JP2002057205A - ロードロック室内の位置合わせ機構及び処理装置及び位置合わせ方法及び搬送方法 - Google Patents

ロードロック室内の位置合わせ機構及び処理装置及び位置合わせ方法及び搬送方法

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JP2002057205A
JP2002057205A JP2001188086A JP2001188086A JP2002057205A JP 2002057205 A JP2002057205 A JP 2002057205A JP 2001188086 A JP2001188086 A JP 2001188086A JP 2001188086 A JP2001188086 A JP 2001188086A JP 2002057205 A JP2002057205 A JP 2002057205A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理基板を確実に真空処理室内の所定位置
に配置することができ、搬送中の破損を防止することが
できるとともに、良好な処理を確実に行うことのできる
ロードロック室内の位置合わせ機構及び処理装置及び位
置合わせ方法及び搬送方法を提供する。 【解決手段】 ロードロック室2内には、LCD基板8
を搬送するための搬送アーム9が設けられており、この
搬送アーム9のホームポジションには、LCD基板8の
対角部に位置する如く、位置合わせ部11a、11bが
設けられている。位置合わせ部11a、11bは、搬送
アーム9上のLCD基板8を下方から押し上げて保持部
上に乗せ、この後、水平方向に移動し、ローラによって
LCD基板8を押圧するようにして、LCD基板8を位
置決めし、この後、下降して再度搬送アーム9上にLC
D基板8を載置し、LCD基板8を搬送アーム9上の所
定位置に位置決めするよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロードロック室内
の位置合わせ機構及び処理装置及び位置合わせ方法及び
搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被処理基板、例えば液晶表示
器(LCD)用のガラス基板等に、真空雰囲気下で各種
処理、例えばエッチング処理、アッシング処理等を施す
真空処理装置が用いられている。
【0003】このような真空処理装置では、被処理基板
を真空処理室内にロード・アンロードする度に、真空処
理室内を常圧雰囲気に戻す必要がないように、予備真空
室いわゆるロードロック室を備えたものが多い。このよ
うな真空処理装置では、ロードロック室内に基板搬送機
構が設けられており、搬送アーム等でオートローダー等
に設けられた被処理基板を保持して、一旦ロードロック
室内に搬入し、このロードロック室内を真空排気した
後、ロードロック室から真空処理室内の所定位置に被処
理基板をロードするよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の真空処理装置では、基板搬送機構が高速で被処
理基板を搬送した場合、被処理基板を位置ずれを起こす
ことなく搬送を繰り返すことには困難がある。このた
め、基板搬送機構が被処理基板を受け取る際に被処理基
板が位置ずれを起こしたり、搬送中に振動等によって基
板搬送機構上に載置された被処理基板が位置ずれを起こ
すことがあり、また、被処理基板がそれを収容するキャ
リア内の遊び内で位置ずれを起こすことがあり、被処理
基板が真空処理室内の所定位置に配置されず良好な処理
が行われなかったり、被処理基板が真空処理室の出入り
口部分にぶつかって破損する危険性がある等の問題があ
った。
【0005】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、被処理基板を確実に真空処理室内の所定
位置に配置することができ、搬送中の破損を防止するこ
とができるとともに、良好な処理を確実に行うことので
きるロードロック室内の位置合わせ機構及び処理装置及
び位置合わせ方法及び搬送方法を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、基板をロード・アンロードするロードロック室内
に設けられた回転軸の回りに回転可能で、前記基板を前
記回転軸の上方に移動可能な、前記基板を搬送するため
の基板搬送部と、前記基板を保持する保持部と前記基板
を押圧する押圧部とを有する複数の位置合わせ部であっ
て、前記ロードロック室内の前記回転軸を挟む位置に設
けられた位置合わせ部と、前記位置合わせ部を上下動可
能とする昇降手段と、 前記押圧部を水平方向に移動さ
