JP2002058355A - ビニールハウスの保温方法及び保温装置 - Google Patents
ビニールハウスの保温方法及び保温装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/14—Measures for saving energy, e.g. in green houses
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビニールハウスを保温する際に、軽量で設置
が極めて容易であり、設置の費用も低減され、しかもエ
ネルギーの節減が可能で結露も生じ難いビニールハウス
の保温方法及び保温装置を提供する。 【解決手段】 ビニール支持体20の上に下部ビニール
2を設置し、この下部ビニール2の上に1つまたは複数
の保温用空気マット30を設置して断熱外装部を形成す
る。また、保温用空気マット30の上に上部ビニール4
を設置して、上下両ビニール(2,4)の間に断熱中間
層部を形成する。さらに、積層設置される保温用空気マ
ット30相互間に、中間ビニールを介装設置する。
が極めて容易であり、設置の費用も低減され、しかもエ
ネルギーの節減が可能で結露も生じ難いビニールハウス
の保温方法及び保温装置を提供する。 【解決手段】 ビニール支持体20の上に下部ビニール
2を設置し、この下部ビニール2の上に1つまたは複数
の保温用空気マット30を設置して断熱外装部を形成す
る。また、保温用空気マット30の上に上部ビニール4
を設置して、上下両ビニール(2,4)の間に断熱中間
層部を形成する。さらに、積層設置される保温用空気マ
ット30相互間に、中間ビニールを介装設置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば農業関連産
業等において、太陽エネルギーを保温用に利用するため
のビニールハウスの保温方法及び保温装置に関するもの
である。
業等において、太陽エネルギーを保温用に利用するため
のビニールハウスの保温方法及び保温装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来におけるビニールハウスの保温方法
としては、例えばビニールハウスの内部に、暖房用の石
炭ストーブや灯油ストーブ等の暖房器具を設置する手段
が採られていた。また、ビニールハウスの外周面に、ビ
ニールハウス用保温シートや布材等を張設配置する手段
も採られていた。
としては、例えばビニールハウスの内部に、暖房用の石
炭ストーブや灯油ストーブ等の暖房器具を設置する手段
が採られていた。また、ビニールハウスの外周面に、ビ
ニールハウス用保温シートや布材等を張設配置する手段
も採られていた。
【0003】さらに、従来においては、図11に示すよ
うに、アーチ状に配した複数の下部ビニール支持体1の
上にシート状の下部ビニール2を被せた後、その上にア
ーチ状の上部ビニール支持体3を設置し、この上部ビニ
ール支持体3の上にシート状の上部ビニール4を被せて
2重ビニール構造を採用したものも存在する。
うに、アーチ状に配した複数の下部ビニール支持体1の
上にシート状の下部ビニール2を被せた後、その上にア
ーチ状の上部ビニール支持体3を設置し、この上部ビニ
ール支持体3の上にシート状の上部ビニール4を被せて
2重ビニール構造を採用したものも存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビニー
ルハウスの内部に岩炭ストーブ等の暖房器具を設置して
使用する場合においては、燃料の費用が嵩み、しかも火
災の原因となって非常に危険であった。
ルハウスの内部に岩炭ストーブ等の暖房器具を設置して
使用する場合においては、燃料の費用が嵩み、しかも火
災の原因となって非常に危険であった。
【0005】また、ビニールハウスの外周面に、ビニー
ルハウス用保温シートや布材等を張設して使用する場合
においては、昼間は太陽熱を直接吸収するために保温シ
ートや布材をビニールハウスの脇側に巻き畳んで収納し
ておき、夜間は収納した太陽熱を逃がさないようにする
ために、保温シートや布材をビニールハウス全面に展開
張設する必要があり、多くの労働力が要求されていた。
ルハウス用保温シートや布材等を張設して使用する場合
においては、昼間は太陽熱を直接吸収するために保温シ
ートや布材をビニールハウスの脇側に巻き畳んで収納し
ておき、夜間は収納した太陽熱を逃がさないようにする
ために、保温シートや布材をビニールハウス全面に展開
張設する必要があり、多くの労働力が要求されていた。
【0006】さらに、2重ビニール構造の場合において
は、下部ビニール支持体・上部ビニール支持体として2
重に支持体を設置するので、費用が嵩み、しかも下部ビ
ニール支持体・上部ビニール支持体の一部が破損した場
合には、2重ビニールとしての保温効果が著しく低減さ
れていた。
は、下部ビニール支持体・上部ビニール支持体として2
重に支持体を設置するので、費用が嵩み、しかも下部ビ
ニール支持体・上部ビニール支持体の一部が破損した場
合には、2重ビニールとしての保温効果が著しく低減さ
れていた。
【0007】加えて、従来の2重ビニール構造の場合に
おいては、ビニールハウス内部の空気と外気との温度差
が生じて、ビニールハウスの内部側のビニール面に結露
が発生し易く、これが水滴になったり霧等に変化すると
太陽光線の透過率が悪くなり、しかもビニールハウスの
保温効果を著しく低減させていた。さらに、ビニールハ
ウス内部の温度が上昇して、湿気に弱い栽培植物等が腐
ったり病気になり易かった。そして、このような事態を
解消するためには、水滴の付着し難いビニール材を採用
する必要があるが、この様なビニール材を用いると、設
備費用が高額となってしまう等の弊害が生じていた。
おいては、ビニールハウス内部の空気と外気との温度差
が生じて、ビニールハウスの内部側のビニール面に結露
が発生し易く、これが水滴になったり霧等に変化すると
太陽光線の透過率が悪くなり、しかもビニールハウスの
保温効果を著しく低減させていた。さらに、ビニールハ
ウス内部の温度が上昇して、湿気に弱い栽培植物等が腐
ったり病気になり易かった。そして、このような事態を
解消するためには、水滴の付着し難いビニール材を採用
する必要があるが、この様なビニール材を用いると、設
備費用が高額となってしまう等の弊害が生じていた。
【0008】そこで本発明は、叙上のような従来存した
問題点に鑑み創出されたもので、ビニールハウスを保温
する際に、軽量で設置が極めて容易であり、設置の費用
も低減され、しかもエネルギーの節減が可能で結露も生
じ難いビニールハウスの保温方法及び保温装置を提供す
ることを目的としたものである。
問題点に鑑み創出されたもので、ビニールハウスを保温
する際に、軽量で設置が極めて容易であり、設置の費用
