JP2002057863A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002057863A
JP2002057863A JP2000244631A JP2000244631A JP2002057863A JP 2002057863 A JP2002057863 A JP 2002057863A JP 2000244631 A JP2000244631 A JP 2000244631A JP 2000244631 A JP2000244631 A JP 2000244631A JP 2002057863 A JP2002057863 A JP 2002057863A
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JP2000244631A
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Toru Ichiki
徹 市木
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像メモリ上に生じる画像データ消失等を防
止し、バッファ領域等を一時的に使用する資源を動的に
管理し少量の資源にて多機能かつ複雑な処理を実現する
ことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 ファクシミリ画像データが記憶される第
1の記憶手段12と、他の画像データとで共用に利用さ
れるバッファ領域を含み、画像読取装置からの画像デー
タ又は情報処理装置からの画像データが記憶される第2
の記憶手段14と、第2の記憶手段及びバッファ領域を
管理するメモリ管理手段20と、メモリ管理手段20の
管理制御に基づいて、少なくとも、第1の画像形成ジョ
ブが要求されている間に、第2又は第3の画像形成ジョ
ブが要求された場合に、第2又は第3の画像形成ジョブ
を優先するように出力順序を制御する出力順序制御手段
40を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、ファクシミリ受信による画像データ、情報処
理装置からのデータをフォーマットして得られる画像デ
ータ、画像読みとり装置からの画像データ等の複数の入
力部を持ち、これらからの画像データを可視化して出力
する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ、プリンタ、及びコ
ピー機能を備えた複合機にあっては、受信又は取り込ん
だ画像データを一旦画像メモリ等の記憶手段に格納し、
格納されたこれらの画像データに基づき画像出力を行う
ことが一般的に知られている。
【0003】この場合において、上述のメモリを使用す
る際には、画像メモリ内にてバッファ用メモリを予め固
定的に割り当て、その割り当てられた各領域に画像デー
タ等を圧縮して格納する。ここで、圧縮して格納する手
法では、ファクスとそれ以外(コピー、プリンタ)の画
像データを1ページ分画像メモリに書き込んでみてから
でないと、圧縮した際のデータ量のサイズが解らず、し
かも処理速度が速いので、連続的なエリアを確保してお
いて、1ページずつ順次圧縮して格納する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なメモリの使い方をすると、複合機において複合動作を
させた場合、例えばコピーの入力をし、かつ、プリンタ
の入力をした場合には、以下に示すような問題点が生じ
た。
【0005】すなわち、先ず、コピーからの入力要求が
先に生じたとすると、コピーの出力画像データが、メモ
リ上の先頭アドレス領域に入力され、次いで、プリンタ
の出力データが次の領域に入力される。以下、2ページ
以降も2ページ目のコピー画像出力データ、2ページ目
のプリンタ画像出力データ、・・と交互に領域を使って
書き込まれていく。
【0006】次いで、読み出す際には全ページ分のコピ
ー画像出力データの出力だけを先ず先に全部行って、そ
の後全ページ分のプリンタ画像出力デーアの出力を行
う。このような場合には、コピー画像出力データの出力
が出終わった状況では、メモリの中に使用しているエリ
アと、使用されていないエリアとが、断片的に存在する
ことになる。特に、ファクスの場合は、メモリ内に画像
データが長期的に残るケースが多いので、ファクスとコ
ピー(もしくはプリンタ)とを使う場合には、上述のよ
うなメモリの使い方をするとメモリ利用効率が悪い。
【0007】そこで、以下のような手法が採られてい
る。すなわち、図15に示すように、メモリ200上の
アドレス領域を、例えば下位アドレスのファクス専用の
ファクス領域204と、上位アドレスのコピー及びプリ
ンタ等のその他の領域(コピー領域又はプリンタ領域)
202と、に機能上分離して使用し、かつファクス専用
のファクス領域204は、小ブロックの領域(204
a、204b、・・)にブロック分割して使用する。こ
こで、ブロック分割をする際には、ファクスが使用する
連続的な画像データを分割して憶えさせ、各ブロックの
使用、未使用を管理している。
【0008】ここで、例えばファクスの受信データをプ
リント出力する場合には、ブロック分割して入っている
画像データを、解像度変換や、回転変換等を行い出力す
る必要がある場合が生じる。このような場合には、上述
の解像度変換等を行うための専用のバッファが必要とな
る。このバッファを使用する際には、従来は、画像メモ
リ200上にファクスの画像データを格納するためのバ
ッファと、プリンタ、コピー等の画像データを格納する
ためのバッファを共用で使用し、例えば図15に示すよ
うに、この共用のバッファ領域206を画像メモリ20
0上に割り当てていた。
【0009】一般に、このような複合機において、ファ
クス、プリンタ、コピーの出力順序は、基本的には入力
された順番に従ってプリント出力することが望ましい。
【0010】しかし、このような順番で行おうとする
と、以下のような不具合が生じることとなる。すなわ
ち、例えばファクスの受信が始まってファクスの画像デ
ータをプリント出力し、ここで、コピーをし始めるとい
うような場合には、先ず、ファクスはプリント出力をす
るために、図15に示すようなバッファ領域206がバ
ッファメモリとして必要になる。このような状況におい
て、コピーの画像データがページ1から順次入力される
と、画像メモリ200上には、コピーの画像データが1
ページ目202a、2ぺージ目202b、3ぺージ目2
02cと順次書き込まれていくために、上述のバッファ
領域206を上書きして削ってしまい、ファクス受信デ
ータのプリント出力用の画像データが消失してしまうと
いう問題があった。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、画像メモリ上に固定
的にバッファ等の記憶領域を割り当てることによって生
じる画像データ消失等を防止し、バッファ領域等を一時
的に使用する資源を動的に管理することにより少量の資
源にて多機能かつ複雑な処理を実現することのできる画
像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ファクシミリ通信手段か
らの第1の画像データの出力を行う第1の画像形成出力
動作要求、情報処理装置からの第2の画像データの出力
を行う第2の画像形成出力動作要求、画像読取装置から
の第3の画像データの出力を行う第3の画像形成出力動
作要求のうちいずれか複数個の出力動作要求を有し、各
出力動作要求に基づいて用紙に画像形成を行う画像形成
装置であって、前記第1の画像データが記憶される第1
の記憶手段と、前記第1〜第3の各画像データで共用さ
れるバッファ領域を含み、前記第2の画像データ又は前
記第3の画像データが記憶される第2の記憶手段と、前
記第1〜第3の各画像形成出力動作要求に応じて、少な
くとも前記バッファ領域を生成、削除して前記第2の記
憶手段の記憶領域を動的に管理する管理手段と、を含む
ことを特徴としている。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、ファクシ
ミリ通信手段からの第1の画像データの出力を行う第1
の画像形成出力動作要求、情報処理装置からの第2の画
像データの出力を行う第2の画像形成出力動作要求、画
像読取装置からの第3の画像データの出力を行う第3の
画像形成出力動作要求のうちいずれか複数個の出力動作
要求を有し、各出力動作要求に基づいて用紙に画像形成
を行う画像形成装置であって、前記第1の画像データが
記憶される第1の記憶手段と、前記第1〜第3の各画像
データで共用されるバッファ領域を含み、前記第2の画
像データ又は前記第3の画像データが記憶される第2の
記憶手段と、少なくとも、前記第1の画像形成出力動作
要求が他のいずれかの出力動作要求より先に要求されて
いる場合に、前記第1の画像形成出力動作要求より先に
他のいずれかの出力動作要求を優先するように、出力順
序を変更制御する出力順序制御手段と、少なくとも前記
バッファ領域及び前記第2の記憶手段の記憶領域を管理
するとともに、変更された出力順序に基づいて、前記他
のいずれかの出力動作要求に対応するバッファ領域を生
成、削除し、その後前記第1の画像出力動作要求に対応
するバッファ領域を生成、削除して記憶領域を動的に管
理する管理手段と、を含むことを特徴としている。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、前記出力
順序制御手段は、前記第2の記憶手段内の記憶空き容量
を算出する空き容量算出手段と、画像出力に必要となる
前記バッファ領域の必要容量を算出するバッファ領域算
出手段と、算出された前記空き容量と、算出された前記
必要容量とに基づき、前記第1〜第3の各画像出力動作
要求の出力順序を決定する出力順序決定手段と、を含む
ことを特徴としている。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、前記出力
順序制御手段は、前記必要容量に対して前記空き容量が
少ない場合に、画像形成出力動作を行う前に、出力順序
の変更を行うことを特徴としている。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、前記出力
順序決定手段は、前記空き容量と前記必要容量との比較
を、前記第1の画像データの画像出力時に行うことを特
徴としている。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、前記出力
順序制御手段は、前記空き容量が不足している場合に、
前記第1の画像出力動作要求の出力を停止し、前記バッ
ファ領域を開放した後に、前記バッファ領域の取得を行
うことを特徴としている。
【0018】また、請求項7に記載の発明は、前記出力
順序決定手段は、前記空き容量と前記必要容量との比較
を、前記第1〜第3の各画像データの入力中に行うこと
を特徴としている。