せて前記保持部に載置された前記基板の対角部を押圧す
るための水平移動手段と、を有することを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のロード
ロック室内の位置合わせ機構において、前記押圧部が、
2つのローラにより前記基板の対角部を押圧するよう構
成されたことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2記載のロード
ロック室内の位置合わせ機構において、前記2つのロー
ラは、大径のローラと、小径のローラとで構成されるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれ
か1項記載のロードロック室内の位置合わせ機構におい
て、前記昇降手段による上下方向の駆動力を、前記水平
移動手段における水平方向の駆動力に変換するリンク機
構を具備したことを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、基板に所定の処理を施
す真空処理室と、前記真空処理室内に前記基板をロード
・アンロードするためのロードロック室と、前記ロード
ロック室内に設けられた回転軸の回りに回転可能で、基
板を前記回転軸の上方に移動可能な、基板を搬送するた
めの基板搬送部と、基板を保持する保持部と基板を押圧
する押圧部とを有する複数の位置合わせ部であって、前
記ロードロック室内の前記回転軸を挟む位置に設けられ
た位置合わせ部と、前記位置合わせ部を上下動可能とす
る昇降手段と、前記押圧部を水平方向に移動させて前記
保持部に載置された基板の対角部を押圧するための水平
移動手段と、を有することを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項5記載の処理装
置において、前記押圧部が、2つのローラにより前記基
板の対角部を押圧するよう構成されたことを特徴とす
る。
【0012】請求項7の発明は、請求項6記載の処理装
置において、前記2つのローラは、大径のローラと、小
径のローラとで構成されることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項5乃至7いずれ
か1項記載の処理装置において、前記昇降手段による上
下方向の駆動力を、前記水平移動手段における水平方向
の駆動力に変換するリンク機構を具備したことを特徴と
する。
【0014】請求項9の発明は、基板をロード・アンロ
ードするロードロック室内に設けられた回転軸の回りに
回転可能で、前記基板を前記回転軸の上方に移動可能
な、前記基板を搬送するための基板搬送部と、前記基板
を保持する保持部と前記基板を押圧する押圧部とを有す
る複数の位置合わせ部であって、前記ロードロック室内
の前記回転軸を挟む位置に設けられた位置合わせ部と、
前記位置合わせ部を上下動可能とする昇降手段と、前記
押圧部を水平方向に移動させて前記保持部に載置された
前記基板の対角部を押圧するための水平移動手段と、を
有するロードロック室内の位置合わせ機構による位置合
わせ方法であって、前記基板搬送部で前記回転軸上に前
記基板を搬送する工程と、前記位置合わせ部を上昇させ
て前記保持部に前記基板を載置する工程と、前記押圧部
で前記基板の対角部を押圧する工程と、前記位置合わせ
部を下降させて前記保持部から前記基板搬送部に前記基
板を載置する工程と、を有することを特徴とする。
【0015】請求項10の発明は、基板に所定の処理を
施す真空処理室と、基板をロード・アンロードするロー
ドロック室内に設けられた回転軸の回りに回転可能で、
前記基板を前記回転軸の上方に移動可能な、前記基板を
搬送するための基板搬送部と、前記基板を保持する保持
部と前記基板を押圧する押圧部とを有する複数の位置合
わせ部であって、前記ロードロック室内の前記回転軸を
挟む位置に設けられた位置合わせ部と、前記位置合わせ
部を上下動可能とする昇降手段と、前記押圧部を水平方
向に移動させて前記保持部に載置された前記基板の対角
部を押圧するための水平移動手段と、を有する装置にお
ける搬送方法であって、前記基板搬送部で前記回転軸上
に前記基板を搬送する工程と、前記位置合わせ部を上昇
させて前記保持部に前記基板を載置する工程と、前記押
圧部で前記基板の対角部を押圧する工程と、前記位置合
わせ部を下降させて前記保持部から前記基板搬送部に前
記基板を載置する工程と、前記基板搬送部によって、前
記基板を真空処理室に搬送する工程と、を有することを
特徴とする。
【0016】請求項11の発明は、請求項10記載の搬
送方法において、前記押圧部が、2つのローラにより前
記基板の対角部を押圧するよう構成されたことを特徴と
する。
