JP2002057603A - Ds−cdma方式のレイク受信装置 - Google Patents

Ds−cdma方式のレイク受信装置

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JP2002057603A
JP2002057603A JP2000240001A JP2000240001A JP2002057603A JP 2002057603 A JP2002057603 A JP 2002057603A JP 2000240001 A JP2000240001 A JP 2000240001A JP 2000240001 A JP2000240001 A JP 2000240001A JP 2002057603 A JP2002057603 A JP 2002057603A
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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より厳密なパス選択を行うことのできるDS
−CDMA方式のレイク受信装置を提供する。 【解決手段】 パイロットシンボルが一定周期で情報シ
ンボル中に挿入された受信信号フレームについてチャネ
ル推定補償を行うレイクフィンガー回路6lと、受信信
号yl(n;m)の位相に基づきチャネル推定が不可能
な受信信号を削除しかつチャネル推定が可能な受信信号
を通過させるチャネル推定不可シンボル削除部24と、
レイクフィンガー回路6lによりチャネル推定補償され
た補償信号とチャネル推定不可シンボル削除部24を通
過した受信信号yl’(n;m)とに基づき受信信号電
力Pl’(n;m)を演算する信号電力決定部9と、各
パスの受信信号電力Pl’(n;m)に対する最小受信
電力に関する閾値と最大受信電力に関する閾値とに基づ
きパスを選択するパス選択部10と、パス選択部10の
選択指令に基づいて選択された受信信号フレームを合成
する最大比レイク合成部11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DS−CDMA方
式のレイク受信装置に関し、更に詳しくは、時間多重パ
イロットシンボルを用いた絶対同期検波(コヒーレント
検波)方式のレイク受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、高柔軟性、高品質、低消費電力、
フェージングに対する高い耐性、周波数の効率的な利
用、高通信容量等を目的とする第三世代移動通信システ
ムの実用化に向けて、DS−CDMA方式(Direct Seq
ence−Code Division Multi Access)、MC−CDMA
(Multi Carrier−Code Division Multi Access)の研
究開発が盛んに行われている。
【0003】そのDS−CDMA方式では、例えばW−
CDMA方式のように時間多重パイロットシンボルを情
報系列中に一定周期で挿入することにより、絶対同期検
波が可能であり、非同期検波に較べて所定の通信品質を
得るためのSINR(熱雑音比)を低減できるメリット
がある。
【0004】この時間多重パイロットシンボルは、図1
に示すように、パイロットシンボルが情報の時系列中に
一定の周期で挿入される。その図1において、横軸は時
間軸であり、縦軸は信号の振幅である。
【0005】また、その図1において、符号1はその情
報の時系列中に挿入されたパイロットシンボルブロック
を示す。そのパイロットシンボルブロック1と次のパイ
ロットシンボル1との間に情報シンボル部(データシン
ボルブロック)2が存在する。
【0006】先行のパイロットシンボルブロック1の立
ち上がりからその情報シンボル部2を挟んで後行のパイ
ロットシンボルブロック1の立ち上がり前までを1スロ
ットといい、このスロットが複数個集まって1フレーム
が構成される。その1スロットは複数個のパイロットシ
ンボルと複数個のデータシンボルとからなっている。あ
るデータシンボルの立ち上がり前の任意タイプのシンボ
ル(データシンボルか、パイロットシンボルか、又は、
一部分がデータシンボルで残りの部分がパイロットシン
ボルのいずれの場合でも良い)はそのデータシンボルに
対して閾値決定用シンボルブロック3として用いられ
る。
【0007】その図1にはQPSK(Quadrature PSK)
方式のデジタル変調方式が示されており、白抜きで示す
ブロックは搬送波に位相が合致している変調信号(I相
信号)に基づくビット(Iチャンネルビット4)、ハッ
チングで示すブロックは搬送波に対して90度位相がず
らされた変調信号(Q相信号)に基づくビット(Qチャ
ンネルビット5)であり、Iチャンネルビット4とQチ
ャンネルビット5とが交互に配置されて送信される。こ
のQPSK方式のデジタル変調方式によれば、送信デー
タを2ビットずつに区切って四つの位相に割り当てて変
