JP2002057572A - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JP2002057572A
JP2002057572A JP2000239730A JP2000239730A JP2002057572A JP 2002057572 A JP2002057572 A JP 2002057572A JP 2000239730 A JP2000239730 A JP 2000239730A JP 2000239730 A JP2000239730 A JP 2000239730A JP 2002057572 A JP2002057572 A JP 2002057572A
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signal
counter
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circuit
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JP2000239730A
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Koichi Yoshida
幸一 吉田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相同期回路の全回路部分をディジタル化す
ることにより、集積回路化を容易にし小型・高信頼化を
可能とした位相同期回路を得る。 【解決手段】 基準信号とフィードバック信号との位相
差を検出しこれを示す信号を出力する位相比較器1と、
この位相比較器からの位相差に従ってカウントアップま
たはカウントダウンを行うカウンタ部11、12、14
と、このカウンタ部のカウント値を保持する保持回路1
3と、その保持回路に保持されたカウント値に比例した
周波数のパルス列を出力するレートマルチプライア15
と、このレートマルチプライアから出力されたパルス列
を分周し上記フィードバック信号として上記位相比較器
に出力する分周器2と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力変換装置な
どで用いる商用周波数に同期した周波数の出力信号を得
るための位相同期回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力変換装置では商用電源を制御するた
めに制御時点に対する商用電源の位相を正確に検知する
必要がある。そのため、位相同期回路を設け、商用電源
に同期した高い周波数の信号を得て、その信号を元に位
相を検知することが要求される。従来、この種の位相同
期回路としては(モトローラ社データブックMC140
46B)に記載されたものがある。
【0003】図12はその位相同期回路のブロック図で
あり、図において1は位相比較器であり、原信号である
基準信号fiとして、後述する分周器2の出力信号fF
Bとの立ち上がりタイミングのずれを位相差と認識し、
位相差に対応した信号f1を出力する。この出力信号f
1はループフィルタ3で平滑され位相差に対応した直流
電圧値Vcoinに変換される。電圧制御発振器4はル
ープフィルタ3の出力電圧Vcoinに比例した周波数
のパルス列foを発生し、分周器2に与えられる。
【0004】図13は図12の回路の各部の信号を示し
ており、これらの図にしたがって動作を説明する。図1
3中の期間aのように分周器2の出力位相が同期させる
べき基準信号fiより遅れているとき(あるいは周波数
が低いとき)は位相比較器1の出力f1は、位相のずれ
ている期間大きくなり、ループフィルタ3の出力電圧V
coinすなわち電圧制御発振器4の入力電圧も高くな
る。そのため、出力されるパルス列foの周波数が高く
なり、その結果、分周器2の出力fFBの位相を進める
動作が行われる。
【0005】この位相を進める動作の結果、逆に期間b
のように分周器2の出力位相が基準信号fiより進む
(あるいは周波数が高くなる)と位相比較器1の出力値f
1は、位相のずれている期間小さくなり、ループフィル
タ3の出力電圧Vcoinすなわち電圧制御発振器4の
入力電圧も低くなる。そして、出力されるパルス列fo
の周波数が下がり、その結果として分周器2の出力fF
Bの位相を遅らせる動作が行われる。
【0006】以上のように分周器2の出力信号fFBが
基準信号fiに対するフィードバック信号となる負帰還
の自動制御系となって分周器2の出力信号fFBと基準
信号fiとはわずかな位相遅れと位相進みを繰り返しな
がら両信号の同期状態が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】部品点数を低減し、小
型化・高信頼化するために電子回路を一つの集積回路