【0017】請求項12の発明は、請求項11記載の搬
送方法において、前記2つのローラは、大径のローラ
と、小径のローラとで構成されることを特徴とする。
【0018】請求項13の発明は、請求項10又は11
項記載の搬送方法において、前記昇降手段による上下方
向の駆動力を、前記水平移動手段における水平方向の駆
動力に変換するリンク機構を具備したことを特徴とす
る。
【0019】上記構成の本発明では、被処理基板を確実
に真空処理室内の所定位置に配置することができ、搬送
中の破損を防止することができるとともに、良好な処理
を確実に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をLCD基板の処理
を行う真空処理室を複数備えたいわゆるマルチチャンバ
型の真空処理装置に適用した実施の形態を図面を参照し
て説明する。
【0021】図1に示すように、本実施の形態の真空処
理装置1には、その中央部に内部を気密に閉塞可能に構
成されたロードロック室2が設けられている。また、こ
のロードロック室2の周囲には、ロードロック室2を囲
む如く、3 つの真空処理室A、B、Cとオートローダ3
が設けられている。
【0022】これらの真空処理室A、B、Cおよびオー
トローダ3と、ロードロック室2との間には、それぞれ
ゲートバルブ4、5、6、7が介挿されており、これら
のゲートバルブ4、5、6、7を閉じることによってロ
ードロック室2との間を気密に閉塞することができると
ともに、これらのゲートバルブ4、5、6、7を開ける
ことによって、LCD基板8を搬入・搬出することがで
きるよう構成されている。
【0023】なお、真空処理室A、B、Cは、それぞれ
内部を所定の真空度の所定ガス雰囲気として、LCD基
板8に所定の処理、例えばエッチング処理、アッシング
処理等を施すためのものである。また、オートローダ3
は、複数枚のLCD基板8を収容するカセット等からL
CD基板8を取り出し、後述する搬送アーム9に受け渡
すとともに、処理の終了したLCD基板8を搬送アーム
9から受け取って、カセット等に収容するものである。
【0024】また、ロードロック室2内には、LCD基
板8を搬送するための搬送アーム9が設けられており、
この搬送アーム9のホームポジション、すなわち搬送ア
ーム9が収縮して、図1に点線で示すようにアームの回
転軸10上にLCD基板8が位置するポジションには、
LCD基板8の対角部に位置する如く、位置合わせ部1
1a、11bが設けられている。つまり、回転軸10を
挟む位置に位置合わせ部11a、11bが設けられてい
る。なお、搬送アーム9のLCD基板8が載置される部
分には、四隅にそれぞれ柔軟かつ滑り難い材質の部材、
例えばバイトン製のOリング9aが配置されており、L
CD基板8は、これらのOリング9a上に載置されるよ
う構成されている。これにより、LCD基板8が金属製
の搬送アーム9に接触して傷付いたり、搬送中に振動等
で位置ずれを起こし難いよう構成されている。
【0025】これらの位置合わせ部11a、11bは、
図2に示すように、それぞれLCD基板8を持ち上げる
ための保持部12と、この保持部12上に配置されLC
D基板8の角部を挟むようにしてLCD基板8を所定位
置に位置決めする2 つのローラ13とを備えている。そ
して、図3に示すように、これら位置合わせ部11a、
11bの保持部12が同調してまず上昇し、搬送アーム
9上のLCD基板8を下方から押し上げて保持部12上
に乗せ(図3b)、この後、水平方向に移動し、ローラ
13によってLCD基板8を押圧するようにして、LC
D基板8を位置決めし(図3c)、この後、保持部12
が下降して再度搬送アーム9上にLCD基板8を載置
し、LCD基板8を搬送アーム9上の所定位置に位置決
めするよう構成されている。なお、上述したローラ13
は、LCD基板8と当接されるため、柔軟性を有し、か
つ、変形しにくい材質である必要があり、例えばポリテ
トラフルオロエチレン等を用いることが好ましい。
【0026】本実施例においては、上記位置合わせ部1
1a、11bの動きは、1 つの駆動源、例えばエアシリ
ンダ14によって実現されている。すなわち、図2およ
び図3に示すように、エアシリンダ14は、ベース15
に固定されており、このエアシリンダ14の駆動軸16
には昇降ベース17が固定されている。この昇降ベース
17は、上下方向に沿ってベース15に設けられたリニ
アガイド18に案内され、エアシリンダ14の駆動軸1
6の伸縮に伴って上下動するよう構成されている。
【0027】また、この昇降ベース17には、中間ベー
ス19が係止されている。この中間ベース19は、上下
方向に沿って設けられたリニアガイド20を介して昇降
ベース17に上下動自在に係止されており、昇降ベース
