JP2002056954A - 熱板の製造方法及び熱板 - Google Patents

熱板の製造方法及び熱板

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JP2002056954A JP2000239665A JP2000239665A JP2002056954A JP 2002056954 A JP2002056954 A JP 2002056954A JP 2000239665 A JP2000239665 A JP 2000239665A JP 2000239665 A JP2000239665 A JP 2000239665A JP 2002056954 A JP2002056954 A JP 2002056954A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータの総延長を維持しながらヒータ同士を
接続し,ヒータをいわゆる一筆書き状に配置する熱板を
提供する。 【解決手段】 熱板2に同心円状の三重の円弧部を有す
るヒータ3を配置する。最も外側の外円弧部10と最も
内側の内円弧部11は,それぞれ一つの空隙部17,1
8を有し,中間円弧部12は,長さの異なる2つの円弧
体13,14と,円弧体13,14間に形成される空隙
部15,16とを有する。空隙部17と空隙部16及び
空隙部15と空隙部18をそれぞれ対向する位置に配置
する。空隙部15,18の両端部同士を接続部19,2
0で接続し,空隙部16,17の両端部同士を接続部2
1,22で接続する。空隙部15,18の長さの合計は
接続部19,20の長さの合計に等しく,空隙部16,
17の長さの合計は接続部21,22の長さの合計に等
しくなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,熱板の製造方法及
び熱板に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造におけるフォトリ
ソグラフィー工程においては,半導体ウエハ(以下,
「ウエハ」)の表面にレジスト液を塗布した後の加熱処
理(プリベーキング)や,パターンの露光を行った後の
加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング)等,種
々の加熱処理が行われている。
【0003】これらの加熱処理は,通常加熱処理装置に
よって行われ,この加熱処理装置には,ウェハを載置し
て加熱するための円盤状の熱板が設けられている。従来
この熱板は,二重構造を有しており,厚みのある2つの
円盤の間にヒータ等の発熱体を挟むようにして構成され
ていた。また,発熱体は,細幅状のものが使用され,熱
板上の温度が均一になるように,例えば複数の独立した
環状の発熱体を同心円状に配置していた。そして各発熱
体には,電力供給線等に接続される接続端子が各発熱体
に近接する位置に各々設けられており,各発熱体毎に電
力を供給し,熱板全体に所定の熱量を供給していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,このように厚
みのある熱板が2重構造に構成されていると,熱板全体
の厚みがさらに厚くなってしまい,熱の応答性が悪くな
るため,熱板温度を急速に昇降する場合に時間がかかる
等の弊害が生じていた。
【0005】そこで,熱板自体を薄くすると共に,この
熱板の下面にヒータ等の発熱体のパターンを印刷し,熱
板を一重にして熱板全体の厚みを薄くすることが提案さ
れる。
【0006】ところで,発熱体の接続端子は放熱しやす
いので,熱板上の接続端子の配置される部分の温度は,
他の部分よりも低くなる。従来は,熱板自体が相当の厚
みを有し熱容量が大きいので問題にならなかったが,上
述したように熱板が薄いと接続端子の影響は無視でき
ず,特に熱板上のウェハの載置される領域内に接続端子
が存在する場合には,その接続端子のある部分の温度だ
けが低下してしまい,ウェハ全体が所定の温度で加熱さ
れなくなる。
【0007】そこで,熱板温度に悪影響を与える接続端
子の数をできる限り減少させることが考えられる。そし
て,接続端子の数を減少させるためには,従来の環状で
ある各発熱体同士をできる限り連結して,いわゆる一筆
書き状にすることが必要となる。しかし,単純に環状の
発熱体同士を繋げるだけでは,発熱体の総延長が従来の
ものと異なってしまい,所定時間内に熱板からウェハに
与えられる総熱量が変動していまい,接続端子間に付加
する電圧等の所定の加熱処理を行うための設定を初めか
らやり直す必要がある。
【0008】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,発熱体の総延長を維持しつつ,発熱体同士を接
続し,発熱体をいわゆる一筆書き状に配置する熱板の製
