JP2000111228A - 保冷装置 - Google Patents

保冷装置

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JP2000111228A
JP2000111228A JP10282194A JP28219498A JP2000111228A JP 2000111228 A JP2000111228 A JP 2000111228A JP 10282194 A JP10282194 A JP 10282194A JP 28219498 A JP28219498 A JP 28219498A JP 2000111228 A JP2000111228 A JP 2000111228A
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cold
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浩 石田
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
    • F25B2321/025Removal of heat
    • F25B2321/0251Removal of heat by a gas

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電冷却モジュールを冷熱源とする保冷庫等
の保冷装置において、熱電冷却モジュールの吸熱面から
の吸熱作用を当該保冷装置の保冷空間内全体に効率良く
作用させる。 【解決手段】 保冷空間を形成する内壁を断熱壁構造と
した筺体と、該筺体の所定位置に吸熱面を内壁側に、放
熱面を外壁側にして設けられた熱電冷却モジュールと、
該熱電冷却モジュールの吸熱面に接触して取付けられ、
上記筺体の内壁に近接又は沿って設けられた冷却プレー
トとから当該保冷装置を構成し、筺体内壁に近接、又は
沿って設けられた冷却プレートによって、筺体内の保冷
空間内を効率良く冷却するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、ペルチェ
素子等の熱電冷却モジュールを使用した保冷装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばペルチェ素子等の熱電冷却モジュ
ールは、その電極部の一方向に電流を流すと、一方の面
に吸熱作用を生じ、他方の面に放熱作用を生じる特性を
有している。また、電流を流す方向を逆にすると上記の
吸熱、放熱の各作用を生じる面が逆になる特性を有して
いる。
【0003】そこで、このような熱電冷却モジュールを
冷熱源として例えば保冷ボックス等の保冷装置を構成す
ることが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、その場合、
熱電冷却モジュールの吸熱面の大きさは限られているか
ら、吸熱面における吸熱作用(冷却作用)を保冷ボック
ス等保冷装置の広い保冷空間に対して何のように効率良
く作用させるかが技術的な課題となる。
【0005】この出願の発明は、このような技術的課題
を解決するためになされたもので、熱電冷却モジュール
の吸熱面からの吸熱作用を保冷装置の保冷空間内に広面
積で急速に作用させることができる冷却プレートを採用
し、該冷却プレートを保冷空間を形成する断熱壁構造の
内壁に近接又は沿って設けることによって、効率の良い
保冷空間内の冷却を行えるようにした保冷装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1〜8
の発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次の
ような課題解決手段を備えて構成されている。
【0007】(1) 請求項1の発明 この発明は、保冷空間を形成する内壁を断熱壁構造とし
た筺体と、該筺体の所定位置に吸熱面を内壁側に、放熱
面を外壁側にして設けられた熱電冷却モジュールと、該
熱電冷却モジュールの吸熱面に接触して取付けられ、上
記筺体の内壁に近接又は沿って設けられた冷却プレート
とを備えて保冷装置を構成している。冷却プレートは、
冷熱源である熱電冷却モジュールの吸熱面からの吸熱作
用を広面積で保冷空間内に伝えることができる。
【0008】したがって、上記のように、保冷空間を形
成する筺体の断熱壁構造の内壁に近接又は沿って冷却プ
レートを設けると、筺体内の保冷空間全体を均一に、か
つ効率良く冷却することができるようになる。
【0009】(2) 請求項2の発明 この発明は、上記請求項1の発明の構成における冷却プ
レートが、内壁により形成される保冷空間の天井部に設
けられていることを特徴としている。
【0010】したがって、保冷空間内天井部に設けられ
た冷却プレートによって、筺体内の保冷空間が、上方か
ら下方に均一に、かつ効率良く冷却されるようになる。
【0011】(3) 請求項3の発明 この発明は、上記請求項1の発明の構成における冷却プ
レートが、内壁により形成される保冷空間の側壁部に設
けられていることを特徴としている。
【0012】したがって、保冷空間内側壁部に設けられ
た冷却プレートによって、筺体内の保冷空間が、側方か
ら均一に、かつ効率良く冷却されるようになる。
【0013】(4) 請求項4の発明 この発明は、上記請求項1の発明の構成における冷却プ
レートが、内壁により形成される保冷空間の蓋に対向す
る位置に設けられていることを特徴としている。
【0014】したがって、保冷空間内の蓋に対向する位
置に設けられた冷却プレートによって、筺体内の保冷空
間が蓋との対向面側から均一に、かつ効率良く冷却され
るようになる。
【0015】(5) 請求項5の発明 この発明は、上記請求項1の発明の構成における冷却プ
レートが、内壁により形成される保冷空間の底壁部に設
けられていることを特徴としている。
【0016】したがって、筺体内保冷空間の底壁部に設
けられた冷却プレートによって、筺体内の保冷空間が、
底部面側から均一に、かつ効率良く冷却されるようにな
る。
【0017】(6) 請求項6の発明 この発明は、上記請求項1,2,3,4又は5の発明の
構成において、冷却プレートは、多数本のパイプが並列
に並べられて平板状に形成され、それら多数本のパイプ
内に冷媒が充填されて構成されていることを特徴として
いる。
【0018】したがって、熱電冷却モジュールの吸熱面
での吸熱作用が、冷却プレートの多数本のパイプ内の冷
媒による熱搬送作用により、速やかに保冷空間内に作用
せしめられて、効率の良い冷却が行われる。
【0019】(7) 請求項7の発明 この発明は、上記請求項1,2,3,4,5又は6の発
明の構成において、熱電冷却モジュールは、その放熱面
側に放熱フィンおよび放熱ファンを有して構成されてい
ることを特徴としている。
【0020】したがって、熱電冷却モジュールの吸熱面
での吸熱量に対応した熱量が、その放熱面側から上記放