(IC)に集積化することよくおこなわれる。一般にアナ
ログ回路とディジタル回路とを比較した場合、集積化は
ディジタル回路の方がはるかに実現し易く、現在ではデ
ィジタル回路の場合、数1000万トランジスタ以上の
大規模な回路まで一つのICに集積できる技術が既に確
立されている。
【0008】しかし、アナログ回路を集積化する場合
は、コンデンサ、抵抗などの素子を一つのICに格納す
る必要があり、特に大容量のコンデンサの集積化は困難
である。また、アナログ回路の場合、微少電流の制御を
精度よく行えないと特性に大きく影響するため、内部回
路間の漏れ電流などを考慮すると大規模なアナログ回路
を一つのICに集積化することは容易ではない。
【0009】従来の位相同期回路は位相比較器1、ルー
プフィルタ3および電圧制御発振器4まではアナログ信
号を入力もしくは出力したり、あるいはアナログ信号に
応じて動作したりしている。
【0010】そのため、こららの機能を全てを一つのI
Cに集積化することは容易ではなく、ループフィルタ3
および電圧制御発振器4の一部はICには集積されてお
らず外付けで実装する必要があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、位相同期回路の全回路部分を
ディジタル化することにより、集積回路化を容易にし小
型・高信頼化を可能とした位相同期回路を得ること目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、基準信号とフィードバック信号との位相差を検
出しこれを示す信号を出力する位相比較器と、この位相
比較器からの位相差に従ってカウントアップまたはカウ
ントダウンを行うカウンタ部と、このカウンタ部のカウ
ント値を保持する保持回路と、その保持回路に保持され
たカウント値に比例した周波数のパルス列を出力するレ
ートマルチプライアと、このレートマルチプライアから
出力されたパルス列を分周し上記フィードバック信号と
して上記位相比較器に出力する分周器と、を備えたこと
を特徴とする位相同期回路にある。
【0013】また、カウンタ部が位相比較器からの位相
差発生を示す信号を受ける度に初期値を所定値に設定し
てからカウント動作を開始するアップダウン・カウンタ
を含むことを特徴とする請求項1に記載の位相同期回路
にある。
【0014】また、カウンタ部が位相比較器からの位相
差発生を示す信号を受けるとその前のカウント値を初期
値としてカウント動作を継続するアップダウン・カウン
タを含むことを特徴とする請求項1に記載の位相同期回
路にある。
【0015】また、カウンタ部が、位相比較器からの位
相差発生を示す信号を受ける度に初期値を所定値に設定
してからカウント動作を開始する第1のアップダウン・
カウンタと、位相比較器からの位相差発生を示す信号を
受けるとその前カウント値を初期値としてカウント動作
を継続する第2のアップダウン・カウンタと、これらの
カウンタの出力の平均を求める平均値演算器と、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の位相同期回路にあ
る。
【0016】また、位相比較器の位相差発生を示す信号
が続いている間、カウントアップを行いカウント値が所
定値に達すると同期はずれ信号を発生するリセット付の
アップカウンタをさらに含むことを特徴とする請求項1
ないし4のいずれかに記載の位相同期回路にある。
【0017】また、基準信号の喪失を検出する基準信号
喪失検出回路と、基準信号喪失時に位相比較器からの位
相差を示す信号を阻止する信号阻止回路と、をさらに備
え、カウンタ部またはアップダウン・カウンタが位相比
較器からの位相差に従ってカウントアップまたはカウン
トダウンを行うと共に位相比較器からの位相差を示す信
号がない時に所定値のカウント値を出力することを特徴
とする請求項1ないし5のいずれかに記載の位相同期回
路にある。
【0018】また、カウンタ部またはアップダウン・カ
ウンタが、位相比較器からの位相差を示す信号に従って
クロックの周波数に従ったレートでカウントアップまた
はカウントダウンを行い、さらに位相比較器からの位相
差を示す信号から基準信号とフィードバック信号が同期
はずれ状態にあることを検出する同期はずれ検出回路
と、同期はずれ状態にある時とそうでない時でアップダ
ウン・カウンタのクロックの周波数を切り換えるクロッ
ク周波数切換回路と、を備えたことを特徴とする請求項
1ないし6のいずれかに記載の位相同期回路にある。
【0019】また、基準信号とフィードバック信号との
位相差を検出しこれを示す信号を出力する位相比較器
と、この位相比較器からの位相差に従って動作するカウ
ンタと、カウンタのカウント値と位相比較器の出力を入
力して、基準信号に対するフィードバック信号の進みま
たは遅れ並びに位相差の量に基づいて所望の制御を行う
