JP2002059532A - ドクターブレードユニット及びドクター装置 - Google Patents

ドクターブレードユニット及びドクター装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドクターブレードを保持したドクターホルダ
ーがインキで汚れることを防止し且つドクターブレード
の交換を容易としうるドクターブレードユニットを提供
する。 【解決手段】 凹部を形成したU字状部11aと、その
上下の汚れ防止部11b、11cを備えた板材で形成さ
れたアダプター11にドクターブレード1及び上下の当
て板2、3を挿入、保持させてドクターブレードユニッ
ト10を構成し、このユニット10を上下のドクターホ
ルダー21、22に保持させることでドクターブレード
の交換作業を容易とし、且つ、ドクターブレード1を伝
わって侵入するインキをアダプター11で阻止してドク
ターホルダーが汚れるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア印刷機、
グラビアコーター等にて使用するドクター装置並びにそ
のドクター装置に使用するドクターブレードユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドクター装置は、図4(a)、
(b)に示すように、ドクターブレード1の上下に当て
板2、3を重ね、全体を上部ドクターホルダー4と下部
ドクターホルダー5ではさみ付け、複数個の固定用ねじ
6で上部ドクターホルダー4と下部ドクターホルダー5
を互いに固定して、一体に組み立てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、使用中にドクターブレード1、上下の当て板
2、3、上部ドクターホルダー4、下部ドクターホルダ
ー5のそれぞれの間にインキやコート液が滲み込むこと
が多く、このため、ドクターブレード交換の際に、全体
を分解して洗浄することが必要であり、分解作業や洗浄
作業に多大な労力を要するという問題があった。また、
ドクターブレードと上下の当て板はそれぞれ独立して取
り扱われるため、組立時に取り扱う部品点数が多く、作
業が面倒であるという問題もあった。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、上下のドクターホルダーが、使用中にインキ又は
コート液で汚れるのを防止でき且つドクターブレードの
交換の際にはドクターブレード及び上下の当て板の取り
扱いを容易とすることの可能なドクターブレードユニッ
トを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下のドクタ
ーホルダーが使用中にインキ又はコート液で汚れるのを
防止し且つドクターブレード交換時にはドクターブレー
ド及び上下の当て板の取り扱いを容易とするため、ドク
ターブレード及び上下の当て板を挿入、保持する凹部を
形成したU字状部とその先端から両側に延びる汚れ防止
部を備えた板材で形成されるアダプターを用意し、該ア
ダプターの前記凹部にドクターブレード及び上下の当て
板を挿入、保持させて一体化し、ドクターブレードユニ
ットを構成したものである。この構成により、ドクター
ブレードが上下の当て板と共にアダプター内に保持され
て一体化しているため、ドクターブレードを上下のドク
ターホルダーに対して着脱させる際には、ユニットとし
て着脱させればよく、このため作業が容易である。ま
た、使用時には、ドクターブレード及びその上下の当て
板が、アダプター内に収容されているため、インキ又は
コート液がドクターブレードの上面や下面に沿って流れ
てきても、それらはアダプター内のみに限定され、上下
のドクターホルダーを汚すことはほとんどなく、このた
め、上下のドクターホルダーの分解や洗浄作業は不要で
ある。かくして、ドクターブレード交換時の作業を簡略
化できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るドクタ
ーブレードユニットは、ドクターブレードと、そのドク
ターブレードの上下に配置される当て板と、前記ドクタ
ーブレード及び上下の当て板を挿入、保持したアダプタ
ーとで構成されており、更にそのアダプターを板材で構
成すると共に、ドクターブレード及びその上下の当て板