熱フィンおよび放熱ファンを介して効率良く筺体外部に
放出される。
【0021】(8) 請求項8の発明 この発明は、上記請求項1,2,3,4,5,6又は7
の発明の構成において、熱電冷却モジュールは、ペルチ
ェ素子により構成されていることを特徴としている。
【0022】したがって、該ペルチェ素子の吸、放熱特
性を利用して上述の各作用が有効に実現される。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図6は、
本願発明の実施の形態1に係る保冷装置の構成を示して
いる。
【0024】この実施の形態の保冷装置は、例えば携帯
型の断熱ボックスの上部にペルチェ素子等の熱電冷却モ
ジュールよりなる冷熱源を設け、該冷熱源からの冷熱を
平板構造のヒートパイプよりなる冷却プレートを介して
下方側保冷空間に熱搬送することによって、当該保冷空
間内の貯蔵品の保冷、冷却を行える保冷庫として構成し
たことを特徴とするものである。
【0025】まず図1および図2において、符号1は合
成樹脂製の外壁2と内壁3との間に断熱材(例えば発泡
ポリウレタン等)4を介装して形成された携帯に適した
箱型の断熱ボックス(筺体)であり、その前面側には、
向かって右側の上下両端6a.6b側が当該断熱ボック
ス1の前面側開口部5の上下両端部5a,5bにヒンジ
7a,7bを介して開閉できるように軸着された蓋6が
設けられている。この蓋6は、合成樹脂製の外壁8と上
記同様の断熱材4とからなり、その閉状態(図2参照)
においては上述の断熱ボックス1内の保冷空間40を冷
気を逃がさない密閉状態に維持するようになっている。
【0026】また、該断熱ボックス1の上部(天井部)
は、上述した外壁2の天板部2aと内壁3の天板部3a
との間が、側部および底部部分よりも十分に大きな間隔
に形成され、その間を水平方向の仕切板9によって上方
側放熱空間11と下方側断熱空間12とに区画され、下
方側断熱空間12内には上記側部および底部部分と同様
に断熱材4が相互に連続する形で介装されている。
【0027】この仕切板9と上記内壁3の天板部3aと
によって形成された天井壁10の中央部には、上下方向
に貫通した保冷ユニット嵌装穴13が形成されており、
該保冷ユニット嵌装穴13には保冷ユニット14が嵌装
されている。
【0028】この保冷ユニット14は、例えば図3に示
すように、冷熱源である熱電冷却モジュール20を中心
として、その放熱面側(上方面側)にヒートシンク2
1、放熱ファン22を、また吸熱面側(下方面側)に伝
熱プレート37、冷却プレート23を、それぞれ上下方
向に並設して構成されている。
【0029】上記熱電冷却モジュール20は、例えば相
互に電気伝導性の異なる半導体素子を熱電対構造に組み
合わせて構成したペルチェ素子よりなり、その下面側が
吸熱面20a、上面側が放熱面20bとなっている。
【0030】そして、その下面側吸熱面20aには、伝
熱性の良いアルミ製の伝熱プレート37が、また上面側
放熱面20bには多数枚の放熱フィン21a,21a・
・・を備えたヒートシンク21が、それぞれ接面状態で
当接され、それらをビス36,36で相互に締結固定す
ることにより、それらの間に挟み込んで一体化されてい
る。また、上記ヒートシンク21の上方の外壁2の天板
部2aには、排気口29が設けられ、該排気口29の内
側(下方)には、該ヒートシンク21の放熱フィン21
a,21a・・・部分に外部からの空気を流し、それに
よって熱回収された空気を外部に放出する放熱ファン2
2が図示のように設けられている。また、上記伝熱プレ
ート37には、断面逆U字状の冷却プレート23が当接
され、その下方側からビス35,35を介し押え板27
によって接面状態に挟み込んで締結固定されている。そ
して、上記保冷ユニット14は、その熱電冷却モジュー
ル20および伝熱プレート37部分の左右両側面側を断
熱および気密性の高い断面コ字状のシールパッキン2
5,25を介して上記天井壁10の嵌装穴13の取付壁
26,26に対して係合することによって固定されてい
る。なお、符号37a,37aは上記伝熱プレート37
の押え板27との締結縁部を示す。さらに、上記放熱空
間11部外周の外壁2の天板部2aの側壁部には、上記
放熱ファン22を介して上述の排気口29に連通する吸
気口30,30・・・が設けられている。
【0031】上記冷却プレート23は、例えば図4のよ
うに熱伝導性の高いアルミ薄板中に熱搬送機能を持つ相
互に連続したヒートパイプ23a,23a・・・を多数
本並列状態に蛇行させて並設したものであり、例えばア
ルミ押出成型により形成されている。上記ヒートパイプ
23a,23a・・・内は真空状態に保持され、熱搬送
媒体として温度に応じて気液2相状態となる作動液(冷
媒)が封入されている。
【0032】そして、該ヒートパイプ23a,23a・
・・内の作動液は、上記熱電冷却モジュール20の吸熱
面20aからの冷熱を伝熱プレート37を介して中央部
23bで受け、さらにその冷熱を、その左右両端23
c,23c側に速かに搬送し、それによって上記断熱ボ
ックス1内の保冷空間40内を広面積で急速に冷却す
る。
【0033】そして、それによる冷気は、該保冷空間4
0内の上方部から下方部に移動して保冷空間40内全体
を効率良く冷却する。
【0034】この保冷空間40内の上方部には、上記冷
却プレート23に対応して製氷皿41を載せた製氷室4
5形成用の伝熱性の良いアルミ製の仕切板42が棚状に
係止されている。そして、該仕切板42によって、上記
保冷空間40の上方側が製氷室45に、また下方側が冷
温貯蔵室46に各々区画され、該仕切板42には上述の
ようにして生ぜしめられる冷気の下方への流通穴43,
43・・・が多数形成されている。
【0035】したがって、上記のように冷却プレート2
3に囲まれて形成された製氷室45側の温度は十分に低
く製氷に適したものとなる一方、又その下方の冷温貯蔵
室46側の温度は、それよりも高い通常の食品や飲物の
保存に適した温度となる。
【0036】以上のように、本実施の形態の保冷装置で
は、内側に保冷空間40を形成する断熱壁構造の断熱ボ
ックス1と、該断熱ボックス1の断熱壁構造の筺体内壁
部の所定位置に吸熱面20aを内側に、放熱面20bを
外側にして設けられた熱電冷却モジュール20と、該熱
電冷却モジュール20の吸熱面20aに接触して取付け
られているとともに上記断熱ボックス1の内壁に近接
し、また同内壁に沿って設けられている平板構造に並設
された多数本のヒートパイプよりなる冷却プレート23
とを備えて保冷装置を構成している。ヒートパイプは、
一般に熱搬送速度が高く、熱源からの急速な伝熱が可能
である。そして、該ヒートパイプを多数本並設して平板
構造の冷却プレート23を形成すると、その特徴を生か
した広面積での急速な伝熱が可能となる。
【0037】したがって、上述のように、保冷空間40
を形成する断熱ボックス1の天井部内壁に近接し、また
は沿って、多数本のヒートパイプを並設して平板構造に
形成した冷却プレート23を設けると、該冷却プレート
