JP2002056188A - 生命保険の処理システム及び生命保険の処理方法 - Google Patents

生命保険の処理システム及び生命保険の処理方法

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JP2002056188A
JP2002056188A JP2000243010A JP2000243010A JP2002056188A JP 2002056188 A JP2002056188 A JP 2002056188A JP 2000243010 A JP2000243010 A JP 2000243010A JP 2000243010 A JP2000243010 A JP 2000243010A JP 2002056188 A JP2002056188 A JP 2002056188A
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hospital
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Isamu Nakajima
勇 中嶋
Yoshinao Ooaki
義直 大明
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保険金の受け取りに関する手続きを極めて簡素
に、且つ、確実に行い得る生命保険の処理システムおよ
び生命保険の処理方法を提供する。 【解決手段】被保険者2が代行会社4に対して予め顧客
契約をする。代行会社4は、インターネット5を介して
被保険者2より保険金請求手続きの代行依頼を受ける
と、インターネット5を介して保険会社1と病院3とか
ら所定データ(診断書データを含む)を入手して保険金
の金額を算定し、インターネット5を介して被保険者2
に金額、支払い期日等を連絡すると共に、保険会社1に
対して保険金の支払い指示をし、病院3に対して診断書
の発行を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生命保険の処理シ
ステム、詳しくは、生命保険業務効率の向上を図る生命
保険の処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】人の生命に対する保険は、種々の保険制
度の一形態として古くより種々、知られている。特に近
年に至っては各保険会社、保険機構等によって多種の生
命保険商品が提供されているが、その多くの生命保険
は、主として死亡保険金等からなる主契約部分と、この
主契約に付加して自由選択的に契約することのできる、
入院給付金等の特約部分とからなる、とされている。こ
れらの生命保険は、何れも保険会社等と被保険契約者と
の契約に基づき、人の生命や疾病・傷害に対する医療行
為等について、所定の条件を満たす場合に被契約者に対
して保険金が支払われる仕組みになっている。
【0003】以下、現在の保険会社と被保険契約者との
関係、また、保険金支払いに際しての保険業務処理の流
れについて例を挙げて説明する。
【0004】いま、被保険者が患者として病院と関わ
り、例えば、入院・通院により診断・治療を受けている
場合において該被保険者が死亡した場合を想定し、この
際の保険金支払い業務の流れについて説明する。
【0005】図13は、保険会社と被保険契約者との間
の関係および保険金支払いに際する保険業務処理の流れ
の一例を示したブロック図である。
【0006】まず、患者である被保険者および当該保険
金の受取人(実際に保険金を受け取る人であって、契約
時に受取人を本人にしている場合はその法定相続人、現
実的には家族等の遺族を想定する)と保険会社との間で
所定の生命保険(少なくとも、主契約として死亡保険金
の給付を受ける契約が存在)の契約が交わされているも
のとする(#101)。
【0007】そして、このような契約を交わした被保険
者が、いま、所定の病院と入院、通院により関わりを持
つとする(#102)。このような関係にある場合、病
院は被保険者(患者)に対して診断や治療行為を行うと
共に、これら診断、治療行為に関する診断書の発行を行
うことが可能である(#103)。
【0008】係る被保険者が死亡した場合、保険金受取
人は、病院より死亡診断書を入手し(#104)、保険
会社に対してこの死亡診断書の他、必要書類を提出して
保険金を請求する(#105)。保険会社は、契約の要
件を満たす場合、保険金を支払う(#106)。
【0009】また、同じく、被保険者が患者として病院
と関わり、入院・通院により診断・治療を受けている場
合において、係る診断・治療等の医療行為に対する保険
金支払い業務の流れについて説明する。
【0010】図14は、保険会社と被保険契約者との間
の関係および保険金支払いに際する保険業務処理の流れ
の他の例を示したブロック図である。
【0011】まず、患者である被保険者と保険会社との
間で、診断・治療等の医療行為に対する保険金支払い契
約が交わされているものとする(#201)。たとえ
ば、主契約として死亡保険金の給付を受ける契約をし、
主契約に付加して入院給付金等のオプション特約契約が
交わされている場合や、主契約として診断・治療等の医
療行為に対する保険金が支払われる、いわゆる医療保険
契約を交わしている場合等が考えられる。
【0012】このような契約を交わした被保険者が、い
ま、所定の病院と入院、通院により関わりを持つとする
(#202)。このような関係にある場合、病院は被保
険者(患者)に対して診断や治療行為を行うと共に、こ
れら診断、治療行為に関する診断書の発行を行うことが
可能である(#203)。
【0013】係る被保険者が保険の給付を受けるべく、
病院より所定の診断書を入手し(#203)、保険会社
に対してこの診断書を提出して保険金を請求する(#2
04)。保険会社は、契約の要件を満たす場合、保険金
を支払う(#205)。
【0014】なお、この図14に係る保険金支払い業務
に類似する例として、いわゆるリビングニーズと称す
る、余命が所定期間以内と判断されるときに保険金の一
部(または全部)を特定状態保険金として支払う、生存
中に保険金を支払う特約を付加して契約した場合も、同
様な支払い業務の流れとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す如き、被
保険者が死亡した際の保険金支払い業務においては、現
実的に保険金を受け取る人は、被保険者の遺族である場
合が多い。被保険者の死亡後、葬儀その他の手間がかか
る遺族にとって保険会社に対する保険金請求手続きは、
病院より死亡診断書等を入手する必要がある他、煩雑で
あるため、面倒極まりないものであった。
【0016】また、保険金請求に際して、死亡診断書等
の各種書類のやりとりは郵送で行うことが常であり、遺
族等が実際に保険金を受け取るまでには多大の時間がか
かっているのが現状である。また、必要な書類等が揃っ
ていない等の不備がある場合は、その確認作業や再度の
提出の手間などにより保険金を受け取るまでにはさらに
時間を要し、保険会社にとっても、これら郵送された書
類等の確認を行う作業に時間的、人的コストをかけなけ
ればならなかった。
【0017】また、図14に示す如き、被保険者自らが
保険金請求を行う保険金支払い業務においても、保険金
請求に係る手続きは、上記図13に示す流れと同様に煩
雑であり面倒であると共に、上記同様にかかる手続きは
郵送で行うことが常であり、やはり時間がかかり不便で
あった。
【0018】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、保険金の受け取りに関する手続きを極めて簡
素に、且つ、確実に行い得る生命保険の処理システムお
よび生命保険の処理方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の生命保険の処理システムは、入力情
報に基づき、被保険者の診察情報と保険契約情報とを参
照し、前記被保険者に支払われるべき保険金の金額を算
定することを特徴とする。
【0020】上記の目的を達成するために本発明の生命
保険の処理方法は、入力情報に基づき、被保険者の診察
情報と保険契約情報とを参照し、前記被保険者に支払わ
れるべき保険金の金額を算定することを特徴とする。
【0021】上記の目的を達成するために本発明の第2
の生命保険の処理システムは、被保険者の診察情報を得
る診察情報取得手段と、被保険者の保険契約情報を得る
契約情報取得手段と、上記診察情報取得手段と契約情報
取得手段とにより得られた診察情報と保険契約情報とに
より、前記被保険者側に支払われるべき保険金の金額を
算定する保険金算定手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施形態である生
命保険の処理システムの構成を示した図である。
【0024】図1に示すように、本実施形態の生命保険
の処理システムは、概略、共通のプロトコルと共通のア
ドレス体系を有し通信回線等の信号伝送路を介して相互
