JP2002061112A - 架橋用プレストレスコンクリートの外ケーブル - Google Patents

架橋用プレストレスコンクリートの外ケーブル

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JP2002061112A
JP2002061112A JP2000245409A JP2000245409A JP2002061112A JP 2002061112 A JP2002061112 A JP 2002061112A JP 2000245409 A JP2000245409 A JP 2000245409A JP 2000245409 A JP2000245409 A JP 2000245409A JP 2002061112 A JP2002061112 A JP 2002061112A
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JP
Japan
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hose
outer cable
grout
steel material
cable
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Application number
JP2000245409A
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English (en)
Inventor
Masami Yakura
正美 矢倉
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PLAS TECH CORP
PLAS-TECH CORP
Original Assignee
PLAS TECH CORP
PLAS-TECH CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は外ケーブルを形成する鋼材束を被
包するシース体内に充填されるグラウトによって前記鋼
材束が充分に被包されているかどうかを目視することで
グラウトの不整充填個所を不存在としようとするための
架橋用プレストレスコンクリートの外ケーブルに関す
る。 【解決手段】 鋼材束を被包するシース体を透明合成樹
脂材例えば塩化ビニール材で形成することで、グラウト
の充填状態をホース外から目視するように形成したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は架橋用プレストレ
スコンクリートの外ケーブルに関し、具体的には外ケー
ブルを形成する鋼材の周囲に充填されるグラウトを被包
するためのホースに関し、更に具体的には、前記ホース
を透明に形成することで鋼材束へのグラウトの充填を完
全に行うようにしたことを特徴とする架橋用プレストレ
スコンクリートの外ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】架橋用プスレストレスコンクリートの構
造として図6で示すように内ケーブルと外ケーブルの2
方式が用いられており、内ケーブル方式の場合はコンク
リート内部にケーブルを埋設するものであり、架橋ウエ
ブを比較的厚くする必要があり、外ケーブル方式の場合
には架橋ウエブを内ケーブル方式に比べて薄くできるの
で重量を軽減できる利点があるが、外ケーブルが大気中
に張設されているため大気中の雰囲気に対応した防錆,
防酸性の機能を保有する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の外ケーブル方式
における外ケーブルを形成する複数本の鋼条線よりなる
鋼材を保護する手段として前記鋼材をコルゲート管で被
覆し、このコルゲート管内にグラウトを充填することで
鋼材を保護する手段が採用されていた。従来のコルゲー
ト管を用いた外ケーブルの保護手段の場合は、鋼材に対
して完全なグラウト被包が行なわれているかの検査を行
うことができないため架橋用プレストレスコンクリート
の保全の完全を期する期間と補修時期を不確定なものと
していた。また内部検査を打刻音によって行うため不整
個所の発見が不確定であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は鋼材に対する
グラウトの被包充填が完全に行なわれているかどうかを
確認するために、充填用の保護筒として透明ホースを用
いて前記確認を行うようにしたものである。透明ホース
としては合成樹脂性材料例えば塩化ビニールが好適であ
り、押出または射出成形により製造される。
【0005】
【実施例】この発明の実施例を添付図面を参照にして説
明すれば次のとおりである。図1は、この発明に係る外
ケーブルを架橋に設置した場合を模式的に示したもの
で、図面中の符号Bは架橋、B1は上床、B2は下床、
B3は横桁およびB4はウエブをそれぞれ表わしてい
る。
【0006】この架橋Bを形成するコンクリートをプレ