造方法とその製造方法により製造された熱板を提供する
ことをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,基板を載置して加熱する熱板の製造方法であって,
前記熱板は,両端部に電力供給部と接続される接続端子
を有する略線状の発熱体を備え,前記熱板に前記発熱体
を配置するにあたり,前記発熱体の外側の外円弧部と内
側の内円弧部とを同心円状に配置し,前記接続端子は,
前記外円弧部の外側及び/又は内側に配置し,前記外円
弧部の端部と前記内円弧部の端部は,互いに対向するよ
うに配置し,さらに前記対向する前記外円弧部の端部と
内円弧部の端部とを発熱体の接続部,すなわち発熱体と
同一の材質からなる接続部で接続し,前記接続部は,前
記接続部の合計の長さが,前記外円弧部の端部間の長さ
と前記内円弧部の端部間の長さとの合計に等しくなるよ
うに設定することを特徴とする熱板の製造方法が提供さ
れる。なお,前記円弧部の端部間の長さとは,前記端部
間を直線で結んだときの端部間の長さではなく,前記円
弧部と同じ半径で円弧状に結んだ時の端部間の長さであ
る。また,前記接続部は,必ずしも直線である必要はな
く,曲線であってもよい。さらに,前記外円弧部の端部
と前記内円弧部の端部が互いに対向するという意味に
は,前記外円弧部の両端部と前記内円弧部の両端部が接
続可能な程度にずれている場合も含まれる。また,前記
略線状には,細幅形状のものも含まれる。
【0010】このように,熱板に発熱体を配置するにあ
たり,前記外円弧部と前記円弧部とを同心円状に配置
し,その円弧部の端部を前記接続部で接続することによ
って,発熱体がいわゆる一筆書き状の一本の線として繋
がる。このように,一筆書き状にすることで,熱板の温
度分布に悪影響を与える接続端子の数を減少させること
ができる。また,前記接続部の長さの合計が前記外円弧
部の端部間と前記内円弧部の端部間との長さの合計に等
しくなるように設定するため,外円弧部の端部間と内円
弧部の端部間の長さに相当する発熱体が,接続部として
利用されたことになり,最終的に上述した従来の独立し
た2つの環状の発熱体の総延長と同じ長さになる。した
がって,所定時間内に発熱体全体から最終的に基板に与
えられる総熱量が,従来のものと同じになり,既存の電
圧等の設定値をそのまま利用することができる。また,
上述したようにいわゆる一筆書き状に発熱体を配置して
も,従来の環状の発熱体と同等の熱板温度の均一性を維
持することができる。
【0011】請求項2の発明によれば,基板を載置して
加熱する熱板の製造方法であって,前記熱板は,両端部
に電力供給部と接続される接続端子を有する略線状の発
熱体を備え,前記熱板に前記発熱体を配置するにあた
り,前記発熱体の最も外側の外円弧部と最も内側の内円
弧部とその外円弧部と内円弧部との間の中間円弧部とを
同心円状に配置し,前記中間円弧部は,2つの円弧体と
その円弧体間の2つの空隙部とで構成し,前記接続端子
は,前記外円弧部の外側及び/又は内側に配置し,前記
中間円弧部の一の空隙部の端部とその直ぐ外側の円弧部
の空隙部の端部は,互いに対向するように配置し,前記
中間円弧部の他の空隙部の端部とその直ぐ内側の円弧部
の空隙部の端部は,互いに対向するように配置し,さら
に各前記対向する空隙部の端部間を発熱体の接続部,す
なわち発熱体と同一の材質からなる接続部で接続し,前
記各接続部は,対向する空隙部の両端部間同士を接続し
た両接続部の長さの合計が,その対向する両空隙部の長
さの合計に等しくなるように設定することを特徴とする
熱板の製造方法が提供される。なお,前記空隙部の長さ
とは,前記空隙部の端部間を直線で結んだときの長さで
はなく,前記空隙部を形成する円弧部と同じ半径で円弧
状に結んだ時の空隙部の端部間の長さである。また,前
記接続部は,必ずしも直線である必要はなく,曲線であ
ってもよい。さらに前記2つの円弧体は,互いに円弧の
長さが異なるものであってもよく,円弧の一部に例えば
略波形状のような他の曲線形状が含まれていてもよい。
【0012】請求項2の発明は,請求項1が熱板に2重
の円弧部を配置するのに対し,熱板に3重以上の円弧部
を配置するものである。請求項1と同様に,発熱体を熱
板に配置するにあたり,各円弧部の空隙部をその直ぐ内
側若しくは外側の円弧部の空隙部に対向するように配置
し,その対向する円弧部の空隙部の端部間同士を2本の
接続部でそれぞれ接続することにより,全ての円弧部が
接続され,発熱体がいわゆる一筆書き状の一本の線とし
て繋がる。このように発熱体を一筆書き状にすること
で,熱板の温度分布に悪影響を与える接続端子の数を減
少させることができる。また,接続部を配置するにあた
り,一対の空隙部間を接続する2本の接続部の合計の長
さを,その接続部が接続されている両空隙部の長さの合
計に等しくなるように設定することによって,その両空
隙部間の長さに相当する発熱体が接続部として利用され