に接続されているネットワークの集合体、いわゆるイン
ターネット5に接続された、保険会社1、被保険者2、
病院3、代行会社4とで主要部が構成される。なお、図
1上においては、インターネット5に接続される上記保
険会社1、被保険者2、病院3は各一のみ記載するが、
当該生命保険の処理システムは、図2に示すように、イ
ンターネット5に複数の保険会社1、被保険者2、病院
3が接続されるシステムを想定する。ここでは、説明の
簡略化のために、保険会社1、被保険者2、病院3は、
各一機関のみが接続されているものとして説明する。
【0025】保険会社1は、各種生命保険を扱う機関で
あり、いわゆる相互保険会社としての民間生命保険会社
の他、簡易保険等を提供する郵便局、共済保険制度等を
提供する共済組合等をも含む。
【0026】図1に示すように、保険会社1は、所定の
ルータ等を介してインターネット5に接続されるメール
サーバ102と、被保険者との契約内容等、契約に関す
る種々のデータを格納する契約データベースサーバ10
3を備える。これらサーバは所定のコンピュータシステ
ムで構成され、共にCPU101に制御される。なお、
本実施形態では、メールサーバ102と契約データベー
スサーバ103は、共に一のCPU101の管理下にお
かれるが、それぞれ別のコンピュータで構成され、保険
会社1内のローカル的なネットワークで接続されるよう
になっていてもよい。
【0027】メールサーバ102はここでは公知のもの
を採用するが、図1に現れる概念としては、主として代
行会社4との間で行われる所定情報の送受信装置として
働く。なお、メールサーバ102がルータ等を介してイ
ンターネット5に接続する手段、手法は、公知の技術を
用いるものとし、ここでの詳しい説明は省略する。
【0028】契約データベースサーバ103には、上述
したように、保険会社1と被保険者2とが交わした契約
内容、たとえば契約番号、契約者(被保険者2)の氏名
等、被保険者2に係る諸データが格納されている。
【0029】被保険者2は、上記保険会社1と所定の生
命保険契約を交わした被保険契約者であり、また、後に
詳述する病院3との関係では患者として、さらに、代行
会社4との関係では顧客として存在する。生命保険の保
険契約としては、従来より、種々の形態が知られてお
り、主として死亡保険金等からなる主契約部分と、この
主契約に付加して自由選択的に契約することのできる、
入院給付金等の特約部分とからなる、とされている。こ
こでは、保険会社1と被保険者2とは、比較的多くの保
険類型と考えられる契約、すなわち、終身保険型の死亡
保険を主契約とし、また、入院給付金や、疾病・傷害に
対する医療行為等に対する保険金が支払われる特約をこ
の主契約に付加して契約を交わしているものとする。
【0030】被保険者2は、図1においてはユーザ端末
の表示画面として現れる。この端末はインターネット5
に接続可能であって、所定のブラウザ系ソフトウェアを
実行することで代行会社4が提供する所定のコンテンツ
情報等を表示することが可能な情報端末機器(例えばパ
ーソナルコンピュータ)で構成される。
【0031】病院3は、一般の医療行為を実施する通常
の病院を想定し、院内に、所定のルータ等を介してイン
ターネット5に接続されるメールサーバ302と、患者
に係る諸データ、たとえば、入通院記録やカルテ等の個
人的な情報を格納する患者データベースサーバ303を
備える。これらサーバは所定のコンピュータシステムで
構成され、共にCPU301に制御される。なお、本実
施形態では、メールサーバ302と患者データベースサ
ーバ303は、共に一のCPU301の管理下におかれ
るが、それぞれ別のコンピュータで構成され、病院3内
のローカル的なネットワークで接続されるようになって
いてもよい。
【0032】メールサーバ302はここでは公知のもの
を採用するが、図1に現れる概念としては、主として代
行会社4との間で行われる所定情報の送受信装置として
働く。なお、メールサーバ302がルータ等を介してイ
ンターネット5に接続する手段、手法は、公知の技術を
用いるものとし、ここでの詳しい説明は省略する。
【0033】患者データベースサーバ303には、上述
したように、被保険者2に係る諸データ、たとえば患者
名、入通院に関する記録、カルテ等の患者に対する医療
行為に係る情報、診断書に係る情報のデータが格納され
ている。
【0034】代行会社4は、本実施形態の生命保険の処
理システムにおいて特徴的な構成要素であって、被保険
者2が保険会社1に対して、あるいは保険会社1が被保
険者2に対して行う手続きの一部または全部を代行する
形態をとりつつ、従来には無かった全く新規のサービス
を提供する機関である。
【0035】図に示すように代行会社4は、所定のルー
タ等を介してインターネット5に接続されるメールサー
バ402と、顧客(この場合、同図に現れる被保険者2
のうち、当該代行会社4と所定の契約を交わした被保険
者)の個人情報や契約内容等の諸データを格納する顧客
データベースサーバ403と、同じくインターネット5
に接続され被保険者2に対して所定のコンテンツ情報を
提供するwebサーバ404を備える。これらサーバは
所定のコンピュータシステムで構成され、共にCPU4
01に制御される。
【0036】なお、本実施形態では、メールサーバ40
2、顧客データベースサーバ403およびwebサーバ
404は、共に一のCPU401の管理下におかれる
が、それぞれ別のコンピュータで構成され、代行会社4
内のローカル的なネットワークで接続されるようになっ
ていてもよい。
【0037】メールサーバ402はここでは公知のもの
を採用するが、図1に現れる概念としては、主として保
険会社1、被保険者2、病院3に対して所定の情報を送
信する情報送信装置として働く。なお、メールサーバ4
02がルータ等を介してインターネット5に接続する手
段、手法は、公知の技術を用いるものとし、ここでの詳
しい説明は省略する。
【0038】顧客データベースサーバ403には、上述
したように、顧客たる被保険者2に係る諸データ、たと
えば、顧客番号、顧客氏名等の諸データが格納される。
【0039】webサーバ404は、インターネットを
介して公開する独自のホームページ(HP)を有し、保
険金請求手続きに関するページを公開する。このページ
では、独自の契約をした顧客ユーザ(被保険者2)に対
する契約情報入力画面を提供すると共に、該顧客ユーザ
からの契約情報の入力を受け付け、さらに該契約情報の
入力を受け付けた顧客ユーザに対する請求結果表示画面
を提供する。
【0040】ここで、図1を参照して、上述した契約情
報入力画面、請求結果表示画面の表示例と、顧客ユーザ
(被保険者2)における契約情報の入力を受け付け手順
について簡単に説明する。
【0041】契約情報入力画面、請求結果表示画面は、
図1中、被保険者2に係る端末機器の表示画面として示
される。代行会社4の顧客ユーザ(被保険者2)は、イ
ンターネット5に接続した端末機器(パーソナルコンピ
ュータ等)において所定のブラウザソフトウェアを起動
した後に、図に示すように、代行会社4に係るURL2
01を指定すると、webサーバ404より提供され
る、図に示す如き契約情報入力画面202が表示され
る。この契約情報入力画面202において、「契約番
号」、「契約者氏名」の他、掛かっている病院の「病院
情報」、「入退院日」、請求する保険金が死亡保険金の
場合に係る「死亡日」等のデータを受け付ける。
【0042】顧客ユーザは、この入力画面に沿って契約
情報の入力を行う(203)。この入力された契約情報
はwebサーバ404に送られる。代行会社4のCPU
401は、webサーバ404が受信した情報に基づき
顧客データベースサーバ403を参照しつつ適宜、顧客
データの検索を行い、保険会社1および病院3からも所
定の情報を入手して保険金の算定を行う。
【0043】ユーザ端末には、この保険金の算定結果に
基づく請求結果表示画面204が表示される。この請求
結果表示画面204は、例えば、「契約番号」、「契約
者氏名」、「病院情報」、「入退院日」の他、「支払金
額」、「支払い予定日」等が表示される。
【0044】なお、これら諸手順については、後に詳述
する。
【0045】次に、図3乃至図5に示すフローチャート
を参照して、上述の如き構成をなす本第1実施形態の
「生命保険の処理システム」における、保険金請求に係
る手続きの流れについて詳しく説明する。以下、代行会
社4、保険会社1、病院3におけるそれぞれのCPU毎
の動作として分説する。
【0046】まず、代行会社4の保険金請求に係る手続
処理について説明する。
【0047】図3は、第1の実施形態の生命保険の処理
システムにおける、代行会社4の保険金請求に係る手続
処理を示したフローチャートである。
【0048】webサーバ404を管理するCPU40
1は、被保険者2からのアクセスを常に監視する(ステ
ップS101)。被保険者2からのアクセスを受ける
と、CPU401は、webサーバ404を制御して契
約情報入力画面202(図1参照)を被保険者2の端末
機器に対して送信する(ステップS102)。被保険者