ための信号を出力するCPUと、CPUから出力される
データに比例した周波数のパルス列を出力するレートマ
ルチプライアと、このレートマルチプライアから出力さ
れたパルス列を分周し上記フィードバック信号として上
記位相比較器に出力する分周器と、を備える位相同期回
路にある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明を各実施の形態に
従って説明する。 実施の形態1.この発明の実施の形態1を図1に基づい
て説明する。図1において、1は位相比較器であり、原
信号である基準信号fiと後述する分周器2の出力信号
fFB(フィードバック信号)との立ち上がりタイミング
のずれを位相差と認識し、位相がずれている期間を示す
信号Δθと、fiがfFBに比べ位相が進んでいるか遅
れているかを示す信号U/Dを出力する。このΔθ信号
とU/D信号はそれぞれアップダウン・カウンタ11の
イネーブル端子Eとアップダウン指令端子U/Dに入力
されとともに、Δθ信号はエッジ検出回路12および保
持回路13にも入力される。
【0021】エッジ検出回路12の出力はアップダウン
・カウンタ11のロード端子Lに入力される。アップダ
ウン・カウンタ11は設定値14がデータ端子Dに接続
されており、入力されるクロックfs0をカウントしそ
の出力Qは保持回路13を経由してレートマルチプライ
ア15に入力される。このレートマルチプライア15に
はクロックfs1が入力されており、アップダウン・カ
ウンタ11の出力に応じた周波数のパルス列foを発生
し、分周器2に与える。
【0022】次に動作について説明する。まず主要構成
部位の動作を説明する。アップダウン・カウンタ11は
リセッタブル・アップダウン・カウンタとし、クロック
入力端子T、ロード端子L、データ端子D、イネーブル
端子E、アップダウン端子U/Dおよび出力端子Qを有
している。ロード端子Lが有効となるとデータ端子Dの
設定値14が強制的にカウンタのカウント値として設定
される。そして、ロード端子Lが無効となりかつイネー
ブル端子Eが有効であるとアップダウン・カウンタ11
は設定値からアップもしくはダウン動作のカウントを行
う。アップダウン・カウンタ11がアップ動作するかダ
ウン動作するかはU/D端子の状態に依存する。
【0023】レートマルチプライア15は、データ端子
D、クロック端子Tおよび出力端子foを有し、入力ク
ロックfs1に対しデータ端子に設定された値に比例し
た周波数のパルス列foを出力端子から出力する。例え
ばレートマルチプライア15が10ビットのカウンタ
で、入力クロック周波数がfs1としデータ端子にDT
という値が設定されていると出力クロックfoはfo=
DT/1024×fs1の周波数のパルス列が発生する
ものである。
【0024】図2は図1の回路の各部の信号を示してお
り、これらの図にしたがって動作について説明する。図
2中の期間aのように分周器2の出力fFBの位相が同
期させるべき基準信号fiより進んでいるとき(あるい
は周波数が高いとき)は位相比較器1の出力Δθ信号
は、位相のずれている期間有効「1」となり、またU/
D信号は「0」を出力する。このような位相比較器1は
例えば図3のような構成で容易に実現できる。
【0025】図3では原信号fiと分周器2の出力信号
fFBの信号の立ち上がりエッジをエッジ検出回路1
a、1bで検出し、2つのANDゲート1c、1d、O
Rゲート1eおよびRSフリップフロップ回路1fから
なる回路により、fiとfFBの立ち上がりでどちらか
早く発生したタイミングでΔθ信号を「1」にし、遅く
発生する立ち上がり信号で「0」とする。またfFBの
立ち上がり信号とfi信号をDフリップフロップ1gに
入力し、fFBの立ち上がり時点でfiが「1」か
「0」かによりfiがfFBより位相が進んでいるか遅
れているか判断することができ、U/D信号として出力
できる。
【0026】図4のようにΔθ信号が立ち上がるとアッ
プダウン・カウンタ11はエッジ検出回路12からの出
力で設定値14の値が強制的にセットされ、Δθ信号の
信号が有効な期間、U/D信号の指示に応じて、入力ク
ロックfs0を設定値からカウントアップもしくはカウ
ントダウンする。すなわち入力クロックfs0のレート
で設定値14を初期値としてカウントアップもしくはカ
ウントダウンする。
【0027】図4のようにU/D信号が「0」の場合、
アップダウン・カウンタ11はダウン動作を行い、Δθ
信号の有効な期間が終了する時点でアップダウン・カウ
ンタ11の値が保持回路13に保持される。この保持さ
れたアップダウン・カウンタ11のカウント値の初期設
定値との差が位相のずれ量に比例した値となり、ダウン
動作をしたため保持回路13に保持されたカウント値は
初期の設定値より小さな値となる。そのためアップダウ
ン・カウンタ11の出力に応じてレートマルチプライア