たことになり,最終的に,上述した従来の独立した環状
の発熱体を配置した場合の発熱体の総延長と同じ長さに
なる。したがって,所定時間内に発熱体全体から最終的
に基板に与えられる総熱量が,従来のものと同じにな
り,既存の電圧等の設定値をそのまま利用することがで
きる。また,上述したようにいわゆる一筆書き状に発熱
体を配置しても,従来の環状の発熱体と同等の熱板温度
の均一性を維持することができる。
【0013】かかる請求項1又は2の発明において,請
求項3のように前記熱板における円弧部間には,熱板の
温度を計測する温度センサが設けられており,前記接続
部は,前記温度センサを挟むようにして配置するように
してもよい。このように前記接続部を熱板の温度センサ
を挟むようにして配置することにより,温度センサと発
熱体の最低限の距離が確保されるため,温度センサが発
熱体の温度を直接拾って熱板の真の温度を測定できなく
なることが防止される。
【0014】かかる請求項1〜3の各熱板の製造方法に
おいて,請求項4のように前記対向する空隙部の両端部
間同士を接続した両接続部が相互に平行であってもよい
し,請求項5のように前記接続部が,それぞれ径方向に
延伸した形態であってもよい。
【0015】かかる請求項1〜4の各発明において,請
求項6のように前記円弧部が,四隅に角部を有する形
態,例えば四角の枠形状のものであってもよい。このよ
うに前記円弧部が四隅に角部を有する形態の場合におい
ても,同様に発熱体の総延長を従来のものと変更するこ
となく,いわゆる一筆書き状に配置し,熱板の温度に悪
影響を与える接続端子を影響のない熱板の外周部に位置
させることができる。
【0016】請求項7の発明によれば,基板を載置して
加熱する熱板であって,前記熱板は,両端部に電力供給
部と接続される接続端子を有する略線状の発熱体を備
え,前記発熱体は,同心円状に配置された外側の外円弧
部と内側の内円弧部とを有し,前記接続端子は,前記外
円弧部の外側及び/又は内側に位置し,前記外円弧部の
端部と前記内円弧部の端部は,互いに対向する位置に設
けられ,さらに前記発熱体は,対向する前記外円弧部の
端部と内円弧部の端部とを接続する接続部を有し,前記
接続部の合計の長さは,前記外円弧部の端部間の長さと
前記内円弧部の端部間の長さとの合計に等しいものであ
ることを特徴とする熱板が提供される。
【0017】請求項7の発明にかかる熱板は,上述した
従来の発熱体の総延長を維持しつつ,発熱体を繋げて一
筆書き状に配置したものである。したがって,この発明
によれば,熱板温度に悪影響を与える接続端子の数を減
少させることができるので,熱板面内における熱板温度
がより均一に維持される。また,発熱体の総延長が従来
のものと同じなので,所定時間内に熱板から基板に与え
られる総熱量が同じになり,例えば接続端子間に付加す
る電圧等の設定を変更することなく,既存の設定値を利
用することができる。
【0018】請求項8の発明によれば,基板を載置して
加熱する熱板であって,前記熱板は,両端部に電力供給
部と接続される接続端子を有する略線状の発熱体を備
え,前記発熱体は,同心円状に配置された,最も外側の
外円弧部と最も内側の内円弧部とその外円弧部と内円弧
部との間の中間円弧部とを有し,前記中間円弧部は,2
つの円弧体とその円弧体間の2つの空隙部とを有し,前
記接続端子は,前記外円弧部の外側及び/又は内側に位
置し,前記中間円弧部の一の空隙部の端部とその直ぐ外
側の円弧部の空隙部の端部は,互いに対向する位置に設
けられ,前記中間円弧部の他の空隙部の端部とその直ぐ
内側の円弧部の空隙部の端部は,互いに対向する位置に
設けられ,さらに前記発熱体は,各前記対向する空隙部
の端部間を接続する接続部を有し,対向する空隙部の両
端部間同士を接続する両接続部の長さの合計は,その対
向する両空隙部の長さの合計に等しいものであることを
特徴とする熱板が提供される。
【0019】請求項8の発明によれば,発熱体をいわゆ
る一筆書き状に繋ぎ,熱板の温度を低下させる接続端子
の数を減少させることができるため,熱板上の基板が均
一に加熱される。また,発熱体の総延長が上述した従来
の複数の環状からなる発熱体の総延長と同じ長さに維持
されるため,所定時間内に熱板から基板へ与えられる総
熱量が等しくなり,例えば接続端子に付加する電圧等の
設定値を算出し,変更する手間が省ける。
【0020】請求項9の発明によれば,請求項7又は8
の熱板において前記円弧部間には,熱板の温度を計測す
る温度センサが設けられており,前記接続部は,前記温
度センサを挟むようにして設けられていることを特徴と
する熱板が提供される。このように,熱板における発熱
体の接続部を前記温度センサを挟むようにして設けるこ
とにより,上述した請求項3と同様に温度センサが発熱
体の熱に左右されず熱板の温度を好適に測定することが
できる。
