JP2002062015A - 冷温蔵庫 - Google Patents

冷温蔵庫

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JP2002062015A
JP2002062015A JP2000243834A JP2000243834A JP2002062015A JP 2002062015 A JP2002062015 A JP 2002062015A JP 2000243834 A JP2000243834 A JP 2000243834A JP 2000243834 A JP2000243834 A JP 2000243834A JP 2002062015 A JP2002062015 A JP 2002062015A
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heat exchanger
box
heat
plate
cold
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JP2000243834A
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Motoo Sugawara
元雄 菅原
Atsushi Sakuragi
淳 櫻木
Jihei Shiotani
治平 塩谷
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
    • F25B2321/023—Mounting details thereof

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさや厚みの異なるボックスを活用し、ペ
ルチェユニットや内部熱交換器などが調整自在に取付け
られ、組立容易で安価な冷温蔵庫を得る。 【解決手段】 開放部に蓋２ｂを有する箱体からなる冷
温蔵庫ボックス２と、外周部と熱交換を行う外部熱交換
器４と、内部と熱交換を行う内部熱交換器５と、ペルチ
ェ素子、電極などからなるペルチェユニット３と、ペル
チェユニットへの通電を制御して冷熱制御を行う制御ユ
ニット６とからなる冷温蔵庫１であって、冷温蔵庫ボッ
クスは、木板、プラスチック板などからなる外壁２ａを
形成する任意の大きさの外箱と、外箱の内面の広さに対
応して調整可能とした内面に添設する断熱材２ｃの板か
らなり、内部熱交換器は、断熱材の内面の広さに対応し
て調整可能とした内面に配設する熱伝導板からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペルチェ素子を利
用した冷温蔵庫に係わり、より詳細には、冷温蔵庫ボッ
クスの断熱材を含めた厚みやサイズの異なるボックスに
対応し、ペルチェユニットや内部熱交換器などを、調整
自在に簡単に取付けることが出来る組立容易な冷温蔵庫
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術において、アウトドアー用途や
車載用の携帯型の冷蔵庫があるが、コンプレッサーを使
用した冷蔵庫では、大きさ重量とも利用者が可搬するの
には不適性であった。ペルチェ素子を利用した冷温蔵庫
は軽量のものが製作可能ではあるが、従来は特定の特殊
用途向けが主であり、汎用的に可搬型を狙いとした扱い
やすいものはなく、これらの可搬型で扱いやすい安価な
冷温蔵庫が望まれていた。一方、流通段階では輸送時に
保温や保冷が要求される場合が多く、そこで、保温性の
ある梱包もしくは輸送容器などをそのまま利用する場
合、該容器にドライアイス、氷、アイスパック、発熱材
（酸化鉄粉パック）などを入れて冷温蔵庫機能を保つ必
要があった。しかし、これらのドライアイス、氷、アイ
スパック、発熱材（酸化鉄粉パック）などは扱いにくい
という問題があった。従って、実際には輸送容器に入っ