15から出力されるパルス列foの周波数は低くなり、
その結果、分周器2の出力fFBの位相を遅らせる動作
が行われる。
【0028】この位相を遅らせる動作の結果、逆に図2
の期間bのように分周器2の出力fFBの位相が基準信
号fiより遅れる(あるいは周波数が低くなる)と、位相
比較器1の出力Δθ信号は、位相のずれている期間有効
「1」となり、またU/D信号は「1」を出力する。
【0029】U/D信号が「1」の場合、アップダウン
・カウンタ11はアップ動作を行い、Δθ信号の有効な
期間が終了するとその時点のアップダウン・カウンタ1
1の値が保持回路13に保持される。この値と初期設定
値との差が位相のずれ量に比例した値となり、アップダ
ウン・カウンタ11はアップ動作をしたため初期値より
大きな値となる。その保持回路13の値に応じてレート
マルチプライア15から出力されるパルス列foの周波
数は高くなり、その結果分周器2の出力fFBの位相を
進ませる動作が行われる。
【0030】このように分周器2の出力信号fFBが基
準信号fiに対するフィードバック信号となる負帰還の
自動制御系となって分周器2の出力信号fFBと基準信
号fiとはわずかな位相遅れと位相進みを繰り返しなが
ら両信号の同期状態が得られる。本実施の形態では位相
ずれに比例してレートマルチプライア15の出力周波数
が変化するため比例系の制御系として動作する。
【0031】以上のように本実施の形態の位相同期回路
ではすべての回路要素が複数のフリップフロップ回路等
の組み合わせによるディジタル化された回路で構成でき
るため、ゲートアレイにするなど回路の集積化、モノリ
シック化が容易となり、装置の小型、高信頼化が容易に
計れる。また、この実施の形態では特に比例系の制御系
となるため応答性が良い。
【0032】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図に基づいて説明する。実施の形態1と基本的には同じ
構成ではあるが、図5のようにアップダウン・カウンタ
11にロード信号Lを与えない構成にする。
【0033】位相比較器1では、分周器2の出力fFB
の位相が同期させるべき基準信号fiより位相のずれて
いる期間、Δθ信号は有効「1」を出力し、また位相が
進む/遅れるに応じU/D信号は「0/1」を出力す
る。Δθ信号が立ち上がり、アップダウン・カウンタ1
1のイネーブル端子が有効になるとU/D信号の指示に
応じて、入力クロックfs0を設定値(実施には前の位
相差発生時にカウントした最後の値)からカウントアッ
プもしくカウントダウンする。
【0034】本実施の形態ではΔθ信号が有効になるた
びにロード信号が与えられないため、図6のようにアッ
プダウン・カウンタ11のカウント値は前回位相のずれ
分をカウントして得られた値を継続しこれを初期値とし
てカウントアップもしくはダウンを行う。そしてそのカ
ウント値に応じてレートマルチプライア15からのパル
ス列foの周波数は高くなったり低くなったりして、分
周器2の出力信号fFBと基準信号fiとはわずかな位
相遅れと位相進みを繰り返しながら両信号の同期状態が
得られる。
【0035】本実施の形態では位相ずれを蓄積しその蓄
積量に応じてレートマルチプライア15の出力周波数が
変化するため積分系の制御系として動作する。
【0036】そのため実施の形態1に対しエッジ検出回
路12および設定値14は不要になるとともに、位相同
期回路が積分系の制御系となるため位相ずれに対する応
答性は速くはないが、定常的な偏差(位相ずれ)は補正さ
れ、分周器2の出力信号fFBと基準信号fiとは位相
が一致したものとなる。
【0037】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
図に基づいて説明する。図7のようにアップダウン・カ
ウンタ11とさらに別のアップダウン・カウンタ16を
設け、アップダウン・カウンタ11はロード端子および
設定値14を有し、アップダウン・カウンタ16はロー
ド端子および設定値を有しないものとする。そのアップ
ダウン・カウンタ11とアップダウン・カウンタ16の
出力を平均値演算器17に入力しその出力を保持回路1
3を経由してレートマルチプライア15に入力する構成
にする。
【0038】位相比較器1では、分周器2の出力fFB
の位相が同期させるべき基準信号fiより位相のずれて
いる期間Δθ信号は有効「1」を出力し、また位相が進
む/遅れるに応じU/D信号は「0/1」を出力する。
それに応じてアップダウン・カウンタ1 11はΔθ信
号が立ち上がるとアップダウン・カウンタ11はエッジ
検出回路12からの出力で設定値14の値が強制的にセ
ットされ、Δθ信号の信号が有効な期間U/D信号の指
示に応じて、入力クロックfs0を設定値からカウント
アップもしくカウントダウンする。
【0039】一方、Δθ信号が有効になるたびにロード