【0021】かかる請求項7〜9の各発明において,請
求項10のように前記対向する空隙部の両端部間同士を
接続した両接続部が相互に平行であってもよいし,請求
項11のように前記接続部が,それぞれ径方向に延伸し
た形態であってもよい。
【0022】さらに,請求項7〜10の各発明におい
て,請求項12のように前記円弧部が,四隅に角部を有
する形態,例えば四角の枠形状であってもよい。このよ
うに円弧部が四隅に角部を有する形態であっても,請求
項6で記載したように円弧部の場合と同様な効果が得ら
れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明する。本発明にかかる熱板は,例えばウ
ェハWの塗布現像処理において用いられる加熱処理装置
に採用されている。
【0024】図1は,ウェハWの塗布現像処理に用いら
れる加熱処理装置1の縦断面図であり,図2は,その加
熱処理装置1の横断面図である。
【0025】この加熱処理装置1のケーシング1aの中
央部には,ウェハWを載置し加熱する円盤状の熱板2が
設けられている。熱板2は,厚みが例えば2〜10mm
程度の薄い円盤状に形成されており,その材質は,熱伝
導性の優れた,例えば窒化アルミニウム,アルミナが用
いられている。熱板2には,例えば図3に示すように,
いわゆる一筆書き状で略線状の発熱体としてのヒータ3
が後述する所定のパターンで配置されている。ヒータ3
は,例えば熱板2上のウェハWが載置される領域P内の
単位面積あたりの発熱量が等しくなるように配置されて
おり,載置されたウェハWを均一に加熱することができ
るようになっている。
【0026】前記一筆書き状のヒータ3の両端部であっ
て,前記領域P外の熱板2の外周部には,ヒータ3の電
極となる接続端子4,5が設けられ,この接続端子4,
5は,ヒータ3に電力を供給し,ヒータ3の発熱量を制
御する電力供給部としてのヒータ制御装置6に接続され
ている。かかる構成により,ヒータ制御装置6によっ
て,ヒータ3の接続端子4,5に印加する電圧が調節さ
れ,ヒータ3の発熱量が調節されることにより,熱板2
の温度を所定の温度に維持できるようになっている。
【0027】ここで,ヒータ3の前記所定のパターンに
ついて詳しく説明する。ヒータ3は,熱板2の中心を中
心とする同心円状の,例えば3重の円弧部を有してい
る。この3重の円弧部は,最も外側の外円弧部10,最
も内側の内円弧部11及びその中間の中間円弧部12で
構成されている。中間円弧部12は,長さの異なる2つ
の円弧体13,14を有しており,それらの円弧体1
3,14の端部間には,空隙部15,16が創出されて
いる。また,外円弧部10は,一つの空隙部17を有
し,内円弧部11は,一つの空隙部18を有している。
さらに,外円弧部10の一部は切欠されており,その両
端部は上述した接続端子4,5に接続されている。
【0028】前記外円弧部10の空隙部17と前記中間
円弧部12の空隙部16及び内円弧部11の空隙部18
と前記中間円弧部12の空隙部15は,それぞれ対向す
る位置に配置される。さらに,それらの対向する空隙部
の両端部には,隣り合う円弧部10と12及び12と1
1間を接続する接続部19〜22が各々配置されてい
る。すなわち,空隙部15と空隙部18間には,接続部
19,20が,空隙部16と空隙部17間には,接続部
21,22が配置される。かかる構成によって,ヒータ
3は両端を接続端子4,5とする一本の略線状に形成さ
れ,いわゆる一筆書き状になる。なお,前記接続端子
4,5は,相互に近接して設けられると熱板2に局所的
な著しい温度低下をもたらすため,ある程度の距離を保
って配置されている。
【0029】さらに,ヒータ3の前記所定のパターン
を,接続端子4から順に説明すると,熱板2の外周部に
位置する接続端子4から一旦熱板2の中心方向に延伸
し,領域P内に入った所でCW方向(時計回り方向)に
曲がり,その後周方向に沿って約270°延伸して前記
外円弧部10を形成する。その後,図4に示すように中
心に向かう径方向に延伸し接続部21形成し,所定長さ
A分延伸したところでACW方向(反時計回り方向)に
曲がって,図3に示すように周方向に沿って約90°延
伸し,中間円弧部12の円弧体13を形成する。
【0030】そして,図5に示すように,中心に向かう
径方向に延伸して接続部19を形成し,所定長さB分延
伸したところで,CW方向に曲がる。そして,図3に示
すように周方向に沿って約270°延伸し前記内円弧部
11を形成する。次に図5に示すように外方に向かう径
方向に所定長さB分延伸し接続部20を形成した後,A
CW方向に曲がる。そして図3に示すようにそのまま約
270°周方向に沿って延伸し,中間円弧部12を構成
する円弧体14を形成する。その後,図4に示すように
外方に向かう径方向に所定長さA分延伸して接続部22
を形成し,その後CW方向に曲がって,図3に示すよう
