JP2002056354A - 光学的文字読取装置および同装置のデータ修正方法 - Google Patents

光学的文字読取装置および同装置のデータ修正方法

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JP2002056354A
JP2002056354A JP2000245875A JP2000245875A JP2002056354A JP 2002056354 A JP2002056354 A JP 2002056354A JP 2000245875 A JP2000245875 A JP 2000245875A JP 2000245875 A JP2000245875 A JP 2000245875A JP 2002056354 A JP2002056354 A JP 2002056354A
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Kazunori Nakao
和則 中尾
Ken Yamaura
建 山浦
Masayoshi Shioda
政義 塩田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】演算式に含まれる数字の修正作業をより効率的
に行うことを可能とした光学的文字読取装置を提供す
る。 【解決手段】スキャナ1によって取り込まれた帳票のイ
メージ画像は、パーソナルコンピュータ2の文字認識部
21に引き渡され、文字認識部21によって文字認識が
施されて認識データ23が出力される。そして、認識結
果チェック・修正部22は、この認識データ23の演算
チェックを行う際、まず、すべての演算チェックを一通
り実施し、次に、演算エラーが検出されたすべての演算
式内のフィールドを候補として、たとえば帳票上の左上
から右下に向かってフィールド間の移動が行われるよう
に、効率的な順序で修正作業を進めていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照射した光の反
射光から文字、数字および記号を読み取る光学的文字読
取装置および同装置のデータ修正方法に係り、特に、演
算式に含まれる数字の修正作業をより効率的に行うこと
を可能とした光学的文字読取装置および同装置のデータ
修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、OCR(Optical Cha
racter Reader)などと称される光学的文
字読取装置においては、帳票から読み取ったデータの妥
当性を検査する方法として、リジェクトチェック、桁寄
せ、チェックディジットチェック、フィールド間の加減
乗除(演算チェック)による比較チェック等が実施され
ている。そして、これらの検査でエラーが検出された場
合には、帳票フォーマットに似せてデータを画面に表示
し、修正作業を行っている。当然、エラーのフィールド
は色等で区別して表示し、かつ、エラーメッセージも表
示する。また、このとき、画面上に表示されたフィール
ド順、すなわち画面左から右に向かい、上から下に向か
う順で修正作業を進めるのが効率的であるとされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リジェクト
チェック、桁寄せ、チェックディジットチェック等、各
フィールドで完結しているエラーは問題ないが、フィー
ルド間に跨る演算チェックについては、その演算に含ま
れるフィールドの順に進められるため、場合によっては
作業効率を大幅に悪化させてしまうといった問題があっ
た。
【0004】より具体的には、演算エラーが検出された
場合、その時点で該当するフィールドが赤色等で明示さ
れ、タブキー等でその演算式内のフィールド間を移動し
て修正作業を行うことになるが、その演算式内のフィー
ルドが複数画面に渡っている場合には、たとえ最初の画
面に修正の必要なフィールドが存在する他の演算エラー
があったとしても、その演算エラーは手付かずのまま、
タブキー等によるフィールド間の移動により画面の切り
換えを発生させてしまい、修正作業を非効率なものにし
てしまっていた(他の演算エラーを手当する時、改めて
最初の画面に戻らなければならない)。このような場合
は、最初の画面で行うべきフィールドの修正をすべて終
えた後、次の画面に切り換えることが好ましい。
【0005】この発明は、このような実情を考慮してな
されたものであり、演算に含まれる数字の修正作業をよ
り効率的に行うことを可能とした光学的文字読取装置お
よび同装置のデータ修正方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明の光学的文字読取装置は、まず、すべ