も低減され、しかもエネルギーの節減が可能で結露も生
じ難いビニールハウスの保温方法及び保温装置を提供す
ることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
ビニールハウスの保温方法にあっては、ビニール支持体
20の上に下部ビニール2を設置し、この下部ビニール
2の上に1つまたは複数の保温用空気マット30を設置
して断熱外装部を形成することで、上述した課題を解決
した。
ビニールハウスの保温方法にあっては、ビニール支持体
20の上に下部ビニール2を設置し、この下部ビニール
2の上に1つまたは複数の保温用空気マット30を設置
して断熱外装部を形成することで、上述した課題を解決
した。
【0010】また、ビニール支持体20の上に下部ビニ
ール2を設置し、この下部ビニール2の上に保温用空気
マット30を設置した後、この保温用空気マット30の
上に上部ビニール4を設置して上下両ビニール(2,
4)の間に断熱中間層部を形成することで、同じく上述
した課題を解決した。
ール2を設置し、この下部ビニール2の上に保温用空気
マット30を設置した後、この保温用空気マット30の
上に上部ビニール4を設置して上下両ビニール(2,
4)の間に断熱中間層部を形成することで、同じく上述
した課題を解決した。
【0011】さらに、保温用空気マット30は、多重に
積層するか、または互いに隣接するように設置されるこ
とで、同じく上述した課題を解決した。
積層するか、または互いに隣接するように設置されるこ
とで、同じく上述した課題を解決した。
【0012】また、積層設置される保温用空気マット3
0相互間には、それぞれ中間ビニール16が介装設置さ
れていることで、同じく上述した課題を解決した。
0相互間には、それぞれ中間ビニール16が介装設置さ
れていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0013】一方、本発明に係るビニールハウスの保温
装置にあっては、ビニール支持体20の上に下部ビニー
ル2を設置し、この下部ビニール2の上に1つまたは複
数の保温用空気マット30を設置して断熱外装部を形成
することで、同じく上述した課題を解決した。
装置にあっては、ビニール支持体20の上に下部ビニー
ル2を設置し、この下部ビニール2の上に1つまたは複
数の保温用空気マット30を設置して断熱外装部を形成
することで、同じく上述した課題を解決した。
【0014】また、ビニール支持体20の上に下部ビニ
ール2を設置し、この下部ビニール2の上に1つまたは
複数の保温用空気マット30を設置した後、この保温用
空気マット30の上に上部ビニール4を設置して上下両
ビニール(2,4)の間に断熱中間層部を形成すること
で、同じく上述した課題を解決した。
ール2を設置し、この下部ビニール2の上に1つまたは
複数の保温用空気マット30を設置した後、この保温用
空気マット30の上に上部ビニール4を設置して上下両
ビニール(2,4)の間に断熱中間層部を形成すること
で、同じく上述した課題を解決した。
【0015】さらに、保温用空気マット30は、多重に
積層するか、または互いに隣接するように設置されるこ
とで、同じく上述した課題を解決した。
積層するか、または互いに隣接するように設置されるこ
とで、同じく上述した課題を解決した。
【0016】また、積層設置される保温用空気マット3
0相互間には、それぞれ中間ビニール16が介装設置さ
れていることで、同じく上述した課題を解決した。
0相互間には、それぞれ中間ビニール16が介装設置さ
れていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】加えて、ビニール支持体20の上に設置し
た下部ビニール2と、この下部ビニール2の上に設置し
て断熱外装部を形成する1つまたは複数の保温用空気マ
ット30とを有するビニールハウスの保温装置であっ
て、保温用空気マット30は、2枚のビニールの接着さ
れた多数個の接着部5と、その接着部5によって形成さ
れた多数個のビニール通路7と、そのビニール通路7の
間の空気通路である通気口6と、多数個のビニール通路
7を空気で満たすために形成された空気注入口8と、保
温用空気マット30自体をビニール支持体20に固定す
るか、または他の保温用空気マット30と連結するため
の当該保温用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔
15とで構成されることで、同じく上述した課題を解決
した。
た下部ビニール2と、この下部ビニール2の上に設置し
て断熱外装部を形成する1つまたは複数の保温用空気マ
ット30とを有するビニールハウスの保温装置であっ
て、保温用空気マット30は、2枚のビニールの接着さ
れた多数個の接着部5と、その接着部5によって形成さ
れた多数個のビニール通路7と、そのビニール通路7の
間の空気通路である通気口6と、多数個のビニール通路
7を空気で満たすために形成された空気注入口8と、保
温用空気マット30自体をビニール支持体20に固定す
るか、または他の保温用空気マット30と連結するため
の当該保温用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔
15とで構成されることで、同じく上述した課題を解決
した。
【0018】また、ビニール支持体20の上に設置した
下部ビニール2と、この下部ビニール2の上に設置した
1つまたは複数の保温用空気マット30と、この保温用
空気マット30の上に設置した上部ビニール4とによ
り、上下両ビニール(2,4)の間に断熱中間層部を形
成して成るビニールハウスの保温装置であって、保温用
空気マット30は、2枚のビニールの接着された多数個
の接着部5と、その接着部5によって形成された多数個
のビニール通路7と、そのビニール通路7の間の空気通
路である通気口6と、多数個のビニール通路7を空気で
満たすために形成された空気注入口8と、保温用空気マ
ット30自体をビニール支持体20に固定するか、また
は他の保温用空気マット30と連結するための当該保温
用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔15とで構
成されることで、同じく上述した課題を解決した。
下部ビニール2と、この下部ビニール2の上に設置した
1つまたは複数の保温用空気マット30と、この保温用
空気マット30の上に設置した上部ビニール4とによ
り、上下両ビニール(2,4)の間に断熱中間層部を形
成して成るビニールハウスの保温装置であって、保温用
空気マット30は、2枚のビニールの接着された多数個
の接着部5と、その接着部5によって形成された多数個
のビニール通路7と、そのビニール通路7の間の空気通
路である通気口6と、多数個のビニール通路7を空気で