を挿入、保持する凹部を形成したU字状部とその先端か
ら両側に延びる汚れ防止部を備えた構造としたものであ
る。この構成により、ドクターブレード、上下の当て板
及びアダプターが一体化されたユニットとなっており、
ユニットとして上下のドクターホルダーに対する着脱作
業を行うことで交換作業を容易とできる。また、インキ
又はコート液による汚れは、ほとんどがアダプター内に
限定されため、上下のドクターホルダー等の洗浄作業が
不要となる。ここで、アダプターに用いる板材として
は、U字状部に形成した凹部内に挿入したドクターブレ
ード及び当て板を自身の弾性力によって固定、保持しう
るよう、適度な弾性力を持ち、且つドクターホルダーで
クランプされた際には、ドクターホルダーでドクターブ
レードを強固に固定しうるよう変形可能なものが使用さ
れる。具体的には、アダプターの板材には焼入れ鋼板、
ばね鋼板等が用いられるが、それ以外でも所定形状が維
持可能な強度と弾性を持ち、なお且つ耐有機溶剤性のあ
るプラスチックでもかまわない。
【0007】前記アダプターの幅(版胴に平行方向の長
さ)は、ドクターブレードを保持するためのドクターホ
ルダーよりも広い幅とすることが好ましい。この構成と
すると、ドクターホルダーへの着脱作業を行う際、アダ
プターの両端を手で持って作業を行うことができ、作業
が容易となる利点が得られる。
【0008】本発明の実施の形態に係るドクター装置
は、上記構成のドクターブレードユニットを上部ドクタ
ーホルダーと下部ドクターホルダーとで挟んで保持させ
たものである。この構成のドクター装置では、ドクター
ブレードの交換に際してはドクターブレードユニット毎
に交換すればよいので、ドクターブレード及び当て板を
ばらばらの状態として交換する場合に比べて、交換作業
を簡単化することができ、且つ上部ドクターホルダーと
下部ドクターホルダーは、インキ又はコート液で汚され
ることがほとんどないので、分解、洗浄が不要である。
【0009】ドクターブレードユニットを保持するため
の上部ドクターホルダー及び下部ドクターホルダーは、
従来と同様に固定用ねじで互いに固定する構成でもよい
が、その代わりに、下部ドクターホルダーを弾性を有す
る板材で構成すると共に上部ドクターホルダーに対して
前後方向の中間位置を中心として揺動可能な形態で取り
付け、更に、下部ドクターホルダーと上部ドクターホル
ダーの後端近傍に、下部ドクターホルダーの上部ドクタ
ーホルダーに対する間隔を押し広げることの可能なクラ
ンプ機構を設けるという構成とすることが好ましい。こ
の構成とすると、単に、クランプ機構によって下部ドク
ターホルダーの後端部分の上部ドクターホルダーに対す
る間隔を押し広げることによって、下部ドクターホルダ
ーの先端部分が上部ドクターホルダーに向かって弾性的
に押し付けられ、これによってドクターブレードユニッ
トを上部ドクターホルダーと下部ドクターホルダーで強
固にクランプすることができ、ドクターブレード交換作
業をきわめて容易に行うことができる。
【0010】また、前記クランプ機構の構成は、上部ド
クターホルダーと下部ドクターホルダーの間隔を押し広
げることができるものであれば任意であるが、上部ドク
ターホルダーの、下部ドクターホルダーに面する位置
に、長手方向に溝を形成し、その溝内に、回転させるこ
とによって下部ドクターホルダーの上部ドクターホルダ
ーに対する間隔を変化させうるカム棒を収容させ、更
に、そのカム棒の端部に操作用のレバーを連結した構成
とすることが好ましい。この構成とすると、単に操作用
のレバーを手で回転させることで、上部ドクターホルダ
ーと下部ドクターホルダーとの間隔を押し広げ、上下の
ドクターホルダーの先端部分でドクターブレードユニッ
トをクランプするとか、そのクランプを解除するという
操作を行うことができ、ドクターブレードユニットの着
脱を簡単に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1(a)は本発明の一実施例によるドクター
ブレードユニットの概略側面図、図1(b)はその概略
斜視図、図1(c)はそのドクターブレードユニットを
分解して示す概略斜視図である。全体を参照符号10で
示すドクターブレードユニットは、ドクターブレード1
と、そのドクターブレード1の上下に配置される当て板