【0019】また、請求項8に記載の発明は、前記空き
容量算出手段は、前記空き容量は、前記第2の記憶手段
の複数の空きブロック領域のうち、最大容量の空きブロ
ック領域を空き容量として認識することを特徴としてい
る。
【0020】また、請求項9に記載の発明は、前記バッ
ファ領域算出手段は、複数の前記バッファ領域が必要と
なる場合に、各々の前記バッファ領域を順次取得して全
ての前記バッファ領域が取得できた場合にのみ、取得可
能と判定されることを特徴としている。
【0021】また、請求項10に記載の発明は、管理手
段は、使用領域のブロック情報及びブロック長さと、未
使用領域のブロック情報及びブロック長さを管理する管
理テーブルを含むことを特徴としている。
【0022】また、請求項11に記載の発明は、ファク
シミリ通信手段からの第1の画像データの出力を行う第
1の画像形成ジョブ、情報処理装置からの第2の画像デ
ータの出力を行う第2の画像形成ジョブ、画像読取装置
からの第3の画像データの出力を行う第3の画像形成ジ
ョブのうちいずれか複数個のジョブを有し、各ジョブに
基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置であって、
前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
段と、前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力
時に使用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の
領域に動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を
管理する管理手段と、前記管理手段の管理状態に基づい
て、少なくとも前記第1〜第3の各前記画像データの入
力処理を停止するように制御する入力停止制御手段と、
を含み、前記入力停止制御手段は、入力される前記第1
〜第3の各画像データを格納するのに必要な必要容量を
推定する必要容量推定手段と、前記記憶手段の記憶空き
容量を算出する空き容量算出手段と、前記空き容量が増
加するか否かを判定する空き容量増加判定手段と、前記
必要容量と前記空き容量との比較に基づき、前記空き容
量が少ないと判断された場合に、前記第1〜第3の各画
像データの入力処理を停止するように制御する制御手段
と、を含むことを特徴としている。
【0023】また、請求項12に記載の発明は、ファク
シミリ通信手段からの第1の画像データの出力を行う第
1の画像形成ジョブ、情報処理装置からの第2の画像デ
ータの出力を行う第2の画像形成ジョブ、画像読取装置
からの第3の画像データの出力を行う第3の画像形成ジ
ョブのうちいずれか複数個のジョブを有し、各ジョブに
基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置であって、
前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
段と、前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力
時に使用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の
領域に動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を
管理する管理手段と、前記管理手段の管理状態に基づい
て、少なくとも前記第1〜第3の各前記画像データの入
力処理を停止するように制御する入力停止制御手段と、
を含み、前記入力停止制御手段は、入力される前記第1
〜第3の各画像データを格納するのに必要な必要容量を
推定する必要容量推定手段と、前記記憶手段の記憶空き
容量を算出する空き容量算出手段と、前記空き容量が増
加するか否かを判定する空き容量増加判定手段と、前記
必要容量と前記空き容量との比較に基づき、前記空き容
量が増加しないと判断された場合に、前記第1〜第3の
各画像データの入力処理を停止するように制御する制御
手段と、を含むことを特徴としている。
【0024】また、請求項13に記載の発明は、前記入
力停止制御手段は、前記第1〜第3の各画像データの入
力処理を停止した後、前記空き容量が所定値以上になっ
たことを検出する検出手段を含み、前記制御手段は、前
記検出手段の検出結果が所定値以上となった場合に、停
止していた前記第1〜第3の各画像データの入力処理を
再開することを特徴としている。
【0025】また、請求項14に記載の発明は、前記入
力停止制御手段は、前記第1〜第3の各画像データの入
力処理を停止した後、前記空き容量が増加しないと判断
された場合に、前記第1〜第3の各画像データの入力処
理を停止状態とすることを特徴としている。
【0026】また、請求項15に記載の発明は、前記空
き容量増加判定手段は、前記第1〜第3の各画像データ
の入力処理により異なる判断とすることを特徴としてい
る。
【0027】また、請求項16に記載の発明は、前記空
き容量増加判定手段は、前記第2の画像データの出力ジ
ョブと入力ジョブとが異なる場合であって、出力動作中
で、かつ、グループ又は一部指定の場合の条件設定がな
された場合に、前記空き容量の増加と判定されることを
特徴としている。
【0028】また、請求項17に記載の発明は、前記空
き容量増加判定手段は、前記第2の画像データの出力ジ
ョブと入力ジョブとがほぼ同一の場合であって、出力動
作中で、かつ、グループ又は一部指定で出力すべき用紙
が少なくともの1枚以上ある場合の条件設定がなされた
場合に、前記空き容量の増加と判定されることを特徴と
している。
【0029】また、請求項18に記載の発明は、前記空
き容量増加判定手段は、前記第3の画像データの出力ジ
ョブが、グループモード又はソートモードで既に入力さ
れたページが全て出力されていない場合の条件設定がな
された場合に、前記空き容量の増加と判定されることを
特徴としている。
【0030】また、請求項19に記載の発明は、前記必
要容量推定手段は、前記記憶手段の画像記憶の必要容量
を、前記第1〜第3の各画像データの入力処理により異
なる条件とすることを特徴としている。
【0031】また、請求項20に記載の発明は、前記入
力停止制御手段は、前記記憶手段の画像記憶の必要容量
を、前記記憶手段の全容量の中から取得可能とすること
を特徴としている。
【0032】また、請求項21に記載の発明は、ファク
シミリ通信手段からの第1の画像データの出力を行う第
1の画像形成ジョブ、情報処理装置からの第2の画像デ
ータの出力を行う第2の画像形成ジョブ、画像読取装置
からの第3の画像データの出力を行う第3の画像形成ジ
ョブのうちいずれか複数個のジョブを有し、各ジョブに
基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置であって、
前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
段と、前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力
時に使用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の
領域に動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を
管理する管理手段と、前記管理手段の管理状態に基づい
て、少なくとも前記第1〜第3の各前記画像データの入
力処理を停止するように制御する入力停止制御手段と、
を含み、前記入力停止制御手段は、入力される前記第1
〜第3の各画像データの処理に必要な前記バッファ領域
の必要容量を算出するバッファ領域算出手段と、前記記
憶手段の記憶空き容量を算出する空き容量算出手段と、
前記空き容量が増加するか否かを判定する空き容量増加
判定手段と、前記必要容量と前記空き容量との比較に基
づき、前記空き容量が少ないと判断された場合に、前記
第1〜第3の各画像データの入力処理を停止するように
制御する制御手段と、を含むことを特徴としている。
【0033】また、請求項22に記載の発明は、ファク
シミリ通信手段からの第1の画像データの出力を行う第
1の画像形成ジョブ、情報処理装置からの第2の画像デ
ータの出力を行う第2の画像形成ジョブ、画像読取装置
からの第3の画像データの出力を行う第3の画像形成ジ
ョブのうちいずれか複数個のジョブを有し、各ジョブに
基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置であって、
前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
段と、前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力
時に使用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の
領域に動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を
管理する管理手段と、前記管理手段の管理状態に基づい
て、少なくとも前記第1〜第3の各前記画像データの入
力処理を停止するように制御する入力停止制御手段と、
を含み、前記入力停止制御手段は、入力される前記第1
〜第3の各画像データの処理に必要な前記バッファ領域
の必要容量を算出するバッファ領域算出手段と、前記記
憶手段の記憶空き容量を算出する空き容量算出手段と、
前記空き容量が増加するか否かを判定する空き容量増加
判定手段と、前記必要容量と前記空き容量との比較に基
づき、前記空き容量が増加しないと判断された場合に、
前記第1〜第3の各画像データの入力処理を停止するよ
うに制御する制御手段と、を含むことを特徴としてい
る。
【0034】また、請求項23に記載の発明は、前記入
力停止制御手段は、前記第1〜第3の各画像データの入
力処理を停止した後、前記空き容量が所定値以上になっ
たことを検出する検出手段を含み、前記制御手段は、前
記検出手段の検出結果が所定値以上となった場合に、停
止していた前記第1〜第3の各画像データの入力処理を
再開することを特徴としている。
【0035】また、請求項24に記載の発明は、前記入
力停止制御手段は、前記第1〜第3の各画像データの入
力処理を停止した後、前記空き容量が増加しないと判断
された場合に、前記第1〜第3の各画像データの入力処
理を停止状態とすることを特徴としている。
【0036】また、請求項25に記載の発明は、ファク
シミリ通信手段からの第1の画像データの出力を行う第
1の画像形成ジョブ、情報処理装置からの第2の画像デ
ータの出力を行う第2の画像形成ジョブ、画像読取装置
からの第3の画像データの出力を行う第3の画像形成ジ
ョブのうちいずれか複数個のジョブを有し、各ジョブに
基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置であって、