満たすために形成された空気注入口8と、保温用空気マ
ット30自体をビニール支持体20に固定するか、また
は他の保温用空気マット30と連結するための当該保温
用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔15とで構
成されることで、同じく上述した課題を解決した。
【0019】この他、保温用空気マット30は、前記固
定孔15を介して多重に積層するか、または互いに隣接
して設置されることで、同じく上述した課題を解決し
た。
定孔15を介して多重に積層するか、または互いに隣接
して設置されることで、同じく上述した課題を解決し
た。
【0020】また、積層設置される保温用空気マット3
0相互間には、それぞれ中間ビニール16が介装設置さ
れていることで、同じく上述した課題を解決した。
0相互間には、それぞれ中間ビニール16が介装設置さ
れていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0021】さらに、保温用空気マット30は、前記下
部ビニール2と上部ビニール4とが一体に形成されてい
ることで、同じく上述した課題を解決した。
部ビニール2と上部ビニール4とが一体に形成されてい
ることで、同じく上述した課題を解決した。
【0022】また、保温用空気マット30は、他方の保
温用空気マット30と連結用ジッパー(連結用スライド
ファスナー)40を介して連結されることで、同じく上
述した課題を解決した。
温用空気マット30と連結用ジッパー(連結用スライド
ファスナー)40を介して連結されることで、同じく上
述した課題を解決した。
【0023】本発明に係るビニールハウスの保温方法及
び保温装置においては、下部ビニール2の上に設置され
た1つまたは複数の保温用空気マット30が、下部ビニ
ール2に対し断熱外装部を形成させて、下部ビニール2
によって囲まれたビニールハウスの室内温度を一定に保
持する。
び保温装置においては、下部ビニール2の上に設置され
た1つまたは複数の保温用空気マット30が、下部ビニ
ール2に対し断熱外装部を形成させて、下部ビニール2
によって囲まれたビニールハウスの室内温度を一定に保
持する。
【0024】また、上下両ビニール(2,4)の間に配
された保温用空気マット30は、上下両ビニール(2,
4)の間に断熱中間層部を形成させて、下部ビニール2
によって囲まれた室内温度を一定に保持すると共に、上
部ビニール4により保温用空気マット30を保護し、マ
ット自体30の破損を防止する。
された保温用空気マット30は、上下両ビニール(2,
4)の間に断熱中間層部を形成させて、下部ビニール2
によって囲まれた室内温度を一定に保持すると共に、上
部ビニール4により保温用空気マット30を保護し、マ
ット自体30の破損を防止する。
【0025】さらに、多重に積層するか、または互いに
隣接して設置される保温用空気マット30は、下部ビニ
ール2を保護して下部ビニール2自体の破損を防止する
と共に、ビニールハウスの保温効果を著しく向上させ
る。しかも、保温用空気マット30の一部が破損した際
には、複数の保温用空気マット30の全てを交換する必
要はなく、その破損部分が生じた保温用空気マット30
のみの交換を可能にしている。
隣接して設置される保温用空気マット30は、下部ビニ
ール2を保護して下部ビニール2自体の破損を防止する
と共に、ビニールハウスの保温効果を著しく向上させ
る。しかも、保温用空気マット30の一部が破損した際
には、複数の保温用空気マット30の全てを交換する必
要はなく、その破損部分が生じた保温用空気マット30
のみの交換を可能にしている。
【0026】また、積層設置される保温用空気マット3
0相互間に介装設置されている中間ビニール16は、保
温用空気マット30自体による断熱効果を充分に発揮さ
せている。
0相互間に介装設置されている中間ビニール16は、保
温用空気マット30自体による断熱効果を充分に発揮さ
せている。
【0027】加えて、2枚のビニールの接着された多数
個の接着部5と、その接着部5によって形成された多数
個のビニール通路7と、そのビニール通路7の間の空気
通路である通気口6と、多数個のビニール通路7を空気
で満たすために形成された空気注入口8と、保温用空気
マット30自体をビニール支持体20に固定するか、ま
たは他の保温用空気マット30と連結するための当該保
温用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔15とで
構成された保温用空気マット30は、空気注入口8を介
しての空気の吸入により保温用空気マット30自体を簡
易で軽量に形成することとなり、ビニール支持体20上
への設置を容易とし、しかも設置費用も低減させてい
る。
個の接着部5と、その接着部5によって形成された多数
個のビニール通路7と、そのビニール通路7の間の空気
通路である通気口6と、多数個のビニール通路7を空気
で満たすために形成された空気注入口8と、保温用空気
マット30自体をビニール支持体20に固定するか、ま
たは他の保温用空気マット30と連結するための当該保
温用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔15とで
構成された保温用空気マット30は、空気注入口8を介
しての空気の吸入により保温用空気マット30自体を簡
易で軽量に形成することとなり、ビニール支持体20上
への設置を容易とし、しかも設置費用も低減させてい
る。
【0028】また、下部ビニール2と上部ビニール4と
が一体に形成されている保温用空気マット30は、ビニ
ール支持体20上への設置を容易とし、且つ設置にかか
る労働力や費用を低減させている。
が一体に形成されている保温用空気マット30は、ビニ
ール支持体20上への設置を容易とし、且つ設置にかか
る労働力や費用を低減させている。
【0029】そして、他方の保温用空気マット30と連
結用ジッパー(連結用スライドファスナー)40を介し
て連結される保温用空気マット30は、ビニール支持体
20上における複数の保温用空気マット30の組み付け
を容易とし、しかも保温用空気マット30の解体撤去も
容易となる。さらに、保温用空気マット30の一部が破
損した際には、複数の保温用空気マット30の全てを交
換する必要はなく、その破損部分が生じた保温用空気マ
ット30のみの交換を可能にしている。
結用ジッパー(連結用スライドファスナー)40を介し
て連結される保温用空気マット30は、ビニール支持体
20上における複数の保温用空気マット30の組み付け
を容易とし、しかも保温用空気マット30の解体撤去も
容易となる。さらに、保温用空気マット30の一部が破
損した際には、複数の保温用空気マット30の全てを交
換する必要はなく、その破損部分が生じた保温用空気マ