ての演算チェックを一通り実施し、その次に、演算エラ
ーが検出されたすべての演算式内のフィールドを候補と
して効率的な順序でフィールド間の移動を行うようにし
たものであり、そのために、帳票上に記入された文字、
数字および記号を読み取る光学的文字読取装置におい
て、前記帳票上から読み取った数字であって前記帳票上
で同一の演算式に含まれる複数の数字間の妥当性をその
演算式を用いてチェックする演算チェック手段と、前記
演算チェック手段により妥当性が否定されたすべての演
算式を記録する演算エラー記録手段と、前記演算エラー
記録手段に記録されたいずれかの演算式に含まれるすべ
ての数字を候補とし、その候補に挙げた各数字を前記帳
票上での位置関係に基づいた所定の順序で修正していく
データ修正手段と、を具備することを特徴とする。
【0007】この発明の光学的文字読取装置において
は、従来のように、フィールドが複数画面に渡っている
ただ1つの演算式に関わる修正のために、たとえば最初
の画面に修正の必要なフィールドが存在する他の演算エ
ラーを残したまま、タブキー等によるフィールド間の移
動により画面の切り換えを発生させてしまうようなこと
を防止し、エラー候補となるすべてのフィールドをたと
えば左上から右下へと効率的に修正していくことが可能
となる。
【0008】また、この発明の光学的文字読取装置は、
前記データ修正手段がいずれかの数字を修正対象とした
ときに、その数字を含む前記演算エラー記録手段に記録
されたすべての演算式を一覧表示する一覧表示手段をさ
らに具備することを特徴とする。
【0009】この発明の光学的文字読取装置において
は、エラー候補に挙げられているフィールドの原因のす
べてをユーザに一括して報知することができ、修正の効
率を向上させることが可能となる。
【0010】また、この発明の光学的文字読取装置は、
前記データ修正手段が、前記演算エラー記録手段に記録
された演算式に含まれる数字であっても、修正または確
認済みの数字については、同一の演算式に含まれる他の
数字の修正がすべて完了するまで、候補に挙げつつ修正
対象から除外する手段を具備することを特徴とする。
【0011】たとえばエラーが検出された演算式内に3
つのフィールドが含まれ、この中の2つ目のフィールド
の数字が誤っていた場合、1つ目のフィールドについて
は確認のみでその修正を終了させることになるが、その
時点ではエラーは回避していないために、修正終了時に
演算チェックが施される結果、この1つ目のフィールド
が再度修正対象となってしまう。
【0012】そこで、この発明の光学的文字読取装置で
は、ユーザが修正を終了させたフィールドについては、
同一の演算式に含まれる他のすべてのフィールドの修正
が完了するまで、そのフィールドを修正対象から除外す
ることにより、このような不都合を排除する。
【0013】また、この発明の光学的文字読取装置は、
前記演算チェック手段により妥当性が肯定されたすべて
の演算式を記録する演算正解記録手段をさらに具備し、
前記データ修正手段が、前記演算エラー記録手段に記録
された演算式に含まれる数字であっても、前記演算正解
記録手段に記録されたいずれかの演算式に含まれる数字
を候補から除外する手段を具備することを特徴とする。
【0014】この発明の光学的文字読取装置において
は、演算エラーが検出された演算式に含まれるフィール
ドであっても、同時に、演算エラーが検出されない、つ
まり正解が検出された演算式に含まれるフィールドにつ
いては、修正の候補から除外することにより、候補数の
絞り込みを適切に実施し、修正作業の効率をより向上さ
せることを実現する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0016】(第1実施形態)まず、この発明の第1実
施形態について説明する。
【0017】図1は、この発明の第1実施形態に係る光
学的文字読取装置の概略構成を示す図である。
【0018】図1に示すように、この第1実施形態の光
学的文字読取装置は、スキャナ1、パーソナルコンピュ
ータ2、ハードディスク3、ディスプレイ4およびキー
ボード5を備えている。スキャナ1は、光源およびセン
サを有し、光源からの光を帳票に向けて照射し、その反
射光をセンサで検出することにより帳票のイメージ画像
を取り込んでパーソナルコンピュータ2に転送する。
【0019】パーソナルコンピュータ2は、CPUおよ
びシステムメモリを有し、主記憶であるシステムメモリ
に格納されたオペレーティングシステムやユーティリテ
ィを含む各種プログラムの記述に沿ってCPUが動作す
ることによって各種処理を実行する。
【0020】ハードディスク3は、パーソナルコンピュ
ータ2の外部記憶となるメモリデバイスであり、主記憶
