JP2002055294A - 光書込装置 - Google Patents

光書込装置

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JP2002055294A
JP2002055294A JP2000242653A JP2000242653A JP2002055294A JP 2002055294 A JP2002055294 A JP 2002055294A JP 2000242653 A JP2000242653 A JP 2000242653A JP 2000242653 A JP2000242653 A JP 2000242653A JP 2002055294 A JP2002055294 A JP 2002055294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、環境条件で光学特性の変化する光学
素子の位置調整を行って画像品質の良好な光書込を行う
光書込装置を提供する。 【解決手段】マルチビーム光書込装置1は、走査レンズ
5、6に取り付けられた温度センサ12、13の検出し
た環境温度に基づいて、制御部10が、主走査方向及び
副走査方向の像面位置補正量を算出し、主走査方向ビー
ム径補正部21の駆動部21b及び副走査方向ビーム径
補正部22の駆動部22bを駆動させて、シリンダーレ
ンズ21a及びシリンドリカルレンズ22aを当該像面
位置補正量に対応する量だけレーザビームの光軸方向に
移動させて、主走査方向ビーム径及び副走査方向ビーム
径を補正する。さらに、制御部10は、環境温度に基づ
いてビームピッチの補正量を算出し、ビームピッチ補正
部20のアクチュエータ24を駆動させて、LDユニッ
ト23を当該算出したビームピッチの補正量に対応する
量だけレーザビームの光軸方向に移動させて、ビームピ
ッチを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光書込装置に関
し、詳細には、環境条件で光学特性の変化する光学素子
の位置調整を行って画像品質の良好な光書込を行う光書
込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザーを利用した光書込装置は、レー
ザープリンタ、複写装置及びファクシミリ装置等に用い
られている。
【0003】レーザーを利用した光書込装置において
は、一般に、画像データにより変調したレーザービーム
を一定速度で回転するポリゴンミラーに投射し、ポリゴ
ンミラーでライン状に走査させる。光書込装置は、ポリ
ゴンミラーでライン状に走査されたレーザービームを走
査レンズにより等速直線変換し、感光体上に照射して、
書き込みを行っている。
【0004】このようなレーザーを利用した光書込装置
においては、光スポットを微小化したときに、温度など
の環境変動によりプラスティックレンズである走査レン
ズの屈折率が変化したり、形状が変化したりすることの
影響により、走査面上のビームスポット径が変化すると
いう問題があった。
【0005】そこで、従来、レーザ光源から放射された
レーザビームを、微小な点に集光すると共に被走査面上
を略等速度でライン状に走査するレーザビーム走査光学
装置において、前記レーザ光源から放射されたレーザビ
ームの集光位置を調整するための光学素子と、走査され
たレーザビームが通過したことを検出して検出信号を発
生する検出手段と、前記検出信号の発生から所定時間後
に前記レーザ光源をパルス発光させるパルス発光手段
と、前記被走査面と光学的に略等価位置に配置されたビ
ーム集光状態検出手段と、前記ビーム集光状態検出手段
の検出結果に基づいて前記光学素子を駆動し、レーザビ
ームの集光位置を調整する制御手段と、を備えたことを
特徴とするレーザビーム走査光学装置が提案されている
(特開平10−020225号公報参照)。
【0006】すなわち、このレーザビーム走査光学装置
は、偏向器前の感光体面上のビームスポットのデフォー
カス量をセンサ、すなわち、ビーム集光状態検出手段で
検出して、その量に応じてフォーカシングレンズを動か
すことによりレーザビームの焦点位置を調整している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術にあっては、偏向器前の感光体面上の
ビームスポットのデフォーカス量をセンサで検出して、
その量に応じてフォーカシングレンズを動かすことによ
りレーザビームの焦点位置を調整しているため、複数ビ
ームを同時に走査するマルチビーム光走査装置に適用す
ると、フォーカシングレンズを光軸方向に動かすことに
より、焦点位置を補正することはできるが、複数ビーム
の感光体上での副走査方向のピッチがずれてしまうとい
う問題がある。
【0008】すなわち、画像形成装置等に適用される光
書込装置は、さらなる高速化、画像の高精細化の要求が
高まっており、この要求に応えるためには、レーザビー
ムを偏向走査させるポリゴンミラー(回転多面体)の回
転数を上昇させる方法があるが、ポリゴンミラーの回転
数は、ポリゴンモータの軸受部の材質等により制約があ
り、また、回転数が高速化するにつれて、コストやサイ
ズが増加するという問題がある。
【0009】そこで、従来から副走査方向に所定の間隔
で配置された複数のレーザビームを出射する光源を用
い、ポリゴンミラーの回転数を上昇させることなく、高
速化、高精細化の要求を達成する光書込装置が提供され
ている。すなわち、このような光書込装置は、走査光学
系の一回の走査により複数(n本)のビームを同時に感
光体などの記録媒体上に走査させ、複数のライン(n
本)を同時に書き込むマルチビーム方式を採用してい
る。したがって、ポリゴンミラーの回転数が一定であれ
ば、単純に画像形成装置の画像形成速度は、1本のレー
ザビームを用いた場合のn倍になる。
【0010】ところが、上記公報記載のように、温度等
の環境変動に起因する走査面上のビームスポット径の変
化を、フォーカシングレンズを動かすことによりレーザ
ビームの焦点位置を調整して補正しようとすると、焦点
位置を補正することはできるが、複数ビームの感光体上
での副走査方向のピッチがずれてしまうという問題があ
る。
【0011】例えば、副走査方向の並んだ4チャンネル
LDアレーによる4ビームの場合の従来のシリンドリカ
ルレンズの移動による補正例を示す図13及びその4ビ
ームの主光線のシリンドリカルレンズの通り方を示す図
14に基づいて説明すると、図13及び図14におい
て、4チャンネルLDアレーは、30μmピッチ、感光
体面上では、副走査方向に5次の飛び越し走査を行い、
1200dpiの隣接21.17μmの走査線間隔にな
っている。高温時には、プラスチックレンズの屈折率分
布の変化や形状変化により、感光体面上の結像位置が、
移動してビームスポット径が太くなる。
【0012】これを補正するために、図13及び図14
に示すように、シリンドリカルレンズを光源側に移動さ
