている。
【0333】また、検索データ表示領域6030のNO
をダブルクリックすると、図119に示す如き、対象機
の不良内容と検査表データのダイアログログボックス6
040が表示され、このダイアログログボックス604
0内に対象機の検査表6043が表示される。また、こ
のダイアログボックス6040で「製品検査表」キー6
042が選択されると、図120に示す如き工程内の検
査結果6044が表示される。
【0334】また、検索データ表示領域6030のNO
が選択され、「単票形式で表示」キーが選択されると、
図121に示す如き、対象機の不良内容の単票表示画面
6045が表示される。
【0335】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適
宜変形して実施可能である。
【0336】また、上記した実施の形態では、カラー複
写機の生産ラインを例示して説明したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、モノクロ複写機、ファクシミ
リや、自動車等の他の全ての生産ラインの管理に適用可
能である。
【0337】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、サーバーでは、検査表項目マスターテー
ブルに各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式が
格納され、検査表データテーブルには、クライアントか
ら入力される識別情報、検査項目、検査結果、およびデ
ータ入力形式を対応づけて順次格納され、他方、クライ
アントでは、読取手段は、被組立品に付された識別情報
を読み取り、工程判定手段は、自機の検査工程を判定
し、第1の表示手段は、工程判定手段の判定の結果、自
機の検査工程がスタート工程である場合には、検査表項
目マスターテーブルから検査項目およびデータ入力形式
を読み出して、読み出した検査項目およびデータ入力形
式に応じた検査表を画面に表示し、第2の表示手段は、
工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスタート
工程でない場合には、検査表データテーブルから読み取
った識別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式
を読み出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式
に応じた検査表を画面に表示し、検査結果入力手段は、
自機の検査工程における検査項目の被組立品の検査結果
を、画面に表示されている検査表に入力し、登録手段
は、読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力さ
れている検査結果、使用した検査項目およびデータ入力
形式を検査表データテーブルに登録することとしたの
で、各工程における被組立品の検査結果を迅速に入力す
ることができ、これにより、組立・製造ラインで製造さ
れる製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速に行う
ことが可能となる。
【0338】また、請求項2にかかる発明よれば、請求
項1にかかる発明において、変更手段は、検査表項目マ
スターテーブルに格納されている検査項目および/また
はデータ入力形式を変更することとしたので、請求項1
にかかる発明の効果に加えて、検査表の検査項目やデー
タ入力形式を変更でき、検査項目等を変更する必要があ
る場合に迅速にクライアントの検査項目を変更すること
が可能となる。
【0339】また、請求項3にかかる発明によれば、請
求項1または請求項2にかかる発明において、工程判定
手段は、記憶手段に格納された検査工程に基づいて自機
の検査工程を判定することとしたので、請求項1または
請求項2にかかる発明の効果に加えて、クライアント毎
に起動時に検査工程を設定する手間および入力ミスを防
止することが可能となる。
【0340】また、請求項4にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発明の効果に
加えて、サーバーは、検査表項目マスターテーブルの変
更履歴を格納する変更履歴データテーブルを備えること
としたので、請求項1〜請求項3のいずれか1つにかか
る発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブルの
変更履歴を保存しておくことが可能となる。
【0341】また、請求項5にかかる発明によれば、請
求項4にかかる発明において、クライアントでは、変更
履歴表示手段は、変更履歴データテーブルに格納されて
いる変更履歴を読み出して、画面に表示することとした
ので、請求項4にかかる発明の効果に加えて、検査表項
目マスターテーブルの変更履歴を確認することが可能と
なる。
【0342】また、請求項6にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項5にかかる発明において、サーバーで
は、工程別作業設定マスターテーブルに、各検査工程の
検査作業者を予め登録しておき、クライアントでは、検
査作業者表示手段は、自機の検査工程に対応する工程別
作業設定マスターテーブルの検査作業者を画面に表示す
ることとしたので、請求項1〜請求項5にかかる発明の
効果に加えて、検査工程に対応する検査作業者を自動で
表示することでき、使用者の使い勝手が良くなる。
【0343】また、請求項7にかかる発明によれば、請
求項6にかかる発明において、クライアントでは、変更
手段は、工程別作業設定マスターテーブルに格納される
データの登録・変更・削除等を行うこととしたので、請
求項6にかかる発明の効果に加えて、各検査工程の検査
作業者の登録・変更・削除等を行うことができ、使用者
の使い勝手が良くなる。
【0344】また、請求項8にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項7にかかる発明において、クライアント
では、完了登録手段は、入力手段によって入力された検
査表の検査結果が不合格および基準値範囲外等のエラー
データであった場合に、エラーデータを合格および基準
値範囲内等の適正データへ変更することによって、被組
立品の生産・組立工程の完了登録を可能とすることとし
たので、請求項1〜請求項7にかかる発明の効果に加え
て、検査結果で不合格等のある被組立品を完成品として
扱うことを防止することが可能となる。
【0345】また、請求項9にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項8のいずれか1つにかかる発明におい
て、被組立品に付される識別情報を、被組立品のタイプ
を示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号を示
す組付連番としたので、請求項1〜請求項8のいずれか
1つにかかる発明の効果に加えて、被組立品を機種コー
ドおよび組付連番で管理することが可能となる。
【0346】また、請求項10にかかる発明によれば、
読取手段は、被組立品に付された識別情報を読み取り、
工程判定手段は、自機の検査工程を判定し、第1の表示
手段は、工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程が
スタート工程である場合には、各検査工程毎の検査項目
およびデータ入力形式を格納しているサーバーの検査表
項目マスターテーブルから検査項目およびデータ入力形
式を読み出して、読み出した検査項目およびデータ入力
形式に応じた検査表を画面に表示し、第2の表示手段
は、工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスタ
ート工程でない場合には、入力される識別情報、検査項
目、検査結果、およびデータ入力形式を対応づけて順次
格納しているサーバーの検査表データテーブルから前記
読み取った識別情報に対応する検査項目およびデータ入
力形式を読み出し、読み出した検査項目およびデータ入
力形式に応じた検査表を画面に表示し、検査結果入力手
段が、自機の検査工程における検査項目の被組立品の検
査結果を、画面に表示されている検査表に入力し、登録
手段は、読み取った識別情報に対応させて、検査表に入
力された検査結果、使用した検査項目およびデータ入力
形式をサーバーの検査表データテーブルに登録すること
としたので、各工程における被組立品の検査結果を迅速
に入力することができ、これにより、組立・製造ライン
で製造される製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅
速に行うことが可能となる。
【0347】また、請求項11にかかる発明によれば、
請求項10にかかる発明において、変更手段は、検査表
項目マスターテーブルに格納されている検査項目および
/またはデータ入力形式を変更することとしたので、請
求項1にかかる発明の効果に加えて、検査表の検査項目
やデータ入力形式を変更でき、検査項目等を変更する必
要がある場合に迅速にクライアントの検査項目を変更す
ることが可能となる。
【0348】また、請求項12にかかる発明によれば、
請求項10または請求項11にかかる発明において、工
程判定手段は、記憶手段に格納された検査工程に基づい
て自機の検査工程を判定することとしたので、請求項1
0または請求項11にかかる発明の効果に加えて、クラ
イアント毎に起動時に検査工程を設定する手間および入
力ミスを防止することが可能となる。
【0349】また、請求項13にかかる発明によれば、
請求項10〜請求項12のいずれか1つにかかる発明に
おいて、変更履歴登録手段は、変更手段により、検査表
項目マスターテーブルに格納されている検査項目および
/またはデータ入力形式が変更された場合に、変更履歴
をサーバーの変更履歴データテーブルに登録することと
したので、請求項10〜請求項12のいずれか1つにか
かる発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブル
の変更履歴を保存しておくことが可能となる。
【0350】また、請求項14にかかる発明によれば、
請求項13にかかる発明において、変更履歴表示手段
は、検査表項目マスターテーブルの変更履歴を格納する
サーバーの変更履歴データテーブルの変更履歴を読み出
して、画面に表示することとしたので、請求項13にか
かる発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブル
の変更履歴を確認することが可能となる。
【0351】また、請求項15にかかる発明は、請求項
10〜請求項14のいずれか1つにかかる発明におい
て、検査作業者表示手段は、各検査工程の検査作業者を
予め登録したサーバーの工程別作業設定マスターテーブ
ルから、自機の検査工程に対応する検査作業者を読み出
して画面に表示することとしたので、請求項10〜請求
項14にかかる発明の効果に加えて、検査工程に対応す
る検査作業者を自動で表示することでき、使用者の使い
勝手が良くなる。
【0352】また、請求項16にかかる発明によれば、
請求項15にかかる発明において、データ変更手段は、
サーバーの工程別作業設定マスターテーブルに格納され
るデータの登録・変更・削除等を行うこととしたので、
請求項15にかかる発明の効果に加えて、各検査工程の
検査作業者の登録・変更・削除等を行うことができ、使
用者の使い勝手が良くなる。
【0353】また、請求項17にかかる発明によれば、
請求項10〜請求項16のいずれか1つにかかる発明に
おいて、完了登録手段は、入力手段によって入力された
検査表の検査結果が不合格および基準値範囲外等のエラ
ーデータであった場合に、エラーデータを合格および基
準値範囲内等の適正データへ変更することによって、被
組立品の生産・組立工程の完了登録を可能とすることと
したので、請求項10〜請求項16にかかる発明の効果
に加えて、検査結果で不合格等のある被組立品を完成品
として扱うことを防止することが可能となる。
【0354】また、請求項18にかかる発明によれば、
請求項10〜請求項17にかかる発明において、被組立
品に付された識別情報を、被組立品のタイプを示す機種
コードおよび被組立品の製造・管理番号を示す組付連番
とすることとしたので、請求項10〜請求項17のいず
れか1つにかかる発明の効果に加えて、被組立品を機種
コードおよび組付連番で管理することが可能となる。
【0355】また、請求項19にかかる発明によれば、
複数工程からなる、部品、ユニット、または製品の1ま
たは複数の生産・組立ラインで、被組立品に付された識
別情報を読み取り、自機の検査工程を判定し、判定の結
果、自機の検査工程がスタート工程である場合には、各
検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式を格納して
いる検査表項目マスターテーブルから検査項目およびデ
ータ入力形式を読み出して、読み出した検査項目および
データ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、判定の
結果、自機の検査工程がスタート工程でない場合には、
入力される識別情報、検査項目、検査結果、およびデー
タ入力形式を対応づけて順次格納している検査表データ
テーブルから読み取った識別情報に対応する検査項目お
よびデータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目お
よびデータ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、自
機の検査工程における検査項目の被組立品の検査結果
を、画面に表示されている検査表に入力し、読み取った
識別情報に対応させて、検査表に入力された検査結果、
使用した検査項目およびデータ入力形式を検査表データ
テーブルに登録することとしたので、各工程における被
組立品の検査結果を迅速に入力することができ、これに
より、組立・製造ラインで製造される製造物(被組立
品)の管理を効率的かつ迅速に行うことが可能となる。
【0356】また、請求項20にかかる発明によれば、
請求項19にかかる発明において、検査表項目マスター
テーブルに格納されている検査項目および/またはデー
タ入力形式を変更することとしたので、請求項19にか
かる発明の効果に加えて、検査表の検査項目やデータ入
力形式を変更でき、検査項目等を変更する必要がある場
合に迅速にクライアントの検査項目を変更することが可
能となる。
【0357】また、請求項21にかかる発明によれば、
請求項19または請求項20にかかる発明において、記
憶手段に格納された検査工程に基づいて自機の検査工程
を判定することとしたので、請求項19または請求項2
0にかかる発明の効果に加えて、クライアント毎に起動
時に検査工程を設定する手間および入力ミスを防止する
ことが可能となる。
【0358】また、請求項22にかかる発明によれば、
請求項19〜請求項21のいずれか1つにかかる発明に
おいて、検査表項目マスターテーブルの検査項目および
/またはデータ入力形式をデータが変更された場合に、
変更履歴データテーブルにその変更履歴を登録すること
としたので、請求項19〜請求項21のいずれか1つに
かかる発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブ
ルの変更履歴を保存しておくことが可能となる。
【0359】また、請求項23にかかる発明によれば、
請求項22にかかる発明において、変更履歴データテー
ブルに格納されている変更履歴を読み出して、画面に表
示することとしたので、請求項22にかかる発明の効果
に加えて、検査表項目マスターテーブルの変更履歴を確
認することが可能となる。
【0360】また、請求項24にかかる発明によれば、
請求項19〜請求項23のいずれか1つにかかる発明に
おいて、各検査工程の検査作業者を予め登録している工
程別作業設定マスターテーブルから、自機の検査工程に
対応する検査作業者を読み出して画面に表示することと
したので、請求項19〜請求項23にかかる発明の効果
に加えて、検査工程に対応する検査作業者を自動で表示
することでき、使用者の使い勝手が良くなる。
【0361】また、請求項25にかかる発明によれば、
請求項24にかかる発明において、工程別作業設定マス
ターテーブルに格納されるデータの登録・変更・削除等
を行うこととしたので、請求項24にかかる発明の効果
に加えて、各検査工程の検査作業者の登録・変更・削除
等を行うことができ、使用者の使い勝手が良くなる。
【0362】また、請求項26にかかる発明によれば、
請求項19〜請求項25のいずれか1つにかかる発明に
おいて、入力された検査表の検査結果が不合格および基
準値範囲外等のエラーデータであった場合に、エラーデ
ータを合格および基準値範囲内等の適正データへ変更す
ることによって、被組立品の生産・組立工程の完了登録
を可能とすることとしたので、請求項19〜請求項25
にかかる発明の効果に加えて、検査結果で不合格等のあ
る被組立品を完成品として扱うことを防止することが可
能となる。
【0363】また、請求項27にかかる発明によれば、
請求項19〜請求項26のいずれか1つにかかる発明に
おいて、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタ
イプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番とすることとしたので、請求項19〜請
求項26のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、
被組立品を機種コードおよび組付連番で管理することが
可能となる。
【0364】また、請求項28にかかる発明によれば、
生産・組立ラインで、被組立品に付された識別情報を読
み取り、自機の検査工程を判定し、判定の結果、自機の
検査工程がスタート工程である場合には、各検査工程毎
の検査項目およびデータ入力形式を格納しているサーバ
ーの検査表項目マスターテーブルから検査項目およびデ
ータ入力形式を読み出して、読み出した検査項目および
データ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、判定の
結果、自機の検査工程がスタート工程でない場合には、
入力される識別情報、検査項目、検査結果、およびデー
タ入力形式を対応づけて順次格納しているサーバーの検
査表データテーブルから読み取った識別情報に対応する
検査項目およびデータ入力形式を読み出し、読み出した
検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表を画面に
表示し、自機の検査工程における検査項目の被組立品の
検査結果を、前記画面に表示されている検査表に入力
し、読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力さ
れた検査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式
をサーバーの検査表データテーブルに登録することとし
たので、各工程における被組立品の検査結果を迅速に入
力することができ、これにより、組立・製造ラインで製
造される製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速に
行うことが可能となる。
【0365】また、請求項29にかかる発明によれば、
請求項28にかかる発明において、検査表項目マスター
テーブルに格納されている検査項目および/またはデー
タ入力形式を変更することとしたので、請求項28にか
かる発明の効果に加えて、検査表の検査項目やデータ入
力形式を変更でき、検査項目等を変更する必要がある場
合に迅速にクライアントの検査項目を変更することが可
能となる。
【0366】また、請求項30にかかる発明によれば、
請求項28または請求項29にかかる発明において、記
憶手段に格納された検査工程に基づいて自機の検査工程
を判定することとしたので、請求項28または請求項2
9にかかる発明の効果に加えて、クライアント毎に起動
時に検査工程を設定する手間および入力ミスを防止する
ことが可能となる。
【0367】また、請求項31にかかる発明によれば、
請求項28〜請求項30のいずれか1つにかかる発明に
おいて、サーバーの検査表項目マスターテーブルの検査
項目および/またはデータ入力形式をデータが変更され
た場合に、サーバーの変更履歴データテーブルにその変
更履歴を登録することとしたので、請求項28〜請求項
30いずれか1つにかかる発明の効果に加えて、検査表
項目マスターテーブルの変更履歴を保存しておくことが
可能となる。
【0368】また、請求項32にかかる発明によれば、
請求項31にかかる発明において、サーバーの変更履歴
データテーブルに格納されている変更履歴を読み出し
て、画面に表示することとしたので、請求項31にかか
る発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブルの
変更履歴を確認することが可能となる。
【0369】また、請求項33にかかる発明によれば、
請求項28〜請求項32のいずれか1つにかかる発明に
おいて、各検査工程の検査作業者を予め登録している前
記サーバーの工程別作業設定マスターテーブルから、自
機の検査工程に対応する検査作業者を読み出して画面に
表示することとしたので、請求項28〜請求項32にか
かる発明の効果に加えて、検査工程に対応する検査作業
者を自動で表示することでき、使用者の使い勝手が良く
なる。
【0370】また、請求項34にかかる発明によれば、
請求項33にかかる発明において、サーバーの工程別作
業設定マスターテーブルに格納されるデータの登録・変
更・削除等を行うこととしたので、請求項33にかかる
発明の効果に加えて、各検査工程の検査作業者の登録・
変更・削除等を行うことができ、使用者の使い勝手が良
くなる。
【0371】また、請求項35にかかる発明によれば、
請求項28〜請求項33にかかる発明において、入力さ
れた検査表の検査結果が不合格および基準値範囲外等の
エラーデータであった場合に、エラーデータを合格およ
び基準値範囲内等の適正データへ変更することによっ
て、被組立品の生産・組立工程の完了登録を可能とする
こととしたので、請求項28〜請求項33にかかる発明
の効果に加えて、検査結果で不合格等のある被組立品を
完成品として扱うことを防止することが可能となる。
【0372】また、請求項36にかかる発明によれば、
請求項28〜請求項35のいずれか1つにかかる発明に
おいて、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタ
イプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番とすることとしたので、請求項28〜請
求項35のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、
被組立品を機種コードおよび組付連番で管理することが
可能となる。
【0373】また、請求項37にかかる発明によれば、
コンピュータで記録媒体に格納されたプログラムを実行
することにより、請求項19〜請求項36のいずれか1
つに記載の発明の各ステップを実現することとしたの
で、各工程における被組立品の検査結果を迅速に入力す
ることができ、これにより、組立・製造ラインで製造さ
れる製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速に行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る生産管理システムの概略構
成例を示す図である。
【図2】入力系(組立工程)の基本動作を説明するため
のフローチャートである。
【図3】入力系(検査工程)の基本動作を説明するため
のフローチャートである。
【図4】出力系の基本動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】管理系の基本動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】図1の入力系および出力系クライアントの概略
構成を示すブロック図である。
【図7】図1の工程監視サーバーの概略構成を示すブロ
ック図である。
【図8】図7の第1のデータベースに格納されるマスタ
ーテーブルを示す図である。
【図9】図7の第2のデータベースに格納されるマスタ
ーテーブルを示す図である。
【図10】図8の機種コード名マスターテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図11】図8の工場名マスターテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図12】図8の製品分野マスターテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図13】図8の生産stepマスターテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図14】図8のLineNOマスターテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図15】図8のLankマスターテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図16】図8の入力担当者マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図17】図8の責任区マスターテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図18】図8の修理内容マスターテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図19】図8のUnit検査表担当者マスターテーブ
ルのフォーマットの一例を示す図である。
【図20】図8の修理担当者マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図21】図8の工程内検査担当者マスターテーブルの
フォーマットの一例を示す図である。
【図22】図8の対策担当者マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図23】図8の工程別作業設定マスターテーブルのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図24】図8のアラーム受信者マスターテーブルのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図25】図8の検査表項目マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図26】図8のUnit名マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図27】図8の機種名マスターテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図28】図8のアラーム管理マスターテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図29】図8のアラーム値マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図30】図8の不良内容マスターテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図31】図8のUnit検査表項目マスターテーブル
のフォーマットの一例を示す図である。
【図32】図9の検査表データテーブルのフォーマット
の一例を示す図である。
【図33】図9の検査表改訂履歴データテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図34】図9のUnit管理NOデータテーブルのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図35】図9のMainデータテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図36】図9の工程内不良データテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図37】図9の工程外不良データテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図38】図9のUnitMainデータテーブルのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図39】図9のUnit検査表データテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図40】図9のUnitデータテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図41】図1の管理系クライアントの概略構成を示す
図である。
【図42】入力系クライアントの工程内データ入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図43】入力系クライアントの工程内データ入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図44】入力系クライアントの工程内データ入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図45】入力系クライアントの工程内データ入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図46】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図47】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図48】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図49】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図50】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図51】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図52】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図53】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図54】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図55】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図56】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図57】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図58】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図59】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図60】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図61】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図62】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図63】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図64】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図65】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図66】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図67】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図68】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図69】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図70】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図71】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図72】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図73】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図74】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図75】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図76】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図77】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図78】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図79】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図80】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図81】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図82】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図83】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図84】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図85】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図86】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図87】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図88】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図89】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図90】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図91】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図92】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図93】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図94】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図95】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図96】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図97】出力系クライアントの工程監視品質処理を説
明するためのフローチャートである。
【図98】出力系クライアントの工程監視品質処理を説
明するためのフローチャートである。
【図99】工程監視品質処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図100】工程監視品質処理における画面表示例を説
明するための図である。
【図101】工程監視品質処理における画面表示例を説
明するための図である。
【図102】工程監視品質処理における画面表示例を説
明するための図である。
【図103】工程監視品質処理における画面表示例を説
明するための図である。
【図104】工程監視品質処理における画面表示例を説
明するための図である。
【図105】出力系クライアントの日報/月報処理を説
明するためのフローチャートである。
【図106】出力系クライアントの日報/月報処理を説
明するためのフローチャートである。
【図107】日報/月報処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図108】日報/月報処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図109】日報/月報処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図110】日報/月報処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図111】出力系クライアントの自由検索処理を説明
するためのフローチャートである。
【図112】出力系クライアントの自由検索処理を説明
するためのフローチャートである。