23によって保冷空間40内の全体を上方側から均一
に、かつ効率良く冷却することができるようになる。
【0038】また、以上の構成では、上記熱電冷却モジ
ュール20を中心にして、その吸熱面20a側に冷却プ
レート23を、また放熱面20b側に放熱フィン21を
一体化することによって保冷ユニット14を構成してい
る。
【0039】したがって、断熱ボックス1の天井壁壁1
0への取付けは、それらを一体として行うことができる
ようになり、取付けが容易になる。
【0040】(実施の形態2)図7〜図10は、本願発
明の実施の形態2に係る保冷装置の構成を示している。
【0041】この実施の形態の保冷装置も、基本的には
前述の実施の形態1のものと同様に、例えば携帯型の断
熱ボックスの上部にペルチェ素子等の熱電冷却モジュー
ルよりなる冷熱源を設け、該冷熱源からの冷熱を平板構
造のヒートパイプよりなる冷却プレートを介して下方側
保冷空間に熱搬送することによって、当該保冷空間内の
貯蔵品の保冷、冷却を行える保冷庫として構成している
が、前述の実施の形態1の場合と異なり、特に、その蓋
部を独立して開閉できる2分割構造として上記断熱ボッ
クスの上面側開口部に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0042】先ず図7および図8において、符号1は外
壁2と内壁3との間に断熱材(例えば発泡ポリウレタン
等)4を介装して形成された携帯に適した箱型の断熱ボ
ックスであり、その上面側開口部5には、その後端6c
側が当該断熱ボックス1の上面側開口部5の後端部5c
にヒンジ7cを介して上下方向に開閉できるように軸着
された蓋6が設けられている。この蓋6は、図示のよう
に、合成樹脂製の外壁8aと内壁3bとからなり、断熱
材4を介装した第1の蓋部6Aと外壁8bと内板3cと
からなり、外壁8bとの間に放熱空間11を保って内板
3c側に断熱材4を一体に設けるとともに、該断熱材4
および内壁3c側に上記実施の形態1のものと同様の保
冷ユニット14を設けた第2の蓋部6Bとの2組の蓋部
によって構成されている。これら第1,第2の蓋部6A
と6Bは、相互に対向する対向面部の上端をヒンジ35
で相対回動可能に軸着されており、同ヒンジ35部分を
支点として、例えば図8に示すように上記第1の蓋部6
Aのみを開くこともできるし、後端側のヒンジ7cを支
点として上記第1,第2の蓋部6A,6Bを共に開くこ
ともできるようになっている。
【0043】上記第2の蓋部6Bの断熱材4および内壁
3c部には、上下方向に貫通した保冷ユニット嵌装穴1
3が形成されており、該保冷ユニット嵌装穴13には保
冷ユニット14が嵌装されている。
【0044】この保冷ユニット14は、前述の実施の形
態1のものと同様に冷熱源であるペルチェ素子よりなる
熱電冷却モジュール20を中心として、その放熱面20
b側(上方面側)にヒートシンク21を、他方吸熱面2
0a側(下方面側)に伝熱部材37を介して冷却プレー
ト23を、それぞれ一体化して構成されている。
【0045】そして、その熱電冷却モジュール20およ
び伝熱プレート37部分の左右および前後両側面側を断
熱および気密性の高いシールパッキン25を介して上記
第2の蓋部6Bの断熱材4と内壁3c部の上記保冷ユニ
ット嵌装穴13の取付壁26部分に対して係合すること
によって固定されている。
【0046】また、上記放熱空間11内の上記ヒートシ
ンク21の側方には、例えば図9および図10に示すよ
うに、スクロール形状の吸排気ダクト50を介して上記
外壁8bの側壁部に設けた吸気口30を同じく外壁8b
の天板壁部に設けた排気口29に連通させるクロスフロ
ーファンよりなる放熱ファン22が設けられており、該
放熱ファン22は、上記吸気口30から外気を吸い込
み、当該ヒートシンク21の放熱フィン21a,21a
・・・部分に外部からの空気を流し、それによって熱回
収された空気を上記吸排気ダクト50を介し上記排気口
29から外部に放出するようになっている。
【0047】上記冷却プレート23は、例えば前述の図
4のように熱伝導性の高いアルミ薄板中に熱搬送機能を
持つ相互に連続したヒートパイプ23a,23a・・・
を多数本並列状態に蛇行させて並設したものであり、例
えばアルミ押出成型により形成されている。上記ヒート
パイプ23a,23a・・・内は真空状態に保持され、
熱搬送媒体として温度に応じて気液2相状態となる作動
液(冷媒)が封入されている。
【0048】そして、該ヒートパイプ23a,23a・
・・内の作動液は、上記熱電冷却モジュール20の吸熱
面20aからの冷熱を伝熱プレート37を介してその中
央部23bで受け、さらに該冷熱を、その左右両端23
c,23c側に速かに搬送し、それによって上記断熱ボ
ックス1内の保冷空間40内を広面積で急速に冷却す
る。
【0049】そして、それによる冷気は、該保冷空間4
0内の上方部から下方部に移動して全体を効率良く冷却
する。
【0050】そして、該構成の場合にも、必要に応じて
上記保冷空間40内の上方部に、上記冷却プレート23
に対応して製氷皿を載せる製氷室形成用の仕切板42を
棚状に係止し、該仕切板42によって、上記保冷空間4
0の上方側に製氷室40aを、また下方側に冷温貯蔵室
40bを設けることもできる。
【0051】以上のような構成によっても、上記実施の
形態1のものと同様に断熱ボックス1内の保冷空間40
を冷温貯蔵室として食物、飲物その他の冷温貯蔵に使用
することができる。
【0052】特に、この実施の形態の場合には、蓋部6
が独立して開閉できる第1,第2の蓋部6A,6Bより
なっているために、例えば収納時には第1,第2の蓋部
6A,6Bを共に開いて開口部5全体を開放させ、飲食
物等の収納を容易にできる一方、取り出す時には第1の
蓋部6Aのみを開いて開口部5を小さな開口状態として
取り出すことができるので、内部の冷気を無駄にしなく
て済むようになる。
【0053】(実施の形態3)次に、図11は本願発明
の実施の形態3に係る保冷装置の要部の構成を示す断面
図である。
【0054】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23を、その両
端23c,23c側を下方に折り曲げることなく全体に
フラットな形状に構成したことを特徴とするものであ
る。
【0055】このような構成によっても上記実施の形態
1,2のものと略同様の作用効果を得ることができる。
【0056】(実施の形態4)次に、図12は本願発明
の実施の形態4に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0057】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23の両端23
c,23c側を、その下方側の製氷室形成用の仕切板4
2の上面まで延設し、同上面部分で内側に鉤状に折り曲
げることによって伝熱性の良いアルミ製の仕切板42と
接合一体化したことを特徴とするものである。
