JP2003196385A - 医療情報システムおよび医療情報の提供方法 - Google Patents

医療情報システムおよび医療情報の提供方法

Info

Publication number
JP2003196385A
JP2003196385A JP2001394354A JP2001394354A JP2003196385A JP 2003196385 A JP2003196385 A JP 2003196385A JP 2001394354 A JP2001394354 A JP 2001394354A JP 2001394354 A JP2001394354 A JP 2001394354A JP 2003196385 A JP2003196385 A JP 2003196385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
medical
hospital
medical institution
patient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001394354A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Honchi
章夫 本地
Tetsuo Horiuchi
哲男 堀内
Akira Kamimura
明 上村
Takashi Okazaki
隆司 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001394354A priority Critical patent/JP2003196385A/ja
Publication of JP2003196385A publication Critical patent/JP2003196385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、患者、健康診断希望者、健康に関
心のある人、並びに医師が、医療に関する多種の情報
を、ネットを介して相互にやり取りできる方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 個人会員1と、団体会員2と、医療関連
機関3とを通信網であるインターネット4を介して接続
可能にすると共に、情報の管理・運営を行う運用会社5
を備える。運用会社5は医療関連機関から業務に関する
情報や、疾病に関する情報を入手し、データベース化す
ると共に、データベース化された情報を会員が検索可能
にし、診療予約の代行や、費用請求の代行、ならびに、
病院6どうしの連携のサポートなども行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療に関する情報
を提供する医療情報システム、および、医療情報の提供
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで医師による患者の診療記録の保
存には紙媒体が用いられていたが、近年になって、この
ような診療記録を電子媒体に保存する動きが盛んになっ
ている。これは、情報技術の進展により、診療記録等を
ワードプロセッサ等のいわゆるOA機器で作成すること
が可能になり、これに伴い電子媒体によって保存するた
めの基準も整備されてきたためである。
【0003】診療記録等の情報が電子媒体に記録される
ようになると、インターネットを利用して、このような
情報を病院や診療所の間で活用したり、患者が病気に対
する知見を得るために活用したりすることが期待され
る。病院や診療所の間での活用としては、医師が集まっ
て構築した医療情報ネットワークなどがあげられる。患
者のための活用方法としては、医療施設を検索するサー
チエンジンのサイトや、患者が簡単な問診を受けること
ができるサイトなどがあげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医療施
設に関する情報は、病診療科目と住所程度に限られてい
る。医師が相談に応じるサイトについても、新聞や雑誌
の人生相談と同様のレベルであり、検査・診断のデータ
ベースに基づくものではなく、相談者の記載した内容だ
けから判断するため、的を得た回答を得ることは難し
い。また、近年の医療技術の高度化や、診断装置の複雑
化に伴い、病院と診療所の連携や、病院間の連携などが
必要とされているが、これらの連携を実行するために不
可欠な施設の情報が医師に充分に伝達されているとは言
えない。したがって、本発明は、患者、健康診断希望
者、健康に関心のある人、並びに医師が、医療に関する
多種の情報を、ネットを介して相互にやり取りできる方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの手段として、本発明は個人会員、団体会員、医療関
連機関との間における情報の授受を容易ならしめるよう
な運用会社を備えた医療情報システムを構築することと
した。このような医療情報システムとしては、会員を認
証する手段を備え、医療関連機関から業務に関する情報
や、疾病に関する情報を入手し、データベース化すると
共に、データベース化された情報を会員が検索可能に構
成したものがあげられる。医療関連機関の業務に関する
情報を検索することにより個人・団体会員による病院な
どの選択を容易にし、医療関連機関どうしの提携も容易
になる。認証した会員に対してサービスを行うために診
療の予約代行や、治療費などの請求・支払いの代行をイ
ンターネットを介して行った場合でも改竄などを防止す
ることができる。なお、このような医療情報システム
は、医療関連機関に対して定期的に課される固定の会員
費と、サービスの提供によりその都度課される変動費で
ある提携の成功報酬や代行の手数料から運営されること
が望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照しながら詳細に説明する。図1は本実施形態におけ
る医療支援システムの全体構成図である。図2は運用会
社における管理運用装置の構成を示す図である。図1に
示すように医療支援システムは、個人会員1と、団体会
員2と、医療関連機関3とを通信網であるインターネッ
ト4を介して接続可能にすると共に、情報の管理・運営
を行う運用会社5を備えることを特徴としており、種々
の専門家から最適なサービスを受けられるようになって
いる。なお、会員とは医療支援システムに登録し、運用
会社5に所定の会費を支払っている顧客であり、医療関
連機関3も会員に含まれる。
【0007】本実施形態において個人会員1とは、疾病
を抱えた患者、健康診断希望者、あるいは健康に関心の
ある人である。団体会員2とは、会社の健康保険組合
や、法人そのものなどである。さらに、医療関連機関3
は、医療機関である病院6および/または診療所7、な
らびに、製薬会社8、医療情報システム会社9、健康診
断センタ10、臨床試験会社11、コンサルタント会社
12、法律事務所13などの総称であり、各々複数の会
社等が個々に会員登録しているものとする。なお、これ
らの会員は、インターネット4に接続可能なコンピュー
タ端末14を有しており、このコンピュータ端末14を
介して、後に説明する各種のサービスが主に提供される
ことになる。
【0008】運用会社5は、会員である医療関連機関3
の行うサービスに関するデータの提供を受けてデータベ
ースを構築し、医療関連機関3の顧客窓口として機能す
る。また、医療関連機関3どうしの連携のための窓口と
しても機能する。したがって、運用会社5は、インター
ネット4に接続可能なコンピュータである管理運用装置
51を備えている。この管理運用装置51には実際の窓