せて感光体面上に結像するようにすると、ビームスポッ
ト径は適正な大きさになるが、偏向器前の副走査方向の
光学的横倍率が大きく変化してしまう。すなわち、25
℃程度の室温で等ピッチP1=P2=P3(=P0:室
温時のピッチ)としていたものが、50℃の高温になる
と、P1'(≠P1)、P2'(≠P2)、P3'(≠P
3)に変わり、室温時のピッチP0と異なってしまい画
像が劣化する。
【0013】すなわち、マルチビームでビームスポット
径を小さく保持する光走査光学系において、温度変化の
影響を受けやすいプラスチックレンズを用いた場合、温
度変化による、主走査ビームスポット径、副走査ビーム
スポット径及びビームピッチの変動を補正し、画質の劣
化を防ぐためには、主走査のビーム径、副走査のビーム
径及びビームピッチの補正を独立に行う必要がある。
【0014】ところが、上述のように、従来公報の技術
では、フォーカシングレンズだけを動かしていたため、
このような要求に応えることができず、複数ビームの感
光体上での副走査方向のピッチがずれてしまうという問
題がある。
【0015】このため、これら3つの要素に関して独立
に補正を行うためには3つ要素それぞれに対して高精度
な駆動装置を設ける必要がある。
【0016】そこで、請求項1記載の発明は、レーザ光
源と光学素子を有する光源ユニットから出射されるレー
ザビームを第1の光学系の光学素子を用いて偏向器に導
入させて、偏向器で当該レーザビームを主走査方向に偏
向走査させ、偏向器で走査されたレーザビームを第2の
光学系で走査面に対して走査線として結像させるに際し
て、第2の光学系の近傍に配設され環境温度を検出する
温度検出手段の検出した環境温度に基づいて、駆動手段
を駆動させて、第1の光学系の光学素子を保持する保持
部材をレーザビームの光軸方向に移動させて、当該保持
部材の保持する光学素子のレーザビームの光軸方向での
位置制御を行うことにより、温度変動に最も影響を与え
る第2の光学系近傍の環境温度によって、環境温度で変
動する3つの要素(主走査ビームスポット径、副走査ビ
ームスポット径、ビームピッチ)を補正し、レーザビー
ムの特性の劣化を防止して、高品質な画像形成を行うこ
とのできる光書込装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】請求項2記載の発明は、光源ユニットのレ
ーザ光源を、複数のレーザビームを出射するものとし、
第1の光学系を、当該複数のレーザビームを偏向器に導
入させるものとすることにより、複数の走査線を用いて
同時に書き込みを行って、書き込み速度を高速化するマ
ルチビーム書込光学系の第2の光学系近傍の環境温度に
よって、環境温度で変動する3つの要素(主走査ビーム
スポット径、副走査ビームスポット径、ビームピッチ)
を補正するとともに、複数の走査線の間隔(ビームピッ
チ)の温度変動に関しても補正を行い、温度変動による
画像の劣化を防止して、高品質な画像形成を高速に行う
ことのできる光書込装置を提供することを目的としてい
る。
【0018】請求項3記載の発明は、温度検出手段を、
温度変化を電気的な特性変化として検出するセンサとす
ることにより、簡易な構成で環境温度を検出し、書込光
学系のレーザビームの特性の補正を高精度に行って、高
品質な画像形成を安価に行うことのできる光書込装置を
提供することを目的としている。
【0019】請求項4記載の発明は、温度検出手段を、
第2の光学系に配設され当該第2の光学系を通過するレ
ーザビームが照射されてその反射光量が環境温度に応じ
て変化する感熱性光学被膜と、当該感熱性光学皮膜で反
射された反射光を受光する光センサと、を有したものと
することにより、書込光学系のレーザビームの特性の補
正をより一層高精度に行い、高品質な画像形成を行うこ
とができるとともに、エネルギー消費量を削減しつつ、
部品点数を削減して信頼性を向上させることのできる光
書込装置を提供することを目的としている。
【0020】請求項5記載の発明は、温度検出手段を、
第2の光学系に配設され当該第2の光学系を通過するレ
ーザビームが照射されてその透過光量が環境温度に応じ
て変化する感熱性光学被膜と、当該感熱性光学皮膜を透
過した透過光を受光する光センサと、を有したものとす
ることにより、書込光学系のレーザビームの特性の補正
をより一層高精度に行い、高品質な画像形成を行うこと
ができるとともに、エネルギー消費量を削減しつつ、部
品点数を削減して信頼性を向上させることのできる光書
込装置を提供することを目的としている。
【0021】請求項6記載の発明は、光センサを、レー
ザビームの書込走査を行う際の主走査方向の同期検知用
のレーザビームを検知する同期検知センサと兼用するこ
とにより、書込光学系のレーザビームの特性の補正をよ
り一層高精度に行い、高品質な画像形成を行うことがで
きるとともに、エネルギー消費量を削減しつつ、より一
層部品点数を削減して安価で信頼性の良好な光書込装置
を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の光
書込装置は、レーザ光源と光学素子を有する光源ユニッ
トと、前記光源ユニットから出射されるレーザビームを
光学素子を用いて偏向器に導入させる第1の光学系と、
前記第1の光学系により導入されるレーザビームを主走
査方向に偏向走査させる偏光器と、前記偏向器で走査さ
れたレーザビームを走査面に対して走査線として結像さ
せる第2の光学系と、を備えた光書込装置において、前
記第1の光学系の前記光学素子を保持する保持部材と、
前記保持部材を前記レーザビームの光軸方向に移動させ
る移動手段と、前記第2の光学系の近傍に配設され環境
温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検
出した環境温度に基づいて前記移動手段を駆動させて、
前記保持部材の保持する前記光学素子の前記レーザビー
ムの光軸方向での位置制御を行う制御手段と、を備える
ことにより、上記目的を達成している。
【0023】上記構成によれば、レーザ光源と光学素子
を有する光源ユニットから出射されるレーザビームを第
1の光学系の光学素子を用いて偏向器に導入させて、偏
向器で当該レーザビームを主走査方向に偏向走査させ、
偏向器で走査されたレーザビームを第2の光学系で走査
面に対して走査線として結像させるに際して、第2の光
学系の近傍に配設され環境温度を検出する温度検出手段
の検出した環境温度に基づいて、駆動手段を駆動させ
て、第1の光学系の光学素子を保持する保持部材をレー
ザビームの光軸方向に移動させて、当該保持部材の保持
する光学素子のレーザビームの光軸方向での位置制御を
行うので、温度変動に最も影響を与える第2の光学系近
傍の環境温度によって、環境温度で変動する3つの要素
(主走査ビームスポット径、副走査ビームスポット径、
ビームピッチ)を補正することができ、レーザビームの
特性の劣化を防止して、高品質な画像形成を行うことが
できる。