信号が与えられないためアップダウン・カウンタ16は
前回位相のずれ分をカウントして得られた値を継続して
カウントアップもしくはダウンを行う。それぞれのアッ
プダウン・カウンタ11、16の出力が平均値演算器1
7で平均値が求められ保持回路13を経由してレートマ
ルチプライア15に入力される。
【0040】レートマルチプライア15から出力される
パルス列foは平均値演算器17の出力に応じ周波数は
高くなったり低くなったりして、分周器2の出力信号f
FBと基準信号fiとはわずかな位相遅れと位相進みを
繰り返しながら両信号の同期状態が得られる。
【0041】上記実施の形態1では比例系の位相同期回
路を実現したが、比例系のため定常的な偏差(位相ずれ)
が残り、また実施の形態2では積分系のため応答性を向
上させることはできなかった。しかし本実施の形態3で
は位相同期回路の制御系は比例積分系となるため、応答
性および定常偏差も良好な制御系である位相同期回路を
得ることができる。
【0042】実施の形態4.この発明の実施の形態4を
図に基づいて説明する。図8のように例えば実施の形態
3のアップダウン・カウンタ11の代わりにロード端子
Lを持たないリセット付きアップカウンタ11aとす
る。このカウンタはカウント値が一定の値になると出力
asyn信号を出力する。
【0043】位相比較器1でfFBとfiの位相のずれ
に応じた期間出力するΔθ信号が有効な期間、アップカ
ウンタ11aはカウント値0からカウントアップする。
位相のずれが大きく、Δθ信号が有効な期間が長い場合
は、アップカウンタ11aのカウントアップ動作も長期
間継続される。そしてカウントアップ時間が長くなり、
カウント値が一定の値になるとasyn信号を出力され
る。
【0044】このasyn信号は位相のずれが所定の値
より長くなったことを意味するため、このasyn信号
は同期はずれ信号として活用できる。例えば電力変換装
置のように基準信号fiと分周器2の出力fFBとの差
が大きくなると装置保護の面から装置を停止させる必要
がある場合は、このasyn信号を装置停止信号として
使用することにより装置の安全性が確保することができ
る。
【0045】なお、この同期はずれを検知する回路もカ
ウンタなど完全なディジタル回路で構成されているため
回路の集積化が容易である。
【0046】実施の形態5.電力変換装置では基準信号
fiがなくなった場合でもある一定の周波数のパルス列
foを出力し制御をそれなりに制御することを要求され
る場合が多い。例えば無停電電源装置では基準信号fi
に相当する商用電源が喪失しても、なくなる直前の位相
を継続し、商用周波数とおなじ周波数の電力を出力し続
ける必要がある。
【0047】実施の形態2では基準信号が停止すると基
準信号の周波数が極端に低下したものと認識し、位相比
較器1からの出力Δθ信号は有効になったままとなり、
U/D信号は長時間ダウン状態「0」を出力する。これ
によりアップダウン・カウンタ11の値は最低値となり
レートマルチプライア15からは周波数0付近のパルス
列foが出力されることになる。
【0048】そこでこの発明の実施の形態5を図に基づ
いて説明する。図9のように例えば実施の形態2に基準
信号fiを監視する基準信号喪失検出回路18を追加
し、この基準信号喪失検出回路18で基準信号fiがな
くなったことを検出すると、アップダウン・カウンタ1
1にロード信号を与え設定値14を強制的にカウンタ値
とするとともに位相比較器1からのΔθ信号のアップダ
ウン・カウンタ11への入力を信号阻止回路であるAN
Dゲート18aで阻止する構成にする。
【0049】このような構成では基準信号fiがなくな
るとアップダウン・カウンタ11は強制的に設定値14
の値がカウント値となるとともに、イネーブル信号が無
効となるため、カウント値は設定値14の値を継続し、
その値が保持回路13を経由してレートマルチプライア
15に入力される。
【0050】設定値14の値が基準信号fiが喪失した
場合に必要なパルス列foの周波数相当を出力する値に
設定しておけば、基準信号fiがなくなっても要求され
るfoを得ることができる。
【0051】実施の形態6.例えば実施の形態1ではア
ップダウン・カウンタ11のカウントアップもしくはダ
ウンする量はΔθ信号とアップダウン・カウンタ11に
入力されるクロックfs0の周波数に依存する。Δθ信
号の有効期間が長くてもfs0の周波数が低いとアップ
ダウン・カウンタ11のカウント値の変化量(変化レー
ト)は小さい。またΔθ信号の有効期間が短くてもfs
0の周波数が高いとカウント値の変化量(変化レート)は
大きくなる。つまりfs0の周波数は実施の形態1で実
現した比例系位相同期回路の比例ゲインに相当する。
【0052】電力変換装置では同期が外れている状態で
は高速に同期引き込みを行い短期間に同期状態に移行さ