たワインボトルや生鮮食料品などは、一旦該容器より取
り出し冷温蔵庫に再収蔵する必要があり、輸送後に再度
別の保温性のある梱包もしくは輸送容器に収蔵され、輸
送用に使用された梱包箱やボックスは廃棄されることが
多く、無駄が多いという問題があった。そこで、特に輸
送量の少ない場合、梱包容器もしくは輸送容器などをそ
のまま活用して冷温蔵庫機能を保つ簡易で安価な貯蔵方
法の出現が望まれていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した問題点
に鑑み、本発明は、大きさや厚みの異なるボックスを活
用し、ペルチェユニットや内部熱交換器などが調整自在
に取付けることが出来、且つ組立容易で安価な冷温蔵庫
の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、開放部に着脱自在又は開閉自在の扉もし
くは蓋を有する箱体からなる冷温蔵庫ボックスと、同冷
温蔵庫ボックスの外部に装着し同冷温蔵庫ボックスの外
周部と熱交換を行う外部熱交換器と、前記冷温蔵庫ボッ
クスの内部に装着し同冷温蔵庫ボックスの内部と熱交換
を行う内部熱交換器と、ペルチェ素子、電極、熱伝導性
基板、その他の部材からなり前記外部熱交換器と前記内
部熱交換器と熱結合して冷却または加熱を行うペルチェ
ユニットと、前記ペルチェユニットへの通電を制御して
冷熱制御を行う制御ユニットとからなる冷温蔵庫であっ
て、前記冷温蔵庫ボックスは、木板、プラスチック板、
その他の板材からなる外壁を形成する任意の大きさの外
箱と、同外箱の内面の広さに対応して調整可能とした同
内面に添設する発泡スチレン、発泡ポリスチロール、そ
の他の断熱材の板からなり、前記内部熱交換器は、前記
断熱材の内面の広さに対応して調整可能とした同内面に
付設するアルミニウム板、銅板、その他の熱伝導板から
なり、前記ペルチェユニットを、前記冷温蔵庫ボックス
のいずれかの面の前記外箱および当接する前記断熱材に
開口した開口部に挿通して前記外部熱交換器と前記内部
熱交換器との間に挟持するようにした。
【０００５】前記内部熱交換器は、前記断熱材の内面に
対応した複数の前記熱伝導板から形成されるとともに、
端部に他の前記熱伝導板と互いに取付け位置を調整可能
に連結する連結部を有し、同連結部の前記取付け位置を
調整することで、異なる任意の大きさの前記冷温蔵庫ボ
ックスに対応して前記内部熱交換器のサイズを調整可能
とした。
【０００６】前記連結部は、隣接する前記熱伝導板を連
結するＬ字状のアングル部材と、同アングル部材と前記
熱伝導板とのそれぞれ互いに対応する、いずれか一方に
設けた長孔と、他方に設けたネジ孔と、前記長孔を挿通
して前記アングル部材と前記熱伝導板とを螺着するネジ
とからなる。
【０００７】前記連結部は、前記熱伝導板の上下の両端
を折り返して設けた長溝と、同長溝に上下の端部が摺動
自在に嵌合して連結するＬ字状のアングル部材とからな
る。
【０００８】前記連結部は、前記熱伝導板の端部に設け
た上下一対の鉤溝と、同鉤溝に上下の端部が摺動自在に
嵌合して連結する舌片を一端に有するＬ字状のアングル
部材とからなる。
【０００９】前記鉤溝は、前記熱伝導板を切り起こして
形成される。
【００１０】前記内部熱交換器は、前記断熱材の内面に
対応した複数の前記熱伝導板からそれぞれ上面視Ｌ字状
に形成されるとともに、両端に他の前記熱伝導板と互い
に取付け位置を調整可能に連結する連結部を有し、同連
結部の前記取付け位置を調整することで、異なる任意の
大きさの前記冷温蔵庫ボックスに対応して前記内部熱交
換器のサイズを調整可能とした。
【００１１】前記連結部は、互いに連結する前記熱伝導
板のそれぞれ互いに対応する、いずれか一方に設けた長
孔と、他方に設けたネジ孔と、前記長孔を挿通して前記
熱伝導板どうしを螺着するネジとからなる。
【００１２】前記連結部は、互いに連結するいずれか一
方の前記熱伝導板の上下の両端を折り返して設けた長溝