2から所定の契約情報の入力を受けると(ステップS1
03)、この入力データに基づいて、顧客データベース
サーバ403を利用して顧客データの検索を開始する
(ステップS104)。
【0049】この後、CPU401は、webサーバ4
04が受信した契約情報が、顧客データベースサーバ4
03に予め格納されている顧客データと一致するか否か
を判定し(ステップS105)、一致すると当該保険金
請求に係る保険会社1に対して情報を要求する(ステッ
プS106)。一方、入力情報が顧客データと一致しな
い場合は、被保険者2の端末機器に対して適当なエラー
表示を行う(ステップS107)。
【0050】保険会社1に対する情報要求の後、当該保
険会社1より応答があると(ステップS108)、CP
U401は、この応答情報に基づいて、被保険者2が保
険会社1と交わした保険契約データと、代行会社4の顧
客データベースサーバ403に格納する顧客データとが
諸条件において一致するか否かを判定する(ステップS
109)。
【0051】ここで一致する場合CPU401は次に、
被保険者2がデータ入力した当該保険金請求に係る病院
3に対して情報を要求する(ステップS110)。この
病院3は、すなわち、被保険者2が当該保険金請求に係
る入院をした病院であり、あるいは、疾病・傷害に対す
る医療行為を受けた病院である。
【0052】一方、被保険者2が保険会社1と交わした
保険契約データと、代行会社4の顧客データベースサー
バ403に格納する顧客データとが諸条件において一致
しない場合は、被保険者2の端末機器に対して適当なエ
ラー表示を行う(ステップS111)。
【0053】病院3に対する情報要求の後、当該病院3
より応答があると(ステップS112)、CPU401
は、この応答情報に基づいて、病院3にある被保険者2
の患者データと、代行会社4の顧客データベースサーバ
403に格納する顧客データとが諸条件において一致す
るか否かを判定する(ステップS113)。
【0054】ここで一致する場合CPU401は次に、
入手した患者データ、契約データに基づいて保険金の金
額を算出する(ステップS114)。
【0055】一方、病院3にある被保険者2の患者デー
タと、代行会社4の顧客データベースサーバ403に格
納する顧客データとが諸条件において一致しない場合
は、被保険者2の端末機器に対して適当なエラー表示を
行う(ステップS115)。
【0056】上記ステップS114における保険金算出
の後、CPU401は、保険金支払いに係る所定の処理
を行い(ステップS116)、保険会社1に対して病院
3から入手した被保険者2の患者データを送信する(ス
テップS117)。同時に、病院3に対して診断書の発
行を要求すると共に、該診断書を保険会社1に対して送
付するよう指示する(ステップS118)。
【0057】この後CPU401は、webサーバ40
4を制御して、保険金の金額や支払い予定期日を示した
請求結果表示画面204(図1参照)を被保険者2の端
末機器に対して送信する(ステップS119)。
【0058】上記一連の手続き処理を行った後、CPU
401は、新たに追加されたデータを顧客データベース
サーバ403に追加データとして格納する(ステップS
120)。
【0059】次に、保険会社1における保険金請求に係
る手続処理について説明する。
【0060】図4は、第1実施形態の生命保険の処理シ
ステムにおける、保険会社1における保険金請求に係る
手続処理を示したフローチャートである。
【0061】保険会社1におけるCPU101は、メー
ルサーバ102に対して代行会社4からの情報要求があ
ると(ステップS121)、契約データベースサーバ1
03を参照して被保険者2に係る契約データを検索し
(ステップS122)、代行会社4から送られてきた当
該被保険者2に係るデータと、検索した契約データとを
照合する(ステップS123)。
【0062】ここで、データが一致すると、メールサー
バ102を介して該契約データを代行会社4に対して送
信する(ステップS124)。
【0063】一方、データが一致しない場合は、エラー
結果を代行会社4に対して送信して(ステップS12
5)、ステップS121に戻る。
【0064】照合データが一致して契約データを代行会
社4に対して送信した後、代行会社4からの保険金支払
い指示があり(ステップS126)、さらに、患者デー
タ(すなわち代行会社4が病院3から提供を受けた被保
険者2に係る所定の患者データ)を受信をすると(ステ
ップS127)、保険会社1は、これらの情報に基づい
て正当な保険金請求であるかを調査した後、保険金の金
額を算定して、適時、支払い処理を行う(ステップS1
28)。なお、ステップS128における調査・支払い
処理は、従来、通常の保険機関で行われていた処理手法
を適用するものとする。
【0065】次に、病院3における、保険金請求に係る
手続処理について説明する。
【0066】図5は、第1実施形態の生命保険の処理シ
ステムにおける、病院3における保険金請求に係る手続
処理を示したフローチャートである。
【0067】病院3におけるCPU301は、メールサ
ーバ302に対して代行会社4からの情報要求があると
(ステップS131)、患者データベースサーバ303
を参照して被保険者2に係る患者データを検索し(ステ
ップS132)、代行会社4から送られてきた当該被保
険者2に係るデータと、検索した患者データとを照合す
る(ステップS133)。
【0068】ここで、データが一致すると、メールサー
バ302を介して該患者データと、保険金請求に係る診
断書データを代行会社4に対して送信する(ステップS
134)。
【0069】一方、データが一致しない場合は、適当な
エラー結果を代行会社4に対して送信して(ステップS
135)、ステップS131に戻る。
【0070】照合データが一致して患者データと診断書
データとを代行会社4に対して送信した後、代行会社4
からの診断書発行指示があると(ステップS136)、
病院3は、患者データと診断書データとに基づいて診断
書を発行して、保険会社1に対して送付する(ステップ
S137)。
【0071】このように本第1実施形態の生命保険の処
理システムによれば、被保険者2は、予め代行会社4と
所定の顧客契約を交わしておくだけで、保険会社1に対
して保険金を請求にするに当たり、わざわざ病院3から
診断書等の書類を入手することもなく、さらに、従来極
めて煩雑であった保険会社1に対する請求手続きをイン
ターネット上の入力作業のみで行い得るので、被保険者
2にとって手続きが極めて簡便となる。
【0072】また、従来の手続きに比して、インターネ
ットを介して電子データとして処理が行われるので、被
保険者2が保険金請求してから実際の保険金支払いまで
の期間を大幅に短縮することができる。
【0073】さらに、被保険者2は、インターネット上
で、保険金の金額や、支払い期日等知ることができるの
で、便利である。
【0074】一方、保険会社1においても、従来は被保
険者2との間で書面を用いて交わしていた種々の手続き
を、代行会社4との間の電子データでのやりとりに集約
することができので、手続きに不慣れな被保険者2との
間で生じる不具合を回避することができるとともに、手
続きを迅速に行うことができ、これらは何れもコストの
低減に大きく寄与する。
【0075】病院3においても、代行会社4を介するこ
とで、不慣れから被保険者2との間で生じる種々の問題
を回避することができ、正確な情報を確実に提供するこ
とができ、これは被保険者2にとっても有用である。
【0076】なお、上記実施形態は、保険金の種類とし
て、入院に係る入院給付金や、診断・治療等の医療行為
に係る給付金を例に挙げ、これら給付金の請求に際して
の手続き処理について述べたが、これに限らず、被保険
者2の死亡保険金の請求手続きに対しても本実施形態の
システムを適用することができる。この場合、代行会社
4(保険会社1)に対して保険金を請求する者、支払い
を受ける者は、保険金の受取人等であり、契約情報入力
画面202において入力する内容も、死亡日を記入する
ことになる。また、発行される診断書も死亡診断書とな
るが、一連の手続きの処理の流れは上述した通りである
ので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0077】このように、被保険者2の死亡につき、死
亡保険金の請求に係る場合、代行会社4(保険会社1)
に対して保険金を請求する者、支払いを受ける者は、保
険金の受取人等、すなわち、多くの場合は被保険者2の
遺族となることが想定できる。従来、被保険者の死亡
後、葬儀その他の手間がかかる遺族にとって保険会社に
対する保険金請求手続きは、病院より死亡診断書等を入
手する必要がある他、煩雑であるため、面倒極まりない
ものであったが、本実施形態の処理システムによると、
これらの手間を省くことができ、保険金受け取りまでの
期日短縮と相まって、遺族の負担を大幅に軽減すること
ができる。
【0078】次に、本発明の第2の実施形態の生命保険
の処理システムについて説明する。