せ、一旦同期状態が確立すれば基準信号の変動には過敏
に追従しない位相同期回路が要求される場合が多い。こ
のような場合は同期引き込み時と同期状態とで応答性を
変化させる必要がある。つまり同期引き込み状態ではゲ
イン(変化レート)は高く、同期状態ではゲインを低くさ
せる。
【0053】そこでこの発明の実施の形態6を図に基づ
いて説明する。図10のように同期はずれ状態がどうか
を判別する実施の形態4のような同期はずれ検出回路1
9を設ける。ゲインの変更はアップダウン・カウンタ1
1への入力クロックfs0の周波数をで変化させること
により実現する。このために分周器20、設定値1,2
である21、22およびスイッチ23からなるクロック
周波数切換回路を設ける。
【0054】固定周波数のfsを分周器20を通じその
出力をアップダウン・カウンタ11の入力クロックfs
0とする。比例系のゲインに相当する分周器20の分周
比を設定値(1)21と設定値(2)22に予め設定してお
き、同期検出回路19の指令により設定値1の値か設定
値2の値かをスイッチ23により選択し分周器20に入
力する。
【0055】同期はずれ検出回路19で同期はずれ状態
を感知した場合はスイッチ23で小さな設定値の方を選
択し、分周器20の分周比を小さく、すなわちfs0の
周波数を高くし、わずかなΔθ信号によってもアップダ
ウン・カウンタ11のカウンタ値の変化量を大きくす
る。これは比例ゲインを高くしたことになる。
【0056】そして同期状態になると大きな設定値側を
選択し、fs0の周波数を低くし、比例ゲインをさげて
応答性を遅くする。このようにして同期外れ状態から同
期状態にいたる領域で所望の応答性を有する位相同期回
路を実現することができる。
【0057】実施の形態7.この発明の実施の形態7を
図に基づいて説明する。上記各実施の形態ではCPUが
存在しないシステムにおいても実現できる位相同期回路
を説明した。しかし、他の目的で既にCPUを必要とす
るシステムでは、図11のように位相比較器1からのΔ
θ信号をリセット付きアップカウンタ11aに入力し、
そのアップカウンタ11aの出力をCPU24に入力す
るとともに、U/D信号は直接CPU24に入力する。
CPU24からはレートマルチプライア15にデータを
出力する構成にする。
【0058】アップカウンタ11aにΔθ信号が入力さ
れるとΔθ信号の有効時間に応じて、すなわちfiとf
FBの位相のずれの絶対量に応じた値がアップカウンタ
11aから出力される。CPU24はその値とともに位
相比較器1からのU/D信号により、fiがfFBより
進んでいるか遅れているかまたそのずれ量はいくらか知
ることができる。これらの情報を元にCPU24はレー
トマルチプライア15にfoの出力周波数を決定するデ
ータを与える。
【0059】位相のずれ量を元に比例制御をするか積分
制御をするか、あるいはfoから固定の一定周波数を出
力させるかはCPU24が実行するプログラムにより自
由に設定、実行することができ、装置の要求に自在に応
じた位相同期回路を実現することができる。
【0060】なお、この発明は上記個々の各実施の形態
に限定されることなく、必要に応じて複数の実施の形態
の回路を組み合わせて構成することも可能である。ま
た、当然ながら、上記各実施の形態の位相同期回路は全
てディジタル回路で構成することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上のようにこの発明よれば、基準信号
とフィードバック信号との位相差を検出しこれを示す信
号を出力する位相比較器と、この位相比較器からの位相
差に従ってカウントアップまたはカウントダウンを行う
カウンタ部と、このカウンタ部のカウント値を保持する
保持回路と、その保持回路に保持されたカウント値に比
例した周波数のパルス列を出力するレートマルチプライ
アと、このレートマルチプライアから出力されたパルス
列を分周し上記フィードバック信号として上記位相比較
器に出力する分周器と、を備えた位相同期回路としたの
で、すべての回路要素がディジタル回路で構成できるた
め、ゲートアレイにするなど回路の集積化が容易とな
り、装置の小型、高信頼化が容易に計れる。
【0062】また、カウンタ部が位相比較器からの位相
差発生を示す信号を受ける度に初期値を所定値に設定し
てからカウント動作を開始するアップダウン・カウンタ
を含むので、比例系の制御系となるため応答性が良い。
【0063】また、カウンタ部が位相比較器からの位相
差発生を示す信号を受けるとその前のカウント値を初期
値としてカウント動作を継続するアップダウン・カウン
タを含むので、回路が簡略化でき、また積分系の制御系
となるため定常的な偏差(位相ずれ)が補正できる。
【0064】また、カウンタ部が、位相比較器からの位
相差発生を示す信号を受ける度に初期値を所定値に設定
してからカウント動作を開始する第1のアップダウン・