前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
段と、前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力
時に使用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の
領域に動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を
管理する管理手段と、少なくとも前記第1〜第3の各画
像データの入力要求が発生した場合に、前記管理手段の
画像入力状態に応じて、前記画像データの入力を一時的
に停止し、画像入力状態停止後に前記画像データの入力
を再開するように制御する制御手段と、を含むことを特
徴としている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0038】[第1の実施の形態] (全体構成)先ず、本発明の特徴的な構成である出力順
序の決定やメモリ管理の構成の説明に先立って、画像形
成装置の全体の概略構成について、図1を参照して説明
する。図1は、本例の画像形成装置の概略構成を示す機
能ブロック図である。
【0039】本例の画像形成装置1は、図1に示すよう
に、ファクシミリ機能、複写機能、及びプリンタ機能を
有する複合機であり、電話回線を介して所定のファクシ
ミリ通信手順に従って画像の送受信を行うためのファク
シミリ通信手段2と、外部情報処理装置(情報処理手
段)であるPC(パーソナルコンピュータ)3から画像
情報を受け取るためのデータ受信手段4と、PC3から
のデータを取り込み画像データを生成する画像データ生
成手段である画像フォーマッタ手段5と、所定の光学系
からなり原稿画像を読み取るための画像読取手段6と、
ファクシミリ通信手段2から取り込まれた画像データを
記憶する第1の記憶手段12と、画像読取手段6および
第1の記憶手段12からの画像データを取り込み、画像
形成のために使用されるバッファ領域であるバッファメ
モリが形成される第2の記憶手段14と、第2の記憶手
段14内部に形成されたバッファメモリを管理する管理
手段であるメモリ管理手段20と、画像出力に関する情
報(ジョブ)を格納するジョブ情報格納部30と、受信
した又は読み取った画像情報に対して所定の処理(変倍
処理、画像の重ね合わせ処理等)を施し第2の記憶手段
14からの画像データに基づいて画像形成を行う画像形
成手段32と、記録媒体としての記録紙上に画像出力を
行う画像出力手段34と、上述の各構成部を管理し、特
に前記第2の記憶手段14からの出力順序を制御する所
定のプログラムを実行する出力順序制御手段40と、を
含んで構成されている。
【0040】なお、本例では、上述の第1の記憶手段1
2と第2の記憶手段14とで本発明の記憶手段10を構
成している。
【0041】ファクシミリ通信手段2は、NTTなどの
公衆網との間で発呼を行ったり、不特定多数の相手方か
らの着呼、復旧、切断処理等の接続制御を行うための網
制御装置(ネットワークコントロールユニット)、受信
時に公衆網によって伝送されてきた変調信号を復調して
デジタルの受信画像に変換し、送信時に公衆網の周波数
帯に整合するように原稿画像情報を変調して変調信号に
変換する通信モデム、受信時に受信画像情報を復号化し
て伸長する復号化手段、送信時に原稿画像情報を圧縮し
て符号化する符号化手段、等を有している。
【0042】画像読取手段6は、原稿の両面読取りが可
能なADF(AutoDocumentFeeder)、原稿台上の原稿を
露光走査するための照明ランプとミラーとからなるミラ
ーユニット、露光走査によって得られた画像が投影レン
ズを介して結像されるCCD撮像部を有している。
【0043】記憶手段10は、ファクシミリ領域の第1
の記憶手段12と、コピー領域又はプリンタ領域及びバ
ッファ領域を含んだ第2の記憶手段14と、からなって
いる。
【0044】ファクシミリ機能においては、第1の記憶
手段12が使用され、相手方から送られてきた画像情報
が通信モデムによって受信されると復号化された後、圧
縮されて第1の記憶手段12に記憶される。
【0045】コピー機能においては、第2の記憶手段1
4が使用され、画像読取手段6で読み取られた原稿画像
情報が圧縮された後に、第2の記憶手段14に記憶され
る。
【0046】プリンタ機能においては、第2の記憶手段
14が共用され、PC3から送られてきた画像情報がデ
ータ受信手段4によって受け取られ、所定の画像処理が
なされた後に第2の記憶手段14に記憶される。
【0047】メモリ管理手段20は、少なくともバッフ
ァ領域及び第2の記憶手段14の記憶領域を管理すると
ともに、変更された出力順序に基づいて、他のいずれか
の出力動作要求に対応するバッファ領域を生成、削除
し、その後第1の画像出力動作要求に対応するバッファ
領域を生成、削除して記憶領域を動的に管理する機能を
有する。
【0048】ジョブ情報格納部30は、ファクシミリ通
信手段2からの第1の画像データの出力を行う第1の画
像形成出力動作要求(第1の画像形成ジョブ)、PC3
からの第2の画像データの出力を行う第2の画像形成出
力動作要求(第2の画像形成ジョブ)、画像読取手段6
からの第3の画像データの出力を行う第3の画像形成出
力動作要求(第3の画像形成ジョブ)のうちいずれか複
数個の出力動作要求を有する。そして、これら各出力動
作要求(ジョブ)に基づいて用紙に画像形成が行われ
る。
【0049】画像出力手段34は、レーザ光学系、レー
ザ光による走査で静電気のパターン(静電潜像)が表面
に形成される感光ドラム、感光ドラムを予め帯電させる
帯電器、静電潜像に負に帯電したトナーを付着させて可
視像にする現像器、感光ドラム上に形成されたトナーに
よる可視像を紙に転写する転写器、等を有している。
【0050】出力順序制御手段40は、少なくとも、第
1の画像形成出力動作要求が他のいずれかの出力動作要
求より先に要求されている場合に、第1の画像形成出力
動作要求より先に他のいずれかの出力動作要求を優先す
るように、出力順序を変更制御する機能を有する。そし
て、出力順序制御手段40は、第2の記憶手段14内の
記憶空き容量を算出する空き容量算出手段である空き容
量判定手段42と、画像出力に必要となるバッファ領域
の必要容量を算出するバッファ領域算出手段であるバッ
ファメモリサイズ算出手段44と、算出された空き容量
と、算出された必要容量とに基づき、第1〜第3の各画
像出力動作要求の出力順序を決定する出力順序決定手段
である入出力順序決定手段46と、上述の各構成部を管
理し所定のプログラムを実行する制御手段48と、を含
んで構成されている。
【0051】制御手段48は、複合機の構成各部の状態
を管理し制御を行うと共に画像形成手段の画像処理の制
御を行うための画像制御部、画像出力手段34の駆動制
御を行うためのプリンタ制御部、ファクシミリ通信手段
2の制御を行うための通信制御部、等を有している。特
に、制御手段48においては、画像読取手段6によって
読み取られたデジタル画像信号、又はファクシミリ通信
手段2によって受信されたデジタル画像信号に対して、
必要に応じて拡大縮小回路、濃度補正回路で前処理を行
った後、圧縮伸長回路で画像圧縮し、記憶手段10に記
憶する。そして、この記憶した画像を読み出して、圧縮
伸長回路で伸張し、画像形成手段9に出力する。
【0052】上述のような構成の画像形成装置にあって
は、電話回線から受信した画像データはファクシミリ通
信手段2が、情報処理手段であるPC3から取り込まれ
たデータは画像フォーマッタ手段5が、画像コピーの場
合は画像読取手段6がそれぞれデータ受信する。そし
て、ファクシミリ通信手段2からのデータは第1の記憶
手段12、PC3および画像読取手段6からのデータは
第2の記憶手段14へ送られる。このように、第1の記
憶手段12又は第2の記憶手段14に出力すべき画像デ
ータが送り込まれた場合には、プリント動作要求ジョブ
が情報格納手段30へ送られる。
【0053】ここで、後述するように、出力順序制御手
段40は、各画像データが各記憶手段に格納される前
に、メモリ管理手段20に基づき、空き容量及びバッフ
ァメモリサイズを事前に算出して比較し、キュー等の出
力順序を変更する処理を行なう(具体的なケース及び詳
細は後述する)い、メモリ管理手段20は、この順序に
従いバッファ領域の割当等の記憶領域の管理を行う。
【0054】一方、ジョブ情報格納部30にプリント動
作要求を含む情報が格納されると、制御手段48は、ジ
ョブ情報を取り出し、画像出力手段34においてプリン
ト動作が開始される。
【0055】所望するサイズの記録用紙がない等の場
合、制御手段48において、ジョブ情報格納部30に次
のプリント動作要求ジョブの有無が確認される。なお、
第1の記憶手段12又は第2の記憶手段14に他の画像
データが格納されている場合には、次のプリント動作要
求ジョブがジョブ情報格納部30へ送り込まれている。
【0056】次のプリント動作要求ジョブがある場合、
先に述べた手順が繰り返される。次のプリント動作要求
ジョブがない場合には、制御手段48によりジョブが中
断される。
【0057】本例の画像形成装置は、ファクシミリ,プ
リンタおよびコピー機能を備えた複合機に用いられるも
のである。そこで、以下、ファクシミリ,プリンタおよ
びコピーの各モード、さらには複数利用する場合のケー
ス、等における第2の記憶手段14の使用状況及び本例
の特徴であるキュー等の入出力順序を変更する場合につ
いて説明する。
【0058】(ファクスモード)第1のケースとして、
ファクス受信時の第2の記憶手段14の使用状況につい
て、図1及び図2並びに図7のフローチャートを参照し
て説明する。電話回線から受信した画像データは、ファ
クシミリ通信手段2に入力された後、ファクシミリ符号
データとして第1の記憶手段12に格納される。ファク
ス受信終了後、プリントすべきものが存在する場合、ジ
ョブ情報格納部30にファクスプリント動作要求(第1
の画像形成出力動作要求)を含む情報を格納する。
【0059】画像の出力を行う際は、まず、制御手段4
8が、ジョブ情報格納部30からのプリント動作要求を
示す情報の有無を調査する(ステップ(以下、「S」)
101)(以降、これか各ステップは図7のフローチャ
ートに対応)。次に、これをプリント出力(記録)する
際には、先ず、バッファメモリサイズ算出手段44によ
りプリントバッファに使用される使用バッファのメモリ
サイズを算出し、(S102)、空き容量判定手段42
により空き容量を算出する(S103)。そして、これ
らの空き容量とバッファメモリサイズ(必要容量)との
値を比較し、バッファ領域(バッファメモリ)が取得可
能か否かを判定する(S104)。このようにしてバッ
ファメモリ取得ステップ(S100)が行われる。
【0060】そして、図2に示す第2の記憶手段14の
使用状況のように、プリント動作要求情報がある場合
に、第2の記憶手段14に、伸張用バッファ14a,解