調することができ、一度に2ビット分の情報を送ること
ができる。
【0008】この送信データは所定の位相角Pで送出さ
れるが、無線伝搬経路(無線通信パス)の途中で反射、
吸収等の影響を受けて、振幅が変動すると共に位相変動
を受けて位相が回転し、いわゆるフェージングが生じ
る。
【0009】受信側で、この送信データを受信した場
合、位相角Pにフェージングによる位相回転角r(t)
が加わった送信データが受信されることになる。その位
相回転角r(t)は複素数で表される。
【0010】従って、このフェージングによる影響を受
けて送信データをそのまま使用することにすると、通信
品質が劣化することになる。
【0011】時間多重パイロットシンボル方式では、パ
イロットシンボルに位相角情報P1を与えて、パイロッ
トシンボルが無線伝搬経路でどれだけの位相回転が生じ
たかを取得するようにしている。
【0012】すなわち、パイロットシンボルの位相角P
が既知であれば、受信した送信データの位相角P1と位
相角Pとに基づいて、位相回転角r(t)を得ることが
でき、この位相回転角r(t)の複素共役数−r(t)
を受信データの位相角P1に乗算することにより、位相
角Pを得ることができる。
【0013】従って、この時間多重パイロットシンボル
方式を用いると、フェージング及び熱雑音の情報を推定
できる。これをチャネル推定という。この推定された情
報を用いて、フェージングを受けた情報を所望の程度回
復させることができ、これをチャネルのフェージング歪
みの補償という。
【0014】現実の通信システムでは、所定の熱雑音比
の条件のもとで絶対同期検波を行うために、高精度のチ
ャネル推定法が要求され、そのチャネル推定法の一例が
信学技報(社団法人 電子情報通信学会発行:RSC9
6−72(1996−08))の45頁−50頁に報告
されている。
【0015】このチャネル推定法では、複数個のパイロ
ットシンボルを平均化して、パイロットシンボルが受け
た熱雑音の影響を低減させる。
【0016】すなわち、1パイロットシンボルブロック
1内の複数個のIチャンネルビット4と複数個のQチャ
ンネルビット5とを平均化する。これを複数個のパイロ
ットシンボルブロック1について行う。更に、この複数
個のパイロットシンボルブロック1の平均値に重みを付
けて平均化する。
【0017】これによって、チャネルのフェージングに
よる位相の歪みが推定され、この方法によって、所定範
囲のフェージングの影響を補償できるが、より高速のフ
ェージングに対しては補償できない。
【0018】すなわち、チャネル推定と補償とによって
取り除くことのできるフェージングに適応可能な限度が
ある。また、チャネル推定と補償とによって取り除くこ
とのできるフェージングが適応可能な限度内にあって
も、ドップラー周波数が高いほどチャネル推定が劣化す
る。
【0019】図2は二つの無線伝搬経路(2パス)を通
って受信された受信データを示しており、(a)はパス
1を経由して受信されたIチャンネルビットの振幅変
動、(b)はパス1を経由して受信されたQチャンネル
ビットの振幅変動、(c)はパス2を経由して受信され
たIチャンネルビットの振幅変動、(b)はパス2を経
由して受信されたQチャンネルビットの振幅変動を示し
ている。
【0020】このようなパスを選択して受信する手段と
して、レイク合成回路が知られている。
【0021】そのレイク合成回路は、図3に示すよう
に、複数個のレイクフィンガー回路6 l(l=1、2、
…)を有する。受信データとしての拡散信号は相関器
(マッチドフィルタ)Corに入力されて、逆拡散符号
により相関を取り、その相関信号が各レイクフィンガー
回路6lに入力される。各レイクフィンガー回路6lはチ
ャネル推定部7を有する。
【0022】チャネル推定部7はパイロットシンボルブ
ロック1を用いて受信信号yl(n;m)のI/Qチャ
ネルビットの位相の歪みを計算する。ここで、nとmと
は対象スロット及びシンボルを指定する番号である。な
お、この位相の歪みは伝搬路(パス)のフェージングに
よって発生する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レイク合成回路では、チャネル推定と補償機能を有する
とはいっても、実際に対象としている送信データのチャ
ネル推定できるか否かは判断せずに、熱雑音比の判定で
判断された閾値判定で選択された全パスを合成してい
る。
【0024】例えば、この熱雑音比によってパスを選択
する方法として、2段階閾値判定法が知られている(信
学技法A−P97−104、RCS97−119(19
97−10)第43頁−第48頁)。
【0025】この2段階閾値判定法では、マッチドフィ
ルタによって逆拡散された受信信号を、遅延回路8によ
って時間Tc/M(Tc:チップ周期、M:オーバーサ
ンプル数)毎の遅延を有するL(1パイロットシンボル
内のチップ数×M)個の信号成分に分離する。そして、
時間多重されたパイロットシンボルを用いて分離された