と、同長溝に摺動自在に嵌合して連結する、他方の前記
熱伝導板の上下の端部とからなる。
【００１３】前記連結部は、隣接する前記熱伝導板どう
しを接続するための熱抵抗の低い金属製の粘着テープか
らなる。
【００１４】開放部に着脱自在又は開閉自在の扉もしく
は蓋を有する箱体からなる冷温蔵庫ボックスと、同冷温
蔵庫ボックスの外部に装着し同冷温蔵庫ボックスの外周
部と熱交換を行う外部熱交換器と、前記冷温蔵庫ボック
スの内部に装着し同冷温蔵庫ボックスの内部と熱交換を
行う内部熱交換器と、ペルチェ素子、電極、熱伝導性基
板、その他の部材からなり前記外部熱交換器と前記内部
熱交換器と熱結合して冷却または加熱を行うペルチェユ
ニットと、前記ペルチェユニットへの通電を制御して冷
熱制御を行う制御ユニットとからなる冷温蔵庫であっ
て、前記冷温蔵庫ボックスは、木板、プラスチック板、
その他の板材からなる外壁を形成する任意の大きさの外
箱と、同外箱の内面の広さに対応して調整可能とした同
内面に添設する発泡スチレン、発泡ポリスチロール、そ
の他の断熱材の板からなり、前記内部熱交換器は、前記
断熱材の内面の広さに対応して調整可能とした同内面に
付設するアルミニウム板、銅板、その他の熱伝導板から
なり、前記ペルチェユニットは、前記内部熱交換器と前
記ペルチェユニットまたは同ペルチェユニットと前記外
部熱交換器との間に前記ペルチェユニットの高さ調節可
能なスペーサを設け、前記ペルチェユニットを、前記冷
温蔵庫ボックスのいずれかの面の前記外箱および当接す
る前記断熱材に開口した開口部に挿通して前記外部熱交
換器と前記内部熱交換器との間に挟持するようにした。
【００１５】前記スペーサを、複数の異なった寸法のス
ペーサとする。
【００１６】前記外部熱交換器は、外部との熱交換を効
率的に行うためのフィンを備えた。
【００１７】前記冷温蔵庫ボックスの外部に、電動ファ
ンにより強制換気を行なう電動換気ファンを追加設置
し、前記外部熱交換器を強制冷却する。
【００１８】前記電動換気ファンを取付けるためのファ
ン取付ユニットを備え、同ファン取付ユニットと前記制
御ユニットとを、一体で形成する。
【００１９】
【発明の実施の形態】図１に示す本発明による冷温蔵庫
の第一の実施例の分解図を用いて、本発明の基本構成を
説明する。実施例の冷温蔵庫１は、図１のように直方６
面体の木板、プラスチック板、その他の板材などの、外
箱２ａと蓋２ｂとを有する箱体である冷温蔵庫ボックス
２からなる。冷温蔵庫ボックス２は開放部に着脱自在の
蓋２ｂを有し、それぞれ内壁に発泡スチロールの断熱材
２ｃを備えている。冷温蔵庫１は、冷温蔵庫ボックス２
と、冷温蔵庫ボックス２のいずれかの面に装着される、
ペルチェ素子、電極、熱伝導性基板、その他の部材から
なり外部熱交換器４と内部熱交換器５と熱結合して冷却
または加熱を行うペルチェユニット３と、冷温蔵庫ボッ
クス２の外部に装着し冷温蔵庫ボックス２の外周部と熱
交換を行う外部熱交換器４と、冷温蔵庫ボックス２の内
部に装着し冷温蔵庫ボックス２の内部と熱交換を行う内
部熱交換器５と、ペルチェユニット３への通電を制御し
て冷熱制御を行う制御ユニット６とで基本構成され、外
部熱交換器４と内部熱交換器５の間にペルチェユニット
３を挟持するようにして組立てられ、冷温蔵庫として機
能するようになっている。
【００２０】冷温蔵庫ボックス２は、ワインなどの酒類
を輸送するための輸送用の木箱等の任意の大きさのもの
を流用しており、側面を開放構造とし、開放部は外箱２
ａと内側の断熱材２ｃとは段差を設け、段差に蓋２ｂの
断熱材２ｃが嵌合するようにしている。蓋２ｂは、蝶板
部品などを取付けて開閉自在な扉としてもよい。断熱材
２ｃは、冷温蔵庫ボックス２の内面の広さに対応して複
数に分割されて内面を覆うように形成されている。断熱
材２ｃは、冷温蔵庫ボックス２の大きさに対応し、厚い
ものを使用するか、さらに大きい場合には複数の断熱材