に約90°周方向に沿って延伸する。そして,外方に向
かう径方向に延伸し,熱板2外周部で領域P外に位置す
る接続端子5に到達するように配置されている。
【0031】また,上述した接続部19,20は,図5
に示すように,接続部19と接続部20の長さの合計が
円弧体13,14間の空隙部15の周方向に沿った長さ
Cと内円弧部11の空隙部18の周方向に沿った長さD
との合計と等しくなるように配置する。すなわち,接続
端子19及び20の長さBの合計2Bが2B=C+Dに
なるような位置に接続端子19及び20を配置する。ま
た,接続部21,22も同様にして,図4に示すよう
に,接続部21及び22の長さAの合計2Aが外円弧部
10の空隙部17の長さEと中間円弧部12の空隙部1
6の長さFとの合計に等しくなるように配置する。こう
することによって,各円弧部10,11,12を接続
し,ヒータ3を一筆書き状に接続した場合においても,
上述した従来の幾重もの環状のヒータを独立させて設け
た場合とヒータの総延長を同じにすることができる。な
お,接続部19及び20が直線の場合,長さB,C,D
は,内円弧部11の半径rと中間円弧部12の半径Rに
よって,一義的に定まり, B=R−r, C=2*r*(R−r)/(R+r), D=2*R*(R−r)/(R+r), で現される。
【0032】以上のようなヒータパターンが配置された
熱板2は,図1に示すようにその外縁部が支持部材30
に支持されており,この支持部材30には,熱板2の熱
を外部に逃がさないように断熱材が使用されている。支
持部材30は,上面が開口した略筒状の支持台31に支
持されている。
【0033】さらに,支持部材30及び支持台31との
外方には,その支持部材30と支持台31とを取り囲む
略筒状のサポートリング32を有している。このサポー
トリング32には,処理室S内に向けて例えば,不活性
ガスを噴出する吹き出し口32aが設けられており,処
理室S内をパージすることができる。また,サポートリ
ング32の外方には,円筒状のケース33が設けられて
いる。
【0034】一方,熱板2の上側には,上下動自在な蓋
体34が設けられており,蓋体34が下降したときに前
記ケース33と一体となって処理室Sを形成できるよう
になっている。蓋体34は,中心部に向かって次第に高
くなる略円錐状の形態を有し,頂上部には排気部34a
が設けられている。そして,処理室S内の雰囲気は排気
部34aから均一に排気されるようになっている。
【0035】なお,熱板2の下方には,ウェハWを搬入
出する際に,ウェハWを支持し,昇降させるための昇降
ピン35が複数個設けられている。この昇降ピン35
は,昇降駆動機構36により上下に移動自在であり,熱
板2下方から熱板2を貫通し,熱板2上に突出できるよ
うに構成されている。
【0036】以上のように構成された加熱処理装置1で
行われる加熱処理は,ヒータ制御装置6によって,ヒー
タ3の発熱量が制御され,熱板2の少なくとも領域P内
の温度が設定温度,例えば90〜150℃に維持された
状態で,その熱板2上にウェハWが所定時間載置される
ことにより行われる。
【0037】以上の実施の形態にかかる熱板2によれ
ば,外円弧部10,内円弧部11及び中間円弧部12を
連結して一筆書き状にして,放熱しやすい接続端子4,
5をウェハWの載置されない領域P外に配置するため,
熱板2が薄い場合においても接続端子4,5による熱板
2の局所的な温度低下が抑制される。したがって,熱板
2の温度が熱板2面内において均一に維持され,ウェハ
Wを均一に加熱することができる。
【0038】また,接続部19,20の長さの合計が対
向する空隙部15,18の長さの合計に等しくなるよう
に,また,接続部21,22の長さの合計が対向する空
隙部16,17の長さの合計に等しくなるように接続部
19〜22を配置したため,空隙部15,16,17,
18の長さに相当するヒータ3が,接続部19,20,
21,22として利用されたことになり,最終的に上述
した従来の独立した環状のヒータの総延長と同じ長さに
なる。したがって,加熱時間内にヒータ3全体から最終
的にウェハWに与えられる総熱量が,従来のものと同じ
になり,既存の電圧等の設定値をそのまま利用すること
ができる。
【0039】なお,以上の実施の形態では,外円弧部1
0の外側に接続端子4,5を設けていたが,図6に示す
ように外円弧部10の内側に設けるようにしてもよい。
このように,例えばスペース上の制約から接続端子4,
5を外円弧部10の内側に設けた場合においても,ヒー
タ3を一筆書き状に繋いだ分,従来に比べて接続端子の
数を減少させることができるため,熱板2の温度分布の
ばらつきが抑制できる。また,2つの接続端子の内,一
の接続端子を外円弧部の内側に設け,他の接続端子を外
円弧部の外側に設けるようにしてもよい。
【0040】以上の実施の形態において,図7に示すよ
うに熱板2の温度を測定する温度センサ40を接続部1