口として機能するウェブサイトが開設される。
【0009】ここで、管理運用装置51について図2の
構成図を用いて説明する。管理運用装置51は、処理装
置52と、入出力装置53と、記憶装置54と、通信制
御装置55とがシステムバスで接続された構成を有して
いる。処理装置52は、CPU(Central Processing U
nit)やRAM(Random Access Memory)などから構成
されており、所定のプログラムが展開・起動することに
より、管理運用装置51を統括的に制御し、各種の処理
を実現する。入出力装置53は、液晶ディスプレイなど
のモニタ56や、キーボード、マウス、プリンタなどで
ある。記憶装置54は後に説明する各種のデータベース
やデータを記憶するハードディスクなどである。通信制
御装置55は、TCP/IP(Transport Control Prot
ocol/Internet Protocol)に従って通信を行う機能を
有し、オープンな通信回線であるインターネット4(図
1参照)を介して、各種データの送受信を実現するもの
である。
【0010】処理装置52に展開・起動する手段(プロ
グラム)としては、データベースの構築や、送信データ
の作成などを行うデータ管理手段57と、会員の認証を
行う認証手段58と、会員の要求に基づいてデータベー
ス検索を行う検索手段59と、会費などの請求に用いる
課金手段60とがあげられる。また、処理装置52に
は、システム管理のためのOS(Operating System)な
ども展開・起動する。
【0011】記憶装置54には、処理装置52に展開・
起動するプログラムの他に、以下に説明する各種のデー
タベースが構築される。会員DB(Data Base)65
は、個人会員1、団体会員2、並びに、医療関連機関3
といった各種の会員について、氏名・名称、会員番号、
パスワード、会員の区分、並びに、課金方法についての
データが格納されている。ここで、会員の区分は、個
人、団体といった会員の区別や、病院6の医科、業種な
どのデータが格納される。また、課金方法は、会費の引
き落とし、その他の支払い代行に用いる預金口座につい
ての情報が記述されている。
【0012】医療関連機関DB66は、会員である医療
関連機関3が登録した情報から構築されており、新サー
ビスの追加や、新規参加機関のサービス追加が常時行わ
れ、更新される。この医療関連機関DB66に保存され
ている情報の少なくとも一部は、個人会員1、または、
団体会員2も閲覧することが可能であり、これらの会員
も医療関連機関DB66を用いて自己の欲する情報を検
索することができるようになっている。なお、医療関連
機関DB66は設備や診療科目の追加・更新により、常
に最新情報が提供できるように整備される。
【0013】このようなデータベースに格納するデータ
を入力する画面の一例を図3に、また、データの階層構
造を図4に、格納されたデータの一例を図5に示す。図
3に示す入力画面71は、項目番号(1)から(3)ま
での会員番号欄71A、会員機関名欄71B、担当者名
欄71Cに入力されるデータにより医療関連機関3を特
定し、項目番号(5)のデータ保有状況欄71D、およ
び、項目番号(6)の医療関連機関コメント欄71Eに
おいて具体的な情報を登録・更新することができ、運用
会社5により医療関連機関3のコンピュータ端末14に
提供されるものである。なお、提供されるとは、管理運
用装置51の記憶装置54に記憶されている画面のデー
タがインターネット4を経由して医療関連機関3のコン
ピュータ端末14に送信され、コンピュータ端末14の
処理装置(不図示)において処理され画面表示されるこ
とをいうものとする。
【0014】データ保有状況欄71Dは、「診療科
目」、「医療機器」などの個別項目名と、その項目名に
ついてのデータの登録の有無、および、更新日が表示さ
れるようになっている。例えば、「診療科目」は個別項
目名の前のラジオボタンに丸印(図3においては黒丸)
が表示されているので、データが登録されていることに
なるが、「機器稼動率」はラジオボタンに丸印が表示さ
れていないのでデータが登録されていないことになる。
また、データ保有情報欄71Dの各個別項目名をマウス
でクリックすると、データの入力欄71Fとしてダイア
ログボックスが表示されるように構成されているので、
この入力欄71Fから各データを入力することが可能で
ある。さらに、医療関連機関コメント欄71Fは、デー
タ保有状況欄71Dに分類されていない情報を登録する
ために用いる。
【0015】図3のような入力画面71は、医療関連機
関3の職種ごとに作成されており、入力画面71から入
力されたデータは、階層構造に分類され、管理される。
図4は、階層構造を画面表示させた場合の画面の一例で
ある。この階層構造画面72には、データが第一分類7
2A、第二分類72Bおよび第三分類72Cと、分類さ
れたデータを登録した医療関連機関3を表示する会員医
療機関の欄72Dとに分けて表示される。まず、第一分
類72Aは、医療関連機関3が提供するサービスの分類
であり、職種にほぼ相当するものである。その下位の階
層である第二分類72B、各サービスについての大項目
であり、第一分類72Aが放射線科である場合の第二分
類72Bには、画像診断や、治療などが分類されてい
る。また、第一分類72Aが外科である場合の第二分類
72Bには、腫瘍、骨折などに分類されることになる。
そして、最下層である第三分類72Cには、具体的な処
置や、そのために用いられる装置が分類される。例え
ば、第一分類72Aの放射線科、かつ、第二分類72B
が画像診断である場合の第三分類72Cには、CT(コ
ンピュータ断層撮影)や、PET(陽電子放射断層撮
影)などがあげられる。会員医療機関の欄72Dは、第
一分類72Aから第三分類72Cで分類された項目につ
いてデータを登録している医療関連機関3を特定する情
報が記載されるものである。図3においてはアルファベ
ットが表示されているが、医療関連機関3の名称や、会
員番号などを表示することも可能である。
【0016】さらに、図3の入力画面で入力され、図4
に示すような階層構造に分類されたデータを一定の条件
に従って抽出した例を図5に示す。図5は、医療関連機
関DB66に登録されているデータから図4に示す第三
分類72CのPETをキーワードとして抽出したデータ
を情報画面73として出力したものである。病院ごと
に、PET装置の納入年月日、メーカ名、形式、性能、
付属機器などのデータを参照することが可能になってい
る。
【0017】また、その他のデータベースとしては、法
規制、環境変化などの情報から構築されるトピックスD
B67や、病名、症状、治療法、薬剤、後遺症などの疾
病情報から構築される疾病情報DB68があげられる。
トピックスDB67の内容は、主に運用会社5により更
新され、後に説明する新着情報サービスのために情報の
入手日時、所定の種類ごとに分類される。また、疾病情
報DB68は、病院6のみならず、製薬会社8、健康診
断センタ10、臨床試験会社11などの情報に基づいて
作成される。
【0018】この運用会社5から各会員に提供されるサ
ービスは、管理運用装置51が管理・運営するウェブサ
イトにより行われる。このウェブサイトは、情報の閲覧
や、照会などが可能であり、希望する条件、仕様などを
入力しておくと、後に運用会社5から会員の希望に沿っ
たサービスの情報が返答される仕組みになっている。こ
のようなウェブサイトの構成を図6に示す。
【0019】新着情報81は、図7に示すような一覧表
を提供することにより行われる。この新着情報画面75
は、閲覧者が必要とする情報を取得しやすいように情報