【0079】図6は、本発明の第2の実施形態である生
命保険の処理システムの構成を示した図である。なお、
上記第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符号を
付与する。
【0080】この第2の実施形態の生命保険の処理シス
テムも、上記第1の実施形態と同様に、保険会社と被保
険者との間の保険金請求手続き処理の一部または全部を
代行会社が請け負うものであるが、第1の実施形態に比
して以下の点につき相違している。
【0081】上述したように第1の実施形態においては
(以下、図1参照)、被保険者2が代行会社4に対して
予め顧客契約をしておき、インターネット5を介して被
保険者2より保険金請求手続き依頼を受けた代行会社4
が、自らのデータベース(顧客データベースサーバ40
3)に基づいて依頼主(被保険者2)の照合を行い、さ
らに当該顧客データと保険会社1における契約データと
の照合を行っていた。これに対して本第2の実施形態
は、代行会社4A自らは被保険者2に関するデータベー
スを持たず、したがって、被保険者2との間に前もって
の契約はなく、インターネット5を介して被保険者2よ
り保険金請求手続き依頼を受けた代行会社4Aは、保険
会社1Aの契約データベース(被保険者2に係る情報が
格納される契約データベースサーバ103)および病院
3の患者データベース(被保険者2に係る患者情報が格
納される患者データベースサーバ303)に基づいて依
頼主(被保険者2)の照合を行うことを特徴とする。
【0082】以下、本第2の実施形態について説明す
る。
【0083】図6に示すように、本第2の実施形態の生
命保険の処理システムも、上記第1の実施形態と同様
に、インターネット5に接続された、保険会社1A、被
保険者2、病院3、代行会社4Aとで主要部が構成され
る。なお、図6上においては、インターネット5に接続
される上記保険会社1A、被保険者2、病院3は各一の
み記載するが、当該生命保険の処理システムも、図2に
示すように、インターネット5に複数の保険会社1A、
被保険者2、病院3が接続されるシステムを想定する。
ここでは、説明の簡略化のために、保険会社1A、被保
険者2、病院3は、各一機関のみが接続されているもの
として説明する。
【0084】保険会社1Aは、上記第1の実施形態にお
ける保険会社1と同様に、各種生命保険を扱う機関であ
り、いわゆる相互保険会社としての民間生命保険会社の
他、簡易保険等を提供する郵便局、共済保険制度等を提
供する共済組合等をも含む。
【0085】図6に示すように、保険会社1Aは、所定
のルータ等を介してインターネット5に接続されるメー
ルサーバ102と、被保険者との契約内容等、契約に関
する種々のデータを格納する契約データベースサーバ1
03を備える。これらサーバは所定のコンピュータシス
テムで構成され、共にCPU101に制御される。な
お、本実施形態では、メールサーバ102と契約データ
ベースサーバ103は、共に一のCPU101の管理下
におかれるが、それぞれ別のコンピュータで構成され、
保険会社1内のローカル的なネットワークで接続される
ようになっていてもよい。
【0086】メールサーバ102はここでは公知のもの
を採用するが、図6に現れる概念としては、主として代
行会社4Aとの間で行われる所定情報の送受信装置とし
て働く。なお、メールサーバ102がルータ等を介して
インターネット5に接続する手段、手法は、公知の技術
を用いるものとし、ここでの詳しい説明は省略する。
【0087】契約データベースサーバ103には、上述
したように、保険会社1Aと被保険者2とが交わした契
約内容、たとえば契約番号、契約者(被保険者2)の氏
名等、被保険者2に係る諸データが格納されている。
【0088】なお、この契約データベースサーバ103
に格納される契約内容は、代行会社4Aから照合要求の
際に使用されるようになっている。
【0089】被保険者2は、上記保険会社1Aと所定の
生命保険契約を交わした被保険契約者であり、また、病
院3との関係では患者として存在する。生命保険の保険
契約としては、従来より、種々の形態が知られており、
主として死亡保険金等からなる主契約部分と、この主契
約に付加して自由選択的に契約することのできる、入院
給付金等の特約部分とからなる、とされている。ここで
は、保険会社1Aと被保険者2とは、比較的多くの保険
類型と考えられる契約、すなわち、終身保険型の死亡保
険を主契約とし、また、入院給付金や、疾病・傷害に対
する医療行為等に対する保険金が支払われる特約をこの
主契約に付加して契約を交わしているものとする。
【0090】被保険者2は、図6においてはユーザ端末
の表示画面として現れる。この端末はインターネット5
に接続可能であって、所定のブラウザ系ソフトウェアを
実行することで代行会社4Aが提供する所定のコンテン
ツ情報等を表示することが可能な情報端末機器(例えば
パーソナルコンピュータ)で構成される。
【0091】病院3は、一般の医療行為を実施する通常
の病院を想定し、院内に、所定のルータ等を介してイン
ターネット5に接続されるメールサーバ302と、患者
に係る諸データ、たとえば、入通院記録やカルテ等の個
人的な情報を格納する患者データベースサーバ303を
備える。これらサーバは所定のコンピュータシステムで
構成され、共にCPU301に制御される。なお、本実
施形態では、メールサーバ302と患者データベースサ
ーバ303は、共に一のCPU301の管理下におかれ
るが、それぞれ別のコンピュータで構成され、病院3内
のローカル的なネットワークで接続されるようになって
いてもよい。
【0092】メールサーバ302はここでは公知のもの
を採用するが、図6に現れる概念としては、主として代
行会社4Aとの間で行われる所定情報の送受信装置とし
て働く。なお、メールサーバ302がルータ等を介して
インターネット5に接続する手段、手法は、公知の技術
を用いるものとし、ここでの詳しい説明は省略する。
【0093】患者データベースサーバ303には、上述
したように、被保険者2に係る諸データ、たとえば患者
名、入通院に関する記録、カルテ等の患者に対する医療
行為に係る情報、診断書に係る情報のデータが格納され
ている。
【0094】代行会社4Aは、本第2の実施形態の生命
保険の処理システムにおいても特徴的な構成要素であっ
て、被保険者2が保険会社1Aに対して、あるいは保険
会社1Aが被保険者2に対して行う手続きの一部または
全部を代行する形態をとりつつ、従来には無かった全く
新規のサービスを提供する機関である。
【0095】図に示すように代行会社4Aは、所定のル
ータ等を介してインターネット5に接続されるメールサ
ーバ402と、同じくインターネット5に接続され被保
険者2に対して所定のコンテンツ情報を提供するweb
サーバ404を備える。これらサーバは所定のコンピュ
ータシステムで構成され、共にCPU401に制御され
る。この点においては、上記第1の実施形態と同様であ
るが、第1の実施形態では有する顧客データベースサー
バ403は持たない。
【0096】なお、本第2の実施形態では、メールサー
バ402およびwebサーバ404は、共に一のCPU
401の管理下におかれるが、それぞれ別のコンピュー
タで構成され、代行会社4A内のローカル的なネットワ
ークで接続されるようになっていてもよい。
【0097】メールサーバ402はここでは公知のもの
を採用するが、図6に現れる概念としては、主として保
険会社1A、被保険者2、病院3との間の送受信装置と
して働く。なお、メールサーバ402がルータ等を介し
てインターネット5に接続する手段、手法は、公知の技
術を用いるものとし、ここでの詳しい説明は省略する。
【0098】webサーバ404は、インターネットを
介して公開する独自のホームページ(HP)を有し、保
険金請求手続きに関するページを公開する。このページ
では、保険金請求手続きの代行を依頼する被保険者2に
対する契約情報入力画面を提供すると共に、該依頼ユー
ザからの契約情報の入力を受け付け、さらに該契約情報
の入力を受け付けた依頼ユーザに対する請求結果表示画
面を提供する。
【0099】ここで、図6を参照して、上述した契約情
報入力画面、請求結果表示画面の表示例と、依頼ユーザ
(被保険者2)における契約情報の入力を受け付け手順
について簡単に説明する。
【0100】契約情報入力画面、請求結果表示画面は、
図6中、被保険者2に係る端末機器の表示画面として示
される。代行会社4Aの依頼ユーザ(被保険者2)は、
インターネット5に接続した端末機器(パーソナルコン
ピュータ等)において所定のブラウザソフトウェアを起
動した後に、図に示すように、代行会社4Aに係るUR
L201を指定すると、webサーバ404より提供さ
れる、図に示す如き契約情報入力画面202が表示され
る。この契約情報入力画面202において、「契約番
号」、「契約者氏名」の他、掛かっている病院の「病院
情報」、「入退院日」、請求する保険金が死亡保険金の
場合に係る「死亡日」等のデータを受け付ける。
【0101】依頼ユーザは、この入力画面に沿って契約