9及び20間に設けるようにすることが好ましい。言い
かえれば,温度センサ40が設けられている位置を避け
て前記温度センサ40を挟むようにして前記接続部1
9,20を配置するようにしてもよい。それによって,
温度センサ40とヒータ3との距離が確保され,温度セ
ンサ40がヒータ3の温度を拾って熱板2の真の温度を
測定できなくなることが防止できる。
【0041】また,上述した実施の形態において記載し
たヒータ3を図8に示すように配置してもよい。以下,
このような場合のヒータ41について説明すると,接続
端子5を接続端子からACW方向に例えば約90°離隔
させて設け,さらに,この接続端子4と接続端子5との
間に対応する中間円弧部12の円弧体14の一部,すな
わち,接続部22からCW方向に90°程度の円弧体1
4の区間Hを,熱板2の外側に向かって突出するような
矩形波形状にして配置する。
【0042】このように,接続端子4と接続端子5を離
隔させて設けることにより,放熱しやすい接続端子4,
5が近接して設けられた場合に引き起こされる熱板2の
局所的で極端な温度低下が抑制される。また,上述した
ように中間円弧部12の円弧体14の前記区間Hを矩形
波状に形成すると,前記接続端子4と接続端子5を離隔
したことによってヒータ41の密度が疎になる領域Q内
にヒータ41が配置されて,領域Q内の発熱量が担保さ
れるため,熱板2の領域P全体における単位面積あたり
の発熱量を均一に維持することができる。なお,前記円
弧体14の区間Hの形状は,必ずしも矩形波形状である
必要はなく,他の形状,例えば三角波形状,正弦波形
状,Z字形状であってもよい。
【0043】以上の実施の形態では,ヒータの円弧部が
三重になるように配置したが,二重若しくは四重以上に
配置してもよい。二重の場合は,前記実施の形態におい
て,前記中間円弧部12が無い場合であり,四重以上の
場合は,前記中間円弧部12が二重以上に配置される場
合である。
【0044】また,ヒータの円弧部が三重以上の場合
に,一筆書き状のヒータが複数になるように配置しても
よい。例えばヒータの円弧部が六重の場合,図9に示す
ように三重の円弧部を有する2つの一筆書き状のヒータ
42,43を同心状に二重に配置する。ヒータ42を,
上述したヒータ3を縮小した形状に熱板2の中央部に配
置し,ヒータ43を,上述したヒータ3の内円弧部11
の内側の領域を広くした形状にヒータ42の外側に配置
する。すなわち,ヒータ43の内円弧部43aの内側に
ヒータ42を配置する。そして,ヒータ42の接続端子
44,45は,ヒータ42の外円弧部42aの外側であ
って,ヒータ43の内円弧部43aの内側に配置し,ヒ
ータ43の接続端子46,47は,ヒータ43の外円弧
部43bの外側に配置する。このように,熱板2上のヒ
ータを一本の一筆書き状に連結しない場合においても,
従来行っていた六重の各円弧部毎に接続端子を設けてい
た場合に比べて,熱板2の温度分布に悪影響を与える接
続端子の数を減少させることができるので,熱板面内の
温度をより均一にすることができる。
【0045】また,前記実施の形態において接続部19
〜22は,それぞれ径方向に延伸させて配置されていた
が,各対向する空隙部間の2本の接続部19,20及び
接続部21,22は,それぞれ平行に配置するようにし
てもよい。ただし,この場合においても,それぞれ2本
の接続部19,20及び接続部21,22の長さの合計
が各対向する両空隙部の長さの合計に等しくなるように
配置する。
【0046】さらに,前記実施の形態のヒータ3は,円
弧部を四隅に角部を有する形態にしてもよい。特に基板
が,例えばLCD基板など方形の基板を加熱する場合に
は,それに伴って熱板も四角形のものが使用されるが,
このときには,ヒータが四角の枠形状に配置されること
が多い。
【0047】この場合には,例えば,図10に示すよう
に方形の熱板50に,同心円状に配置された三重の四角
枠形状のヒータ51を配置する。すなわち,熱板50
に,最も外側の外四角部52,最も内側の内四角部53
及びその中間の中間四角部54とを有するヒータ51を
配置する。中間四角部54は,長さの異なる2つの四角
体55,56を有し,そのうちの四角体55は1つの角
部を有し,四角体56は3つの角部を有している。これ
らの四角体55,56の端部間には,空隙部57,58
が形成されている。また,外四角部52は,一の空隙部
59を,内四角部53は,一の空隙部60をそれぞれ有
している。
【0048】また,空隙部57と59及び空隙部58と
60は,それぞれ対向する位置に配置されている。そし
て,空隙部57と空隙部59の両端部間は,接続部6
2,63によって接続されており,空隙部58と空隙部
60の両端部間は,接続部64,65によって接続され
ている。また,外四角部52の一部は切断されており,
その両端部は,熱板50の外周部に設けられた接続端子