【0024】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記光源ユニットの前記レーザ光源は、複数のレ
ーザビームを出射し、前記第1の光学系は、当該複数の
レーザビームを前記偏向器に導入させるものであっても
よい。
【0025】上記構成によれば、光源ユニットのレーザ
光源を、複数のレーザビームを出射するものとし、第1
の光学系を、当該複数のレーザビームを偏向器に導入さ
せるものとしているので、複数の走査線を用いて同時に
書き込みを行って、書き込み速度を高速化するマルチビ
ーム書込光学系の第2の光学系近傍の環境温度によっ
て、環境温度で変動する3つの要素(主走査ビームスポ
ット径、副走査ビームスポット径、ビームピッチ)を補
正することができるとともに、複数の走査線の間隔(ビ
ームピッチ)の温度変動に関しても補正を行うことがで
き、温度変動による画像の劣化を防止して、高品質な画
像形成を高速に行うことができる。
【0026】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記温度検出手段は、前記温度変化を電気的な特性
変化として検出するセンサであってもよい。
【0027】上記構成によれば、温度検出手段を、温度
変化を電気的な特性変化として検出するセンサとしてい
るので、簡易な構成で環境温度を検出することができ、
書込光学系のレーザビームの特性の補正を高精度に行っ
て、高品質な画像形成を安価に行うことができる。
【0028】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記温度検出手段は、前記第2の光学系に配設され
当該第2の光学系を通過する前記レーザビームが照射さ
れてその反射光量が前記環境温度に応じて変化する感熱
性光学被膜と、当該感熱性光学皮膜で反射された反射光
を受光する光センサと、を有しているものであってもよ
い。
【0029】上記構成によれば、温度検出手段を、第2
の光学系に配設され当該第2の光学系を通過するレーザ
ビームが照射されてその反射光量が環境温度に応じて変
化する感熱性光学被膜と、当該感熱性光学皮膜で反射さ
れた反射光を受光する光センサと、を有したものとして
いるので、書込光学系のレーザビームの特性の補正をよ
り一層高精度に行うことができ、高品質な画像形成を行
うことができるとともに、エネルギー消費量を削減しつ
つ、部品点数を削減して信頼性を向上させることができ
る。
【0030】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記温度検出手段は、前記第2の光学系に配設され
当該第2の光学系を通過する前記レーザビームが照射さ
れてその透過光量が前記環境温度に応じて変化する感熱
性光学被膜と、当該感熱性光学皮膜を透過した透過光を
受光する光センサと、を有しているものであってもよ
い。
【0031】上記構成によれば、温度検出手段を、第2
の光学系に配設され当該第2の光学系を通過するレーザ
ビームが照射されてその透過光量が環境温度に応じて変
化する感熱性光学被膜と、当該感熱性光学皮膜を透過し
た透過光を受光する光センサと、を有したものとしてい
るので、書込光学系のレーザビームの特性の補正をより
一層高精度に行うことができ、高品質な画像形成を行う
ことができるとともに、エネルギー消費量を削減しつ
つ、部品点数を削減して信頼性を向上させることができ
る。
【0032】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記光センサは、レーザビームの書込走査を行う際
の主走査方向の同期検知用の前記レーザビームを検知す
る同期検知センサを兼用したものであってもよい。
【0033】上記構成によれば、光センサを、レーザビ
ームの書込走査を行う際の主走査方向の同期検知用のレ
ーザビームを検知する同期検知センサと兼用しているの
で、書込光学系のレーザビームの特性の補正をより一層
高精度に行うことができ、高品質な画像形成を行うこと
ができるとともに、エネルギー消費量を削減しつつ、よ
り一層部品点数を削減して、光書込装置を安価で、信頼
性の良好なものとすることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0035】図1〜図5は、本発明の光書込装置の第1
の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の光書込
装置の第1の実施の形態を適用したマルチビーム光書込
装置1の概略斜視図である。
【0036】図1及び図2において、マルチビーム光書
込装置1は、ビーム出射・補正機構部2、ミラー3(図
2参照)、ポリゴンミラー4、走査レンズ5、6、ミラ
ー7、検出ミラー8(図2参照)、検知センサ9及び制
御部10等を備えており、感光体11上にレーザビーム
を照射して、画像を記録する。マルチビーム光書込装置
1は、画像の記録を行うレーザビームプリンタ等に適用
される。
【0037】ビーム出射・補正機構部2は、ビームピッ
チ補正部20、主走査方向ビーム径補正部21及び副走
査方向ビーム径補正部22を備えており、ビームピッチ
補正部20は、光学ユニットとしてのLD(レーザダイ
オード)ユニット23とアクチュエータ24を備えてい
る。
【0038】ビームピッチ補正部20のLDユニット2
3は、複数のレーザビームを出射するレーザ光源として
の4チャンネルLDアレイ23a、4チャンネルLDア
レイ23aの出射するレーザビームの光軸上の前方に配
設された光学素子としてのアパーチャ23bとコリメー
トレンズ23cを備えており、4チャンネルLDアレイ
23aから出射されたレーザビームは、アパーチャ23
bとコリメートレンズ23cにより平行光にされると同
時に、所望のビーム形状にビーム形成される。LDユニ
ット23は、両矢印で示すように、アクチュエータ24
によって光軸方向に移動され、LDユニット23を光軸
方向に移動させて、走査線の副走査方向のピッチを調整
する。
【0039】主走査方向ビーム径補正部21は、シリン
ダーレンズ21a及びシリンダーレンズ21aを光軸方
向に移動させる駆動部21bを備えており、駆動部21
bで、両矢印で示すように、シリンダーレンズ21aを
光軸方向に移動させて、主走査方向のビーム径を調整す
る。
【0040】副走査方向ビーム径補正部22は、シリン
ドリカルレンズ22a及びシリンドリカルレンズ22a
を光軸方向に移動させる駆動部22bを備えており、駆
動部22bで、両矢印で示すように、シリンドリカルレ
ンズ22aを光軸方向に移動させて、副走査方向のビー
ム径を調整する。
【0041】上記ビーム出射・補正機構部2は、詳細に
は、図2に示すように構成されている。すなわち、ビー
ム出射・補正機構部2のビームピッチ補正部20は、そ
のLDユニット23の4チャンネルLDアレイ23a、
アパーチャ23b及びコリメートレンズ23cがキャリ
ッジ23dに搭載されており、キャリッジ23dは、光