情報の入力を行う(203)。この入力された契約情報
はwebサーバ404に送られる。代行会社4AのCP
U401は、webサーバ404が受信した情報に基づ
き保険会社1Aの契約データベースサーバ103を参照
しつつ適宜、依頼ユーザのデータの検索を行い、保険会
社1Aおよび病院3からも所定の情報を入手して保険金
の算定を行う。
【0102】ユーザ端末には、この保険金の算定結果に
基づく請求結果表示画面204が表示される。この請求
結果表示画面204は、例えば、「契約番号」、「契約
者氏名」、「病院情報」、「入退院日」の他、「支払金
額」、「支払い予定日」等が表示される。
【0103】なお、これら諸手順については、後に詳述
する。
【0104】次に、図7乃至図9に示すフローチャート
を参照して、上述の如き構成をなす本第2実施形態の
「生命保険の処理システム」における、保険金請求に係
る手続きの流れについて詳しく説明する。以下、代行会
社4A、保険会社1A、病院3におけるそれぞれのCP
U毎の動作として分説する。
【0105】まず、代行会社4Aの保険金請求に係る手
続処理について説明する。
【0106】図7は、第2実施形態の生命保険の処理シ
ステムにおける、代行会社4Aの保険金請求に係る手続
処理を示したフローチャートである。
【0107】webサーバ404を管理するCPU40
1は、被保険者2からのアクセスを常に監視する(ステ
ップS201)。被保険者2からのアクセスを受ける
と、CPU401は、webサーバ404を制御して契
約情報入力画面202(図6参照)を被保険者2の端末
機器に対して送信する(ステップS202)。被保険者
2から所定の契約情報の入力を受けると(ステップS2
03)、保険会社1Aに対して契約データベースサーバ
103に係る契約内容についての情報を要求する(ステ
ップS204)。
【0108】保険会社1Aに対する情報要求の後、当該
保険会社1Aより応答があると(ステップS205)、
CPU401はさらに、病院3に対して患者データベー
スサーバ303に係る患者データについての情報を要求
する(ステップS206)。この病院3は、すなわち、
被保険者2が当該保険金請求に係る入院をした病院であ
り、あるいは、疾病・傷害に対する医療行為を受けた病
院である。
【0109】病院3に対する情報要求の後、当該病院3
より応答があると(ステップS207)、CPU401
は保険会社1Aから入手した契約データと、病院3から
入手した患者データとを照合する(ステップS20
8)。
【0110】ここで、契約データと患者データとが一致
すると、CPU401はこれら契約データと患者データ
とに基づいて保険金の金額を算出する(ステップS20
9)。一方、契約データと患者データとが一致しない場
合は、被保険者2の端末機器にして適当なエラー表示を
行う(ステップS210)。
【0111】上記ステップS209において保険金の金
額を算出するとCPU401は、保険金支払いに係る所
定の処理を行い(ステップS211)、保険会社1Aに
対して病院3から入手した被保険者2の患者データを送
信する(ステップS212)。同時に、病院3に対して
診断書の発行を要求すると共に、該診断書を保険会社1
に対して送付するよう指示する(ステップS213)。
【0112】この後CPU401は、webサーバ40
4を制御して、保険金の金額や支払い予定期日を示した
請求結果表示画面204(図6参照)を被保険者2の端
末機器に対して送信する(ステップS214)。
【0113】次に、保険会社1Aにおける保険金請求に
係る手続処理について説明する。
【0114】図8は、第2実施形態の生命保険の処理シ
ステムにおける、保険会社1Aにおける保険金請求に係
る手続処理を示したフローチャートである。
【0115】保険会社1AにおけるCPU101は、メ
ールサーバ102に対して代行会社4Aからの情報要求
があると(ステップS221)、契約データベースサー
バ103を参照して被保険者2に係る契約データを検索
し(ステップS222)、代行会社4Aから送られてき
た当該被保険者2に係るデータと、検索した契約データ
とを照合する(ステップS223)。
【0116】ここで、データが一致すると、メールサー
バ102を介して該契約データを代行会社4Aに対して
送信する(ステップS224)。
【0117】一方、データが一致しない場合は、エラー
結果を代行会社4Aに対して送信して(ステップS22
5)、ステップS221に戻る。
【0118】照合データが一致して契約データを代行会
社4Aに対して送信した後、代行会社4Aからの保険金
支払い指示があり(ステップS226)、さらに、患者
データ(すなわち代行会社4Aが病院3から提供を受け
た被保険者2に係る所定の患者データ)を受信すると
(ステップS227)、保険会社1Aは、これらの情報
に基づいて正当な保険金請求であるかを調査した後、保
険金の金額を算定して、適時、支払い処理を行う(ステ
ップS228)。なお、ステップS228における調査
・支払い処理は、従来、通常の保険機関で行われていた
処理手法を適用するものとする。
【0119】次に、病院3における、保険金請求に係る
手続処理について説明する。
【0120】図9は、第2実施形態の生命保険の処理シ
ステムにおける、病院3における保険金請求に係る手続
処理を示したフローチャートである。
【0121】病院3におけるCPU301は、メールサ
ーバ302に対して代行会社4Aからの情報要求がある
と(ステップS231)、患者データベースサーバ30
3を参照して被保険者2に係る患者データを検索し(ス
テップS232)、代行会社4Aから送られてきた当該
被保険者2に係るデータと、検索した患者データとを照
合する(ステップS233)。
【0122】ここで、データが一致すると、メールサー
バ302を介して該患者データと、保険金請求に係る診
断書データを代行会社4Aに対して送信する(ステップ
S234)。
【0123】一方、データが一致しない場合は、適当な
エラー結果を代行会社4Aに対して送信して(ステップ
S235)、ステップS231に戻る。
【0124】照合データが一致して患者データと診断書
データとを代行会社4Aに対して送信した後、代行会社
4Aからの診断書発行指示があると(ステップS23
6)、病院3は、患者データと診断書データとに基づい
て診断書を発行して、保険会社1Aに対して送付する
(ステップS237)。
【0125】このように本第2の実施形態の生命保険の
処理システムによれば、被保険者2は、予め代行会社4
と所定の間に特別の契約を交わす必要もなく、保険会社
1Aに対して保険金を請求にするに当たり、わざわざ病
院3から診断書等の書類を入手することもなく、さら
に、従来極めて煩雑であった保険会社1Aに対する請求
手続きをインターネット上の入力作業のみで行い得るの
で、被保険者2にとって手続きが極めて簡便となる。
【0126】また、従来の手続きに比して、インターネ
ットを介して電子データとして処理が行われるので、被
保険者2が保険金請求してから実際の保険金支払いまで
の期間を大幅に短縮することができる。
【0127】さらに、被保険者2は、インターネット上
で、保険金の金額や、支払い期日等知ることができるの
で、便利である。
【0128】一方、保険会社1Aにおいても、従来は被
保険者2との間で書面を用いて交わしていた種々の手続
きを、代行会社4Aとの間の電子データでのやりとりに
集約することができので、手続きに不慣れな被保険者2
との間で生じる不具合を回避することができるととも
に、手続きを迅速に行うことができ、これらは何れもコ
ストの低減に大きく寄与する。
【0129】病院3においても、代行会社4Aを介する
ことで、不慣れから被保険者2との間で生じる種々の問
題を回避することができ、正確な情報を確実に提供する
ことができ、これは被保険者2にとっても有用である。
【0130】なお、上記実施形態は、保険金の種類とし
て、入院に係る入院給付金や、診断・治療等の医療行為
に係る給付金を例に挙げ、これら給付金の請求に際して
の手続き処理について述べたが、これに限らず、被保険
者2の死亡保険金の請求手続きに対しても本実施形態の
システムを適用することができる。この場合、代行会社
4A(保険会社1A)に対して保険金を請求する者、支
払いを受ける者は、保険金の受取人等であり、契約情報
入力画面202において入力する内容も、死亡日を記入
することになる。また、発行される診断書も死亡診断書
となるが、一連の手続きの処理の流れは上述した通りで
あるので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0131】このように、被保険者2の死亡につき、死
亡保険金の請求に係る場合、代行会社4A(保険会社1
A)に対して保険金を請求する者、支払いを受ける者
は、保険金の受取人等、すなわち、多くの場合は被保険
者2の遺族となることが想定できる。従来、被保険者の
死亡後、葬儀その他の手間がかかる遺族にとって保険会
社に対する保険金請求手続きは、病院より死亡診断書等
を入手する必要がある他、煩雑であるため、面倒極まり