２ｃを重ねて厚くするなど、ペルチェユニット３の高さ
も考慮し、それらに合わせて調整可能としている。冷温
蔵庫ボックス２の内面の断熱材２ｃの内側には内部熱交
換器５が側面および底面のそれぞれを分割して覆うよう
に設けられ、それぞれアングル部材８からなる連結部に
よって連結されている。
【００２１】冷温蔵庫ボックス２のいずれかの面の外箱
２ａに、外箱２ａに付設する断熱材２ｃを挿通し、内部
熱交換器５を臨んで外部に開口する開口部７を設けて、
開口部７内にペルチェユニット３を配設するようにして
いる。開口部７に配設したペルチェユニット３を、一側
を冷温蔵庫ボックス２の内部の内部熱交換器５にネジ５
ａで取付けるとともに、他側を冷温蔵庫ボックス２の外
側に配設した外部熱交換器４にネジ４ａで取付けるよう
にしている。外箱２ａには制御ユニット６が取付けら
れ、ペルチェユニット３の制御、例えば通電の極性を切
換えるための切換手段であるスイッチ６ａにより冷蔵と
温蔵のいずれかの切換え、あるいは、温度設定用のスイ
ッチ６ｂによる内部の温度設定などの制御を行う。
【００２２】外部熱交換器４は、吸熱効果を高めるため
フィンを有するアルミ製で、且つ表面を黒色アルマイト
処理を施している。内部熱交換器５は、板状のアルミ製
の熱伝導板として内壁の周囲を覆うようにしているが、
これは効果的に内部の熱交換を行うためと、内容積を減
少させないようにするためであり、輸送や保存のための
内容量を確保するためである。内部熱交換器５は、外部
熱交換器４と同様にフィンを有するアルミ製としてもよ
い。なお、内部熱交換器５と内部熱交換器５を構成する
熱伝導板は、基本的の機能を有する同一のものであり、
以降内部熱交換器５として説明する。ペルチェユニット
３は、両側を外部熱交換器４と内部熱交換器５とで螺着
によって挟持するようにしているので、取付け取外しが
簡単で、且つそれぞれの接触面とは良好な熱伝導パスを
形成し、熱結合のよい構造となっている。
【００２３】図２は内部熱交換器の連結部を説明するた
めの、一実施例における（ａ）は上面図、（ｂ）は連結
部の側面図である。内部熱交換器５は、外箱２ａの側面
に対応して複数の熱伝導板に分割して形成されるととも
に、端部に他の内部熱交換器５と互いに取付け位置を調
整可能に連結する連結部を有し、連結部の取付け位置を
調整することで、異なる任意の大きさの冷温蔵庫ボック
ス２に対応して内部熱交換器５のサイズを調整可能とし
ている。図２は連結部にアングル部材８を用いた例であ
り、内部熱交換器５はそれぞれの断熱材２ｃの内面を覆
うようにして板状のアルミ板などの熱伝導板を用いてい
る。連結部は、内部熱交換器５と他の内部熱交換器５と
を連結するＬ字状のアングル部材８と、アングル部材８
と内部熱交換器５とのそれぞれ互いに対応する、いずれ
か一方に設けた長孔８ａと、他方に設けたネジ孔５ｂ
と、長孔８ａを挿通してアングル部材８と内部熱交換器
５とを螺着するネジ８ｂとからなる。これにより、長孔
８ａの長さに応じて内部熱交換器５のサイズを変更する
ことで箱のサイズの違いに対応でき、内部の熱交換をサ
イズに応じて効率的に行うことができる。
【００２４】図３は連結部の他の実施例を示す分解斜視
図である。図３の連結部は、内部熱交換器３５の上下の
両端の折り返して設けた長溝３５ａと、長溝３５ａに上
下の端部が摺動自在に嵌合して連結するＬ字状のアング
ル部材３８とからなる。アングル部材３８を長溝３５ａ
に沿って摺動することで、内部熱交換器３５の外形を変
化させることができる。この方法により、連結部にネジ
は不要であり、内部熱交換器３５の組上がりサイズを簡
単に変更することができる。
【００２５】図４は連結部の他の実施例を示す分解斜視
図である。図４の連結部は、内部熱交換器５の長手方向
に沿って設けた一対の鉤溝４５ａと、鉤溝４５ａに上下
の端部が摺動自在に嵌合して連結する舌片４８ａを一端
に有するＬ字状のアングル部材４８とからなる。鉤溝４