17と中間ベース19との間には、スプリング21が介
挿されている。そして、昇降ベース17が上昇すると、
このスプリング21によって中間ベース19が引き上げ
られ、上昇するよう構成されている。また、中間ベース
19にはストッパ22が設けられており、図3bに示す
ように、このストッパ22がベース15に当接された位
置で中間ベース19の上昇が制限され、この後、スプリ
ング21が伸長し、リニアガイド20に沿って昇降ベー
ス17のみが上昇するよう構成されている。
【0028】さらに、上記中間ベース19には、水平方
向(LCD基板8を押圧する方向)に沿って設けられた
リニアガイド23を介して水平方向に移動自在とされた
位置決めベース24が係止されている。また、この位置
決めベース24は、リンク機構25を介して昇降ベース
17に接続されており、上述した図3bの位置からさら
に昇降ベース17のみが上昇し、位置決めベース24と
昇降ベース17との間隔が狭まると、リンク機構25の
作用によって、図3cに矢印で示すように、位置決めベ
ース24が水平方向に移動するよう構成されている。
【0029】なお、図2に示すように、位置決めベース
24上には、リニアガイド26およびスプリング27を
介し、水平方向に移動自在に保持部12が係止されてお
り、保持部12がスプリング27の弾性に応じて位置決
めベース24に対して移動することにより、LCD基板
8を押圧した際に、LCD基板8に過大な力が加わらな
いよう構成されている。
【0030】上記構成の本実施例の真空処理装置1で
は、まず、図1に示すように、ゲートバルブ4を開と
し、他のゲートバルブ5、6、7を閉とした状態で、搬
送アーム9をオートローダ3側に伸長させ、図示しない
移載機構等によってLCD基板8を搬送アーム9上に載
置する。
【0031】次に、搬送アーム9を縮めてホームポジシ
ョンに戻すことにより、LCD基板8をロードロック室
2内に搬入する。
【0032】この後、ゲートバルブ4を閉じ、ロードロ
ック室2内を所定の真空度に設定するとともに、位置合
わせ部11a、11bにより、前述したようなLCD基
板8の位置決めを実施する。
【0033】そして、ロードロック室2内が所定の真空
度に達すると、所定の真空処理室、例えば真空処理室A
のゲートバルブ5を開として、この真空処理室A側に搬
送アーム9を伸長させ、位置決めされたLCD基板8を
真空処理室A内に搬入し、例えば真空処理室A内に設け
られた受け渡し機構等によって、真空処理室A内の所定
位置に載置する。なお、真空処理室A内は、予め所定の
真空度に設定されている。
【0034】しかる後、搬送アーム9を縮め、ゲートバ
ルブ5を閉として、真空処理室Aの内部を所定の真空度
の所定ガス雰囲気として、LCD基板8に所定の処理、
例えばエッチング処理あるいはアッシング処理等を施
す。
【0035】そして、真空処理室A内でのLCD基板8
の処理が終了すると、同様に搬送アーム9によって、真
空処理室Aから搬出し、位置合わせ部11a、11bに
よって位置決めした後、次の真空処理室、例えば真空処
理室Bへ搬入、あるいは他の処理を施さない場合はオー
トローダ3へ搬出する。
【0036】このように、本実施例の真空処理装置1で
は、ロードロック室2内に設けられた位置合わせ部11
a、11bによって、搬送アーム9上のLCD基板8を
位置決めした後、順次各真空処理室A、B、Cあるいは
オートローダ3にLCD基板8を搬送するので、LCD
基板8を確実に各部の所定位置に配置することができ
る。したがって、搬送中の破損を防止することができる
とともに、良好な処理を確実に行うことができる。
【0037】次に、処理を行うLCD基板8の外形が異
なる場合、あるいはLCD基板8の縦と横を逆にして搬
送および処理を行う場合について説明する。
【0038】上述した位置合わせ部11a、11bに設
けられたローラ13は、着脱自在に構成されており、こ
のローラ13の位置の変更あるいは交換し、搬送アーム
9によってLCD基板8を所定角度回転させることによ
ってLCD基板8の外形の相違に対処することができ
る。
【0039】すなわち、例えば図4に示すように、位置
合わせ部11a、11bに大径のローラ13aと小径の
ローラ13bをそれぞれ配置し、同図に示すような外形
のLCD基板8aを、その長手方向が搬送方向と直行す
るよう支持した状態で位置決め可能な場合、このLCD
基板8aを縦横逆にした状態で搬送すると、そのままで
は位置合わせ部11a、11bによる位置決めを行うこ
とができない。このような場合、図5に示すように、予
め、位置合わせ部11a、11bに図4の場合とは逆に
配列されるよう大径のローラ13aと小径のローラ13
bをそれぞれ配置しておく。そして、搬送アーム9によ