信号成分毎にチャネル推定し、位相補償を行う。遅延回
路8はチャネル推定部7のチャネル推定値ξ’l(n)
と信号y1(n;m)とを同相にする役割を果たす。
【0026】また、各信号成分毎の平均受信電力を測定
して遅延プロファイルを生成し、得られた遅延プロファ
イルに対して、2段階の閾値判定を行うことによりレイ
ク合成に有効な熱雑音比を有するマルチパスを選択す
る。
【0027】そして、選択されたマルチパスを最大比合
成する。
【0028】いま、送信データのフォーマットが図1で
あると仮定し、1パイロットシンボルブロック1は位相
が既知のパイロットシンボルNp個で構成され、データ
シンボルブロック2はデータシンボルNs個で構成され
ているものとする。
【0029】1フレームのn番目のスロットのm番目の
シンボルについて、lパス目の逆拡散後の信号をy
l(n;m)とし、n番目のパイロットシンボルブロッ
ク1におけるチャネル推定値ξ’l(n)を下記の
(1)式に基づいて求める。
【0030】
【数1】
【0031】そして、n番目のスロットについてその前
後K個のパイロットシンボルブロックについてのチャネ
ル推定値ξ’lに重み付けをして平均化し、n番目のス
ロットのチャネル推定値ξl(n)を下記の(2)式に
基づいて求める。
【0032】
【数2】
【0033】ここで、α(i)は平均化の重み付け係数を
示す。
【0034】このチャネル推定値ξl(n)を用いてn
番目のスロットの情報シンボル区間のチャネル変動を補
償する。
【0035】説明の便宜のため、この補償直後の信号Y
l(n;m)を下記の(3)式で定義する。
【0036】
【数3】
【0037】ここで、符号*は複素共役を示す。
【0038】一般的には、この補償直後の信号Y
l(n;m)はその後にレイク合成されてデータ復調さ
れる。その復調データの信号推定値d(n;m)は下記
の(4)式で表される。
【0039】
【数4】
【0040】ここで、符号Lはレイク合成回路のブラン
チ数を示し、sgn[ ]は[ ]内の式の符号(+又は−)
を示す。
【0041】すなわち、従来のレイク合成回路では、図
3に示すように、各レイクフィンガー回路6lは遅延回
路8の信号とチャネル推定部7の信号とを乗算回路50
で(3)式に基づいて乗算して、補償直後の信号Y
l(n;m)を乗算回路50から出力する。
【0042】この従来のレイク合成回路では、その補償
直後の信号Yl(n;m)はそれぞれ信号電力決定部9
に入力される。
【0043】信号電力決定部9は、補償直後の信号Yl
(n;m)に基づいて各パスからの信号(各レイクフィ
ンガー回路6lからの信号)Yl(n;m)によって受信
信号電力S(l)を計算する。すなわち、I相チャネル
ビット値の2乗とQ相チャネルビット値の2乗との和を
求める。
【0044】そして、次に、遅延プロファイルの信号成
分における最小受信信号電力Sminと最大受信信号電力
maxとを検出する。最小受信信号電力Sminに対して
は、他チャンネル干渉や熱雑音のみのサンプル点を合成
しないように閾値Δnoise(dB)を設定する。また、
最大受信信号電力Smaxに対しては、レイク合成に有効
な熱雑音比を有するマルチパスを選択するための閾値Δ
Rake(dB)を設定する。
【0045】この閾値Δnoise(dB)、ΔRake(d
B)はそれぞれ2段階パス選択部10に入力されてい
る。2段階パス選択部10は、サンプリングによる全検
出信号のうち、受信信号電力S(l)が下記の(5)式
の条件を満たす信号成分のみを選択するように、最大レ
イク合成部11を判別する。
【0046】
【数5】
【0047】ところが、この従来の2段階パス選択方法
では、フェージングによるチャネルの速い変動に対し
て、式(2)で得られたチャネル推定値ξl(n)の推
定精度が十分ではないため、式(3)に基づき得られた
補償直後の信号Yl(n;m)がフェージングに対して
十分に補償されず、信号の電力のみを判定材料としてパ
スを選択するのみであるので、選択された信号が最大比
レイク合成部11でレイク合成されて復調データ(復調
信号)として出力されることになる。
【0048】なるほど、フェージングの歪み補償が十分
されていないデータシンボルでは雑音が支配的である場
合、パスの選択において、熱雑音比で判定することにす
れば、このデータシンボルに対応するパスは合成されな
いはずである。
【0049】しかしながら、式(5)に基づく判定は、
厳密な意味で熱雑音比による判定とはいえないのであ
る。すなわち、従来の熱雑音比判定法では、受信信号電
力S(l)が一番低いパスは雑音が支配的であると仮定
し、データシンボルの電力が閾値Δnoise(dB)を加
えたこの最小電力Sminよりも低い場合に、対応するパ
スでは雑音が支配的であると判断して、レイク合成をし
ないことになる。逆に、データシンボルの電力が閾値Δ
noise(dB)を加えたこの最小電力Sminよりも高い場
合には対応するパスでは信号が支配的であると判断し、
しかも、Smax+ΔR akeよりも大きいときには、レイク