５ａは、内部熱交換器５、即ち熱伝導板を切り起こすこ
とで、コンパクトに形成されている。この例の連結部に
もネジは不要であり、内部熱交換器３５の組上がりサイ
ズを簡単に変更することができ、また、連結部をコンパ
クトに構成できる。鉤溝４５ａと舌片４８ａとの対の数
は必要に応じて増減が可能である。
【００２６】図５は、連結部の別の例を示す。この例
は、内部熱交換器５５が、外箱２ａの側面に対応して複
数に分割して断熱材２ｃの内面を覆うようにそれぞれ上
面視Ｌ字状に形成されるとともに、両端に他の内部熱交
換器５５と互いに取付け位置を調整可能に連結する連結
部を有し、連結部の取付け位置を調整することで、異な
る任意の大きさの冷温蔵庫ボックス２に対応して内部熱
交換器５５のサイズを調整可能とした例である。図５
（ａ）の例の連結部は、互いに連結する内部熱交換器５
５のそれぞれ互いに対応する、いずれか一方に設けた長
孔５８ａと、他方に設けたネジ孔５５ｂと、長孔５８ａ
を挿通して内部熱交換器５５どうしを螺着するネジ５８
ｂとからなる。この例は、前述のアングル部材を用いた
例に対し、アングル部材を不要とし、内部熱交換器５５
の端部をアングル状に折曲げた例であり、前述の例と同
様の動作により、同様の効果を有することができる。
【００２７】図５（ｂ）の例の連結部は、互いに連結す
る、いずれか一方の内部熱交換器５５の一端の上下の両
端を折り返して設けた長溝５５ｃと、長溝５５ｃに上下
が摺動自在に嵌合して連結する、他方の内部熱交換器５
５の端部とからなるように形成することも可能である。
この例も、アングル部材を不要とし、連結部にもネジは
不要であり、内部熱交換器５５の組上がりサイズを簡単
に変更することができ、連結部をコンパクトに構成でき
る。なお、連結部は、隣接する熱伝導板どうしを接続す
るための熱抵抗の低い金属製の粘着テープからなるもの
としてもよい。熱伝導板やアングル部材などを簡易に連
結することができ、コストを下げることが可能となる。
【００２８】図６は冷温蔵庫における第二の実施例を説
明するための分解斜視図である。基本構造は第一に実施
例と同様であるので、共通部分の説明は省略する。第一
の実施例と異なるのは、まず、ペルチェユニット３と内
部熱交換器５またはペルチェユニット３と外部熱交換器
４との間にペルチェユニット３の高さ調節可能なスペー
サ３ａを設け、任意の厚さの壁面を有する冷温蔵庫ボッ
クス２に対応可能としていることである。スペーサ３ａ
を、複数の異なった寸法のスペーサ３ａとしているの
で、これにより、市場に流通している厚さの異なる多種
のボックスに対応して、それらを有効活用することがで
きる。次に、冷温蔵庫ボックス２の外部に、電動ファン
により強制換気を行なう電動換気ファン１０を追加設置
し、外部熱交換器４を強制冷却している。外部熱交換器
４は、フィンの中央部をくり抜き、ファン取付ユニット
９を介して電動換気ファン１０を中央部に装着してい
る。ファン取付ユニット９はネジ９ａで冷温蔵庫ボック
ス２の外箱２ａに取付けられる。電動換気ファン１０を
使用することで、より効率的な熱交換を行うことができ
る。また、内部熱交換器５にはさらに、フィン５ｃを装
着している。フィン５ｃの装着、またはフィンを形成す
ることにより、内部の熱交換の効率をさらに高めること
ができる。
【００２９】制御ユニット６は、ファン取付ユニット９
と一体化としている。電動換気ファン１０を使用し、制
御ユニット６とファン取付ユニット９とを一体化するこ
とで、よりコンパクトな冷熱ユニットとすることができ
る。このようにすることで、冷温蔵庫ボックス２を取り
替えるような場合に、扱いやすいものとすることができ
る。
【００３０】以上のように、ペルチェユニット３をスペ
ーサ３ａを介在させて異なる厚さの冷温蔵庫ボックス２
に対応可能とし、内部熱交換器５を分割してサイズ調整
可能な連結部を用いて異なる大きさの冷温蔵庫ボックス
２に対応可能としたので、冷温蔵庫ボックス２としての