って位置決め位置に搬送してきたLCD基板8aを、L
CD基板8aをその中心を軸として所定角度回転させ、
LCD基板8aの角部を位置合わせ部11a、11b側
に向け、この状態で位置決めを行う。
【0040】つまり、この場合、まず図6(a)に示す
ように、LCD基板8aの長手方向が搬送方向と一致す
るように搬送アーム9上に配置し、次に搬送アーム9を
収縮させて図6(b)に示すように、位置合わせ部11
a、11bの間にLCD基板8aを搬送する。そして、
ここでLCD基板8aを回転させ、図6(c)に示すよ
うに、LCD基板8aの角部を位置合わせ部11a、1
1b側に向け、この状態で位置合わせ部11a、11b
を動作させてLCD基板8aの角部を押圧し、図6
(d)に示すように位置決めを行う。
【0041】上記例では、LCD基板8aを縦横逆にし
た場合について説明したが、外形が相違する異なったL
CD基板8に対しても同様に、ローラ13の位置の変更
およびサイズの異なるローラ13への交換と、搬送アー
ム9の制御プログラムの変更により同様にして対処する
ことができる。これにより、ハードウェアの大幅な変更
を行うことなく、LCD基板8のある程度の外形等の相
違に対応することができ、フレキシビィリティーの向上
を図ることができる。
【0042】なお、上記実施例では、本発明を3 つの真
空処理室A、B、Cを有するマルチチャンバ型の装置に
適用した実施例について説明したが、真空処理室を1 つ
のみ有するシングルチャンバ型の真空処理装置について
も同様に適用することができる。また、LCD基板8の
処理を行う真空処理装置に限らず、他の基板例えば半導
体基板の処理を行う真空処理装置等にも同様にして適用
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被処理基板を確実に真空処理室内の所定位置に配置する
ことができ、搬送中の破損を防止することができるとと
もに、良好な処理を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る真空処理装置の概略構
成を示す図。
【図2】図1の真空処理装置の位置合わせ部の構成を示
す図。
【図3】図1の真空処理装置の位置合わせ部の動作を説
明するための図。
【図4】図1の真空処理装置の位置合わせ部の動作を説
明するための図。
【図5】図1の真空処理装置の位置合わせ部の動作を説
明するための図。
【図6】図1の真空処理装置の位置合わせ部の動作を説
明するための図。
【符号の説明】
1……真空処理装置、2……ロードロック室、3……オ
ートローダ、4,5,6,7……ゲートバルブ、8……
LCD基板、9……搬送アーム、10……回転軸、11
a,11b……位置合わせ部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板をロード・アンロードするロードロ
    ック室内に設けられた回転軸の回りに回転可能で、前記
    基板を前記回転軸の上方に移動可能な、前記基板を搬送
    するための基板搬送部と、 前記基板を保持する保持部と前記基板を押圧する押圧部
    とを有する複数の位置合わせ部であって、前記ロードロ
    ック室内の前記回転軸を挟む位置に設けられた位置合わ
    せ部と、 前記位置合わせ部を上下動可能とする昇降手段と、 前記押圧部を水平方向に移動させて前記保持部に載置さ
    れた前記基板の対角部を押圧するための水平移動手段
    と、 を有することを特徴とするロードロック室内の位置合わ
    せ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロードロック室内の位置
    合わせ機構において、 前記押圧部が、2つのローラにより前記基板の対角部を
    押圧するよう構成されたことを特徴とするロードロック
    室内の位置合わせ機構。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のロードロック室内の位置
    合わせ機構において、 前記2つのローラは、大径のローラと、小径のローラと
    で構成されることを特徴とするロードロック室内の位置
    合わせ機構。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれか1項記載のロー
    ドロック室内の位置合わせ機構において、 前記昇降手段による上下方向の駆動力を、前記水平移動
    手段における水平方向の駆動力に変換するリンク機構を
    具備したことを特徴とするロードロック室内の位置合わ
    せ機構。
  5. 【請求項5】 基板に所定の処理を施す真空処理室と、 前記真空処理室内に前記基板をロード・アンロードする