像度変換バッファ14bを取得する(S105)。次い
で、第1の記憶手段12からの画像データが画像形成手
段32へ送られる。画像形成手段32では伸張用バッフ
ァ14a,解像度変換バッファ14bを経由して送られ
た画像データから出力すべき画像が形成される。ここで
形成された画像は画像出力手段34によって記録用紙に
プリントされ、ファクス出力がなされる(S106)。
【0061】なお、伸張用バッファ14aの容量は、フ
ァクシミリ1ページ分の画像データが格納可能な容量と
して取得される。そして、この容量はファクス受信時の
原稿幅,原稿長,解像度等により決定される。また、解
像度変換バッファ14bは、画像出力手段34の固有の
解像度に合わせるための変換処理に用いられる。
【0062】一方、使用するバッファ領域のメモリサイ
ズが取得不能の場合は、プリント動作を開始せず、メモ
リ管理手段20に問い合わせを行う(S111)。そし
て、コピー、プリンタ等の出力待ちの画像データが格納
されているか否かを調べる。これが存在する場合は、入
出力順序決定手段46は、ジョブ情報格納部30のプリ
ント動作要求キューの順序を変更する(S112)。こ
のようにして、キュー順序変更ステップ(S110)が
行われる。
【0063】そして、コピー又はプリンタの画像データ
の出力を全て(全ページ分)行った後に(S113)、
ファクスの画像データの出力を行うこととなる(S11
4)。
【0064】このように、本例では、キューの出力順序
を変更することによって、バッファ領域上にファクスデ
ータが存在する場合に、ファクスデータを従来のような
他の画像データが上書きしてしまうような事態を回避で
きることとなる。
【0065】さらに、ファックス受信の場合、ページ毎
に解像度、紙サイズが変更になる場合がある。このよう
な場合には、プリント動作開始時に取得するバッファメ
モリは、先頭ページの記録に必要なサイズとしておく。
そして、先頭ページをファクス出力(S114)(図8
参照)している最中、すなわち、次ページの記録のため
に必要なバッファサイズを先頭ページのページ処理の開
始時に判定する(S115)。ここで、もし、バッファ
容量(必要容量)が不足している場合は、ジョブを一旦
中断する(S116)。
【0066】その時点で、バッファメモリの一旦開放
(クリア)する(S117)。この後、再度バッファメ
モリの取得判定処理を行う(S118)。これにより、
次ページ以降の記録処理を継続することができる。この
場合にも、必要に応じて上述と同様にプリント動作要求
のキュー順序を変更する。
【0067】(プリンタモード1)第2のケースとし
て、プリンタ受信時の第2の記憶手段14の使用状況に
ついて、図1及び図3を参照して説明する。
【0068】情報処理手段であるPC3から取得したデ
ータは、画像データ生成手段である画像フォーマッタ手
段5で画像データとしてフォーマットされる。
【0069】ここで、データを記憶する際には、先ず、
プリント動作を行うために必要なバッファメモリ(バッ
ファ領域)のサイズを調べ、これを取得する。そして、
バッファメモリが取得できた場合にのみ、フォーマット
されたデータを第2の記憶手段14に記憶する。
【0070】次いで、第2の記憶手段14にフォーマッ
タデータ14cとしていったん格納された後、プリンタ
画像データ14dとして格納される(図3参照)。その
後、ジョブ情報格納部30に画像プリント動作要求を含
む情報を格納する。画像の出力を行う際は、まず、制御
手段48が、ジョブ情報格納部30からのプリント動作
要求(第2の画像形成出力動作要求)を示す情報の有無
を調べる。そして、プリント動作要求情報がある場合
に、プリント動作が開始されることになる。
【0071】画像出力手段34に空きができた時点で記
録動作を開始するが、この際、必要なバッファメモリは
すべて取得している。そして、キュー内に格納された情
報から記録すべきと判断された場合には記録を行う。
【0072】このとき、PC3から指定されたモードに
より、たとえばA4縦サイズにフォーマットされた画像
データを取り込んでA4横サイズの記録用紙にプリント
するような場合には、画像を90°回転させて出力する
必要がある。そこで、このような場合には、図3に示す
ように、第2の記憶手段14内に回転用バッファ14e
1 ,14e2 を取得する。そして、第2の記憶手段14
に格納したプリンタ画像データ14dをいったん回転用
バッファ14e1 へ送出した後、画像形成手段32に送
り、画像形成手段32内の回転処理部32aで回転処理
を行う。この後、再度、回転用バッファ14e2 へ転送
した後、画像形成手段32の画像形成部32bにより画
像が形成される。ここで、形成された画像は画像出力手
段34によって記録用紙にプリントされる。
【0073】(コピーモード)第3のケースとして、コ
ピー画像受信時の第2の記憶手段14の使用状況につい
て、図1及び図4を参照して説明する。
【0074】次に、画像読取手段6からのデータ受信の
場合、コピー開始操作をユーザーが行った時に必要なバ
ッファのメモリサイズを調べる。バッファメモリが取得
できた場合にのみ、画像読取手段6から受信した画像デ
ータは、第2の記憶手段14に格納される。
【0075】画像読取手段6から取り込んだ画像データ
は、第2の記憶手段14内にコピー画像データ14fと
して格納される(図4参照)。その後、ジョブ情報格納
部30に画像プリント動作要求(第3の画像形成出力動
作要求)を含む情報を格納する。画像の出力を行う際
は、まず、制御手段48が、ジョブ情報格納部30から
のプリント動作要求を示す情報の有無を調べる。そし
て、プリント動作要求情報がある場合に、プリント動作
が開始されることになる。
【0076】このとき、図示しないコピー機能の操作部
から指定されたモードにより、たとえば、A4縦サイズ
にフォーマットされた画像データを受信して、A4横サ
イズの記録用紙にプリントするような場合には、画像を
90°回転させて出力する必要がある。そこで、このよ
うな場合には、図4に示すように、第2の記憶手段14
内に回転用バッファ14e1 ,14e2 を取得する。そ
して、第2の記憶手段14に格納したコピー画像データ
14fを一旦回転用バッファ14e1 へ送出した後、画
像形成手段32に送り、画像形成手段32内の回転処理
部32aで回転処理を行う。この後、再度、回転用バッ
ファ14e2 に転送した後、画像形成手段32内の画像
形成部32bにより画像が形成される。ここで、形成さ
れた画像は画像出力手段34によって記録用紙にプリン
トされる。
【0077】(プリンタモード2)第4のケースとし
て、プリンタ受信時にA4データを2ページ受信し、A
3サイズに2枚並べるような場合の第2の記憶手段14
の使用状況について、図1及び図5を参照して説明す
る。
【0078】本例は、ページ毎のデータを2枚並べて1
枚として回転記録する際の例である。この場合、例え
ば、A4データを2ページ受信し、これをA3サイズの
編集用バッファ14gに2枚並べて回転処理を行った後
に第2の記憶手段14に記憶し、ここからプリント出力
する。
【0079】情報処理手段であるPC3から取得したデ
ータは、画像データ生成手段である画像フォーマッタ手
段5で画像データとしてフォーマットされる。
【0080】ここで、上述したのと同様に、データを記
憶する際には、先ず、プリント動作を行うために必要な
バッファメモリ(バッファ領域)のサイズをバッファメ
モリ算出手段44にて調べ、これを取得する。そして、
バッファメモリが取得できた場合にのみ、フォーマット
されたデータを第2の記憶手段14に記憶する。
【0081】そして、第2の記憶手段14にフォーマッ
タデータ14cとしていったん格納された後、プリンタ
画像データ14dとして格納される(図5参照)。その
後、ジョブ情報格納部30に画像プリント動作要求を含
む情報を格納する。画像の出力を行う際は、まず、制御
手段48が、ジョブ情報格納部30からのプリント動作
要求(第2の画像形成出力動作要求)を示す情報の有無
を調べる。そして、プリント動作要求情報がある場合
に、プリント動作が開始されることになる。
【0082】このとき、PC3から指定されたモードに
より、たとえば2枚のA4縦サイズにフォーマットされ
た画像データを取り込んでA3横サイズの記録用紙にプ
リントするような場合には、A3サイズに編集した上で
画像を90°回転させて出力する必要がある。そこで、
このような場合には、図5に示すように、第2の記憶手
段14内に回転用バッファ14e ,編集用バッファ1
4g を取得する。なお、ここでも上述のバッファ取得
の際の算出が行われる。そして、第2の記憶手段14に
格納したフォーマッタデータ14cを一旦編集用バッフ
ァ14gへ送出した後、画像形成手段32に送り、画像
形成手段32内の回転処理部32aで回転処理を行う。
この後、回転用バッファ14e へ転送した後、プリン
タ画像データ14dへ転送し、画像形成手段32の画像
形成部32bに送出して画像が形成される。ここで、形
成された画像は画像出力手段34によって記録用紙にプ
リントされる。
【0083】(ファクスとプリンタの複合)第5のケー
スとして、ファクスプリント動作中にメモリ不足で中断
し、その時にプリンタプリントを行っている時の第2の
記憶手段14の使用状況について、図1及び図6を参照
して説明する。
【0084】本例の画像形成装置は、ファクシミリ,プ
リンタおよびコピー機能を備えた複合機に用いられる。
このため、たとえば、ファクス受信した画像のプリント
動作中にPC3からのデータを取り込むといった動作が
生じることもある。このような場合には、図6に示すよ
うに、上述同様に、バッファメモリサイズ及び空き容量
を算出してして伸張用バッファ14a,解像度変換バッ
ファ14bが取得可能であるか否かの判定が行われる。
ここで、本例では最初にファクス受信を行っているとい
う前提であるから、第1の記憶手段12からのプリント
出力データを出力するための伸張用バッファ14aは取
得されないこととなる。
【0085】すなわち、出力順序制御手段40の入出力
順序決定手段46により、ファクス出力は必ず後に順序
変更されるので、ファクス出力のためのバッファ領域は
取得されずに、PC3からのプリント出力が優先され
る。
【0086】そこで、PC3からのデータを画像フォー
マッタ手段5で画像データとしてフォーマットし、先に
図3に基づき説明したような手順を経ることになる。
【0087】すなわと、第2の記憶手段14にフォーマ
ッタデータ14cとしていったん格納され、プリンタ画
像データ14dとして格納される(図6参照)。このと
き、たとえばA4縦サイズにフォーマットされた画像デ
ータを取り込んでA4横サイズの記録用紙にプリントす
るような場合には、画像を90°回転させて出力する必
要がある。そこで、このような場合には、上記同様、第
2の記憶手段14内に回転用バッファ14e1 ,14e
2 が取得可能であるか否かを判定し、演算の結果バッフ
ァ領域が取得可能であれば取得する。そして、第2の記