であるシステムメモリにロードされる、あるいはシステ
ムメモリから退避される各種プログラムや各種データを
格納する。
【0021】ディスプレイ4は、パーソナルコンピュー
タ2が提供するユーザインタフェースのアウトプットを
司り、CPUが描画した画像データを表示制御する。一
方、キーボード5は、パーソナルコンピュータ2が提供
するユーザインタフェースのインプットを司り、ユーザ
の操作をデータ化してCPUに引き渡す。
【0022】そして、この第1実施形態の光学的文字読
取装置は、パーソナルコンピュータ2上に、文字認識部
21および認識結果チェック・修正部22の各処理部
と、認識データ23、フィールド情報テーブル24、演
算テーブル25および演算エラーリスト26の各データ
部とを設け、また、ハードディスク3上に、イメージ画
像から各フィールドを切り出して文字、数字および記号
を読み取るための各種情報を格納するFC(Forma
t Control)31のデータ部を設けることによ
って構築する。なお、文字認識部21および認識結果チ
ェック・修正部22の各処理部は、パーソナルコンピュ
ータ2のシステムメモリに格納されてCPUにより実行
制御されるプログラムとして構成される。
【0023】スキャナ1から転送された帳票のイメージ
画像は、文字認識部21に引き渡され、この文字認識部
21で文字認識が行われる。文字認識部21は、FC3
1に格納された位置情報からイメージ画像として取り込
まれた帳票上に点在する各フィールドを切り出し、その
切り出した各フィールド内に記入された文字、数字およ
び記号を読み取って、認識データ23として出力する。
また、このとき、文字認識部21は、各フィールドの認
識結果が認識データ23内のいずれに該当するのかを示
すポインタを格納したフィールド情報テーブル24を作
成する。
【0024】また、認識結果チェック・修正部22は、
このフィールド情報テーブル24を参照しながら、認識
データ23に対するリジェクトチェック、桁寄せ、チェ
ックディジットチェック、演算チェックを実行し、エラ
ーを検出すると、ディスプレイ4に帳票フォーマットに
似せてデータを画面に表示し、キーボード5による修正
を要求する。
【0025】演算チェック時、認識結果チェック・修正
部22は、まず、FC31に格納された演算テーブルを
パーソナルコンピュータ2の主記憶に展開し、この展開
した演算テーブル25を用いて、すべての演算チェック
を一通り実施する。次に、認識結果チェック・修正部2
2は、演算エラーが検出された演算式すべてを記録した
演算エラーリスト26を作成する。そして、この作成し
た演算エラーリスト26を用いて、認識結果チェック・
修正部22は、演算エラーが検出されたいずれかの演算
式に含まれるすべてのフィールドを効率的に修正してい
く。以下、この修正手法について詳述する。
【0026】ここでは、一例として、図2(a)に示す
レイアウトの帳票を読み取り対象と想定する。この場
合、この光学的文字読取装置では、認識結果チェック・
修正部22が、文字認識部21が出力した認識データ2
3を、たとえば図2(b)に示すような帳票に似せた修
正画面により表示する。
【0027】また、図3は、帳票上の各フィールドを識
別するためのフィールド名と各フィールド間の関係を示
している。フィールド間の関係は演算式で示しており、
これがそのまま演算チェックの内容となる。図3(b)
に示す演算テーブルは、この帳票に設定された演算チェ
ックの内容であり、前述のように、通常、ハードディス
ク3のFC31に格納されているが、演算チェック時に
はパーソナルコンピュータ2の主記憶に展開される(演
算テーブル25)。
【0028】図4は、フィールド情報テーブル24の一
例を示す図であり、帳票上に点在するフィールド数分の
領域が確保され、データへのポインタエリアで実際に認
識されたデータを参照できる構成になっている。また、
ステータスエリアでは、このフィールドの状態を保持し
ている。
【0029】ここで、図5および図6のフローチャート
を用いて、この文字読取装置の動作手順を説明する。ま
た、説明上の一例として、図7に示す帳票と図8に示す
修正画面で表示される識別データ23とを使用する。つ
まり、C2フィールドは誤読しており、G3フィールド
にはリジェクト文字がある。
【0030】認識結果チェック・修正部22は、まず、
1帳票分の演算チェックを実施する(ステップA1)。
図6は、この演算チェックの手順を詳細に説明するフロ
ーチャートであり、ここでは、先に図6の説明を行う。
【0031】演算チェック時、認識結果チェック・修正
部22は、まず、演算エラーリスト26を初期化して未
登録の状態にする(ステップB1)。次に、演算テーブ
