JP2002061042A - 繊維機械における配線構造 - Google Patents

繊維機械における配線構造

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JP2002061042A
JP2002061042A JP2000248194A JP2000248194A JP2002061042A JP 2002061042 A JP2002061042 A JP 2002061042A JP 2000248194 A JP2000248194 A JP 2000248194A JP 2000248194 A JP2000248194 A JP 2000248194A JP 2002061042 A JP2002061042 A JP 2002061042A
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board
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JP2000248194A
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Tetsuji Masai
哲司 正井
Toshiaki Mori
俊昭 森
Shujiro Suzuki
修二郎 鈴木
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各錘毎に設けられた複数の入出力器や糸状態
検出センサについて配線作業の効率化を図り拡張性を向
上させる。 【解決手段】 各錘毎のスイッチ20、ランプ21、フ
ィーラ22が各信号線S2を介して通信機能付き入出力
集約ボード60に接続され、集約ボード60と各信号線
S2とがスイッチダクト23に収容されて、集約ボード
60が共通のシリアル通信ラインLaに接続される。各
錘毎のテンションセンサ25が各信号線S3を介して通
信機能付きデータ集約ボード70に接続され、集約ボー
ド70と各信号線S3とがセンサダクト26に収容され
て、集約ボード70が共通のシリアル通信ラインLaに
接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各錘毎にスイッチ
やランプ等の複数の入出力器さらにテンションセンサ等
の糸状態検出センサを備えた繊維機械における配線構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数錘の各錘毎に操作スイッチや
表示ランプ等の複数の入出力器さらにテンションセンサ
等の糸状態検出センサを備えた繊維機械においては、こ
れら複数の入出力器及びセンサが、1つの制御装置に直
接接続されているか、或いは中継用基板を介して1つの
制御装置に接続されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
において、複数の入出力器及びセンサが直接1つの制御
装置に接続されている場合には、各入出力器及びセンサ
と制御装置との間に多数の長い配線が必要となる。ま
た、中継用基板を介している場合でも、中継用基板と制
御装置との間には各入出力器及びセンサの個数分の配線
を有する多芯ケーブルを使用するため、物理的な配線数
を減らすことはできていない。さらに、入出力器やセン
サを追加する場合には、配線の接続側に追加分だけフォ
トカプラ等の入出力インタフェースを増加させる必要が
ある。これらのことから従来は、配線工数が多くて配線
作業が極めて煩雑になる上に、入出力器やセンサの追加
等に対する拡張性が低いという問題があった。
【0004】そこで本発明は、各錘毎に設けられた複数
の入出力器や糸状態検出センサについて配線作業の効率
化を図り拡張性を向上させることができる繊維機械にお
ける配線構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の繊維機械における配線構造は、各
錘毎に複数設けられた入出力器が複数の信号線を介して
通信機能付き入出力集約ボードに接続されるとともに、
この入出力集約ボードと前記各信号線とが配線用ダクト
に収容され、この配線用ダクト内の前記入出力集約ボー
ドが共通の通信ラインに接続されるものである。この請
求項1においては、複数の入出力器からの各信号線が入
出力集約ボードまでの短い長さになり、その入出力集約
ボードからの接続線が共通の通信ラインで済む。これに
加えて、入出力集約ボードと各信号線とが配線用ダクト
に収容されるので、この配線用ダクトを配線の基台とし
て機能させることにより、入出力集約ボードに対する各