軸方向に配設された1対のガイドレール24aに連接さ
れて、当該ガイドレール24aに沿って移動可能に配設
されている。このガイドレール24aは、上記主走査方
向ビーム径補正部21及び副走査方向ビーム径補正部2
2を貫く状態で配設されている。上記アクチュエータ2
4は、上記ガイドレール24a、モータ24b、モータ
24bの回転軸に連結されているとともにガイドレール
24aに沿って配設された送りネジ24c及び送りネジ
24cに螺合されているとともにキャリッジ23dに連
結されたナット24dを備えており、モータ24bが回
転することで送りネジ24cを回転させて、送りネジ2
4cに螺合されているナット24dをその回転方向に応
じて送りネジ24cの軸方向に移動させる。ナット24
dが送りネジ24cの軸方向に移動すると、ナット24
dに連結されているキャリッジ23dがガイドレール2
4aに沿って移動する。
【0042】また、主走査方向ビーム径補正部21は、
そのシリンダーレンズ21aがキャリッジ21cに搭載
されており、キャリッジ21cは、上記ガイドレール2
4aに連接されて、当該ガイドレール24aに沿って移
動可能に配設されている。駆動部21bは、上記ガイド
レール24a、モータ21d、送りネジ21e及びナッ
ト21fを備えており、モータ21dが回転することで
送りネジ21eを回転させて、送りネジ21eに螺合さ
れているナット21fをその回転方向に応じて送りネジ
21eの軸方向に移動させる。ナット21fが送りネジ
21eの軸方向に移動すると、ナット21fに連結され
ているキャリッジ21cがガイドレール24aに沿って
移動する。
【0043】さらに、副走査方向ビーム径補正部22
は、そのシリンドリカルレンズ22aがキャリッジ22
cに搭載されており、キャリッジ22cは、上記ガイド
レール24aに連接されて、当該ガイドレール24aに
沿って移動可能に配設されている。駆動部22bは、上
記ガイドレール24a、モータ22d、送りネジ22e
及びナット22fを備えており、モータ22dが回転す
ることで送りネジ22eを回転させて、送りネジ22e
に螺合されているナット22fをその回転方向に応じて
送りネジ22eの軸方向に移動させる。ナット22fが
送りネジ22eの軸方向に移動すると、ナット22fに
連結されているキャリッジ22cがガイドレール24a
に沿って移動する。
【0044】上記ビームピッチ補正部20、主走査方向
ビーム径補正部21及び副走査方向ビーム径補正部22
は、図示しないが、それぞれモータ24b、21d、2
2dに設けられたエンコーダ、あるいは、キャリッジ2
3d、21c、22cの移動を光の遮光により検知する
フォトインタラプタ等の位置検出センサが設けられてお
り、位置検出センサは、検出結果を制御部10に出力す
る。制御部10は、この位置検出センサの検出結果に基
づいて、ビームピッチ補正部20、主走査方向ビーム径
補正部21及び副走査方向ビーム径補正部22のキャリ
ッジ23d、21c、22cの光軸方向の絶対的な位置
を検知することができる。
【0045】上記キャリッジ23d、21c、22c
は、保持部材として機能しており、上記ガイドレール2
4a、モータ24b、21d、22d、送りネジ24
c、21e、22e及びナット24d、21f、22f
は、全体として移動手段として機能している。
【0046】ビーム出射・補正機構部2から出射された
複数のレーザビームは、図2に示すミラー3で反射さて
ポリゴンミラー4に入射され、ポリゴンミラー4は、高
速回転されて、その反射面に入射されるレーザビームを
主走査方向に偏向させて、走査レンズ5に反射させる。
【0047】走査レンズ5は、入射される複数のレーザ
ビームを走査レンズ6に入射させ、走査レンズ6は、走
査レンズ5から入射される複数のレーザビームをミラー
7に入射させるとともに、走査ビームの軌跡上に配設さ
れた検出ミラー8に入射させる。ミラー7は、入射され
る複数のレーザビームを感光体11上に照射させ、感光
体11上に静電潜像を形成させる。
【0048】これら第2の光学系としての走査レンズ5
及び走査レンズ6は、プラスチック製のレンズであり、
温度の変化により内部の屈折率が変化したり、レンズ面
の形状が変化したりして、走査レンズ5及び走査レンズ
6を通過したレーザビームが本来結像すべき位置に結像
せずに、感光体11上においてビーム径が太くなった
り、ビームピッチが正常な値でなくなったりし、画像の
劣化を生じさせる。
【0049】そこで、走査レンズ5及び走査レンズ6の
近傍には、温度検出手段としての温度センサ12、13
が配設されており、温度センサ12、13としては、熱
電対、抵抗体、水晶発振素子等の温度を電気的に検知す
る温度センサが用いられている。また、温度センサ1
2、13は、走査レンズ5及び走査レンズ6に直接接触
させてもよく、このようにすると、走査レンズ5及び走
査レンズ6の温度をより正確に測定することができる。
特に、温度センサ12、13を、温度によって屈折率、
レンズ形状が変化し、ビーム特性の変動に影響を与えや
すい素子である走査レンズ5や走査レンズ6の近傍に、
または、接触させて設置すると、その検出精度、補正精
度を向上させることができ、効果的である。温度センサ
12及び温度センサ13は、それぞれ検出温度を制御部
10に出力する。
【0050】検出ミラー8は、ポリゴンミラー4で偏向
走査されて走査レンズ5、6を通して感光体11上への
レーザビームの走査線上であって感光体11の走査領域
外の位置に配設されており、入射されるレーザビームを
図2に示す検出センサ9に反射する。検出センサ(同期
検知センサ)9は、フォトダイオード等で構成されてお
り、入射光を検出して、主走査方向のビームの書き出し
開始のタイミングを取るための検出信号(同期検知信
号)を制御部10に出力する。
【0051】制御部10は、CPU(Central Processi
ng Unit )、ROM(Read Only Memory)及びRAM
(Random Access Memory)等で構成され、ROM内に
は、マルチビーム光書込装置1としての基本処理プログ
ラムや後述するビーム調整処理プログラム等の各種プロ
グラムやこれらのプログラムを実行するのに必要な各種
データが格納されている。制御部10は、そのCPUが
ROM内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリ
として利用しつつ、マルチビーム光書込装置1の各部を
制御して、マルチビーム光書込装置1としてのシーケン
スを実行するとともに、後述するビーム調整処理を行
う。
【0052】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のマルチビーム光書込装置1は、環境変化、
特に、温度変化による主走査ビームスポット径、副走査
ビームスポット径及びビームピッチの変動の補正を独立
に行って、画像品質を向上させるところにその特徴があ
る。
【0053】すなわち、マルチビーム光書込装置1は、