【図113】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図114】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図115】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図116】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図117】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図118】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図119】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図120】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図121】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
100 製造組立ライン 101 組立I工程 102 組立II工程 103 組立N工程 104 電気検査工程 105 画像検査工程 106 完成検査工程 110 修理工程、 111 製品検査工程 201〜206 入力系のクライアント 300a 工程監視サーバ 401 製造・製品検査部門 402 部品検査部門 403 製造技術部門 501〜503 出力系のクライアント 600 管理系クライアント 601 入力部 602 表示部 603 通信部 604 CPU 605 RAM 606 記録媒体アクセス装置 607 記録媒体 701 入力部 702 表示部 703 通信部 704 CPU 705 RAM 706 記録媒体アクセス装置 707 記録媒体 708 第1のデータベース 709 第2のデータベース 801 入力部 802 表示部 803 通信部 804 CPU 805 RAM 806 記録媒体アクセス装置 807 記録媒体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月25日(2001.10.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 生産管理システム、生産管理システム
におけるクライアント、生産管理方法、生産管理システ
ムにおけるデータ入力方法、およびその方法を実行させ
るためのプログラムを記録したコンピュータが読取可能
な記録媒体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理システ
ム、生産管理システムにおけるクライアント、生産管理
方法、生産管理システムにおけるデータ入力方法、およ
びその方法を実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータが読取可能な記録媒体に関し、詳細には、生
産・組立ラインで生産・組立がおこなわれる部品、ユニ
ット、または本体を効率的に管理する生産管理システ
ム、生産管理システムにおけるクライアント、生産管理
方法、生産管理システムにおけるデータ入力方法、およ
びその方法を実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータが読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生産ラインの製品の製造履歴は帳
票類で管理していた。したがって、その製品の不具合を
検討する場合には、帳票類を検索する必要があった。具
体的には、帳票類の元になるのは製品の流動表と、工程
毎の作業者が記入する作業表である。流動表はロット毎
に付いて回る帳票で、どのような工程を辿っていくかな
どが記入されている。それぞれの工程が終了すると、そ
の工程を担当した作業者や利用した材料、良品、不良品
の数などが手作業で記入される。
【0003】また、作業表には、その工程でどのロット
を担当したか、そして流動表と同様にどの材料を使い、
良品の数がどれぐらいあったのかなどが手作業で記入さ
れる。そして、これらの帳票類を元に各種の集計がおこ
なわれる。作業者は、日報、週報、月報などを作成、そ
れらの帳票から実績データや品質データが纏められる。
すなわち、作業者が記入したデータを転記して集計す
る。
【0004】不具合が多い場合には、これらの帳票を手
がかりに原因を追求する。品質データの集計から問題と
なっていそうな工程が浮かび上がると、作業票を確認す
る。例えば、作業票を見た結果、材料に問題が有りそう
な場合は、材料票を確認することになる。グループで検
討する場合は、これらの帳票類がコピーして配られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような、帳票類で製造履歴を管理する方法では、帳票
類の作成や帳票類の検討に時間を要し、効率が悪く迅速
な対応ができないという問題がある。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、組立・生産ラインで製造される製造物の管理を効率
的かつ迅速におこなうことが可能な生産管理システム、
生産管理システムにおけるクライアント、生産管理方
法、生産管理システムにおけるデータ入力方法、および
その方法を実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータが読取可能な記録媒体を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、複数工程からなる、部
品、ユニット、または製品の1または複数の生産・組立
ラインで、被組立品を検査して検査結果をサーバーに送
出する複数のクライアントと、前記複数のクライアント
から入力される被組立品の検査結果を格納するサーバー
とで構築される生産管理システムにおいて、前記サーバ
ーは、各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式を
格納する検査表項目マスターテーブルと、前記複数のク
ライアントから入力される識別情報、検査項目、検査結
果、およびデータ入力形式を対応づけて順次格納する検
査表データテーブルと、を備え、前記複数のクライアン
トは夫々、被組立品に付された識別情報を読み取る読取
手段と、自機の検査工程を判定する工程判定手段と、前
記工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスター
ト工程である場合には、検査表項目マスターテーブルか
ら検査項目およびデータ入力形式を読み出して、読み出
した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表を画
面に表示する第1の表示手段と、前記工程判定手段の判
定の結果、自機の検査工程がスタート工程でない場合に
は、前記検査表データテーブルから前記読み取った識別
情報に対応する検査項目およびデータ入力形式を読み出
し、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じた
検査表を画面に表示する第2の表示手段と、自機の検査
工程における検査項目の被組立品の検査結果を、前記画
面に表示されている検査表に入力する検査結果入力手段
と、前記読み取った識別情報に対応させて、検査表に入
力されている検査結果、使用した検査項目およびデータ
入力形式を検査表データテーブルに登録する登録手段
と、を備えたものである。
【0008】上記発明によれば、サーバーでは、検査表
項目マスターテーブルに各検査工程毎の検査項目および
データ入力形式が格納され、検査表データテーブルに
は、クライアントから入力される識別情報、検査項目、
検査結果、およびデータ入力形式を対応づけて順次格納
され、他方、クライアントでは、読取手段は、被組立品
に付された識別情報を読み取り、工程判定手段は、自機
の検査工程を判定し、第1の表示手段は、工程判定手段
の判定の結果、自機の検査工程がスタート工程である場
合には、検査表項目マスターテーブルから検査項目およ
びデータ入力形式を読み出して、読み出した検査項目お
よびデータ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、第
2の表示手段は、工程判定手段の判定の結果、自機の検
査工程がスタート工程でない場合には、検査表データテ
ーブルから読み取った識別情報に対応する検査項目およ
びデータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目およ
びデータ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、検査
結果入力手段は、自機の検査工程における検査項目の被
組立品の検査結果を、画面に表示されている検査表に入
力し、登録手段は、読み取った識別情報に対応させて、
検査表に入力されている検査結果、使用した検査項目お
よびデータ入力形式を検査表データテーブルに登録す
る。
【0009】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
にかかる発明において、前記検査表項目マスターテーブ
ルに格納されている検査項目および/またはデータ入力
形式を変更する変更手段を備えたものである。上記発明
によれば、変更手段は、検査表項目マスターテーブルに
格納されている検査項目および/またはデータ入力形式
を変更する。
【0010】また、請求項3にかかる発明は、請求項1
または請求項2にかかる発明において、前記クライアン
トは、さらに、自機の検査工程を予め登録した記憶手段
を備え、前記工程判定手段は、前記記憶手段に格納され
た検査工程に基づいて自機の検査工程を判定するもので
ある。上記発明によれば、工程判定手段は、記憶手段に
格納された検査工程に基づいて自機の検査工程を判定す
る。
【0011】また、請求項4にかかる発明は、請求項1
〜請求項3にいずれか1つにかかる発明において、前記
サーバーは、さらに、前記検査表項目マスターテーブル
の変更履歴を格納する変更履歴データテーブルを備えた
ものである。上記発明によれば、サーバーは、検査表項
目マスターテーブルの変更履歴を格納する変更履歴デー
タテーブルを備える。
【0012】また、請求項5にかかる発明は、請求項4
にかかる発明において、前記クライアントは、さらに、
変更履歴データテーブルに格納されている変更履歴を読
み出して、画面に表示する変更履歴表示手段を備えたも
のである。上記発明によれば、クライアントでは、変更
履歴表示手段は、変更履歴データテーブルに格納されて
いる変更履歴を読み出して、画面に表示する。
【0013】また、請求項6にかかる発明は、請求項1
〜請求項5のいずれか1つにかかる発明において、前記
サーバーは、さらに、各検査工程の検査作業者を予め登
録した工程別作業設定マスターテーブルを備え、前記ク
ライアントは、自機の検査工程に対応する前記工程別作
業設定マスターテーブルに登録されている検査作業者を
画面に表示する検査作業者表示手段を備えたものであ
る。上記発明によれば、サーバーでは、工程別作業設定
マスターテーブルに、各検査工程の検査作業者を予め登
録しておき、クライアントでは、検査作業者表示手段
は、自機の検査工程に対応する工程別作業設定マスター
テーブルの検査作業者を画面に表示する。
【0014】また、請求項7にかかる発明は、請求項6
にかかる発明において、前記クライアントは、さらに、
前記工程別作業設定マスターテーブルに格納されるデー
タの登録・変更・削除等をおこなう変更手段を備えたも
のである。上記発明によれば、クライアントでは、変更
手段は、工程別作業設定マスターテーブルに格納される
データの登録・変更・削除等をおこなう。
【0015】また、請求項8にかかる発明は、請求項1
〜請求項7のいずれか1つにかかる発明において、前記
クライアントは、さらに、前記入力手段によって入力さ
れた検査表の検査結果が不合格および基準値範囲外等の
エラーデータであった場合に、エラーデータを合格およ
び基準値範囲内等の適正データへ変更することによっ
て、被組立品の生産・組立工程の完了登録を可能とする
完了登録手段を備えたものである。上記発明によれば、
クライアントでは、完了登録手段は、入力手段によって
入力された検査表の検査結果が不合格および基準値範囲
外等のエラーデータであった場合に、エラーデータを合
格および基準値範囲内等の適正データへ変更することに
よって、被組立品の生産・組立工程の完了登録を可能と
する。
【0016】また、請求項9にかかる発明は、請求項1
〜請求項8のいずれか1つにかかる発明において、前記
被組立品に付された識別情報は、前記被組立品のタイプ
を示す機種コードおよび前記被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番であることとする。上記発明によれば、
被組立品に付される識別情報を、被組立品のタイプを示
す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号を示す組
付連番とする。
【0017】また、請求項10にかかる発明は、複数工
程からなる、部品、ユニット、または製品の1または複
数の生産・組立ラインで、被組立品を検査して検査結果
をサーバーに送出する複数のクライアントと、前記複数
のクライアントから入力される被組立品の検査結果を格
納するサーバーとで構築される生産管理システムにおけ
るクライアントにおいて、被組立品に付された識別情報
を読み取る読取手段と、自機の検査工程を判定する工程
判定手段と、前記工程判定手段の判定の結果、自機の検
査工程がスタート工程である場合には、各検査工程毎の
検査項目およびデータ入力形式を格納しているサーバー
の検査表項目マスターテーブルから検査項目およびデー
タ入力形式を読み出して、読み出した検査項目およびデ
ータ入力形式に応じた検査表を画面に表示する第1の表
示手段と、前記工程判定手段の判定の結果、自機の検査
工程がスタート工程でない場合には、入力される識別情
報、検査項目、検査結果、およびデータ入力形式を対応
づけて順次格納しているサーバーの検査表データテーブ
ルから前記読み取った識別情報に対応する検査項目およ
びデータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目およ
びデータ入力形式に応じた検査表を画面に表示する第2
の表示手段と、自機の検査工程における検査項目の被組
立品の検査結果を、前記画面に表示されている検査表に
入力する検査結果入力手段と、前記読み取った識別情報
に対応させて、検査表に入力された検査結果、使用した
検査項目およびデータ入力形式を前記サーバーの検査表
データテーブルに登録する登録手段と、を備えたもので
ある。
【0018】上記発明によれば、読取手段は、被組立品
に付された識別情報を読み取り、工程判定手段は、自機
の検査工程を判定し、第1の表示手段は、工程判定手段
の判定の結果、自機の検査工程がスタート工程である場
合には、各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式
を格納しているサーバーの検査表項目マスターテーブル
から検査項目およびデータ入力形式を読み出して、読み
出した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表を
画面に表示し、第2の表示手段は、工程判定手段の判定
の結果、自機の検査工程がスタート工程でない場合に
は、入力される識別情報、検査項目、検査結果、および
データ入力形式を対応づけて順次格納しているサーバー
の検査表データテーブルから前記読み取った識別情報に
対応する検査項目およびデータ入力形式を読み出し、読
み出した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表
を画面に表示し、検査結果入力手段が、自機の検査工程
における検査項目の被組立品の検査結果を、画面に表示
されている検査表に入力し、登録手段は、読み取った識
別情報に対応させて、検査表に入力された検査結果、使
用した検査項目およびデータ入力形式をサーバーの検査
表データテーブルに登録する。
【0019】また、請求項11にかかる発明は、請求項
10にかかる発明において、前記検査表項目マスターテ
ーブルに格納されている検査項目および/またはデータ
入力形式を変更する変更手段を備えたものである。上記
発明によれば、変更手段は、検査表項目マスターテーブ
ルに格納されている検査項目および/またはデータ入力
形式を変更する。
【0020】また、請求項12にかかる発明は、請求項
10または請求項11にかかる発明において、さらに、
自機の検査工程を予め登録した記憶手段を備え、前記工
程判定手段は、前記記憶手段に格納された検査工程に基
づいて自機の検査工程を判定するものである。上記発明
によれば、工程判定手段は、記憶手段に格納された検査
工程に基づいて自機の検査工程を判定する。
【0021】また、請求項13にかかる発明は、請求項
10〜請求項12のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、変更手段により、前記検査表項目マスター
テーブルに格納されている検査項目および/またはデー
タ入力形式が変更された場合に、変更履歴を前記サーバ
ーの変更履歴データテーブルに登録する変更履歴登録手
段を備えたものである。上記発明によれば、変更履歴登
録手段は、変更手段により、検査表項目マスターテーブ
ルに格納されている検査項目および/またはデータ入力
形式が変更された場合に、変更履歴をサーバーの変更履
歴データテーブルに登録する。
【0022】また、請求項14にかかる発明は、請求項
13にかかる発明において、前記検査表項目マスターテ
ーブルの変更履歴を格納する前記サーバーの変更履歴デ
ータテーブルの変更履歴を読み出して、画面に表示する
変更履歴表示手段を備えたものである。上記発明によれ
ば、変更履歴表示手段は、検査表項目マスターテーブル
の変更履歴を格納するサーバーの変更履歴データテーブ
ルの変更履歴を読み出して、画面に表示する。
【0023】また、請求項15にかかる発明は、請求項
10〜請求項14のいずれか1つにかかる発明におい
て、各検査工程の検査作業者を予め登録したサーバーの
工程別作業設定マスターテーブルから、自機の検査工程
に対応する検査作業者を読み出して画面に表示する検査
作業者表示手段を備えたものである。上記発明によれ
ば、検査作業者表示手段は、各検査工程の検査作業者を
予め登録したサーバーの工程別作業設定マスターテーブ
ルから、自機の検査工程に対応する検査作業者を読み出
して画面に表示する。
【0024】また、請求項16にかかる発明は、請求項
15にかかる発明において、前記サーバーの工程別作業
設定マスターテーブルに格納されるデータの登録・変更
・削除等をおこなうデータ変更手段を備えたものであ
る。上記発明によれば、データ変更手段は、サーバーの
工程別作業設定マスターテーブルに格納されるデータの
登録・変更・削除等をおこなう。
【0025】また、請求項17にかかる発明は、請求項
10〜請求項16のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、前記入力手段によって入力された検査表の
検査結果が不合格および基準値範囲外等のエラーデータ
であった場合に、エラーデータを合格および基準値範囲
内等の適正データへ変更することによって、被組立品の
生産・組立工程の完了登録を可能とする完了登録手段を
備えたものである。上記発明によれば、完了登録手段
は、入力手段によって入力された検査表の検査結果が不
合格および基準値範囲外等のエラーデータであった場合
に、エラーデータを合格および基準値範囲内等の適正デ
ータへ変更することによって、被組立品の生産・組立工
程の完了登録を可能とする。
【0026】また、請求項18にかかる発明は、請求項
10〜請求項17のいずれか1つにかかる発明におい
て、前記被組立品に付された識別情報は、前記被組立品
のタイプを示す機種コードおよび前記被組立品の製造・
管理番号を示す組付連番であることとした。上記発明に
よれば、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタ
イプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番とする。
【0027】また、請求項19にかかる発明は、複数工
程からなる、部品、ユニット、または製品の1または複
数の生産・組立ラインで、被組立品に付された識別情報
を読み取るステップと、自機の検査工程を判定する判定
ステップと、前記判定の結果、自機の検査工程がスター
ト工程である場合には、各検査工程毎の検査項目および
データ入力形式を格納している検査表項目マスターテー
ブルから検査項目およびデータ入力形式を読み出して、
読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査
表を画面に表示するステップと、前記判定の結果、自機
の検査工程がスタート工程でない場合には、入力される
識別情報、検査項目、検査結果、およびデータ入力形式
を対応づけて順次格納している検査表データテーブルか
ら前記読み取った識別情報に対応する検査項目およびデ
ータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目およびデ
ータ入力形式に応じた検査表を画面に表示するステップ
と、自機の検査工程における検査項目の被組立品の検査
結果を、前記画面に表示されている検査表に入力するス
テップと、前記読み取った識別情報に対応させて、検査
表に入力された検査結果、使用した検査項目およびデー
タ入力形式を検査表データテーブルに登録するステップ
と、を含むものである。
【0028】上記発明によれば、複数工程からなる、部
品、ユニット、または製品の1または複数の生産・組立
ラインで、被組立品に付された識別情報を読み取り、自
機の検査工程を判定し、判定の結果、自機の検査工程が
スタート工程である場合には、各検査工程毎の検査項目
およびデータ入力形式を格納している検査表項目マスタ
ーテーブルから検査項目およびデータ入力形式を読み出
して、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じ
た検査表を画面に表示し、判定の結果、自機の検査工程
がスタート工程でない場合には、入力される識別情報、
検査項目、検査結果、およびデータ入力形式を対応づけ
て順次格納している検査表データテーブルから読み取っ
た識別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式を
読み出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式に
応じた検査表を画面に表示し、自機の検査工程における
検査項目の被組立品の検査結果を、画面に表示されてい
る検査表に入力し、読み取った識別情報に対応させて、
検査表に入力された検査結果、使用した検査項目および
データ入力形式を検査表データテーブルに登録する。
【0029】また、請求項20にかかる発明は、請求項
19にかかる発明において、さらに、前記検査表項目マ
スターテーブルに格納されている検査項目および/また
はデータ入力形式を変更する変更ステップを含むもので
ある。上記発明によれば、検査表項目マスターテーブル
に格納されている検査項目および/またはデータ入力形
式を変更する。
【0030】また、請求項21にかかる発明は、請求項
19または請求項20にかかる発明において、前記判定
ステップでは、記憶手段に格納された検査工程に基づい
て自機の検査工程を判定するものである。上記発明によ
れば、記憶手段に格納された検査工程に基づいて自機の
検査工程を判定する。
【0031】また、請求項22にかかる発明は、請求項
19〜請求項21のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、前記変更ステップで前記検査表項目マスタ
ーテーブルの検査項目および/またはデータ入力形式を
データが変更された場合に、変更履歴データテーブルに
その変更履歴を登録するステップを含むものである。上
記発明によれば、検査表項目マスターテーブルの検査項
目および/またはデータ入力形式をデータが変更された
場合に、変更履歴データテーブルにその変更履歴を登録
する。
【0032】また、請求項23にかかる発明は、請求項
22にかかる発明において、さらに、変更履歴データテ
ーブルに格納されている変更履歴を読み出して、画面に
表示するステップを含むものである。上記発明によれ
ば、変更履歴データテーブルに格納されている変更履歴
を読み出して、画面に表示する。
【0033】また、請求項24にかかる発明は、請求項
19〜請求項23のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、各検査工程の検査作業者を予め登録してい
る工程別作業設定マスターテーブルから、自機の検査工
程に対応する検査作業者を読み出して画面に表示するス
テップを含むものである。上記発明によれば、各検査工
程の検査作業者を予め登録している工程別作業設定マス
ターテーブルから、自機の検査工程に対応する検査作業
者を読み出して画面に表示する。
【0034】また、請求項25にかかる発明は、請求項
24にかかる発明において、さらに、前記工程別作業設
定マスターテーブルに格納されるデータの登録・変更・
削除等をおこなうステップを含むものである。上記発明
によれば、工程別作業設定マスターテーブルに格納され
るデータの登録・変更・削除等をおこなう。
【0035】また、請求項26にかかる発明は、請求項
19〜請求項25のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、前記入力された検査表の検査結果が不合格
および基準値範囲外等のエラーデータであった場合に、
エラーデータを合格および基準値範囲内等の適正データ
へ変更することによって、被組立品の生産・組立工程の
完了登録を可能とするステップを含むものである。上記
発明によれば、入力された検査表の検査結果が不合格お
よび基準値範囲外等のエラーデータであった場合に、エ
ラーデータを合格および基準値範囲内等の適正データへ
変更することによって、被組立品の生産・組立工程の完
了登録を可能とする。
【0036】また、請求項27にかかる発明は、請求項
19〜請求項26のいずれか1つにかかる発明の効果に
加えて、前記被組立品に付された識別情報は、前記被組
立品のタイプを示す機種コードおよび被組立品の製造・
管理番号を示す組付連番であることとした。上記発明に
よれば、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタ
イプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番とする。
【0037】また、請求項28にかかる発明は、複数工
程からなる、部品、ユニット、または製品の1または複
数の生産・組立ラインで、被組立品の検査結果をサーバ
ーに登録する生産管理システムにおけるデータ入力方法
において、前記生産・組立ラインで、被組立品に付され
た識別情報を読み取るステップと、自機の検査工程を判
定する判定ステップと、前記判定の結果、自機の検査工
程がスタート工程である場合には、各検査工程毎の検査
項目およびデータ入力形式を格納している前記サーバー
の検査表項目マスターテーブルから検査項目およびデー
タ入力形式を読み出して、読み出した検査項目およびデ
ータ入力形式に応じた検査表を画面に表示するステップ
と、前記判定の結果、自機の検査工程がスタート工程で
ない場合には、入力される識別情報、検査項目、検査結
果、およびデータ入力形式を対応づけて順次格納してい
る前記サーバーの検査表データテーブルから前記読み取
った識別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式
を読み出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式
に応じた検査表を画面に表示するステップと、自機の検
査工程における検査項目の被組立品の検査結果を、前記
画面に表示されている検査表に入力するステップと、前
記読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力され
た検査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式を
前記サーバーの検査表データテーブルに登録するステッ
プと、を含むものである。
【0038】上記発明によれば、生産・組立ラインで、
被組立品に付された識別情報を読み取り、自機の検査工
程を判定し、判定の結果、自機の検査工程がスタート工
程である場合には、各検査工程毎の検査項目およびデー
タ入力形式を格納しているサーバーの検査表項目マスタ
ーテーブルから検査項目およびデータ入力形式を読み出
して、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じ
た検査表を画面に表示し、判定の結果、自機の検査工程
がスタート工程でない場合には、入力される識別情報、
検査項目、検査結果、およびデータ入力形式を対応づけ
て順次格納しているサーバーの検査表データテーブルか
ら読み取った識別情報に対応する検査項目およびデータ
入力形式を読み出し、読み出した検査項目およびデータ
入力形式に応じた検査表を画面に表示し、自機の検査工
程における検査項目の被組立品の検査結果を、前記画面
に表示されている検査表に入力し、読み取った識別情報
に対応させて、検査表に入力された検査結果、使用した
検査項目およびデータ入力形式をサーバーの検査表デー
タテーブルに登録する。
【0039】また、請求項29にかかる発明は、請求項
28にかかる発明において、さらに、前記検査表項目マ
スターテーブルに格納されている検査項目および/また
はデータ入力形式を変更する変更ステップを含むもので
ある。上記発明によれば、検査表項目マスターテーブル
に格納されている検査項目および/またはデータ入力形
式を変更する。
【0040】また、請求項30にかかる発明は、請求項
28または請求項29にかかる発明において、前記判定
ステップでは、記憶手段に格納された検査工程に基づい
て自機の検査工程を判定するものである。上記発明によ
れば、記憶手段に格納された検査工程に基づいて自機の
検査工程を判定する。
【0041】また、請求項31にかかる発明は、請求項
28〜請求項30のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、前記変更ステップで前記サーバーの検査表
項目マスターテーブルの検査項目および/またはデータ
入力形式をデータが変更された場合に、前記サーバーの
変更履歴データテーブルにその変更履歴を登録するステ
ップを含むものである。上記発明によれば、サーバーの
検査表項目マスターテーブルの検査項目および/または
データ入力形式をデータが変更された場合に、サーバー
の変更履歴データテーブルにその変更履歴を登録する。
【0042】また、請求項32にかかる発明は、請求項
31にかかる発明において、さらに、前記サーバーの変
更履歴データテーブルに格納されている変更履歴を読み
出して、画面に表示するステップを含むものである。上
記発明によれば、サーバーの変更履歴データテーブルに
格納されている変更履歴を読み出して、画面に表示す
る。
【0043】また、請求項33にかかる発明は、請求項
28〜請求項32のいずれか1つにかかる発明におい
て、さらに、各検査工程の検査作業者を予め登録してい
る前記サーバーの工程別作業設定マスターテーブルか
ら、自機の検査工程に対応する検査作業者を読み出して
画面に表示するステップを含むものである。上記発明に
よれば、各検査工程の検査作業者を予め登録している前
記サーバーの工程別作業設定マスターテーブルから、自
機の検査工程に対応する検査作業者を読み出して画面に
表示する。
【0044】また、請求項34にかかる発明は、請求項
33にかかる発明において、さらに、前記サーバーの工
程別作業設定マスターテーブルに格納されるデータの登
録・変更・削除等をおこなうステップを含むものであ
る。上記発明によれば、サーバーの工程別作業設定マス
ターテーブルに格納されるデータの登録・変更・削除等
をおこなう。
【0045】また、請求項35にかかる発明は、請求項
28〜請求項34のいずれか1つにかかる発明におい
て、前記入力された検査表の検査結果が不合格および基
準値範囲外等のエラーデータであった場合に、エラーデ
ータを合格および基準値範囲内等の適正データへ変更す
ることによって、被組立品の生産・組立工程の完了登録
を可能とするステップを含むものである。上記発明によ
れば、入力された検査表の検査結果が不合格および基準
値範囲外等のエラーデータであった場合に、エラーデー
タを合格および基準値範囲内等の適正データへ変更する
ことによって、被組立品の生産・組立工程の完了登録を
可能とする。
【0046】また、請求項36にかかる発明は、請求項
28〜請求項35のいずれか1つにかかる発明におい
て、前記被組立品に付された識別情報は、前記被組立品
のタイプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理
番号を示す組付連番であることとした。上記発明によれ
ば、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタイプ
を示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号を示
す組付連番とする。
【0047】また、請求項37にかかる発明は、請求項
19〜請求項36のいずれか1つに記載の発明の各ステ
ップを、コンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したものである。上記発明によれば、コンピュータ
でプログラムを実行することにより、請求項19〜請求
項36のいずれか1つに記載の発明の各ステップを実現
する。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図121を参照し
て、本発明にかかる生産管理システム、生産管理システ
ムにおけるクライアント、生産管理方法、生産管理シス
テムにおけるデータ入力方法、およびその方法を実行さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータが読取可
能な記録媒体の好適な実施の形態を、[生産管理システ
ムの全体構成]、[本明細書の用語の説明]、[入力系
および出力系クライアントの構成]、[工程監視サーバ
ーの構成]、[管理系クライアントの構成]、[入力系
クライアントによる工程内データ入力処理]、[出力系
クライアントによる工程監視/アラーム処理]、[管理
系クライアントによるアラームメール送信処理]、[出
力系クライアントによる工程監視品質処理]、[出力系
クライアントによる日報/月報処理]、[出力系クライ
アントによる自由検索処理]の順に詳細に説明する。以
下の説明では、カラー複写機を製造する製造組立ライン
の生産管理システムを例示して説明する。
【0049】[生産管理システムの全体構成]図1は、
本実施の形態に係る生産管理システムの概略構成例を示
す図である。図1において、100はカラー複写機の製
造組立ラインを示しており、かかる製造組立ライン10
0は、組立I工程101、組立II工程102、・・
・、組立N工程103、電気検査工程104、画像検査
工程105、完成検査工程106、修理工程110、製
品検査工程111からなる。
【0050】201〜203は、組立I工程101、組
立II工程102、・・・、組立N工程103の各工程
のデータを入力するためのクライアントを示す。クライ
アント201〜203には、それぞれ、作業者により、
組立工程で組み立てられる各部品・ユニット毎の生産・
組立内容のデータが入力され、入力されたデータは、後
述する工程監視サーバー300aに転送される。
【0051】204〜206は、電気検査工程104、
画像検査工程105、完成検査工程106の各工程のデ
ータを入力するためのクライアントを示す。クライアン
ト204〜206には、それぞれ、組立工程101〜1
03で組み立てられた製品に対して、作業者により、検
査・確認した内容・結果のデータが入力され、入力され
たデータは、後述する工程監視サーバー300aに転送
される。
【0052】207は、修理工程110のデータを入力
するためのクライアントを示す。クライアント207に
は、作業者により、修理工程110のデータが入力さ
れ、入力されたデータは、後述する工程監視サーバー3
00aに転送される。
【0053】208は、組立I工程101から修理工程
110の各工程で入力されたデータのチェックをおこな
う製品検査工程111のクライアントを示す。上述のク
ライアント201〜208は入力系を構成する。なお、
製造組立ライン100を、製品本体、すなわち、カラー
複写機本体の製造組立ラインとしているが、本発明はこ
れに限られるものではなく、部品またはユニットの製造
組立ラインについても適用可能である。
【0054】300aは、生産管理システムの全体を管
理する工程監視サーバーを示す。工程監視サーバー30
0aは、クライアント201〜208から転送されてく
るデータをデータベースに保管する。また、工程監視サ
ーバー300aは、後述するクライアント501〜50
3から転送されてくる検索要求に応じて、データベース
から該当するデータをクライアント501〜503に送
出する。300bは、アラームメールの配信をおこなう
メールサーバーを示す。メールサーバー300bは生産
管理システムに接続されると共に、外部のネットワーク
700にも接続されている。メールサーバー300b
は、管理系クライアント600から送出されてくるアラ
ームメールを指定される送信先(生産管理システム内ま
たはネットワーク700に接続された端末)に送信す
る。工程監視サーバー300aおよびメールサーバー3
00bはデータベース系を構成する。
【0055】また、401は製造・製品検査部門、40
2は部品検査部門、403は製造技術部門を示す。50
1〜503は、製造・製品検査部門401、部品検査部