カウンタと、位相比較器からの位相差発生を示す信号を
受けるとその前カウント値を初期値としてカウント動作
を継続する第2のアップダウン・カウンタと、これらの
カウンタの出力の平均を求める平均値演算器と、を含む
ので、制御系は比例積分系となるため、応答性および定
常偏差も良好な制御系となる。
【0065】また、位相比較器の位相差発生を示す信号
が続いている間、カウントアップを行いカウント値が所
定値に達すると同期はずれ信号を発生するリセット付の
アップカウンタをさらに含むので、例えば電力変換装置
のように基準信号とフィードバック信号との差が大きく
なると装置保護の面から装置を停止させる必要がある場
合は、この同期はずれ信号を装置停止信号として使用す
ることにより装置の安全性が確保することができる。
【0066】また、基準信号の喪失を検出する基準信号
喪失検出回路と、基準信号喪失時に位相比較器からの位
相差を示す信号を阻止する信号阻止回路と、をさらに備
え、カウンタ部またはアップダウン・カウンタが位相比
較器からの位相差に従ってカウントアップまたはカウン
トダウンを行うと共に位相比較器からの位相差を示す信
号がない時に所定値のカウント値を出力するようにした
ので、上記設定値の値を基準信号が喪失した場合に必要
な値に設定しておけば、基準信号がなくなっても所望の
一定周波数を出力し続ける自走状態を実現できる。
【0067】また、カウンタ部またはアップダウン・カ
ウンタが、位相比較器からの位相差を示す信号に従って
クロックの周波数に従ったレートでカウントアップまた
はカウントダウンを行い、さらに位相比較器からの位相
差を示す信号から基準信号とフィードバック信号が同期
はずれ状態にあることを検出する同期はずれ検出回路
と、同期はずれ状態にある時とそうでない時でアップダ
ウン・カウンタのクロックの周波数を切り換えるクロッ
ク周波数切換回路と、を備えたので、同期はずれ状態か
ら同期状態にいたる領域で所望の応答性を有する位相同
期回路を実現することができる。
【0068】また、基準信号とフィードバック信号との
位相差を検出しこれを示す信号を出力する位相比較器
と、この位相比較器からの位相差に従って動作するカウ
ンタと、カウンタのカウント値と位相比較器の出力を入
力して、基準信号に対するフィードバック信号の進みま
たは遅れ並びに位相差の量に基づいて所望の制御を行う
ための信号を出力するCPUと、CPUから出力される
データに比例した周波数のパルス列を出力するレートマ
ルチプライアと、このレートマルチプライアから出力さ
れたパルス列を分周し上記フィードバック信号として上
記位相比較器に出力する分周器と、を備える位相同期回
路としたので、位相のずれ量を元に比例制御をするか積
分制御をするか、あるいは固定の一定周波数を出力させ
るかはCPUが実行するプログラムにより自由に設定、
実行することができるので、要求に自在に応じた位相同
期回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による位相同期回路
の構成を示す図である。
【図2】 この発明による位相同期回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図3】 この発明による位相同期回路中の位相比較器
の一例を示す図である。
【図4】 この発明による位相同期回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2による位相同期回路
の構成を示す図である。
【図6】 この発明による位相同期回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3による位相同期回路
の構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による位相同期回路
の構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による位相同期回路
の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による位相同期回
路の構成を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による位相同期回
路の構成を示す図である。
【図12】 従来の位相同期回路の構成を示す図であ
る。
【図13】 図12の位相同期回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 位相比較器、2,20 分周器、11,16 アッ
プダウン・カウンタ、11a アップカウンタ、12
エッジ検出回路、13 保持回路、14,21,22
設定値、15 レートマルチプライア、17 平均値演
算器、18 基準信号喪失検出回路、19 同期はずれ