外箱を、市場に流通しているワインなどの酒類などを輸
送する木製の輸送用ボックスなどを流用することも可能
となった。従来、このような木箱は輸送の完了後に廃棄
されることが多かったが、輸送後もワインの温度管理が
可能な貯蔵庫として有効に活用することができる。むろ
ん、冷温蔵庫ボックス２の外箱を、木箱に限らず、市場
に流通している生鮮食料品輸送ボックスや冷蔵品輸送用
の梱包箱などの断熱ボックス、断熱処理を施したダンボ
ール箱状のボックスまたは樹脂製のボックス、既成の携
帯型アイスボックスなどとしてもよい。なお、ペルチェ
ユニット３と外部熱交換器４と内部熱交換器５との相互
の取付、内部熱交換器５どうしの連結などに使用するネ
ジを蝶ネジや頭部にローレット溝を有するネジなどとし
て手で簡易に締結できるようにしてもよい。
【００３１】
【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施さ
れ、以下に述べる効果を奏する。開放部に着脱自在又は
開閉自在の扉もしくは蓋を有する箱体からなる冷温蔵庫
ボックスと、冷温蔵庫ボックスの外部に装着し冷温蔵庫
ボックスの外周部と熱交換を行う外部熱交換器と、冷温
蔵庫ボックスの内部に装着し冷温蔵庫ボックスの内部と
熱交換を行う内部熱交換器と、ペルチェ素子、電極、熱
伝導性基板、その他の部材からなり外部熱交換器と内部
熱交換器と熱結合して冷却または加熱を行うペルチェユ
ニットと、ペルチェユニットへの通電を制御して冷熱制
御を行う制御ユニットとからなる冷温蔵庫であって、冷
温蔵庫ボックスは、木板、プラスチック板、その他の板
材からなる外壁を形成する任意の大きさの外箱と、外箱
の内面の広さに対応して調整可能とした内面に添設する
発泡スチレン、発泡ポリスチロール、その他の断熱材の
板からなり、内部熱交換器は、断熱材の内面の広さに対
応して調整可能とした内面に付設するアルミニウム板、
銅板、その他の熱伝導板からなり、ペルチェユニット
を、冷温蔵庫ボックスのいずれかの面の外箱および当接
する断熱材に開口した開口部に挿通して外部熱交換器と
内部熱交換器との間に挟持するようにしたので、大きさ
や厚みの異なるボックスを活用し、ペルチェユニットや
内部熱交換器などが調整自在に取付けることが出来き、
且つ組立容易で安価な冷温蔵庫を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の冷温蔵庫における第一の実施例の分
解斜視図である。
【図２】 本発明の冷温蔵庫における内部熱交換器の連
結部を説明するための（ａ）は上面図、（ｂ）は側面図
である。
【図３】 本発明の冷温蔵庫における内部熱交換器の連
結部の他の例を説明するための分解斜視図である。
【図４】 本発明の冷温蔵庫における内部熱交換器の連
結部の他の例を説明するための分解斜視図である。
【図５】 本発明の冷温蔵庫における内部熱交換器の連
結部の他の例を説明するための（ａ）は要部断面図、
（ｂ）はさらに別の例の要部断面図である。
【図６】 本発明の冷温蔵庫の第二の実施例の分解斜視
図である。
【符号の説明】
１ 冷温蔵庫 ２ 冷温蔵庫ボックス ２ａ 外箱 ２ｂ 蓋 ２ｃ 断熱材 ３ ペルチェユニット ３ａ スペーサ ４ 外部熱交換器 ４ａ、５ａ、８ｂ、９ａ、５８ｂ ネジ ５、３５、５５ 内部熱交換器（熱伝導体） ５ｂ、５５ｂ ネジ孔 ５ｃ フィン ６ 制御ユニット ６ａ、６ｂ スイッチ ７ 開口部 ８、３８、４８ アングル部材 ８ａ、５８ａ 長孔 ９ ファン取付ユニット １０ 電動換気ファン ３５ａ、５５ｃ 長溝 ４５ａ 鉤溝 ４８ａ 舌片

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 開放部に着脱自在又は開閉自在の扉もし
    くは蓋を有する箱体からなる冷温蔵庫ボックスと、同冷
    温蔵庫ボックスの外部に装着し同冷温蔵庫ボックスの外
