JP2002055181A - 時計同期回路 - Google Patents

時計同期回路

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JP2002055181A
JP2002055181A JP2000241607A JP2000241607A JP2002055181A JP 2002055181 A JP2002055181 A JP 2002055181A JP 2000241607 A JP2000241607 A JP 2000241607A JP 2000241607 A JP2000241607 A JP 2000241607A JP 2002055181 A JP2002055181 A JP 2002055181A
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Yoji Yamada
洋治 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定時刻でのデータのサンプリングや負荷の
制御などのためにそれぞれ搭載される時計回路15を同
期させ、複数の監視制御装置11,12,13間で連係
を行わせるための時計同期回路16において、何れの時
計回路15の接続/離脱に拘わりなく、簡単な構成で各
時計回路15間の同期を得るようにする。 【解決手段】 各時計同期回路16間を相互に接続する
伝送路14にそれぞれ計時の基準となるクロック信号の
立上がりまたは立下がりの基準タイミングでパルス発生
回路17がパルスを発生し、レシーバ19で受信された
他の時計同期回路16から出力されたパルスと自回路か
ら出力したパルスの進みまたは遅れに対応して、位相制
御回路20が時計回路15のクロック信号の位相を制御
する。したがって、各時計回路15間には、マスターお
よびスレーブの関係がなくなり、簡単な構成で接続され
ている時計回路15間の同期を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視制御装置等の
相互に時計が同期している必要のある装置に関して設け
られ、複数の時計回路間で相互に同期を行わせる時計同
期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】前記監視制御装置では、所定時刻にデー
タをサンプリングしたり、負荷を制御をしたりするため
に、それぞれ時計回路が搭載されている。そして、複数
の監視制御装置間で連係を行わせるためには、相互に時
計を同期させる必要がある。このため、典型的な従来技
術では、図7で示すように、マスターの監視制御装置1
内に組込まれた時計回路2での計時データを、定期的
に、伝送制御回路3によって所定のプロトコルでLAN
(ローカルエリアネットワーク)4に伝送し、前記LA
N4に接続されたスレーブの監視制御装置5,6では、
伝送制御回路7が前記計時データを復元し、内蔵の時計
回路8の計時データを修正するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
では、計時データを伝送するために、データの伝送路で
ある前記LAN4が必要であるとともに、その伝送路に
適したプロトコルの伝送制御回路3,7が必要であり、
計時データを伝送するための構成および制御が複雑であ
るという問題がある。また、マスターの時計回路2が停
止すると、スレーブの時計回路8は自走となり、該スレ
ーブの時計回路8間で同期が取れなくなってしまうとい
う問題がある。さらにまた、監視制御装置を追加する度
に、マスターの伝送制御回路3の伝送プログラムを変更
しなければならないという問題もある。
【0004】なお、電源周期に同期させると、各時計回
路2,8間の同期を得ることができるけれども、停電に
よって同期が乱れる可能性があり、現実的ではない。
【0005】本発明の目的は、何れの時計回路の接続/
離脱に拘わりなく、簡単な構成で、各時計回路間の同期
を得ることができる時計同期回路を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の時計同期回路
は、複数の時計回路間で相互に同期を行わせる時計同期
回路であって、各時計同期回路間を相互に接続する伝送
路と、接続された時計回路から、計時の基準となるクロ
ック信号の立上がりまたは立下がりの基準タイミングで
パルスを発生し、前記伝送路に出力するパルス発生回路
と、前記伝送路に他の時計同期回路から出力されたパル
スを受信し、そのパルスに対する自回路から出力したパ
ルスの進みまたは遅れに対応して、前記接続された時計
回路のクロック信号の位相を制御する位相制御回路とを
含むことを特徴とする。
