JP2002057932A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002057932A
JP2002057932A JP2000240515A JP2000240515A JP2002057932A JP 2002057932 A JP2002057932 A JP 2002057932A JP 2000240515 A JP2000240515 A JP 2000240515A JP 2000240515 A JP2000240515 A JP 2000240515A JP 2002057932 A JP2002057932 A JP 2002057932A
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JP
Japan
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lens group
actuator
drive control
emitting element
driving
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JP2000240515A
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English (en)
Inventor
Naoto Yugi
直人 弓木
Takayuki Hayashi
孝行 林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像ぶれ補正装置を有したレンズ鏡筒におい
て、温度変化によるアクチュエータの性能劣化を防止す
ることを目的とする。 【解決手段】 PSD14の光電流出力値が常に一定と
なるようにLED12に駆動電流を流すフィードバック
制御を行い、そのLED12の駆動電流値の大きさと周
囲温度との関係を予め把握しておくことにより、LED
12の駆動電流値の大きさから周囲温度を推定する。そ
こでその周囲温度にあわせて、制御特性補正部60によ
り定数を補正し、アクチュエータ特性を最適化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオムービー等
の撮像装置、特にそれに用いられるレンズ鏡筒に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】昨今のビデオムービー等に用いられる像
ぶれ補正機能を有したレンズ鏡筒は、小型軽量化、さら
には高倍率化に対応するために、補正範囲も大きく、高
画質化を図ることができる光学式手ぶれ補正システムが
提案されている。その中でも、特開平3−186823
号公報に開示されているように、所定の手ぶれ補正用レ
ンズ群を光軸と垂直な面内で、リニアアクチュエータに
より移動可能に構成した像ぶれ補正装置を用いて手ぶれ
補正する、いわゆるインナーシフト方式が小型化等には
有利である。
【0003】また、フォーカスレンズ群の移動させるア
クチュエータのシステムとして、特開平10−2250
83号公報に開示されているように、フォーカスレンズ
群の位置変化に追随できる高速応答性と、低消費電力に
優れたリニアフォーカスシステムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
撮像装置においては、次のような問題点がある。 (1) 像ぶれ補正装置、あるいはリニアフォーカスシス
テムにおいては、そのレンズ駆動の方式として、リニア
アクチュエータを用いている。このリニアアクチュエー
タは、一般的には、軸受けを有した移動枠、軸受けに挿
入するガイドポール、軸受け部に塗布する潤滑剤、マグ
ネット、コイル及びヨークにより構成される。この中
で、軸受け部に塗布する潤滑剤は、温度によりその粘度
が変化する。つまり、高温ではその粘度が低くなるた
め、軸受けとガイドポールの摺動抵抗は小さくなり、逆
に低温ではその粘度が高くなるため、軸受けとガイドポ
ールの摺動抵抗は大きくなる。リニアアクチュエータの
制御特性は、摺動抵抗が大きくなると悪化し、摺動抵抗
が小さくなると良化する。したがって、常温にて制御特
性を定めると、低温では制御特性が悪くなり、高温では
逆に良くなり過ぎて、発振するなどのシステムの問題が
発生する。 (2) 手ぶれを検出し、像ぶれ補正装置への入力信号を
検出するセンサとして用いられる角速度センサは、一般
的に温度変化によるドリフトを有する。例えば高温で
は、常温での出力に比べその出力が低下するため、実際
の手ぶれ量に比べて小さい信号しか検出できない。した
がって、その信号を像ぶれ補正装置に入力しても、手ぶ
れ補正量が小さくなるため、その手ぶれ補正性能が劣化
するという問題が発生する。 (3) これらの対策として、ビデオムービー等に温度セ
ンサを取り付けて、特性を補正することも考えられる
が、新たにセンサを取り付けることによりコストアップ
になる。
【0005】そこで本発明は、像ぶれ補正装置、および
ズーム、フォーカスシステムを搭載したレンズ鏡筒にお
いて、温度変化によるアクチュエータ駆動制御特性への
影響がない撮像装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
撮像装置は、移動対象を駆動するアクチュエータと、前
記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制
御手段と、位置検出素子に対する発光素子からの光の入
射点によって前記移動対象の位置を検出する位置検出手
段と、前記位置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれる
ように前記発光素子を駆動制御する発光素子駆動制御手
段と、前記発光素子の駆動電流の大きさを検出する電流
値検出手段と、前記電流値検出手段の検出した電流値の
大きさより周囲温度を推定する演算手段とを備え、前記
演算手段の出力に応じて前記アクチュエータの駆動制御
特性を補正することを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2記載の撮像装置は、第1
の移動対象を駆動する第1のアクチュエータと、第2の
移動対象を駆動する第2のアクチュエータと、前記第1
のアクチュエータを駆動制御する第1のアクチュエータ
駆動制御手段と、前記第2のアクチュエータを駆動制御
する第2のアクチュエータ駆動制御手段と、位置検出素
子に対する発光素子からの光の入射点によって前記第1
の移動対象の位置を検出する位置検出手段と、前記位置
検出素子の検出値がほぼ一定に保たれるように前記発光
素子を駆動制御する発光素子駆動制御手段と、前記発光
素子の駆動電流の大きさを検出する電流値検出手段と、