合成を行うことになる。
【0050】この場合、受信特性のビット誤り率のみに
着目すると、式(5)を用いての判定は、パスの熱雑音
比判定の近似になる。つまり、熱雑音比が低い領域で
は、雑音が大きい電力を持つ確率が高いので、式(5)
による判定は意味を持たなくなり、フェージング歪みが
十分に補償されなかったデータシンボルでは、熱雑音比
が低くなる可能性が高いため、特に問題となる。
【0051】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、より厳密なパス選択を
行うことのできるDS−CDMA方式のレイク受信装置
を提供することにある。
【0052】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のDS−
CDMA方式のレイク受信装置は、パイロットシンボル
が一定周期で情報シンボル中に挿入された受信信号フレ
ームについてチャネル推定補償を行うレイクフィンガー
回路と、前記受信信号の位相に基づきチャネル推定が不
可能な受信信号を削除しかつチャネル推定が可能な受信
信号を通過させるチャネル推定不可シンボル削除部と、
前記レイクフィンガー回路によりチャネル推定補償され
た補償信号と前記チャネル推定不可シンボル削除部を通
過した受信信号とに基づき受信信号電力を演算する信号
電力決定部と、各パスの受信信号電力に対する最小受信
電力に関する閾値と最大受信電力に関する閾値とに基づ
きパスを選択するパス選択部と、該パス選択部の選択指
令に基づいて選択された受信信号フレームを合成する最
大比レイク合成部とを備えたことを特徴とする。
【0053】請求項2に記載のDS−CDMA方式のレ
イク受信装置は、前記チャネル推定不可シンボル削除部
が全てのパスについて該チャネル推定不可シンボル削除
部に入力された受信信号を削除したときに、該チャネル
推定不可シンボル削除部に入力される前の受信信号をバ
イパスして前記信号電力決定部に入力させるバイパス手
段が設けられていることを特徴とする。
【0054】請求項3に記載のDS−CDMA方式のレ
イク受信装置は、前記チャネル推定不可シンボル削除部
が、受信信号シンボルの位相が所定のシンボル位相の閾
値を超える場合にその受信信号シンボルを削除し、か
つ、受信信号シンボルの位相がシンボル位相の閾値を超
えない場合にはその受信信号シンボルを通過させること
を特徴とする。
【0055】請求項4に記載のDS−CDMA方式のレ
イク受信装置は、前記チャネル推定不可シンボル削除部
が、前記受信信号シンボル近傍の所定個数のシンボルの
平均位相とシステムの閾値パラメータとを用いて、前記
受信信号シンボルに対する位相の閾値を動的に決定する
位相の閾値決定手段を備えることを特徴とする。
【0056】
【発明の実施の形態】まず、チャネル推定法の有効範囲
を決定する。ここで、例えば、チャネル推定法の有効範
囲(チャネル推定法で対応可能な最大フェージング周波
数)をffa d fmaxとする。受信信号のデータシンボルの
I/Qチャネルビットの位相はチャネルのフェージング
の影響で変動するので、チャネル推定、チャネル補償に
よりこの変動を補償する。チャネルの最大ドップラー周
波数fDがffad fmax以上の場合、チャネル推定精度が劣
化してチャネルの補償が困難になる。このため、十分な
精度が得られなくなる位相変動の範囲に対応する閾値を
設定する。
【0057】図2、図4を参照しつつ閾値について説明
する。
【0058】その図4(a)は図2(a)、(b)に示
すパス1のある時刻T1における受信信号yl(n;
m)の受信ベクトルZ1を示し、図4(b)は図2
(a)、(b)に示すパス1のある時刻T2における受
信信号yl(n;m)の受信ベクトルZ1を示し、図4
(c)は図2(c)、(d)に示すパス2のある時刻T
1における受信信号yl(n;m)の受信ベクトルZ1
を示し、図4(d)は図2(c)、(d)に示すパス2
のある時刻T2における受信信号yl(n;m)の受信
ベクトルZ1を示しており、θ’は位相を示し、縦軸は
Q相チャネルビットの振幅、横軸はI相チャネルビット
の振幅、θtres1、θtres2はチャネル推定で
きる位相角範囲を示し、45度の中心線θcentは送
信データの本来の位相角を示している。また、θtre
sは位相の閾値を示している。
【0059】例えば、時刻T1においては、パス1を見
ると、Qチャンネルビット5の変動が大きいために、受
信信号y1(n;m)をベクトル表現した受信ベクトル
Z1の絶対値は大きいがチャネル推定できる範囲外とな
ってチャネル推定を行うことができず(図4(a)参
照)、受信ベクトルZ1の絶対値は小さいがチャネル推
定可能な範囲内に受信ベクトルZ1があるパス2を用い
てレイク合成を行うことが望ましい(図4(c)参
照)。
【0060】一方、時刻T2においては、パス2を見る
と、受信ベクトルZ1はチャネル推定できる範囲内にあ
るが絶対値が小さいために熱雑音比が劣化し(図4