【0058】このような構成によると、製氷室40aを
形成する仕切板42自体も下方側冷温貯蔵室40bへの
有効な冷却作用を発揮するようになり、製氷室40a、
冷温貯蔵室40b共に冷却機能が高くなる。
【0059】(実施の形態5)次に、図13は本願発明
の実施の形態5に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0060】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23の両端23
c,23c側を下方に長く延設して、図示のように内側
に水平に折り曲げ、全体として略C字状に形成すること
によって、当該水平に折り曲げられた両端23c,23
c部分によって上述のものと同様の製氷室40aを形成
したことを特徴とするものである。
【0061】このような構成によると、製氷室40aを
形成する仕切板42が不要になる一方、製氷室40aが
冷却プレート23によって囲まれたものとなるために、
製氷室40aの冷却効率が高くなるとともに、また冷温
貯蔵室40bにも直接冷却プレート23が臨ましめられ
ることになるので、その冷却機能が高くなる。
【0062】(実施の形態6)次に、図14は本願発明
の実施の形態6に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0063】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23の両端23
c,23c側を、製氷室40aを形成する仕切板42の
冷気流通穴43,43から、さらに下方に所定長さ延設
することによって、冷温貯蔵室40b側への冷却作用を
より向上させたことを特徴とするものである。
【0064】このような構成にすると、冷却プレート2
3の冷却作用が冷温貯蔵室40b側に、より有効に作用
するようになり、冷温貯蔵室40b側の冷却効果が高め
られる。
【0065】(実施の形態7)次に、図15は本願発明
の実施の形態7に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0066】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23を断熱ボッ
クス1の内壁3に沿って設けるとともに、その両端23
c,23cを底部付近まで延設することによって、さら
に冷温貯蔵室40b側への冷却作用を向上させたことを
特徴とするものである。
【0067】このような構成にすると、冷温貯蔵室40
bの左右両側の内壁面が冷却プレート23により形成さ
れ、冷却プレート23からの冷却作用が冷温貯蔵室40
b側に、両側壁面側から、より広面積で有効に作用する
ようになり、さらに冷温貯蔵室40bの冷却効果が高め
られる。
【0068】(実施の形態8)次に、図16は本願発明
の実施の形態8に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0069】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23を断熱ボッ
クス1の天井壁10部分から、さらに蓋6に対向する面
の内壁3に近接させ、かつ同内壁3に沿って設け、その
下端23d側を保冷空間の底部付近まで延設することに
よって、冷温貯蔵室40b側への蓋6と対向する奥壁面
側からの冷却作用を向上させたことを特徴とするもので
ある。
【0070】このような構成にすると、冷温貯蔵室40
bの蓋6と対向する奥側内壁面が冷却プレート23によ
り形成されることになり、冷却プレート23からの冷却
作用が冷温貯蔵室40b側に、より広面積で有効に作用
するようになり、さらに冷温貯蔵室40bの冷却効果が
高められる。
【0071】(実施の形態9)次に、図17は本願発明
の実施の形態9に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0072】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23を断熱ボッ
クス1の天井壁10部分から、さらに蓋6に対向する面
の内壁3に近接させ、かつ同内壁3に沿って設ける一
方、その下端23d側を、さらに底壁面部上全体に延設
することによって、冷温貯蔵室40b全体の冷却効果を
より向上させたことを特徴とするものである。
【0073】このような構成にすると、上記実施の形態
8の作用に加え、冷温貯蔵室40bの底壁面部も冷却プ
レート23により形成されることになり、冷却プレート
23からの冷却作用が冷温貯蔵室40bの全体に、より
広面積で有効に作用するようになり、さらに冷温貯蔵室
40bの冷却効果が高められる。
【0074】(他の実施の形態)もちろん、上述のよう
に冷却プレート23を保冷空間40内の底壁部に設ける
場合において、熱電冷却モジュール20自体を底壁部側
に設けても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る保冷装置の構成
を示す正面方向の断面図である。
【図2】同装置の側面方向の断面図である。
【図3】同装置の保冷ユニットの分解斜視図である。
【図4】同装置の保冷ユニットの冷却プレート部分の一
部切欠斜視図である。
【図5】同装置の保冷ユニットの熱電冷却モジュールお
よび放熱フィン部分の断面図である。
【図6】同装置の保冷ユニットの熱電冷却モジュールお
よび放熱フィン部分の斜視図である。
【図7】本願発明の実施の形態2に係る保冷装置の構成
を示す正面方向の断面図である。
【図8】同装置の第1の蓋部を開いた状態の側面方向の
断面図である。
【図9】同装置の放熱フィンおよび放熱ファン部分の上
方から見た断面図である。
【図10】同保冷装置の蓋部の断面図である。
【図11】本願発明の実施の形態3に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図12】本願発明の実施の形態4に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図13】本願発明の実施の形態5に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図14】本願発明の実施の形態6に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図15】本願発明の実施の形態7に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図16】本願発明の実施の形態8に係る保冷装置の構
成を示す側面方向の断面図である。
【図17】本願発明の実施の形態9に係る保冷装置の構
成を示す側面方向の断面図である。
【符号の説明】
1は断熱ボックス、2は外壁、2aは外壁の天板部、3
は内壁、3aは内壁の天板部、3bは蓋部の内壁、4は
断熱材、6は蓋、6Aは第1の蓋部、6Bは第2の蓋