前記電流値検出手段の検出した電流値の大きさより周囲
温度を推定する演算手段とを備え、前記演算手段の出力
に応じて前記第2のアクチュエータの駆動制御特性を補
正することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3記載の撮像装置は、請求
項2において、第1の移動対象は手ぶれ補正を行う像ぶ
れ補正レンズ群であり、第2の移動対象はフォーカスレ
ンズ群、ズームレンズ群のいずれか、あるいはその両方
であることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4記載の撮像装置は、撮像
装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、移動対象を駆動
するアクチュエータと、前記姿勢検出手段の出力に応じ
前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動
制御手段と、位置検出素子に対する発光素子からの光の
入射点によって前記移動対象の位置を検出する位置検出
手段と、前記位置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれ
るように前記発光素子を駆動制御する発光素子駆動制御
手段と、前記発光素子の駆動電流の大きさを検出する電
流値検出手段と、前記電流値の大きさにより周囲温度を
推定する演算手段とを備え、前記演算手段の出力に応じ
て前記姿勢検出手段の出力の大きさを補正することを特
徴とする。
【0010】本発明の請求項5記載の撮像装置は、請求
項1または請求項4において、移動対象は手ぶれ補正を
行う像ぶれ補正レンズ群であることを特徴とする。本発
明の請求項6記載の撮像装置は、フォーカスレンズ群駆
動制御部とズームレンズ群駆動制御部および像ぶれ補正
レンズ群の位置を制御する像ぶれ補正レンズ群駆動制御
部を有し、撮影姿勢の動きを角速度センサで検出し、前
記角速度センサの検出値に基づいて補正駆動方向と補正
駆動量をマイクロコンピュータで演算し、マイクロコン
ピュータの演算結果に基づいて像ぶれを低減するように
像ぶれ補正レンズ群駆動制御部を制御する撮像装置にお
いて、前記像ぶれ補正レンズ群駆動制御部によって駆動
されるシフトユニットに、位置検出素子に対する発光素
子からの光の入射点によって前記像ぶれ補正レンズ群の
位置を検出する位置検出部を設け、前記位置検出素子の
検出値がほぼ一定に保たれるように前記発光素子を駆動
制御する発光素子駆動制御手段を設け、前記発光素子の
駆動電流の大きさを検出する電流値検出部を設け、前記
電流値検出部の検出した電流値の大きさより周囲温度を
推定する温度係数演算部を設け、前記温度係数演算部の
演算した推定温度に基づいて前記像ぶれ補正レンズ群駆
動制御部の制御特性または前記角速度センサの振幅特性
を補正する補正部を設け、フォーカスレンズ群駆動制御
部とズームレンズ群駆動制御部の少なくとも一方の制御
特性を前記温度係数演算部の演算した推定温度に基づい
て補正する補正部を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図15に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1〜図10は(実施の形態1)を示
す。
【0012】図1(a)は図1(b)に示す撮像装置7
0のレンズ鏡筒Gの像ぶれ補正装置の分解斜視図を示
す。撮影時に像ぶれを補正するレンズ群L3は、図1の
Y方向に移動可能なピッチング移動枠2に固定されてい
る。このピッチング移動枠2は、軸受け2aとその反対
側に回り止め2bを設けることにより、2本のピッチン
グシャフト3a,3bを介して摺動可能な構成になって
いる。
【0013】またピッチング移動枠2の下側には、電磁
アクチュエータ6yが配置されている。この電磁アクチ
ュエータ6yは、ピッチング移動枠2に取り付けられた
コイル7yと、後述する固定枠10に取り付けられるマ
グネット8y及びヨーク9yにより構成されている。ま
たマグネット8yは片側に2極着磁がされており、片側
解放のコの字型ヨーク9yに固定されている。
【0014】ピッチング移動枠2の光軸像面側(−Z方
向)には、像ぶれを補正するレンズ群L3をX方向に移
動させるヨーイング移動枠4が取り付けられている。ヨ
ーイング移動枠4の光軸物体側には、前記ピッチング移
動枠2をY方向に摺動させるための2本のピッチングシ
ャフト3a,3bの両端を固定する固定部4c,4dが
設けられている。
【0015】ヨーイング移動枠4は、ピッチング移動枠
2と同様に、軸受け4aとその反対側に回り止め4bを
設けることにより、2本のヨーイングシャフト5a,5
bを介して摺動可能な構成になっている。この2本のヨ
ーイングシャフト5a,5bは、ヨーイング移動枠4の
光軸像面側に設けられた固定枠10の固定部10c,1
0dに固定される。
【0016】またヨーイング移動枠4の左側には、電磁
アクチュエータ6xが配置されている。この電磁アクチ
ュエータ6xは、ヨーイング移動枠4に取り付けられた
コイル7xと、固定枠10に取り付けられるマグネット
8x及びヨーク9xにより構成されている。またマグネ
ット8xは片側に2極着磁がされており、片側解放のコ
の字型ヨーク9xに固定されている。
【0017】したがって、ピッチング移動枠2のコイル
7yに電流が流されると、マグネット8yとヨーク9y
とによりY軸方向に電磁力が発生する。これと同様に、
ヨーイング移動枠4のコイル7xに電流が流されると、
マグネット8xとヨーク9xとによりX軸方向に電磁力
が発生する。このように、2つの電磁アクチュエータ6
y,6xにより、像ぶれを補正するレンズ群L3は、光
軸に略垂直な2方向(Y,X方向)に駆動される。
【0018】次に位置検出部(図7における位置検出部
42)について説明する。Y方向のピッチング移動枠2
の位置検出部11yは、発光素子12y(以下、LED
とする)、スリット13y及びPSD基板15に取り付
けられたPSD(Position Sensitive Detector)14
yにより構成される。
【0019】同様に、X方向のヨーイング移動枠4の位
置検出部11xは、LED12x、スリット13x及び
PSD基板15に取り付けられたPSD14xにより構
成される。
【0020】LED12y,12xは、スリット13
y,13xを通して投光し、スリット13y,13xを
通過した光は、PSD14y,14xに入射する。した
がって、像ぶれ補正レンズ群L3の動きは、PSD14
y,14xに入射する光の動きとなる。
【0021】PSD14y,14xは、その受光面上に
入射した光の位置情報を2つの電流値として出力し、そ
の出力値が演算され位置が検出される。この位置検出部