ビーム出射・補正機構部2から複数のレーザビームを出
射して、高速回転されるポリゴンミラー4で主走査方向
に偏向させて、走査レンズ5、6及びミラー7を介して
感光体11上に照射し、感光体11上に静電潜像を形成
して、画像形成を行う。
【0054】ところが、走査レンズ5及び走査レンズ6
は、プラスチック製であり、温度の変化により内部の屈
折率が変化したり、レンズ面の形状が変化したりして、
走査レンズ5及び走査レンズ6を通過したレーザビーム
が本来結像すべき位置に結像せずに、感光体11上にお
いてビーム径が太くなったり、ビームピッチが正常な値
でなくなったりし、画像の劣化を生じさせる。
【0055】すなわち、感光体11上に照射されるレー
ザビームは、温度変化により、図3に示すように、その
像面位置変動X[mm]とピッチ変化Y[μm]が発生
する。図3において、破線αが、主走査方向の像面位置
変動、実線βが、副走査方向の像面位置変動、一点鎖線
γが、副走査方向のピッチ変動を示している。
【0056】そこで、本実施の形態のマルチビーム光書
込装置11は、走査レンズ5及び走査レンズ6の近傍あ
るいはこれらに接触させて温度センサ12及び温度セン
サ13を配設するとともに、ビームピッチ補正部20の
LDユニット23、主走査方向ビーム径補正部21のシ
リンダーレンズ21a及び副走査方向ビーム径補正部2
2のシリンドリカルレンズ22aを、それぞれ個別にレ
ーザビームの光軸方向に移動調整可能として、これらの
温度センサ12、13の検出結果に基づいて、LDユニ
ット23、シリンダーレンズ21a、シリンドリカルレ
ンズ22aのレーザビームの光軸方向の位置を制御部1
0の制御下で調整して、レーザビームの感光体11上で
のピッチ調整及びビーム径調整を行っている。
【0057】すなわち、環境温度とビーム特性(像面位
置変動)及びピッチ変化は、一般的に複雑な関数で表さ
れるため、これらの関係を示す関係式は、実際に実験を
行って求めて、式を近似するか、シミュレーションによ
って求めた結果を式で近似するか、により求めることが
できる。すなわち、次式の関係を予め求めておく。
【0058】 α(主走査方向像面位置変動と温度の関係) X1=f(T)・・・(1) β(副走査方向像面位置変動と温度の関係) X2=g(T)・・・(2) γ(ピッチ変動と温度の関係) Y =h(T)・・・(3) また、ビームピッチ補正部20、主走査方向ビーム径補
正部21及び副走査方向ビーム径補正部22を駆動させ
て、LDユニット23、シリンダーレンズ21a、シリ
ンドリカルレンズ22aをレーザビームの光軸方向に移
動させた際の光軸方向の駆動位置(P)と像面位置変動
(X)及びピッチ変動(Y)の関係は、図4のように示
すことができ、図4において、破線aが、主走査方向の
像面位置変動、実線bが、副走査方向の像面位置変動、
一点鎖線cが、副走査方向のピッチ変動を示している。
【0059】そして、このビームピッチ補正部20、主
走査方向ビーム径補正部21及び副走査方向ビーム径補
正部22の駆動によるLDユニット23、シリンダーレ
ンズ21a及びシリンドリカルレンズ22aのレーザビ
ームの光軸方向の駆動位置とビーム特性及びピッチ変化
の関係は、上述のように、一般的に複雑な関数で表され
るため、これらの関係を示す関係式は、実際に実験的に
求めて式で近似するか、シミュレーションによって求め
た結果を式で近似することにより、求めることができ
る。すなわち、次式の関係を求めておく。
【0060】 a(駆動位置と主走査方向像面位置変動) P1=i(X1)・・・(4) b(駆動位置と副走査方向像面位置変動) P2=j(X2)・・・(5) c(駆動位置とピッチ変動) P3=k(Y)・・・・(6) そして、実際に、制御部10によりビームピッチ補正部
20、主走査方向ビーム径補正部21及び副走査方向ビ
ーム径補正部22の駆動を制御して、レーザビームの感
光体11上でのピッチ調整及びビーム径調整を行うため
には、まず、温度センサ12、13により測定した環境
温度Tを、上記式(1)〜式(3)に代入し、レーザビ
ームの像面位置変動とピッチ変動を求め、次に、この変
動を補正して清浄な像面位置とビームピッチを得るため
に、ビームピッチ補正部20、主走査方向ビーム径補正
部21及び副走査方向ビーム径補正部22を駆動させ
て、LDユニット23、シリンダーレンズ21a及びシ
リンドリカルレンズ22aのレーザビームの光軸方向の
駆動位置を、上記変動した量だけ逆に変動を生じさせる
ような方向に移動させる。すなわち、次式(7)〜式
(9)に示すように、上記変動量に「−1」を乗算した
値を式(4)〜式(6)に代入して補正量を求める。
【0061】 P1=i(−X1)=i(−f(T))=l(T)・・・(7) P2=j(−X2)=j(−g(T))=m(T)・・・(8) P3=k(−Y)=k(−h(T))=n(T)・・・・(9) この式(7)〜式(9)を、制御部10のRAMあるい
はROMに記憶させておき、制御部10が、温度センサ
12、13の検出した温度データから補正量を決定し
て、ビームピッチ補正部20、主走査方向ビーム径補正
部21及び副走査方向ビーム径補正部22の駆動を制御
して、LDユニット23、シリンダーレンズ21a及び
シリンドリカルレンズ22aのレーザビームの光軸方向
の駆動位置を調整する。
【0062】すなわち、制御部10は、図5に示すよう
に、温度センサ12、13からの温度検出信号から環境
温度Tを取得し(ステップS101)、当該取得した温
度Tを上記式(7)に代入して、主走査方向の像面位置
補正量を算出する(ステップS102)。
【0063】制御部10は、主走査方向の像面位置補正
量を算出すると、主走査方向ビーム径補正部21の駆動
部21bを駆動させて、シリンダーレンズ21aを当該
像面位置補正量に対応する量だけレーザビームの光軸方
向に移動させ、主走査方向ビーム径を補正する(ステッ
プS103)。
【0064】次に、制御部10は、温度Tを上記式
(8)に代入して、副走査方向の像面位置補正量を算出
し(ステップS104)、副走査方向ビーム径補正部2
2の駆動部22bを駆動させて、シリンドリカルレンズ
22aを当該算出した像面位置補正量に対応する量だけ
レーザビームの光軸方向に移動させて、副走査方向ビー
ム径を補正する(ステップS105)。
【0065】次に、制御部10は、温度Tを上記式
(9)に代入して、ビームピッチの補正量を算出し(ス
テップS106)、ビームピッチ補正部20のアクチュ
エータ24を駆動させて、LDユニット23を当該算出
したビームピッチの補正量に対応する量だけレーザビー
ムの光軸方向に移動させて、ビームピッチを補正する
(ステップS107)。
【0066】このように、本実施の形態のマルチビーム
光書込装置1は、4チャンネルLDアレイ23aから出
射されるレーザビームをアパーチャ23b及びコリメー
トレンズ23cを用いてポリゴンミラー4に導入させ
て、ポリゴンミラー4で当該レーザビームを主走査方向