2、3と、ドクターブレード1及び上下の当て板2、3
を挿入保持するアダプター11で構成されている。この
アダプター11は、折り曲げ加工を施された板材で構成
され、ドクターブレード及びその上下の当て板を挿入、
保持する凹部12を形成したU字状部11aと、その先
端の上下両側に延びるように形成された汚れ防止部11
b、11cを備えている。凹部12の深さは、ドクター
ブレード1及び当て板2、3の前後方向の長さよりも小
さく設定されており、ドクターブレード1及び当て板
2、3のそれぞれの後端を凹部12の底面に押し付けた
状態で装着される構成となっている。また、凹部12の
幅は、ドクターブレード1及び当て板2、3を装着した
時に、アダプター11の弾性によってドクターブレード
1及び当て板2、3を外れないように固定しうるように
定めている。かくして、図1(a)、(b)に示すよう
にドクターブレードユニット10を組み立てた状態で
は、全体が一体構造のようになっており、一体として取
り扱うことができる。更に、このアダプター11は、後
述する下部ドクターホルダーの弾性力でクランプされた
時には弾性変形して下部ドクターホルダーによるドクタ
ーブレード1の強固な保持を可能とし、また、下部ドク
ターホルダーによるクランプを解放した時には形状が復
元する程度の弾性力を持った材質、厚みとしている。
【0012】図2はそのドクターブレードユニット10
を備えたドクター装置20の概略平面図、図3(a)、
(b)はその概略断面図である。ドクター装置20は、
アルミ合金等で作られた上部ドクターホルダー21と、
ばね鋼板等の弾性を有する板材で作られた下部ドクター
ホルダー22を有している。この下部ドクターホルダー
22は上部ドクターホルダー21に対して前後方向の中
間位置を複数組のジョイント部材24によって連結され
ている。このジョイント部材24は、上部ドクターホル
ダー21を貫通して取り付けられるジョイントピン24
aと、それに固定されるジョイントねじ24bと、押さ
えリング24c等を備えており、下部ドクターホルダー
22は、上部ドクターホルダー21と押さえリング24
cとの間に適当な隙間を形成するように配置されてい
る。かくして、この下部ドクターホルダー22は、複数
のジョイント部材24を支点として揺動可能である。な
お、適当な位置のジョイント部材24には、ドクターブ
レードユニット10の位置決め用のリング26が取り付
けられており、ドクターブレードユニット10を取り付
ける際にその後端を位置決め用のリング26に押し付け
ることで、ドクターブレード1の前後方向の位置決めを
行う構成となっている。
【0013】下部ドクターホルダー22と上部ドクター
ホルダー21の後端近傍には、下部ドクターホルダー2
2の上部ドクターホルダー21に対する間隔を押し広げ
ることの可能なクランプ機構30を設けている。この実
施例のクランプ機構30は、上部ドクターホルダー21
の、下部ドクターホルダー22に面する位置に、長手方
向に形成された断面矩形状の溝31と、その溝31内に
収容されたカム棒32と、カム棒32の両端にそれぞれ
取り付けられた操作用のレバー33を備えている。この
カム棒32は、円筒の周面の一部を切り欠いた形状のも
のであり、部分円筒面32aと平坦面32bを有してい
る。そして、このカム棒32を図3(b)に示す状態に
回転させた時には、カム棒32の部分円筒面32aが溝
31の底面及び下部ドクターホルダー22に接触し、下
部ドクターホルダー22と上部ドクターホルダー21の
間隔を押し広げ、下部ドクターホルダー22をジョイン
ト部材24を支点として反時計方向に揺動させ、下部ド
クターホルダー22の先端を押し上げ、その下部ドクタ
ーホルダー22の先端部分でドクターホルダーユニット
10を上部ドクターホルダー21に強く押し付け、クラ
ンプすることができる。また、このカム棒32を図3
(a)に示す状態に回転させた時には、カム棒32の平
坦面32bが下部ドクターホルダー22に面する位置と
なり、このため、下部ドクターホルダー22を下方に押
す力がなくなり、従って、下部ドクターホルダー22に
よるドクターホルダーユニット10のクランプ力がなく
なり、上下のドクターホルダー21、22の間にドクタ
ーブレードユニット10を容易に出し入れすることがで
きる。
【0014】図3において、ドクターホルダーユニット