部、8,8a,8bは蓋部の外壁、10は天井壁、11
は上方側断熱空間、12は下方側断熱空間、13は保冷
ユニット嵌装穴、14は保冷ユニット、20は熱電冷却
モジュール、21はヒートシンク、21aは放熱フィ
ン、23は冷却プレート、23aはヒートパイプ、29
は排気口、30は吸気口、40は保冷空間、40aは製
氷室、40bは冷温貯蔵室である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月7日(2000.1.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 保冷装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、ペルチェ
素子等の熱電冷却モジュールを使用した保冷装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばペルチェ素子等の熱電冷却モジュ
ールは、その電極部の一方向に電流を流すと、一方の面
に吸熱作用を生じ、他方の面に放熱作用を生じる特性を
有している。また、電流を流す方向を逆にすると上記の
吸熱、放熱の各作用を生じる面が逆になる特性を有して
いる。
【0003】そこで、このような熱電冷却モジュールを
冷熱源として例えば保冷ボックス等の保冷装置を構成す
ることが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、その場合、
熱電冷却モジュールの吸熱面の大きさは限られているか
ら、吸熱面における吸熱作用(冷却作用)を保冷ボック
ス等保冷装置の広い保冷空間に対して何のように効率良
く作用させるかが技術的な課題となる。
【0005】この出願の発明は、このような技術的課題
を解決するためになされたもので、熱電冷却モジュール
の吸熱面からの吸熱作用を保冷装置の保冷空間内に広面
積で急速に作用させることができる構造の冷却プレート
を採用し、該冷却プレートを保冷空間に臨ませて設ける
ことによって、効率の良い保冷空間内の冷却を行えるよ
うにした保冷装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1〜3
の発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次の
ような課題解決手段を備えて構成されている。
【0007】(1) 請求項1の発明 この発明は、保冷空間を形成する内壁を断熱壁構造とし
た筺体と、該筺体の所定位置に吸熱面を内壁側に、放熱
面を外壁側にして設けられた熱電冷却モジュールと、該
熱電冷却モジュールの吸熱面に接触して取付けられた冷
却プレートとを備えてなる保冷装置であって、上記冷却
プレートは、蛇行する多数本のパイプが相互に接触する
状態で並設一体化されることにより平板状に形成され、
それら多数本のパイプ内に冷媒が充填されて構成されて
いるとともに、上記保冷空間に臨ませて設けられている
ことを特徴としている。
【0008】この発明では、特に上記冷却プレートが、
蛇行する多数本のパイプが相互に接触する状態で並設一
体化されることにより平板状に形成され、それら多数本
のパイプ内に冷媒が充填されて構成されている。
【0009】したがって、上記のように、同冷却プレー
トを保冷空間に望ませて設けると、冷熱源である熱電冷
却モジュールの吸熱面における吸熱作用が、同冷却プレ
ートの密接平板化された多数本の蛇行パイプ内の冷媒に
よる熱搬送作用により、速やかに、かつ広面積で保冷空
間内全体に有効かつ均一に作用せしめられて、保冷空間
内の効率の良い冷却が行われるようになる。
【0010】(2) 請求項2の発明 この発明は、上記請求項1の発明の構成において、熱電
冷却モジュールおよび冷却プレートは、保冷空間の上方
部に設けられていることを特徴としている。
【0011】したがって、熱電冷却モジュールの吸熱面
における吸熱量に対応した冷熱量が、上記保冷空間の上
方部側から下方部側に効率良く作用して保冷空間内全体
が効率良く冷却される。
【0012】(3) 請求項3の発明 この発明は、上記請求項1又は2の発明の構成におい
て、熱電冷却モジュールは、冷却プレートおよび放熱フ
ィンを一体化してユニット化されていることを特徴とし
ている。
【0013】したがって、上記保冷空間を形成する筺体
への取付けは、それらを一体として簡単に行うことがで
きるようになり、取付けが容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図6は、
本願発明の実施の形態1に係る保冷装置の構成を示して
いる。
【0015】この実施の形態の保冷装置は、例えば携帯
型の断熱ボックスの上部にペルチェ素子等の熱電冷却モ
ジュールよりなる冷熱源を設け、該冷熱源からの冷熱を
平板構造のヒートパイプよりなる冷却プレートを介して
下方側保冷空間に熱搬送することによって、当該保冷空
間内の貯蔵品の保冷、冷却を行える保冷庫として構成し
たことを特徴とするものである。
【0016】まず図1および図2において、符号1は合
成樹脂製の外壁2と内壁3との間に断熱材(例えば発泡
ポリウレタン等)4を介装して形成された携帯に適した
箱型の断熱ボックス(筺体)であり、その前面側には、
向かって右側の上下両端6a.6b側が当該断熱ボック
ス1の前面側開口部5の上下両端部5a,5bにヒンジ
7a,7bを介して開閉できるように軸着された蓋6が
設けられている。この蓋6は、合成樹脂製の外壁8と上
記同様の断熱材4とからなり、その閉状態(図2参照)
においては上述の断熱ボックス1内の保冷空間40を冷
気を逃がさない密閉状態に維持するようになっている。
【0017】また、該断熱ボックス1の上部(天井部)
は、上述した外壁2の天板部2aと内壁3の天板部3a
との間が、側部および底部部分よりも十分に大きな間隔
に形成され、その間を水平方向の仕切板9によって上方
側放熱空間11と下方側断熱空間12とに区画され、下
方側断熱空間12内には上記側部および底部部分と同様
に断熱材4が相互に連続する形で介装されている。
【0018】この仕切板9と上記内壁3の天板部3aと
によって形成された天井壁10の中央部には、上下方向
に貫通した保冷ユニット嵌装穴13が形成されており、
該保冷ユニット嵌装穴13には保冷ユニット14が嵌装
されている。
【0019】この保冷ユニット14は、例えば図3に示
すように、冷熱源である熱電冷却モジュール20を中心
として、その放熱面側(上方面側)にヒートシンク2
1、放熱ファン22を、また吸熱面側(下方面側)に伝
熱プレート37、冷却プレート23を、それぞれ上下方
向に並設して構成されている。
【0020】上記熱電冷却モジュール20は、例えば相
互に電気伝導性の異なる半導体素子を熱電対構造に組み
合わせて構成したペルチェ素子よりなり、その下面側が
吸熱面20a、上面側が放熱面20bとなっている。
【0021】そして、その下面側吸熱面20aには、伝
熱性の良いアルミ製の伝熱プレート37が、また上面側