11y,11xの要部概略を図2に示す。図3はPSD
素子の概略を示す。
【0022】ピッチング移動枠2には、フレキシブルプ
リントケーブル16の一端が取り付けられ、コイル8y
及びLED12yと電気的に接続されている。フレキシ
ブルプリントケーブル16の他端は、駆動電流を供給す
る回路(図示せず)に接続されている。
【0023】同様に、ヨーイング移動枠4には、フレキ
シブルプリントケーブル17の一端が取り付けられ、コ
イル7x、LED12xと電気的に接続されている。フ
レキシブルプリントケーブル17の他端は、駆動電流を
供給する回路(図示せず)に接続されている。
【0024】以上のようにこれらの構成部品により、像
ぶれ補正用のシフトユニット20を構成している。次
に、PSD14y,14xから出力される光電流出力値
に基づいて、Y及びX方向の位置座標を演算し、出力す
る原理を図6に基づいて説明する。
【0025】ピッチング方向(Y方向)については、P
SD14yから出力された2つの光電流出力Iy1,I
y2は、I−V変換アンプ30y,31yによりそれぞ
れ電圧値Vy1,Vy2に変換され、この2つの電圧値
は、差動アンプ部32yに入力される。差動アンプ部3
2yは、(第1式)により、PSD14yの受光面上の
位置座標を演算し出力する。
【0026】 Y=(Ly/2)×((Vy1−Vy2)/(Vy1+Vy2))・・・第1式 ただし、LyはPSD14yの素子の長さである。同様
にヨーイング方向(X方向)については、PSD14x
から出力された2つの光電流出力Ix1,Ix2は、I
−V変換アンプ30x,31xによりそれぞれ電圧値V
x1,Vx2に変換され、この2つの電圧値は、差動ア
ンプ部22xに入力される。差動アンプ32xは、(第
2式)により、PSD14xの受光面上の位置座標を演
算し、出力する。
【0027】 X=(Lx/2)×((Vx1−Vx2)/(Vx1+Vx2))・・・第2式 ただし、LxはPSD14xの素子の長さである。次
に、PSDの位置検出精度について説明する。
【0028】図4(a)に示すように、ピッチング方向
(Y方向)の光電流出力Iy1は、PSD14y上の位
置に対して理想的にはほぼ直線状に出力が変化する。同
様にもう一方の光電流出力Iy2は、PSD14y上の
位置に対して傾きが逆となるように、理想的にはほぼ直
線状に変化する。
【0029】したがって検出範囲内においては、常に出
力が安定しているので、図5(a)に示すような高精度
な位置検出精度を得ることができる。また、ヨーイング
方向(X方向)についても同様であり、光電流出力Ix
1,Ix2は、検出範囲内においてほぼ直線状に出力が
変化するため、検出範囲内においては高精度な位置検出
精度を得ることができる。
【0030】しかしながら実際には、PSD14y,1
4x上の電気中心(0)から離れるに従ってリニアリテ
ィが損なわれ、図4(b)で示すように、光電流出力I
の傾きが緩くなるため、光電流出力が弱くなる。その結
果として、図5(b)の破線で示すように、検出範囲の
両端では位置検出精度が極端に悪化するという性質があ
る。
【0031】この課題を解決するための従来技術として
以下の方法が挙げられる。ここでは、ピッチング方向
(Y方向)の1方向についてのみ考えることにする。理
想的なリニアリティを持っている場合の図4(a)を見
ると、光電流出力Iy1,Iy2は、電気中心(0)に
おいて互いに等しい。そして、プラスの方向であれ、マ
イナスの方向であれ、電気中心(0)から離れるに従っ
て一方が増加するにつれて他方が減少している。つま
り、光電流出力の総和(Iy1+Iy2)は一定に保た
れている。リニアリティが損なわれている図4(b)を
見ると、ピッチング方向(Y方向)での光電流出力の和
(Iy1+Iy2)は電気中心(0)から離れるに従っ
て減少するが、電気中心(0)においてはそれぞれの和
は理想的なリニアリティを持っている場合の和とほとん
ど同じになっている。したがって、電気中心(0)の時
の光電流出力の和(Iy1(0)+Iy2(0)=a
(0))を一時記憶しておき、実測での任意のスポット
位置での光電流出力の和a=Iy1+Iy2が電気中心
(0)のときの和a(0)と一致するように制御すれば
よい。そこで次のような制御方式を用いている。PSD
の光電流出力Iy1,Iy2は、それぞれI−V変換ア
ンプ30y,31yによって電圧値Vy1,Vy2に変
換される。この変換された電圧値は、加算アンプ部33
yにより加算される。LED12yからの投射光をPS
D14y上で受光するが、加算アンプ部33yの動作
は、その受光量和を求めることである。そして、その電
圧値としての出力の和aが常に一定になるように(つま
り電気中心(0)での電圧値の和a(0)と等しくなる
ように)、LED12yを発光させる駆動アンプ部34
yがフィードバック制御を行いながら、LED12yに
駆動電流を流して発光させている。もう一方のヨーイン
グ方向においても同様のフィードバック制御が行われ
る。ピッチング方向でのフィードバック制御とヨーイン
グ方向のフィードバック制御とは互いに独立した状態で
行われる。
【0032】温度係数演算部36は、電流値検出部35
にて検出したLED12yあるいはLED12xのいず
れかの駆動電流値の大きさより、像ぶれ補正用のシフト
ユニット20、つまりそれを用いている撮像装置70が
使用されている周囲温度を推定する役割を果たす。
【0033】LED12y,12xあるいはPSD14
y,14xは、使用する温度によりその特性が変化する
が、先に述べたように、フィードバック制御によりLE
D12の駆動電流制御を行うことにより、使用する温度
での駆動電流の大きさは、ばらつきもなく、ほぼ一定値
となる。つまりLED駆動電流の大きさと周囲温度の関
係が図8に示すようになるため、LEDの駆動電流の大
きさから、撮像装置を使用している周囲温度を容易に推
定することが可能となる。
【0034】次に撮像装置70を駆動制御するハードウ
ェアについて、図7を用いて説明する。40は、4つの
レンズ群L1、L2、L3、L4からなる撮像光学系
で、レンズ群L2が光軸方向に移動することで変倍動作
(ズーミング)を行い、レンズ群L4が光軸方向に移動
することで合焦動作(フォーカシング)を行う。またレ
ンズ群L3は、先にも説明した像ぶれ補正レンズ群であ
る。
【0035】補正レンズ群駆動制御部41は、像ぶれ補
正レンズ群L3を駆動及び制御する制御手段で、撮像光
学系40の光軸に直交する平面内で、像ぶれ補正レンズ
群L3を上下左右に移動させる。位置検出部42は像ぶ
れ補正レンズ群L3の実際の位置を検出する位置検出手
段で、補正レンズ群駆動制御部41と共に像ぶれ補正レ
ンズ群L3を駆動制御するための帰還制御ループを形成
している。