の種類75Aと、その内容75B、および、入手日時7
5Cから構成されている。情報の種類75Aとは、「厚
生労働省情報」、「国内学会情報」、「海外学会情
報」、「製薬会社情報」、「装置会社情報」、「関連団
体情報」、「その他」といった大分類と、これらのそれ
ぞれに付与された「新薬」、「安全性」、あるいは、
「解説」などといった小分類とから特定されるものであ
る。情報の内容75Bとは、簡単な内容表示であり、情
報の入手日時75Cは、その情報が発表された日時を示
す。閲覧者が興味を有する内容75Bをクリックする
と、さらに詳細な情報が表示される。また、このような
新着情報画面75は、過去の情報の一覧を選択させるボ
タンなどを設けることが望ましい。なお、ここでの閲覧
者とは、会員登録していないユーザも含むが、個人・団
体会員1,2、および/または、会員登録した医療関連
機関3に限定することも可能である。
【0020】図6に示す個人・団体会員入口82は、登
録した個人、または、団体が、下位階層のサービスであ
る情報検索83、予約84、掲示板85、および、費用
支払い86といったサービスを受けるための入口であ
る。情報検索83は、種々の疾病を有する患者あるいは
その家族である個人会員1あるいは団体会員2が、図8
の概念図に示すように、医療に関する最新情報を入手
し、最適な検査方法や治療方法を検索できるサービスで
ある。ここから希望の治療方法や設備を選択すると、保
険状況、技術情報(例えば、被曝線量)に、最新の関連
医療情報が検索でき、手法・設備の選択に必要な情報が
得られるようになっている。ただし、手法・設備の選択
において、複数の答えがある場合に、絞り込みを手助け
するため、制約条件として医療機関に関する情報(経営
状態、医師出身大学、高度先進医療、医療事故、訴訟
等)を用いることができる。
【0021】この情報検索83のサービスは、図9のよ
うな検索画面76を提供することにより行われる。この
検索画面76にはラジオボタンとテキスト入力欄が設け
られており、図9では項目番号(1)の氏名/名称欄7
6Aにおいて個人会員1などの検索者の性別として男性
のラジオボタンが選択され、項目番号(3)の調査項目
欄76Bでは治療方法のラジオボタンが選択されてい
る。また、治療方法のラジオボタンに関連付けされて配
置されているテキスト入力欄76Cにキーワードを入力
したり、項目番号(4)の調査内容欄76Dに具体的な
症状などを記載することが可能である。そして、項目番
号(7)の検索対象欄76Eで検索者が知りたい情報の
分類が、疾病情報であるか、または、病院情報であるか
を選択することができる。図9の検索画面76では疾病
情報のラジオボタンがクリックされ選択されている。こ
こで疾病情報とは、病名、病状、治療法、薬剤、後遺症
などについての情報であり、病院情報とは、保有設備お
よびその機能、病院の位置、治療実績などについての情
報である。
【0022】検索画面76に入力されたデータに基づい
て行われる検索処理は、図2に示す検索手段59が医療
関連機関DB66や、疾病情報DB68にアクセスする
ことにより行われる。この検索結果は、検索者のコンピ
ュータ端末14に送信され、画面表示される(例えば図
5の情報画面73)。なお、患者がさらに詳細な情報を
求める場合には、選択した機関にメールで直接に問い合
わせることができるようにしても良い。
【0023】予約84は、特定の病院6での診療を希望
する患者が、診療の予約を行うためのサービスであり、
主に、前記の情報検索83における病院情報検索と連動
して提供される。患者のコンピュータ端末14に予約画
面(不図示)が表示され、これに病院名、医科名、症状
の簡単な説明、希望日時を入力すると、運用会社5が入
力されたデータに基づいて予約を代行する。この処理の
詳細については、後に説明する。
【0024】掲示板85は、個人会員1、または、団体
会員2が運用会社5との情報交換を行うために用いられ
る。例えば、運用会社5が個人会員1である患者に対し
て治療の経過について問い合わせた場合の回答を行うた
めに用いる。また、法律事務所13への相談など、前記
した情報検索83では入手できない疑問点などを質問す
ることも可能である。この掲示板85からは自己の質問
と、それに対する医療関連機関3からの回答を閲覧する
ことが可能である。なお、掲示板85には、回答を希望
する医療関連機関3の種類(病院6、法律事務所13な
ど)を入力する手段を設けることが望ましい。このよう
な手段としては、登録している医療関連機関3の種類の
一覧、および、その各々に付されたラジオボタンを画面
表示させたものがあげられる。なお、秘匿性を重視する
場合には、質問等を直接にメールでやり取りすることも
可能である。また、費用支払い86は、運用会社5が個
人会員1の治療費の支払いを代行するサービスを行う際
に用いられる。このサービスでは治療の内容および費用
の明細を表示すると共に支払いを了承するか否かのボタ
ンを備える画面を提供することが望ましい。ここでの処
理の詳細は後に説明する。
【0025】また、図6に示す医療関連機関入口87
は、登録した医療関連機関3が、情報検索88、予約8
9、掲示板90、および、費用請求91といったサービ
スを受けるための入口である。情報検索88は、疾病情
報や、医療機関情報を検索するためのサービスである。
医療機関情報とは、前記した病院6および診療所7の病
院情報、または、製薬会社8、医療情報システム会社
9、健康診断センタ10、臨床試験会社11、コンサル
タント会社12、法律事務所13の業務内容などから構
成される情報である。病院6および診療所7の医療機関
情報であれば、保有設備、機能、稼働率、病院の位置、
治療実績、管理責任者などから構成され、主に医療機関
どうしの連携に用いられる。製薬会社8の医療機関情報
であれば、新薬の情報、薬価などから構成される。ここ
での検索処理は、図2の検索手段59が医療関連機関D
B66や、疾病情報DB68にアクセスすることにより
行われる。
【0026】予約89は、病院6や診療所7が、他の病
院6などが保有する設備を利用して患者の検査・治療を
行う際に、その予約を行うことができるサービスであ
る。この処理は、予約画面(不図示)に病院名、医科
名、症状の簡単な説明、使用したい設備、希望日時を入
力することにより行われる。掲示板90は、個人会員
1、または、団体会員2からの質問や、医療関連機関3
の間で行われる質問の閲覧と、その回答を運用会社5を
介して行うためのサービスである。質問事項、および、
その回答を行うためのテキスト記入欄を画面表示させる
ことが望ましい。なお、秘匿性を重視する場合には、質
問等を直接にメールでやり取りすることも可能である。
費用請求91は、運用会社5が病院6や診療所7から患
者への治療費の請求を代行するサービスを行う際に用い
られる。ここでの処理の詳細は後に説明する。
【0027】さらに、図6に示す会員登録92は、個人
・団体会員登録93と、医療関連機関登録94とに分か
れて本システムを活用するための登録を行うために設け
られている。個人・団体会員登録93で登録した個人・
団体会員1,2は、運用会社5に会費を支払って会員と
なる。会員になれば会員番号が与えられ、ウェブサイト
へのアクセスが可能になり、前記した各種の情報を得た
り、診療の予約などを行うことが可能になる。さらに、
会員へのサービスとして医療費の支払いもできるように
なる。一方、医療関連機関登録94で登録した医療関連
機関3は運用会社5に会費を支払い、会員番号とウェブ
サイトへのアクセス権を受け取り、自機関のサービスに
関する情報を運用会社5に登録する。なお、運用会社5
は医療関連機関3からの収入により活動し、個人会員