10のアダプター11の下面側に形成している汚れ防止
部11cは、ドクターブレード1で掻き落としたインキ
又はコート液が周囲に飛散した時にも、下部ドクターホ
ルダー22やジョイント部材24に付着して汚すことが
ないように設けるものであり、後方に且つ斜め下方に長
く延びるように形成されている。一方、ドクターブレー
ド1の上面側ではインキ又はコート液の飛散はほとんど
なく、わずかに、ドクターブレード1の摩耗した部分等
からインキ又はコート液がドクターブレード1の上面に
伝わり、上部ドクターホルダー21に向かって流れて行
くことがあるので、それが上部ドクターホルダー21を
汚すことがないようにするため汚れ防止部11bを形成
している。このため、汚れ防止部11bは図示したよう
に短いもので十分効果を発揮できる。
【0015】以上の構成になるドクター装置20では、
図2、図3(b)に示すように、アダプター11内にド
クターブレード1と上下の当て板2、3を挿入してなる
ドクターブレードユニット10を上部ドクターホルダー
21と下部ドクターホルダー22でクランプしており、
この状態で使用される。使用中、ドクターブレード1で
掻き落としたインキ又はコート液が飛散することがある
が、汚れ防止部11cを設けているので下部ドクターホ
ルダー22が汚れることはほとんどない。また、ドクタ
ーブレード1の摩耗した部分からインキ又はコート液が
ドクターブレード1の上面にひろがることがあるが、そ
のインキ又はコート液も汚れ防止部11bで上部ドクタ
ーホルダー21への侵入が阻止され、上部ドクターホル
ダー21が汚れることはない。従って、ドクターブレー
ドの交換の際に、上下のドクターホルダー21、22を
分解、洗浄する必要はない。
【0016】ドクターブレード1の交換に際しては、予
め新たなドクターブレード1を当て板2、3と共に新た
なアダプター10にセットしたドクターブレードユニッ
ト10を準備しておく。そして、ドクターブレードユニ
ット10の交換を行うには、レバー33を図3(a)に
示す位置に回転させる。これによりカム棒32は、その
平坦面32bが下部ドクターホルダー22に面する位置
となって、下部ドクターホルダー22を解放し、これに
よって下部ドクターホルダー22の先端がドクターブレ
ードユニット10を解放する。その後、使用済のドクタ
ーブレードユニット10を取り外し、新たなドクターブ
レードユニット10を上下のドクターホルダー21、2
2の先端の間に挿入し、次いで、レバー33を図3
(b)に示す位置に回転させる。これにより、カム棒3
2が下部ドクターホルダー22の後端を押し下げるの
で、その下部ドクターホルダー22はジョイント部材2
4を支点として揺動し、その先端がドクターホルダーユ
ニット10を上部ドクターホルダー21に強く押し付
け、クランプする。以上のようにして、簡単にドクター
ブレードユニット10の交換を行うことができる。な
お、取り外したドクターブレードユニットは、適当な時
期にドクターブレード1及び当て板2、3を取り外し、
洗浄した上で再度組み立てて次回の使用に備える。
【0017】上記実施例では、下部ドクターホルダー2
2にドクターブレードユニット10に対するクランプ力
を付与するためのクランプ機構30として、カム棒32
を用いたものを示しているが、クランプ力を付与する機
構としては、これに限らず、エアーチューブ、エアーシ
リンダ、ばね等を用いても良い。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明のドクターブレー
ドユニットは、アダプターに、ドクターブレード及び上
下の当て板を挿入、保持させて一体化したものであるの
で、上下のドクターホルダーに対して、ユニットとして
着脱操作を行うことができ、ドクターブレードの交換作
業を容易に実施でき、しかも、使用時に、インキ又はコ
ート液がドクターブレードに沿って侵入してきても、そ
の侵入はアダプター内に制限され、上下のドクターホル
ダーを汚すことがないので、ドクターホルダーの分解、
洗浄が不要であり、結局、ドクターブレードの交換作業
をきわめて簡略化できるという効果を有している。
【0019】ここで、ドクターブレードユニットを上部
ドクターホルダー及び下部ドクターホルダーにクランプ
させるための機構として、下部ドクターホルダーを弾性
を有する板材で構成し、その下部ドクターホルダーを上