68,69にそれぞれ接続されている。かかる構成によ
って,前記実施の形態と同様にヒータ51は,両端を接
続端子68,69とする一本の略線状に形成され,いわ
ゆる一筆書き状になる。
【0049】この場合,対向する空隙部57,59の両
端部間を接続する接続部62と接続部63,空隙部5
8,60の両端部間を接続する接続部64と接続部65
は,それぞれ相互に平行になるように配置されている。
また,前記実施の形態を同様にして接続部62と接続部
63の長さの合計が空隙部57と空隙部59の長さの合
計に等しくなるように配置され,接続部64と接続部6
5の長さの合計が空隙部58と空隙部60の長さの合計
に等しくなるように配置される。なお,上述した中で言
及しなかった加熱処理装置1及び熱板50の構成は,前
記実施の形態と同様である。
【0050】このようにヒータ51を配置する場合にお
いても,前記実施の形態と同様に,ヒータ51を接続し
ていわゆる一筆書き状にし,接続端子68,69を熱板
50外周部に設けるようにしたため,放熱し易い接続端
子68,69の悪影響を受けて熱板50の温度が局所的
に低下することが防止できる。また,従来の複数の四角
枠形状のヒータがそれぞれ独立した状態で配置されてい
た場合とヒータの総延長を同じにすることができるた
め,例えば従来の設定値等をそのまま利用することがで
きる。なお,このヒータ51を四角の枠形状に設けた場
合においても,上述した円弧状の場合と同様に,必ずし
も三重である必要はなく,二重の場合においても四重以
上の場合においても応用できる。
【0051】なお,以上で説明した実施の形態は,ウエ
ハWの加熱処理装置で採用される熱板についてであった
が,本発明は半導体ウエハ以外の基板例えばLCD基板
の加熱処理装置における熱板に対しても適用が可能であ
る。
【0052】
【発明の効果】請求項1〜12の発明によれば,発熱体
をいわゆる一筆書き状に接続するので,その分発熱体の
接続端子の数を減少し,熱板が薄い場合においても放熱
しやすい接続端子によって,熱板の温度が局所的に低下
することが抑制される。また,接続部の長さを調節し
て,発熱体の総延長を従来の発熱体の総延長と同じ長さ
にすることができるので,所定時間内に発熱体全体から
最終的に基板に与えられる総熱量が,従来のものと同じ
になり,既存の電圧等の設定値をそのまま利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる熱板を有する加熱処理装
置の縦断面の説明図である。
【図2】本実施の形態にかかる熱板を有する加熱処理装
置の横断面の説明図である。
【図3】熱板に配置されたヒータパターンを示す説明図
である。
【図4】熱板に配置されたヒータの接続部の拡大図であ
る。
【図5】熱板に配置されたヒータの他の接続部の拡大図
である。
【図6】接続端子の他の配置例を示す説明図である。
【図7】熱板に温度センサを設けた場合のヒータパター
ンを示す説明図である。
【図8】ヒータパターンの他の配置例を示す説明図であ
る。
【図9】ヒータパターンの他の配置例を示す説明図であ
る。
【図10】四角の枠形状に配置したヒータパターンを示
す説明図である。
【符号の説明】
1 加熱処理装置 2 熱板 3 ヒータ 4,5 接続端子 6 ヒータ制御装置 10 外円弧部 11 内円弧部 12 中間円弧部 13,14 円弧体 15,16,17,18 空隙部 19,20,21,22 接続部 P 領域 Q 領域 S 処理室 W ウェハ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を載置して加熱する熱板の製造方法
    であって,前記熱板は,両端部に電力供給部と接続され
    る接続端子を有する略線状の発熱体を備え,前記熱板に
    前記発熱体を配置するにあたり,前記発熱体の外側の外
    円弧部と内側の内円弧部とを同心円状に配置し,前記接
    続端子は,前記外円弧部の外側及び/又は内側に配置
    し,前記外円弧部の端部と前記内円弧部の端部は,互い
    に対向するように配置し,さらに前記対向する前記外円
    弧部の端部と内円弧部の端部とを発熱体の接続部で接続
    し,前記接続部は,前記接続部の合計の長さが,前記外
    円弧部の端部間の長さと前記内円弧部の端部間の長さと
    の合計に等しくなるように設定することを特徴とする,
    熱板の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板を載置して加熱する熱板の製造方法
    であって,前記熱板は,両端部に電力供給部と接続され
    る接続端子を有する略線状の発熱体を備え,前記熱板に
    前記発熱体を配置するにあたり,前記発熱体の最も外側
    の外円弧部と最も内側の内円弧部とその外円弧部と内円