1、および/または、団体会員2の会費を無料としても
良い。
【0028】次に、このような医療情報システムにおけ
る各種の処理について説明する。 (認証作業)認証作業は、運用会社5が会員に限定して
提供するサービスをユーザが希望した場合に、そのユー
ザが会員であるか否かを判断する処理である。ユーザが
運用会社5の管理運用装置51に対して、図6に示す個
人・団体会員入口82や、医療関連機関入口87にアク
セス要求を行うと、管理運用装置51は要求元のコンピ
ュータ端末14に対して会員番号およびパスワードの入
力を要求する。この入力要求によりコンピュータ端末1
4には会員番号、パスワードの入力画面が表示されるの
で、ユーザが会員であれば、登録されている会員番号お
よびパスワードを入力し、管理運用装置51に送信す
る。管理運用装置51は、認証手段58が会員DB65
に登録された会員の会員番号およびパスワードと一致す
るか否かを判断する。そして、両者が一致した場合には
そのユーザが会員であると認証して会員限定のサービス
の提供を行い、両者が一致しない場合には再入力を促す
か、処理を終了する。また、後に説明するように個人会
員1、団体会員2、医療関連機関3との間で種々の情報
の授受を行う場合に、会員番号とパスワードによる認証
結果を付与することも認証作業に含まれる。
【0029】(病院の選択)個人会員1の患者が、運用
会社5から入手した情報に基づいて病院6で治療を受け
る手順について、主に図10のフローチャートを用いて
説明する。患者は、健康診断などにより治療が必要と判
明した場合には、まず、運用会社5の管理運用装置51
にアクセスして、運用会社5のウェブサイトから自分の
症状から予想される疾病を検索し、疾病情報を入手する
(ステップS1)。ここでの調査依頼は、図9に示す入
力画面76の調査内容欄76Dに症状や疾病について入
力し、調査対象欄76Eの疾病情報のラジオボタンにチ
ェックした後に送信ボタン76Fをクリックすることに
より行われる。運用会社5では、入手した調査依頼のデ
ータに基づいて疾病情報DB68(図2参照)から、疾
病情報を抽出し、返信する。
【0030】次に、患者は、健康診断の際に紹介された
病院(例えば、病院6Aとする)で治療を受ける(ステ
ップS2)。ここで、病院6Aによる治療に患者が満足
する場合(ステップS3においてYES)は、ステップ
S4に進み、治療が終了するまで(ステップS4でYE
Sになるまで)、病院6Aでそのまま治療を受ける(ス
テップS4のNOから進むステップS2)。一方、患者
の満足度が低い場合(ステップS3でNO)は、運用会
社5のウェブサイトの掲示板85にアクセスして病院情
報の検索を行う(ステップS5)。ここでの病院情報の
検索は、図9に示す入力画面76の調査項目欄76Bの
選択肢において治療方法を選択すると共に、健康診断か
ら精密検査の結果が出るまでの経緯の詳細を調査内容欄
76Dに入力し、検索対象欄76Eの病院情報のラジオ
ボタンにチェックした後に送信ボタン76Fをクリック
することにより行われる。運用会社5では、入手した調
査依頼のデータに基づいて医療関連機関DB66から、
関連する病院6を特定すると共に、その病院6が行って
いる治療方法などの具体的な情報を返信する。
【0031】これらの情報から患者が、現在受けている
治療を納得し、病院6Aを変更する必要がないと判断す
れば(ステップS6においてNO)、ステップS2に戻
り、従前の病院6Aで治療を続行する。これに対して、
現在受けている治療では納得できず、病院を変更したい
と判断した場合(ステップS6においてYES)は、病
院を変更し(ステップS7)、ステップS2に戻って、
新しい病院6Bで治療を行う。この後は、前記したステ
ップS2からステップS7までを適宜繰り返して、治療
を行う。なお、新しい病院6Bとして選択されるのは、
調査依頼に回答を行った病院である。
【0032】このように、個人会員1や団体会員2から
の要求に応じて検索手段59が医療機関DB66から病
院情報や疾病情報を抽出し、得られた情報を個人会員1
や団体会員2に提供することで、個人会員1や団体会員
2は複数の病院6などからの治療の説明を受けたり、実
際に治療を受けたりすることが容易になり、治療に対す
る安心感や、治療の適正化を促進させることが可能にな
る。
【0033】(診療予約の代行)個人会員1である患者
が病院6に対して行う診療の予約を運用会社5が代行す
る処理について、主に図11を用いて説明する。なお、
診療予約の代行は、好適には前記の病院の選択において
図10のステップS5において検索した病院情報を参照
し、選択した病院で診療を受ける際に行われる。しかし
ながら、病院の選択を行わずに診療予約だけを行うこと
も可能である。
【0034】最初に患者である個人会員1は、図6に示
す運用会社5のウェブサイトの個人会員・団体会員入口
82から予約84のサービスに接続して、管理運用装置
51から提供される予約画面をコンピュータ端末14
(図1参照)に表示させる(ステップS11)。予約画
面は、病院名、医科、診療希望日時、診療を希望する患
者の氏名の記入欄、および、予約要求ボタンを含んで構
成されており、個人会員1は、必要事項を記入後、予約
要求ボタンをクリックする。これにより、個人会員1が
予約を希望する病院名、医科、診療希望日時、診療を希
望する個人会員1の氏名、および、会員番号からなる予
約情報が運用会社5の管理運用装置51に送信される
(ステップS12)。
【0035】この予約情報は、インターネット4を介し
て管理運用装置51に受信される。管理運用装置51
は、予約情報に、予約を希望する患者が運用会社5に登
録している個人会員1である旨の認証データを付与し
て、予約代行情報を作成し、病院名から特定される病院
6のコンピュータ端末14に予約代行情報を送信する
(ステップS13)。
【0036】予約代行情報を受信した病院6のコンピュ
ータ端末14は、診療を希望する患者の氏名、および、
診療希望日時をモニタに表示させる。なお、病院6のコ
ンピュータ端末14には、予約代行情報に含まれるデー
タに基づいて、診療予約が運用会社5に登録している個
人会員1により行われていること、および、運用会社5
が個人会員1を認証していることを表示させることが望
ましい。これは、受信した予約代行情報が、なりすまし
や、改竄による偽りの情報でないことを確認するためで
ある。
【0037】そして、病院6の職員および/またはコン
ピュータ端末14が、その病院6の診療予約の状況と照
らし合わせて、予約代行情報の予約の可否を確認する
(ステップS14)。この判断結果は、予約結果情報と
して運用会社5に通知される(ステップS15)。ここ
での処理としては、最初に病院6が運用会社5のウェブ
サイトの医療関連機関入口87から予約89のサービス
に接続して、管理運用装置51から提供される予約画面
を病院6のコンピュータ端末14に表示させる。予約画
面には、予約結果情報である病院名、病院6の会員番
号、医科名、患者名、予約の可否、予約が可能である場
合に予約日時を入力可能に構成されているので、必要事
項に記入を行い、送信ボタンをクリックする。これによ
り、予約結果情報が運用会社5の管理運用装置51に出
力される。
【0038】運用会社5の管理運用装置51は、予約結
果情報を受信し、病院名、病院6の会員番号に基づい
て、予約結果情報に、病院6が運用会社5に登録してい
る会員である旨の認証データを付与して予約代行結果情
報を作成し、患者の会員番号から特定される個人会員1
のコンピュータ端末14に予約代行結果情報を送信する
(ステップS16)。
【0039】個人会員1は、予約代行結果情報をコンピ
ュータ端末14で受信し、所定事項を画面表示させる。