信号線及び通信ラインの配線が簡単に行える。
【0006】また、請求項2に記載の繊維機械における
配線構造は、請求項1において、各錘毎に設けられた糸
状態検出センサが複数の信号線を介して通信機能付きデ
ータ集約ボードに接続されるとともに、このデータ集約
ボードと前記各信号線とが配線用ダクトに収容され、こ
の配線用ダクト内の前記データ集約ボードが前記入出力
集約ボードと共通の通信ラインに接続されるものであ
る。この請求項2においては、上記の入出力器の場合と
同様に、複数の糸状態検出センサからの各信号線がデー
タ集約ボードまでの短い長さになり、そのデータ集約ボ
ードからの接続線が共通の通信ラインで済む。これに加
えて、データ集約ボードと各信号線とが配線用ダクトに
収容されるので、この配線用ダクトを配線の基台として
機能させることにより、データ集約ボードに対する各信
号線及び通信ラインの配線が簡単に行える。
【0007】また、請求項3に記載の繊維機械における
配線構造は、請求項1または2において、各錘毎に設け
られた駆動モータを個別に制御する複数のモータ制御装
置と、これら複数のモータ制御装置を共通に制御管理す
る通信機能付きマスタ制御装置とを備え、このマスタ制
御装置が前記共通の通信ラインに接続されるものであ
る。この請求項3においては、入出力器信号に基づく入
出力集約ボードからのI/Oデータまたは該I/Oデー
タと糸状態検出センサ信号に基づくデータ集約ボードか
らの検出データとが、共通の通信ラインを介してリアル
タイムにマスタ制御装置に取り込まれる。
【0008】また、請求項4に記載の繊維機械における
配線構造は、請求項1または3において、各錘毎に設け
られた糸状態検出センサが複数の信号線を介して前記入
出力集約ボードに接続されるものである。この請求項4
においては、複数の入出力器からの各信号線が接続され
た入出力集約ボードに、複数の糸状態検出センサからの
各信号線が接続されるので、両者を兼用する複合型の集
約ボードが構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を延伸仮撚機におけ
る配線構造に適用した実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1は延伸仮撚機の概略図、図2は第1実
施形態における配線構造を示す要部の斜視図、図3はそ
の配線構造の構成図である。
【0010】まず、本実施形態における延伸仮撚機の概
略構成について説明する。図1において、延伸仮撚機1
は、給糸パッケージ6から解舒された例えば合成繊維の
フィラメント糸Yを第1のフィードローラ11に導き、
テクスチュアリング用のヒータ3とクーリングプレート
4及び仮撚装置(ニップツイスタ)5を経て、第2のフ
ィードローラ12に至る過程で、フィラメント糸Yを延
伸しながら仮撚及び熱固定して該フィラメント糸Yに嵩
高加工を施し、さらにセッティング用のヒータ8及び第
3のフィードローラ13を経て、オイリングローラ9に
よりオイリング処理を施し、巻取パッケージ7に巻き取
るように構成したものである。なお符号Wは作業者のた
めの作業空間を示す。
【0011】本実施形態においては、給糸パッケージ6
から巻取パッケージ7に到る錘は中心線Cに対して左右
対称に並設され、これら2錘が図面前後方向に多数錘列
設されて、例えば12錘で1スパンが構成されている。
実際の延伸仮撚機では多数スパンが列設されて稼働さ
れ、これらが全て1つのホストコンピュータによって制
御される関係になっている。
【0012】上記延伸仮撚機1において各錘の仮撚装置
5により仮撚されるフィラメント糸Yの質は、仮撚装置
5の駆動モータ10の回転速度によって変動するので、
撚糸の質を均一に保つためには、各錘の駆動モータ10
の回転速度(回転数)をホストコンピュータからの指令
信号に基づいて正確に所定値に制御するとともに、各錘
の駆動モータ10の回転速度を正確にモニタリングする
必要がある。また、何れかの錘で糸切れ等のトラブルが
発生した場合は駆動モータ10の負荷変動が起こるの
で、これを直ちにホストコンピュータへ送信する必要が
ある。
【0013】図2及び図3に示すように、このような単
錘駆動システムにおける各駆動モータ10の個別制御が
複数のモータ制御装置30(図2ではその1つを示す)
によって行われる。そして、1スパン分の各モータ制御
装置30が通信機能を有するマスタ制御装置40によっ
て制御管理され、さらに、1スパン毎のマスタ制御装置
40がホストコンピュータ50によって統合管理される
ように構成されている。図1及び図2に示すように、各
駆動モータ10の近傍には角筒状をなすモータダクト1