【0007】上記の構成によれば、各装置に組込まれて
いる時計回路には、それぞれ本発明の時計同期回路が接
続され、該時計同期回路は各時計回路のクロック信号間
の位相を調整することで、計時される時刻を相互に一致
させる。すなわち、パルス発生回路は、計時の基準とな
るクロックまたはそれを分周して得られたクロック信号
の立上がりまたは立下がりの基準タイミングでパルスを
発生し、各時計同期回路間を相互に接続する伝送路に出
力する。したがって、前記伝送路には、各時計同期回路
から、OR条件でパルスが出力される。
【0008】このパルスは、位相制御回路で受信され、
自回路から出力したパルスが他の時計同期回路から出力
されたパルスと位相が一致するように、前記時計回路の
クロック信号の位相が、進みまたは遅れ制御され、こう
して時間経過に伴って、各時計同期回路間から出力され
るパルス、すなわち各時計回路のクロック信号の位相が
一致してゆく。
【0009】したがって、各時計回路間には、マスター
およびスレーブの関係がなく、何れの時計回路の接続/
離脱および何台が接続されているかに拘わりなく、接続
されている時計回路間の同期を得ることができる。ま
た、伝送路はパルスを伝送するだけであるので、簡単な
信号線で、また専用のプロトコル等の伝送に複雑な構成
が必要とならず、クロック信号の立上がりまたは立下が
りの基準タイミングでパルスを発生するパルス発生回路
と、パルス間の位相差に対応して時計回路のクロック信
号の位相を制御する位相制御回路との簡単な構成で実現
することができる。
【0010】また、本発明の時計同期回路では、前記位
相制御回路は、前記基準タイミングを中心として予め定
める期間の基準ウィンドウおよびその前後の予め定める
期間の隣接ウィンドウを設定するタイミング生成回路
と、前記各ウィンドウ内で受信されたパルスをカウント
するカウンタと、前記カウンタでのカウント値が最も多
いウィンドウが、前記基準ウィンドウであるときには動
作を休止し、前記隣接ウィンドウであるときにはそのウ
ィンドウに前記自回路から出力するパルスが近付いて行
くように、前記接続された時計回路のクロック信号の位
相を進みまたは遅れさせる位相調整回路とを備えて構成
されることを特徴とする。
【0011】上記の構成によれば、各ウィンドウ間の多
数決で、各時計回路の位相を進めるべきか、または遅れ
させるべきかが判定されるので、同期動作の開始直後
や、多数連動させる場合などでも、速やかに同期させる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図4に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0013】図1は、本発明の実施の一形態の同期シス
テムの概略的構成を示すブロック図である。この図1の
例では、複数の監視制御装置11,12,13が、一対
の信号線14によって相互に接続されて、時計の同期が
取られている。監視制御装置11内には、図示しない各
種の制御回路や、そのための制御データの入出力回路お
よびマンマシンインタフェイス等を備えて構成されてお
り、制御の基準となる時刻を計時する時計回路15が組
込まれている。本発明では、この時計回路15に関連し
て、各監視制御装置11,12,13間で同期を取らせ
る時計同期回路16が設けられている。監視制御装置1
2,13には、監視制御装置11と同様の時計回路15
および時計同期回路16が設けられているけれども、図
面の簡略化のために省略している。
【0014】時計同期回路16は、時計回路15から、
その計時の基準となるクロックまたはそれを分周して得
られたクロック信号BCLKが入力され、該クロック信
号BCLKの立上がりの基準タイミングでパルスSDを
発生するパルス発生回路17と、そのパルスSDを前記
信号線14に出力するドライバ回路18と、信号線14
からのパルスRDを受信するレシーバ19と、レシーバ
19で受信されたパルスRDに対するパルス発生回路1
7からのパルスSDの進みまたは遅れに対応して時計回
路15のクロック信号の位相を制御する位相制御回路2
0とを備えて構成されている。
【0015】図2は、前記パルス発生回路17および位
相制御回路20の具体的構成を示すブロック図である。
パルス発生回路17は、前記クロック信号BCLKを1
/2および1/4分周する分周回路21と、前記クロッ
ク信号BCLKの立上がりの基準タイミングで、かつ4
周期毎に、前記パルスSDを発生するワンショット回路
22とを備えて構成される。前記ドライバ回路18は、
ハイレベルの前記パルスSDがベースに与えられ、エミ
ッタが接地され、コレクタが前記信号線14に接続され
たNPNトランジスタから構成される。したがって、ド