ここでの表示項目としては、予約を希望した本人の氏
名、病院名、予約の可否、予約が可能であって場合の予
約日時があげられる。予約が可能であった場合(ステッ
プS17でYES)には、実際に予約した日時に、予約
した病院6において診療を受けることができる。一方、
予約が不可であった場合(ステップS17でNO)に
は、ステップS12に戻り、異なる日時を指定して予約
を再度、行う。
【0040】このような処理を行うことにより、インタ
ーネット4を活用した診療予約が可能になる。特に、運
用会社5が診療予約の代行を行うことにより、患者であ
る個人会員1、病院6のそれぞれの認証を運用会社5の
ウェブサイトへの接続時の会員番号およびパスワードに
より行うことが可能になるので、なりすましや、改竄に
よるトラブルを未然に防ぐことが可能になる。病院6に
とっては、患者に独自のIDを付与するなどしてトラブ
ル防止措置を採る手間を省くことができるというメリッ
トもある。
【0041】なお、予約情報には個人会員1の被保険者
証の記号番号を含めたり、予約が可能である場合の予約
結果情報に予約コードを病院6が付与したりすることも
可能である。このようにすると、診療当日の病院6での
患者の特定や、予約の確認が容易になるので、受け付け
業務をスムースに行うことが可能になる。また、なりす
ましや、改竄防止の観点からは、後の処理において送受
信されるデータも含めた、すべての情報に対してデータ
管理手段57が送信前にハッシュ値を計算し、その値を
付与してからデータ送信を行わせることが望ましい。
【0042】(診療報酬請求の代行)患者が負担する分
担金の支払いを運用会社5が代行する手順について、主
に図12のフローチャートを用いて説明する。なお、分
担金とは、治療にかかる費用に、患者の医療保険に基づ
く割合を乗じた金額であり、残りの金額は医療報酬とし
て患者が加入する医療保険の保険者15が支払う。ま
ず、病院6は、患者の診療を行う際に、被保険者証に記
載された情報に加えて、運用会社5に登録した会員番号
を患者から取得する。そして、治療にかかった費用につ
いての分担金を算定し、図6の運用会社5のウェブサイ
トの費用請求91のサービスに接続し(ステップS2
1)、管理運用装置51が提供する費用請求画面を表示
させる。費用請求画面は、請求情報である患者名、患者
の会員番号、診療日時、医科名、病院名、病院の会員番
号、および、分担金の請求額を記入することが可能に構
成されており、各項目にデータ入力した後に、請求ボタ
ンをクリックすると、請求情報が運用会社5に送信され
る(ステップS22)。
【0043】運用会社5は、請求情報を受け取り、認証
作業を行い病院6を認証すると共に、患者である個人会
員1の認証を行う。患者に該当する個人会員1が存在し
ない場合には、病院6に対して警告を発する。病院6、
および、個人会員1の認証に成功した場合には、請求情
報に病院6を認証するデータを付与した請求代行情報を
作成し、該当する個人会員1のコンピュータ端末14に
請求代行情報を送信する(ステップS23)。
【0044】個人会員1は、請求代行情報を受信した
ら、図6に示す運用会社5のウェブサイトの費用支払い
86のサービスに接続し、管理運用会社5が提供する支
払い画面を表示させる(ステップS24)。支払い画面
とは、請求の明細が表示されると共に、支払い了承ボタ
ンおよび保留ボタンが配置されているデータ入力用の画
面である。個人会員1が、請求情報の内容を了承する場
合には、支払い了承ボタンをクリックする。これにより
支払いを了承する旨が運用会社5に通知される(ステッ
プS25)。運用会社5は、個人会員1が登録した預金
口座から分担金を引き落とし、病院6が登録した口座に
分担金を振り込んで、支払いを代行し、支払い通知を病
院6に対して送信する(ステップS26)。なお、請求
に納得しない場合など、支払いを了承できない場合に
は、保留ボタンをクリックし、運用会社5にその理由を
送信する。運用会社5は個人会員1から送られてきた保
留の理由を病院6に通知する。
【0045】一方、治療に要した費用のうち、保険者1
5に請求すべき診療報酬分は、ステップS27として保
険者15に直接に請求され、保険者15はステップS2
8で病院6に支払う。なお、保険者15からの支払い
は、支払基金などを介して行われることもある。また、
診療報酬の債権化が可能である場合には、診療報酬の請
求、および、支払いを運用会社5が代行することも可能
である。この場合は、図12のフローチャートにおい
て、個人会員1が保険者15に置き換わって、ステップ
S21からステップS26までの処理が行われる。
【0046】このような処理を行うことにより、インタ
ーネット5を活用して治療費(分担金)の支払いが可能
になる。特に、運用会社5が請求の代行を行うことによ
り、個人会員1、病院6のそれぞれの認証を運用会社5
のウェブサイトへの接続時の会員番号およびパスワード
により行うことが可能になるので、なりすましや、改竄
によるトラブルを未然に防ぐことが可能になる。病院6
にとっては、患者に独自のIDを付与するなどしてトラ
ブル防止措置を採る手間を省くことができるというメリ
ットもある。また、個人会員1にとっては、現金を持ち
歩く必要がなく、支払いも口座からの引き落としが可能
であるので便利である。
【0047】(経過の問い合わせ)運用会社5から患者
である個人会員1に対して経過の問い合わせを行う場合
の手順について、主に図13のフローチャートを用いて
説明する。運用会社5は、予約や、支払いの代行を行っ
た患者である個人会員1に対して、定期的に経過の問い
合わせを行う(ステップS41)。経過の問い合わせ
は、個人会員1に電子メールを送信するなどして行う。
【0048】これに対して個人会員1は、現在の状況や
疑問点などを運用会社5に通知する(ステップS4
2)。この経過の通知は、前記した掲示板85のサービ
スを活用することが望ましいが、電子メールで行うこと
も可能である。経過の通知を受信した運用会社5は、ス
テップS43において治療を行っている病院6に経過の
通知を代行して行うと共に、ステップS44に進んで、
図2に示す運用会社5が保有している各種データベース
65〜68から個人会員1に提供すべき付加情報を選択
する。
【0049】一方、病院6は、経過の通知を受信し、そ
の中に回答すべき質問が含まれていた場合(ステップS
45においてYES)には、回答を作成し、運用会社5
に送信する(ステップS46)。質問が含まれていない
場合(ステップS45においてNO)は、処理を終了す
る。そして、ステップS47において、運用会社5は、
個人会員1に対して経過に対する返答を行う。返答に
は、付加情報や、質問に対する回答などが含まれる。
【0050】このようにして運用会社5が患者である個
人会員1の経過を問い合わせることにより、病院6や診
療所7は患者についての情報を容易に入手することが可
能になる。また、個人会員1にとっては不明点の解消
や、付加的な情報を入手することが可能になるので、治
療に専念することが可能になる。
【0051】(医療機関間における連携処理)本システ
ムを活用して会員である医療関連機関3どうしが連携す
る場合の処理について、主に図14を用いて説明する。
なお、このような処理は、病院6の医師が検査・治療の
計画を立案し、自分の病院にある設備だけでは充分な検
査・治療が実施できない場合に、他の病院6の協力を仰
ぐために行われ、具体的には運用会社5が開設している
ウェブサイトにアクセスする。
【0052】まず、運用会社5に対して病院情報を要求
する(ステップS51)。要求は、設備や、治療内容、
病院6の位置などの希望を管理運用装置51に送信する