部ドクターホルダーに対して前後方向の中間位置を中心
として揺動可能な形態で取り付け、更に、下部ドクター
ホルダーと上部ドクターホルダーの後端近傍に、下部ド
クターホルダーの上部ドクターホルダーに対する間隔を
押し広げることの可能なクランプ機構を設けたものを用
いることにより、単に、クランプ機構の操作によって、
上下のドクターホルダーによるドクターホルダーユニッ
トをクランプしたり、そのクランプを解除したりするこ
とができ、ドクターブレード交換作業をきわめて容易に
行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例によるドクターブレ
ードユニットの概略側面図 (b)はその概略斜視図 (c)はそのドクターブレードユニットを分解して示す
概略斜視図
【図2】本発明の一実施例によるドクター装置の概略平
面図
【図3】(a)は図2に示すドクター装置を、ドクター
ブレードユニットの着脱を行う状態で示す概略断面図 (b)はそのドクター装置を、使用中の状態で示す概略
断面図
【図4】(a)は従来のドクター装置の概略断面図 (b)はそのドクター装置を分解して示す概略断面図
【符号の説明】
1 ドクターブレード 2、3 当て板 10 ドクターブレードユニット 11 アダプター 11a U字状部 11b、11c 汚れ防止部 12 凹部 20 ドクター装置 21 上部ドクターホルダー 22 下部ドクターホルダー 24 ジョイント部材 30 クランプ機構 31 溝 32 カム棒 33 レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 隆美 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 滝口 正幸 東京都北区赤羽西六丁目37番2号 株式会 社ディー・エヌ・ケー内 Fターム(参考) 2C034 CA02 CA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドクターブレードと、そのドクターブレ
    ードの上下に配置される当て板と、前記ドクターブレー
    ド及び上下の当て板を挿入、保持したアダプターとを備
    え、該アダプターが板材で構成され、ドクターブレード
    及びその上下の当て板を挿入、保持する凹部を形成した
    U字状部とその先端から両側に延びる汚れ防止部を備え
    ていることを特徴とするドクターブレードユニット。
  2. 【請求項2】 前記アダプターが、ドクターブレードを
    保持するためのドクターホルダーよりも広い幅を有して
    いることを特徴とする請求項1記載のドクターブレード
    ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のドクターブレード
    ユニットと、該ドクターブレードユニットをはさんで保
    持する上部ドクターホルダー及び下部ドクターホルダー
    とを備えたドクター装置。
  4. 【請求項4】 前記下部ドクターホルダーが弾性を有す
    る板材で構成されると共に前記上部ドクターホルダーに
    対して前後方向の中間位置を中心として揺動可能な形態
    で取り付けられており、更に、前記下部ドクターホルダ
    ーと上部ドクターホルダーの後端近傍には、その部分の
    下部ドクターホルダーの上部ドクターホルダーに対する
    間隔を押し広げることで、下部ドクターホルダーの先端
    を上部ドクターホルダーで支持された前記ドクターブレ
    ードユニットに弾性的に押し付けてクランプするための
    クランプ機構が設けられていることを特徴とする請求項
    3記載のドクター装置。
  5. 【請求項5】 前記クランプ機構が、前記上部ドクター
    ホルダーの、下部ドクターホルダーに面する位置に、長
    手方向に形成された溝と、その溝内に収容され、回転す
    ることによって下部ドクターホルダーの上部ドクターホ
    ルダーに対する間隔を変化させうるカム棒と、該カム棒
    を回転させるためのレバーとを有することを特徴とする
    請求項4記載のドクター装置。
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