(d)参照)、このような場合には、受信ベクトルZ1
の絶対値が大きくてかつチャネル推定可能な範囲内に受
信ベクトルZ1があるパス1を用いてチャネル推定を行
うのが望ましい(図4(b)参照)。
【0061】本発明に係わるレイク受信装置はこの位相
による処理を行うものである。
【0062】この閾値θresは所定時間毎のチャネル
推定が可能なデータシンボルの位相変化量の許容値であ
る。
【0063】レイクフィンガー回路では、チャネルの推
定及び補償とパスの選択のための電力決定とを、受信信
号を分岐させて独立に処理する。
【0064】電力決定のための信号処理では、データシ
ンボル毎にI/Qチャネルビットの位相の変化を計算
し、この処理で決定した位相の変化量を閾値θtresと比
較する。その位相の変化量は、ある時間のデータシンボ
ルの位相を一定時間前のある時間範囲の平均位相と比較
することによって決める。
【0065】パス選択処理の前処理として、位相の変化
量が閾値θtres以下の場合には、そのままデータシンボ
ルを信号電力決定部9に送る。位相の変化量が閾値θ
tres以上の場合には、信号電力決定部9に送るデータシ
ンボルを削除する。
【0066】この処理と並列して、受信信号yl(n;
m)をそのまま遅延し、チャネル推定及びフェージング
歪補償を行い、電力決定部9に送る処理も行う。従っ
て、電力決定部9はシンボル毎に2つのルート信号につ
いて電力計算を行う。ルート1では、受信信号y
l(n;m)はチャネル推定不可シンボル削除部24
(図5参照)を通り、その後、チャネルのフェージング
歪補償を受ける。ルート2では、ルート1のチャネル推
定不可シンボル削除部24と同じ遅延を受け、そのまま
チャネルのフェージング歪補償を受ける。ルート選択部
51ではルート1の信号によって全パスが削除されたか
否かを判定し、1つ以上のパスが残された場合、ルート
1の電力によって後述するパス選択処理を行う。全ての
パスが削除された場合、ルート2の電力によってパス選
択処理を行う。
【0067】次に、各レイクフィンガー回路で決定され
た電力を用いて2段階閾値判定するため、熱雑音比に基
づく閾値によってレイク合成を行うためのパスを選択す
る。選択したパスに対応するレイクフィンガー回路で
は、信号電力決定部9と独立して処理され、チャネル推
定及び補償をされた信号は最大比レイク合成回路11に
入力され、最大比合成される。
【0068】図5は本発明に係わるレイク受信装置のブ
ロック回路図であって、受信された拡散信号は、マッチ
ドフィルタCorを通じて逆拡散され、この逆拡散信号
l(n;m)のフォーマットは図1と同様のフォーマ
ットとされる。このフォーマットの逆拡散信号y
l(n;m)は2系統に分岐され、その一方の系統の逆
拡散信号yl(n;m)はシンボル調整パス電力決定ブ
ロック部22に入力され、その他方の系統の逆拡散信号
l(n;m)はチャネル推定フェージング歪み補償ブ
ロック部23に入力される。
【0069】チャネル推定フェージング歪補償ブロック
部23のチャネル推定部7、遅延回路8、乗算回路50
の構成は図3に示す従来のものと同じである。
【0070】そのシンボル調整パス電力決定ブロック部
22の出力はルート選択部51を通って2段階パス選択
部10に入力される。チャネル推定フェージング歪み補
償ブロック部23の出力は最大レイク合成部11に入力
される。最大比レイク合成部11では選択されたパスが
最大合成される。
【0071】2段階パス選択部10、最大比レイク合成
部11の構成も図3に示す従来のものと同じである。
【0072】シンボル調整パス電力決定ブロック部22
は、チャネル推定不可シンボル削除部24を有する。こ
のチャネル推定不可シンボル削除部24は、図6に詳細
に示すように、位相の閾値決定ブロック部26、位相計
算ブロック部27、遅延回路ブロック部28を有する。
シンボル調整パス電力決定ブロック部22に入力された
逆拡散信号yl(n;m)は3系統に分岐されて、それ
ぞれ位相の閾値決定ブロック部26、位相計算ブロック
部27、遅延回路ブロック部28に入力される。
【0073】位相の閾値決定ブロック部26はチャネル
推定に使用可能な信号の位相変化の範囲に関する閾値θ
tresをダイナミックに決定する。その位相の閾値決定ブ
ロック部26の計算データは判定ブロック部29にその
まま入力される。
【0074】位相計算ブロック部27は、データシンボ
ル毎にI/Qチャネルビットの位相変化θを計算して、
その結果が遅延回路ブロック部30を介して判定ブロッ
ク部29に入力される。
【0075】図7はその位相の閾値決定ブロック部26
の詳細構成を示し、この位相の閾値決定ブロック部26
は一対の絶対値回路ブロック部30、複素数変換部3
1、タップド・ディレイライン(Tapped-Delay-Line)
32、加算回路33、平均位相計算ブロック部34、係
数乗算ブロック部35を有する。絶対値回路ブロック部
30は逆拡散信号yl(n;m)の成分の絶対値を取得