に偏向走査させ、ポリゴンミラー4で走査されたレーザ
ビームを第2の光学系としての走査レンズ5、6で走査
面である感光体11に対して走査線として結像させるに
際して、走査レンズ5、6の近傍に配設され環境温度を
検出する温度センサ12、13の検出結果に基づいて、
ビームピッチ補正部20、主走査方向ビーム径補正部2
1及び副走査方向ビーム径補正部22を駆動させて、L
Dユニット23、シリンダーレンズ21a及びシリンド
リカルレンズ22aのレーザビームの光軸方向の位置制
御を行っている。
【0067】したがって、温度変動に最も影響を与える
走査レンズ5、6の近傍の環境温度によって、環境温度
で変動する3つの要素(主走査ビームスポット径、副走
査ビームスポット径、ビームピッチ)をそれぞれ独立し
て補正することができ、レーザビームの特性の劣化を適
切に防止して、高品質な画像形成を行うことができる。
【0068】また、本実施の形態のマルチビーム光書込
装置1は、LDユニット23として、複数(4つ)のレ
ーザビームを出射するものを用いている。したがっ
て、、複数の走査線を用いて同時に書き込みを行って、
書き込み速度を高速化するマルチビーム光書込装置1の
走査レンズ5、6の近傍の環境温度によって、環境温度
で変動する3つの要素(主走査ビームスポット径、副走
査ビームスポット径、ビームピッチ)をそれぞれ独立に
補正することができるとともに、複数の走査線の間隔
(ビームピッチ)の温度変動に関しても補正を行うこと
ができ、温度変動による画像の劣化を防止して、高品質
な画像形成を高速に行うことができる。
【0069】さらに、本実施の形態のマルチビーム光書
込装置1は、温度検出手段として、温度変化を電気的な
特性変化として検出する温度センサ12、13を用いて
いる。
【0070】したがって、簡易な構成で環境温度を検出
することができ、マルチビーム光書込装置1のレーザビ
ームの特性の補正を高精度に行って、高品質な画像形成
を安価に行うことができる。
【0071】図6は、本発明の光書込装置の第2の実施
の形態を適用したマルチビーム光書込装置30の概略斜
視図である。
【0072】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様のマルチビーム光書込装置に適用したもので
あり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施
の形態のマルチビーム光書込装置1と同様の構成部分に
は、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0073】図6において、本実施の形態のマルチビー
ム光書込装置30は、走査レンズ5及び走査レンズ6に
温度センサが取り付けられておらず、走査レンズ6の裏
面側(走査レンズ5と反対側)に、感熱性光学皮膜31
が配設されており、感熱性光学皮膜31は、ポリゴンミ
ラー4で偏向走査されて走査レンズ5及び走査レンズ6
を通して感光体11上に照射されるレーザビームの走査
線上の走査レンズ6の裏面側であって、感光体11への
走査領域外となる位置に配設されている。
【0074】この感熱性光学皮膜31は、ポリスチレン
やポリαメチルスチレン等の不活性バインダーポリマー
のなかに酸顕色性物質、酸性物質、感熱性制御物質が分
散されており、温度に応じて光の透過率と反射率が変化
する特性を有した物質を用いた皮膜である(特開平10
−338816号公報等参照)。この特性は、ポリマー
の種類や配合により様々な形態に変化させることがで
き、本実施の形態の感熱性光学皮膜31は、ポリマーの
配合を調整して、走査レーザビームの波長において最も
感度が高くなる配合としている。
【0075】マルチビーム光書込装置30は、この感熱
性光学皮膜31で反射されたレーザビームを受光可能な
位置に検知センサ32が配設されており、特に、走査レ
ンズ6の感熱性光学皮膜31の取り付けられている部分
は、入射されるレーザビームを感熱性光学皮膜31で検
知センサ32方向に反射するレンズ形状に形成されてい
る。すなわち、走査レーザビームは、走査レンズ6の内
部を通過して走査レンズ6から射出されると、その直後
に取り付けられている感熱性光学皮膜31で反射され
て、再び走査レンズ6の内部に入射され、その後、走査
レンズ6から射出されて検知センサ32に到達する。
【0076】検知センサ32は、感熱性光学皮膜31で
反射されるレーザビームを光電変換して、制御部10に
出力する。
【0077】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のマルチビーム光書込装置30は、走査レン
ズ6に取り付けた感熱性光学皮膜31で反射されるレー
ザビームを検出する検知センサ32の検出結果に基づい
て、レーザビームの感光体11上でのピッチ調整及びビ
ーム径調整を行っている。
【0078】すなわち、感熱性光学皮膜31は、温度に
応じて光の透過率と反射率が変化し、その反射光が検知
センサ32に入力されるレーザビームの光強度Zと温度
Tとは、図7に破線Aで示すように、線形関係を有して
おり、温度Tの上昇に伴って、反射光の光強度Zが低下
する。なお、光強度Z1は、温度変化によって検知セン
サ32に入射される反射光(レーザビーム)が最低にな
った場合にも、検知センサ32で検知できる最低限度の
光強度Zが検知センサ32に入射されるように、感熱性
光学被膜31の特性が設定されていることを示してい
る。
【0079】そして、制御部10のROMあるいはRA
Mには、図7に示した温度Tと光強度Zの特性データ
が、例えば、テーブル形式で記憶されており、制御部1
0は、温度検知センサ32から入力される検出結果と特
性データに基づいて、ビームピッチ補正部20、主走査
方向ビーム径補正部21及び副走査方向ビーム径補正部
22の駆動を制御する。
【0080】すなわち、マルチビーム光書込装置30
は、環境温度Tが変化すると、走査レンズ6に取り付け
られている感熱性光学被膜31の反射するレーザビーム
の量が温度Tに応じて変化し、制御部10は、この感熱
性光学被膜31の反射光の入射される検知センタ32の
検出結果に基づいて特性データを参照して、ビームピッ
チ補正部20、主走査方向ビーム径補正部21及び副走
査方向ビーム径補正部22の駆動を制御して、LDユニ
ット23、シリンダーレンズ21a及びシリンドリカル
レンズ22aのレーザビームの光軸方向の駆動位置を調
整して、レーザビームの感光体11上でのピッチ調整及
びビーム径調整を行う。
【0081】なお、本実施の形態においては、走査レン
ズ6に取り付けた感熱性光学被膜31で反射されるレー
ザビームを検知センサ32で検出して、走査レンズ6の
温度検出を行っているが、感熱性光学被膜31を透過す
るレーザビームを検出して、走査レンズ6の温度検出を
行ってもよい。
【0082】すなわち、図8に示すように、検知センサ
32を、走査レンズ6に取り付けられた感熱性光学被膜
31を通過したレーザビームが入射される位置に配設