【0036】ズーム光学系駆動制御部43及びフォーカ
ス光学系駆動制御部44は、撮像光学系40中のレンズ
群L2,L4を駆動制御し、ズーミング及びフォーカス
動作を行うと共に、撮像光学系40の焦点距離情報を出
力する焦点距離検出手段の機能も有している。A/D変
換部45は、ズーム光学系駆動制御部43及びフォーカ
ス光学系駆動制御部44から出力された撮像光学系40
の焦点距離情報をデジタル信号に変換し、マイクロコン
ピュータ46に与える変換手段である。
【0037】固体撮像素子39は、撮像光学系40を介
して入射する映像を電気信号に変換する撮像素子であ
る。アナログ信号処理部48は、固体撮像素子39によ
り得られた映像信号に対し、ガンマ処理などのアナログ
信号処理を施す処理手段である。A/D変換部49は、
アナログ信号処理部から出力されたアナログの映像信号
をデジタル信号に変換する変換手段である。デジタル信
号処理部50は、A/D変換部49によりデジタル信号
に変換された映像信号に対し、ノイズ除去や輪郭強調等
のデジタル信号処理を施す信号処理手段である。
【0038】角速度センサ51は、撮像光学系40を含
むビデオムービー等の撮像装置70自体の動きを検出す
る姿勢検出手段としてのセンサで、撮像装置70が静止
している状態での出力を基準に、撮像装置70の動きの
方向により正負両方の角速度信号を出力する。角速度セ
ンサ51は、ピッチング方向(Y方向)及びヨーイング
方向(X方向)の2方向の動きを検出するセンサで2個
設けられている。図7では1方向のみ図示する。このよ
うに角速度センサ51は、手ぶれ及びその他の振動によ
る撮像装置70の動きを検出する動き検出手段の機能を
有している。
【0039】HPF52は、角速度センサ51の出力に
含まれる不要帯域成分中の直流ドリフト成分を除去する
高域通過フィルタである。LPF53は角速度センサ5
1の出力に含まれる不要帯域成分中のセンサの共振周波
数成分やノイズ成分を除去する低域通過フィルタであ
る。アンプ54は、角速度センサ51の出力信号レベル
の調整を行うための回路である。A/D変換部55はア
ンプ54の出力信号をデジタル信号に変換する変換手段
で、その出力はマイクロコンピュータ46に与えられ
る。マイクロコンピュータ46は、A/D変換部55を
介して取り込んだ角速度センサ51の出力信号に対し、
フィルタリング、積分処理、位相補償、ゲイン調整、ク
リップ処理等を施し、動き補正に必要な像ぶれ補正レン
ズ群L3の駆動制御量(制御信号)を求める制御信号発
生手段である。制御信号はD/A変換部47を介して補
正レンズ群駆動制御部41に出力される。
【0040】補正レンズ群駆動制御部41は制御信号に
基づき像ぶれ補正レンズ群L3を駆動することで、画像
の動きを補正する。固体撮像素子駆動制御部56は、固
体撮像素子39を駆動制御するための制御手段である。
【0041】制御特性補正部60は、温度係数演算部3
6により推定された温度に対応し、像ぶれ補正レンズ群
L3の駆動制御特性を補正するための定数を数種類記憶
している。
【0042】一般的に、シフトユニット20のようなア
クチュエータの軸受け部は、図9に示すような構成であ
る。例えばピッチング移動枠2の軸受け部2aに対し、
ガイドポール3aが挿入され、数ミクロンのクリアラン
スを空けて構成されている。このクリアランスの部分に
は、軸受け部2aの摺動性を高めるため、潤滑剤18が
塗布されている。この潤滑剤18は、温度が低くなると
粘性が高くなるため、摺動負荷が高くなり、アクチュエ
ータの性能が劣化する傾向にある。逆に、温度が高くな
ると粘性が低くなるため、摺動負荷が低くなりすぎて、
逆に発振などを起こすことにより、アクチュエータの性
能が劣化する場合がある。
【0043】図10は、シフトユニット20のアクチュ
エータ周波数特性を示す図であるが、25℃時のゲイン
交点Aに比べ、−10℃低温時には、ゲイン交点がBに
低下することにより、周波数特性が劣化する。60℃高
温時には、ゲイン交点はCに上がるが、逆に位相余裕が
低下することにより、システムの発振に対しての余裕量
が低下する。したがって、周囲の温度が変化しても、常
に25℃時の周波数特性を保つことが理想である。そこ
で−10℃の場合には、−10℃であることを推定する
温度係数演算部36の指令に基づき、制御特性補正部6
0内に、ゲイン交点をBからAに補正するような定数が
記憶されており、その定数に基づき、補正レンズ群駆動
制御部41は、像ぶれ補正レンズ群L3を駆動制御す
る。
【0044】同様に60℃の場合には、60℃であるこ
とを推定する温度係数演算部36の指令に基づき、制御
特性補正部60内に、ゲイン交点をCからAに補正する
ような定数が記憶されており、その定数に基づき、補正
レンズ群駆動制御部41は、像ぶれ補正レンズ群L3を
駆動制御する。
【0045】このように構成された撮像装置について、
以下、その動作を説明する。像ぶれ補正装置であるシフ
トユニット20を内蔵した撮像装置70に作用した手ぶ
れは、互いに90度に配置された2個の角速度センサ5
1により検出される。角速度センサ51により得られた
出力は、撮像装置70のぶれ角度に変換され、マイクロ
コンピュータ46により像ぶれ補正レンズ群L3の目標
位置情報に変換される。この目標位置情報に応じて像ぶ
れ補正レンズ群L3を移動させるために、補正レンズ群
駆動制御部41は、目標位置情報と現在の像ぶれ補正レ
ンズ群L3の位置情報との差を演算し、電磁アクチュエ
ータ6y,6xに信号を伝送する。電磁アクチュエータ
6y,6xは、この信号に基づいて像ぶれ補正レンズ群
L3を駆動する。像ぶれ補正レンズ群L3の動作は、位
置検出部11y,11xにより検出され、フィードバッ
クされ、撮像装置70に生じた像ぶれを補正することが
できる。
【0046】ピッチング移動枠2の駆動については、駆
動回路から指令を受けた電磁アクチュエータ6yは、フ
レキシブルプリントケーブル16を通して、コイル7y
に電流が流れると、Y方向に力が働き、ピッチング移動
枠2をY方向に駆動する。またヨーイング移動枠4の駆
動については、駆動回路から指令を受けた電磁アクチュ
エータ6xは、フレキシブルプリントケーブル17を通
して、コイル7xに電流が流れると、X方向に力が働
き、ヨーイング移動枠4をX方向に駆動する。よって、
像ぶれ補正レンズ群L3をピッチング移動枠2ならびに
ヨーイング移動枠4により、光軸と直交する面内を任意
に動かすことが可能となるため、手ぶれにより発生した
像ぶれを補正することが可能となる。
【0047】さらに、位置検出部11のLED駆動電流
値の大きさにより、撮像装置70を使用する周囲温度を
推定することができるので、その周囲温度に合わせた最
適なアクチュエータ駆動制御特性とすることが可能とな
る。LED12の駆動電流の大きさが図8に示すy2の