5が延設され、このモータダクト15内に各モータ制御
装置30が収容されている。そして、各モータ制御装置
30は通信機能を有しており、通信ラインLbによりマ
スタ制御装置40に接続されるとともに、信号線S1に
より各駆動モータ10に接続されている。なお、前記フ
ィードローラ11〜13の何れかを単錘駆動にする場合
には、その駆動モータ用のモータ制御装置が収容される
モータダクトを上記と同様に追加すればよい。
【0014】一方、図1及び図2に示すように、延伸仮
撚機1の各錘には、モータ駆動及び停止を操作するスイ
ッチ20、モータ駆動及び停止中を示すLED又はアラ
ーム発生時に点灯するLED等のランプ21、糸の有無
検出器であるフィーラ22等の入出力器(I/O)が設
けられている。そして、これら各錘の入出力器20〜2
2の1スパン分が複数の信号線S2を介して入出力集約
ボード60に接続されている。入出力集約ボード60及
び各信号線S2は、前記モータダクト15と同様に延設
された角筒状をなすスイッチダクト23に収容されてい
る。なお、本実施形態ではスイッチダクト23がスイッ
チ20及びランプ21の取付部材を兼用している。そし
て、入出力集約ボード60は通信機能を有しており、通
信ラインLaによりマスタ制御装置40に接続され、マ
スタ制御装置40との間はシリアル通信を行い、各入出
力器20〜22との間はON/OFF信号をI/Oレベ
ルで伝達している。
【0015】また、延伸仮撚機1の各錘には、仮撚装置
5の下流側近傍でフィラメント糸Yの状態を連続的に検
出するテンションセンサ25が設けられており、これら
各錘のテンションセンサ25の1スパン分が複数の信号
線S3を介してデータ集約ボード70に接続されてい
る。データ集約ボード70及び各信号線S3は、前記ス
イッチダクト23と同様に延設された角筒状をなすセン
サダクト26に収容されている。そして、データ集約ボ
ード70は通信機能を有しており、前記と共通の通信ラ
インLaによりマスタ制御装置40に接続され、マスタ
制御装置40との間はシリアル通信を行い、各テンショ
ンセンサ25との間はアナログ信号の伝達を行ってい
る。
【0016】上述の配線構造によれば、各入出力器20
〜22及び各テンションセンサ25からの各信号線S2
及びS3が入出力集約ボード60及びデータ集約ボード
70までの短い長さになり、これら集約ボード60及び
70からの接続線が共通の通信ラインLaで済むので、
大幅な省配線化が可能となる。これに加えて、集約ボー
ド60及び70と各信号線S2及びS3とをスイッチダ
クト23及びセンサダクト26に収容することによっ
て、これらダクト23及び26を配線の基台として機能
させて、集約ボード60及び70に対する各信号線S2
及びS3並びに通信ラインLaの配線を簡単に行えるの
で、配線作業の効率化を図ることが可能となる。
【0017】また、この種の配線用ダクト及び集約ボー
ドを用意すれば、延伸仮撚機1の任意の位置に所望の入
出力器及び糸状態検出センサを簡単に追加することが可
能なので、延伸仮撚機1の仕様によって入出力器及び糸
状態検出センサの数や種類が変っても容易に対応するこ
とができ、拡張性を大きく向上させることができる。例
えば、本実施形態における各テンションセンサ25によ
る解撚側張力の検出に加えて、仮撚装置5の上流側の加
撚側張力も検出する仕様の場合には、その近傍の所望の
位置に配線用ダクト(センサダクト26の共用も可)を
配設し、このダクトに各テンションセンサからの各信号
線と集約ボードとを収容し、この集約ボードに各信号線
と通信ラインとを接続すれば、簡単に加撚側テンション
センサを追加することができる。
【0018】なお、各テンションセンサ25からデータ
集約ボード70までの各信号線S3にはアナログ信号が
送信されるが、これら各信号線S3は従来のように中央
の制御装置に直接接続するものに比較して大幅に短くな
るので、ノイズの影響を最小限に抑えることができる。
また、本実施形態においては、集約ボード60及び70
と各信号線S2及びS3とが作業空間Wの周辺に位置す
ることになるが、これらはダクト23及び26に収容さ
れているので、作業者の作業活動に対して支障にならず
安全性も高い。
【0019】次に、上述した配線構造により接続される
各部の構成について説明する。図3において、前記マス
タ制御装置40は、ホストコンピュータ50の指示に基
づいて各モータ制御装置30を制御するもので、通信用
マイクロコンピュータ(マイコン)41、目標算出用マ
イコン42、品質評価用マイコン43、通信インタフェ
ース(I/F)44、45及び46、マルチプレクサ
(MPX)47等によって構成されている。マイコン4