し、検知センサ32でこの感熱性光学被膜31の透過光
を検出させる。
【0083】なお、感熱性光学被膜31を透過するレー
ザビームの光強度Zと温度Tとの関係は、図7に実線B
で示す関係にあり、線形関係を有し、温度Tの上昇に伴
って、透過光の光強度Zが増加する。
【0084】したがって、この感熱性光学被膜31の特
性データを制御部10のRAMあるいはROMに、例え
ば、テーブル形式で記憶させることで、上記同様に、検
知センサ32の検出結果と特性データに基づいて、ビー
ムピッチ補正部20、主走査方向ビーム径補正部21及
び副走査方向ビーム径補正部22の駆動を制御して、レ
ーザビームの感光体11上でのピッチ調整及びビーム径
調整を行うことができる。
【0085】このように、本実施の形態のマルチビーム
光書込装置30は、温度検出手段を、走査レンズ6に配
設され当該走査レンズ6を通過するレーザビームが照射
されてその反射光量または透過光量が環境温度に応じて
変化する感熱性光学被膜31と、当該感熱性光学皮膜3
1で反射された反射光あるいは透過した透過光を受光す
る検知センサ32と、を有したものとしている。
【0086】したがって、マルチビーム光書込装置30
のレーザビームの特性の補正をより一層高精度に行うこ
とができ、高品質な画像形成を行うことができるととも
に、エネルギー消費量を削減しつつ、部品点数を削減し
て信頼性を向上させることができる。
【0087】また、本実施の形態においては、走査レン
ズ6に感熱性光学皮膜31を取り付けて走査レンズ6の
温度による光強度の変化を検出しているが、走査レンズ
5に感熱性光学皮膜31を取り付けてもよいし、走査レ
ンズ5と走査レンズ6の両方に取り付けて検出するよう
にしてもよい。
【0088】さらに、上記検知センサ32は、主走査方
向の同期検知を行う検出センサ9を兼用してもよい。
【0089】このようにすると、マルチビーム光書込装
置30のレーザビームの特性の補正をより一層高精度に
行うことができ、高品質な画像形成を行うことができる
とともに、エネルギー消費量を削減しつつ、より一層部
品点数を削減して、マルチビーム光書込装置30を安価
で、信頼性の良好なものとすることができる。
【0090】また、上記各実施の形態においては、ビー
ム出射・補正機構部2のレーザ光源として、4チャンネ
ルLDアレイ23aを用いているが、レーザ光源として
は、これに限るものではなく、例えば、図9に示すよう
に、副走査方向に4つの発光点40a〜40dが配列さ
れた4ビームの半導体レーザアレイ41を用い、カップ
リングレンズ42及びアパーチャ43を通してレーザビ
ームを出射するもの、図10に示すように、2つの1ビ
ーム半導体レーザ44a、44bから出射されるレーザ
ビームをカップリングレンズ45a、45b、アパーチ
ャ46a、46b及び合成プリズム47a、47bで合
成して出射するもの、図11に示すように、2つの1ビ
ーム半導体レーザ48a、48bと1ビーム半導体レー
ザ49a、49b及びカップリングレンズ50a、50
bとカップリングレンズ51a、51bを組み合わせた
光源部52からのレーザビームを合成プリズム53で合
成して出射するもの、あるいは、図12に示すように、
4ビームの半導体レーザアレイ54を主走査方向に対し
て所定角度θだけ傾斜させてカップリングレンズ55を
通して出射するもの等であっても同様に適用することが
できる。
【0091】また、上記各実施の形態においては、ビー
ム出射・補正機構部2から4つのレーザビームを出射さ
せているが、レーザビームの数は、4つに限るものでは
ない。
【0092】さらに、上記各実施の形態においては、レ
ンズを用いたマルチビーム光書込装置1、30を例に上
げて説明をしたが、ミラーを用いた光書込装置において
も同様に適用することができる。
【0093】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0094】
【発明の効果】請求項1記載の発明の光書込装置によれ
ば、レーザ光源と光学素子を有する光源ユニットから出
射されるレーザビームを第1の光学系の光学素子を用い
て偏向器に導入させて、偏向器で当該レーザビームを主
走査方向に偏向走査させ、偏向器で走査されたレーザビ
ームを第2の光学系で走査面に対して走査線として結像
させるに際して、第2の光学系の近傍に配設され環境温
度を検出する温度検出手段の検出した環境温度に基づい
て、駆動手段を駆動させて、第1の光学系の光学素子を
保持する保持部材をレーザビームの光軸方向に移動させ
て、当該保持部材の保持する光学素子のレーザビームの
光軸方向での位置制御を行うので、温度変動に最も影響
を与える第2の光学系近傍の環境温度によって、環境温
度で変動する3つの要素(主走査ビームスポット径、副
走査ビームスポット径、ビームピッチ)を補正すること
ができ、レーザビームの特性の劣化を防止して、高品質
な画像形成を行うことができる。
【0095】請求項2記載の発明の光書込装置によれ
ば、光源ユニットのレーザ光源を、複数のレーザビーム
を出射するものとし、第1の光学系を、当該複数のレー
ザビームを偏向器に導入させるものとしているので、複
数の走査線を用いて同時に書き込みを行って、書き込み
速度を高速化するマルチビーム書込光学系の第2の光学
系近傍の環境温度によって、環境温度で変動する3つの
要素(主走査ビームスポット径、副走査ビームスポット
径、ビームピッチ)を補正することができるとともに、
複数の走査線の間隔(ビームピッチ)の温度変動に関し
ても補正を行うことができ、温度変動による画像の劣化
を防止して、高品質な画像形成を高速に行うことができ
る。
【0096】請求項3記載の発明の光書込装置によれ
ば、温度検出手段を、温度変化を電気的な特性変化とし
て検出するセンサとしているので、簡易な構成で環境温
度を検出することができ、書込光学系のレーザビームの
特性の補正を高精度に行って、高品質な画像形成を安価
に行うことができる。
【0097】請求項4記載の発明の光書込装置によれ
ば、温度検出手段を、第2の光学系に配設され当該第2
の光学系を通過するレーザビームが照射されてその反射
光量が環境温度に応じて変化する感熱性光学被膜と、当
該感熱性光学皮膜で反射された反射光を受光する光セン
サと、を有したものとしているので、書込光学系のレー
ザビームの特性の補正をより一層高精度に行うことがで
き、高品質な画像形成を行うことができるとともに、エ
ネルギー消費量を削減しつつ、部品点数を削減して信頼
性を向上させることができる。
【0098】請求項5記載の発明の光書込装置によれ
ば、温度検出手段を、第2の光学系に配設され当該第2
の光学系を通過するレーザビームが照射されてその透過
光量が環境温度に応じて変化する感熱性光学被膜と、当
該感熱性光学皮膜を透過した透過光を受光する光センサ
と、を有したものとしているので、書込光学系のレーザ
ビームの特性の補正をより一層高精度に行うことがで
き、高品質な画像形成を行うことができるとともに、エ