ことにより行われる。管理運用装置51は、このような
要求を受信したら、医療関連機関DB66から病院情報
を検索する(ステップS52)。検索して得られた病院
情報は、ステップS53において病院6に送信される。
ここで送信されるデータは、病院名、保有設備、機能、
稼働率、病院6の位置、治療実績、管理責任者などであ
り、候補が複数ある場合には、その一覧が送信される。
【0053】病院6において医師は、取得した病院情報
から、治療計画に合致する病院6の有無を判断し、該当
する病院6がある場合(ステップS54におけるYE
S)は、ステップS55に進み、具体的な検査・治療依
頼の送信を行う。一方、該当する病院6がない場合には
(ステップS54におけるNO)は、ステップS51に
戻り、再検討した治療方針で再度、病院情報の要求を行
う。
【0054】ステップS55の検査・治療依頼票の送信
は、図15に示す検査・治療依頼票画面100や、図1
6の患者情報画面111に入力したデータを運用会社5
に送信することより行われる。図15の検査・治療依頼
表100は、検査・治療を依頼する医師、および、病院
6に関する情報を入力する項目番号(1)の担当医欄1
00Aと、検査・治療の具体的な内容を入力する項目番
号(2)のご希望内容欄100Bと、患者の情報を入力
する項目番号(3)の患者情報欄100Cと、その他の
事項を入力する欄100D、および、送信ボタン100
Eから構成されている。項目番号(3)の患者情報欄1
00Cにおいて、患者のカルテを添付する場合には、カ
ルテの電子データが添付ファイルとして添付される。ま
た、図16の患者情報画面111は、患者の情報に特化
した情報入力画面であり、前記した検査・治療依頼表1
00の項目番号(1)および(3)と同じ担当医欄10
0Aと患者情報欄100Cに加えて、項目番号(3)と
して患者の傷病を具体的に記載する傷病状況欄111A
が設けられている。
【0055】運用会社5は、ステップS55において病
院6(区別のため、第一の病院6Aとする)から送信さ
れたデータに、病院6Aが会員であることを認証するデ
ータを付与した後、該当する病院6(区別のため、第二
の病院6Bとする)に代理して送信する(ステップS5
6)。そして、第二の病院6Bでは受信したデータの内
容を検討し、検査・治療の受け入れの可否を検討し(ス
テップS57)、検討結果を運用会社5に送信する(ス
テップS58)。
【0056】そして、運用会社5は、検討結果を受け取
り、前記した認証作業を行って第二の病院6Bが運用会
社5に登録している会員である旨の認証データを付与し
て第一の病院6Aのコンピュータ端末14に検討結果を
代理して送信する(ステップS59)。検討結果が、第
二の病院6Bでの検査・治療の受け入れを了承する通知
である場合(ステップS60においてYES)には、続
くステップS61で予約を行う。一方、検査・治療の受
け入れを了承しない通知の場合(ステップS60でN
O)は、ステップS51に戻って病院情報を再度検索す
る。
【0057】ステップS61の予約は、運用会社5のサ
ービスである予約89(図6参照)を用いて行う。すな
わち、管理運用装置51が提供する予約画面に、予約事
項を記載して送信する。運用会社5は第一の病院6Aを
認証するデータを付与した予約代行情報を作成し、第二
の病院6Bに送信する(ステップS62)。第二の病院
6Bでは、設備の使用状況などを確認し(ステップS6
3)、予約の可否を運用会社5のサービスである予約8
9(図6参照)を活用して予約結果情報として送信する
(ステップS64)。運用会社5は、病院名、会員番号
に基づいて、予約結果情報に、第二の病院6Bが運用会
社5に登録している会員である旨の認証データを付与し
た予約代行結果情報を作成し、第一の病院6Aに予約代
行結果情報を送信する(ステップS65)。
【0058】第一の病院6Aは、予約代行結果情報を端
末で受信し、所定事項を画面表示させる。ここでの表示
項目としては、予約した病院名、結果を通知した病院
名、検査・治療、予約の可否、予約が可能であって場合
の予約日時があげられる。予約が可能であった場合(ス
テップS66においてYES)には、実際に予約した日
時に、予約した第二の病院6Bにおいて検査・治療を行
うことができる。一方、予約が不可であった場合(ステ
ップS66においてNO)には、ステップS61に戻
り、異なる日時を指定した予約を再度行う。
【0059】このようにして病院6間の連携を促進させ
ることにより、例えば、入手した病院情報に基づいて選
択した第二の病院6BではPET検査を、第三の病院6C
(不図示)では放射線治療と決め、詳細を各病院6B,
6Cと打合せることが簡単にできるようになり、最適な
検査・治療計画の迅速な立案が可能になる。他機関の設
備を有効に活用した検査・治療が可能になることは患者
にとっても好ましい医療環境が構築されることを意味す
る。また、運用会社5が診療予約の代行を行うことによ
り、各病院6(6A,6B)の認証を運用会社5のウェ
ブサイトへの接続時の会員番号およびパスワードにより
行うことが可能になるので、なりすましや、改竄による
トラブルを未然に防ぐことが可能になる。
【0060】なお、実際に検査・治療を行うためには、
患者が設備等を保有する受け入れ側の第二の病院6Bに
赴く必要があるので、患者にも予約結果を通知する必要
があるが、患者への通知は主治医である依頼側の第一の
病院6Aにおいて行われることが望ましい。また、受け
入れ側の第二の病院6Bの経費などの費用は、管理会社
5のサービスである費用請求91(図6参照)を利用し
て、主治医である依頼側の第一の病院6Aあるいは患者
である個人会員1に請求される。請求された第一の病院
6Aは、この請求額を付加した金額を診療費として、分
担金を図12のフローチャートに従い運用会社5を介し
て患者に請求し、残りを診療報酬として保険者15に請
求する。
【0061】前記した医療関連機関3どうしの連携は、
病院6どうしの他に、病院6と製薬会社8との間や、病
院6とコンサルタント会社12との間、製薬会社8と臨
床試験会社11との間など、医療関連機関3として登録
されている全ての業種間で行うことが可能である。
【0062】なお、運用会社5は、固定費としての会費
の他に、予約や支払いの代行を行う場合の手数料や、医
療関連機関3間の連携を成功させた場合の成功報酬を変
動費として徴収することが望ましい。例えば、治療費の
請求の代行において、図12のステップS26の支払い
時に課金手段60(図2参照)を用いて所定の手数料を
病院6から徴収したり、病院6どうしの連携において、
図14のステップS59の検討結果の送信や、ステップ
S65の予約結果通知などにおいて第一の病院6Aに課
金手段60(図2参照)を用いて成功報酬や手数料を徴
収したりする。また、個人会員1の診療予約において、
図11のステップS13における予約代行において個人
会員1から手数料を徴収しても良い。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、医療に関する情報を容
易に入手することができるようになる。また、患者が疾
病や病院についての情報を入手したり、予約・費用支払
いなどについてのサービスを行うことが可能になった
り、医療関連機関どうし連携に充分な情報を提供するこ
とが可能になる。したがって、医療の高効率化や信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における医療情報システムの
全体構成図である。
【図2】運用会社の管理運用装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】医療関連機関がデータを登録する入力画面を示