検出回路、23 スイッチ、24 CPU。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号とフィードバック信号との位相
    差を検出しこれを示す信号を出力する位相比較器と、 この位相比較器からの位相差に従ってカウントアップま
    たはカウントダウンを行うカウンタ部と、 このカウンタ部のカウント値を保持する保持回路と、 その保持回路に保持されたカウント値に比例した周波数
    のパルス列を出力するレートマルチプライアと、 このレートマルチプライアから出力されたパルス列を分
    周し上記フィードバック信号として上記位相比較器に出
    力する分周器と、 を備えたことを特徴とする位相同期回路。
  2. 【請求項2】 カウンタ部が位相比較器からの位相差発
    生を示す信号を受ける度に初期値を所定値に設定してか
    らカウント動作を開始するアップダウン・カウンタを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の位相同期回路。
  3. 【請求項3】 カウンタ部が位相比較器からの位相差発
    生を示す信号を受けるとその前のカウント値を初期値と
    してカウント動作を継続するアップダウン・カウンタを
    含むことを特徴とする請求項1に記載の位相同期回路。
  4. 【請求項4】 カウンタ部が、位相比較器からの位相差
    発生を示す信号を受ける度に初期値を所定値に設定して
    からカウント動作を開始する第1のアップダウン・カウ
    ンタと、位相比較器からの位相差発生を示す信号を受け
    るとその前カウント値を初期値としてカウント動作を継
    続する第2のアップダウン・カウンタと、これらのカウ
    ンタの出力の平均を求める平均値演算器と、を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の位相同期回路。
  5. 【請求項5】 位相比較器の位相差発生を示す信号が続
    いている間、カウントアップを行いカウント値が所定値
    に達すると同期はずれ信号を発生するリセット付のアッ
    プカウンタをさらに含むことを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の位相同期回路。
  6. 【請求項6】 基準信号の喪失を検出する基準信号喪失
    検出回路と、基準信号喪失時に位相比較器からの位相差
    を示す信号を阻止する信号阻止回路と、をさらに備え、
    カウンタ部またはアップダウン・カウンタが位相比較器
    からの位相差に従ってカウントアップまたはカウントダ
    ウンを行うと共に位相比較器からの位相差を示す信号が
    ない時に所定値のカウント値を出力することを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の位相同期回路。
  7. 【請求項7】 カウンタ部またはアップダウン・カウン
    タが、位相比較器からの位相差を示す信号に従ってクロ
    ックの周波数に従ったレートでカウントアップまたはカ
    ウントダウンを行い、さらに位相比較器からの位相差を
    示す信号から基準信号とフィードバック信号が同期はず
    れ状態にあることを検出する同期はずれ検出回路と、同
    期はずれ状態にある時とそうでない時でアップダウン・
    カウンタのクロックの周波数を切り換えるクロック周波
    数切換回路と、を備えたことを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載の位相同期回路。
  8. 【請求項8】 基準信号とフィードバック信号との位相
    差を検出しこれを示す信号を出力する位相比較器と、 この位相比較器からの位相差に従って動作するカウンタ
    と、 カウンタのカウント値と位相比較器の出力を入力して、
    基準信号に対するフィードバック信号の進みまたは遅れ
    並びに位相差の量に基づいて所望の制御を行うための信
    号を出力するCPUと、 CPUから出力されるデータに比例した周波数のパルス
    列を出力するレートマルチプライアと、 このレートマルチプライアから出力されたパルス列を分
    周し上記フィードバック信号として上記位相比較器に出
    力する分周器と、 を備える位相同期回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019154032A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. 判定帰還等化器及び表示装置
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