門402、および製造技術部門403に各々設けられた
クライアントを示す。かかるクライアント501〜50
3は、工程監視サーバー300aに対して、設定した検
索条件に基づく検索要求を出力し、これに応じて、工程
監視サーバー300aから転送されてくる検索データを
加工して表示等をおこなう。クライアント501〜50
3は、出力系を構成する。
【0056】420は管理部門を示し、600は管理部
門420に設けられた管理系クライアントを示す。管理
系クライアント600は、工程監視サーバー300aの
データベースに格納された組立製品の不良データ等が基
準値を超えた場合に、所定の送信先にアラームメールを
送信する。かかる管理系クライアント600は、管理系
を構成する。
【0057】つぎに、組立工程101〜103の基本作
業を図2のフローチャートを参照して説明する。図2は
組立工程101〜103の基本作業を説明するためのフ
ローチャートである。図2において、組立工程101〜
103の各作業者は、入力系クライアント201〜20
3で、ライン上の組立製品に添付されているバーコード
表上で対象の組立製品のバーコードデータ(機種コード
および組付連番)を読み取る(ステップT1)。読み取
った機種コードおよび組付連番が入力系クライアント2
01〜203の画面に表示される(ステップT2)。そ
して、機種コードおよび組付連番のデータと一致するデ
ータ(ユニットデータ、検査表データ、不良データ等)
を工程監視サーバー300aのデータベースから検索す
る(ステップT3)。組立工程101〜103の各作業
者は、工程監視サーバー300aのデータを検索してい
る間にライン上の組立作業を実行する(ステップT
4)。工程監視サーバー300aのデータベースを検索
した後、検索したデータが入力系クライアント201〜
203の画面に表示される(ステップT5)。作業者
は、この画面上で必要なデータを入力する。また、ユニ
ット取付工程がある場合には、バーコードリーダーでユ
ニットのバーコードデータ(ユニット管理NO)を読み
取り、読み取ったユニット管理NOが画面に表示される
(ステップT6)。この画面で作業者は必要なデータの
入力をおこなう。作業者の登録指示に応じて、画面上の
データを工程監視サーバー300aのデータベースに登
録する(ステップT7)。
【0058】つぎに、検査工程104〜106の基本作
業を図3のフローチャートを参照して説明する。図3は
検査工程104〜106の基本作業を説明するためのフ
ローチャートである。図3において、検査工程104〜
106の各作業者(検査員)は、入力系クライアント2
04〜206で、ライン上の組立製品に添付されている
バーコード表上で対象の組立製品のバーコードデータ
(機種コードおよび組付連番)をバーコードリーダーに
より読み取る(ステップT11)。読み取った機種コー
ドおよび組付連番が入力系クライアント204〜206
の画面に表示される(ステップT12)。そして、機種
コードおよび組付連番のデータと一致するデータ(ユニ
ットデータ、検査表データ、不良データ等)を工程監視
サーバー300aのデータベースから検索する(ステッ
プT13)。検査工程104〜106の各作業者は、工
程監視サーバー300aのデータを検索している間にラ
イン上の検査作業を実行する(ステップT14)。工程
監視サーバー300aのデータベースを検索した後、検
索したデータを入力系クライアント204〜206の画
面に表示する(ステップT15)。各作業者は、検査表
項目の検索結果を画面に入力する(ステップT16)。
検査者の登録指示に応じて、画面上のデータを工程監視
サーバー300aのデータベースに登録する(ステップ
T17)。
【0059】なお、ここでは、バーコード表からバーコ
ードデータ(機種コードおよび組付連番)を読み取るこ
ととしたが、組立製品にバーコードを貼り付けておき、
当該組立製品に貼り付けられたバーコードを読み取るこ
とにしても良い。
【0060】つぎに、製造・製品検査部門401、部品
検査部門402、および製造技術部門403の基本作業
を図4のフローチャートを参照して説明する。図4は、
製造・製品検査部門401、部品検査部門402、およ
び製造技術部門403の基本作業を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0061】図4において、製造・製品検査部門40
1、部品検査部門402、製造技術部門403の各担当
者は、出力系クライアント501〜503で、生産管理
システムの製品の状況を当日、日単位、または月単位等
で把握するために、工程監視サーバー300aのデータ
ベースに格納されているデータを検索するための検索条
件を設定する(ステップT21)。そして、検索要求を
工程監視サーバー300aに送出して(ステップT2
2)、工程監視サーバー300aから検索条件に合致す
るデータを検索する(ステップT23)。そして、検索
したデータは時系列等に加工されて出力系クライアント
501〜503の画面に表示される(ステップT2
4)。
【0062】つぎに、管理部門420の基本作業を図5
のフローチャートを参照して説明する。図5は管理部門
420の基本作業を説明するためのフローチャートであ
る。図5において、管理部門420の管理者は、管理系
クライアント600で、製品の製造等に問題が発生して
いないかを把握するために、工程監視サーバー300a
のデータベースに格納されているデータを検索するため
の検索条件を設定する(ステップT31)。そして、検
索要求を工程監視サーバー300aに送出して(ステッ
プT32)、工程監視サーバー300aから検索条件に
合致するデータを検索する(ステップT33)。そし
て、検索したデータのうち、アラーム基準値に引っ掛か
るデータがある場合には、登録されている送信先に発生
している問題を伝えるべく、アラームメールを送信する
(ステップT34)。
【0063】[本明細書の用語の説明]本明細書で使用
している用語について説明する。 機種 :製品仕様区分(国内輸出各国) 組付連番 :製造側の管理番号 機種番号 :製品シリアル番号 何変 :検査項目以外に何か変だと気づいた、発見した不具合 不再現 :不具合が発生したが、修理工程で確認した結果、同内容が再現 しない不具合 完成製品台数:組立作業が完了し製品が完成した台数 直行機台数 :組立作業が完了して製品完成した台数の中で不具合発生が全く ない台数 不良件数 :組立作業後、検査点(チェック工程)で不具合(不良)が発生 した件数 直行率 :直行機台数/製品完成台数×100=値 台当欠点数 :不良件数/完成品台数=値 PQ値 :何変情報、不再現不良、工程内検査、検査点以外の全ての不具 合件数/検査台数=値 ライン落台数:組立ラインで不具合が発生してラインよりはずした台数 責任区:不具合発生の要因/原因となった部署(部品区、組立区、技術 区、設形区) 例えば、購入部品の原因で製品上の不具合を発生させた場合に は、「部品区」の責任となる。組立作業が原因で製品上に不具 合を発生させた場合には、「組立区」の責任となる。組立作業 に問題なく、部品がスペック上合格で製品上不具合を発生させ た場合には、「技術区」の責任となる。技術区で調査解析の上 、設計の不具合で製品上不具合を発生させた場合には、「設計 区」の責任となる。
【0064】[入力系および出力系クライアントの構
成]図6は、図1で示した入力系クライアント201〜
208と出力系クライアント501〜503の概略構成
を示すブロック図である。入力系の各クライアント20
1〜208と出力系の各クライアント501〜503の
構成は同一の構成となっている。入力系クライアント2
01〜208および出力系クライアント501〜503
は、図6に示す如く、データを入力するための入力部6
01と、表示部602と、データ通信をおこなう通信部
603と、装置全体の制御を司るCPU604と、CP
U604のワークエリアとして使用されるRAM605
と、記録媒体607のデータのリード/ライトをおこな
う記録媒体アクセス装置606と、CPU604を動作
させるための各種プログラム等を記憶した記録媒体60
7と、印刷部608と、およびスピーカ609から構成
されている。
【0065】入力部601は、カーソルキー、数字入力
キーおよび各種機能キー等を備えたキーボード、マウス
等からなり、操作者がCPU604に操作指示を与えた
り、データを入力するためのユーザーインターフェース
である。
【0066】表示部602は、CRTやLCD等により
構成され、CPU604から入力される表示データに応
じた表示がおこなわれる。通信部603は、ネットワー
クに接続され、ネットワークを介してサーバー300や
他のクライアントとデータ通信をおこなうためのもので
ある。
【0067】上記CPU604は、記録媒体607に格
納されているプログラムにしたがって、装置全体を制御
する中央制御ユニットであり、このCPU604には、
入力部601、表示部602、通信部603、RAM6
05、記録媒体アクセス装置606、印刷部608、お
よびスピーカ609が接続されており、データ通信、メ
モリへのアクセスによるアプリケーションプログラムの
読み出しや各種データのリード/ライト、データ/コマ
ンド入力、表示等を制御する。
【0068】上記RAM605は、指定されたプログラ
ム、入力指示、入力データおよび処理結果等を格納する
ワークメモリと、表示部602の表示画面に表示する表
示データを一時的に格納する表示メモリとを備えてい
る。
【0069】上記記録媒体607は、CPU604が実
行可能なOSプログラム607a(例えば、WINDO
WS95やWINDOWS NT)やアプリケーション
プログラム等の各種プログラムやデータを格納する。ア
プリケーションプログラムとしては、例えば、生産管理
システムクライアント用プログラム607b等がある。
記録媒体607としては、例えば、フロッピーディス
ク、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、
MOやPCカード等の光学的・磁気的・電気的な記録媒
体から成る。上記各種プログラムは、CPU604が読
み取り可能なデータ形態で記録媒体607に格納されて
いる。また、上記各種プログラムは、予め記録媒体に記
録されている場合や通信回線を介してダウンロードされ
て記録媒体に格納される場合等がある。また、上記各種
プログラムは通信回線を介して配信可能である。
【0070】印刷部608は、例えば、レーザプリンタ
からなり、CPU604の制御により、表示部602に
表示されるデータ等を紙等に印刷する。スピーカ609
は、CPU604の制御により、アラーム音等を放音す
る。
【0071】入力系クライアント201〜208では、
工程監視サーバー300aから工程内入力プログラム7
07c(図7参照)をダウンロードして、CPU604
は、当該工程内入力プログラム707cにしたがって、
後述する工程内データ入力処理(図42〜図45参照)
を実行する。
【0072】出力系クライアント501〜503は、工
程監視サーバー300aから工程監視/アラームプログ
ラム707d(図7参照)をダウンロードして、CPU
604は、当該工程監視/アラームプログラム707d
にしたがって、後述する工程監視/アラーム処理(図6
1〜図66参照)を実行する。
【0073】また、出力系クライアント501〜503
は、工程監視サーバー300aから工程監視品質プログ
ラム707eをダウンロードして、CPU604は、工
程監視品質プログラム707eにしたがって、工程監視
品質処理を実行する。
【0074】また、出力系クライアント501〜503
は、工程監視サーバー300aから日報/月報プログラ
ム707f(図7参照)をダウンロードし、CPU60
4は、当該日報/月報プログラム707fにしたがっ
て、日報/月報処理を実行する。
【0075】また、出力系クライアント501〜503
は、工程監視サーバー300aから自由検索プログラム
707g(図7参照)をダウンロードし、CPU604
は、当該自由検索プログラム707gにしたがって、自
由検索処理を実行する。このように、工程監視サーバー
300aからプログラムをダウンロードして使用するこ
とにより、プログラムを変更した場合に各クライアント
へのインストールが不要となり、迅速に、生産管理シス
テム内で変更したプログラムを使用することが可能とな
る。
【0076】[工程監視サーバーの構成]図7は、図1
で示した工程監視サーバー300aの概略構成を示すブ
ロック図である。図7に示す如く、工程監視サーバー3
00aは、データを入力するための入力部701と、表
示部702と、データ通信をおこなう通信部703と、
生産管理システムの全体を管理すると共に、装置全体の
制御を司るCPU704と、CPU704のワークエリ
アとして使用されるRAM705と、記録媒体707の
データのリード/ライトをおこなう記録媒体アクセス装
置706と、およびCPU704を動作させるための各
種プログラム等を記憶した記録媒体707と、各種マス
ターテーブルを格納した第1のデータベース708と、
各種データテーブルを格納した第2のデータベース70
9とを備えている。
【0077】入力部701は、カーソルキー、数字入力
キーおよび各種機能キー等を備えたキーボード、マウス
等からなり、操作者がCPU704に操作指示を与えた
り、データを入力するためのユーザーインターフェース
である。
【0078】表示部702は、CRTやLCD等により
構成され、CPU704から入力される表示データに応
じた表示がおこなわれる。通信部703は、ネットワー
クに接続され、ネットワークを介して入力系クライアン
ト201〜208や出力系クライアント501〜503
とデータ通信をおこなうためのものである。
【0079】上記CPU704は、記録媒体707等に
格納されているプログラムにしたがって、装置全体を制
御する中央制御ユニットであり、このCPU704に
は、入力部701、表示部702、通信部703、RA
M705、および記録媒体アクセス装置706、第1の
データベース708、および第2のデータベース709
が接続されており、データ通信、記録媒体707へのア
クセスによるプログラムの読み出しや各種データのリー
ド/ライト、データ/コマンド入力、表示等を制御す
る。
【0080】上記RAM705は、指定されたプログラ
ム、入力指示、入力データおよび処理結果等を格納する
ワークメモリと、表示部702の表示画面に表示する表
示データを一時的に格納する表示メモリとを備えてい
る。
【0081】上記記録媒体707は、CPU704が実
行可能なOSプログラム707a(例えば、WINDO
WS NT Server V4.0)やアプリケーシ
ョンプログラム等の各種プログラムやデータを格納す
る。アプリケーションプログラムとしては、例えば、生
産管理システムサーバー用プログラム707b、工程内
入力プログラム707c、工程監視/アラームプログラ
ム707d、工程監視品質プログラム707e、日報/
月報プログラム707f、自由検索プログラム707g
等がある。記録媒体としては、例えば、フロッピーディ
スク、ハードディスク、CD−ROM、DVD−RO
M、MOやPCカード等の光学的・磁気的・電気的な記
録媒体から成る。上記各種プログラムは、CPU704
が読み取り可能なデータ形態で記録媒体707に格納さ
れている。また、上記各種プログラムは、予め記録媒体
707に記録されている場合や通信回線を介してダウン
ロードされて記録媒体707に格納される場合等があ
る。また、記録媒体707に格納されているプログラム
は、通信回線を介して配信可能である。
【0082】図8は、図7の第1のデータベース708
のフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、第1のデータベース708には各種マスターテーブ
ルが格納されている。マスターテーブルは、同図に示す
如く、機種コード名マスターテーブル708a、工場名
マスターテーブル708b、製品分野マスターテーブル
708c、生産stepマスターテーブル708d、L
ineNOマスターテーブル708e、Lankマスタ
ーテーブル708f、入力担当者マスターテーブル70
8g、責任区マスターテーブル708h、修理内容マス
ターテーブル708i、Unit検査担当者マスターテ
ーブル708j、修理担当者マスターテーブル708
k、工程内検査担当者マスターテーブル708l、対策
担当者マスターテーブル708m、工程別作業設定マス
ターテーブル708n、アラーム受信者マスターテーブ
ル708o、検査表項目マスターテーブル708p、U
nit名マスターテーブル708q、機種名マスターテ
ーブル708r、アラーム管理マスターテーブル708
s、アラーム値マスターテーブル708t、不良内容マ
スターテーブル708u、およびUnit検査表項目マ
スターテーブル708vからなる。
【0083】図9は図7の第2のデータベース709の
フォーマットの一例を示す図である。同図に示す如く、
第2のデータベース709には、各種データテーブルが
格納されている。データテーブルは、同図に示す如く、
検査表データテーブル709a、検査表改訂履歴データ
テーブル709b、Unit管理NOデータテーブル7
09c、Mainデータテーブル709d、UnitM
ainデータテーブル709e、工程内不良データテー
ブル709f、工程外不良データテーブル709g、U
nit不良データテーブル709h、Unit検査表デ
ータテーブル709i、およびUnitデータテーブル
709jからなる。
【0084】上記各マスターテーブル708a〜708
vのデータフォーマットの一例を図10〜図31に示
す。同図において、″◎″が付いている項目が検索キー
として使用される項目である。
【0085】図10は、機種コード名マスターテーブル
708aのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、機種コード名マスターテーブル708aに
は、″NO″、″機種Code″、″機種略名″、″商
品名″、″電圧表示″、および″機種記号″のデータが
対応づけられて格納されている。この機種コード名マス
ターテーブル708aは機種名毎に用意されている。
【0086】図11は、工場名マスターテーブル708
bのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、工場名マスターテーブル708bには、″N
O″、″工場名″、および″略号″のデータが対応づけ
られて格納されている。
【0087】図12は、製品分野マスターテーブル70
8cのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、製品分野マスターテーブル708cには、″製品
分野″のデータが格納されている。
【0088】図13は、生産stepマスターテーブル
708dのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、生産stepマスターテーブル708dに
は、″NO″と″生産step″のデータが格納されて
いる。
【0089】図14は、LineNOマスターテーブル
708eのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、LineNOマスターテーブル708eに
は、″ラインNO″のデータが格納されている。
【0090】図15は、Lankマスターテーブルのフ
ォーマット708fの一例を示す図である。同図に示す
如く、Lankマスターテーブル708fには、″La
nk″のデータ(検依(検討依頼の略)、情扱(情報扱
い))が格納されている。
【0091】図16は、入力担当者マスターテーブル7
08gのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、入力担当者マスターテーブル708gには、″
社員NO″、″氏名″、および″パスワード(Psw
d)″のデータが対応づけられて格納されている。
【0092】図17は、責任区マスターテーブル708
hのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、責任区マスターテーブル708hには、″N
O″、″責任区1″、″責任区2″、および″責任区
3″のデータが対応づけられて格納されている。
【0093】図18は、修理内容マスターテーブル70
8iのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、修理内容マスターテーブル708iには、″N
O″、″修理内容1″、″修理内容2″、および″修理
内容3″のデータが対応づけられて格納されている。
【0094】図19は、Unit検査担当者マスターテ
ーブル708jのフォーマットの一例を示す図である。
同図に示す如く、Unit検査担当者マスターテーブル
708jには、″NO″、および″担当者名″のデータ
が対応づけられて格納されている。
【0095】図20は、修理担当者マスターテーブル7
08kのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、修理担当者マスターテーブル708kには、修
理担当の″NO″と″担当者名″のデータが対応づけら
れて格納されている。
【0096】図21は、工程内検査担当者マスターテー
ブル708lのフォーマットの一例を示す図である。同
図に示す如く、工程内検査担当者マスターテーブル70
8lには、工程内検査担当の″NO″と″担当者名″の
データが対応づけられて格納されている。
【0097】図22は、対策担当者マスターテーブル7
08mのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、対策担当者マスターテーブル708mには、″
NO″と″担当者名″のデータが格納されている。
【0098】図23は、工程別作業設定マスターテーブ
ル708nのフォーマットの一例を示す図である。同図
に示す如く、工程別作業設定マスターテーブル708n
には、″NO″、″工程名″、″表示工程″、″検査
員″、および″タブコントロール″のデータが対応づけ
られて格納されている。
【0099】図24は、アラーム受信者マスターテーブ
ル708oのフォーマットの一例を示す図である。同図
に示す如く、アラーム受信者マスターテーブル708o
には、″NO″、″責任区1″、″責任区2″、″責任
区3″、″NOTES_ID″、および″送信種別″の
データが対応づけられて格納されている。
【0100】図25は、検査表項目マスターテーブル7
08pのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、検査表項目マスターテーブル708pには、″
機種Code″、″NO″、″工程名″、″検査項
目″、″規格″、および″入力Type″のデータが対
応づけられて格納されている。この検査表項目マスター
テーブル708pは機種名毎に用意されている。ここ
で、″入力Type″の「1」は″直接入力″、「2」
は″合否″入力を示している。
【0101】図26は、Unit名マスターテーブル7
08qのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、Unit名マスターテーブル708qには、″
Unit_NO″、″Unit記号″、″UnitNa
me″、″Unit区分″、″機種Code″、″Un
it機種Code″、″Unit検査表有無″のデータ
が対応づけられて格納されている。このUnit名マス
ターテーブル708qは機種名毎に用意されている。
【0102】図27は、機種名マスターテーブル708
rのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、機種名マスターテーブル708rには、″機種
名″、″製品分野″、″生産拠点″、″量産開始年月
日″、″ServerName″、″IP_Addre
ss″、″DBName″、″HEAD_NO_FL
G″、および″Mail送信″のデータが対応づけられ
て格納されている。
【0103】図28は、アラーム管理マスターテーブル
708sのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、アラーム管理マスターテーブル708sに
は、″管理区分″、″組織″、″目標値″、および″ア
ラーム値″のデータが対応づけられて格納されている。
【0104】図29は、アラーム値マスターテーブル7
08tのフォーマットの一例を示す図である。同図に示
す如く、アラーム値マスターテーブル708tには、″
NO″、″管理区分″、″不良区分″、″工程名″、″
不良項目″、″不良内容1″、″不良内容2″、″不良
内容3″、″LineOut″、″何変″、″Lan
k″、″責任区1″、″責任区2″、″責任区3″、″
不再現″、″不良原因″、″修理内容1″、″修理内容
2″、″修理内容3″、″修理担当者″、″再発防止内
容″、″対策担当者″、″アラーム値″、″アラーム結
果″、″アラーム時刻″、および″メール送信日付″の
データが対応づけられて格納されている。
【0105】図30は、不良内容マスターテーブル70
8uのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、不良内容マスターテーブル708uには、″機種
名″、″工程名″、″NO″、″不良項目″、″不良内
容1″、″不良内容2″、および″不良内容3″のデー
タが対応づけられて格納されている。
【0106】図31は、Unit検査表項目マスターテ
ーブル708vのフォーマットの一例を示す図である。
同図に示す如く、Unit検査表項目マスターテーブル
708vには、″Unit記号″、″Unit区
分″、″NO″、″分類″、″検査項目″、″規格″、
および″検査方法″のデータが対応づけられて格納され
ている。このUnit検査表項目マスターテーブル70
8vは機種名毎に用意されている。
【0107】つぎに、上記各データテーブル709a〜
709jのデータフォーマットの一例を図32〜図40
に示す。同図において、″◎″が付いている項目が検索
キーとして使用される項目である。
【0108】図32は、検査表データテーブル709a
のフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、検査表データテーブル709aには、″組付連
番″、″機種コード(機種Code)″、″検査表連
結″、″NO″、″生産step″、″工程名″、″検
査項目″、″規格″、″判定_完了″、″再検印″、お
よび″入力Type(入力タイプ)″のデータ(検査表
データ)が対応づけられて格納される。ここで、″入力
Type″の「1」は″直接入力″、「2」は″合否″
入力を示している。この検査表データテーブル709a
には、入力系クライアント201〜208から送出され
てくるデータ(生データ)が順次追加される。この検査
表データテーブル709aは機種名毎に用意されてい
る。
【0109】図33は、検査表改訂履歴データテーブル
709bのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、検査表改訂履歴データテーブル709bに
は、″機種Code″、″NO″、″項目″、″内
容″、″作成日″、″編集日″、および″承認″のデー
タが対応づけられて格納される。
【0110】図34は、Unit管理NOデータテーブ
ル709cのフォーマットの一例を示す図である。同図
に示す如く、Unit管理NOデータテーブル709c
には、″組付連番″、″機種Code″、″Unit_
NO″、″Unit記号″、″Unit区分″、″生産
step″、″UnitName″、および″Unit
管理NO″のデータが対応づけられて格納される。この
Unit管理NOデータテーブル709cは機種名毎に
用意されている。
【0111】図35は、Mainデータテーブル709
dのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、Mainデータテーブル709dには、″工場
名″、″製品分野″″機種名″、″生産step″、″
ラインNO″、″機種コード(機種Code)″、″組
付連番″、″機番″、″組付開始日″、″組付開始時
刻″、″完成日″、″完成時刻″、″LineOutF
lg″、″工程入力保留Flg″、″製検入力保留Fl
g″、″製検SampleFlg″、″市場発生Fl
g″、″入力日″、″不良件数″、″何変件数″、″不
再現件数″、″再検件数″、″情扱件数″、″特記事
項″、および″最新更新日時″のデータ(品質データ)
が対応づけられて格納される。このMainデータテー
ブル709dは機種毎に用意されている。このMain
データテーブル709dでは、入力系クライアント20
1〜208で集計されたデータが、機種コードおよび組
付連番をキーとして上書きされる。
【0112】図36は、工程内不良データテーブル70
9fのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、工程内不良データテーブル709fには、″工場
名″、″製品分野″、″機種名″、″生産ste
p″、″ラインNO″、″機種コード(機種Cod
e)″、″組付連番″、″不良連番″、″機番″、″不
良区分″、″再件数″、″発生日″、″発生時刻″、″
工程名″、″不良項目″、″不良内容1″、″不良内容
2″、″不良内容3″、″LineOut″、″何変
(何か変という意味である)″、″Lank″、″責任
区1″、″責任区2″、″責任区3″、″不再現″、″
不良原因″、″修理内容1″、″修理内容2″、″修理
内容3″、″修理日″、″修理時間″、″修理担当
者″、″再発防止内容″、″対策日″、″対策時
刻″、″対策担当者″、″最新更新日時″、および″M
ail送信フラグ″のデータ(品質データ)が対応づけ
られて格納される。ここで、″Mail送信フラグ″の
「1」は″送信対象″、「2」は″送信済み″を示して
いる。この工程内不良データテーブル709fには、入
力系クライアント201〜208から送出されてくるデ
ータ(生データ)が順次追加される。この工程内不良デ
ータテーブル709fは機種名毎に用意されている。
【0113】図37は、工程外不良データテーブル70
9gのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す
如く、工程外不良データテーブル709gには、″工場
名″、″製品分野″、″機種名″、″生産ste
p″、″管理NO″、″不良連番″、″再件数″、″発
生日″、″発生時刻″、″UnitName″、″不良
項目″、″不良内容1″、″不良内容2″、″不良内容
3″、″LineOut″、″何変″、″Lan
k″、″責任区1″、″責任区2″、″不再現″、″不
良原因″、″修理内容1″、″修理内容2″、″修理
日″、″修理時間″、″修理担当者″、″再発防止内
容″、″対策日″、″対策時刻″、″対策担当者″、お
よび″最新更新日″のデータが対応づけられて格納され
ている。この工程外不良データテーブル709gは機種
名毎に用意されている。
【0114】図38は、UnitMainデータテーブ
ル709eのフォーマットの一例を示す図である。同図
に示す如く、UnitMainデータテーブル709e
には、″工場名″、″製品分野″、″機種名″、″生産
step″、″Unit記号″、″Unit区分″、″
Unit記号管理NO″、″UnitName″、″組
付開始日″、″組付開始時刻″、″完成日″、″完成時
刻″、″入力日″、″不良件数″、″何変件数″、″不
再現件数″、″再検件数″、および″最新更新日時″の
データが対応づけられて格納される。このUnitMa
inデータテーブル709eは機種名毎に用意されてい
る。
【0115】図39は、Unit検査表データテーブル
709iのフォーマットの一例を示す図である。同図に
示す如く、Unit検査表データテーブル709iに
は、″Unit管理NO″、″Unit記号″、″Un
it区分″、″生産step″、″NO″、″分
類″、″検査項目″、″規格″、″検査方法″、″判
定″、および″再検印″のデータが対応づけられて格納
されている。このUnit検査表データテーブル709
iは機種名毎に用意されている。
【0116】図40は、Unitデータテーブル709
jのフォーマットの一例を示す図である。同図に示す如
く、Unitデータテーブル709jには、″Unit
管理NO″、″Unit記号″、″Unit区分″、″
生産step″、″UnitName″、″検査
日″、″検査時刻″、″再検印″、および″合格印″の
データが対応づけられて格納されている。このUnit
データテーブル709jには、入力系クライアント20
1〜208から送出されてくるデータ(生データ)が順
次追加される。このUnitデータテーブル709jは
機種名毎に用意されている。
【0117】[管理系クライアントの構成」図41は、
図1の管理系クライアント600の概略構成を示すブロ
ック図である。管理系クライアント600は、図41に
示す如く、データを入力するための入力部801と、表
示部802と、データ通信をおこなう通信部803と、
装置全体の制御を司るCPU804と、CPU804の
ワークエリアとして使用されるRAM805と、記録媒
体807のデータのリード/ライトをおこなう記録媒体
アクセス装置806と、CPU804を動作させるため
の各種プログラム等を記憶した記録媒体807とから構
成されている。
【0118】入力部801は、カーソルキー、数字入力
キーおよび各種機能キー等を備えたキーボード、マウス
等からなり、操作者がCPU804に操作指示を与えた
り、データを入力するためのユーザーインターフェース
である。
【0119】表示部802は、CRTやLCD等により
構成され、CPU804から入力される表示データに応
じた表示がおこなわれる。通信部803は、ネットワー
クに接続され、ネットワークを介して工程監視サーバー
300a、メールサーバー300bや他のクライアント
とデータ通信をおこなうためのものである。
【0120】上記CPU804は、記録媒体807に格
納されているプログラムにしたがって、装置全体を制御
する中央制御ユニットであり、このCPU804には、
入力部801、表示部802、通信部803、RAM8
05、および記録媒体アクセス装置806が接続されて
おり、データ通信、メモリへのアクセスによるアプリケ
ーションプログラムの読み出しや各種データのリード/
ライト、データ/コマンド入力、表示等を制御する。
【0121】上記RAM805は、指定されたプログラ
ム、入力指示、入力データおよび処理結果等を格納する
ワークメモリと、表示部802の表示画面に表示する表
示データを一時的に格納する表示メモリとを備えてい
る。
【0122】上記記録媒体807は、CPU804が実
行可能なOSプログラム807a(例えば、WINDO
WS95やWINDOWS NT)やアプリケーション
プログラム等の各種プログラムやデータを格納する。ア
プリケーションプログラムとしては、例えば、アラーム
メール送信プログラム807bやマスターメンテナンス
プログラム807c等がある。記録媒体807として
は、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、C
D−ROM、DVD−ROM、MOやPCカード等の光
学的・磁気的・電気的な記録媒体から成る。上記各種プ
ログラムは、CPU804が読み取り可能なデータ形態
で記録媒体807に格納されている。また、上記各種プ
ログラムは、予め記録媒体に記録されている場合や通信
回線を介してダウンロードされて記録媒体に格納される
場合等がある。また、上記各種プログラムは通信回線を
介して配信可能である。
【0123】管理系クライアント600では、CPU8
04は、アラームメール送信プログラム807bにした
がって、後述するアラームメール送信処理(図86〜図
90参照)を実行する。また、管理系クライアント60
0では、CPU804は、マスターメンテナンスプログ
ラム807cにしたがって、工程監視サーバー300a
の各マスターテーブルのデータの入力・追加・変更・削
除等をおこなう。具体的には、管理系クライアント60
0は、機種コード名マスターテーブル708a、工程別
作業設定マスターテーブル708n、修理担当者マスタ
ーテーブル708k、不良内容マスターテーブル708
u、対策担当者マスターテーブル708m、検査表項目
マスターテーブル708p、工程内検査担当者マスター
テーブル708l、Unit名マスターテーブル708
q、Unit検査担当者マスターテーブル708j、U
nit検査表項目マスターテーブル708v、アラーム
受信者マスターテーブル708o、およびアラーム値マ
スターテーブル708tのデータの入力・追加・変更・
削除等をおこなう。
【0124】[入力系クライアントによる工程内データ
入力処理]入力系クライアント201〜208による工
程内データ入力処理を図42〜図45のフローチャート
にしたがって、図46〜図60の工程内データ入力処理
における画面表示例を参照しつつ説明する。図42〜図
45は入力系クライアント201〜208による工程内
データ入力処理を説明するためのフローチャート、図4
6〜図60は、工程内データ入力処理における画面表示
例を示す図である。
【0125】図48は、工程内入力プログラム707c
を起動した場合に表示される工程内データ入力画面10
00の一例を示している。図48に示す工程内データ入
力画面1000において、1001は″工場″、100
2は″生産step″、1003は″ラインNO″、1
004は″機種名″、1005は″工程名″、1006
は″作業者″、1007は″機種コード″、1008
は″組付連番″、1009は″機番″、1010は″組
付日″、1011は″組付時刻″、1012は″完成
日″、1013は″完成時刻″の入力欄を示す。これ
ら″工場1001″、″生産step1002″、″ラ
インNO1003″、″機種名1004″、″工程名1
005″、″作業者1006″、″機種コード100
7″、″組付連番1008″、″機番1009″、″組
付日1010″、″組付時刻1011″、″完成日10
12″、および″完成時刻1013″の入力欄でメイン
データ入力ブロック1016が構成される。
【0126】1020は不良内容のデータを入力するた
めの不良内容データ入力ブロック、1017は不良内容
データ入力ブロック1020に入力するための項目(デ