憶手段14に格納したプリンタ画像データ14dをいっ
たん回転用バッファ14e1 へ送出した後、画像形成手
段32に送り、画像形成手段32内の回転処理部32a
で回転処理を行う。この後、再度、回転用バッファ14
e2 へ転送した後、画像形成手段32の画像形成部32
bにより画像が形成される。ここで、形成された画像は
画像出力手段34によって記録用紙にプリントされる。
【0088】このようにしてPC3からのデータがプリ
ント出力された後、ファクス受信の画像データを出力す
るためのバッファ領域の取得が行われ、取得可能と判断
されると、第2の記憶手段14に取得した伸張用バッフ
ァ14a,解像度変換バッファ14bを経由して、送信
した画像データの画像形成を行う。
【0089】なお、ファクス受信した画像をプリントす
るに際して適当な記録用紙が記録用紙装填手段にない場
合には、このプリント動作はいったん中断される。
【0090】また、図6では、ファクス受信に続き、P
C3からデータ受信したときの第2の記憶手段14の使
用状況を示したが、これに画像読取手段6から取り込ま
れた画像データが加わった場合には、第2の記憶手段1
4内にさらにコピー画像データが格納されることにな
る。この場合にも、出力順序は、ファクスの画像データ
が一番最後となる。
【0091】(メモリ管理及び空き容量算出について)
次に、第2の記憶手段14の管理について、図9を用い
て説明する。第2の記憶手段14の記憶領域を管理する
メモリ管理手段20には、図示のようなメモリ管理テー
ブルを有している。
【0092】このメモリ管理テーブルは、メモリプール
先頭アドレス21、メモリプール長22、使用ブロック
先頭23、未使用ブロック先頭24、画像読取手段使用
中25、画像フォーマッタ手段使用中26、の各項目が
形成されている。これによって、第2の記憶手段14の
記憶領域を管理することができる。
【0093】一方、第2の記憶手段14には、ブロック
長15a、前ブロックアドレス15b、次ブロックアド
レス15c、ユーザー領域15dを1単位としてメモリ
ブロック15−1が複数(15−1、15−2、15−
3、15−4、15−5、・・)形成されている。
【0094】このような構成の第2の記憶手段14にお
いて、先ず、記憶領域の全体の先頭アドレス、長さを記
憶し、メモリはブロックとして管理される。ブロック
は、使用中のブロックと、未使用のブロックとしてそれ
ぞれ、先頭の使用中ブロックの先頭アドレス、長さ、先
頭の未使用ブロックの先頭アドレス、長さを記憶する。
【0095】上記以外に各メモリブロックの先頭にヘッ
ダと称されるエリアを持ち、ここにブロックの長さを記
憶するブロック長15aと、直前のブロックのアドレス
15bと、次のブロックのアドレス情報15cを持つ。
【0096】これらは、リンクのための情報で、ここに
固定の値を入れることにより、複数個あるブロックの終
端情報であることを示す。
【0097】第2の記憶手段14は、最初は全く未使用
であるため、使用中ブロックの先頭アドレスには第2の
記憶手段14の先頭アドレスが、未使用ブロックの先頭
アドレスには、固定値(例えば、0)が記載される。ま
た、第2の記憶手段14の先頭には、先頭のブロックで
あり、最後のブロックであることを示す0がアドレスと
して記載され、長さは第2の記憶手段14の長さが記載
される。
【0098】画像入出力のためにメモリが必要とされる
場合、所定の長さ+ヘッダ分のブロックが第2の記憶手
段14の先頭に配置される。この時、使用中ブロックの
先頭アドレスに第2の記憶手段14の先頭アドレスが記
載される。また、未使用ブロックは、先頭がこの使用中
のブロックの次のアドレスが記載され、その先頭ブロッ
クの情報と長さが記載される。
【0099】画像の入出力時には、画像データは圧縮さ
れて記憶されるので、これらの領域は、ページの解像
度、紙サイズによって可変長となる。また、複雑な入出
力の順序により、第2の記憶手段14の中は、使用中、
空き、使用中、空き、・・・といった状態になる場合が
ある。
【0100】この際、第2の記憶手段14の空き容量と
しては、複数個の空きエリアのうち、最大サイズのもの
が空き容量として認識される。また、バッファ領域取得
の場合も、既に例示したように、複数個のバッファ領域
が必要とされる場合があるが、上記の管理となるため、
複数個のバッファ領域をすべて順番に取得し、全てのバ
ッファ領域を取得できれば取得できたと判断する。
【0101】(キュー変更について)図10には、ジョ
ブ情報格納部30におけるキューの状態変化についての
説明図が開示されている。図10に示すように、初期状
態32aでは、全てキューは空き状態となっている。こ
こに、コピーが入力されると、32bに示すように、先
頭にコピーキューが格納される。次いで、コピーを出力
(プリントアウト)すすると、再び32cに示すように
先頭は空き状態となる。
【0102】ここで、ファクスが入力されると、32d
に示すように先頭領域に、ファクスキューF1が格納さ
れる。次に、32e、32f、32gに示すように、順
次プリンタが1ページ目、2ページ目、3ページ目と入
力されると、プリンタキューP1、P2、P3も順次2
番目、3番目、4番目の各領域に格納されていく。
【0103】これに加えて、さらにコピーの2枚目、3
枚目が入力されると、32h、32iに示すように、コ
ピーキューC2、C3が順次4番目、5番目の各領域に
格納されていく。
【0104】このような32iのようなキュー構成が形
成された状況において、ファクスF1の画像データをプ
リント出力するためのバッファ領域の取得ができた場合
には、当該バッファ領域はプリント出力に利用できるの
で、32jに示すように、先頭領域のファクスキューを
出力してプリント出力を行うこととなる。
【0105】一方、ファクスF1の画像データをプリン
ト出力するためのバッファ領域の取得ができなかった場
合には、ファクスキューF1を現時点でのキュー配列の
最後段の領域に入れるとともに、各キューを1段ずつ前
にシフトさせるようにして、32hに示すように、他の
キュー(P1、P2、P3、C2、C3)とファクスキ
ューF1とのキュー順序の変更を行うこととなる。
【0106】これによって、ファクス出力は一旦保留さ
れ、プリンタ、コピ等が出力を完了してバッファ領域を
確保してからファクスのプリント出力を行うこととな
る。これにより、従来のようなファクスデータが上書き
されるような事態を回避できる。
【0107】以上のように本実施の形態によれば、ファ
クシミリ,プリンタおよびコピーから取り込んだ画像デ
ータを紙面上にプリントしようとするとき、画像データ
が存在する場合には、ジョブの順序を入替え、特にファ
クシミリのプリント出力を後まわしにすることにより、
当該出力に必要なバッファ領域を従来のように他のジョ
ブによりデータが上書きされることがなくなり、良好に
画像プリントを行うことができる。さらには、このよう
にバッファ領域をメモリ管理手段により動的に管理する
ことにより、メモリの利用効率を向上させ、少ないメモ
リ容量でも効率よく処理して処理速度を向上させ、プリ
ント終了までの待ち時間を短縮することできる。
【0108】このように、複数の目的のために共通メモ
リを使用することにより、メモリの有効利用を図ること
ができる。
【0109】[第2の実施の形態]次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について、図11づいて説明する。
なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に同様
の構成に関しては説明を省略し、異なる部分についての
み述べる。図11は、本例の画像形成装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【0110】上述の第1の実施の形態では、入出力順序
を変更する構成としたが、本例の画像形成装置では、必
要容量を推定するとともに空き容量の増加判定を行う構
成としている。
【0111】すなわち、本例の画像形成装置は、図11
に示すように、図1と同様の構成である、ファクシミリ
通信手段102、PC103から画像情報を受け取るた
めのデータ受信手段104、画像フォーマッタ手段10
5、画像読取手段106、ジョブ情報格納部130、画
像形成手段132、画像出力手段134、第1〜第3の
各画像データが各々記憶され、上述の第1の記憶手段と
バッファ領域を含んだ第2の記憶手段とからなる記憶手
段110と、第1〜第3の各前記画像データの画像入出
力時に使用されるバッファ領域を、記憶手段110の任
意の領域に動的に生成、削除して記憶手段110の記憶
領域を管理する管理手段であるメモリ管理手段120
と、メモリ管理手段120の管理状態に基づいて、少な
くとも第1〜第3の各前記画像データの入力処理を停止
するように制御する入力停止制御手段140と、を含ん
で構成される。
【0112】入力停止制御手段140は、入力される第
1〜第3の各画像データの処理に必要なバッファ領域の
必要容量を算出するバッファ領域算出手段であるバッフ
ァメモリサイズ算出手段144と、入力される第1〜第
3の各画像データを格納するのに必要な必要容量を推定
する必要容量推定手段143と、記憶手段110の記憶
空き容量を算出する空き容量算出手段である空き容量判
定手段142と、空き容量が増加するか否かを判定する
空き容量増加判定手段145と、必要容量と空き容量と
の比較に基づき、空き容量が少ないと判断された場合
に、又は、空き容量が増加しないと判断された場合に、
第1〜第3の各画像データの入力処理を停止するように
制御する制御手段148と、を含んで構成される。
【0113】また、入力停止制御手段140は、第1〜
第3の各画像データの入力処理を停止した後、空き容量
が所定値以上になったことを検出する図示しない検出手
段を含んでいる。これにより、制御手段148は、検出
手段の検出結果が所定値以上となった場合に、停止して
いた第1〜第3の各画像データの入力処理を再開するこ
とができる。
【0114】(必要容量推定手段及び入力同時発生時の
ページ処理について)次に、複数個の画像入力が同時に
発生した場合のページ処理、管理について説明する。こ
れは、画像読み取り装置からの場合と、PCからの場合
とある。
【0115】ページ処理を行う場合、先ず、必要となる
メモリサイズを必要容量推定手段143により推定す
る。コピーの場合は、例えばA4サイズを圧縮した場合
に圧縮率が最小であっても入るようなサイズを指定し
て、メモリを取得する。また、プリンタの場合は、メモ
リフルとなった場合にジョブ継続できないので、ページ
のサイズを圧縮して必ず入るだけのサイズを指定する。
実際に取得するメモリは、コピーの場合は、上記の空き
ブロックのうち最大サイズのものを取得する。
【0116】プリンタの場合は、保証があるため、指定
サイズであれば何でもよい。また、この時指定するこれ
らのサイズは、設定や機械に実装されるメモリ容量によ
って切り替えられるようにしても良い。