し、複素数変換部31はその一対の絶対値回路ブロック
部30からの出力を複素変換した出力をタップド・ディ
レイライン32に出力する。タップド・ディレイライン
32の遅延フリップフロップDの個数はパイロットシン
ボルブロックのパイロットシンボル1の個数Npと同じ
である。
【0076】タップド・ディレイライン32の各遅延出
力は加算回路33で加算され、その加算回路33の加算
出力は位相計算ブロック部34に入力され、位相計算ブ
ロック部34の計算データは係数乗算ブロック部35に
入力され、その計算データに係数Tが乗算されて、閾値
θtresが決定される。この係数Tはチャネル推定法の理
論分析を行うことによって、又はシミュレーションを行
うことによって決定できる。
【0077】判定ブロック部29は閾値θtresと位相計
算ブロック部27により得られた位相変化θとを比較し
て閾値θtresよりも位相変化θが大きいときは判定出力
「0」を設定し、閾値θtresよりも位相変化θが小さい
ときは判定出力「1」を設定する。この判定ブロック部
29は入力ブランチ切り換え回路ブロック部36に切り
換え信号を出力する。
【0078】遅延回路ブロック部28は、逆拡散信号y
l(n;m)に遅延を加える。判定ブロック部29の出
力が「1」のとき、入力ブランチ切り換え回路ブロック
36は、スイッチ36aが端子36bにつながり、遅延
回路ブロック部28からの遅延された逆拡散信号y
l(n;m)を出力する(即ち、入力ブランチ切り換え
回路ブロック36の出力をy’l(n;m)と定義する
と、y’l(n;m)=yl(n;m))。判定ブロック
部29の出力が「0」のとき、入力ブランチ切り換え回
路ブロック36は、スイッチ36aが端子36cにつな
がる。ここで、端子36cは入力信号が「0」であり、
即ち、無信号状態であり、従って、入力ブランチ切り換
え回路ブロック36の出力は0である。
【0079】従って、位相変化θが閾値θtres以下
の受信信号y’l(n;m)がチャネル推定不可シンボ
ル削除部24から出力される。このチャネル推定不可シ
ンボル削除部24から出力された受信信号y’l(n;
m)は乗算回路38aに入力される。乗算回路38aに
はチャネル推定値ξ* lが入力されており、乗算回路38
aはチャネル推定値の複素共役数ξ* lと受信信号y’l
(n;m)とを乗算する。
【0080】この処理と並行して、もう一つのルートで
は、受信信号yl(n;m)が遅延回路37を通って乗
算回路38bに入力される。乗算回路38bはチャネル
推定値の複素共役数ξ* lと受信信号yl(n;m)とを
乗算する。
【0081】その乗算回路38a、38bは補償直後の
信号Yl’(n;m){≡yl’(n;m)ξ
* l(n)}、Yl(n;m)をそれぞれ出力する。
【0082】すなわち、チャネル推定部7のチャネル推
定値ξl(n)を用いて、チャネル推定不可シンボル削
除部24の出力と遅延回路37を通った受信信号y
l(n;m)とに対してそれぞれフェージング歪みの補
償を行う。
【0083】信号電力決定部9は乗算回路38a、38
bからの出力の電力をそれぞれ演算し、ルート選択部5
1に出力する。ルート選択部51が全レイクフィンガー
の乗算回路38aからの出力の電力Pl’(n;m)を
チェックする。1つ以上の電力Pl’(n;m)が有効
となる時に、全レイクフィンガーの電力Pl’(n;
m)をそのまま2段階パス選択部10に渡す。全レイク
フィンガーの電力Pl’(n;m)が無効となる時に、
乗算回路38bから入力された信号の電力Pl(n;
m)をそのまま2段階パス選択部10に渡す。
【0084】パス選択部10は最小受信電力に関する閾
値△noiseと最大受信電力に関する閾値△Rakeとを設定
してこれらの閾値に基づきパスを選択する。最大比レイ
ク合成部11はパス選択部10の選択指令に基づいて選
択された受信信号フレームを合成する。
【0085】ルート選択部51は、チャネル推定不可シ
ンボル削除部24が全てのパスについてチャネル推定不
可シンボル削除部24に入力された受信信号yl(n;
m)を削除したか否かを判定してルート1かルート2か
を選択する。全てのパスのシンボルが削除されていなけ
ればルート1が選択され、全てのパスのシンボルが削除
されていればルート2が選択される。その選択された信
号の電力に基づきパス選択部10でパスを選択する。
【0086】次に、図8に示すフローチャートを参照し
つつ本発明のレイク受信装置の作用を説明する。
【0087】このレイク受信装置では、拡散信号のチッ
プが受信されると、相関器Corにより逆拡散と遅延プ
ロファイルの決定とを行う(S.1)。この後、信号処
理はルート(a)、ルート(b)、ルート(c)に分岐
する。ルート(a)では、チャネル推定不可シンボル削
除部24は絶対同期検波で補償できないシンボルの見積
もりとを削除とを行う(S.2)。これと並行して、シ
ンボル調整パス電力決定ブロック部22は乗算回路38
bによりチャネル推定と絶対同期検波とを行う(S.