ータ)が表示される選択リストブロックを示す。この不
良内容データ入力ブロック1020には、不良関連情報
(″再件数″、″発生日″、″発生時刻″、″工程
名″、″不良項目″、″不良内容1″、″不良内容
2″、″不良内容3″、″修理内容1″、″修理内容
2″、″修理内容3″、″不再現″、″不良原因″、″
責任区1″、″責任区2″、″責任区3″、″修理
日″、″修理時間″、″修理担当者″、″ライン落
ち″、″何変″、″ランク″、″再発防止内容″、″対
策日″、″対策時刻″、および″対策担当者″等)の項
目が表示される。不良内容データ入力ブロック1020
では、不良内容がある場合に、作業者により不良情報の
データが入力され、また、不良内容に対応する修理をお
こなった場合には修理情報のデータの入力がおこなわれ
る。不良内容データ入力ブロック1020に入力された
データは、工程内不良データテーブル709fに登録さ
れる。
【0127】1017は不良内容データ入力ブロック1
020に入力するための項目(データ)が表示される選
択リストブロックを示す。選択リストブロック1017
には、不良内容マスターテーブル708u(機種名、工
程名、NO、不良項目、不良内容1、不良内容2、不良
内容3)および修理内容マスターテーブル708i(N
O、修理内容1、修理内容2、修理内容3)のデータが
表示される。
【0128】また、1031は入力したデータを工程監
視サーバー300aに登録するための「登録F1」キ
ー、1032は入力したデータを工程監視サーバー30
0aに自動登録するための「自動登録(自登)F8」キ
ーを示す。1033は完成登録をおこなうための「完成
F5」キーを示す。
【0129】図57は、図48の画面で、検査表データ
入力ブロック1050およびユニットデータ入力ブロッ
ク1051が選択リスト入力ブロック1017に重ねて
表示されている場合を示している。この検査表データ入
力ブロック1050およびユニットデータ入力ブロック
1051の表示/非表示は、後述するように、工程別作
業設定マスターテーブル708nの″タブコントロー
ル″のデータにより決定される。Unitデータ入力ブ
ロック1051のUnit項目のUnitデータをダブ
ルクリックすると、ユニット検査表とユニット不良内容
を表示することができる。図58は、ユニット検査表と
ユニット不良内容の表示画面1052の一例を示してい
る。
【0130】まず、各入力系クライアント201〜20
8では、夫々起動条件の設定がおこなわれる。図48の
工程内データ入力画面1000で、ツール(T)を選択
すると、図49に示す如き、起動条件を設定するための
プルダウンメニュー1015が表示される。この起動条
件の設定は、各入力系クライアント201〜208で夫
々おこなわれる。プルダウンメニュー1015には、″
入力条件設定″、″日付時刻設定″、″工程別仕掛り設
定″、″工程別作業設定″、″検査表履歴″、″パスワ
ード変更″、および″起動条件設定″が表示されてい
る。
【0131】ここで起動条件を設定するのは、入力系ク
ライアントの起動時に毎回初期値(工場、生産ステッ
プ、ラインNO、機種名、工程名)を設定すると、入力
ミスが多く、また、毎回同じ内容を入力するのは無駄で
あり、初期値を自動入力できる機能を採用して、入力ミ
ス防止と入力効率を向上させるためである。
【0132】このプルダウンメニュー1015で、″入
力条件設定″が選択されると、図50に示す如き、入力
条件を設定するためのダイアログボックス1041が図
49の画面に重ねて表示される。ダイアログボックス1
041で入力条件の設定がおこなわれる。このダイアロ
グボックス1041では、″完成データ登録時、検査表
データの入力漏れのチェックをするか否か″、″完成デ
ータ登録時、修理内容データ入力漏れをチェックするか
否か″、″Unit管理NO入力時、Unit検査表デ
ータのチェックをするか否か″、″F8登録時、検査表
の空白部分を自動入力するか否か″、″不良内容期
間″、および″修理内容期間″等の設定がおこなわれ、
設定された内容(データ)は、入力条件設定ファイルと
して、各入力系クライアント201〜208毎に記録媒
体607に夫々登録される。なお、″不良内容期間″お
よび″修理内容期間″は日単位で設定される。
【0133】また、図49のプルダウンメニュー101
5で、″起動条件設定″が選択されると、図51に示す
ような、起動条件を設定するためのダイアログボックス
1042が図49の画面に重ねて表示される。このダイ
アログボックス1042で入力条件の設定が各入力系ク
ライアント201〜208毎におこなわれる。このダイ
アログボックス1042では、″工場″、″生産ステッ
プ″、″ラインNO″、″機種名″、および″工程名″
の設定がおこなわれる。設定された内容(起動条件デー
タ)は、起動条件設定ファイルとして、入力系クライア
ント201〜208の記録媒体607に夫々登録され
る。初期値は、各入力系クライアント201〜208で
異なるため、各入力系クライアント201〜208毎に
起動条件データを保存しておき、起動時にその起動条件
データを夫々読み込んで、上述の″工場1001″、″
生産step1002″、″ラインNO1003″、″
機種名1004″、″工程名1005″の各表示欄に起
動条件データを設定する。
【0134】なお、図51に示す例では、起動条件デー
タとして、″工場″として「厚木」、″生産ステップ″
として「量産」、″ラインNO″として「A611
2」、″機種名″として「CattleyaII」、″
工程名″として「ALL」が設定されている。
【0135】また、図49のプルダウンメニュー101
5で、″工程別作業設定″が選択されると、図52に示
すようなパスワードの入力画面が図49の画面に重ねて
表示され、当該パスワードの入力画面で、正しいパスワ
ードが入力されると、図53に示すような、工程別の作
業を設定するためのダイアログボックス1044が図4
9の画面に重ねて表示される。ここで、パスワードを要
求しているのは、作業者が勝手に工程別作業設定をおこ
なえないようにするためで、パスワードを知っている権
限のある者のみが、工程別作業設定をおこなえるように
なっている。
【0136】ダイアログボックス1044では、工程別
作業設定がおこなわれ、設定されたデータが工程監視サ
ーバー300aの工程別作業設定マスターテーブル70
8nに登録される。このダイアログボックス1044で
は、″NO″、″工程名″、″表示工程″、″検査
員″、および″タブコントロール″が対応づけて設定さ
れる。
【0137】ここで、″表示工程″とは、工程名に対し
て、表示工程で設定した工程を検査表で表示させる機能
で、工程毎の表示や複数の工程のグループ表示が可能と
なっている。生産変動により工程分割を頻繁におこなう
必要があり、従来の工程単位の管理方法では対応ができ
ないため、作業設定機能で工程のブロック化を実現して
いる。また、″検査員″とは、「自動登録F8」キー1
032で登録するときに、″表示工程″に対して″検査
員″を検査表に自動表示や登録させるための管理データ
である。
【0138】また、″タブコントロール″とは、工程毎
に如何なる表示(検査表やユニット名等)をおこなうか
を設定するためのものである。例えば、ある工程名のと
ころで、″タブコントロール″の欄に「検査表」と設定
しておくと、当該工程を実行する入力系クライアント2
01〜208では、「検査表」のデータが画面に表示さ
れる。これにより、工程毎に、「検査表」や「ユニット
名」の表示/非表示が可能となる。
【0139】このダイアログボックス1044で設定さ
れたデータは、「保存」キー1044aを押下すること
で、工程監視サーバー300aの工程別作業設定マスタ
ーテーブル708nに登録される。
【0140】例えば、図54に示すように、″工程名″
が「機械検査02」であり、機械検査02に対応する工
程別作業設定の″表示工程″が「機械検査02」、″検
査員″が「小野」、″タブコントロール″が検査表であ
る場合には、検査表データ入力ブロック1050には、
機械検査02の検査表(検査員「小野」)が表示され
る。また、図55に示すように、″工程名″が「電気検
査02」であり、電気検査02に対応する工程別作業設
定の″表示工程″が「電気検査02、電気検査0
3」、″検査員″が「土持、小林」、″タブコントロー
ル″が検査表+Unitである場合には、検査表データ
入力ブロック1050には、電気検査02と電気検査0
3の検査表(検査員「土持、小林」)が表示されるとと
もに、Unitデータ入力ブロックが表示される。ま
た、″工程名″が「ALL」の場合には、全ての検査工
程の検査表が表示される。
【0141】なお、″タブコントロール″欄に「STA
RT」と入れておいた場合には、「START」が割り
当てられた工程が、最初の工程と認識され、「検査表」
のデータが全て画面に自動表示される。すなわち、「S
TART」は組立工程の最初の工程に割り当てられるこ
とになる。
【0142】また、図49のプルダウンメニュー101
5で、″検査表履歴″が選択されると、工程監視サーバ
ー300aの検査表項目マスターテーブル708pの改
訂履歴を記録した検査表改訂履歴データテーブル709
bから検査表履歴データをダウンロードする。そして、
図56に示すような、検査表履歴を確認するための検査
表履歴ダイアログボックス1045に、読み出した検査
表履歴データを表示する。なお、検査表項目マスターテ
ーブル708pのデータの修正・削除を管理系クライア
ント600でおこなうこととしたが、入力系クライアン
ト201〜208で検査表項目マスターテーブル708
pのデータの修正・削除をおこなうことを可能としても
良い。
【0143】つぎに、入力系クライアント201〜20
8による工程内データ入力処理を図42〜図45のフロ
ーチャートを参照して説明する。図42において、ま
ず、入力系(組立工程101〜103、検査工程104
〜106、修理工程110、製品検査工程111)の各
作業者が、入力系クライアント201〜208の電源を
ONとすると(ステップS1)、記録媒体607に格納
されている生産管理システムクライアント用プログラム
607bがRAM605に展開された後、起動して、表
示部602に図46に示すようなアイコンの選択画面が
表示される(ステップS2)。そして、このアイコンの
選択画面で工程内入力プログラム602aが選択される
と(ステップS3)、工程監視サーバー300aから工
程内入力プログラム707cをダウンロードして、RA
M605に格納する(ステップS4)。
【0144】そして、RAM605に格納した工程内入
力プログラム707cを起動させると(ステップS
5)、工程監視サーバー300aから入力担当者マスタ
ーテーブル708g(社員NO、氏名、パスワード)の
マスターデータをダウンロードして、RAM605に格
納する(ステップS6)。ついで、表示部602に、図
47に示すようなパスワード入力画面が表示される(ス
テップS7)。同図に示すパスワード入力画面には、″
社員NO″と″パスワード″を入力する欄が表示されて
いる。そして、作業者により、パスワードおよび社員N
Oが入力される(ステップS8)。
【0145】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
gのマスターデータ(パスワードおよび社員NO)とを
照合し(ステップS9)、入力された社員NO/パスワ
ードが正しいか否かを判断して(ステップS10)、入
力された社員NO/パスワードが正しい場合にはステッ
プS11に移行する一方、入力された社員NO/パスワ
ードが正しくない場合には、ステップS8に戻り、再
度、社員NO/パスワードの入力がおこなわれる。
【0146】ステップS11では、記録媒体607に格
納されている起動条件設定ファイルおよび入力条件設定
ファイルのテキストファイルデータ(起動条件データ、
入力条件データ)を読み出して、RAM605に記憶す
る(ステップS12)。そして、上記図48に示すよう
なデータ入力画面を表示し(ステップS13)、その
際、RAM605に記憶した起動条件ファイルの起動条
件データを、データ入力画面の″工場1001″、″生
産step1002″、″ラインNO1003″、″機
種名1004″、および″工程名1005″の各欄に表
示する(ステップS14)。
【0147】そして、工程監視サーバー300aから、
不良内容マスターテーブル708u(機種名、工程名、
NO、不良項目、不良内容1、不良内容2、不良内容
3)、修理内容マスターテーブル708i(NO、修理
内容1、修理内容2、修理内容3)、および工程別作業
設定マスターテーブル708n(NO、工程名、表示工
程、検査員、タブコントロール)の対象機種のマスター
データをダウンロードして(ステップS15)、ダウン
ロードした対象機種のマスターデータをRAM605に
記憶する(ステップS16)。この後、組立製品に添付
されているバーコード表からバーコードデータ(機種コ
ードおよび組付連番)をバーコードリーダーにより読み
取って、″機種コード1007″および″組付連番10
08″の表示欄に入力する(ステップS17)。
【0148】つぎに、図43において、RAM605に
記憶した工程別作業設定マスターテーブル708nのマ
スターデータの自機の工程(起動条件ファイルの起動条
件データとして登録されているもの)に対応する″タブ
コントロール″のデータを参照して、″START工
程″か否かを判断する(ステップS21)。この判断の
結果、″START工程″である場合には、工程監視サ
ーバー300aのUNIT名マスターテーブル708q
(UnitNO、Unit記号、UnitName、U
nit区分、機種Code、Unit機種コード、Un
it検査表有無)および検査表項目マスターテーブル7
08p(機種Code、NO、工程名、検査項目、規
格、入力Type)から、読み込んだ機種コードと一致
するマスターデータをダウンロードしてRAM605に
格納した後(ステップS22)、ステップS24に移行
する。
【0149】他方、ステップS21において、自機の工
程に対応するタブコントロールが″START工程″で
ない場合には、工程監視サーバー300aのMainデ
ータテーブル709d(工場名、製品分野、機種名、生
産step、ラインNO、機種コード、組付連番、機
番、組付開始日、組付開始時刻、完成日、完成時刻、L
ineOutFlg、工程入力保留Flg、製検入力保
留Flg、製検SampleFlg、市場発生Flg、
入力日、不良件数、何変件数、不再現件数、再検件数、
情扱件数、特記事項、最新更新日時)、Unit管理N
Oデータテーブル709c(組付連番、機種Code、
Unit_NO、Unit記号、Unit区分、生産s
tep、UnitName、およびUnit管理N
O)、検査表データテーブル709a(組付連番、機種
コード、検査表連結、NO、生産step、工程名、検
査項目、規格、判定_完了、再検印、入力Type)、
および工程内不良データテーブル709f(工場名、製
品分野、機種名、生産step、ラインNO、機種コー
ド、組付連番、不良連番、機番、不良区分、再件数、発
生日、発生時刻、工程名、不良項目、不良内容1、不良
内容2、不良内容3、LineOut、何変、Lan
k、責任区1、責任区2、責任区3、不再現、不良原
因、修理内容1、修理内容2、修理内容3、修理日、修
理時間、修理担当者、再発防止内容、対策日、対策時
刻、対策担当者、最新更新日、Mail送信フラグ)か
ら、入力した「機種コード」および「組付連番」と一致
するデータをダウンロードして、RAM605に格納し
た後(ステップS23)、ステップS24に移行する。
【0150】ステップS24では、自機に設定されてい
る工程に対応する、RAM605に格納した工程別作業
設定マスターテーブル708nの″タブコントロール″
のデータを判断する。″タブコントロール″が「スター
ト工程」である場合には、ステップS25に移行して、
RAM605に記憶した検査表項目マスターテーブル7
08pのマスターデータを画面の検査表データ入力ブロ
ック1050に表示するとともに、RAM605に記憶
したUnit名マスターテーブル708qのマスターデ
ータを、Unitデータ入力ブロック1051に表示す
る(ステップS25)。そして、不良内容データ入力ブ
ロック1020で、不良内容の入力をおこない(ステッ
プS35)、「登録F1」キー1031を押下して、画
面上に入力された全データを工程監視サーバー300a
の対応するデータテーブルに登録した後(ステップS3
6)、ステップS45に移行する。具体的には、Mai
nデータ入力ブロック1016および不良内容データ入
力ブロック1020で入力されたデータは、工程内不良
データテーブル709fに登録される。
【0151】また、ステップS24で、″タブコントロ
ール″が「Unit」である場合には、RAM605に
記憶したMainデータテーブル709dのデータをM
ainデータ入力ブロック1016に、RAM605に
記憶したUnitデータテーブル709jのマスターデ
ータをUnitデータ入力ブロック1051に、RAM
605に記憶した工程内不良データテーブル709fの
データを不良内容データ入力ブロック1020に夫々表
示する(ステップS26)。図59はこの場合の画面表
示例を示しており、Unitデータ入力ブロック105
1が表示されている。
【0152】そして、画面上のUnitデータ入力ブロ
ック1051の機種コード入力欄で、Unitに貼り付
けられた「Unit管理NO」のバーコードデータをバ
ーコードリーダーにより読み取り入力する(ステップS
27)。
【0153】ついで、不良内容データ入力ブロック10
20で、不良内容の入力をおこなう(ステップS3
5)。つづいて、「登録F1」キー1031を押下し
て、Mainデータ入力ブロック1016、Unitデ
ータ入力ブロック1051、および不良内容データ入力
ブロック1020のデータを工程監視サーバー300a
の対応するデータテーブルに登録した後(ステップS3
7)、ステップS45に移行する。具体的には、Mai
nデータ入力ブロック1016およびUnitデータ入
力ブロック1051で入力されたデータはUnitデー
タテーブル709jに登録され、また、Mainデータ
入力ブロック1016および不良内容データ入力ブロッ
ク1020で入力されたデータは、工程内不良データテ
ーブル709fに登録される。
【0154】また、ステップS24で、″タブコントロ
ール″が「検査表」である場合には、取り込んだMai
nデータテーブル709dのマスターデータを、Mai
nデータ入力ブロック1016に、RAM605に記憶
した検査表データテーブル709aの対象工程の検査表
のデータを検査表データ入力ブロック1050に、RA
M605に記憶した工程内不良データテーブル709f
のデータを不良内容データ入力ブロック1020に夫々
表示する(ステップS28)。図60はこの場合の画面
表示例を示しており、検査表データ入力ブロック105
0が表示されている。そして、不合格項目が有る場合に
は、この検査表データ入力ブロック1050で対象工程
の検査表データを入力する(ステップS29)。検査表
には不合格項目がある場合のみ入力し、合格の場合は入
力をおこなわない。後述するように、空欄は自動的に
「合(合格)」が入力されるようになっている。
【0155】この後、不良内容データ入力ブロック10
20で不良内容のデータを入力する(ステップS3
5)。つづいて、検査表データ入力ブロック1050の
検査表データに不合格項目があるか否かを判断し(ステ
ップS38)、検査表データに不合格項目がある場合に
は、「登録F1」キー1031を押下して、画面上のデ
ータを工程監視サーバー300aの対応するデータテー
ブルに登録した後(ステップS39)、ステップS45
に移行する。他方、ステップS38で、検査表データに
不合格項目がない場合には、「自動登録F8」キー10
32を押下して、検査表データ入力ブロック1050の
検査表の未入力項目に「合(合格の略称)」の文字を入
力して、画面上のデータを工程監視サーバー300aの
対応するデータテーブルに登録した後(ステップS4
0)、ステップS45に移行する。具体的には、Mai
nデータ入力ブロック1016および検索表データ入力
ブロック1050で入力されたデータは、検査表データ
テーブル709aに登録される。
【0156】また、ステップS24で、″タブコントロ
ール″が「Unit+検査表」である場合には、RAM
605に記憶したMainデータテーブル709dのデ
ータを、Mainデータ入力ブロック1016に、RA
M605に記憶した検査表データテーブル709aの対
象工程のデータを検査表データ入力ブロック1050
に、RAM605に記憶した工程内不良データテーブル
709fのデータを不良内容データ入力ブロック102
0に夫々表示する(ステップS30)。図57はこの場
合の画面表示例を示しており、Unitデータ入力ブロ
ック1051および検査表データ入力ブロック1050
が表示されている。
【0157】この後、Unit入力欄1051の機種コ
ード入力欄で、Unitに貼り付けられた「Unit管
理NO」のバーコードデータをバーコードリーダーによ
り読み取る(ステップS31)。そして、不合格項目が
ある場合には、検査表データ入力ブロック1050の対
象工程の検査表データを入力する(ステップS32)。
この後、不良内容データ入力ブロック1020で不良内
容の入力をおこなう(ステップS35)。
【0158】つづいて、検査表データ入力ブロック10
50の検査表データに不合格項目があるか否かを判断し
(ステップS38)、検査表データに不合格項目がある
場合には、「登録F1」キー1031を押下して、画面
上のデータをサーバーの対応するデータテーブルに登録
した後(ステップS39)、ステップS45に移行す
る。具体的には、Mainデータ入力ブロック1016
および不良内容データ入力ブロック1020で入力され
たデータは、工程内不良データテーブル709fに登録
され、Mainデータ入力ブロック1016および検査
表データ入力ブロック1050で入力されたデータは、
検査表データテーブル709aに登録され、さらに、M
ainデータ入力ブロック1016およびUnitデー
タ入力ブロック1051で入力されたデータはUnit
データテーブル709jに登録される。検査表データに
不合格項目がある場合は、リリーフマンまたは修理マン
により、組立製品の不合格項目について修理がおこなわ
れる。修理後、同不合格項目の再検査がおこなわれ、不
合格項目が合格となった場合には、不合格を合格に変更
する。検査表で不合格項目があると完成登録ができない
ようになっている。
【0159】他方、ステップS38で、検査表データに
不合格項目がない場合には、「自動登録F8」キー10
32を押下して、検査表の未入力項目に「合(合格の略
称)」の文字を入力して、画面上のデータを工程監視サ
ーバー300aの対応するデータテーブルに登録した後
(ステップS40)、ステップS45に移行する。
【0160】また、ステップS24で、″タブコントロ
ール″が「END」である場合には、RAM605に記
憶したMainデータテーブル709dのデータを、M
ainデータ入力ブロック1016に、RAM605に
記憶した検査表データテーブル709aの対象工程の検
査表データを検査表データ入力ブロック1050に、R
AM605に記憶した工程内不良データテーブル709
fのマスターデータを不良内容データ入力ブロック10
20に夫々表示する(ステップS33)。
【0161】そして、検査表データ入力ブロック105
0で対象工程の検査表のデータを入力する(ステップS
34)。この後、不良内容データ入力ブロック1020
で不良内容の入力をおこなう(ステップS35)。つづ
いて、「完成F5」キー1033を押下して(ステップ
S41)、入力漏れがないか否かを判断し(ステップS
42)、入力漏れがある場合には、修理マンまたはリリ
ーフマン(工程にトラブルが発生した場合に対策をおこ
なう人)に入力漏れの対応依頼をおこなう。他方、入力
漏れがない場合には、画面の″完成日1012″入力欄
に完成日のデータを自動入力するとともに、″完成時刻
1013″入力欄に完成時刻のデータを自動入力する
(ステップS43)。そして、「自動登録F8」キー1
032を押下して、検査表の未入力項目に「合(合格の
略称)」の文字を自動入力して、画面上の全データを工
程監視サーバー300aの対応するデータテーブルに登
録した後(ステップS44)、ステップS45に移行す
る。
【0162】さて、ステップS45では、不良内容デー
タ入力ブロック1020で入力されている不良内容デー
タについて、何変件数、不再現件数、情扱件数、および
全不良件数等の不良に関する件数を集計して、生産ステ
ップ、機種コード、および組付連番をキーとして、工程
監視サーバー300aのMainデータテーブル709
dの該当場所に登録(上書き)する(ステップS4
6)。
【0163】その後、画面上のデータ入力部分のデータ
を消去して(ステップS47)、ステップS48に移行
し、プログラムの終了指示がない場合には、図42のス
テップS17に戻り、ラインから流れてくる次の組立製
品の機種コードおよび組付連番の入力をおこなう。
【0164】上記ステップS35の不良内容の入力を図
45のフローチャートを参照して詳細に説明する。図4
5において、まず、不良内容があるか否かを判断し(ス
テップS50)、不良内容がない場合には、ステップS
56に移行する一方、不良内容がある場合には、ステッ
プS51に移行して、ラインの作業者、修理マンまたは
リリーフマンが、不良内容データ入力ブロック1020
で不良内容を入力する(ステップS51)。そして、修
理マンまたはリリーフマンが検討依頼対象か否かを判断
し(ステップS52)、検討依頼対象でない場合にはス
テップS56に移行する一方、検討依頼対象である場合
にはステップS53に移行して、不良内容データ入力ブ
ロック1020のランク欄1053に検依(検討依頼の
略称)データを入力する。そして、検討依頼アラームメ
ールを送るか否かを判断し(ステップS54)、検討依
頼アラームメールを送らない場合にはステップS56に
移行する一方、検討依頼アラームメールを送る場合に
は、″検討依頼アラームメールを送る″に設定して(ス
テップS55)、ステップS56に移行する。ここで、
検討依頼アラームメールを送るに設定すると、工程内不
良データテーブル709fでMai送信フラグが″1
(送信対象)″に設定される。ステップS56では、機
番入力対象工程で機番データを入力した後、リターンす
る。なお、不良内容データ入力ブロック1020に表示
されている不良内容に対応する修理を組立製品に対して
おこなった場合は、不良内容データ入力ブロック102
0で修理内容を入力する。この入力された修理内容は、
工程内不良データテーブル709fに登録される。な
お、工程内不良データテーブル709fに不良内容が登
録されている場合には、対応する修理内容が入力されて
いない場合、組立製品の完成登録ができないようになっ
ている。
【0165】なお、管理系クライアント600により、
検査表項目マスターテーブル708pの検査項目、規
格、入力Typeの追加、削除、変更は随時可能であ
る。この検査表項目マスターテーブル708pの改訂履
歴は、検査表改訂履歴データテーブル709bに保存さ
れる。この検査表改訂履歴データテーブル709bに格
納されているデータの内容は各クライアントから確認可
能となっている。
【0166】上述したように、工程別作業設定マスター
テーブル708nの″タブコントロール″が「STAR
T(最初の工程)」の場合には、検査表として検査表項
目マスターテーブル708pの検査項目等が表示される
(ステップS22、ステップS25参照)。この表示さ
れた検査表の検査項目等が、検査表データテーブル70
9aに保存され(ステップS36参照)、以降の工程で
は、検査表データテーブル709aの検査項目やデータ
等を検査表に表示し(ステップS23、ステップS28
参照)、当該工程でデータが入力された検査表が検査表
データテーブル709aに登録され(ステップS39、
ステップS40参照)、最終工程まで同じ処理が繰り返
される。したがって、被組立体は最初の工程から最終工
程まで(製品が完成するまで)、検査表項目マスターテ
ーブル708pの同じ検査項目が使用されることにな
る。すなわち、検査表項目マスターテーブル708pの
検査項目、規格、入力Typeの追加、削除、変更の結
果は、次の被組立体に反映されることになる。これによ
り、いつ検査表項目マスターテーブル708pを改訂し
ても、次工程では不具合は発生しない。
【0167】以上説明したように、入力系クライアント
201〜208の工程内データ入力処理では、被組立品
に付された識別情報(機種コードおよび組付連番)を読
み取り、自機の工程を判定し、判定の結果、自機の検査
工程がスタート工程である場合には、各検査工程毎の検
査項目およびデータ入力形式を格納している検査表項目
マスターテーブル708pから検査項目およびデータ入
力形式を読み出して、読み出した検査項目およびデータ
入力形式に応じた検査表を検査表データ入力ブロック1
050に表示し、判定の結果、自機の工程がスタート工
程でない場合には、入力される識別情報、検査項目、検
査結果、およびデータ入力形式を対応づけて順次格納し
ている検査表データテーブル709aから読み取った識
別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式を読み
出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じ
た検査表を画面に表示し、自機の検査工程における検査
項目の被組立品の検査結果を、検査表データ入力ブロッ
ク1050に入力し、読み取った識別情報に対応させ
て、検査表データ入力ブロック1050に入力された検
査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式を検査
表データテーブル709aに登録することとしたので、
各工程における被組立品の検査結果を迅速に入力するこ
とができ、これにより、組立・製造ラインで製造される
製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速におこなう
ことが可能となる。
【0168】[出力系クライアントによる工程監視/ア
ラーム処理]出力系クライアント501〜503による
工程監視/アラーム処理を図61〜図66のフローチャ
ートにしたがって、図67〜図85の工程監視/アラー
ム処理における画面表示例を参照しつつ説明する。図6
1〜図66は出力系クライアント501〜503による
工程監視/アラーム処理を説明するためのフローチャー
ト、図67〜図85は工程監視/アラーム処理における
画面表示例を示す図である。
【0169】この工程監視/アラーム処理は、製造・製
品検査部門401、部品検査部門402、および製造技
術部門403の各部門で、クライアント501〜503
から各々工程監視サーバー300aに検索要求を出力
し、工程監視サーバー300aから転送されてくる検索
データを時系列に加工して表示等をおこなう工程であ
る。
【0170】図67は、工程監視/アラームプログラム
707dが起動された場合に表示される表示画面200
0の一例を示す。同図において、2001は選択されて
いる機種のデータ存在期間を表示するためのキーを示
す。このキー2001が押下されると、選択されている
機種のデータ存在期間が表示される。2002は検索対
象とする[製品分野]を選択するための製品分野選択B
OX、2003は検索対象とする[機種]を選択するた
めの機種選択BOX、2004は検索対象とする[機種
コード]を選択するための機種コード選択BOX、20
05は出力対象を選択するための出力種別選択BOXを
示す。この出力種別選択BOX2005に表示されてい
る、″当日生産・品質実績情報″、″工程別不良発生状
況″、″不良項目別発生状況″、″責任区別発生状
況″、″ランク別発生状況″、″ライン落/解除状
況″、″不良内容別発生状況″、″修理内容状況″、お
よび″工程別品質発生状況″の中から出力対象が選択さ
れる。
【0171】ここで、″当日生産・品質実績情報″は、
本質実績、目標との差、バラツキを把握するための情報
である。″工程別不良発生状況″とは、工程別の不良の
発生状況の推移と傾向を把握するためのものである。″
不良項目別発生状況″とは、項目別の発生状況と推移・
傾向を把握するためのものである。″ランク別発生状
況″は、ランク別の不良発生と推移・傾向を把握するた
めのものである。″ライン落/解除状況″は、ライン落
/解除状況と推移・傾向を把握するためのものであ
る。″不良内容別発生状況″は不良内容別の不良発生状
況の推移と傾向を把握するものである。この出力種別
(出力対象)は、データ検索前、データ検索後のいずれ
でも選択可能である。
【0172】2006は検索対象の「日付」を選択する
ためのカレンダーを示す。2007は、検索対象の「日
付」を選択するための指定日欄を示す。検索対象の「日
付」の指定はカレンダー2006および指定日欄200
7のいずれでも可能になっている。2008はデータの
検索間隔を指定するための[検索間隔]キー、2009
はアラーム条件を設定するための[アラーム条件設定]
キー、2010はアラーム状況を確認するためのアラー
ム状況確認キー、2011は検索を実行するための[検
索実行]キー、2012は表計算ソフトにデータを展開
するための[表ソフト展開]キー、2013は画面に表
示されたデータを印刷出力するための「印刷」キー、2
104はアラームの発生/非発生を選択するためのアラ
ーム設定欄を示す。2015は表示基準欄を示し、情報
の表示を″不良の発生日″を基準に表示するか、″機械
の完成日″を基準にして表示するかが選択される。この
表示基準欄2015の設定は検索前、検索後のいずれで
も良い。
【0173】上述の[検索間隔]キー2008が選択さ
れた場合には、図68に示す更新方法を設定するための
サブ画面2020が図67の画面に重ねて表示される。
このサブ画面2020では、情報の検索を自動更新する
か否かが選択され、さらに、自動更新を実行する場合は
何分間隔で実行するかが設定される。ここで、自動更新
とは、検索実行キー2011を押さなくてもシステム
が、設定された時間間隔毎に自動で情報を検索し最新情
報を画面に表示する機能をいう。同図に示す例では、更
新方法の設定として、″自動更新を実行する″が設定さ
れており、また、更新自動実行間隔として、3分毎が設
定されている。このように、3分毎の自動更新が設定さ
れている場合には、出力系クライアント501〜503
は、工程監視サーバー300aに3分毎に品質データの
読み込み要求を発し、工程監視サーバー300aから3
分毎に品質データを取り出して、品質データを更新す
る。
【0174】つぎに、アラームの設定方法を説明する。
アラームとしては、個別アラームと共通アラーム(重要
問題)がある。共通アラームは関連部署との連携による
品質改善のスピードUPのために使用され、個別アラー
ムは各自の品質改善、品質確認、是正確認、品質改善効
果確認等の状況確認に活用される。
【0175】図67の画面で、アラーム条件設定キー2
009が選択されると、例えば、図69に示すアラーム
条件設定ガイド画面2021が表示される。同図におい
て、2023は個別アラームの設定をおこなうための
「個別アラーム設定」キー、2024は共通アラームの
設定をおこなうための「共通アラーム設定」キーを示
す。図69は、「個別アラーム設定」キー2023が選
択され、個別アラームの設定欄2022が表示されてい
る。担当者により、個別アラームのアラーム設定欄20
22でアラーム条件(アラーム項目、アラーム基準)お
よびアラーム値が入力されて、設定OKボタンが選択さ
れると、個別アラームの設定が終了し、設定された個別
アラームの設定データは、記録媒体607に格納され
る。
【0176】また、アラーム条件設定ガイド画面202
1で、「共通アラーム設定」キー2024が選択される
と、上記図52に示したパスワードの入力画面が表示さ
れ、このパスワードの入力画面で、正しいパスワードが
入力された場合には、例えば、図70に示す共通アラー
ムの設定欄2025が表示される。この共通アラームの
設定欄2025で、担当者により、アラーム条件(アラ
ーム項目、アラーム基準)およびアラーム値が入力され
て、設定OKボタンが選択されると、共通アラームの設
定を終了させ、設定された共通アラームのデータを工程
監視サーバー300aに転送する。工程監視サーバー3
00aでは、受信した共通アラームのデータを、アラー
ム値マスターテーブル708tに登録する。ここで、パ
スワードを要求しているのは、作業者が勝手に工程別作
業設定をおこなえないようにするためで、パスワードを
知っている権限のある者のみが、工程別作業設定をおこ
なえるようになっている。
【0177】アラームの設定方法を具体的に説明する。
上述の各アラーム設定欄2022、2025で、[不良
区分]〜[対担当]までの中でアラームを鳴らしたい項
目((アラーム条件(基準))を指定し、アラームを鳴
らす場合のその項目の発生件数を「アラーム値」欄に入
力する。アラーム条件に該当する件数がアラーム値とな
った場合にアラームが鳴ることになる。アラームを鳴ら
す対象が発生件数ではなく、指定した項目が発生する都
度鳴らしたい場合は、「アラーム値」欄に「*」を入力
する。例えば、アラーム値が「3*」の場合には、発生
件数が3件でまずアラームが鳴り、その後、指定したア
ラーム条件が発生する毎(1件毎)にアラームが鳴る。
【0178】つぎに、工程監視/アラーム処理を図61
〜図66のフローチャートを参照して説明する。図61
において、まず、製造・製品検査部門401、部品検査
部門402、および製造技術部門403の各部門の各担
当者が、出力系クライアント501〜503の電源をO
Nとすると(ステップS61)、記録媒体607に格納
されている生産管理システムクライアント用プログラム
607bがRAM605に展開された後、起動して、表
示部602に、上記図46に示すようなアイコンの選択
画面が表示される(ステップS62)。そして、このア
イコンの選択画面で工程監視/アラームプログラム60
2bが選択されると(ステップS63)、工程監視サー
バー300aから工程監視/アラームプログラム707
d(図7参照)をダウンロードし、RAM605に格納
する(ステップS64)。