時には、周囲温度が25℃であることが推定できる。し
たがって制御特性補正部60では、シフトユニット20
のアクチュエータ制御特性が図10の周波数特性aとな
るように、補正レンズ群駆動制御部41に指令を与え
る。
【0048】次にLED12の駆動電流の大きさが図8
に示すy1の時には、周囲温度が−10℃であることが
推定できる。したがって−10℃での周波数特性bのま
までは、シフトユニット20の制御特性が悪化する。そ
のため、制御特性補正部60では、25℃での周波数特
性aと同等となるように、補正レンズ群駆動制御部41
にゲインをアップさせるように指令を与える。
【0049】次にLED12の駆動電流の大きさが図8
に示すy3の時には、周囲環度が60℃であることが推
定できる。したがって60℃の周波数特性cのままで
は、シフトユニット20が発振するなどの問題がある。
そのため、制御特性補正部60では、25℃での周波数
特性aと同等となるように、補正レンズ群駆動制御部4
1にゲインをダウンさせるように指令を与える。
【0050】以上より、周囲温度が変化しても、周囲温
度を推定して制御特性を補正することにより、25℃で
の周波数特性が得られるため、常に安定な制御特性を得
ることができる。
【0051】以上のように本実施の形態によれば、像ぶ
れ補正用のシフトユニットを搭載した撮像装置におい
て、PSDの光電流出力値が常に一定となるようにLE
Dに駆動電流を流すフィードバック制御を行い、そのL
EDの駆動電流値の大きさと周囲温度との関係を予め把
握しておくことにより、LEDの駆動電流値の大きさか
ら周囲温度を容易に推定することが可能となる。したが
って、その周囲温度にあわせて駆動制御特性を補正する
ことにより、どんな周囲温度であってもシフトユニット
の駆動制御特性を最適化することができる。また、LE
D駆動電流値から周囲温度を推定することにより、新規
に温度センサを設ける必要がない。
【0052】なお、本実施の形態においては、電流値検
出部35、温度係数演算部36をピッチング方向の駆動
アンプ部34yに設けたが、ヨーイング方向の駆動アン
プ部34xに設けても同様な効果が得られる。
【0053】また周囲温度については、−10℃,25
℃,60℃における3ポイントについて説明したが、こ
の3ポイントに限るものではない。さらにそのポイント
数により、制御特性補正部60にて記憶する周波数特性
のパターンも増減させればよい。
【0054】周囲温度とLED駆動電流の大きさの関係
は、本実施の形態で示したものに限ったものではなく、
予め既知の関係のものであれば何でもよい。シフトユニ
ット20、特に軸受け部の構成は、本実施の形態の構成
に限ったものではなく、像ぶれ補正を行うことができる
構成であれば、何でもよい。
【0055】LED、PSDからなる位置検出手段の構
成は、本実施の形態の構成に限ったものではなく、LE
D、PSD各1個ずつにより、2次元位置座標を検出す
ることができる2次元PSDシステムを用いた場合であ
ってもよい。
【0056】(実施の形態2)図11〜図13は(実施
の形態2)を示す。図11(a)(b)は(実施の形態
2)におけるフォーカス駆動装置を正面と背面から見た
斜視図を示す。
【0057】フォーカスレンズ移動枠21はフォーカス
レンズ群L4を保持すると共に、光軸(Z軸)と平行に
配設されて両端をレンズ鏡筒(図示せず)に固定された
ガイドポール22a,22bに沿って、光軸方向(Z方
向)に摺動自在に構成されている。
【0058】このフォーカスレンズ移動枠21を光軸方
向に駆動させるリニアアクチュエータ23の固定部は、
レンズ鏡筒に設けられており、駆動方向(Z方向)と垂
直に磁化されたメインマグネット24と、コの字型のメ
インヨーク25及び板状のサイドヨーク26とにより構
成されている。リニアアクチュエータ23の可動部の構
成部品であるコイル27は、マグネット24と所定の空
隙を有するようにフォーカスレンズ移動枠21に固定さ
れており、マグネット24の発生する磁束と直交するよ
うコイル27に電流を流すことにより、フォーカスレン
ズ移動枠21が光軸方向に駆動する仕組みになってい
る。
【0059】またこのフォーカスレンズ移動枠21の位
置制御を行うため、位置検出装置として、固定側のレン
ズ鏡筒には、磁気センサ28が設けられている。一方、
可動側のフォーカスレンズ移動枠21には、N極とS極
とを交互に着磁した磁気スケール29が、磁気センサ2
8の検出面に対して所定の距離をもって対向するように
取り付けられている。この磁気センサ28は、例えばM
R素子のようなものである。よって、この磁気スケール
の波形を検出することにより、フォーカスレンズ移動枠
21の位置や駆動方向が検出され、このデータに基づき
制御回路(図示せず)によりフォーカスレンズ群L4の
位置を高精度に制御することができる。
【0060】図12は(実施の形態2)の撮像装置のハ
ードウェアを示し、(実施の形態1)における図7と同
一のものには同一の符号を付けてその説明は省略する。
制御特性補正部61は、温度係数演算部36により推定
された温度に対応してフォーカスレンズ群L4の駆動制
御特性を補正するための定数を数種類記憶している。フ
ォーカスアクチュエータ23のようなアクチュエータの
軸受け部は、(実施の形態1)で説明した図9と同様の
構成である。軸受け部21aにガイドポール22aが挿
入され、数ミクロンのクリアランスを空けて構成されて
いる。このクリアランスの部分には、軸受け部21aの
摺動性を高めるため、潤滑剤18が塗布されている。
【0061】図13はフォーカスアクチュエータ23の
周波数特性を示し、25℃時のゲイン交点Dに比べ、−
10℃低温時には、ゲイン交点がEに低下することによ
り、周波数特性が劣化する。60℃高温時には、ゲイン
交点はFに上がるが、逆に位相余裕が低下することによ
り、システムの発振に対しての余裕量が低下する。した
がって、周囲の温度が変化しても、常に25℃時の周波
数特性を保つことが理想である。そこで−10℃の場合
には、−10℃であることを推定する温度係数演算部3
6の指令に基づき、制御特性補正部61内にはゲイン交
点をEからDに補正するような定数が記憶されており、
その定数に基づきフォーカスレンズ群駆動制御部44が
フォーカスレンズ群L4を駆動制御する。
【0062】同様に60℃の場合には、60℃であるこ
とを推定する温度係数演算部36の指令に基づき、制御
特性補正部61からゲイン交点をFからDに補正するよ
うな定数を読み出して、フォーカスレンズ群駆動制御部
44がフォーカスレンズ群L4を駆動制御する。
【0063】このように構成された撮像装置について、
以下、その動作を述べる。像ぶれ補正装置(シフトユニ
ット20)を内蔵した撮像装置70に作用した手ぶれ