ット30のみの交換を可能にしている。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。本発明に係るビニールハウスの
保温装置は、図1に示すように、保温すべき場所におい
てアーチ状に枠組みされた複数のビニール支持体20
と、ビニール支持体20の上に張設された下部ビニール
2と、下部ビニール2の上に配した上部ビニール4とか
ら構成されている。そして、上下両ビニール(2,4)
の間に介設された保温用空気マット30により、断熱中
間層部を形成していることに特徴を有している。
実施の形態を説明する。本発明に係るビニールハウスの
保温装置は、図1に示すように、保温すべき場所におい
てアーチ状に枠組みされた複数のビニール支持体20
と、ビニール支持体20の上に張設された下部ビニール
2と、下部ビニール2の上に配した上部ビニール4とか
ら構成されている。そして、上下両ビニール(2,4)
の間に介設された保温用空気マット30により、断熱中
間層部を形成していることに特徴を有している。
【0031】保温用空気マット30は、図2に示すよう
に、横長矩形状をした2枚のビニールを、縦方向部11
から横方向部10に沿って交互に延設した多数個の接着
部5により接着させ、その接着部5を介して多数個のビ
ニール通路7を形成し、そのビニール通路7相互間には
空気通路である通気口6を形成することにより、これら
ビニール通路7相互が長手方向に沿って略蛇行状となっ
て連通するようにしてある。そして、多数個のビニール
通路7を空気で満たすために横方向部10に空気注入口
8を設け、空気注入口8から多数個のビニール通路7内
部に空気を注入して保温用空気マット30を膨らませて
から、ビニール支持体20の上に張設させている。この
とき、ビニール通路7は、水平方向に並んでアーチ状に
配置される。
に、横長矩形状をした2枚のビニールを、縦方向部11
から横方向部10に沿って交互に延設した多数個の接着
部5により接着させ、その接着部5を介して多数個のビ
ニール通路7を形成し、そのビニール通路7相互間には
空気通路である通気口6を形成することにより、これら
ビニール通路7相互が長手方向に沿って略蛇行状となっ
て連通するようにしてある。そして、多数個のビニール
通路7を空気で満たすために横方向部10に空気注入口
8を設け、空気注入口8から多数個のビニール通路7内
部に空気を注入して保温用空気マット30を膨らませて
から、ビニール支持体20の上に張設させている。この
とき、ビニール通路7は、水平方向に並んでアーチ状に
配置される。
【0032】また、保温用空気マット30の四隅縁部に
は、固定孔15が形成されている。この固定孔15に、
鋲を打ち込んだり紐を結び付けたりして、保温用空気マ
ット30をビニール支持体20に固定している。この保
温用空気マット30は、その一部が破損しても、複数の
保温用空気マット30における全ての空気が漏れないよ
うにしてある。また、破損部分が生じている保温用空気
マット30のみの交換ができるように、保温用空気マッ
ト30の横方向部10を一定の長さに設定し、縦方向部
11はビニールハウスの横方向を被せる長さに設定して
ある。尚、保温用空気マット30の固定孔15は、後述
するように、他の保温用空気マット30の四隅縁部と連
結するためにも使用されるものである。
は、固定孔15が形成されている。この固定孔15に、
鋲を打ち込んだり紐を結び付けたりして、保温用空気マ
ット30をビニール支持体20に固定している。この保
温用空気マット30は、その一部が破損しても、複数の
保温用空気マット30における全ての空気が漏れないよ
うにしてある。また、破損部分が生じている保温用空気
マット30のみの交換ができるように、保温用空気マッ
ト30の横方向部10を一定の長さに設定し、縦方向部
11はビニールハウスの横方向を被せる長さに設定して
ある。尚、保温用空気マット30の固定孔15は、後述
するように、他の保温用空気マット30の四隅縁部と連
結するためにも使用されるものである。
【0033】さらに、図2に示すように、保温用空気マ
ット30の縦方向部11には、長手方向に沿って連結用
ジッパー(連結用スライドファスナー)40を付設して
ある。この連結用ジッパー(連結用スライドファスナ
ー)40を介して、図3に示すように、他の保温用空気
マット30と互いに隣接した状態で連結できるようにし
ている。
ット30の縦方向部11には、長手方向に沿って連結用
ジッパー(連結用スライドファスナー)40を付設して
ある。この連結用ジッパー(連結用スライドファスナ
ー)40を介して、図3に示すように、他の保温用空気
マット30と互いに隣接した状態で連結できるようにし
ている。
【0034】次に、本発明の設置方法の一例を説明す
る。複数のビニール支持体20をアーチ状に枠組みし、
ビニール支持体20の上に下部ビニール2を設置し、下
部ビニール2の上に上部ビニール4を配して成るビニー
ルハウスおいて、図1に示すように、この下部ビニール
2の上に、予め空気を注入して膨らませておいた保温用
空気マット30を設置する。その後、保温用空気マット
30の上に上部ビニール4を設置して、上下両ビニール
(2,4)の間に断熱中間層部を形成する。このことに
より、下部ビニール2によって囲まれた室内温度を一定
に保持すると共に、上部ビニール4により保温用空気マ
ット30を保護するのである。
る。複数のビニール支持体20をアーチ状に枠組みし、
ビニール支持体20の上に下部ビニール2を設置し、下
部ビニール2の上に上部ビニール4を配して成るビニー
ルハウスおいて、図1に示すように、この下部ビニール
2の上に、予め空気を注入して膨らませておいた保温用
空気マット30を設置する。その後、保温用空気マット
30の上に上部ビニール4を設置して、上下両ビニール
(2,4)の間に断熱中間層部を形成する。このことに
より、下部ビニール2によって囲まれた室内温度を一定
に保持すると共に、上部ビニール4により保温用空気マ
ット30を保護するのである。
【0035】保温用空気マット30は、横長矩形状をし
た2枚のビニールを、縦方向部11から横方向部10に
沿って交互に延設した多数個の接着部5により接着さ
せ、その接着部5を介して多数個のビニール通路7を形
成し、そのビニール通路7相互間には空気通路である通
気口6を形成することにより、これらビニール通路7相
互が長手方向に沿って略蛇行状となって連通するように
してあるが、この様な形状に限定されることはない。例
えば、図4に示すように、保温用空気マット30は、横
長矩形状をした2枚のビニールを、横方向部10から縦
方向部11に沿って交互に延設した多数個の接着部5に
より接着させ、その接着部5を介して多数個のビニール
通路7を形成し、そのビニール通路7相互間には空気通
路である通気口6を形成することにより、これらビニー