3)。また、これと並行して、乗算回路50はチャネル
推定と絶対同期検波とを行う(S.4)。チャネル推定
不可シンボル削除部24の出力は乗算回路38aに入力
されてチャネル推定と絶対同期検波とが行われる(S.
5)。信号電力決定部9はルート1を経由して入力され
た各パスからの信号に基づき、各パスからの信号の電力
P’l(n;m)を計算する(S.6)。ルート選択部
51はその電力を2段階パス選択部10に出力する。2
段階パス選択部10はその電力P’l(n;m)に基づ
き最小受信信号電力Sminと最大受信信号電力Sma
xを算出し(S.7)、閾値△noise、△Rakeを設定す
る(S.8)。
【0088】同時に、信号電力決定部9はルート2を経
由して入力された各パスからの信号に基づき、各パスか
らの信号の電力Pl(n;m)を計算する(S.9)。
電力Pl’(n;m)と電力Pl(n;m)が共にルート
選択部51に入力され、ルート選択部51はステップ
S.6の電力Pl’(n;m)に基づいて1つ以上のパ
スが有効であるか否かを判断し(S.12)、1つ以上
のパスが有効なときには、電力Pl’(n;m)を2段
階パス選択部10に出力する。有効なパスが1つもない
ときには、電力Pl(n;m)を2段階パス選択部10
に出力する。2段階パス選択部10はその電力Pl
(n;m)か電力Pl(n;m)に基づき最小受信電力
Sminと最大受信電力Smaxとを算出し(S.7又はS.
10)、閾値△ noise、△Rakeを設定する(S8又は
S.11)。
【0089】次に、2段階パス選択部10は、S.8か
S.11のステップで設定された閾値によって2段階パ
スを選択し(S.13又はS.14)、選択されたパス
に対する最大比レイクを合成し、復調データを出力する
(S.15)。
【0090】図9は本発明に係わるレイク受信装置と従
来のレイク受信装置との誤り率特性をシミュレーション
により求めて比較した結果を示している。図9におい
て、符号ADJはシンボルアドジャストメントを意味
し、チャネル推定不可シンボル削除部24で実現され
る。また、その図9において、黒丸印はシンボルアドジ
ャストメントを行ったこと、すなわち、本発明に係わる
レイク受信装置による誤り率特性を示し、白丸印はシン
ボルアドジャストメントを行なわなかったこと、すなわ
ち、従来のレイク受信装置による誤り率特性を示す。
【0091】ここでは、無線伝搬モデルは6パスFPL
MTS/VehicularA・Bであるが、フェージングパラ
メータとしてドップラー周波数は148.148Hz
(Vehicularの速度80.0Km/hに相当)とした。
【0092】このドップラー周波数は148.148H
zでは、チャネル推定法では、対応可能な最大周波数f
fad fmaxを越えるため、従来のレイク受信装置では本発
明のレイク受信装置よりも大きなビット誤り率の劣化が
大きい。
【0093】このシミュレーションの結果から明らかな
ように、所要のEb/No特性は、表1に示す通りであ
る。
【0094】なお、受信装置はいずれも4フィンガーレ
イク合成回路を備えているものとした。
【0095】
【表1】
【0096】すなわち、BER=10-3になる場合の所
要のEb/Noは、従来のレイク受信装置に較べて1.