す図である。
【図4】医療関連機関データベースの階層構造を示す図
である。
【図5】医療関連機関データベースを検索した結果であ
る情報画面を示す図である。
【図6】運用会社から提供されるサービスを示す図であ
る。
【図7】新着情報画面を示す図である。
【図8】運用会社により提供されるサービスの概念図で
ある。
【図9】個人会員が情報検索を行う際に用いる入力画面
を示す図である。
【図10】個人会員が情報検索を行う処理を示すフロー
チャートである。
【図11】運用会社が予約の代行を行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】運用会社が費用請求を代行する処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】運用会社が経過の問い合わせをする処理を示
すフローチャートである。
【図14】運用会社が病院どうしの連携を仲介する処理
を示すフローチャートである。
【図15】病院どうしの連携のための情報を入力する画
面である。
【図16】病院どうしの連携のための情報を入力する画
面である。
【符号の説明】
1 個人会員 (患者) 3 医療関連機関 5 運用会社 6 病院 51 管理運用装置 57 データ管理手段 58 認証手段 59 検索手段 60 課金手段 65 会員DB 66 医療関連機関DB 68 疾病情報DB 71 入力画面 73 情報画面 76 検索画面 100 検査・治療依頼票画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 明 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 岡崎 隆司 茨城県日立市大みか町七丁目2番地1号 株式会社日立製作所電力・電機開発研究所 内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療機関の業務に関する情報を提供する
    医療情報システムにおいて、 医療機関の業務や、疾病についての情報が格納されたデ
    ータベースと、登録されたユーザを認証する手段と、認
    証した前記ユーザの要求に基づいて前記データベースを
    検索する手段と、検索結果を送信する手段と、課金手段
    を備え、前記ユーザが医療機関である場合に前記課金手
    段は固定料金である会費を前記医療機関に課すと共に、
    前記医療機関から他の医療機関、または、患者にデータ
    を送信する際に前記医療機関に対して変動料金を課す手
    段であることを特徴とする医療情報システム。
  2. 【請求項2】 医療機関の業務に関する情報を提供する
    医療情報システムにおいて、 医療機関の業務や、疾病についての情報が格納されたデ
    ータベースと、登録されたユーザを認証する手段と、認
    証した前記ユーザの要求に基づいて前記データベースを
    検索する手段と、検索結果を送信する手段とを備え、前
    記ユーザが患者である場合に前記データベースを検索す
    る手段は、疾病に対する検査方法、治療方法、病院の保
    有する設備の少なくとも一つについてのデータベース検
    索を選択可能な検索画面を提供する手段を含むことを特
    徴とする医療情報システム。
  3. 【請求項3】 ユーザが登録された会員であることを認
    証するステップと、認証した前記ユーザの要求に応じて
    医療情報から構築されたデータベースを検索して医療機
    関を特定する情報を抽出するステップと、検索結果に基
    づいて、前記医療機関を特定する情報を前記ユーザに提
    供するステップと、前記提供した情報から選択した医療
    機関に対して診療の予約を代行して行うステップと、予
    約結果を前記ユーザに送信するステップとを有すること
    を特徴とする医療情報の提供方法。
  4. 【請求項4】 データベース検索により医療機関が登録
    された会員であることを認証するステップと、認証した
    前記医療機関から患者を特定した治療費の支払い請求を
    受け付けるステップと、データベース検索により前記患
    者が登録された会員であることを認証するステップと、
    認証した前記患者に対して、前記医療機関に代行して前
    記治療費の支払い請求を行うステップと、前記患者の承
    諾を受けて前記医療機関に前記治療費を代行して支払う
    ステップとを有することを特徴とする医療情報の提供方
    法。
  5. 【請求項5】 第一の医療機関が登録された会員である
    ことを認証するステップと、認証した前記第一の医療機
    関から患者についての情報と、検査・治療の受け入れを
    希望する第二の医療機関を特定する情報とを入手するス
    テップと、入手した情報に前記第一の医療機関を特定す
    る情報、および、これを認証するデータを付与して前記
    第二の医療機関に送信するステップとを有することを特
    徴とする医療情報の提供方法。
  6. 【請求項6】 病院で治療を受けた患者に対して経過を
    問い合わせるステップと、問い合わせに対する前記患者
    からの返事および前記患者を認証するデータを前記病院
    に送信するステップと、前記返事に含まれる治療に関す
    る質問についての回答を前記病院から入手するステップ
    と、前記回答に前記病院を認証するデータ、および、疾
    病についての情報が格納されているデータベースから抽
    出した情報を付与して前記患者に送信するステップとを
    含む医療情報の提供方法。
JP2001394354A 2001-12-26 2001-12-26 医療情報システムおよび医療情報の提供方法 Pending JP2003196385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394354A JP2003196385A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 医療情報システムおよび医療情報の提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394354A JP2003196385A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 医療情報システムおよび医療情報の提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003196385A true JP2003196385A (ja) 2003-07-11

Family

ID=27601111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001394354A Pending JP2003196385A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 医療情報システムおよび医療情報の提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003196385A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005106730A1 (en) * 2004-04-29 2005-11-10 Medintel Co., Ltd Circular matching system and computerized circular matching method