ライバ回路18から信号線14に出力されるパルスRD
は、ローレベルとなる。
【0016】一方、位相制御回路20は、前記4周期毎
のクロック信号BCLKの立上がりの基準タイミングを
中心として、該クロック信号BCLKの1周期期間、す
なわち前の立下がりタイミングから次の立下がりタイミ
ングまでの期間を基準ウィンドウW0として設定し、前
記基準ウィンドウW0の前後のクロック信号BCLKの
1周期期間を隣接ウィンドウW1,W2として設定し、
基準ウィンドウW0の後の隣接ウィンドウW2が終了す
るとリセット信号CLRを出力するタイミング生成回路
23と、前記ウィンドウW0,W1,W2の期間、前記
パルスRDをそれぞれカウントするカウンタ24,2
5,26と、各カウンタ24,25,26それぞれのカ
ウント値C0,C1,C2に応答して、前記時計回路1
5のクロック信号BCLKの位相を進みまたは遅れさせ
る位相調整回路27とを備えて構成される。
【0017】図3および図4は、上述のように構成され
る時計同期回路16の動作を説明するための波形図であ
る。図3(a)および図4(a)で示すクロック信号B
CLKに応答して、パルス発生回路17は、該クロック
信号BCLKの4周期毎の立上がりを基準タイミングと
して、図3(c)および図4(c)において参照符P1
で示すようにパルスSDを発生する。これによって、ド
ライバ回路18は、信号線14に、図3(d)および図
4(d)において参照符P11で示すようにローレベル
のパルスRDを出力する。
【0018】一方、位相制御回路20のタイミング生成
回路23は、前記クロック信号BCLKならびにその1
/2分周信号および1/4分周信号を用いて、図3
(b)および図4(b)で示すようにウィンドウW0,
W1,W2を設定する。レシーバ19で受信されたパル
スRDが総て前記基準ウィンドウW0内であるとき、お
よび隣接ウィンドウW1,W2内のパルス数C1,C2
よりも基準ウィンドウW0内のパルス数C0が大きい場
合には、位相調整回路27は、前記時計回路15へ進み
または遅れを表す信号を出力することはない。
【0019】これに対して、隣接ウィンドウW1内のパ
ルス数C1が隣接ウィンドウW2内のパルス数C2より
も大きく、かつ基準ウィンドウW0内のパルス数C0以
上である場合には、位相調整回路27は、前記時計回路
15へ、図3(e)で示す進みを表す信号は出力せず、
図3(f)で示すように遅れを表す信号を出力する(図
3では、図面の簡略化のために、図3(d)において参
照符P12で示す隣接ウィンドウW1内のパルス1個の
みを示し、隣接ウィンドウW2内のパルスは0としてい
る)。これに応答して、時計回路15のクロック信号B
CLKの周期T1が、図3(a)において破線から実線
で示すように短縮され、進み制御が行われる。短縮され
る割合は、たとえば、通常の周期T0に対して、T1=
0.999×T0である。
【0020】これによって、パルスSDも図3(c)に
おいて参照符P1aで示すように出力されるべきとこ
ろ、参照符P1bで示すように0.001×T0だけ速
く出力される。したがって、図3(d)において参照符
P11bで示す前記パルスSDによるパルスRDは、参
照符P12aで示す他の時計同期回路からのパルスRD
に近付いて行くことになる。
【0021】一方、隣接ウィンドウW2内のパルス数C
2が隣接ウィンドウW1内のパルス数C1よりも大き
く、かつ基準ウィンドウW0内のパルス数C0以上であ
る場合には、位相調整回路27は、前記時計回路15
へ、図4(f)で示す遅れを表す信号は出力せず、図4
(e)で示すように進みを表す信号を出力する(図4で
は、前記図3と同様に、図4(d)において参照符P1
3で示す隣接ウィンドウW2内のパルス1個のみを示
し、隣接ウィンドウW1内のパルスは0としている)。
これに応答して、時計回路15のクロック信号BCLK
の周期T2が、図4(a)において破線から実線で示す
ように伸長され、遅れ制御が行われる。伸長される割合
は、たとえば、通常の周期T0に対して、T2=1.0
01×T0である。
【0022】これによって、パルスSDも図4(c)に
おいて参照符P1aで示すように出力されるべきとこ
ろ、参照符P1cで示すように0.001×T0だけ遅
く出力される。したがって、図4(d)において参照符
P11cで示す前記パルスSDによるパルスRDは、参
照符P13aで示す他の時計同期回路からのパルスRD
に近付いて行くことになる。
【0023】すなわち、各カウンタ24,25,26の
カウント値C0,C1,C2に対して、位相調整回路2
7による時計回路15の制御は、表1で示すようにな
る。
【0024】
【表1】
【0025】なお、何れのウィンドウW0,W1,W2
にも他装置のパルスが検出されないとき、すなわちウィ