【0117】上述のようにしてメモリの取得が行われる
と(S201)、メモリへのデータ書き込み中であるこ
とを示すフラグをセットする(S202)(図12参
照)。その後、メモリへのデータ書き込みのためのデー
タ転送に起動をかける(S203)。データ転送が開始
されると、メモリの先頭アドレスから順に書き込まれる
(S204)。1ページ分のデータ転送が終了すると
(S205)、この時点でデータのサイズが確定する
(S206)。取得したメモリの後端には、空きが存在
する場合と、メモリが不足する場合がある。メモリの空
きは存在する場合には、そのアドレス以降を空き領域と
するため、このアドレス以降を新たなブロックとし、空
き領域として判定認識する(S207)。
【0118】また、メモリの書き込まれた部分はサイズ
が異なるため、この時点でのブロック長を書き換える処
理が行われる(S208)。ここまで処理が終わると、
1ページ分のデータの書き込みが終了するため、メモリ
へのデータ書き込み中であることを示すフラグをリセッ
トする(S209)。
【0119】(空き容量増加判定手段について)次に、
空き容量増加判定手段145によるメモリ空き容量の増
加判定について示す。メモリ空き容量が増加するかしな
いかは、コピーかプリンタかによってその判断が異な
る。
【0120】先ず、メモリ空き容量が増加するのは、メ
モリ出力中の場合である。記録動作中の場合は、排紙セ
ンサの情報から、1ページの画像がジャムを起こすこと
なく正常に排出されたことを待って、記憶部内のデータ
を消去する。
【0121】また、コピー画像の読み込み時にメモリの
空きが期待できるかは、後で述べるプリンタの場合と比
較して短時間で読み込むことが必要なため、記録ジョブ
が読み込みジョブと異なる場合は、記録動作中、かつ、
グループまたは1部指定である時とする。一方、記録ジ
ョブが読み込みジョブと同一の場合は、記録動作中、か
つ、グループ又は1部指定でプリントすべき画像が1枚
以上ある時とする。
【0122】さらに、プリンタ画像の転送時にメモリの
空きが期待できるかは、コピーと異なり、スキャナを専
有することがないため、メモリ内で、このジョブより先
に出力すべき画像がある場合と、このジョブがプリント
中の場合は、プリントすべき画像が1枚以上ある時とす
る。具体的には、グループモード又は、ソートモードで
すでに読み終えた、ページをすべてプリントしていない
場合である。
【0123】(メモリ取得判定プロセス)次に、図13
及び図14を参照して、上述のような構成の画像形成装
置におけるメモリ取得判定のプロセスについて説明す
る。
【0124】先ず、画像読取手段106等にてスキャン
動作を行ったか否かの判定処理を行う(ステップ、以下
「S」301)。この判定処理で、スキャン動作が行わ
れない場合には、S314に進む。一方、この判定処理
で、スキャン動作が行われた場合には、S302に進
む。
【0125】このS302では、記録手段にエラーが発
生しているか否かの判定処理が行われる。この判定処理
で、記録手段がエラーである場合には、S311に進
む。一方、この判定処理で、記録手段がエラーでない場
合には、S303に進む。
【0126】このS303では、プリントジョブが中断
中であるか否かの判定処理が行われる。この判定処理
で、プリントジョブが中断中である場合には、S312
に進む。一方、この判定処理で、プリントジョブが中断
中でない場合には、S304に進む。
【0127】このS304では、プリント実行中のジョ
ブの有無を判定する処理が行われる。この判定処理で、
プリント実行中のジョブが有ると判定された場合には、
S306に進む。一方、この判定処理で、プリント実行
中のジョブが無いと判定された場合には、S305に進
む。
【0128】このS305では、記録手段が準備中であ
るか否かの判定処理が行われる。この判定処理で、記録
手段が準備中であると判定された場合には、メモリ待ち
となる。一方、この判定処理で、記録手段が準備中でな
いと判定された場合には、S313に進む。
【0129】S306では、スキャンと同一であるか否
かの判定処理が行われる。この判定処理において、スキ
ャンと同一でないと判定された場合には、S309に進
む。一方、この判定処理において、スキャンと同一であ
ると判定された場合には、S307に進む。
【0130】このS307では、画像メモリを使用して
いるか否かの判定処理が行われる。この判定処理におい
て、画像メモリを使用していないと判定された場合に
は、S313に進む。一方、この判定処理において、画
像メモリを使用していると判定された場合には、S30
8に進む。
【0131】このS308では、複数部数であるか否か
の判定処理が行われる。この判定処理において、複数部
数でない場合には、メモリ待ちとなる。一方、この判定
処理において、複数部数である場合には、S313に進
む。
【0132】S309では、上述のS306よりスキャ
ンと同一でないと判断された場合に、画像メモリを使用
しているか否かの判定処理が行われる。この判定処理に
おいて、画像メモリを使用していないと判定された場合
には、S313に進む。一方、この判定処理において、
画像メモリを使用していると判定された場合には、S3
10に進む。
【0133】このS310では、画像データが有るか否
かの判定処理が行われる。この判定処理において、画像
データが無いと判定された場合には、S313に進む。
一方、画像データが有ると判定された場合には、S31
1に進む。
【0134】このS311では、複数部数であるか否か
の判定処理が行われる。この判定処理において、複数部
数でないと判定された場合には、メモリ待ちとなる。一
方、この判定処理において、複数部数であると判定され
た場合には、S312に進む。
【0135】このS312では、グループ印刷であるか
否かの判定処理が行われる。この判定処理において、グ
ループであると判定された場合には、メモリ待ちとな
る。一方、グループでないと判定された場合には、S3
13に進む。
【0136】S313では、S302、S303、S3
05、S307、S308、S309、S310、S3
11、S312等の各処理部からの判定結果に基づき、
メモリ使用中であるか否かの判定処理が行われる。この
判定処理において、メモリ使用中であると判定された場
合には、メモリ待ちとなる。一方、この判定処理におい
て、メモリ使用中でないと判定された場合には、メモリ
取得は不可となる。
【0137】一方、S301にてスキャンがない場合に
は、S314において、プリントジョブが無いか否かの
判定処理が行われる。この判定処理において、プリント
ジョブが有ると判定された場合には、S317に進む。
一方、この判定処理において、プリントジョブが無いと
判定された場合には、S315に進む。
【0138】このS315では、記録手段がエラーであ
るか否かの判定処理が行われる。この判定処理におい
て、記録手段がエラーであると判定された場合には、メ
モリ待ちとなる。一方、この判定処理において、記録手
段がエラーでないと判定された場合には、S316に進
む。
【0139】このS316では、記録手段が準備中であ
るか否かの判定処理が行われる。この判定処理におい
て、記録手段が準備中であると判定された場合には、メ
モリ待ちとなる。一方、記録手段が準備中でないと判定
された場合には、メモリ取得不可となる。
【0140】また、S317では、S314にてプリン
トジョブがあると判断された場合において、ダウンロー
ドと同一であるか否かの判定処理が行われる。この判定
処理において、ダウンロードと同一でないと判定された
場合には、メモリ待ちの状態となる。一方、この判定処
理において、ダウンロードと同一であると判定された場
合には、S318に進む。
【0141】このS318では、出力待ち画像データが
有るか否かの判定処理が行われる。この判定処理におい
て、出力待ち画像データが有ると判定された場合には、
メモリ待ちの状態となる。一方、この判定処理におい
て、出力待ち画像データが無いと判定された場合には、
S319に進む。
【0142】このS319では、メモリ使用中であるか
否かの判定処理が行われる。この判定処理において、メ
モリ使用中であると判定された場合には、メモリ待ちと
なる。一方、この判定処理において、メモリ使用中でな
いと判定された場合には、メモリ取得不可となる。
【0143】(メモリ再取得処理)次に、メモリ待ちと
なった以降の処理、乃ち、バッファメモリ又は画像デー
タ格納のためのメモリ取得の再トライ処理について図1
4を用いて説明する。バッファメモリ取得時に取得でき
なかったが、上記のメモリの空きが期待できると判断さ
れた場合は、一旦待ち状態に遷移する。
【0144】その後、記録動作によりメモリに空きがで
きた場合には、再度メモリの使用量判断処理を行う。乃
ち、先ず、紙があるか否かの判断処理が行われる(S4
01)。この判断処理において、紙があると判断された
場合には、S402において、メモリ使用量再判断処理
を行う。一方、紙がないと判断された場合には、S40
3進む。
【0145】このS403では、ジョブ停止メッセージ
を表示するとともに、S404にてジョブ停止を行う。
【0146】このように、待ちの間に記録動作が紙無し
等で停止した場合には、この時点でメモリ待ち状態から
メモリが一杯のため、ジョブが継続できない旨のメッセ
ージ表示を行う等して、ジョブを終了する。
【0147】以上のように本実施の形態によれば、上述
の第1の実施の形態と同様の作用効果を奏しながらも、
必要容量推定手段により必要容量を推定でき、しかも空
き容量増加判定手段により空き容量の増加によってバッ
ファ領域をより的確に制御でき、多様な事態に対応でき
る複合型の画像形成装置を提供できる。。
【0148】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、3種
の複合機に適用する場合について述べたが、例えばファ
クシミリとコピーの複合機、ファクシミリとプリンタの
複合機等に適用しても良い。
【0149】また、入力停止制御手段は、各画像データ
の入力処理を停止した後、空き容量が増加しないと判断
された場合に、各画像データの入力処理を停止状態とし
てもよい。また、空き容量増加判定手段は、各画像デー
タの入力処理により異なる判断としてもよい。さらに、
空き容量増加判定手段は、第2の画像データの出力ジョ
ブと入力ジョブとが異なる場合であって、出力動作中
で、かつ、グループ又は一部指定の場合の条件設定がな
された場合に、空き容量の増加と判定されるように構成
できる。さらに、空き容量増加判定手段は、第2の画像
データの出力ジョブと入力ジョブとがほぼ同一の場合で
あって、出力動作中で、かつ、グループ又は一部指定で
出力すべき用紙が少なくともの1枚以上ある場合の条件
設定がなされた場合に、空き容量の増加と判定されるよ
うに構成できる。また、空き容量増加判定手段は、第3
の画像データの出力ジョブが、グループモード又はソー
トモードで既に入力されたページが全て出力されていな