1は各データの通信処理を行い、通信I/F44を介し
てシリアル通信ラインLaによりホストコンピュータ5
0、入出力集約ボード60及びデータ集約ボード70に
接続されている。マイコン42は各駆動モータの目標回
転数(回転速度)の算出を行い、通信I/F45及びM
PX47を介してシリアル通信ラインLbにより各モー
タ制御装置30に接続されている。マイコン43はテン
ションの波形生成及びグレード評価を行い、通信I/F
46を介して通信ラインLcによりホストコンピュータ
50側の表示装置51に接続されている。
【0020】前記各モータ制御装置30は、各駆動モー
タ10を制御するインバータモジュールであり、マイコ
ン31、通信I/F32、インバータ回路33等によっ
て構成されている。マイコン31は制御処理及び通信処
理を行い、通信I/F32を介してシリアル通信ライン
Lbによりマスタ制御装置40に接続されている。そし
て、マイコン31は、インバータ回路33を制御して駆
動モータ2の回転制御を行うとともに、回転センサ(図
示せず)の検出データにより駆動モータ10の回転速度
をモニタしている。なお、本実施形態では、1つのモー
タ制御装置30が2錘の各駆動モータ10を個別制御す
るが、各駆動モータ10を個別制御するものであれば、
1錘毎或いは3〜4錘毎に設けるようにしてもよい。
【0021】前記入出力集約ボード60は、マイコン6
1、通信I/F62、入出力I/F63等によって構成
されている。マイコン61は、各入出力器20〜22の
ON/OFF信号をI/Oデータとして通信処理を行う
もので、通信I/F62を介してシリアル通信ラインL
aによりマスタ制御装置40に接続されている。
【0022】前記データ集約ボード70は、マイコン7
1、通信I/F72、A/D変換器73(マイコン71
に内蔵可)、MPX74等によって構成されている。マ
イコン70は、各テンションセンサ25のアナログ信号
をテンション検出データとして通信処理を行うもので、
通信I/F72を介してシリアル通信ラインLaにより
マスタ制御装置40に接続されている。なお、このデー
タ集約ボード70の構成は、A/D変換が必要な信号処
理を行うシステムにおいて汎用的な省配線構成であり、
例えば糸太さ検出器等のテンションセンサ以外の検出器
を使用する場合にもマイコン71のプログラムを変更す
るだけで対応可能である。
【0023】なお、ホストコンピュータ50とマスタ制
御装置40との間、マスタ制御装置40と入出力集約ボ
ード60及びデータ集約ボード70との間、マスタ制御
装置40と各モータ制御装置30との間は、それぞれシ
リアル通信ラインLa及びLbを介してポーリング通信
を行って種々のデータを送受信している。例えば、マス
タ制御装置40は所定周期毎に配下の各モータ制御装置
30、各集約ボード60及び70に対してポーリングを
行い、各モータ制御装置30、各集約ボード60及び7
0は通常ポーリングメッセージを受信した時、マスタ制
御装置40に対して種々のデータを含んだポーリング応
答メッセージを返信する。また、各モータ制御装置3
0、各集約ボード60及び70は異常発生の際、これを
マスタ制御装置40に対して送信する。なお、シリアル
通信ラインLaは、例えば送信、受信、給電がそれぞれ
2本ずつで構成された多芯ケーブルである。
【0024】上記構成において、マスタ制御装置40
は、マイコン41の制御により入出力集約ボード60か
らのI/Oデータとデータ集約ボード70からのテンシ
ョン検出データとを取り込み、マイコン41とマイコン
42及び43との間で各データの送受信を行う。マイコ
ン42は、受信した各錘のテンション検出データに基づ
いて目標回転数を算出し、この目標回転数を各モータ制
御装置30に順次送信する。そして、各モータ制御装置
30は各駆動モータ10が目標回転数になるように制御
する。また、マイコン43は、受信した各錘のテンショ
ン検出データに基づいてテンションの波形生成及びグレ
ード評価を行い、波形データ及びグレードデータを通信
ラインLcにより表示装置51に送信する。そして、表
示装置51は波形及びグレードを表示する。
【0025】なお、マイコン42は目標値を算出するた
めに、またマイコン43は品質評価を行うために、マイ
コン41から各錘のテンション検出データを頻繁に受信
する必要がある。そこで、通信ラインDaをパラレル通
信ラインとし、両マイコン42及び43に同時に錘識別
信号を含む各錘毎のテンション検出データを高速で順次
送信するようにしている。一方、テンション検出データ
ほどの高速送信を必要としないI/Oデータは、通信ラ
インDb及びDcによりシリアル通信で送信し、負荷軽