ないものであったが、本実施形態の処理システムによる
と、これらの手間を省くことができ、保険金受け取りま
での期日短縮と相まって、遺族の負担を大幅に軽減する
ことができる。
【0132】次に、本発明の第3の実施形態の生命保険
の処理システムについて説明する。
【0133】図10は、本発明の第3の実施形態である
生命保険の処理システムの構成を示した図である。な
お、上記第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符
号を付与する。
【0134】この第3の実施形態の生命保険の処理シス
テムは、上記第1、第2の実施形態における代行会社
4、4Aの役目を保険会社自らが果たすことを特徴とす
る。
【0135】図10に示すように、本第3の実施形態の
生命保険の処理システムは、インターネット5に接続さ
れた、保険会社1B、被保険者2、病院3とで主要部が
構成される。なお、図10上においては、インターネッ
ト5に接続される上記保険会社1B、被保険者2、病院
3は各一のみ記載するが、当該生命保険の処理システム
も、図2に示すように、インターネット5に複数の保険
会社1B、被保険者2、病院3が接続されるシステムを
想定する。ここでは、説明の簡略化のために、保険会社
1B、被保険者2、病院3は、各一機関のみが接続され
ているものとして説明する。
【0136】保険会社1Bは、上記第1の実施形態にお
ける保険会社1と同様に、各種生命保険を扱う機関であ
り、いわゆる相互保険会社としての民間生命保険会社の
他、簡易保険等を提供する郵便局、共済保険制度等を提
供する共済組合等をも含む。
【0137】図10に示すように、保険会社1Bは、所
定のルータ等を介してインターネット5に接続されるメ
ールサーバ102と、被保険者との契約内容等、契約に
関する種々のデータを格納する契約データベースサーバ
103と、同じくインターネット5に接続され被保険者
2に対して所定のコンテンツ情報を提供するwebサー
バ104を備える。これらサーバは所定のコンピュータ
システムで構成され、共にCPU101に制御される。
なお、本実施形態では、メールサーバ102、契約デー
タベースサーバ103およびwebサーバ104は、共
に一のCPU101の管理下におかれるが、それぞれ別
のコンピュータで構成され、保険会社1B内のローカル
的なネットワークで接続されるようになっていてもよ
い。
【0138】メールサーバ102はここでは公知のもの
を採用するが、図10に現れる概念としては、主として
被保険者2、病院3との間で行われる所定情報の送受信
装置として働く。なお、メールサーバ102、webサ
ーバ104がルータ等を介してインターネット5に接続
する手段、手法は、公知の技術を用いるものとし、ここ
での詳しい説明は省略する。
【0139】契約データベースサーバ103には、本実
施形態においても、保険会社1Bと被保険者2とが交わ
した契約内容、たとえば契約番号、契約者(被保険者
2)の氏名等、被保険者2に係る諸データが格納されて
いる。
【0140】webサーバ104は、上記第1実施形態
におけるwebサーバ404と同様に、インターネット
を介して公開する独自のホームページ(HP)を有し、
保険金請求手続きに関するページを公開する。このペー
ジでは、保険金を請求する被保険者2に対する契約情報
入力画面を提供すると共に、該被保険者2からの契約情
報の入力を受け付け、さらに該契約情報の入力を受け付
けた被保険者2に対する請求結果表示画面を提供する。
【0141】被保険者2は、上記保険会社1Bと所定の
生命保険契約を交わした被保険契約者であり、また、病
院3との関係では患者として存在する。生命保険の保険
契約としては、従来より、種々の形態が知られており、
主として死亡保険金等からなる主契約部分と、この主契
約に付加して自由選択的に契約することのできる、入院
給付金等の特約部分とからなる、とされている。ここで
は、保険会社1Bと被保険者2とは、比較的多くの保険
類型と考えられる契約、すなわち、終身保険型の死亡保
険を主契約とし、また、入院給付金や、疾病・傷害に対
する医療行為等に対する保険金が支払われる特約をこの
主契約に付加して契約を交わしているものとする。
【0142】被保険者2は、図10においてはユーザ端
末の表示画面として現れる。この端末はインターネット
5に接続可能であって、所定のブラウザ系ソフトウェア
を実行することで保険会社1B(webサーバ104)
が提供する所定のコンテンツ情報等を表示することが可
能な情報端末機器(例えばパーソナルコンピュータ)で
構成される。
【0143】病院3は、一般の医療行為を実施する通常
の病院を想定し、院内に、所定のルータ等を介してイン
ターネット5に接続されるメールサーバ302と、患者
に係る諸データ、たとえば、入通院記録やカルテ等の個
人的な情報を格納する患者データベースサーバ303を
備える。これらサーバは所定のコンピュータシステムで
構成され、共にCPU301に制御される。なお、本実
施形態では、メールサーバ302と患者データベースサ
ーバ303は、共に一のCPU301の管理下におかれ
るが、それぞれ別のコンピュータで構成され、病院3内
のローカル的なネットワークで接続されるようになって
いてもよい。
【0144】メールサーバ302はここでは公知のもの
を採用するが、図10に現れる概念としては、主として
保険会社1Bとの間で行われる所定情報の送受信装置と
して働く。なお、メールサーバ302がルータ等を介し
てインターネット5に接続する手段、手法は、公知の技
術を用いるものとし、ここでの詳しい説明は省略する。
【0145】患者データベースサーバ303には、上述
したように、被保険者2に係る諸データ、たとえば患者
名、入通院に関する記録、カルテ等の患者に対する医療
行為に係る情報、診断書に係る情報のデータが格納され
ている。
【0146】ここで、図10を参照して、上述した契約
情報入力画面、請求結果表示画面の表示例と、被保険者
2における契約情報の入力を受け付け手順について簡単
に説明する。
【0147】契約情報入力画面、請求結果表示画面は、
図10中、被保険者2に係る端末機器の表示画面として
示される。被保険者2は、インターネット5に接続した
端末機器(パーソナルコンピュータ等)において所定の
ブラウザソフトウェアを起動した後に、図に示すよう
に、保険会社1Bに係るURL201Bを指定すると、
webサーバ104より提供される、図に示す如き契約
情報入力画面202が表示される。この契約情報入力画
面202において、「契約番号」、「契約者氏名」の
他、掛かっている病院の「病院情報」、「入退院日」、
請求する保険金が死亡保険金の場合に係る「死亡日」等
のデータを受け付ける。
【0148】被保険者2、この入力画面に沿って契約情
報の入力を行う(203)。この入力された契約情報は
webサーバ104に送られる。保険会社1BのCPU
101は、webサーバ104が受信した情報に基づき
契約データベースサーバ103を参照しつつ適宜、被保
険者2のデータの検索を行い、病院3からも所定の情報
を入手して保険金の算定を行う。
【0149】被保険者2の端末には、この保険金の算定
結果に基づく請求結果表示画面204が表示される。こ
の請求結果表示画面204は、例えば、「契約番号」、
「契約者氏名」、「病院情報」、「入退院日」の他、
「支払金額」、「支払い予定日」等が表示される。
【0150】なお、これら諸手順については、後に詳述
する。
【0151】次に、図11および図12に示すフローチ
ャートを参照して、上述の如き構成をなす本第3実施形
態の「生命保険の処理システム」における、保険金請求
に係る手続きの流れについて詳しく説明する。以下、保
険会社1B、病院3におけるそれぞれのCPU毎の動作
として分説する。
【0152】まず、保険会社1Bの保険金請求に係る手
続処理について説明する。
【0153】図11は、第3実施形態の生命保険の処理
システムにおける、保険会社1Bの保険金請求に係る手
続処理を示したフローチャートである。
【0154】webサーバ104を管理するCPU10
1は、被保険者2からのアクセスを常に監視する(ステ
ップS301)。被保険者2からのアクセスを受ける
と、CPU101は、webサーバ104を制御して契
約情報入力画面202(図10参照)を被保険者2の端
末機器に対して送信する(ステップS302)。被保険
者2から所定情報の入力を受けると(ステップS30
3)、契約データベースサーバ103を参照して契約デ
ータの検索を開始する(ステップS304)。
【0155】この後、CPU101は、被保険者2が入
力した情報と契約データとを照合して(ステップS30
5)、一致すると、次に、病院3に対して患者データベ
ースサーバ303に係る患者データについての情報を要
求する(ステップS306)。この病院3は、すなわ
ち、被保険者2が当該保険金請求に係る入院をした病院
であり、あるいは、疾病・傷害に対する医療行為を受け
た病院である。一方、被保険者2が入力した情報と契約
データとが一致しない場合は、被保険者2の端末機器に