ストレスコンクリートとして構成するために、この発明
に係る外ケーブル1(図面中では4本)が横桁B3,B
3間に張設されている。なお前記外ケーブルの張設手段
はそれぞれの横桁B3に設けた定着体2によって行なわ
れており、しかもこの定着体には特に図示しないがホー
ス内に充填するグラウトの注入部が設けられている。
【0007】図2はこの発明に係る前記したケーブル1
の横断面拡大図を示したものであり、複数本の鋼条線
(ワイヤ)13,13を束ねてストランド状の鋼材束1
2とし、この鋼材束12を被包する透明ホオース11内
にグラウトGを充填して外ケーブルが形成されている。
ホース11は塩化ビニール等の透明性を確保可能な合成
樹脂材料で形成されている。なおホースの大きさ肉厚お
よび鋼条線あるいは鋼材束のそれぞれの大きさ数などは
必要に応じて任意に設計できるものである。このように
構成されている外ケーブル1は図1に示す定着体2によ
って所望緊張力を負荷され、架橋のコンクリートに対し
てプレストレスコンクリートとしての機能を付与するも
のである。
【0008】この発明に係るホースを透明体として形成
した利点の1つとして図3を用いて説明すれば次のとお
りである。図3は外ケーブル1にグラウトの欠落部Cが
存在する場合を示したもので、この場合にはこの欠落個
所Cをホース外から直接目視して発見でき、この部位へ
のグラウトの充填を行うことで外ケーブル全体を完全に
グラウトの充填体として形成することができるものであ
る。
【0009】この発明に係る外ケーブルのホース継手手
段につき説明すれば次のとおりである。所要長さの外ケ
ーブルに対応させるためには複数本のホースを接続して
使用する必要があり、この発明に係るホースの場合は図
4に示すように、一方のホース11の端部を拡開して他
方ホース11の外径とほぼ同内径を有する拡開部14を
形成し、この拡開部に他方のホース端を挿入して接着ま
たは熱融着15するかあるいは公知のホースバンド16
を用いて接続する手段が採用されている。図5はホース
の継手手段として他の継手を示したもので、この継手1
7は継手本体19の両サイドにホース11の外径Dとほ
ぼ同径の内径Dを形成した拡開部18,18を形成した
もので、この継手を用いることで外ケーブル用ホースに
対するホース接続のための拡開部を形成する二次加工を
必要としない利点がある。
【0010】
【発明の効果】この発明は外ケーブルのシース材として
透明樹脂材よりなるホースを用いたので、グラウトの充
填部位の欠落部を直接目視して発見できるので、この部
位が存在しなくなるまで再充填を行うことでケーブル内
に不整個所のない外ケーブルを形成することができる。
またこの発明はケーブル内に浮遊空気が存在する場合に
は簡単にこれを除去できるものである。このように構成
されたこの発明に係る外ケーブルはグラウトによって鋼
材束を完全に被包しているので、塩害あるいは酸水害を
防止する機能を付与されたものとなっている。またこの
発明に係るホース継手はホース本体への二次加工を必要
としない継手を用いることで外ケーブルの必要長さに対
応したホースを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の説明図である。
【図2】外ケーブルの断面説明図である。
【図3】透明ホースの使用説明図である。
【図4】ホースの接続部の説明図である。
【図5】ホースの継手の説明図である。
【図6】ケーブルによるプレストレスコンクリートの説
明図である。
【符号の説明】
1 外ケーブル 11 ホース 12 鋼材束 13 鋼条線 14 拡開部 15 接着(融着)部 16 ホースバンド 17 継手 18 拡開部 19 継手本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の鋼条線をストランド状に束ねた
    鋼材束をシース体で被包し、このシース体内にグラウト
    を充填し前記鋼材束の両端末を定着体によって所定緊定
    力を付与するように構成した架橋用プレストレスコンク
    リートの外ケーブルに於て、前記シース体を透明合成樹
    脂材よりなるホースとして形成したことを特徴とする架
    橋用プレストレスコンクリートの外ケーブル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のホース継手として継手本
    体の両側の拡開部の内径をホース外径とほぼ同径に形成
    したホース継手。
JP2000245409A 2000-08-11 2000-08-11 架橋用プレストレスコンクリートの外ケーブル Pending JP2002061112A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021183798A (ja) * 2020-05-20 2021-12-02 耀章 陳 古い橋梁ケーブルのプレストレスケーブル検査工法

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