ネルギー消費量を削減しつつ、部品点数を削減して信頼
性を向上させることができる。
【0099】請求項6記載の発明の光書込装置によれ
ば、光センサを、レーザビームの書込走査を行う際の主
走査方向の同期検知用のレーザビームを検知する同期検
知センサと兼用しているので、書込光学系のレーザビー
ムの特性の補正をより一層高精度に行うことができ、高
品質な画像形成を行うことができるとともに、エネルギ
ー消費量を削減しつつ、より一層部品点数を削減して、
光書込装置を安価で、信頼性の良好なものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光書込装置の第1の実施の形態を適用
したマルチビーム光書込装置の概略斜視図。
【図2】図1のマルチビーム光書込装置のビーム出射・
補正部を拡大した平面図。
【図3】図1の走査レンズの温度変化による感光体上へ
の像面位置変化とピッチ変化の関係を示す図。
【図4】図1の走査レンズの温度変化に応じてビームピ
ッチ補正部、主走査方向ビーム径補正部及び副走査方向
ビーム径補正部を駆動させて、LDユニット、シリンダ
ーレンズ、シリンドリカルレンズをレーザビームの光軸
方向に移動させた際の光軸方向の駆動位置と像面位置変
動及びピッチ変動の関係を示す図。
【図5】図1の走査レンズの温度変化に基づくビームピ
ッチ補正、主走査方向ビーム径及び副走査方向ビーム径
補正制御処理を示すフローチャート。
【図6】本発明の光書込装置の第2の実施の形態を適用
したマルチビーム光書込装置の概略斜視図。
【図7】図6の走査レンズに取り付けられた感熱性光学
皮膜の温度と光の透過及び反射のそれぞれの光強度との
関係を示す図。
【図8】図6のマルチビーム光書込装置の走査レンズに
取り付けられた感熱性光学皮膜の透過光を検出する場合
の概略斜視図。
【図9】マルチビームを出射する光源の他の例を示す斜
視図。
【図10】マルチビームを出射する光源の他の例を示す
斜視図。
【図11】マルチビームを出射する光源の他の例を示す
斜視図。
【図12】マルチビームを出射する光源の他の例を示す
斜視図。
【図13】従来の副走査方向の並んだ4チャンネルLD
アレーによる4ビームの場合のシリンドリカルレンズの
移動による温度変化に対する補正例を示す図。
【図14】図13の4ビームの主光線のシリンドリカル
レンズの通り方を示す図。
【符号の説明】
1 マルチビーム光書込装置 2 ビーム出射・補正機構部 3 ミラー 4 ポリゴンミラー 5、6 走査レンズ 7 ミラー 8 検出ミラー 9 検知センサ 10 制御部 11 感光体 12、13 温度センサ 20 ビームピッチ補正部 21 主走査方向ビーム径補正部 21a シリンダーレンズ 21b 駆動部 21c キャリッジ 21d モータ 21e 送りネジ 21f ナット 22 副走査方向ビーム径補正部 22a シリンドリカルレンズ 22b 駆動部 22c キャリッジ 22d モータ 22e 送りネジ 22f ナット 23 LDユニット 23a 4チャンネルLDアレイ 23b アパーチャ 23c コリメートレンズ 23d キャリッジ 24 アクチュエータ 24a ガイドレール 24b モータ 24c 送りネジ 24d ナット 30 マルチビーム光書込装置 31 感熱性光学皮膜 32 検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA46 AA48 BA58 BA61 BA71 BA84 BA86 BB30 BB32 BB34 DA03 2H045 AA01 BA22 BA33 CA88 CB22 CB65 DA02 5C072 AA03 BA12 BA17 HA02 HA06 HA08 HA13 HB08 HB13 XA01 XA05 5C074 AA10 BB03 CC22 DD15 EE02 EE03 EE06 GG03 GG04 GG09 HH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源と光学素子を有する光源ユニッ
    トと、前記光源ユニットから出射されるレーザビームを
    光学素子を用いて偏向器に導入させる第1の光学系と、
    前記第1の光学系により導入されるレーザビームを主走
    査方向に偏向走査させる偏光器と、前記偏向器で走査さ
    れたレーザビームを走査面に対して走査線として結像さ
    せる第2の光学系と、を備えた光書込装置において、前
    記第1の光学系の前記光学素子を保持する保持部材と、
    前記保持部材を前記レーザビームの光軸方向に移動させ
    る移動手段と、前記第2の光学系の近傍に配設され環境
    温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検
    出した環境温度に基づいて前記移動手段を駆動させて、
    前記保持部材の保持する前記光学素子の前記レーザビー
    ムの光軸方向での位置制御を行う制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする光記録装置。
  2. 【請求項2】前記光源ユニットの前記レーザ光源は、複
    数のレーザビームを出射し、前記第1の光学系は、当該
    複数のレーザビームを前記偏向器に導入させることを特
    徴とする請求項1記載の光書込装置。
  3. 【請求項3】前記温度検出手段は、前記温度変化を電気
    的な特性変化として検出するセンサであることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の光書込装置。
  4. 【請求項4】前記温度検出手段は、前記第2の光学系に
    配設され当該第2の光学系を通過する前記レーザビーム
    が照射されてその反射光量が前記環境温度に応じて変化
    する感熱性光学被膜と、当該感熱性光学皮膜で反射され
    た反射光を受光する光センサと、を有していることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の光書込装置。
  5. 【請求項5】前記温度検出手段は、前記第2の光学系に
    配設され当該第2の光学系を通過する前記レーザビーム
    が照射されてその透過光量が前記環境温度に応じて変化
    する感熱性光学被膜と、当該感熱性光学皮膜を透過した
    透過光を受光する光センサと、を有していることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の光書込装置。
  6. 【請求項6】前記光センサは、レーザビームの書込走査
    を行う際の主走査方向の同期検知用の前記レーザビーム
    を検知する同期検知センサを兼用したものであることを
    特徴とする請求項4または請求項5記載の光書込装置。
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