して適当なエラー表示を行う(ステップS307)。
【0156】病院3に対する情報要求の後、当該病院3
より応答があると(ステップS308)、CPU101
は契約データベースサーバ103における契約データ
と、病院3から入手した患者データとを照合する(ステ
ップS309)。ここで、契約データと患者データとが
一致すると、CPU101はこれら契約データと患者デ
ータとに基づいて保険金の金額を算出する(ステップS
310)。一方、契約データと患者データとが一致しな
い場合は、被保険者2の端末機器にして適当なエラー表
示を行う(ステップS311)。
【0157】上記ステップS310において保険金の金
額を算出するとCPU101は、保険金支払いに係る所
定の処理を行い(ステップS312)、病院3に対して
診断書の発行を要求すると共に、該診断書を送付するよ
う指示する(ステップS313)。
【0158】この後CPU101は、webサーバ10
4を制御して、保険金の金額や支払い予定期日を示した
請求結果表示画面204(図10参照)を被保険者2の
端末機器に対して送信し(ステップS314)、契約デ
ータベースサーバ103のデータを更新する(ステップ
S315)。
【0159】次に、病院3における、保険金請求に係る
手続処理について説明する。
【0160】図12は、第3実施形態の生命保険の処理
システムにおける、病院3における保険金請求に係る手
続処理を示したフローチャートである。
【0161】病院3におけるCPU301は、メールサ
ーバ302に対して保険会社1Bからの情報要求がある
と(ステップS321)、患者データベースサーバ30
3を参照して被保険者2に係る患者データを検索し(ス
テップS322)、保険会社1Bから送られてきた当該
被保険者2に係るデータと、検索した患者データとを照
合する(ステップS323)。
【0162】ここで、データが一致すると、メールサー
バ302を介して該患者データと、保険金請求に係る診
断書データを保険会社1Bに対して送信する(ステップ
S324)。一方、データが一致しない場合は、適当な
エラー結果を保険会社1Bに対して送信して(ステップ
S325)、ステップS321に戻る。
【0163】照合データが一致して患者データと診断書
データとを保険会社1Bに対して送信した後、保険会社
1Bからの診断書発行指示があると(ステップS32
6)、病院3は、患者データと診断書データとに基づい
て診断書を発行して、保険会社1Bに対して送付する
(ステップS327)。
【0164】このように本第3の実施形態の生命保険の
処理システムによれば、被保険者2は、保険会社1Bに
対して保険金を請求にするに当たり、わざわざ病院3か
ら診断書等の書類を入手することもなく、さらに、従来
極めて煩雑であった保険会社1Bに対する請求手続きを
インターネット上の入力作業のみで行い得るので、被保
険者2にとって手続きが極めて簡便となる。
【0165】また、従来の手続きに比して、インターネ
ットを介して電子データとして処理が行われるので、被
保険者2が保険金請求してから実際の保険金支払いまで
の期間を大幅に短縮することができる。
【0166】さらに、被保険者2は、インターネット上
で、保険金の金額や、支払い期日等知ることができるの
で、便利である。
【0167】一方、保険会社1Bにおいても、従来は被
保険者2との間で書面を用いて交わしていた種々の手続
きを、電子データでのやりとりすることができるので、
手続きに不慣れな被保険者2との間で生じる不具合を回
避することができるとともに、手続きを迅速に行うこと
ができ、これらは何れもコストの低減に大きく寄与す
る。
【0168】病院3においても、インターネットを介す
る電子データのやりとりで多くの処理を行うことができ
るので、不慣れから被保険者2との間で生じる種々の問
題を回避することができ、正確な情報を確実に提供する
ことができ、これは被保険者2にとっても有用である。
【0169】なお、上記実施形態は、保険金の種類とし
て、入院に係る入院給付金や、診断・治療等の医療行為
に係る給付金を例に挙げ、これら給付金の請求に際して
の手続き処理について述べたが、これに限らず、被保険
者2の死亡保険金の請求手続きに対しても本実施形態の
システムを適用することができる。この場合、保険会社
1Bに対して保険金を請求する者、支払いを受ける者
は、保険金の受取人等であり、契約情報入力画面202
において入力する内容も、死亡日を記入することにな
る。また、発行される診断書も死亡診断書となるが、一
連の手続きの処理の流れは上述した通りであるので、こ
こでの詳しい説明は省略する。
【0170】このように、被保険者2の死亡につき、死
亡保険金の請求に係る場合、保険会社1Bに対して保険
金を請求する者、支払いを受ける者は、保険金の受取人
等、すなわち、多くの場合は被保険者2の遺族となるこ
とが想定できる。従来、被保険者の死亡後、葬儀その他
の手間がかかる遺族にとって保険会社に対する保険金請
求手続きは、病院より死亡診断書等を入手する必要があ
る他、煩雑であるため、面倒極まりないものであった
が、本実施形態の処理システムによると、これらの手間
を省くことができ、保険金受け取りまでの期日短縮と相
まって、遺族の負担を大幅に軽減することができる。
【0171】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 [付記項1]入力情報に基づき、被保険者の診察情報と
保険契約情報とを参照し、前記被保険者に支払われるべ
き保険金の金額を算定することを特徴とする生命保険の
処理システム。
【0172】[付記項2]上記[付記項1]において、
上記入力情報を被保険者側による情報入力により得るこ
とを特徴とする生命保険の処理システム。
【0173】[付記項3]上記[付記項1]において、
上記診察情報を病院側から得ることを特徴とする生命保
険の処理システム。
【0174】[付記項4]上記[付記項3]において、
上記診察情報の内、氏名,入退院日,死亡日を得ること
を特徴とする生命保険の処理システム。
【0175】[付記項5]上記[付記項1]において、
上記保険契約情報を生命保険会社側から得ることを特徴
とする生命保険の処理システム。
【0176】[付記項6]上記[付記項5]において、
上記保険契約情報の内、氏名及び支払い条件を得ること
を特徴とする生命保険の処理システム。
【0177】[付記項7]上記[付記項2]、[付記項
3]、[付記項5]において、上記各情報を、通信回線
を介して受信することを特徴とする生命保険の処理シス
テム。
【0178】[付記項8]上記[付記項1]において、
上記算定した保険金の金額を表示することを特徴とする
生命保険の処理システム。
【0179】[付記項9]入力情報に基づき、被保険者
の診察情報と保険契約情報とを参照し、前記被保険者に
支払われるべき保険金の金額を算定することを特徴とす
る生命保険の処理方法。
【0180】[付記項10]被保険者の診察情報を得る
診察情報取得手段と、被保険者の保険契約情報を得る契
約情報取得手段と、上記診察情報取得手段と契約情報取
得手段とにより得られた診察情報と保険契約情報とによ
り、前記被保険者側に支払われるべき保険金の金額を算
定する保険金算定手段と、を具備することを特徴とする
生命保険の処理システム。
【0181】[付記項11]上記[付記項10]におい
て、上記診察情報取得手段は上記診察情報を病院側から
得ることを特徴とする生命保険の処理システム。
【0182】[付記項12]上記[付記項11]におい
て、上記診察情報取得手段は、上記診察情報の内、氏
名,入退院日,死亡日を得ることを特徴とする生命保険
の処理システム。
【0183】[付記項13]上記[付記項10]におい
て、上記契約情報取得手段は上記保険契約情報を生命保
険会社側から得ることを特徴とする生命保険の処理シス
テム。
【0184】[付記項14]上記[付記項13]におい
て、上記契約情報取得手段は、上記保険契約情報の内、
氏名及び支払い条件を得ることを特徴とする生命保険の
処理システム。
【0185】[付記項15]上記[付記項11]におい
て、上記診察情報取得手段は、上記診察情報を、通信回
線を介して受信することを特徴とする生命保険の処理シ
ステム。
【0186】[付記項16]上記[付記項13]におい
て、上記契約情報取得手段は、上記保険契約情報を、通
信回線を介して受信することを特徴とする生命保険の処
理システム。
【0187】[付記項17]上記[付記項10]におい
て、更に、上記算定した保険金の金額を表示する表示手
段を有することを特徴とする生命保険の処理システム。
【0188】[付記項18]被保険者に関する情報に基
づき、病院内に格納されている被保険者の診察情報と、
生命保険会社内に格納されている被保険者に関する保険
契約情報とを参照し、被保険者に支払われるべき保険金
の金額を算定して表示すると共に、生命保険会社に対し
て上記算定した金額の支払い処理を指示することを特徴
とする、生命保険の処理システム。
【0189】[付記項19]被保険者に関する情報に基