は、互いに90度に配置された2個の角速度センサ51
により検出される。
【0064】位置検出部11のLED駆動電流値の大き
さにより、撮像装置70を使用する周囲温度を推定する
ことができるので、フォーカスアクチュエータ23を、
その周囲温度に合わせた最適な駆動制御特性とすること
が可能となる。LED12の駆動電流の大きさがy2の
時には、周囲温度が25℃であることが推定できる。し
たがって制御特性補正部61では、フォーカスアクチュ
エータ23の制御特性が図13の周波数特性dとなるよ
うに、フォーカスレンズ群駆動制御部44に指令を与え
る。次にLED12の駆動電流の大きさがy1の時に
は、周囲温度が−10℃であることが推定できる。した
がって−10℃での周波数特性eのままでは、フォーカ
スアクチュエータ23の制御特性が悪化する。そのた
め、制御特性補正部61では、25℃での周波数特性d
と同等となるように、フォーカスレンズ群駆動制御部4
4にゲインアップさせるように指令を与える。次にLE
D12の駆動電流の大きさがy3の時には、周囲温度が
60℃であることが推定できる。したがって60℃の周
波数特性fのままでは、フォーカスアクチュエータ23
の制御特性が発振するなどの問題がある。そのため、制
御特性補正部61では、25℃での周波数特性dと同等
となるように、フォーカスレンズ群駆動制御部44にゲ
インをダウンさせるように指令を与える。
【0065】このように、周囲温度が変化しても周囲温
度を推定し、制御特性を補正することにより、25℃で
の周波数特性が得られるため、常に安定な制御特性を得
ることができる。
【0066】以上のように本実施の形態によれば、像ぶ
れ補正用のシフトユニットとフォーカスレンズ群駆動用
のアクチュエータを搭載した撮像装置において、PSD
の光電流出力値が常に一定になるようにLEDに駆動電
流を流すフィードバック制御を行い、そのLEDの駆動
電流値の大きさと周囲温度との関係を予め把握しておく
ことにより、LEDの駆動電流値の大きさから周囲温度
を推定することが可能となる。したがって、その周囲温
度にあわせて駆動制御特性を補正することにより、どん
な環境であってもフォーカスレンズ群駆動アクチュエー
タの駆動制御特性を最適化することができる。
【0067】なお、フォーカスアクチュエータの構成
は、本実施の形態に限ったものではなく、リニアアクチ
ュエータで駆動しなくとも、同様な軸受け構成とするも
のであれば、同等の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0068】また、フォーカスアクチュエータの駆動制
御特性を最適化することについて説明したが、ズームア
クチュエータ、あるいはその両方のアクチュエータを最
適化する構成であってもよい。
【0069】(実施の形態3)図14と図15は(実施
の形態3)を示す。図14は(実施の形態3)の撮像装
置のハードウェアを示し、(実施の形態1)における図
7と同一のものには同一の符号を付けてその説明は省略
する。
【0070】振幅特性補正部62は、温度係数演算部3
6により推定された温度に対応し、角速度センサ51の
出力の大きさを補正するための定数を数種類記憶してい
る。角速度センサ51は、使用する環境温度によりその
振幅特性が変化する。角速度センサ51の任意の振幅で
の出力の大きさと周囲温度との関係は、図15に示すよ
うになる。
【0071】25℃時の出力の大きさt2に比べ、−1
0℃低温時には、出力の大きさがt3にアップする。こ
のときには、実際の手ぶれ量よりも大きな信号が手ぶれ
補正装置に入力されるため、手ぶれ補正量が大きすぎ
て、補正後の撮像画面に違和感が生じる。逆に60℃高
温時には、出力の大きさがt1にダウンする。このとき
には、実際の手ぶれ量よりも小さな信号が手ぶれ補正装
置に入力されるため、手ぶれ補正量が小さすぎて、十分
な補正効果が得られない。したがって、周囲の温度が変
化しても、常に25℃時の振幅を保つことが理想であ
る。
【0072】そこで−10℃の場合には、−10℃であ
ることを推定する温度係数演算部36の指令に基づき、
振幅特性補正部62から角速度センサ51の出力の大き
さをt3からt2に補正するような定数がを読み出し
て、その定数に基づきアンプ部54が角速度センサ51
の出力の大きさを制御する。
【0073】同様に60℃の場合には、60℃であるこ
とを推定する温度係数演算部36の指令に基づき振幅特
性補正部62から、角速度センサ51の出力の大きさを
t1からt2に補正するような定数を読み出して、その
定数に基づきアンプ部54が角速度センサ51の出力の
大きさを制御する。
【0074】このように構成された撮像装置について、
その動作を説明する。像ぶれ補正装置(シフトユニット
20)を内蔵した撮像装置70に作用した手ぶれは、互
いに90度に配置された2個の角速度センサ51により
検出される。位置検出部11のLED駆動電流値の大き
さにより、撮像装置70を使用する周囲温度を推定する
ことができるので、角速度センサ51を、その周囲温度
に合わせた最適な振幅特性とすることが可能となる。L
ED12の駆動電流の大きさがy2の時には、周囲温度
が25℃であることが推定できる。したがって振幅特性
補正部62では、角速度センサ51の振幅特性が図15
の出力t2となるように、角速度センサアンプ部54に
指令を与える。次にLED12の駆動電流の大きさがy
1の時には、周囲環境温度が−10℃であることが推定
できる。したがって−10℃での出力t3のままでは、
撮像装置70の特性が悪化する。そのため、振幅特性補
正部62では、25℃での出力t2と同等となるよう
に、角速度センサアンプ部54に出力を小さくさせるよ
うに指令を与える。次にLED12の駆動電流の大きさ
がy3の時には、周囲環境温度が60℃であることが推
定できる。したがって60℃での出力t1のままでは、
撮像装置70の特性が悪化する。そのため、振幅特性補
正部62では、25℃での出力t2と同等になるよう
に、角速度センサアンプ部54に出力を大きくさせるよ
うに指令を与える。以上より、周囲温度が変化しても、
周囲温度を推定し補正することにより、25℃での角速
度センサ出力が得られるため、常に安定な撮像画像を得
ることができる。
【0075】このように本実施の形態によれば、像ぶれ
補正用のシフトユニットを搭載した撮像装置において、
PSDの光電流出力値が常に一定となるようにLEDに
駆動電流を流すフィードバック制御を行い、そのLED
の駆動電流値の大きさと周囲温度との関係を予め把握し
ておくことにより、LEDの駆動電流値の大きさから周
囲温度を容易に推定することが可能となる。したがっ
て、その周囲温度にあわせて角速度センサの振幅特性を
補正することにより、どんな周囲温度であっても角速度
センサの振幅特性を最適化することができ、安定な撮影