ル通路7相互が縦方向に沿って略蛇行状となって連通す
るようにしても良い。この様な保温用空気マット30を
膨らませてビニール支持体20の上に張設させた際に
は、図5に示すように、ビニール通路7はアーチ状とな
って並んで(タンデム状)配置される。
た2枚のビニールを、縦方向部11から横方向部10に
沿って交互に延設した多数個の接着部5により接着さ
せ、その接着部5を介して多数個のビニール通路7を形
成し、そのビニール通路7相互間には空気通路である通
気口6を形成することにより、これらビニール通路7相
互が長手方向に沿って略蛇行状となって連通するように
してあるが、この様な形状に限定されることはない。例
えば、図4に示すように、保温用空気マット30は、横
長矩形状をした2枚のビニールを、横方向部10から縦
方向部11に沿って交互に延設した多数個の接着部5に
より接着させ、その接着部5を介して多数個のビニール
通路7を形成し、そのビニール通路7相互間には空気通
路である通気口6を形成することにより、これらビニー
ル通路7相互が縦方向に沿って略蛇行状となって連通す
るようにしても良い。この様な保温用空気マット30を
膨らませてビニール支持体20の上に張設させた際に
は、図5に示すように、ビニール通路7はアーチ状とな
って並んで(タンデム状)配置される。
【0036】また、図6に示すように、ビニール支持体
20の上に下部ビニール2を設置し、この下部ビニール
2の上に保温用空気マット30を、固定孔15を介し
て、例えば2層に積層配置するように設置し、これによ
り断熱外装部を形成するものでも良い。尚、保温用空気
マット30は、2層以外に、3層、4層…等の多層に配
置して良いことは勿論である。
20の上に下部ビニール2を設置し、この下部ビニール
2の上に保温用空気マット30を、固定孔15を介し
て、例えば2層に積層配置するように設置し、これによ
り断熱外装部を形成するものでも良い。尚、保温用空気
マット30は、2層以外に、3層、4層…等の多層に配
置して良いことは勿論である。
【0037】さらに、図7に示すように、ビニール支持
体20の上に下部ビニール2を設置し、この下部ビニー
ル2の上に保温用空気マット30を、固定孔15を介し
て、例えば2層に積層配置するように設置し、この上に
上部ビニール4を配置することで、上下両ビニール
(2,4)の中間に多重に積層された断熱中間層部を形
成するものでも良い。この際、保温用空気マット30
は、2層以外に、3層、4層…等の多層に配置して良い
ことは勿論である。
体20の上に下部ビニール2を設置し、この下部ビニー
ル2の上に保温用空気マット30を、固定孔15を介し
て、例えば2層に積層配置するように設置し、この上に
上部ビニール4を配置することで、上下両ビニール
(2,4)の中間に多重に積層された断熱中間層部を形
成するものでも良い。この際、保温用空気マット30
は、2層以外に、3層、4層…等の多層に配置して良い
ことは勿論である。
【0038】また、図8に示すように、多重に積層設置
される保温用空気マット30相互間に、それぞれ中間ビ
ニール16を介装設置させても良い。
される保温用空気マット30相互間に、それぞれ中間ビ
ニール16を介装設置させても良い。
【0039】この他、保温用空気マット30と、下部ビ
ニール2・上部ビニール4とが一体となるようにユニッ
ト形成しても良い。すなわち、保温用空気マット30自
体は、下部ビニール2と上部ビニール4とによって内包
封止された状態で形成されており、図9、図10に示す
ように、ビニール支持体20または他方の保温用空気マ
ット30と連結固定するための固定孔14を四隅縁部に
設け、横方向部10には、保温用空気マット30自体を
空気で満たすための空気注入口8と、上下両ビニール
(2,4)内を空気で満たすための空気注入口13を設
けている。この保温用空気マット30は、図9に示すよ
うに、ビニール通路7相互が長手方向に沿って略蛇行状
に連通しても良いし、また、図10に示すように、ビニ
ール通路7相互が縦方向に沿って略蛇行状に連通しても
良い。
ニール2・上部ビニール4とが一体となるようにユニッ
ト形成しても良い。すなわち、保温用空気マット30自
体は、下部ビニール2と上部ビニール4とによって内包
封止された状態で形成されており、図9、図10に示す
ように、ビニール支持体20または他方の保温用空気マ
ット30と連結固定するための固定孔14を四隅縁部に
設け、横方向部10には、保温用空気マット30自体を
空気で満たすための空気注入口8と、上下両ビニール
(2,4)内を空気で満たすための空気注入口13を設
けている。この保温用空気マット30は、図9に示すよ
うに、ビニール通路7相互が長手方向に沿って略蛇行状
に連通しても良いし、また、図10に示すように、ビニ
ール通路7相互が縦方向に沿って略蛇行状に連通しても
良い。
【0040】尚、本発明は上記した実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
改良・変形等は、本発明に全て包含されるものである。
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
改良・変形等は、本発明に全て包含されるものである。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
特に、ビニールハウスの保温用として、太陽熱エネルギ
ーを効率良く利用することができ、軽量でその設置が容
易であり、設置費用の大幅な削減が可能であって、しか
もエネルギーの節減が可能で結露も生じ難いビニールハ
ウスの保温方法及び保温装置を提供するものである。
特に、ビニールハウスの保温用として、太陽熱エネルギ
ーを効率良く利用することができ、軽量でその設置が容
易であり、設置費用の大幅な削減が可能であって、しか
もエネルギーの節減が可能で結露も生じ難いビニールハ
ウスの保温方法及び保温装置を提供するものである。
【0042】すなわち、本発明は、ビニール支持体20
の上に下部ビニール2を設置し、この下部ビニール2の
上に1つまたは複数の保温用空気マット30を設置して
断熱外装部を形成するので、下部ビニール2によって囲
まれた室内温度を一定に保持でき、しかも保温用空気マ
ット30により下部ビニール2自体の破損を防止してい
る。加えて、保温用空気マット30によりビニールハウ
スの完全断熱が可能となり、従来の問題点であった水滴
や霧等が生じないビニールハウスを容易に提供すること
ができる。
の上に下部ビニール2を設置し、この下部ビニール2の
上に1つまたは複数の保温用空気マット30を設置して
断熱外装部を形成するので、下部ビニール2によって囲
まれた室内温度を一定に保持でき、しかも保温用空気マ
ット30により下部ビニール2自体の破損を防止してい