42dB改善されている。
【0097】また、シミュレーションに関するパラメー
タは表2に示す通りである。
【0098】
【表2】
【0099】
【発明の効果】本発明は、チャネル推定が正しくできた
かどうかをデータシンボルの位相によって判断し、チャ
ネル推定が不可能、即ち、フェージングの歪みの補償が
十分行われていないシンボルを削除するようにしたの
で、より厳密にパスの選択を行うことができるという効
果を奏し、ひいては、良好なレイクダイバーシチ効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 情報の時系列中に挿入されたパイロットシン
ボルブロックを説明するための図である。
【図2】 受信データの一例を説明するための説明図で
あって、(a)はパス1を通って得られた受信データの
Iチャンネルビットの時系列信号を示す図、(b)はパ
ス1を通って得られた受信データのQチャンネルビット
の時系列信号を示す図、(c)はパス2を通って得られ
た受信データのIチャンネルビットの時系列信号を示す
図、(d)はパス2を通って得られた受信データのQチ
ャンネルビットの時系列信号を示す図である。
【図3】 従来のレイク受信装置の概略構成を示す図で
ある。
【図4】 パス1、パス2を経由して得られた受信信号
の時刻T1、T2における受信ベクトルの説明図であっ
て、(a)はパス1の受信信号の時刻T1における受信
ベクトルを示す図であり、(b)はパス1の受信信号の
時刻T2における受信ベクトルを示す図であり、(c)
はパス2の受信信号の時刻T1における受信ベクトルを
示す図であり、(d)はパス2の受信信号の時刻T2に
おける受信ベクトルを示す図である。
【図5】 本発明のレイク受信装置の概略構成を示す図
である。
【図6】 図5に示すチャネル推定不可シンボル削除部
の概略構成を示す図である。
【図7】 図6に示す平均位相ブロック部の詳細構成を
示す図である。
【図8】 本発明の受信装置の作用を説明するための信
号処理図である。
【図9】 本発明に係わるレイク受信装置と従来のレイ
ク受信装置との誤り率特性をシミュレーションにより求
めて比較した結果を示す図である。
【符号の説明】
l レイクフィンガー回路 9 信号電力決定部 10 パス選択部 11 最大比レイク合成部 24 チャネル推定不可シンボル削除部 Pl’(n;m) 受信信号電力 yl(n;m) 受信信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットシンボルが一定周期で情報シ
    ンボル中に挿入された受信信号フレームについてチャネ
    ル推定補償を行うレイクフィンガー回路と、前記受信信
    号の位相に基づきチャネル推定が不可能な受信信号を削
    除しかつチャネル推定が可能な受信信号を通過させるチ
    ャネル推定不可シンボル削除部と、前記レイクフィンガ
    ー回路によりチャネル推定補償された補償信号と前記チ
    ャネル推定不可シンボル削除部を通過した受信信号とに
    基づき受信信号電力を演算する信号電力決定部と、各パ
    スの受信信号電力に対する最小受信電力に関する閾値と
    最大受信電力に関する閾値とに基づきパスを選択するパ
    ス選択部と、該パス選択部の選択指令に基づいて選択さ
    れた受信信号フレームを合成する最大比レイク合成部と
    を備えたDS−CDMA方式のレイク受信装置。
  2. 【請求項2】 前記チャネル推定不可シンボル削除部が
    全てのパスについて該チャネル推定不可シンボル削除部
    に入力された受信信号を削除したときに、該チャネル推
    定不可シンボル削除部に入力される前の受信信号をバイ
    パスして前記信号電力決定部に入力させるバイパス手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のD
    S−CDMA方式のレイク受信装置。
  3. 【請求項3】 前記チャネル推定不可シンボル削除部
    は、受信信号シンボルの位相が所定のシンボル位相の閾
    値を超える場合にその受信信号シンボルを削除し、か
    つ、受信信号シンボルの位相がシンボル位相の閾値を超
    えない場合にはその受信信号シンボルを通過させること
    を特徴とする請求項1に記載のDS−CDMA方式のレ
    イク受信装置。
  4. 【請求項4】 前記チャネル推定不可シンボル削除部
    は、前記受信信号シンボル近傍の所定個数のシンボルの
    平均位相とシステムの閾値パラメータとを用いて、前記
    受信信号シンボルに対する位相の閾値を動的に決定する
    位相の閾値決定手段を備えることを特徴とする請求項1
    に記載のDS−CDMA方式のレイク受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100337415C (zh) * 2002-10-16 2007-09-12 华为技术有限公司 一种用于码分多址通信系统的多径搜索方法和装置
US7630690B2 (en) 2002-04-12 2009-12-08 Interdigital Technology Corp. Access burst detector correlator pool

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7630690B2 (en) 2002-04-12 2009-12-08 Interdigital Technology Corp. Access burst detector correlator pool
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