【0179】そして、RAM605に格納した工程監視
/アラームプログラム707dを起動させると(ステッ
プS65)、工程監視サーバー300aから入力担当者
マスターテーブル708g(社員NO、氏名、パスワー
ド)のマスターデータをダウンロードして、RAM60
5に格納する(ステップS66)。ついで、上記図47
に示すような、パスワード入力画面が表示される(ステ
ップS67)。そして、作業者により、パスワードおよ
び社員NOが入力される(ステップS68)。
【0180】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
g(社員NO、氏名、パスワード)のマスターデータ
(パスワードおよび社員NO)とを照合し(ステップS
69)、入力された社員NO/パスワードが正しいか否
かを判断し(ステップS70)、入力された社員NO/
パスワードが正しい場合には、ステップS71に移行す
る一方、入力された社員NO/パスワードが正しくない
場合には、ステップS68に戻り、再度、社員NO/パ
スワードの入力がおこなわれる。
【0181】そして、ステップS71では、工程監視サ
ーバー300aの製品分野マスターテーブル708c
(製品分野)および機種名マスターテーブル708r
(機種名、製品分野、生産拠点、量産開始年月日、Se
rverName、IP_Address、DBNam
e、HEAD_NO_FLG、およびMail送信)か
らマスターデータをダウンロードして、RAM605に
格納して(ステップS71)、例えば、上記図67に示
す如き画面を表示する(ステップS73)。この際、出
力画面の「製品分野選択BOX」2002に製品分野マ
スターテーブル708cの製品分野のマスターデータ
を、「機種選択BOX」2003に機種コード名マスタ
ーテーブル708aの機種名のマスターデータを、「機
種コード選択BOX」2004に機種コード名マスター
テーブル708aの機種コードのデータを夫々表示す
る。また、「出力種別選択BOX」2005に、工程監
視/アラームプログラム707dに書き込まれている出
力種別のデータを表示する。
【0182】そして、「製品分野選択BOX」2002
の製品分野を選択し(ステップS74)、「機種選択B
OX」2003の機種名を選択する(ステップS7
5)。そして、記録媒体607に保存されている個別ア
ラーム条件設定ファイルを読み出して(ステップS7
6)、個別アラーム条件設定データをRAM605に記
憶する(ステップS77)。そして、「出力種別選択B
OX」2005で出力種別を選択し(ステップS7
8)、カレンダー2006の日付を選択する(ステップ
S79)。
【0183】つづいて、図62のステップS80におい
て、上述の「更新方法の設定」のダイアログボックス2
020(図68参照)で設定されている検索条件が、自
動検索か手動検索かを判断する(ステップS80)。
【0184】この判断の結果、自動検索が設定されてい
る場合には、指定時間間隔が経過したか否かを判断し
(ステップS81)、指定時間が経過した場合にはステ
ップS83に移行する。他方、手動検索が設定されてい
る場合には、検索実行キー2011キーが押下されたか
否かを判断し(ステップS82)、検索実行キー201
1が押下された場合には、ステップS83に移行する。
【0185】ステップS83では、工程監視サーバー3
00aのアラーム値マスターテーブル708t(NO、
管理区分、不良区分、工程名、不良項目、不良内容1、
不良内容2、不良内容3、LineOut、何変、La
nk、責任区1、責任区2、責任区3、不再現、不良原
因、修理内容1、修理内容2、修理内容3、修理担当
者、再発防止内容、対策担当者、アラーム値、アラーム
結果、アラーム時刻、メール送信日付)のマスターデー
タをダウンロードして、RAM605に記憶する(ステ
ップS84)。
【0186】そして、上記ステップS74、S75、S
78、およびS79で指定される指定機種および指定日
の品質データを、工程監視サーバー300aのMain
データテーブル709dおよび工程内不良データテーブ
ル709fからダウンロードして(ステップS85)、
RAM605に記憶する(ステップS86)。そして、
RAM605に格納した品質データを、「出力種別選択
BOX」2005で選択されている出力対象に応じて集
計し、集計結果をRAM605に記憶する(ステップS
87)。
【0187】ここで、上記ステップS87の具体的処理
内容を図64のフローチャートを参照して説明する。図
64において、まず、「出力種別選択BOX」2005
で選択されている出力対象を判断し(ステップS10
2)、「出力種別選択BOX」2005で選択されてい
る出力対象が″当日生産・品質実績情報″である場合に
は、不良件数、完成台数、直行率、台当欠台数、PQ
値、およびライン落ち台数の集計値を計算する(ステッ
プS103)。計算した集計値を時系列毎にRAM60
5に記憶する(ステップS104)。
【0188】他方、「出力種別選択BOX」2005で
選択されている出力対象が、その他の場合には、選択さ
れている出力対象の項目毎に品質データを件数の多い順
に並び替え(ステップS105)、並び替えたデータ
を、時系列毎に集計する(ステップS106)。そし
て、集計した結果を時系列毎にRAM605に記憶する
(ステップS107)。この後、図62のステップS8
8において、RAM605に記憶している品質データお
よび時系列毎の集計結果を画面に表示する(ステップS
88)。
【0189】図71は、品質データおよび時系列毎の集
計結果の画面の表示例を示している。同図に示す例は、
指定される″機種名、機種コード、および指定日″に該
当する、品質データ(検索データ、生データ)は、検索
データ表示欄2031に一覧表示される。検索データ表
示欄2031は、″NO″、″組付連番″、″機
番″、″ヘッドNO″、″再検″、″発生日″、″発時
刻″、″工程名″、″不良項目″、″不良内容″、″ラ
イン落ち″、″ランク″、″責任区″、″不良原因″、
修理内容″、″修理日″、″再発防止内容″、″対策
日″、″対時刻″、および″対担当″等の項目からな
り、どの項目を検索データ表示欄2031に表示させる
かは、操作者が自由に選択可能となっている。また、検
索データ表示欄2031で項目(列)を指定して、「表
示/非表示する列の選択」キーを操作することで、指定
した項目(列)のデータの表示/非表示が可能となって
いる。
【0190】また、時系列毎の集計結果は、出力対象表
示欄2032に一覧表示される。出力対象表示欄203
2に表示される不良件数の集計(計算)条件は、チェッ
クボックス2034で指定される。このチェックボック
ス2034で「何変を含まない」や「不再現を含まな
い」を選択することで、不良件数としてそれらを除外し
た件数とすることができる。また、出力対象表示欄20
32に表示された項目のうち選択された項目の時系列の
データが、グラフ表示欄2033に折れ線グラフ化して
表示される。なお、グラフ表示欄2033に折れ線グラ
フ化して表示する項目は、1つに限られず、出力対象表
示欄2032に表示された項目のうち複数の項目を選択
して複数の項目の時系列のデータが表示可能となってい
る。また、件数表示欄2030には、″何変件数″、″
不再現件数″、″再検件数″、および″入力保留台数″
が表示される。
【0191】なお、図72は、″機種コード″として
「ALL」、指定日として「5月1日」、″出力種別″
として「当日生産・品質実績情報」が選択された場合を
示している。同図の出力対象表示欄2032では、デー
タ項目(生産(完成)台数、直行機台数、不良件数、直
行率、台当欠点数、PQ値、ライン落台数)に対応させ
て、「TOTAL数」、「割合」、「棒グラフ」、「時
間毎(8時〜20時)の件数」が表示されている。ま
た、グラフ表示欄2033は、出力対象表示欄2032
で″生産完成台数″が選択された場合のグラフ表示例を
示している。
【0192】「出力種別選択BOX」2005の出力種
別として、「当日生産・品質実績情報」が選択された場
合に出力対象表示欄2032で表示されるデータ項目
(産(完成)台数、直行機台数、不良件数、直
行率、台当欠点数、PQ値、ライン落台数)の計
算方法について詳細に説明する。
【0193】生産完成台数 Mainデータテーブル709dの「完成日」(或いは
「完成時刻」)が入力されている件数をカウントして、
トータルの件数を「TOTAL」の項目に表示する。ま
た、「割合」の項目には、(「生産完成台数」の「TO
TAL」件数)÷(「生産完成台数」の「TOTAL」
件数)*100を数字で表示する。また、「棒グラフ」
には、上記「割合」の計算結果をグラフ化して表示す
る。さらに、「時刻毎の件数」には、その指定した指定
日の時刻毎の件数推移を件数で表示する。この時間間隔
は1時間毎または30分毎とすることが可能である(画
面表示は1時間毎となっている)。この「時刻毎の件
数」は、Mainデータテーブル709dの「完成時
刻」を利用してカウントする。
【0194】直行機台数 (上述の「生産完成台数」の「TOTAL」)−(Ma
inデータテーブルの「不良件数」が入っている台数の
カウント値)の件数を、「TOTAL」の項目に表示す
る。また、「割合」の項目には、(「直行機台数」÷
「生産完成台数」)*100の結果を数字で表示する。
また、「棒グラフ」には、この「割合」の計算結果を表
示する。「棒グラフ」の長さの基準は、上記「生産完成
台数」とする。「時刻毎の件数」は、Mainデータテ
ーブル709dの「完成時刻」を利用して、生産完成台
数をカウントしておこなう。
【0195】不良件数 (工程内不良データテーブル709fの「不良項目」の
カウント値)−(工程内不良データテーブル709fの
「何変」若しくは「不再現」フラグがあるもののカウン
ト値)の演算処理結果を、「不良件数」の「TOTA
L」として数字で表示する。なお、この場合は、図73
に示すように、起動時に予めチェックボックス2034
で「何変を含まない」、「不再現を含まない」のチェッ
クマークが付されているので、かかる計算式となる。こ
のチェックマークを付さなかったケースの計算式は後述
する。また、「割合」の項目には、(上記「不良件数」
の「TOTAL」)÷(上記「生産完成台数」のTOT
AL))*100という演算処理結果を数字で表示す
る。また、「棒グラフ」には、この「割合」の結果を棒
グラフ化して表示する。「時刻毎の発生件数」は、工程
内不良データテーブル709fの「発生時刻」に基づい
て不良件数をカウントして表示する。
【0196】なお、チェックボックス2034で、[何
変を含まない]がチェックされていない場合には、Ma
inデータテーブル709dの「何変件数」を用いて、
「不良件数」+「何変件数」の演算処理結果を「不良件
数」とする。チェックボックス2034で、[不再現を
含まない]がチェックされていない場合には、Main
データテーブル709dの「不再現件数」を用いて、
「不良件数」+「不再現件数」の演算処理結果を「不良
件数」とする。
【0197】また、チェックボックス2034で、[再
検を含まない]がチェックされていない場合には、Ma
inデータテーブル709dの「再検件数」を用いて、
「不良件数」+「再検件数」の演算処理結果を「不良件
数」とする。なお、チェックボックス2034で、複数
の項目を選択することも可能である。かかる場合には、
「不良件数」−(チェックした各件数の加算値)が「不
良件数」となる。図72は、チェックボックス2034
で、「何変を含まない」、「不再現を含まない」、およ
び[再検を含まない]がチェックされていない場合の表
示例を示している。
【0198】直行率 ((上記「直行機台数」のTOTAL)÷(「生産完成
台数」のTOTAL))*100の演算処理をした結果
を「TOTAL」に数字で表示する。「割合」は「TO
TAL」の表示と同じである。「棒グラフ」の表示は、
この「割合」の結果を表示する。表示方法は上記と同様
である。「時間毎の結果」は、(上記「直行機台数」の
時間毎の結果)÷(「生産完成台数」の時間毎の結果)
*100の演算処理をした結果を時間毎のセルに数字で
表示する。
【0199】台当欠点数 (上記「不良件数」のTOTAL)÷(上記「生産完成
台数」のTOTAL)の演算結果を「TOTAL」に表
示する。「割合」の項目にも、この「TOTAL」と同
じ数字を表示する。また、「棒グラフ」は表示しない。
「時刻毎の件数」には、(上記「不良件数」の時間毎の
演算結果)÷(上記「生産完成台数」の時間毎の演算結
果)の演算の結果を各セルに数字で表示する。
【0200】PQ値 (工程内不良データテーブルの「不良項目」の件数)÷
(上記「生産完成台数」のTOTAL)の演算結果を
「TOTAL」に数字で表示する。「割合」には、「T
OTAL」と同じ数字を表示する。「棒グラフ」は非表
示とする。「時刻毎の件数」には、([工程内不良デー
タテーブル]の「不良項目」を「発生時刻」(若しくは
「発生日」)を利用して指定時刻/日毎のカウントした
値)÷(上記「生産完成台数」の指定時刻/日毎にカウ
ントした値)の演算結果を用いて指定した時刻/日毎の
各セルに数字で表示する。
【0201】ライン落ち台数 (Mainデータテーブル709dの「LineOut
Flg」([1]がライン落ち中、[2]がライン落ち
から再びラインに投入されたもの)が入力されているデ
ータをカウントして、「TOTAL」の欄に数字で表示
する。「割合」には、((上記「TOTAL」の件数)
÷(「生産完成台数」の「TOTAL」))*100の
演算結果を数字で表示する。「棒グラフ」には、この
「割合」に基づいてグラフ化する。「時刻毎の件数」に
は、Mainデータテーブル709dの「ライン落ち」
があった場合のMainデータテーブル709dの「完
成時刻」(若しくは「完成日」)を指定した時刻/日毎
に各セルに数字で表示する。
【0202】図73は、出力種別選択BOX2005
で、″工程別不良発生状況″が選択された場合の出力画
面の表示例を示している。同図に示す如く、″工程別不
良発生状況″が選択された場合には、出力対象表示欄2
032には、工程名(TOTAL、画像検査01、完成
検査01、調整工程01、調整工程02、電気検査0
1)毎に、「件数」、「棒グラフ」、「割合」、「時刻
毎の件数」が、出力対象表示欄2032に表示される。
【0203】ここで、「工程名」は、工程内不良データ
テーブル709fの「工程名」、「発生日」、および
「発生時刻」を利用して件数をカウントする。各工程の
各件数と、その「TOTAL」の件数を表示する。この
場合の件数は、「工程名」*「発生日」で件数をカウン
トする。「割合」は、(各工程の件数÷TOTAL件
数)*100により算出する。なお、TOTALの「割
合」は(TOTALの件数÷TOTALの件数)*10
0となる。また、「棒グラフ」は、この「割合」を用い
てグラフ化する。「時刻毎の件数」には、「工程名」*
「発生日」*「発生時刻」で各時刻の件数をカウントし
て各セルに数字を表示する。
【0204】また、チェックボックス2034で「何変
を含まない」、「不再現を含まない」を選択すること
で、上述したように、不良件数から除外することができ
る。また、チェックボックス2034で「再検を含まな
い」を選択すると、工程内不良データテーブル709f
の「再検数」を利用して、上記で「工程名」としてカウ
ントした値から「再検数」を除外する。
【0205】また、図73では、出力対象表示欄203
2に表示するデータの種類を選択するためのラジオボタ
ン2035が設けられており、このラジオボタン203
5で選択された項目(「件数」、「台欠」、「PQ
値」)のデータが出力対象表示欄2032に表示され
る。かかる場合の各計算式は、上述「当日生産・品質実
績情報」と同様である。なお、図73に示す例は、ラジ
オボタン2035で「件数」が選択された場合を示して
いる。
【0206】図74は、出力種別選択BOX2005
で、″不良項目別発生状況″が選択された場合の出力画
面の表示例を示している。同図に示す如く、″工程別不
良発生状況″が選択された場合には、出力対象表示欄2
032には、不良項目名(TOTAL、画像不良、表示
不良、外観不良、作動不良、搬送不良、組付不良、異常
音、調整不良)毎に、「件数」、「棒グラフ」、「割
合」、「時刻毎の件数」が、出力対象表示欄2032に
表示される。
【0207】「不良項目名」は、工程内不良データテー
ブル709fの「不良項目」、「発生日」、および「発
生時刻」を利用して件数をカウントする。各項目の件数
と各項目を総計した「TOTAL」の件数を表示する。
計算式は、「不良項目」*「発生日」で件数をカウント
する。「割合」の計算は、(各工程の件数÷TOTAL
件数)*100とする。なお、TOTALの割合数は
(TOTALの件数÷TOTALの件数)*100とな
る。「棒グラフ」はこの「割合」数を用いてグラフ化す
る。「時刻毎の件数」には、「不良項目」*「発生日」
*「発生時刻」で各時刻の件数をカウントして、各セル
に数字を表示する。
【0208】また、ラジオボタン2035で、「件
数」、「台欠(台欠点数)」、「PQ値」を選択する
と、各不良項目名の内容がその選択した情報に合わせて
表示される。各計算式は、上述の「当日生産・品質実績
情報」と同様である。なお、図74に示す例は、ラジオ
ボタン2035で「件数」が選択された場合を示してい
る。
【0209】また、チェックボックス2034で、「何
変を含まない」、「不再現を含まない」のチェックボッ
クスを選択することで、不良件数としてそれらを除外し
た件数とすることができる。その除外する計算式は上記
と同様である。チェックボックス2034で、「再検を
含まない」を選択すると、工程内不良データテーブル7
09fの「再検数」を利用して、「再検数」が入力され
ていない「不良項目」を選択して各演算処理をおこな
う。
【0210】図75は、出力種別選択BOX2005
で、″責任区別発生状況″が選択された場合の出力画面
の表示例を示している。同図に示す如く、″責任区別発
生状況″が選択された場合には、出力対象表示欄203
2には、責任区名(TOTAL、ゴミ、組立、部品、技
術、不明、責任区未入力、)毎に、「件数」、「棒グラ
フ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、出力対象表示欄
2032に表示される。
【0211】「責任区名」の「TOTAL」と「各項
目」は、工程内不良データテーブル709fの「責任区
1、2、3」、「発生日」、および「発生時刻」を利用
して件数をカウントする。各項目の各「件数」と、その
TOTALの件数を表示する。計算式は、「責任区1、
2、3」*「発生日」で「件数」をカウントしたものと
なる。「割合」数の計算は、(各工程の件数÷TOTA
L件数)*100でおこなう。なお、TOTALの「割
合」数は、(TOTALの件数÷TOTALの件数)*
100とする。「棒グラフ」は、この「割合」数を用い
てグラフ化する。「時刻毎の件数」は、「責任区1、
2、3」*「発生日」*「発生時刻」で各時刻の件数を
カウントして、各セルに数字を表示する。
【0212】また、ラジオボタン2035で、「件
数」、「台欠(台欠点数)」、「PQ値」を選択する
と、各責任区名のデータの内容がその選択した情報に合
わせて表示される。各計算式は、上述の「当日生産・品
質実績情報」と同様である。なお、図75に示す例は、
ラジオボタン2035で「件数」が選択された場合を示
している。
【0213】また、チェックボックス2034で、「何
変を含まない」、「不再現を含まない」のチェックボッ
クスを選択することで、不良件数としてこれらを除外し
た件数とすることができる。計算式は上記と同様であ
る。また、チェックボックス2034で、「再検を含ま
ない」を選択すると、工程内不良データテーブル709
fの「再検数」を利用して、「再検数」が入力されてい
ない「責任区1、2、3」を選択して各演算処理をおこ
なう。
【0214】図76は、出力種別選択BOX2005
で、″ライン落ち/解除状況″が選択された場合の出力
画面の表示例を示している。同図に示す如く、″ライン
落ち/解除状況″が選択された場合には、出力対象表示
欄2032には、データ項目名(生産完成台数、ライン
落台数、ライン落解除台数)毎に、「件数」、「棒グラ
フ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、出力対象表示欄
2032に表示される。
【0215】「データ項目名」の「生産完成台数」、
「ライン落台数」、および「ライン落解除台数」は、M
ainデータテーブル709dの「LineOutFl
g」、「組付開始日」、「組付開始時刻」、「完成
日」、および「完成時刻」を利用してカウントする。
「生産完成台数」の「件数」は、Mainデータテーブ
ル709dの「完成日」の件数とする。「生産完成台
数」の「割合」はMainデータテーブル709dの
「完成日」の件数で割って、″%″で表示する。「生産
完成台数」の「時刻毎の件数」は、Mainデータテー
ブル709dの「完成時刻」を利用してカウントする。
また、「ライン落台数」の「件数」は、Mainデータ
テーブル709dの「LineOutFlg」*「組付
開始日」)をカウントする。「ライン落台数」の「割
合」(%)には((ライン落台数)÷(生産完成台
数))*100の計算結果を数字で表示する。「ライン
落台数」の「時刻毎の件数」は、Mainデータテーブ
ル709dの「組付開示時刻」を用いてカウントして、
各時刻毎のセルに数字で表示する。「ライン落解除台
数」の「件数」は、Mainデータテーブル709dの
「LineOutFlg」*「完成日」でカウントす
る。「ライン落解除台数」の「割合」(%)は、(「ラ
イン落解除台数」の件数÷「生産完成台数」の件数)*
100の計算結果を数字で表示する。また、「ライン落
解除台数」の「時刻毎の件数」は、Mainデータテー
ブル709dの「完成時刻」を用いてカウントして、各
時刻毎にセルに数字で表示する。
【0216】また、チェックボックス2034で、「何
変を含まない」、「不再現を含まない」を選択すること
で、不良件数としてそれらを除外した件数とすることが
できる。かかる計算式は上記と同様である。また、チェ
ックボックス2034で、「再検を含まない」を選択す
ると、工程内不良データテーブル709fの「再検数」
を利用して、「再検数」が入力されていない「責任区
1、2、3」を選択して各演算処理をおこなう。
【0217】図77は、出力種別選択BOX2005
で、″不良内容別発生状況″が選択された場合の出力画
面の表示例を示している。同図に示す如く、″不良内容
別発生状況″が選択された場合には、出力対象表示欄2
032には、不良内容名(TOTAL、縦白帯、キズ、
塗工ムラ(OPC)、色ポチ、横黒スジ、縦帯、操作部
縦線、縦白黒帯、縦白スジ、縦黒帯)毎に、「件数」、
「棒グラフ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、出力対
象表示欄2032に表示される。
【0218】「不良内容名」は工程内不良データテーブ
ル709fの「不良内容1、2、3」、「発生日」、お
よび「発生時刻」を利用してカウントする。各項目の各
件数と、そのTOTALの件数を表示する。「不良内容
1、2、3」*「発生日」で件数をカウントする。「割
合」数は、(各内容の件数÷TOTAL件数)*100
とする。なお、TOTALの「割合」数は(TOTAL
の件数÷TOTALの件数)*100となる。「棒グラ
フ」は、この「割合」数を用いてグラフ化する。「時刻
毎の件数」は、「不良内容1、2、3」*「発生日」*
「発生時刻」で各時刻の件数をカウントして、各セルに
数字を表示する。
【0219】また、チェックボックス2034で「何変
を含まない」、「不再現を含まない」のチェックボック
スを選択することで、不良件数としてそれらを除外した
件数とすることができる。かかる計算式は上記と同様で
ある。また、チェックボックス2034で、「再検を含
まない」を選択すると、工程内不良データテーブル70
9fの「再検数」を利用して、「再検数」が入力されて
いない「責任区1、2、3」を選択して各演算処理をお
こなう。
【0220】図78は、出力種別選択BOX2005
で、″修理内容状況″が選択された場合の出力画面の表
示例を示している。同図に示す如く、″修理内容状況″
が選択された場合には、出力対象表示欄2032には、
修理内容名(TOTAL、清掃、交換、修正、グリース
塗布、セット)毎に、「件数」、「棒グラフ」、「割
合」、「時刻毎の件数」が、出力対象表示欄2032に
表示される。
【0221】「修理内容名」は工程内不良データテーブ
ル709fの「修理内容1、2、3」、「修理日」、お
よび「修理時間」を利用してカウントする。各項目の各
「件数」と、そのTOTALの件数を表示する。計算式
は、「修理内容1、2、3」*「修理日」で件数をカウ
ントする。「割合」数の計算は、(各内容の件数÷TO
TALの件数)*100となる。なお、TOTALの割
合数は(TOTALの件数÷TOTALの件数)*10
0とする。「棒グラフ」は、この「割合」数を用いてグ
ラフ化する。「時刻毎の件数」は、「修理内容1、2、
3」*「修理日」*「修理時間」で各時刻の件数をカウ
ントして、各セルに数字で表示する。
【0222】また、チェックボックス2034で、「何
変を含まない」、「不再現を含まない」を選択すること
で、不良件数としてそれらを除外した件数とすることが
できる。かかる場合の計算式は上記と同様である。ま
た、チェックボックス2034で、「再検を含まない」
を選択すると、工程内不良データテーブル709fの
「再検数」を利用して、「再検数」が入力されていない
「責任区1、2、3」を選択して各演算処理をおこな
う。
【0223】図79〜図82は、出力種別選択BOX2
005で、″工程別品質状況″が選択された場合の出力
画面の表示例を示している。図79〜図82に示す如
く、″修理内容状況″が選択された場合には、出力対象
表示欄2032には、工程名(TOTAL、電気検査0
1、調整工程01、機械検査01、画像検査01、完成
検査01)毎に、「件数、台欠、PQ値、または台
数」、「棒グラフ」、「割合」、「時刻毎の件数」が、
出力対象表示欄2032に表示される。図79は、チェ
ックボックス2034で「何変を含まない」、「不再現
を含まない」、および「再検を含まない」が選択され、
ラジオボタン2035で「件数」が選択された場合の表
示例を示している。図80は、チェックボックス203
4で「再検を含まない」が選択され、ラジオボタン20
35で「台数」が選択された場合の表示例を示してい
る。図81は、チェックボックス2034で「何変を含
まない」、「不再現を含まない」、および「再検を含ま
ない」が選択され、ラジオボタン2035で「台欠」が
選択された場合の表示例を示している。図82はチェッ
クボックス2034で「再検を含まない」が選択され、
ラジオボタン2035で「PQ値」が選択された場合の
表示例を示している。
【0224】さて、図62のステップS89では、RA
M605に記憶している個別アラーム条件設定データと
品質データとを照合する。ここで、ステップS89の具
体的処理内容を図65のフローチャートを参照して説明
する。図65において、品質データの1件目のデータを
取り出し(ステップS111)、個別アラーム条件デー
タのアラーム基準と照合し(ステップS112)、アラ
ーム基準に該当するか否か判断する(ステップS11
3)。この照合の結果、アラーム基準に該当しない場合
にはステップS115に移行する一方、アラーム基準に
該当する場合には、該当した項目と件数をRAM605
に記憶した後(ステップS114)、ステップS115
に移行する。
【0225】ステップS115では、品質データの最後
か否かを判断し、品質データが最後である場合には、リ
ターンする一方、品質データの最後でない場合には、次
の品質データを取り出した後(ステップS116)、ス
テップS112に戻り、品質データが終了するまで同じ
処理を繰り返す。
【0226】さて、図62のステップS90では、RA
M605に記憶している共通アラーム条件設定データと
品質データとを照合する(ステップS90)。ここで、
ステップS90の具体的処理内容を図66のフローチャ
ートを参照して説明する。図66において、まず、品質
データの1件目のデータを取り出し(ステップS12
1)、共通アラーム条件データのアラーム基準(アラー
ム項目)と照合し(ステップS122)、アラーム基準
に該当するか否かを判断する(ステップS123)。こ
の照合の結果、アラーム基準に該当しない場合にはステ
ップS125に移行する一方、アラーム基準に該当する
場合には、該当した項目と件数をRAM605に記憶し
た後(ステップS124)、ステップS125に移行す
る。ステップS125では、品質データの最後か否かを
判断し、品質データが最後である場合には、リターンす
る一方、品質データの最後でない場合には、次の品質デ
ータを取り出した後(ステップS126)、ステップS
122に戻り、品質データが終了するまで同じ処理を繰
り返す。
【0227】つづいて、図63のステップS91では、
アラーム基準に引っかかる品質データがあるか否かを、
RAM605に記憶したアラーム基準に該当した項目お
よびその件数を参照して判断し、アラーム基準に引っか
かる品質データがない場合には、ステップS96に移行
する一方、アラーム基準に引っかかる品質データがある
場合には、アラーム音の設定欄2014で″アラーム音
を鳴らす″が設定されているか否かを判断し(ステップ
S92)、アラーム音の設定欄2014で″アラーム音
を鳴らす″が設定されている場合には、ステップS93
に移行してスピーカ609からアラーム音を鳴らすとと
もに、RAM605に記憶しているアラーム基準に該当
した項目と件数(アラームの結果状況)を画面に表示す
る(ステップS94)。他方、ステップS92でアラー
ム音の設定欄2014で″アラーム音を鳴らす″が設定
されていない場合には、アラーム音を鳴らさずに、ステ
ップS94に移行して、RAM605に記憶しているア
ラーム基準に該当した項目と件数(アラームの結果状
況)を画面に表示する(ステップS94)。
【0228】図83および図85は、アラームの状況結
果の表示画面の一例を示している。図83は個別アラー
ム発生状況の画面の表示例、図85は共通アラーム発生
状況の画面の表示例を示している。図83および図85
において、″結果″の欄には発生件数が表示される。ま
た、アラーム値に引っかかった項目は、赤色で識別表示
される。この画面で項目を選択すると、図84に示すよ
うな、アラームの詳細内容が表示される。
【0229】そして、アラーム状況を確認したら、閉じ
るボタンが押され(ステップS95)、アラームの結果
状況の画面を閉じる。以後は、システムの利用者の任意
の操作状況により替わる。ステップS96では、キー入
力がなされた場合には、キー入力内容を判断し、「表ソ
フト展開」キー2012が選択された場合には、画面上
のデータがそのまま表計算ソフトのシートに展開される
(ステップS98)。また、印刷キー2013が選択さ
れた場合には、画面上のデータがそのまま印刷して出力
される(ステップS99)。また、「表示/非表示する
列の選択」キーが押下された場合には、不良データの列
の表示/非表示を設定するための設定画面が表示され、
この画面で不良データの項目の選択がおこなわれる(ス
テップS100)。また、「単票形式で表示を選択す
る」キーが押された場合には、不良データの内容が単票
形式で表示される(ステップS101)。また、その他
のキーが押された場合には、他の処理を実行する(ステ
ップS97)。
【0230】そして、プログラムの終了指示が有るか否
かを判断して(ステップS102)、プログラムの終了
指示がある場合には、当該プログラムを終了する一方、
プログラムの終了指示がない場合には、図61のステッ
プS78に戻る。
【0231】以上説明したように、出力系クライアント
501〜503による工程監視/アラーム処理では、機
種名、機種コード、日付等を検索条件として工程内不良
データテーブル709fから該当する品質データを検索
し、検索した品質データと、アラーム値マスターテーブ
ル708tの共通アラーム基準および記録媒体607に
格納されている個別アラーム基準とを照合し、当該品質
データが共通アラーム基準および個別アラーム基準の少
なくとも一方に該当する場合に、警告を発することとし
たので、品質データが、各部署で共通の共通アラーム基
準および出力系クライアントで個別に設定された個別ア
ラーム基準の少なくとも一方に該当する場合に、出力系
クライアントで警告を発することができ、品質問題の早
期解決に当たることが可能となり、これにより、組立・
製造ラインで製造される製造物の管理を効率的かつ迅速
におこなうことが可能となる。
【0232】[管理系クライアントによるアラームメー
ル送信処理]管理系クライアント600によるアラーム
メール送信処理を図86〜図90のフローチャートにし
たがって、図91〜図96のアラームメール送信処理に
おける画面表示例を参照しつつ説明する。図86〜図9
0は管理系クライアント600におけるアラームメール
送信処理を説明するためのフローチャート、図91〜図
96は、アラームメール送信処理における画面表示例を
示す図である。このアラームメール送信処理は、管理系
クライアント600でおこなわれる。
【0233】かかるアラームメール送信処理では、製造
工程内で発生した不良データで、品質問題検討依頼対象
のデータと、全部署共通のアラーム設定対象のデータが
発生しているかをシステム側でリアルタイムに監視し、
発生している場合、画面にその状況をリアルタイムで表
示するとともに、アラームメール送信対象者にダイレク
トで不良内容をメール送信する。これにより、メールの
受信を受けた担当者は、自己の責任範囲または関連部署
との連携により、品質問題の早期解決に当たることが可
能となる。
【0234】図91は、アラームメール送信プログラム
807bを起動させた場合に、表示部802に表示され
る画面3000の一例を示す。同図において、3001
は選択されている機種のデータ存在期間を表示するため
のキーを示す。このキー3001が押下されると、選択
されている機種のデータ存在期間が表示される。300
2は検索対象とする[製品分野]を選択するための製品
分野選択BOX、3003は検索対象とする[機種]を
選択するための機種選択BOX、3004は検索対象と
する[機種コード]を選択するための機種コード選択B
OX、3006は検索対象の「日付」を選択するための
カレンダーを示す。
【0235】3008はデータの更新間隔を指定するた
めの[更新間隔]キーを示す。[更新間隔]設定キー3
008が選択された場合には、上記図68と同様の更新
方法を設定するためのサブ画面が表示される。このサブ
画面では、情報の検索を自動更新するか否かが選択さ
れ、自動更新を実行する場合は何分間隔で実行するかが
設定される。ここで、自動更新とは、「検索実行」キー
3012を押さなくてもシステムが、設定された時間間
隔毎に自動で情報を検索し最新情報を画面に表示する機
能をいう。上述の「検索実行」キー3012を押下する
ことで、検索条件に適合する情報の検索を実行し、検索
された情報を画面表示することができる。
【0236】また、3009は起動条件を設定するため
の「起動時設定」キーを示す。「起動時設定」キー30
09が選択されると、図94に示す如く、起動時設定の
サブ画面3021が表示される。このサブ画面3021
で、「対象機種名」、「メールサーバー名」、および
「メールファイル名」が入力されて、″設定OK″が選
択されると、「対象機種名」、「メールサーバー名」、
および「メールファイル名」が設定されて、記録媒体8
07に格納される。この「対象機種名」、「メールサー
バー名」、および「メールファイル名」は、最初のシス
テム稼働時と変更時のみ設定される。
【0237】また、図91において、3015は共通ア
ラーム設定状況や共通アラーム結果を表示するための
「アラーム設定状況/結果」キー、3016は検討依頼
メール状況を表示するための「検討依頼メール状況」キ
ー、3017はアラームメールの宛先を表示するための
「アラームメール宛先」キーを示す。「アラーム設定状
況/結果」キー3015、「検討依頼メール状況」キー
3016、および「アラームメール宛先」キー3017
のいずれかを選択することで、「アラーム設定状況/結
果」、「検討依頼メール状況」、「アラームメール宛
先」の画面の選択切換が可能となっている。
【0238】図91は、「アラーム設定状況/結果」キ
ー3015が選択されている場合を示しており、アラー
ム設定状況/結果表示領域3018には、アラーム値マ
スターテーブル708tのデータが表示される。また、
「検討依頼メール状況」キー3016が選択されると、
図92に示す如く、検討依頼メール状況表示領域301
9に工程内不良データテーブル709fのデータが表示
される。また、「アラームメール宛先」キー3017が
選択されると、図93に示す如く、アラームメール宛先
表示領域3020にアラーム受信者マスターテーブル7
08oのデータが表示される。検討依頼メールは、上述
した「修理工程の入力画面」で、「検依」を選択入力さ
れた場合に管理系クライアント600から送信される。
図95は、入力系クライアント201〜208で使用さ
れる不良内容の単票表示画面3022の一例を示してい
る。図96は検討依頼メール3023の一例を示す図で
ある。
【0239】つぎに、アラームメールの送信処理を図8
6〜図90のフローチャートを参照して説明する。図8
6において、まず、管理系の責任者が、管理系クライア
ント600の電源をONとすると(ステップS13
1)、プログラムを選択するためのアイコンの選択画面
が表示される(ステップS132)。そして、このアイ
コンの選択画面でアラームメール送信プログラムが選択
されると(ステップS133)、記録媒体807からア
ラームメール送信プログラム807bを読み出して、R
AM805に展開した後、アラームメール送信プログラ
ム807bを起動する(ステップS135)。アラーム
メール送信プログラム807bが起動されると、まず、
上記図47に示すようなパスワード入力画面が表示され
る(ステップS137)。そして、管理者により、社員
NOとパスワードが入力される(ステップS138)。
【0240】入力されたパスワードと予め登録されてい
るパスワードとを照合し(ステップS139)、パスワ