    ためのロードロック室と、 前記ロードロック室内に設けられた回転軸の回りに回転
    可能で、基板を前記回転軸の上方に移動可能な、基板を
    搬送するための基板搬送部と、 基板を保持する保持部と基板を押圧する押圧部とを有す
    る複数の位置合わせ部であって、前記ロードロック室内
    の前記回転軸を挟む位置に設けられた位置合わせ部と、 前記位置合わせ部を上下動可能とする昇降手段と、 前記押圧部を水平方向に移動させて前記保持部に載置さ
    れた基板の対角部を押圧するための水平移動手段と、 を有することを特徴とする処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の処理装置において、 前記押圧部が、2つのローラにより前記基板の対角部を
    押圧するよう構成されたことを特徴とする処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の処理装置において、 前記2つのローラは、大径のローラと、小径のローラと
    で構成されることを特徴とする処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7いずれか1項記載の処理
    装置において、 前記昇降手段による上下方向の駆動力を、前記水平移動
    手段における水平方向の駆動力に変換するリンク機構を
    具備したことを特徴とする処理装置。
  9. 【請求項9】 基板をロード・アンロードするロードロ
    ック室内に設けられた回転軸の回りに回転可能で、前記
    基板を前記回転軸の上方に移動可能な、前記基板を搬送
    するための基板搬送部と、 前記基板を保持する保持部と前記基板を押圧する押圧部
    とを有する複数の位置合わせ部であって、前記ロードロ
    ック室内の前記回転軸を挟む位置に設けられた位置合わ
    せ部と、 前記位置合わせ部を上下動可能とする昇降手段と、 前記押圧部を水平方向に移動させて前記保持部に載置さ
    れた前記基板の対角部を押圧するための水平移動手段
    と、を有するロードロック室内の位置合わせ機構による
    位置合わせ方法であって、 前記基板搬送部で前記回転軸上に前記基板を搬送する工
    程と、 前記位置合わせ部を上昇させて前記保持部に前記基板を
    載置する工程と、 前記押圧部で前記基板の対角部を押圧する工程と、 前記位置合わせ部を下降させて前記保持部から前記基板
    搬送部に前記基板を載置する工程と、 を有することを特徴とする位置合わせ方法。
  10. 【請求項10】 基板に所定の処理を施す真空処理室
    と、 基板をロード・アンロードするロードロック室内に設け
    られた回転軸の回りに回転可能で、前記基板を前記回転
    軸の上方に移動可能な、前記基板を搬送するための基板
    搬送部と、 前記基板を保持する保持部と前記基板を押圧する押圧部
    とを有する複数の位置合わせ部であって、前記ロードロ
    ック室内の前記回転軸を挟む位置に設けられた位置合わ
    せ部と、 前記位置合わせ部を上下動可能とする昇降手段と、 前記押圧部を水平方向に移動させて前記保持部に載置さ
    れた前記基板の対角部を押圧するための水平移動手段
    と、を有する装置における搬送方法であって、 前記基板搬送部で前記回転軸上に前記基板を搬送する工
    程と、 前記位置合わせ部を上昇させて前記保持部に前記基板を
    載置する工程と、 前記押圧部で前記基板の対角部を押圧する工程と、 前記位置合わせ部を下降させて前記保持部から前記基板
    搬送部に前記基板を載置する工程と、 前記基板搬送部によって、前記基板を真空処理室に搬送
    する工程と、 を有することを特徴とする搬送方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の搬送方法において、 前記押圧部が、2つのローラにより前記基板の対角部を
    押圧するよう構成されたことを特徴とする搬送方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の搬送方法において、 前記2つのローラは、大径のローラと、小径のローラと
    で構成されることを特徴とする位置合わせ方法。
  13. 【請求項13】 請求項10又は11項記載の搬送方法
    において、 前記昇降手段による上下方向の駆動力を、前記水平移動
    手段における水平方向の駆動力に変換するリンク機構を
    具備したことを特徴とする搬送方法。
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