放熱面20bには多数枚の放熱フィン21a,21a・
・・を備えたヒートシンク21が、それぞれ接面状態で
当接され、それらをビス36,36で相互に締結固定す
ることにより、それらの間に挟み込んで一体化されてい
る。また、上記ヒートシンク21の上方の外壁2の天板
部2aには、排気口29が設けられ、該排気口29の内
側(下方)には、該ヒートシンク21の放熱フィン21
a,21a・・・部分に外部からの空気を流し、それに
よって熱回収された空気を外部に放出する放熱ファン2
2が図示のように設けられている。また、上記伝熱プレ
ート37には、断面逆U字状の冷却プレート23が当接
され、その下方側からビス35,35を介し押え板27
によって接面状態に挟み込んで締結固定されている。そ
して、上記保冷ユニット14は、その熱電冷却モジュー
ル20および伝熱プレート37部分の左右両側面側を断
熱および気密性の高い断面コ字状のシールパッキン2
5,25を介して上記天井壁10の嵌装穴13の取付壁
26,26に対して係合することによって固定されてい
る。なお、符号37a,37aは上記伝熱プレート37
の押え板27との締結縁部を示す。さらに、上記放熱空
間11部外周の外壁2の天板部2aの側壁部には、上記
放熱ファン22を介して上述の排気口29に連通する吸
気口30,30・・・が設けられている。
【0022】上記冷却プレート23は、例えば図4のよ
うに熱伝導性の高いアルミ薄板中に熱搬送機能を持つ相
互に連続したヒートパイプ23a,23a・・・を相互
に接触する状態で多数本並列状態に蛇行させて並設した
ものであり、例えばアルミ押出成型により形成されてい
る。上記ヒートパイプ23a,23a・・・内は真空状
態に保持され、熱搬送媒体として温度に応じて気液2相
状態となる作動液(冷媒)が封入されている。
【0023】そして、該ヒートパイプ23a,23a・
・・内の作動液は、上記熱電冷却モジュール20の吸熱
面20aからの冷熱を伝熱プレート37を介して中央部
23bで受け、さらにその冷熱を、その左右両端23
c,23c側に速かに搬送し、それによって上記断熱ボ
ックス1内の保冷空間40内を広面積で急速に冷却す
る。
【0024】そして、それによる冷気は、該保冷空間4
0内の上方部から下方部に移動して保冷空間40内全体
を効率良く冷却する。
【0025】この保冷空間40内の上方部には、上記冷
却プレート23に対応して製氷皿41を載せた製氷室4
5形成用の伝熱性の良いアルミ製の仕切板42が棚状に
係止されている。そして、該仕切板42によって、上記
保冷空間40の上方側が製氷室45に、また下方側が冷
温貯蔵室46に各々区画され、該仕切板42には上述の
ようにして生ぜしめられる冷気の下方への流通穴43,
43・・・が多数形成されている。
【0026】したがって、上記のように冷却プレート2
3に囲まれて形成された製氷室45側の温度は十分に低
く製氷に適したものとなる一方、又その下方の冷温貯蔵
室46側の温度は、それよりも高い通常の食品や飲物の
保存に適した温度となる。
【0027】以上のように、本実施の形態の保冷装置で
は、内側に保冷空間40を形成する断熱壁構造の断熱ボ
ックス1と、該断熱ボックス1の断熱壁構造の筺体内壁
部の所定位置に吸熱面20aを内側に、放熱面20bを
外側にして設けられた熱電冷却モジュール20と、該熱
電冷却モジュール20の吸熱面20aに接触して取付け
られているとともに上記断熱ボックス1の内壁に近接
し、また同内壁に沿って設けられている平板構造に並設
された多数本のヒートパイプよりなる冷却プレート23
とを備えて保冷装置を構成している。ヒートパイプは、
一般に熱搬送速度が高く、熱源からの急速な伝熱が可能
である。そして、該ヒートパイプを多数本並設して平板
構造の冷却プレート23を形成すると、その特徴を生か
した広面積での急速な伝熱が可能となる。
【0028】したがって、上述のように、保冷空間40
を形成する断熱ボックス1の天井部内壁に近接し、また
は沿って、多数本のヒートパイプを並設して平板構造に
形成した冷却プレート23を設けると、該冷却プレート
23によって保冷空間40内の全体を上方側から均一
に、かつ効率良く冷却することができるようになる。
【0029】また、以上の構成では、上記熱電冷却モジ
ュール20を中心にして、その吸熱面20a側に冷却プ
レート23を、また放熱面20b側に放熱フィン21を
一体化することによって保冷ユニット14を構成してい
る。
【0030】したがって、断熱ボックス1の天井壁壁1
0への取付けは、それらを一体として行うことができる
ようになり、取付けが容易になる。
【0031】(実施の形態2)図7〜図10は、本願発
明の実施の形態2に係る保冷装置の構成を示している。
【0032】この実施の形態の保冷装置も、基本的には
前述の実施の形態1のものと同様に、例えば携帯型の断
熱ボックスの上部にペルチェ素子等の熱電冷却モジュー
ルよりなる冷熱源を設け、該冷熱源からの冷熱を平板構
造のヒートパイプよりなる冷却プレートを介して下方側
保冷空間に熱搬送することによって、当該保冷空間内の
貯蔵品の保冷、冷却を行える保冷庫として構成している
が、前述の実施の形態1の場合と異なり、特に、その蓋
部を独立して開閉できる2分割構造として上記断熱ボッ
クスの上面側開口部に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0033】先ず図7および図8において、符号1は外
壁2と内壁3との間に断熱材(例えば発泡ポリウレタン
等)4を介装して形成された携帯に適した箱型の断熱ボ
ックスであり、その上面側開口部5には、その後端6c
側が当該断熱ボックス1の上面側開口部5の後端部5c
にヒンジ7cを介して上下方向に開閉できるように軸着
された蓋6が設けられている。この蓋6は、図示のよう
に、合成樹脂製の外壁8aと内壁3bとからなり、断熱
材4を介装した第1の蓋部6Aと外壁8bと内板3cと
からなり、外壁8bとの間に放熱空間11を保って内板
3c側に断熱材4を一体に設けるとともに、該断熱材4
および内壁3c側に上記実施の形態1のものと同様の保
冷ユニット14を設けた第2の蓋部6Bとの2組の蓋部
によって構成されている。これら第1,第2の蓋部6A
と6Bは、相互に対向する対向面部の上端をヒンジ35
で相対回動可能に軸着されており、同ヒンジ35部分を
支点として、例えば図8に示すように上記第1の蓋部6
Aのみを開くこともできるし、後端側のヒンジ7cを支
点として上記第1,第2の蓋部6A,6Bを共に開くこ
ともできるようになっている。
【0034】上記第2の蓋部6Bの断熱材4および内壁
3c部には、上下方向に貫通した保冷ユニット嵌装穴1
3が形成されており、該保冷ユニット嵌装穴13には保
冷ユニット14が嵌装されている。
【0035】この保冷ユニット14は、前述の実施の形
態1のものと同様に冷熱源であるペルチェ素子よりなる
熱電冷却モジュール20を中心として、その放熱面20
b側(上方面側)にヒートシンク21を、他方吸熱面2
0a側(下方面側)に伝熱部材37を介して冷却プレー