る。加えて、保温用空気マット30によりビニールハウ
スの完全断熱が可能となり、従来の問題点であった水滴
や霧等が生じないビニールハウスを容易に提供すること
ができる。
【0043】また、ビニール支持体20の上に下部ビニ
ール2を設置し、この下部ビニール2の上に1つまたは
複数の保温用空気マット30を設置した後、この保温用
空気マット30の上に上部ビニール4を設置して上下両
ビニール(2,4)の間に断熱中間層部を形成するの
で、外部環境の変化に影響されることなく、下部ビニー
ル2によって囲まれた室内温度を常に一定に保持でき
る。さらに、上部ビニール4により保温用空気マット3
0を保護し、保温用空気マット30自体の破損も防止し
ている。
ール2を設置し、この下部ビニール2の上に1つまたは
複数の保温用空気マット30を設置した後、この保温用
空気マット30の上に上部ビニール4を設置して上下両
ビニール(2,4)の間に断熱中間層部を形成するの
で、外部環境の変化に影響されることなく、下部ビニー
ル2によって囲まれた室内温度を常に一定に保持でき
る。さらに、上部ビニール4により保温用空気マット3
0を保護し、保温用空気マット30自体の破損も防止し
ている。
【0044】加えて、断熱中間層部の形成により、ビニ
ールハウスの完全断熱が可能となり、従来の問題点であ
った水滴や霧等が全く生じないビニールハウスを容易に
提供することができる。
ールハウスの完全断熱が可能となり、従来の問題点であ
った水滴や霧等が全く生じないビニールハウスを容易に
提供することができる。
【0045】さらに、保温用空気マット30は、多重に
積層するか、または互いに隣接するように設置されるの
で、下部ビニール2を保護してビニールハウス全体の破
損を防止している。また、保温用空気マット30を多重
に積層したときには、ビニールハウスの保温効果を著し
く向上できる。しかも、保温用空気マット30の一部が
破損した際には、隣接するように設置されている複数の
保温用空気マット30の全てを交換する必要はなく、そ
の破損部分が生じた保温用空気マット30のみを交換す
ることで、その補修が極めて容易である。
積層するか、または互いに隣接するように設置されるの
で、下部ビニール2を保護してビニールハウス全体の破
損を防止している。また、保温用空気マット30を多重
に積層したときには、ビニールハウスの保温効果を著し
く向上できる。しかも、保温用空気マット30の一部が
破損した際には、隣接するように設置されている複数の
保温用空気マット30の全てを交換する必要はなく、そ
の破損部分が生じた保温用空気マット30のみを交換す
ることで、その補修が極めて容易である。
【0046】また、積層設置される保温用空気マット3
0相互間には、それぞれ中間ビニール16が介装設置さ
れているので、保温用空気マット30自体によるビニー
ルハウスの断熱効果を充分に発揮させている。
0相互間には、それぞれ中間ビニール16が介装設置さ
れているので、保温用空気マット30自体によるビニー
ルハウスの断熱効果を充分に発揮させている。
【0047】加えて、ビニール支持体20の上に設置し
た下部ビニール2と、この下部ビニール2の上に設置し
て断熱外装部を形成する1つまたは複数の保温用空気マ
ット30とを有するビニールハウスの保温装置であっ
て、保温用空気マット30は、2枚のビニールの接着さ
れた多数個の接着部5と、その接着部5によって形成さ
れた多数個のビニール通路7と、そのビニール通路7の
間の空気通路である通気口6と、多数個のビニール通路
7を空気で満たすために形成された空気注入口8と、保
温用空気マット30自体をビニール支持体20に固定す
るか、または他の保温用空気マット30と連結するため
の当該保温用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔
15とで構成されているので、空気注入口8を介する空
気の注入により、保温用空気マット30自体を軽量に形
成することができる。また、保温用空気マット30は、
極めて簡易な構成でありながら、その保温効果を充分に
発揮できる。そして、ビニール支持体20上への保温用
空気マット30の設置も容易であり、ビニールハウスの
設置費用も極めて低額となる。
た下部ビニール2と、この下部ビニール2の上に設置し
て断熱外装部を形成する1つまたは複数の保温用空気マ
ット30とを有するビニールハウスの保温装置であっ
て、保温用空気マット30は、2枚のビニールの接着さ
れた多数個の接着部5と、その接着部5によって形成さ
れた多数個のビニール通路7と、そのビニール通路7の
間の空気通路である通気口6と、多数個のビニール通路
7を空気で満たすために形成された空気注入口8と、保
温用空気マット30自体をビニール支持体20に固定す
るか、または他の保温用空気マット30と連結するため
の当該保温用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔
15とで構成されているので、空気注入口8を介する空
気の注入により、保温用空気マット30自体を軽量に形
成することができる。また、保温用空気マット30は、
極めて簡易な構成でありながら、その保温効果を充分に
発揮できる。そして、ビニール支持体20上への保温用
空気マット30の設置も容易であり、ビニールハウスの
設置費用も極めて低額となる。
【0048】また、ビニール支持体20の上に設置した
下部ビニール2と、この下部ビニール2の上に設置した
1つまたは複数の保温用空気マット30と、この保温用
空気マット30の上に設置した上部ビニール4とによ
り、上下両ビニール(2,4)の間に断熱中間層部を形
成して成るビニールハウスの保温装置であって、保温用
空気マット30は、2枚のビニールの接着された多数個
の接着部5と、その接着部5によって形成された多数個
のビニール通路7と、そのビニール通路7の間の空気通
路である通気口6と、多数個のビニール通路7を空気で
満たすために形成された空気注入口8と、保温用空気マ
ット30自体をビニール支持体20に固定するか、また
は他の保温用空気マット30と連結するための当該保温
用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔15とで構
成されているので、断熱中間層部の存在によって、外部
環境の変化に影響されないビニールハウスを提供でき
る。また、保温用空気マット30の四隅縁部に配した固
定孔15により、保温用空気マット30の取り付けと取
り外しが極めて容易である。
下部ビニール2と、この下部ビニール2の上に設置した
1つまたは複数の保温用空気マット30と、この保温用
空気マット30の上に設置した上部ビニール4とによ
り、上下両ビニール(2,4)の間に断熱中間層部を形
成して成るビニールハウスの保温装置であって、保温用