づき、病院内に格納されている被保険者の診察情報と、
生命保険会社内に格納されている被保険者に関する保険
契約情報とを参照し、被保険者に支払われるべき保険金
の金額を算定して表示すると共に、生命保険会社に対し
て上記算定した金額の支払い処理を指示することを特徴
とする、生命保険の処理方法。
【0190】[付記項20]病院より被保険者の診察情
報を得る診察情報取得手段と、生命保険会社より被保険
者の保険契約情報を得る契約情報取得手段と、上記診察
情報取得手段と契約情報取得手段とにより得られた診察
情報と保険契約情報とにより、前記被保険者側に支払わ
れるべき保険金の金額を算定する保険金算定手段と、生
命保険会社に対して上記算定した保険金の支払処理を支
持する処理指示手段と、を具備することを特徴とする生
命保険の処理システム。
【0191】[付記項21]被保険者に関する情報に基
づき、入力情報に基づき、病院内に格納されている患者
情報と生命保険会社内に格納されている契約情報とを参
照し、保険契約者に支払われるべき保険金の金額を算定
して表示するとともに、病院に対して診断書の発行を指
示することを特徴とする、生命保険の処理システム。
【0192】[付記項22]被保険者に関する情報に基
づき、入力情報に基づき、病院内に格納されている患者
情報と生命保険会社内に格納されている契約情報とを参
照し、保険契約者に支払われるべき保険金の額を算定し
て表示すると共に、病院に対して診断書の発行を指示す
ることを特徴とする、生命保険の処理方法。
【0193】[付記項23]病院より被保険者の診察情
報を得る診察情報取得手段と、生命保険会社より被保険
者の保険契約情報を得る契約情報取得手段と、上記診察
情報取得手段と契約情報取得手段とにより得られた診察
情報と保険契約情報とにより、前記被保険者側に支払わ
れるべき保険金の金額を算定する保険金算定手段と、病
院に対して診断書の発行を支持する処理指示手段と、を
具備することを特徴とする生命保険の処理システム。
【0194】[付記項24]入力情報に基づき、病院内
の被保険者の診察情報を参照し、被保険者に支払われる
べき保険金の金額を算定することを特徴とする生命保険
の処理システム。
【0195】[付記項25]入力情報に基づき、病院内
の被保険者の診察情報を参照し、被保険者に支払われる
べき保険金の金額を算定することを特徴とする生命保険
の処理方法。
【0196】[付記項26]利用者からの要求に基づ
き、該利用者側の情報端末に情報入力画面を表示する第
1表示手段と、利用者側の情報端末によって入力された
第1情報群を受信する第1受信手段と、上記第1情報群
内の保険契約情報に基づき、生命保険会社に格納されて
いる第3情報群の内、所望の情報を要求する第1情報要
求手段と、入力された第1情報群内の契約情報に基づ
き、病院に格納されている第4情報群の内、所望の情報
を要求する第2情報要求手段と、生命保険会社および病
院からの情報を受信し、該受信情報から得られる情報を
基づき、被保険者に支払うべき支払い金額を算定する算
定手段と、この算定手段によって算定された金額情報を
上記利用者に送信する送信手段と、を具備することを特
徴とする生命保険の処理システム。
【0197】[付記項27]利用者からの要求に基づ
き、該利用者側の情報端末に情報入力画面を表示する第
1ステップと、利用者側の情報端末によって入力された
第1情報群を受信する第2ステップと、上記第1情報群
内の保険契約情報に基づき、生命保険会社に格納されて
いる第2情報群の内、所望の情報を要求する第3ステッ
プと、入力された第1情報群内の契約情報に基づき、病
院に格納されている第3情報群の内、所望の情報を要求
する第4ステップと、生命保険会社および病院からの情
報を受信し、該受信情報から得られる情報を基づき、被
保険者に支払うべき支払い金額を算定する第5ステップ
と、この算定手段によって算定された金額情報を上記利
用者に送信する第6ステップと、を具備することを特徴
とする生命保険の処理方法。
【0198】[付記項28]患者固有の診察情報を入力
する患者情報入力手段と、前記患者情報入力手段から入
力された前記診察情報を、通信回線を介して受信する診
察情報受信手段と、前記患者の生命保険会社の契約条件
を記憶する契約条件記憶手段と、前記診察情報受信手段
で受信した前記診察情報に基づき、前記契約条件記憶手
段に記憶された前記患者の前記契約条件を検索する契約
条件検索手段と、前記契約条件検索手段で検索された検
索結果に基づき、前記患者に対する保障処理条件を出力
する出力手段と、を具備したことを特徴とする生命保険
処理システム。
【0199】[付記項29]患者情報入力手段から入力
された患者固有の診察情報を、通信回線を介して受信す
る診察情報受信行程と、前記患者の生命保険会社の契約
条件を契約条件記憶手段に記憶する契約条件記憶行程
と、前記診察情報受信行程で受信した前記診察情報に基
づき、前記契約条件記憶手段に記憶された前記患者の前
記契約条件を検索する契約条件検索行程と、前記契約条
件検索行程で検索された検索結果に基づき、前記患者に
対する保障処理条件を出力する出力行程と、を具備した
ことを特徴とする生命保険処理方法。
【0200】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、保
険金の受け取りに関する手続きを極めて簡素に、且つ、
確実に行い得る生命保険の処理システムおよび生命保険
の処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である生命保険の処理
システムの構成を示した図である。
【図2】上記第1の実施形態である生命保険の処理シス
テムにおける、各構成要素の接続状態を概念的に示した
図である。
【図3】上記第1の実施形態の生命保険の処理システム
における、代行会社の保険金請求に係る手続処理を示し
たフローチャートである。
【図4】上記第1の実施形態の生命保険の処理システム
における、保険会社の保険金請求に係る手続処理を示し
たフローチャートである。
【図5】上記第1の実施形態の生命保険の処理システム
における、病院の保険金請求に係る手続処理を示したフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態である生命保険の処理
システムの構成を示した図である。
【図7】上記第2の実施形態の生命保険の処理システム
における、代行会社の保険金請求に係る手続処理を示し
たフローチャートである。
【図8】上記第2の実施形態の生命保険の処理システム
における、保険会社の保険金請求に係る手続処理を示し
たフローチャートである。
【図9】上記第2の実施形態の生命保険の処理システム
における、病院の保険金請求に係る手続処理を示したフ
ローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態である生命保険の処
理システムの構成を示した図である。
【図11】上記第3の実施形態の生命保険の処理システ
ムにおける、保険会社の保険金請求に係る手続処理を示
したフローチャートである。
【図12】上記第3の実施形態の生命保険の処理システ
ムにおける、病院の保険金請求に係る手続処理を示した
フローチャートである。
【図13】従来の、保険会社と被保険契約者との間の関
係および保険金支払いに際する保険業務処理の流れの一
例を示したブロック図である。
【図14】従来の、保険会社と被保険契約者との間の関
係および保険金支払いに際する保険業務処理の流れの他
の例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1…保険会社 101…CPU 102…メールサーバ 103…契約データベースサーバ 2…被保険者 3…病院 301…CPU 302…メールサーバ 303…患者データベースサーバ 4…代行会社 401…CPU 402…メールサーバ 403…顧客データベースサーバ 404…webサーバ 5…インターネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力情報に基づき、被保険者の診察情報
    と保険契約情報とを参照し、前記被保険者に支払われる
    べき保険金の金額を算定することを特徴とする生命保険
    の処理システム。
  2. 【請求項2】 入力情報に基づき、被保険者の診察情報
    と保険契約情報とを参照し、前記被保険者に支払われる
    べき保険金の金額を算定することを特徴とする生命保険
    の処理方法。
  3. 【請求項3】 被保険者の診察情報を得る診察情報取得
    手段と、 被保険者の保険契約情報を得る契約情報取得手段と、 上記診察情報取得手段と契約情報取得手段とにより得ら
    れた診察情報と保険契約情報とにより、前記被保険者側
    に支払われるべき保険金の金額を算定する保険金算定手
    段と、 を具備することを特徴とする生命保険の処理システム。
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