減を行っている。また、上記品質評価に関して従来はモ
ータ制御とは別の装置により行われており、テンション
検出データが2系統に分岐されていた。そこで、本実施
形態のように品質評価用のマイコン43をマスタ制御装
置40に内蔵させると、テンション検出データの同時利
用が容易となり、構成の簡略化を図ることができる。
【0026】次に、図4は第2実施形態における配線構
造の構成図である。なお、第1実施形態と実質的に同一
の構成部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。この第2実施形態においては、入出力集約ボード6
0′に同一種類の複数の入出力器(例えばフィーラ2
2)のみが接続されている。このように同一種類専用の
入出力集約ボード60′にすると、仕様の変更等により
入出力集約ボード60′や各信号線S2を交換する場合
でも、他の種類の入出力器や信号線への支障がないの
で、配線作業の効率化をより高めることができる。
【0027】また、この第2実施形態においては、マス
タ制御装置40′に各テンションセンサ25の検出信号
を直接取り込むように構成されている。マスタ制御装置
40′は、マイコン41の制御により入出力集約ボード
60及び60′からのI/Oデータを取り込むととも
に、マイコン42′によりテンション検出データを取り
込み、マイコン41とマイコン42′及び43との間で
各データの送受信を行う。マイコン42′は、取り込ん
だ各錘のテンション検出データに基づいて目標回転数を
算出し、この目標回転数を各モータ制御装置30に順次
送信する。なおこの場合、パラレル通信ラインDaによ
りマイコン42′から両マイコン41及び43に同時
に、錘識別信号を含む各錘毎のテンション検出データが
高速で順次送信される。
【0028】次に、図5は第3実施形態における複合型
集約ボードの構成図である。この第3実施形態において
は、集約ボード80に、複数の入出力器20〜22から
の各信号線S2が接続されるとともに、複数のテンショ
ンセンサ25からの各信号線S3も接続されている。マ
イコン81は各入出力器20〜22の信号と各テンショ
ンセンサ25の信号との通信処理を行い、通信I/F8
2を介してシリアル通信ラインLaによりマスタ制御装
置40に接続されている。これによれば、I/Oデータ
の送信とテンション検出データの送信とを兼用する複合
型集約ボード80を構成することができる。
【0029】以上、本発明を延伸仮撚機における配線構
造に適用した実施形態について説明したが、本発明は単
錘駆動の如何に関わらず、各錘毎に複数の入出力器さら
に糸状態検出センサを備えた各種の繊維機械における配
線構造に適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の繊維機
械における配線構造によれば、複数の入出力器からの複
数の信号線と通信ラインとを通信機能付き入出力集約ボ
ードに接続することによって、各信号線が入出力集約ボ
ードまでの短い長さになり、その入出力集約ボードから
の接続線が共通の通信ラインで済むので、大幅な省配線
化を図ることができる。これに加えて、入出力集約ボー
ドと各信号線とを配線用ダクトに収容することによっ
て、この配線用ダクトを配線の基台として機能させて、
入出力集約ボードに対する各信号線及び通信ラインの配
線を簡単に行えるので、配線作業の効率化を図ることが
できる。また、配線用ダクト及び入出力集約ボードを用
意すれば、繊維機械の任意の位置に所望の入出力器を簡
単に追加することが可能なので、繊維機械の仕様によっ
て入出力器の数や種類が変っても容易に対応することが
でき、拡張性を大きく向上させることができる。
【0031】また、請求項2の繊維機械における配線構
造によれば、上記の入出力器の場合と同様に、複数の糸
状態検出センサからの複数の信号線と通信ラインとを通
信機能付きデータ集約ボードに接続することによって、
各信号線がデータ集約ボードまでの短い長さになり、そ
のデータ集約ボードからの接続線が共通の通信ラインで
済むので、大幅な省配線化を図ることができる。これに
加えて、データ集約ボードと各信号線とを配線用ダクト
に収容することによって、この配線用ダクトを配線の基
台として機能させて、データ集約ボードに対する各信号
線及び通信ラインの配線を簡単に行えるので、配線作業
の効率化を図ることができる。また、配線用ダクト及び
データ集約ボードを用意すれば、繊維機械の任意の位置
に所望の糸状態検出センサを簡単に追加することが可能
なので、繊維機械の仕様によって糸状態検出センサの数
や種類が変っても容易に対応することができ、拡張性を