空気マット30は、2枚のビニールの接着された多数個
の接着部5と、その接着部5によって形成された多数個
のビニール通路7と、そのビニール通路7の間の空気通
路である通気口6と、多数個のビニール通路7を空気で
満たすために形成された空気注入口8と、保温用空気マ
ット30自体をビニール支持体20に固定するか、また
は他の保温用空気マット30と連結するための当該保温
用空気マット30の四隅縁部に配した固定孔15とで構
成されているので、断熱中間層部の存在によって、外部
環境の変化に影響されないビニールハウスを提供でき
る。また、保温用空気マット30の四隅縁部に配した固
定孔15により、保温用空気マット30の取り付けと取
り外しが極めて容易である。
【0049】この他、保温用空気マット30は、前記固
定孔15を介して多重に積層するか、または互いに隣接
して設置されるので、下部ビニール2を保護して自身の
破損を防止することができ、ビニールハウスの保温効果
も著しく向上させている。しかも、保温用空気マット3
0の一部が破損した際には、複数の保温用空気マット3
0の全てを交換する必要はなく、その破損部分が生じた
保温用空気マット30のみを交換することで、ビニール
ハウスを容易に補修することができる。
定孔15を介して多重に積層するか、または互いに隣接
して設置されるので、下部ビニール2を保護して自身の
破損を防止することができ、ビニールハウスの保温効果
も著しく向上させている。しかも、保温用空気マット3
0の一部が破損した際には、複数の保温用空気マット3
0の全てを交換する必要はなく、その破損部分が生じた
保温用空気マット30のみを交換することで、ビニール
ハウスを容易に補修することができる。
【0050】また、保温用空気マット30は、前記下部
ビニール2と上部ビニール4とが一体に形成されている
ので、保温用空気マット30による断熱効果を充分に発
揮できる。しかも、ビニール支持体20上への保温用空
気マット30の設置も容易となり、保温用空気マット3
0の設置に必要な労働力や費用を低減させることができ
る。
ビニール2と上部ビニール4とが一体に形成されている
ので、保温用空気マット30による断熱効果を充分に発
揮できる。しかも、ビニール支持体20上への保温用空
気マット30の設置も容易となり、保温用空気マット3
0の設置に必要な労働力や費用を低減させることができ
る。
【0051】さらに、保温用空気マット30は、他方の
保温用空気マット30と連結用ジッパー(連結用スライ
ドファスナー)40を介して連結されているので、保温
用空気マット30の一部が破損した際には、複数の保温
用空気マット30の全てを交換する必要はなく、その破
損部分が生じた保温用空気マット30のみを取り外し
て、容易に交換することができる。また、連結用ジッパ
ー(連結用スライドファスナー)40により、誰もが簡
単に保温用空気マット30を連結したり、取り外すこと
ができる。
保温用空気マット30と連結用ジッパー(連結用スライ
ドファスナー)40を介して連結されているので、保温
用空気マット30の一部が破損した際には、複数の保温
用空気マット30の全てを交換する必要はなく、その破
損部分が生じた保温用空気マット30のみを取り外し
て、容易に交換することができる。また、連結用ジッパ
ー(連結用スライドファスナー)40により、誰もが簡
単に保温用空気マット30を連結したり、取り外すこと
ができる。
【図1】ビニール支持体の上に下部ビニールを設置し、
この下部ビニールの上に保温用空気マットを設置した状
態の断面図である。
この下部ビニールの上に保温用空気マットを設置した状
態の断面図である。
【図2】保温用空気マットの一形状を示した平面図であ
る。
る。
【図3】保温用空気マットを連接した状態の全体斜視図
である。
である。
【図4】保温用空気マットの一形状を示した平面図であ
る。
る。
【図5】保温用空気マットを連接した状態の全体斜視図
である。
である。
【図6】ビニール支持体の上に下部ビニールを設置し、
この下部ビニールの上に複数の保温用空気マットを設置
した状態の断面図である。
この下部ビニールの上に複数の保温用空気マットを設置
した状態の断面図である。
【図7】ビニール支持体の上に下部ビニールを設置し、
この下部ビニールの上に複数の保温用空気マットを設置
した後、この保温用空気マットの上に上部ビニールを設
置した状態の断面図である。
この下部ビニールの上に複数の保温用空気マットを設置
した後、この保温用空気マットの上に上部ビニールを設
置した状態の断面図である。
【図8】ビニール支持体の上に下部ビニールを設置し、
この下部ビニールの上に複数の保温用空気マットを設置
した後、この保温用空気マットの上に上部ビニールを設
置し、さらに、保温用空気マット相互間には、中間ビニ
ールを介装設置した状態の断面図である。
この下部ビニールの上に複数の保温用空気マットを設置
した後、この保温用空気マットの上に上部ビニールを設
置し、さらに、保温用空気マット相互間には、中間ビニ
ールを介装設置した状態の断面図である。
【図9】保温用空気マットの一形状を示した平面図であ
る。
る。
【図10】保温用空気マットの一形状を示した平面図で
ある。
ある。
【図11】従来例を示したビニールハウス構造体の断面
図である。
図である。
1…下部ビニール支持体 2…下部ビニー
ル 3…上部ビニール支持体 4…上部ビニー
ル 5…接着部 6…通気口 7…ビニール通路 8…空気注入口 10…横方向部 11…縦方向部 13…空気注入口 14…固定孔 15…固定孔 16…中間ビニ
ール 20…ビニール支持体 30…保温用空
気マット 40…連結用ジッパー
ル 3…上部ビニール支持体 4…上部ビニー
ル 5…接着部 6…通気口 7…ビニール通路 8…空気注入口 10…横方向部 11…縦方向部 13…空気注入口 14…固定孔 15…固定孔 16…中間ビニ
ール 20…ビニール支持体 30…保温用空
気マット 40…連結用ジッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イ インナム 大韓民国、キョンギド、ナムヤンジュ市、 ワブウプ、パルタンリ 295番地 Fターム(参考) 2B029 EB04 EB16
Claims (14)
- 【請求項1】 ビニール支持体の上に下部ビニールを設
置し、この下部ビニールの上に1つまたは複数の保温用
空気マットを設置して断熱外装部を形成することを特徴
とするビニールハウスの保温方法。 - 【請求項2】 ビニール支持体の上に下部ビニールを設
置し、この下部ビニールの上に1つまたは複数の保温用
空気マットを設置した後、この保温用空気マットの上に
上部ビニールを設置して上下両ビニールの間に断熱中間
層部を形成することを特徴とするビニールハウスの保温
方法。 - 【請求項3】 保温用空気マットは、多重に積層する