    周部と熱交換を行う外部熱交換器と、前記冷温蔵庫ボッ
    クスの内部に装着し同冷温蔵庫ボックスの内部と熱交換
    を行う内部熱交換器と、ペルチェ素子、電極、熱伝導性
    基板、その他の部材からなり前記外部熱交換器と前記内
    部熱交換器と熱結合して冷却または加熱を行うペルチェ
    ユニットと、前記ペルチェユニットへの通電を制御して
    冷熱制御を行う制御ユニットとからなる冷温蔵庫であっ
    て、 前記冷温蔵庫ボックスは、木板、プラスチック板、その
    他の板材からなる外壁を形成する任意の大きさの外箱
    と、同外箱の内面の広さに対応して調整可能とした同内
    面に添設する発泡スチレン、発泡ポリスチロール、その
    他の断熱材の板からなり、 前記内部熱交換器は、前記断熱材の内面の広さに対応し
    て調整可能とした同内面に付設するアルミニウム板、銅
    板、その他の熱伝導板からなり、 前記ペルチェユニットを、前記冷温蔵庫ボックスのいず
    れかの面の前記外箱および当接する前記断熱材に開口し
    た開口部に挿通して前記外部熱交換器と前記内部熱交換
    器との間に挟持するようにしたことを特徴とする冷温蔵
    庫。
  2. 【請求項２】 前記内部熱交換器は、前記断熱材の内面
    に対応した複数の前記熱伝導板から形成されるととも
    に、端部に他の前記熱伝導板と互いに取付け位置を調整
    可能に連結する連結部を有し、同連結部の前記取付け位
    置を調整することで、異なる任意の大きさの前記冷温蔵
    庫ボックスに対応して前記内部熱交換器のサイズを調整
    可能としたことを特徴とする請求項１記載の冷温蔵庫。
  3. 【請求項３】 前記連結部は、隣接する前記熱伝導板を
    連結するＬ字状のアングル部材と、同アングル部材と前
    記熱伝導板とのそれぞれ互いに対応する、いずれか一方
    に設けた長孔と、他方に設けたネジ孔と、前記長孔を挿
    通して前記アングル部材と前記熱伝導板とを螺着するネ
    ジとからなることを特徴とする請求項２記載の冷温蔵
    庫。
  4. 【請求項４】 前記連結部は、前記熱伝導板の上下の両
    端を折り返して設けた長溝と、同長溝に上下の端部が摺
    動自在に嵌合して連結するＬ字状のアングル部材とから
    なることを特徴とする請求項２記載の冷温蔵庫。
  5. 【請求項５】 前記連結部は、前記熱伝導板の端部に設
    けた上下一対の鉤溝と、同鉤溝に上下の端部が摺動自在
    に嵌合して連結する舌片を一端に有するＬ字状のアング
    ル部材とからなることを特徴とする請求項２記載の冷温
    蔵庫。
  6. 【請求項６】 前記鉤溝は、前記熱伝導板を切り起こし
    て形成されることを特徴とする請求項５記載の冷温蔵
    庫。
  7. 【請求項７】 前記内部熱交換器は、前記断熱材の内面
    に対応した複数の前記熱伝導板からそれぞれ上面視Ｌ字
    状に形成されるとともに、両端に他の前記熱伝導板と互
    いに取付け位置を調整可能に連結する連結部を有し、同
    連結部の前記取付け位置を調整することで、異なる任意
    の大きさの前記冷温蔵庫ボックスに対応して前記内部熱
    交換器のサイズを調整可能としたことを特徴とする請求
    項１記載の冷温蔵庫。
  8. 【請求項８】 前記連結部は、互いに連結する前記熱伝
    導板のそれぞれ互いに対応する、いずれか一方に設けた
    長孔と、他方に設けたネジ孔と、前記長孔を挿通して前
    記熱伝導板どうしを螺着するネジとからなることを特徴
    とする請求項７記載の冷温蔵庫。
  9. 【請求項９】 前記連結部は、互いに連結するいずれか
    一方の前記熱伝導板の上下の両端を折り返して設けた長
    溝と、同長溝に摺動自在に嵌合して連結する、他方の前
    記熱伝導板の上下の端部とからなることを特徴とする請