    弧部との間の中間円弧部とを同心円状に配置し,前記中
    間円弧部は,2つの円弧体とその円弧体間の2つの空隙
    部とで構成し,前記接続端子は,前記外円弧部の外側及
    び/又は内側に配置し,前記中間円弧部の一の空隙部の
    端部とその直ぐ外側の円弧部の空隙部の端部は,互いに
    対向するように配置し,前記中間円弧部の他の空隙部の
    端部とその直ぐ内側の円弧部の空隙部の端部は,互いに
    対向するように配置し,さらに各前記対向する空隙部の
    端部間を発熱体の接続部で接続し,前記各接続部は,対
    向する空隙部の両端部間同士を接続した両接続部の長さ
    の合計が,その対向する両空隙部の長さの合計に等しく
    なるように設定することを特徴とする,熱板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記熱板における円弧部間には,熱板の
    温度を計測する温度センサが設けられており,前記接続
    部は,前記温度センサを挟むようにして配置することを
    特徴とする,請求項1又は2のいずれかに記載の熱板の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記対向する空隙部の両端部間同士を接
    続した両接続部は,相互に平行であることを特徴とす
    る,請求項1,2又は3のいずれかに記載の熱板の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記接続部は,それぞれ径方向に延伸し
    た形態であることを特徴とする,請求項1,2又は3の
    いずれかに記載の熱板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記円弧部は,四隅に角部を有する形態
    であることを特徴とする,請求項1,2,3又は4のい
    ずれかに記載の熱板の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板を載置して加熱する熱板であって,
    前記熱板は,両端部に電力供給部と接続される接続端子
    を有する略線状の発熱体を備え,前記発熱体は,同心円
    状に配置された外側の外円弧部と内側の内円弧部とを有
    し,前記接続端子は,前記外円弧部の外側及び/又は内
    側に位置し,前記外円弧部の端部と前記内円弧部の端部
    は,互いに対向する位置に設けられ,さらに前記発熱体
    は,対向する前記外円弧部の端部と内円弧部の端部とを
    接続する接続部を有し,前記接続部の合計の長さは,前
    記外円弧部の端部間の長さと前記内円弧部の端部間の長
    さとの合計に等しいものであることを特徴とする,熱
    板。
  8. 【請求項8】 基板を載置して加熱する熱板であって,
    前記熱板は,両端部に電力供給部と接続される接続端子
    を有する略線状の発熱体を備え,前記発熱体は,同心円
    状に配置された,最も外側の外円弧部と最も内側の内円
    弧部とその外円弧部と内円弧部との間の中間円弧部とを
    有し,前記中間円弧部は,2つの円弧体とその円弧体間
    の2つの空隙部とを有し,前記接続端子は,前記外円弧
    部の外側及び/又は内側に位置し,前記中間円弧部の一
    の空隙部の端部とその直ぐ外側の円弧部の空隙部の端部
    は,互いに対向する位置に設けられ,前記中間円弧部の
    他の空隙部の端部とその直ぐ内側の円弧部の空隙部の端
    部は,互いに対向する位置に設けられ,さらに前記発熱
    体は,各前記対向する空隙部の端部間を接続する接続部
    を有し,対向する空隙部の両端部間同士を接続する両接
    続部の長さの合計は,その対向する両空隙部の長さの合
    計に等しいものであることを特徴とする,熱板。
  9. 【請求項9】 前記熱板における円弧部間には,熱板の
    温度を計測する温度センサが設けられており,前記接続
    部は,前記センサを挟むようにして設けられていること
    を特徴とする,請求項7又は8のいずれかに記載の熱
    板。
  10. 【請求項10】 前記対向する空隙部の両端部間同士を
    接続した両接続部は,相互に平行であることを特徴とす
    る,請求項7,8又は9のいずれかに記載の熱板。
  11. 【請求項11】 前記接続部は,それぞれ径方向に延伸
    した形態であることを特徴とする,請求項7,8又は9
    のいずれかに記載の熱板。
  12. 【請求項12】 前記円弧部は,四隅に角部を有する形
    態であることを特徴とする,請求項7,8,9又は10
    のいずれかに記載の熱板。
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