ンドウW4にパルスが存在するときには、時計回路15
は自走となるけれども、或る程度時間が経過すれば何れ
かの隣接ウィンドウW1,W2にパルスが検出されるこ
とになり、上述の動作に移る。
【0026】このように本発明に従う時計同期回路16
では、各時計同期回路16間を接続する信号線14にO
R条件でパルスRDを出力し、自回路から出力したパル
スRDが他の時計同期回路16から出力されたパルスR
Dと位相が一致するように、対応する時計回路15のク
ロック信号BCLKの位相を進みまたは遅れ制御するの
で、各時計回路15間には、マスターおよびスレーブの
関係がなく、何れの時計回路15の接続/離脱および何
台が接続されているかに拘わりなく、接続されている時
計回路15間の同期を得ることができる。
【0027】また、信号線14はパルスRDを伝送する
だけであるので、簡単な信号線で実現することができ
る、たとえば同じ機械室内に設置される監視制御装置1
1,12,13間に配設されている一対の予備の信号等
を使用することができる。さらにまた、専用のプロトコ
ル等の伝送に複雑な構成が必要とならず、クロック信号
の立上がりまたは立下がりの基準タイミングでパルスを
発生するパルス発生回路と、パルス間の位相差に対応し
て時計回路のクロック信号の位相を制御する位相制御回
路との簡単な構成で実現することができる。
【0028】また、基準タイミングを中心として予め定
める期間の基準ウィンドウW0およびその前後の予め定
める期間の隣接ウィンドウW1,W2を設定し、各ウィ
ンドウW0,W1,W2内で受信されたパルスRDのカ
ウント値C0,C1,C2が最も多いウィンドウが、前
記基準ウィンドウW0であるときには動作を休止し、前
記隣接ウィンドウW1,W2であるときにはそのウィン
ドウW1,W2に自回路から出力するパルスRDが近付
いて行くように、すなわち各ウィンドウW0,W1,W
2間の多数決で、各時計回路の位相を進めるべきか、ま
たは遅れさせるべきかを判定するので、同期動作の開始
直後や、多数連動させる場合などでも、速やかに同期さ
せることができる。
【0029】本発明の実施の他の形態について、図5に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0030】図5は、本発明の実施の他の形態の同期シ
ステムの概略的構成を示すブロック図である。このシス
テムは前述の図1で示すシステムに類似し、対応する部
分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
このシステムでは、複数の監視制御装置11a,12
a,13aが、ループ状の光ファイバ31によって相互
に接続されて、時計の同期が取られている。このため、
時計同期回路16aには、前記ドライバ回路18および
レシーバ19にそれぞれ代えて、光出力回路32および
光受信回路33が設けられている。
【0031】前記光出力回路32からの光パルスは結合
器34を介して光ファイバ31へ出力され、光ファイバ
31からの光パルスは分光器35を介して前記光受信回
路33へ導入される。このように構成することによっ
て、光パルスで各監視制御装置11a,12a,13a
間の同期を取ることができる。
【0032】本発明の実施のさらに他の形態について、
図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0033】図6は、本発明の実施のさらに他の形態の
同期システムの概略的構成を示すブロック図である。こ
のシステムは前述の図1で示すシステムに類似し、対応
する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略
する。このシステムでは、複数の監視制御装置11b,
12b,13bが、無線通信によって相互に接続され
て、時計の同期が取られている。このため、時計同期回
路16bには、前記ドライバ回路18およびレシーバ1
9にそれぞれ代えて、無線出力回路41および無線受信
回路42が設けられている。
【0034】
【発明の効果】本発明の時計同期回路は、以上のよう
に、複数の時計回路間で相互に同期を行わせる時計同期
回路であって、計時の基準となるクロック信号の立上が
りまたは立下がりの基準タイミングで伝送路にパルスを
出力するようにし、自回路から出力したパルスが他の時
計同期回路から出力されたパルスと位相が一致するよう
に、前記時計回路のクロック信号の位相を進みまたは遅
れ制御する。
【0035】それゆえ、各時計回路間には、マスターお
よびスレーブの関係がなくなり、何れの時計回路の接続
/離脱および何台が接続されているかに拘わりなく、接
続されている時計回路間の同期を得ることができる。ま