い場合の条件設定がなされた場合に、空き容量の増加と
判定されるように構成できる。
【0150】また、必要容量推定手段は、記憶手段の画
像記憶の必要容量を、各画像データの入力処理により異
なる条件として構成できる。
【0151】さらに、入力停止制御手段は、記憶手段の
画像記憶の必要容量を、記憶手段の全容量の中から取得
可能となるように構成できる。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァクシミリ,プリンタおよびコピーから取り込んだ画像
データを紙面上にプリントしようとするとき、画像デー
タが存在する場合には、ジョブの順序を入替え、特にフ
ァクシミリのプリント出力を後まわしにすることによ
り、当該出力に必要なバッファ領域を従来のように他の
ジョブによりデータが上書きされることがなくなり、良
好に画像プリントを行うことができる。さらには、この
ようにバッファ領域をメモリ管理手段により動的に管理
することにより、メモリの利用効率を向上させ、少ない
メモリ容量でも効率よく処理して処理速度を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の画像形成装置のファクス受信時のメモリ
使用状況を示す説明図である。
【図3】 図1の画像形成装置のプリンタ受信時のメモ
リ使用状況を示す説明図である。
【図4】図1の画像形成装置のコピー画像受信時のメモ
リ使用状況を示す説明図である。
【図5】図1の画像形成装置のプリンタ受信時のメモリ
使用状況を示す説明図である。
【図6】図1の画像形成装置のファクスプリント中断
後、ファクスプリント複合動作時のメモリ使用状況を示
す説明図である。
【図7】図1の画像形成装置のファクスモードにおける
バッファメモリ取得の処理手順の概要を示すフローチャ
ートである。
【図8】図1の画像形成装置のバッファメモリ取得の再
トライ処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図1の画像形成装置のメモリ管理システムの構
成を示す説明図である。
【図10】図1の画像形成装置のキュー管理の状態を示
す説明図である。
【図11】本発明の画像形成装置の構成の一例を示す機
能ブロック図である。
【図12】図11の画像形成装置のページ処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図13】図11の画像形成装置のメモリ空き判定の処
理手順を示すフローチャートである。
【図14】図11の画像形成装置のメモリ待ち後の処理
手順を示すフローチャートである。
【図15】従来の画像形成装置におけるメモリの使用状
況を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 ファクシミリ通信手段 6 画像読取手段 12 第1の記憶手段 14 第2の記憶手段 20 メモリ管理手段 30 ジョブ情報格納部 32 画像形成手段 34 画像出力手段 40 出力順序制御手段 42 空き容量判定手段 44 バッファメモリサイズ算出手段 46 入出力順序決定手段 48 制御手段 143 必要容量推定手段 145 空き容量増加判定手段

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ通信手段からの第1の画像
    データの出力を行う第1の画像形成出力動作要求、情報
    処理装置からの第2の画像データの出力を行う第2の画
    像形成出力動作要求、画像読取装置からの第3の画像デ
    ータの出力を行う第3の画像形成出力動作要求のうちい
    ずれか複数個の出力動作要求を有し、各出力動作要求に
    基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置であって、 前記第1の画像データが記憶される第1の記憶手段と、 前記第1〜第3の各画像データで共用されるバッファ領
    域を含み、前記第2の画像データ又は前記第3の画像デ
    ータが記憶される第2の記憶手段と、 前記第1〜第3の各画像形成出力動作要求に応じて、少
    なくとも前記バッファ領域を生成、削除して前記第2の
    記憶手段の記憶領域を動的に管理する管理手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ通信手段からの第1の画像
    データの出力を行う第1の画像形成出力動作要求、情報
    処理装置からの第2の画像データの出力を行う第2の画
    像形成出力動作要求、画像読取装置からの第3の画像デ
    ータの出力を行う第3の画像形成出力動作要求のうちい
    ずれか複数個の出力動作要求を有し、各出力動作要求に
    基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置であって、 前記第1の画像データが記憶される第1の記憶手段と、 前記第1〜第3の各画像データで共用されるバッファ領
    域を含み、前記第2の画像データ又は前記第3の画像デ
    ータが記憶される第2の記憶手段と、 少なくとも、前記第1の画像形成出力動作要求が他のい
    ずれかの出力動作要求より先に要求されている場合に、
    前記第1の画像形成出力動作要求より先に他のいずれか
    の出力動作要求を優先するように、出力順序を変更制御
    する出力順序制御手段と、 少なくとも前記バッファ領域及び前記第2の記憶手段の
    記憶領域を管理するとともに、変更された出力順序に基
    づいて、前記他のいずれかの出力動作要求に対応するバ
    ッファ領域を生成、削除し、その後前記第1の画像出力
    動作要求に対応するバッファ領域を生成、削除して記憶
    領域を動的に管理する管理手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記出力順序制御手段は、前記第2の記
    憶手段内の記憶空き容量を算出する空き容量算出手段
    と、 画像出力に必要となる前記バッファ領域の必要容量を算
    出するバッファ領域算出手段と、 算出された前記空き容量と、算出された前記必要容量と
    に基づき、前記第1〜第3の各画像出力動作要求の出力
    順序を決定する出力順序決定手段と、 を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記出力順序制御手段は、前記必要容量
    に対して前記空き容量が少ない場合に、画像形成出力動
    作を行う前に、出力順序の変更を行うことを特徴とする
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記出力順序決定手段は、前記空き容量
    と前記必要容量との比較を、前記第1の画像データの画
    像出力時に行うことを特徴とする請求項3に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記出力順序制御手段は、前記空き容量
    が不足している場合に、前記第1の画像出力動作要求の
    出力を停止し、前記バッファ領域を開放した後に、前記
    バッファ領域の取得を行うことを特徴とする請求項3に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記出力順序決定手段は、前記空き容量
    と前記必要容量との比較を、前記第1〜第3の各画像デ
    ータの入力中に行うことを特徴とする請求項3に記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記空き容量算出手段は、前記空き容量
    は、前記第2の記憶手段の複数の空きブロック領域のう
    ち、最大容量の空きブロック領域を空き容量として認識
    することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記バッファ領域算出手段は、複数の前
    記バッファ領域が必要となる場合に、各々の前記バッフ
    ァ領域を順次取得して全ての前記バッファ領域が取得で
    きた場合にのみ、取得可能と判定されることを特徴とす
    る請求項3に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 管理手段は、使用領域のブロック情報
    及びブロック長さと、未使用領域のブロック情報及びブ
    ロック長さを管理する管理テーブルを含むことを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 ファクシミリ通信手段からの第1の画
    像データの出力を行う第1の画像形成ジョブ、情報処理
    装置からの第2の画像データの出力を行う第2の画像形
    成ジョブ、画像読取装置からの第3の画像データの出力
    を行う第3の画像形成ジョブのうちいずれか複数個のジ
    ョブを有し、各ジョブに基づいて用紙に画像形成を行う
    画像形成装置であって、 前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
    段と、 前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力時に使
    用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の領域に
    動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を管理す
    る管理手段と、 前記管理手段の管理状態に基づいて、少なくとも前記第
    1〜第3の各前記画像データの入力処理を停止するよう
    に制御する入力停止制御手段と、 を含み、 前記入力停止制御手段は、 入力される前記第1〜第3の各画像データを格納するの
    に必要な必要容量を推定する必要容量推定手段と、 前記記憶手段の記憶空き容量を算出する空き容量算出手
    段と、 前記空き容量が増加するか否かを判定する空き容量増加
    判定手段と、 前記必要容量と前記空き容量との比較に基づき、前記空
    き容量が少ないと判断された場合に、前記第1〜第3の
    各画像データの入力処理を停止するように制御する制御
    手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 ファクシミリ通信手段からの第1の画
    像データの出力を行う第1の画像形成ジョブ、情報処理
    装置からの第2の画像データの出力を行う第2の画像形
    成ジョブ、画像読取装置からの第3の画像データの出力
    を行う第3の画像形成ジョブのうちいずれか複数個のジ
    ョブを有し、各ジョブに基づいて用紙に画像形成を行う
    画像形成装置であって、 前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