ードが正しいか否かを判断して(ステップS140)、
入力されたパスワードが正しい場合には、ステップS1
41に移行する一方、入力されたパスワードが正しくな
い場合には、ステップS138に戻り、再度、パスワー
ドの入力がおこなわれる。
【0241】そして、ステップS141では、工程監視
サーバー300aに、機種名マスターテーブル708r
(機種名、製品分野、生産拠点、量産開始年月日、Se
rverName、IP_Address、DBNam
e、HEAD_NO_FLG、Mail送信)、アラー
ム値マスターテーブル708t(NO、管理区分、不良
区分、工程名、不良項目、不良内容1、不良内容2、不
良内容3、LineOut、何変、Lank、責任区
1、責任区2、責任区3、不再現、不良原因、修理内容
1、修理内容2、修理内容3、修理担当者、再発防止内
容、対策担当者、アラーム値、アラーム結果、アラーム
時刻、メール送信日付)、アラーム受信者マスターテー
ブル708o(NO、責任区1、責任区2、責任区3、
NOTES_ID、送信種別)のマスターデータをダウ
ンロードしてRAM605に格納する(ステップS14
1)。
【0242】つづいて、図42に示すような画面を表示
する。その際、取り込んだ機種名マスターテーブル70
8r、アラーム値マスターテーブル708t、およびア
ラーム受信者マスターテーブル708oのマスターデー
タを画面の対応するエリアに表示する(ステップS14
2)。
【0243】ついで、メールサーバー300bへのログ
インをおこなう(ステップS143)。ここでは、メー
ルのパスワードの確認がおこなわれ、パスワードが正し
い場合に、メールサーバー300bから肯定応答がなさ
れる。
【0244】つづいて、上述の「更新方法の設定」のダ
イアログボックスで設定されている検索条件が、自動検
索か手動検索かを判断する(ステップS150)。この
判断の結果、自動検索が設定されている場合には、ステ
ップS151に移行して、指定時間間隔が経過したか否
かを判断する。指定時間間隔が経過した場合にはステッ
プS153に移行する。他方、ステップS150で手動
検索が設定されている場合には、ステップS152に移
行して、検索実行キーが押下されたか否かを判断し、検
索実行キーが押下された場合には、ステップS153に
移行する。
【0245】ステップS153では、工程監視サーバー
300aの工程内不良データテーブル709f(工場
名、製品分野、機種名、生産step、ラインNO、機
種コード、組付連番、不良連番、機番、不良区分、再件
数、発生日、発生時刻、工程名、不良項目、不良内容
1、不良内容2、不良内容3、LineOut、何変、
Lank、責任区1、責任区2、責任区3、不再現、不
良原因、修理内容1、修理内容2、修理内容3、修理
日、修理時間、修理担当者、再発防止内容、対策日、対
策時刻、対策担当者、最新更新日時、Mail送信フラ
グ)から当日の品質データ(マスターデータ)をダウン
ロードして、RAM605に格納する(ステップS15
3)。
【0246】そして、メール送信フラグが″1(検討依
頼メールを送るが設定されている)″に設定されている
品質データがあるか否かを判断し(ステップS15
4)、メール送信フラグが″1″に設定されている品質
データがない場合には、ステップS157に移行する一
方、メール送信フラグが″1″に設定されている品質デ
ータがある場合には、検討依頼メールを対象者(アラー
ム受信者マスターテーブル708oで送信先として指定
されている者)に送信する(ステップS155)。上述
の図96は検討依頼メールの一例を示している。そし
て、工程監視サーバー300aの工程内不良データテー
ブル709fのメール送信フラグを″2″に書き込む
(ステップS156)。
【0247】ステップS157では、アラーム値マスタ
ーテーブルのアラーム基準と、品質データとを照合す
る。ここで、ステップS157の具体的処理内容を図8
9のフローチャートを参照して説明する。図89におい
て、品質データの1件目のデータを取り出し(ステップ
S170)、アラーム基準と照合し(ステップS17
1)、アラーム基準と合致するか否かを判断する(ステ
ップS172)。この照合の結果、アラーム基準と合致
しない場合にはステップS174に移行する一方、アラ
ーム基準と合致した場合には、合致した項目と件数をR
AM605に記憶した後(ステップS173)、ステッ
プS174に移行する。ステップS174では、品質デ
ータの最後か否かを判断し、品質データが最後である場
合には、リターンする一方、品質データの最後でない場
合には、次の品質データを取り出した後(ステップS1
75)、ステップS171に戻り、品質データが終了す
るまで同じ処理を繰り返す。
【0248】つづいて、図88のステップS158で
は、アラーム基準値に引っかかる品質データがあるか否
かを判断し、アラーム基準値に引っかかる品質データが
ない場合には、図87のステップS150に戻る一方、
アラーム基準値に引っかかる品質データがある場合に
は、アラーム対象不良データを整理して、メール送信の
準備をおこなう(ステップS159)。
【0249】上記ステップS159の具体的な処理内容
を図90のフローチャートを参照して説明する。図90
において、まず、RAM605に記憶しているメール送
信対象の品質データの1件目を取り出し(ステップS1
80)、メール送信対象データの不良責任区とアラーム
宛先マスターデータの責任区別の宛先データを照合し、
メールの宛先を決定する(ステップS181)。そし
て、メール送信対象データとメール宛先データをRAM
605に記憶する(ステップS182)。そして、メー
ル送信対象のデータの最後か否かを判断し(ステップS
183)、メール送信対象のデータの最後である場合に
は、リターンする一方、メール送信対象のデータの最後
でない場合には、RAM605に記憶している次のメー
ル送信対象データを取り出した後(ステップS18
4)、ステップS181に戻り、メール送信対象の品質
データが終了するまで同じ処理を繰り返す。
【0250】さて、図88のステップS160では、共
通アラームメールの送信対象者に不良データの共通アラ
ームメールを送信すべく、メールサーバー300bに共
通アラームメールを送信する。この後、メールサーバー
300bから共通アラームメールが送信対象者に送信さ
れる。そして、工程内不良データテーブル709fのM
ail送信フラグを「2」に書き込む(ステップS16
1)。
【0251】つづいて、プログラムの終了指示があるか
否かを判断し(ステップS162)、プログラムの終了
指示がない場合には、ステップS150に戻る一方、プ
ログラムの終了指示がある場合には、工程監視サーバー
300aのアラーム値マスターテーブル708tのアラ
ーム結果、アラーム時刻、メール送信日付を書き込み
(ステップS163)、当該プログラムを終了する。
【0252】以上説明したように、管理系クライアント
600によるアラームメール送信処理では、管理系クラ
イアント600は、不良内容の所定の項目と、当該所定
の項目の不良の警告発生件数とを対応づけて共通アラー
ム基準として格納しているアラーム値マスターテーブル
708tから共通アラーム基準を読み出し、また、警告
をおこなう場合の送信先のデータが格納されているアラ
ーム受信者マスターテーブル708oから送信先のデー
タを読み出し、機種名、機種コード、日付等を選択し
て、これらを検索条件として、工程内不良データテーブ
ル709fから該当する品質データを検索し、検索した
品質データと共通アラーム基準とを照合し、当該品質デ
ータが共通アラーム基準に該当する場合に、アラーム受
信者マスターテーブルから読み出した送信先に共通アラ
ームメールを送信することとしたので、製造工程内で製
造物(被組立品)の不良が共通アラーム基準に該当する
場合に、所定の送信先に警告情報を送出することがで
き、品質問題の早期解決に当たることが可能となり、こ
れにより、組立・製造ラインで製造される製造物の管理
を効率的かつ迅速におこなうことが可能となる。
【0253】また、管理系クライアント600では、工
程内不良データテーブル709fから検索した品質デー
タのうち、メール送信フラグが「1」となっている品質
データがある場合には、アラーム受信者マスターテーブ
ルから読み出した送信先に検討依頼メールを送信するこ
ととしたので、入力系クライアントで製造工程内で製造
物(被組立品)の不良が発生して関連部署等(所定の送
信先)に報告したい場合に、所定の送信先に警告情報を
送出することができ、品質問題の早期解決に当たること
が可能となり、これにより、組立・製造ラインで製造さ
れる製造物の管理を効率的かつ迅速におこなうことが可
能となる。
【0254】[出力系クライアントによる工程監視品質
処理]出力系クライアント501〜503による工程監
視品質処理を図97および図98のフローチャートにし
たがって、図99〜図104の工程監視品質処理におけ
る画面表示例を参照しつつ説明する。図97および図9
8は出力系クライアントにおける工程監視品質情報処理
を説明するためのフローチャート、図99〜図104は
工程監視品質情報処理における画面表示例を示す図であ
る。
【0255】図99は、工程監視品質プログラムが起動
された場合に、表示部602に表示される初期画面40
00の一例を示す。4001は選択されている機種のデ
ータ存在期間を表示するためのキーを示す。このキー4
001が押下されると、選択されている機種のデータ存
在期間が表示される。4002は検索対象とする[生産
ステップ]を選択するための生産ステップ選択BOX、
4003は検索対象とする[製品分野]を選択するため
の製品分野選択BOX、4004は検索対象とする[機
種]を選択するための機種選択BOX、4005は検索
対象とする[機種コード]を選択するための機種コード
選択BOX、4006は出力対象を選択するための出力
種別選択BOXを示す。この出力種別選択BOX400
6に表示されている、″品質トレンド″、工程別不良発
生状況″、″不良項目別発生状況″、″責任区別発生状
況″、″ランク別発生状況″、″ライン落/解除状
況″、″不良内容別発生状況″、および″修理内容状
況″の中から出力対象が選択される。
【0256】ここで、″品質トレンド″は、本質実績、
目標との差、バラツキを把握するための情報である。″
工程別不良発生状況″は、工程別の不良の発生状況の推
移と傾向を把握するためのものである。″不良項目別発
生状況″は、項目別の発生状況と推移・傾向を把握する
ためのものである。″ランク別発生状況″は、ランク別
の不良発生と推移・傾向を把握するためのものであ
る。″ライン落/解除状況″は、ライン落/解除状況の
推移・傾向を把握するためのものである。″不良内容別
発生状況″は内容別の不良発生状況の推移と傾向を把握
するものである。″修理内容状況″は、内容別の修理状
況の推移と傾向を把握するためのものである。この出力
種別は、情報の検索前、検索後のいずれでも選択可能で
ある。
【0257】4007は検索対象とする[検索方法]を
選択するための検索方法選択欄を示す。検索方法選択欄
4007では、″日付で検索″、″組付連番で検索″、
および″機番で検索″のいずれかが選択される。400
8は検索対象の[検索基準]を選択するための検索基準
選択欄を示す。検索基準選択欄4008では、″発生日
基準″または″完成日基準″のいずれかが選択される。
【0258】つぎに、図97および図98のフローチャ
ートにしたがって工程監視品質情報処理を説明する。図
97において、まず、製造・製品検査部門401、部品
検査部門402、および製造技術部門403の各部門の
各担当者が、出力系クライアント501〜503の電源
をONとすると(ステップS190)、記録媒体607
に格納されている生産管理システムクライアント用プロ
グラム607bがRAM605に展開された後、起動し
て、表示部602に、上記図46に示すようなアイコン
の選択画面が表示される(ステップS191)。そし
て、このアイコンの選択画面で工程監視品質プログラム
602cが選択されると(ステップS192)、工程監
視サーバー300aから工程監視品質プログラム707
eをダウンロードし、RAM605に格納する(ステッ
プS193)。
【0259】そして、RAM605に格納した工程監視
品質プログラム707eを起動させると(ステップS1
94)、工程監視サーバー300aから入力担当者マス
ターテーブル708g(社員NO、氏名、パスワード)
のマスターデータをダウンロードして、RAM605に
格納する(ステップS195)。ついで、上記図47に
示すような、パスワード入力画面が表示される(ステッ
プS196)。そして、作業者により、パスワードおよ
び社員NOが入力される(ステップS197)。
【0260】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
g(社員NO、氏名、パスワード)のマスターデータ
(パスワードおよび社員NO)とを照合し(ステップS
198)、入力された社員NO/パスワードが正しいか
否かを判断し(ステップS199)、入力された社員N
O/パスワードが正しい場合には、ステップS200に
移行する一方、入力された社員NO/パスワードが正し
くない場合には、ステップS197に戻り、再度、社員
NO/パスワードの入力がおこなわれる。
【0261】ステップS200では、工程監視サーバー
300aの製品分野マスターテーブル708c(製品分
野)および機種名マスターテーブル708r(機種名、
製品分野、生産拠点、量産開始年月日、ServerN
ame、IP_Address、DBName、HEA
D_NO_FLG、およびMail送信)からマスター
データをダウンロードして、RAM605に格納し、例
えば、上記図99に示す如き画面を表示する(ステップ
S202)。この際、出力画面の「製品分野選択BO
X」4003に製品分野マスターテーブル708cの製
品分野のマスターデータを、「機種選択BOX」400
4に機種コード名マスターテーブル708aの機種名の
マスターデータを、「機種コード選択BOX」4005
に機種コード名マスターテーブル708aの機種コード
のデータを夫々表示する。また、「出力種別選択BO
X」4006に、工程監視品質プログラム707eに書
き込まれている出力種別のデータを表示する。
【0262】つづいて、図98において、図99の画面
で、「製品分野選択BOX」4003の製品分野を選択
し(ステップS210)、「機種選択BOX」4004
の機種名を選択する(ステップS211)。そして、
「出力種別選択BOX」4006で出力種別を選択する
(ステップS212)。さらに、検索方法設定欄400
7で検索方法を選択し(ステップS213)、検索基準
欄4008で検索基準を選択する(ステップS21
4)。
【0263】そして、検索条件の設定をおこなう(ステ
ップS215)。具体的には、入力条件設定キー400
9が押下されると、検索方法選択欄4007で設定され
た検索方法を具体的に指定するためのサブ画面が表示さ
れる。具体的には、検索方法選択欄4007で″日付で
検索″が選択されている場合には、図100に示すよう
な、サブ画面4020が表示され、管理者が所望の検索
期間を入力する。また、″検索方法選択欄4007で″
組付連番で検索″または″機番で選択″が選択されてい
る場合には、図101に示すサブ画面4021が表示さ
れ、管理者が、所望の検索すべき組付連番または機番の
「START_NO」と「END_NO」を入力する。
【0264】そして、検索実行キー4011が押下され
ると(ステップS216)、上記ステップS210〜ス
テップS215で指定された指定機種または指定期間の
品質データを、工程監視サーバー300aのMainデ
ータテーブル709dおよび工程内不良データテーブル
709fからダウンロードして(ステップS217)、
RAM605に記憶する(ステップS218)。そし
て、RAM605に格納した品質データ(生データ)
を、「出力種別選択BOX」4006で選択されている
出力対象に応じて集計し、集計結果をRAM605に記
憶する(ステップS219)。
【0265】この後、RAM605に格納している品質
データ(生データ)および集計結果を画面に表示する
(ステップS220)。そして、プログラムの終了指示
があるか否かを判断し(ステップS221)、プログラ
ムの終了指示がある場合には当該フローを終了する一
方、プログラムの終了指示がない場合にはステップS2
10に戻る。図102は、品質データおよび集計結果の
画面の表示例を示している。同図において、指定機種ま
たは指定期間の品質データ(生データ)は、検索データ
表示欄4031に一覧表示される。この検索データ表示
欄4031は、″NO″、″組付連番″、″機番″、″
ヘッドNO″、″再検″、″発生日″、″工程名″、″
不良項目″、″不良内容″、″ライン落ち″、″ラン
ク″、″責任区″、″不良原因″、修理内容″、″修理
日″、″再発防止内容″、″対策日″、″対時刻″、お
よび″対担当″等の項目からなり、どの項目を検索デー
タ表示欄4031に表示させるか操作者が自由に選択可
能となっている。
【0266】また、品質データのうち、出力種別選択B
OX4006で選択される出力種別(出力対象)に応じ
て集計されたデータは、出力対象表示欄4032に一覧
表示される。また、この出力対象表示欄で選択された項
目のデータは、グラフ表示欄4033にグラフ化して表
示される。このグラフ化して表示する項目は操作者が任
意に選択可能となっている。なお、検索データ表示欄4
031、出力対象表示欄4032、およびグラフ表示欄
4033の各画面がスクロール可能になっている。
【0267】図102に示す例では、検索条件として″
4月″が選択され、出力種別選択BOX4006で″不
良項目別発生状況″が選択された場合の検索データ表示
欄4031および出力対象表示欄4032のデータの表
示例を示している。出力対象表示欄4032では、4月
の日毎の集計データが表示されている。また、グラフ表
示欄4033は、出力対象表示欄4032で″TOTA
L″の項目が選択されている場合のグラフ表示例を示し
ている。
【0268】検索データ表示欄4031で、任意のデー
タが選択され、さらに、″単票形式で表示″キーが押下
されると、当該選択されたデータを含む行のデータが単
票形式で表示される。図103は、図102の検索デー
タ表示欄4031で、1行目のデータのいずれかが選択
され、″単票形式で表示″キーが押下された場合に表示
される″不良内容の単票表示″画面4036の一例を示
している。これにより、被組立品毎の不良内容のデータ
の確認が容易となる。
【0269】また、図104は、検索条件として″3月
〜5月″が選択され、出力種別選択BOX4006で″
不良項目別発生状況″が選択された場合の表示例を示し
ている。
【0270】[出力系クライアントによる日報/月報処
理]出力系クライアント501〜503による日報/月
報処理を、図105〜図106のフローチャートにした
がって、図107〜図110の日報/月報処理における
画面表示例を参照して説明する。図105〜図106は
出力系クライアント501〜503による日報/月報処
理を説明するためのフローチャート、図107〜図11
0は日報/月報処理における表示画面例を示す図であ
る。
【0271】図107は、日報/月報プログラム707
fが起動された場合に表示部602に表示される初期画
面5000の一例を示す。5001は選択されている機
種のデータ存在期間を表示するためのキーを示す。この
キー5001が押下されると、選択されている機種のデ
ータ存在期間が表示される。5002は検索対象とする
[生産ステップ]を選択するための生産ステップ選択B
OX、5003は検索対象とする[製品分野]を選択す
るための製品分野選択BOX、5004は検索対象とす
る[機種]を選択するための機種選択BOX、5005
は検索対象とする[機種コード]を選択するための機種
コード選択BOX、5006は出力対象を選択するため
の出力種別選択BOXを示す。この出力種別選択BOX
5006に表示されている、″不良項目別″、″工程
別″、″責任区別″、″ライン落ち″、″不良内容&修
理内容″の中から出力対象が選択される。この画面項目
の「不良項目別」、「工程別」、「責任区別」、「ライ
ン落ち」、「不良内容&修理内容」は、上述の品質監視
/アラーム処理と共通である。
【0272】ここで、″不良項目別″は、不良内容別に
不良の発生状況の推移・傾向を把握するためのものであ
る。″責任区別″は、責任区別の不良の発生状況の推移
・傾向を把握するためのものである。″ライン落ち″
は、ライン落ちの推移・傾向を把握するためのものであ
る。″「不良内容&修理内容」″は不良内容とこの不良
内容に対する修理内容の推移と傾向を把握するものであ
る。この出力種別は、情報の検索前、検索後のいずれで
も選択可能である。
【0273】5007は検索日付を選択するためのカレ
ンダー、5008は検索日付を指定するための「検索日
付」キー、5011は検索を実行するための検索実行キ
ーを示す。
【0274】つぎに、図105および図106のフロー
チャートにしたがって日報/月報処理を説明する。図1
05において、まず、製造・製品検査部門401、部品
検査部門402、および製造技術部門403の各部門の
各担当者が、出力系クライアント501〜503の電源
をONとすると(ステップS230)、記録媒体607
に格納されている生産管理システムクライアント用プロ
グラム607bがRAM605に展開された後、起動し
て、表示部602に上記図46に示すようなアイコンの
選択画面が表示される(ステップS231)。そして、
このアイコンの選択画面で日報/月報プログラム602
dが選択されると(ステップS232)、工程監視サー
バー300aから日報/月報プログラム707fをダウ
ンロードし、RAM605に格納する(ステップS23
3)。
【0275】そして、RAM605に格納した日報/月
報プログラム707fを起動させると(ステップS23
4)、工程監視サーバー300aから入力担当者マスタ
ーテーブル708g(社員NO、氏名、パスワード)の
マスターデータをダウンロードして、RAM605に格
納する(ステップS235)。ついで、上記図47に示
すような、パスワード入力画面が表示される(ステップ
S236)。そして、作業者により、パスワードおよび
社員NOが入力される(ステップS237)。
【0276】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
g(社員NO、氏名、パスワード)のマスターデータ
(パスワードおよび社員NO)とを照合し(ステップS
238)、入力された社員NO/パスワードが正しいか
否かを判断し(ステップS239)、入力された社員N
O/パスワードが正しい場合には、ステップS240に
移行する一方、入力された社員NO/パスワードが正し
くない場合には、ステップS237に戻り、再度、社員
NO/パスワードの入力がおこなわれる。
【0277】そして、ステップS240では、工程監視
サーバー300aの製品分野マスターテーブル708c
(製品分野)および機種名マスターテーブル708r
(機種名、製品分野、生産拠点、量産開始年月日、Se
rverName、IP_Address、DBNam
e、HEAD_NO_FLG、およびMail送信)か
らマスターデータをダウンロードして、RAM605に
格納し、例えば、上記図107に示す如き画面を表示す
る(ステップS242)。この際、出力画面の「製品分
野選択BOX」5003に製品分野マスターテーブル7
08cの製品分野のマスターデータを、「機種選択BO
X」5004に機種コード名マスターテーブル708a
の機種名のマスターデータを、「機種コード選択BO
X」5005に機種コード名マスターテーブル708a
の機種コードのデータを夫々表示する。また、「出力種
別選択BOX」5006に、日報/月報プログラム70
7fに書き込まれている出力種別のデータを表示する。
【0278】つづいて、図106のフローチャートにお
いて、図107の画面で、「製品分野選択BOX」50
03の製品分野を選択する(ステップS243)。そし
て、「機種選択BOX」5004の機種名を選択し(ス
テップS244)、「機種コード選択BOX」5005
で機種コードを選択する。さらに、「出力種別選択BO
X」5006で出力種別を選択し(ステップS24
5)、カレンダー5007で日付を選択する(ステップ
S246)。
【0279】そして、検索実行キー5011が押下され
ると、上記ステップS243〜ステップS246で指定
された指定機種(製品分野、機種名、機種コード)およ
び指定日を含む月の品質データを、工程監視サーバー3
00aのMainデータテーブル709dおよび工程内
不良データテーブル709fからダウンロードして(ス
テップS248)、RAM605に記憶する(ステップ
S249)。そして、RAM605に格納した品質デー
タ(生データ)を、所定の項目(後述する集計データ表
示領域5012の出力項目)および「出力種別選択BO
X」5006で選択されている出力対象に応じて集計
し、集計結果をRAM605に記憶する(ステップS2
50)。
【0280】この後、RAM605に格納している集計
結果を画面に表示する(ステップS251)。そして、
プログラムの終了指示があるか否かを判断し(ステップ
S252)、プログラムの終了指示がある場合には当該
フローを終了する一方、プログラムの終了指示がない場
合にはステップS243に戻る。
【0281】図108は、集計結果の画面の表示例を示
している。同図に示す例は、「出力種別選択BOX」5
006で″不良項目別″が選択され、カレンダー500
7で5月1日が選択され、現在の日付が5月1日となっ
ている場合の表示例を示している。
【0282】同図において、集計データ表示領域501
2には、「計画台数」、「投入台数」、「完成台数」、
「不良台数」、「PQ値」、「台欠点数」、「直行率」
の各項目の「TOTAL(指定された日を含む月のTO
TAL)」、「(指定日を含む月の)日毎の件数」のデ
ータが表示される。ここで、集計データ表示領域501
2に表示される各項目(投入台数、完成台数、不
良台数、PQ値、台欠点数、直行率)のデータの
算出方法について詳細に説明する。
【0283】投入台数 投入台数は、Mainデータテーブル709dの「組付
開始日(生産を始めた日)」が入力された件数をカウン
トしたものである。「TOTAL」は、指定した日の月
の全件数をカウントしたものであり、「日毎の件数」
は、同様に日毎に件数をカウントして日毎に数字で表示
する。
【0284】生産完成台数 生産完成台数は、Mainデータテーブル709dの
「完成日」(或いは「完成時刻」)が入力されている件
数をカウントしたものである。「TOTAL」は指定し
た日の月の全件数をカウントしたものであり、「日毎の
件数」は同様に日毎に件数をカウントして日毎に数字で
表示する。
【0285】不良件数 不良件数は、工程内不良データテーブル709fの「不
良項目」と「発生日」を利用して件数をカウントしたも
のである。「TOTAL」は、指定した日の月の全件数
をカウントしたものであり、「日毎の件数」は同様に日
毎に件数をカウントして日毎に数字で表示したものであ
る。
【0286】PQ値 PQ値は、工程内不良データテーブル709fの「何
変」、「不再現」、「不良項目」を用いて、「発生日」
を基準として、(「不良項目」件数−(「何変」件数+
「不再現」件数))÷(工程内不良データテーブル70
9fで「修理日」が入力された件数をカウントして修理
した(=検査した)製品台数を計算)の演算結果であ
る。「TOTAL」は、指定した日の月の上述の演算結
果を数字で表示したものであり、「日毎の件数」は日毎
に上記演算処理をおこなった結果であり、日毎に数字で
表示したものである。
【0287】台欠点台数 台欠点台数は、上述の「不良件数」および「生産完成台
数」の演算結果を用いて、「不良件数」÷「完成台数」
の演算処理の結果であり、「TOTAL」は、指定した
日の月の全件数をカウントしたものであり、「日毎の件
数」は同様に日毎に件数をカウントしたものであり、日
毎に数字で表示したものである。
【0288】直行率 直行率は、(Mainデータテーブル709dの[完成
日]が入力され、且つ「不良件数」、「何変件数」、
「不再現件数」が入力された件数のカウント値)÷
([D−Main]の[完成日]が入力された件数)に
よって算出し、「TOTAL」は、指定した日の月の全
件数をカウントしたものであり、「日毎の件数」は、該
当する日の件数をカウントしたものである。
【0289】なお、集計データ表示領域5012の「日
付」の表示欄では、指定した日のセルは他のセルと違う
色で識別表示される。例えば、指定日を黄色で表示し、
他の日を白で表示する。また、各項目のデータが色分け
して表示される。例えば、「投入台数」は″黒″、「完
成台数」は″赤″、「不良件数」は″緑″、「PQ値」
は″青″、「台欠点数」は″黒″、「直行率」は″赤″
で表示される。
【0290】グラフ表示領域5013には、グラフ種別
選択領域5014で選択された「台・件」または「値・
率」の折れ線グラフが表示される。グラフ種別選択領域
5014で「台・件」が選択されると、グラフ表示領域
5013には、集計データ表示領域5012の「計画台
数」、「投入台数」、「完成台数」、「不良件数」のデ
ータが折れ線グラフ化して表示される。また、グラフ種
別選択領域5014で「値・率」が選択されると、集計
データ表示領域5012の「PQ値」、「台欠点数」、
「直行率」のデータが折れ線グラフ化して表示される。
【0291】グラフ表示領域5013の各折れ線グラフ
の色は集計データ表示領域5012の各項目の色に対応
している。また、各折れ線グラフの線の種類も互いに異
ならせている。また、折れ線グラフは一画面で表示され
るように日付の間隔が均等間隔となっている。
【0292】不良内容表示領域5015には、「出力種
別選択BOX」5006で選択された出力対象に応じた
項目の不良に関するデータが表示される。以下、出力種
別選択BOX5006で、(1)不良項目別、(2)工
程別、(3)責任区別、(4)不良内容&修理内容が選
択された場合に、不良内容表示領域5015に表示され
るデータについて説明する。
【0293】(1)出力種別選択BOX5006で、″
不良項目別″を選択した場合 不良内容表示領域5015では、「不良グラフ」と「前
日/当日不良」の選択切換が可能となっている。図10
8は、不良内容表示領域5015で「不良グラフ」キー
5016が選択された場合を示している。「不良グラ
フ」キー5016が選択された場合には、不良内容表示
領域5015に、「不良グラフ」として、″指定期間累
積不良項目の表5018″、″指定日の不良項目の表5
019″、および″指定日の不良内容の表5020″が
表示される。また、各表の項目には、工程内不良データ
テーブル709fの「不良項目」が表示される。
【0294】″指定期間累積不良項目の表5018″に
は、指定した日の月の累積件数が数字と棒グラフで表示
される。表示方法は、上述の「工程監視/アラーム処
理」におけるグラフ化と同じ手法を用いる。具体的に
は、工程内不良データテーブル709fの「発生日」を
利用して、その指定日の月の「不良項目」の各項目毎の
件数をカウントして、数字と棒グラフで表示する。
【0295】″指定日の不良項目の表5019″には、
工程内不良データテーブル709fの「発生日(カレン
ダー5007で指定された指定日)」に発生した「不良
項目」の各項目毎の件数をカウントして、数字と棒グラ
フで表示する。
【0296】″指定日の不良内容の表5020″には、
工程内不良データテーブル709fの「不良内容1、
2、3」のデータが表示される。より具体的には、″指
定日の不良内容の表5020″には、″指定期間累積不
良項目の表5018″または″指定日の不良項目の表5
019″の何れかの項目をクリックすると、クリックさ
れた項目に対応した工程内不良データテーブル709f
の「不良内容1、2、3」を各項目毎に件数をカウント
して、カウントした件数と棒グラフを表示する。図10
8に示す例は、″指定期間累積不良項目の表5018″
または″指定日の不良項目の表5019″で″画像不
良″が選択された場合を示している。
【0297】また、同図で、「不良内容表示」キー50
50が押下されると、図109に示す如く、不良データ
が画面展開(全表示)され、不良内容表示領域5015
と検索データ表示欄5021を含む不良内容表示ダイア
ログボックスが表示される。検索データ表示欄5021
には、指定機種および指定日を含む月の各項目(NO、
機種コード、組付連番、機番、組付開始日、完成日、発
生日、発生時刻、工程名、不良項目、不良内容1、不良
内容2、不良内容3)の品質データ(生データ)が表示
される。
【0298】他方、不良内容表示領域5015の「前日
/当日不良」キー5017が選択されると、「前日/当
日不良」のグラフが表示される。図110は、「前日/
当日不良」キー5017が選択された場合の表示例を示
している。同図に示す例は、「出力種別選択BOX」5
006で″不良項目別″が選択され、カレンダー500
7で6月27日が選択され、現在の日付が6月27日と
なっている場合の表示例を示している。同図において、
不良内容表示領域5015には、″当日と前日とを対比
した不良項目名の表5030″と、″当日と前日とを対
比したTOTALの不良内容の表5031″が表示され
る。
【0299】ここで、「当日」とは指定日のことであ
り、「前日」とは指定日の前日のことである。指定日は
上述と同様に工程内不良データテーブル709fの「発
生日」を用いる。前日は指定された「発生日」の前日が
検索対象となる。″当日と前日とを対比した不良項目名
の表5030″には、工程内不良データテーブル709
fの「不良項目」を表示し、前日と当日を対比して各不
良項目の件数を数字と棒グラフの両方で表示する。ま
た、″当日と前日とを対比したTOTALの不良内容の
表5031″には、″当日と前日とを対比した不良項目
名の表5030″で選択された項目に対応する工程内不
良データテーブル709fの「不良内容1、2、3」を
表示し、前日と当日を対比して、不良内容の「TOTA
L」および「各不良内容」の件数を数字と棒グラフの両
方を表示する。なお、″当日と前日とを対比した不良項
目名の表5030″および″当日と前日とを対比したT
OTALの不良内容の表5031″では、前日と当日と
でデータの表示色を異ならせて視認性を確保している。
例えば、「前日」を緑、「当日」を赤で表示する。
【0300】(2)出力種別選択BOX5006で、″
工程別″を選択した場合(表示例不図示) 不良内容表示領域5015では、上述「不良項目別」と
同様に「不良グラフ」と「前日/当日不良」の画面表示
が切替可能となっている。
【0301】不良内容表示領域5015で、「不良グラ
フ」キー5016が選択されると、「不良グラフ」とし
て、″指定期間累積工程別不良の表″、″指定日の工程
別不良の表″、および″不良内容の表″が表示される。
各表の項目には、工程内不良データテーブル709fの
「工程名」が表示される。
【0302】″指定期間累積工程別不良の表″には、指
定した日の月の工程名毎の不良の累積件数が数字と棒グ
ラフで表示される。表示方法は、上述の「工程監視/ア
ラーム処理」におけるグラフ化と同じ手法を用いる。具
体的には、工程内不良データテーブル709fの「発生
日」を利用して、その指定日の月の「不良項目」の各工
程毎の件数をカウントして、数字と棒グラフで表示す
る。
【0303】″指定日の工程別不良の表″には、工程内
不良データテーブル709fの「発生日(カレンダー5
007で指定された指定日)」に発生した「不良項目」
の各工程毎の件数をカウントして、数字と棒グラフで表
示する。
【0304】″不良内容の表″には、工程内不良データ
テーブル709fの「不良内容1、2、3」のデータが
表示される。より具体的には、″不良内容の表″に
は、″指定期間累積工程別不良の表″または″指定日の
工程別不良の表″の何れかの項目をクリックすると、ク
リックされた項目に対応した工程内不良データテーブル
709fの「不良内容1、2、3」を各項目毎に件数を
カウントして、カウントした件数と棒グラフを表示す
る。不良内容表示領域5015で、「不良内容表示」キ
ー5050が押下されると、不良データが画面展開(全
表示)される。
【0305】また、不良内容表示領域5015で、「前
日/当日不良」キー5017が選択されると、「前日/
当日不良」のグラフとして、不良内容表示領域5015
に、″当日と前日とを対比した工程別不良の表″と″当
日と前日とを対比したTOTALの不良内容の表″が表
示される。
【0306】ここで、「当日」とは指定日のことであ
り、「前日」とは指定日の前日のことである。指定日は
上述と同様に工程内不良データテーブル709fの「発
生日」を用いる。前日は指定された「発生日」の前日が
検索対象となる。″当日と前日とを対比した工程別不良
の表″には、工程内不良データテーブル709fの「工
程名」を表示し、前日と当日を対比してTOTALおよ
び各工程毎の不良の件数を数字と棒グラフの両方で表示
する。また、″当日と前日とを対比したTOTALの不
良内容の表″には、″当日と前日とを対比した工程別不
良の表″で選択された項目に対応する工程内不良データ
テーブル709fの「不良内容1、2、3」を表示し、
前日と当日を対比して、不良内容の「TOTAL」およ
び「各不良内容」の件数を数字と棒グラフの両方を表示
する。前日と当日とでデータの表示色を異ならせて視認
性を確保している。例えば、「前日」を緑、「当日」を
赤で表示する。
【0307】(3)出力種別選択BOX5006で、″
責任区別″を選択した場合(表示例不図示) 不良内容表示領域5015では、上述「不良項目別」と
同様に「不良グラフ」と「前日/当日不良」の画面表示
が切替可能となっている。
【0308】不良内容表示領域5015で、「不良グラ
フ」キー5016が選択されると、「不良グラフ」とし
て、″指定期間累積責任区不良の表″、″指定日の責任
区不良の表″、および″不良内容の表″が表示される。
各表の項目には、工程内不良データテーブル709fの
「責任区1、2、3」が表示される。
【0309】″指定期間累積責任区不良の表″には、指
定した日の月の責任区毎の不良の累積件数が数字と棒グ
ラフで表示される。表示方法は、上述の「工程監視/ア
ラーム処理」におけるグラフ化と同じ手法を用いる。具