か、または互いに隣接するように設置されることを特徴
とする請求項1または2記載のビニールハウスの保温方
法。 - 【請求項4】 積層設置される保温用空気マット相互間
には、それぞれ中間ビニールが介装設置されている請求
項3記載のビニールハウスの保温方法。 - 【請求項5】 ビニール支持体の上に下部ビニールを設
置し、この下部ビニールの上に1つまたは複数の保温用
空気マットを設置して断熱外装部を形成することを特徴
とするビニールハウスの保温装置。 - 【請求項6】 ビニール支持体の上に下部ビニールを設
置し、この下部ビニールの上に1つまたは複数の保温用
空気マットを設置した後、この保温用空気マットの上に
上部ビニールを設置して上下両ビニールの間に断熱中間
層部を形成することを特徴とするビニールハウスの保温
装置。 - 【請求項7】 保温用空気マットは、多重に積層する
か、または互いに隣接するように設置されることを特徴
とする請求項5または6記載のビニールハウスの保温装
置。 - 【請求項8】 積層設置される保温用空気マット相互間
には、それぞれ中間ビニールが介装設置されている請求
項7記載のビニールハウスの保温装置。 - 【請求項9】 ビニール支持体の上に設置した下部ビニ
ールと、この下部ビニールの上に設置して断熱外装部を
形成する1つまたは複数の保温用空気マットとを有する
ビニールハウスの保温装置であって、保温用空気マット
は、2枚のビニールの接着された多数個の接着部と、そ
の接着部によって形成された多数個のビニール通路と、
そのビニール通路の間の空気通路である通気口と、多数
個のビニール通路を空気で満たすために形成された空気
注入口と、保温用空気マット自体をビニール支持体に固
定するか、または他の保温用空気マットと連結するため
の当該保温用空気マットの四隅縁部に配した固定孔とで
構成されることを特徴とするビニールハウスの保温装
置。 - 【請求項10】 ビニール支持体の上に設置した下部ビ
ニールと、この下部ビニールの上に設置した1つまたは
複数の保温用空気マットと、この保温用空気マットの上
に設置した上部ビニールとにより、上下両ビニールの間
に断熱中間層部を形成して成るビニールハウスの保温装
置であって、保温用空気マットは、2枚のビニールの接
着された多数個の接着部と、その接着部によって形成さ
れた多数個のビニール通路と、そのビニール通路の間の
空気通路である通気口と、多数個のビニール通路を空気
で満たすために形成された空気注入口と、保温用空気マ
ット自体をビニール支持体に固定するか、または他の保
温用空気マットと連結するための当該保温用空気マット
の四隅縁部に配した固定孔とで構成されることを特徴と
するビニールハウスの保温装置。 - 【請求項11】 保温用空気マットは、前記固定孔を介
して多重に積層するか、または互いに隣接するように設
置される請求項9または10記載のビニールハウスの保
温装置。 - 【請求項12】 積層設置される保温用空気マット相互
間には、それぞれ中間ビニールが介装設置されている請
求項11記載のビニールハウスの保温装置。 - 【請求項13】 保温用空気マットは、前記下部ビニー
ルと上部ビニールとが一体に形成されている請求項6、
請求項9乃至12のいずれか記載のビニールハウスの保
温装置。 - 【請求項14】 保温用空気マットは、他方の保温用空
気マットと連結用ジッパー(連結用スライドファスナ
ー)を介して連結される請求項5乃至13のいずれか記
載のビニールハウスの保温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251682A JP2002058355A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | ビニールハウスの保温方法及び保温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251682A JP2002058355A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | ビニールハウスの保温方法及び保温装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002058355A true JP2002058355A (ja) | 2002-02-26 |
Family
ID=18741048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000251682A Pending JP2002058355A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | ビニールハウスの保温方法及び保温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002058355A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100879170B1 (ko) | 2006-06-28 | 2009-01-16 | 이연희 | 비닐하우스용 보온팩 |
KR101299976B1 (ko) * | 2010-06-30 | 2013-08-26 | 박영준 | 저탄소 녹색성장을 위한 비닐하우스의 다겹 보온 공기팩 커튼 장치 |
KR101513259B1 (ko) * | 2013-03-13 | 2015-04-20 | 주식회사 탑솔 | 온실용 보온 및 단열시트 |
JP2017000094A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-01-05 | 松本 紘一 | シート張り構造物の断熱施工法、シート張り構造物、シート張り構造物の断熱施工用スペーサ部材、及び構造物の断熱施工用中空板 |
JP2018029543A (ja) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | 合同会社Matsu5 | 断熱シート |
KR102260669B1 (ko) * | 2020-10-12 | 2021-06-16 | 농업회사법인 유한회사 바우어에너지 | 온실 측면 공기막 단열 덕트 |
-
2000
- 2000-08-22 JP JP2000251682A patent/JP2002058355A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100879170B1 (ko) | 2006-06-28 | 2009-01-16 | 이연희 | 비닐하우스용 보온팩 |
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