    求項７記載の冷温蔵庫。
  10. 【請求項１０】 前記連結部は、隣接する前記熱伝導板
    どうしを接続するための熱抵抗の低い金属製の粘着テー
    プからなることを特徴とする請求項７記載の冷温蔵庫。
  11. 【請求項１１】 開放部に着脱自在又は開閉自在の扉も
    しくは蓋を有する箱体からなる冷温蔵庫ボックスと、同
    冷温蔵庫ボックスの外部に装着し同冷温蔵庫ボックスの
    外周部と熱交換を行う外部熱交換器と、前記冷温蔵庫ボ
    ックスの内部に装着し同冷温蔵庫ボックスの内部と熱交
    換を行う内部熱交換器と、ペルチェ素子、電極、熱伝導
    性基板、その他の部材からなり前記外部熱交換器と前記
    内部熱交換器と熱結合して冷却または加熱を行うペルチ
    ェユニットと、前記ペルチェユニットへの通電を制御し
    て冷熱制御を行う制御ユニットとからなる冷温蔵庫であ
    って、 前記冷温蔵庫ボックスは、木板、プラスチック板、その
    他の板材からなる外壁を形成する任意の大きさの外箱
    と、同外箱の内面の広さに対応して調整可能とした同内
    面に添設する発泡スチレン、発泡ポリスチロール、その
    他の断熱材の板からなり、 前記内部熱交換器は、前記断熱材の内面の広さに対応し
    て調整可能とした同内面に付設するアルミニウム板、銅
    板、その他の熱伝導板からなり、 前記ペルチェユニットは、前記内部熱交換器と前記ペル
    チェユニットまたは同ペルチェユニットと前記外部熱交
    換器との間に前記ペルチェユニットの高さ調節可能なス
    ペーサを設け、 前記ペルチェユニットを、前記冷温蔵庫ボックスのいず
    れかの面の前記外箱および当接する前記断熱材に開口し
    た開口部に挿通して前記外部熱交換器と前記内部熱交換
    器との間に挟持するようにしたことを特徴とする冷温蔵
    庫。
  12. 【請求項１２】 前記スペーサを、複数の異なった寸法
    のスペーサとすることを特徴とする請求項１１記載の冷
    温蔵庫。
  13. 【請求項１３】 前記外部熱交換器は、外部との熱交換
    を効率的に行うためのフィンを備えたことを特徴とする
    請求項１ないし１２記載の冷温蔵庫。
  14. 【請求項１４】 前記冷温蔵庫ボックスの外部に、電動
    ファンにより強制換気を行なう電動換気ファンを追加設
    置し、前記外部熱交換器を強制冷却することを特徴とす
    る請求項１ないし１３記載の冷温蔵庫。
  15. 【請求項１５】 前記電動換気ファンを取付けるための
    ファン取付ユニットを備え、同ファン取付ユニットと前
    記制御ユニットとを、一体で形成することを特徴とする
    請求項１４記載の冷温蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822198B2 (en) * 2001-11-06 2004-11-23 Gorix Limited Container for transporting temperature sensitive materials
JP5024835B2 (ja) * 2006-03-31 2012-09-12 公益財団法人北九州産業学術推進機構 ペルチェ素子を備えた温調容器
CN105333691A (zh) * 2014-08-14 2016-02-17 青岛海尔特种电冰柜有限公司 一种可锁紧密闭的酒水冷却储存装置
CN105466150A (zh) * 2014-08-08 2016-04-06 青岛海尔特种电冰柜有限公司 一种酒水冷却储存装置
CN107178946A (zh) * 2016-03-11 2017-09-19 广东工业大学 一种多功能冷藏运输箱

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