ル25から順に演算式を取り出し(ステップB2)、そ
の演算式を実行する(ステップB3)。この演算式の実
行の結果、エラーを検出した場合(ステップB4のYE
S)、認識結果チェック・修正部22は、演算エラーリ
スト26にエラー演算式が定義されている演算テーブル
のポインタ(アドレス)をセットすることで登録し(ス
テップB5)、かつ、演算式内に現れるすべてのフィー
ルドのフィールド情報テーブル24の演算エラーフラグ
をセットする(ステップB6)。エラーを検出しなかっ
た場合(ステップB4のNO)、これらの登録は行わな
い。そして、認識結果チェック・修正部22は、この作
業を全ての演算式が終了するまで繰り返す。
【0032】以上により、認識データ23が図8に示す
内容であれば、C2,G3フィールドに関連する演算テ
ーブル25の2,3,4,5が、演算エラーリスト26
に登録されて図9に示すようになり、また、フィールド
情報テーブル24は、図10に示すようになる。
【0033】この演算チェックの結果、演算エラーがな
ければ(ステップA2のNO)、認識結果チェック・修
正部22は、何も行わず正常終了する。なお、認識デー
タ23が図8に示す内容であれば、演算エラーが検出さ
れるため、修正要求フィールドの判定に進む(ステップ
A2のYES)。修正要求は、修正画面上の左上から右
へ、かつ下の順に行うため、今回はフィールド情報テー
ブル24に定義された順番とする。フィールド情報テー
ブル24から順に検索し、演算エラーフラグがセットさ
れているフィールドを検出する(ステップA3〜ステッ
プA5)。
【0034】演算エラーフラグがセットされているフィ
ールドを検出すると(ステップA4のYES)、演算式
内が1フィールドかどうかを調べ(ステップA6)、1
フィールドであれば(ステップA6のNO)、修正要求
済みフラグをセットして修正要求を行う(ステップA9
〜ステップA10)。一方、演算式内が複数フィールド
であれば(ステップA6のYES)、さらに該当複数フ
ィールドに修正要求済みフラグがセットされていないも
のがあるかどうかを調べ(ステップA7)、なければ
(ステップA7のNO)、修正要求済みフラグをセット
して修正要求を行う(ステップA9〜ステップA1
0)。
【0035】また、修正要求済みフラグがセットされて
いないものがあれば(ステップA7のYES)、処理中
のフィールドがすでに修正要求済みかどうかを調べ(ス
テップA8)、修正要求済みでなければ(ステップA8
のNO)、修正要求済みフラグをセットして修正要求を
行う(ステップA9〜ステップA10)。そして、修正
要求済みであれば(ステップA8のYES)、修正要求
は行わずに、次のフィールドの演算エラーの判定有無に
移行する。
【0036】図11乃至図22は、図8に示す内容の認
識データ23を処理したときの修正画面の一例である。
a1の模様は、エラーの存在するフィールドであること
を示しており、フィールドの背景色が赤色で表示され
る。a2の模様は、修正要求が行われていることを示し
ており、カーソルが存在する。図11は最初の修正要求
画面であり、画面上最初のC1フィールドが修正要求さ
れている。画面上には演算エラーの式を表示することで
エラー内容を確認することができる。C1フィールドの
内容は正しいため、オペレータは再チェック要求を行
う。これはファンクションキーの押下やボタンのマウス
クリックで行う。これにより、図5のフローで再度処理
が行われ、C1フィールドの判定、ステップA4、ステ
ップA6〜ステップA8はすべて“YES”となり、C
1フィールドの修正要求は行われない。これにより、G
1フィールドの修正要求となり、図12の画面に移行す
る。このようにエラーの演算式に含まれるフィールドで
あっても、ユーザから確認されたフィールドについて
は、その演算式に含まれる他のフィールドの修正が完了
するまで一時的にパスして処理を進めることにより、効
率的な修正作業を実現する。
【0037】以降、図13の画面でも同様な操作を繰り
返し、図14の画面に移行した際、演算エラーリスト2
6からC2フィールドには複数の演算式でエラーになっ
ていることが判別でき、エラーメッセージも2つの演算
式でエラーとなっていることを表示できる。そして、図
15に示すように、このC2フィールドを“11”から
“10”に修正して再チェック要求を行うと、演算テー
ブル25のエントリ2のエラーは無くなるため、修正画
面は図16に示すようになる。さらに画面左上から右
に、かつ下の順番に修正要求が順に行われていくと、図
17および図18に示す修正画面を経て図19に示す修
正画面に到達し、図20に示すように、最後のエラーの
原因であるG3フィールドのリジェクト文字を修正して
再チェック要求を行うと、すべてのエラーが無くなり図