た、伝送路はパルスを伝送するだけであるので、簡単な
信号線で、また専用のプロトコル等の伝送に複雑な構成
も必要とならず、クロック信号の立上がりまたは立下が
りの基準タイミングでパルスを発生するパルス発生回路
と、パルス間の位相差に対応して時計回路のクロック信
号の位相を制御する位相制御回路との簡単な構成で実現
することができる。
【0036】また、本発明の時計同期回路は、以上のよ
うに、位相制御回路を、前記基準タイミングを中心とし
て予め定める期間の基準ウィンドウおよびその前後の予
め定める期間の隣接ウィンドウを設定するタイミング生
成回路と、前記各ウィンドウ内で受信されたパルスをカ
ウントするカウンタと、前記カウンタでのカウント値が
最も多いウィンドウが、前記基準ウィンドウであるとき
には動作を休止し、前記隣接ウィンドウであるときには
そのウィンドウに前記自回路から出力するパルスが近付
いて行くように、前記接続された時計回路のクロック信
号の位相を進みまたは遅れさせる位相調整回路とを備え
て構成し、各ウィンドウ間の多数決で、各時計回路の位
相を進めるべきか、または遅れさせるべきかを判定す
る。
【0037】それゆえ、同期動作の開始直後や、多数連
動させる場合などでも、速やかに同期させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の同期システムの概略的
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の同期システムにおけるパルス発生回路お
よび位相制御回路の具体的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2で示す時計同期回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図4】図2で示す時計同期回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図5】本発明の実施の他の形態の同期システムの概略
的構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態の同期システム
の概略的構成を示すブロック図である。
【図7】典型的な従来技術の同期システムの概略的構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,12,13 監視制御装置 11a,12a,13a 監視制御装置 11b,12b,13b 監視制御装置 14 信号線(伝送路) 15 時計回路 16,16a,16b 時計同期回路 17 パルス発生回路 18 ドライバ回路 19 レシーバ 20 位相制御回路 21 分周回路 22 ワンショット回路 23 タイミング生成回路 24,25,26 カウンタ 27 位相調整回路 31 光ファイバ(伝送路) 32 光出力回路 33 光受信回路 34 結合器 35 分光器 41 無線出力回路 42 無線受信回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の時計回路間で相互に同期を行わせる
    時計同期回路であって、 各時計同期回路間を相互に接続する伝送路と、 接続された時計回路から、計時の基準となるクロック信
    号の立上がりまたは立下がりの基準タイミングでパルス
    を発生し、前記伝送路に出力するパルス発生回路と、 前記伝送路に他の時計同期回路から出力されたパルスを
    受信し、そのパルスに対する自回路から出力したパルス
    の進みまたは遅れに対応して、前記接続された時計回路
    のクロック信号の位相を制御する位相制御回路とを含む
    ことを特徴とする時計同期回路。
  2. 【請求項2】前記位相制御回路は、 前記基準タイミングを中心として予め定める期間の基準
    ウィンドウおよびその前後の予め定める期間の隣接ウィ
    ンドウを設定するタイミング生成回路と、 前記各ウィンドウ内で受信されたパルスをカウントする
    カウンタと、 前記カウンタでのカウント値が最も多いウィンドウが、
    前記基準ウィンドウであるときには動作を休止し、前記
    隣接ウィンドウであるときにはそのウィンドウに前記自
    回路から出力するパルスが近付いて行くように、前記接
    続された時計回路のクロック信号の位相を進みまたは遅
    れさせる位相調整回路とを備えて構成されることを特徴
    とする請求項1記載の時計同期回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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