ト23を、それぞれ一体化して構成されている。
【0036】そして、その熱電冷却モジュール20およ
び伝熱プレート37部分の左右および前後両側面側を断
熱および気密性の高いシールパッキン25を介して上記
第2の蓋部6Bの断熱材4と内壁3c部の上記保冷ユニ
ット嵌装穴13の取付壁26部分に対して係合すること
によって固定されている。
【0037】また、上記放熱空間11内の上記ヒートシ
ンク21の側方には、例えば図9および図10に示すよ
うに、スクロール形状の吸排気ダクト50を介して上記
外壁8bの側壁部に設けた吸気口30を同じく外壁8b
の天板壁部に設けた排気口29に連通させるクロスフロ
ーファンよりなる放熱ファン22が設けられており、該
放熱ファン22は、上記吸気口30から外気を吸い込
み、当該ヒートシンク21の放熱フィン21a,21a
・・・部分に外部からの空気を流し、それによって熱回
収された空気を上記吸排気ダクト50を介し上記排気口
29から外部に放出するようになっている。
【0038】上記冷却プレート23は、例えば前述の図
4のように熱伝導性の高いアルミ薄板中に熱搬送機能を
持つ相互に連続したヒートパイプ23a,23a・・・
を多数本並列状態に蛇行させて並設したものであり、例
えばアルミ押出成型により形成されている。上記ヒート
パイプ23a,23a・・・内は真空状態に保持され、
熱搬送媒体として温度に応じて気液2相状態となる作動
液(冷媒)が封入されている。
【0039】そして、該ヒートパイプ23a,23a・
・・内の作動液は、上記熱電冷却モジュール20の吸熱
面20aからの冷熱を伝熱プレート37を介してその中
央部23bで受け、さらに該冷熱を、その左右両端23
c,23c側に速かに搬送し、それによって上記断熱ボ
ックス1内の保冷空間40内を広面積で急速に冷却す
る。
【0040】そして、それによる冷気は、該保冷空間4
0内の上方部から下方部に移動して全体を効率良く冷却
する。
【0041】そして、該構成の場合にも、必要に応じて
上記保冷空間40内の上方部に、上記冷却プレート23
に対応して製氷皿を載せる製氷室形成用の仕切板42を
棚状に係止し、該仕切板42によって、上記保冷空間4
0の上方側に製氷室40aを、また下方側に冷温貯蔵室
40bを設けることもできる。
【0042】以上のような構成によっても、上記実施の
形態1のものと同様に断熱ボックス1内の保冷空間40
を冷温貯蔵室として食物、飲物その他の冷温貯蔵に使用
することができる。
【0043】特に、この実施の形態の場合には、蓋部6
が独立して開閉できる第1,第2の蓋部6A,6Bより
なっているために、例えば収納時には第1,第2の蓋部
6A,6Bを共に開いて開口部5全体を開放させ、飲食
物等の収納を容易にできる一方、取り出す時には第1の
蓋部6Aのみを開いて開口部5を小さな開口状態として
取り出すことができるので、内部の冷気を無駄にしなく
て済むようになる。
【0044】(実施の形態3)次に、図11は本願発明
の実施の形態3に係る保冷装置の要部の構成を示す断面
図である。
【0045】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23を、その両
端23c,23c側を下方に折り曲げることなく全体に
フラットな形状に構成したことを特徴とするものであ
る。
【0046】このような構成によっても上記実施の形態
1,2のものと略同様の作用効果を得ることができる。
【0047】(実施の形態4)次に、図12は本願発明
の実施の形態4に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0048】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23の両端23
c,23c側を、その下方側の製氷室形成用の仕切板4
2の上面まで延設し、同上面部分で内側に鉤状に折り曲
げることによって伝熱性の良いアルミ製の仕切板42と
接合一体化したことを特徴とするものである。
【0049】このような構成によると、製氷室40aを
形成する仕切板42自体も下方側冷温貯蔵室40bへの
有効な冷却作用を発揮するようになり、製氷室40a、
冷温貯蔵室40b共に冷却機能が高くなる。
【0050】(実施の形態5)次に、図13は本願発明
の実施の形態5に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0051】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23の両端23
c,23c側を下方に長く延設して、図示のように内側
に水平に折り曲げ、全体として略C字状に形成すること
によって、当該水平に折り曲げられた両端23c,23
c部分によって上述のものと同様の製氷室40aを形成
したことを特徴とするものである。
【0052】このような構成によると、製氷室40aを
形成する仕切板42が不要になる一方、製氷室40aが
冷却プレート23によって囲まれたものとなるために、
製氷室40aの冷却効率が高くなるとともに、また冷温
貯蔵室40bにも直接冷却プレート23が臨ましめられ
ることになるので、その冷却機能が高くなる。
【0053】(実施の形態6)次に、図14は本願発明
の実施の形態6に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0054】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23の両端23
c,23c側を、製氷室40aを形成する仕切板42の
冷気流通穴43,43から、さらに下方に所定長さ延設
することによって、冷温貯蔵室40b側への冷却作用を
より向上させたことを特徴とするものである。
【0055】このような構成にすると、冷却プレート2
3の冷却作用が冷温貯蔵室40b側に、より有効に作用
するようになり、冷温貯蔵室40b側の冷却効果が高め
られる。
【0056】(実施の形態7)次に、図15は本願発明
の実施の形態7に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0057】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23を断熱ボッ
クス1の内壁3に沿って設けるとともに、その両端23
c,23cを底部付近まで延設することによって、さら
に冷温貯蔵室40b側への冷却作用を向上させたことを
特徴とするものである。
【0058】このような構成にすると、冷温貯蔵室40
bの左右両側の内壁面が冷却プレート23により形成さ
れ、冷却プレート23からの冷却作用が冷温貯蔵室40
b側に、両側壁面側から、より広面積で有効に作用する
ようになり、さらに冷温貯蔵室40bの冷却効果が高め
られる。
【0059】(実施の形態8)次に、図16は本願発明