21に示す修正画面となる。
【0038】このように、1帳票分の演算チェックをす
べて実施した上で、各フィールド間の移動を行っていく
ことにより、効率的な順序で修正を行うことを可能と
し、また、確認されたフィールドについては、その演算
式に含まれる他のフィールドの修正が完了するまで一時
的にパスして処理を進めることにより、より効率的な修
正作業を実現する。
【0039】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態について説明する。
【0040】図22は、この発明の第2実施形態に係る
光学的文字読取装置の概略構成を示す図である。
【0041】図22に示すように、この第2実施形態の
光学的文字読取装置は、図1に示した第1実施形態の光
学的文字読取装置の構成に演算正解リスト27を加えた
ものであり、この第2実施形態の光学的文字読取装置で
の認識結果チェック・修正部22は、前述の演算エラー
リスト26と同じ要領で、演算エラーが検出されなかっ
た演算式のすべてを記録した演算正解リスト27を作成
する。そして、認識結果チェック・修正部22は、演算
エラーリスト26に記録されたいずれかの演算式に含ま
れるフィールドであっても、この演算正解リスト27に
記録されたいずれかの演算式に含まれるフィールドにつ
いては、修正対象から除外することにより、修正作業の
効率をより向上させる。
【0042】図23および図24は、この文字読取装置
の動作手順を説明するためのフローチャートであり、先
に示した図5および図6と比較して、図23のフローチ
ャートには、図5のフローチャートにステップC9が加
えられ、また、図24のフローチャートには、図6のフ
ローチャートにステップD7〜ステップD8が加えられ
ている。すなわち、1帳票分の演算チェック時に、演算
正解リスト27への登録処理(ステップD7〜ステップ
D8)を実施し、修正時に、演算エラーリスト26に登
録されたフィールドであっても、演算正解リスト27に
登録されたフィールドはスキップする判断処理(ステッ
プC9)を実施する。
【0043】ここで、先に示した図7に示す帳票と図8
に示す修正画面で表示される識別データ23とを使用し
て説明すると、認識結果チェック・修正部22により1
帳票分の演算チェックが実施された結果、C2,G3フ
ィールドに関連する演算テーブル25の2,3,4,5
が、演算エラーリスト26に登録されるとともに、C
2,G3フィールドに関連しない演算テーブル25の1
が、演算正解リスト27に登録されて図25に示すよう
になる。なお、フィールド情報テーブル24は、先に示
した図10と同様となる。
【0044】そして、認識結果チェック・修正部22
は、この演算エラーリスト26と演算正解リスト27と
を用いて、修正画面を表示する。図26は、最初の修正
要求画面であり、画面上最初のB2フィールドが修正要
求されている。つまり、第1実施形態では修正要求され
るC1フィールドおよびG1フィールドが、演算正解リ
スト27の内容により修正要求対象から除外されたこと
になる。
【0045】以降、同様に、図27の画面に移行し、図
28に示すように、C2フィールドを“11”から“1
0”に修正して再チェック要求を行うと、演算テーブル
25のエントリ2のエラーは無くなり、さらに、この修
正により演算テーブル25の2,4が正解となってG2
フィールド、C3フィールド、CAフィールドも除外さ
れる結果、修正画面は図29に示すようになる。そし
て、図30に示す修正画面に移行し、図31に示すよう
に、最後のエラーの原因であるG3フィールドのリジェ
クト文字を修正して再チェック要求を行うと、すべての
エラーが無くなり図32に示す修正画面となる。
【0046】このように、演算エラーリスト26に登録
されていても、演算正解リスト27に登録されたフィー
ルドを修正対象から除外することにより、修正作業の効
率をより向上させることが可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の光学的
文字読取装置によれば、まず、すべての演算チェックを
一通り実施し、その次に、演算エラーが検出されたすべ
ての演算式内のフィールドを候補として効率的な順序で
フィールド間の移動を行うようにしたことから、従来の
ように、フィールドが複数画面に渡っているただ1つの
演算式に関わる修正のために、たとえば最初の画面に修
正が必要なフィールドをもつ他の演算エラーを残存させ
たまま、タブキー等によるフィールド間の移動により画
面の切り換えを発生させてしまうようなことを防止し、
エラー候補となるすべてのフィールドをたとえば左上か
ら右下へと効率的に修正していくことを可能とする。