画像を得ることが可能となる。
【0076】なお、周囲温度と角速度センサ出力の大き
さの関係は、本実施の形態で示したものに限ったもので
はなく、予め既知の関係のものであれば何でもよい。な
お、上記の各実施の形態はフォーカスレンズ群駆動制御
部44とズームレンズ群駆動制御部43および像ぶれ補
正レンズ群L3の位置を制御する像ぶれ補正レンズ群駆
動制御部41を有し、撮影姿勢の動きを角速度センサ5
1で検出し、前記角速度センサ51の検出値に基づいて
補正駆動方向と補正駆動量をマイクロコンピュータ46
で演算し、マイクロコンピュータ46の演算結果に基づ
いて像ぶれを低減するように像ぶれ補正レンズ群駆動制
御部41を制御する撮像装置において、(実施の形態
1)では制御特性補正部60の出力で補正レンズ群駆動
制御部41を補正し、(実施の形態2)では制御特性補
正部61の出力でフォーカスレンズ群駆動制御部44と
ズームレンズ群駆動制御部43の少なくとも一方を補正
し、(実施の形態3)では振幅特性補正部62の出力で
角速度センサアンプ部54のゲインを補正したが、温度
係数演算部36の出力に基づいて制御特性補正部60の
出力で補正レンズ群駆動制御部41の制御特性の補正、
または振幅特性補正部62の出力で前記角速度センサ5
1の振幅特性を補正するするとともに、フォーカスレン
ズ群駆動制御部44とズームレンズ群駆動制御部43の
少なくとも一方の制御特性を前記温度係数演算部36の
演算した推定温度に基づいて補正するするように構成す
ることによって、より安定した動作を期待できる。
【0077】
【発明の効果】以上のように第1の発明の撮像装置は、
移動対象を駆動するアクチュエータと、前記アクチュエ
ータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御手段と、位
置検出素子に対する発光素子からの光の入射点によって
前記移動対象の位置を検出する位置検出手段と、前記位
置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれるように前記発
光素子を駆動制御する発光素子駆動制御手段と、前記発
光素子の駆動電流の大きさを検出する電流値検出手段
と、前記電流値検出手段の検出した電流値の大きさより
周囲温度を推定する演算手段とを備え、前記演算手段の
出力に応じて前記アクチュエータの駆動制御特性を補正
することを特徴とし、像ぶれ補正用のシフトユニットな
どのPSD光電流出力値が常に一定となるようにLED
に駆動電流を流すフィードバック制御を行い、そのLE
Dの駆動電流値の大きさと周囲温度との関係を予め把握
しておくことにより、LEDの駆動電流値の大きさから
周囲温度を容易に推定することが可能となる。したがっ
て、その周囲温度にあわせて駆動制御特性を補正するこ
とにより、どんな周囲温度であってもシフトユニットの
駆動制御特性を最適化することができるという顕著な効
果が得られる。さらに温度センサも不要である。
【0078】また、第2の発明の撮像装置は、第1の移
動対象を駆動する第1のアクチュエータと、第2の移動
対象を駆動する第2のアクチュエータと、前記第1のア
クチュエータを駆動制御する第1のアクチュエータ駆動
制御手段と、前記第2のアクチュエータを駆動制御する
第2のアクチュエータ駆動制御手段と、位置検出素子に
対する発光素子からの光の入射点によって前記第1の移
動対象の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出
素子の検出値がほぼ一定に保たれるように前記発光素子
を駆動制御する発光素子駆動制御手段と、前記発光素子
の駆動電流の大きさを検出する電流値検出手段と、前記
電流値検出手段の検出した電流値の大きさより周囲温度
を推定する演算手段とを備え、前記演算手段の出力に応
じて前記第2のアクチュエータの駆動制御特性を補正す
ることを特徴とし、第1の発明の効果に加え、その周囲
温度にあわせて第1の移動対象を駆動する第1のアクチ
ュエータ以外の第2のアクチュエータのアクチュエータ
駆動制御特性を補正することにより、どんな周囲温度で
あってもその駆動制御特性を最適化することができると
いう顕著な効果が得られる。
【0079】また、第3の発明の撮像装置は、撮像装置
の姿勢を検出する姿勢検出手段と、移動対象を駆動する
アクチュエータと、前記姿勢検出手段の出力に応じ前記
アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御
手段と、位置検出素子に対する発光素子からの光の入射
点によって前記移動対象の位置を検出する位置検出手段
と、前記位置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれるよ
うに前記発光素子を駆動制御する発光素子駆動制御手段
と、前記発光素子の駆動電流の大きさを検出する電流値
検出手段と、前記電流値の大きさにより周囲温度を推定
する演算手段とを備え、前記演算手段の出力に応じて前
記姿勢検出手段の出力の大きさを補正することを特徴と
し、その使用環境温度にあわせて角速度センサの振幅特
性を補正することにより、どんな周囲温度であってもそ
の振幅特性を最適化することができる。
【0080】また、第4の発明の撮像装置は、フォーカ
スレンズ群駆動制御部とズームレンズ群駆動制御部およ
び像ぶれ補正レンズ群の位置を制御する像ぶれ補正レン
ズ群駆動制御部を有し、撮影姿勢の動きを角速度センサ
で検出し、前記角速度センサの検出値に基づいて補正駆
動方向と補正駆動量をマイクロコンピュータで演算し、
マイクロコンピュータの演算結果に基づいて像ぶれを低
減するように像ぶれ補正レンズ群駆動制御部を制御する
撮像装置において、前記像ぶれ補正レンズ群駆動制御部
によって駆動されるシフトユニットに、位置検出素子に
対する発光素子からの光の入射点によって前記像ぶれ補
正レンズ群の位置を検出する位置検出部を設け、前記位
置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれるように前記発
光素子を駆動制御する発光素子駆動制御手段を設け、前
記発光素子の駆動電流の大きさを検出する電流値検出部
を設け、前記電流値検出部の検出した電流値の大きさよ
り周囲温度を推定する温度係数演算部を設け、前記温度
係数演算部の演算した推定温度に基づいて前記像ぶれ補
正レンズ群駆動制御部の制御特性または前記角速度セン
サの振幅特性を補正する補正部を設け、フォーカスレン
ズ群駆動制御部とズームレンズ群駆動制御部の少なくと
も一方の制御特性を前記温度係数演算部の演算した推定
温度に基づいて補正する補正部を設けたことを特徴と
し、像ぶれ補正レンズ群駆動制御部だけでなく必要に応
じてフォーカスレンズ群駆動制御部とズームレンズ群駆