の実施の形態8に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0060】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23を断熱ボッ
クス1の天井壁10部分から、さらに蓋6に対向する面
の内壁3に近接させ、かつ同内壁3に沿って設け、その
下端23d側を保冷空間の底部付近まで延設することに
よって、冷温貯蔵室40b側への蓋6と対向する奥壁面
側からの冷却作用を向上させたことを特徴とするもので
ある。
【0061】このような構成にすると、冷温貯蔵室40
bの蓋6と対向する奥側内壁面が冷却プレート23によ
り形成されることになり、冷却プレート23からの冷却
作用が冷温貯蔵室40b側に、より広面積で有効に作用
するようになり、さらに冷温貯蔵室40bの冷却効果が
高められる。
【0062】(実施の形態9)次に、図17は本願発明
の実施の形態9に係る保冷装置の構成を示す断面図であ
る。
【0063】この実施の形態の保冷装置は、上記実施の
形態1の保冷装置における冷却プレート23を断熱ボッ
クス1の天井壁10部分から、さらに蓋6に対向する面
の内壁3に近接させ、かつ同内壁3に沿って設ける一
方、その下端23d側を、さらに底壁面部上全体に延設
することによって、冷温貯蔵室40b全体の冷却効果を
より向上させたことを特徴とするものである。
【0064】このような構成にすると、上記実施の形態
8の作用に加え、冷温貯蔵室40bの底壁面部も冷却プ
レート23により形成されることになり、冷却プレート
23からの冷却作用が冷温貯蔵室40bの全体に、より
広面積で有効に作用するようになり、さらに冷温貯蔵室
40bの冷却効果が高められる。
【0065】(他の実施の形態)もちろん、上述のよう
に冷却プレート23を保冷空間40内の底壁部に設ける
場合において、熱電冷却モジュール20自体を底壁部側
に設けても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る保冷装置の構成
を示す正面方向の断面図である。
【図2】同装置の側面方向の断面図である。
【図3】同装置の保冷ユニットの分解斜視図である。
【図4】同装置の保冷ユニットの冷却プレート部分の一
部切欠斜視図である。
【図5】同装置の保冷ユニットの熱電冷却モジュールお
よび放熱フィン部分の断面図である。
【図6】同装置の保冷ユニットの熱電冷却モジュールお
よび放熱フィン部分の斜視図である。
【図7】本願発明の実施の形態2に係る保冷装置の構成
を示す正面方向の断面図である。
【図8】同装置の第1の蓋部を開いた状態の側面方向の
断面図である。
【図9】同装置の放熱フィンおよび放熱ファン部分の上
方から見た断面図である。
【図10】同保冷装置の蓋部の断面図である。
【図11】本願発明の実施の形態3に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図12】本願発明の実施の形態4に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図13】本願発明の実施の形態5に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図14】本願発明の実施の形態6に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図15】本願発明の実施の形態7に係る保冷装置の構
成を示す断面図である。
【図16】本願発明の実施の形態8に係る保冷装置の構
成を示す側面方向の断面図である。
【図17】本願発明の実施の形態9に係る保冷装置の構
成を示す側面方向の断面図である。
【符号の説明】 1は断熱ボックス、2は外壁、2aは外壁の天板部、3
は内壁、3aは内壁の天板部、3bは蓋部の内壁、4は
断熱材、6は蓋、6Aは第1の蓋部、6Bは第2の蓋
部、8,8a,8bは蓋部の外壁、10は天井壁、11
は上方側断熱空間、12は下方側断熱空間、13は保冷
ユニット嵌装穴、14は保冷ユニット、20は熱電冷却
モジュール、21はヒートシンク、21aは放熱フィ
ン、23は冷却プレート、23aはヒートパイプ、29
は排気口、30は吸気口、40は保冷空間、40aは製
氷室、40bは冷温貯蔵室である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森野 勲 愛知県小牧市小木東二丁目87番地 モリッ クス株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA04 BA01 CA02 DA04 EA02 KA07 KA08 PA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保冷空間を形成する内壁を断熱壁構造と
    した筺体と、該筺体の所定位置に吸熱面を内壁側に、放
    熱面を外壁側にして設けられた熱電冷却モジュールと、
    該熱電冷却モジュールの吸熱面に接触して取付けられ、
    上記筺体の内壁に近接又は沿って設けられた冷却プレー
    トとを備えてなる保冷装置。
  2. 【請求項2】 上記冷却プレートは、内壁により形成さ
    れる保冷空間の天井部に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の保冷装置。
  3. 【請求項3】 上記冷却プレートは、内壁により形成さ
    れる保冷空間の側壁部に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の保冷装置。
  4. 【請求項4】 上記冷却プレートは、内壁により形成さ
    れる保冷空間の蓋に対向する位置に設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の保冷装置。
  5. 【請求項5】 上記冷却プレートは、内壁により形成さ
    れる保冷空間の底壁部に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の保冷装置。
  6. 【請求項6】 冷却プレートは、多数本のパイプが並列
    に並べられて平板状に形成され、それら多数本のパイプ
    内に冷媒が充填されて構成されていることを特徴とする
    請求項1,2,3,4又は5記載の保冷装置。
  7. 【請求項7】 熱電冷却モジュールは、放熱面側に放熱
    フィンおよび放熱ファンを有して構成されていることを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の保冷
    装置。
  8. 【請求項8】 熱電冷却モジュールは、ペルチェ素子に
    より構成されていることを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5,6又は7記載の保冷装置。
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