【0048】また、演算エラーが検出された演算式に含
まれるフィールドであっても、同時に、演算エラーが検
出されない、つまり正解が検出された演算式に含まれる
フィールドについては、修正の候補から除外することに
より、候補数の絞り込みを適切に実施し、修正作業の効
率をより向上させることを実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る光学的文字読取
装置の概略構成を示す図。
【図2】同第1実施形態の光学的文字読取装置の読み取
り対象と想定する帳票のレイアントとこの場合に表示さ
れる修正画面とを例示する図。
【図3】図2に示した帳票上の各フィールドを識別する
ためのフィールド名と各フィールド間の関係を示す図。
【図4】同第1実施形態の光学的文字読取装置のフィー
ルド情報テーブルの一例を示す図。
【図5】同第1実施形態の光学的文字読取装置の動作手
順を説明するための第1のフローチャート。
【図6】同第1実施形態の光学的文字読取装置の動作手
順を説明するための第2のフローチャート。
【図7】同第1実施形態の光学的文字読取装置の動作手
順を説明するために例示する帳票の図。
【図8】同第1実施形態の光学的文字読取装置が出力す
る認識データを例示する図。
【図9】同第1実施形態の光学的文字読取装置が作成す
る演算エラーリストを例示する図。
【図10】同第1実施形態の光学的文字読取装置が作成
するフィールド情報テーブルを例示する図。
【図11】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第1の図。
【図12】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第2の図。
【図13】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第3の図。
【図14】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第4の図。
【図15】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第5の図。
【図16】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第6の図。
【図17】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第7の図。
【図18】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第8の図。
【図19】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第9の図。
【図20】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第10の図。
【図21】同第1実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第11の図。
【図22】同第2実施形態に係る光学的文字読取装置の
概略構成を示す図。
【図23】同第2実施形態の光学的文字読取装置の動作
手順を説明するための第1のフローチャート。
【図24】同第2実施形態の光学的文字読取装置の動作
手順を説明するための第2のフローチャート。
【図25】同第2実施形態の光学的文字読取装置が作成
する演算エラーリストを例示する図。
【図26】同第2実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第1の図。
【図27】同第2実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第2の図。
【図28】同第2実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第3の図。
【図29】同第2実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第4の図。
【図30】同第2実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第5の図。
【図31】同第2実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第6の図。
【図32】同第2実施形態の光学的文字読取装置が表示
する修正画面の流れを例示する第7の図。
【符号の説明】
1…スキャナ 2…パーソナルコンピュータ 3…ハードディスク 4…ディスプレイ 5…キーボード 21…文字認識部 22…認識結果チェック・修正部 23…認識データ 24…フィールド情報テーブル 25…演算テーブル 26…演算エラーリスト 27…演算正解リスト 31…フォーマットコントロール(FC)