動制御部の制御特性も安定に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)における像ぶれ補正
装置の分解斜視図
【図2】同実施の形態の位置検出部の要部概略図
【図3】同実施の形態のPSD素子の概略図
【図4】同実施の形態のPSD上の位置と光電流出力値
との関係図
【図5】同実施の形態のPSD上の位置と理想の位置出
力との関係図
【図6】同実施の形態のPSDから出力される光電流出
力値に基づいて位置を演算し出力するための演算回路図
【図7】同実施の形態による撮像装置のハードウェア構
成図
【図8】同実施の形態による周囲温度とLED駆動電流
の大きさの関係図
【図9】同実施の形態による像ぶれ補正装置の軸受け部
の要部拡大図
【図10】同実施の形態による周囲温度と像ぶれ補正装
置用アクチュエータの駆動制御特性の関係図
【図11】本発明の(実施の形態2)におけるフォーカ
ス駆動装置の正面と背面の斜視図
【図12】同実施の形態における撮像装置のハードウェ
ア構成図
【図13】同実施の形態における周囲温度とフォーカス
レンズ群駆動用アクチュエータの駆動制御特性の関係図
【図14】本発明の(実施の形態3)における撮像装置
のハードウェア構成図
【図15】同実施の形態の周囲温度と角速度センサ出力
の大きさの関係図
【符号の説明】
L2 ズームレンズ群 L3 像ぶれ補正レンズ群 L4 フォーカスレンズ群 2 ピッチング移動枠 4 ヨーイング移動枠 6y,6x シフト用のアクチュエータ 12y,12x LED 14y,14x PSD 20 シフトユニット 23 フォーカスアクチュエータ 35 電流値検出部 36 温度係数演算部 42 位置検出部 46 マイクロコンピュータ 51 角速度センサ(姿勢検出手段) 54 アンプ 60,61 制御特性補正部 62 振幅特性補正部 70 撮像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/238 H04N 5/238 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動対象を駆動するアクチュエータと、 前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動
    制御手段と、 位置検出素子に対する発光素子からの光の入射点によっ
    て前記移動対象の位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれるように
    前記発光素子を駆動制御する発光素子駆動制御手段と、 前記発光素子の駆動電流の大きさを検出する電流値検出
    手段と、 前記電流値検出手段の検出した電流値の大きさより周囲
    温度を推定する演算手段とを備え、前記演算手段の出力
    に応じて前記アクチュエータの駆動制御特性を補正する
    撮像装置。
  2. 【請求項2】第1の移動対象を駆動する第1のアクチュ
    エータと、 第2の移動対象を駆動する第2のアクチュエータと、 前記第1のアクチュエータを駆動制御する第1のアクチ
    ュエータ駆動制御手段と、 前記第2のアクチュエータを駆動制御する第2のアクチ
    ュエータ駆動制御手段と、 位置検出素子に対する発光素子からの光の入射点によっ
    て前記第1の移動対象の位置を検出する位置検出手段
    と、 前記位置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれるように
    前記発光素子を駆動制御する発光素子駆動制御手段と、 前記発光素子の駆動電流の大きさを検出する電流値検出
    手段と、 前記電流値検出手段の検出した電流値の大きさより周囲
    温度を推定する演算手段とを備え、前記演算手段の出力
    に応じて前記第2のアクチュエータの駆動制御特性を補
    正する撮像装置。
  3. 【請求項3】第1の移動対象は手ぶれ補正を行う像ぶれ
    補正レンズ群であり、第2の移動対象はフォーカスレン
    ズ群、ズームレンズ群のいずれか、あるいはその両方で
    ある請求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段
    と、 移動対象を駆動するアクチュエータと、 前記姿勢検出手段の出力に応じ前記アクチュエータを駆
    動制御するアクチュエータ駆動制御手段と、 位置検出素子に対する発光素子からの光の入射点によっ
    て前記移動対象の位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれるように
    前記発光素子を駆動制御する発光素子駆動制御手段と、 前記発光素子の駆動電流の大きさを検出する電流値検出
    手段と、 前記電流値の大きさにより周囲温度を推定する演算手段
    とを備え、前記演算手段の出力に応じて前記姿勢検出手
    段の出力の大きさを補正する撮像装置。
  5. 【請求項5】移動対象は手ぶれ補正を行う像ぶれ補正レ
    ンズ群である請求項1または請求項4の何れかに記載の
    撮像装置。
  6. 【請求項6】フォーカスレンズ群駆動制御部とズームレ
    ンズ群駆動制御部および像ぶれ補正レンズ群の位置を制
    御する像ぶれ補正レンズ群駆動制御部を有し、撮影姿勢
    の動きを角速度センサで検出し、前記角速度センサの検
    出値に基づいて補正駆動方向と補正駆動量をマイクロコ
    ンピュータで演算し、マイクロコンピュータの演算結果
    に基づいて像ぶれを低減するように像ぶれ補正レンズ群
    駆動制御部を制御する撮像装置において、 前記像ぶれ補正レンズ群駆動制御部によって駆動される
    シフトユニットに、位置検出素子に対する発光素子から
    の光の入射点によって前記像ぶれ補正レンズ群の位置を
    検出する位置検出部を設け、 前記位置検出素子の検出値がほぼ一定に保たれるように
    前記発光素子を駆動制御する発光素子駆動制御手段を設
    け、 前記発光素子の駆動電流の大きさを検出する電流値検出
    部を設け、 前記電流値検出部の検出した電流値の大きさより周囲温
    度を推定する温度係数演算部を設け、 前記温度係数演算部の演算した推定温度に基づいて前記
    像ぶれ補正レンズ群駆動制御部の制御特性または前記角
    速度センサの振幅特性を補正する補正部を設け、 フォーカスレンズ群駆動制御部とズームレンズ群駆動制
    御部の少なくとも一方の制御特性を前記温度係数演算部
    の演算した推定温度に基づいて補正する補正部を設けた
    撮像装置。
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