体的には、工程内不良データテーブル709fの「発生
日」を利用して、その指定日の月の「不良項目」の各責
任区毎の件数をカウントして、数字と棒グラフで表示す
る。
【0310】″指定日の責任区不良の表″には、工程内
不良データテーブル709fの「発生日(カレンダー5
007で指定された指定日)」に発生した「不良項目」
の各責任区毎の件数をカウントして、数字と棒グラフで
表示する。
【0311】″不良内容の表″には、工程内不良データ
テーブル709fの「不良内容1、2、3」のデータが
表示される。より具体的には、″不良内容の表″に
は、″指定期間累積責任区不良の表″または″指定日の
責任区不良の表″の何れかの項目をクリックすると、ク
リックされた項目に対応した工程内不良データテーブル
709fの「不良内容1、2、3」を各項目毎に件数を
カウントして、カウントした件数と棒グラフを表示す
る。不良内容表示領域5015で、「不良内容表示」キ
ー5050が押下されると、不良データが画面展開(全
表示)される。
【0312】また、不良内容表示領域5015で、「前
日/当日不良」キー5017が選択されると、「前日/
当日不良」のグラフとして、不良内容表示領域5015
に、″当日と前日とを対比した責任区不良の表″と″当
日と前日とを対比したTOTALの不良内容の表″が表
示される。
【0313】ここで、「当日」とは指定日のことであ
り、「前日」とは指定日の前日のことである。指定日は
上述と同様に工程内不良データテーブル709fの「発
生日」を用いる。前日は指定された「発生日」の前日が
検索対象となる。″当日と前日とを対比した責任区別不
良の表″には、工程内不良データテーブル709fの
「責任区1、2、3」を表示し、前日と当日を対比して
TOTALおよび責任区毎の不良の件数を数字と棒グラ
フの両方で表示する。また、″当日と前日とを対比した
TOTALの不良内容の表″には、″当日と前日とを対
比した責任区別不良の表″で選択された項目に対応する
工程内不良データテーブル709fの「不良内容1、
2、3」を表示し、前日と当日を対比して、不良内容の
「TOTAL」および「各不良内容」の件数を数字と棒
グラフの両方を表示する。なお、前日と当日とでデータ
の表示色を異ならせて視認性を確保している。例えば、
「前日」を緑、「当日」を赤で表示する。
【0314】(4)出力種別選択BOX5006で、″
不良内容&修理内容″を選択した場合(表示例不図示) 不良内容表示領域5015では、上述の「不良項目別」
と同様に「不良グラフ」と「前日/当日不良」の画面表
示が切替可能となっている。
【0315】不良内容表示領域5015で、「不良グラ
フ」キー5016が選択されると、「不良グラフ」とし
て、″指定期間累積不良内容の表″、″指定日の不良内
容の表″、および″修理内容の表″が表示される。″指
定期間累積不良内容の表″および″指定日の不良内容の
表″の項目には、工程内不良データテーブル709fの
「不良内容1、2、3」が表示され、また、″修理内容
の表″の項目には、工程内不良データテーブル709f
の「修理内容1、2、3」が表示される。
【0316】″指定期間累積不良内容の表″には、指定
した日の月の不良内容毎の不良の累積件数が数字と棒グ
ラフで表示される。表示方法は、上述の「工程監視/ア
ラーム処理」におけるグラフ化と同じ手法を用いる。具
体的には、工程内不良データテーブル709fの「発生
日」を利用して、その指定日の月の「不良内容1、2、
3」の各項目毎に件数をカウントして、数字と棒グラフ
で表示する。
【0317】″指定日の不良内容の表″には、工程内不
良データテーブル709fの「発生日(カレンダー50
07で指定された指定日)」に発生した「不良内容1、
2、3」の各項目毎の件数をカウントして、数字と棒グ
ラフで表示する。
【0318】″修理内容の表″には、工程内不良データ
テーブル709fの「修理内容1、2、3」のデータが
表示される。より具体的には、″修理内容の表″に
は、″指定期間累積不良内容の表″または″指定日の不
良内容の表″の何れかの項目をクリックすると、クリッ
クされた項目に対応した工程内不良データテーブル70
9fの「修理内容1、2、3」を各項目毎に件数をカウ
ントして、カウントした件数と棒グラフを表示する。不
良内容表示領域5015で、「不良内容表示」キー50
50が押下されると、不良データが画面展開(全表示)
される。
【0319】また、不良内容表示領域5015で、「前
日/当日不良」キー5017が選択されると、「前日/
当日不良」のグラフとして、不良内容表示領域5015
に、″当日と前日とを対比したTOTALの不良内容の
表″と″当日と前日とを対比したTOTALの修理内容
の表″が表示される。
【0320】ここで、「当日」とは指定日のことであ
り、「前日」とは指定日の前日のことである。指定日は
上述と同様に工程内不良データテーブル709fの「発
生日」を用いる。前日は指定された「発生日」の前日が
検索対象となる。″当日と前日とを対比したTOTAL
の不良内容の表″には、工程内不良データテーブル70
9fの「不良内容1、2、3」を表示し、前日と当日を
対比してTOTALおよび各項目毎の不良の件数を数字
と棒グラフの両方で表示する。また、″当日と前日とを
対比したTOTALの不良内容の表″には、″当日と前
日とを対比したTOTALの不良内容の表″で選択され
た項目に対応する工程内不良データテーブル709fの
「修理内容1、2、3」を表示し、前日と当日を対比し
て、「修理内容1、2、3」の「TOTAL」および
「各不良内容」の件数を数字と棒グラフの両方を表示す
る。なお、前日と当日とでデータの表示色を異ならせて
視認性を確保している。例えば、「前日」を緑、「当
日」を赤で表示する。
【0321】以上説明したように、出力系クライアント
による日報/月報処理では、出力系クライアントは、製
品分野、機種名、機種コード、および指定日を含む月等
を検索条件として、工程監視サーバー300aのMai
nデータテーブル709dおよび工程内不良データテー
ブル709fから該当するデータを検索し、集計データ
表示領域5012の出力項目および「出力種別選択BO
X」5006で選択されている出力対象に応じて集計し
て、指定日単位、指定日の属する月の日単位、および月
単位でデータを表示することとしたので、日単位および
指定日の属する月単位で被組立品の生産状況や不良状況
を確認でき、これにより、組立・製造ラインで製造され
る製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速におこな
うことが可能となる。
【0322】[出力系クライアントによる自由検索処
理]出力系クライアント501〜503による自由検索
処理を図111〜図112のフローチャートにしたがっ
て、図113〜図121の自由検索処理における画面表
示例を参照しつつ説明する。図111〜図112は出力
系クライアント501〜503による自由検索処理を説
明するためのフローチャート、図113〜図121は自
由検索処理における画面表示例を示す図である。
【0323】図113は、自由検索プログラムが選択さ
れた場合に表示される品質情報処理の初期画面6000
を示す。6001は選択されている機種のデータ存在期
間を表示するためのキーを示す。このキー6001が押
下されると、選択されている機種のデータ存在期間が表
示される。6002は検索対象とする[生産ステップ]
を選択するための生産ステップ選択BOX、6003は
検索対象とする[製品分野]を選択するための製品分野
選択BOX、6004は検索対象とする[機種]を選択
するための機種選択BOX、6005は検索対象とする
[機種コード]を選択するための機種コード選択BO
X、6006は出力対象を選択するための出力種別選択
BOXを示す。この出力種別選択BOX6006に表示
されている、″工程内生産情報″、″工程内不良情
報″、″現在のライン落情報″、および″現在の仕掛り
情報″の中から出力対象が選択される。この出力種別
は、情報の検索前、検索後のいずれでも選択可能であ
る。6007は検索条件を入力するための検索条件入力
キー、6011は、検索を実行するための検索実行キー
を示す。
【0324】つぎに、図111および図112のフロー
チャートにしたがって自由検索処理を説明する。図11
1において、まず、製造・製品検査部門401、部品検
査部門402、および製造技術部門403の各部門の各
担当者が、出力系クライアント501〜503の電源を
ONとすると(ステップS260)、記録媒体607に
格納されている生産管理システムクライアント用プログ
ラム607bがRAM605に展開された後、起動し
て、表示部602に上記図46に示すようなアイコンの
選択画面が表示される(ステップS261)。そして、
このアイコンの選択画面で自由検索プログラム602e
が選択されると(ステップS262)、工程監視サーバ
ー300aから自由検索プログラム707gをダウンロ
ードし、RAM605に格納する(ステップS26
3)。
【0325】そして、RAM605に格納した自由検索
プログラム707gを起動させると(ステップS26
4)、工程監視サーバー300aから入力担当者マスタ
ーテーブル708g(社員NO、氏名、パスワード)の
マスターデータをダウンロードして、RAM605に格
納する(ステップS265)。ついで、上記図47に示
すような、パスワード入力画面が表示される(ステップ
S266)。そして、作業者により、パスワードおよび
社員NOが入力される(ステップS267)。
【0326】入力された社員NO/パスワードと、RA
M605に格納した入力担当者マスターテーブル708
g(社員NO、氏名、パスワード)のマスターデータ
(パスワードおよび社員NO)とを照合し(ステップS
268)、入力された社員NO/パスワードが正しいか
否かを判断し(ステップS269)、入力された社員N
O/パスワードが正しい場合には、ステップS270に
移行する一方、入力された社員NO/パスワードが正し
くない場合には、ステップS267に戻り、再度、社員
NO/パスワードの入力がおこなわれる。
【0327】そして、ステップS270では、工程監視
サーバー300aの製品分野マスターテーブル708c
(製品分野)および機種名マスターテーブル708r
(機種名、製品分野、生産拠点、量産開始年月日、Se
rverName、IP_Address、DBNam
e、HEAD_NO_FLG、およびMail送信)か
らマスターデータをダウンロードして、RAM605に
格納し、例えば、上記図113に示す如き画面を表示す
る(ステップS272)。この際、出力画面の「製品分
野選択BOX」6003に製品分野マスターテーブル7
08cの製品分野のマスターデータを、「機種選択BO
X」6004に機種コード名マスターテーブル708a
の機種名のマスターデータを、「機種コード選択BO
X」6005に機種コード名マスターテーブル708a
の機種コードのデータを夫々表示する。また、「出力種
別選択BOX」6006に、自由検索プログラム707
gに書き込まれている出力種別のデータを表示する。
【0328】つづいて、図112のフローチャートにお
いて、図113の画面で、「製品分野選択BOX」60
03の製品分野を選択する(ステップS273)。そし
て、「機種選択BOX」6004の機種名を選択し(ス
テップS274)、「機種コード選択BOX」6005
で機種コードを選択する。さらに、「出力種別選択BO
X」6006で出力種別を選択する(ステップS27
5)。
【0329】そして、ステップS276において、検索
条件入力キー6007が押下されると、図114に示す
如き検索条件入力ダイアログボックス6020が表示さ
れる(ステップS278)。そして、この検索条件入力
ダイアログボックス6020の検索条件サンプルキー6
022が押下されると、図115に示す如き検索条件入
力サンプル6024が表示される(ステップS27
9)。そして、この検索条件入力サンプル6024をみ
ながら、検索条件設定欄6023に検索条件を入力す
る。図116は、検索条件設定欄6023で検索条件を
入力した場合の表示例を示している。検索条件の指定
は、″組付連番″、″機番″、″組付開始日″、″完成
日″、″不良発生日″、″修理日″、″対策日″、″工
程名″、″不良項目″、″不良内容″、″ライン
落″、″何変″、″ランク″、″責任区″、″不再
現″、″修理内容″、″修理担当者″、および″対策担
当者″等の項目について指定可能となっており、複数の
項目で検索条件が指定されると複数の項目の検索条件の
AND条件が検索条件となる。図116に示す例で
は、″完成日″が「5月10日〜5月15日」、″不良
項目″が「画像不良」、さらにその″不良内容″が「縦
白帯」が検索条件として設定されている。これにより、
「5月10日〜5月15日」に完成した機械のうち、縦
白帯の画像不良がある機械のデータが検索されることに
なる。
【0330】そして、検索実行キー6011が押下され
ると(ステップS280)、上記ステップS273〜ス
テップS279で指定された指定機種(生産分野、機種
名、機種コード)および検索条件の品質データを、工程
監視サーバー300aのMainデータテーブル709
dおよび工程内不良データテーブル709fからダウン
ロードして(ステップS281)、RAM605に記憶
する(ステップS282)。そして、RAM605に格
納した品質データ(生データ)の「出力種別選択BO
X」6006で選択されている出力対象の項目を画面に
表示する(ステップS284)。そして、プログラムの
終了指示があるか否かを判断し(ステップS285)、
プログラムの終了指示がある場合には当該フローを終了
する一方、プログラムの終了指示がない場合にはステッ
プS273に戻る。
【0331】図117は、検索条件として、″完成日″
が「5月10日〜5月15日」、″不良項目″が「画像
不良」、さらにその″不良内容″として「縦白帯」が設
定され、また、「出力種別選択BOX」6006で、″
工程内不良情報″が選択された場合の検索した品質デー
タの表示画面例を示している。同図において、6030
は、検索データ表示領域を示しており、検索データ表示
領域6030には、「出力種別選択BOX」6006で
選択された出力対象に応じた項目の品質データが表示さ
れる。同図に示す例では、検索データ表示領域6030
に、″NO″、″組付連番″、″機番″、″組付連
番″、″機種コード″、″組付開始日″、″完成
日″、″発生日″、″発生時刻″、″工程名″、″不良
項目″、″不良内容1″、および″不良内容2″の一台
毎の品質データが表示されている。
【0332】図118は、「出力種別選択BOX」60
06で、″工程内生産情報″が選択された場合の検索し
た品質データの表示画面例を示している。同図に示す例
では、検索データ表示領域6030に、″NO″、″機
種コード″、″組付連番″、″機番″、″組付開始
日″、″組付開始時刻″、″完成日″、″完成時
刻″、″不良件数″、″何変件数″、″不再現件
数″、″ライン落ち回数″の一台毎の品質データが表示
されている。
【0333】また、検索データ表示領域6030のNO
をダブルクリックすると、図119に示す如き、対象機
の不良内容と検査表データのダイアログボックス604
0が表示され、このダイアログボックス6040内に対
象機の検査表6043が表示される。また、このダイア
ログボックス6040で「製品検査表」キー6042が
選択されると、図120に示す如き工程内の検査結果6
044が表示される。
【0334】また、検索データ表示領域6030のNO
が選択され、「単票形式で表示」キーが選択されると、
図121に示す如き、対象機の不良内容の単票表示画面
6045が表示される。
【0335】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適
宜変形して実施可能である。
【0336】また、上記した実施の形態では、カラー複
写機の生産ラインを例示して説明したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、モノクロ複写機、ファクシミ
リや、自動車等の他の全ての生産ラインの管理に適用可
能である。
【0337】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、サーバーでは、検査表項目マスターテー
ブルに各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式が
格納され、検査表データテーブルには、クライアントか
ら入力される識別情報、検査項目、検査結果、およびデ
ータ入力形式を対応づけて順次格納され、他方、クライ
アントでは、読取手段は、被組立品に付された識別情報
を読み取り、工程判定手段は、自機の検査工程を判定
し、第1の表示手段は、工程判定手段の判定の結果、自
機の検査工程がスタート工程である場合には、検査表項
目マスターテーブルから検査項目およびデータ入力形式
を読み出して、読み出した検査項目およびデータ入力形
式に応じた検査表を画面に表示し、第2の表示手段は、
工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスタート
工程でない場合には、検査表データテーブルから読み取
った識別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式
を読み出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式
に応じた検査表を画面に表示し、検査結果入力手段は、
自機の検査工程における検査項目の被組立品の検査結果
を、画面に表示されている検査表に入力し、登録手段
は、読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力さ
れている検査結果、使用した検査項目およびデータ入力
形式を検査表データテーブルに登録することとしたの
で、各工程における被組立品の検査結果を迅速に入力す
ることができ、これにより、組立・製造ラインで製造さ
れる製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速におこ
なうことが可能となる。
【0338】また、請求項2にかかる発明よれば、請求
項1にかかる発明において、変更手段は、検査表項目マ
スターテーブルに格納されている検査項目および/また
はデータ入力形式を変更することとしたので、請求項1
にかかる発明の効果に加えて、検査表の検査項目やデー
タ入力形式を変更でき、検査項目等を変更する必要があ
る場合に迅速にクライアントの検査項目を変更すること
が可能となる。
【0339】また、請求項3にかかる発明によれば、請
求項1または請求項2にかかる発明において、工程判定
手段は、記憶手段に格納された検査工程に基づいて自機
の検査工程を判定することとしたので、請求項1または
請求項2にかかる発明の効果に加えて、クライアント毎
に起動時に検査工程を設定する手間および入力ミスを防
止することが可能となる。
【0340】また、請求項4にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発明におい
て、サーバーは、検査表項目マスターテーブルの変更履
歴を格納する変更履歴データテーブルを備えることとし
たので、請求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発
明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブルの変更
履歴を保存しておくことが可能となる。
【0341】また、請求項5にかかる発明によれば、請
求項4にかかる発明において、クライアントでは、変更
履歴表示手段は、変更履歴データテーブルに格納されて
いる変更履歴を読み出して、画面に表示することとした
ので、請求項4にかかる発明の効果に加えて、検査表項
目マスターテーブルの変更履歴を確認することが可能と
なる。
【0342】また、請求項6にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項5にかかる発明において、サーバーで
は、工程別作業設定マスターテーブルに、各検査工程の
検査作業者を予め登録しておき、クライアントでは、検
査作業者表示手段は、自機の検査工程に対応する工程別
作業設定マスターテーブルの検査作業者を画面に表示す
ることとしたので、請求項1〜請求項5にかかる発明の
効果に加えて、検査工程に対応する検査作業者を自動で
表示することができ、使用者の使い勝手が良くなる。
【0343】また、請求項7にかかる発明によれば、請
求項6にかかる発明において、クライアントでは、変更
手段は、工程別作業設定マスターテーブルに格納される
データの登録・変更・削除等をおこなうこととしたの
で、請求項6にかかる発明の効果に加えて、各検査工程
の検査作業者の登録・変更・削除等をおこなうことがで
き、使用者の使い勝手が良くなる。
【0344】また、請求項8にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項7にかかる発明において、クライアント
では、完了登録手段は、入力手段によって入力された検
査表の検査結果が不合格および基準値範囲外等のエラー
データであった場合に、エラーデータを合格および基準
値範囲内等の適正データへ変更することによって、被組
立品の生産・組立工程の完了登録を可能とすることとし
たので、請求項1〜請求項7にかかる発明の効果に加え
て、検査結果で不合格等のある被組立品を完成品として
扱うことを防止することが可能となる。
【0345】また、請求項9にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項8のいずれか1つにかかる発明におい
て、被組立品に付される識別情報を、被組立品のタイプ
を示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号を示
す組付連番としたので、請求項1〜請求項8のいずれか
1つにかかる発明の効果に加えて、被組立品を機種コー
ドおよび組付連番で管理することが可能となる。
【0346】また、請求項10にかかる発明によれば、
読取手段は、被組立品に付された識別情報を読み取り、
工程判定手段は、自機の検査工程を判定し、第1の表示
手段は、工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程が
スタート工程である場合には、各検査工程毎の検査項目
およびデータ入力形式を格納しているサーバーの検査表
項目マスターテーブルから検査項目およびデータ入力形
式を読み出して、読み出した検査項目およびデータ入力
形式に応じた検査表を画面に表示し、第2の表示手段
は、工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスタ
ート工程でない場合には、入力される識別情報、検査項
目、検査結果、およびデータ入力形式を対応づけて順次
格納しているサーバーの検査表データテーブルから前記
読み取った識別情報に対応する検査項目およびデータ入
力形式を読み出し、読み出した検査項目およびデータ入
力形式に応じた検査表を画面に表示し、検査結果入力手
段が、自機の検査工程における検査項目の被組立品の検
査結果を、画面に表示されている検査表に入力し、登録
手段は、読み取った識別情報に対応させて、検査表に入
力された検査結果、使用した検査項目およびデータ入力
形式をサーバーの検査表データテーブルに登録すること
としたので、各工程における被組立品の検査結果を迅速
に入力することができ、これにより、組立・製造ライン
で製造される製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅
速におこなうことが可能となる。
【0347】また、請求項11にかかる発明によれば、
請求項10にかかる発明において、変更手段は、検査表
項目マスターテーブルに格納されている検査項目および
/またはデータ入力形式を変更することとしたので、請
求項1にかかる発明の効果に加えて、検査表の検査項目
やデータ入力形式を変更でき、検査項目等を変更する必
要がある場合に迅速にクライアントの検査項目を変更す
ることが可能となる。
【0348】また、請求項12にかかる発明によれば、
請求項10または請求項11にかかる発明において、工
程判定手段は、記憶手段に格納された検査工程に基づい
て自機の検査工程を判定することとしたので、請求項1
0または請求項11にかかる発明の効果に加えて、クラ
イアント毎に起動時に検査工程を設定する手間および入
力ミスを防止することが可能となる。
【0349】また、請求項13にかかる発明によれば、
請求項10〜請求項12のいずれか1つにかかる発明に
おいて、変更履歴登録手段は、変更手段により、検査表
項目マスターテーブルに格納されている検査項目および
/またはデータ入力形式が変更された場合に、変更履歴
をサーバーの変更履歴データテーブルに登録することと
したので、請求項10〜請求項12のいずれか1つにか
かる発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブル
の変更履歴を保存しておくことが可能となる。
【0350】また、請求項14にかかる発明によれば、
請求項13にかかる発明において、変更履歴表示手段
は、検査表項目マスターテーブルの変更履歴を格納する
サーバーの変更履歴データテーブルの変更履歴を読み出
して、画面に表示することとしたので、請求項13にか
かる発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブル
の変更履歴を確認することが可能となる。
【0351】また、請求項15にかかる発明は、請求項
10〜請求項14のいずれか1つにかかる発明におい
て、検査作業者表示手段は、各検査工程の検査作業者を
予め登録したサーバーの工程別作業設定マスターテーブ
ルから、自機の検査工程に対応する検査作業者を読み出
して画面に表示することとしたので、請求項10〜請求
項14にかかる発明の効果に加えて、検査工程に対応す
る検査作業者を自動で表示することができ、使用者の使
い勝手が良くなる。
【0352】また、請求項16にかかる発明によれば、
請求項15にかかる発明において、データ変更手段は、
サーバーの工程別作業設定マスターテーブルに格納され
るデータの登録・変更・削除等をおこなうこととしたの
で、請求項15にかかる発明の効果に加えて、各検査工
程の検査作業者の登録・変更・削除等をおこなうことが
でき、使用者の使い勝手が良くなる。
【0353】また、請求項17にかかる発明によれば、
請求項10〜請求項16のいずれか1つにかかる発明に
おいて、完了登録手段は、入力手段によって入力された
検査表の検査結果が不合格および基準値範囲外等のエラ
ーデータであった場合に、エラーデータを合格および基
準値範囲内等の適正データへ変更することによって、被
組立品の生産・組立工程の完了登録を可能とすることと
したので、請求項10〜請求項16にかかる発明の効果
に加えて、検査結果で不合格等のある被組立品を完成品
として扱うことを防止することが可能となる。
【0354】また、請求項18にかかる発明によれば、
請求項10〜請求項17にかかる発明において、被組立
品に付された識別情報を、被組立品のタイプを示す機種
コードおよび被組立品の製造・管理番号を示す組付連番
とすることとしたので、請求項10〜請求項17のいず
れか1つにかかる発明の効果に加えて、被組立品を機種
コードおよび組付連番で管理することが可能となる。
【0355】また、請求項19にかかる発明によれば、
複数工程からなる、部品、ユニット、または製品の1ま
たは複数の生産・組立ラインで、被組立品に付された識
別情報を読み取り、自機の検査工程を判定し、判定の結
果、自機の検査工程がスタート工程である場合には、各
検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式を格納して
いる検査表項目マスターテーブルから検査項目およびデ
ータ入力形式を読み出して、読み出した検査項目および
データ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、判定の
結果、自機の検査工程がスタート工程でない場合には、
入力される識別情報、検査項目、検査結果、およびデー
タ入力形式を対応づけて順次格納している検査表データ
テーブルから読み取った識別情報に対応する検査項目お
よびデータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目お
よびデータ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、自
機の検査工程における検査項目の被組立品の検査結果
を、画面に表示されている検査表に入力し、読み取った
識別情報に対応させて、検査表に入力された検査結果、
使用した検査項目およびデータ入力形式を検査表データ
テーブルに登録することとしたので、各工程における被
組立品の検査結果を迅速に入力することができ、これに
より、組立・製造ラインで製造される製造物(被組立
品)の管理を効率的かつ迅速におこなうことが可能とな
る。
【0356】また、請求項20にかかる発明によれば、
請求項19にかかる発明において、検査表項目マスター
テーブルに格納されている検査項目および/またはデー
タ入力形式を変更することとしたので、請求項19にか
かる発明の効果に加えて、検査表の検査項目やデータ入
力形式を変更でき、検査項目等を変更する必要がある場
合に迅速にクライアントの検査項目を変更することが可
能となる。
【0357】また、請求項21にかかる発明によれば、
請求項19または請求項20にかかる発明において、記
憶手段に格納された検査工程に基づいて自機の検査工程
を判定することとしたので、請求項19または請求項2
0にかかる発明の効果に加えて、クライアント毎に起動
時に検査工程を設定する手間および入力ミスを防止する
ことが可能となる。
【0358】また、請求項22にかかる発明によれば、
請求項19〜請求項21のいずれか1つにかかる発明に
おいて、検査表項目マスターテーブルの検査項目および
/またはデータ入力形式をデータが変更された場合に、
変更履歴データテーブルにその変更履歴を登録すること
としたので、請求項19〜請求項21のいずれか1つに
かかる発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブ
ルの変更履歴を保存しておくことが可能となる。
【0359】また、請求項23にかかる発明によれば、
請求項22にかかる発明において、変更履歴データテー
ブルに格納されている変更履歴を読み出して、画面に表
示することとしたので、請求項22にかかる発明の効果
に加えて、検査表項目マスターテーブルの変更履歴を確
認することが可能となる。
【0360】また、請求項24にかかる発明によれば、
請求項19〜請求項23のいずれか1つにかかる発明に
おいて、各検査工程の検査作業者を予め登録している工
程別作業設定マスターテーブルから、自機の検査工程に
対応する検査作業者を読み出して画面に表示することと
したので、請求項19〜請求項23にかかる発明の効果
に加えて、検査工程に対応する検査作業者を自動で表示
することができ、使用者の使い勝手が良くなる。
【0361】また、請求項25にかかる発明によれば、
請求項24にかかる発明において、工程別作業設定マス
ターテーブルに格納されるデータの登録・変更・削除等
をおこなうこととしたので、請求項24にかかる発明の
効果に加えて、各検査工程の検査作業者の登録・変更・
削除等をおこなうことができ、使用者の使い勝手が良く
なる。
【0362】また、請求項26にかかる発明によれば、
請求項19〜請求項25のいずれか1つにかかる発明に
おいて、入力された検査表の検査結果が不合格および基
準値範囲外等のエラーデータであった場合に、エラーデ
ータを合格および基準値範囲内等の適正データへ変更す
ることによって、被組立品の生産・組立工程の完了登録
を可能とすることとしたので、請求項19〜請求項25
にかかる発明の効果に加えて、検査結果で不合格等のあ
る被組立品を完成品として扱うことを防止することが可
能となる。
【0363】また、請求項27にかかる発明によれば、
請求項19〜請求項26のいずれか1つにかかる発明に
おいて、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタ
イプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番とすることとしたので、請求項19〜請
求項26のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、
被組立品を機種コードおよび組付連番で管理することが
可能となる。
【0364】また、請求項28にかかる発明によれば、
生産・組立ラインで、被組立品に付された識別情報を読
み取り、自機の検査工程を判定し、判定の結果、自機の
検査工程がスタート工程である場合には、各検査工程毎
の検査項目およびデータ入力形式を格納しているサーバ
ーの検査表項目マスターテーブルから検査項目およびデ
ータ入力形式を読み出して、読み出した検査項目および
データ入力形式に応じた検査表を画面に表示し、判定の
結果、自機の検査工程がスタート工程でない場合には、
入力される識別情報、検査項目、検査結果、およびデー
タ入力形式を対応づけて順次格納しているサーバーの検
査表データテーブルから読み取った識別情報に対応する
検査項目およびデータ入力形式を読み出し、読み出した
検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表を画面に
表示し、自機の検査工程における検査項目の被組立品の
検査結果を、前記画面に表示されている検査表に入力
し、読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力さ
れた検査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式
をサーバーの検査表データテーブルに登録することとし
たので、各工程における被組立品の検査結果を迅速に入
力することができ、これにより、組立・製造ラインで製
造される製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速に
おこなうことが可能となる。
【0365】また、請求項29にかかる発明によれば、
請求項28にかかる発明において、検査表項目マスター
テーブルに格納されている検査項目および/またはデー
タ入力形式を変更することとしたので、請求項28にか
かる発明の効果に加えて、検査表の検査項目やデータ入
力形式を変更でき、検査項目等を変更する必要がある場
合に迅速にクライアントの検査項目を変更することが可
能となる。
【0366】また、請求項30にかかる発明によれば、
請求項28または請求項29にかかる発明において、記
憶手段に格納された検査工程に基づいて自機の検査工程
を判定することとしたので、請求項28または請求項2
9にかかる発明の効果に加えて、クライアント毎に起動
時に検査工程を設定する手間および入力ミスを防止する
ことが可能となる。
【0367】また、請求項31にかかる発明によれば、
請求項28〜請求項30のいずれか1つにかかる発明に
おいて、サーバーの検査表項目マスターテーブルの検査
項目および/またはデータ入力形式をデータが変更され
た場合に、サーバーの変更履歴データテーブルにその変
更履歴を登録することとしたので、請求項28〜請求項
30いずれか1つにかかる発明の効果に加えて、検査表
項目マスターテーブルの変更履歴を保存しておくことが
可能となる。
【0368】また、請求項32にかかる発明によれば、
請求項31にかかる発明において、サーバーの変更履歴
データテーブルに格納されている変更履歴を読み出し
て、画面に表示することとしたので、請求項31にかか
る発明の効果に加えて、検査表項目マスターテーブルの
変更履歴を確認することが可能となる。
【0369】また、請求項33にかかる発明によれば、
請求項28〜請求項32のいずれか1つにかかる発明に
おいて、各検査工程の検査作業者を予め登録している前
記サーバーの工程別作業設定マスターテーブルから、自
機の検査工程に対応する検査作業者を読み出して画面に
表示することとしたので、請求項28〜請求項32にか
かる発明の効果に加えて、検査工程に対応する検査作業
者を自動で表示することができ、使用者の使い勝手が良
くなる。
【0370】また、請求項34にかかる発明によれば、
請求項33にかかる発明において、サーバーの工程別作
業設定マスターテーブルに格納されるデータの登録・変
更・削除等をおこなうこととしたので、請求項33にか
かる発明の効果に加えて、各検査工程の検査作業者の登
録・変更・削除等をおこなうことができ、使用者の使い
勝手が良くなる。
【0371】また、請求項35にかかる発明によれば、
請求項28〜請求項33にかかる発明において、入力さ
れた検査表の検査結果が不合格および基準値範囲外等の
エラーデータであった場合に、エラーデータを合格およ
び基準値範囲内等の適正データへ変更することによっ
て、被組立品の生産・組立工程の完了登録を可能とする
こととしたので、請求項28〜請求項33にかかる発明
の効果に加えて、検査結果で不合格等のある被組立品を
完成品として扱うことを防止することが可能となる。
【0372】また、請求項36にかかる発明によれば、
請求項28〜請求項35のいずれか1つにかかる発明に
おいて、被組立品に付された識別情報を、被組立品のタ
イプを示す機種コードおよび被組立品の製造・管理番号
を示す組付連番とすることとしたので、請求項28〜請
求項35のいずれか1つにかかる発明の効果に加えて、
被組立品を機種コードおよび組付連番で管理することが
可能となる。
【0373】また、請求項37にかかる発明によれば、
コンピュータで記録媒体に格納されたプログラムを実行
することにより、請求項19〜請求項36のいずれか1
つに記載の発明の各ステップを実現することとしたの
で、各工程における被組立品の検査結果を迅速に入力す
ることができ、これにより、組立・製造ラインで製造さ
れる製造物(被組立品)の管理を効率的かつ迅速におこ
なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る生産管理システムの概略構