    段と、 前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力時に使
    用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の領域に
    動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を管理す
    る管理手段と、 前記管理手段の管理状態に基づいて、少なくとも前記第
    1〜第3の各前記画像データの入力処理を停止するよう
    に制御する入力停止制御手段と、 を含み、 前記入力停止制御手段は、 入力される前記第1〜第3の各画像データを格納するの
    に必要な必要容量を推定する必要容量推定手段と、 前記記憶手段の記憶空き容量を算出する空き容量算出手
    段と、 前記空き容量が増加するか否かを判定する空き容量増加
    判定手段と、 前記必要容量と前記空き容量との比較に基づき、前記空
    き容量が増加しないと判断された場合に、前記第1〜第
    3の各画像データの入力処理を停止するように制御する
    制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記入力停止制御手段は、前記第1〜
    第3の各画像データの入力処理を停止した後、前記空き
    容量が所定値以上になったことを検出する検出手段を含
    み、 前記制御手段は、前記検出手段の検出結果が所定値以上
    となった場合に、停止していた前記第1〜第3の各画像
    データの入力処理を再開することを特徴とする請求項1
    1又は請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記入力停止制御手段は、前記第1〜
    第3の各画像データの入力処理を停止した後、前記空き
    容量が増加しないと判断された場合に、前記第1〜第3
    の各画像データの入力処理を停止状態とすることを特徴
    とする請求項11又は請求項12に記載の画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】 前記空き容量増加判定手段は、前記第
    1〜第3の各画像データの入力処理により異なる判断と
    することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載
    の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記空き容量増加判定手段は、前記第
    2の画像データの出力ジョブと入力ジョブとが異なる場
    合であって、出力動作中で、かつ、グループ又は一部指
    定の場合の条件設定がなされた場合に、前記空き容量の
    増加と判定されることを特徴とする請求項11又は請求
    項12に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記空き容量増加判定手段は、前記第
    2の画像データの出力ジョブと入力ジョブとがほぼ同一
    の場合であって、出力動作中で、かつ、グループ又は一
    部指定で出力すべき用紙が少なくともの1枚以上ある場
    合の条件設定がなされた場合に、前記空き容量の増加と
    判定されることを特徴とする請求項11又は請求項12
    に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記空き容量増加判定手段は、前記第
    3の画像データの出力ジョブが、グループモード又はソ
    ートモードで既に入力されたページが全て出力されてい
    ない場合の条件設定がなされた場合に、前記空き容量の
    増加と判定されることを特徴とする請求項11又は請求
    項12に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記必要容量推定手段は、前記記憶手
    段の画像記憶の必要容量を、前記第1〜第3の各画像デ
    ータの入力処理により異なる条件とすることを特徴とす
    る請求項11又は請求項12に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記入力停止制御手段は、前記記憶手
    段の画像記憶の必要容量を、前記記憶手段の全容量の中
    から取得可能とすることを特徴とする請求項11又は請
    求項12に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 ファクシミリ通信手段からの第1の画
    像データの出力を行う第1の画像形成ジョブ、情報処理
    装置からの第2の画像データの出力を行う第2の画像形
    成ジョブ、画像読取装置からの第3の画像データの出力
    を行う第3の画像形成ジョブのうちいずれか複数個のジ
    ョブを有し、各ジョブに基づいて用紙に画像形成を行う
    画像形成装置であって、 前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
    段と、 前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力時に使
    用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の領域に
    動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を管理す
    る管理手段と前記管理手段の管理状態に基づいて、少な
    くとも前記第1〜第3の各前記画像データの入力処理を
    停止するように制御する入力停止制御手段と、 を含み、 前記入力停止制御手段は、 入力される前記第1〜第3の各画像データの処理に必要
    な前記バッファ領域の必要容量を算出するバッファ領域
    算出手段と、 前記記憶手段の記憶空き容量を算出する空き容量算出手
    段と、 前記空き容量が増加するか否かを判定する空き容量増加
    判定手段と、 前記必要容量と前記空き容量との比較に基づき、前記空
    き容量が少ないと判断された場合に、前記第1〜第3の
    各画像データの入力処理を停止するように制御する制御
    手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 ファクシミリ通信手段からの第1の画
    像データの出力を行う第1の画像形成ジョブ、情報処理
    装置からの第2の画像データの出力を行う第2の画像形
    成ジョブ、画像読取装置からの第3の画像データの出力
    を行う第3の画像形成ジョブのうちいずれか複数個のジ
    ョブを有し、各ジョブに基づいて用紙に画像形成を行う
    画像形成装置であって、 前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
    段と、 前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力時に使
    用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の領域に
    動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を管理す
    る管理手段と前記管理手段の管理状態に基づいて、少な
    くとも前記第1〜第3の各前記画像データの入力処理を
    停止するように制御する入力停止制御手段と、 を含み、 前記入力停止制御手段は、 入力される前記第1〜第3の各画像データの処理に必要
    な前記バッファ領域の必要容量を算出するバッファ領域
    算出手段と、 前記記憶手段の記憶空き容量を算出する空き容量算出手
    段と、 前記空き容量が増加するか否かを判定する空き容量増加
    判定手段と、 前記必要容量と前記空き容量との比較に基づき、前記空
    き容量が増加しないと判断された場合に、前記第1〜第
    3の各画像データの入力処理を停止するように制御する
    制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記入力停止制御手段は、前記第1〜
    第3の各画像データの入力処理を停止した後、前記空き
    容量が所定値以上になったことを検出する検出手段を含
    み、 前記制御手段は、前記検出手段の検出結果が所定値以上
    となった場合に、停止していた前記第1〜第3の各画像
    データの入力処理を再開することを特徴とする請求項2
    1又は請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記入力停止制御手段は、前記第1〜
    第3の各画像データの入力処理を停止した後、前記空き
    容量が増加しないと判断された場合に、前記第1〜第3
    の各画像データの入力処理を停止状態とすることを特徴
    とする請求項21又は請求項22に記載の画像形成装
    置。
  25. 【請求項25】 ファクシミリ通信手段からの第1の画
    像データの出力を行う第1の画像形成ジョブ、情報処理
    装置からの第2の画像データの出力を行う第2の画像形
    成ジョブ、画像読取装置からの第3の画像データの出力
    を行う第3の画像形成ジョブのうちいずれか複数個のジ
    ョブを有し、各ジョブに基づいて用紙に画像形成を行う
    画像形成装置であって、 前記第1〜第3の各画像データが各々記憶される記憶手
    段と、 前記第1〜第3の各前記画像データの画像入出力時に使
    用されるバッファ領域を、前記記憶手段の任意の領域に
    動的に生成、削除して前記記憶手段の記憶領域を管理す
    る管理手段と少なくとも前記第1〜第3の各画像データ
    の入力要求が発生した場合に、前記管理手段の画像入力
    状態に応じて、前記画像データの入力を一時的に停止
    し、画像入力状態停止後に前記画像データの入力を再開
    するように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7755781B2 (en) 2006-07-24 2010-07-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus, image forming method and recording medium
JP2010277141A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Oki Data Corp 画像形成システム

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