JP2006048423A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Sanyo Electric Co Ltd ヘルスケアサービス提供システム
JP2007241646A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 診断システム
JP2009515233A (ja) * 2005-07-22 2009-04-09 トモセラピー・インコーポレーテッド 放射線療法治療のための場所を推奨するシステムおよび方法
JP2009205359A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Fujifilm Corp 受付支援装置及び方法、並びに医用ネットワークシステム
WO2013044155A1 (en) * 2011-09-23 2013-03-28 Alliance Health Networks, Inc. Managing healthcare information for members of a social network
JP2015032124A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社日立製作所 サービス提供システム及び方法
US9443633B2 (en) 2013-02-26 2016-09-13 Accuray Incorporated Electromagnetically actuated multi-leaf collimator
JP2017142650A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 Kddi株式会社 検査結果管理装置、検査結果管理方法及び検査結果管理用プログラム
WO2019087671A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 富士フイルム株式会社 情報提供サーバ、情報提供方法、および情報提供システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005106730A1 (en) * 2004-04-29 2005-11-10 Medintel Co., Ltd Circular matching system and computerized circular matching method
JP2006048423A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Sanyo Electric Co Ltd ヘルスケアサービス提供システム
JP2009515233A (ja) * 2005-07-22 2009-04-09 トモセラピー・インコーポレーテッド 放射線療法治療のための場所を推奨するシステムおよび方法
JP2007241646A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 診断システム
JP2009205359A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Fujifilm Corp 受付支援装置及び方法、並びに医用ネットワークシステム
WO2013044155A1 (en) * 2011-09-23 2013-03-28 Alliance Health Networks, Inc. Managing healthcare information for members of a social network
US9443633B2 (en) 2013-02-26 2016-09-13 Accuray Incorporated Electromagnetically actuated multi-leaf collimator
JP2015032124A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社日立製作所 サービス提供システム及び方法
JP2017142650A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 Kddi株式会社 検査結果管理装置、検査結果管理方法及び検査結果管理用プログラム
WO2019087671A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 富士フイルム株式会社 情報提供サーバ、情報提供方法、および情報提供システム
JPWO2019087671A1 (ja) * 2017-10-31 2020-11-19 富士フイルム富山化学株式会社 情報提供サーバ、情報提供方法、および情報提供システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2734080C (en) System for communication of health care data
US8620688B2 (en) Checkbook to control access to health record bank account
US20010037219A1 (en) Systems, methods and computer program products for facilitating one-to-one secure on-line communications between professional services providers and remotely located clients
AU2002211889A1 (en) System for communication of health care data
WO2002093305A2 (en) System and method for managing interactions between healthcare providers and pharma companies
KR20040053269A (ko) 처방조치 시스템 및 방법
CN109791669A (zh) 用于在线医疗小组的系统和方法
JP4549361B2 (ja) 自己申告方式クリニックのネットワークシステム
JP3342474B2 (ja) 医療機関向け経営支援システムおよび医療機関に経営支援情報を提供する方法
JP2003196385A (ja) 医療情報システムおよび医療情報の提供方法
JP4177591B2 (ja) コンピュータシステム及びプログラム
KR100458184B1 (ko) 네트워크를 이용한 원격 진료 시스템 및 그 방법
JP2005523504A (ja) ヘルスケア関連情報に消費者がアクセスできるようにするシステム
KR20030023001A (ko) 인터넷 청진시스템을 이용하는 사이버 진료방법 및프랜차이즈형태로 운영되는 사이버 진료시스템
KR20020015621A (ko) 의료서비스보조용 통신시스템과 그러한 시스템에 이용되는컴퓨터시스템 및 그러한 시스템을 이용한 데이터전송방법
JP2002215793A (ja) 診療データの管理装置
KR20010106736A (ko) 인터넷을 통한 의료 서비스 방법
KR20040013491A (ko) 온라인 의료 서비스 방법
JP2003203114A (ja) 医事会計処理システム及び方法並びに医事会計処理システム用コンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070104