成例を示す図である。
【図2】入力系(組立工程)の基本動作を説明するため
のフローチャートである。
【図3】入力系(検査工程)の基本動作を説明するため
のフローチャートである。
【図4】出力系の基本動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】管理系の基本動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】図1の入力系および出力系クライアントの概略
構成を示すブロック図である。
【図7】図1の工程監視サーバーの概略構成を示すブロ
ック図である。
【図8】図7の第1のデータベースに格納されるマスタ
ーテーブルを示す図である。
【図9】図7の第2のデータベースに格納されるマスタ
ーテーブルを示す図である。
【図10】図8の機種コード名マスターテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図11】図8の工場名マスターテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図12】図8の製品分野マスターテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図13】図8の生産stepマスターテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図14】図8のLineNOマスターテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図15】図8のLankマスターテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図16】図8の入力担当者マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図17】図8の責任区マスターテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図18】図8の修理内容マスターテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図19】図8のUnit検査担当者マスターテーブル
のフォーマットの一例を示す図である。
【図20】図8の修理担当者マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図21】図8の工程内検査担当者マスターテーブルの
フォーマットの一例を示す図である。
【図22】図8の対策担当者マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図23】図8の工程別作業設定マスターテーブルのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図24】図8のアラーム受信者マスターテーブルのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図25】図8の検査表項目マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図26】図8のUnit名マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図27】図8の機種名マスターテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図28】図8のアラーム管理マスターテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図29】図8のアラーム値マスターテーブルのフォー
マットの一例を示す図である。
【図30】図8の不良内容マスターテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図31】図8のUnit検査表項目マスターテーブル
のフォーマットの一例を示す図である。
【図32】図9の検査表データテーブルのフォーマット
の一例を示す図である。
【図33】図9の検査表改訂履歴データテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図34】図9のUnit管理NOデータテーブルのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図35】図9のMainデータテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図36】図9の工程内不良データテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図37】図9の工程外不良データテーブルのフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図38】図9のUnitMainデータテーブルのフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図39】図9のUnit検査表データテーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図40】図9のUnitデータテーブルのフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図41】図1の管理系クライアントの概略構成を示す
図である。
【図42】入力系クライアントの工程内データ入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図43】入力系クライアントの工程内データ入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図44】入力系クライアントの工程内データ入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図45】入力系クライアントの工程内データ入力処理
を説明するためのフローチャートである。
【図46】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図47】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図48】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図49】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図50】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図51】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図52】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図53】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図54】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図55】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図56】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図57】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図58】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図59】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図60】工程内データ入力処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図61】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図62】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図63】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図64】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図65】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図66】出力系クライアントの工程監視/アラーム処
理を説明するためのフローチャートである。
【図67】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図68】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図69】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図70】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図71】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図72】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図73】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図74】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図75】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図76】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図77】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図78】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図79】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図80】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図81】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図82】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図83】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図84】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図85】工程監視/アラーム処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図86】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図87】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図88】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図89】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図90】管理系クライアントのアラームメール送信処
理を説明するためのフローチャートである。
【図91】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図92】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図93】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図94】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図95】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図96】アラームメール送信処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図97】出力系クライアントの工程監視品質情報処理
を説明するためのフローチャートである。
【図98】出力系クライアントの工程監視品質情報処理
を説明するためのフローチャートである。
【図99】工程監視品質情報処理における画面表示例を
説明するための図である。
【図100】工程監視品質情報処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図101】工程監視品質情報処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図102】工程監視品質情報処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図103】工程監視品質情報処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図104】工程監視品質情報処理における画面表示例
を説明するための図である。
【図105】出力系クライアントの日報/月報処理を説
明するためのフローチャートである。
【図106】出力系クライアントの日報/月報処理を説
明するためのフローチャートである。
【図107】日報/月報処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図108】日報/月報処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図109】日報/月報処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図110】日報/月報処理における画面表示例を説明
するための図である。
【図111】出力系クライアントの自由検索処理を説明
するためのフローチャートである。
【図112】出力系クライアントの自由検索処理を説明
するためのフローチャートである。
【図113】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図114】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図115】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図116】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図117】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図118】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図119】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図120】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【図121】自由検索処理における画面表示例を説明す
るための図である。
【符号の説明】 100 製造組立ライン 101 組立I工程 102 組立II工程 103 組立N工程 104 電気検査工程 105 画像検査工程 106 完成検査工程 110 修理工程 111 製品検査工程 201〜208 入力系クライアント 300a 工程監視サーバー 401 製造・製品検査部門 402 部品検査部門 403 製造技術部門 501〜503 出力系クライアント 600 管理系クライアント 601 入力部 602 表示部 603 通信部 604 CPU 605 RAM 606 記録媒体アクセス装置 607 記録媒体 701 入力部 702 表示部 703 通信部 704 CPU 705 RAM 706 記録媒体アクセス装置 707 記録媒体 708 第1のデータベース 709 第2のデータベース 801 入力部 802 表示部 803 通信部 804 CPU 805 RAM 806 記録媒体アクセス装置 807 記録媒体
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図9】
【図11】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図28】
【図47】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図29】
【図52】
【図30】
【図31】
【図33】
【図34】
【図40】
【図32】
【図37】
【図39】
【図41】
【図35】
【図36】
【図46】
【図51】
【図38】
【図53】
【図64】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図54】
【図65】
【図66】
【図48】
【図49】
【図50】
【図55】
【図89】
【図90】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図68】
【図83】
【図63】
【図67】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図106】
【図112】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
フロントページの続き (72)発明者 山口 康裕 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 ▲崎▼山 達也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 地引 優一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC21 CC23 DD01 DD02 DD05 EE05 EE59 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 (54)【発明の名称】 生産管理システム、生産管理システムにおけるクライアント、生産管理方法、生産管理システム におけるデータ入力方法、およびその方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュー タが読取可能な記録媒体

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数工程からなる、部品、ユニット、ま
    たは製品の1または複数の生産・組立ラインで、被組立
    品を検査して検査結果をサーバーに送出する複数のクラ
    イアントと、前記複数のクライアントから入力される被
    組立品の検査結果を格納するサーバーとで構築される生
    産管理システムにおいて、 前記サーバーは、 各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形式を格納す
    る検査表項目マスターテーブルと、 前記複数のクライアントから入力される識別情報、検査
    項目、検査結果、およびデータ入力形式を対応づけて順
    次格納する検査表データテーブルと、 を備え、 前記複数のクライアントは夫々、 被組立品に付された識別情報を読み取る読取手段と、 自機の検査工程を判定する工程判定手段と、 前記工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスタ
    ート工程である場合には、前記検査表項目マスターテー
    ブルから検査項目およびデータ入力形式を読み出して、
    読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査
    表を画面に表示する第1の表示手段と、 前記工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスタ
    ート工程でない場合には、前記検査表データテーブルか
    ら前記読み取った識別情報に対応する検査項目およびデ
    ータ入力形式を読み出し、読み出した検査項目およびデ
    ータ入力形式に応じた検査表を画面に表示する第2の表
    示手段と、 自機の検査工程における検査項目の被組立品の検査結果
    を、前記画面に表示されている検査表に入力する検査結
    果入力手段と、 前記読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力さ
    れている検査結果、使用した検査項目およびデータ入力
    形式を検査表データテーブルに登録する登録手段と、 を備えたことを特徴とする生産管理システム。
  2. 【請求項2】 前記検査表項目マスターテーブルに格納
    されている検査項目および/またはデータ入力形式を変
    更する変更手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の生産管理システム。
  3. 【請求項3】 前記クライアントは、さらに、 自機の検査工程を予め登録した記憶手段を備え、 前記工程判定手段は、前記記憶手段に格納された検査工
    程に基づいて自機の検査工程を判定することを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の生産管理システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバーは、さらに、 前記検査表項目マスターテーブルの変更履歴を格納する
    変更履歴データテーブルを備えたことを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれか1つに記載の生産管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記クライアントは、さらに、前記変更
    履歴データテーブルに格納されている変更履歴を読み出
    して、画面に表示する変更履歴表示手段を備えたことを
    特徴とする請求項4に記載の生産管理システム。
  6. 【請求項6】 前記サーバーは、さらに、 各検査工程の検査作業者を予め登録した工程別作業設定
    マスターテーブルを備え、 前記クライアントは、 自機の検査工程に対応する前記工程別作業設定マスター
    テーブルに登録されている検査作業者を画面に表示する
    検査作業者表示手段を備えたことを特徴とする請求項1
    〜請求項5のいずれか1つに記載の生産管理システム。
  7. 【請求項7】 前記クライアントは、さらに、 前記工程別作業設定マスターテーブルに格納されるデー
    タの登録・変更・削除等を行うデータ変更手段を備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載の生産管理システム。
  8. 【請求項8】 さらに、前記検査結果入力手段によって
    入力された検査表の検査結果が不合格および基準値範囲
    外等のエラーデータであった場合に、エラーデータを合
    格および基準値範囲内等の適正データへ変更することに
    よって、被組立品の生産・組立工程の完了登録を可能と
    する完了登録手段を備えたことを特徴とする請求項1〜
    請求項7のいずれか1つに記載の生産管理システム。
  9. 【請求項9】 前記被組立品に付された識別情報は、前
    記被組立品のタイプを示す機種コードおよび前記被組立
    品の製造・管理番号を示す組付連番であることを特徴と
    する請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の生産管
    理システム。
  10. 【請求項10】 複数工程からなる、部品、ユニット、
    または製品の1または複数の生産・組立ラインで、被組
    立品を検査して検査結果をサーバーに送出する複数のク
    ライアントと、前記複数のクライアントから入力される
    被組立品の検査結果を格納するサーバーとで構築される
    生産管理システムにおけるクライアントにおいて、 被組立品に付された識別情報を読み取る読取手段と、 自機の検査工程を判定する工程判定手段と、 前記工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスタ
    ート工程である場合には、各検査工程毎の検査項目およ
    びデータ入力形式を格納しているサーバーの検査表項目
    マスターテーブルから検査項目およびデータ入力形式を
    読み出して、読み出した検査項目およびデータ入力形式
    に応じた検査表を画面に表示する第1の表示手段と、 前記工程判定手段の判定の結果、自機の検査工程がスタ
    ート工程でない場合には、入力される識別情報、検査項
    目、検査結果、およびデータ入力形式を対応づけて順次
    格納しているサーバーの検査表データテーブルから前記
    読み取った識別情報に対応する検査項目およびデータ入
    力形式を読み出し、読み出した検査項目およびデータ入
    力形式に応じた検査表を画面に表示する第2の表示手段
    と、 自機の検査工程における検査項目の被組立品の検査結果
    を、前記画面に表示されている検査表に入力する検査結
    果入力手段と、 前記読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力さ
    れた検査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式
    を前記サーバーの検査表データテーブルに登録する登録
    手段と、 を備えたことを特徴とする生産管理システムにおけるク
    ライアント。
  11. 【請求項11】 前記検査表項目マスターテーブルに格
    納されている検査項目および/またはデータ入力形式を
    変更する変更手段を備えたことを特徴とする請求項10
    に記載の生産管理システムにおけるクライアント。
  12. 【請求項12】 さらに、 自機の検査工程を予め登録した記憶手段を備え、 前記工程判定手段は、前記記憶手段に格納された検査工
    程に基づいて自機の検査工程を判定することを特徴とす
    る請求項10または請求項11に記載の生産管理システ
    ムにおけるクライアント。
  13. 【請求項13】 さらに、変更手段により、前記検査表
    項目マスターテーブルに格納されている検査項目および
    /またはデータ入力形式が変更された場合に、変更履歴
    を前記サーバーの変更履歴データテーブルに登録する変
    更履歴登録手段を備えたたことを特徴とする請求項10
    〜請求項12のいずれか1つに記載の生産管理システム
    におけるクライアント。
  14. 【請求項14】 前記検査表項目マスターテーブルの変
    更履歴を格納する前記サーバーの変更履歴データテーブ
    ルの変更履歴を読み出して、画面に表示する変更履歴表
    示手段を備えたことを特徴とする請求項13に記載の生
    産管理システムにおけるクライアント。
  15. 【請求項15】 各検査工程の検査作業者を予め登録し
    たサーバーの工程別作業設定マスターテーブルから、自
    機の検査工程に対応する検査作業者を読み出して画面に
    表示する検査作業者表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項10〜請求項14のいずれか1つに記載の生産管
    理システムにおけるクライアント。
  16. 【請求項16】 前記サーバーの工程別作業設定マスタ
    ーテーブルに格納されるデータの登録・変更・削除等を
    行うデータ変更手段を備えたことを特徴とする請求項1
    5に記載の生産管理システムにおけるクライアント。
  17. 【請求項17】 さらに、前記検査結果入力手段によっ
    て入力された検査表の検査結果が不合格および基準値範
    囲外等のエラーデータであった場合に、エラーデータを
    合格および基準値範囲内等の適正データへ変更すること
    によって、被組立品の生産・組立工程の完了登録を可能
    とする完了登録手段を備えたことを特徴とする請求項1
    0〜請求項16のいずれか1つに記載の生産管理システ
    ムにおけるクライアント。
  18. 【請求項18】 前記被組立品に付された識別情報は、
    前記被組立品のタイプを示す機種コードおよび前記被組
    立品の製造・管理番号を示す組付連番であることを特徴
    とする請求項10〜請求項17のいずれか1つに記載の
    生産管理システムにおけるクライアント。
  19. 【請求項19】 複数工程からなる、部品、ユニット、
    または製品の1または複数の生産・組立ラインで、被組
    立品に付された識別情報を読み取るステップと、 自機の検査工程を判定する判定ステップと、 前記判定の結果、自機の検査工程がスタート工程である
    場合には、各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形
    式を格納している検査表項目マスターテーブルから検査
    項目およびデータ入力形式を読み出して、読み出した検
    査項目およびデータ入力形式に応じた検査表を画面に表
    示するステップと、 前記判定の結果、自機の検査工程がスタート工程でない
    場合には、入力される識別情報、検査項目、検査結果、
    およびデータ入力形式を対応づけて順次格納している検
    査表データテーブルから前記読み取った識別情報に対応
    する検査項目およびデータ入力形式を読み出し、読み出
    した検査項目およびデータ入力形式に応じた検査表を画
    面に表示するステップと、 自機の検査工程における検査項目の被組立品の検査結果
    を、前記画面に表示されている検査表に入力するステッ
    プと、 前記読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力さ
    れた検査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式
    を前記検査表データテーブルに登録するステップと、 を含むことを特徴とする生産管理方法。
  20. 【請求項20】 さらに、前記検査表項目マスターテー
    ブルに格納されている検査項目および/またはデータ入
    力形式を変更する変更ステップを含むことを特徴とする
    請求項19に記載の生産管理方法。
  21. 【請求項21】 前記判定ステップでは、記憶手段に格
    納された検査工程に基づいて自機の検査工程を判定する
    ことを特徴とする請求項19または請求項20に記載の
    生産管理方法。
  22. 【請求項22】 さらに、前記変更ステップで前記検査
    表項目マスターテーブルの検査項目および/またはデー
    タ入力形式をデータが変更された場合に、変更履歴デー
    タテーブルにその変更履歴を登録するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項19〜請求項21のいずれか1つ
    に記載の生産管理方法。
  23. 【請求項23】 さらに、前記変更履歴データテーブル
    に格納されている変更履歴を読み出して、画面に表示す
    るステップを含むことを特徴とする請求項22に記載の
    生産管理方法。
  24. 【請求項24】 さらに、各検査工程の検査作業者を予
    め登録している工程別作業設定マスターテーブルから、
    自機の検査工程に対応する検査作業者を読み出して画面
    に表示するステップを含むことを特徴とする請求項19
    〜請求項23のいずれか1つに記載の生産管理方法。
  25. 【請求項25】 さらに、前記工程別作業設定マスター
    テーブルに格納されるデータの登録・変更・削除等を行
    うステップを含むことを特徴とする請求項24に記載の
    生産管理方法。
  26. 【請求項26】 さらに、前記入力された検査表の検査
    結果が不合格および基準値範囲外等のエラーデータであ
    った場合に、エラーデータを合格および基準値範囲内等
    の適正データへ変更することによって、被組立品の生産
    ・組立工程の完了登録を可能とするステップを含むこと
    を特徴とする請求項19〜請求項25のいずれか1つに
    記載の生産管理方法。
  27. 【請求項27】 前記被組立品に付された識別情報は、
    前記被組立品のタイプを示す機種コードおよび被組立品
    の製造・管理番号を示す組付連番であることを特徴とす
    る請求項19〜請求項26のいずれか1つに記載の生産
    管理方法。
  28. 【請求項28】 複数工程からなる、部品、ユニット、
    または製品の1または複数の生産・組立ラインで、被組
    立品の検査結果をサーバーに登録する生産管理システム
    におけるデータ入力方法において、 前記生産・組立ラインで、被組立品に付された識別情報
    を読み取るステップと、 自機の検査工程を判定する判定ステップと、 前記判定の結果、自機の検査工程がスタート工程である
    場合には、各検査工程毎の検査項目およびデータ入力形
    式を格納している前記サーバーの検査表項目マスターテ
    ーブルから検査項目およびデータ入力形式を読み出し
    て、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応じた
    検査表を画面に表示するステップと、 前記判定の結果、自機の検査工程がスタート工程でない
    場合には、入力される識別情報、検査項目、検査結果、
    およびデータ入力形式を対応づけて順次格納している前
    記サーバーの検査表データテーブルから前記読み取った
    識別情報に対応する検査項目およびデータ入力形式を読
    み出し、読み出した検査項目およびデータ入力形式に応
    じた検査表を画面に表示するステップと、 自機の検査工程における検査項目の被組立品の検査結果
    を、前記画面に表示されている検査表に入力するステッ
    プと、 前記読み取った識別情報に対応させて、検査表に入力さ
    れた検査結果、使用した検査項目およびデータ入力形式
    を前記サーバーの検査表データテーブルに登録するステ
    ップと、 を含むことを特徴とする生産管理システムにおけるデー
    タ入力方法。
  29. 【請求項29】 さらに、前記検査表項目マスターテー
    ブルに格納されている検査項目および/またはデータ入
    力形式を変更する変更ステップを含むことを特徴とする
    請求項28に記載の生産管理システムにおけるデータ入
    力方法。
  30. 【請求項30】 前記判定ステップでは、記憶手段に予
    め格納されている検査工程に基づいて自機の検査工程を
    判定することを特徴とする請求項28または請求項29
    に記載の生産管理システムにおけるデータ入力方法。
  31. 【請求項31】 さらに、前記変更ステップで前記サー
    バーの検査表項目マスターテーブルの検査項目および/
    またはデータ入力形式をデータが変更された場合に、前
    記サーバーの変更履歴データテーブルにその変更履歴を
    登録するステップを含むことを特徴とする請求項28〜
    請求項30のいずれか1つに記載の生産管理システムに
    おけるデータ入力方法。
  32. 【請求項32】 さらに、前記サーバーの変更履歴デー
    タテーブルに格納されている変更履歴を読み出して、画
    面に表示するステップを含むことを特徴とする請求項3
    1に記載の生産管理システムにおけるデータ入力方法。
  33. 【請求項33】 さらに、各検査工程の検査作業者を予
    め登録している前記サーバーの工程別作業設定マスター
    テーブルから、自機の検査工程に対応する検査作業者を
    読み出して画面に表示するステップを含むことを特徴と
    する請求項28〜請求項32のいずれか1つに記載の生
    産管理システムにおけるデータ入力方法。
  34. 【請求項34】 さらに、前記サーバーの工程別作業設
    定マスターテーブルに格納されるデータの登録・変更・
    削除等を行うステップを含むことを特徴とする請求項3
    3に記載の生産管理システムにおけるデータ入力方法。
  35. 【請求項35】 さらに、前記入力された検査表の検査
    結果が不合格および基準値範囲外等のエラーデータであ
    った場合に、エラーデータを合格および基準値範囲内等
    の適正データへ変更することによって、被組立品の生産
    ・組立工程の完了登録を可能とするステップを含むこと
    を特徴とする請求項28〜請求項33のいずれか1つに
    記載の生産管理システムにおけるデータ入力方法。
  36. 【請求項36】 前記被組立品に付された識別情報は、
    前記被組立品のタイプを示す機種コードおよび被組立品
    の製造・管理番号を示す組付連番であることを特徴とす
    る請求項28〜請求項35のいずれか1つに記載の生産
    管理システムにおけるデータ入力方法。
  37. 【請求項37】 請求項19〜請求項36のいずれか1
    つに記載の発明の各ステップを、コンピュータに実行さ
    せるためのプログラムを記録したことを特徴とするコン
    ピュータが読取可能な記録媒体。
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