フロントページの続き (72)発明者 塩田 政義 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5B064 BA01 EA10 EA21 FA10 FA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票上に記入された文字、数字および記
    号を読み取る光学的文字読取装置において、 前記帳票上から読み取った数字であって前記帳票上で同
    一の演算式に含まれる複数の数字間の妥当性をその演算
    式を用いてチェックする演算チェック手段と、 前記演算チェック手段により妥当性が否定されたすべて
    の演算式を記録する演算エラー記録手段と、 前記演算エラー記録手段に記録されたいずれかの演算式
    に含まれるすべての数字を候補とし、その候補に挙げた
    各数字を前記帳票上での位置関係に基づいた所定の順序
    で修正していくデータ修正手段と、 を具備することを特徴とする光学的文字読取装置。
  2. 【請求項2】 前記データ修正手段は、前記帳票上の左
    から右、上から下へと左上から右下に向かうように各数
    字を修正していくことを特徴とする請求項1記載の光学
    的文字読取装置。
  3. 【請求項3】 前記データ修正手段がいずれかの数字を
    修正対象としたときに、その数字を含む前記演算エラー
    記録手段に記録されたすべての演算式を一覧表示する一
    覧表示手段をさらに具備することを特徴とする請求項1
    記載の光学的文字読取装置。
  4. 【請求項4】 前記データ修正手段は、前記演算エラー
    記録手段に記録された演算式に含まれる数字であって
    も、修正または確認済みの数字については、同一の演算
    式に含まれる他の数字の修正がすべて完了するまで、候
    補に挙げつつ修正対象から除外する手段を具備すること
    を特徴とする請求項1記載の光学的文字読取装置。
  5. 【請求項5】 前記演算チェック手段により妥当性が肯
    定されたすべての演算式を記録する演算正解記録手段を
    さらに具備し、 前記データ修正手段は、前記演算エラー記録手段に記録
    された演算式に含まれる数字であっても、前記演算正解
    記録手段に記録されたいずれかの演算式に含まれる数字
    を候補から除外する手段を具備することを特徴とする請
    求項1記載の光学的文字読取装置。
  6. 【請求項6】 帳票上に記入された文字、数字および記
    号を読み取る光学的文字読取装置のデータ修正方法であ
    って、 前記帳票上から読み取った数字であって前記帳票上で同
    一の演算式に含まれる複数の数字間の妥当性をその演算
    式を用いてチェックするステップと、 前記チェックで妥当性を否定したすべての演算式を記録
    するステップと、 前記記録したいずれかの演算式に含まれるすべての数字
    を候補とし、その候補に挙げた各数字を前記帳票上での
    位置関係に基づいた所定の順序で修正していくステップ
    と、 を有することを特徴とする光学的文字読取装置のデータ
    修正方法。
  7. 【請求項7】 帳票上に記入された文字、数字および記
    号を読み取る光学的文字読取装置のデータ修正方法であ
    って、 前記帳票上から読み取った数字であって前記帳票上で同
    一の演算式に含まれる複数の数字間の妥当性をその演算
    式を用いてチェックするステップと、 前記チェックで妥当性を否定したすべての演算式および
    妥当性を肯定したすべての演算式をそれぞれ記録するス
    テップと、 前記記録した、妥当性を否定したいずれかの演算式に含
    まれ、かつ、妥当性を肯定したいずれの演算式にも含ま
    れないすべての数字を候補とし、その候補に挙げた各数
    字の修正を前記帳票上での位置関係に基づいた所定の順
    序で実行していくステップと、 を有することを特徴とする光学的文字読取装置のデータ
    修正方法。
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JP2012133596A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Canon Marketing Japan Inc 入力制御システム、クライアント端末、入力制御方法及びプログラム
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