大きく向上させることができる。
【0032】また、請求項3の繊維機械における配線構
造によれば、入出力集約ボードまたは該入出力集約ボー
ドとデータ集約ボードとが接続された共通の通信ライン
に通信機能付きマスタ制御装置を接続することによっ
て、入出力器信号に基づく入出力集約ボードからのI/
Oデータまたは該I/Oデータと糸状態検出センサ信号
に基づくデータ集約ボードからの検出データとを、共通
の通信ラインを介してリアルタイムにマスタ制御装置に
取り込むことができる。これによって、各データに基づ
いてマスタ制御装置により各モータ制御装置を高精度に
制御することができる。
【0033】また、請求項4の繊維機械における配線構
造によれば、複数の入出力器からの各信号線が接続され
た入出力集約ボードに、複数の糸状態検出センサからの
各信号線を接続することによって、両者を兼用する複合
型の集約ボードを構成することができるので、集約ボー
ドの配置箇所の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を延伸仮撚機における配線構造に適用し
た実施形態における延伸仮撚機概略図である。
【図2】第1実施形態における配線構造を示す要部の斜
視図である。
【図3】第1実施形態における配線構造の構成図であ
る。
【図4】第2実施形態における配線構造の構成図であ
る。
【図5】第3実施形態における複合型集約ボードの構成
図である。
【符号の説明】
1 延伸仮撚機 5 仮撚装置 10 駆動モータ 20 スイッチ(入出力器) 21 ランプ(入出力器) 22 フィーラ(入出力器) 23 スイッチダクト(配線用ダクト) 25 テンションセンサ(糸状態検出センサ) 26 センサダクト(配線用ダクト) 30 モータ制御装置 31 マイコン 40、40′ マスタ制御装置 41、42、42′、43 マイコン 50 ホストコンピュータ 60、60′ 入出力集約ボード 61 マイコン 70 データ集約ボード 71 マイコン 80 複合型集約ボード 81 マイコン La、Lb シリアル通信ライン S2、S3 信号線 Y フィラメント糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 修二郎 京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機 械株式会社本社工場内 Fターム(参考) 4L036 AA01 4L056 DA33 EA07 EA25 EA32 EA49

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各錘毎に複数設けられた入出力器が複数
    の信号線を介して通信機能付き入出力集約ボードに接続
    されるとともに、この入出力集約ボードと前記各信号線
    とが配線用ダクトに収容され、 この配線用ダクト内の前記入出力集約ボードが共通の通
    信ラインに接続されることを特徴とする繊維機械におけ
    る配線構造。
  2. 【請求項2】 各錘毎に設けられた糸状態検出センサが
    複数の信号線を介して通信機能付きデータ集約ボードに
    接続されるとともに、このデータ集約ボードと前記各信
    号線とが配線用ダクトに収容され、 この配線用ダクト内の前記データ集約ボードが前記入出
    力集約ボードと共通の通信ラインに接続されることを特
    徴とする請求項1記載の繊維機械における配線構造。
  3. 【請求項3】 各錘毎に設けられた駆動モータを個別に
    制御する複数のモータ制御装置と、これら複数のモータ
    制御装置を共通に制御管理する通信機能付きマスタ制御
    装置とを備え、このマスタ制御装置が前記共通の通信ラ
    インに接続されることを特徴とする請求項1または2記
    載の繊維機械における配線構造。
  4. 【請求項4】 各錘毎に設けられた糸状態検出センサが
    複数の信号線を介して前記入出力集約ボードに接続され
    ることを特徴とする請求項1または3記載の繊維機械に
    おける配線構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103451790A (zh) * 2013-08-22 2013-12-18 浙江康立自控科技有限公司 纺织机械产量统计装置
CN104264298A (zh) * 2014-09-09 2015-01-07 上海嘉麟杰纺织品股份有限公司 一种模拟纱线在针织机上运行状态的缕纱测长仪

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